JPS6232762B2 - - Google Patents
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- JPS6232762B2 JPS6232762B2 JP53114574A JP11457478A JPS6232762B2 JP S6232762 B2 JPS6232762 B2 JP S6232762B2 JP 53114574 A JP53114574 A JP 53114574A JP 11457478 A JP11457478 A JP 11457478A JP S6232762 B2 JPS6232762 B2 JP S6232762B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- group
- focal length
- lenses
- condition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Landscapes
- Lenses (AREA)
Description
本発明は、写真用に供せられるレトロフオーカ
ス型広角レンズの改良に関し、その目的とすると
ころは、7群7枚のレンズ構成にして、明るさが
1:2.8、画角が75゜以上、バツクフオーカスfB
がレンズ全系の合成焦点距離fの1.25倍以上にし
て、安価な低屈折率の素材でレンズ系を構成した
にも拘らず、諸収差を良好に補正し、かつ小型軽
量なレトロフオーカス型広角レンズを提供せんと
するにある。 周知の如く明るさが1:2.8、画面が75゜程度
のレトロフオーカス型の広角レンズは数多く提供
されているが、より一層のコンパクト化を計ろう
とすると、前群発散系の焦点距離をより小さくす
る必要が生ずる。このことは、バツクフオーカス
fBを確保する上では極めて有利なるも、諸収
差、特に負の歪曲収差の増大をきたす外、球面収
差やコマ収差の良好な補正が困難になるという問
題が誘発せられる。 この問題の解決策として、通常は発散系中に正
のレンズを配置したり、レンズ系中の何れかの群
に接合レンズを設けるなど、レンズ枚数の増加を
伴つた補正例が多くみられる。他の例としては、
ペツツバール和を適正に保ち、良好な像面を得な
がら前記収差を良好に補正するために、前群発散
系に続くレンズ系を比較的高屈折率の素材で構成
している例も比較的多い。しかし、このような状
況下にあつても、本発明のレンズ系と同様7枚レ
ンズ構成で小型ながら諸収差、特に歪曲収差を良
好に補正した例が特公昭43−13833号公報にみら
れる。この例では、発散系に続く収歛系中の前方
凸レンズ出射面の形状およびその後方凸レンズと
の空気間隔に条件を与え目的を達しているが、コ
ンパクト性において本発明レンズ系の約15%増と
なつており、未だ改良すべき点が残つている。 一方、レンズ素材の屈折率に関して云えば、特
に絞り以降の後群レンズ系において従来レンズは
nd=1.62以上の高屈折率素材を用いて良好な性能
を得ている例もある。 本発明は、従来より知られている負、負、正、
正、負、正、正の7群7放構成のレンズ系に改良
を加えたもので、構成用の各レンズにnd=1.60以
下の低屈折率素材の使用を可能ならしめて安価な
レンズ系の提供を可能ならしめると同時に、レン
ズ系の全長を1.60f以下としながら前玉径の小径
化を計り、そのコンパクト化の目的を達し得たに
も拘らず、諸収差、特に歪曲収差およびコマ収差
が良好に補正されたレンズ系の提供を可能ならし
めたものである。 以下、本発明に係る写真用に供せられるレトロ
フオーカス型広角レンズの構成を図示の実施例に
基いて詳細に説明することとする。 本発明に係るレンズ系は、物界側より順にみ
て、第1群と第2群には物界側に凸面を向けた負
のメニスカス単レンズL1,L2、第3群と第4群
