JPS6221594B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6221594B2 JPS6221594B2 JP54098820A JP9882079A JPS6221594B2 JP S6221594 B2 JPS6221594 B2 JP S6221594B2 JP 54098820 A JP54098820 A JP 54098820A JP 9882079 A JP9882079 A JP 9882079A JP S6221594 B2 JPS6221594 B2 JP S6221594B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- steelmaking dust
- soluble sulfide
- dust
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
本発明は製鋼ダストに含まれる有害物質の無害
化処理方法に関するものであり、特に処理物の取
扱いやその廃棄の極めて容易な、且つ処理効率が
著しく高められた製鋼ダストの無害化処理法を提
供するものである。 従来より、アーク炉などの製鋼炉から発生する
製鋼ダストは、該ダスト中に含有されている有価
金属の回収およびその他原料として再利用する場
合を除き、保管されているが、かかる製鋼ダスト
には有害金属が含まれる場合があり、そのうち産
業廃棄物の処理に関する法令で定められている溶
出試験を行なうと、6価クロム、カドミウム、鉛
などが溶出することがあるため、産業廃棄物とし
ての規制の対象となつている。そして、近年、こ
のような製鋼ダストの無害化処理の要請に応える
ために、各種の手法が提案され、検討されてきて
いるが、いずれも処理技術、経済性、作業性等の
面において一長一短があり、実用的に未だ充分に
満足し得るものではないのである。 そこで、かかる事情に鑑みて種々検討した結
果、製鋼ダストにアルカリ性で還元機能を有する
可溶性硫化物を添加混練することにより、該ダス
ト中の水溶性有害物質の溶出を極めて効果的に且
つ容易に抑制し得ることを見い出した。 而して、かかる可溶性硫化物による有害成分の
無害化機構は、次式(可溶性硫化物としてCaS4
を使用する場合); CaS4+O2+H2O→CaS2O3+H2S+S に従つて発生するH2Sにより、製鋼ダスト中に含
まれる場合がある金属(M;Cd,Pb,Hg等)が
次式; H2S+M2+→MS↓+2H+ の如く金属硫化物となつて安定化せしめられた
り、また6価クロムが次式; CrO4 2-+4H2S→Cr3++4H2O+4S CrO4 2-+4CaS2O3 →Cr3++4CaSO4+4S に従つて3価のクロムに還元されると共に、系の
アルカリ性によつてかかる生成した3価のクロム
が水酸化物に変換されることにより安定化される
ことによるものと考えられるところから、反応系
には水(H2O)の存在が必須とされている。 しかし、製鋼ダストに対して水を約30%以上添
加した場合、この混和物は、一般にスラリー状或
は泥状を呈するようになり反応後の生成物(無害
化物)の取扱い、廃棄処理などを著しく困難なも
のにすることとなる。そこで粉末状で得られる製
鋼ダストに、それの取扱いが容易な泥状とならな
い程度の水のみを加えて、上記した反応に従つて
無害化することを試みたが、該反応の進行が遅い
ことがわかつた。しかも、この問題は、可溶性硫
化物の添加量を増大させても、迅速化できなかつ
た。 ここにおいて、本発明者らは、上述の問題を解
消すべく更に鋭意研究を進めた結果、反応混合物
が固形状態の下でも前記無害化反応を迅速に進行
せしめ得る有効な手法を見い出し、本発明を完成
するに至つたのである。 すなわち、かかる本発明の要旨とするところ
は、粉末状の製鋼ダストに、アルカリ性で還元機
能を有する可溶性硫化物と共に、泥状とならない
程度の水分を加えて混練し、その混練物を、必要
に応じて所望の形状に成形した後、400℃を越え
ない温度下で加熱養生せしめるようにしたことに
あり、これによつて製鋼ダストと可溶性硫化物と
水との間の反応は極めて迅速に進行せしめられ得
ることとなつたことは勿論、該製鋼ダストの最終
的な廃棄形態を考えて、所望の形状物に成形し、
無害化せしめ得るという利点も生じるに至つたの
である。 また、かくの如き本発明に従つて得られる混練
物を、ペレツト、ブリケツト、団子状、塊状など
の所望の形状に成形せしめれば、かかる成形物は
それに更にはある程度の水が加えられてもその形
