JPS62287026A - アルミニウム合金焼結鍛造品の製造方法 - Google Patents
アルミニウム合金焼結鍛造品の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
本発明は粉末冶金法による高温強度及び耐摩耗性に優れ
たアルミニウム合金の製造方法に関するものである。 (従来の技術) 近年、急冷凝固法によって多量の合金元素を添加したア
ルミニウム合金粉末を原料とし、これを粉末冶金法によ
り、従来の溶解鋳造法では得られない耐摩耗性や高温強
度に優れたアルミニウム合金を製造する研究、開発が盛
んになってきている。 この粉末冶金法においては、熱間押出しが一般的であり
、焼結鍛造は適用されていない。これは、アルミニウム
合金粉末の粉末表面に安定な酸化皮膜が形成されている
ため、各原子の拡散を阻止し、焼結、緻密化が進行し難
いためである。 すなわち、焼結鍛造に際しては、鍛造前の焼結段階で成
形体の密度比が95%以」二であって、内部の気孔がす
べて閉塞気孔になっていることが最終的な機械的強度及
びハンドリングの面で望ましい。しかし、上述の如く、
アルミニウム合金はその粉末表面に安定な酸化皮膜を有
しているため、焼結段階で密度比を95%以上にあげる
ことが非常に困難である。したがって、焼結鍛造法は採
用されるに至っていなかった。 (発明が解決しようとする問題点) もっとも、これを改善するための研究が行われ、従来は
、特開昭60−14.534.9号で提案されているよ
うに、成形段階において静水圧プレスを用いて高密度成
形体を得る方法がある。この方法によれば、成形〜焼結
〜鍛造の工程中でのハンドリング上の問題点は解決され
る。しかし、成形時に成形体の密度比を95%以上にし
てしまうと内部の気孔がすべて閉塞気孔になってしまう
ため、機械的特性劣化の原因となる水素ガスを主とする
含有ガスが逃げ道を塞がれて焼結時の脱ガスが不充分と
なり、結果的にブリスター(加熱過程での異常膨張現象
)が発生するという問題がある。 一方、成形体の密度比を70〜95%程度に抑えると、
水素ガス等の含有ガスは焼結時に十分に抜けるものの、
成形体の強度が低くなり、成形〜焼結〜鍛造工程、特に
焼結〜鍛造工程間において焼結体を鍛造用金型へ搬送し
装入するときに焼結体の一部が欠ける等のハンドリング
」ユの問題が生じる。 このように、脱ガスに関連するブリスターと工程中での
ハンドリング上の問題とを一挙に解決し得る方策は提案
されておらず、焼結鍛造が一般的に採用されていないの
が現状である。 本発明の目的は、アルミニウム合金の焼結鍛造に関し、
ブリスターの発生を抑制し、ハンドリング上の問題がな
く、シかも高温強度及び耐摩耗性に優れたアルミニウム
合金焼結鍛造品を製造できる方法を提供することにある
。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は、アルミニウム合金粉末を原料とし、焼結
鍛造法によって優れた特性を有する該成形体を製造する
ための一連の研究において、焼結〜鍛造工程間で該成形
体の欠損が起こり、製品製造工程−ヒハンドリングに支
障が大きいこと、並びに熱間鍛造後の成形体にブリスタ
ーが発生して機械的特性にバラツキが生じることなどの
問題に直面した。 この問題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、前者
の成形体の欠損に関しては焼結体強度が低いことが原因
であり、また後者のブリスター発生は水素ガスを主とす
る多量のガス成分が残存していることが原因であること
を究明した。 そこで、本発明者等は、か−る問題点を解決し得る効果
的な方策を見い出すために更に研究を重ねた結果、アル
ミニウム合金粉末を成形してプリフォーム(予備成形体
)を得る際、プリフォーム密度を低くすることによって
加熱時における残留ガス成分の抜けを促進するようにし
、一方、プリフォーム密度の低さに起因する強度低下の
点は、特定成分組成のアルミニウム合金粉末原料にMg
粉末及びSL粒粉末単独或いは複合添加して成形。 焼結するならば、添加したMg、8jが焼結過程で液相
を生成し、これが焼結促進剤の役割を果すことによって
高強度を有するアルミニウム合金焼結体が得られ、これ
により、その後の熱間鍛造段階で輸送時或いは金型への
装入時等にハンドリングを容易にすることを見い出した
。しかも、上記Mg、Siの添加は鍛造によって好結果
をもたらすものである。Mg、SLは焼結時に液相を生
成すると共に、一部は酸化されてこれらの酸化物が鍛造
時に破壊、分散されて分散強化に寄与するため、熱間鍛
造後は所望の高強度を有するアルミニウム合金焼結鍛造
品が得られることも見い出し、これらの知見に基づいて
更に詳細に検討を加え、ここに本発明をなしたものであ
る。 すなわち、本発明に係るアルミニウム合金焼結鍛造品の
製造方法は、アルミニウム合金粉末原料を成形した真密
度比70〜95%のプリフォームを450〜550℃の
不活性雰囲気中で焼結した後、該焼結体を200〜55
0℃の温度で鍛造して真密度比95%以上のアルミニウ
ム合金焼結鍛造品を′4j)る方法において、前記アル
ミニウム合金粉末原料として、重駄比でSi、:]、0
.0〜30.0%と、Fe:1..0□−1,5,0%
、Mn:1.0−15゜0%及びNi:1.O〜15.
