JPS6159073B2 - - Google Patents
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- JPS6159073B2 JPS6159073B2 JP53038129A JP3812978A JPS6159073B2 JP S6159073 B2 JPS6159073 B2 JP S6159073B2 JP 53038129 A JP53038129 A JP 53038129A JP 3812978 A JP3812978 A JP 3812978A JP S6159073 B2 JPS6159073 B2 JP S6159073B2
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- Japan
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- phase
- magnetic flux
- electromotive force
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、複数個の可変制御電気弁からなる
電力変換器を介して同期機の電機子巻線に給電が
行われる無整流子電動機の制御装置に関するもの
である。
電力変換器を介して同期機の電機子巻線に給電が
行われる無整流子電動機の制御装置に関するもの
である。
一般に、無整流子電動機は回転子に連結された
位置検出器によつて回転角度を検出し、直流電源
もしくは交流電源から電機子巻線に電機子電流を
分配する電力変換器を位置検出器により検出され
た回転角度に基づいて制御して電機子巻線に所定
の電流を供給し、回転トルクを発生するよう構成
されている。
位置検出器によつて回転角度を検出し、直流電源
もしくは交流電源から電機子巻線に電機子電流を
分配する電力変換器を位置検出器により検出され
た回転角度に基づいて制御して電機子巻線に所定
の電流を供給し、回転トルクを発生するよう構成
されている。
しかしながら、位置検出器による場合は単に回
転子の機械的な回転角度に基づいて制御されるた
め、電機子反作用による磁界の撚れ(内部相差
角)および負荷の大きさによる転流重なり角の変
動により、負荷電流が大きい場合は転流余裕角が
減少して整流不能となる危険があり、また負荷電
流が小さい場合は転流余裕角が大き過ぎて力率が
低下する難点がある。
転子の機械的な回転角度に基づいて制御されるた
め、電機子反作用による磁界の撚れ(内部相差
角)および負荷の大きさによる転流重なり角の変
動により、負荷電流が大きい場合は転流余裕角が
減少して整流不能となる危険があり、また負荷電
流が小さい場合は転流余裕角が大き過ぎて力率が
低下する難点がある。
この難点を解消するため、複数の位置検出器を
設け、負荷の変動に対応して位置検出器を切換え
て使用することも考えられるが、操作が煩雑であ
るばかりでなく高価となる欠点がある。
設け、負荷の変動に対応して位置検出器を切換え
て使用することも考えられるが、操作が煩雑であ
るばかりでなく高価となる欠点がある。
また、上述のように位置検出器により整流弁を
制御する代りに、磁束、端子電圧、起電力等を検
出してこれらの検出値により整流弁を制御するよ
う構成することも考えられる。このように、磁
束、端子電圧、起電力等を検出して制御する場合
は、電機子反作用による磁界の撚れ(内部相差
角)の影響を除去することはできる。このうち、
磁束を検出するには固定子に磁束検出装置を装着
する必要があるが、磁束検出器を固定子に装着す
る作業が極めて困難で製造コストが嵩む難点があ
る。また、端子電圧および起電力は回転速度が低
下した際、振幅が著しく低減し、制御の基準とす
ることに問題がある。
制御する代りに、磁束、端子電圧、起電力等を検
出してこれらの検出値により整流弁を制御するよ
う構成することも考えられる。このように、磁
束、端子電圧、起電力等を検出して制御する場合
は、電機子反作用による磁界の撚れ(内部相差
角)の影響を除去することはできる。このうち、
磁束を検出するには固定子に磁束検出装置を装着
する必要があるが、磁束検出器を固定子に装着す
る作業が極めて困難で製造コストが嵩む難点があ
る。また、端子電圧および起電力は回転速度が低
下した際、振幅が著しく低減し、制御の基準とす
ることに問題がある。
本発明の目的は、電動機本体に磁束センサを装
着したり回転子位置検出器を取り付けたりするこ
となしに、低回転数領域においても十分な振幅を
有する位相基準信号を得て、しかも転流余裕角制
御も難なく行ない得るよう配慮した無整流子電動
機の制御装置を提供するにある。
着したり回転子位置検出器を取り付けたりするこ
となしに、低回転数領域においても十分な振幅を
有する位相基準信号を得て、しかも転流余裕角制
御も難なく行ない得るよう配慮した無整流子電動
機の制御装置を提供するにある。
この目的は、本発明によれば、複数個の可制御
電気弁からなる電力変換器を介して同期機の電機
子巻線に給電が行われる無整流子電動機におい
て、電機子端子電圧の検出信号と電機子電流の検
出信号から電機子起電力を求める起電力演算手段
と、該起電力演算手段の出力信号を積分すること
により磁束を求める磁束演算手段と、転流重なり
角の検出信号と転流余裕角の指令信号とから所望
の転流余裕角を得るに必要な電力変換器の制御角
に対応する信号を形成する制御角指令手段と、前
記磁束演算手段の出力信号を位相基準信号として
且つ前記制御角指令手段の出力信号を制御入力信
号として受け取つて両者の大小比較を行う比較手
段と、該比較手段の出力信号を論理合成すること
により電力変換器内の個々の可制御電気弁のため
の制御パルスを形成する論理合成手段とを備えて
いることによつて達成される。
電気弁からなる電力変換器を介して同期機の電機
