JPS621494Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS621494Y2 JPS621494Y2 JP1981193947U JP19394781U JPS621494Y2 JP S621494 Y2 JPS621494 Y2 JP S621494Y2 JP 1981193947 U JP1981193947 U JP 1981193947U JP 19394781 U JP19394781 U JP 19394781U JP S621494 Y2 JPS621494 Y2 JP S621494Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braided
- silicone oil
- mixture
- packing
- asbestos
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
この考案は、主としてアルカリ等の耐薬品性を
有する流体の密封材として使用される編組パツキ
ンの改良に関するものである。 近時、バルブやポンプなどの内部流体の漏洩に
伴う経済損失および工場内汚染の問題などから、
それらの機器に用いられる軸封用パツキンは、流
体の漏洩をできるだけ少なく抑えることのできる
ものが望まれている。とくにアルカリ等の人体に
有害な流体を扱うバルブ用密封材に使用される編
組系のグランドパツキンには、厳しい密封性能が
要求されており、300Kg/cm2以下の小さい締付
圧で常態時10Kg/cm2の空気を密封することがで
き、かつ250℃程度の温度が負荷されても、すぐ
れた密封性を保持できることが、この種のパツキ
ンの性能判定基準とされている。 従来、上記編組パツキンとして、石綿糸を編組
機で紐状の編組体に形成し、この編組体を四弗化
エチレン樹脂の水分散液中に浸漬し、その微粒子
を石綿繊維表面および繊維間隙に分散介在させた
ものが多く用いられている。 しかし、上記パツキンに含浸されている四弗化
エチレン樹脂は固体潤滑剤であるため、パツキン
を締付けても、その樹脂粒子間の微小隙間の存在
は避けられず、それがため、これを潤滑剤として
用いた前記パツキンは、小さい締付圧で10Kg/
cm2の空気を密封する場所での使用には不適格なも
のとされている。 この考案は、上述した従来の編組パツキンの性
能を改善するためになされたものである。 この考案による編組パツキンは、第1図に示す
ように、石綿繊維からなる石綿糸を、紐状に編組
してなる編組体1において、シリコンオイルおよ
び四弗化エチレン樹脂の微粒子2が、編組体の繊
維間隙、繊維表面および石綿糸間の間隙に分散介
在された構成に特徴を有するものであつて、この
構成によれば、前述した従来の編組パツキンに比
べて格段とすぐれた密封性を有する編組パツキン
が得られる。 この考案に使用される前記シリコンオイルは、
粘度100000センチストークス以上のものが好適で
あり、パツキンの使用条件に応じて適切な粘度の
ものが用いられる。また含浸剤の形態はシリコン
オイルを界面活性剤で懸濁させた水分散物が用い
られる。一方、四弗化エチレン樹脂の微粒子は、
平均0.2〜0.4μの粒径を有し、通常、全組成物を
基準とした約60重量%の四弗化エチレン樹脂微粒
子の水分散液が用いられる。そして両者の混合物
は編組パツキン100部に対し、固形分で25〜35部
の範囲で含浸させるのが望ましく、また混合物の
組成は固形分の重量比で、四弗化エチレン樹脂1
に対してシリコンオイル0.1〜0.3が好ましい。 第2図のグラフは、シリコンオイルと四弗化エ
チレン樹脂微粒子との混合割合と、その混合物の
含浸によつて得られた石綿編組パツキンの漏洩量
(密封性)との関係を実験によつて調べた結果を
示したものである。試験体としては、いずれもパ
ツキン編組体に対し固形分で30重量%の混合物を
含浸させたものを使用し、それを300Kg/cm2の
成形圧で環状パツキン(内径20mm、外径30mm、高
さ5mm)に金型成形したものを5層リングにして
バルブの弁棒(外径20mm)に装填し、300Kg/
cm2で締付けてから、10Kg/cm2の空気を一時間に
わたつて負荷し、水上置換法で漏洩量を測定した
ものである。また、前記試験の終了後のバルブを
