JPS62243792A - 複層電気めつき鋼板 - Google Patents

複層電気めつき鋼板

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JPS62243792A
JPS62243792A JP8652386A JP8652386A JPS62243792A JP S62243792 A JPS62243792 A JP S62243792A JP 8652386 A JP8652386 A JP 8652386A JP 8652386 A JP8652386 A JP 8652386A JP S62243792 A JPS62243792 A JP S62243792A
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layer
steel sheet
alloy plating
alloy
plating layer
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JP8652386A
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Shingo Nomura
伸吾 野村
Hirohiko Sakai
堺 裕彦
Masatoshi Iwai
正敏 岩井
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は複層電気めっき鋼板に関し、さらに詳しくは、
加工組立後ドア等の外側となる面には、化成処理性、電
着塗装性、塗装後の耐水密着性、塗装後の耐蝕性に優れ
た3層めっき構造を有し、JHs−コ  石工MI立餡
V)悼l口大I−シた工」畜117J+ゴ1iト耐蝕性
に優れた2層めっき構造を有する複層電気めっき鋼板に
関する。
[従来技術1 従来より自動車車体を防錆するため各種の防錆鋼板が広
く使用されている。そして、この防錆鋼板の使用される
部分は塗装が充分に行なうことができない所であり、こ
れら未塗装部分からの孔あき腐蝕の防止に重点がおかれ
ていた。
従って、ドア、7エンダー等の自動車外板には、その内
側となる面にだけめっきを施し、その外側となる面には
めっきが施されていない片面めっき鋼板が使用されてい
る。
しかして、最近になって孔あき腐蝕だけではなく、自動
車外板の外側の面の塗膜への種々の原因による疵を基点
とする塗膜面のかさぶた状腐蝕(Scab Corro
sion)にも対処する必要が生じてきたため、いまま
でめっきを施していなかった自動車外板の外側の面にも
めっきを施すことが検討され、一部では既に実施されて
いる。
このように自動車外板の外側の面へのめっきを施した鋼
板として、第1層(下層)Zn  Ni合金めっき、第
2層(上層)Fe含有量60wt%以上のZn−Fe合
金めっきの2層構造を有する合金電気めっき鋼板が提案
されており(特開昭58−011795号公報)、そし
て、この鋼板は孔あき耐蝕性が優れているのみならず、
めっきを自動車外板の外側の面に施した場合に問題とな
る化成処理性、塗装性、塗装後の耐水密着性、塩水噴霧
試験により評価した塗装後の耐蝕性等の緒特性が、従来
の亜鉛系めっき鋼板に比較して優れているが、この鋼板
は自動車用の塗装を行ない塗膜に疵をつけた後自動車外
板の外側の面の腐蝕環境をシミュレートした、塩水噴霧
→湿潤→乾燥というサイクル試験を実施すると、塗膜に
膨れが生じでいないにも拘わらず、粘着テープにより疵
の周辺の塗膜が剥離するという現象が生じることが判明
した。
この現象は、塗膜に疵がつき下地のめっき層が露出した
部分が7ノードとなり、この疵の周囲の塗膜の下のめっ
き層がカソードとなって腐蝕反応が進行することにより
、疵の周囲の塗膜にフルカリが生成され、このアルカリ
が塗膜と下地のめっき層との接着力を劣化させるために
起るのである。
これは、上層Zn−Fe合金めっトのFe含有量と密接
な関係にあり、Fe含有量を低減させる程塗膜のカソー
ド剥離現象が減少することがわかったのであるが、Fe
含有量を減少させることは以下説明するような問題があ
る。
(1)Zn  Fe系合金めっきは、めっき表面にめっ
き時のめっき液の流れに沿ったムラが生成し易く、この
ムラは塗装前処理として自動車用鋼板に対し一般に実施
されている燐酸亜鉛処理を行なった後でも色の濃淡とし
て残り、甚しい場合には、電着塗装を行なった後でも表
面が不均一になることで残り、塗装外観を劣化させてい
る。このZn−Fe系合金めっきのムラ、表面不均一は
Fe含有量が約80u+L%以下の場合に著しくなる傾
向がある。
(2)自動車の下塗り塗装として行なわれているカチオ
ン電着塗装において、焼付乾燥後表面にクレータ−の欠
陥が生じることがあり、このクレータ−はFe含有量の
低下と共に悪化し、Fe含有量が60wt%以下では着
しく悪化する。
(3)さらに、上層のZn−Fe系合金めっきのFe含
