JPS6231446B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6231446B2 JPS6231446B2 JP56175472A JP17547281A JPS6231446B2 JP S6231446 B2 JPS6231446 B2 JP S6231446B2 JP 56175472 A JP56175472 A JP 56175472A JP 17547281 A JP17547281 A JP 17547281A JP S6231446 B2 JPS6231446 B2 JP S6231446B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper foil
- wire
- thread
- benzotriazole
- wax
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
本発明はスピーカの引出線などとして利用され
る銅箔糸線に関するものである。 従来における銅箔糸線としては、第1図に示す
ように綿糸を芯糸1として、この芯糸1に銅箔2
を巻付けたものを複数本編組したり撚合せたりし
て構成されていた。 この構成によるものは、特に温泉地域や工場地
域などの硫黄ガスに弱く腐蝕断線原因となつてい
た。 このようなことからシリコーンワニスやロジン
ワニスを含浸したり、スズメツキ銅箔を用いたも
のが開発されているが、シリコーンワニスやロジ
ンワニスを含浸したものでは硫黄ガスに対する耐
蝕性を十分に高めることができず、スズメツキ銅
箔を用いたものはスズメツキが酸化されやすく、
この酸化物により半田付性が悪く、量産性にも乏
しいといつた欠点があつた。 また、近年スピーカの高入力化によつて銅箔糸
線の断線問題が発生してきているが、これはスピ
ーカの駆動時に銅箔糸線の芯糸1どうしが屈曲し
たり、こすり合つたりして強度が劣化することに
よるものである。 上述のスズメツキ銅箔を利用するものは耐屈曲
性に弱く、シリコーンワニス含浸のものも十分な
耐屈曲性を有するものとはいえないものであつ
た。 本発明は以上のような従来の欠点を除去するも
のであり、耐蝕性、耐屈曲性に優れた銅箔糸線を
提供することを目的としたものである。 上記目的を達成するために本発明は、ベンゾト
リアゾールを含む石油重質部分より得られるワツ
クスを施したことを特徴とするものである。 以下、本発明の実施例を図面第2図により説明
する。 3は綿糸よりなる芯糸4の外周に銅箔5を巻付
けて構成した単線で、この単線3は複数本編組し
たり、撚合せたりして銅箔糸線素体6とし、その
表面にベンゾトリアゾールを添加した融点75〜85
℃の石油重質部分より得られるパラフインワツク
ス7を施して銅箔糸線が構成されている。 このワツクス7は120〜150℃の温度で融解させ
たものにベンゾトリアゾールの粉体を0.05〜10wt
%、望ましくは2〜3wt%添加し、十分に均一混
合させたものに銅箔糸線素体6を浸漬して銅箔糸
線素体6の表面に被膜を形成する。ワツクス7単
独では接着効果によつて銅箔糸線自体の強度を向
上させることができるが、銅箔5の酸化変質の触
媒作用による経時変化を防止することができな
い。このためベンゾトリアゾールを添加するので
あるが、このベンゾトリアゾール自体各種金属の
表面に安定な重合錯体皮膜を形成し、銅箔5を各
種腐蝕環境から遮断する効果を有し、銅や銅合金
には非常に有効で、合成樹脂を初めとするワツク
スなどの変質防止剤として非常に優れた効果を有
する。 銅箔糸線の半田付性は、ワツクス7自体の融点
が比較的低いので特に問題はなく良好な半田付性
を示す。 次に従来の銅箔糸線と、本発明の銅箔糸線の各
種特性の比較を示す。なお、本発明はワツクス7
としてMobilwax Cerese(商品名=東永産業株
式会社製)を用い、ベンゾトリアゾールとしては
C6H4N2−NHの化学式で示され白色針状結晶の微
粉末でVERZONE Crystal#120(商品名=大和
化成株式会社製)を3wt%添加し、膜厚として5
μのものを形成した銅箔糸線を用いた。 〔耐屈曲回数〕 断線にいたるまでの回数をみた。試料は5個で
その平均値を下表1に示す。
る銅箔糸線に関するものである。 従来における銅箔糸線としては、第1図に示す
ように綿糸を芯糸1として、この芯糸1に銅箔2
を巻付けたものを複数本編組したり撚合せたりし
て構成されていた。 この構成によるものは、特に温泉地域や工場地
域などの硫黄ガスに弱く腐蝕断線原因となつてい
た。 このようなことからシリコーンワニスやロジン
ワニスを含浸したり、スズメツキ銅箔を用いたも
のが開発されているが、シリコーンワニスやロジ
ンワニスを含浸したものでは硫黄ガスに対する耐
蝕性を十分に高めることができず、スズメツキ銅
箔を用いたものはスズメツキが酸化されやすく、
この酸化物により半田付性が悪く、量産性にも乏
しいといつた欠点があつた。 また、近年スピーカの高入力化によつて銅箔糸
線の断線問題が発生してきているが、これはスピ
ーカの駆動時に銅箔糸線の芯糸1どうしが屈曲し
たり、こすり合つたりして強度が劣化することに
よるものである。 上述のスズメツキ銅箔を利用するものは耐屈曲
性に弱く、シリコーンワニス含浸のものも十分な
耐屈曲性を有するものとはいえないものであつ
た。 本発明は以上のような従来の欠点を除去するも
のであり、耐蝕性、耐屈曲性に優れた銅箔糸線を
提供することを目的としたものである。 上記目的を達成するために本発明は、ベンゾト
リアゾールを含む石油重質部分より得られるワツ
クスを施したことを特徴とするものである。 以下、本発明の実施例を図面第2図により説明
する。 3は綿糸よりなる芯糸4の外周に銅箔5を巻付
けて構成した単線で、この単線3は複数本編組し
たり、撚合せたりして銅箔糸線素体6とし、その
表面にベンゾトリアゾールを添加した融点75〜85
