JPS6214192B2 - - Google Patents

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JPS6214192B2
JPS6214192B2 JP25200784A JP25200784A JPS6214192B2 JP S6214192 B2 JPS6214192 B2 JP S6214192B2 JP 25200784 A JP25200784 A JP 25200784A JP 25200784 A JP25200784 A JP 25200784A JP S6214192 B2 JPS6214192 B2 JP S6214192B2
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JP
Japan
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meth
acrylate
adhesive
bifunctional epoxy
methylepihalohydrin
Prior art date
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Application number
JP25200784A
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English (en)
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JPS61130385A (ja
Inventor
Shigemasa Akeki
Masaharu Uehara
Masahiro Yokoo
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SEMEDAIN KK
Original Assignee
SEMEDAIN KK
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Publication date
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Publication of JPS6214192B2 publication Critical patent/JPS6214192B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ラジカル開始剤や促進剤を適宜に組
合わせてアクリル系接着剤とするアクリル系接着
剤組成物に関する。 本明細書に記載の「(メタ)アクリル酸」、或い
は「(メタ)アクリレート」とは、アクリル酸及
び/又はメタクリル酸、或いはアクリレート及
び/又はメタクリレートをそれぞれ総称するもの
である。 (産業上の利用分野) エポキシ樹脂用等の二官能性エポキシ化合物か
ら誘導される種々のエポキシ(メタ)アクリレー
トに、液状低粘度の(メタ)アクリレート系単量
体及び合成高分子重合体類を配合したものに、ラ
ジカル開始剤や促進剤を組合わせてアクリル系接
着剤とすることは既に知られている。しかし、か
かるアクリル系接着剤は、一般に接着層の剛性が
高いために、はく離接着強さや衝撃接着強さが充
分でなく、構造用接着剤等として充分に満足でき
るものでない。 また、ビスフエノールAにプロピレンオキサイ
ドを反応させて鎖伸長させてから、エピクロルヒ
ドリンを反応させてエポキシ化し、さらにそれに
(メタ)アクリル酸を反応させて末端に二重結合
の導入された二官能性エポキシ(メタ)アクリレ
ートとし、これに液状低粘度の(メタ)アクリレ
ート系単量体及び合成高分子重合体類を配合して
ラジカル重合により硬化するアクリル系接着剤組
成物とすることも既に公知である(特開昭48−
21725号公報)。しかし、同公報に記載のかかるプ
ロピレンオキサイドにより鎖伸長させて得られた
二官能性エポキシ(メタ)アクリレートを用いた
接着剤は、はく離接着強さ及び衝撃接着強さが著
しく低い(表3の実験No.8参照)。 (発明が解決せんとする問題点) 本発明は、接着剤組成物の各成分の相溶性が良
好であり、ラジカル開始剤又は促進剤のいずれか
を添加して、或はその両者を添加せずに同組成物
