JPS6231962B2 - - Google Patents

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JPS6231962B2
JPS6231962B2 JP52050566A JP5056677A JPS6231962B2 JP S6231962 B2 JPS6231962 B2 JP S6231962B2 JP 52050566 A JP52050566 A JP 52050566A JP 5056677 A JP5056677 A JP 5056677A JP S6231962 B2 JPS6231962 B2 JP S6231962B2
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JP
Japan
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hollow
hollow fibers
hollow fiber
solidifying liquid
case
Prior art date
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Application number
JP52050566A
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English (en)
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JPS53135892A (en
Inventor
Masahiro Yamazaki
Yasushi Jo
Yoshihiro Makuta
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP5056677A priority Critical patent/JPS53135892A/ja
Publication of JPS53135892A publication Critical patent/JPS53135892A/ja
Publication of JPS6231962B2 publication Critical patent/JPS6231962B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/68Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks
    • B29C70/84Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks by moulding material on preformed parts to be joined
    • B29C70/845Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks by moulding material on preformed parts to be joined by moulding material on a relative small portion of the preformed parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/14Filters

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、複数の中空繊維をケース内の所定の
装填領域に装填し、次いで前記複数の中空繊維の
両端部を固化性液体(ポツテイング材)で固着
(ポツテイング)し、次いでこの固着部分(ポツ
テイング部分)を切断して前記複数の中空繊維の
両端を開口させるようにした中空繊維型物質移動
装置の製造方法に関するものである。 従来この種の装置は、中空繊維の壁膜の内側で
ある中空部分と中空繊維の壁膜の外側との間で、
この壁膜を通して物質を透析、浸析、限外濾過等
により移動させるようにしている。このような装
置は、腎臓機能不全患者の治療に用いられる血液
透析装置として、また酸素と炭酸ガスとの交換を
行うための人工肺における血液酸素付加装置とし
ても有用である。 中空繊維型物質移動装置の従来公知の製造方法
によれば、約1万本と多数の中空繊維を束ね、こ
の束がばらばらになることを防止する目的で接着
剤、もしくは輪ゴム等の弾性体又は環状リング等
の固定具で両端部を固定してケース内に装填し、
次いでシリコーン、エポキシ樹脂、ポリウレタン
等の固化性液体(ポツテイング材)でケースに固
着(ポツテイング)し、しかるのち両端を切断開
口している。 この場合、中空繊維束は第1図及び第2図に示
される2つの形態のいずれかを有している。第1
図に示される中空繊維束6は、1本又は複数の連
続した中空繊維5を例えば2つの支点間に必要本
数巻きつけ、束状に形成したものであるが、中空
繊維束6の両端部は複数の連続した中空繊維から
なるので、開口されてない状態にある。また束の
形態を維持する目的で、前述のように、両端部の
適当な位置を輪ゴム71で固定している。第2A
図に示される中空繊維束6は、1本又は複数の連
続した中空繊維を例えば第3図に示される枷56
に必要本数巻きつけ、中空繊維巻きとり枠60〜
65の間のX−X′の位置で6個の中空繊維束6
に切断し、輪ゴム71で固定したものである。第
2B図は、切断に先立ち、繊維束6がばらばらに
ならないよう、あらかじめ接着剤70を切断部分
の周辺に塗布し、中空繊維を束状に固定したもの
である。いずれの場合も中空繊維束6は切断して
あるため、束を構成している各中空繊維5は両端
において開口している。 次いで、これらの繊維束6をケースに装填し、
