JPS6228019B2 - - Google Patents
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- JPS6228019B2 JPS6228019B2 JP54149855A JP14985579A JPS6228019B2 JP S6228019 B2 JPS6228019 B2 JP S6228019B2 JP 54149855 A JP54149855 A JP 54149855A JP 14985579 A JP14985579 A JP 14985579A JP S6228019 B2 JPS6228019 B2 JP S6228019B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedal
- rod
- force
- clutch
- turnover
- Prior art date
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- Expired
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、主として車両用摩擦クラツチにお
けるクラツチペダルの踏力を軽減するためのター
ンオーバー機構に関するものである。
けるクラツチペダルの踏力を軽減するためのター
ンオーバー機構に関するものである。
一般のターンオーバー機構は、ターンオーバー
用の回動アームを、クラツチペダルの操作に連動
して回転するようにロツドあるいはレバー等で連
結し、かつ回動アームとクラツチペダル側との間
にテンシヨンスプリングを配設した構成を採つて
いる。つまり、この構成によつてクラツチペダル
が所定のストローク位置まで踏み込まれると、そ
れまでペダルに対してリターン方向に作用してい
た前記のテンシヨンスプリングが、ペダル踏力を
補助する方向へ切り換わつて作用し、もつてペダ
ル踏力の軽減を図るのである。
用の回動アームを、クラツチペダルの操作に連動
して回転するようにロツドあるいはレバー等で連
結し、かつ回動アームとクラツチペダル側との間
にテンシヨンスプリングを配設した構成を採つて
いる。つまり、この構成によつてクラツチペダル
が所定のストローク位置まで踏み込まれると、そ
れまでペダルに対してリターン方向に作用してい
た前記のテンシヨンスプリングが、ペダル踏力を
補助する方向へ切り換わつて作用し、もつてペダ
ル踏力の軽減を図るのである。
ところで、これまでのターンオーバー機構にお
いては、クラツチペダルに対するテンシヨンスプ
リングの作用方向が上記のように切り換わる点
(以下「ターンオーバー点」という)を過ぎる
と、クラツチペダルに対する踏力を補助する力が
急激に大し、踏力が急に軽くなるといつた感覚を
ドライバーに与えることとなる。このことは、従
来のペダルフイーリング、つまりペダルの踏み込
みストロークがすすむにつれて踏力が増大すると
いつた感覚に慣れてきたドライバーにとつて、急
激な踏力軽減が却つてフイーリングの悪化につな
がることとなる。
いては、クラツチペダルに対するテンシヨンスプ
リングの作用方向が上記のように切り換わる点
(以下「ターンオーバー点」という)を過ぎる
と、クラツチペダルに対する踏力を補助する力が
急激に大し、踏力が急に軽くなるといつた感覚を
ドライバーに与えることとなる。このことは、従
来のペダルフイーリング、つまりペダルの踏み込
みストロークがすすむにつれて踏力が増大すると
いつた感覚に慣れてきたドライバーにとつて、急
激な踏力軽減が却つてフイーリングの悪化につな
がることとなる。
また、上記のターンオーバー点においては、当
然のことながら前記のロツドとクラツチペダルと
の連結部、ならびにロツドと回動アームとの連結
部において力の作用方向が急激に切り換わること
となる。そして、連結部は例えばピンとピン孔と
の枢支によつて結合されており、これらの間に
は、互いの相体的な回動をなすために必要な隙間
を有するのが普通である。この隙間の存在によ
り、上記のターンオーバー点において、上述した
ようにロツドに作用する力の方向が急激に切り換
わると両連結部で打音を発し、かつこのときの連
結部のシヨツクによつてクラツチペダルの操作フ
イーリングにも悪影響をおよぼすこととなる。
然のことながら前記のロツドとクラツチペダルと
の連結部、ならびにロツドと回動アームとの連結