250℃のオーブン中で7日間焼成してから取出
し、10Kg/cm2の水圧を1時間にわたつて負荷し
て漏洩量を測定したものである。なお、図中、
H1は常態時のガス密封特性曲線、H2はオーブン
焼成後の水圧密封特性曲線であり、斜線部分は好
ましい混合割合の範囲である。 前記グラフに示されているように、混合物中の
シリコンオイル比率が前記範囲外の場合は、編組
パツキンの漏洩量が大きくなる傾向があるので、
実用上好ましくない。 この考案による編組パツキンの密封性が極めて
すぐれている理由について考察してみると、前述
の如くシリコンオイルを水分散体にして四弗化エ
チレン樹脂水分散体との混合液の状態で編組体に
含浸させた相乗作用として、シリコンオイルの含
浸量が少なくても、シリコンオイルがパツキン編
組体に均一に分布して含浸され、いずれの四弗化
エチレン樹脂微粒子にも滑り効果が付与され、そ
れがため小さな締付圧でも容易に微粒子が移動で
き、微粒子間の隙間が埋められ、その結果密封性
が増大し、常態時の10Kg/cm2の空気の完全密封
を可能としたものと考えられる。 また、熱負荷時にも、高粘度のシリコンオイル
は流出しにくゝ、シリコンオイルが熱分解で揮散
しても、その含浸量が少ないため、編組体内の四
弗化エチレン樹脂微粒子間の隙間の存在は高度に
低く保たれており、結果として、すぐれた密封性
が保持されるものと考えられる。すなわち、締付
け時、四弗化エチレン樹脂微粒子自体の隙間が、
少量で均一に分布して含浸されているシリコンオ
イルの滑り効果によつて極限まで縮まること、そ
して流出しにくい高粘度のシリコンオイル自体が
隙間を埋めることの相乗効果により、この考案に
係る編組パツキンは、常態時のガス密封性にすぐ
れ、かつ熱負荷されても、すぐれた密封性を保持
できるものと考えられる。 次にこの考案の実施例ならびに比較例を下記に
示す。 実施例 (1) 10m当り5.0gの重さを有するJIS AAAA級石綿
糸を2プライにし、八打編組機にかけて6.4mm角
の紐状の編組体を形成し、これを60%四弗化エチ
レン樹脂水分散液(三井フロロケミカル製テフロ
ンデイスパージヨン30J)53部と、38%シリコン
オイル水分散液(トーレシリコン製シリコンオイ
ルエマルジヨンSH490)22部と、水25部の割合で
混合した液に1時間浸漬させたあと、70〜80℃で
乾燥し、乾燥後ローラ掛けをして編組パツキンと
した。 実施例 (2) 10m当り5.0gの重さを有するJIS AAAA級石綿
を2プライにし、これを60%四弗化エチレン樹脂
水分散液(三井フロロケミカル製テフロンデイス
パージヨン30J)53部と、38%シリコンオイル水
分散液(トーレシリコン製シリコンオイルエマル
ジヨンSH490)22部と、水25部の割合で混合した
液に数秒間浸漬させ、これを八打編組機にかけて
6.4mm角の紐状の編組体に形成したあと、70〜80
℃で乾燥し、乾燥後ローラ掛けして編組パツキン
とした。 比較例 (1) 10m当り5.0gの重さを有するJIS AAAA級石綿
有する流体の密封材として使用される編組パツキ
ンの改良に関するものである。 近時、バルブやポンプなどの内部流体の漏洩に
伴う経済損失および工場内汚染の問題などから、
それらの機器に用いられる軸封用パツキンは、流
体の漏洩をできるだけ少なく抑えることのできる
ものが望まれている。とくにアルカリ等の人体に
有害な流体を扱うバルブ用密封材に使用される編
組系のグランドパツキンには、厳しい密封性能が
要求されており、300Kg/cm2以下の小さい締付
圧で常態時10Kg/cm2の空気を密封することがで
き、かつ250℃程度の温度が負荷されても、すぐ
れた密封性を保持できることが、この種のパツキ
ンの性能判定基準とされている。 従来、上記編組パツキンとして、石綿糸を編組
機で紐状の編組体に形成し、この編組体を四弗化
エチレン樹脂の水分散液中に浸漬し、その微粒子
を石綿繊維表面および繊維間隙に分散介在させた
ものが多く用いられている。 しかし、上記パツキンに含浸されている四弗化
エチレン樹脂は固体潤滑剤であるため、パツキン
を締付けても、その樹脂粒子間の微小隙間の存在
は避けられず、それがため、これを潤滑剤として
用いた前記パツキンは、小さい締付圧で10Kg/
cm2の空気を密封する場所での使用には不適格なも
