JPS6152834B2 - - Google Patents
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- JPS6152834B2 JPS6152834B2 JP55077598A JP7759880A JPS6152834B2 JP S6152834 B2 JPS6152834 B2 JP S6152834B2 JP 55077598 A JP55077598 A JP 55077598A JP 7759880 A JP7759880 A JP 7759880A JP S6152834 B2 JPS6152834 B2 JP S6152834B2
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- compounds
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- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D471/10—Spiro-condensed systems
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/02—Drugs for disorders of the nervous system for peripheral neuropathies
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P27/00—Drugs for disorders of the senses
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/08—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
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Description
本発明は、薬剤化学および/または化学療法の
分野の人々に主に興味を抱かせる、新規で有用な
ヒダントイン誘導体に関するものである。さらに
詳しくは、本発明は、新規な一連のテトラヒドロ
キノリンを誘導されたスピロ−ヒダントイン化合
物に関するもので、これらの化合物は、糖尿病か
らおこつてくる特定の慢性合併症(例えば、糖尿
病性の白内障、網膜症および神経病)を効果的に
抑制する能力という点において、殊に有用である
本発明はまた、この観点において、新規な治療用
組成物を包含するものである。 過去において、新規でより優れた経口抗糖尿病
剤を得るために、有機薬化学の分野の数多くの研
究者によつて、種々の試みがなされてきた。これ
らの努力は大部分、これまで新規で、手に入らな
い種々の有機化合物の合成および試験を包含する
ものであつたが、それは、特にスルホニル尿素の
領域において、それらが経口投与された時十分に
高い度合いまで血糖(すなわちグルコース)の値
を下げる能力を決定する試みであつた。しかしな
がら、より新しくかつさらに効果的な抗糖尿病剤
の研究においては、他の有機化合物が、糖尿病性
の白内障、神経病および網膜症のような特定の慢
性の糖尿病合併症を妨げあるいは阻止するという
効果に関してはほとんど知られていない。それに
もかかわらず、ケイ、セスタン(K.Sestanj)等
は米国特許第3821383号中に、1・3−ジオキソ
−1H−ベンツ〔d・e〕−イソキノリン−2
(3H)−酢酸およびそのいくつかの密接に関連し
た誘導体のようなある種のアルドース還元酵素阻
害剤は、たとえそれ自体が血糖低下性を有するこ
とが知られていなくても、これらの目的に対して
は有用であるということを発表している。これら
の特定のアルドース還元酵素阻害剤はすべて、ア
ルドース還元酵素の活性を阻害することにより作
用するのであるが、このアルドース還元酵素はア
ルドース類(グルコースおよびガラクトースのよ
うな)が人体内で相当する多価アルコール類(ソ
ルビトールおよびガラクチトールのような)に還
元される際の触媒として主に作用するのである。
このようにして、ガラクトース血症患者の水晶体
中のガラクチトールの望ましくない蓄積および多
くの糖尿病患者の水晶体、網膜、末梢神経系およ
び腎臓でのソルビトールの望ましくない蓄積は、
それにより、場合によつては妨げられあるいは減
少させられる。。結論として、これらの化合物
は、眼の症状を含むある種の慢性の糖尿病合併症
を抑制するためにアルドース還元酵素阻害剤とし
て明らかに価値がある。なぜなら、眼の水晶体内
に多価アルコール類が存在することにより、水晶
体の透明度が失われるとともに白内障が生ずると
いうことは、しばしばおこることであるからであ
る。 本発明に従えば、むしろ驚くべきことは種々の
新規なテトラヒドロキノリン スピロ−ヒダント
イン化合物は、糖尿病の被検者におこるある種の
慢性合併症の抑制のために、アルドース還元酵素
阻害剤として治療に用いられた場合に非常に有用
であることがわかつた。さらに詳細には:本発明
の新規な化合物はすべて、式:
分野の人々に主に興味を抱かせる、新規で有用な
ヒダントイン誘導体に関するものである。さらに
詳しくは、本発明は、新規な一連のテトラヒドロ
キノリンを誘導されたスピロ−ヒダントイン化合
物に関するもので、これらの化合物は、糖尿病か
らおこつてくる特定の慢性合併症(例えば、糖尿
病性の白内障、網膜症および神経病)を効果的に
抑制する能力という点において、殊に有用である
本発明はまた、この観点において、新規な治療用
組成物を包含するものである。 過去において、新規でより優れた経口抗糖尿病
剤を得るために、有機薬化学の分野の数多くの研
究者によつて、種々の試みがなされてきた。これ
らの努力は大部分、これまで新規で、手に入らな
い種々の有機化合物の合成および試験を包含する
ものであつたが、それは、特にスルホニル尿素の
領域において、それらが経口投与された時十分に
高い度合いまで血糖(すなわちグルコース)の値
を下げる能力を決定する試みであつた。しかしな
がら、より新しくかつさらに効果的な抗糖尿病剤
の研究においては、他の有機化合物が、糖尿病性
の白内障、神経病および網膜症のような特定の慢
性の糖尿病合併症を妨げあるいは阻止するという
効果に関してはほとんど知られていない。それに
もかかわらず、ケイ、セスタン(K.Sestanj)等
は米国特許第3821383号中に、1・3−ジオキソ
−1H−ベンツ〔d・e〕−イソキノリン−2
(3H)−酢酸およびそのいくつかの密接に関連し
た誘導体のようなある種のアルドース還元酵素阻
害剤は、たとえそれ自体が血糖低下性を有するこ
とが知られていなくても、これらの目的に対して
は有用であるということを発表している。これら
の特定のアルドース還元酵素阻害剤はすべて、ア
ルドース還元酵素の活性を阻害することにより作
用するのであるが、このアルドース還元酵素はア
ルドース類(グルコースおよびガラクトースのよ
うな)が人体内で相当する多価アルコール類(ソ
ルビトールおよびガラクチトールのような)に還
元される際の触媒として主に作用するのである。
このようにして、ガラクトース血症患者の水晶体
中のガラクチトールの望ましくない蓄積および多