部において力の作用方向が急激に切り換わること
となる。そして、連結部は例えばピンとピン孔と
の枢支によつて結合されており、これらの間に
は、互いの相体的な回動をなすために必要な隙間
を有するのが普通である。この隙間の存在によ
り、上記のターンオーバー点において、上述した
ようにロツドに作用する力の方向が急激に切り換
わると両連結部で打音を発し、かつこのときの連
結部のシヨツクによつてクラツチペダルの操作フ
イーリングにも悪影響をおよぼすこととなる。
このような従来の事情にかんがみて、この発明
は、ペダル踏力の補助作用が、ペダルフイーリン
グに違和感を与えないように配慮し、しかもクラ
ツチペダルの踏み込みに伴うターンオーバー点で
のロツドとペダルとの連結部ならびにロツドと回
動アームとの連結部における打音を抑え、かつそ
のときのシヨツクによるペダルフイーリングへの
悪影響も防止し得るターンオーバー機構の提供
を、その目的とするものである。
は、ペダル踏力の補助作用が、ペダルフイーリン
グに違和感を与えないように配慮し、しかもクラ
ツチペダルの踏み込みに伴うターンオーバー点で
のロツドとペダルとの連結部ならびにロツドと回
動アームとの連結部における打音を抑え、かつそ
のときのシヨツクによるペダルフイーリングへの
悪影響も防止し得るターンオーバー機構の提供
を、その目的とするものである。
次に、この発明の構成を、図面で示す実施例に
従つて詳細に説明する。
従つて詳細に説明する。
まず、第1図および第2図において、クラツチ
ペダル1は、その踏み込みに基づき、ペダルシヤ
フト2を中心として回転操作されるように配設さ
れている。すなわち、クラツチペダル1は、その
ペダルボス1aが、第2図で示すボデイ側のペダ
ルブラケツト20に固定された上記のペダルシヤ
フト2を中心として回転可能に取りつけられてい
るのである。このクラツチペダル1は、クラツチ
マスタシリンダ(図示しない)のプツシユロツド
3に結合されたクレビス4に対し、クレビスピン
5によつて連結されている。
ペダル1は、その踏み込みに基づき、ペダルシヤ
フト2を中心として回転操作されるように配設さ
れている。すなわち、クラツチペダル1は、その
ペダルボス1aが、第2図で示すボデイ側のペダ
ルブラケツト20に固定された上記のペダルシヤ
フト2を中心として回転可能に取りつけられてい
るのである。このクラツチペダル1は、クラツチ
マスタシリンダ(図示しない)のプツシユロツド
3に結合されたクレビス4に対し、クレビスピン
5によつて連結されている。
上記クラツチペダル1の後方(第1図の右方)
には、ターンオーバー用の回動アーム7が、第2
図で示すボデイ20aの一部に対して回転可能に
取りつけられている。つまり、この回動アーム7
は、その一端に形成されたボス7aがボデイ20
aに固定されたシームシヤフト8を中心として回
転可能に取りつけられているのである。そして、
この回動アーム7の他端(自由端)と、クラツチ
ペダル1の一部とはロツド9によつて連結されて
いる。このロツド9のペダル1に対する連結部1
1は、ペダル1から一体的に突出させたピン11
aとロツド9の一方端に形成した枢支孔とを、相
互の間にプツシユ11bを介在させた状態で相対
的に回動し得るように結合した構成となつている
(特に第2図参照)。また、回動アーム7に対する
ロツド9の連結部12は、同じく第2図で明らか
なように、アーム7から一体的に突出させたピン
12aとロツド9の他方端に形成した枢支孔と
を、相互の間にブツシユ12bを在させた状態で
相対的に回動し得るように結合した構成となつて
いる。このように、クラツチペダル1と回動アー
ム7とをロツド9で連結したことにより、このペ
ダル1の踏み込みに伴つて回動アーム7が、その
シヤフト8を中心として第1図の矢印A方向へ連
動回転することとなる。なお、ロツド9は、その
長手方向(軸方向)に関して二分割されており、
これらをターンバツクル10によつて軸方向の長
さを調整し得るように連結した構成となつてい
る。
には、ターンオーバー用の回動アーム7が、第2
図で示すボデイ20aの一部に対して回転可能に
取りつけられている。つまり、この回動アーム7
は、その一端に形成されたボス7aがボデイ20
aに固定されたシームシヤフト8を中心として回
転可能に取りつけられているのである。そして、
この回動アーム7の他端(自由端)と、クラツチ
ペダル1の一部とはロツド9によつて連結されて