有量は未塗装部の孔あき耐蝕性とも関係があることがわ
かり、そして、この孔あき耐蝕性はFe  −含有量の
減少と共に劣化する傾向を示す。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に説明したような従来における合金めっき
鋼板の種々の問題点に鑑み、本発明者が鋭意研究を行な
った結果、第1層Zn−Ni系合金めっき、第2層Zn
−Fe合金めっきの2層構造の合金電気めっき鋼板は、
自動車外板用防錆鋼板として、その外側の面に対する塗
膜の耐カソード剥離性、燐酸塩皮膜の均一性、電着塗装
時のクレータ−特性、塗装後の耐水密着性、また、上記
鋼板の内側の面に対する孔あき耐蝕性等の全べてを満足
することは第2層Zn−Fe系合金めっきのFe含有量
の調整だけでは困難であることを知見し、この知見に基
いて、自動車外板用防錆鋼板として、その外側の面は塗
膜の耐カソード剥離特性、燐酸塩皮膜の均一性、電着塗
装時のクレータ−特性、塗装後の耐水密着性の優れた複
層めっき構造とし、また、上気鋼板の内側の面は孔あき
耐蝕性に優れた複層めっき構造とする複層電気めっき鋼
板を開発したのである。
[問題点を解決するための手段1 ゛本発明に係る複層電気めっき鋼板の特徴とするところ
は、鋼板の片面にZn−Ni系合金めっき層を第1層、
Fe含有量60〜90wt%のZn−Fe系合金めっき
層を第2層および付着量が0.1〜3g/m2でFe含
有量が60−L%未満のZn−Fe1に合金めっき層を
最上層とする3層めっき構造を有し、かつ、鋼板の他の
片面にZn−Ni系合金めっき層を第1層、Fe含有量
6θwL%以上のZn−Fe系合金めっき層を第2層と
する2層めっき構造を有することにある。
本発明に係る複層電気めっき鋼板について、以下詳細に
説明する。
先ず、鋼板の片面の3層めっき構造および他の面の2W
Iめっき構造について説明する。
(1)第1層について。
この第1層としてのZn−Ni系合金めっき層は、複合
電気めっき鋼板の耐蝕性を発揮させる層であり、この第
1層をZn−Ni系合金めっき層としたのは、同一めっ
き付着量で比較した場合、裸耐蝕性、特に孔あき腐蝕に
対する耐蝕性が亜鉛系めっき中で最も優れているためで
あり、Ni含有量として8〜15wt%の範囲が裸耐蝕
性の点からみて好適であり、また、このZn−Ni系合
金めっき層に微量のFe、 Co%Cr、Mo等を含有
させて裸耐蝕性をさらに向上させることができる。
(2)第2層について。
Zn−Ni系合金めっき層の第1層の上に、鋼板の外側
の面にはFe含有量60〜90wt%のZn−Fe系合
金めっき層、また、鋼板の内側の面にはFe含有量60
wt%以上のZn  Fe系合金めっト層の第2層を設
けるが、この第2層は鋼板の内側の面の場合には、Zn
−Ni系合金めっき層の第1層との相剰効果により、採
便用の場合の孔あき耐蝕性を改良すると共に、鋼板の外
側の面の場合は付着量が0.1〜3g/l112でFe
含有量が60u+t%未満のZn−Fe系合金めっき層
の鋼板の外側の面の最上層との相剰効果によりカチオン
電着塗装時のクレータ−特性、燐酸塩処理時のムラを制
御するのに有効である。
先ず、孔あき耐蝕性について説明すると、従来下層にZ
n  Ni系、Zn−Fe系等の亜鉛系合金めっき層と
、その上層にFe含有量が約60wt%以上のZn  
Fe系合金めっきを有する場合には、上層は塗装性を改
良する層と考えられ、この層における孔あき耐蝕性につ
いては考慮されていなかった。
これは、上層のZn含有量が40wL%以下であり、か
つ、めっき付着量が4g/IIl:程度であって、下層
のZn  Ni系合金めっき層の典型的な付着量である
20〜40g/m2に比較して少ないため、上層が孔あ
き耐蝕性に効果があるとは考えられなかったためである
しかし、本発明者が、Zn  N1(13脣t%)系合
金めっきの一層めっき鋼板(付着量30g/1112)
と、Zn −Fe(80wt%)系合金めっき層の上層
(付着量4g/ra2)、Zn−Ni(13wt%)系
合金めっき層の下層(付着量26g/m2)の二層めっ
き鋼板を、塩水噴n(35℃X6Hr)−+乾燥(50
℃X 4 Hr)→湿潤(SO℃、相対湿度95%X1
4Hr)の1サイクル24Hrの腐蝕試験を30サイク
ル実施したところ、Zn−Ni(13wt%)系合金め
っき層の一層めっき鋼板は板厚0.8−鋤を貫通する孔
あき腐蝕が生じたが、二層めっき鋼板においては最大0
.5關の浸蝕した生じていなかった。
この実験から明らかなように、Zn−Ni系合金めっき
層の上のZn−Fe系合金めっき層は、ZnNi系合金
めっき層との相剰効果によって孔あき耐蝕性の向上に貢
献していることがわかった。
この原因は、Zn−NlA合金めっき層が腐蝕される場
合は、Znが選択的に腐蝕され、噴霧する食塩水中の電
位は次第に責な方向に移行し、遂には素地の鋼板よりも
責となる、所謂、電位の逆転現象が生じ、そのため1.