のとされている。 この考案は、上述した従来の編組パツキンの性
能を改善するためになされたものである。 この考案による編組パツキンは、第1図に示す
ように、石綿繊維からなる石綿糸を、紐状に編組
してなる編組体1において、シリコンオイルおよ
び四弗化エチレン樹脂の微粒子2が、編組体の繊
維間隙、繊維表面および石綿糸間の間隙に分散介
在された構成に特徴を有するものであつて、この
構成によれば、前述した従来の編組パツキンに比
べて格段とすぐれた密封性を有する編組パツキン
が得られる。 この考案に使用される前記シリコンオイルは、
粘度100000センチストークス以上のものが好適で
あり、パツキンの使用条件に応じて適切な粘度の
ものが用いられる。また含浸剤の形態はシリコン
オイルを界面活性剤で懸濁させた水分散物が用い
られる。一方、四弗化エチレン樹脂の微粒子は、
平均0.2〜0.4μの粒径を有し、通常、全組成物を
基準とした約60重量%の四弗化エチレン樹脂微粒
子の水分散液が用いられる。そして両者の混合物
は編組パツキン100部に対し、固形分で25〜35部
の範囲で含浸させるのが望ましく、また混合物の
組成は固形分の重量比で、四弗化エチレン樹脂1
に対してシリコンオイル0.1〜0.3が好ましい。 第2図のグラフは、シリコンオイルと四弗化エ
チレン樹脂微粒子との混合割合と、その混合物の
含浸によつて得られた石綿編組パツキンの漏洩量
(密封性)との関係を実験によつて調べた結果を
示したものである。試験体としては、いずれもパ
ツキン編組体に対し固形分で30重量%の混合物を
含浸させたものを使用し、それを300Kg/cm2の
成形圧で環状パツキン(内径20mm、外径30mm、高
さ5mm)に金型成形したものを5層リングにして
バルブの弁棒(外径20mm)に装填し、300Kg/
cm2で締付けてから、10Kg/cm2の空気を一時間に
わたつて負荷し、水上置換法で漏洩量を測定した
ものである。また、前記試験の終了後のバルブを
250℃のオーブン中で7日間焼成してから取出
し、10Kg/cm2の水圧を1時間にわたつて負荷し
て漏洩量を測定したものである。なお、図中、
H1は常態時のガス密封特性曲線、H2はオーブン
焼成後の水圧密封特性曲線であり、斜線部分は好
ましい混合割合の範囲である。 前記グラフに示されているように、混合物中の
シリコンオイル比率が前記範囲外の場合は、編組
パツキンの漏洩量が大きくなる傾向があるので、
実用上好ましくない。 この考案による編組パツキンの密封性が極めて
すぐれている理由について考察してみると、前述
の如くシリコンオイルを水分散体にして四弗化エ
チレン樹脂水分散体との混合液の状態で編組体に
含浸させた相乗作用として、シリコンオイルの含
浸量が少なくても、シリコンオイルがパツキン編
組体に均一に分布して含浸され、いずれの四弗化
エチレン樹脂微粒子にも滑り効果が付与され、そ
れがため小さな締付圧でも容易に微粒子が移動で
き、微粒子間の隙間が埋められ、その結果密封性
が増大し、常態時の10Kg/cm2の空気の完全密封
を可能としたものと考えられる。 また、熱負荷時にも、高粘度のシリコンオイル
は流出しにくゝ、シリコンオイルが熱分解で揮散
しても、その含浸量が少ないため、編組体内の四
弗化エチレン樹脂微粒子間の隙間の存在は高度に
低く保たれており、結果として、すぐれた密封性
が保持されるものと考えられる。すなわち、締付
け時、四弗化エチレン樹脂微粒子自体の隙間が、
少量で均一に分布して含浸されているシリコンオ
イルの滑り効果によつて極限まで縮まること、そ
して流出しにくい高粘度のシリコンオイル自体が
隙間を埋めることの相乗効果により、この考案に
係る編組パツキンは、常態時のガス密封性にすぐ
れ、かつ熱負荷されても、すぐれた密封性を保持
できるものと考えられる。 次にこの考案の実施例ならびに比較例を下記に
示す。 実施例 (1) 10m当り5.0gの重さを有するJIS AAAA級石綿
糸を2プライにし、八打編組機にかけて6.4mm角
の紐状の編組体を形成し、これを60%四弗化エチ
レン樹脂水分散液(三井フロロケミカル製テフロ
ンデイスパージヨン30J)53部と、38%シリコン
オイル水分散液(トーレシリコン製シリコンオイ
ルエマルジヨンSH490)22部と、水25部の割合で
混合した液に1時間浸漬させたあと、70〜80℃で