いる。このロツド9のペダル1に対する連結部1
1は、ペダル1から一体的に突出させたピン11
aとロツド9の一方端に形成した枢支孔とを、相
互の間にプツシユ11bを介在させた状態で相対
的に回動し得るように結合した構成となつている
(特に第2図参照)。また、回動アーム7に対する
ロツド9の連結部12は、同じく第2図で明らか
なように、アーム7から一体的に突出させたピン
12aとロツド9の他方端に形成した枢支孔と
を、相互の間にブツシユ12bを在させた状態で
相対的に回動し得るように結合した構成となつて
いる。このように、クラツチペダル1と回動アー
ム7とをロツド9で連結したことにより、このペ
ダル1の踏み込みに伴つて回動アーム7が、その
シヤフト8を中心として第1図の矢印A方向へ連
動回転することとなる。なお、ロツド9は、その
長手方向(軸方向)に関して二分割されており、
これらをターンバツクル10によつて軸方向の長
さを調整し得るように連結した構成となつてい
る。
さて、上記クラツチペダル1のクレビスピン5
と、前記ロツド9との間にはテンシヨンスプリン
グ13がかけられている。このスプリング13の
上記ロツド9に対する係合位置は、このロツド9
における前記の両連結部11,12の中間位置に
設定されている。しかも、このスプリング13
は、クラツチペダル1が後述するターンオーバー
点まで踏み込まれた状態において、ロツド9に対
し、その軸線とほぼ直角方向の引つ張り力を発揮
するように配設されている。
と、前記ロツド9との間にはテンシヨンスプリン
グ13がかけられている。このスプリング13の
上記ロツド9に対する係合位置は、このロツド9
における前記の両連結部11,12の中間位置に
設定されている。しかも、このスプリング13
は、クラツチペダル1が後述するターンオーバー
点まで踏み込まれた状態において、ロツド9に対
し、その軸線とほぼ直角方向の引つ張り力を発揮
するように配設されている。
そこで、上記スプリング13の引つ張り力によ
るクラツチペダル1への作用を、主として第3図
に従つて説明する。まず、ロツド9とスプリング
13との係合点Cに作用するスプリング13の引
つ張り力をfとすると、この力fはロツドの軸線
方向の力f1とロツドの軸線に直角な方向の力f2と
に分解することができる。そして、上記の分力r2
はロツド9の両連結部11,12において作用す
る力f3,f4として分配される。
るクラツチペダル1への作用を、主として第3図
に従つて説明する。まず、ロツド9とスプリング
13との係合点Cに作用するスプリング13の引
つ張り力をfとすると、この力fはロツドの軸線
方向の力f1とロツドの軸線に直角な方向の力f2と
に分解することができる。そして、上記の分力r2
はロツド9の両連結部11,12において作用す
る力f3,f4として分配される。
上記の力f1に基づいてクラツチペダル1に作用
するペダルシヤフト2まわりのモーメントをM1
とし、クラツチペダル1のクレビスピン5に作用
している前記の力fと等しい逆向きの力f′に基づ
いて、クラツチペダル1に作用する同じくペダル
シヤフト2まわりのモーメントをM2とし、同様
に上記の力f3およびf4に基づくモーメントをM3お
よびM4とする。そこで、これらの各モーメント
M1〜M4を式で示すと次のようになる。
するペダルシヤフト2まわりのモーメントをM1
とし、クラツチペダル1のクレビスピン5に作用
している前記の力fと等しい逆向きの力f′に基づ
いて、クラツチペダル1に作用する同じくペダル
シヤフト2まわりのモーメントをM2とし、同様
に上記の力f3およびf4に基づくモーメントをM3お
よびM4とする。そこで、これらの各モーメント
M1〜M4を式で示すと次のようになる。
M1=f1・g
M2=−f′・d
M3=f3・e
M4=−f4b/a・g
なお、上記のモーメントM1,M3は、クラツチ
ペダル1を踏み込み方向に回転させる力(踏力補
助力)として作用し、モーメントM2,M4は逆に
ペダル1をリターンさせる力として作用するので
ある。
ペダル1を踏み込み方向に回転させる力(踏力補
助力)として作用し、モーメントM2,M4は逆に
ペダル1をリターンさせる力として作用するので
ある。
さて、クラツチペダル1が第1図〜第3図で示
すリターン位置にある状態では、上記のリターン
力を発揮するモーメントM2,M4の値が、逆方向
のモーメントM1,M3の値よりも大きくなるよう
に設定されている。従つて、クラツチペダル1は
