JPS6216526Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6216526Y2 JPS6216526Y2 JP1982048401U JP4840182U JPS6216526Y2 JP S6216526 Y2 JPS6216526 Y2 JP S6216526Y2 JP 1982048401 U JP1982048401 U JP 1982048401U JP 4840182 U JP4840182 U JP 4840182U JP S6216526 Y2 JPS6216526 Y2 JP S6216526Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- oil passage
- oil
- hydraulic clutch
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
この考案は、農用トラクタとか乗用田植機とか
ホイールローダ等の自走式作業車におけるトラン
スミツシヨン装置に、関するものである。 この種のトランスミツシヨン装置をして油圧ク
ラツチ式変速装置を備えたものに構成するとき
は、油圧クラツチ式変速装置がコンスタント・メ
ツシユ型の変速歯車列を備えていて油圧クラツチ
の選択的な作動により変速段を切替えられるもの
であることから、自走式作業車の主クラツチをい
ちいち切らなくとも変速操作を行なえると共に、
変速操作自体も油圧クラツチ用の切換弁を変位操
作することで行なわれるから楽であつて、変速操
作が極めて容易となる。しかしながら反面におい
て、この種の油圧クラツチ式変速装置の変速段数
を増すときは、油圧クラツチの個数、したがつて
比較的嵩張ると共に高価につくクラツチハウジン
グの個数、が増すといつた不都合が出て来る。 この考案は、自走式作業車のトランスミツシヨ
ン装置中に油圧クラツチ式変速装置を設けようと
するとき、従来は1組のみの油圧クラツチ式変速
装置を設けるのが常識であつたのに対し、油圧ク
ラツチ式変速装置を2組設けて前記のような不都
合を解消すると共に、そのような2組の油圧クラ
ツチ式変速装置における油圧クラツチに対する油
圧給排機構の構造を簡単化してある、自走式作業
車における新規なトランスミツシヨン装置を、提
供しようとするものである。 図示の実施例について、この考案に係るトラン
スミツシヨン装置の構成を説明すると、図示の実
施例は、この考案を第1図に示すような農用トラ
クタにおいて実施した例に係る。同農用トラクタ
は、機体前部にエンジン1を塔載し、このエンジ
ン1によつて、左右の後輪2を回転駆動すると共
に必要に応じて左右の前輪3も回転駆動して走行
させると共に、機体後部へ延出させてある作業機
駆動用のPTO軸4を回転駆動するものに、構成
されている。エンジン1の動力は、前端部5aに
おいて図示省略の主クラツチを内装し機体の主要
部を構成しているミツシヨンケース5内と機体最
後部を構成しているリヤハウジング6内とへ伝達
された上で、後述のように後輪2、前輪3及び
PTO軸4へと伝えられるように、図られてい
る。リヤハウジング6上には乗用座席7と油圧リ
フトアーム8aを備えた油圧リフト装置8とが、
上下に配して設置されている。機体の操向は、乗
用座席7前方の操縦ハンドル9により左右の前輪
3を旋回させて、行なうようにされている。 第1,2図に示すように前記ミツシヨンケース
5は、前方側に位置する第1のミツシヨンケース
5Aと後方側に位置する第2のミツシヨンケース
5Bとに2分割されており、その間には鉛直な油
路形成板10を挾持させてある。そして第2図に
示すように、該油路形成板10にて前後に2分割
されたミツシヨンケース5内には油路形成板10
の前後において、車速変速用の第1の油圧クラツ
チ式変速装置11と第2の油圧クラツチ式変速装
置12とを、設けてある。すなわちミツシヨンケ
ース5内には第1のミツシヨンケース5A内にお
いて、該第1のミツシヨンケース5Aと一体的に
形成した支壁13と油路形成板10とに前後端部
を支持させて主駆動軸14を、機体前後方向に沿
わせて設けてあり、この主駆動軸14を前記主ク
ラツチを介してエンジン1へと接続し、該主駆動
軸14から走行駆動力と作業機駆動力とを振り分
けて、走行駆動力は後輪2及び前輪3方向へ、作
業機駆動力はPTO軸4方向へ、それぞれ伝達す
るようになされているのであるが、該主駆動軸1
4と平行するパワーシフト軸15が、油路形成板
10を貫通させ第1のミツシヨンケース5A内と
第2のミツシヨンケース5B内とにまたがらせ
て、設けられている。そして第1の油圧クラツチ
式変速装置11は上記パワーシフト軸15を従動
側の伝動軸とし、また第2の油圧クラツチ式変速
装置12は該パワーシフト軸15を原動側の伝動
軸として、それぞれ次のようなものに構成されて
いる。 すなわち先ず第1の油圧クラツチ式変速装置1
1は、同様に第2図に示すように、主駆動軸14
上に固定設置したF1歯車16F1,F2歯車16F2
及びR歯車16Rと、パワーシフト軸15上に遊
嵌設置したF1歯車17F1,F2歯車17F3及びR
歯車17Rとの、相当するもの同士を直接に(F
歯車同士)或は油路形成板10に軸18支させた
遊転自在なR中間歯車19を介し間接に噛合せる
と共に、パワーシフト軸15上でその上の上記各
歯車17F1,17F2,17Rに配して該各歯車
17F1,17F2,17Rを選択的にパワーシフ
ト軸15に結合するための多板式のF1油圧クラ
ツチ20F1,F2油圧クラツチ20F2及びR油圧
クラツチ20Rを設けてあるものに、構成されて
いる。以上よりして第1の油圧クラツチ式変速装
置11は、上記各油圧クラツチ20F1,20
F2,20Rを選択的に作動させ、F1油圧クラツ
チ20F1の作動によつては前進1速F1の変速比
で、F2油圧クラツチ20F2の作動によつては前
進2速F2の変速比で、またR油圧クラツチ20
Rの作動によつては後進1速Rの変速比で、それ
ぞれ選択的に主駆動軸14とパワーシフト軸15
間を連動連結させるものとされている。なお図示
の場合にはエンジン1の回転数を減速して主駆動
軸14に入力させることとしてあり、そのために
は前記主クラツチを介してエンジン1にて駆動さ
れる入力軸21を別に設けて、この入力軸21の
後端部に嵌着された小径歯車22を、前記F2歯
車17F2と一体形成して該F2歯車17F2と共に
パワーシフト軸15の前端部に遊嵌してある大径
歯車23と噛合せ、歯車22,23の組合せから
なる減速歯車列と歯車17F2,16F2の組合せ
からなる他の減速歯車列とを介し、入力軸21と
主駆動軸14とを接続している。 次に第2のミツシヨンケース5B内に配設され
た第2の油圧クラツチ式変速装置12は、高低2
段の変速を行なうものに構成されていて、パワー
シフト軸15の延長線上に配した伝動軸24の前
端部にH歯車25Hを嵌着すると共に、パワーシ
フト軸15にL歯車25Lを遊嵌してあるものと
されている。そして主駆動軸14の延長線上で第
2のミツシヨンケース5B内には伝動軸26を設
けてあり、この伝動軸26に上記L歯車25Lと
噛合されたL歯車27と上記H歯車25Hと噛合
された歯車28とを嵌着すると共に、パワーシフ
ト軸15上において、H歯車25Hを選択的に該
パワーシフト軸15に結合するための多板式のH
油圧クラツチ29HとL歯車25Lを選択的にパ
ワーシフト軸15に結合するための多板式のL油
圧クラツチ29Lとを、設けてある。すなわち後
者のL油圧クラツチ29Lが油圧クラツチ式変速
装置において通例であるように、パワーシフト軸
15上の遊転歯車25Lを該パワーシフト軸15
に結合するものに構成されているのに対し、前者
のH油圧クラツチ29Hは、パワーシフト軸15
とは切離されている伝動軸24に嵌着されたH歯
車25Hをパワーシフト軸15に結合するため
に、H歯車25Hからパワーシフト軸15外周位
置へ延出させたボス部25aとパワーシフト軸1
5上固定設置されたクラツチハウジング30とに
摩擦板31及び相手板32を支持させてあるもの
に、構成されている。以上により第2の油圧クラ
ツチ式変速装置12は、上記各油圧クラツチ29
H,29Lを選択的に作動させ、H油圧クラツチ
29Hの作動によりパワーシフト軸15と伝動軸
24間を直結することによつては高変速比Hで、
またL油圧クラツチ29Lの作動によりパワーシ
フト軸15により伝動軸24を、L歯車25L,
27、伝動軸26、歯車28及びH歯車25Hを
介し回転させるときは低変速比Lで、それぞれ選
択的にパワーシフト軸15と伝動軸24間を連動
連結するものとされている。上記した伝動軸24
は、図示省略の歯車シフト式変速装置を経て左右
の後輪2及び左右の前輪3方向へ接続されてい
て、前輪3への接続路中には前輪3への動力伝達
を選択的に入断するための前輪駆動クラツチ33
が、第2図に示すようにリヤハウジング6の前端
部内低部において、設けられている。第2図にお
いて34は、第1図に図示の外筒35内に設けら
れている前輪駆動力伝達軸へと連結される前輪駆
動力取出し軸である。 以上のように、この考案に係るトランスミツシ
ヨン装置は、ミツシヨンケース5内を鉛直な油路
形成板10によつて前後に2分割し、該油路形成
板10の前後においてミツシヨンケース5内に第
1の油圧クラツチ式変速装置11と中第2の油圧
クラツチ式変速装置12とを、互に直列接続して
設けた構成のものとされるが、さらに上記した油
路形成板10を利用して両油圧クラツチ式変速装
置11,12における油圧クラツチ20F1,2
0F2,20R,29H,29Lに対する油圧供
給機構を設けてあるものに、構成されるのであ
り、理解を容易とするために先ず、第3図に示す
油圧回路図について上記油圧供給機構の構成を説
