JPS623020B2 - - Google Patents
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- JPS623020B2 JPS623020B2 JP55176404A JP17640480A JPS623020B2 JP S623020 B2 JPS623020 B2 JP S623020B2 JP 55176404 A JP55176404 A JP 55176404A JP 17640480 A JP17640480 A JP 17640480A JP S623020 B2 JPS623020 B2 JP S623020B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack shaft
- pinion
- rack
- pusher
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ラツク軸をその背後において支持す
ると共に、ピニオンに向つて弾性的に押圧する押
圧子を備える特に自動車用のラツクピニオン型操
向装置のラツク軸支持装置に係る。
ると共に、ピニオンに向つて弾性的に押圧する押
圧子を備える特に自動車用のラツクピニオン型操
向装置のラツク軸支持装置に係る。
この種ラツク軸支持装置は、浮動可能に又は撓
み得るようにハウジング内に支持されたラツク軸
を、ピニオンとの噛み合い箇所又はその近傍にお
いて背後より支持すると共にピニオンに向つて弾
性的に押圧し、而してラツクとピニオンとの良好
な噛み合い状態を全噛み合い範囲においてもたら
すものであり、自動車用ラツクピニオン型操向装
置において多用されている。
み得るようにハウジング内に支持されたラツク軸
を、ピニオンとの噛み合い箇所又はその近傍にお
いて背後より支持すると共にピニオンに向つて弾
性的に押圧し、而してラツクとピニオンとの良好
な噛み合い状態を全噛み合い範囲においてもたら
すものであり、自動車用ラツクピニオン型操向装
置において多用されている。
従来、この種ラツク軸支持装置として第11図
に示す如く、ハウジングaのシリンダー孔bにプ
ランジヤーcを嵌挿し、該プランジヤーcをラツ
ク軸dの背面に係合させると共に、プランジヤー
cと調整螺子eとの間にバネfを設けてプランジ
ヤーcを弾発させ、これによつてラツク軸dを支
持すると共にピニオンの方向に弾性的に押圧した
ものが知られている。このものにおいてプランジ
ヤーcは、ラツクとピニオンとの良好な噛み合い
を維持するために、シリンダー孔b内を滑動し、
その戻り量はプランジヤーcと調整螺子eとの間
の隙間tによつて許容されると同時に制限され
る。この様にプランジヤーcがシリンダー孔b内
を滑動するものにおいては、プランジヤーの円滑
な滑動を得るため、プランジヤーcとシリンダー
孔bは精密な嵌合を必要とされ、又表面粗さを滑
らかなものにする必要があり、又、ラツク軸背面
と係合するプランジヤーcの凹面gは、ラツク軸
dとの良好な係合状態を得るため、寸法精度を高
くしたり、二重円弧等の特殊な形状にすることを
必要とされ、この様なプランジヤー及びシリンダ
ー孔の精密加工は製品原価を高める結果となる。
又ラツク軸に衝撃的な横方向の力が作用した時プ
ランジヤーとラツク軸との間で、又プランジヤー
とシリンダー孔との間で衝突が生じ、不快な打音
を発生し易いという問題があつた。又、この種構
造のものは、プランジヤーの背後にバネ室を形成
する必要があるため、ハウジングが部分的に突き
出した形状となり、車両への取付上不都合を生じ
ることがあつた。
に示す如く、ハウジングaのシリンダー孔bにプ
ランジヤーcを嵌挿し、該プランジヤーcをラツ
ク軸dの背面に係合させると共に、プランジヤー
cと調整螺子eとの間にバネfを設けてプランジ
ヤーcを弾発させ、これによつてラツク軸dを支
持すると共にピニオンの方向に弾性的に押圧した
ものが知られている。このものにおいてプランジ
ヤーcは、ラツクとピニオンとの良好な噛み合い
を維持するために、シリンダー孔b内を滑動し、
その戻り量はプランジヤーcと調整螺子eとの間
