JPS621820B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS621820B2 JPS621820B2 JP4916482A JP4916482A JPS621820B2 JP S621820 B2 JPS621820 B2 JP S621820B2 JP 4916482 A JP4916482 A JP 4916482A JP 4916482 A JP4916482 A JP 4916482A JP S621820 B2 JPS621820 B2 JP S621820B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- solvent
- wood
- decorative veneer
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は表面硬化化粧板の製造において、白色
系木肌の色調を損わない製造方法に関する。
系木肌の色調を損わない製造方法に関する。
従来、化粧板の表面硬度や耐摩耗性、寸法安定
性などを向上させるため、化粧用スライス単板に
熱硬化性樹脂を減圧又は加圧下で含浸させ、加熱
して硬化させる、いわゆるWPC(Wood Plastic
Combination)処理が施される。化粧用単板とし
て松や栂を使用する場合はこのWPC処理によつ
て、より美麗な木目を形成することができる。と
ころが化粧用単板として桧や杉のように白色系の
木肌を有する木材の場合には、このWPC処理に
より木肌の黄色味が強くなつたり、黄褐色の濡れ
色を呈すようになり、商品価値を著しく低下させ
る。
性などを向上させるため、化粧用スライス単板に
熱硬化性樹脂を減圧又は加圧下で含浸させ、加熱
して硬化させる、いわゆるWPC(Wood Plastic
Combination)処理が施される。化粧用単板とし
て松や栂を使用する場合はこのWPC処理によつ
て、より美麗な木目を形成することができる。と
ころが化粧用単板として桧や杉のように白色系の
木肌を有する木材の場合には、このWPC処理に
より木肌の黄色味が強くなつたり、黄褐色の濡れ
色を呈すようになり、商品価値を著しく低下させ
る。
本発明は上記従来のWPC処理の欠点を解消
し、熱硬化性樹脂の含浸硬化による表面硬度等を
良好に発揮させながら、しかも白色系木肌の色調
を損わない製造方法を提供するものであつて、そ
の構成は、熱硬化性樹脂に30〜70重量部の非共重
合性低沸点溶剤を添加したものを化粧単板に含浸
させ、該溶剤の沸点以上の温度で熱圧成型するこ
とにより、該溶剤を揮発させ、化粧単板の組織内
に空洞を有する樹脂硬化物を形成することを特徴
とする。
し、熱硬化性樹脂の含浸硬化による表面硬度等を
良好に発揮させながら、しかも白色系木肌の色調
を損わない製造方法を提供するものであつて、そ
の構成は、熱硬化性樹脂に30〜70重量部の非共重
合性低沸点溶剤を添加したものを化粧単板に含浸
させ、該溶剤の沸点以上の温度で熱圧成型するこ
とにより、該溶剤を揮発させ、化粧単板の組織内
に空洞を有する樹脂硬化物を形成することを特徴
とする。
以下に本発明を実施例と共に詳細に説明する。
木材の化粧単板を水中又は屈折率1.5〜1.6の熱硬
化性樹脂溶液中に浸積すると、木材の中空組織内
にそれらが浸入し、木材の色調が黄褐色に変化す
ると共に透明性が増す。このため白色系木肌の化
粧単板に上記熱硬化性樹脂をそのまま含浸させた
場合、その素材感を損わないようにするのは困難
である。
木材の化粧単板を水中又は屈折率1.5〜1.6の熱硬
化性樹脂溶液中に浸積すると、木材の中空組織内
にそれらが浸入し、木材の色調が黄褐色に変化す
ると共に透明性が増す。このため白色系木肌の化
粧単板に上記熱硬化性樹脂をそのまま含浸させた
場合、その素材感を損わないようにするのは困難
である。
一方上記現象は、木材単板においてその屈折率
が水や上記熱硬化性樹脂の屈折率に非常に近いこ
とを示唆している。従つて熱硬化性樹脂を化粧単
板に含浸させた場合にその色調の変化を防止する
には、熱硬化性樹脂の屈折率を木材単板の屈折率