図示のリターン位置に引き戻された状態に保持さ
れている。
すリターン位置にある状態では、上記のリターン
力を発揮するモーメントM2,M4の値が、逆方向
のモーメントM1,M3の値よりも大きくなるよう
に設定されている。従つて、クラツチペダル1は
図示のリターン位置に引き戻された状態に保持さ
れている。
つぎに、クラツチペダル1に踏力が加えられ、
このペダル1がシヤフト2を回転中心として回転
操作されると、前記のロド9を通じてターンオー
バー用の回動アーム7が先に述べたように矢印A
方向へ連動回転する。そして、ペダル1の踏み込
みストロークが、あらかじめ設定されたターンオ
ーバー点(例えば第4図の仮想線で示す位置)を
過ぎると、前記のスプリング13に基づく各モー
メントのうち、踏力補助方向に作用するモーメン
トM1,M3の値が、逆方向のモーメントM2,M4の
値よりも大きくなる。このモーメントM1,M3が
踏力補助力としてペダル1に作用し、ペダル1は
上記のターンオーバー点を過ぎた時点から補助力
を受けながら第4図の実線で示す位置まで踏み込
まれるのである。
このペダル1がシヤフト2を回転中心として回転
操作されると、前記のロド9を通じてターンオー
バー用の回動アーム7が先に述べたように矢印A
方向へ連動回転する。そして、ペダル1の踏み込
みストロークが、あらかじめ設定されたターンオ
ーバー点(例えば第4図の仮想線で示す位置)を
過ぎると、前記のスプリング13に基づく各モー
メントのうち、踏力補助方向に作用するモーメン
トM1,M3の値が、逆方向のモーメントM2,M4の
値よりも大きくなる。このモーメントM1,M3が
踏力補助力としてペダル1に作用し、ペダル1は
上記のターンオーバー点を過ぎた時点から補助力
を受けながら第4図の実線で示す位置まで踏み込
まれるのである。
このように、クラツチペダル1に対する前記テ
ンシヨンスプリング13の作用力は、上記のター
ンオーバー点を境としてリターン方向から踏力を
補助する方向へ切り換わる。このことは、ペダル
1および回動アーム7に対するロツド9の各連結
部11,12で作用方向も上記ターンオーバー点
を境として逆方向に切り換わることとなる。この
ときの両連結部11,12での現象を判りやすく
誇張して表したのが第5図である。すなわち、両
連結部11,12における各ピン11a,12a
とロツド9側のブツシユ11b,12bとの間に
は、互いの相対回転に必要な隙間、あるはブツシ
ユ11b,12bの摩耗による隙間が存在するの
であるが、第5図は、両連結部11,12での作
用を判りやすくするためにそれらの隙間を著しく
拡大して表したものである。
ンシヨンスプリング13の作用力は、上記のター
ンオーバー点を境としてリターン方向から踏力を
補助する方向へ切り換わる。このことは、ペダル
1および回動アーム7に対するロツド9の各連結
部11,12で作用方向も上記ターンオーバー点
を境として逆方向に切り換わることとなる。この
ときの両連結部11,12での現象を判りやすく
誇張して表したのが第5図である。すなわち、両
連結部11,12における各ピン11a,12a
とロツド9側のブツシユ11b,12bとの間に
は、互いの相対回転に必要な隙間、あるはブツシ
ユ11b,12bの摩耗による隙間が存在するの
であるが、第5図は、両連結部11,12での作
用を判りやすくするためにそれらの隙間を著しく
拡大して表したものである。
さて、上述したように両連結部11,12での
力の作用方向が切り換わると、ペダル1側および
回動アーム7側の各ピン11a,12aとロツド
9との相対的な位置関係は、上記の隙間の範囲で
第5図の実線で示す状態Xから二点鎖線Zで示す
状態に変化する。いま、仮に上記の各ピン11
a,12aとロツド9との相対的な変位が、第5
図の実線状態Xから二点鎖線Zの状態へ直線的に
なされたものとすると、各ピン11a,12aと
ロツド9との間で打音(コツコツ音)が発生する
こととなる。加えて、そのときのシヨツクがクラ
ツチペダル1に伝わり、これがペダルフイーリン
グを害することとなる。
力の作用方向が切り換わると、ペダル1側および
回動アーム7側の各ピン11a,12aとロツド
9との相対的な位置関係は、上記の隙間の範囲で
第5図の実線で示す状態Xから二点鎖線Zで示す
状態に変化する。いま、仮に上記の各ピン11
a,12aとロツド9との相対的な変位が、第5
図の実線状態Xから二点鎖線Zの状態へ直線的に
