JPS6157385B2 - - Google Patents
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- JPS6157385B2 JPS6157385B2 JP23060783A JP23060783A JPS6157385B2 JP S6157385 B2 JPS6157385 B2 JP S6157385B2 JP 23060783 A JP23060783 A JP 23060783A JP 23060783 A JP23060783 A JP 23060783A JP S6157385 B2 JPS6157385 B2 JP S6157385B2
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- Japan
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- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
本発明は、25μm以下の微細結晶粒をもつ超塑
性高力アルミニウム合金の製造法に関する。 析出硬化型アルミニウム合金を、通常の製造法
である造塊→均質化熱処理→熱間圧延→冷間圧延
→溶体化処理の工程でつくつた圧延材料は、結晶
粒径が板面で30〜100μmあり、25μm以下の結
晶粒を得ようとすれば90%より高い冷間加工を与
える必要がある。 しかしながら、90%より高い加工を冷間圧延で
与えると、板端面での耳割れが生じたり、板が圧
延方向に直角に破断したりする。 そのため、例えば特開昭53−132420号公報に見
られるように、低加工度でも微細結晶粒を得る方
法が提案されている。しかしながらこの方法は過
時効処理を必要とする。 本発明は以上の従来技術に鑑み、過時効処理を
要することなく高加工度においても耳割れ、破断
等の欠点を生ずることのない超塑性高力アルミニ
ウム合金を得ることを目的とするもので、その要
旨とするところはCr0.05〜0.35%またはZr0.05〜
0.25%の少なくとも一方を含む析出硬化型アルミ
ニウム合金を常法にしたがつて熱間加工および冷
間加工し、溶体化処理温度に加熱後、0.2〜0.001
℃/secの冷却速度で冷却し、60%以上の冷間加工
を施して、400〜530℃の温度に1℃/sec以上の加
熱速度で昇温させ25μm以下に再結晶化させるこ
とを特徴とする超塑性高力アルミニウム合金の製
造法である。 まず本発明に用いる析出硬化型アルミニウム合
金はZn5.1〜8.1%、Mg1.8〜3.4%、Cu1.2〜2.6
%、Ti0.2%以下含むものであり、それに上記の
如くCr0.05〜0.35またはZr0.05〜0.25%の少なく
とも一方を含むものである。各成分組成の限定理
由は下記のとおりである。 Zn:5.1%未満は焼戻しによつて高い強度が得ら
れれず、8.1%を越えると応力腐食割れを発生
しやすくなる。 Mg:1.8%未満では焼戻しによつて高い強度が得
られず、3.4%を越えると圧延加工性が悪く、
また応力腐食割れを発生しやすくなる。 Cu:1.2%未満では焼戻しによつて高い強度が得
られず、2.6%を越えると圧延加工性が悪く靭
性が低下する。 Ti:0.20%以下の添加は鋳造組識の微細化、鋳造
時の鋳塊割れの防止に有効であるが、0.20%を
越えると巨大な金属間化合物が晶出する。 Cr:0.05〜0.35%の添加で、結晶粒微細化の効果
があり、かつ応力腐食割れの防止に有効であ
る。0.05%未満ではこれらの効果がなく、0.35
%を越えると巨大な金属間化合物が晶出するの
で好ましくない。 Zr:0.05〜0.25%の添加で、結晶粒微細化の効果
があり、かつ応力腐食割れの防止に有効であ
る。0.05%未満の場合にはこれらの効果がな
く、0.25%を越えると巨大な金属間化合物が晶
出するので好ましくない。 本発明においては、かかる組成の合金を熱間圧
延あるいは冷間圧延中に形成された微細な析出相
を溶体化処理温度にまで加熱して固溶させ、その
後0.2〜0.001℃/secの速度で冷却することによつ
て、過飽和な溶質原子は冷却中に析出するため
に、室温での時効硬化は小さい。このため圧延の