0%のうちの1種又は2種以」二(但し、2種以−Lの
場合には合計で1.0〜15.0%)と、更に必要に応
じてCu:0.5〜5、Q%及びMg:0.2−3.0
%のうちの1種又は2種とを含み、残部が実質的に不可
避的不純物を含むAρからなる組成で100メツシュ以
下の粉末のアルミニウム合金粉末に対し、3〜12%の
マグネシウム粉末及び4〜16%の金属シリコン粉末の
1種又は2種(但し、2種の場合には合計で3〜25%
)を添加したものを原料として用いることを特徴とする
ものである。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。 まず、本発明をなすに至った基礎実験並びにそわにより
得た知見1機構等について詳述する。 アルミニウム合金製品の製造法の1つとして知られてい
る粉末冶金法に関する研究は以前から盛んに行われてき
ているところである。しかし、前述の如く、アルミニウ
ム合金粉末はその粉末表面に安定な酸化皮膜を有するた
め、焼結だけでは高強度なアルミニウム合金材料が得ら
れないことから、実用化が遅れていた。 そこで、本発明者等は、その酸化皮膜を破り新生活性表
面を得ることができるならば、高強度を有するアルミニ
ウム合金材料が得られるとの予想の下に、プリフォーム
を焼結後、熱間鍛造することによって酸化皮膜を破壊し
、かつ、プリフォーム内部の気孔を減らすことを試みた
。その結果、高強度のアルミニウム合金材料を得ること
ができた。しかし、この工程中、特に焼結体を炉内から
鍛造金型内に搬送、装入する際に焼結体の一部が欠ける
というハンドリング−にの問題が生じた。この原因は、
焼結体が粉末表面の酸化皮膜のために焼結が十分進まな
かったためであることが判明した。 この点、上記問題を解決するためには、圧粉成形時に高
い圧力で成形し、プリフォーム自体の強7一 度を上げる方法が考えられる。しかし、このような方法
を実施するためには、大型プレスを必要とすること、金
型の寿命が低減すること、更には酸化皮膜の結晶水や吸
着水の分解に伴って生ずる水素ガスが吸収され、これに
起因してブリスターが発生すること等々の種々の問題が
生じることを考慮すると、やはりプリフォームの強度は
焼結によって十分に高くした方があらゆる面で有利であ
ることから、上記方法は採用できない。 そこで、別の観点から試みることとし、アルミニウム合
金粉末の焼結を促進させる方法について様々な添加剤を
使用する実験研究を行った結果、Mg、Siを添加剤と
して用いるのが好結果をもたらすことが判明した。 すなわち、まず、Al−20%5i−3%Cu −1%
Mgのアルミニウム合金粉末にMg、Si及びMg+S
i粉末を添加し、■型混合機で混合後、面圧8ton/
cJで外径30φ×内径15φX1.Ommの圧検試験
片に成形した。これらのプリフォームを520℃X 1
hr、 N2雰囲気中で焼結し、その後圧環試験を行
った。その結果を第1図、第2図及び第3図に示す。 第1図から明らかなように、Mg粉末添加試料の場合、
その添加量が3〜12tit%の範囲で高い圧環強度を
示し、特に5%添加で最も高い圧環強度20 kgf
/ n12を示した。この結果、Mg粉末の添加はアル
ミニウム合金粉末の焼結において焼結促進剤としての効
果があることが明らかとなった。 また、第2図はSi粉末添加試料の場合を示し、その添
加量が4wt%以−1mで圧環強度が急激に」1昇し、
5〜15wt%まで徐々に上昇し、]、5wt:%添加
で最大の圧環強度20 kgf/ wn2を示し、1.
6wl;%までアルミニウム合金粉末の焼結において焼
結促進効果がみられた。 更に、第3図はMg粉末及びSi粉末の両者を併わせで
添加した場合を示しており、それらの添加量が3〜25
wt%の範囲で高い圧環強度を示し、1.0wt%添加
で最大圧環強度20kgf/mm2の値を示した。 以−ヒ示したMg、Si及びMg+Si粉末の添加がア
ルミニウム合金粉末の焼結において焼結促進作用がみら
れたのは、いずれの場合においてもAl−Mg−8i又
はA Q −Mg −Si −Cuの三元系又は四元系
共晶に基づく液相が生成するためと考えられる。 このようにアルミニウム合金粉末にMg及び/又はSi
粉末を添加すると焼結が促進され、高強度な焼結体が得
られることが明らかになったので、次に、本焼結体につ
いて熱間鍛造実験を行った。 熱間鍛造実験は、前記焼結実験と同様にAl−20%5
i−3%Cu−1%Mgのアルミニウム合金粉末にMg
、Si及びMg+Si粉末を添加、混合後、8ton/
fflの成形圧で55X10X15mmのプリフォーム
を成形し、同様の条件で焼結した後、直ちに250℃に
予熱された金型に装入して鍛造圧8ton/cI#で大
気中で鍛造を行った。鍛造後すばやく型内から鍛造品を
取り出し、再び炉内に戻してN2雰囲気中、520℃×
30分の再焼結を行い、T6処理(475℃X 1 h
r、 WQ→175℃X8hr)を施した。なお、再焼
結は、鍛造によって内部の気孔が減少し、新たに接触し
た粒子間での焼結を生じさせるために行ったものである
。 次いで、得られた鍛造品から平行部5φ×20QIII
mの引張試験片を作製し、室温にて引張試験を行った。 これらの結果を第4図、第5図及び第6図に示す。 第4図に示すように、Mg粉末添加の場合には、3〜1
2wt%添加で高強度が得られる。これはMgの一部が
酸化して生じたMgOが鍛造時に破壊、分散されること
による分散強化作用によると考えられ、従来組成のAl
合金焼結鍛造品に比べて高強度なものが得られることが
明らかとなった。 また、SL粉末添加試料の場合は、第5図に示すように
、添加量が5wt%までは徐々に強度が上昇し、4〜1
6wt%で一定となり、それ以上では強度が低下する。 Si粉末の添加は、上記Mg粉末添加と同様に5in2
がマトリックス中に破壊、分散されるため、アルミニウ
ム合金単味に比べてその強度を向上させることができる
。 第6図はアルミニウム合金粉末にMg及びSi粉末を複