なされたものとすると、各ピン11a,12aと
ロツド9との間で打音(コツコツ音)が発生する
こととなる。加えて、そのときのシヨツクがクラ
ツチペダル1に伝わり、これがペダルフイーリン
グを害することとなる。
しかしながら、この実施例にあつては、前記の
スプリング13を、先に述べた如くロツド9の中
間部とペダル1のクレビスピン5との間に配設
し、しかもこのスプリング13は、クラツチペダ
ル1が前記のターンオーバー点にある状態におい
て、ロツド9の軸線に対してほぼ直角方向の引つ
張り力を発揮するように設定されている。従つ
て、前記の両連結部11,12において力の作用
方向が切り換わるターンオーバー点では、これら
の連結部11,12に対して上記スプリング13
の引つ張り力f2に基づく分配力f3,f4が等分に作
用している。この連結部11,12に対するスプ
リング13の作用により、上述した各ピン11
a,12aとロツド9との相対的な変位は、第5
図の実線状態Xから一点鎖線Yの状態を経て二点
鎖線Zの状態に至る。つまり、各ピン11a,1
2aは、常にロツド9側のブツシユ11b,12
bの内周面に接触した状態で、これに沿つて相対
的な変位をなすのである。これにより、前記の打
音やペダルフイーリングへの影響を避けることが
できる。
スプリング13を、先に述べた如くロツド9の中
間部とペダル1のクレビスピン5との間に配設
し、しかもこのスプリング13は、クラツチペダ
ル1が前記のターンオーバー点にある状態におい
て、ロツド9の軸線に対してほぼ直角方向の引つ
張り力を発揮するように設定されている。従つ
て、前記の両連結部11,12において力の作用
方向が切り換わるターンオーバー点では、これら
の連結部11,12に対して上記スプリング13
の引つ張り力f2に基づく分配力f3,f4が等分に作
用している。この連結部11,12に対するスプ
リング13の作用により、上述した各ピン11
a,12aとロツド9との相対的な変位は、第5
図の実線状態Xから一点鎖線Yの状態を経て二点
鎖線Zの状態に至る。つまり、各ピン11a,1
2aは、常にロツド9側のブツシユ11b,12
bの内周面に接触した状態で、これに沿つて相対
的な変位をなすのである。これにより、前記の打
音やペダルフイーリングへの影響を避けることが
できる。
なお、上記の両連結部11,12におけるピン
11a,12aとロツド9との変位は前にも述べ
たように著しく誇張されたものであり、かつこの
変位は相対的なものであるが、第5図では便宜
上、ロツド9側が静止し、ピン11a,12aが
移動したものとして表している。
11a,12aとロツド9との変位は前にも述べ
たように著しく誇張されたものであり、かつこの
変位は相対的なものであるが、第5図では便宜
上、ロツド9側が静止し、ピン11a,12aが
移動したものとして表している。
さて、クラツチペダル1の踏み込みストローク
に応じて変化する前記テンシヨンスプリング13
の弾力によるモーメントM1〜M4の値を、現実の
装置において算定し、これをペダルストロークと
ペダルに対する作用力との関係で表したものが第
6図の特性図である。この特性図において、縦軸
にはクラツチペダル1に対する上記の作用力をと
り、横軸にはペダルストロークをとつている。な
お、縦軸のプラス側はペダルリターン方向の作用
領域、マイナス側はペダル踏み込み方向の作用領
域を示している。そして、この実施例では、従来
の点線で示す曲線から実線で示すような曲線が得
られた。この特性図から判ることは、前記のター
ンオーバー点(第6図においてはT点)を過ぎて
からのペダルに対する作用力、つまり踏力補助力
がペダルストロークに対し、これまでのものより
もゆるやかに増加しているということである。
に応じて変化する前記テンシヨンスプリング13
の弾力によるモーメントM1〜M4の値を、現実の
装置において算定し、これをペダルストロークと
ペダルに対する作用力との関係で表したものが第
6図の特性図である。この特性図において、縦軸
にはクラツチペダル1に対する上記の作用力をと
り、横軸にはペダルストロークをとつている。な
お、縦軸のプラス側はペダルリターン方向の作用
領域、マイナス側はペダル踏み込み方向の作用領
域を示している。そして、この実施例では、従来
の点線で示す曲線から実線で示すような曲線が得
られた。この特性図から判ることは、前記のター
ンオーバー点(第6図においてはT点)を過ぎて