くの糖尿病患者の水晶体、網膜、末梢神経系およ
び腎臓でのソルビトールの望ましくない蓄積は、
それにより、場合によつては妨げられあるいは減
少させられる。。結論として、これらの化合物
は、眼の症状を含むある種の慢性の糖尿病合併症
を抑制するためにアルドース還元酵素阻害剤とし
て明らかに価値がある。なぜなら、眼の水晶体内
に多価アルコール類が存在することにより、水晶
体の透明度が失われるとともに白内障が生ずると
いうことは、しばしばおこることであるからであ
る。 本発明に従えば、むしろ驚くべきことは種々の
新規なテトラヒドロキノリン スピロ−ヒダント
イン化合物は、糖尿病の被検者におこるある種の
慢性合併症の抑制のために、アルドース還元酵素
阻害剤として治療に用いられた場合に非常に有用
であることがわかつた。さらに詳細には:本発明
の新規な化合物はすべて、式:
【式】および
【式】
であらわされるテトラヒドロキノリンを誘導され
たスピロ−ヒダントイン塩基類およびそれらの製
薬上許容し得る酸付加塩よりなる群から選択され
る。ここでXおよびX1は各々水素またはハロゲ
ンであり、Rは水素または低級アルキル基である
が、但しX1が水素であるときはRは常に水素以
外の基である。)これらの新規化合物はすべて有
力なアルドース還元酵素阻害剤であり、そしてそ
れ故に、多くの糖尿病患者の水晶体および末梢神
経中のソルビトールの蓄積を著しく減少させある
いは抑制さえする能力を有している。 1′−メチル−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ−
スピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリン〕−
2・5−ジオン、6′−クロロ−1′・2′・3′・4′−
テトラヒドロ−スピロ−〔イミダゾリジン−4・
4′−キノリン〕−2・5−ジオン、7′−クロロ−
1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ−スピロ−〔イミダ
ゾリジン−4・4′−キノリン〕−2・5−ジオン
および1′−メチル−1′・2′・3′・4′−テトラヒド
ロ−スピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−ピリド
(2・3−b)ピリジン〕−2・5−ジオンのよう
な、本発明の典型的で好ましい化合物は、各々、
この関係において殊に興味をもたせる。これらの
特別な化合物はすべて、糖尿病患者の水晶体およ
び座骨神経中のソルビトール値およびガラクトー
ス血症患者の水晶体中のガラスチトール値をむし
ろ十分に高い程度までひき下げるのに非常に効果
的であることに加えて、そのアルドース還元酵素
阻害剤としての活性の点で非常に有力である。 本発明の新規な化合物(すなわち、構造式−
の化合物)を製造するために用いられた工程に
従つて、 各々式:
たスピロ−ヒダントイン塩基類およびそれらの製
薬上許容し得る酸付加塩よりなる群から選択され
る。ここでXおよびX1は各々水素またはハロゲ
ンであり、Rは水素または低級アルキル基である
が、但しX1が水素であるときはRは常に水素以
外の基である。)これらの新規化合物はすべて有
力なアルドース還元酵素阻害剤であり、そしてそ
れ故に、多くの糖尿病患者の水晶体および末梢神
経中のソルビトールの蓄積を著しく減少させある
いは抑制さえする能力を有している。 1′−メチル−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ−
スピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリン〕−
2・5−ジオン、6′−クロロ−1′・2′・3′・4′−
テトラヒドロ−スピロ−〔イミダゾリジン−4・
4′−キノリン〕−2・5−ジオン、7′−クロロ−
1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ−スピロ−〔イミダ
ゾリジン−4・4′−キノリン〕−2・5−ジオン
および1′−メチル−1′・2′・3′・4′−テトラヒド
ロ−スピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−ピリド
(2・3−b)ピリジン〕−2・5−ジオンのよう
な、本発明の典型的で好ましい化合物は、各々、
この関係において殊に興味をもたせる。これらの
特別な化合物はすべて、糖尿病患者の水晶体およ
び座骨神経中のソルビトール値およびガラクトー
ス血症患者の水晶体中のガラスチトール値をむし
ろ十分に高い程度までひき下げるのに非常に効果
的であることに加えて、そのアルドース還元酵素
阻害剤としての活性の点で非常に有力である。 本発明の新規な化合物(すなわち、構造式−
の化合物)を製造するために用いられた工程に
従つて、 各々式:
【式】および
【式】
(式中、X、X1およびRは各々先の条件つきで定
義した通りである) で表わされる、相当する2・3−ジヒドロ−4
(1H)−キノリンまたは2・3−ジヒドロ−4
(1H)−ピリド(2・3−b)ピリドンのような
特定のカルボニル環化合物を、アルカリ金属シア
ン化合物(例えばシアン化ナトリウムまたはシア
ン化カリウム)および炭酸アンモニウムで縮合さ
せると、先に示した構造式を有する所望のテトラ
ヒドロキノリンを誘導されたスピロ−ヒダントイ
ン最終生成物が形成される。この特殊な反応は、
通常、反応物と試薬の両方がその中で相互に混和
し得る。反応に不活性な極性の有機溶媒の存在下
で実施される。この関係で使用が好ましい有機溶
媒には、ジオキサンおよびテトラヒドロフランの
ような環状エーテル類、エチレングリコールおよ
びトリメチレングリコールのような低級アルキレ
ングリコール類、メタノール、エタノールおよび
イソプロパノールのような水と混和し得る低級ア
ルカノール類、および、N・N−ジメチル−ホル
ムアミド、N・N−ジエチルホルムアミドおよび
N・N−ジメチルアセトアミドのようなN・N−
ジ(低級アルキル)低級アルカノアミド類等が含
まれる。一般に、この反応は、約50℃から約150
℃の範囲の温度で、約2時間から約4日間処理さ
れる。この反応に用いられる反応物と試薬の量は
ある程度変化させることができるけれども、最大
限の収率をあげるために、出発物質であるカルボ
ニル酸化合物に対してやや過剰モルのアルカリ金
属シアン化物試薬を用いるのが好適である。反応
が完了した後、所望の生成物は、通常の方法で容
易に単離される。例えば、まず反応混合物を水で
希釈し(必要な場合は煮沸する)、生ずる水溶液
を室温まで冷却させ、更に酸で処理して、特殊な
テトラヒドロキノリンを誘導されたスピロ−ヒダ
ントイン化合物を、容易に回収できる塩の形で供
給するという方法である。 本発明のスピロ−ヒダントイン化合物を製造す
るために必要な出発物質は、大部分、公知の化合
物であるか、または公知でなくとも、技術に習熟
した人々が、より容易に手に入る物質から出発し
て、有機化学の一般的な方法に従つて容易に合成
することができるものである。例えば、2・3−
ジヒドロ−1−メチル−4(1H)−キノリン(構
造式の化合物)は、ザ ジヤーナル オブ メ
デイシナル ケミストリー(the Journal of