明する。 ミツシヨンケース5内の低部は第3図に図示の
油タンク37に兼用させてあり、この油タンク3
7内からは油圧ポンプ38により油圧クラツチ2
0F1,20F2,20R,29H,29L方向へ
の作動油の給送が行なわれ、第1の油圧クラツチ
式変速装置11における油圧クラツチ20F1,
20F2,20Rに対する油圧の給排制御は第1
の切換弁39により、また第2の油圧クラツチ式
変速装置12における油圧クラツチ29H,29
Lに対する油圧の給排制御は第2の切換弁40に
より、それぞれ行なうようになされている。油圧
ポンプ38の吐出回路に接続したドレン回路41
には第1、第2、第3の調圧弁42,43,44
をこの順で直列に挿入してあり、第1の切換弁3
9のポンプポートに連らなる給油回路45は油圧
ポンプ38の吐出回路に直接に連らねて、また第
2の切換弁40のポンプポートに連らなる給油回
路46は第1の調圧弁42と第2の調圧弁43と
の間のドレン回路41に基端を接続して、それぞ
れ設けられている。 各切換弁39,40は、その一次側に上記した
ポンプポートの他にタンクポートを、また二次側
に制御対象とする油圧クラツチ個数に応じた個数
のクラツチポートを、それぞれ備えているものに
構成されているが、両切換弁39,40はそのス
プール間を接続アーム47により接続すること
で、連動して同一方向に変位せしめられるものと
されており、両切換弁39,40の変位操作は変
速レバー48によつて行なうようにされている。
両切換弁39,40は同時にその各中立位置
N1,N2におかれるものとされ、この中立位置
N1,N2では、油圧クラツチ20F1,20F2,2
0F3が全て油圧タンク37へと接続されて第1
の油圧クラツチ式変速装置11が中立状態をとる
と共に、油圧クラツチ29H,29Lが全て油タ
ンク37へと接続されて第2の油圧クラツチ式変
速装置12も中立状態をとる。各切換弁39,4
0は図示のように上記中立位置N1,N2の他に6
個の作用位置を備えた7ポジシヨンのものとされ
ているが、第1の切換弁39は、中立位置N1か
ら一方向にかけて2個の前進1速位置F1及びそ
れに引続く2個の前進2速位置F2を有すると共
に、中立位置N1から他方向にかけて2個の後進
1速位置Rを有するものに構成されており、また
第2の切換弁40は、中立位置N2から一方向に
かけて順次、低速位置L、高速位置H、低速位置
L、高速位置Hを有すると共に、中立位置N2か
ら他方向にかけて順次、低速位置L、高速位置H
を有するものに構成されている。そして上記した
各作用位置F1,F2,R,H,Lでは相当する油
圧クラツチ20F1,20F2,20R,29H,
29Lへの選択的な給油が行なわれて、その油圧
クラツチ20F1,20F2或は20Rと29H或
は29Lとが選択的に作動せしめられることとな
るが、両切換弁39,40が前記のように連動し
て変位せしめられることとされているため、変速
レバー48を一方向及び他方向に操作するとき、
両切換弁39,40が連動して次の第1表に示す
ような位置へと変位せしめられることとなる。
ホイールローダ等の自走式作業車におけるトラン
スミツシヨン装置に、関するものである。 この種のトランスミツシヨン装置をして油圧ク
ラツチ式変速装置を備えたものに構成するとき
は、油圧クラツチ式変速装置がコンスタント・メ
ツシユ型の変速歯車列を備えていて油圧クラツチ
の選択的な作動により変速段を切替えられるもの
であることから、自走式作業車の主クラツチをい
ちいち切らなくとも変速操作を行なえると共に、
変速操作自体も油圧クラツチ用の切換弁を変位操
作することで行なわれるから楽であつて、変速操
作が極めて容易となる。しかしながら反面におい
て、この種の油圧クラツチ式変速装置の変速段数
を増すときは、油圧クラツチの個数、したがつて
比較的嵩張ると共に高価につくクラツチハウジン
グの個数、が増すといつた不都合が出て来る。 この考案は、自走式作業車のトランスミツシヨ
ン装置中に油圧クラツチ式変速装置を設けようと
するとき、従来は1組のみの油圧クラツチ式変速
装置を設けるのが常識であつたのに対し、油圧ク
ラツチ式変速装置を2組設けて前記のような不都
合を解消すると共に、そのような2組の油圧クラ
ツチ式変速装置における油圧クラツチに対する油
圧給排機構の構造を簡単化してある、自走式作業
車における新規なトランスミツシヨン装置を、提
供しようとするものである。 図示の実施例について、この考案に係るトラン
スミツシヨン装置の構成を説明すると、図示の実
施例は、この考案を第1図に示すような農用トラ
クタにおいて実施した例に係る。同農用トラクタ
は、機体前部にエンジン1を塔載し、このエンジ
ン1によつて、左右の後輪2を回転駆動すると共
に必要に応じて左右の前輪3も回転駆動して走行
させると共に、機体後部へ延出させてある作業機
駆動用のPTO軸4を回転駆動するものに、構成
されている。エンジン1の動力は、前端部5aに
おいて図示省略の主クラツチを内装し機体の主要
部を構成しているミツシヨンケース5内と機体最
後部を構成しているリヤハウジング6内とへ伝達
された上で、後述のように後輪2、前輪3及び
PTO軸4へと伝えられるように、図られてい
る。リヤハウジング6上には乗用座席7と油圧リ
フトアーム8aを備えた油圧リフト装置8とが、
上下に配して設置されている。機体の操向は、乗
用座席7前方の操縦ハンドル9により左右の前輪
3を旋回させて、行なうようにされている。 第1,2図に示すように前記ミツシヨンケース
5は、前方側に位置する第1のミツシヨンケース
5Aと後方側に位置する第2のミツシヨンケース
5Bとに2分割されており、その間には鉛直な油
路形成板10を挾持させてある。そして第2図に
示すように、該油路形成板10にて前後に2分割
されたミツシヨンケース5内には油路形成板10
の前後において、車速変速用の第1の油圧クラツ
チ式変速装置11と第2の油圧クラツチ式変速装
置12とを、設けてある。すなわちミツシヨンケ
ース5内には第1のミツシヨンケース5A内にお
いて、該第1のミツシヨンケース5Aと一体的に
形成した支壁13と油路形成板10とに前後端部
を支持させて主駆動軸14を、機体前後方向に沿
わせて設けてあり、この主駆動軸14を前記主ク
ラツチを介してエンジン1へと接続し、該主駆動
軸14から走行駆動力と作業機駆動力とを振り分
けて、走行駆動力は後輪2及び前輪3方向へ、作
業機駆動力はPTO軸4方向へ、それぞれ伝達す
るようになされているのであるが、該主駆動軸1
4と平行するパワーシフト軸15が、油路形成板
10を貫通させ第1のミツシヨンケース5A内と
第2のミツシヨンケース5B内とにまたがらせ
て、設けられている。そして第1の油圧クラツチ
式変速装置11は上記パワーシフト軸15を従動
側の伝動軸とし、また第2の油圧クラツチ式変速
装置12は該パワーシフト軸15を原動側の伝動
軸として、それぞれ次のようなものに構成されて
いる。 すなわち先ず第1の油圧クラツチ式変速装置1
1は、同様に第2図に示すように、主駆動軸14
上に固定設置したF1歯車16F1,F2歯車16F2
及びR歯車16Rと、パワーシフト軸15上に遊
嵌設置したF1歯車17F1,F2歯車17F3及びR
歯車17Rとの、相当するもの同士を直接に(F
歯車同士)或は油路形成板10に軸18支させた
遊転自在なR中間歯車19を介し間接に噛合せる
と共に、パワーシフト軸15上でその上の上記各
歯車17F1,17F2,17Rに配して該各歯車
17F1,17F2,17Rを選択的にパワーシフ
ト軸15に結合するための多板式のF1油圧クラ
ツチ20F1,F2油圧クラツチ20F2及びR油圧
クラツチ20Rを設けてあるものに、構成されて
いる。以上よりして第1の油圧クラツチ式変速装
置11は、上記各油圧クラツチ20F1,20
F2,20Rを選択的に作動させ、F1油圧クラツ
チ20F1の作動によつては前進1速F1の変速比
で、F2油圧クラツチ20F2の作動によつては前
進2速F2の変速比で、またR油圧クラツチ20
Rの作動によつては後進1速Rの変速比で、それ
ぞれ選択的に主駆動軸14とパワーシフト軸15
間を連動連結させるものとされている。なお図示
の場合にはエンジン1の回転数を減速して主駆動
軸14に入力させることとしてあり、そのために
は前記主クラツチを介してエンジン1にて駆動さ
れる入力軸21を別に設けて、この入力軸21の
後端部に嵌着された小径歯車22を、前記F2歯
車17F2と一体形成して該F2歯車17F2と共に
パワーシフト軸15の前端部に遊嵌してある大径
歯車23と噛合せ、歯車22,23の組合せから
なる減速歯車列と歯車17F2,16F2の組合せ
からなる他の減速歯車列とを介し、入力軸21と
主駆動軸14とを接続している。 次に第2のミツシヨンケース5B内に配設され
た第2の油圧クラツチ式変速装置12は、高低2
段の変速を行なうものに構成されていて、パワー
シフト軸15の延長線上に配した伝動軸24の前
端部にH歯車25Hを嵌着すると共に、パワーシ
フト軸15にL歯車25Lを遊嵌してあるものと
されている。そして主駆動軸14の延長線上で第
2のミツシヨンケース5B内には伝動軸26を設
けてあり、この伝動軸26に上記L歯車25Lと
噛合されたL歯車27と上記H歯車25Hと噛合
された歯車28とを嵌着すると共に、パワーシフ
ト軸15上において、H歯車25Hを選択的に該
パワーシフト軸15に結合するための多板式のH
油圧クラツチ29HとL歯車25Lを選択的にパ
ワーシフト軸15に結合するための多板式のL油
圧クラツチ29Lとを、設けてある。すなわち後
者のL油圧クラツチ29Lが油圧クラツチ式変速
装置において通例であるように、パワーシフト軸
15上の遊転歯車25Lを該パワーシフト軸15
に結合するものに構成されているのに対し、前者
のH油圧クラツチ29Hは、パワーシフト軸15