子巻線に給電が行われる無整流子電動機におい
て、電機子端子電圧の検出信号と電機子電流の検
出信号から電機子起電力を求める起電力演算手段
と、該起電力演算手段の出力信号を積分すること
により磁束を求める磁束演算手段と、転流重なり
角の検出信号と転流余裕角の指令信号とから所望
の転流余裕角を得るに必要な電力変換器の制御角
に対応する信号を形成する制御角指令手段と、前
記磁束演算手段の出力信号を位相基準信号として
且つ前記制御角指令手段の出力信号を制御入力信
号として受け取つて両者の大小比較を行う比較手
段と、該比較手段の出力信号を論理合成すること
により電力変換器内の個々の可制御電気弁のため
の制御パルスを形成する論理合成手段とを備えて
いることによつて達成される。
即ち、本発明では、位相基準信号として磁束波
形信号を使用し、これを鋸歯状波信号に変換する
ことなく直接に制御入力信号と比較することによ
り可制御電気弁の点弧時点を決定している。磁束
は界磁によつて決まり、周波数に依存しないため
に低速度範囲においても十分な振幅を有する。こ
れに対して、電機子端子電圧(もしくは起電力)
を位相基準信号として使用する従来技術の場合に
は、電機子端子電圧の振幅が周波数に比例して変
化するために、定格速度の100%値に対して低速
範囲では極端に小さい振幅となるため、端子電圧
波形は定余裕角制御のための点弧時間帯において
正確な位相情報をもたらし得ず、せいぜい零点通
過が位相基準点情報をもたらすにすぎない。した
がつて、従来では端子電圧を矩形波に整形してこ
れの零点通過に同期した鋸歯状波信号を発生さ
せ、これと制御入力信号とを比較することにより
可制御電気弁の点弧時点を決定している。この場
合に鋸歯状波信号の勾配を周波数に応じて適切に
変化させる特別な措置が必要である。
形信号を使用し、これを鋸歯状波信号に変換する
ことなく直接に制御入力信号と比較することによ
り可制御電気弁の点弧時点を決定している。磁束
は界磁によつて決まり、周波数に依存しないため
に低速度範囲においても十分な振幅を有する。こ
れに対して、電機子端子電圧(もしくは起電力)
を位相基準信号として使用する従来技術の場合に
は、電機子端子電圧の振幅が周波数に比例して変
化するために、定格速度の100%値に対して低速
範囲では極端に小さい振幅となるため、端子電圧
波形は定余裕角制御のための点弧時間帯において
正確な位相情報をもたらし得ず、せいぜい零点通
過が位相基準点情報をもたらすにすぎない。した
がつて、従来では端子電圧を矩形波に整形してこ
れの零点通過に同期した鋸歯状波信号を発生さ
せ、これと制御入力信号とを比較することにより
可制御電気弁の点弧時点を決定している。この場
合に鋸歯状波信号の勾配を周波数に応じて適切に
変化させる特別な措置が必要である。
本発明の好ましい実施態様では、電力変換器は
3相ブリツジ結線された6つの可制御電気弁から
なり、この場合に、線間電圧と相電流とをそれぞ
れ少なくとも2相分検出すれば、3相の線間起電
力を演算することができ、これらをそれぞれ積分
すれば線間起電力に対応した3相の磁束が求ま
る。これらは線間起電力に対して90゜位相がずれ
ているので、線間−相の変換(Δ−Y変換)をす
れば元の3相線間起電力と位相の一致した3相の
磁束波形が得られる。しかし、それぞれ相電圧と
して3相起電力を求めてそれぞれを積分する場合
には上述の変換は不要である。このようにして求
められた各位相基準信号と制御入力信号と比較す
る比較手段を可制御電気弁の数の半分である3つ
だけにする場合には、共通な制御入力信号を該当
する各位相基準信号の各半波の中央で極性反転さ
せた矩形波状の制御入力信号として別々に与えれ
ば、それぞれ位相基準信号と制御入力信号との比
較の際に、該当せる可制御電気弁の点弧すべき時
点以外で交点が生じないので、可制御電気弁の点
弧のための制御パルスを形成する論理合成手段を
簡単にすることができる。その場合に、前記のΔ
−Y変換前の磁束波形信号を矩形波に変換してこ
れらの振幅を共通な制御入力信号の値にすれば、
所望の3相の矩形波の制御入力信号が得られる。
3相ブリツジ結線された6つの可制御電気弁から
なり、この場合に、線間電圧と相電流とをそれぞ
れ少なくとも2相分検出すれば、3相の線間起電
力を演算することができ、これらをそれぞれ積分
すれば線間起電力に対応した3相の磁束が求ま
る。これらは線間起電力に対して90゜位相がずれ
ているので、線間−相の変換(Δ−Y変換)をす
れば元の3相線間起電力と位相の一致した3相の
磁束波形が得られる。しかし、それぞれ相電圧と
して3相起電力を求めてそれぞれを積分する場合
には上述の変換は不要である。このようにして求
められた各位相基準信号と制御入力信号と比較す
る比較手段を可制御電気弁の数の半分である3つ
だけにする場合には、共通な制御入力信号を該当
する各位相基準信号の各半波の中央で極性反転さ
せた矩形波状の制御入力信号として別々に与えれ
ば、それぞれ位相基準信号と制御入力信号との比
較の際に、該当せる可制御電気弁の点弧すべき時
点以外で交点が生じないので、可制御電気弁の点
弧のための制御パルスを形成する論理合成手段を
簡単にすることができる。その場合に、前記のΔ
−Y変換前の磁束波形信号を矩形波に変換してこ
れらの振幅を共通な制御入力信号の値にすれば、
所望の3相の矩形波の制御入力信号が得られる。
転流重なり角の検出信号は最も簡単な場合には
電機子電流の大きさ、したがつて直流入力電流の
検出値に比例した信号として与えることができる
が、他の種々の公知の転流重なり角検出原理を採
用することができる。転流余裕角の指令信号は一
定値として与えることもできるし、磁束の大きさ
に比例して変化させることもできる。
電機子電流の大きさ、したがつて直流入力電流の
検出値に比例した信号として与えることができる
が、他の種々の公知の転流重なり角検出原理を採