には両凸の単レンズL3,L4を配し、第5群には
両凹の単レンズL5、第6群には像界側に凸面を
向けた正のメニスカス単レンズL6、第7群には
正の単レンズL7を配した7群7枚構成にして、 (1) 1.45fΣd1.60f (2)(イ) 0.74f|f1.2|0.85f f1.2<0 (ロ) |f1|0.5|f2| f1、f2<0 (ハ) 0.40fd5+d6+d70.53f (ニ) 0.15fd80.24f (3) (ν3+ν4)/255 (4) 0.9f|f8|1.3f f8<0 但し、 f;レンズ系全系の合成焦点距離 f1;第1群のレンズの焦点距離 f2;第2群のレンズの焦点距離 f1.2;第1群と第2群のレンズの合成焦点距離 ri;第i面の曲率半径(i=1、2、………、
14) dj;第j面と第j+1面間の光軸上のレンズ面間
隔(j=1、2、………、13) Σd;レンズ系の全長 νk;第k群のレンズのアツベ数(k=1、2、
………、7) なる各条件を同時に満足せしめ得たところに特徴
を有するレトロフオーカス型の広角レンズにし
て、以下本発明の技術的背景、あるいは上記設定
諸条件のもつ技術的意義について詳述することと
する。 先ず、(1)なる条件は、レンズ系をコンパクトに
するためには欠くことのできない前提条件で、後
述の諸条件との関係において、レンズ系の全長を
できるだけ短く保つための条件にして、この条件
の上限を越えると、レンズ系の全長のみならず、
前玉径が大きくなり、本発明の目的とするコンパ
クト化が達成し得なくなる。 この(1)なる条件の下限を越えてレンズ系の全長
を短くすると、所望のバツクフオーカスfBを保
つ上にどうしても前群における発散系の屈折力が
強くなりすぎ、ここで生ずる諸収差、特に3%を
越える負の歪曲収差、および過大な負のコマ収差
が発生し、後続のレンズ群によつても、これを良
好に補正することが不可能となる。 (2)なる条件は、上記条件(1)の範囲内にレンズ系
の全長を抑えた上で、バツクフオーカスfBを
1.25f以上とし、かつ前群における発散系による
歪曲収差やコマ収差等を主とする諸収差の発生を
極力抑えるための条件である。 この条件(2)における(イ)項の上限を限えて発散系
の屈折力を弱めた場合には、歪曲収差等が悪化す
る。一般に、発散系の屈折力を弱めることは、一
見歪曲収差等を小さく抑えられるように思われが
ちだが、本発明のように1.25f以上のバツクフオ
ーカスfBを確保しようとするために、どうして
も発散系に続くレンズ面間隔d4を大きくとり、か
つ絞りSを配置する空間d8を狭くする必要がある
ので、結果的に歪曲収差等を悪化させることにな
るのである。 これとは逆に、下限を越えると、上記発散系の
屈折力が強くなりすぎ、歪曲収差やコマ収差等が
極めて悪化することとなり、後述する諸条件によ
つても、これらの諸収差を良好に補正することが
困難となる。 また、この条件(2)における(ロ)項は、上記(イ)項と
の関係において、発散系で生ずる上記歪曲収差や
コマ収差等を極力抑え、かつ画面周辺部の倍率色
収差を中心部と等量となるようにバランスさせる
ための補助的条件である。 すなわち、第2群の負のメニスカス単レンズ
L2に対して、その前方に配した第1群の負のメ
ニスカス単レンズL1の屈折力を充分強め、かつ
本発明の実施例の如く、前記レンズL1の物界側
の面の曲率半径r1を前記レンズL2の物界側の面の
曲率半径r3より大きくしたので、負の歪曲収差や
コマ収差等の発生に多大な影響を与える前記レン
ズL1,L2の出射面側の曲率半径を緩くすること
ができ、その結果、上記諸収差の発生を最小限に
止めることができると共に、画面周辺部の倍率色
収差を良好にバランスさせるための必要かつ適正
な色分散をも与えることができることとなつた。 要するに、この(ロ)項は、これらを満足させるた