とは切離されている伝動軸24に嵌着されたH歯
車25Hをパワーシフト軸15に結合するため
に、H歯車25Hからパワーシフト軸15外周位
置へ延出させたボス部25aとパワーシフト軸1
5上固定設置されたクラツチハウジング30とに
摩擦板31及び相手板32を支持させてあるもの
に、構成されている。以上により第2の油圧クラ
ツチ式変速装置12は、上記各油圧クラツチ29
H,29Lを選択的に作動させ、H油圧クラツチ
29Hの作動によりパワーシフト軸15と伝動軸
24間を直結することによつては高変速比Hで、
またL油圧クラツチ29Lの作動によりパワーシ
フト軸15により伝動軸24を、L歯車25L,
27、伝動軸26、歯車28及びH歯車25Hを
介し回転させるときは低変速比Lで、それぞれ選
択的にパワーシフト軸15と伝動軸24間を連動
連結するものとされている。上記した伝動軸24
は、図示省略の歯車シフト式変速装置を経て左右
の後輪2及び左右の前輪3方向へ接続されてい
て、前輪3への接続路中には前輪3への動力伝達
を選択的に入断するための前輪駆動クラツチ33
が、第2図に示すようにリヤハウジング6の前端
部内低部において、設けられている。第2図にお
いて34は、第1図に図示の外筒35内に設けら
れている前輪駆動力伝達軸へと連結される前輪駆
動力取出し軸である。 以上のように、この考案に係るトランスミツシ
ヨン装置は、ミツシヨンケース5内を鉛直な油路
形成板10によつて前後に2分割し、該油路形成
板10の前後においてミツシヨンケース5内に第
1の油圧クラツチ式変速装置11と中第2の油圧
クラツチ式変速装置12とを、互に直列接続して
設けた構成のものとされるが、さらに上記した油
路形成板10を利用して両油圧クラツチ式変速装
置11,12における油圧クラツチ20F1,2
0F2,20R,29H,29Lに対する油圧供
給機構を設けてあるものに、構成されるのであ
り、理解を容易とするために先ず、第3図に示す
油圧回路図について上記油圧供給機構の構成を説
明する。 ミツシヨンケース5内の低部は第3図に図示の
油タンク37に兼用させてあり、この油タンク3
7内からは油圧ポンプ38により油圧クラツチ2
0F1,20F2,20R,29H,29L方向へ
の作動油の給送が行なわれ、第1の油圧クラツチ
式変速装置11における油圧クラツチ20F1,
20F2,20Rに対する油圧の給排制御は第1
の切換弁39により、また第2の油圧クラツチ式
変速装置12における油圧クラツチ29H,29
Lに対する油圧の給排制御は第2の切換弁40に
より、それぞれ行なうようになされている。油圧
ポンプ38の吐出回路に接続したドレン回路41
には第1、第2、第3の調圧弁42,43,44
をこの順で直列に挿入してあり、第1の切換弁3
9のポンプポートに連らなる給油回路45は油圧
ポンプ38の吐出回路に直接に連らねて、また第
2の切換弁40のポンプポートに連らなる給油回
路46は第1の調圧弁42と第2の調圧弁43と
の間のドレン回路41に基端を接続して、それぞ
れ設けられている。 各切換弁39,40は、その一次側に上記した
ポンプポートの他にタンクポートを、また二次側
に制御対象とする油圧クラツチ個数に応じた個数
のクラツチポートを、それぞれ備えているものに
構成されているが、両切換弁39,40はそのス
プール間を接続アーム47により接続すること
で、連動して同一方向に変位せしめられるものと
されており、両切換弁39,40の変位操作は変
速レバー48によつて行なうようにされている。
両切換弁39,40は同時にその各中立位置
N1,N2におかれるものとされ、この中立位置
N1,N2では、油圧クラツチ20F1,20F2,2
0F3が全て油圧タンク37へと接続されて第1
の油圧クラツチ式変速装置11が中立状態をとる
と共に、油圧クラツチ29H,29Lが全て油タ
ンク37へと接続されて第2の油圧クラツチ式変
速装置12も中立状態をとる。各切換弁39,4
0は図示のように上記中立位置N1,N2の他に6
個の作用位置を備えた7ポジシヨンのものとされ
ているが、第1の切換弁39は、中立位置N1か
ら一方向にかけて2個の前進1速位置F1及びそ
れに引続く2個の前進2速位置F2を有すると共
に、中立位置N1から他方向にかけて2個の後進
1速位置Rを有するものに構成されており、また
第2の切換弁40は、中立位置N2から一方向に
かけて順次、低速位置L、高速位置H、低速位置
L、高速位置Hを有すると共に、中立位置N2か
ら他方向にかけて順次、低速位置L、高速位置H
を有するものに構成されている。そして上記した
各作用位置F1,F2,R,H,Lでは相当する油
圧クラツチ20F1,20F2,20R,29H,
29Lへの選択的な給油が行なわれて、その油圧
クラツチ20F1,20F2或は20Rと29H或
は29Lとが選択的に作動せしめられることとな
るが、両切換弁39,40が前記のように連動し
て変位せしめられることとされているため、変速
レバー48を一方向及び他方向に操作するとき、
両切換弁39,40が連動して次の第1表に示す
ような位置へと変位せしめられることとなる。
【表】
そして3段の変速を行なう第1の油圧クラツチ
式変速装置11と2段の変速を行なう第2の油圧
クラツチ式変速装置12との組合せによつては6
段の変速が得られるのに対し、両油圧クラツチ式
変速装置11,12における各変速歯車列のギヤ
比は、上記のような両切換弁39,40の位置の
組合せによつて各油圧クラツチ式変速装置11,
12の1列宛の変速歯車列が順次、変速伝動にた
ずさわることで、第1表の下欄に示すように、両
油圧クラツチ式変速装置11,12の中立状態か
ら変速レバー48を一方向及び他方向に操作する
ときは、各油圧クラツチ式変速装置11,12に
よる変速比を複合して、一方向では前進1速F
、前進2速F、前進3速F、前進4速F
が順次得られ、他方向では後進1速R、後進2
速Rが順次得られるように、設定されている。 第3図に図示の前記第1の調圧弁42は、約17
Kg/cm2といつた油圧でリリーフ動作するものとさ
れている。他方、第2の調圧弁43は、約17−18
Kg/cm2といつた油圧を設定するものとされ、且
つ、同油圧にまで徐々に油圧を高めるものとされ
ている。すなわち、第2の調圧弁43の油圧設定用
スプリング43aはその先端を、進退自在な制御
ピストン43bに受けさせて、設けられており、
この制御ピストン43bの背後に第1の調圧弁4
2と第2の調圧弁43との間のドレイン回路41
の油圧を選択的に作用させることとするアンロー
ドバルブ49が、設けられている。このアンロー
ドバルブ49は、第1の調圧弁42と第2の調圧
弁43間のドレン回路41を制御ピストン43b
背後へと接続する接続回路50中に挿入されてい
て、その1ポートを回路51により、第2の調圧
弁43と約0.5−0.8Kg/cm2といつた極く低い油圧
でリリーフ動作する第3の調圧弁44との間のド
レン回路41へと、接続されている。該アンロー
ドバルブ49は、スプリング49aと第1、第2
の調圧弁42,43間のドレン回路41の油圧と
によつて非作動位置方向に変位附勢されている
と共に、制御ピストン43b背後の油圧により作
動位置方向に変位附勢されていて、非作動位置
では回路51端をブロツクすると共に第1、第
2の調圧弁42,43間のドレン回路41の油圧
を絞り49bを介して制御ピストン43b背後へ
と作用させ、また作動位置では接続回路50を
回路51へと接続して制御ピストン43bの背後
から油圧をアンロードするものに、構成されてい
る。以上によりアンロードバルブ49は、第1、
第2の調圧弁42,43間から導き出されている
前記給油回路46に油圧が成立していないと共に
制御ピストン43bの背後にも油圧が成立してい
ない状態では、スプリング49a作用により非作
動位置をとり、この状態で第2の切換弁40が
何れかの作用位置へ移されると、絞り49bを介
し制御ピストン43b背後に徐々に油が流入し制
御ピストン43bが徐々に前進せしめられること
とし、これにより油圧設定用スプリング43aの
強度が徐々に高められることで第2の調圧弁43
が、その一次側の油圧、したがつて給油回路46
の油圧を徐々に高めることとなる。そしてこのよ
うに制御ピストン43b背後に油圧が成立するに
至つたときも、第2の切換弁40が作用位置に留
められている限り第2の調圧弁43一次側に油圧
が成立しているから、アンロードバルブ49は非
作動位置に留まる。該アンロードバルブ49
は、第2の切換弁40が中立位置N2へ移される
か何れかの作用位置から他の作用位置へと移され
る途中で給油回路46が一旦、油タンク37へと
接続されて、給油回路46の油圧、したがつて第
2の調圧弁43一次側の油圧が抜かれるとき、制
御ピストン43b背後の油圧を迅速にアンロード
するものとなる。すなわち、第2の調圧弁43一
次側の油圧が抜かれることでアンロードバルブ4
9は、制御ピストン43b背後の油圧により作動
位置へと変位せしめられ、これにより接続回路
50を回路51へと接続するから、制御ピストン
43b背後の油圧が迅速にアンロードされるので
ある。以上のように第2の調圧弁43とアンロー
ドバルブ49との組合せにより、第2の切換弁4
0が何れかの作用位置へ移されたときに給油回路
46の油圧を徐々に立上らせることとすると共
に、第2の切換弁40が変位操作されるとき制御
ピストン43b背後から迅速に油圧をアンロード
して第2の調圧弁43による油圧の立上りが必ら
ず低油圧からの立上りとなるように、図つている
のである。 なお第2の調圧弁43の他に第1の調圧弁42
を設けた理由は、次のようである。すなわち、第
1の油圧クラツチ式変速装置11における各油圧
クラツチ20F1,20F2,20Rは、パワーシ
フト軸15上の前記各歯車17F1,17F2,1
7Rとクラツチハウジングとに摩擦板及び相手板
