JPS62170460A - 高強度弁ばね用鋼及びその製造方法 - Google Patents
高強度弁ばね用鋼及びその製造方法Info
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- JPS62170460A JPS62170460A JP61011326A JP1132686A JPS62170460A JP S62170460 A JPS62170460 A JP S62170460A JP 61011326 A JP61011326 A JP 61011326A JP 1132686 A JP1132686 A JP 1132686A JP S62170460 A JPS62170460 A JP S62170460A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/40—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明は疲労特性の高い高強度弁ばね用鋼とその製造方
法に関する。 (従来の技術及び解決しようとする問題点)自動車等の
内燃機関に使用される弁ばねは、150℃近傍の温度下
で使用されることが多く、しかも高速圧縮による繰返し
荷重を受けるので。 最も苛酷な使用状況下にあるばねの一つであると云える
。 従来、このような弁ばね用の鋼材料としては、オイルテ
ンパー線が一般的であり、日本工業規格(JIS)にお
イテもswo−v、swocv−v、swosc−vが
規定されている。これらのうち、5WO3C−V(弁ば
ね用シリコンクロム鋼オイルテンパー線)は、゛その疲
労強度及び耐へたり性が他の弁ばね用オイルテンパー線
に比べて優れていることから、内m機関の弁ばね素材と
して多用されている。そして、更に高い疲労強度が要求
される場合には、これに窒化処理或いは軟窒化処理を施
し、表面硬度を高めて疲労強度の改善を図っている。 ところで、最近の内燃機関の開発動向として、高出力高
回転化が強まりつつあり、弁ばねにおいても高応力設計
、高寿命を可能とする一層高い信頼性が要求されるよう
になってきた。そのため、弁ばね用鋼としても高強度で
疲労特性の優れた材料の開発が望まれている。この点、
弁はね用鋼の特性向」二を図る要因の一つとして介在物
清浄化が注目され、例えば、ESRを用いた再溶解法、
ASEA−8KF法による炉外精錬の採用などによる介
在物形態コントロールが試みられ、介在物の小径化、少
量化或いは介在物組成の延性化が有効であるとする報告
もある。しかし乍ら、弁ばね用鋼の高強度化に伴う高硬
度領域(例、硬さHe>400)において疲労限度(σ
IIIB)に大きなバラツキがみられ、疲労寿命の低下
をもたらす等、信頼性の点で依然として大きな問題があ
る。 本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、弁ばねに要求
される高応力、高寿命化に対応でき、高強度であっても
疲労特性、特に耐へたり性に優れた信頼性のある高強度
弁ばね用鋼を提供することを目的とし、またその鋼の製
造を可能にする方法を提供することを目的とするもので
ある。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明者等は、従来の弁ばね
用鋼とその製造技術に関して種々分析したところ、高強
度化に伴う高硬度領域においては、従来問題とならなか
った小さな介在物が起点となって疲れ限度を低下させ、
疲れ限度に大きなバラツキが生じていることが判明した
。そこで、この対策とし、では、極低酸素(ULO)処
理、極低TiN(UL−TiN)処理によって酸化物系
介在物、TiN系介在物等の介在物の極少量化、小径化
を図ると共に、熱間圧延中に変形、破砕され易い介在物
形態(具体的には、CaO系組成の介在物)にコントロ
ールできる介在物形態制御を実施することにより、超清
浄鋼化を図ることが効果的であり、併せて、鋼の強度、
靭性、耐へたり性等の諸特性を向上させるためにNi、
Mo、■等の元素の添加の下でバランスよく化学成分を
調整することにより、信頼性の高い優れた高強度弁ばね
用鋼の製造が可能であることを見い出した。 すなわち、本発明の要旨とするところは1重量%で(以
下、同じ)、C:0.50−0.70%、Si:1.5
0〜2.50%、Mn:0.50〜1.20%、Ni:
1.50〜2.50%、Cr:0.50〜1.00%、
Mo:0.20〜0.50%及びv:0.15〜0.2
5%を含み、残部がFc及び不可避的不純物からなるこ
とを特徴とする高強度弁ばね用鋼であり、また該鋼の製
造方法は、C:0.50〜0.70%、Si:1.50
〜2.50%、Mn:0.50〜1.20%、Ni:1
.50−2.50%、Cr: 0 、50〜1.00%
、Mo:0.2o−o、50%及びV:0.15〜0.