合添加した場合を示しており、引張強さはMg粉末添加
の場合と同様な傾向を示し、添加量が3〜25wt%の
ときにアルミニウム合金単味に比べて良い値を示した。 これも、上記と同様、MgOとS io2の複合分散強
化作用によるためである。 不活性雰囲気中での焼結にも拘らずMg、Si粉末の一
部が酸化されるのは、雰囲気中に存在する微量の水分或
いはアルミニウム合金粉末表面の酸化皮膜に含まれる結
晶水や吸着水に起因すると推察される。 なお、第4図乃至第6図に示したいずれの場合でも、密
度比は97〜98%と高い値を示した。 以上の基礎実験に基づき、更に種々のアルミニウム合金
組成についての同様の実験を行った結果より、アルミニ
ウム合金焼結鍛造品を製造する際、Mg粉末、Si粉末
及びMg+Si混合粉末を特定組成のアルミニウム合金
粉末中に適量添加することにより、出発時のプリフォー
ムの密度が低くても焼結〜鍛造時の運搬や金型内への装
入時にブリフオーム又は焼結晶の一部が欠けるなどとい
うハンドリング上の問題は生ぜず、優れた特性をもった
アルミニウム合金焼結鍛造品を得ることが可能であるこ
とが確認された。 また、加熱時にブリスターが発生するなどの問題も、出
発時のプリフォーム密度が低いために完全に解消するこ
とができるものである。 次に、本発明の条件限定理由について説明する。 まず、アルミニウム台金粉末を成形して得るプリフォー
ムの真密度比は70〜95%である。真密度比が70%
より低いと、プリフォームをハンドリングする際、コー
ナ一部が欠ける等の問題がある。また、真密度比が95
%よりも高いと、水素ガスを主とする含有ガスの抜けが
悪くなり、ブリスターが発生するなどの問題が生じ、ま
た、いたずらに大きな能力の成形プレスを必要とするこ
とになり、好ましくない。なお、プリフォームの成形に
は、金型成形や冷間静水圧成形を用いることができる。 ・プリフォームの焼結は、450〜550℃の不活性雰
囲気中で行う。大気中では脱ガスが十分に進行しないの
で、不活性雰囲気中で焼結することが必要である。Ar
、N、のような不活性雰囲気では、露点が一10℃以下
、望ましくは一20℃以下になるように不活性雰囲気を
コントロールするとよい。焼結温度が450℃より低い
と焼結の進行が遅く、またアルミニウム酸化物表面に吸
着した水分や結晶水を完全に除去することができない。 550℃より高いと焼結は進行するものの組織の粗大化
が生じ、機械的特性の劣化が生ずるので好ましくない。 鍛造は、200〜550℃にて行い、鍛造後の成形体の
真密度比を95%以上とする。鍛造によってアルミニウ
ム合金粉末に十分な塑性変形を与え、その表面に形成さ
れている酸化被膜を破壊して新生活性表面を現出させる
ためには、アルミニウム合金粉末を200℃以上に加熱
し軟化させておくのが好ましい。このためには、焼結体
を200℃以−Lに保持するだけでなく、鍛造用金型も
200℃以上に加熱保持しておくとよい。温度が550
℃を超えると、組織の粗大化が生じ機械的性質の劣化が
生ずるので好ましくない。なお、プリフォームの加熱は
焼結時の加熱と兼ねるのが望ましく、プリフォームの温
度降下及び大気中にさらされることによるガス量の増加
を少なくするため、焼結炉から取り出した後、直ちに鍛
造することが望ましい。もし、鍛造前の焼結体の加熱を
焼結時の加熱とは別途に行うのであるならば、不活性雰
囲気中で450〜550℃に加熱することが必要であり
、炉から取り出した後の配慮は前記と同じである。鍛造
後の成形体の真密度比が95%より低いと、機械的性質
に劣るので、好ましくない。 鍛造後は450〜550℃で再焼結を行う。再焼結の目
的は、鍛造時に生じた新生活性面の焼結を十分に行うた
めであり、このためには450°C以−にで行う必要が
ある。550℃より温度が高いと組織の粗大化が生じ、
機械的性質が劣化するので、好ましくない。なお、再焼
結は大気中で行っても支障ないが、望ましくは不活性雰
囲気が良い。 次に、本発明で使用するアルミニウム合金粉末の組成に
ついて、その成分限定理由を説明する。 Siは10.0%未満では分散量が少なく、耐熱性や耐
摩耗性に及ぼず効果が不充分である。5j10%程度の
亜共晶領域では初晶S]は晶出せず、微細な共晶組織を
呈するものとなる。Si量が増すと共にSi初品が晶出
するようになり、耐熱性や耐摩耗性が向−トするように
なる。しかしながら、Siが30%を超えるといかなる
急冷凝固法を採用して粉末化しても、粗大なSi初品が
消失し難しくなる。急冷速度が103℃/see程度で
は初晶Slを微細化するにはSi量を25%以下にする
のが望ましい。 したがって、8.1含有量は10.0〜30.0%、好
ましくは15.0〜25.0%とするのが良い。 Fe、 Mn、Niは本合金においては重要な成分であ
るaFe又はMn或いはNiはAl中への溶解度が低く
、かつ拡散速度が遅いことを利用して微細な化合物とし
て分散品出させ高温強度を高める目的でそれらの1種又
は2種以−I;を添加する。 =16− Fe、 Mn、Niの添加量はそれぞれi、o−15゜
0%(但し、2種以上の場合は合計で1.0〜15゜0
%)が適当である。Fe、Mn又はNi添加量が1.0
%未満では高温強度や耐摩耗性に及ぼす効果が認められ
ず、15.0%を超えた場合には硬さや耐摩耗性が却っ
て低くなり、成形体を作った場合には材質が脆くなる傾
向がある。 なお、必要に応じてCIJ及び/又はMgを添加しても
良い。CuやMgはΔQ合金において時効硬化性を付与
して材質を強化する成分として広く使用されており、適
正な添加量は、Cuは0.5〜5.0%、Mgは0.2
〜3.0%の範囲である。本発明においても溶体化処理
温度での固溶限度内の範囲でCu及びMgの1種又は2
種を添加することは材質を強化するのに有効である。 」1記組成のアルミニウム合金粉末は、適度の大きさの
粉末である必要があり、1. OOメツシュ以下のもの
を使用する。 このようなアルミニウム合金粉末に対し、本発明では前