めに設定された限界を表わすものである。 さて、本発明では、これら(イ)項と(ロ)項とで発散
系の屈折力を過不足なく与えて、諸収差の発生を
極力避けてはいるものの、これらの発散作用に基
いた諸収差が必然的に残存してしまう。そこで、
これらの残存収差の補正に対しては、補正効果の
ある収歛系およびこれに続いて絞りSを配置する
空間のレンズ面間隔に、条件(2)における(ハ)項と(ニ)
項の如き条件を与えた。 すなわち、これは、収歛系のレンズ合成厚さd5
+d6+d7に対して絞りSを配置するレンズ面間隔
d8を通常の場合より大きくとることによつて、前
述の残存収差の補正作用を強めるためのものであ
る。しかしながら、レンズ面間隔d8を大きくとる
ことは、通常ペツツバール和が大きくなり易く、
非点収差、特にメリデイオナル像面が画面周辺部
で補正不足となりがちであるから、これをも補正
したい場合には、収歛系の第3群と第4群の正の
単レンズL3,L4および発散レンズである第5群
の両凹の負の単レンズL5にそれぞれnd=1.60以下
の低屈折率を用いて上記諸収差の悪化をみずに歪
曲収差およびコマ収差等の補正を行なうことがで
きた。特に、第5群L5により低い屈折率の素材
を用いるときは、その効果が著しくなる。 要するに、この(ハ)項の下限および(ニ)項の上限
は、上述の効果を得るための限界値である。 一方、(ハ)項の上限を越えると、収歛系が厚くな
りすぎてバツクフオーカスfBの確保、ならびに
周辺光量の確保が困難となる。また、(ニ)項の下限
を越え、絞りSの設置空間であるレンズ面間隔d8
を狭くすると、収歛系による歪曲収差等の補正作
用が鈍り、発散作用をもつ第5群単レンズL5の
負の作用、すなわち発散作用の影響が加わつて歪
曲収差の補正をより一層困難なものとする。 したがつて、この(2)なる条件における(ハ)項と(ニ)
項は、互に関連して歪曲収差およびコマ収差等を
主として良好に保つための働きをなさしめたもの
である。 これらに続く(3)なる条件は、発散系で生じた補
正過剰の色収差を全画面にわたつて良好に補正す
るためのもので、この条件を満足せしめ得ない場
合は、その補正が著しく困難となる。 最後に、(4)なる条件は、前記条件(2)による歪曲
収差、コマ収差等の補正作用をより一層助長させ
ると共に、発散系で生じた補正過剰の球面収差を
併せて補正するために設定したものである。 すなわち、第4群として配した両凸の単レンズ
L4の像界側の面の曲率半径r8の値を条件(4)の上限
を越えて緩くすると、あたかもレンズ面間隔d8を
小としたときと同様に、有効な収差補正が行なえ
なくなる。 一方、(4)なる条件の下限を越えて曲率半径r8の
曲率を強くすると、球面収差補正には有利となる
が、歪曲収差に対する補正過剰となり、コマフレ
アが悪化する。特に、後方に配置した各レンズ
L5,L6,L7の周辺部を通過する光束で発生する
負のコマフレアに対しては、発散系の第5群の負
の単レンズL5における像界側の面の曲率半径を
強め、さらにレンズ面間隔d10を大きくして補正
しようとしても良好な補正は望めない。しかも、
この収差補正の過程で、第5群の負の単レンズ
L5以降の合成厚さを厚くすることは、非点収
差、特にアンダー傾向のメリデイオナル像面を良
好に補正し難くなり、好ましくない。 以上述べたところから明らかなように、本発明
は(1)から(4)までの諸条件を設定したので、レンズ
系の小型化に成功し、安価でコンパクトながら、
良好な性能を備えたレンズ系の提供を可能ならし
めたものである。 次に、本発明に基いた具体的実施例を示す。 但し、実施例および実施例において、 ri;第i面の曲率半径(i=1、2、3、……
…、14) dj;第j面と第j+1面間の光軸上のレンズ面間
隔(j=1、2、3、………、13) nd;第d群のレンズの屈折率(d=1、2、