25%を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる
鋼を、極低酸素処理と必要に応じて極低TiN処理を行
った後、Ca添加による介在物形態制御を実施して超清
浄鋼化することにより、疲労特性を向上させることを特
徴とする高強度弁ばね用鋼の製造方法である。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。 まず、本発明法を適用する対象鋼における化学成分及び
その添加範囲の限定理由を示す。 旦 Cは鋼の強度を高めるのに有効な元素であるが、0.5
0%未満では弁ばねとして必要な高強度を得ることがで
きず、しかし、0.70%を超えると網状のセメンタイ
トが出やすくなり、弁ばねの疲労強度を損なうことにな
るので、0.50−0゜70%の範囲とする。 下1 SLは、フェライト中に固溶することによって鋼の強度
を向上させ、弁ばねの酎へたり性を向上させるのに有効
な元素であるが、1.50%未満では弁ばねとして十分
必要な耐へたり性を確保することができず、しかし、2
.50%を超えると靭性が劣化し、かつ、熱処理により
遊離炭素が生じる恐れがあるため、1.50〜2.50
%の範囲とする。 Mnは鋼の脱酸に有効であると共に鋼の焼入性を向上さ
せるのに有効な元素であり、そのためには0.50%以
上含有させる必要がある。しかし、1.20%を超える
と焼入性が過大になって靭性が劣化すると共に焼入れ時
の変形の原因となり易いので、0.50〜1.20%の
範囲とする。 Nユ Niは、焼入れ・焼もどし後の靭性改善を図ると共に、
焼入れに際して意図的に残留オーステナイトを形成させ
、これを利用して冷間成形(例、冷間コイリング成形)
を可能にするために添加する元素であり、1.50%未
満では十分な靭性改善と残留オーステナイトが得られず
、また2、50%を超えると靭性改善効果が飽和しコス
ト上昇をもたらすので、1.50〜2.50%の範囲と
する。 5工 Crは石炭素鋼の脱炭及び黒鉛化を防止するのに有効な
元素であるが、0.50%未満ではこれらの効果を十分
に期待できず、1.00%を超えると靭性の劣化がみら
れるので、0.50〜1゜00%の範囲とする。 犯 Moは弁ばね鋼の耐へたり性を改善するのに有効な元素
であるが、0.20%未満ではそのような効果が十分に
得られず、また0、50%を超えるとその効果が飽和し
、かつ、オーステナイト中に溶解されない複合炭化物が
形成され、この複合炭化物の量が増加して大きな塊状と
なったときには非金属介在物と同等の害をもたらし、疲
労強度を低下させる恐れがある。したがって、Moは0
゜20〜0.50%の範囲とする。 ■は、低温圧延時における結晶粒微細化効果が大きく、
弁ばね特性の向上及び信頼性の増大をもたらすことがで
き、また焼入れ焼もどし時の析出硬化にも寄与する元素
であり、このような効果を十分得るためには0.15%
以上含有させる必要があるが、0.25%を超えると靭
性が劣化すると共に弁ばね特性を低下させるので、0.