を長時間保存しても成分の分離を起すおそれがな
く、かつその組成物にラジカル開始剤及び促進剤
を適宜に組合わせれば、速やかに硬化して各種の
素材に対して優れた接着性能、特にはく離接着強
さ及び衝撃接着強さに優れた性能を発揮する接着
剤を与えることのできるアクリル系接着剤組成物
を提供せんとするものである。 本発明のアクリル系接着剤組成物は、 (A) β−メチルエピハロヒドリン誘導型二官能性
エポキシ化合物に二塩基酸を反応させて鎖伸長
させ、さらに(メタ)アクリル酸を反応させて
末端に重合性二重結合を導入した二官能性エポ
キシ(メタ)アクリレート、 (B) 前記(A)項に記載の単量体以外の(メタ)アク
リレート系単量体、及び (C) 合成高分子重合体類 の各成分を含有してなるラジカル重合により硬化
する組成物である。 本発明のアクリル系接着剤組成物を構成する第
一の成分である前記のエポキシ(メタ)アクリレ
ート(A)は、前述のように、β−メチルエピハロヒ
ドリン誘導型二官能性エポキシ化合物に二塩基酸
を反応させて鎖伸長させ、さらに(メタ)アクリ
ル酸を反応させて末端に重合性二重結合を導入し
てなるものである。 その原料のβ−メチルエピハロヒドリン誘導型
二官能性エポキシ化合物は、β−メチルエピハロ
ヒドリン(たとえばβ−メチルエピクロルヒドリ
ン)を、たとえばビスフエノールA、ビスフエノ
ールF、水素添加ビスフエノールA、又は水素添
加ビスフエノールFなどと反応させることにより
得られるものであり、それ自体エポキシ樹脂用の
二官能性エポキシ化合物として公知のものであ
る。 このβ−エピハロヒドリン誘導型二官能性エポ
キシ化合物に反応させる鎖伸長剤の二塩基酸とし
ては、たとえばコハク酸、アジピン酸、アゼライ
ン酸及びセバシン酸等があげられる。 β−エピハロヒドリン誘導型二官能性エポキシ
化合物と二塩基酸との鎖伸長反応は、同エポキシ
化合物2モルに対して二塩基酸を0.5〜2モル、
好ましくは約1モルの割合で混合し、100〜200
℃、好ましくは130〜180℃の温度で数時間〜数十
時間加熱撹拌すれば、容易にその反応が進行す
る。そして、その反応生成物を適当な温度、たと
えば40〜50℃に冷却してから、これに適量の触媒
(たとえばトリエチルアミン、トリ−n−ブチル
アミン等)、及び(メタ)アクリル酸2〜4モル
を加えて、40〜60℃の温度で数時間〜十数時間加
約撹拌して反応させれば、本発明で使用する二官
能性エポキシ(メタ)アクリレート(A)が得られ
る。 本発明の二官能性エポキシ(メタ)アクリレー
トは、二塩基酸によつて鎖伸長されてているため
に、可撓性に富み、これを用いて得られる接着剤
ははく離接着強さ及び衝撃接着強さに優れたもの
となる。また、本発明の二官能性エポキシ(メ
タ)アクリレートは、β−メチルエピハロヒドリ
ン誘導型二官能性エポキシ化合物より誘導される
ものであるために、たとえばエピハロヒドリン誘
導型二官能性エポキシ化合物より同様にして鎖伸
長させ、同様に(メタ)アクリル酸を反応させて
得られる二官能性エポキシ(メタ)アクリレート
と較べて、合成高分子重合体類との相溶性に優れ
ている。そのために、本発明の接着剤組成物は、
ラジカル開始剤又は促進剤のいずれかを添加し
て、或いはその両者を添加せずに長期間保存して
も経時的に成分の分離を起すおそれがないのであ
る。 本発明で用いる二官能性エポキシ(メタ)アク
リレートは、たとえば、ビスフエノールA/β−
エピクロルヒドリン型二官能性エポキシ化合物
に、鎖伸長剤としてアジピン酸を反応させ、さら
にメタクリル酸を反応させて得られる二官能性エ
ポキシメタクリレートの場合について例示すれば
次頁に記載の式で示されるとおりである(式中、
nは平均値で0〜13の数、mは平均値で1〜5の
数を示す。)。 本発明においては、二官能性エポキシ(メタ)
アクリレート(A)を1種類使用してもよいし、2種
以上を適宜に併用することも可能である。二官能
性エポキシ(メタ)アクリレート(A)の配合量は、
接着剤組成物に対して通常5〜50重量%、好まし
くは10〜30重量%である。その配合割合が多くな
りすぎると、架橋密度が高くなり、可撓性が失わ
れてしまう。また、その配合割合が少なすぎると
架橋密度が低くなり、強靭な接着剤層が形成でき
ず、はく離接着強さや衝撃接着強さが低くなつて