用することができる。転流余裕角の指令信号は一
定値として与えることもできるし、磁束の大きさ
に比例して変化させることもできる。
次に、本発明に係る無整流子電動機の制御装置
の実施例につき添付図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
の実施例につき添付図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
第1図において、参照符号10および12はそ
れぞれ無整流子電動機の電動機本体(同期機)の
電機子巻線および界磁巻線を示し、電機子巻線1
0の3相の端子u,v,wは、そのうちu相およ
びv相の端子のみu相電流検出器14およびv相
電流検出器16を介してそれぞれ電力変換器18
の3相の出力端子に接続する。電力変換器18は
可制御電気弁20X,20Y,20Z,20U,
20V,20Wをブリツジ接続して構成し、この
電力変換器18の(+)入力端子を電流検出器2
2を介して直流電源装置24の(+)出力端子に
接続すると共に電力変換器18の(−)出力端子
を直流電源装置24の(−)出力端子に接続す
る。なお、u−v相間およびv−w相間に端子電
圧検出器26および28を接続する。
れぞれ無整流子電動機の電動機本体(同期機)の
電機子巻線および界磁巻線を示し、電機子巻線1
0の3相の端子u,v,wは、そのうちu相およ
びv相の端子のみu相電流検出器14およびv相
電流検出器16を介してそれぞれ電力変換器18
の3相の出力端子に接続する。電力変換器18は
可制御電気弁20X,20Y,20Z,20U,
20V,20Wをブリツジ接続して構成し、この
電力変換器18の(+)入力端子を電流検出器2
2を介して直流電源装置24の(+)出力端子に
接続すると共に電力変換器18の(−)出力端子
を直流電源装置24の(−)出力端子に接続す
る。なお、u−v相間およびv−w相間に端子電
圧検出器26および28を接続する。
u相電流検出器14、v相電流検出器16、u
−v相端子電圧検出器26、v−w相端子電圧検
出器28は、各出力端子を起電力演算器30の入
力端子に接続し、起電力演算器30の3相の出力
端子を磁束演算器32の入力端子に接続し、磁束
演算器32の3相の出力端子をベクトル回転器3
4の入力端子に接続する。
−v相端子電圧検出器26、v−w相端子電圧検
出器28は、各出力端子を起電力演算器30の入
力端子に接続し、起電力演算器30の3相の出力
端子を磁束演算器32の入力端子に接続し、磁束
演算器32の3相の出力端子をベクトル回転器3
4の入力端子に接続する。
起電力演算器30およびベクトル回転器34
は、各3相出力端子を直流起電力演算器36の入
力端子に接続し、磁束演算器32の3相の出力端
子を3相からなる比較増幅器38a,38b,3
8cの入力端子に接続し、比較増幅器38a,3
8b,38cのそれぞれの出力端子を3相からな
るエクスクルシブOR回路40a,40b,40
cの夫々の一方の入力端子の接続する。一方、直
流起電力検出器36の出力端子を比較増幅器42
を介してエクスクルシブOR回路40a,40
b,40cの夫々の他方の入力端子に接続し、エ
クスクルシブOR回路40a,40b,40cの
それぞれの出力端子を振幅制限回路44の入力端
子A,B,Cに接続する。
は、各3相出力端子を直流起電力演算器36の入
力端子に接続し、磁束演算器32の3相の出力端
子を3相からなる比較増幅器38a,38b,3
8cの入力端子に接続し、比較増幅器38a,3
8b,38cのそれぞれの出力端子を3相からな
るエクスクルシブOR回路40a,40b,40
cの夫々の一方の入力端子の接続する。一方、直
流起電力検出器36の出力端子を比較増幅器42
を介してエクスクルシブOR回路40a,40
b,40cの夫々の他方の入力端子に接続し、エ
クスクルシブOR回路40a,40b,40cの
それぞれの出力端子を振幅制限回路44の入力端
子A,B,Cに接続する。
振幅制限回路44は、第1反転増幅器46と第
2反転増幅器48とダイオード回路50とからな
り、転流重なり角指令信号の入力端子Dを電流検
出器22の出力端子と対地間に接続した調整抵抗
52のスライド端子に接続し、転流余裕角指令信
号の入力端子Eを制御電源Vcと対地間に接続さ
れた調整抵抗54のスライド端子に接続する。
2反転増幅器48とダイオード回路50とからな
り、転流重なり角指令信号の入力端子Dを電流検
出器22の出力端子と対地間に接続した調整抵抗
52のスライド端子に接続し、転流余裕角指令信
号の入力端子Eを制御電源Vcと対地間に接続さ
れた調整抵抗54のスライド端子に接続する。
また、振幅制限回路44の3相の出力端子F,
G,Hおよびベクトル回転器34の3相の出力端
子を3相からなる比較増幅器56a,56b,5
6cのそれぞれの入力端子に接続し、比較増幅器
56a,56b,56cの各出力端子を必要に応
じて位置検出器の制御信号と切換え得るよう配設
した制御入力切換器58を介して論理回路60の
入力端子に接続し、論理回路60の出力端子X,
Y,Z,U,V,Wを可制御電気弁20X,20
Y,20Z,20U,20V,20Wのそれぞれ
の制御入力端子に接続する。
G,Hおよびベクトル回転器34の3相の出力端
子を3相からなる比較増幅器56a,56b,5
6cのそれぞれの入力端子に接続し、比較増幅器
56a,56b,56cの各出力端子を必要に応
じて位置検出器の制御信号と切換え得るよう配設
した制御入力切換器58を介して論理回路60の
入力端子に接続し、論理回路60の出力端子X,
Y,Z,U,V,Wを可制御電気弁20X,20
Y,20Z,20U,20V,20Wのそれぞれ
の制御入力端子に接続する。
次に、このように構成した本発明装置の作用に
ついて説明する。直流電源装置24の出力端子か