の隙間tによつて許容されると同時に制限され
る。この様にプランジヤーcがシリンダー孔b内
を滑動するものにおいては、プランジヤーの円滑
な滑動を得るため、プランジヤーcとシリンダー
孔bは精密な嵌合を必要とされ、又表面粗さを滑
らかなものにする必要があり、又、ラツク軸背面
と係合するプランジヤーcの凹面gは、ラツク軸
dとの良好な係合状態を得るため、寸法精度を高
くしたり、二重円弧等の特殊な形状にすることを
必要とされ、この様なプランジヤー及びシリンダ
ー孔の精密加工は製品原価を高める結果となる。
又ラツク軸に衝撃的な横方向の力が作用した時プ
ランジヤーとラツク軸との間で、又プランジヤー
とシリンダー孔との間で衝突が生じ、不快な打音
を発生し易いという問題があつた。又、この種構
造のものは、プランジヤーの背後にバネ室を形成
する必要があるため、ハウジングが部分的に突き
出した形状となり、車両への取付上不都合を生じ
ることがあつた。
そして、このハウジングの部分的な突き出しを
解消すべく、ケーシングに形成された筒状開口
に、ピニオンと反対側のラツク背面にその背部形
状に沿う案内面と端部舌片とから成る板ばねを設
け、この板ばねの端部舌片を筒状開口に挿入した
プラグで押圧して、ラツクをピニオン方向へ付勢
しているラツクピニオン装置が実開昭55−100744
号に開示されている。しかし、この装置において
は、下記の如き解決すべき課題がある。先ず、板
ばねがプラグの角を支点として弾性舌片が撓むこ
とでばね荷重を得ているが、端部舌片の寸法が短
く支点と作用点の距離が短いために、この板ばね
は撓み量に対するばね荷重の変化が非常に大きな
ものである。従つて、ラツクピニオン装置の組付
け時において、僅かな寸法誤差等によりラツクを
ピニオンの方向へ付勢する予圧力のバラツキが大
きくなる。このことは、所望の予圧力が得難く、
予圧力が大きすぎるとピニオンとラツクとの噛み
合い部に摩耗を生じたり、操舵時にハンドルが重
く運転者へ不快感を与える恐れがある。又、予圧
力が低いとラツクとピニオンとの噛み合い部にガ
タが生じ、歯が損傷したり摩耗したりする恐れも
ある。しかも、板ばねの形状がラツク軸背部の形
状に沿う案内面とその両端の端部舌片とから成る
ため、板ばねが変形する際に、案内面がラツク軸
を締め付ける結果となり、ラツク軸と板ばねとの
摺動抵抗の増大、摩耗を生じる結果となり、さら
に案内面がラツク軸を締め付けることは、端部舌
片が撓みずらく円滑なばね作用を損うことにもな
る。そして、板ばねとプラグとを別個に設けるこ
とは、板ばねが変形する際に、プラグと摺動して
摩耗を生じたり、板ばねがズレたりして正しいラ
ツク軸の支持が得られない欠点もある。
解消すべく、ケーシングに形成された筒状開口
に、ピニオンと反対側のラツク背面にその背部形
状に沿う案内面と端部舌片とから成る板ばねを設
け、この板ばねの端部舌片を筒状開口に挿入した
プラグで押圧して、ラツクをピニオン方向へ付勢
しているラツクピニオン装置が実開昭55−100744
号に開示されている。しかし、この装置において
は、下記の如き解決すべき課題がある。先ず、板
ばねがプラグの角を支点として弾性舌片が撓むこ
とでばね荷重を得ているが、端部舌片の寸法が短
く支点と作用点の距離が短いために、この板ばね
は撓み量に対するばね荷重の変化が非常に大きな
ものである。従つて、ラツクピニオン装置の組付
け時において、僅かな寸法誤差等によりラツクを
ピニオンの方向へ付勢する予圧力のバラツキが大
きくなる。このことは、所望の予圧力が得難く、
予圧力が大きすぎるとピニオンとラツクとの噛み
合い部に摩耗を生じたり、操舵時にハンドルが重
く運転者へ不快感を与える恐れがある。又、予圧
力が低いとラツクとピニオンとの噛み合い部にガ
タが生じ、歯が損傷したり摩耗したりする恐れも
ある。しかも、板ばねの形状がラツク軸背部の形
状に沿う案内面とその両端の端部舌片とから成る
ため、板ばねが変形する際に、案内面がラツク軸
を締め付ける結果となり、ラツク軸と板ばねとの
摺動抵抗の増大、摩耗を生じる結果となり、さら
に案内面がラツク軸を締め付けることは、端部舌