からのペダルに対する作用力、つまり踏力補助力
がペダルストロークに対し、これまでのものより
もゆるやかに増加しているということである。
一般の摩擦クラツチの特性(例えばダイヤフラ
ムスプリングによる特性)を、ペダル踏力とペダ
ルストロークとの関連によつて表わすと第7図で
示すような曲線が得られる。このクラツチ特性に
第6図の点線で表される従来のスプリング特性が
合成されると、第8図で示すような特性図とな
る。すなわち、従来のものではクラツチペダル1
の踏み込みに伴つてペダル踏力の補助力が急激に
増大するのである。これを換言すれば、ペダル1
を所定のストロークまで踏み込むと踏力が急に軽
くなるといつた感覚をドライバーに与え、これは
先に述べた理由によつてペダルフイーリングの悪
化を招くこととなる。
ムスプリングによる特性)を、ペダル踏力とペダ
ルストロークとの関連によつて表わすと第7図で
示すような曲線が得られる。このクラツチ特性に
第6図の点線で表される従来のスプリング特性が
合成されると、第8図で示すような特性図とな
る。すなわち、従来のものではクラツチペダル1
の踏み込みに伴つてペダル踏力の補助力が急激に
増大するのである。これを換言すれば、ペダル1
を所定のストロークまで踏み込むと踏力が急に軽
くなるといつた感覚をドライバーに与え、これは
先に述べた理由によつてペダルフイーリングの悪
化を招くこととなる。
これに対し、この実施例のものにあつては、第
7図で表わされている本来のクラツチ特性に第6
図の実線で示す特性が合成されて、第9図で示す
ような特性が得られることとなる。これにより、
ペダル踏力の補助作用によつてペダルフイーリン
グが著しく変化することを避けることができる。
7図で表わされている本来のクラツチ特性に第6
図の実線で示す特性が合成されて、第9図で示す
ような特性が得られることとなる。これにより、
ペダル踏力の補助作用によつてペダルフイーリン
グが著しく変化することを避けることができる。
以上のように本発明は、クラツチペダルとロツ
ドとの間にこのクラツチペダルの踏み込みストロ
ークがターンオーバー点に至るまではペダルをリ
ターンさせる方向に作用し、このターンオーバー
点を越えるとペダルの踏み込みを補助する方向に
作用するテンシヨンスプリングを設け、しかもこ
のテンシヨンスプリングのロツドに対する作用点
を、上記のターンオーバー点においてクラツチペ
ダル及び回動アームに対するロツドの両連結部の
中間部に対し、このロツドの軸線とほぼ直角方向
にスプリング張力を与えるように設定したことに
より、上記の単一のテンシヨンスプリングによつ
てクラツチペダルに対するリターン力と踏力補助
力とを得ることができ、ターンオーバー機構とし
ての踏力補助力のコントロールが容易となり、ク
ラツチペダルの踏み込みに伴う踏力補助力をゆる
やかに増加させることができ、もつてペダル踏力
の補助力が急激に増加してペダルフイーリングに
著しい違和感を与えるといつた事態を避けるとい
つた利点を有する。
ドとの間にこのクラツチペダルの踏み込みストロ
ークがターンオーバー点に至るまではペダルをリ
ターンさせる方向に作用し、このターンオーバー
点を越えるとペダルの踏み込みを補助する方向に
作用するテンシヨンスプリングを設け、しかもこ
のテンシヨンスプリングのロツドに対する作用点
を、上記のターンオーバー点においてクラツチペ
ダル及び回動アームに対するロツドの両連結部の
中間部に対し、このロツドの軸線とほぼ直角方向
にスプリング張力を与えるように設定したことに
より、上記の単一のテンシヨンスプリングによつ
てクラツチペダルに対するリターン力と踏力補助
力とを得ることができ、ターンオーバー機構とし
ての踏力補助力のコントロールが容易となり、ク
ラツチペダルの踏み込みに伴う踏力補助力をゆる
やかに増加させることができ、もつてペダル踏力
の補助力が急激に増加してペダルフイーリングに
著しい違和感を与えるといつた事態を避けるとい
つた利点を有する。
また、この発明はターンオーバー点を境として
ペダルとターンオーバー用回動アームとを連結し
たロツドに作用する力の方向が切り換わつた際
に、このロツドとペダルとの連結部およびロツド
と回動アームとの連結部において、これら両連結
部を構成する部材の間に存在する隙間の範囲で生
じる相対変位を、これら部材の相互が常に一方向
に押しつけられた状態で接触摺動するようにして
いるので、これらの両連結部を構成する部材間で