述の如<Mg粉末、5jy)末又はMg+Si混合粉末
を添加する必要がある。これらの添加は、し 焼結促進作用を示すため、アルミニウム合金粉末表面に
酸化皮膜が存在していても焼結が十分進み、高い強度の
焼結材が得られる。したがって、焼結〜鍛造工程におけ
る搬送、金型内への装入時などに焼結体の一部が欠ける
などのハンドリング−Lの問題が生じない。更には、鍛
造に際しても、Mg、Siの一部が焼結時に酸化されて
MgO,SiO□になり、鍛造時にこれらが破壊、分散
されて分散強化作用が生じるため、高強度のアルミニウ
ム合金焼結鍛造品が得られる。 上記効果を得るためには、Mg粉末は、3〜12wt%
、Si粉末は4−16wt%、Mg+Si混合粉末は3
〜25wt%の範囲で添加する必要があり、これらの範
囲外では上記効果が十分期待できない。またMg及びS
i粉末は望ましくは250メツシュ以下のものを用いる
のがよい。使用するMg粉末、Si粉末は普通に市場で
入手できるものを使用する。なお、合金は液相が出にく
いので好ましくない。 (実施例) 次に、本発明の一実施例について説明する。 大気アトマイズ法によって製造した第1表、第2表、第
3表に各々示す組成(各表中、左欄の組成)の100メ
ツシュ以下のAl合金粉末をベースとし、これに各表に
示す添加量の250メツシュ以下のMg、SL及びMg
+Si混合粉をそれぞれ0〜20.0−20及び0〜4
0wt%(Mg :5i=1:1)の範囲で添加したも
のを原料粉末とし、8ton/cJの圧力で金型成形を
行い、外径30φX内径15φX10hmmのプリフォ
ームを得た。このときのプリフォームの密度比は73〜
83%であった。次いで、これらのプリフォームを露点
−20℃以下のN2雰囲気中で520℃X1hr焼結し
、圧検試験を行った。その結果を各表に示す。これより
、本発明範囲内でMg、Si、Mg+Si粉末を添加し
た場合、圧環強度の高いアルミニウム合金焼結晶が得ら
れることが確認された。 11開昭62−287026 (7) 特開昭62−28702G(9) また、上記アルミニウム合金粉末に各々5wt%Mg粉
末(第4表)、5wt%Si粉末(第5表)、10wt
%Mg−8i混合粉末(Mg: 5i=1 : 1)(
第6表)を添加したものを原料粉末とし、8ton/c
Jの圧力で金型成形を行い、55X10X1.5mmの
プリフォームを得、上記と同様の焼結を行った後、焼結
炉から取り出して直ちに、250℃に加熱保持した金型
にて8ton/fflの圧力で大気中で鍛造した。鍛造
後、鍛造品を霧点−20℃以下のN2雰囲気中で520
℃X30m1n再焼結した。このときのプリフォームの
密度比はすべて98%以上であり、ガス量はすべて5
cc/ 100g−A 11以下であってブリスターは
発生していなかった。こうして得られた鍛造品から平行
部5φ×20Qmmの引張試験片を切り出し、室温並び
に200℃で引張試験を行った。なお、すべての試験片
についてT6処理(475℃X 1 hr、 WQ−+
175℃X8hr)を施した。これらの結果を第4表
、第5表及び第6表に示す。 同表より、本発明法によれば高温強度に優れたアルミニ
ウム合金焼結鍛造品が得られることが確認された。 なお、上記アルミニウム合金焼結晶はハンドリングに際
して一部欠けるようなことが全くなく、またアルミニウ
ム合金焼結鍛造品の引張強さもバラツキなく高品質のも
のであることが確認された。
たアルミニウム合金の製造方法に関するものである。 (従来の技術) 近年、急冷凝固法によって多量の合金元素を添加したア
ルミニウム合金粉末を原料とし、これを粉末冶金法によ
り、従来の溶解鋳造法では得られない耐摩耗性や高温強
度に優れたアルミニウム合金を製造する研究、開発が盛
んになってきている。 この粉末冶金法においては、熱間押出しが一般的であり
、焼結鍛造は適用されていない。これは、アルミニウム
合金粉末の粉末表面に安定な酸化皮膜が形成されている
ため、各原子の拡散を阻止し、焼結、緻密化が進行し難
いためである。 すなわち、焼結鍛造に際しては、鍛造前の焼結段階で成
形体の密度比が95%以」二であって、内部の気孔がす
べて閉塞気孔になっていることが最終的な機械的強度及
びハンドリングの面で望ましい。しかし、上述の如く、
アルミニウム合金はその粉末表面に安定な酸化皮膜を有
しているため、焼結段階で密度比を95%以上にあげる
ことが非常に困難である。したがって、焼結鍛造法は採
用されるに至っていなかった。 (発明が解決しようとする問題点) もっとも、これを改善するための研究が行われ、従来は
、特開昭60−14.534.9号で提案されているよ
うに、成形段階において静水圧プレスを用いて高密度成
形体を得る方法がある。この方法によれば、成形〜焼結
〜鍛造の工程中でのハンドリング上の問題点は解決され
る。しかし、成形時に成形体の密度比を95%以上にし
てしまうと内部の気孔がすべて閉塞気孔になってしまう
ため、機械的特性劣化の原因となる水素ガスを主とする
含有ガスが逃げ道を塞がれて焼結時の脱ガスが不充分と
なり、結果的にブリスター(加熱過程での異常膨張現象
)が発生するという問題がある。 一方、成形体の密度比を70〜95%程度に抑えると、
水素ガス等の含有ガスは焼結時に十分に抜けるものの、
成形体の強度が低くなり、成形〜焼結〜鍛造工程、特に
焼結〜鍛造工程間において焼結体を鍛造用金型へ搬送し
装入するときに焼結体の一部が欠ける等のハンドリング
」ユの問題が生じる。 このように、脱ガスに関連するブリスターと工程中での
ハンドリング上の問題とを一挙に解決し得る方策は提案
されておらず、焼結鍛造が一般的に採用されていないの
が現状である。 本発明の目的は、アルミニウム合金の焼結鍛造に関し、
ブリスターの発生を抑制し、ハンドリング上の問題がな
く、シかも高温強度及び耐摩耗性に優れたアルミニウム
合金焼結鍛造品を製造できる方法を提供することにある
。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は、アルミニウム合金粉末を原料とし、焼結