片が撓みずらく円滑なばね作用を損うことにもな
る。そして、板ばねとプラグとを別個に設けるこ
とは、板ばねが変形する際に、プラグと摺動して
摩耗を生じたり、板ばねがズレたりして正しいラ
ツク軸の支持が得られない欠点もある。
本発明はこれらの点に鑑みなされたもので、本
発明の目的の1つは、部品点数が少なく、又精密
な加工が必要とされず製造コストが安価であり、
しかもラツク軸の背後に多くのスペースを必要と
せず、ハウジングの突出量を少なくしながら何ら
不都合を生じることのないラツク軸支持装置を提
供することにある。
発明の目的の1つは、部品点数が少なく、又精密
な加工が必要とされず製造コストが安価であり、
しかもラツク軸の背後に多くのスペースを必要と
せず、ハウジングの突出量を少なくしながら何ら
不都合を生じることのないラツク軸支持装置を提
供することにある。
本発明の他の目的は、ラツク軸に衝撃的な横方
向の力が作用しても、この衝撃が緩和され、衝突
を生じることがないか、あるいは極めて少ないラ
ツク軸支持装置を提供することにある。
向の力が作用しても、この衝撃が緩和され、衝突
を生じることがないか、あるいは極めて少ないラ
ツク軸支持装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ラツク軸の戻りを
許容すると同時にその量を制限する隙間が、押圧
子とラツク軸との間に直接形成されるラツク軸支
持装置を提供することにある。
許容すると同時にその量を制限する隙間が、押圧
子とラツク軸との間に直接形成されるラツク軸支
持装置を提供することにある。
前述の第1番めの目的は、ラツク軸をその背後
において支持すると共にピニオンに向つて弾性的
に押圧する押圧子を備えるラツクピニオン型操向
装置のラツク軸支持装置において、押圧子はハウ
ジングの内孔に嵌合する薄板金属で形成された筒
状の胴部と、該胴部の下面に胴部と一体的に内面
きに設けた一対の弾性舌片とを備え、該弾性舌片
がラツク軸背面に圧接されてラツク軸を支持する
と共にピニオンに向つて弾性的に押圧しているこ
とを特徴とするラツク軸支持装置によつて達成さ
れる。即ち押圧子の胴部下面に設けた弾性舌片に
よつてラツク軸をピニオンの方向に押圧したもの
であるから、ピニオンに対してラツク軸が前後動
しても弾性舌片が撓むだけで胴部は前後動せず、
摺動を伴なわないので、高い嵌合精度も又良好な
面粗さも必要とされない。又ラツク軸と係合する
ための高精度な凹面の加工が必要とされない。又
押圧子の弾性舌片によつてラツク軸をピニオンの
方向に押圧するものであるから押圧子を弾発する
ためのバネが不要となり部品点数が減じられ、こ
れらによつて製造原価の低減が達成される。又押
圧子の背後にバネ室を設ける必要がないため、ハ
ウジングの部分的な突き出しが少ない装置を得る
ことが出来る。
において支持すると共にピニオンに向つて弾性的
に押圧する押圧子を備えるラツクピニオン型操向
装置のラツク軸支持装置において、押圧子はハウ
ジングの内孔に嵌合する薄板金属で形成された筒
状の胴部と、該胴部の下面に胴部と一体的に内面
きに設けた一対の弾性舌片とを備え、該弾性舌片
がラツク軸背面に圧接されてラツク軸を支持する
と共にピニオンに向つて弾性的に押圧しているこ
とを特徴とするラツク軸支持装置によつて達成さ
れる。即ち押圧子の胴部下面に設けた弾性舌片に
よつてラツク軸をピニオンの方向に押圧したもの
であるから、ピニオンに対してラツク軸が前後動
しても弾性舌片が撓むだけで胴部は前後動せず、
摺動を伴なわないので、高い嵌合精度も又良好な
面粗さも必要とされない。又ラツク軸と係合する
ための高精度な凹面の加工が必要とされない。又
押圧子の弾性舌片によつてラツク軸をピニオンの
方向に押圧するものであるから押圧子を弾発する
ためのバネが不要となり部品点数が減じられ、こ
れらによつて製造原価の低減が達成される。又押
圧子の背後にバネ室を設ける必要がないため、ハ
ウジングの部分的な突き出しが少ない装置を得る
ことが出来る。
そして胴部が薄板金属で形成されているので、
押圧子が軽量となり、装置の軽量化が計れる。