の衝撃的な相対変位に伴う打音を防止でき、かつ
そのときのシヨツクによるペダルフイーリングへ
の悪影響も解消することができる。
ペダルとターンオーバー用回動アームとを連結し
たロツドに作用する力の方向が切り換わつた際
に、このロツドとペダルとの連結部およびロツド
と回動アームとの連結部において、これら両連結
部を構成する部材の間に存在する隙間の範囲で生
じる相対変位を、これら部材の相互が常に一方向
に押しつけられた状態で接触摺動するようにして
いるので、これらの両連結部を構成する部材間で
の衝撃的な相対変位に伴う打音を防止でき、かつ
そのときのシヨツクによるペダルフイーリングへ
の悪影響も解消することができる。
図面は、この発明の実施例を示し、第1図はタ
ーンオーバー機構を備えたクラツチペダルの正面
図、第2図は第1図の右方向からみた主要部分の
拡大背面図、第3図は第1図の一部においてテン
シヨンスプリングの弾力に基づく力の配分を表し
た説明図、第4図はクラツチペダルの踏み込みに
伴う作動状態を表した正面図、第5図はロツドの
両連結部の作用を判りやすくするために各ピンと
ブツシユとの隙間を誇張して表した拡大平面図、
第6図はスプリングの弾力に基づくクラツチペダ
ルへの作用力とペダルストロークとの関係を従来
との比較において表した特性図、第7図は摩擦ク
ラツチのクラツチカバー内のスプリングがもつ特
性をペダル踏力とペダルストロークとの関連にお
いて表した特性図、第8図および第9図は従来の
ターンオーバー機構を用いた場合と本実施例のタ
ーンオーバー機構を用いた場合との摩擦クラツチ
の特性をペダル踏力とペダルストロークとの関連
において表したそれぞれの特性図である。 1……クラツチペダル、5……クレビスピン、
7……ターンオーバー用の回動アーム、9……ロ
ツド、11,12……連結部、13……テンシヨ
ンスプリング。
ーンオーバー機構を備えたクラツチペダルの正面
図、第2図は第1図の右方向からみた主要部分の
拡大背面図、第3図は第1図の一部においてテン
シヨンスプリングの弾力に基づく力の配分を表し
た説明図、第4図はクラツチペダルの踏み込みに
伴う作動状態を表した正面図、第5図はロツドの
両連結部の作用を判りやすくするために各ピンと
ブツシユとの隙間を誇張して表した拡大平面図、
第6図はスプリングの弾力に基づくクラツチペダ
ルへの作用力とペダルストロークとの関係を従来
との比較において表した特性図、第7図は摩擦ク
ラツチのクラツチカバー内のスプリングがもつ特
性をペダル踏力とペダルストロークとの関連にお
いて表した特性図、第8図および第9図は従来の
ターンオーバー機構を用いた場合と本実施例のタ
ーンオーバー機構を用いた場合との摩擦クラツチ
の特性をペダル踏力とペダルストロークとの関連
において表したそれぞれの特性図である。 1……クラツチペダル、5……クレビスピン、
7……ターンオーバー用の回動アーム、9……ロ
ツド、11,12……連結部、13……テンシヨ
ンスプリング。
Claims (1)
- 1 クラツチペダルとターンオーバー用の回動ア
ームとを、このペダルの踏み込み操作に連動して
回動アームが回転するようにロツドで連結すると
ともに、このロツドとクラツチペダルとの間に
は、同クラツチペダルの踏み込みストロークがタ
ーンオーバー点に至るまではペダルをリターンさ
せる方向に作用し、このターンオーバー点を越え
るとペダルの踏み込みを補助する方向に作用する
テンシヨンスプリングを設け、しかもこのスプリ
ングのロツドに対する作用点を、前記のターンオ
ーバー点においてクラツチペダル及び回動アーム
に対するロツドの両連結部の中間部に対し、この
ロツドの軸線とほぼ直角方向のスプリング張力を
与えるように設定したことを特徴とするクラツチ
ペダルのターンオーバー機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14985579A JPS5671631A (en) | 1979-11-19 | 1979-11-19 | Turnover mechanism for clutch pedal |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14985579A JPS5671631A (en) | 1979-11-19 | 1979-11-19 | Turnover mechanism for clutch pedal |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5671631A JPS5671631A (en) | 1981-06-15 |