15〜0.25%の範囲とする。 なお1本発明鋼においては、不可避的不純物は可能な限
り低い含有量に抑えるのが好ましい。特に鋼中の〔o〕
は酸化物系の介在物を生成して疲労破壊の起点となるの
で、15ppm以下にするのが好ましく、このような極
少酸素化にすれば、後述の介在物形態制御による起点介
在物の組成、形状、寸法等のコントロール効果が得やす
くなる。また、(N)はT i N系介在物を生成して
鋼の疲労強度を低下させるので、可能な限り低い含有量
、好ましくは60ppm以下に抑えるのがよく、併わせ
てTi含有−にの低いJM(料を精選して(Ti)を5
0PPm以下に抑えると、TiN系介在物を極少量化さ
せることができる。また、〔S〕及び〔P〕は弁ばねの
疲労強度を損なう元素であるので、0.010%以下に
抑えるのが望ましい。 次に、本発明法において溶鋼に対し適用する清浄化処理
としては、前述の如く、極低酸素(ULo)処理、極低
T i N (U L−T i N )処理及び介在物
形態制御であるが、介在物形態制御を実施するに先立っ
て少なくともULO処理を行うことが重要である。この
点、従来の介在物形態制御は、溶製された鋼に直接AS
EA−8KF法などの炉外精錬を実施するだけであるの
で、鋼中の酸素含有量も20〜25ppmを19ppm
程度に低減されるにすぎず、起点介在物の組成もAQ□
○、系でSin、リッチな5in2−AQ、O,或いは
SiO,AQ203−MgOであり、介在物の寸法、延
性に限界があった。 本発明法における介在物形態制御は、炉外精製炉におい
てCaインジェクション、Caワイヤの投入等々により
Ca添加を行うことを必要とし、事前のUL○処理又は
ULO処理+UL−TiN処理による酸化物系介在物の
極少量化、小径化と相俟って、起点介在物組成をCaO
系のAQ、03−Cab、Sin、、−Cab、Ca0
−A Q、、O,−2Si○2等にして熱間圧延中に変
形、破砕され易い延性な形態にし、しかも25μm以下
の厚み、好ましくは20μm以下の厚みにするものであ
る。 上記炉外精錬によるCa添加方法としては、特に制限さ
れないが、例えば、G RA F (GasRefin
ingA rc F urnace)法にてCa添加を
行う方法がある。このGRAF法は、精錬容器として炉
底に不活性ガス用ポーラスプラグを備えた密閉型アーク
炉を用い、昇熱期には不活性ガスのバブリング下にサブ
マージ放電を行ない、十分な高温に達して精錬期に入っ
たならば電極を取り去って炉を密閉し、引き続き不活性
ガスのバブリングを行なって精錬を進める工程によるも
ので(特開昭55−89438号参照)、この工程中に
Caインジェクション或いはCaワイヤの投入を行う。 なお、上記精錬容器には、Ca Oを主成分とするライ
ニングを施し、また高塩基性スラグを使用するのが好ま
しい。 また、ASEA−8KF法においてCa添加を行うこと
により介在物形態制御を行うことも可能である。 ULO処理法としては、■溶鋼の脱酸及び脱ガスの強化
、■造塊完了までの間の大気中酸素による汚染防止、■
耐火物による汚染防止、■インゴットケース内での介在
物の浮上分離の強化、などの態様があり、これらの■〜
■の1又は2以上を適宜組合せて鋼中の〔0コレベルを
15ppm以下に抑えることが可能である。 具体的な一例を示すならば、次のとうりである。 塩基性電気炉においてU HP (U 1tra Hi
ghP over)操業で迅速溶解した溶鋼を酸化精錬
後、Fe−8i及びAQにより予備脱酸を行い、更に高
塩基度の還元性スラグを造成する。この溶鋼を引続き取
鍋に移し、RH脱ガス槽の2本の足を取鍋中に浸漬して
溶鋼を真空槽内に還流させる。大容量排気ポンプにより
槽内は0 、1 torr、以下の高真空に保たれると
ともに、少量のAr流によるバブリング作用によって溶
鋼が噴流となって真空槽内に吹上げられ、鋼中のCとO
の反応が急速に進行し脱酸が行われCと0の反応がほぼ