更に繊維束6の端部とケースの内壁面との間に固
化性液体を注入し、液密状態に繊維束6をケース
に固定する。 この場合、中空繊維束6として第2A図又は第
2B図に示される、両端部が開口した中空繊維の
束を用いると、毛管現象によつて中空繊維5の中
空部分10に固化性液体が浸入して中空繊維5の
詰りが生じ、このために固着後にこの固着部分を
切断しても、中空繊維5が切断面において開口し
ないという致命的な欠陥を生ずる。この欠陥を除
くために、従来、中空繊維束6の両端の開口部を
まず接着剤で封じ、しかる後中空繊維束6をケー
スに装填し、次いで既述のようなポツテイングを
行つて来た。従つて第2A図又は第2B図に示さ
れる、両端部が開口した中空繊維の束を用いてポ
ツテイングを行う場合には、ケースに装填するに
先立つて各中空繊維の両端の開口部を接着剤で封
ずる必要があるという強固な既成概念が当業者の
間で存在していた。 一方、上述のような従来の技術では、集束され
た中空繊維5間の毛細管状の空間を固化性液体が
毛管現象によつて中空繊維端部から中央に向つて
移動して中空繊維5の固定に必要な部分以外にま
で付着し、実質的に有効な膜面積を減少させるこ
ととなり、好ましくない欠点を有している。 このような欠点を除く方法として特公昭44−
5526号による遠心成型法が知られている。この成
型法によれば、第1図に示されるような、1本又
は複数の連続した中空繊維5を旋回させて中空繊
維による連続した多数のループで構成した中空繊
維束6を、第4図に示すようにケース1内に装填
し、ケーシング部材80を介してケース1を回転
板82上に固定部材83で固定して回転させ、こ
の状態での両端部へ固化性液体7を送り込んで固
化させ、両端部を密封するようにしている。この
場合、重力の数百倍の遠心力でもつて、固化性液
体7が中空繊維5間の毛細管状空間を移動するの
を防止している。 このように、上記特公昭44−5526号による遠心
成型法には、1本又は複数本の連続した中空繊維
による多数のループで構成された中空繊維束が用
いられているが、これは、既述のように、両端部
が開口した中空繊維の束は接着剤でその開口を封
じてからでないと使用し得ないという強固な既成
概念が当業者の間に存在していたゝめであると思
われる。しかし上述のように多数のループで構成
された中空繊維束を用いると、まず第1に中空繊
維束の作成が面倒である。またこのような中空繊
維束であれば、その両端部付近において各中空繊
維部分が直線状に配置され難くて或る程度屈曲し
た状態になる。故に中空繊維束の両端部を輪ゴム
や糸などで強く縛つて矯正してケースに収容する
必要があるが、それでもケース内で各中空繊維が
局在化してポツテイングされる恐れが生ずる。こ
のために中空繊維がケースの装填領域の全体に亘
つて均一に分散されることがなく、このような装
置を用いて透析を行えば、透析液が中空繊維の密
度の小さい箇所を優先的に潅流するといういわゆ
るチヤネリングが起り易い。従つてこのような透
析装置はその性能が悪く、特に製品間の性能のバ
ラ付きが大きいという重大な欠陥を生ずる。 更にまた、両端部が開口した中空繊維の束を接
着剤で封じてから既述の遠心成型法に用いると仮
定すると、例えば第5図に示すようになる。第5
図において、それらの両端の開口部を接着剤70
で封じられた中空繊維の束6がまずケース1に装
填されてケーシング部材80が当てがわれ、第4
図と同様にしてポツテイング材7がケーシング部
材80の内部に送入され、回転板82の駆動によ
る遠心力を利用して中空繊維束6の両端部がケー
ス1にポツテイングされる。 しかるに、この方法では、約1万本の多数の中
空繊維5の開口している両端を接着剤70で封じ
る操作がすこぶる煩雑であり、また全ての中空繊
維5の開口している両端部を完全に封じることは
困難である。もし、開口端部が封じられていなけ
れば、前述のようにしてポツテイングする際、第
6A図に示すようにポツテイング材7が中空繊維
5の中空部分10に充填される。この場合、重力
の数百倍という大きな遠心力が作用しているの
で、ポツテイング材である固化性液体の液圧は非
常に大きく、このために中空部分10に多量の固
化性液体が浸入する恐れがある。また一方、接着
剤70を開口端部に塗布する際、中空繊維5の内
径約200μの中空部に毛管現象で浸入してしま
う。はなはだしい場合は、第6B図に示すよう
に、ポツテイング後、Y−Y′で示される切断位
置以上にまで接着剤70が上昇してしまう。いず
れの場合も、Y−Y′でポツテイング後の切断を
行なつても中空繊維5が開口せず、中空繊維の内
部中空部分の有効膜面積が減少し、物質移動機能
が減少することとなる。 従つて接着剤で中空繊維束の開口した両端を封
じる操作は、その実施に際して著しく高級な熟練
作業者が多大の時間をかけて行わねばならず、か
つそのような注意をはらつても完全に封じること
は困難であり、しかも接着剤の塗布作業中に中空
繊維を損傷することを防止することは極めて困難
であつた。 本出願人は、上述の開口された中空繊維の端部
を封じるための改良された方法として、特願昭51
−96272号(特公昭56−3772号)において、両端
が開口している複数の中空繊維をケースに収容
し、このケースを回転させてその両端部に遠心力
を作用させ、この状態で第1のポツテイング操作
によつて前記中空繊維の前記両端の開口を封じ、
しかるのち第2のポツテイング操作により所定量
のポツテイング材をさらに供給して固化せしめ、
これによつて前記中空繊維の両端部を前記ケース
に固定することを特徴とする中空繊維型物質移動
装置の製造方法を提案した。この方法は、ポツテ
イング後切断することにより、全ての中空繊維が
開口して血液の通過口を形成することが可能とな
り、従つて物質移動効率のすぐれた中空繊維型透
