JPS6225355B2 - - Google Patents

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JPS6225355B2
JPS6225355B2 JP12459482A JP12459482A JPS6225355B2 JP S6225355 B2 JPS6225355 B2 JP S6225355B2 JP 12459482 A JP12459482 A JP 12459482A JP 12459482 A JP12459482 A JP 12459482A JP S6225355 B2 JPS6225355 B2 JP S6225355B2
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JP
Japan
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glycyrrhetinic acid
epi
acid
glycyrrhizin
glycyrrhetinic
Prior art date
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Expired
Application number
JP12459482A
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English (en)
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JPS5914799A (ja
Inventor
Kyoichi Kobashi
Tsuneo Nanba
Yukio Hatsutori
Tatsuya Sakamoto
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Amano Enzyme Inc
Original Assignee
Amano Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、3−エピ−グリチルレチン酸の製造
法に関する。更に詳しくは、グリチルリチン又は
グリチルレチン酸を用いてヒト腸内フローラによ
る3−エピ−グリチルレチン酸の生化学的製造法
に関する。
甘草中のグリチルリチンは、抗潰瘍作用、抗炎
症作用、抗アレルギー作用等を有する物質として
知られているが、近年グリチルリチンの有効成分
はそのアグリコンであるグリチルレチン酸である
ことが明らかにされている。
そのため、上記薬効作用物質としてのグリチル
レチン酸を製造する試みがこれまで主として有機
合成的手段によつて種々なされてきたが最近生化
学的手段によつてもグリチルレチン酸の製造がな
された。例えば特開昭56−137898にはグリチルリ
チン酸よりアエロモナス属バクテリアの産生する
酵素を用いてグリチルレチン酸を製造することが
記載されている。
しかしながら、グリチルレチン酸には、高血
圧、低カリウム血症、浮腫等の症状のいわゆる偽
アルドステロン症の副作用が発現する問題点が指
摘されている(特開昭56−139416)。
本発明者らは、従来より腸内細菌の薬物代謝に
関する研究を行なつており、たまたまグリチルリ
チンの代謝についての研究中に、グリチルリチン
が腸内細菌により、グリチルレチン酸に水解さ
れ、かつ生成したグリチルレチン酸が3−エピ−
グリチルレチン酸に変換されることを見出した。
そして鋭意検討した結果、グリチルレチン酸と同
様の薬効を示し、かつ又グリチルレチン酸のもつ
副作用を有しないことが予想される3−エピ−グ
リチルレチン酸の生化学的製造手段を見出し本発
明を完成せしめたものである。
即ち、本発明は、ヒト腸内フローラをグリチル
リチンを含む培地で嫌気的に培養することによつ
て培養液中のグリチルリチンを水解してグリチル
レチン酸を生成させ、かつ生成したグリチルレチ
ン酸を3−エピ−グリチルレチン酸に変換せしめ
た後、又はヒト腸内フローラをグリチルレチン酸
を含む培地で嫌気的に培養することによつて、培
養液中のグリチルレチン酸を3−エピ−グリチル
レチン酸に変換せしめた後、該培養液より3−エ
ピ−グリチルレチン酸を採取することを特徴とす
る3−エピ−グリチルレチン酸の製造法である。
本発明は腸内フローラ液を有効に利用すること
特色とするものであるが以下にその調製法につい
て述べる。
新鮮なヒト糞便を炭酸ガスを満たしたビニール
袋にとり、内容をよく混合し、その一部をとり、
5倍容のGAMブイヨン又はPGPYブイヨン(い
ずれも日水製薬製)等の嫌気性菌培地に懸濁せし
め、ゆつくり遠心(16×g、1分間)し、残渣を
除いた上清区分を腸内フローラ液として用いる。
腸内フローラ液中の嫌気性菌の構成は、ヒトによ
り若干異なることも考えられるが、本発明者らの
実験結果からは、異なつた糞便の腸内フローラ液
を用いてもグリチルリチン又はグリチルレチン酸
からいずれも3−エピ−グリチルレチン酸を多量
生成することが確められているので、健康なヒト
糞便であれば、容易にいつでも本発明に使用でき
る腸内フローラ液を調製することができる。