定常状態に到達した時点でAQ等の脱酸剤を添加する。 更に脱酸生成物の浮上分離及び安定した脱酸状態を保持
するために脱ガス処理時間の延長、〔AQ〕量の微調整
を実施する。RH脱ガス処理後の到達
法に関する。 (従来の技術及び解決しようとする問題点)自動車等の
内燃機関に使用される弁ばねは、150℃近傍の温度下
で使用されることが多く、しかも高速圧縮による繰返し
荷重を受けるので。 最も苛酷な使用状況下にあるばねの一つであると云える
。 従来、このような弁ばね用の鋼材料としては、オイルテ
ンパー線が一般的であり、日本工業規格(JIS)にお
イテもswo−v、swocv−v、swosc−vが
規定されている。これらのうち、5WO3C−V(弁ば
ね用シリコンクロム鋼オイルテンパー線)は、゛その疲
労強度及び耐へたり性が他の弁ばね用オイルテンパー線
に比べて優れていることから、内m機関の弁ばね素材と
して多用されている。そして、更に高い疲労強度が要求
される場合には、これに窒化処理或いは軟窒化処理を施
し、表面硬度を高めて疲労強度の改善を図っている。 ところで、最近の内燃機関の開発動向として、高出力高
回転化が強まりつつあり、弁ばねにおいても高応力設計
、高寿命を可能とする一層高い信頼性が要求されるよう
になってきた。そのため、弁ばね用鋼としても高強度で
疲労特性の優れた材料の開発が望まれている。この点、
弁はね用鋼の特性向」二を図る要因の一つとして介在物
清浄化が注目され、例えば、ESRを用いた再溶解法、
ASEA−8KF法による炉外精錬の採用などによる介
在物形態コントロールが試みられ、介在物の小径化、少
量化或いは介在物組成の延性化が有効であるとする報告
もある。しかし乍ら、弁ばね用鋼の高強度化に伴う高硬
度領域(例、硬さHe>400)において疲労限度(σ
IIIB)に大きなバラツキがみられ、疲労寿命の低下
をもたらす等、信頼性の点で依然として大きな問題があ
る。 本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、弁ばねに要求
される高応力、高寿命化に対応でき、高強度であっても
疲労特性、特に耐へたり性に優れた信頼性のある高強度
弁ばね用鋼を提供することを目的とし、またその鋼の製
造を可能にする方法を提供することを目的とするもので
ある。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明者等は、従来の弁ばね
用鋼とその製造技術に関して種々分析したところ、高強
度化に伴う高硬度領域においては、従来問題とならなか
った小さな介在物が起点となって疲れ限度を低下させ、
疲れ限度に大きなバラツキが生じていることが判明した
。そこで、この対策とし、では、極低酸素(ULO)処
理、極低TiN(UL−TiN)処理によって酸化物系
介在物、TiN系介在物等の介在物の極少量化、小径化
を図ると共に、熱間圧延中に変形、破砕され易い介在物
形態(具体的には、CaO系組成の介在物)にコントロ
ールできる介在物形態制御を実施することにより、超清
浄鋼化を図ることが効果的であり、併せて、鋼の強度、
靭性、耐へたり性等の諸特性を向上させるためにNi、
Mo、■等の元素の添加の下でバランスよく化学成分を
調整することにより、信頼性の高い優れた高強度弁ばね
用鋼の製造が可能であることを見い出した。 すなわち、本発明の要旨とするところは1重量%で(以
下、同じ)、C:0.50−0.70%、Si:1.5
0〜2.50%、Mn:0.50〜1.20%、Ni:
1.50〜2.50%、Cr:0.50〜1.00%、
Mo:0.20〜0.50%及びv:0.15〜0.2
5%を含み、残部がFc及び不可避的不純物からなるこ
とを特徴とする高強度弁ばね用鋼であり、また該鋼の製
造方法は、C:0.50〜0.70%、Si:1.50
〜2.50%、Mn:0.50〜1.20%、Ni:1
.50−2.50%、Cr: 0 、50〜1.00%
、Mo:0.2o−o、50%及びV:0.15〜0.