析装置を容易にかつ確実に製造することが可能と
なり、製造ごとのバラツキがない優れた方法であ
るが、しかし2回のポツテイング操作を必要と
し、工程操作の時間が長いという欠点を有してい
る。 更にまた、従来公知の製造方法によれば、多数
の中空繊維を密に束ね、その両端部を固化性液体
(接着剤)もしくは輪ゴム等の弾性体もしくは環
状リング等で束状に固定してからケース内に収容
し、この状態でケースに固定するため、束の特に
中心部分は中空繊維が極めて密な状態になつてい
る。従つて、この装置を血液透析等に用いた場合
透析液を中空繊維束へ均一に潅流させることは極
めて困難であり、また中空繊維束の外周部と透析
ケースの内壁面との間には好ましくない間隙が形
成されるので、この間隙を通過する透析液の量が
比較的多くなり、このために中空繊維束の中心部
分においては透析率が極めて低い状態になつてい
ることが実験的に確認されている。 本出願人は、特願昭51−88010号(特公昭55−
25853号)において、このような欠点を是正すべ
く、複数の中空繊維をケース内の所定の装填領域
に装填し、次いで前記複数の中空繊維を中空繊維
束として固定しないまま、前記複数の中空繊維の
両端部を固化性液体で前記ケースに固定し、次い
で前記複数の中空繊維の両端を開口させるように
した方法を提案した。この方法によれば、中空繊
維は装填領域内にほぼ均一に分散された状態で固
定されるために、中空繊維の外側を流れる流体が
中空繊維束の中心部にまで浸入し、中空繊維全体
を通じて流体が比較的均一に潅流し、この結果有
効膜面積が増大し、物質移動効率を向上させるこ
とができる。ところがこの方法においても、両端
部が開口している中空繊維を使用しているので、
中空繊維の開口を予め封じる必要があり、前述の
ような問題点が生じる。 本発明者らは、中空繊維束を用いて、遠心力を
作用させながらポツテイング操作するに際し、切
断開口時に中空繊維の詰りがなく、透析性能の優
れた中空繊維型物質移動装置を容易にかつ確実に
製造する方法を鋭意検討した。この結果、驚くべ
きことに、それらの両端がそれぞれ開口している
まゝの中空繊維を用いてこれらの中空繊維の中空
部分に残存している空気の圧力と遠心力とを巧み
にバランスさせつつ固化性液体を所定の位置まで
注入することにより、例えば第6A図に示される
Y−Y′位置において切断した場合、全ての中空
繊維が切断面において開口し、しかも中空繊維の
外表面に毛管現象によつて移動した固化性液体が
付着することにより有効膜面積が実質的に低下す
ることがなく、容易に確実に優れた透析性能を有
する中空繊維型物質移動装置を製造できることが
判明した。 本発明の目的は、上述した従来の方法にくらべ
非熟練者でも容易にしかも多数の中空繊維の開口
している端部を完全に封じて中空繊維の有効膜面
積を減少させることなく、ケースに固定する方法
を達成することにある。 また本発明の別の目的は、特に開口している複
数の中空繊維を中空繊維束として固定しないま
ま、上述した従来の方法にくらべ非熟練者でも容
易にしかも多数の中空繊維の開口している端部を
完全に封じ、同時に中空繊維有効な膜面積を減少
させることなく、ケースに固定する方法を達成す
ることにある。 即ち、本発明は、複数の中空繊維をそれらの両
端がそれぞれ開口しているままで前記ケース内に
収容し、次いでこのケースを毎分ほぼ
【式】以上、ほぼ 以下(但し、l0は前記固化性液体による固着時で
の前記ケースの両端部における前記固着部分の両
外側端面間の距離の1/2、l1は前記固化性液体に
よる固着時での前記固着部分の外側端面と内側端
面との間の距離、l2は前記固着部分の外側端面と
切断位置との間の距離、rは前記中空繊維の中空
部分の半径、γは前記固化性液体の表面張力、ρ
は前記固化性液体の比重、gは重力加速度、P0
大気圧である。なお、l0、l1、l2、r、γ、ρ、
g及びP0の単位はすべてcgs単位である。)で回
転させて前記ケースの両端部に遠心力を作用さ
せ、この遠心力が作用している状態で前記固化性
液体の前記所定量を一度に前記複数の中空繊維の
前記両端に同時に供給して前記複数の中空繊維の
中空部分の空気を封じ込め、固着することを特徴
とする方法に係るものである。 第7図は両端が開口した複数の中空繊維5をケ
ース1の装填領域25に装填した状態を示し、第
8図は、両端が開口した複数の中空繊維5を装填
したケース1にケーシング部材80を装着し、回
転軸81を有する回転板82上に固定部材83で
固定し、固化性液体7の容器84とケーシング部
材80とを固化性液体導入管86及び配管85を
介して連結した状態を示す。このように配置した
後、モーター(図示せず)を駆動して、軸受8を
介して回転軸81を回転させ、これによつて生じ
る遠心力により固化性液体7を容器84からケー
シング部材80内へ移動せしめ、所定の位置P−
P′まで固化性液体7を注入して反応固化せしめ、
この後、切断位置Y−Y′で固化した固化性液体
7を中空繊維5もろとも切断し、切断面にて中空
繊維5を開口させるのである。上述の回転は、例
えば第8図及び第9図に示す如く、垂直面上で行
つてもよいし、例えば第4図又は第5図に示す如
く、水平面上で行つてもよい。 なお中空繊維5を装填するには前記特願昭51−
88010号(特公昭55−25853号)による方法を採用
してよい。即ち、第7図の状態において、例えば
鋭利な刃物で接着剤70の部分を切断して各中空
繊維5を束6から解放し、例えばバイブレータで
適当な振動を与えて装填領域25に均一に分散さ
せ、しかる後にポツテイングを行なうことができ
る。この場合は、ポツテイングにより中空繊維が
均一に分散された状態で固定されるために、透析
液が繊維束全体を通じて均一に潅流し、効率が向