場合90%を越えるような冷間圧延でも耳割れや破
断が少なく、圧延が可能になる。このようにして
強加工された材料を、1℃/sec以上の加熱速度で
昇温させ再結晶化させれば、25μm以下の結晶粒
をもつた材料が得られる。 本発明における上記溶体化処理温度から室温ま
での冷却条件の限定理由は、冷却速度が0.2%/se
cより遅い場合には粒内、粒界に1μm以上の板
状、棒状、塊状の粗大な化合物(M相[Mg
Nn2]など)を析出し、又0.2℃/secより速い場合
には、M相の析出は全く観察されないか、観察さ
れても1μm以下である。このように冷却速度の
差によつて溶質元素の析出量が異なつてくる。冷
却速度が速いと焼入れ後、過飽和の溶質原子は
GPゾーンや析出相を生じやすくなる。一方冷却
速度が遅いと過飽和の溶質原子は冷却中にM相あ
るいはその他の化合物として粒内、粒界に析出す
る。また焼入れ後もGPゾーンや析出相が生じに
くくなる。 以上のような析出状態の差によつて冷間加工の
しやすさが異なる。0.2℃/sec以下のゆつくり冷
却した方が粗大な析出物を生じてマトリツクスの
変形抵抗は小さい。したがつて変形が容易であ
る。一方0.2℃/secよりもはやく冷却するとGPゾ
ーンや微細な析出物のために変形抵抗は大きく、
耳割れや圧延割れを生じやすい。また、0.001℃/
secより遅い場合には、冷却速度が非常に遅くて
経済的にメリツトが少ない。 冷間加工は加工歪を与えることで、再結晶を容
易にする。冷間加工度が66%未満では25μmより
大きい結晶粒径となる。本系合金の場合、再結晶
粒の大きさは冷間加工度が大きいほど細かくな
る。これは冷間加工度が大きいほど強加工を受け
る領域が多くなり、また同時に転位密度も増すた
め、溶質原子はより多くの転位上に析出しやすく
なり、転位の運動が妨げられ、したがつて結晶成
長も抑えられ、再結晶粒は小さくなる。 冷間加工後再結晶させるために400〜530℃で加
熱する。300℃以下では再結晶しにくく、300〜
400℃未満になると転位上に析出した溶質原子が
凝集して化合物を形成しやすくなる。それは溶質
原子による転位の固着作用が少なくなるために、
転位が動きやすくなり、再結晶粒も大きくなるた
めと考えられる。400℃以上になると、加熱速度
が速い場合、溶質原子が凝集する前に再結晶が進
行していくものと考えられる。もちろん、溶体化
処理温度以上になれば溶質原子は固溶する。さら
に530℃を越えると合金が溶けるために再結晶は
400〜530℃で実施することが必要である。 その際の加熱速度は1℃/secより遅い場合に
は、結晶粒粗大化領域の300〜400℃をゆつくり通
過するために結晶粒が25μm以上となるが、加熱
速度が1℃/sec以上で速ければ速いほど結晶粒は
微細になる。 つぎに実施例について説明する。 実施例 1 [溶体化処理温度からの冷却条件] Zn5.7%、Mg2.4%、Cu1.6%、Cr0.20%、
Fe0.05%、Si0.04%を含有するアルミニウム合金
を、連続鋳造法により造塊して、300mm厚のスラ
ブとした。これを470℃で30時間の均質化熱処理
後、表面の偏析層を除去して、400〜450℃での熱
間圧延により6mm厚の板とした。これを482℃の
溶体化処理温度にまで加熱し、約60分間保持後、
冷却速度を変えて室温まで焼入れした。この熱処
理を施した板に65%、80%の冷間加工を与え、最
後482℃の温度にまで急速に加熱した。加熱速度
は50℃/secである。10分間保持後水焼入れして板
面の結晶粒径を調べた。その結果を表1に示す。
性高力アルミニウム合金の製造法に関する。 析出硬化型アルミニウム合金を、通常の製造法
である造塊→均質化熱処理→熱間圧延→冷間圧延
→溶体化処理の工程でつくつた圧延材料は、結晶
粒径が板面で30〜100μmあり、25μm以下の結
晶粒を得ようとすれば90%より高い冷間加工を与
える必要がある。 しかしながら、90%より高い加工を冷間圧延で
与えると、板端面での耳割れが生じたり、板が圧
延方向に直角に破断したりする。 そのため、例えば特開昭53−132420号公報に見
られるように、低加工度でも微細結晶粒を得る方
法が提案されている。しかしながらこの方法は過