25%を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる
鋼を、極低酸素処理と必要に応じて極低TiN処理を行
った後、Ca添加による介在物形態制御を実施して超清
浄鋼化することにより、疲労特性を向上させることを特
徴とする高強度弁ばね用鋼の製造方法である。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。 まず、本発明法を適用する対象鋼における化学成分及び
その添加範囲の限定理由を示す。 旦 Cは鋼の強度を高めるのに有効な元素であるが、0.5
0%未満では弁ばねとして必要な高強度を得ることがで
きず、しかし、0.70%を超えると網状のセメンタイ
トが出やすくなり、弁ばねの疲労強度を損なうことにな
るので、0.50−0゜70%の範囲とする。 下1 SLは、フェライト中に固溶することによって鋼の強度
を向上させ、弁ばねの酎へたり性を向上させるのに有効
な元素であるが、1.50%未満では弁ばねとして十分
必要な耐へたり性を確保することができず、しかし、2
.50%を超えると靭性が劣化し、かつ、熱処理により
遊離炭素が生じる恐れがあるため、1.50〜2.50
%の範囲とする。 Mnは鋼の脱酸に有効であると共に鋼の焼入性を向上さ
せるのに有効な元素であり、そのためには0.50%以
上含有させる必要がある。しかし、1.20%を超える
と焼入性が過大になって靭性が劣化すると共に焼入れ時
の変形の原因となり易いので、0.50〜1.20%の
範囲とする。 Nユ Niは、焼入れ・焼もどし後の靭性改善を図ると共に、
焼入れに際して意図的に残留オーステナイトを形成させ
、これを利用して冷間成形(例、冷間コイリング成形)
を可能にするために添加する元素であり、1.50%未
満では十分な靭性改善と残留オーステナイトが得られず
、また2、50%を超えると靭性改善効果が飽和しコス
ト上昇をもたらすので、1.50〜2.50%の範囲と
する。 5工 Crは石炭素鋼の脱炭及び黒鉛化を防止するのに有効な
元素であるが、0.50%未満ではこれらの効果を十分
に期待できず、1.00%を超えると靭性の劣化がみら
れるので、0.50〜1゜00%の範囲とする。 犯 Moは弁ばね鋼の耐へたり性を改善するのに有効な元素
であるが、0.20%未満ではそのような効果が十分に
得られず、また0、50%を超えるとその効果が飽和し
、かつ、オーステナイト中に溶解されない複合炭化物が
形成され、この複合炭化物の量が増加して大きな塊状と
なったときには非金属介在物と同等の害をもたらし、疲
労強度を低下させる恐れがある。したがって、Moは0
゜20〜0.50%の範囲とする。 ■は、低温圧延時における結晶粒微細化効果が大きく、
弁ばね特性の向上及び信頼性の増大をもたらすことがで
き、また焼入れ焼もどし時の析出硬化にも寄与する元素
であり、このような効果を十分得るためには0.15%
以上含有させる必要があるが、0.25%を超えると靭
性が劣化すると共に弁ばね特性を低下させるので、0.
15〜0.25%の範囲とする。 なお1本発明鋼においては、不可避的不純物は可能な限
り低い含有量に抑えるのが好ましい。特に鋼中の〔o〕
は酸化物系の介在物を生成して疲労破壊の起点となるの
で、15ppm以下にするのが好ましく、このような極
少酸素化にすれば、後述の介在物形態制御による起点介
在物の組成、形状、寸法等のコントロール効果が得やす
くなる。また、(N)はT i N系介在物を生成して
鋼の疲労強度を低下させるので、可能な限り低い含有量
、好ましくは60ppm以下に抑えるのがよく、併わせ
てTi含有−にの低いJM(料を精選して(Ti)を5
0PPm以下に抑えると、TiN系介在物を極少量化さ
せることができる。また、〔S〕及び〔P〕は弁ばねの
疲労強度を損なう元素であるので、0.010%以下に
抑えるのが望ましい。 次に、本発明法において溶鋼に対し適用する清浄化処理
としては、前述の如く、極低酸素(ULo)処理、極低
T i N (U L−T i N )処理及び介在物
形態制御であるが、介在物形態制御を実施するに先立っ
て少なくともULO処理を行うことが重要である。この
点、従来の介在物形態制御は、溶製された鋼に直接AS
EA−8KF法などの炉外精錬を実施するだけであるの
で、鋼中の酸素含有量も20〜25ppmを19ppm
程度に低減されるにすぎず、起点介在物の組成もAQ□
○、系でSin、リッチな5in2−AQ、O,或いは
SiO,AQ203−MgOであり、介在物の寸法、延
性に限界があった。 本発明法における介在物形態制御は、炉外精製炉におい