状を崩壊することがなく、従つてかかる再度の水
分の添加が可能となり、ひいては前記無害化反応
を更に良好に進行せしめ得ることが出来るのであ
り、またかかる水分の再度の添加に代えて蒸気に
よる加熱養生手法を採用しても同様な効果が得ら
れるのである。 さらに、本発明に従う所定温度下での加熱養生
に、CO2を含む排ガス、例えば加熱炉、燃焼炉な
どから排出される燃焼排ガス、製鋼の集塵機から
排出される排ガス等を使用すれば、これら排ガス
の熱エネルギーの有効利用と共に、CO2に基づく
CaS4+CO2+H2O→CaCO3+H2S+3Sの如き反応
によつて、その処理時間を著しく短縮せしめ得る
利点が生ずるのである。 なお、かくの如き本発明手法は、アーク炉など
の製鋼炉において通常粉末状態で発生する、クロ
ム(6価)、カドミウム、鉛などの有害金属成分
を含む製鋼ダストの全べてに適用され得るもので
あり、かかる製鋼ダストに対して、アルカリ性で
還元機能を有する可溶性硫化物、好ましくは可溶
性多硫化物、例えば多硫化アルカリ金属塩類、多
硫化アルカリ土類金属塩類、多硫化アンモニウム
塩などを、本発明に従う所定量の水分と共に添加
して混練せしめるものである。かかる(水)可溶
性硫化物の配合量は製鋼ダストの種類、性状など
によつて種々異なり、目的とする無害化の度合に
応じて適宜決定されることとなるが、一般に製鋼
ダスト100重量部に対して硫化物態硫黄(S2-)
0.01〜10重量部程度の割合で用いられることとな
る。また、これら製鋼ダスト及び可溶性硫化物に
加えられる水分量としては、混練して得られる混
練物が泥状を呈しない程度の割合、具体的には製
鋼ダストに対して一般に約30%以下の割合におい
て目的とする迅速な無害化処理が行なわれるよう
に適宜決定されることとなる。 また、かくして得られる製鋼ダストと可溶性硫
化物と水分との所定割合の混練物は、泥状とはな
つていないため、その後の処理においてその取扱
が極めて容易であるのであり、そしてまたそれは
所望の形状に容易に成形し得るため、製鋼ダスト
の運搬形態やその最終的な廃棄状態などを考慮し
てペレツト状、ブリケツト状、団子(豆炭)状、
塊状などの形状の成形物に必要に応じて成形され
ることとなるのである。そして、このような成形
物には、前述の如く、更に或程度の水分、換言す
れば成形形状を崩壊させない程度、一般に成形物
の約10%以下の水分が散布などの手段によつて加
えられ、以て有効な反応の促進が図られるのであ
る。 さらに、かくの如き工程を経た固形状態の混練
物若しくはその成形物は、本発明に従つて、400
℃を越えない温度下において種々加熱養生せしめ
られることによつて、水分量の不充分な状態下に
あつても前記無害化反応を有利に且つ迅速に進行
せしめて、可溶性硫化物による水溶性有害物質の
溶出の抑制効果を最大限に発揮せしめるのであ
る。なお、この加熱養生処理に際して、加熱温度
は400℃を越えないようにすることが必要であ
り、それより高い加熱温度を採用した場合には、
抑制されるべき有害金属成分(特に6価クロム)
の溶出量が増大するようになり、本来の目的を達
成することが困難となる。また、加熱方法として
は、適当な炉を用いて単純に加熱するのみの方式
の他、加熱空気の吹付け、過熱蒸気による処理、
更には本発明にとつて好ましいCO2を含む排ガス
を用いて加熱し、排熱利用並びに反応の促進を狙
う方式など、あらゆる加熱手段、方法が採用され
得る。 そして、このようにして得られた製鋼ダスト処
理物は、アルカリ性で還元機能を有する可溶性硫
化物による有効な無害化作用(反応)によつて、
そこに含まれる有害金属成分の溶出量が効果的に
抑制される一方、泥状形態とはなつていないた
め、そのまま埋立処分に供することが出来るので
あり、またその運搬など、取扱上においても著し
く有利となつたのである。 以下に実施例を示し、本発明を更に具体的に明
らかにするが、本発明がかかる実施例の記載によ
つて何等の制限をも受けるものでないことは言う
までもない。なお、実施例並びに参考例における
部及び百分率は特に断わりのない限り全て重量基
準である。 参考例 製鋼ダストの成分は溶解原料および鋼種によつ
て大きく変動するが、ここでは第1表に示される
如き溶出量を有する2種のダストAおよびBにつ
いて検討した。
化処理方法に関するものであり、特に処理物の取
扱いやその廃棄の極めて容易な、且つ処理効率が
著しく高められた製鋼ダストの無害化処理法を提
供するものである。 従来より、アーク炉などの製鋼炉から発生する