時効処理を必要とする。 本発明は以上の従来技術に鑑み、過時効処理を
要することなく高加工度においても耳割れ、破断
等の欠点を生ずることのない超塑性高力アルミニ
ウム合金を得ることを目的とするもので、その要
旨とするところはCr0.05〜0.35%またはZr0.05〜
0.25%の少なくとも一方を含む析出硬化型アルミ
ニウム合金を常法にしたがつて熱間加工および冷
間加工し、溶体化処理温度に加熱後、0.2〜0.001
℃/secの冷却速度で冷却し、60%以上の冷間加工
を施して、400〜530℃の温度に1℃/sec以上の加
熱速度で昇温させ25μm以下に再結晶化させるこ
とを特徴とする超塑性高力アルミニウム合金の製
造法である。 まず本発明に用いる析出硬化型アルミニウム合
金はZn5.1〜8.1%、Mg1.8〜3.4%、Cu1.2〜2.6
%、Ti0.2%以下含むものであり、それに上記の
如くCr0.05〜0.35またはZr0.05〜0.25%の少なく
とも一方を含むものである。各成分組成の限定理
由は下記のとおりである。 Zn:5.1%未満は焼戻しによつて高い強度が得ら
れれず、8.1%を越えると応力腐食割れを発生
しやすくなる。 Mg:1.8%未満では焼戻しによつて高い強度が得
られず、3.4%を越えると圧延加工性が悪く、
また応力腐食割れを発生しやすくなる。 Cu:1.2%未満では焼戻しによつて高い強度が得
られず、2.6%を越えると圧延加工性が悪く靭
性が低下する。 Ti:0.20%以下の添加は鋳造組識の微細化、鋳造
時の鋳塊割れの防止に有効であるが、0.20%を
越えると巨大な金属間化合物が晶出する。 Cr:0.05〜0.35%の添加で、結晶粒微細化の効果
があり、かつ応力腐食割れの防止に有効であ
る。0.05%未満ではこれらの効果がなく、0.35
%を越えると巨大な金属間化合物が晶出するの
で好ましくない。 Zr:0.05〜0.25%の添加で、結晶粒微細化の効果
があり、かつ応力腐食割れの防止に有効であ
る。0.05%未満の場合にはこれらの効果がな
く、0.25%を越えると巨大な金属間化合物が晶
出するので好ましくない。 本発明においては、かかる組成の合金を熱間圧
延あるいは冷間圧延中に形成された微細な析出相
を溶体化処理温度にまで加熱して固溶させ、その
後0.2〜0.001℃/secの速度で冷却することによつ
て、過飽和な溶質原子は冷却中に析出するため
に、室温での時効硬化は小さい。このため圧延の
場合90%を越えるような冷間圧延でも耳割れや破
断が少なく、圧延が可能になる。このようにして
強加工された材料を、1℃/sec以上の加熱速度で
昇温させ再結晶化させれば、25μm以下の結晶粒
をもつた材料が得られる。 本発明における上記溶体化処理温度から室温ま
での冷却条件の限定理由は、冷却速度が0.2%/se
cより遅い場合には粒内、粒界に1μm以上の板
状、棒状、塊状の粗大な化合物(M相[Mg
Nn2]など)を析出し、又0.2℃/secより速い場合
には、M相の析出は全く観察されないか、観察さ
れても1μm以下である。このように冷却速度の
差によつて溶質元素の析出量が異なつてくる。冷
却速度が速いと焼入れ後、過飽和の溶質原子は
GPゾーンや析出相を生じやすくなる。一方冷却
速度が遅いと過飽和の溶質原子は冷却中にM相あ
るいはその他の化合物として粒内、粒界に析出す
る。また焼入れ後もGPゾーンや析出相が生じに
くくなる。 以上のような析出状態の差によつて冷間加工の
しやすさが異なる。0.2℃/sec以下のゆつくり冷
却した方が粗大な析出物を生じてマトリツクスの
変形抵抗は小さい。したがつて変形が容易であ
る。一方0.2℃/secよりもはやく冷却するとGPゾ
ーンや微細な析出物のために変形抵抗は大きく、
耳割れや圧延割れを生じやすい。また、0.001℃/
secより遅い場合には、冷却速度が非常に遅くて
経済的にメリツトが少ない。 冷間加工は加工歪を与えることで、再結晶を容
易にする。冷間加工度が66%未満では25μmより
大きい結晶粒径となる。本系合金の場合、再結晶
粒の大きさは冷間加工度が大きいほど細かくな
る。これは冷間加工度が大きいほど強加工を受け
る領域が多くなり、また同時に転位密度も増すた
め、溶質原子はより多くの転位上に析出しやすく