52,53を支持させて構成され、また第2の油
圧クラツチ式変速装置12におけるH油圧クラツ
チ29Hは前記の摩擦板31及び相手板32を備
えていると共に、L油圧クラツチ29Lは前記L
歯車25LとH油圧クラツチ29Hと共用の前記
クラツチハウジング30とに摩擦板54及び相手
板55を支持させて構成されているが、油圧クラ
ツチ29H,29Lの摩擦板31,54がシンタ
ー材より形成されているのに対し、油圧クラツチ
20F1,20F2,20Rの摩擦板52は安価に
つくペーパー材より形成されている。そしてペー
パー材より成る摩擦板52はシンター材より成る
摩擦板31,54と異なりエネルギー吸収率が低
く、これを相手板53との間で相対的にスリツプ
させると焼付きが起きて早期に劣化する。そこで
第1の油圧クラツチ式変速装置11における油圧
クラツチ20F1,20F2,20Rに対しては、
高油圧を急速に作用させ、実質的に摩擦板52ス
リツプを起きないように図つているのであり、両
油圧クラツチ式変速装置11,12作動による車
輛の発進時もしくは車速変更時に起き得るシヨツ
クの防止は、第2の調圧弁43による油圧漸増で
第2の油圧クラツチ式変速装置12における油圧
クラツチ29Hもしくは29Lの徐々のエンゲー
ジングにより達成することと、しているのであ
る。なお前記第3の調圧弁44は、潤滑油圧を設
定するためのもので、第2の調圧弁43と該第3
の調圧弁44との間のドレン回路41からは、油
圧クラツチ20F1,20F2,20R,29H,
29L内等の潤滑必要部57に潤滑油を送る潤滑
油供給回路58が、導き出されている。 図示のトランスミツシヨン装置には以上に説明
したような油圧供給機構が設けられているが、こ
の油圧供給機構は先に触れたように前記油路形成
板10を利用して設けられているのであり、次に
同油圧供給機構の具体構造を第2図及び第4−7
図について説明する。 先ず前記油圧ポンプ38は、第2図に示すよう
に、油路形成板10の背面上にポンプケース38
aを装着し油路形成板10に支持させて設けられ
ている。図示のように内接歯車式のものに構成さ
れている該油圧ポンプ38のポンプ軸38bは、
前記主駆動軸14と同心配置されていて、小径で
扁平な切欠きを設けられた前端部を主駆動軸14
後端部に形成した相当形状の穴14aに挿入し
て、主駆動軸14により駆動させることとしてあ
る。第4図に示すように、油圧ポンプ38の吸入
口38cを前記油タンク37兼用のミツシヨンケ
ース5内低部に連らねるための油路60が、油路
形成板10に形成されている。第2図において、
38dはポンプケース38aのケース蓋、61は
該ケース蓋38dとポンプケース38aとを油路
形成板10に対し固定するためのねじボルトであ
り、第4図において、38eは油圧ポンプ38の
吐出口、62はねじボルト61を螺合する、油路
形成板10のねじ穴である。 次に第2図に示すように、油路形成板10の背
面上にはパワーシフト軸15に被嵌されたシール
ハウジング63を、第4図に示すねじボルト64
により油路形成板10に固定することで装着して
あり、前記した第1の切換弁39と第2の切換弁
40とは第4図に示すように、そのバルブケース
39a,40aをねじボルト65により上記シー
ルハウジング63に連結することで、シールハウ
ジング63を介し油路形成板10に支持させて設
けられている。油路形成板10には、油圧ポンプ
38の前記吐出口38eを第1の切換弁39のポ
ンプポートへと接続するための、前記給油回路4
5相当の油路66を形成してある。 切換弁39,40の具体構造とシールハウジン
グ63の機能とを第2,5,6図について説明す
ると、先ずシールハウジング63によつては、パ
ワーシフト軸15の外周面上に適当間隔宛をおい
て形成された複数個の環状溝を該シールハウジン
グ63内周面によりシールすることで、シールハ
ウジング63とパワーシフト軸15間に複数個の
油分配室67F1,67F2,67R,67H,6
7Lが形成されている。このうち油分配室67
F1,67F2,67Rは、パワーシフト軸15に
前端面から穿設された穿孔端をプラグにより閉塞
されているクラツチ作動油の給排路68F1,6
8F2,68Rを介してそれぞれ、第1の油圧ク
ラツチ式変速装置11における相当する油圧クラ
ツチ20F1,20F2,20Rないしその作動用
ピストンの背後へと連通させてある。また油分配
室67H,67Lは、パワーシフト軸15に後端
面から穿設され穿孔端をプラグにより閉塞されて
いるクラツチ作動油の給排路68H,68Lを介
してそれぞれ、第2の油圧クラツチ式変速装置1
2における相当する油圧クラツチ29H,29L
ないしその作動用ピストンの背後へと連通させて
ある。さらに図示の場合には、パワーシフト軸1
5と油路形成板10との間でもう1個の油分配室
67Laを形成し、この油分配室67Laを、上記
給排路68F1,68F2,68Rと同様にパワー
シフト軸15に形成されている潤滑油の供給路6
8Laを介して油圧クラツチ20F1,20F2,2
0Rの摩擦板52及び相手板53部へと連通させ
ると共に、上記給排路68H,68Lと同様にパ
ワーシフト軸15に形成されている潤滑油の供給
路68L′aを介して油圧クラツチ29H,29L
の摩擦板31,54及び相手板32,55部へと
連通させてある。 切換弁39,40は第5図に示すように、その
スプール39b,40bを前記バルブケース39
a,40aに、パワーシフト軸15と平行する方
向に沿わせて嵌挿してあるものに、構成されてい
る。第1の切換弁39のバルブケース39aとシ
ールハウジング63との間には、鉄板70を挿入
してある。バルブケース39bには該鉄板70側
で第5図及び第6図bに示すようにポンプポート
71P1とクラツチポート71F1,71F2,71
Rとを、図示のように配置して形成してあり、ポ
ンプポート71P1には油路形成板10内の前記油
路66(第4図)を、スプール39bに形成した
油通路穴72を介して連通させてある。第1の切
換弁39のタンクポート71T1,71T′1はスプ
ール39bに形成した油通路穴端とバルブケース
39a端とに設けられている。第2の切換弁40
のバルブケース40aには第5図及び第6図aに
示すように第1の切換弁39のバルブケース39
a側で、ポンプポート71P2とクラツチポート7
1H,71Lとタンクポート71T2,71T′2と
を形成してあり、ポンプポート71P2はスプール
40bに形成した油通路穴73を介して油路形成
板10内の油路に連通させてあり、またタンクポ
ート71T2,71T′2は第2のミツシヨンケース
5B内へ開口させてある。シールハウジング63
には第5図に示すように鉄板70位置から前記油
分配室67F1,67F2,67R,67H,67
Lへと連らなる油路74F1,74F2,74R,
74H,74Lを形成してある。 第1の切換弁39のポンプポート71P1及びク
ラツチポート71F1,71F2,71Rは、第3
図について先に説明したように該切換弁39の各
作用位置F1,F2,Rがそれぞれ隣合つて2つず
つあるようにスプール39b長さ方向での巾を大
とされている。これに対し鉄板70には第6図c
に示すように、シールハウジング63の油路74
F1,74F2,74R巾に相当する油通路穴75
F1,75F2,75Rを、それでもつて第1の切
換弁39のクラツチポート71F1,71F2,7
1Rとシールハウジング63の油路74F1,7
4F2,74Rとをそれぞれ連らねるように、形
成してある。また第2の切換弁40のクラツチポ
ート71H,71Lは、第6図bに示すように第
1の切換弁39のバルブケース39aを貫通させ
て形成した油通穴76H,76Lと、第6図cに
示すように鉄板70に形成した油通路穴75H,
75Lとを介し、シールハウジング63の油路7
4H,74Lに連通させてある。鉄板70にはま
た第6図cに示すように、油路形成板10内から
切換弁39,40のポンプポート71P1,71P2
方向に油を導くための油通路穴75P1,75P2も
形成してあり、またバルブケース39aには第6
図bに示すように、上記油通路穴75P2を第2の
切換弁40のポンプポート71P2方向へ連らねる
ための油通路穴76P2も、形成してある。 第3図について説明したように両切換弁39,
40を連動して変位させるためには、第1,4,
5図に示すように油路形成板10に回転変位可能
に支持させた操作軸77の外端に第1図に図示の
ように前記変速レバー48を取付け、また上記操
作軸77の内端に取付けた作動アーム78をその
自由端側のピン78aでもつて、第2の切換弁4
0のスプール40b端部上にピン79固定して設
けてある作動金物80へと係合させ、さらに作動
金物80に取付けてある前記接続アーム47を第
1の切換弁39のスプール39bへと係合させて
ある。そしてスプール39b,40bには、上記
のような操作機構により該スプール39b,40
bがスライド変位せしめられるとき、前記したポ
ンプポート71P1,71P2及びタンクポート71
T1,71T′1,71T2,71T′2とクラツチポー
ト71F1,71F2,71R,71H,71Lと
の間が、第3図について説明した切換弁39,4
0の各位置への変位が得られるように連通せしめ
られる如く、第5図に図示のように複数個宛のラ
ンドと環状溝とを設けてある。 第5図及び第6図aに示すように、第2の切換
弁40のスプール40bにはデテント用の環状溝
81N,81F,81F,81F,81F
,81R,81Rを形成してあり、この各
溝状溝内にスプリング82の附勢力により臨みス
プール40bの位置拘束、したがつて両切換弁3
9,40の位置拘束を行なう1対のボール83
が、バルブケース40aに支承させて設けられて
いる。 次に前記した第1及び第2の調圧弁42,43