乾燥し、乾燥後ローラ掛けをして編組パツキンと
した。 実施例 (2) 10m当り5.0gの重さを有するJIS AAAA級石綿
を2プライにし、これを60%四弗化エチレン樹脂
水分散液(三井フロロケミカル製テフロンデイス
パージヨン30J)53部と、38%シリコンオイル水
分散液(トーレシリコン製シリコンオイルエマル
ジヨンSH490)22部と、水25部の割合で混合した
液に数秒間浸漬させ、これを八打編組機にかけて
6.4mm角の紐状の編組体に形成したあと、70〜80
℃で乾燥し、乾燥後ローラ掛けして編組パツキン
とした。 比較例 (1) 10m当り5.0gの重さを有するJIS AAAA級石綿
【表】
上記表に示す如く、この考案に係る編組パツキ
ンは、四弗化エチレン樹脂の微粒子だけを含浸さ
せた従来のパツキンに比べ、密封性において格段
とすぐれ、漏洩量が著しく減少することが確認さ
れた。
ンは、四弗化エチレン樹脂の微粒子だけを含浸さ
せた従来のパツキンに比べ、密封性において格段
とすぐれ、漏洩量が著しく減少することが確認さ
れた。
第1図はこの考案の一実施例を示す編組パツキ
ンの斜視図、第2図は四弗化エチレン樹脂対シリ
コンオイルの重量比と漏洩量との関係を示したグ
ラフである。
ンの斜視図、第2図は四弗化エチレン樹脂対シリ
コンオイルの重量比と漏洩量との関係を示したグ
ラフである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 石綿繊維からなる石綿糸を編組してなる編組
体において、四弗化エチレン樹脂微粒子とシリ
コンオイル微粒子との混合物が、石綿繊維間
隙、繊維表面および石綿糸の間隙に分散介在さ
れていることを特徴とする編組パツキン。 (2) 前記混合物のシリコンオイルは粘度が100000
センチストークス以上のものとされ、混合物の
組成は固形分の重量比で、四弗化エチレン樹脂
1に対してシリコンオイル0.1〜0.3とされ、混
合物の含浸量が編組パツキン100部に対し25〜
35部とされている実用新案登録請求の範囲第1
項記載の編組パツキン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19394781U JPS5899557U (ja) | 1981-12-28 | 1981-12-28 | 編組パツキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19394781U JPS5899557U (ja) | 1981-12-28 | 1981-12-28 | 編組パツキン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5899557U JPS5899557U (ja) | 1983-07-06 |
| JPS621494Y2 true JPS621494Y2 (ja) | 1987-01-14 |
Family
ID=30107283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19394781U Granted JPS5899557U (ja) | 1981-12-28 | 1981-12-28 | 編組パツキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5899557U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61215863A (ja) * | 1985-02-12 | 1986-09-25 | Nichias Corp | 編組パツキン |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5435951U (ja) * | 1977-08-16 | 1979-03-09 |
-
1981
- 1981-12-28 JP JP19394781U patent/JPS5899557U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5899557U (ja) | 1983-07-06 |
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