なり、転位の運動が妨げられ、したがつて結晶成
長も抑えられ、再結晶粒は小さくなる。 冷間加工後再結晶させるために400〜530℃で加
熱する。300℃以下では再結晶しにくく、300〜
400℃未満になると転位上に析出した溶質原子が
凝集して化合物を形成しやすくなる。それは溶質
原子による転位の固着作用が少なくなるために、
転位が動きやすくなり、再結晶粒も大きくなるた
めと考えられる。400℃以上になると、加熱速度
が速い場合、溶質原子が凝集する前に再結晶が進
行していくものと考えられる。もちろん、溶体化
処理温度以上になれば溶質原子は固溶する。さら
に530℃を越えると合金が溶けるために再結晶は
400〜530℃で実施することが必要である。 その際の加熱速度は1℃/secより遅い場合に
は、結晶粒粗大化領域の300〜400℃をゆつくり通
過するために結晶粒が25μm以上となるが、加熱
速度が1℃/sec以上で速ければ速いほど結晶粒は
微細になる。 つぎに実施例について説明する。 実施例 1 [溶体化処理温度からの冷却条件] Zn5.7%、Mg2.4%、Cu1.6%、Cr0.20%、
Fe0.05%、Si0.04%を含有するアルミニウム合金
を、連続鋳造法により造塊して、300mm厚のスラ
ブとした。これを470℃で30時間の均質化熱処理
後、表面の偏析層を除去して、400〜450℃での熱
間圧延により6mm厚の板とした。これを482℃の
溶体化処理温度にまで加熱し、約60分間保持後、
冷却速度を変えて室温まで焼入れした。この熱処
理を施した板に65%、80%の冷間加工を与え、最
後482℃の温度にまで急速に加熱した。加熱速度
は50℃/secである。10分間保持後水焼入れして板
面の結晶粒径を調べた。その結果を表1に示す。
【表】
実施例 2
[冷間加工度]
実施例1に示した合金を8mm厚まで熱間圧延
し、さらに4mm厚まで冷間圧延して、500℃で1
時間の溶体化処理後、0.2、0.005℃/secの冷却速
度で冷却した。この試料を冷間圧延により1.8
mm、1.4mm、1mm、0.6mm、0.4mmの各板厚まで圧延
した。圧下率はそれぞれ55、65、75、85、90%で
ある。それらの加工材を加熱速度50℃/secで482
℃まで昇温させ、10分間保持後水焼入れした。水
焼入れ後の板面の結晶粒径を表2に示す。
し、さらに4mm厚まで冷間圧延して、500℃で1
時間の溶体化処理後、0.2、0.005℃/secの冷却速
度で冷却した。この試料を冷間圧延により1.8
mm、1.4mm、1mm、0.6mm、0.4mmの各板厚まで圧延
した。圧下率はそれぞれ55、65、75、85、90%で
ある。それらの加工材を加熱速度50℃/secで482
℃まで昇温させ、10分間保持後水焼入れした。水
焼入れ後の板面の結晶粒径を表2に示す。
【表】
実施例 3
[再結晶温度と加熱速度]
実施例1に示した合金を4mm厚さまで熱間圧延
して460℃で1時間溶体化処理後、0.005℃/secで
炉令した。この試料に8%の冷間加工を加え0.6
mm厚とした。この板を330、380、420、450、480
℃の各温度まで50℃/secの加熱速度で昇温させ
た。各温度で30分間保持後水焼入れして最終温度
120℃で24時間の焼戻しをした。このときの結晶
粒径と引張強さとの関係を表3に示す。また炉冷
材を65、85%の冷間加工を与え、1.4mm、0.6mm厚
の板を480%まで、0.1、0.5、1、10、50、100
℃/secの各加熱速度で昇温させ、30分間保持後水
焼入れした。このときの板面の結晶粒径を表4に
示す。
して460℃で1時間溶体化処理後、0.005℃/secで
炉令した。この試料に8%の冷間加工を加え0.6
mm厚とした。この板を330、380、420、450、480
℃の各温度まで50℃/secの加熱速度で昇温させ
た。各温度で30分間保持後水焼入れして最終温度
120℃で24時間の焼戻しをした。このときの結晶
粒径と引張強さとの関係を表3に示す。また炉冷
材を65、85%の冷間加工を与え、1.4mm、0.6mm厚
の板を480%まで、0.1、0.5、1、10、50、100
℃/secの各加熱速度で昇温させ、30分間保持後水
焼入れした。このときの板面の結晶粒径を表4に