ら電力変換器18(この動作は後に詳述する)を
介して直流電流を無整流子電動機の電機子巻線1
0に供給し、界磁巻線12を巻回した回転子との
間に回転トルクが起生して無整流子電動機が運転
されている場合、電流検出器14,16により検
出されたu相電流Iu,v相電流Ivおよび端子電
圧検出器26,28により検出されたu−v相間
端子電圧Vuv,v−w相間端子電圧Vvwが起電力
演算器30に供給される。この場合、起電力演算
器30においては、端子電圧に含まれる電機子巻
線抵抗による電圧降下および漏れリアクタンスL
pによる誘起電圧が、例えば、Euv=Vuv−(r+
Lp)(Iu−Iv)なる式に従つた演算により除去
され、第2図aに示すu−v相間起電力Euv,v
−w相間起電力Evw,w−u相間起電力Ewuが
出力端子から磁束演算器32に供給される。ま
た、磁束演算器32においては、供給された3相
の入力がそれぞれ積分され、例えばu相巻線およ
びv相巻線と鎖交する磁束Φuvは、第2図bに示
すように、起電力Euvより位相が90゜遅れた波形
の磁束Φuvが出力端子からベクトル回転器34に
供給される。そこで、ベクトル回転器34におい
ては、次式に示す演算が行われる。
ついて説明する。直流電源装置24の出力端子か
ら電力変換器18(この動作は後に詳述する)を
介して直流電流を無整流子電動機の電機子巻線1
0に供給し、界磁巻線12を巻回した回転子との
間に回転トルクが起生して無整流子電動機が運転
されている場合、電流検出器14,16により検
出されたu相電流Iu,v相電流Ivおよび端子電
圧検出器26,28により検出されたu−v相間
端子電圧Vuv,v−w相間端子電圧Vvwが起電力
演算器30に供給される。この場合、起電力演算
器30においては、端子電圧に含まれる電機子巻
線抵抗による電圧降下および漏れリアクタンスL
pによる誘起電圧が、例えば、Euv=Vuv−(r+
Lp)(Iu−Iv)なる式に従つた演算により除去
され、第2図aに示すu−v相間起電力Euv,v
−w相間起電力Evw,w−u相間起電力Ewuが
出力端子から磁束演算器32に供給される。ま
た、磁束演算器32においては、供給された3相
の入力がそれぞれ積分され、例えばu相巻線およ
びv相巻線と鎖交する磁束Φuvは、第2図bに示
すように、起電力Euvより位相が90゜遅れた波形
の磁束Φuvが出力端子からベクトル回転器34に
供給される。そこで、ベクトル回転器34におい
ては、次式に示す演算が行われる。
(Φwu−Φvw)/√3=Φuv′=Φw …(1)
(Φuv−Φwu)/√3=Φvw′=Φu …(2)
(Φvw−Φuv)/√3=Φwu′=Φv …(3)
この場合の演算特性は、第2図cに示すように
90゜移相され、起電力E(第2図a)に対して正
転の場合に同相となり、逆転の場合に逆相とな
る。このように移相された磁束Φu,Φv,Φw
は、起電力Euv,Evw,Ewuに対して上記のよう
に一定な位相関係にあり、かつ低速回転時におい
ても振幅が充分な大きさに保持される。
90゜移相され、起電力E(第2図a)に対して正
転の場合に同相となり、逆転の場合に逆相とな
る。このように移相された磁束Φu,Φv,Φw
は、起電力Euv,Evw,Ewuに対して上記のよう
に一定な位相関係にあり、かつ低速回転時におい
ても振幅が充分な大きさに保持される。
磁束演算器32の3相の出力Φuv,Φvw,Φwu
は、各比較増幅器38a,38b,38cに供給
されて瞬時値の極性が検出され、その極性により
切換えられた出力が出力端子からエクスクルシブ
OR回路40a,40b,40cの一方の入力端
子に供給される。また、起電力演算器30により
演算された起電力Euv,Evw,Ewuおよびベクト
ル回転器34により移相された磁束Φu,Φv,Φ
wは直流起電力検出器36に供給され、直流起電
力検出器36により起生された電動機の回転方向
により異つた極性をもつ直流起電力が出力端子か
ら比較増幅器42に供給される。比較増幅器42
は直流入力の極性により出力が切換えられ、その
切換えられた出力はエクスクルシブOR回路40
a,40b,40cの各他方の入力端子に供給さ
れる。従つて、各エクスクルシブOR回路40
a,40b,40cは2つの入力が等しい場合と
異る場合とによりその出力が切換えられ、磁束演
算器32により演算された磁束Φuv,Φvw,Φwu
の周波数と同期した矩形波信号がエクスクルシブ
OR回路40a,40b,40cのそれぞれの出
力端子から振幅制限回路44の入力端子A,B,
Cに供給される。
は、各比較増幅器38a,38b,38cに供給
されて瞬時値の極性が検出され、その極性により
切換えられた出力が出力端子からエクスクルシブ
OR回路40a,40b,40cの一方の入力端
子に供給される。また、起電力演算器30により
演算された起電力Euv,Evw,Ewuおよびベクト
ル回転器34により移相された磁束Φu,Φv,Φ
wは直流起電力検出器36に供給され、直流起電
力検出器36により起生された電動機の回転方向
により異つた極性をもつ直流起電力が出力端子か
ら比較増幅器42に供給される。比較増幅器42
は直流入力の極性により出力が切換えられ、その
切換えられた出力はエクスクルシブOR回路40
a,40b,40cの各他方の入力端子に供給さ
れる。従つて、各エクスクルシブOR回路40
a,40b,40cは2つの入力が等しい場合と
異る場合とによりその出力が切換えられ、磁束演
算器32により演算された磁束Φuv,Φvw,Φwu
の周波数と同期した矩形波信号がエクスクルシブ
OR回路40a,40b,40cのそれぞれの出
力端子から振幅制限回路44の入力端子A,B,
Cに供給される。
一方、電流検出器22により検出された直流電
源装置24の出力電流IDCは転流重なり角調整用
の調整抵抗52に供給され、この調整抵抗52に
より調整された電圧値βIをもつ転流重なり角相