つぎに、上記腸内フローラ液を用いての3−エ
ピ−グリチルレチン酸の製造法について述べる。
グリチルリチン又はグリチルレチン酸を含む嫌気
性菌培養培地、例えばGAMブイヨン、PGPYブ
イヨン等の培地に腸内フローラ液を加え、反応温
度は20〜45℃、好ましくは30〜40℃、反応時間は
10〜80時間、好ましくは24〜48時間嫌気的に培養
し、培養液中のグリチルリチンは、まず水解され
てグリチルレチン酸となり、ついで生成したグリ
チルレチン酸もしくは、はじめから培地に添加さ
れたグリチルレチン酸は同じ腸内フローラ液によ
り3−デヒドログリチルレチン酸を介して3−エ
ピ−グリチルレチン酸に変換される。この腸内フ
ローラ液によるグリチルリチン又はグリチルレチ
ン酸からの代謝産物である3−エピ−グリチルレ
チン酸の生成が事実であることを以下の試験例に
よつて具体的に説明する。
試験例 1 ヒト糞便をとりGAMブイヨン培地に懸濁し、
軽く遠心分離し、その上清を菌液とし、次いでこ
の菌液をグリチルリチンを含むGAMブイヨン培
地に培養し、嫌気的に48時間培養し、このものを
酢酸エチルで抽出し、TLCスキヤナーで調べた
ところ、Rf0.28(代謝産物)とRf0.34(代謝産
物)の2つの代謝産物が得られた。
まず代謝産物と標準品のグリチルレチン酸と
を比較したところ、TLC、NMR、IR、マススペ
クトル、UV及び融点の全てにおいて一致したの
で代謝産物はグリチルレチン酸であることが確
認された。一方代謝産物は、Rf値が標準品の
グリチルレチン酸と3−デヒドログリチルレチン
酸との中間にあること、マススペクトルが標準の
グリチルレチン酸と同一スペクトルであること、
さらには、NMRに関してグリチルレチン酸は
3.04ppmに、代謝産物は3.18ppmにそれぞれピ
ークがあること(これはグリチルレチン酸の方は
ダブルダブレツトで、3αのブロトンと2位のプ
ロトンとのカツプリングによるものであり、代謝
産物の方はグリチルレチン酸と比較して半値巾
の狭いブロードシーグレツトとして現れているこ
とによる)等のデータから代謝産物は、グリチ
ルレチン酸の3位の水酸基がα化されたものであ
ることが推察された。そこでそのことを更に確か
めるために代謝産物とグリチルレチン酸のそれ
ぞれをアセトン中でクロム酸酸化した生成物につ
いてTLC、IR、UV、マススペクトル、NMRを
調べたところ、いずれの生成物も3−デヒドログ
リチルレチン酸であつた(即ちグリチルレチン酸
と代謝産物とは異性体である。)。以上のことか
ら代謝産物は3位の水酸基がα位のグリチルレ
チン酸即ち、3−エピ−グリチルレチン酸である
と決定されたのである。そして又代謝産物と3
α−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼとは
定量的に反応するがグリチルレチン酸と該酵素と
は全く反応しないことによつて生化学的にも代謝
産物が3−エピ−グリチルレチン酸であること
が確認されたのである。次に反応液から3−エピ
−グリチルレチン酸を単離するに際して、まず3
−エピ−グリチルレチン酸含有培養液を酸性とし
た後、クロロホルム、メタノール、アセトン、酢
酸エステル等の有機溶媒にて3−エピ−グリチル
レチン酸を抽出し、得られた抽出液を減圧濃縮
し、濃縮液中に含まれる3−エピ−グリチルレチ
ン酸をシリカゲルカラムに吸着せしめ、ついでク
ロロホルム−メタノール等の溶媒で吸着された3
−エピ−グリチルレチン酸を溶出し、3−エピ−
グリチルレチン酸を含む溶出液を減圧濃縮又はこ
の溶出液を更に薄層クロマトグラフイーで展開せ
しめ、3−エピ−グリチルレチン酸に相当するス
ポツトを集め、溶剤で抽出し、溶剤を減圧濃縮
後、得られた結晶残渣をクロロホルム石油エーテ
ルにて結晶化して3−エピ−グリチルレチン酸の
純品を得た。ここでグリチルリチンよりグリチル
レチン酸を経て、3−エピ−グリチルレチン酸に
変換する一連の生化学的な変化を図示すれば第1
図のとおりである。グリチルリチンよりグリチル
レチン酸の水解は或る種の腸内細菌、例えばオイ
バクテリウム属およびクロストリジウム属等の菌
株の生産するβ−グルクロニダーゼの作用による
ことが判明しているが、グリチルレチン酸から3
−デヒドログリチルレチン酸を経て3−エピ−グ
リチルレチン酸への変換については、腸内細菌な
どの生菌作用によるものであるが、未だその酸化
還元酵素もしくは異性化酵素は証明するに至つて
いない。いずれにしても化学的合成法では困難な
グリチルリチンより3−エピ−グリチルレチン酸
の製造が、腸内フローラを用いる生化学的手段に
よつて、容易に行いうることがわかつたのであ
る。
次に実施例にて3−エピ−グリチルレチン酸の
製造法を具体的に説明する。
実施例 1 グリチルリチン250mgをGAM培地225mlに溶か
し、次に腸内フローラ液25mlを加え、37℃48時
間、スチールウール法で嫌気培養した。培養液を
1NHClでPH1に調整後、クロロホルム又は酢酸エ
チル250mlで4回抽出した。抽出液を合わせ、飽
和食塩水で洗滌後、無水硫酸ソーダで乾燥し、溶
媒を減圧留去後、濃縮液をシリカゲルカラム
(2.4×44cm)にかけ3−エピ−グリチルレチンを