鍛造法によって優れた特性を有する該成形体を製造する
ための一連の研究において、焼結〜鍛造工程間で該成形
体の欠損が起こり、製品製造工程−ヒハンドリングに支
障が大きいこと、並びに熱間鍛造後の成形体にブリスタ
ーが発生して機械的特性にバラツキが生じることなどの
問題に直面した。 この問題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、前者
の成形体の欠損に関しては焼結体強度が低いことが原因
であり、また後者のブリスター発生は水素ガスを主とす
る多量のガス成分が残存していることが原因であること
を究明した。 そこで、本発明者等は、か−る問題点を解決し得る効果
的な方策を見い出すために更に研究を重ねた結果、アル
ミニウム合金粉末を成形してプリフォーム(予備成形体
)を得る際、プリフォーム密度を低くすることによって
加熱時における残留ガス成分の抜けを促進するようにし
、一方、プリフォーム密度の低さに起因する強度低下の
点は、特定成分組成のアルミニウム合金粉末原料にMg
粉末及びSL粒粉末単独或いは複合添加して成形。 焼結するならば、添加したMg、8jが焼結過程で液相
を生成し、これが焼結促進剤の役割を果すことによって
高強度を有するアルミニウム合金焼結体が得られ、これ
により、その後の熱間鍛造段階で輸送時或いは金型への
装入時等にハンドリングを容易にすることを見い出した
。しかも、上記Mg、Siの添加は鍛造によって好結果
をもたらすものである。Mg、SLは焼結時に液相を生
成すると共に、一部は酸化されてこれらの酸化物が鍛造
時に破壊、分散されて分散強化に寄与するため、熱間鍛
造後は所望の高強度を有するアルミニウム合金焼結鍛造
品が得られることも見い出し、これらの知見に基づいて
更に詳細に検討を加え、ここに本発明をなしたものであ
る。 すなわち、本発明に係るアルミニウム合金焼結鍛造品の
製造方法は、アルミニウム合金粉末原料を成形した真密
度比70〜95%のプリフォームを450〜550℃の
不活性雰囲気中で焼結した後、該焼結体を200〜55
0℃の温度で鍛造して真密度比95%以上のアルミニウ
ム合金焼結鍛造品を′4j)る方法において、前記アル
ミニウム合金粉末原料として、重駄比でSi、:]、0
.0〜30.0%と、Fe:1..0□−1,5,0%
、Mn:1.0−15゜0%及びNi:1.O〜15.
0%のうちの1種又は2種以」二(但し、2種以−Lの
場合には合計で1.0〜15.0%)と、更に必要に応
じてCu:0.5〜5、Q%及びMg:0.2−3.0
%のうちの1種又は2種とを含み、残部が実質的に不可
避的不純物を含むAρからなる組成で100メツシュ以
下の粉末のアルミニウム合金粉末に対し、3〜12%の
マグネシウム粉末及び4〜16%の金属シリコン粉末の
1種又は2種(但し、2種の場合には合計で3〜25%
)を添加したものを原料として用いることを特徴とする
ものである。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。 まず、本発明をなすに至った基礎実験並びにそわにより
得た知見1機構等について詳述する。 アルミニウム合金製品の製造法の1つとして知られてい
る粉末冶金法に関する研究は以前から盛んに行われてき
ているところである。しかし、前述の如く、アルミニウ
ム合金粉末はその粉末表面に安定な酸化皮膜を有するた
め、焼結だけでは高強度なアルミニウム合金材料が得ら
れないことから、実用化が遅れていた。 そこで、本発明者等は、その酸化皮膜を破り新生活性表
面を得ることができるならば、高強度を有するアルミニ
ウム合金材料が得られるとの予想の下に、プリフォーム
を焼結後、熱間鍛造することによって酸化皮膜を破壊し
、かつ、プリフォーム内部の気孔を減らすことを試みた
。その結果、高強度のアルミニウム合金材料を得ること
ができた。しかし、この工程中、特に焼結体を炉内から
鍛造金型内に搬送、装入する際に焼結体の一部が欠ける
というハンドリング−にの問題が生じた。この原因は、
焼結体が粉末表面の酸化皮膜のために焼結が十分進まな
かったためであることが判明した。 この点、上記問題を解決するためには、圧粉成形時に高
い圧力で成形し、プリフォーム自体の強7一 度を上げる方法が考えられる。しかし、このような方法
を実施するためには、大型プレスを必要とすること、金
型の寿命が低減すること、更には酸化皮膜の結晶水や吸
着水の分解に伴って生ずる水素ガスが吸収され、これに
起因してブリスターが発生すること等々の種々の問題が
生じることを考慮すると、やはりプリフォームの強度は
焼結によって十分に高くした方があらゆる面で有利であ
ることから、上記方法は採用できない。 そこで、別の観点から試みることとし、アルミニウム合
金粉末の焼結を促進させる方法について様々な添加剤を
使用する実験研究を行った結果、Mg、Siを添加剤と
して用いるのが好結果をもたらすことが判明した。 すなわち、まず、Al−20%5i−3%Cu −1%
Mgのアルミニウム合金粉末にMg、Si及びMg+S
i粉末を添加し、■型混合機で混合後、面圧8ton/
cJで外径30φ×内径15φX1.Ommの圧検試験
片に成形した。これらのプリフォームを520℃X 1
hr、 N2雰囲気中で焼結し、その後圧環試験を行
った。その結果を第1図、第2図及び第3図に示す。 第1図から明らかなように、Mg粉末添加試料の場合、
その添加量が3〜12tit%の範囲で高い圧環強度を
示し、特に5%添加で最も高い圧環強度20 kgf
/ n12を示した。この結果、Mg粉末の添加はアル
ミニウム合金粉末の焼結において焼結促進剤としての効
果があることが明らかとなった。 また、第2図はSi粉末添加試料の場合を示し、その添
加量が4wt%以−1mで圧環強度が急激に」1昇し、
5〜15wt%まで徐々に上昇し、]、5wt:%添加
で最大の圧環強度20 kgf/ wn2を示し、1.