Medicinal Chemistry)、第8巻、第566ページ
(1965年)に記載された一般的な工程に従つて製
造される公知の化合物であり、一方、2・3−ジ
ヒドロ−4(1H)−ピリド(2・3−b)ピリド
ン(構造式の公知化合物)は、ザ ジヤーナル
オブ メデイシナル ケミストリー(the
Journal of Medicinal Chemistry)、第18巻、第
1038ページ(1975年)に示されたものに類似した
工程によつて製造される。これに反して、6−ク
ロロ−2・3−ジヒドロ−4(1H)−キノリンお
よび7′−クロロ−2・3−ジヒドロ−4(1H)−
キノリン(両者とも構造式の公知化合物であ
る)は各々、ザ ジヤーナル オブ オルガニツ
ク ケミストリー(the Journal of Organic
Chemistry)、第28巻、第1135ページ(1963年)
にはじめて示された一般的な工程に従つて個別的
に製造される。 本発明のテトラヒドロキノリンを誘導されたス
ピロ−ヒダントイン塩基化合物の製薬上許容し得
る酸付加塩は、前述した有機塩基を、薬理学的に
許容し得る陰イオンを有する非毒性酸付加塩を形
成する種々の鉱酸および有機酸で単に処理するこ
とにより製造される。こうした塩は、塩酸塩、臭
酸塩、ヨウ素酸塩、硫酸塩または重硫酸塩、リン
酸塩または酸性リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、マレ
イン酸塩、フマール酸、クエン酸塩、または酸性
クエン酸塩、酒石酸塩または重酒石酸塩、こはく
酸塩、グルコン酸塩、サツカリン酸塩、メタンス
ルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスル
ホン酸塩およびp−トルエンスルホン酸塩のよう
なものである。例えば、塩形成工程は、水性溶媒
中、または、メタノールまたはエタノールのよう
な適当な有機溶媒中で、実質的に等モル量の適当
な酸を用いることにより実施することができる。
溶媒を注意深く蒸発させることによつて、固体の
塩が容易に得られる。 前に示したように、本発明のテトラヒドロキノ
リンを誘導されたスピロ−ヒダントイン化合物は
すべて、それらが糖尿病患者の水晶体のソルビト
ール値を統計的に意味のある程度まで減少させる
能力を有するという観点から、慢性の糖尿病合併
症を抑制するためのアルドース還元酵素阻害剤と
して、治療用の使用に容易に適応させられる。例
えば、本発明の典型的で好ましい物質である6′−
クロロ−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ−スピロ
−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリン〕−2・5
−ジオンは、糖尿病のラツトに各々5.0mg/Kgから
25mg/Kgの範囲の量を経口的に投与した場合、ラ
ツトにおけるソルビトールの形成を終始一貫して
抑制(すなわち、阻害)し、しかも毒性の副作用
の実質的な微候は全く示されないことがわかつ
た。本発明の他の化合物も同様の結果を生じる。
さらに、この明細書中に記載された本発明の化合
物はすべて、当面する目的のために、経口または
非経口の投与経路により投薬することができ、こ
うして投薬された患者には、重大な困つた薬理学
的な副反応は何らひきおこされない。扱われる患
者の体重や状態および選択された個々の投薬経路
によつて必然的に変化させなくてはならないけれ
ども、一般に、これらの化合物は、一日に体重1
Kgあたり約0.25mgから約25mgの範囲の投与量で普
通に投薬される。 本発明のテトラヒドロキノリンを誘導させたス
ピロ−ヒダントイン化合物を糖尿病患者の治療に
使用するにあたつては、これらの化合物は、前述
した投薬経路のどちらかによつて単独でまたは製
薬上許容し得る担体と結合させて投薬することが
できること、およびこのような投薬は1回および
数回の投与の両方で実施することができることは
特記すべきことである。さらに特定すれば、本発
明の化合物は種々の異なつた投与形態で投薬する
ことができる。すなわち、これらの化合物は種々
の製薬上許容し得る不活性担体と組み合わせて、
錠剤、カプセル、舐剤、トローチ、固いキヤンデ
イ、粉剤、噴霧剤、水性懸濁液剤、注射液、エリ
キシル、シロツプ剤、その他の形にすることがで
きる。このような担体には、固体の希釈剤または
賦形薬、無菌の水溶性媒質および種々の非毒性有
機溶媒等が含まれる。さらに、こうした経口の製
薬処方のものは、こうした目的に普通に用いられ
るいろいろな物質を使つて、適当に甘味および/
または香りをつけることができる。 一般に、本発明の治療上有用な化合物は、組成
物全体の重量の約0.5%ないし約90%の濃度範囲
で、すなわち、所望の単位投与量を提供するに十
分な量で、こうした投与形態中に存在している。 経口投与を目的とする場合には、クエン酸ナト
リウム、炭酸カルシウムおよびリン酸カルシウム
のような種々の賦形剤を含有する錠剤は、でんぷ
んおよび好ましくはじやがいもまたはタピオカで
んぷん、アルギン酸およびある種の複合ケイ酸塩
のような種々の崩壊剤といつしよに、そして、ポ
リビニルピロリドン、庶糖、ゼラチンおよびアラ
ビアゴムのような結合剤とともに、用いられるこ
とができる。加えて、ステアリン酸マグネシウ
ム、ラウリル硫酸ナトリウムおよび滑石のような
滑剤は錠剤化の目的のためにしばしば非常に有用
である。同様のタイプの固体組成物はやわらかく
てしかも固くつめられたゼラチンカプセル中の、
詰め物として用いることもできる。この関係で好
適な物質には高分子量のポリエチレングリコール
類も包含される。経口投薬のために水性懸濁液お
よび/またはエリキシルが望まれる場合には、
水、エタノール、プロピレングリコール、ゼラチ
ンおよびそれからの種々の適当な混合物のような
希釈剤とともに、種々の甘味料または香料、着色
料または染料、および所望ならば、乳化剤およ
び/または懸濁剤も同様に、必須の活性成分に加
えることができる。 非経口投与を目的とする場合は、先にあげた相
当する水溶性の、非毒性鉱酸付加塩および有機酸
付加塩の無菌水溶液と同様に、これら特定のテト
ラヒドロキノリンを誘導されたスピロ−ヒダント
イン類の、ごま油またはピーナツ油溶液、あるい
は水性プロピレングリコールまたはN・N−ジメ
チルホルムアミド溶液を用いることができる。こ
のような水溶液は、必要ならば適当に緩衝液を加
えられるべきであり、希釈液は十分な塩類または
グルコースで最初に等張にされるべきである。こ
れらの特定の水溶液は、静脈内、筋肉内、皮下お
よび腹腔内注射に殊に適している。この点につい
ては、用いられる無菌の水性媒体はすべて、技術
に熟練した者には周知の標準的な方法で容易に得
ることができる。 その上、先述したスピロ−ヒダントイン化合物
は、当面の目的に適する適当な眼科用溶液として
局所的に投与することも可能であり、この場合こ
の溶液は点眼することができる。 慢性の糖尿病合併症の抑制剤としての本発明の
化合物の活性は、以下に述べる標準的な生物学的
および/または薬理学的な試験の一つあるいはそ
れ以上に合格する能力によつて決定される。この