℃の石油重質部分より得られるパラフインワツク
ス7を施して銅箔糸線が構成されている。 このワツクス7は120〜150℃の温度で融解させ
たものにベンゾトリアゾールの粉体を0.05〜10wt
%、望ましくは2〜3wt%添加し、十分に均一混
合させたものに銅箔糸線素体6を浸漬して銅箔糸
線素体6の表面に被膜を形成する。ワツクス7単
独では接着効果によつて銅箔糸線自体の強度を向
上させることができるが、銅箔5の酸化変質の触
媒作用による経時変化を防止することができな
い。このためベンゾトリアゾールを添加するので
あるが、このベンゾトリアゾール自体各種金属の
表面に安定な重合錯体皮膜を形成し、銅箔5を各
種腐蝕環境から遮断する効果を有し、銅や銅合金
には非常に有効で、合成樹脂を初めとするワツク
スなどの変質防止剤として非常に優れた効果を有
する。 銅箔糸線の半田付性は、ワツクス7自体の融点
が比較的低いので特に問題はなく良好な半田付性
を示す。 次に従来の銅箔糸線と、本発明の銅箔糸線の各
種特性の比較を示す。なお、本発明はワツクス7
としてMobilwax Cerese(商品名=東永産業株
式会社製)を用い、ベンゾトリアゾールとしては
C6H4N2−NHの化学式で示され白色針状結晶の微
粉末でVERZONE Crystal#120(商品名=大和
化成株式会社製)を3wt%添加し、膜厚として5
μのものを形成した銅箔糸線を用いた。 〔耐屈曲回数〕 断線にいたるまでの回数をみた。試料は5個で
その平均値を下表1に示す。
硫黄ガスを飽和したデシケータ内での耐蝕性を
みた。その腐蝕進度を顕微鏡により確認した結果
を下表2に示す。
みた。その腐蝕進度を顕微鏡により確認した結果
を下表2に示す。
多硫化ソーダ中に銅箔糸線を浸漬し引張強度の
劣化率を測定し腐蝕性の評価を行つた。多硫化ソ
ーダは5%濃度の溶液を用いた。その結果を下表
3に示す。
劣化率を測定し腐蝕性の評価を行つた。多硫化ソ
ーダは5%濃度の溶液を用いた。その結果を下表
3に示す。
【表】
以上のように本発明の銅箔糸線は構成されるた
め、耐蝕性、耐腐蝕性などにおいて著しく優れた
ものとでき温泉地域や工場地域などの硫黄ガスに
対しても十分に耐え、半田付性も良好で、大入力
印加用のスピーカに用いても十分な耐屈曲性を有
し、その製造も容易でコスト面でもさほど不利に
なることはないなどの効果をもち、工業的価値の
大なるものである。
め、耐蝕性、耐腐蝕性などにおいて著しく優れた
ものとでき温泉地域や工場地域などの硫黄ガスに
対しても十分に耐え、半田付性も良好で、大入力
印加用のスピーカに用いても十分な耐屈曲性を有
し、その製造も容易でコスト面でもさほど不利に
なることはないなどの効果をもち、工業的価値の
大なるものである。
第1図は従来の銅箔糸線の断面図、第2図は本
発明の銅箔糸線の一実施例を示す断面図である。 3……単線、4……芯糸、5……銅箔、6……
銅箔糸線素体、7……ワツクス。
発明の銅箔糸線の一実施例を示す断面図である。 3……単線、4……芯糸、5……銅箔、6……
銅箔糸線素体、7……ワツクス。
Claims (1)
- 1 芯糸に銅箔を巻付けた単線を複数本編組した
り撚合せた銅箔糸線素体にベンゾトリアゾールを
0.05〜10wt%添加した75〜85℃の融点を有する石
油重質部分より得られるパラフインワツクスを上
記銅箔糸線素体を被膜するように施して構成した
銅箔糸線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56175472A JPS5875708A (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | 銅箔糸線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56175472A JPS5875708A (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | 銅箔糸線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5875708A JPS5875708A (ja) | 1983-05-07 |
| JPS6231446B2 true JPS6231446B2 (ja) | 1987-07-08 |
Family
ID=15996650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56175472A Granted JPS5875708A (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | 銅箔糸線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5875708A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0412568Y2 (ja) * | 1985-06-28 | 1992-03-26 | ||
| JP3874467B2 (ja) * | 1996-09-27 | 2007-01-31 | 松下電器産業株式会社 | 銅箔糸線用ワックスとそれを用いたスピーカ用銅箔糸線およびスピーカ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55103936U (ja) * | 1979-01-16 | 1980-07-19 |
-
1981
- 1981-10-30 JP JP56175472A patent/JPS5875708A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5875708A (ja) | 1983-05-07 |
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