上する。 この場合、固化性液体7が切断位置Y−Y′以
上に中空繊維5の中空部分に侵入せず、かつ固化
性液体7が中空繊維5の外表面に付着することに
よつてポツテイング位置P−P′より回転中心側に
存在する中空繊維5の実質的に有効な膜面積を減
少させないようにしなければならない。 このことは、回転軸が水平の場合の例である第
9図及び第10図に誇張して示されるように、中
空繊維5の中空部分10に存在する空気を中空繊
維5の中空部分10に両端の固化性液体7で封じ
こめ、しかるのちこの状態で、固化性液体7が所
定のポツテイング位置P−P′まで注入されるよう
にケース1の回転数(即ち遠心力)と固化性液体
7の温度とを巧みに制御することにより達せられ
ることが判明した。 即ち、2つのケーシング部材80の両底面88
間の距離(即ち中空繊維5の長さにほぼ相当)を
2l0、ケーシング部材80の底面88から所定の
ポツテイング位置P−P′までの距離をl1、ケーシ
ング部材80の底面88から切断位置Y−Y′ま
での距離をl2、中空繊維5の中空部分10内へ侵
入する固化性液体7のケーシング部材80の底面
88からの高さをh、中空繊維5の中空部分10
の半径をr、中空繊維5の間に生じる毛細管状の
空間11の半径をR、この空間11を上昇して中
空繊維5の外表面に付着する固化性液体7の高さ
をH、ポツテイング操作を開始したときの絶対温
度をTp、固化性液体7が反応硬化して非流動化
したときの絶対温度をTとし、また固化性液体7
の比重ρ、固化性液体7の表面張力をγ、回転数
をXrpm、gを重力加速度とすると、次のような
力平衡が考えられる。 即ち、中空繊維5の中空部分10内に固化性液
体7や侵入する単位面積当りの力(大気圧Pp
固化性液体7の表面張力による力δ、固化性液体
7の重力による力G、及び固化性液体7の遠心力
F)と、中空繊維5の中空部分10内に固化性液
体7が侵入するのを阻止する単位積当りの力(中
空繊維5の中空部分10内に封じられた空気が固
化性液体7の侵入により圧縮された空気圧力P)
との力平衡が生じる。なお重力は上側の端部につ
いては逆に作用するが、上述の回転によつて両端
部とも下側端部となる点が定期的に生ずるので、
hに対して1より大きい押し込み力を生ずる下側
端部について考察すると、以下の式が成立する。 P=Pp+δ+G+F ………(1) 一方、固化性液体7の表面張力による力δは δ=2γ/r(dyne/cm2) ………(2) で表わされ、固化性液体7の重力による力Gは G=ρg(l1−h)(dyne/cm2)………(3) で表わされ、固化性液体7の遠心力による力Fは F=ρ(2πX/60){(l−h)−(l−l/2}(dyne/cm2) ………(4) で表わされ、中空繊維5の中空部分10に封じら
れている空気の圧力Pは P=Pp・T/T・l/l−h(dyne/cm2)…
……(5) で表わされる。 従つて、回転数Xは で与えられる。 又、中空繊維5の間に生じる毛細管状空間11
を上昇する固化性液体7の高さHは、中空繊維5
の間に生じる毛細管状空間11を上昇する固化性
液体7の表面張力による力δ′と、押し下げる力
として作用する固化性液体7の重力G′及び固化
性液体7に働く遠心力F′との力平衡により定ま
る。なお重力は下側の端部については逆に作用す
るが、上述の回転によつて両端部とも上側端部と
なる時点が定期的に生ずるので、hに対して1よ
り大きい上昇力を生ずる上側端部について考察す
ると、以下の式が成立する。 即ち、 δ′=−G′+F′ ………(7) 前記中空繊維の間に生じる毛細管状空間11を
上昇する固化性液体7の表面張力による力δ′は δ′=2γ/R(dyne/cm2) ………(8) で表わされ、固化性液体7の重力G′は G′=ρgH(dyne/cm2) ………(9) で表わされ、固化性液体7に働く遠心力F′は F′=ρ・(2πX/60)・(l−l−(l−l−H)/2(dyne/cm2)………(10) で表わされる。 従つて、回転数Xは で与えられる。 ここに毛細管状空間11の半径Rは、中空繊維
5が最密充填された場合の空間であり、かつ毛細
管状空間11が円であるとすると、その半径Rは
次のようになる。 従つて、回転数Xは上記(11)式及び上記(12)式より として求められる。 本発明は、中空繊維5の中空部分10に封じこ
められた空気を利用して、中空繊維5の中空部分
10内に侵入する固化性液体7のケーシング部材
80の底面80からの高さhを上記(6)式に示され
る回転数の制御により制御し、かつ中空繊維5の
間に生じる毛細管状空間11を上昇して中空繊維
5の外表面に付着して実質的に有効な中空繊維5
の膜面積を減少させる高さHを上記(13)式に示
される回転数の制御により制御して、容易かつ確
実に優れた透析性能を有する中空繊維型物質移動
装置を製造することにある。 このために、遠心力を与える回転数Xは、毎分
ほぼ
【式】以上、 ほぼ 以下であることが必要であり、好ましくはほぼ
【式】以上、ほぼ 以下であり、さらに好ましくはほぼ
【式】以上、 以下である。回転数Xが
【式】未満になる と、中空繊維5間の毛細間状空間11を上昇する
固化性液体により中空繊維の実質的に有効な膜面
積が減少し、また回転数Xが を越えると、ポツテイング部を切断した場合、切
断面において中空繊維5が開口せず、好ましくな
い。 以上に説明した如き本発明にあつては実用的に
以下の範囲で実施されることが好ましい。 中空繊維内へ侵入する固化液の高さhは、ポツ
テイング後切断により中空繊維内が固化性液体で
閉塞することなく良好な開口部を得るために切断
位置までの距離l2より少なくとも0.3cm、好ましく
は0.5cm以上、さらには1cm以上短かくなるよう
にして実施される。しかし中空繊維内先端部が確
実に封じられるためには底面より0.5cm以上の高