製鋼ダストは、該ダスト中に含有されている有価
金属の回収およびその他原料として再利用する場
合を除き、保管されているが、かかる製鋼ダスト
には有害金属が含まれる場合があり、そのうち産
業廃棄物の処理に関する法令で定められている溶
出試験を行なうと、6価クロム、カドミウム、鉛
などが溶出することがあるため、産業廃棄物とし
ての規制の対象となつている。そして、近年、こ
のような製鋼ダストの無害化処理の要請に応える
ために、各種の手法が提案され、検討されてきて
いるが、いずれも処理技術、経済性、作業性等の
面において一長一短があり、実用的に未だ充分に
満足し得るものではないのである。 そこで、かかる事情に鑑みて種々検討した結
果、製鋼ダストにアルカリ性で還元機能を有する
可溶性硫化物を添加混練することにより、該ダス
ト中の水溶性有害物質の溶出を極めて効果的に且
つ容易に抑制し得ることを見い出した。 而して、かかる可溶性硫化物による有害成分の
無害化機構は、次式(可溶性硫化物としてCaS4
を使用する場合); CaS4+O2+H2O→CaS2O3+H2S+S に従つて発生するH2Sにより、製鋼ダスト中に含
まれる場合がある金属(M;Cd,Pb,Hg等)が
次式; H2S+M2+→MS↓+2H+ の如く金属硫化物となつて安定化せしめられた
り、また6価クロムが次式; CrO4 2-+4H2S→Cr3++4H2O+4S CrO4 2-+4CaS2O3 →Cr3++4CaSO4+4S に従つて3価のクロムに還元されると共に、系の
アルカリ性によつてかかる生成した3価のクロム
が水酸化物に変換されることにより安定化される
ことによるものと考えられるところから、反応系
には水(H2O)の存在が必須とされている。 しかし、製鋼ダストに対して水を約30%以上添
加した場合、この混和物は、一般にスラリー状或
は泥状を呈するようになり反応後の生成物(無害
化物)の取扱い、廃棄処理などを著しく困難なも
のにすることとなる。そこで粉末状で得られる製
鋼ダストに、それの取扱いが容易な泥状とならな
い程度の水のみを加えて、上記した反応に従つて
無害化することを試みたが、該反応の進行が遅い
ことがわかつた。しかも、この問題は、可溶性硫
化物の添加量を増大させても、迅速化できなかつ
た。 ここにおいて、本発明者らは、上述の問題を解
消すべく更に鋭意研究を進めた結果、反応混合物
が固形状態の下でも前記無害化反応を迅速に進行
せしめ得る有効な手法を見い出し、本発明を完成
するに至つたのである。 すなわち、かかる本発明の要旨とするところ
は、粉末状の製鋼ダストに、アルカリ性で還元機
能を有する可溶性硫化物と共に、泥状とならない
程度の水分を加えて混練し、その混練物を、必要
に応じて所望の形状に成形した後、400℃を越え
ない温度下で加熱養生せしめるようにしたことに
あり、これによつて製鋼ダストと可溶性硫化物と
水との間の反応は極めて迅速に進行せしめられ得
ることとなつたことは勿論、該製鋼ダストの最終
的な廃棄形態を考えて、所望の形状物に成形し、
無害化せしめ得るという利点も生じるに至つたの
である。 また、かくの如き本発明に従つて得られる混練
物を、ペレツト、ブリケツト、団子状、塊状など
の所望の形状に成形せしめれば、かかる成形物は
それに更にはある程度の水が加えられてもその形
状を崩壊することがなく、従つてかかる再度の水
分の添加が可能となり、ひいては前記無害化反応
を更に良好に進行せしめ得ることが出来るのであ
り、またかかる水分の再度の添加に代えて蒸気に
よる加熱養生手法を採用しても同様な効果が得ら
れるのである。 さらに、本発明に従う所定温度下での加熱養生
に、CO2を含む排ガス、例えば加熱炉、燃焼炉な
どから排出される燃焼排ガス、製鋼の集塵機から
排出される排ガス等を使用すれば、これら排ガス
の熱エネルギーの有効利用と共に、CO2に基づく
CaS4+CO2+H2O→CaCO3+H2S+3Sの如き反応
によつて、その処理時間を著しく短縮せしめ得る
利点が生ずるのである。 なお、かくの如き本発明手法は、アーク炉など
の製鋼炉において通常粉末状態で発生する、クロ
ム(6価)、カドミウム、鉛などの有害金属成分
を含む製鋼ダストの全べてに適用され得るもので
あり、かかる製鋼ダストに対して、アルカリ性で
還元機能を有する可溶性硫化物、好ましくは可溶
性多硫化物、例えば多硫化アルカリ金属塩類、多
硫化アルカリ土類金属塩類、多硫化アンモニウム
塩などを、本発明に従う所定量の水分と共に添加
して混練せしめるものである。かかる(水)可溶
性硫化物の配合量は製鋼ダストの種類、性状など