試験とはすなわち、これらの化合物について、 (1) 単離されたアルドース還元酵素の酵素活性を
阻害する能力を測定する; (2) 多量のストレプトゾトシンを与えた(すなわ
ち、糖尿病の)ラツトの座骨神経におけるソル
ビトールの蓄積を減少させあるいは阻害する能
力を測定する; (3) 慢性のストレプトゾトシンに誘発された糖尿
病のラツトの座骨神経および水晶体中で、あら
かじめ上昇させられたソルビトール値をもとに
もどす能力を測定する; (4) 重症のガラクトース血症のラツトの水晶体に
おけるガラクチトール形成を妨害または阻害す
る能力を測定する;および (5) 慢性のガラクトース血症のラツトにおいて、
白内障の形成を遅らせ、水晶体の不透明度を下
げる能力を測定する; というものである。 例 1 変性エチルアルコール40ml中、2・3−ジヒド
ロ−1−メチル−4(1H)−キノリン〔ザ ジヤ
ーナル オブ メデイシナル ケミストリー
(the journal of Medicinal Chemistry)、第8
巻、第566ページ(1965年)に記載された工程に
従つて製造した〕1.61g(0.01モル)、シアン化
カリ0.78g(0.012モル)および粉末にした炭酸
アンモニウム5.09g(0.053モル)よりなる混合
物を、油浴中で17時間65℃に加熱した。それから
反応混合物を300mlの水中に注ぎ、6規定の塩酸
を用いてPH値を実質的に8.0に調整した。こうし
て得られた水溶液を酢酸エチルで抽出し、一緒に
した有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥さ
せ、ろ過した。減圧下で蒸発させることによつて
前述のろ液から溶媒を除去すると、粗製残留物が
得られたが、このものをメタノールに実質的に溶
解させ、乾性塩化水素ガスで処理した。この混合
物を通常の方法で蒸発させた後、残留物を乾燥ジ
エチルエーテルとすりつぶして混合させると、粗
生成物が0.78g得られた。この後者の物質をエタ
ノール/ジエチルエーテルから再結晶させると、
純粋な1′−メチル−1′・2′・3′・4′−テトラヒド
ロ−スピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリ
ン〕−2・5−ジオンの塩酸塩(融点247−249℃
(分解))が0.635g(23%)得られた。 分 析 C12H13N3O2・HClに対する 計算値:C、53.83;H、5.27;N、15.70 実験値;C、53.77;H、5.13;N、15.88 例 2 2・3−ジヒドロ−1−メチル−4(1H)−キ
ノリンの代りに、出発物質として230mg(0.00142
モル)の2・3−ジヒドロ−4(1H)−ピリド
(2・3−b)ピリドン〔ザ ジヤーナル オブ
メデイシナル ケミストリー(the Journal of
Medicinal Chemistry)、第18巻、第1038ページ
(1975年)中に記載された工程に従つて製造し
た〕を用い、上記したと同一モル割合で、例1に
記載された工程をくり返した。この場合は、溶出
剤として酢酸エチル/メタノールを用いてシリカ
ゲルカラムでクロマトグラフ分析した後、得られ
た相当する最終生成物は、1′−メチル−1′・2′・
3′・4′−テトラヒドロ−スピロ−〔イミダゾリジ
ン−4・4′−ピリド(2・3−b)ピリジン〕−
2・5−ジオン(融点233−235℃)であつた。純
粋な生成物の収率は53mg(14%)であつた。 分 析 C11H12N4O2・1.75H2Oに対する 計算値:C、44.62;H、4.69;N、18.92 実験値;C、44.41;H、4.06;N、19.05 例 3 50%水性エタノール40ml中の7−クロロ−2・
3−ジヒドロ−4(1H)−キノリン〔ザ ジヤー
ナル オブ オルガニツク ケミストリー(the
Journal of Organic Chemistry)第28巻、第
1135ページ(1963年)中に記載された工程に従つ
て製造された〕0.47g(0.0026モル)、シアン化
カリ2.5g(0.0385モル)および粉末にした。炭
酸アンモニウム8.0g(0.0833モル)よりなる混
合物を、ステンレス鋼製のボンベに入れて、48時
間80−85℃に加熱した後、5時間120に加熱し
た。室温(〜25℃)まで冷やしてから、ボンベの
内容物を水で希釈し、6規定の塩酸で酸性化し、
さらに固体の重炭酸ソーダで処理した。塩基性化
させた水性混合物を次に150mlの酢酸エチルで5
回抽出し、一緒にした有機層を無水硫酸マグネシ
ウム上で十分乾燥させ、ろ過した。その結果得ら
れたろ液が減圧下で蒸発させて溶媒を除去する
と、残留物として粗生成物が最終的に得られた。
後者の物質をメタノール−水から再結晶させる
と、0.43g(66%)の純粋な7′−クロロ−1′・
2′・3′・4′−テトラヒドロ−スピロ−〔イミダゾリ
ジン−4・4′−キノリン〕−2・5−ジオン(融
点278−280℃)が得られた。 分 析 C11H10ClN3O2に対する 計算値:C、52.49;H、4.00;N、16.70 実験値;C、52.57;H、3.98;N、16.74 例 4 先と同様の条件下で、2.0g(0.0112モル)の
6−クロロ−2・3−ジヒドロ−4(1H)−キノ
リン〔ザ ジヤーナル オブ オルガニツク ケ
ミストリー(the Journal of Organic
Chemistry)、第28巻、第1135ページ(1963年)
に記載された工程に従つて製造した〕、1.3g
(0.02モル)のシアン化カリおよび4.3g(0.0448
モル)の炭酸アンモニウムを40mlの50%水性エタ
ノール中で反応させる点を除いては、例3に記載
された工程をくり返した。この場合には、得られ
た相当する最終生成物は6′−クロロ−1′・2′・
3′・4′−テトラヒドロ−スピロ−〔イミダゾリジ
ン−4・4′−キノリン〕−2・5−ジオン(融点
293−295℃)であつた。純粋な生成物の収率は、
理論値の8%であつた。 分 析 C11H10ClN3O2・1/8H2Oに対する 計算値:C、52.03;H、4.07;N、16.35 実験値;C、51.99;H、3.80;N、16.54 例 5 前に述べた本発明のテトラヒドロキノリンを誘
導されたスピロ−ヒダントイン塩基化合物の非毒
性ハロゲン化水素酸付加塩、例えば相当する新規
な塩酸塩、臭素酸塩およびヨウ素酸塩、を製造す
るには、まず各々の有機塩基化合物を無水エーテ
ル中に溶解させ、続いて適当なハロゲン化水素ガ
スを飽和が完了するまで反応溶液中に導入する
と、この溶液から所望の酸付加塩がまもなく沈澱
してくる。このようにして、例3において遊離の
塩基生成物として得られた7′−クロロ−1′・2′・
3′・4′−テトラヒドロ−スピロ−〔イミダゾリジ
ン−4・4′−キノリン〕−2・5−ジオン1.0gに
乾燥臭化水素ガスを作用させると、相当する臭化
水素酸付加塩が実質的に定量的な収率で得られ
る。 例 6 先に述べたテトラヒドロキノリンを誘導された
スピロ−ヒダントイン塩基化合物の硝酸塩、硫酸
塩または重硫酸塩、リン酸塩または酸性リン酸
塩、酢酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フマール酸
塩、クエン酸塩または酸性クエン酸塩、酒石酸塩