さが必要である。実用的にはhとしては0.5〜3.5
cmの間で実施されることが好ましい。 前記底面から切断位置までの距離l2は、中空繊
維の長さ(2l0)や収束本数によつても異にするが
0.8cm以下では切断による中空繊維の良好な開口
が得られず、良好なポツテイングも困難であり、
2cm以上が好ましい。一方有効膜面積の確保及び
切断によるロスとなる中空繊維を少なくするため
に4.5cm以下であることが好ましい。 ケーシング底面より中空繊維外表面のポツテイ
ング位置までの距離l1は、中空繊維束を機密状に
ポツテイングでき、機械的強度も有し、しかも透
析中において損傷しない程度のものにするため、
l2+1cm以上が必要である。一方有効膜面積の確
保ということにより、l2+4cm以下であることが
好ましい。 中空繊維の長さ2l0は、収束本数によつても異
なるが、実用的に25〜40cm程度の範囲のものが好
ましい。25cm以下では透析効率が劣るようにな
り、40cm以上では透析中における圧力損失による
性能劣化を来すようになるからである。 中空繊維の外表面に付着する固化性液体の高さ
Hは、有効膜面積を効果的に確保することにより
0.5cm以下である必要があり、0であつてもよ
い。 また、固化性液体としては、ポリウレタン、エ
ポキシ樹脂等が用いられるが、ポリウレタンが好
ましい。 以上の諸条件の好ましい範囲で本発明に係る装
置の製造がなされるが、固化性液体としてポリウ
レタンを用いて、常温で実施する場合には回転数
が300〜900r.p.mで行われるのが好ましい。 なお上述のように回転数Xを決めるに際し、H
=0.5(cm)、h=l2−0.3(cm)、T=Tpとし、更
に好ましい値とするためにはh=l2−0.5(cm)、
h=l2−1(cm)とした。 前記温度Tは前記固化性液体の固化反応速度を
上昇させるために、しばしばTpより高く設定さ
れるが前記温度Tは、前記温度Tpにおいて中空
繊維の中空部分に浸入した固化性液体の前記ポツ
テイング枠の致面からの液面高さhを、中空繊維
の中空部分に封じこめられた空気の膨張圧によつ
て2次的に制御するものである。例えば温度Tp
で中空繊維の中空部分に侵入した固化性液体の前
記高さhを、温度Tで低下させたとしても、中空
繊維の中空部分の内壁面には、前記温度Tpでの
前記高さhまで固化性液体が付着する結果とな
り、仮に切断位置よりも回転中心側に固化性液体
が付着している場合には、中空繊維の内径を狭め
る結果となり、人工腎臓として本方法により製造
した透析装置を使用した場合、凝血等の原因とな
り好ましくない。従つて回転数XはT=Tpとし
て決定されねばならない。 さらに、中空繊維の外表部に付着している固化
性液体の高さHが0.5(cm)以上になると、実質
的に有効な中空繊維の膜面積が減少した結果、透
析性能に顕著な差を生じ好ましくない。さらに
又、中空繊維の中空部分内の侵入する固化性液体
のケーシング部材の底面からの高さhが、ケーシ
ング部材の底面から切断位置までの高さl2より大
きくなれば、切断位置Y−Y′で固着後切断して
も、中空繊維が切断面において開口しないので好
ましくなく、従つて前記高さhは前記高さl2より
も小さくなければならない。従つて、前記高さh
が前記高さl2より小さくなるように前記回転数X
が制御されればよいのであるが、実用上、中空繊
維の糸長がケーシング部材の底面間の距離よりわ
ずかに短かくなつたり、あるいは所定の切断位置
Y−Y′で正確に切断できなかつたりする場合も
あり、前記高さl2と前記高さhとの差が0.3cm、好
ましくは0.5cm、さらに好ましくは1cm程度とな
るように、前記回転数Xを規定することが好まし
い。従つてh=l2−0.3(cm)よりも小さいことが
好ましく、更に好ましくはh=l2−0.5(cm)、h
=l2−1(cm)となる。 また本発明においては、固化性液体7が反応硬
化して非流動化する場合の絶対温度T及び注入開
始時の絶対温度Tpは358〓以下であり、好ましく
は343〓以下であるのが重要である。前記温度Tp
及びTが358〓を越えると、中空繊維の構造変化
が起こり、その性能が低下して好ましくない。さ
らに前記温度Tと、ポツテイング操作を開始した
時の温度Tpとの比T/Tpがほぼ
〔ρ{l −(l−l}/2・(2πX/6
0)+Pp+2γ/r+ρ gl1〕・1/P以下であるのが重要である。即ち、温
度 比T/Tpが上記比より大きくなると、中空繊維
5の中空部分10に封じられている空気が膨張し
て中空部分外に拡散し、その際ポツテイング材中
に気泡を生じることとなり好ましくない。 T/Tpが1より小さくなると、中空繊維の中
空部分に封じられた空気の体積が収縮して固化性
液体が中空繊維の中空部分にすいあげられる結
果、固化後に所定の位置で切断した場合、切断位
置より回転中心側にある中空繊維の中空部分に固
化性液体が付着し、例えば人工腎臓として用いた
場合、凝血等の現象を生じて好ましくない。さら
に又、T/Tpが上述の式で示される値よりも大
きくなると、中空繊維の中空部分に封じられてい
る空気が膨張して中空部分外に拡散し、その際ポ
ツテイング材中に気泡を生じることとなり、場合
によつては固着部分に存在する気泡が連続するこ
とによつて生じるピンホールが発生し、リークを
生じる結果となり、不良品となつて使用すること
ができない。従つてT/Tpは上述の式で示され
る値以下でなければならず好ましくは上述の式で
示される値以下、1以上でなければならない。 以上において詳述したように、本発明において
は、両端がそれぞれ開口している中空繊維の両端
に固化性液体を同時に供給して中空繊維の中空部
分の空気を封じ込めるようにしている。従つて本
発明によれば、使用される中空繊維に欠陥があつ
て例えばその中間部分に切断箇所やピンホールが