しまう。 本発明のアクリル系接着剤組成物における第二
成分である(メタ)アクリレート系単量体(B)とし
ては、種々のものが使用できる。たとえば、種々
のアクキル(メタ)アクリレート、水酸基含有
(メタ)アクリレート、エーテル基含有(メタ)
アクリレート、ベンゼン環若しくはシクロヘキシ
ル環含有(メタ)アクリレート、ジシクロペンテ
ン環含有(メタ)アクリレート、フツ素原子含有
(メタ)アクリレート、スルホン基含有(メタ)
アクリレート、(メタ)アクリル酸アミド、ボル
ニル環含有メタクリレート、多官能性(メタ)ア
クリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポ
リエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メ
タ)アクリレート、ジエン構造基含有(メタ)ア
クリレート等があげられ、さらにこれら以外の
(メタ)アクリレートであつても合成高分子重合
体類(C)と相溶性のある液状低粘度の(メタ)アク
リレートであれば使用することができる。 前記アルキル(メタ)アクリレートの具体例と
しては、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリ
レート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブ
チル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)
アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレー
ト、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル
(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリ
レート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、イソノニル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリ
レート、セチル(メタ)アクリレート、ステアリ
ル(メタ)アクリレート等があげられる。 前記の水酸基含有(メタ)アクリレートとして
は、たとえば2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリ
レート等があげられる。 前記のエーテル基含有(メタ)アクリレートと
しては、たとえば2−メトキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ブトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−メトキシジエチレングリコール(メタ)
アクリレート、2−メトキシテトラエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、2−メトキシポリ
エチレングリコール(メタ)アクリレート、2−
フエノキシエチル(メタ)アクリレート等があげ
られる。 前記のベンゼン環若しくはシクロヘキシル環含
有(メタ)アクリレートとしては、たとえばベン
ジル(メタ)アクリレート、メチルベンジル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート等があげられる。 前記のジシクロペンテン環含有(メタ)アクリ
レートとしては、たとえばシクロペンテニル(メ
タ)アクリレート、2−ジシクロペンテニロキシ
エチル(メタ)アクリレート等があげられる。 前記のフツ素原子含有(メタ)アクリレートと
しては、たとえばトリフロロエチル(メタ)アク
リレートがあげられる。 前記のスルホン基含有(メタ)アクリレートと
しては、たとえば2−スルホエチル(メタ)アク
リレートがあげられる。 前記の(メタ)アクリルアミドとしては、たと
えば(メタ)アクリルアミド、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、メトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、ブトキシメチル(メタ)ア