または重酒石酸塩、こはく酸塩、グルコン酸塩、
サツカリン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンス
ルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩およびp−ト
ルエンスルホン酸塩は、各々、適当なモル量の各
酸および塩基を別々にエタノールに溶解させた
後、二つの溶液を混合し、得られた混合物にジエ
チルエーテルを加えて所望の酸付加塩を効果的に
沈澱させることにより製造される。このようにし
て、等モル量の7′−クロロ−1′・2′・3′・4′−テ
トラヒドロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリ
ン〕−2・5−ジオンおよび濃硫酸を反応させ
て、相当する硫酸付加塩を製造する。同様に、他
の各塩も製造される。 参考例 1 以下に特定する重量比で次の物質を混合して乾
燥した固体の製薬組成物を製造する: 7′−クロロ−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ−ス
ピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリン〕−
2・5−ジオン ……50 クエン酸ナトリウム ……25 アルギン酸 ……10 ポリビニルピロリドン ……10 ステアリン酸マグネシウム ……5 乾燥した化合物を完全に混合させ、得られる混
合物を、各錠剤中に200mgの活性成分が含有され
るような大きさに打錠する。各場合に適当な量の
ヒダントイン化合物を用いることにより、同様に
して各25、50および100mgの活性成分を含有する
他の錠剤も製造される。 参考例 2 以下に示した重量比で、次の物質を混合して乾
燥した製薬組成物を製造する: 7′−クロロ−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ−ス
ピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリン〕−
2・5−ジオン ……50 炭酸カルシウム ……20 平均分子量4000のポリエチレングリコール……30 こうして製造された乾燥した固体混合物を十分
にかきまぜて、すべての点で完全に均一な粉末生
成物を得る。それから、各カプセルが250mgの活
性成分を含有するように、各々十分な量の物質を
用いて、この製薬組成物を含有する、やわらかく
弾性がありしかも固くつめられたゼラチンカプセ
ルを製造する。 薬理試験例 1 例1−4で製造したテトラヒドロキノリンを誘
導されたスピロ−ヒダントイン化合物について、
ザ ジヤーナル オブ バイオロジカル ケミス
トリー(the Journal of Biological
Chemistry)、第240巻、第877ページ(1965年)
に記載され、そして米国特許第3821383号中でケ
イ.セスタン(K.Sestanj)等によつて修正され
た、エス.ハイマン(S.Hayman)等の方法を用
いて、これらの化合物がアルドース還元酵素の酵
素活性を減少させあるいは抑制する能力をしらべ
た。すべての場合に用いられた受媒質は、子牛の
水晶体から得られた精製の不完全なアルドース還
元酵素であつた。各化合物について得られた結果
を、示された特定の濃度に関してアルドース還元
酵素の酵素活性の50%減少(すなわち、阻害)を
達成する能力によつて下にあらわす。(後者の値
は実際にはいわゆるIC50値をあらわす): 化合物 濃度(IC50) 例1の生成物 5×10-5M 例2の生成物 1×10-5M 例3の生成物 1×10-5M 例4の生成物 1×10-6M 薬理試験例 2 例1および3−4の、テトラヒドロキノリンを
誘導されたスピロ−ヒダントイン化合物について
各々、米国特許第3821383号に本質的に記載され
た方法によつて、それらが、ストレプトゾトシン
を与えた(すなわち、糖尿病の)ラツトの座骨神
経におけるソルビトールの蓄積を減少させるかま
たは阻害する能力をしらべた。この研究では、座
骨神経におけるソルビトールの蓄積量を糖尿病の
誘発後27時間で測定した。ストレプトゾトシン投
与後4.8および24時間で、これらの化合物を下に
示した投与量で経口投与した。このようにして得
られた結果を、投与しない場合(すなわち、無処
理の動物、この場合は27時間というテスト期間に
は普通ソルビトール値は組織1g当りほぼ50−
100mMから400mMまで上昇する)に比較して、
試験化合物によつてもたらされた阻害率(%)で
下に示す: 化合物 阻害率(%) 5.0mg/Kg 10mg/Kg 例2の生成物 19 −− 例3の生成物 23 −− 例4の生成物 −− 80
義した通りである) で表わされる、相当する2・3−ジヒドロ−4
(1H)−キノリンまたは2・3−ジヒドロ−4
(1H)−ピリド(2・3−b)ピリドンのような
特定のカルボニル環化合物を、アルカリ金属シア
ン化合物(例えばシアン化ナトリウムまたはシア
ン化カリウム)および炭酸アンモニウムで縮合さ
せると、先に示した構造式を有する所望のテトラ
ヒドロキノリンを誘導されたスピロ−ヒダントイ
ン最終生成物が形成される。この特殊な反応は、
通常、反応物と試薬の両方がその中で相互に混和
し得る。反応に不活性な極性の有機溶媒の存在下
で実施される。この関係で使用が好ましい有機溶
媒には、ジオキサンおよびテトラヒドロフランの
ような環状エーテル類、エチレングリコールおよ
びトリメチレングリコールのような低級アルキレ
ングリコール類、メタノール、エタノールおよび
イソプロパノールのような水と混和し得る低級ア
ルカノール類、および、N・N−ジメチル−ホル
ムアミド、N・N−ジエチルホルムアミドおよび
N・N−ジメチルアセトアミドのようなN・N−
ジ(低級アルキル)低級アルカノアミド類等が含
まれる。一般に、この反応は、約50℃から約150
℃の範囲の温度で、約2時間から約4日間処理さ
れる。この反応に用いられる反応物と試薬の量は
ある程度変化させることができるけれども、最大
限の収率をあげるために、出発物質であるカルボ
ニル酸化合物に対してやや過剰モルのアルカリ金
属シアン化物試薬を用いるのが好適である。反応
が完了した後、所望の生成物は、通常の方法で容
易に単離される。例えば、まず反応混合物を水で
希釈し(必要な場合は煮沸する)、生ずる水溶液
を室温まで冷却させ、更に酸で処理して、特殊な
テトラヒドロキノリンを誘導されたスピロ−ヒダ
ントイン化合物を、容易に回収できる塩の形で供
給するという方法である。 本発明のスピロ−ヒダントイン化合物を製造す
るために必要な出発物質は、大部分、公知の化合
物であるか、または公知でなくとも、技術に習熟
した人々が、より容易に手に入る物質から出発し
て、有機化学の一般的な方法に従つて容易に合成
することができるものである。例えば、2・3−
ジヒドロ−1−メチル−4(1H)−キノリン(構
造式の化合物)は、ザ ジヤーナル オブ メ
デイシナル ケミストリー(the Journal of
Medicinal Chemistry)、第8巻、第566ページ
(1965年)に記載された一般的な工程に従つて製
造される公知の化合物であり、一方、2・3−ジ