存在しても、この中空繊維の中空部分の深部に迄
固化性液体が自動的に充填される。即ち、中空繊
維の中間部分に切断箇所やピンホールなどがある
と、その中空繊維の中空部分には空気が封じ込め
られないで、空気が上記切断箇所やピンホールな
どからリーク(漏洩)するので、上記中空部分の
深部に迄固化性液体が浸入して、上述のような欠
陥を有する中空繊維の中空部分を埋めてしまう。
なお従来は、上述のような欠陥を有する中空繊維
についてのみ選択的にその中空部分を埋め込むた
めの有効な方法が存在せず、このような中空繊維
を有する製品は不良品となつて製品の歩留りの悪
さの大きな原因となつていた。しかし本発明によ
れば、上述のような中空部分の埋め込みが自動的
に行われるので、製品の歩留りを飛躍的に向上さ
せることが可能である。 次に本発明を人工腎臓用血液透析装置に適用し
た実施例を説明する。 実施例 1 第3図に示される中空繊維の巻きとり装置を用
いて、外径247μ、内径約215μの再生セルロース
製中空繊維5を巻きつけたボビン50をモータ5
1で巻き出し、繊維張力を荷重(図示せず)で制
御するよう構成してあるガイドローラー52,5
3で制御し、トラバー54で均等に中空繊維を分
散させつつ、モーター55で駆動されている枷5
6に、第7図に示される偏平形状の断面を有する
ケース1の中空繊維束6の装填領域25に合せ
て、偏平形状に巻きとる。ついで、中空繊維巻き
とり枠60〜65の間のX−X′で示される位置
で、鋭利な刃物を用いて両端部が開口している約
8000本の中空繊維5からなる6個の中空繊維束6
に切断する。この場合中空繊維がバラバラになら
ないようあらかじめ接着剤70を切断部分の内側
に帯状に塗布し、中空繊維を束に固定する。 次いでこの中空繊維束6を、第7図に示すよう
に、透析液導入管2及び導出管3を有する断面偏
平形状のケース1に装填し、第8図に示される如
くケーシング部材80をケースの両端のフランジ
部40に当てがい、回転軸81に固定された重力
方向に回転する回転板82に固定部材83を用い
て固定する。 次いで、所定のポツテイング位置P−P′よりも
回転中心側であつてケース1の両側に設置されて
いる固化性液体7の2つの容器84の各々に、所
定のポツテイング位置P−P′まで充填するに充分
な量のポツテイング材7を注入する。次にモータ
ーを用いて回転軸81を駆動せしめ、容器84に
収容されている固化性液体7を、配管85とケー
シング部材80に設けられている固化性液体導入
管86とを通じて両側のケーシング部材80の内
部に遠心力によつて同時に注入し、所定の回転数
及び温度を維持した。この結果、固化性液体7は
ケーシング部材80の内側及び中空繊維5の中空
部分10のM−M′位置(ケーシング部材80の
底面88よりM−M′位置までの距離はh)まで
充填され、かつ液面P−P′を形成した。 さらに、所定の回転数及び温度を維持して反応
固化せしめた。 なお本実施例において、固化性液体7として
は、25℃での毛細管法による表面張力が
11dyne/cm2、25℃における比重が1.05g/cm3
NL社製ポリウレタン組成物を用いた。また所定
の位置P−P′まで充填するに足る固化性液体7の
量は100c.c.であつた。また、2つのケーシング部
材80の底面88間の距離(即ち中空繊維の長
さ)2l0は30cm、ケーシング部材80の底面88
から所定のポツテイング位置P−P′までの距離l1
は5cm、ケーシング部材80の底面88から所定
の切断位置Y−Y′までの高さl2は3.0cmであつ
た。また、回転軸81を駆動せしめ、容器84に
収容された固化性液体7を配管85と導入管86
を通じてケーシング部材80の内部に遠心力によ
つて注入しはじめたときの温度Tpは323〓であ
り、このままの温度を維持した。従つて反応温度
Tも323〓であり、前記高さhを1.5cmにする所定
の回転数Xとして毎分475回転を用いた。 このように、両端が開口している中空繊維5の
中空部分10に存在する空気を中空部内に封じこ
め、この空気の、ポリウレタン組成物7(ポツテ
イング材)の侵入による体積の圧縮圧力で全ての
中空繊維5はM−M′の位置(即ちケーシング部
材80の底面88からの高さhが1.5cmの位置)
で完全に封じられ、この状態でP−P′の位置でケ
ース1に固着されていた。また中空繊維5の外表
面へのポリウレタン組成物の付着高さ(前記の高
さH)も2mm程度であつた。次いで、固定部材8
3及びケーシング部材80をとりはずし、切断刃
を用いてY−Y′の位置で固化した固化性液体を
中空繊維5もろとも切断し、これによつて中空繊
維5の両端部を開口せしめて、切断面の状態を観
察した。この結果全ての中空繊維5は前記切断面
において良好に開口しており、かつ中空繊維5の
中空部分10内への固着性液体7の侵入の痕跡す
らなかつた。 次いで、第11図に示される如く、血液導入管
14及び15を有する蓋体17,18をとりつ
け、中空繊維型透析装置10を組み立て、通常の
方法において血液透析を行い、凝血状態及び残血
の状態を観察したが、ともに皆無であつたが、こ
れは、全ての中空繊維5が切断面において良好に
開口して血液の通過口となつていることを意味
し、本発明の有利性を証明するものである。 上記のような方法で製造することにより、第6
A図及び第6B図で示される従来の方法に比べ
て、ポツテイング後切断することにより全ての中
空繊維が開口して血液の通過口を形成することが
可能となり、さらに又、本出願人の提案した特願
昭51−96272号(特公昭56−3772号)の方法に比
べて1回のポツテイング操作で容易にかつ確実に
製造することが可能となり、物質移動効率のすぐ
れた中空繊維型透析装置を容易にかつ確実に製造
することができる。さらに又、製造のごとのバラ
ツキがなく、中空繊維の両端が開口している中空