当信号が振幅制限回路44の一方の信号入力端子
Dに供給される。従つて、転流重なり角相当信号
の電圧値βIは直流出力電流IDCの変動に比例し
て増減する。また、転流余裕角設定用の調整抵抗
54には制御電源Vcから電流が供給され、可制
御電気弁のサイリスタのターンオフ時間により定
められた転流余裕角に相当した電圧値βTをもつ
転流余裕角指令信号が調整抵抗54により設定さ
れて振幅制限回路14の他方の信号入力端子Eに
供給される。
源装置24の出力電流IDCは転流重なり角調整用
の調整抵抗52に供給され、この調整抵抗52に
より調整された電圧値βIをもつ転流重なり角相
当信号が振幅制限回路44の一方の信号入力端子
Dに供給される。従つて、転流重なり角相当信号
の電圧値βIは直流出力電流IDCの変動に比例し
て増減する。また、転流余裕角設定用の調整抵抗
54には制御電源Vcから電流が供給され、可制
御電気弁のサイリスタのターンオフ時間により定
められた転流余裕角に相当した電圧値βTをもつ
転流余裕角指令信号が調整抵抗54により設定さ
れて振幅制限回路14の他方の信号入力端子Eに
供給される。
振幅制限回路44の指令信号入力端子Dおよび
Eに供給された転流重なり角指令信号電圧βIお
よび転流余裕角指令信号電圧βTは、第1反転増
幅器46に供給され、次式 −(βI+βT)=−βe …(4) 但し、βe……制御角指令のための制御入力信
号 に示すように加算して反転され、出力電圧−βe
がダイオード回路50の一方の端子aおよび第2
反転増幅器48に供給される。この入力電圧は、
第2反転増幅器48においてさらに反転され、出
力電圧+βeがダイオード回路50の他方の端子
bに供給される。従つて、振幅制限回路44の入
力端子A,B,Cに供給された信号の振幅は第2
図cに示すように+βeおよび−βeに制限され
る。
Eに供給された転流重なり角指令信号電圧βIお
よび転流余裕角指令信号電圧βTは、第1反転増
幅器46に供給され、次式 −(βI+βT)=−βe …(4) 但し、βe……制御角指令のための制御入力信
号 に示すように加算して反転され、出力電圧−βe
がダイオード回路50の一方の端子aおよび第2
反転増幅器48に供給される。この入力電圧は、
第2反転増幅器48においてさらに反転され、出
力電圧+βeがダイオード回路50の他方の端子
bに供給される。従つて、振幅制限回路44の入
力端子A,B,Cに供給された信号の振幅は第2
図cに示すように+βeおよび−βeに制限され
る。
このように、±βeを振幅とし周波数がそれぞれ
磁束Φuv,Φvw,Φwuの周波数と同期した3つの
制御角指令のための制御入力信号βeが振幅制限
回路44の出力端子F,G,Hから位相制御要素
としての比較増幅器56a,56b,56cのそ
れぞれの一方の入力端子に供給され、かつ比較増
幅器56a,56b,56cのそれぞれの他方の
入力端子にベクトル回転器34により移相された
磁束Φu,Φv,Φwが位相基準信号として供給さ
れて両入力がそれぞれ比較され、比較増幅器56
a,56b,56cの第2図dに示すパルス信号
XV,YW,ZUが出力端子から制御入力切換器5
8に供給される。この場合に、交流矩形波である
3相の制御入力信号βeは、3相正弦波の位相基
準信号Φu,Φv,Φwに対して位相が90゜ずれて
いる。この制御入力切換器58の3相からなる出
力信号XV,YW,ZUは論理回路60に供給さ
れ、第2図eに示すように6相からなるパルス信
号X,Y,Z,U,V,Wに分配され、これらの
パルス信号がそれぞれ可制御電気弁20X,20
Y,20Z,20U,20V,20Wに供給され
てこれらの電気弁が開閉される。このように可制
御電気弁を制御することにより、無整流子電動機
のu相、v相、w相巻線に、第2図fに示す電機
子電流Iu,Iv,Iwが分配され、転流余裕角βT
を常に所定値に保持して安定した運転が行われ
る。なお、この場合における電動機端子電圧Vは
第2図gに示す波形となり、この波形の陥没部の
時間は転流重なり角βIに相当する。
磁束Φuv,Φvw,Φwuの周波数と同期した3つの
制御角指令のための制御入力信号βeが振幅制限
回路44の出力端子F,G,Hから位相制御要素
としての比較増幅器56a,56b,56cのそ
れぞれの一方の入力端子に供給され、かつ比較増
幅器56a,56b,56cのそれぞれの他方の
入力端子にベクトル回転器34により移相された
磁束Φu,Φv,Φwが位相基準信号として供給さ
れて両入力がそれぞれ比較され、比較増幅器56
a,56b,56cの第2図dに示すパルス信号
XV,YW,ZUが出力端子から制御入力切換器5
8に供給される。この場合に、交流矩形波である
3相の制御入力信号βeは、3相正弦波の位相基
準信号Φu,Φv,Φwに対して位相が90゜ずれて
いる。この制御入力切換器58の3相からなる出
力信号XV,YW,ZUは論理回路60に供給さ
れ、第2図eに示すように6相からなるパルス信
号X,Y,Z,U,V,Wに分配され、これらの
パルス信号がそれぞれ可制御電気弁20X,20
Y,20Z,20U,20V,20Wに供給され
てこれらの電気弁が開閉される。このように可制
御電気弁を制御することにより、無整流子電動機
のu相、v相、w相巻線に、第2図fに示す電機
子電流Iu,Iv,Iwが分配され、転流余裕角βT
を常に所定値に保持して安定した運転が行われ
る。なお、この場合における電動機端子電圧Vは
第2図gに示す波形となり、この波形の陥没部の
時間は転流重なり角βIに相当する。
以上、要するに本発明装置における主要構成要
素の特徴は次の通りである。まず、位相制御要素
としては、コンパレータにおいて位相基準信号
(同期信号)を直接に制御入力信号と比較する方
法と、位相基準信号(同期信号)により鋸歯状信
号を得て、これと制御入力信号と比較する方法と
