JPS6161482B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6161482B2 JPS6161482B2 JP56208410A JP20841081A JPS6161482B2 JP S6161482 B2 JPS6161482 B2 JP S6161482B2 JP 56208410 A JP56208410 A JP 56208410A JP 20841081 A JP20841081 A JP 20841081A JP S6161482 B2 JPS6161482 B2 JP S6161482B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- insulating oil
- acid ester
- retardant
- electrical insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lubricants (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
本発明は難燃性電気絶縁油に関する。
不燃性電気絶縁油として広く用いられていた
PCBが使用禁止となつて以来、それに代りうる絶
縁油の開発が要望されているが、現在のところ単
一物質でPCBに代りうる不燃性電気絶縁油は見出
されていない。 難燃性電気絶縁油としてはシリコーン油、各種
エステル油などがこれまでに提案されてきてお
り、その一部は実際に使用されている。それら
は、引火点が高く炭化水素系絶縁油と比較すれば
格段に燃えにくいが、JIS C 2101−11の方法に
よる燃焼性試験では燃焼するため、充分な難燃性
を有する電気絶縁油とはいい難い。 本発明は新規な難燃性絶縁油を提供することを
目的としており、ネオペンチルポリオールの脂肪
酸エステルと芳香族正リンエステルの混合物を用
いることを特徴としている。 従来から、可燃性絶縁油と正リン酸エステルと
を混合して難燃性絶縁油としたものはすでに種々
提案されてきている。かかる可燃性絶縁油として
用いられてきているものは、たとえばコンデンサ
オイルS(日本石油(株)製)、アルキルナフタレン
(呉羽化学工業(株)製)などの炭化水素系絶縁油ま
たはアジピン酸エステル、フタル酸エステル、ト
リメリツト酸エステルなどのエステル油などであ
る。しかし、炭化水素系絶縁油を用いる難燃性絶
縁油は低粘度であるが、引火点が低く、一方エス
テル油を用いる難燃性絶縁油は逆に引火点を高く
しうるが、高粘度となるという欠点があり、両者
を同時に好ましいものとした難燃性絶縁油、すな
わち引火点が高く粘度の低い難燃性絶縁油は未だ
見出されていないのが現状である。 本発明はかかる現状に鑑みなされたものであ
り、引火点が高くかつ粘度の低い難燃性電気絶縁
油を提供することを目的とする。 すなわち本発明は、ネオペンチルポリオールの
脂肪酸エステルに、それに対して35〜42容量%以
上の芳香族正リン酸エステルを混合してなる難燃
性電気絶縁油に関する。 本発明に用いうるネオペンチルポリオールの脂
肪酸エステルとしては、その脂肪酸残基が主とし
てオレイン酸残基からなるものが好ましく、その
具体例としてはユニスターH381R(日本油脂(株)
製)があげられる。このユニスターH381Rは第1
表に示すように、種々の電気絶縁油にくらべて引
火点が高い割には、粘度の低い電気絶縁油であ
る。
PCBが使用禁止となつて以来、それに代りうる絶
縁油の開発が要望されているが、現在のところ単
一物質でPCBに代りうる不燃性電気絶縁油は見出
されていない。 難燃性電気絶縁油としてはシリコーン油、各種
エステル油などがこれまでに提案されてきてお
り、その一部は実際に使用されている。それら
は、引火点が高く炭化水素系絶縁油と比較すれば
格段に燃えにくいが、JIS C 2101−11の方法に
よる燃焼性試験では燃焼するため、充分な難燃性
を有する電気絶縁油とはいい難い。 本発明は新規な難燃性絶縁油を提供することを
目的としており、ネオペンチルポリオールの脂肪
酸エステルと芳香族正リンエステルの混合物を用
いることを特徴としている。 従来から、可燃性絶縁油と正リン酸エステルと
を混合して難燃性絶縁油としたものはすでに種々
提案されてきている。かかる可燃性絶縁油として
用いられてきているものは、たとえばコンデンサ
オイルS(日本石油(株)製)、アルキルナフタレン
(呉羽化学工業(株)製)などの炭化水素系絶縁油ま
たはアジピン酸エステル、フタル酸エステル、ト
リメリツト酸エステルなどのエステル油などであ
る。しかし、炭化水素系絶縁油を用いる難燃性絶