示す。
【表】
【表】
実施例 4
[棒、管への適用]
Zn5.6%、Mg2.5%、Cu1.5%、Cr0.22%、
Fe0.12%、Si0.06%を含む直径0.8mmのアルミニ
ウム合金ビレツトを造塊して、470℃で24時間の
均質化熱処理した後、偏析層を除去して、440℃
で熱間押出しした。押出しは80mm径の丸棒で、丸
棒の一部は、外径80mm、内径60mm、肉厚10mmの管
に成形した。 それぞれ長さ200mmにして、480℃で2時間の溶
体化処理を実施して0.01℃/secの速度で炉冷し
た。これらの試料を冷間静水圧押出機を用いて直
径25mmの丸棒と外径52.5mm、内径50mm、肉厚1.25
mmの管に押出した。いずれも冷間加工度は約90%
である。これらを480℃の温度まで棒の場合5℃/
sec、管の場合50℃/secの加熱速度で昇温させ
た。480℃で約30分間保持した後水焼入れして表
面の結晶粒径を測定した。この結果棒では14μ
m、管では8μmの粒径であつた。 実施例 5 Zn、Mg、Cu、Ti、Cr、Zrの添加量を変えた
合金を30×175×175mmの型に鋳込み、470℃で24
時間の均質化処理を施した。その後、偏析層を除
去して450℃で4mm厚まで冷間圧延した。この材
料を480℃で30分間溶体化処理して、0.01℃/sec
の冷却速度で焼入れした後、0.4mm厚さまで冷間
加工した。これらを482℃まで100℃/secの加熱速
度で昇温して、10分間保持後水焼入れして、板面
の結晶粒径と、120℃で24時間の焼戻し後の引張
強さを測定した。ただしMg3.4%以上、Cu2.6%
以上のものは圧延加工性が悪いために結晶粒は測
定していない。なお、耐応力腐食割れ性を比較す
るために、焼戻し処理した材料から圧延方向に沿
つて幅20mm、長さ100mmの試験片を切出し、内半
径5mmにU字形に曲げ、クロム酸混合液で30分間
煮沸して、割れの発生を比較した。なお、引張強
さについては54Kg/mm以上を合格とした。この結
果を表5に示す。
Fe0.12%、Si0.06%を含む直径0.8mmのアルミニ
ウム合金ビレツトを造塊して、470℃で24時間の
均質化熱処理した後、偏析層を除去して、440℃
で熱間押出しした。押出しは80mm径の丸棒で、丸
棒の一部は、外径80mm、内径60mm、肉厚10mmの管
に成形した。 それぞれ長さ200mmにして、480℃で2時間の溶
体化処理を実施して0.01℃/secの速度で炉冷し
た。これらの試料を冷間静水圧押出機を用いて直
径25mmの丸棒と外径52.5mm、内径50mm、肉厚1.25
mmの管に押出した。いずれも冷間加工度は約90%
である。これらを480℃の温度まで棒の場合5℃/
sec、管の場合50℃/secの加熱速度で昇温させ
た。480℃で約30分間保持した後水焼入れして表
面の結晶粒径を測定した。この結果棒では14μ
m、管では8μmの粒径であつた。 実施例 5 Zn、Mg、Cu、Ti、Cr、Zrの添加量を変えた
合金を30×175×175mmの型に鋳込み、470℃で24
時間の均質化処理を施した。その後、偏析層を除
去して450℃で4mm厚まで冷間圧延した。この材
料を480℃で30分間溶体化処理して、0.01℃/sec
の冷却速度で焼入れした後、0.4mm厚さまで冷間
加工した。これらを482℃まで100℃/secの加熱速
度で昇温して、10分間保持後水焼入れして、板面
の結晶粒径と、120℃で24時間の焼戻し後の引張
強さを測定した。ただしMg3.4%以上、Cu2.6%
以上のものは圧延加工性が悪いために結晶粒は測
定していない。なお、耐応力腐食割れ性を比較す
るために、焼戻し処理した材料から圧延方向に沿
つて幅20mm、長さ100mmの試験片を切出し、内半
径5mmにU字形に曲げ、クロム酸混合液で30分間
煮沸して、割れの発生を比較した。なお、引張強
さについては54Kg/mm以上を合格とした。この結
果を表5に示す。
Claims (1)
- 1 Cr0.05〜0.35%またはZr0.05〜0.25%の少な
くとも一方を含む析出硬化型アルミニウム合金を
常法にしたがつて熱間加工および冷間加工し、溶
体化処理温度に加熱後、0.2〜0.001℃/secの冷却