と異なつたものにすればよいことが考えられる。
ところが従来、化粧合板等に常用される熱硬化性
樹脂の屈折率はその大部分が約1.5〜1.6のもので
あり、通常の含浸方法によつては色調の変化を防
止できない。ところで熱硬化性樹脂を化粧単板に
含浸させるのは、木材組織の孔隙を樹脂によつて
充填し、これによつて耐久性、表面硬度、圧縮強
さ等を向上させるためである。この熱硬化性樹脂
としては、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸
エステル樹脂等が使用されている。
が水や上記熱硬化性樹脂の屈折率に非常に近いこ
とを示唆している。従つて熱硬化性樹脂を化粧単
板に含浸させた場合にその色調の変化を防止する
には、熱硬化性樹脂の屈折率を木材単板の屈折率
と異なつたものにすればよいことが考えられる。
ところが従来、化粧合板等に常用される熱硬化性
樹脂の屈折率はその大部分が約1.5〜1.6のもので
あり、通常の含浸方法によつては色調の変化を防
止できない。ところで熱硬化性樹脂を化粧単板に
含浸させるのは、木材組織の孔隙を樹脂によつて
充填し、これによつて耐久性、表面硬度、圧縮強
さ等を向上させるためである。この熱硬化性樹脂
としては、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸
エステル樹脂等が使用されている。
従来は、この効果を確実にするため第1図に示
すように樹脂2によつて木材組織の孔隙全体を充
填していた。ところが本発明において種々検討の
結果、化粧単板1の組織孔隙全体を熱硬化性樹脂
2で充填しなくとも、第2図a,bのように細胞
壁3の囲りだけを充填すれば硬度的に殆んど差の
ないことが見出された。しかもこの場合、木材組
織においては内部に空洞4が存在するため透過光
が乱反射し、化粧単板の透明性が殆んど変化しな
い。従つて化粧単板の白色系木肌の色調を損わず
に、表面硬化処理を施すことができる。
すように樹脂2によつて木材組織の孔隙全体を充
填していた。ところが本発明において種々検討の
結果、化粧単板1の組織孔隙全体を熱硬化性樹脂
2で充填しなくとも、第2図a,bのように細胞
壁3の囲りだけを充填すれば硬度的に殆んど差の
ないことが見出された。しかもこの場合、木材組
織においては内部に空洞4が存在するため透過光
が乱反射し、化粧単板の透明性が殆んど変化しな
い。従つて化粧単板の白色系木肌の色調を損わず
に、表面硬化処理を施すことができる。
本発明は上記知見に基づき、化粧単板の木材組
織に含浸させた熱硬化性樹脂内に気泡を発生する
ことにより、該樹脂内に空洞を形成させ同時に該
樹脂を細胞壁囲りに充填させる。
織に含浸させた熱硬化性樹脂内に気泡を発生する
ことにより、該樹脂内に空洞を形成させ同時に該
樹脂を細胞壁囲りに充填させる。
ここで上記気泡を形成する手段として溶剤を上
記樹脂に添加し化粧単板を芯材に積層する際の熱
圧成型時の加熱を利用して、上記溶剤を揮発さ
せ、該樹脂内に気泡を形成する。この場合、該溶
剤には熱圧成型時の温度によつて揮発する程度の
沸点を有する低沸点溶剤を用いる。通常、積層板
等の熱圧成型は約110℃〜150℃の温度下で行なわ
れることから、この場合、溶剤はこの温度下の沸
点を有するものを用いる。尚、上記熱圧成型時の
加熱を利用するものの他に、比較単板を芯材に積
層する前に気泡を形成してもよい。即ち上記溶剤
を添加した樹脂を化粧板に含浸させた後に予め加
熱して、該溶剤を揮発させて空洞を形成し、その
後該化粧単板を芯材に積層して熱圧成形すること
も可能である。
記樹脂に添加し化粧単板を芯材に積層する際の熱
圧成型時の加熱を利用して、上記溶剤を揮発さ
せ、該樹脂内に気泡を形成する。この場合、該溶
剤には熱圧成型時の温度によつて揮発する程度の
沸点を有する低沸点溶剤を用いる。通常、積層板
等の熱圧成型は約110℃〜150℃の温度下で行なわ
れることから、この場合、溶剤はこの温度下の沸
点を有するものを用いる。尚、上記熱圧成型時の
加熱を利用するものの他に、比較単板を芯材に積
層する前に気泡を形成してもよい。即ち上記溶剤