クリルアミド等があげられる。 前記のボルニル環含有(メタ)アクリレートと
しては、たとえばイソボルニル(メタ)アクリレ
ート等があげられる。 前記の多官能性(メタ)アクリレートとして
は、たとえばエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、テトラエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1・3−ブチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1・4−ブタンジ
オールジ(メタ)アクリレート、1・6−ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンテ
ニルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレ
ート、トリス〔2−(メタ)アクリロキシエチレ
ン〕イソシアヌレート等があげられる。 本発明におけるかかる(メタ)アクリレート系
単量体(B)は、その1種類を使用してもよいし、2
種以上を適宜に併用してもよい。液状低粘度の
(メタ)アクリレート系単量体の配合量は、接着
剤組成物に対して、通常10〜95重量%、好ましく
は60〜90重量%である。(メタ)アクリレート系
単量体(B)の割合が少なすぎると接着剤組成物の粘
度が高くなり、接着剤にした場合の取扱いが困難
になるし、多すぎると接着強さなどの接着性能の
低下をまねく。 本発明のアクリル系接着剤組成物における第三
成分の合成高分子重合体類(C)としては種々のもの
が使用できる。たとえばジエン系ゴム、アクリル
ゴム、ウレタンゴム、アクリル樹脂、ASA樹
脂、ABS樹脂、MBS樹脂、塩化ビニル樹脂、塩
素化ポリエチレン、ポリウレタン樹脂及びポリエ
ステル樹脂等があげられる。 前記のジエン系ゴムとしては、たとえばアクリ
ロニトリル/ブタジエン共重合ゴム(NBR)、ア
クリロニトリル/ブタジエン/共重合可能な他の
モノマー共重合ゴム、クロロプレンゴム(CR)、
クロロプレン/共重合可能な他のモノマー共重合
ゴム、スチレン/ブタジエン共重合ゴム
(SBR)、スチレン/ブタジエン/共重合可能な他
のモノマー共重合ゴム、ブチルゴム(BR)、イソ
プレンゴム(IB)、液状ポリブタジエン、液状
NBR等があげられる。 前記のアクリルゴムとは、アクリル酸アルキル
エステルを構成単位として含有するゴム状重合体
であり、その代表的なものとしては、たとえばア
クリル酸ブチル/アクリロニトリル共重合ゴム、
アクリル酸エチル/アクリロニトリル共重合ゴ
ム、アクリル酸エチル/アクリル酸−2−クロロ
エチル共重合ゴム等があげられる。また、アクリ
ルゴムには、これら二成分のもののほかに、第三
成分としてアクリル酸やメタクリル酸などを共重
合させたものもあり、これらのものも本発明で使
用することができる。 前記のウレタンゴムとは、分子構造中にウレタ
ン結合をもつ弾性体であり、たとえば種々のポリ
エステルポリオールやポリエーテルポリオールと
種々のイソシアネート化合物との反応によつて得
られるもの等があり、その種類は多種類に及ぶ。 これらの合成高分子重合体類(C)は、本発明にお
いて1種類を用いてもよいし、2種以上を適宜に
併用することも可能である。合成高分子重合体類
の使用量は、アクリル系接着剤組成物に対して、
通常2〜60重量%、好ましくは5〜40重量%であ
る。 本発明のアクリル系接着剤組成物を調製するに
は、種々の方法を用いて行なうことができるが、
通常、二官能性エポキシ(メタ)アクリレート(A)
と液状低粘度(メタ)アクリレート系単量体(B)と
合成高分子重合体類(C)とを所定の割合で混合し、
その混合物を、たとえば50〜80℃の温度に加熱、
撹拌して合成高分子重合体類を他の二成分の混合
液中に均一に溶解させる方法により行なうのが簡
便である。 本発明のアクリル系接着剤組成物は、ラジカル
開始剤や促進剤を使用しないでも、加熱によりラ
ジカル重合を起して硬化するから、そのままでも
一液加熱硬化型接着剤として使用することができ
る。しかし、この組成物は、通常、ラジカル開始
剤及び促進剤を種々の態様で組合わせて種々のタ
イプの速硬化型接着剤として用いるのが望まし
い。 本発明のアクリル系接着剤組成物は、硬化剤や