吸着せしめた後、カラムをクロロホルム800mlで
充分洗滌後、クロロホルム−メタノール(100:
1)で溶出した。溶出液はフラクシヨンコレクタ
ーを用い約100mlづつ分取し、薄層クロマトグラ
フイーにかけ、Rf0.28およびRf0.34を示すフラク
シヨンを集め、それぞれ減圧濃縮後、クロロホル
ム石油エーテルで再結晶し、前者からグリチルレ
チン酸44mg、後者から3−エピ−グリチルレチン
酸59mgの収量を得た。こうして得られたグリチル
レチン酸及び3−エピ−グリチルレチン酸の理化
学的性質を以下に記す。
グリチルレチン酸: (1) 結晶の色及び形状:無色プリズム晶 (2) 融点:294〜296℃ (3) 紫外吸収:250nm (4) 赤外吸収(K Br)(cm-1):3430(OH)、
1700(C=0)、1661(conjugated C=
0)、1615(conjugated C=C)cm-1 (5) マススペクトル:m/Z470(Mt、10%)、
303(93%)、262(82%)、216(17%)、175
(52%)、135(100%) (6) 旋光度:〔α〕26 =+153.8(C=1.3、クロ

ホルム−メタノール(19:1)) (7) NMR:C−CH3(3H、S)δ0.70、0.71、
0.92、1.04、1.05、1.11、1.37、−CH−OH
(1H、m)δ3.04、C=CH( S)δ5.44 3−エピ−グリチルレチン酸: (1) 結晶の形状及色:無色プリズム晶 (2) 融点:300℃以上 (3) 元素分析値:C30H46O4 分析値(%)C、76.55;H、9.85 実測値(%)C、76.75;H、9.83 (4) 紫外部吸収:250nm(ε=13600) (5) 赤外吸収(K Br)(cm-1):3500(OH)、
1717(C=0)、1641(conjugated C=
0)、1615(conjugated C=C) (6) マススペクトル:m/Z 470(Mt、25
%)、303(96%)、26(84%)、216(16%)、
175(76%)、135(100%) (7) 旋光度:〔α〕24 =+146.9(C=1.3クロロ

ルム−メタノール(19:1)) (8) NMR:C−CH3(3H、S)δ0.80、0.88、
1.07、1.14、1.40、CH−OH(1H br、S)
δ3.21、C=CH(1H、S)δ5.46 実施例 2 GAM培地(4)にグリチルレチン酸(272
mg)を均一に懸濁させ、これに腸内フローラ液
(200ml)を加え、37℃、48時間、嫌気的に培養
後、培養液を1N塩酸でPH1に調整し、酢酸エチ
ル又はクロロホルム(2)で3回抽出し、抽出
液を2%食塩水で洗滌後、減圧濃縮し、これをシ
リカゲルカラムにかけ3−エピ−グリチルレチン
酸を吸着せしめ、ついでカラムをクロロホルム
(5)で洗滌した。この溶出液中には3−デヒ
ドログリチルレチン酸を含み、再結晶により2mg
を得た。さらにカラムをクロロホルム−メタノー
ル(100:1)で溶出させ、前部フラクシヨンよ
り3−エピ−グリチルレチン酸25mg(収率9
%)、後部フラクシヨンよりグリチルレチン酸175
mgを得た。
ここで得られた中間体の3−デヒドログリチル
レチン酸の理化学的性質を以下に記す。
(1) 融点:300℃以上 (2) 紫外吸収:入max 250nm (3) マススペクトル:m/Z 468(Mt、29
%)、453(15%)、440(15%)、442(17
%)、303(73%)、262(75%)、216(12
%)、135(100%) (4) 赤外吸収(K Br)cm-1:3310(COOH)、
1726(C=0)、1682(C=0)、1645
(conjugate C=0)1615(conjugated C=
C)
【図面の簡単な説明】
第1図は、腸内フローラによるグリチルリチン
の3−エピ−グリチルレチン酸への変換を示す図
である。図中において(1)の構造式はグリチルリチ
ンを、(2)の構造式はグリチルレチン酸を、(3)の構
造式は3−デヒドログリチルレチン酸を、(4)の構
造式は3−エピ−グリチルレチン酸をそれぞれ示
すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヒト腸内フローラをグリチルリチンを含む培
    地で嫌気的に培養し培養液中に含まれるグリチル
    リチンを水解してグリチルレチン酸を生成させ、
    かつ生成グリチルレチン酸を3−エピ−グリチル
    レチン酸に変換せしめた後又はヒト腸内フローラ
    をグリチルレチン酸を含む培地で嫌気的に培養し
    培養液中に含まれるグリチルレチン酸を3−エピ
    −グリチルレチン酸に変換せしめた後、該培養液
    より3−エピ−グリチルレチン酸を採取すること
    を特徴とする3−エピ−グリチルレチン酸の製造
    法。
JP12459482A 1982-07-16 1982-07-16 3‐エピ‐グリチルレチン酸の製造法 Granted JPS5914799A (ja)

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