速度で冷却し、60%以上の冷間加工を施して、
400〜530℃の温度に1℃/sec以上の加熱速度で昇
温させ25μm以下に再結晶化させることを特徴と
する超塑性高力アルミニウム合金の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23060783A JPS60125354A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | 超塑性高力アルミニウム合金の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23060783A JPS60125354A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | 超塑性高力アルミニウム合金の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60125354A JPS60125354A (ja) | 1985-07-04 |
| JPS6157385B2 true JPS6157385B2 (ja) | 1986-12-06 |
Family
ID=16910401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23060783A Granted JPS60125354A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | 超塑性高力アルミニウム合金の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60125354A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03266213A (ja) * | 1990-03-15 | 1991-11-27 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気記録再生用磁気ヘッドの駆動装置 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2652016B2 (ja) * | 1987-04-15 | 1997-09-10 | スカイアルミニウム株式会社 | 微細結晶粒を有するアルミニウム合金材料の製造方法 |
| US6322647B1 (en) * | 1998-10-09 | 2001-11-27 | Reynolds Metals Company | Methods of improving hot working productivity and corrosion resistance in AA7000 series aluminum alloys and products therefrom |
| US9359660B2 (en) * | 2010-09-08 | 2016-06-07 | Alcoa Inc. | 6XXX aluminum alloys, and methods for producing the same |
| JP5830006B2 (ja) * | 2012-12-27 | 2015-12-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 強度に優れたアルミニウム合金押出材 |
-
1983
- 1983-12-08 JP JP23060783A patent/JPS60125354A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03266213A (ja) * | 1990-03-15 | 1991-11-27 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気記録再生用磁気ヘッドの駆動装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60125354A (ja) | 1985-07-04 |
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