てCaインジェクション、Caワイヤの投入等々により
Ca添加を行うことを必要とし、事前のUL○処理又は
ULO処理+UL−TiN処理による酸化物系介在物の
極少量化、小径化と相俟って、起点介在物組成をCaO
系のAQ、03−Cab、Sin、、−Cab、Ca0
−A Q、、O,−2Si○2等にして熱間圧延中に変
形、破砕され易い延性な形態にし、しかも25μm以下
の厚み、好ましくは20μm以下の厚みにするものであ
る。 上記炉外精錬によるCa添加方法としては、特に制限さ
れないが、例えば、G RA F (GasRefin
ingA rc F urnace)法にてCa添加を
行う方法がある。このGRAF法は、精錬容器として炉
底に不活性ガス用ポーラスプラグを備えた密閉型アーク
炉を用い、昇熱期には不活性ガスのバブリング下にサブ
マージ放電を行ない、十分な高温に達して精錬期に入っ
たならば電極を取り去って炉を密閉し、引き続き不活性
ガスのバブリングを行なって精錬を進める工程によるも
ので(特開昭55−89438号参照)、この工程中に
Caインジェクション或いはCaワイヤの投入を行う。 なお、上記精錬容器には、Ca Oを主成分とするライ
ニングを施し、また高塩基性スラグを使用するのが好ま
しい。 また、ASEA−8KF法においてCa添加を行うこと
により介在物形態制御を行うことも可能である。 ULO処理法としては、■溶鋼の脱酸及び脱ガスの強化
、■造塊完了までの間の大気中酸素による汚染防止、■
耐火物による汚染防止、■インゴットケース内での介在
物の浮上分離の強化、などの態様があり、これらの■〜
■の1又は2以上を適宜組合せて鋼中の〔0コレベルを
15ppm以下に抑えることが可能である。 具体的な一例を示すならば、次のとうりである。 塩基性電気炉においてU HP (U 1tra Hi
ghP over)操業で迅速溶解した溶鋼を酸化精錬
後、Fe−8i及びAQにより予備脱酸を行い、更に高
塩基度の還元性スラグを造成する。この溶鋼を引続き取
鍋に移し、RH脱ガス槽の2本の足を取鍋中に浸漬して
溶鋼を真空槽内に還流させる。大容量排気ポンプにより
槽内は0 、1 torr、以下の高真空に保たれると
ともに、少量のAr流によるバブリング作用によって溶
鋼が噴流となって真空槽内に吹上げられ、鋼中のCとO
の反応が急速に進行し脱酸が行われCと0の反応がほぼ
定常状態に到達した時点でAQ等の脱酸剤を添加する。 更に脱酸生成物の浮上分離及び安定した脱酸状態を保持
するために脱ガス処理時間の延長、〔AQ〕量の微調整
を実施する。RH脱ガス処理後の到達
〔0〕はほぼ15
ppm前後であり、(0)≦15ppmを確実に保証す
るためには造塊時の溶鋼汚染防止及び脱酸生成物等の浮
上分離の促進が必要である。このため、溶鋼による耐火
物侵食に起因する酸化物系介在物の混入を防ぐため真空
脱ガス槽、取鍋、注入管及び湯道レンガ等に高級耐火物
を使用するとともに注入流のArシール、鋳型内での酸
化膜防止剤の使用等により注入時の空気酸化を防止し、
更に凝固初期のシャワーリングを抑制して非金属介在物
の浮上促進を図る等の対策を実施することによって鋼材
製品の酸素量を安定して低位のレベルまで下げることが
できる。 また、ULTiN処理法としては、■原料の精選により
Ti含有量を30〜50ppm程度に低減し、■脱ガス
処理によりN含イ■量を40〜6Qppm程度に低減す
る、などの態様があり、ULO処理十UL−TiN処理
によれば、酸化物系介在物、TiN系介在物を著滅する
ことができる。 (実施例) 第1表に示す化学成分の各種鋼を溶解し、同表に示す清
浄化処理工程にてULO処理、UL・TiN処理又は介
在物形態制御を実施した。 なお、UL○処理としては、 RH脱ガス処理時間:25分 耐 火 物:ハイアルミナレンガ及び塩基性耐
火物レンガ ス ラ グ:塩基性スラグ (Cab/Sin、>3) UL”TiN処理としては、製鋼原料としてTi含有量
の少ないMeta Si、 Meta Mn、Meta
Ni、 Mcta Cr、 Meta Moを使用し
、RH脱ガス処理時間を35分に延長してArバブリン
グによるNガスの除去を行った。 介在物形態制御としては、炉外精練炉にて合金精錬、合
金調整を実施した後、Ca−3i粉体をArガスと共に
吹き込んだ。 得られた各鋼塊に対し分塊圧延−線材圧延を行って弁ば
ね用鋼線を製造した。次いで、これらの各線材から疲労
試験片、へたり試験片を切り出し、900’CX 30
分油冷の焼入れ後、所定の温度で焼もどしを施し、所定
の試験片形状に仕上げ、各試験に供して疲れ限度、耐へ
たり性を調べた。 なお、疲労試験片はtI RC54に調整した後、試験