促進剤を組合わせる態様によつて、通常、二液
型、プライマー型、及び直接添加型の代表的な三
つのタイプの接着剤とする。二液型は組成物を二
分し、一方にはラジカル開始剤(硬化剤)を、他
方には促進剤をそれぞれ別々に添加し、接着剤の
使用直前に両液を混合して使用するか、或いは接
着面に両液を別々に旋用し、接着面で両液を混合
又は接触させる方法により使用する。プライマー
型は、組成物に硬化剤を混合し、促進剤を揮発性
溶剤に溶かしておくか、或いは組成物に促進剤を
混合し、硬化剤を揮発性溶剤に溶かしておき、接
着面に両液を別々に施用して使用する。また、直
接添加型は、硬化剤と促進剤とを接着剤の使用直
前に組成物に直接に添加して混合し、その可使用
時間内に使用する。 本発明のアクリル系接着剤組成物に組合わせて
使用するラジカル開始剤(硬化剤)としては、た
とえばベンゾイルパーオキサイド、アセチルパー
オキサイドなどのジアシルパーオキサイド類;ク
メンハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイド
ロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイド
類;メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロ
ヘキサノンパーオキサイドなどのケトンパーオキ
サイド類;ジグミルパーオキサイド、ジ−t−ブ
チルパーオキサイドなどのジアルキルパーオキサ
イド類;t−ブチルパーオキシアセテートなどの
パーオキシエステル類;その他公知の種々のラジ
カル開始剤があげられる。ラジカル開始剤は2種
以上の併用も可能である。 本発明のアクリル系接着剤組成物に組合わせて
使用する促進剤としては、たとえばN・N−ジメ
チルアニリン、N・N−ジメチル−p−トルイジ
ン、ジイソプロパノール−p−トルイジン、トリ
エチルアミン等の三級アミン類;ジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン等のポリアミン類;チオ尿素、エチ
レンチオ尿素、ベンゾイルチオ尿素、アセチルチ
オ尿素、テトラメチルチオ尿素等のチオ尿素類;
銅、コバルト、マンガン、バナジウム等の金属の
有機酸塩又は無機酸塩類;アスコルビン酸、没食
子酸等の還元性有機化合物;その他金属キレート
化合物類、メルカプタン類等の公知の促進剤があ
げられる。これらの促進剤も2種以上の併用が可
能である。 本発明の接着剤組成物におけるラジカル開始剤
及び促進剤の使用量は、従来のものと同様であ
り、接着剤に対する両者の合計量として、通常、
0.05〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%程度
である。これらの使用量が少なすぎると重合硬化
速度が遅くなり、硬化に時間がかかるし、多すぎ
ると発熱が大となり、接着剤層に気泡が含まれて
接着強度が低下する。 本発明の接着剤組成物には、必要に応じてp−
ベンゾキノン、ハイドロキノン等のキノン型安定
剤、酸化防止剤、充填剤、染料、顔料その他種々
の添加剤を配合することができる。 (発明の効果等) 本発明のアクリル系接着剤組成物は、β−メチ
ルエピハロヒドリン誘導型二官能性エポキシ化合
物から誘導される二官能性エポキシ(メタ)アク
リレート(A)が使用されるものであり、この二官能
性エポキシ(メタ)アクリレート(A)が合成高分子
重合体類との相溶性に優れているから、ラジカル
開始剤又は促進剤のいずれかを添加して、或いは
その両者を添加せずに組成物を保存しても経時的
に成分の分離を起すおそれがない。また、この二
官能性エポキシ(メタ)アクリレート(A)が二塩基
酸によつて鎖伸長され、可撓性が付与されている
から、この組成物より調製される接着剤は、接着
強さ、特にはく離接着強さ及び衝撃接着強さに著
しく優れていて、それらの接着強さは、常温硬化
型のエポキシ系接着剤(一般構造用のもの)と較
べても、むしろ優れている。 なお、本発明の成分(A)の代りに、エピハロヒド
リン誘導型二官能性エポキシ化合物を二塩基酸で
鎖伸長させてから(メタ)アクリル酸を反応させ
て得られる二官能性エポキシ(メタ)アクリレー
トを使用し、これに液状低粘度の(メタ)アクリ
レート系単量体(B)及び合成高分子重合体類(C)を配