Zn−Ni系合金めっき層一層めっき鋼板の場合は、腐
蝕が進行し、素地の鋼板が露出すると素地鋼板の腐蝕が
促進される可能性があるが、これに対し、Zn−Ni合
金系めっト層の上にZローFe系合金めっき層がある二
層めっき鋼板では、先ず、上層のZn−Fe系合金めっ
き層が腐蝕するが、下層のZn−Ni系合金めっき層が
一部露出するとZn−Ni系合金めっき層の万がZn−
Fe系合金めっき層より卑であるため、Z++−Ni系
合金め゛っき層が優先的に腐蝕するのでZn−Fe系合
金めっき層の腐蝕は抑制されるのである。− しかし、Zn−Ni系合金めっき層も腐蝕の進行と共に
貴となり、逐にはZn−Fe系合金めっき層の電位より
貴とななつ、Zn−Ni系合金めっき層の腐蝕は抑制さ
れ、再び、Zn−Fe系合金めっき層が腐蝕される。
このように、二層めっき鋼板の場合には、Zn−Fe系
合金めっき層の上層とZn−Ni系合金めっき層の下層
との間において、がルパニック・アクションが交互に発
生している間は腐蝕反応が停滞するため、めっき層の電
位が鋼板の電位と同一になろまでの時間が、Zn−Ni
系合金めっき層が−層のめっき鋼板に比較して長くなる
従って、Zn−Fe系合金めっき層の上層とZn−Ni
系合金めっき層の下層とを有するめっき鋼板は、Zn 
 Ni系合金層一層の鋼板よりも、鋼板を犠牲陽極作用
により保護している時間が長く、その結果として、孔あ
き耐蝕性が良好となるものと推測される。
そして、上記の説明から明らかであるが、Zn−Fe系
合金めっき層の上層はZn−Ni系合金めっき層の下層
との電位の交互に移動するというやりとり、即ち、相互
作用により孔あき耐蝕性を向上させるものであり、単な
る塗装性改良のためのものではない。
しかして、Zn−Fe系合金めっき層の孔あき耐蝕性を
向上させるのは、Fe含有量と密接な関係があり、Fe
含有量が60wt%以上においてZn−Fe系合金めっ
き層の電位が責なところで、孔あき耐蝕性の効果が顕著
である。
つぎに、このZn−Fe系合金めっき層は鋼板の外側の
面に対して、塗装後の塩水噴霧試験による塗膜の膨れ防
止、塗膜耐水密着性に著しい効果があるが、これは、こ
のFe含有量60wt%以上のめっき層が燐酸塩処理に
おいて耐蝕性に好ましいPhosphophyllit
e(Zn2Fe(PO4)z ・4 H2O)を主体と
する燐酸塩皮膜を生成するためであり、また、Fe含有
量が90wt%までは着しい塗膜のカソード剥離が起ら
ないのである。よって、鋼板の外側の面の第2層のFe
含有量は60〜90wt%とする。
このように、Fe含有量6090wt%のZn−Fe系
合金めっき層の第2層とZn−Ni系合金めっき層の第
1層との相剰効果により孔あき耐蝕性の改善には、この
第2層の付着量が1〜10g/m2であることが望まし
く、付着量が1g7m”未満では孔あき耐蝕性の改善効
果は少なく、また、10g/16 ”を越える付着量で
はこの効果が飽和してしまい、かつ、電着応力の大きい
第2層が過大となるため第2層のめっき層の加工性が劣
化するようになる。
(3)最上層めっき層について。
上記詳細に説明したように、鋼板の外側の面においては
Zn−Ni系合金めっき層を第1層とし、Zn−Fe系
合金めっき層を第2層とする2層構造のFe含有量調整
では、塗膜のカソード剥離と力  。
千オン電着時のクレータ−特性および燐酸塩皮膜の均一
性の両者を同時に最適とすることができず、この問題を
解決するために、鋼板の外側の面にのみ第2層の上にさ
らに、付着量0.1〜3g/Ia2でFe含有量60w
t%未満のZn−Fe系合金めっき層の最上層を設け、
この最上層と第2層との相互作用により燐酸塩皮膜の均
一性を改善し、さらに、カチオン電着塗装時のクレータ
−特性を向上させるのである。
なお、この最上層は未塗装部の孔あき耐蝕性に対しては
逆効果となI)、第1層Zn  Ni系合金めっき層、