によつて種々異なり、目的とする無害化の度合に
応じて適宜決定されることとなるが、一般に製鋼
ダスト100重量部に対して硫化物態硫黄(S2-)
0.01〜10重量部程度の割合で用いられることとな
る。また、これら製鋼ダスト及び可溶性硫化物に
加えられる水分量としては、混練して得られる混
練物が泥状を呈しない程度の割合、具体的には製
鋼ダストに対して一般に約30%以下の割合におい
て目的とする迅速な無害化処理が行なわれるよう
に適宜決定されることとなる。 また、かくして得られる製鋼ダストと可溶性硫
化物と水分との所定割合の混練物は、泥状とはな
つていないため、その後の処理においてその取扱
が極めて容易であるのであり、そしてまたそれは
所望の形状に容易に成形し得るため、製鋼ダスト
の運搬形態やその最終的な廃棄状態などを考慮し
てペレツト状、ブリケツト状、団子(豆炭)状、
塊状などの形状の成形物に必要に応じて成形され
ることとなるのである。そして、このような成形
物には、前述の如く、更に或程度の水分、換言す
れば成形形状を崩壊させない程度、一般に成形物
の約10%以下の水分が散布などの手段によつて加
えられ、以て有効な反応の促進が図られるのであ
る。 さらに、かくの如き工程を経た固形状態の混練
物若しくはその成形物は、本発明に従つて、400
℃を越えない温度下において種々加熱養生せしめ
られることによつて、水分量の不充分な状態下に
あつても前記無害化反応を有利に且つ迅速に進行
せしめて、可溶性硫化物による水溶性有害物質の
溶出の抑制効果を最大限に発揮せしめるのであ
る。なお、この加熱養生処理に際して、加熱温度
は400℃を越えないようにすることが必要であ
り、それより高い加熱温度を採用した場合には、
抑制されるべき有害金属成分(特に6価クロム)
の溶出量が増大するようになり、本来の目的を達
成することが困難となる。また、加熱方法として
は、適当な炉を用いて単純に加熱するのみの方式
の他、加熱空気の吹付け、過熱蒸気による処理、
更には本発明にとつて好ましいCO2を含む排ガス
を用いて加熱し、排熱利用並びに反応の促進を狙
う方式など、あらゆる加熱手段、方法が採用され
得る。 そして、このようにして得られた製鋼ダスト処
理物は、アルカリ性で還元機能を有する可溶性硫
化物による有効な無害化作用(反応)によつて、
そこに含まれる有害金属成分の溶出量が効果的に
抑制される一方、泥状形態とはなつていないた
め、そのまま埋立処分に供することが出来るので
あり、またその運搬など、取扱上においても著し
く有利となつたのである。 以下に実施例を示し、本発明を更に具体的に明
らかにするが、本発明がかかる実施例の記載によ
つて何等の制限をも受けるものでないことは言う
までもない。なお、実施例並びに参考例における
部及び百分率は特に断わりのない限り全て重量基
準である。 参考例 製鋼ダストの成分は溶解原料および鋼種によつ
て大きく変動するが、ここでは第1表に示される
如き溶出量を有する2種のダストAおよびBにつ
いて検討した。
【表】
*〓それぞれの金属成分の溶出量は、環境庁告
示第13号(最終改正環境庁告示第4号)に従
う溶出試験によつて求めたものである。
かかる2種のダストのそれぞれの100部に、
27.5%濃度の多硫化カルシウム水溶液と水とを第
2表に示す割合にて加えて混和せしめ、常温下に
一昼夜放置した後、それぞれの溶出試験を行な
い、その結果を第2表に示した。
示第13号(最終改正環境庁告示第4号)に従
う溶出試験によつて求めたものである。
かかる2種のダストのそれぞれの100部に、
27.5%濃度の多硫化カルシウム水溶液と水とを第
2表に示す割合にて加えて混和せしめ、常温下に
一昼夜放置した後、それぞれの溶出試験を行な
い、その結果を第2表に示した。
【表】
【表】
第2表の結果より明らかな如く、有害金属成分
のうち6価クロムについては反応系に多量の水分
(約30%)を存在させなければ一昼夜放置では完
全な無害化は困難であるのであり、またそれは多
硫化カルシウムの添加量を増加せしめても解決が
困難である。なお、アルカリ性である可溶性硫化
物である多硫化カルシウムの配合によつて、形成
される配合物のPHはより高いアルカリ性を示すよ
うになることが認められる。 実施例 1 参考例に示す製鋼ダスト(B)100部に、27.5
%濃度の多硫化カルシウム水溶液3.6部及び水15
部を添加せしめ、充分混練した後、豆炭状に成形
せしめ、次いでこれをマツフル炉内に載置して第
3表に示す如き種々なる温度条件下に種々なる時