縁油は低粘度であるが、引火点が低く、一方エス
テル油を用いる難燃性絶縁油は逆に引火点を高く
しうるが、高粘度となるという欠点があり、両者
を同時に好ましいものとした難燃性絶縁油、すな
わち引火点が高く粘度の低い難燃性絶縁油は未だ
見出されていないのが現状である。 本発明はかかる現状に鑑みなされたものであ
り、引火点が高くかつ粘度の低い難燃性電気絶縁
油を提供することを目的とする。 すなわち本発明は、ネオペンチルポリオールの
脂肪酸エステルに、それに対して35〜42容量%以
上の芳香族正リン酸エステルを混合してなる難燃
性電気絶縁油に関する。 本発明に用いうるネオペンチルポリオールの脂
肪酸エステルとしては、その脂肪酸残基が主とし
てオレイン酸残基からなるものが好ましく、その
具体例としてはユニスターH381R(日本油脂(株)
製)があげられる。このユニスターH381Rは第1
表に示すように、種々の電気絶縁油にくらべて引
火点が高い割には、粘度の低い電気絶縁油であ
る。
【表】
なお第1表中、引火点はオープンカツプ法で試
験し、また燃焼速度はJIC C 2101−11の方法
で試験したものである。 ユニスターH381Rの燃焼性(燃焼速度)は、第
1表に示されるように、ジメチルシリコーン油
(50cSt)よりも高く、一度着火すれば燃焼が継続
する。しかし、それにリン酸トリクレジル(以
下、TCPという)またはリン酸クレジルジフエ
ニル(以下、CDPという)などの芳香族正リン
酸エステルを35〜42容量%で添加したものは、引
火点が高く、燃焼が継続せず消炎し、難燃性絶縁
油として用いることが可能になる。さらに芳香族
リン酸エステル類は低粘度であるため、えられる
難燃性絶縁油の粘度も低下せしめうる。 つぎに実施例および比較例をあげて本発明の難
燃性絶縁油をより詳細に説明するが、本発明はそ
れらの実施例のみに限定されるものではない。 実施例 1 ネオペンチルポリオールの脂肪酸エステルとし
てユニスターH381Rを用い、それに対して35容量
%のTCPを加えて混合し、難燃性絶縁油をえ
た。 えられた難燃性絶縁油の粘度、引火点、燃焼速
度を測定した結果を第2表に示す。 なお各特性は、それぞれつぎの方法にしたがつ
て測定した。 (a) 粘度(cSt) 毛細管粘度計を用いて測定した。 (b) 引火点(℃) オープンカツプ法にしたがつて測定した。 (c) 燃焼速度(mm/sec) JIS C 2101の方法にしたがつて測定した。 実施例 2 TCPの使用量を40容量%としたほかは実施例
1と同様にして難燃性絶縁油を調製した。 えられた難燃性絶縁油の各特性を第2表に示
す。 実施例 3および4 TCPに代えて第2表に示す量のCDPを用いた
ほかは実施例1と同様にして難燃性絶縁油を調製
した。 えられた難燃性絶縁油の各特性を第2表に示
す。 比較例 1および2 TCPまたはCDPの使用量を第2表に示す量と
したほかは実施例1または3と同様にして難燃性
絶縁油を調製した。 えられた絶縁油の各特性を第2表に示す。 なお比較例3として、ユニスターH381Rの特性
を第2表に示す。
験し、また燃焼速度はJIC C 2101−11の方法
で試験したものである。 ユニスターH381Rの燃焼性(燃焼速度)は、第
1表に示されるように、ジメチルシリコーン油
(50cSt)よりも高く、一度着火すれば燃焼が継続
する。しかし、それにリン酸トリクレジル(以
下、TCPという)またはリン酸クレジルジフエ
ニル(以下、CDPという)などの芳香族正リン
酸エステルを35〜42容量%で添加したものは、引
火点が高く、燃焼が継続せず消炎し、難燃性絶縁
油として用いることが可能になる。さらに芳香族
リン酸エステル類は低粘度であるため、えられる
難燃性絶縁油の粘度も低下せしめうる。 つぎに実施例および比較例をあげて本発明の難
燃性絶縁油をより詳細に説明するが、本発明はそ
れらの実施例のみに限定されるものではない。 実施例 1 ネオペンチルポリオールの脂肪酸エステルとし
てユニスターH381Rを用い、それに対して35容量
%のTCPを加えて混合し、難燃性絶縁油をえ
た。 えられた難燃性絶縁油の粘度、引火点、燃焼速
度を測定した結果を第2表に示す。 なお各特性は、それぞれつぎの方法にしたがつ
て測定した。 (a) 粘度(cSt) 毛細管粘度計を用いて測定した。 (b) 引火点(℃) オープンカツプ法にしたがつて測定した。 (c) 燃焼速度(mm/sec) JIS C 2101の方法にしたがつて測定した。 実施例 2 TCPの使用量を40容量%としたほかは実施例
1と同様にして難燃性絶縁油を調製した。 えられた難燃性絶縁油の各特性を第2表に示