又、胴部の下面に胴部と一体的に一対の弾性舌片
が設けてあるので、比較的弾性舌片の寸法を大き
くすることが可能であり、弾性舌片の一端が自由
端で支点と作用点との距離が大きく、弾性舌片の
撓み量に対するばね荷重の変化を小さく、比較的
軽い予圧力を設定することが出来、組付け時の寸
法誤差等による予圧力のバラツキが極めて少な
く、ラツクとピニオンとの噛み合い部の摩耗や運
転者への不快感を解消する。又、弾性舌片が一対
であり、その先端が自由端であるので、ラツク軸
の後退に際して弾性舌片がラツク軸を過度に締め
付けることがなく、ラツク軸と弾性舌片との摺動
の増大や摩耗を生じることがない。又、胴部の下
面に弾性舌片を一体的に設けたので、弾性舌片が
ズレたりすることなく、常にラツク軸を適性な位
置で支持することが出来る。そして、内向きの一
対の弾性舌片は、単にラツク軸をピニオンの方向
に押圧するだけでなくラツク軸の横方向に加わる
衝撃に対して良好なダンパー効果を与える。
押圧子が軽量となり、装置の軽量化が計れる。
又、胴部の下面に胴部と一体的に一対の弾性舌片
が設けてあるので、比較的弾性舌片の寸法を大き
くすることが可能であり、弾性舌片の一端が自由
端で支点と作用点との距離が大きく、弾性舌片の
撓み量に対するばね荷重の変化を小さく、比較的
軽い予圧力を設定することが出来、組付け時の寸
法誤差等による予圧力のバラツキが極めて少な
く、ラツクとピニオンとの噛み合い部の摩耗や運
転者への不快感を解消する。又、弾性舌片が一対
であり、その先端が自由端であるので、ラツク軸
の後退に際して弾性舌片がラツク軸を過度に締め
付けることがなく、ラツク軸と弾性舌片との摺動
の増大や摩耗を生じることがない。又、胴部の下
面に弾性舌片を一体的に設けたので、弾性舌片が
ズレたりすることなく、常にラツク軸を適性な位
置で支持することが出来る。そして、内向きの一
対の弾性舌片は、単にラツク軸をピニオンの方向
に押圧するだけでなくラツク軸の横方向に加わる
衝撃に対して良好なダンパー効果を与える。
尚、前記押圧子の胴部と弾性舌片とを薄板金属
で一体に塑性加工で形成することは、特に多量生
産において製造原価を廉価にするために効果的で
ある。
で一体に塑性加工で形成することは、特に多量生
産において製造原価を廉価にするために効果的で
ある。
前述の第1番め乃び第2番めの目的はラツク軸
をその背後において支持すると共にピニオンに向
つて弾性的に押圧する押圧子を備えるラツクピニ
オン型操向装置において、押圧子はハウジングの
内孔に嵌合する薄板金属で形成された筒状の胴部
と、該胴部の下面に胴部と一体的に内向きに設け
られた一対の弾性舌片とを備え、さらに前記胴部
は割りを有し、自由時にはハウジングの内孔より
大きな外径を有し、該押圧子の胴部が変形されつ
つハウジングの内孔に嵌挿されて内周壁に圧接さ
れていると共に、弾性舌片がラツク軸背面に圧接
されてラツク軸を支持すると共にピニオンに向つ
て弾性的に押圧していることを特徴とするラツク
軸支持装置によつてさらに確実に達成される。即
ち、弾性を有し、自由時においてハウジングの内
孔より大きな外径を有し、ハウジング内孔の内周
壁に圧接された押圧子の胴部は、ラツク軸に横方
向の力が作用した時この衝撃を緩和し、衝突を防
止することができ、又ハウジング内孔のよりラフ
な精度を許容する。
をその背後において支持すると共にピニオンに向
つて弾性的に押圧する押圧子を備えるラツクピニ
オン型操向装置において、押圧子はハウジングの
内孔に嵌合する薄板金属で形成された筒状の胴部
と、該胴部の下面に胴部と一体的に内向きに設け
られた一対の弾性舌片とを備え、さらに前記胴部
は割りを有し、自由時にはハウジングの内孔より
大きな外径を有し、該押圧子の胴部が変形されつ
つハウジングの内孔に嵌挿されて内周壁に圧接さ
れていると共に、弾性舌片がラツク軸背面に圧接
されてラツク軸を支持すると共にピニオンに向つ
て弾性的に押圧していることを特徴とするラツク
軸支持装置によつてさらに確実に達成される。即
ち、弾性を有し、自由時においてハウジングの内
孔より大きな外径を有し、ハウジング内孔の内周
壁に圧接された押圧子の胴部は、ラツク軸に横方