第2層Z n 7 F e系合金めっき層の2層構造の
めっき鋼板の方が、この上にさらにFe含有量60wt
%未満、付着量0.1−3g/m2の最上層を設けた3
層構造のめっき鋼板より孔あき耐蝕性が鋼板の内側の面
は3層構造ではなく上記最上層のない2層構造とする。
この最上層の付着量とカチオン電着塗装時のクレータ−
特性の関係について説明すると、一般に、いままでは、
カチオン電着塗装時のクレータ−発生の防止には、表層
にFe含有量が60wt%以上のZn−Ni系連続被覆
層を設けるのが有利とされていたが、本発明者は、この
Fe含有量60wt%以上のZn−Fe系合金めっき層
の第2層の上に、さらに、最上層として、クレータ−特
性が劣るとされているFe含有量60智【%未満のZn
−Fe系合金めっき層を付着量0.1〜3g/la”で
めっき層を施し、燐酸塩処理およびカチオン電着塗装を
行なったところ、燐酸塩処理後のムラが低減され、さら
に、第1図に示すように、最上層のめっき付着量が 0
.1〜3.0H/m2の範囲においてクレータ−発生個
数が極めて少ないことがわかった。
そして、このクレータ−発生の減少は最上層のめっき付
着量が0.5〜2,0g7m2の範囲・において特25
0V、7ノード対カソードの面積比は25:1で、電圧
は入槽後ステップ的に付与した。
最上層のめっき層としては、Fe含有量が60u+L%
未満のZn  Fe系合金めっきとする必要があり、F
e含有量は少なくとも30wt%以上とすることが望ま
しい。
このような、最上層の現象、付着量およびFe含有量等
と燐酸塩処理時における最上層の作用および/または効
果について説明すると、燐酸塩処理は一種の電気化学的
反応であり、試料表面が燐酸塩処理液に接触すると、表
面の種々の不均一により局所7ノードと局所カソードが
形成され、局所7ノードでは試料が溶解し、局所カソー
ドでは水素が発生すると共に燐酸塩の核が形成され、こ
の核が成長して燐酸塩結晶となって表面を覆うようにな
る。
燐酸塩処理では、この反応初期における結晶核の生成量
が多い程、燐酸塩結晶が微細で均一となり好ましいとさ
れ、従って、表面のミクロな電位的な不均一が多い程結
晶は微細で均一なムラのないものとなり、最上層のZn
  Fe系合金めっき層は、表面のミクロな電位的不均
一をもたらしたものといえる。
Zn  Fe(60wt%未満)系合金めっき層の最上
層における、例えば、Fe含有量30〜55wt%のZ
n−Fe合金系めっき層の場合、a、r、δ3、η等の
Zn−Fe系合金相のうち2種以上を含む混相となり、
これら異相合金相は当然電位が異なるので異相合金相の
結晶間で7ノード・カソード対を形成し、燐酸塩皮膜は
均一となる。
また、Zn−Fe(60wL%未満)系合金めっき層の
最上層の付着量が0.1〜3.0g/l112という微
小付着量では、一般にv、2層表面は完全には被覆され
ず、部分的に第2層が露出している。この第2層露出部
と最上層との間のFe含有量の差に基づく電位の差も7
ノード・カソード対を形成し、燐酸塩皮膜の均一化、微
細化に寄与する。よって、最上層の付着量が3,0g7
m2を越えるように過大になると不都合なことおよび第
2層の最上層との相互作用が重要であることがわかる。
なお、燐酸塩処理時に局所7ノードは溶解するが、溶解
量は通常1g/l112程度であるので最上層の相当な
部分および第2層の一部は溶解するものと考えられる。
そして、Zn−Fe(60〜90wt%)系合金めっき
層の第2層およびZn−Fe(60wt%未満)系合金
めっき層の最上層は、共にFeを含有しているので溶解
したFeイオンは一部分は燐酸塩皮膜に加えられてP 
hopshophy I l i teに転換され、こ
の燐酸塩皮膜中のP hosphophy l l i
 teの比率が高い程、塗装後の耐蝕性、耐水密着性が
良好であり、従って、Fe含有量が第2層に比較して少