繊維を用いる場合の従来の方法に比較してすぐれ
た方法であることが容易に理解できる。なお以上
の方法でポツテイングしたものには、中空繊維の
リークにもとずく不合格品は皆無であつた。 実施例 2 回転数を変化させた以外は前記実施例1と同様
にポツテイングし、第9図に示される中空繊維5
の中空部分10への固化性液体7の侵入高さh、
及び中空繊維5間に形成される毛細管状空間11
を上昇して中空繊維5の外表面へ付着する固化性
液体7の高さHを測定した。その結果を下記第1
表及び第12図に示したが、上記(6)式より得られ
る前記高さh及び上記(13)式より得られる前記
高さHと比較して示す。
【表】 この結果から明らかなように、実験により得ら
れた前記高さh及びHと、上記(6)式より得られた
計算値h及び上記(13)式より得られる計算値H
とは非常に良く一致することが分る。次いで所定
の切断位置Y−Y′(ケーシング部材の底面88
からの高さl2=3.0cm)にて切断面における中空繊
維5の開口状態を観察した。この結果、回転数が
毎分100回転乃至800回転までは中空繊維5の中空
部分10へのポリウレタン組成物の侵入は全くな
く、良好な開口状態を示した。しかるに回転数が
毎分1000回転以上のものは全ての中空繊維が切断
面において閉塞しており、血液の通過口を形成す
ることができなかつた。 次いで、前記実施例1と同様に血液導入口を有
する蓋体をとりつけて血液透析装置10を組み立
て、常法に従い、血液側にはビタミンB12を含む
凝似血液を毎分200mlの流量で、透析液側には蒸
留水を毎分500mlの流量で流し、ダイアリザンス
を測定した。その結果を下記第2表に示す。
【表】 この結果から明らかなように、中空繊維5間の
毛細管状空間11を上昇して中空繊維5の外表面
に付着するポリウレタン組成物の高さHが0.5cm
を越えると、有効膜面積が減少し、透析性能が低
下することが明白であり好ましくない。 即ち、上記第1表及び第2表より、本実施例で
の好ましい回転数は、前記高さHが0.5cm以下と
なる回転数より大きく、ケーシング部材80の底
面88より所定の切断位置Y−Y′までの距離l2
中空繊維5の中空部分10を上昇するポツテイン
グ材の高さhより大となる回転数より小さい範囲
である必要があり、ポツテイング後の切断を考慮
するとl2−h≧0.3(cm)であることが実用上好ま
しい。従つて、上記(6)式及び(13)式から、好ま
しい回転数は
【式】以上、 以下であると表現でき、本実施例の場合は、毎分
300回転以上860回転以下である。なおこの方法で
ポツテイングしたものにも、不合格品は皆無であ
つた。 実施例 3 前記実施例1において、298〓で遠心力によつ
てポリウレタン組成物を注入開始したのち、温度
を昇温させた以外は前記実施例1と同様にしてポ
ツテイングを行つた。その結果を下記第3表にて
示す。
【表】 この結果から明らかなように、ポリウレタン組
成物を注入開始した温度Tp〓より、反応硬化せ
しめる温度T〓を上昇させることにより、中空繊
維5の中空部分10内に侵入するポリウレタンの
高さを減少させることができる。しかしながら、
反応硬化させる前記温度Tと注入開始した前記温
度Tpとの比T/Tpが1.201以上の場合は、中空
繊維の中空部分に封じられていた空気が膨張して
ポリウレタン組成物中へ脱離し、その際ポリウレ
タン組成物中に気泡として包含されて硬化し、ポ
ツテイング部に気泡が存在する結果となり好まし
くない。さらに又、反応硬化する前記温度Tが
398〓を越えると、反応硬化した固化性液体(ポ
リウレタン組成物)が冷却される際の体積収縮で
クラツクが発生し、甚しき場合はリークを生ずる
こととなり、透析装置として使用することができ
ず好ましくない。 次いで、前記実施例1と同様にして、ビタミン
B12のダイアリザンスを測定した。この結果を下
記第4表に示す。
【表】 この結果、反応硬化時の前記温度Tが383〓以
上になると、中空繊維5の膜性能に悪影響を示
し、358〓以下、特に343〓以下ではその影響がな
いことが明白である。従つて上記第3表及び第4
表の結果から、反応硬化時の前記温度Tは358〓
以下、好ましくは343〓以下でなければならな
い。 また上記第3表の結果から明白なように、中空
繊維5の中空部10内へ侵入する固化性液体の前
記高さhが0となると、反応硬化後のポツテイン
グ材中へ気泡が侵入したり、クラツクが生じたり
して好ましくないが、高さhは固化性液体の注入
開始したときの前記温度Tp及び反応硬化させる
温度Tとの比T/Tpで規制され、上記(6)式によ
り得ることができる。 即ち、T/Tpはh=0となる
〔ρ{l −(l−l}/2・(2πX/6
0)+Pp+2γ/r+ρ gl1〕・1/P以下である。この場合、回転数Xは前
記 実施例2で示される範囲になければならない。温
度比T/Tpと回転数Xとの関係を第13図に示
す。 比較例 回転数を毎分1200回転でポリウレタン組成物を
注入し、その後ポリウレタン組成物が非流動化す
る時間より前に反応硬化温度Tを363〓に上昇さ
せた以外は前記実施例1と同様にしてポツテイン
グを行つた。その結果、中空繊維5の中空部分1
0へ侵入した固化性液体の高さhは2.5cmであつ
た。 次いで、前記実施例1と同様に切断開口して、
その状態を観察したが、中空繊維5の中空部10
内に、第14図に概略的に示されるように、固化
性液体(ポリウレタン組成物)7が薄く皮膜状に
付着して中空繊維5の内径を減少させていた。さ
らに前記実施例1と同様にして血液透析装置に組
み立て血液透析を行つたところ、凝血現象が観察
された。 本比較例によれば、298〓で固化性液体を注入
した場合、第15図に概略的に示されるように中
空繊維5の中空部分10に侵入した固化性液体7