とアンロードバルブ49とは、第4図に示すよう
に、油路形成板10の上端部分内に直列配置して
設けられている。第1の調圧弁42は、油圧設定
用スプリング42aにより後退附勢されている弁
体42bの背後にポンプポート42cの油圧を作
用させてある通例構造のものとされている。上記
ポンプポート42cに対し油圧ポンプ38の前記
吐出口38eを連らねるための油路85も、油路
形成板10に形成されている。第1の調圧弁42
のリリーフポート42dに連らなる油路86が油
路形成板10に形成されており、この油路86端
は、油路形成板10に形成した他の油路87を介
し第2の切換弁40へと連らねられている。 同様に第4図に示すように、第2の調圧弁43
の弁体43cを後退附勢する前記油圧設定用スプ
リング43aは2重のコイルばねでもつて構成さ
れているが、該調圧弁43のポンプポート43d
は、上記した油路86の中途へと開口させてあ
る。また第2の調圧弁43のリリーフポート43
eは、油路形成板10に形成した油路88によ
り、第7図に示すように油路形成板10に内装さ
せてある前記第3の調圧弁44方向へと連らねて
ある。アンロードバルブ49は、前記スプリング
49aにより第2の調圧弁43における前記制御
ピストン43b方向に移動附勢された弁体49c
を備えており、この弁体49cに前記絞り49b
が形成されている。このアンロードバルブ49に
関連させてある前記回路50,51相当の油路
も、油路形成板10に形成されている。第3の調
圧弁44の二次側に設けられた油穴89(第7
図)は、ミツシヨンケース5内へと開放させてあ
る。 以上のように、この考案に係るトランスミツシ
ヨン装置は、2組の油圧クラツチ式変速装置1
1,12を前記態様で設けると共に、両油圧クラ
ツチ式変速装置11,12における油圧クラツチ
20F1,20F2,20R,29H,29Lに対
し油圧を供給するための油圧ポンプ38及びバル
ブ装置39,40,42,43,49を、その間
の接続油路を油路形成板10に形成し該油路形成
板10に支持させて設け、さらに各油圧クラツチ
式変速装置11,12におけるパワーシフト軸1
5(図示実施例では両油圧クラツチ式変速装置1
1,12に共通させてある。)に穿設されたクラ
ツチ作動油給排路68F1,68F2,68R,6
8H,68Lに連らなる油分配室67F1,67
F2,67R,67H,67Lを該パワーシフト
軸15との間で形成するシールハウジング63
を、上記油路形成板10上に装着して設けるよう
に、構成されるのである。 第2図に示すように、前記主駆動軸14に平行
させてPTO変速軸90が設けられており、主駆
動軸14と該PTO変速軸90間には4段の変速
を行なうPTO変速装置91が、配設されてい
る。PTO変速軸90は、その後方に同心的に配
置された2本の伝動軸92,93及び該両伝動軸
92,93間に配設されたPTOクラツチ94を
介して、前記PTO軸4(第1図)方向へと接続
されている。 以上の説明から明らかなように、この考案の自
走式作業車におけるトランスミツシヨン装置は、
ミツシヨンケース内5を鉛直な油路形成板10に
よつて前後に2分割し、該油路形成板10の前後
においてミツシヨンケース5内に第1の油圧クラ
ツチ式変速装置11と第2の油圧クラツチ式変速
装置12とを、互に直列接続して設けると共に、
これらの油圧クラツチ式変速装置11,12にお
ける油圧クラツチ20F1,20F2,20R,2
9H,29Lに対し油圧を供給するための油圧ポ
ンプ38及びバルブ装置39,40,42,4
3,49を、その間の接続油路を上記油路形成板
10に形成し該油路形成板10に支持させて設
け、さらに上記各油圧クラツチ式変速装置11,
12におけるパワーシフト軸15に穿設されたク
ラツチ作動油給排路68F1,68F2,68R,
68H,68Lに連らなる油分配室67F1,6
7F2,67F3,67H,67Lを該パワーシフ
ト軸10との間で形成するシールハウジング63
を、上記油路形成板10上に装着して設けたこと
を特徴としてなる構成のものであつて、次のよう
な長所を備えている。 すなわち、この考案のトランスミツシヨン装置
は、第1の油圧クラツチ式変速装置11と第2の
油圧クラツチ式変速装置12といつた2組の油圧
クラツチ式変速装置11,12を直列接続して設
けてあるものに構成されているから、例えば実施
例におけるように第1の油圧クラツチ式変速装置
11の変速段数を3段、第2の油圧クラツチ式変
速装置12の変速段数を2段とすると、両油圧ク
ラツチ式変速装置11,12を総合しての変速段
数が6段となり、同様の変速段数を1組のみの油
圧クラツチ式変速装置によつて得ようとする場合
に必要である6個の油圧クラツチが5個に減らさ
れることとし、また例えば各油圧クラツチ式変速
装置の変速段数を3段宛とすると両油圧クラツチ
式変速装置を総合して9段の変速段数が得られ、
同様の変速段数を1組のみの油圧クラツチ式変速
装置によつて得ようとする場合に必要である9個
の油圧クラツチが6個に減らされることとする。
したがつて、この考案のトランスミツシヨン装置
は、比較的嵩張ると共に高価につくクラツチハウ
ジングを備えた油圧クラツチの個数の増加を抑え
つつ、変速操作が極く容易である油圧クラツチ式
変速装置による変速段数を高めさせるものとなつ
ている。このように、この考案のトランスミツシ
ヨン装置は、変速操作容易な油圧クラツチ式変速
装置による変速段数を、コストの増大を抑制しつ
つ、高めさせるものとなつているが、特に、ミツ
シヨンケース5内を鉛直な油路形成板10により
前後に2分して、2組の油圧クラツチ式変速装置
11,12を該油路形成板10の前後においてミ
ツシヨンケース5内に組込んだ上で、両油圧クラ
ツチ式変速装置11,12におけせる油圧クラツ
チ20F1,20F2,20R,29H,29Lを
作動させるための油圧ポンプ38とバルブ装置3
9,40,42,43,49を、その間を上記油
路形成板10内の油路にて接続し該油路形成板1
0に支持させると共に、各油圧クラツチ式変速装
置11,12におけるパワーシフト軸15内のク
ラツチ作動油給排路68F1,68F2,68R,
68H,68Lに連らなる油分配室67F1,6
7F2,67R,67H,67Lを該パワーシフ
ト軸15との間で形成するシールハウジング63
をも、上記油路形成板10上に装着していること
から、、油圧ポンプ38とバルブ装置39,4
0,42,43,49と油分配室67F1,67
F2,67R,67H,67Lとの間の油路が短
長で構造簡単なものとなるのはもとより、油路形
成板10が両油圧クラツチ式変速装置11,12
のために兼用されて、例えば類似の油路形成板を
第1の油圧クラツチ式変速装置11の前方位置と
第2の油圧クラツチ式変速装置12の後方位置と
に配して2個設けるような場合と比較し、構造が
遥かに簡単化され、総じて、2組の油圧クラツチ
式変速装置11,12を設けたにも拘らず両油圧
クラツチ式変速装置11,12における油圧クラ
ツチ20F1,20F2,20R,29H,29L
に対する油圧給排機構の構造が極く簡単化されて
いるものと、なつている。
式変速装置11と2段の変速を行なう第2の油圧
クラツチ式変速装置12との組合せによつては6
段の変速が得られるのに対し、両油圧クラツチ式
変速装置11,12における各変速歯車列のギヤ
比は、上記のような両切換弁39,40の位置の
組合せによつて各油圧クラツチ式変速装置11,
12の1列宛の変速歯車列が順次、変速伝動にた
ずさわることで、第1表の下欄に示すように、両
油圧クラツチ式変速装置11,12の中立状態か
ら変速レバー48を一方向及び他方向に操作する
ときは、各油圧クラツチ式変速装置11,12に
よる変速比を複合して、一方向では前進1速F
、前進2速F、前進3速F、前進4速F
が順次得られ、他方向では後進1速R、後進2
速Rが順次得られるように、設定されている。 第3図に図示の前記第1の調圧弁42は、約17
Kg/cm2といつた油圧でリリーフ動作するものとさ
れている。他方、第2の調圧弁43は、約17−18
Kg/cm2といつた油圧を設定するものとされ、且
つ、同油圧にまで徐々に油圧を高めるものとされ
ている。すなわち、第2の調圧弁43の油圧設定用
スプリング43aはその先端を、進退自在な制御
ピストン43bに受けさせて、設けられており、
この制御ピストン43bの背後に第1の調圧弁4
2と第2の調圧弁43との間のドレイン回路41
の油圧を選択的に作用させることとするアンロー
ドバルブ49が、設けられている。このアンロー
ドバルブ49は、第1の調圧弁42と第2の調圧
弁43間のドレン回路41を制御ピストン43b
背後へと接続する接続回路50中に挿入されてい
て、その1ポートを回路51により、第2の調圧
弁43と約0.5−0.8Kg/cm2といつた極く低い油圧
でリリーフ動作する第3の調圧弁44との間のド
レン回路41へと、接続されている。該アンロー
ドバルブ49は、スプリング49aと第1、第2
の調圧弁42,43間のドレン回路41の油圧と
によつて非作動位置方向に変位附勢されている
と共に、制御ピストン43b背後の油圧により作
動位置方向に変位附勢されていて、非作動位置
では回路51端をブロツクすると共に第1、第
2の調圧弁42,43間のドレン回路41の油圧
を絞り49bを介して制御ピストン43b背後へ
と作用させ、また作動位置では接続回路50を
回路51へと接続して制御ピストン43bの背後
から油圧をアンロードするものに、構成されてい
る。以上によりアンロードバルブ49は、第1、
第2の調圧弁42,43間から導き出されている
前記給油回路46に油圧が成立していないと共に
制御ピストン43bの背後にも油圧が成立してい
ない状態では、スプリング49a作用により非作
動位置をとり、この状態で第2の切換弁40が