ない最上層の付着量が過大になることおよび最上層のF
e含有量が30wt%未満と過小になることは燐酸塩結
晶に加わるFeイオン量の減少となり、燐酸塩皮膜のP
 l+ospbophy l l i teの比率が減
少することにもなるので好ましくない。
なお、最上層の電着塗装時のクレータ−発生の抑制効果
も、上記した燐酸塩結晶の微細化により達成できるもの
である。
燐酸塩結晶は絶縁体であるが、燐酸塩結晶相互の間に隙
間があり、電着塗装時にはこの隙間(空孔)を通じて電
流が流れ、水素〃スが発生すると共に塗料樹脂の付着が
起り、そして、この隙ll1i(空孔)は燐酸塩結晶が
微細化すると共に数は多くはなるが、個々の空孔(隙間
)の面積は減少し、全体として隙間(空孔)の面積率は
減少し、水素発生のサイトが分散され、各サイトに流れ
る電流も減少する。
また、クレータ−発生の機構には、発生した水素が塗膜
中にとり込まれ焼付時の塗膜樹脂の流動によって、水素
の逃げた後が補修されずクレータ−として残るという説
と、過剰な電流により水素発生サイトの周辺の温度が上
昇するため樹脂が変質し、焼付は時の樹脂の流動の際、
まわりの樹脂をはじくことによりクレータ−が発生する
という説があるが、これらの何れが正しいにせよ燐酸塩
結晶が微細化すると各水素発生サイトへの電流が減少す
るのでクレータ−発生は抑制される。
第2図に第1図の試料の燐酸塩処理後の空孔率と平均結
晶径を示すが、第1図でクレータ−発生が低減される最
上層付着量0.1〜3.Og/ゆ2の範囲で空孔率は減
少しし結晶粒も微細化していることがわかる。
[実施例1 不発明に係る複層電気めっき鋼板の実施例を説明し、併
せて比較例を説明する。
実施例 第1表に示す本発明に係る複層電気めっき鋼板および比
較例のめっき鋼板を電気めっき方法により作製して、鋼
板の外側の面に対しては、(1)塗膜の耐カソード剥離
性、(2)燐酸塩処理皮膜の均一性、(3)カチオン電
着塗装時のクレータ−特性、(4)塗膜の耐水密着性の
各試験を行ない、また、鋼板の内側の面に対しては、(
5)孔あき耐蝕性の試験を行ない。その結果を第2表に
示す。
なお、めっき原板は全べて0 、8 mm厚さのアルミ
キルド冷間圧延鋼板を使用した。
(1)塗膜の耐カソード剥離性 浸漬型燐酸塩処゛埋→カチオン電着塗装→中上塗の3コ
ート塗装を行なった試片に、グラベロメーターで塗膜に
チッピング疵を与え、次の腐蝕サイクル試験を30サイ
クル実施した。
塩水噴霧(35℃X2Hr)→乾燥(50℃×8H「)
→湿潤(50″CX14Hr、相対湿度95%)→塩水
噴霧・・・[休日は終日湿潤としサイクルには数えない
。1 試験後の試片はテーピング後塗膜剥離面積を測定し、全
面積に対する剥離面積率を測定した。ただし、チッピン
グの際、塗膜の剥離した部分は塗膜剥離面積から除外し
た。
評価      剥離面積率 0      2%以下 Δ       2〜20% ×       20%以上 (2)燐酸塩処理皮膜の均一性 市販の自動車用浸漬型燐酸亜鉛処理液を用い、燐酸塩処
理を行なった後の外観を次の3段階で評価した。
○ : 均一で色ムラがない Δ : めっき液の流れに沿った色ムラが少々認められ
る × : ムラが着しい (3)カチオン電着塗装時のクレータ−特性燐酸塩処理
後の試片にカチオン電着塗装を行ない、表面に発生した
クレータ−状の欠陥の数を測定した。クレータ−発生個
数が少ない程クレーター特性は良好である。なお、電着
塗装は、電圧250V、7ノードとカソードの面積比は
アノード二カソード=25:1、電圧は試片を入槽後ス
テップ状に印加して実施した。
評価     クレータ−の数 0     10個/da+2以下 Δ      11〜100個/d鵠2×      
101固/da+2以上(4)塗膜の耐水密着性 上記説明した(1)項と同一の3コート塗装を行なった
試片を、脱イオン水中に40″Cの温度で10日間浸漬