合して接着剤組成物とした場合には、その二官能
性エポキシ(メタ)アクリレートが合成高分子重
合体類との相溶性に劣るために、開始剤又は促進
剤のいずれかを添加して、或いはその両者を添加
せずに組成物を保存した場合に、成分の分離を起
す(表2の比較例2参照)。また、β−メチルエ
ピルロヒドリン誘導型二官能性エポキシ化合物を
二塩酸で鎖伸長させないで、直接に(メタ)アク
リル酸を反応させて得られる二官能性エポキシ
(メタ)アクリレートを用い、これに液状低粘度
の(メタ)アクリレート系単量体(B)、及び合成高
分子重合体類(C)を配合して接着剤組成物にした場
合は、その組成物を用いた接着剤は、本発明の接
着剤組成物を用いた接着剤に較べて接着強さ、特
にはく離接着強さ及び衝撃接着強さが劣る(表3
の実験No.1参照)。 (実施例等) 以下、エポキシ化合物製造例、エポキシ(メ
タ)アクリレート製造例、実施例及び比較例をあ
げてさらに詳述する。 エポキシ化合物製造例 1 ビスフエノールA342g(1.5モル)とβ−メチ
ルエピクロルヒドリン1388g(15モル)とを撹拌
しながら120℃の温度で加熱還流させながら、こ
れにNaOH304g(3モル)を、濃度40重量%の
水溶液としてて3.5時間で滴下した。その反応生
成物から水分及び未反応のβ−メチルエピクロル
ヒドリンを蒸留により除去し、トルエン550gを
加えて粗生成物を溶解し、食塩を分離して、ビス
フエノールA/β−メチルエピクロルヒドリン型
エポキシ化合物530gを得た。そのエポキシ当量
は約200であつた。以下、これを「EP−1」とい
う。 エポキシ化合物製造例 2 ビスフエノールF336g(1.5モル)とβ−メチ
ルエピクロルヒドリン1388g(15モル)を使用
し、そのほかは前記製造例1の方法に準じてビス
フエノールF/β−メチルエピクロルヒドリン型
エポキシ化合物490gを得た。そのエポキシ当量
は約180であつた。以下、これを「EP−2」とい
う。 エポキシ化合物製造例 3 水素添加ビスフエノールA354g(1.5モル)と
β−メチルエピクロルヒドリン1388g(15モル)
を使用し、そのほかは上記製造例1の方法に準じ
て水素添加ビスフエノールA/β−メチルエピク
ロルヒドリン型エポキシ化合物540gを得た。そ
のエポキシ当量は約210であつた。以下、これを
「EP−3」という。 エポキシ(メタ)アクリレート製造例 1 上記のエポキシ化合物EP−1の800g(2モ
ル)に、メタクリル酸400g(4モル)を加え、
45℃に加熱撹拌しながらトルエチルアミン(触
媒)20gを添加し、50℃で10時間保持して反応さ
せた。次いで、これにメタクリル酸20gを追加添
加し、55℃で9時間加熱撹拌し、エポキシメタク
リレートを得た。以下、これを「EPA−1」と
いう。 エポキシ(メタ)アクリレート製造例 2 エポキシ化合物EP−1の800g(2モル)に、
アジピン酸140g(1モル)を加えたものを、150
℃で15時間加熱撹拌したのち、45℃に冷却してか
らメタクリル酸200g(2モル)を加え、撹拌し
ながらトルエチルアミン10gを添加し、50℃に10
時間保つて反応させた。次いで、これにメタクリ
ル酸10gを追加添加し、55℃で9時間加熱撹拌し
て、エポキシメタクリレートを得た。以下、これ
を「EPA−2」という。 エポキシ(メタ)アクリレート製造例 3〜7 下記の表1に示すように、種々のエポキシ化合
物、アジピン酸又はセバシン酸、及びメタクリル
酸又はアクリル酸を使用し、前記のエポキシ(メ
タ)アクリレート製造例2の方法に準じて種々の
エポキシ(メタ)クリレートを製造した。 それらの各エポキシ(メタ)アクリレートをそ
れぞれ「EPA−3」、「EPA−4」、「EPA−5」、
「EPA−6」、及び「EPA−7」という。
【表】 実施例 1〜8 比較例 1〜4 表2に示すように、前記の各エポキシ(メタ)
アクリレート製造例において製造した各エポキシ
(メタ)アクリレートEPA1〜7をそれぞれ使用
し、これらの各(メタ)アクリレート20重量部
に、液状低粘度の(メタ)アクリレート系単量体
として、メタクリル酸メチル(MMA)60重量部
とメタクリル酸−2−ヒドロキシエチル
(HEMA)40重量部、及び各種の合成高分子重合
体類15〜30重量部をそれぞれ配合して、実施例1