ヒドロ−4(1H)−ピリド(2・3−b)ピリド
ン(構造式の公知化合物)は、ザ ジヤーナル
オブ メデイシナル ケミストリー(the
Journal of Medicinal Chemistry)、第18巻、第
1038ページ(1975年)に示されたものに類似した
工程によつて製造される。これに反して、6−ク
ロロ−2・3−ジヒドロ−4(1H)−キノリンお
よび7′−クロロ−2・3−ジヒドロ−4(1H)−
キノリン(両者とも構造式の公知化合物であ
る)は各々、ザ ジヤーナル オブ オルガニツ
ク ケミストリー(the Journal of Organic
Chemistry)、第28巻、第1135ページ(1963年)
にはじめて示された一般的な工程に従つて個別的
に製造される。 本発明のテトラヒドロキノリンを誘導されたス
ピロ−ヒダントイン塩基化合物の製薬上許容し得
る酸付加塩は、前述した有機塩基を、薬理学的に
許容し得る陰イオンを有する非毒性酸付加塩を形
成する種々の鉱酸および有機酸で単に処理するこ
とにより製造される。こうした塩は、塩酸塩、臭
酸塩、ヨウ素酸塩、硫酸塩または重硫酸塩、リン
酸塩または酸性リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、マレ
イン酸塩、フマール酸、クエン酸塩、または酸性
クエン酸塩、酒石酸塩または重酒石酸塩、こはく
酸塩、グルコン酸塩、サツカリン酸塩、メタンス
ルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスル
ホン酸塩およびp−トルエンスルホン酸塩のよう
なものである。例えば、塩形成工程は、水性溶媒
中、または、メタノールまたはエタノールのよう
な適当な有機溶媒中で、実質的に等モル量の適当
な酸を用いることにより実施することができる。
溶媒を注意深く蒸発させることによつて、固体の
塩が容易に得られる。 前に示したように、本発明のテトラヒドロキノ
リンを誘導されたスピロ−ヒダントイン化合物は
すべて、それらが糖尿病患者の水晶体のソルビト
ール値を統計的に意味のある程度まで減少させる
能力を有するという観点から、慢性の糖尿病合併
症を抑制するためのアルドース還元酵素阻害剤と
して、治療用の使用に容易に適応させられる。例
えば、本発明の典型的で好ましい物質である6′−
クロロ−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ−スピロ
−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリン〕−2・5
−ジオンは、糖尿病のラツトに各々5.0mg/Kgから
25mg/Kgの範囲の量を経口的に投与した場合、ラ
ツトにおけるソルビトールの形成を終始一貫して
抑制(すなわち、阻害)し、しかも毒性の副作用
の実質的な微候は全く示されないことがわかつ
た。本発明の他の化合物も同様の結果を生じる。
さらに、この明細書中に記載された本発明の化合
物はすべて、当面する目的のために、経口または
非経口の投与経路により投薬することができ、こ
うして投薬された患者には、重大な困つた薬理学
的な副反応は何らひきおこされない。扱われる患
者の体重や状態および選択された個々の投薬経路
によつて必然的に変化させなくてはならないけれ
ども、一般に、これらの化合物は、一日に体重1
Kgあたり約0.25mgから約25mgの範囲の投与量で普
通に投薬される。 本発明のテトラヒドロキノリンを誘導させたス
ピロ−ヒダントイン化合物を糖尿病患者の治療に
使用するにあたつては、これらの化合物は、前述
した投薬経路のどちらかによつて単独でまたは製
薬上許容し得る担体と結合させて投薬することが
できること、およびこのような投薬は1回および
数回の投与の両方で実施することができることは
特記すべきことである。さらに特定すれば、本発
明の化合物は種々の異なつた投与形態で投薬する
ことができる。すなわち、これらの化合物は種々
の製薬上許容し得る不活性担体と組み合わせて、
錠剤、カプセル、舐剤、トローチ、固いキヤンデ
イ、粉剤、噴霧剤、水性懸濁液剤、注射液、エリ
キシル、シロツプ剤、その他の形にすることがで
きる。このような担体には、固体の希釈剤または
賦形薬、無菌の水溶性媒質および種々の非毒性有
機溶媒等が含まれる。さらに、こうした経口の製
薬処方のものは、こうした目的に普通に用いられ
るいろいろな物質を使つて、適当に甘味および/
または香りをつけることができる。 一般に、本発明の治療上有用な化合物は、組成
物全体の重量の約0.5%ないし約90%の濃度範囲
で、すなわち、所望の単位投与量を提供するに十
分な量で、こうした投与形態中に存在している。 経口投与を目的とする場合には、クエン酸ナト
リウム、炭酸カルシウムおよびリン酸カルシウム
のような種々の賦形剤を含有する錠剤は、でんぷ
んおよび好ましくはじやがいもまたはタピオカで
んぷん、アルギン酸およびある種の複合ケイ酸塩
のような種々の崩壊剤といつしよに、そして、ポ
リビニルピロリドン、庶糖、ゼラチンおよびアラ
ビアゴムのような結合剤とともに、用いられるこ
とができる。加えて、ステアリン酸マグネシウ
ム、ラウリル硫酸ナトリウムおよび滑石のような
滑剤は錠剤化の目的のためにしばしば非常に有用
である。同様のタイプの固体組成物はやわらかく
てしかも固くつめられたゼラチンカプセル中の、
詰め物として用いることもできる。この関係で好
適な物質には高分子量のポリエチレングリコール
類も包含される。経口投薬のために水性懸濁液お
よび/またはエリキシルが望まれる場合には、
水、エタノール、プロピレングリコール、ゼラチ
ンおよびそれからの種々の適当な混合物のような
希釈剤とともに、種々の甘味料または香料、着色
料または染料、および所望ならば、乳化剤およ
び/または懸濁剤も同様に、必須の活性成分に加
えることができる。 非経口投与を目的とする場合は、先にあげた相
当する水溶性の、非毒性鉱酸付加塩および有機酸
付加塩の無菌水溶液と同様に、これら特定のテト
ラヒドロキノリンを誘導されたスピロ−ヒダント
イン類の、ごま油またはピーナツ油溶液、あるい
は水性プロピレングリコールまたはN・N−ジメ
チルホルムアミド溶液を用いることができる。こ
のような水溶液は、必要ならば適当に緩衝液を加
えられるべきであり、希釈液は十分な塩類または
グルコースで最初に等張にされるべきである。こ
れらの特定の水溶液は、静脈内、筋肉内、皮下お
よび腹腔内注射に殊に適している。この点につい
ては、用いられる無菌の水性媒体はすべて、技術
に熟練した者には周知の標準的な方法で容易に得
ることができる。 その上、先述したスピロ−ヒダントイン化合物
は、当面の目的に適する適当な眼科用溶液として
局所的に投与することも可能であり、この場合こ
の溶液は点眼することができる。 慢性の糖尿病合併症の抑制剤としての本発明の
化合物の活性は、以下に述べる標準的な生物学的
および/または薬理学的な試験の一つあるいはそ
れ以上に合格する能力によつて決定される。この
試験とはすなわち、これらの化合物について、 (1) 単離されたアルドース還元酵素の酵素活性を
阻害する能力を測定する; (2) 多量のストレプトゾトシンを与えた(すなわ
ち、糖尿病の)ラツトの座骨神経におけるソル
ビトールの蓄積を減少させあるいは阻害する能