間で加熱養生処理した。 得られたそれぞれの試料について、Cr6+の溶
出量(mg/)を求め、その結果を第3表に示し
た。 第3表より明らかなように、加熱温度が著しく
高くなるとCr6+の溶出量が増加する結果が出て
おり、それ故400℃を越える温度は避けることが
望ましいのである。また、望ましい温度範囲とし
ては、100〜300℃程度、特に150〜250℃程度であ
ることが理解される。
のうち6価クロムについては反応系に多量の水分
(約30%)を存在させなければ一昼夜放置では完
全な無害化は困難であるのであり、またそれは多
硫化カルシウムの添加量を増加せしめても解決が
困難である。なお、アルカリ性である可溶性硫化
物である多硫化カルシウムの配合によつて、形成
される配合物のPHはより高いアルカリ性を示すよ
うになることが認められる。 実施例 1 参考例に示す製鋼ダスト(B)100部に、27.5
%濃度の多硫化カルシウム水溶液3.6部及び水15
部を添加せしめ、充分混練した後、豆炭状に成形
せしめ、次いでこれをマツフル炉内に載置して第
3表に示す如き種々なる温度条件下に種々なる時
間で加熱養生処理した。 得られたそれぞれの試料について、Cr6+の溶
出量(mg/)を求め、その結果を第3表に示し
た。 第3表より明らかなように、加熱温度が著しく
高くなるとCr6+の溶出量が増加する結果が出て
おり、それ故400℃を越える温度は避けることが
望ましいのである。また、望ましい温度範囲とし
ては、100〜300℃程度、特に150〜250℃程度であ
ることが理解される。
【表】
実施例 2
実施例1に示す製鋼ダスト100部に、27.5%濃
度の多硫化カルシウム水溶液3.6部及び水15部を
添加し、混練せしめた後、ブリケツト状に成形せ
しめ、この成形物に更に散水によつて成形物の約
5%の水分を添加した。 この散水した成形物と、散水しない成形物とに
ついて、200℃の温度下にてそれぞれ処理時間を
種々変えた加熱養生処理を行ない、得られた処理
物のCr6+溶出量を求めた。その結果を第4表に
示す。
度の多硫化カルシウム水溶液3.6部及び水15部を
添加し、混練せしめた後、ブリケツト状に成形せ
しめ、この成形物に更に散水によつて成形物の約
5%の水分を添加した。 この散水した成形物と、散水しない成形物とに
ついて、200℃の温度下にてそれぞれ処理時間を
種々変えた加熱養生処理を行ない、得られた処理
物のCr6+溶出量を求めた。その結果を第4表に
示す。
【表】
第4表より明らかなように、散水によつて、多
硫化カルシウムによるCr6+の無害化が著しく保
進されていることが理解される。 実施例 3 実施例2で得られた混練物のブリケツトに対し
て、第5表に示される如き加熱養生処理を施し
た。 第5表に示された結果より、蒸気加熱による養
生処理によつても無害化処理反応が促進されてい
ることが理解される。
硫化カルシウムによるCr6+の無害化が著しく保
進されていることが理解される。 実施例 3 実施例2で得られた混練物のブリケツトに対し
て、第5表に示される如き加熱養生処理を施し
た。 第5表に示された結果より、蒸気加熱による養
生処理によつても無害化処理反応が促進されてい
ることが理解される。
【表】
実施例 4
実施例2で得られた混練物(成形されていない
もの)に対して、200℃の温度の単純加熱または
排ガス加熱を各種処理時間で行ない、得られた処
理物のCr6+溶出量を求めた。なお、用いた排ガ
スはCO2を約10%(容積)含むボイラー排ガスで
あつた。 結果を第6表に示す。 第6表より明らかな如く、排ガス加熱の採用に
よつて製鋼ダスト中のCr6+が極めて短時間にて
無害化され得るのである。
もの)に対して、200℃の温度の単純加熱または
排ガス加熱を各種処理時間で行ない、得られた処
理物のCr6+溶出量を求めた。なお、用いた排ガ
スはCO2を約10%(容積)含むボイラー排ガスで
あつた。 結果を第6表に示す。 第6表より明らかな如く、排ガス加熱の採用に
よつて製鋼ダスト中のCr6+が極めて短時間にて
無害化され得るのである。
【表】
実施例 5
実施例1に示すダスト100部に対して、多硫化
ナトリウム1部を水20部に溶解したものを添加混
練した後、ブリケツト状に成形せしめ、ついでこ
の混練物を種々の条件下で加熱養生処理を行な
い、得られた処理物のCr6+溶出量を求めた。そ
の結果を第7表に示す。
ナトリウム1部を水20部に溶解したものを添加混
練した後、ブリケツト状に成形せしめ、ついでこ
の混練物を種々の条件下で加熱養生処理を行な
い、得られた処理物のCr6+溶出量を求めた。そ