何れかの作用位置へ移されると、絞り49bを介
し制御ピストン43b背後に徐々に油が流入し制
御ピストン43bが徐々に前進せしめられること
とし、これにより油圧設定用スプリング43aの
強度が徐々に高められることで第2の調圧弁43
が、その一次側の油圧、したがつて給油回路46
の油圧を徐々に高めることとなる。そしてこのよ
うに制御ピストン43b背後に油圧が成立するに
至つたときも、第2の切換弁40が作用位置に留
められている限り第2の調圧弁43一次側に油圧
が成立しているから、アンロードバルブ49は非
作動位置に留まる。該アンロードバルブ49
は、第2の切換弁40が中立位置N2へ移される
か何れかの作用位置から他の作用位置へと移され
る途中で給油回路46が一旦、油タンク37へと
接続されて、給油回路46の油圧、したがつて第
2の調圧弁43一次側の油圧が抜かれるとき、制
御ピストン43b背後の油圧を迅速にアンロード
するものとなる。すなわち、第2の調圧弁43一
次側の油圧が抜かれることでアンロードバルブ4
9は、制御ピストン43b背後の油圧により作動
位置へと変位せしめられ、これにより接続回路
50を回路51へと接続するから、制御ピストン
43b背後の油圧が迅速にアンロードされるので
ある。以上のように第2の調圧弁43とアンロー
ドバルブ49との組合せにより、第2の切換弁4
0が何れかの作用位置へ移されたときに給油回路
46の油圧を徐々に立上らせることとすると共
に、第2の切換弁40が変位操作されるとき制御
ピストン43b背後から迅速に油圧をアンロード
して第2の調圧弁43による油圧の立上りが必ら
ず低油圧からの立上りとなるように、図つている
のである。 なお第2の調圧弁43の他に第1の調圧弁42
を設けた理由は、次のようである。すなわち、第
1の油圧クラツチ式変速装置11における各油圧
クラツチ20F1,20F2,20Rは、パワーシ
フト軸15上の前記各歯車17F1,17F2,1
7Rとクラツチハウジングとに摩擦板及び相手板
52,53を支持させて構成され、また第2の油
圧クラツチ式変速装置12におけるH油圧クラツ
チ29Hは前記の摩擦板31及び相手板32を備
えていると共に、L油圧クラツチ29Lは前記L
歯車25LとH油圧クラツチ29Hと共用の前記
クラツチハウジング30とに摩擦板54及び相手
板55を支持させて構成されているが、油圧クラ
ツチ29H,29Lの摩擦板31,54がシンタ
ー材より形成されているのに対し、油圧クラツチ
20F1,20F2,20Rの摩擦板52は安価に
つくペーパー材より形成されている。そしてペー
パー材より成る摩擦板52はシンター材より成る
摩擦板31,54と異なりエネルギー吸収率が低
く、これを相手板53との間で相対的にスリツプ
させると焼付きが起きて早期に劣化する。そこで
第1の油圧クラツチ式変速装置11における油圧
クラツチ20F1,20F2,20Rに対しては、
高油圧を急速に作用させ、実質的に摩擦板52ス
リツプを起きないように図つているのであり、両
油圧クラツチ式変速装置11,12作動による車
輛の発進時もしくは車速変更時に起き得るシヨツ
クの防止は、第2の調圧弁43による油圧漸増で
第2の油圧クラツチ式変速装置12における油圧
クラツチ29Hもしくは29Lの徐々のエンゲー
ジングにより達成することと、しているのであ
る。なお前記第3の調圧弁44は、潤滑油圧を設
定するためのもので、第2の調圧弁43と該第3
の調圧弁44との間のドレン回路41からは、油
圧クラツチ20F1,20F2,20R,29H,
29L内等の潤滑必要部57に潤滑油を送る潤滑
油供給回路58が、導き出されている。 図示のトランスミツシヨン装置には以上に説明
したような油圧供給機構が設けられているが、こ
の油圧供給機構は先に触れたように前記油路形成
板10を利用して設けられているのであり、次に
同油圧供給機構の具体構造を第2図及び第4−7
図について説明する。 先ず前記油圧ポンプ38は、第2図に示すよう
に、油路形成板10の背面上にポンプケース38
aを装着し油路形成板10に支持させて設けられ
ている。図示のように内接歯車式のものに構成さ
れている該油圧ポンプ38のポンプ軸38bは、
前記主駆動軸14と同心配置されていて、小径で
扁平な切欠きを設けられた前端部を主駆動軸14
後端部に形成した相当形状の穴14aに挿入し
て、主駆動軸14により駆動させることとしてあ
る。第4図に示すように、油圧ポンプ38の吸入
口38cを前記油タンク37兼用のミツシヨンケ
ース5内低部に連らねるための油路60が、油路
形成板10に形成されている。第2図において、
38dはポンプケース38aのケース蓋、61は
該ケース蓋38dとポンプケース38aとを油路
形成板10に対し固定するためのねじボルトであ
り、第4図において、38eは油圧ポンプ38の
吐出口、62はねじボルト61を螺合する、油路
形成板10のねじ穴である。 次に第2図に示すように、油路形成板10の背
面上にはパワーシフト軸15に被嵌されたシール
ハウジング63を、第4図に示すねじボルト64
により油路形成板10に固定することで装着して
あり、前記した第1の切換弁39と第2の切換弁
40とは第4図に示すように、そのバルブケース
39a,40aをねじボルト65により上記シー
ルハウジング63に連結することで、シールハウ
ジング63を介し油路形成板10に支持させて設
けられている。油路形成板10には、油圧ポンプ
38の前記吐出口38eを第1の切換弁39のポ
ンプポートへと接続するための、前記給油回路4
5相当の油路66を形成してある。 切換弁39,40の具体構造とシールハウジン
グ63の機能とを第2,5,6図について説明す
ると、先ずシールハウジング63によつては、パ
ワーシフト軸15の外周面上に適当間隔宛をおい
て形成された複数個の環状溝を該シールハウジン
グ63内周面によりシールすることで、シールハ
ウジング63とパワーシフト軸15間に複数個の
油分配室67F1,67F2,67R,67H,6
7Lが形成されている。このうち油分配室67
F1,67F2,67Rは、パワーシフト軸15に
前端面から穿設された穿孔端をプラグにより閉塞
されているクラツチ作動油の給排路68F1,6
8F2,68Rを介してそれぞれ、第1の油圧ク
ラツチ式変速装置11における相当する油圧クラ
ツチ20F1,20F2,20Rないしその作動用
ピストンの背後へと連通させてある。また油分配
室67H,67Lは、パワーシフト軸15に後端
面から穿設され穿孔端をプラグにより閉塞されて
いるクラツチ作動油の給排路68H,68Lを介
してそれぞれ、第2の油圧クラツチ式変速装置1
2における相当する油圧クラツチ29H,29L
ないしその作動用ピストンの背後へと連通させて
ある。さらに図示の場合には、パワーシフト軸1
5と油路形成板10との間でもう1個の油分配室
67Laを形成し、この油分配室67Laを、上記
給排路68F1,68F2,68Rと同様にパワー
シフト軸15に形成されている潤滑油の供給路6
8Laを介して油圧クラツチ20F1,20F2,2
0Rの摩擦板52及び相手板53部へと連通させ
ると共に、上記給排路68H,68Lと同様にパ
ワーシフト軸15に形成されている潤滑油の供給
路68L′aを介して油圧クラツチ29H,29L
の摩擦板31,54及び相手板32,55部へと
連通させてある。 切換弁39,40は第5図に示すように、その
スプール39b,40bを前記バルブケース39
a,40aに、パワーシフト軸15と平行する方
向に沿わせて嵌挿してあるものに、構成されてい
る。第1の切換弁39のバルブケース39aとシ
ールハウジング63との間には、鉄板70を挿入
してある。バルブケース39bには該鉄板70側
で第5図及び第6図bに示すようにポンプポート
71P1とクラツチポート71F1,71F2,71
Rとを、図示のように配置して形成してあり、ポ
ンプポート71P1には油路形成板10内の前記油
路66(第4図)を、スプール39bに形成した
油通路穴72を介して連通させてある。第1の切
換弁39のタンクポート71T1,71T′1はスプ
ール39bに形成した油通路穴端とバルブケース
39a端とに設けられている。第2の切換弁40
のバルブケース40aには第5図及び第6図aに
示すように第1の切換弁39のバルブケース39
a側で、ポンプポート71P2とクラツチポート7
1H,71Lとタンクポート71T2,71T′2と
を形成してあり、ポンプポート71P2はスプール
40bに形成した油通路穴73を介して油路形成
板10内の油路に連通させてあり、またタンクポ
ート71T2,71T′2は第2のミツシヨンケース
5B内へ開口させてある。シールハウジング63
には第5図に示すように鉄板70位置から前記油
分配室67F1,67F2,67R,67H,67
Lへと連らなる油路74F1,74F2,74R,
74H,74Lを形成してある。 第1の切換弁39のポンプポート71P1及びク
ラツチポート71F1,71F2,71Rは、第3
図について先に説明したように該切換弁39の各
作用位置F1,F2,Rがそれぞれ隣合つて2つず
つあるようにスプール39b長さ方向での巾を大
とされている。これに対し鉄板70には第6図c
に示すように、シールハウジング63の油路74
F1,74F2,74R巾に相当する油通路穴75
F1,75F2,75Rを、それでもつて第1の切
換弁39のクラツチポート71F1,71F2,7
1Rとシールハウジング63の油路74F1,7
4F2,74Rとをそれぞれ連らねるように、形
成してある。また第2の切換弁40のクラツチポ
ート71H,71Lは、第6図bに示すように第
1の切換弁39のバルブケース39aを貫通させ
て形成した油通穴76H,76Lと、第6図cに
示すように鉄板70に形成した油通路穴75H,
75Lとを介し、シールハウジング63の油路7