力を測定する; (3) 慢性のストレプトゾトシンに誘発された糖尿
病のラツトの座骨神経および水晶体中で、あら
かじめ上昇させられたソルビトール値をもとに
もどす能力を測定する; (4) 重症のガラクトース血症のラツトの水晶体に
おけるガラクチトール形成を妨害または阻害す
る能力を測定する;および (5) 慢性のガラクトース血症のラツトにおいて、
白内障の形成を遅らせ、水晶体の不透明度を下
げる能力を測定する; というものである。 例 1 変性エチルアルコール40ml中、2・3−ジヒド
ロ−1−メチル−4(1H)−キノリン〔ザ ジヤ
ーナル オブ メデイシナル ケミストリー
(the journal of Medicinal Chemistry)、第8
巻、第566ページ(1965年)に記載された工程に
従つて製造した〕1.61g(0.01モル)、シアン化
カリ0.78g(0.012モル)および粉末にした炭酸
アンモニウム5.09g(0.053モル)よりなる混合
物を、油浴中で17時間65℃に加熱した。それから
反応混合物を300mlの水中に注ぎ、6規定の塩酸
を用いてPH値を実質的に8.0に調整した。こうし
て得られた水溶液を酢酸エチルで抽出し、一緒に
した有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥さ
せ、ろ過した。減圧下で蒸発させることによつて
前述のろ液から溶媒を除去すると、粗製残留物が
得られたが、このものをメタノールに実質的に溶
解させ、乾性塩化水素ガスで処理した。この混合
物を通常の方法で蒸発させた後、残留物を乾燥ジ
エチルエーテルとすりつぶして混合させると、粗
生成物が0.78g得られた。この後者の物質をエタ
ノール/ジエチルエーテルから再結晶させると、
純粋な1′−メチル−1′・2′・3′・4′−テトラヒド
ロ−スピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリ
ン〕−2・5−ジオンの塩酸塩(融点247−249℃
(分解))が0.635g(23%)得られた。 分 析 C12H13N3O2・HClに対する 計算値:C、53.83;H、5.27;N、15.70 実験値;C、53.77;H、5.13;N、15.88 例 2 2・3−ジヒドロ−1−メチル−4(1H)−キ
ノリンの代りに、出発物質として230mg(0.00142
モル)の2・3−ジヒドロ−4(1H)−ピリド
(2・3−b)ピリドン〔ザ ジヤーナル オブ
メデイシナル ケミストリー(the Journal of
Medicinal Chemistry)、第18巻、第1038ページ
(1975年)中に記載された工程に従つて製造し
た〕を用い、上記したと同一モル割合で、例1に
記載された工程をくり返した。この場合は、溶出
剤として酢酸エチル/メタノールを用いてシリカ
ゲルカラムでクロマトグラフ分析した後、得られ
た相当する最終生成物は、1′−メチル−1′・2′・
3′・4′−テトラヒドロ−スピロ−〔イミダゾリジ
ン−4・4′−ピリド(2・3−b)ピリジン〕−
2・5−ジオン(融点233−235℃)であつた。純
粋な生成物の収率は53mg(14%)であつた。 分 析 C11H12N4O2・1.75H2Oに対する 計算値:C、44.62;H、4.69;N、18.92 実験値;C、44.41;H、4.06;N、19.05 例 3 50%水性エタノール40ml中の7−クロロ−2・
3−ジヒドロ−4(1H)−キノリン〔ザ ジヤー
ナル オブ オルガニツク ケミストリー(the
Journal of Organic Chemistry)第28巻、第
1135ページ(1963年)中に記載された工程に従つ
て製造された〕0.47g(0.0026モル)、シアン化
カリ2.5g(0.0385モル)および粉末にした。炭
酸アンモニウム8.0g(0.0833モル)よりなる混
合物を、ステンレス鋼製のボンベに入れて、48時
間80−85℃に加熱した後、5時間120に加熱し
た。室温(〜25℃)まで冷やしてから、ボンベの
内容物を水で希釈し、6規定の塩酸で酸性化し、
さらに固体の重炭酸ソーダで処理した。塩基性化
させた水性混合物を次に150mlの酢酸エチルで5
回抽出し、一緒にした有機層を無水硫酸マグネシ
ウム上で十分乾燥させ、ろ過した。その結果得ら
れたろ液が減圧下で蒸発させて溶媒を除去する
と、残留物として粗生成物が最終的に得られた。
後者の物質をメタノール−水から再結晶させる
と、0.43g(66%)の純粋な7′−クロロ−1′・
2′・3′・4′−テトラヒドロ−スピロ−〔イミダゾリ
ジン−4・4′−キノリン〕−2・5−ジオン(融
点278−280℃)が得られた。 分 析 C11H10ClN3O2に対する 計算値:C、52.49;H、4.00;N、16.70 実験値;C、52.57;H、3.98;N、16.74 例 4 先と同様の条件下で、2.0g(0.0112モル)の
6−クロロ−2・3−ジヒドロ−4(1H)−キノ
リン〔ザ ジヤーナル オブ オルガニツク ケ
ミストリー(the Journal of Organic
Chemistry)、第28巻、第1135ページ(1963年)
に記載された工程に従つて製造した〕、1.3g
(0.02モル)のシアン化カリおよび4.3g(0.0448
モル)の炭酸アンモニウムを40mlの50%水性エタ
ノール中で反応させる点を除いては、例3に記載
された工程をくり返した。この場合には、得られ
た相当する最終生成物は6′−クロロ−1′・2′・
3′・4′−テトラヒドロ−スピロ−〔イミダゾリジ
ン−4・4′−キノリン〕−2・5−ジオン(融点
293−295℃)であつた。純粋な生成物の収率は、
理論値の8%であつた。 分 析 C11H10ClN3O2・1/8H2Oに対する 計算値:C、52.03;H、4.07;N、16.35 実験値;C、51.99;H、3.80;N、16.54 例 5 前に述べた本発明のテトラヒドロキノリンを誘
導されたスピロ−ヒダントイン塩基化合物の非毒
性ハロゲン化水素酸付加塩、例えば相当する新規
な塩酸塩、臭素酸塩およびヨウ素酸塩、を製造す
るには、まず各々の有機塩基化合物を無水エーテ
ル中に溶解させ、続いて適当なハロゲン化水素ガ
スを飽和が完了するまで反応溶液中に導入する
と、この溶液から所望の酸付加塩がまもなく沈澱
してくる。このようにして、例3において遊離の
塩基生成物として得られた7′−クロロ−1′・2′・
3′・4′−テトラヒドロ−スピロ−〔イミダゾリジ
ン−4・4′−キノリン〕−2・5−ジオン1.0gに
乾燥臭化水素ガスを作用させると、相当する臭化
水素酸付加塩が実質的に定量的な収率で得られ
る。 例 6 先に述べたテトラヒドロキノリンを誘導された
スピロ−ヒダントイン塩基化合物の硝酸塩、硫酸
塩または重硫酸塩、リン酸塩または酸性リン酸
塩、酢酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フマール酸
塩、クエン酸塩または酸性クエン酸塩、酒石酸塩
または重酒石酸塩、こはく酸塩、グルコン酸塩、
サツカリン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンス
ルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩およびp−ト
ルエンスルホン酸塩は、各々、適当なモル量の各
酸および塩基を別々にエタノールに溶解させた
後、二つの溶液を混合し、得られた混合物にジエ
チルエーテルを加えて所望の酸付加塩を効果的に
沈澱させることにより製造される。このようにし
て、等モル量の7′−クロロ−1′・2′・3′・4′−テ
トラヒドロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリ
ン〕−2・5−ジオンおよび濃硫酸を反応させ
て、相当する硫酸付加塩を製造する。同様に、他
の各塩も製造される。 参考例 1 以下に特定する重量比で次の物質を混合して乾
燥した固体の製薬組成物を製造する: 7′−クロロ−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ−ス
ピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリン〕−
2・5−ジオン ……50 クエン酸ナトリウム ……25 アルギン酸 ……10 ポリビニルピロリドン ……10 ステアリン酸マグネシウム ……5 乾燥した化合物を完全に混合させ、得られる混
合物を、各錠剤中に200mgの活性成分が含有され
るような大きさに打錠する。各場合に適当な量の
ヒダントイン化合物を用いることにより、同様に
して各25、50および100mgの活性成分を含有する
他の錠剤も製造される。 参考例 2 以下に示した重量比で、次の物質を混合して乾
燥した製薬組成物を製造する: 7′−クロロ−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ−ス
ピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリン〕−
2・5−ジオン ……50 炭酸カルシウム ……20 平均分子量4000のポリエチレングリコール……30 こうして製造された乾燥した固体混合物を十分
にかきまぜて、すべての点で完全に均一な粉末生
成物を得る。それから、各カプセルが250mgの活
性成分を含有するように、各々十分な量の物質を
用いて、この製薬組成物を含有する、やわらかく
弾性がありしかも固くつめられたゼラチンカプセ
ルを製造する。 薬理試験例 1 例1−4で製造したテトラヒドロキノリンを誘
導されたスピロ−ヒダントイン化合物について、
ザ ジヤーナル オブ バイオロジカル ケミス
トリー(the Journal of Biological
Chemistry)、第240巻、第877ページ(1965年)
に記載され、そして米国特許第3821383号中でケ
イ.セスタン(K.Sestanj)等によつて修正され
た、エス.ハイマン(S.Hayman)等の方法を用
いて、これらの化合物がアルドース還元酵素の酵
素活性を減少させあるいは抑制する能力をしらべ
た。すべての場合に用いられた受媒質は、子牛の
水晶体から得られた精製の不完全なアルドース還
元酵素であつた。各化合物について得られた結果
を、示された特定の濃度に関してアルドース還元
酵素の酵素活性の50%減少(すなわち、阻害)を
達成する能力によつて下にあらわす。(後者の値
は実際にはいわゆるIC50値をあらわす): 化合物 濃度(IC50) 例1の生成物 5×10-5M 例2の生成物 1×10-5M 例3の生成物 1×10-5M 例4の生成物 1×10-6M 薬理試験例 2 例1および3−4の、テトラヒドロキノリンを
誘導されたスピロ−ヒダントイン化合物について
各々、米国特許第3821383号に本質的に記載され
た方法によつて、それらが、ストレプトゾトシン
を与えた(すなわち、糖尿病の)ラツトの座骨神
経におけるソルビトールの蓄積を減少させるかま
たは阻害する能力をしらべた。この研究では、座
骨神経におけるソルビトールの蓄積量を糖尿病の
誘発後27時間で測定した。ストレプトゾトシン投
与後4.8および24時間で、これらの化合物を下に
示した投与量で経口投与した。このようにして得
られた結果を、投与しない場合(すなわち、無処
理の動物、この場合は27時間というテスト期間に
は普通ソルビトール値は組織1g当りほぼ50−
100mMから400mMまで上昇する)に比較して、
試験化合物によつてもたらされた阻害率(%)で
下に示す: 化合物 阻害率(%) 5.0mg/Kg 10mg/Kg 例2の生成物 19 −− 例3の生成物 23 −− 例4の生成物 −− 80
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式: 【式】および 【式】 であらわされる、スピロ−ヒダントイン塩基から
なる群から選択される化合物およびこれらの製薬
上許容し得る酸付加塩。 (XおよびX1は各々、水素またはハロゲンであ
り、Rは水素または低級アルキル基であるが、但
しX1が水素であるときはRは常に水素以外の基
である。) 2 Rが低級アルキル基である、特許請求の範囲
第1項記載の式の化合物。 3 Rがメチル基である、特許請求の範囲第2項
記載の化合物。 4 Xが水素であり、X1が塩素であり、Rが水
素である、特許請求の範囲第1項記載の式の化
合物。 5 Rが低級アルキル基である、特許請求の範囲
第1項記載の式の化合物。 6 Rがメチル基である、特許請求の範囲第5項
記載の化合物。 7 1′−メチル−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ
−スピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリ
ン〕−2・5−ジオンである特許請求の範囲第1
項の化合物。 8 6′−クロロ−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ
−スピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリ
ン〕−2・5−ジオンである特許請求の範囲第1
項の化合物。 9 7′−クロロ−1′・2′・3′・4′−テトラヒドロ
−スピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−キノリ
ン〕−2・5−ジオンである特許請求の範囲第1
項の化合物。 10 1′−メチル−1′・2′・3′・4′−テトラヒド
ロ−スピロ−〔イミダゾリジン−4・4′−ピリド
(2・3−b)ピリジン〕−2・5−ジオンである
特許請求の範囲第1項の化合物。
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| US06/048,004 US4235911A (en) | 1979-06-13 | 1979-06-13 | Hydantoin derivatives |
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|---|---|
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-
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