向の力が作用した時この衝撃を緩和し、衝突を防
止することができ、又ハウジング内孔のよりラフ
な精度を許容する。
前述の第1番め及至第3番めの目的は、ラツク
軸をその背後において支持すると共にピニオンに
向つて弾性的に押圧する押圧子を備えるラツクピ
ニオン型操向装置のラツク軸支持装置において、
押圧子はハウジングの内孔に嵌合する薄板金属で
形成された筒状の胴部と、該胴部の下面に胴部と
一体的に内向きに設けられた一対の弾性舌片と、
該弾性舌片と交差する方向に胴部に形成された凹
みとを備え、前記弾性舌片がラツク軸背面に圧接
されてラツク軸を支持すると共にピニオンに向つ
て弾性的に押圧しており、さらに前記凹みがラツ
ク軸背面との間に、ラツク軸の後退を許容すると
同時にその後退量を制限するための所定量の隙間
を形成していることを特徴とするラツク軸支持装
置によつて達成される。押圧子の胴部に弾性舌片
と交差する方向に形成された凹みがラツク軸背面
との間にラツク軸の後退を許容すると同時にその
後退量を制限するための所定量の隙間を形成して
いるものであるから構造簡易で且効果的な戻り量
制限がもたらされる。
軸をその背後において支持すると共にピニオンに
向つて弾性的に押圧する押圧子を備えるラツクピ
ニオン型操向装置のラツク軸支持装置において、
押圧子はハウジングの内孔に嵌合する薄板金属で
形成された筒状の胴部と、該胴部の下面に胴部と
一体的に内向きに設けられた一対の弾性舌片と、
該弾性舌片と交差する方向に胴部に形成された凹
みとを備え、前記弾性舌片がラツク軸背面に圧接
されてラツク軸を支持すると共にピニオンに向つ
て弾性的に押圧しており、さらに前記凹みがラツ
ク軸背面との間に、ラツク軸の後退を許容すると
同時にその後退量を制限するための所定量の隙間
を形成していることを特徴とするラツク軸支持装
置によつて達成される。押圧子の胴部に弾性舌片
と交差する方向に形成された凹みがラツク軸背面
との間にラツク軸の後退を許容すると同時にその
後退量を制限するための所定量の隙間を形成して
いるものであるから構造簡易で且効果的な戻り量
制限がもたらされる。
第1図乃至第10図に本発明の望ましい実施の
態様を数種示した。これらは何れも特許請求の範
囲に記載された3つの発明に記載されたものを全
て具備したものである。
態様を数種示した。これらは何れも特許請求の範
囲に記載された3つの発明に記載されたものを全
て具備したものである。
第1図はラツクピニオン型操向装置のピニオン
軸心に沿う断面図である。ピニオン1はハウジン
グ2内に回転自在に軸支され、図示されていない
ハンドル軸に連結され、ハンドルの回転に併なつ
て回転する。ラツク軸3はピニオン1と交差し
て、ハウジング2内に浮動可能に、ピニオンから
離れた位置で1つの軸受によつて軸支され、その
一部に形成されたラツク4がピニオン1と噛み合
い、ピニオンの回転に併なつて往復動する。ラツ
ク軸は図示されていないタイロツドと連結され、
その往復動によつて車輪を偏向する。ラツク4と
ピニオン1との噛み合い箇所のラツク軸背後に形
成されたハウジングの内孔8に押圧子5aが納め
られている。押圧子5aは第2図及び第3図に示
す如く、ハウジング内孔8に嵌合する薄板金属で
形成された筒状の胴部6aと、該胴部の下面に胴
部と一体的に内向きに設けられた一対の弾性舌片
7aとを備え、該弾性舌片がラツク軸3の背面に
圧接されてラツク軸3を支持すると共にピニオン
1に向つて弾性的に押圧している。押圧子5aは
第4図に示す如く薄板鋼板を所定形状に打ちぬ
き、胴部6aをまるめると共に弾性舌片7a,7
aを内側に折り曲げて形成される。胴部6aは自
由時における外径をハウジング内孔8より大きく
しておき、割り10aによつてハウジング内孔8
より小さい外径に変形可能になされ、変形されつ
つハウジング内孔8に嵌挿されて内周壁に圧接さ
れる。従つてハウジング内孔8は相当ラフな寸法
精度のもので充分であり、これは加工費用を低減
すために重要な要素である。又胴部6aがハウジ
ング内孔8に圧接されているため、ラツク軸3に
横方向の衝撃が作用してこれにより押圧子5aに