4H,74Lに連通させてある。鉄板70にはま
た第6図cに示すように、油路形成板10内から
切換弁39,40のポンプポート71P1,71P2
方向に油を導くための油通路穴75P1,75P2も
形成してあり、またバルブケース39aには第6
図bに示すように、上記油通路穴75P2を第2の
切換弁40のポンプポート71P2方向へ連らねる
ための油通路穴76P2も、形成してある。 第3図について説明したように両切換弁39,
40を連動して変位させるためには、第1,4,
5図に示すように油路形成板10に回転変位可能
に支持させた操作軸77の外端に第1図に図示の
ように前記変速レバー48を取付け、また上記操
作軸77の内端に取付けた作動アーム78をその
自由端側のピン78aでもつて、第2の切換弁4
0のスプール40b端部上にピン79固定して設
けてある作動金物80へと係合させ、さらに作動
金物80に取付けてある前記接続アーム47を第
1の切換弁39のスプール39bへと係合させて
ある。そしてスプール39b,40bには、上記
のような操作機構により該スプール39b,40
bがスライド変位せしめられるとき、前記したポ
ンプポート71P1,71P2及びタンクポート71
T1,71T′1,71T2,71T′2とクラツチポー
ト71F1,71F2,71R,71H,71Lと
の間が、第3図について説明した切換弁39,4
0の各位置への変位が得られるように連通せしめ
られる如く、第5図に図示のように複数個宛のラ
ンドと環状溝とを設けてある。 第5図及び第6図aに示すように、第2の切換
弁40のスプール40bにはデテント用の環状溝
81N,81F,81F,81F,81F
,81R,81Rを形成してあり、この各
溝状溝内にスプリング82の附勢力により臨みス
プール40bの位置拘束、したがつて両切換弁3
9,40の位置拘束を行なう1対のボール83
が、バルブケース40aに支承させて設けられて
いる。 次に前記した第1及び第2の調圧弁42,43
とアンロードバルブ49とは、第4図に示すよう
に、油路形成板10の上端部分内に直列配置して
設けられている。第1の調圧弁42は、油圧設定
用スプリング42aにより後退附勢されている弁
体42bの背後にポンプポート42cの油圧を作
用させてある通例構造のものとされている。上記
ポンプポート42cに対し油圧ポンプ38の前記
吐出口38eを連らねるための油路85も、油路
形成板10に形成されている。第1の調圧弁42
のリリーフポート42dに連らなる油路86が油
路形成板10に形成されており、この油路86端
は、油路形成板10に形成した他の油路87を介
し第2の切換弁40へと連らねられている。 同様に第4図に示すように、第2の調圧弁43
の弁体43cを後退附勢する前記油圧設定用スプ
リング43aは2重のコイルばねでもつて構成さ
れているが、該調圧弁43のポンプポート43d
は、上記した油路86の中途へと開口させてあ
る。また第2の調圧弁43のリリーフポート43
eは、油路形成板10に形成した油路88によ
り、第7図に示すように油路形成板10に内装さ
せてある前記第3の調圧弁44方向へと連らねて
ある。アンロードバルブ49は、前記スプリング
49aにより第2の調圧弁43における前記制御
ピストン43b方向に移動附勢された弁体49c
を備えており、この弁体49cに前記絞り49b
が形成されている。このアンロードバルブ49に
関連させてある前記回路50,51相当の油路
も、油路形成板10に形成されている。第3の調
圧弁44の二次側に設けられた油穴89(第7
図)は、ミツシヨンケース5内へと開放させてあ
る。 以上のように、この考案に係るトランスミツシ
ヨン装置は、2組の油圧クラツチ式変速装置1
1,12を前記態様で設けると共に、両油圧クラ
ツチ式変速装置11,12における油圧クラツチ
20F1,20F2,20R,29H,29Lに対
し油圧を供給するための油圧ポンプ38及びバル
ブ装置39,40,42,43,49を、その間
の接続油路を油路形成板10に形成し該油路形成
板10に支持させて設け、さらに各油圧クラツチ
式変速装置11,12におけるパワーシフト軸1
5(図示実施例では両油圧クラツチ式変速装置1
1,12に共通させてある。)に穿設されたクラ
ツチ作動油給排路68F1,68F2,68R,6
8H,68Lに連らなる油分配室67F1,67
F2,67R,67H,67Lを該パワーシフト
軸15との間で形成するシールハウジング63
を、上記油路形成板10上に装着して設けるよう
に、構成されるのである。 第2図に示すように、前記主駆動軸14に平行
させてPTO変速軸90が設けられており、主駆
動軸14と該PTO変速軸90間には4段の変速
を行なうPTO変速装置91が、配設されてい
る。PTO変速軸90は、その後方に同心的に配
置された2本の伝動軸92,93及び該両伝動軸
92,93間に配設されたPTOクラツチ94を
介して、前記PTO軸4(第1図)方向へと接続
されている。 以上の説明から明らかなように、この考案の自
走式作業車におけるトランスミツシヨン装置は、
ミツシヨンケース内5を鉛直な油路形成板10に
よつて前後に2分割し、該油路形成板10の前後
においてミツシヨンケース5内に第1の油圧クラ
ツチ式変速装置11と第2の油圧クラツチ式変速
装置12とを、互に直列接続して設けると共に、
これらの油圧クラツチ式変速装置11,12にお
ける油圧クラツチ20F1,20F2,20R,2
9H,29Lに対し油圧を供給するための油圧ポ
ンプ38及びバルブ装置39,40,42,4
3,49を、その間の接続油路を上記油路形成板
10に形成し該油路形成板10に支持させて設
け、さらに上記各油圧クラツチ式変速装置11,
12におけるパワーシフト軸15に穿設されたク
ラツチ作動油給排路68F1,68F2,68R,
68H,68Lに連らなる油分配室67F1,6
7F2,67F3,67H,67Lを該パワーシフ
ト軸10との間で形成するシールハウジング63
を、上記油路形成板10上に装着して設けたこと
を特徴としてなる構成のものであつて、次のよう
な長所を備えている。 すなわち、この考案のトランスミツシヨン装置
は、第1の油圧クラツチ式変速装置11と第2の
油圧クラツチ式変速装置12といつた2組の油圧
クラツチ式変速装置11,12を直列接続して設
けてあるものに構成されているから、例えば実施
例におけるように第1の油圧クラツチ式変速装置
11の変速段数を3段、第2の油圧クラツチ式変
速装置12の変速段数を2段とすると、両油圧ク
ラツチ式変速装置11,12を総合しての変速段
数が6段となり、同様の変速段数を1組のみの油
圧クラツチ式変速装置によつて得ようとする場合
に必要である6個の油圧クラツチが5個に減らさ
れることとし、また例えば各油圧クラツチ式変速
装置の変速段数を3段宛とすると両油圧クラツチ
式変速装置を総合して9段の変速段数が得られ、
同様の変速段数を1組のみの油圧クラツチ式変速
装置によつて得ようとする場合に必要である9個
の油圧クラツチが6個に減らされることとする。
したがつて、この考案のトランスミツシヨン装置
は、比較的嵩張ると共に高価につくクラツチハウ
ジングを備えた油圧クラツチの個数の増加を抑え
つつ、変速操作が極く容易である油圧クラツチ式
変速装置による変速段数を高めさせるものとなつ
ている。このように、この考案のトランスミツシ
ヨン装置は、変速操作容易な油圧クラツチ式変速
装置による変速段数を、コストの増大を抑制しつ
つ、高めさせるものとなつているが、特に、ミツ
シヨンケース5内を鉛直な油路形成板10により
前後に2分して、2組の油圧クラツチ式変速装置
11,12を該油路形成板10の前後においてミ
ツシヨンケース5内に組込んだ上で、両油圧クラ
ツチ式変速装置11,12におけせる油圧クラツ
チ20F1,20F2,20R,29H,29Lを
作動させるための油圧ポンプ38とバルブ装置3
9,40,42,43,49を、その間を上記油
路形成板10内の油路にて接続し該油路形成板1
0に支持させると共に、各油圧クラツチ式変速装
置11,12におけるパワーシフト軸15内のク
ラツチ作動油給排路68F1,68F2,68R,
68H,68Lに連らなる油分配室67F1,6
7F2,67R,67H,67Lを該パワーシフ
ト軸15との間で形成するシールハウジング63
をも、上記油路形成板10上に装着していること
から、、油圧ポンプ38とバルブ装置39,4
0,42,43,49と油分配室67F1,67
F2,67R,67H,67Lとの間の油路が短
長で構造簡単なものとなるのはもとより、油路形
成板10が両油圧クラツチ式変速装置11,12
のために兼用されて、例えば類似の油路形成板を
第1の油圧クラツチ式変速装置11の前方位置と
第2の油圧クラツチ式変速装置12の後方位置と
に配して2個設けるような場合と比較し、構造が
遥かに簡単化され、総じて、2組の油圧クラツチ
式変速装置11,12を設けたにも拘らず両油圧
クラツチ式変速装置11,12における油圧クラ
ツチ20F1,20F2,20R,29H,29L
に対する油圧給排機構の構造が極く簡単化されて
いるものと、なつている。
第1図はこの考案の一実施例を装備した農用ト
ラクタの概略側面図、第2図は同トラクタ要部の
一部展開縦断側面図、第3図は同実施例における
油圧回路を示す回路図、第4図は第2図の−
線にほぼ沿つた一部省略断面図、第5図は上記ト
ラクタ要部の一部展開横断平面図、第6図a,
b,cはそれぞれ、第5図のa−a線、b−
b線、c−c線に沿う断面図、第7図は同実
施例における一部材の一部の横断平面図である。 5……ミツシヨンケース、10……油路形成
板、11……第1の油圧クラツチ式変速装置、1
2……第2の油圧クラツチ式変速装置、14……
主駆動軸、15……パワーシフト軸、20F1…
…F1油圧クラツチ、20F2……F2油圧クラツ