の結果を第7表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粉末状の製鋼ダストに、アルカリ性で還元機
能を有する可溶性硫化物と共に、泥状とならない
程度の水分を加えて混練し、必要に応じて所望の
形状に成形した後、400℃を越えない温度下で加
熱養生せしめることにより、それら製鋼ダストと
可溶性硫化物と水との間の反応を進行せしめるよ
うにしたことを特徴とする製鋼ダストの無害化処
理方法。 2 前記製鋼ダストと可溶性硫化物と水分との混
練物を所望の形状に成形した後、かかる成形物に
更にその形状を崩壊させない程度の水分を加えて
加熱養生するようにした特許請求の範囲第1項記
載の処理方法。 3 前記製鋼ダストと可溶性硫化物と水分との混
練物を所望の形状に成形した後、蒸気加熱養生す
るようにした特許請求の範囲第1項記載の処理方
法。 4 前記製鋼ダストと可溶性硫化物と水分との混
練物を、必要に応じて所望の形状に成形した後、
CO2を含む排ガス中にて加熱養生するようにした
特許請求の範囲第1項記載の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9882079A JPS5624083A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Antipollution treatment of steel making dust |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9882079A JPS5624083A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Antipollution treatment of steel making dust |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5624083A JPS5624083A (en) | 1981-03-07 |
| JPS6221594B2 true JPS6221594B2 (ja) | 1987-05-13 |
Family
ID=14229940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9882079A Granted JPS5624083A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Antipollution treatment of steel making dust |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5624083A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0508697A1 (en) * | 1991-04-09 | 1992-10-14 | Qi-Jiang Situ | A re-calcination and extraction process for the detoxification and comprehensive utilization of chromic residues |
| JP3986397B2 (ja) * | 2002-09-03 | 2007-10-03 | 株式会社クボタ | 重金属類含有灰の不溶化方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52107120A (en) * | 1976-03-04 | 1977-09-08 | Maeda Seikan Kk | Building material that use casting wasted sand dust |
| JPS5312165A (en) * | 1976-07-20 | 1978-02-03 | Nec Corp | Process for treating incinerator fly ash |
-
1979
- 1979-08-02 JP JP9882079A patent/JPS5624083A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5624083A (en) | 1981-03-07 |
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