〜8、及び比較例1〜2の種々のアクリル系接着
剤組成物を調製した。 これらの接着剤組成物の調製方法は、成分(B)す
なわちMMAとHEMAとの混合物を50〜60℃に加
熱して撹拌しながら、これに合成高分子重合体(C)
を添加して短時間内に溶解分散させ、室温にもど
したのちに、各製造例で製造したエポキシ(メ
タ)アクリレートを添加して撹拌混合する方法に
よつた。 また、別に、表2に示すように、可撓性に優れ
たものといわれている市販のエポキシメタクリレ
ート(共栄社油脂化学工業社商品名 ライトエス
テル3002M)を使用して、同様の方法で比較例3
のアクリル系接着剤組成物を調製した。さらに、
表2に示すように、MMAとHEMAの混合物にニ
トリルゴムを溶解して比較例4のアクリル系接着
剤組成物を調製した。 これらの各アクリル系接着剤組成物を20℃の温
度で30日間保存(放置)したところ、表2に示す
ように、比較例3の組成物は成分の分離を起した
が、各実施例の組成物は成分の分離を全く起さな
かつた。
【表】
【表】 次に、各実施例及び比較例で得られた接着剤組
成物を用いて、表3に示すように二液型又はプラ
イマー型の種々のアクリル系接着剤を下記の方法
により調製した。 二液型接着剤調製法 適量の接着剤組成物を二等分し、一方の液にハ
イドロパーオキサイド10重量%、及びハイドロキ
ノン0.1重量%を配合してA液とし、他方の液に
エチレンチオ尿素4重量%、及びトリメチロール
プロパントリメタクリレート4重量%を配合して
B液とした。 プライマー型接着剤調製法 接着剤組成物にエチレンチオ尿素4重量%、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート4重量
%を配合したものを主剤とし、別にクメンハイド
ロパーオキサイドのトリクロルエタン2重量%溶
液を調製してプライマーとした。 得られた各接着剤を用いて、常法にしたがつて
軟鋼板どうしを接着し、20℃で24時間、又は150
℃で10日間それぞれ放置したのちの引張りせん断
強さ、T型はく離接着強さ、及び衝撃接着強さを
下記の方法で測定したところ、表2に示す結果が
得られた。 引張りせん断接着強さ JIS K6850 T型はく離接着強さ JIS K6854 衝撃接着強さ JIS K6855
【表】 表3の結果から明らかなように、各実施例のア
クリル系接着剤組成物より調製した接着剤は、各
比較例の組成物より調製した接着剤に較べて、20
℃で24時間放置後、及び150℃で10日間放置した
熱老化後のT型はく離接着強さ、及び衝撃接着強
さは、各比較例の接着剤組成物より調製した接着
剤に較べて著しく高い値を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) β−メチルエピハロヒドリン誘導型二官
    能性エポキシ化合物に二塩基酸を反応させて鎖
    伸長させ、さらに(メタ)アクリル酸を反応さ
    せて末端に重合性二重結合を導入した二官能性
    エポキシ(メタ)アクリレート、 (B) 前記(A)項に記載の単量体以外の(メタ)アク
    リレート系単量体、及び (C) 合成高分子重合体類 の各成分を必須成分としてなるラジカル重合によ
    り硬化するアクリル系接着剤組成物。 2 二官能性エポキシ(メタ)アクリレート(A)
    が、ビスフエノールA/β−メチルエピハロヒド
    リン型二官能性エポキシ化合物、水素添加ビスフ
    エノールA/β−メチルエピハロヒドリン型二官
    能性エポキシ化合物、ビスフエノールF/β−メ
    チルエピハロヒドリン型二官能性エポキシ化合
    物、及び水素添加ビスフエノールF/β−メチル
    エピハロヒドリン型二官能性エポキシ化合物から
    選ばれたβ−メチルエピハロヒドリン誘導型二官
    能性エポキシ化合物から誘導された二官能性エポ
    キシ(メタ)アクリレートである特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。
JP25200784A 1984-11-30 1984-11-30 アクリル系接着剤組成物 Granted JPS61130385A (ja)

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