横方向の力が作用しても、押圧子5aがハウジン
グ内孔壁に衝突することがない。弾性舌片7aは
対向して一対設けられており、ラツク軸3の真裏
から所定角度外れた位置で斜め左右からラツク軸
に係合しており、胴部6aがハウジング内孔8に
弾性的に圧接されていることと相俟つて、ラツク
軸3に横方向の衝撃が作用したときこれを効果的
に緩和し、衝突を防止する。又、押圧子5aは弾
性舌片7a,7aと交差する方向に胴部6aに形
成された凹み11aを備え、該凹み11aがラツ
ク軸背面との間に、ラツク軸の後退を許容すると
同時にその後退量を制限するための所定量の隙間
t′を形成している。この隙間t′は装置の組立時に
おいて、凹み11aの底がラツク軸3の背面に接
触するまで、即ち隙間零の状態まで調整螺子9を
一度螺入し、その後調整螺子9を所定角度戻すこ
とによつて容易に希望する値に設定することが出
来る。
軸心に沿う断面図である。ピニオン1はハウジン
グ2内に回転自在に軸支され、図示されていない
ハンドル軸に連結され、ハンドルの回転に併なつ
て回転する。ラツク軸3はピニオン1と交差し
て、ハウジング2内に浮動可能に、ピニオンから
離れた位置で1つの軸受によつて軸支され、その
一部に形成されたラツク4がピニオン1と噛み合
い、ピニオンの回転に併なつて往復動する。ラツ
ク軸は図示されていないタイロツドと連結され、
その往復動によつて車輪を偏向する。ラツク4と
ピニオン1との噛み合い箇所のラツク軸背後に形
成されたハウジングの内孔8に押圧子5aが納め
られている。押圧子5aは第2図及び第3図に示
す如く、ハウジング内孔8に嵌合する薄板金属で
形成された筒状の胴部6aと、該胴部の下面に胴
部と一体的に内向きに設けられた一対の弾性舌片
7aとを備え、該弾性舌片がラツク軸3の背面に
圧接されてラツク軸3を支持すると共にピニオン
1に向つて弾性的に押圧している。押圧子5aは
第4図に示す如く薄板鋼板を所定形状に打ちぬ
き、胴部6aをまるめると共に弾性舌片7a,7
aを内側に折り曲げて形成される。胴部6aは自
由時における外径をハウジング内孔8より大きく
しておき、割り10aによつてハウジング内孔8
より小さい外径に変形可能になされ、変形されつ
つハウジング内孔8に嵌挿されて内周壁に圧接さ
れる。従つてハウジング内孔8は相当ラフな寸法
精度のもので充分であり、これは加工費用を低減
すために重要な要素である。又胴部6aがハウジ
ング内孔8に圧接されているため、ラツク軸3に
横方向の衝撃が作用してこれにより押圧子5aに
横方向の力が作用しても、押圧子5aがハウジン
グ内孔壁に衝突することがない。弾性舌片7aは
対向して一対設けられており、ラツク軸3の真裏
から所定角度外れた位置で斜め左右からラツク軸
に係合しており、胴部6aがハウジング内孔8に
弾性的に圧接されていることと相俟つて、ラツク
軸3に横方向の衝撃が作用したときこれを効果的
に緩和し、衝突を防止する。又、押圧子5aは弾
性舌片7a,7aと交差する方向に胴部6aに形
成された凹み11aを備え、該凹み11aがラツ
ク軸背面との間に、ラツク軸の後退を許容すると
同時にその後退量を制限するための所定量の隙間
t′を形成している。この隙間t′は装置の組立時に
おいて、凹み11aの底がラツク軸3の背面に接
触するまで、即ち隙間零の状態まで調整螺子9を
一度螺入し、その後調整螺子9を所定角度戻すこ
とによつて容易に希望する値に設定することが出
来る。
第5図及び第6図に示す変形例は、押圧子5b
の胴部6bを略方形の筒状にして、弾性舌片7
b,7bの折り曲げ基部を直線状にしたものであ
る。この場合折り曲げ加工が容易であり、又弾性
舌片7b,7bのバネ荷重の設定が容易となり、
又バネ荷重の選択の巾が広くなる利点がある。な
おハウジング内孔8には胴部6bの曲線部12,
12,12,12が圧接される。図面に付された
他の符号は前記実施例に対応する。
の胴部6bを略方形の筒状にして、弾性舌片7
b,7bの折り曲げ基部を直線状にしたものであ
る。この場合折り曲げ加工が容易であり、又弾性
舌片7b,7bのバネ荷重の設定が容易となり、
又バネ荷重の選択の巾が広くなる利点がある。な