を添加した樹脂を化粧板に含浸させた後に予め加
熱して、該溶剤を揮発させて空洞を形成し、その
後該化粧単板を芯材に積層して熱圧成形すること
も可能である。
更に該溶剤は上記樹脂内で独立気泡を形成させ
るものであることから上記樹脂に対し非共重合性
であることが必要となる。これは熱硬化性樹脂が
水系か非水系かによつて異なる。以上上記各条件
に適する溶剤としては、熱硬化性樹脂が水系の場
合は、メタノール、エタノール等を用いるとよ
い、熱硬化性樹脂が非水系の場合には酢酸メチ
ル、酢酸エチル、トルエン等を用いるとよい。
るものであることから上記樹脂に対し非共重合性
であることが必要となる。これは熱硬化性樹脂が
水系か非水系かによつて異なる。以上上記各条件
に適する溶剤としては、熱硬化性樹脂が水系の場
合は、メタノール、エタノール等を用いるとよ
い、熱硬化性樹脂が非水系の場合には酢酸メチ
ル、酢酸エチル、トルエン等を用いるとよい。
次に上記溶剤の添加量は、上記熱硬化性樹脂
100重量部に対し30〜70重量部とするのがよい。
該溶剤の添加量が30重量部以下の場合は木材組織
内部における樹脂硬化物に対する空洞の比率が小
さいため、化粧単板の透明性が増し、木肌もやや
黄色味を滞びた色調に変化する。又、溶剤の添加
量が70重量部以上のときは空洞の比率が大き過
ぎ、樹脂硬化物が細胞壁の囲り全体を被えない場
合が生じ化粧単板の表面硬度がやや低下するので
好ましくない。
100重量部に対し30〜70重量部とするのがよい。
該溶剤の添加量が30重量部以下の場合は木材組織
内部における樹脂硬化物に対する空洞の比率が小
さいため、化粧単板の透明性が増し、木肌もやや
黄色味を滞びた色調に変化する。又、溶剤の添加
量が70重量部以上のときは空洞の比率が大き過
ぎ、樹脂硬化物が細胞壁の囲り全体を被えない場
合が生じ化粧単板の表面硬度がやや低下するので
好ましくない。
次に実施例と比較例とを示す。
実施例
0.5m/m厚のスライス桧単板を樹脂含浸用加
圧釜に挿入し、10m/mHg下で1時間脱気。脱
水処理を行う。
圧釜に挿入し、10m/mHg下で1時間脱気。脱
水処理を行う。
一方、過酸化ベンゾイル2重量部(50%ペース
ト)を添加した市販の不飽和ポリエステル樹脂50
重量部に酢酸メチル30重量部、トルエン20重量部
を添加しよく撹拌して含浸用樹脂液を調整し、該
含浸用樹脂液を上記加圧釜に注入する。更に30
Kg/cm2まで圧縮空気で加圧して3時間静置し、含
浸用樹脂液を化粧単板に十分に充填させる。この
化粧単板を油性接着剤を介して台板用合板上に重
ね、135℃、8Kg/cm2で10分間熱圧貼着する。得
られた化粧板の表面硬度はJISZ−2117に規定さ
れるブリネル硬度で2.83Kg/mm2を示し、その外観
も桧の素材感を損なわない美麗なものであつた。
ト)を添加した市販の不飽和ポリエステル樹脂50
重量部に酢酸メチル30重量部、トルエン20重量部
を添加しよく撹拌して含浸用樹脂液を調整し、該
含浸用樹脂液を上記加圧釜に注入する。更に30
Kg/cm2まで圧縮空気で加圧して3時間静置し、含
浸用樹脂液を化粧単板に十分に充填させる。この
化粧単板を油性接着剤を介して台板用合板上に重
ね、135℃、8Kg/cm2で10分間熱圧貼着する。得
られた化粧板の表面硬度はJISZ−2117に規定さ
れるブリネル硬度で2.83Kg/mm2を示し、その外観
も桧の素材感を損なわない美麗なものであつた。
比較例 1
実施例1において使用した熱硬化性含浸用樹脂
液の組成を市販不飽和ポリエステル96重量部に対
し、過酸化ベンゾイル4重量部(50%ペースト)
を添加したものに変えて実施例1と同様に熱圧成
型した。
液の組成を市販不飽和ポリエステル96重量部に対
し、過酸化ベンゾイル4重量部(50%ペースト)
を添加したものに変えて実施例1と同様に熱圧成
型した。
得られた化粧板の表面硬度はブリネル硬度で
2.94Kg/mm2を示したが、色調は黄褐色を呈し白色
系木肌の色調が損われたものもあつた。
2.94Kg/mm2を示したが、色調は黄褐色を呈し白色
系木肌の色調が損われたものもあつた。