に供した。 また、酎へたり性については、実体コイルばねを用いる
試験の代りに、ねじクリープ試験により評価した。その
ときの試験条件は、試験片にぜん断予歪を与え、室温に
て負荷応力100kgf/mm”を96時間負荷してそ
のときのせん断クリープ歪量(残留せん断歪量)γを測
定した。 各試験の結果を第1表に併記する。
ppm前後であり、(0)≦15ppmを確実に保証す
るためには造塊時の溶鋼汚染防止及び脱酸生成物等の浮
上分離の促進が必要である。このため、溶鋼による耐火
物侵食に起因する酸化物系介在物の混入を防ぐため真空
脱ガス槽、取鍋、注入管及び湯道レンガ等に高級耐火物
を使用するとともに注入流のArシール、鋳型内での酸
化膜防止剤の使用等により注入時の空気酸化を防止し、
更に凝固初期のシャワーリングを抑制して非金属介在物
の浮上促進を図る等の対策を実施することによって鋼材
製品の酸素量を安定して低位のレベルまで下げることが
できる。 また、ULTiN処理法としては、■原料の精選により
Ti含有量を30〜50ppm程度に低減し、■脱ガス
処理によりN含イ■量を40〜6Qppm程度に低減す
る、などの態様があり、ULO処理十UL−TiN処理
によれば、酸化物系介在物、TiN系介在物を著滅する
ことができる。 (実施例) 第1表に示す化学成分の各種鋼を溶解し、同表に示す清
浄化処理工程にてULO処理、UL・TiN処理又は介
在物形態制御を実施した。 なお、UL○処理としては、 RH脱ガス処理時間:25分 耐 火 物:ハイアルミナレンガ及び塩基性耐
火物レンガ ス ラ グ:塩基性スラグ (Cab/Sin、>3) UL”TiN処理としては、製鋼原料としてTi含有量
の少ないMeta Si、 Meta Mn、Meta
Ni、 Mcta Cr、 Meta Moを使用し
、RH脱ガス処理時間を35分に延長してArバブリン
グによるNガスの除去を行った。 介在物形態制御としては、炉外精練炉にて合金精錬、合
金調整を実施した後、Ca−3i粉体をArガスと共に
吹き込んだ。 得られた各鋼塊に対し分塊圧延−線材圧延を行って弁ば
ね用鋼線を製造した。次いで、これらの各線材から疲労
試験片、へたり試験片を切り出し、900’CX 30
分油冷の焼入れ後、所定の温度で焼もどしを施し、所定
の試験片形状に仕上げ、各試験に供して疲れ限度、耐へ
たり性を調べた。 なお、疲労試験片はtI RC54に調整した後、試験
に供した。 また、酎へたり性については、実体コイルばねを用いる
試験の代りに、ねじクリープ試験により評価した。その
ときの試験条件は、試験片にぜん断予歪を与え、室温に
て負荷応力100kgf/mm”を96時間負荷してそ
のときのせん断クリープ歪量(残留せん断歪量)γを測
定した。 各試験の結果を第1表に併記する。
第1表かられかるように、従来鋼は、清浄化処理を施し
て介在物形態をCaO系介在物にしても。 耐へたり性が劣っており、高硬度での疲れ限度に大きな
バラツキがみられるのに対し1本発明鋼はいずれも耐へ
たり性が顕著に向上し、高硬度で疲れ限度がバラツキ少
なく高いレベルを維持している。また、介在物形態がA
2□0.である比較鋼は疲れ限度が本発明鋼よりも低い
。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、化学成分をバラ
ンスよく調整した特定成分組成の弁ばね用鋼を清浄化処
理により超清浄鋼化して製造するので、高強度であって
もバラツキが少なく、特に耐へたり性が優れた高い信頼
性の高強度弁ばね用鋼を提供することができ、したがっ
て、内燃機関用等々の弁ばねの高応力設計、高寿命化を
可能にするものである。
て介在物形態をCaO系介在物にしても。 耐へたり性が劣っており、高硬度での疲れ限度に大きな
バラツキがみられるのに対し1本発明鋼はいずれも耐へ
たり性が顕著に向上し、高硬度で疲れ限度がバラツキ少
なく高いレベルを維持している。また、介在物形態がA
2□0.である比較鋼は疲れ限度が本発明鋼よりも低い
。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、化学成分をバラ
ンスよく調整した特定成分組成の弁ばね用鋼を清浄化処
理により超清浄鋼化して製造するので、高強度であって
もバラツキが少なく、特に耐へたり性が優れた高い信頼
性の高強度弁ばね用鋼を提供することができ、したがっ
て、内燃機関用等々の弁ばねの高応力設計、高寿命化を
可能にするものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%で、C:0.50〜0.70%、Si:1.