おハウジング内孔8には胴部6bの曲線部12,
12,12,12が圧接される。図面に付された
他の符号は前記実施例に対応する。
第7図及び第8図に示す変形例は、押圧子5c
の上面、即ち弾性舌片7cとは反対側に座面13
を形成したものである。この場合座面13によつ
て調整螺子9との良好な接触がもたらされる。図
面に付された他の符号は前記実施例に対応する。
の上面、即ち弾性舌片7cとは反対側に座面13
を形成したものである。この場合座面13によつ
て調整螺子9との良好な接触がもたらされる。図
面に付された他の符号は前記実施例に対応する。
第9図及び第10図に示す変形例は、弾性舌片
7d,7dが帯状突起14,14を備える。この
場合帯状突起14,14がラツク軸3の背面と係
合し、弾性舌片7a,7aの折れ曲り角度が変化
してもラツク軸3と弾性舌片7d,7dの係合位
置が大きく変化することがないという利点があ
る。図面に付された他の符号は前記実施例に対応
する。
7d,7dが帯状突起14,14を備える。この
場合帯状突起14,14がラツク軸3の背面と係
合し、弾性舌片7a,7aの折れ曲り角度が変化
してもラツク軸3と弾性舌片7d,7dの係合位
置が大きく変化することがないという利点があ
る。図面に付された他の符号は前記実施例に対応
する。
第1図は本発明一実施例の断面図、第2図はそ
の押圧子の断面図、第3図はその底面図、第4図
はその展開図、第5図は押圧子の変形例の断面
図、第6図はその底面図、第7図は押圧子の他の
変形例の断面図、第8図はその平面図、第9図は
押圧子の他の変形例の断面図、第10図はその底
面図、第11図は従来例の断面図である。 符号の説明、1……ピニオン、2……ハウジン
グ、3……ラツク軸、4……ラツク、5a,5
b,5c,5d……押圧子、6a,6b,6c,
6d……押圧子の胴部、7a,7b,7c,7d
……押圧子の弾性舌片、8……ハウジングの内
孔、9……調整螺子、11a,11b,11c,
11d……押圧子胴部の凹所。
の押圧子の断面図、第3図はその底面図、第4図
はその展開図、第5図は押圧子の変形例の断面
図、第6図はその底面図、第7図は押圧子の他の
変形例の断面図、第8図はその平面図、第9図は
押圧子の他の変形例の断面図、第10図はその底
面図、第11図は従来例の断面図である。 符号の説明、1……ピニオン、2……ハウジン
グ、3……ラツク軸、4……ラツク、5a,5
b,5c,5d……押圧子、6a,6b,6c,
6d……押圧子の胴部、7a,7b,7c,7d
……押圧子の弾性舌片、8……ハウジングの内
孔、9……調整螺子、11a,11b,11c,
11d……押圧子胴部の凹所。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ラツク軸をその背後において支持すると共に
ピニオンに向かつて弾性的に押圧する押圧子を備
えるラツクピニオン型操向装置のラツク軸支持装
置において、押圧子はハウジングの内孔に嵌合す
る薄板金属で形成された筒状の胴部と、該胴部の
下面に胴部と一体的に内向きに設けられた一対の
弾性舌片とを備え、該弾性舌片がラツク軸背面に
圧接されてラツク軸を支持すると共にピニオンに
向かつて弾性的に押圧していることを特徴とする
ラツク軸支持装置。 2 ラツク軸をその背後において支持すると共に
ピニオンに向かつて弾性的に押圧する押圧子を備
えるラツクピニオン型操向装置のラツク軸支持装
置において、押圧子はハウジングの内孔に嵌合す
る薄板金属で形成された筒状の胴部と、該胴部の
下面に胴部と一体的に内向きに設けられた一対の
弾性舌片とを備え、さらに前記胴部は割りを有
し、自由時にはハウジングの内孔より大きな外径
を有し、該押圧子の胴部が変形されつつハウジン
グの内孔に嵌挿されて内周壁に圧接されていると
共に、弾性舌片がラツク軸背面に圧接されてラツ
ク軸を支持すると共にピニオンに向かつて弾性的
に押圧していることを特徴とするラツク軸支持装
置。 3 ラツク軸をその背後において支持すると共に
ピニオンに向かつて弾性的に押圧する押圧子を備
えるラツクピニオン型操向装置のラツク軸支持装