後、カッターナイフで2+em間隔の基盤目も100個
切り、テーピング後残留した基盤目の数で評価した。
評価      残留した基盤目数 0      100個 Δ       99〜50個 ×         50個以下 (5)採材孔あき耐蝕性試験 めっきしたままの試片を端面、裏面をシールした後、次
の腐蝕サイクル試験を30サイクル実施した。
塩水噴1((35°CX6Hr)−+乾燥(50℃×4
8r)−4湿潤(50℃X14Hr、相対湿度95%)
→塩水噴霧・・・[休日は終日湿潤としサイクルには数
えない。1 試験後の試片は除錆し、最大浸蝕深さを測定した。なお
、めっきを行なわない0.8++m厚の冷間圧延鋼板で
は腐蝕は20サイクルで裏面まで貫通しi! 評価    最大浸蝕深さ 0    0.4IIIIIl以下 Δ          0.4−0.8mm×    
 孔あき貫通(0,8+m)第2表から次のことがわか
る。
実施例1〜6の本発明に係る複層電気めっき鋼板は、鋼
板の外側の面および内側の面共に夫々要求される特性を
全べて満たしている。
比較例1の鋼板の内側の面に最上層を設け、鋼板の外側
の面と同一構成としたものは、鋼板の内側の面の孔あき
耐蝕性が劣化する。
比較例2.3の鋼板の外側の面に最上層がないもの、お
よび、付着量が限定範囲を越えたものは燐酸塩皮膜の均
一性およびカチオン電着塗装時のクレータ−特性が劣化
する。
比較例4の第2層のFe含有量が限定範囲を越えて95
wt%と多いものは塗膜の耐カソード剥離特性が劣って
いる。
比較例5の第2層がないものは、たとえZn−Fe系合
金めっき(50wt%)層の最上層が存在していても、
燐酸塩皮膜の均一性、カチオン電着塗装時のクレータ−
特性、塗膜の耐水密着性および鋼板の内側の面の孔あき
耐蝕性が劣る。
なお、第2図における燐酸塩の空孔率は、燐酸塩処理前
後の鋼板を5%食塩水中で2IIIV/Secの走査速
度でカソード方向に分極し、自然電位−200mV卑の
電位における電流値を測定し、次式により計算した。
空孔率(%)=(燐酸塩処理後の電流密度(A/dm2
)1÷(燐酸塩処理前の電流密度(A/dm2))×1
00 [発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る複層電気めっき鋼板
は上記の構成であるから、鋼板の外側の面の3層構造の
めっき層は、塗膜の耐カソード剥離性、燐酸塩皮膜の均
一性、カチオン電着塗装時のクレータ−特性および塗膜
の耐水密着性に優れ、また、鋼板の内側の面の2層めっ
き構造は孔あき耐蝕性に優れており、従って、自動車外
板用の防錆鋼板として最適な材料である。
【図面の簡単な説明】
tjS1図および第2図は本発明に係る複層電気めっき
鋼板の最上層の付着量とクレータ−発生数および燐酸塩
の空孔率を示した図である。 fl 図 +)−)’r(Z−n −Ft (sowイ%ン)イ1
M4  (//、、り牙2コ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鋼板の片面にZn−Ni系合金めっき層を第1層、Fe
    含有量60〜90wt%のZn−Fe系合金めっき層を
    第2層および付着量が0.1〜3g/m^2でFe含有
    量が60wt%未満のZn−Fe系合金めっき層を最上
    層とする3層めっき構造を有し、かつ、鋼板の他の片面
    にZn−Ni系合金めっき層を第1層、Fe含有量60
    wt%以上のZn−Fe系合金めっき層を第2層とする
    2層めっき構造を有することを特徴とする複層電気めっ
    き鋼板。
JP8652386A 1986-04-15 1986-04-15 複層電気めつき鋼板 Pending JPS62243792A (ja)

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