| JPS6228019B2 true JPS6228019B2 (ja) | 1987-06-18 |
Family
ID=15484115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14985579A Granted JPS5671631A (en) | 1979-11-19 | 1979-11-19 | Turnover mechanism for clutch pedal |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5671631A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62128142U (ja) * | 1986-02-04 | 1987-08-13 | ||
| JPS63168241U (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-01 | ||
| JPH0261157U (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-07 | ||
| JPH02145646U (ja) * | 1989-05-15 | 1990-12-11 | ||
| JPH0337360A (ja) * | 1989-07-03 | 1991-02-18 | Hino Motors Ltd | シリンダブロック |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100432011B1 (ko) * | 1996-12-27 | 2004-07-19 | 현대자동차주식회사 | 페달아암과 마스터실린더 푸시로드의 연결장치 |
| DE19934238C1 (de) * | 1999-07-21 | 2001-01-25 | Fte Automotive Gmbh | Vorrichtung zur Betätigung einer Kupplung, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
| CN201186613Y (zh) * | 2008-04-10 | 2009-01-28 | 于炳光 | 一种离合踏板机构 |
| FR3095866B1 (fr) * | 2019-05-10 | 2021-05-21 | Akwel | Module de pédale d’embrayage. |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6033059U (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-06 | 株式会社クボタ | 刷毛付き缶 |
-
1979
- 1979-11-19 JP JP14985579A patent/JPS5671631A/ja active Granted
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62128142U (ja) * | 1986-02-04 | 1987-08-13 | ||
| JPS63168241U (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-01 | ||
| JPH0261157U (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-07 | ||
| JPH02145646U (ja) * | 1989-05-15 | 1990-12-11 | ||
| JPH0337360A (ja) * | 1989-07-03 | 1991-02-18 | Hino Motors Ltd | シリンダブロック |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5671631A (en) | 1981-06-15 |
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