す。 実施例 3および4 TCPに代えて第2表に示す量のCDPを用いた
ほかは実施例1と同様にして難燃性絶縁油を調製
した。 えられた難燃性絶縁油の各特性を第2表に示
す。 比較例 1および2 TCPまたはCDPの使用量を第2表に示す量と
したほかは実施例1または3と同様にして難燃性
絶縁油を調製した。 えられた絶縁油の各特性を第2表に示す。 なお比較例3として、ユニスターH381Rの特性
を第2表に示す。
【表】
【表】
以上述べたように、本発明によれば燃焼性の低
いネオペンチルポリオールの脂肪酸エステルと、
それに対し35〜42容量%の芳香族リン酸エステル
を混合することにより、より低粘度で引火点の高
い難燃性の電気絶縁油とすることができる。 本発明の難燃性電気絶縁油を用いて種々の油入
電気機器を作製するばあいには、特別の操作を必
要とせず、たとえば従来の鉱油系絶縁油と同様に
して本発明の難燃性電気絶縁油に真空脱気処理を
施こしたのち、それを電気巻線などを含む電気機
器容器内に、真空注入などによつて注入すること
ができる。
いネオペンチルポリオールの脂肪酸エステルと、
それに対し35〜42容量%の芳香族リン酸エステル
を混合することにより、より低粘度で引火点の高
い難燃性の電気絶縁油とすることができる。 本発明の難燃性電気絶縁油を用いて種々の油入
電気機器を作製するばあいには、特別の操作を必
要とせず、たとえば従来の鉱油系絶縁油と同様に
して本発明の難燃性電気絶縁油に真空脱気処理を
施こしたのち、それを電気巻線などを含む電気機
器容器内に、真空注入などによつて注入すること
ができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ネオペンチルポリオールの脂肪酸エステル
に、それに対して35〜42容量%の芳香族正リン酸
エステルを混合してなる難燃性電気絶縁油。 2 前記ネオペンチルポリオールの脂肪酸エステ
ルがネオペンチルポリオールのオレイン酸エステ
ルを主成分とすることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の難燃性電気絶縁油。 3 前記芳香族正リン酸エステルがリン酸トリク
レジルまたはリン酸クレジルジフエニルであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の難燃
性電気絶縁油。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56208410A JPS58111204A (ja) | 1981-12-23 | 1981-12-23 | 難燃性電気絶縁油 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56208410A JPS58111204A (ja) | 1981-12-23 | 1981-12-23 | 難燃性電気絶縁油 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58111204A JPS58111204A (ja) | 1983-07-02 |
| JPS6161482B2 true JPS6161482B2 (ja) | 1986-12-25 |
Family
ID=16555773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56208410A Granted JPS58111204A (ja) | 1981-12-23 | 1981-12-23 | 難燃性電気絶縁油 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58111204A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4929500A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-03-15 | ||
| JPS53112498A (en) * | 1977-03-11 | 1978-09-30 | Nichicon Capacitor Ltd | Electric insulating oil |
-
1981
- 1981-12-23 JP JP56208410A patent/JPS58111204A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58111204A (ja) | 1983-07-02 |
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