があるが、第1図の実施例では、前者の方法を採
用している。即ち、コンパレータ56a,b,c
において、位相基準信号Φw,u,vを直接に端
子F,G,Hからの制御入力信号と比較している
(この比較の様子は第2図C参照)。
素の特徴は次の通りである。まず、位相制御要素
としては、コンパレータにおいて位相基準信号
(同期信号)を直接に制御入力信号と比較する方
法と、位相基準信号(同期信号)により鋸歯状信
号を得て、これと制御入力信号と比較する方法と
があるが、第1図の実施例では、前者の方法を採
用している。即ち、コンパレータ56a,b,c
において、位相基準信号Φw,u,vを直接に端
子F,G,Hからの制御入力信号と比較している
(この比較の様子は第2図C参照)。
また、振幅制限回路44は、端子A,B,Cに
与えられた一定振幅の交流矩形波信号を可変量±
βe*なる振幅にして伝達するものであり、第2
図Cからわかるようにこの可変量±βe*に応じ
て位相制御角βeが決まる。
与えられた一定振幅の交流矩形波信号を可変量±
βe*なる振幅にして伝達するものであり、第2
図Cからわかるようにこの可変量±βe*に応じ
て位相制御角βeが決まる。
比較増幅器38a,b,cは、通常の使用目的
と変わらず、波形整形をするもので、具体的には
第2図b,Cの関係から明らかな如く、正弦波形
を矩形波形にするものである。
と変わらず、波形整形をするもので、具体的には
第2図b,Cの関係から明らかな如く、正弦波形
を矩形波形にするものである。
エクスクルシブOR回路40a,b,cは、正
転時と逆転時とでは極性切り換えが必要であるこ
とから設けられたものであり、回転方向を示す信
号を比較増幅器42から得ているのである。従つ
て、逆転を行わない場合はエクスクルシブOR回
路40a,b,cおよび比較増幅器42は直流起
電力演算器36とともに省略できる。
転時と逆転時とでは極性切り換えが必要であるこ
とから設けられたものであり、回転方向を示す信
号を比較増幅器42から得ているのである。従つ
て、逆転を行わない場合はエクスクルシブOR回
路40a,b,cおよび比較増幅器42は直流起
電力演算器36とともに省略できる。
そして、直流起電力演算器36は、起電力Eu
v,vw,wuを磁束Φw,u,vによつて同期整
流することにより回転方向に応じた極性を有する
直流起電力を得るものである。この場合に比較増
幅器42は極性判別を行う。
v,vw,wuを磁束Φw,u,vによつて同期整
流することにより回転方向に応じた極性を有する
直流起電力を得るものである。この場合に比較増
幅器42は極性判別を行う。
第3図は、負荷電流IDCと転流余裕角βTとの
関係を、本発明装置による場合と位置検出器によ
る場合とにおいて比較した実験結果を示すもので
ある。実験結果から明らかなように、本発明装置
による場合は、第3図の実線で示すように、負荷
電流が変動した場合においても転流余裕角βTが
殆んど一定値に保持されているのに対し、位置検
出器による場合は、第3図の点線で示すように、
負荷電流の増加に伴つて転流余裕角βTが著しく
減少していることが確認される。
関係を、本発明装置による場合と位置検出器によ
る場合とにおいて比較した実験結果を示すもので
ある。実験結果から明らかなように、本発明装置
による場合は、第3図の実線で示すように、負荷
電流が変動した場合においても転流余裕角βTが
殆んど一定値に保持されているのに対し、位置検
出器による場合は、第3図の点線で示すように、
負荷電流の増加に伴つて転流余裕角βTが著しく
減少していることが確認される。
また、第4図は、負荷電流とトルクとの関係を
本発明装置による場合と位置検出器による場合と
において比較した実験結果を示すものである。第
4図に示される実験結果から明らかなように、本
発明装置による場合(実線)は位置検出器による
場合(破線)に比べてトルクが大きく、高力率で
運転されることが確認される。
本発明装置による場合と位置検出器による場合と
において比較した実験結果を示すものである。第
4図に示される実験結果から明らかなように、本
発明装置による場合(実線)は位置検出器による
場合(破線)に比べてトルクが大きく、高力率で
運転されることが確認される。
また、上述の実施例においては、転流余裕角設
定用の調整抵抗54に制御電源Vcから電流を供
給したが、磁束絶対値演算器を設けて磁束Φu,
Φv,Φwから次式 √u 2+v 2+w 2=|Φ| …(5) に従つて磁束絶対値|Φ|を演算し、この出力電
圧を制御電源電圧Vcの代りに調整抵抗54に印
加し、磁束絶対値|Φ|に比例した転流余裕角相
当信号を発生するようにすることもできる。基底
速度以上における界磁弱め範囲においては界磁弱
めに応じて磁束絶対値が小さくなることから、前
者の場合には転流余裕角指令信号が一定のままで
あるために、磁束絶対値が小さくなるほど実際の
転流余裕角は大きくなり、従つてその角度の時間
換算値としてはあまり変化しないという動作とな
るのに対して、後者の場合には転流余裕角指令信
号も磁束絶対値に合わせて小さくされるために、
実際の転流余裕角が変化しないという動作とな
る。第5図は上記の関係を示すもので、第5図
a,b,cのそれぞれの(右側)の波形は起電
力Eを(左側)と同じに保持し、回転速度を
の場合の2倍に増加し、磁束をの場合の1/2に
減少した状態における起電力E、磁束Φ′、転流
余裕角指令信号βTを示すものである。上述の実
施例のように、制御電源Vcから調整抵抗54に
一定の電流を供給した場合には、第5図bに示す
ように回転速度および磁束が変動した場合にも余
裕時間が所定値に保持され、また磁束絶対値演算
器により演算された磁束絶対値|Φ|に相当する
電圧を調整抵抗54に印加した場合には、転流余
裕角指令信号が磁束絶対値|Φ|に比例するた
め、第5図cに示すように、余裕角βTは回転速