置において、押圧子はハウジングの内孔に嵌合す
る薄板金属で形成された筒状の胴部と、該胴部の
下面に胴部と一体的に内向きに設けられた一対の
弾性舌片と、該弾性舌片と交差する方向に胴部に
形成された凹みとを備え、前記弾性舌片がラツク
軸背面に圧接されてラツク軸を支持すると共にピ
ニオンに向かつて弾性的に押圧しており、さらに
前記凹みがラツク軸背面との間に、ラツク軸の後
退を許容すると同時にその後退量を制限するため
の所定量の隙間を形成していることを特徴とする
ラツク軸支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17640480A JPS5799466A (en) | 1980-12-12 | 1980-12-12 | Rack shaft supporting device in rack-pinion type steering gear |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17640480A JPS5799466A (en) | 1980-12-12 | 1980-12-12 | Rack shaft supporting device in rack-pinion type steering gear |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5799466A JPS5799466A (en) | 1982-06-21 |
| JPS623020B2 true JPS623020B2 (ja) | 1987-01-22 |
Family
ID=16013076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17640480A Granted JPS5799466A (en) | 1980-12-12 | 1980-12-12 | Rack shaft supporting device in rack-pinion type steering gear |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5799466A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4302309A1 (de) * | 1993-01-28 | 1994-08-11 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Zahnstangenlenkgetriebe, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
| GB2312729B (en) * | 1996-05-03 | 2000-08-16 | Delphi France Automotive Sys | Rack and pinion steering gear |
| AUPQ821000A0 (en) * | 2000-06-15 | 2000-07-13 | Bishop Innovation Limited | Rack yoke |
| DE102008026874B4 (de) * | 2008-06-05 | 2019-02-21 | Trw Automotive Gmbh | Vorrichtung zum Andrücken einer Zahnstange |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55100744U (ja) * | 1979-01-09 | 1980-07-14 |
-
1980
- 1980-12-12 JP JP17640480A patent/JPS5799466A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5799466A (en) | 1982-06-21 |
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