6wl;%までアルミニウム合金粉末の焼結において焼
結促進効果がみられた。 更に、第3図はMg粉末及びSi粉末の両者を併わせで
添加した場合を示しており、それらの添加量が3〜25
wt%の範囲で高い圧環強度を示し、1.0wt%添加
で最大圧環強度20kgf/mm2の値を示した。 以−ヒ示したMg、Si及びMg+Si粉末の添加がア
ルミニウム合金粉末の焼結において焼結促進作用がみら
れたのは、いずれの場合においてもAl−Mg−8i又
はA Q −Mg −Si −Cuの三元系又は四元系
共晶に基づく液相が生成するためと考えられる。 このようにアルミニウム合金粉末にMg及び/又はSi
粉末を添加すると焼結が促進され、高強度な焼結体が得
られることが明らかになったので、次に、本焼結体につ
いて熱間鍛造実験を行った。 熱間鍛造実験は、前記焼結実験と同様にAl−20%5
i−3%Cu−1%Mgのアルミニウム合金粉末にMg
、Si及びMg+Si粉末を添加、混合後、8ton/
fflの成形圧で55X10X15mmのプリフォーム
を成形し、同様の条件で焼結した後、直ちに250℃に
予熱された金型に装入して鍛造圧8ton/cI#で大
気中で鍛造を行った。鍛造後すばやく型内から鍛造品を
取り出し、再び炉内に戻してN2雰囲気中、520℃×
30分の再焼結を行い、T6処理(475℃X 1 h
r、 WQ→175℃X8hr)を施した。なお、再焼
結は、鍛造によって内部の気孔が減少し、新たに接触し
た粒子間での焼結を生じさせるために行ったものである
。 次いで、得られた鍛造品から平行部5φ×20QIII
mの引張試験片を作製し、室温にて引張試験を行った。 これらの結果を第4図、第5図及び第6図に示す。 第4図に示すように、Mg粉末添加の場合には、3〜1
2wt%添加で高強度が得られる。これはMgの一部が
酸化して生じたMgOが鍛造時に破壊、分散されること
による分散強化作用によると考えられ、従来組成のAl
合金焼結鍛造品に比べて高強度なものが得られることが
明らかとなった。 また、SL粉末添加試料の場合は、第5図に示すように
、添加量が5wt%までは徐々に強度が上昇し、4〜1
6wt%で一定となり、それ以上では強度が低下する。 Si粉末の添加は、上記Mg粉末添加と同様に5in2
がマトリックス中に破壊、分散されるため、アルミニウ
ム合金単味に比べてその強度を向上させることができる
。 第6図はアルミニウム合金粉末にMg及びSi粉末を複
合添加した場合を示しており、引張強さはMg粉末添加
の場合と同様な傾向を示し、添加量が3〜25wt%の
ときにアルミニウム合金単味に比べて良い値を示した。 これも、上記と同様、MgOとS io2の複合分散強
化作用によるためである。 不活性雰囲気中での焼結にも拘らずMg、Si粉末の一
部が酸化されるのは、雰囲気中に存在する微量の水分或
いはアルミニウム合金粉末表面の酸化皮膜に含まれる結
晶水や吸着水に起因すると推察される。 なお、第4図乃至第6図に示したいずれの場合でも、密
度比は97〜98%と高い値を示した。 以上の基礎実験に基づき、更に種々のアルミニウム合金
組成についての同様の実験を行った結果より、アルミニ
ウム合金焼結鍛造品を製造する際、Mg粉末、Si粉末
及びMg+Si混合粉末を特定組成のアルミニウム合金
粉末中に適量添加することにより、出発時のプリフォー
ムの密度が低くても焼結〜鍛造時の運搬や金型内への装
入時にブリフオーム又は焼結晶の一部が欠けるなどとい
うハンドリング上の問題は生ぜず、優れた特性をもった
アルミニウム合金焼結鍛造品を得ることが可能であるこ
とが確認された。 また、加熱時にブリスターが発生するなどの問題も、出
発時のプリフォーム密度が低いために完全に解消するこ
とができるものである。 次に、本発明の条件限定理由について説明する。 まず、アルミニウム台金粉末を成形して得るプリフォー
ムの真密度比は70〜95%である。真密度比が70%
より低いと、プリフォームをハンドリングする際、コー
ナ一部が欠ける等の問題がある。また、真密度比が95
%よりも高いと、水素ガスを主とする含有ガスの抜けが
悪くなり、ブリスターが発生するなどの問題が生じ、ま
た、いたずらに大きな能力の成形プレスを必要とするこ
とになり、好ましくない。なお、プリフォームの成形に
は、金型成形や冷間静水圧成形を用いることができる。 ・プリフォームの焼結は、450〜550℃の不活性雰
囲気中で行う。大気中では脱ガスが十分に進行しないの
で、不活性雰囲気中で焼結することが必要である。Ar
、N、のような不活性雰囲気では、露点が一10℃以下
、望ましくは一20℃以下になるように不活性雰囲気を
コントロールするとよい。焼結温度が450℃より低い
と焼結の進行が遅く、またアルミニウム酸化物表面に吸
着した水分や結晶水を完全に除去することができない。 550℃より高いと焼結は進行するものの組織の粗大化
が生じ、機械的特性の劣化が生ずるので好ましくない。 鍛造は、200〜550℃にて行い、鍛造後の成形体の
真密度比を95%以上とする。鍛造によってアルミニウ
ム合金粉末に十分な塑性変形を与え、その表面に形成さ
れている酸化被膜を破壊して新生活性表面を現出させる
ためには、アルミニウム合金粉末を200℃以上に加熱
し軟化させておくのが好ましい。このためには、焼結体
を200℃以−Lに保持するだけでなく、鍛造用金型も
200℃以上に加熱保持しておくとよい。温度が550
℃を超えると、組織の粗大化が生じ機械的性質の劣化が
生ずるので好ましくない。なお、プリフォームの加熱は
焼結時の加熱と兼ねるのが望ましく、プリフォームの温
度降下及び大気中にさらされることによるガス量の増加
を少なくするため、焼結炉から取り出した後、直ちに鍛
造することが望ましい。もし、鍛造前の焼結体の加熱を
焼結時の加熱とは別途に行うのであるならば、不活性雰
囲気中で450〜550℃に加熱することが必要であり
、炉から取り出した後の配慮は前記と同じである。鍛造
後の成形体の真密度比が95%より低いと、機械的性質
に劣るので、好ましくない。 鍛造後は450〜550℃で再焼結を行う。再焼結の目
的は、鍛造時に生じた新生活性面の焼結を十分に行うた
めであり、このためには450°C以−にで行う必要が
ある。550℃より温度が高いと組織の粗大化が生じ、
機械的性質が劣化するので、好ましくない。なお、再焼
結は大気中で行っても支障ないが、望ましくは不活性雰
囲気が良い。 次に、本発明で使用するアルミニウム合金粉末の組成に
ついて、その成分限定理由を説明する。 Siは10.0%未満では分散量が少なく、耐熱性や耐
摩耗性に及ぼず効果が不充分である。5j10%程度の
亜共晶領域では初晶S]は晶出せず、微細な共晶組織を
呈するものとなる。Si量が増すと共にSi初品が晶出
するようになり、耐熱性や耐摩耗性が向−トするように
なる。しかしながら、Siが30%を超えるといかなる