以上のように本発明の製造方法によれば化粧板
の色調を損わずに表面硬化処理を行うことがで
き、しかもその熱硬化性樹脂に所定溶剤を添加す
るだけで、熱圧成型等の手順は従来通り行うこと
ができるので極めて容易であり、実用上の利点が
大きい。
の色調を損わずに表面硬化処理を行うことがで
き、しかもその熱硬化性樹脂に所定溶剤を添加す
るだけで、熱圧成型等の手順は従来通り行うこと
ができるので極めて容易であり、実用上の利点が
大きい。
第1図は従来の化粧板の断面説明図、第2図
a,bは本発明に係る化粧板の断面説明図であ
る。図中、1……化粧板、2……熱硬化性樹脂、
3……細胞壁、4……空洞。
a,bは本発明に係る化粧板の断面説明図であ
る。図中、1……化粧板、2……熱硬化性樹脂、
3……細胞壁、4……空洞。
Claims (1)
- 1 熱硬化性樹脂に30〜70重量部の非共重合性低
沸点溶剤を添加したものを化粧単板に含浸させ、
該溶剤の沸点以上の温度で熱圧成型することによ
り、該溶剤を揮発させ、化粧単板の組織内に空洞
を有する樹脂硬化物を形成することを特徴とする
表面硬化化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4916482A JPS58166042A (ja) | 1982-03-29 | 1982-03-29 | 表面硬化化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4916482A JPS58166042A (ja) | 1982-03-29 | 1982-03-29 | 表面硬化化粧板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58166042A JPS58166042A (ja) | 1983-10-01 |
| JPS621820B2 true JPS621820B2 (ja) | 1987-01-16 |
Family
ID=12823435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4916482A Granted JPS58166042A (ja) | 1982-03-29 | 1982-03-29 | 表面硬化化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58166042A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0482619A (ja) * | 1990-07-26 | 1992-03-16 | Fanuc Ltd | 放電加工機の加工液循環方式 |
| JPH04115826A (ja) * | 1990-09-07 | 1992-04-16 | Fanuc Ltd | 放電加工機の加工液供給方式 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6558673B2 (ja) * | 2015-01-15 | 2019-08-14 | 国立大学法人愛媛大学 | 光透過性を有する植物系材料の製造方法、およびそれにより得られる光透過性を有する植物系材料 |
-
1982
- 1982-03-29 JP JP4916482A patent/JPS58166042A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0482619A (ja) * | 1990-07-26 | 1992-03-16 | Fanuc Ltd | 放電加工機の加工液循環方式 |
| JPH04115826A (ja) * | 1990-09-07 | 1992-04-16 | Fanuc Ltd | 放電加工機の加工液供給方式 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58166042A (ja) | 1983-10-01 |
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