度、磁束が変動した場合においても所定値に保持
される。一般に、転流余裕角βTは可制御電気弁
(サイリスタ)のターンオフ時間により決定され
るが、転流余裕角βTの設定は上記のいずれの形
式によつても行うことができる。
定用の調整抵抗54に制御電源Vcから電流を供
給したが、磁束絶対値演算器を設けて磁束Φu,
Φv,Φwから次式 √u 2+v 2+w 2=|Φ| …(5) に従つて磁束絶対値|Φ|を演算し、この出力電
圧を制御電源電圧Vcの代りに調整抵抗54に印
加し、磁束絶対値|Φ|に比例した転流余裕角相
当信号を発生するようにすることもできる。基底
速度以上における界磁弱め範囲においては界磁弱
めに応じて磁束絶対値が小さくなることから、前
者の場合には転流余裕角指令信号が一定のままで
あるために、磁束絶対値が小さくなるほど実際の
転流余裕角は大きくなり、従つてその角度の時間
換算値としてはあまり変化しないという動作とな
るのに対して、後者の場合には転流余裕角指令信
号も磁束絶対値に合わせて小さくされるために、
実際の転流余裕角が変化しないという動作とな
る。第5図は上記の関係を示すもので、第5図
a,b,cのそれぞれの(右側)の波形は起電
力Eを(左側)と同じに保持し、回転速度を
の場合の2倍に増加し、磁束をの場合の1/2に
減少した状態における起電力E、磁束Φ′、転流
余裕角指令信号βTを示すものである。上述の実
施例のように、制御電源Vcから調整抵抗54に
一定の電流を供給した場合には、第5図bに示す
ように回転速度および磁束が変動した場合にも余
裕時間が所定値に保持され、また磁束絶対値演算
器により演算された磁束絶対値|Φ|に相当する
電圧を調整抵抗54に印加した場合には、転流余
裕角指令信号が磁束絶対値|Φ|に比例するた
め、第5図cに示すように、余裕角βTは回転速
度、磁束が変動した場合においても所定値に保持
される。一般に、転流余裕角βTは可制御電気弁
(サイリスタ)のターンオフ時間により決定され
るが、転流余裕角βTの設定は上記のいずれの形
式によつても行うことができる。
以上のように、本発明では、位相基準信号とし
て磁束波形信号を使用し、これを鋸歯状波信号に
変換することなく直接に制御入力信号と比較する
ことにより可制御電気弁の点弧時点を決定してい
る。その場合に制御入力信号は、軽流重なり角の
検出信号と転流余裕角の指令信号とから形成さ
れ、所望の転流余裕角を得るに必要な制御角を指
令する。
て磁束波形信号を使用し、これを鋸歯状波信号に
変換することなく直接に制御入力信号と比較する
ことにより可制御電気弁の点弧時点を決定してい
る。その場合に制御入力信号は、軽流重なり角の
検出信号と転流余裕角の指令信号とから形成さ
れ、所望の転流余裕角を得るに必要な制御角を指
令する。
端子電圧は周波数に比例して変化する振幅を有
し、しかも軽流陥没等の波形の乱れを有する。端
子電圧を起電力に変換した後これを積分すること
により形成される位相基準信号は磁束の次元を有
し、その形成過程で行われた積分のおかげで付随
的に生じるフイルタ効果により、転流による波形
の乱れが十分に低減された正弦波形となる。しか
もその得られた正弦波形の振幅は界磁によつて決
まり、周波数に依存しないために、低速度範囲に
おいても十分な振幅を有する。
し、しかも軽流陥没等の波形の乱れを有する。端
子電圧を起電力に変換した後これを積分すること
により形成される位相基準信号は磁束の次元を有
し、その形成過程で行われた積分のおかげで付随
的に生じるフイルタ効果により、転流による波形
の乱れが十分に低減された正弦波形となる。しか
もその得られた正弦波形の振幅は界磁によつて決
まり、周波数に依存しないために、低速度範囲に
おいても十分な振幅を有する。
また、端子電圧の零点に同期させて形成した鋸
歯状波信号と制御入力信号とのレベル比較によつ
て点弧時点を決定する従来技術では、周波数の変
化に合わせて遅れなく鋸歯状波信号の勾配を調整
する特別の手段が必要であるのに対して、本発明
では位相基準信号として磁束波形信号の直線状部
分の勾配が既に周波数に依存して変化するため、
そのような特別の手段は不要である。
歯状波信号と制御入力信号とのレベル比較によつ
て点弧時点を決定する従来技術では、周波数の変
化に合わせて遅れなく鋸歯状波信号の勾配を調整
する特別の手段が必要であるのに対して、本発明
では位相基準信号として磁束波形信号の直線状部
分の勾配が既に周波数に依存して変化するため、
そのような特別の手段は不要である。
本発明装置によれば、負荷電流が変動した場合
においても転流余裕角を常に所定値に保持して電
動機を高力率で運転し、過負荷耐量を増加するこ
とができ、無整流子電動機の性能の向上に資する
効果が極めて大きい。
においても転流余裕角を常に所定値に保持して電
動機を高力率で運転し、過負荷耐量を増加するこ
とができ、無整流子電動機の性能の向上に資する
効果が極めて大きい。
以上、本発明の好適な実施例について説明した
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の設計変更を行い得ることは勿論である。
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の設計変更を行い得ることは勿論である。
第1図は本発明に係る無整流子電動機の制御装
置の構成を示す回路図、第2図は第1図に示す本
発明装置の作用を示す波形図、第3図は負荷電流
と転流余裕角との関係を本発明装置による場合と
位置検出器による場合とにおいて比較した実験結
果を示す特性曲線図、第4図は負荷電流とトルク
との関係を本発明装置による場合と位置検出器に
よる場合とにおいて比較した実験結果を示す特性
曲線図、第5図は本発明装置に使用される定余裕
時間設定と定余裕角設定との比較波形図である。 10……電機子巻線、12……界磁巻線、1