の高さhは、1200回転の遠心力で一旦A−A′位
置即ちケーシング部材80の底面88からの高さ
3.2cmまで上昇し、その後前記温度Tを上昇させ
ることによつて、中空繊維5の中空部分10に封
じこめられた空気が膨張して、侵入した固化性液
体7をB−B′位置即ちケーシング部材80の底面
88からの高さ2.5cmの位置まで押し戻したもの
と理解されるが、この際、上述のようにY−
Y′で示される切断位置よりも回転中心側にある
中空繊維5の中空部分10に付着したものと考え
られる。 従つて、いかなる場合においても、切断位置Y
−Y′より回転中心側にある中空繊維5の中空部
10内に固化性液体を付着することは避けねばな
らないことが容易に理解できる。 以上のことから明白なように、本発明によれ
ば、両端が開口している中空繊維から構成されて
いる中空繊維束を回転数と温度とを制御したポツ
テイング操作を行つてケースに固定することによ
り、透析性能にすぐれ、製造ごとのバラツキがな
い中空繊維型透析装置が容易に製造できる。 本発明の技術的思想は、両端が開口している中
空繊維よりなる中空繊維束を遠心力を用いてポツ
テイング材によりケースに固定する方法におい
て、遠心力と温度とを巧みに制御して、中空繊維
の中空部分に空気を封じこめ、封じこめられた空
気の圧力を制御することによつて、従来の接着剤
を塗布する方法では不可能であつた欠陥を解決
し、全ての中空繊維を流体の通過口として作用さ
せることができ、かつ製造ごとのバラツキがない
中空繊維型物質移動装置を製造することにある。 従つて多数の両端部が開口している中空繊維よ
りなる中空繊維束は前述のように1体もしくは複
数の連続した中空繊維よりなる中空繊維束を切断
開口させたものでも、あるいはあらかじめ両端部
が開口している中空繊維を束状に形成したもので
あつてもよい。またポツテイング材として用いる
固化性液体は例えばシリコーンゴム、エポキシ樹
脂、ポリウレタン等を任意に選択することが可能
である。なお本発明は人工腎臓だけでなく、人工
肺やジユースの濃縮装置等にも適用でき、極めて
有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は従来例を示すものであつて、
第1図は連続した中空繊維を束ねた状態の斜視
図、第2A図は両端が開口した多数の中空繊維を
束ねた状態の斜視図、第2B図は両端が開口した
多数の中空繊維を束ねた別の状態の斜視図、第3
図は中空繊維の巻き取り装置の斜視図、第4図は
連続した中空繊維からなる中空繊維束を用いる遠
心成型法の装置の一部破断正面図、第5図は両端
が開口した多数の中空繊維からなる中空繊維束を
用いる遠心成型法の装置の一部破断正面図、第4
A図は第5図に示す方法で接着剤を塗布してポツ
テイングしたときのポツテイング部分の断面図、
第6B図は第5図に示す方法で接着剤を塗布して
ポツテイングしたときのポツテイング部分の別の
状態を示す断面図である。第7図〜第15図は本
発明を説明するためのものであつて、第7図はケ
ースに中空繊維を収容した状態の斜視図、第8図
は第7図に示すケースを回転させてポツテイング
する装置の一部破断した正面図、第9図はポツテ
イング時における第8図の装置の中空繊維部分を
誇張して示す断面図、第10図はポツテイング時
において中空繊維の中空部分に空気を封じ込めた
状態を誇張拡大して示す断面図、第11図はポツ
テイング後に透析装置を組立てるときの分解斜視
図、第12図は中空繊維の中空部分に侵入するポ
ツテイング材の高さh及び中空繊維間の空間を上
昇するポツテイング材の高さHと回転数との関係
を示すグラフ、第13図はポツテイング材の注入
開始温度と反応硬化温度との比T/Tpと回転数
との関係を示すグラフ、第14図は中空繊維の内
壁面にポツテイング材が付着した状態の断面図、
第15図は第14図に示す事態を説明するための
ポツテイング時の断面図である。 なお図面に用いられている符号において、1は
ケース、5は中空繊維、7は固化性液体又はポツ
テイング材、10は中空部分、11は空間、80
はケーシング部材、82は回転板、84は容器で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の中空繊維をケース内の所定の装填領域
    に装填し、次いで前記複数の中空繊維の両端部を
    所定量の固化性液体でそれぞれ固着し、次いでこ
    の固着部分を切断して前記複数の中空繊維の両端
    を開口させるようにした中空繊維型物質移動装置
    の製造方法において、前記複数の中空繊維をそれ
    らの両端がそれぞれ開口しているままで前記ケー
    ス内に収容し、次いでこのケースを毎分ほぼ 【式】以上、ほぼ 以下(但し、l0は前記固化性液体による固着時で
    の前記ケースの両端部における前記固着部分の両
    外側端面間の距離の1/2、l1は前記固化性液体に
    よる固着時での前記固着部分の外側端面と内側端
    面との間の距離、l2は前記固着部分の外側端面と
    切断位置との間の距離、rは前記中空繊維の中空
    部分の半径、γは前記固化性液体の表面張力、ρ
    は前記固化性液体の比重、gは重力加速度、p0
    大気圧である。なおl0、l1、l2、r、γ、ρ、g
    及びp0の単位はすべてcgs単位である。)で回転
    させて前記ケースの両端部に遠心力を作用させ、
    この遠心力が作用している状態で前記固化性液体
    の前記所定量を前記複数の中空繊維の前記両端に
    同時に供給して前記複数の中空繊維の中空部分の
    空気を封じ込め、固着することを特徴とする方
    法。
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