チ、20R……R油圧クラツチ、24……伝動
軸、26……伝動軸、29H……H油圧クラツ
チ、29L……L油圧クラツチ、38……油圧ポ
ンプ、38a……ポンプケース、38b……ポン
プ軸、38c……吸入口、38e……吐出口、3
9……第1の切換弁、39a……バルブケース、
39b……スプール、40……第2の切換弁、4
0a……バルブケース、40b……スプール、4
2……第1の調圧弁、42a……油圧設定用スプ
リング、42b……弁体、43……第2の調圧
弁、43a……油圧設定用スプリング、43b…
…制御ピストン、43c……弁体、47……接続
アーム、49……アンロードバルブ、60……油
路、63……シールハウジング、66……油路、
67F1,67F2,67R,67H,67L……
油分配室、68F1,68F2,68R,68H,
68L……クラツチ作動油の給排路、70……鉄
板、74F1,74F2,74R,74H,74L
……油路、75F1,75F2,75R,75H,
75L……油通路穴、76H,76L……油通路
穴、85……油路、86……油路、87……油
路、88……油路。
ラクタの概略側面図、第2図は同トラクタ要部の
一部展開縦断側面図、第3図は同実施例における
油圧回路を示す回路図、第4図は第2図の−
線にほぼ沿つた一部省略断面図、第5図は上記ト
ラクタ要部の一部展開横断平面図、第6図a,
b,cはそれぞれ、第5図のa−a線、b−
b線、c−c線に沿う断面図、第7図は同実
施例における一部材の一部の横断平面図である。 5……ミツシヨンケース、10……油路形成
板、11……第1の油圧クラツチ式変速装置、1
2……第2の油圧クラツチ式変速装置、14……
主駆動軸、15……パワーシフト軸、20F1…
…F1油圧クラツチ、20F2……F2油圧クラツ
チ、20R……R油圧クラツチ、24……伝動
軸、26……伝動軸、29H……H油圧クラツ
チ、29L……L油圧クラツチ、38……油圧ポ
ンプ、38a……ポンプケース、38b……ポン
プ軸、38c……吸入口、38e……吐出口、3
9……第1の切換弁、39a……バルブケース、
39b……スプール、40……第2の切換弁、4
0a……バルブケース、40b……スプール、4
2……第1の調圧弁、42a……油圧設定用スプ
リング、42b……弁体、43……第2の調圧
弁、43a……油圧設定用スプリング、43b…
…制御ピストン、43c……弁体、47……接続
アーム、49……アンロードバルブ、60……油
路、63……シールハウジング、66……油路、
67F1,67F2,67R,67H,67L……
油分配室、68F1,68F2,68R,68H,
68L……クラツチ作動油の給排路、70……鉄
板、74F1,74F2,74R,74H,74L
……油路、75F1,75F2,75R,75H,
75L……油通路穴、76H,76L……油通路
穴、85……油路、86……油路、87……油
路、88……油路。
Claims (1)
- ミツシヨンケース内5を鉛直な油路形成板10
によつて前後に2分割し、該油路形成板10の前
後においてミツシヨンケース5内に第1の油圧ク
ラツチ式変速装置11と第2の油圧クラツチ式変
速装置12とを、互に直列接続して設けると共
に、これらの油圧クラツチ式変速装置11,12
における油圧クラツチ20F1,20F2,20
R,29H,29Lに対し油圧を供給するための
油圧ポンプ38及びバルブ装置39,40,4
2,43,49を、その間の接続油路を上記油路
形成板10に形成し該油路形成板10に支持させ
て設け、さらに上記各油圧クラツチ式変速装置1
1,12におけるパワーシフト軸15に穿設され
たクラツチ作動油給排路68F1,68F2,68
R,68H,68Lに連らなる油分配室67
F1,67F2,67F3,67H,67Lを該パワ
ーシフト軸10との間で形成するシールハウジン
グ63を、上記油路形成板10上に装着して設け
たことを特徴としてなる、自走式作業車における
トランスミツシヨン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4840182U JPS58150661U (ja) | 1982-04-02 | 1982-04-02 | 自走式作業車におけるトランスミツシヨン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4840182U JPS58150661U (ja) | 1982-04-02 | 1982-04-02 | 自走式作業車におけるトランスミツシヨン装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58150661U JPS58150661U (ja) | 1983-10-08 |
| JPS6216526Y2 true JPS6216526Y2 (ja) | 1987-04-25 |
Family
ID=30059325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4840182U Granted JPS58150661U (ja) | 1982-04-02 | 1982-04-02 | 自走式作業車におけるトランスミツシヨン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58150661U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59131038A (ja) * | 1983-01-14 | 1984-07-27 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | 油圧クラツチ式変速装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5444134U (ja) * | 1977-08-31 | 1979-03-27 | ||
| JPS5817149Y2 (ja) * | 1977-09-16 | 1983-04-07 | 株式会社神崎高級工機製作所 | 動力車における伝動機構 |
-
1982
- 1982-04-02 JP JP4840182U patent/JPS58150661U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58150661U (ja) | 1983-10-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5669479A (en) | Oil supply system for working vehicles | |
| US4369671A (en) | Torque transfer mechanism with hydraulic control system for a four wheel drive vehicle | |
| US5937697A (en) | Power take-off assembly for tractors | |
| US2890603A (en) | Tractor transmission-deluxe | |
| US4503927A (en) | Hydraulic control system for four-wheel drive transfer mechanism for vehicles | |
| US4613024A (en) | Power transmission for working vehicles | |
| US20180031097A1 (en) | Transaxle | |
| US6886672B2 (en) | Power transmitting apparatus for a working vehicle | |
| US4148382A (en) | Vehicle power transmission with brake | |
| US3675512A (en) | Control mechanism for automatic speed change assembly | |
| JPS6216526Y2 (ja) | ||
| JPS61166730A (ja) | 変速機の制御装置 | |
| US4823648A (en) | Hydraulic control system for four-wheel drive torque tranfer mechanism for vehicle | |
| US5454764A (en) | Manual transmission control | |
| JP3912789B2 (ja) | 作業車両における油供給装置 | |
| JP4923710B2 (ja) | 移動農機のミッションケース | |
| JPH0222522Y2 (ja) | ||
| US5403242A (en) | Automatic transmission with one-way clutch friction suppression system | |
| JPH10217786A (ja) | トラクタのpto装置 | |
| JPS6231737Y2 (ja) | ||
| GB2154694A (en) | Clutch/brake combination in a power transmission for motor vehicles | |
| JPH0220870B2 (ja) | ||
| JPS6212114Y2 (ja) | ||
| JPS6316626B2 (ja) | ||
| JP2007046683A (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 |