50〜2.50%、Mn:0.50〜1.20、Ni:
1.50〜2.50%、Cr:0.50〜1.00%、
Mo:0.20〜0.50%及びV:0.15〜0.2
5%を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなるこ
とを特徴とする高強度弁ばね用鋼。 2 重量%で、C:0.50〜0.70%、Si:1.
50〜2.50%、Mn:0.50〜1.20%、Ni
:1.50〜2.50%、Cr:0.50〜1.00%
、Mo:0.20〜0.50%及びV:0.15〜0.
25%を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる
鋼を、極低酸素処理にて酸素含有量を15ppm以下に
低減せしめ、必要に応じて極低TiN処理にてTi含有
量を50ppm以下、N含有量を60ppm以下に抑え
た後、Ca添加による介在物形態制御を実施して超清浄
鋼化することにより、疲労特性を向上させることを特徴
とする高強度弁ばね用鋼の製造方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61011326A JPS62170460A (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 高強度弁ばね用鋼及びその製造方法 |
| US07/005,118 US4795609A (en) | 1986-01-21 | 1987-01-20 | High-strength steel for valve springs, process for producing the steel, and valve springs made of the same |
| CA000527744A CA1283796C (en) | 1986-01-21 | 1987-01-20 | High-strength steel for valve springs, process for producing the steel, and valve springs made of the same |
| EP87300490A EP0232061B1 (en) | 1986-01-21 | 1987-01-21 | High-strength steel for valve springs process for producing the steel, and valve springs made of the same |
| DE8787300490T DE3777421D1 (de) | 1986-01-21 | 1987-01-21 | Hochfester stahl fuer ventilfedern, verfahren zur herstellung des stahles und daraus hergestellte ventilfedern. |
| US07/201,458 US4810287A (en) | 1986-01-21 | 1988-06-02 | Process for producing steel for valve springs |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61011326A JPS62170460A (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 高強度弁ばね用鋼及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62170460A true JPS62170460A (ja) | 1987-07-27 |
Family
ID=11774901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61011326A Pending JPS62170460A (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 高強度弁ばね用鋼及びその製造方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US4795609A (ja) |
| EP (1) | EP0232061B1 (ja) |
| JP (1) | JPS62170460A (ja) |
| CA (1) | CA1283796C (ja) |
| DE (1) | DE3777421D1 (ja) |
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1986
- 1986-01-21 JP JP61011326A patent/JPS62170460A/ja active Pending
-
1987
- 1987-01-20 US US07/005,118 patent/US4795609A/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-01-20 CA CA000527744A patent/CA1283796C/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-01-21 EP EP87300490A patent/EP0232061B1/en not_active Expired
- 1987-01-21 DE DE8787300490T patent/DE3777421D1/de not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-06-02 US US07/201,458 patent/US4810287A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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Also Published As
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|---|---|
| EP0232061A2 (en) | 1987-08-12 |
| US4810287A (en) | 1989-03-07 |
| DE3777421D1 (de) | 1992-04-23 |
| EP0232061B1 (en) | 1992-03-18 |
| US4795609A (en) | 1989-01-03 |
| CA1283796C (en) | 1991-05-07 |
| EP0232061A3 (en) | 1989-01-25 |
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