急冷凝固法を採用して粉末化しても、粗大なSi初品が
消失し難しくなる。急冷速度が103℃/see程度で
は初晶Slを微細化するにはSi量を25%以下にする
のが望ましい。 したがって、8.1含有量は10.0〜30.0%、好
ましくは15.0〜25.0%とするのが良い。 Fe、 Mn、Niは本合金においては重要な成分であ
るaFe又はMn或いはNiはAl中への溶解度が低く
、かつ拡散速度が遅いことを利用して微細な化合物とし
て分散品出させ高温強度を高める目的でそれらの1種又
は2種以−I;を添加する。 =16− Fe、 Mn、Niの添加量はそれぞれi、o−15゜
0%(但し、2種以上の場合は合計で1.0〜15゜0
%)が適当である。Fe、Mn又はNi添加量が1.0
%未満では高温強度や耐摩耗性に及ぼす効果が認められ
ず、15.0%を超えた場合には硬さや耐摩耗性が却っ
て低くなり、成形体を作った場合には材質が脆くなる傾
向がある。 なお、必要に応じてCIJ及び/又はMgを添加しても
良い。CuやMgはΔQ合金において時効硬化性を付与
して材質を強化する成分として広く使用されており、適
正な添加量は、Cuは0.5〜5.0%、Mgは0.2
〜3.0%の範囲である。本発明においても溶体化処理
温度での固溶限度内の範囲でCu及びMgの1種又は2
種を添加することは材質を強化するのに有効である。 」1記組成のアルミニウム合金粉末は、適度の大きさの
粉末である必要があり、1. OOメツシュ以下のもの
を使用する。 このようなアルミニウム合金粉末に対し、本発明では前
述の如<Mg粉末、5jy)末又はMg+Si混合粉末
を添加する必要がある。これらの添加は、し 焼結促進作用を示すため、アルミニウム合金粉末表面に
酸化皮膜が存在していても焼結が十分進み、高い強度の
焼結材が得られる。したがって、焼結〜鍛造工程におけ
る搬送、金型内への装入時などに焼結体の一部が欠ける
などのハンドリング−Lの問題が生じない。更には、鍛
造に際しても、Mg、Siの一部が焼結時に酸化されて
MgO,SiO□になり、鍛造時にこれらが破壊、分散
されて分散強化作用が生じるため、高強度のアルミニウ
ム合金焼結鍛造品が得られる。 上記効果を得るためには、Mg粉末は、3〜12wt%
、Si粉末は4−16wt%、Mg+Si混合粉末は3
〜25wt%の範囲で添加する必要があり、これらの範
囲外では上記効果が十分期待できない。またMg及びS
i粉末は望ましくは250メツシュ以下のものを用いる
のがよい。使用するMg粉末、Si粉末は普通に市場で
入手できるものを使用する。なお、合金は液相が出にく
いので好ましくない。 (実施例) 次に、本発明の一実施例について説明する。 大気アトマイズ法によって製造した第1表、第2表、第
3表に各々示す組成(各表中、左欄の組成)の100メ
ツシュ以下のAl合金粉末をベースとし、これに各表に
示す添加量の250メツシュ以下のMg、SL及びMg
+Si混合粉をそれぞれ0〜20.0−20及び0〜4
0wt%(Mg :5i=1:1)の範囲で添加したも
のを原料粉末とし、8ton/cJの圧力で金型成形を
行い、外径30φX内径15φX10hmmのプリフォ
ームを得た。このときのプリフォームの密度比は73〜
83%であった。次いで、これらのプリフォームを露点
−20℃以下のN2雰囲気中で520℃X1hr焼結し
、圧検試験を行った。その結果を各表に示す。これより
、本発明範囲内でMg、Si、Mg+Si粉末を添加し
た場合、圧環強度の高いアルミニウム合金焼結晶が得ら
れることが確認された。 11開昭62−287026 (7) 特開昭62−28702G(9) また、上記アルミニウム合金粉末に各々5wt%Mg粉
末(第4表)、5wt%Si粉末(第5表)、10wt
%Mg−8i混合粉末(Mg: 5i=1 : 1)(
第6表)を添加したものを原料粉末とし、8ton/c
Jの圧力で金型成形を行い、55X10X1.5mmの
プリフォームを得、上記と同様の焼結を行った後、焼結
炉から取り出して直ちに、250℃に加熱保持した金型
にて8ton/fflの圧力で大気中で鍛造した。鍛造
後、鍛造品を霧点−20℃以下のN2雰囲気中で520
℃X30m1n再焼結した。このときのプリフォームの
密度比はすべて98%以上であり、ガス量はすべて5
cc/ 100g−A 11以下であってブリスターは
発生していなかった。こうして得られた鍛造品から平行
部5φ×20Qmmの引張試験片を切り出し、室温並び
に200℃で引張試験を行った。なお、すべての試験片
についてT6処理(475℃X 1 hr、 WQ−+
175℃X8hr)を施した。これらの結果を第4表
、第5表及び第6表に示す。 同表より、本発明法によれば高温強度に優れたアルミニ
ウム合金焼結鍛造品が得られることが確認された。 なお、上記アルミニウム合金焼結晶はハンドリングに際
して一部欠けるようなことが全くなく、またアルミニウ
ム合金焼結鍛造品の引張強さもバラツキなく高品質のも
のであることが確認された。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明によれば、プリフォーム又
は焼結晶の一部が欠けるなどのハンドリング上の問題が
生ずることなく、しかもブリスターの発生や機械的性質
のバラツキのない高温強度及び耐摩耗性に優れたアルミ
ニウム合金焼結鍛造品を製造することができる。
は焼結晶の一部が欠けるなどのハンドリング上の問題が
生ずることなく、しかもブリスターの発生や機械的性質
のバラツキのない高温強度及び耐摩耗性に優れたアルミ
ニウム合金焼結鍛造品を製造することができる。
第1図乃至第3図はアルミニウム合金粉末にMg、Si
又はMg+Si粉末を添加した場合の焼結晶の圧環強度
と添加量の関係を示す図で、第1図はMg粉末添加の場
合を示し、第2図はSi粉末添加の場合を示し、第3図
はMg+Si混合粉末添加の場合を示し、 第4図乃至第6図はアルミニウム合金粉末にMg、Si
又はMg+SL粉末を添加した場合の焼結鍛造品の引張
強さと添加量の関係を示す図で、第4図はMg粉末添加
の場合を示し、第5図はSi粉末添加の場合を示し、第
6図はMg+Si混合粉末添加の場合を示している。 0 ■ 代 dD ぐ
0(’J −− (芒町手じ幻 ♀引ff1i ”D (ぎ−/zc’n’) 膚 狽1f玉(門hh)仝)
2箋I3 派 − (−一力g刃)ぐ’ink ’i 1k0(f)
(N O:) 寸C)CJ
−− (佇/Jら1)9 ヤ11玉
又はMg+Si粉末を添加した場合の焼結晶の圧環強度
と添加量の関係を示す図で、第1図はMg粉末添加の場
合を示し、第2図はSi粉末添加の場合を示し、第3図
はMg+Si混合粉末添加の場合を示し、 第4図乃至第6図はアルミニウム合金粉末にMg、Si
又はMg+SL粉末を添加した場合の焼結鍛造品の引張
強さと添加量の関係を示す図で、第4図はMg粉末添加