4,16……電流検出器、18……電力変換器、
20X,20Y,20Z,20U,20V,20
W……可制御電気弁、22……電流検出器、24
……直流電源装置、26,28……端子電圧検出
器、30……起電力演算器、32……磁束演算
器、34……ベクトル回転器、36……直流起電
力演算器、38a,38b,38c……比較増幅
器、40a,40b,40c……エクスクルシブ
OR回路、42……比較増幅器、44……振幅制
限回路、46……第1反転増幅器、48……第2
反転増幅器、50……ダイオード回路、52,5
4……調整抵抗、56a,56b,56c……比
較増幅器、58……制御入力切換器、60……論
理回路。
置の構成を示す回路図、第2図は第1図に示す本
発明装置の作用を示す波形図、第3図は負荷電流
と転流余裕角との関係を本発明装置による場合と
位置検出器による場合とにおいて比較した実験結
果を示す特性曲線図、第4図は負荷電流とトルク
との関係を本発明装置による場合と位置検出器に
よる場合とにおいて比較した実験結果を示す特性
曲線図、第5図は本発明装置に使用される定余裕
時間設定と定余裕角設定との比較波形図である。 10……電機子巻線、12……界磁巻線、1
4,16……電流検出器、18……電力変換器、
20X,20Y,20Z,20U,20V,20
W……可制御電気弁、22……電流検出器、24
……直流電源装置、26,28……端子電圧検出
器、30……起電力演算器、32……磁束演算
器、34……ベクトル回転器、36……直流起電
力演算器、38a,38b,38c……比較増幅
器、40a,40b,40c……エクスクルシブ
OR回路、42……比較増幅器、44……振幅制
限回路、46……第1反転増幅器、48……第2
反転増幅器、50……ダイオード回路、52,5
4……調整抵抗、56a,56b,56c……比
較増幅器、58……制御入力切換器、60……論
理回路。
Claims (1)
- 1 複数個の可制御電気弁からなる電力変換器を
介して同期機の電機子巻線に給電が行われる無整
流子電動機において、電機子端子電圧の検出信号
と電機子電流の検出信号から電機子起電力を求め
る起電力演算手段と、該起電力演算手段の出力信
号を積分することにより磁束を求める磁束演算手
段と、軽流重なり角の検出信号と転流余裕角の指
令信号とから所望の転流余裕角を得るに必要な電
力変換器の制御角に対応する信号を形成する制御
角指令手段と、前記磁束演算手段の出力信号を位
相基準信号として且つ前記制御角指令手段の出力
信号を制御入力信号として受け取つて両者の大小
比較を行う比較手段と、該比較手段の出力信号を
論理合成することにより電力変換器内の個々の可
制御電気弁のための制御パルスを形成する論理合
成手段とを備えていることを特徴とする無整流子
電動機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3812978A JPS54131712A (en) | 1978-04-03 | 1978-04-03 | Controlling device for commutatorless motor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3812978A JPS54131712A (en) | 1978-04-03 | 1978-04-03 | Controlling device for commutatorless motor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54131712A JPS54131712A (en) | 1979-10-13 |
| JPS6159073B2 true JPS6159073B2 (ja) | 1986-12-15 |
Family
ID=12516833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3812978A Granted JPS54131712A (en) | 1978-04-03 | 1978-04-03 | Controlling device for commutatorless motor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54131712A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008136354A (ja) * | 2000-09-18 | 2008-06-12 | Edwards Kk | センサレスブラシレスモータの制御回路、センサレスブラシレスモータ装置、及び真空ポンプ装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58159684A (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-22 | Fuji Electric Co Ltd | 無整流子電動機の制御装置 |
-
1978
- 1978-04-03 JP JP3812978A patent/JPS54131712A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008136354A (ja) * | 2000-09-18 | 2008-06-12 | Edwards Kk | センサレスブラシレスモータの制御回路、センサレスブラシレスモータ装置、及び真空ポンプ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54131712A (en) | 1979-10-13 |
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