の場合を示し、第5図はSi粉末添加の場合を示し、第
6図はMg+Si混合粉末添加の場合を示している。 0 ■ 代 dD ぐ
0(’J −− (芒町手じ幻 ♀引ff1i ”D (ぎ−/zc’n’) 膚 狽1f玉(門hh)仝)
2箋I3 派 − (−一力g刃)ぐ’ink ’i 1k0(f)
(N O:) 寸C)CJ
−− (佇/Jら1)9 ヤ11玉
Claims (1)
- アルミニウム合金粉末原料を成形した真密度比70〜9
5%のプリフォームを450〜550℃の不活性雰囲気
中で焼結した後、該焼結体を200〜550℃の温度で
鍛造して真密度比95%以上のアルミニウム合金焼結鍛
造品を得る方法において、前記アルミニウム合金粉末原
料として、重量比でSi:10.0〜30.0%と、F
e:1.0〜15.0%、Mn:1.0〜15.0%及
びNi:1.0〜15.0%のうちの1種又は2種以上
(但し、2種以上の場合には合計で1.0〜15.0%
)と、更に必要に応じてCu:0.5〜5.0%及びM
g:0.2〜3.0%のうちの1種又は2種とを含み、
残部が実質的に不可避的不純物を含むAlからなる組成
で100メッシュ以下の粉末のアルミニウム合金粉末に
対し、3〜12%のマグネシウム粉末及び4〜16%の
金属シリコン粉末の1種又は2種(但し、2種の場合に
は合計で3〜25%)を添加したものを原料として用い
ることを特徴とするアルミニウム合金焼結鍛造品の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12942586A JPH0635602B2 (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | アルミニウム合金焼結鍛造品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12942586A JPH0635602B2 (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | アルミニウム合金焼結鍛造品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62287026A true JPS62287026A (ja) | 1987-12-12 |
| JPH0635602B2 JPH0635602B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=15009178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12942586A Expired - Fee Related JPH0635602B2 (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | アルミニウム合金焼結鍛造品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635602B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6386831A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-18 | Alum Funmatsu Yakin Gijutsu Kenkyu Kumiai | アルミニウム基焼結合金の加工用素材の製造方法 |
| JPS63183148A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 耐摩耗性Al−Si−Mn系焼結合金 |
| US5460775A (en) * | 1992-07-02 | 1995-10-24 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Nitrogen-combined aluminum sintered alloys and method of producing the same |
| CN105234412A (zh) * | 2014-07-11 | 2016-01-13 | 东睦新材料集团股份有限公司 | 一种粉末冶金铝合金相位器转子的制备方法 |
| CN105234411A (zh) * | 2014-07-11 | 2016-01-13 | 东睦新材料集团股份有限公司 | 一种粉末冶金制相位器转子的制备方法 |
| CN114293048A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-04-08 | 哈尔滨工业大学 | 一种高致密度、成分可控的高硅铝合金材料及制备方法 |
-
1986
- 1986-06-04 JP JP12942586A patent/JPH0635602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6386831A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-18 | Alum Funmatsu Yakin Gijutsu Kenkyu Kumiai | アルミニウム基焼結合金の加工用素材の製造方法 |
| JPS63183148A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 耐摩耗性Al−Si−Mn系焼結合金 |
| US5460775A (en) * | 1992-07-02 | 1995-10-24 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Nitrogen-combined aluminum sintered alloys and method of producing the same |
| CN105234412A (zh) * | 2014-07-11 | 2016-01-13 | 东睦新材料集团股份有限公司 | 一种粉末冶金铝合金相位器转子的制备方法 |
| CN105234411A (zh) * | 2014-07-11 | 2016-01-13 | 东睦新材料集团股份有限公司 | 一种粉末冶金制相位器转子的制备方法 |
| CN114293048A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-04-08 | 哈尔滨工业大学 | 一种高致密度、成分可控的高硅铝合金材料及制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0635602B2 (ja) | 1994-05-11 |
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