3、………、7) νk;第k群のレンズのアツベ数(k=1、2、
3、………7) f;レンズ全系の合成焦点距離 fB;バツクフオーカス f1.2;第1群と第2群のレンズの合成焦点距離 f1;第1群のレンズの焦点距離 f2;第2群のレンズの焦点距離 Σd;レンズ系の全長 実施例
ス型広角レンズの改良に関し、その目的とすると
ころは、7群7枚のレンズ構成にして、明るさが
1:2.8、画角が75゜以上、バツクフオーカスfB
がレンズ全系の合成焦点距離fの1.25倍以上にし
て、安価な低屈折率の素材でレンズ系を構成した
にも拘らず、諸収差を良好に補正し、かつ小型軽
量なレトロフオーカス型広角レンズを提供せんと
するにある。 周知の如く明るさが1:2.8、画面が75゜程度
のレトロフオーカス型の広角レンズは数多く提供
されているが、より一層のコンパクト化を計ろう
とすると、前群発散系の焦点距離をより小さくす
る必要が生ずる。このことは、バツクフオーカス
fBを確保する上では極めて有利なるも、諸収
差、特に負の歪曲収差の増大をきたす外、球面収
差やコマ収差の良好な補正が困難になるという問
題が誘発せられる。 この問題の解決策として、通常は発散系中に正
のレンズを配置したり、レンズ系中の何れかの群
に接合レンズを設けるなど、レンズ枚数の増加を
伴つた補正例が多くみられる。他の例としては、
ペツツバール和を適正に保ち、良好な像面を得な
がら前記収差を良好に補正するために、前群発散
系に続くレンズ系を比較的高屈折率の素材で構成
している例も比較的多い。しかし、このような状
況下にあつても、本発明のレンズ系と同様7枚レ
ンズ構成で小型ながら諸収差、特に歪曲収差を良
好に補正した例が特公昭43−13833号公報にみら
れる。この例では、発散系に続く収歛系中の前方
凸レンズ出射面の形状およびその後方凸レンズと
の空気間隔に条件を与え目的を達しているが、コ
ンパクト性において本発明レンズ系の約15%増と
なつており、未だ改良すべき点が残つている。 一方、レンズ素材の屈折率に関して云えば、特
に絞り以降の後群レンズ系において従来レンズは
nd=1.62以上の高屈折率素材を用いて良好な性能
を得ている例もある。 本発明は、従来より知られている負、負、正、
正、負、正、正の7群7放構成のレンズ系に改良
を加えたもので、構成用の各レンズにnd=1.60以
下の低屈折率素材の使用を可能ならしめて安価な
レンズ系の提供を可能ならしめると同時に、レン
ズ系の全長を1.60f以下としながら前玉径の小径
化を計り、そのコンパクト化の目的を達し得たに
も拘らず、諸収差、特に歪曲収差およびコマ収差
が良好に補正されたレンズ系の提供を可能ならし
めたものである。 以下、本発明に係る写真用に供せられるレトロ
フオーカス型広角レンズの構成を図示の実施例に
基いて詳細に説明することとする。 本発明に係るレンズ系は、物界側より順にみ
て、第1群と第2群には物界側に凸面を向けた負
のメニスカス単レンズL1,L2、第3群と第4群
には両凸の単レンズL3,L4を配し、第5群には
両凹の単レンズL5、第6群には像界側に凸面を
向けた正のメニスカス単レンズL6、第7群には
正の単レンズL7を配した7群7枚構成にして、 (1) 1.45fΣd1.60f (2)(イ) 0.74f|f1.2|0.85f f1.2<0 (ロ) |f1|0.5|f2| f1、f2<0 (ハ) 0.40fd5+d6+d70.53f (ニ) 0.15fd80.24f (3) (ν3+ν4)/255 (4) 0.9f|f8|1.3f f8<0 但し、 f;レンズ系全系の合成焦点距離 f1;第1群のレンズの焦点距離 f2;第2群のレンズの焦点距離 f1.2;第1群と第2群のレンズの合成焦点距離 ri;第i面の曲率半径(i=1、2、………、
14) dj;第j面と第j+1面間の光軸上のレンズ面間
隔(j=1、2、………、13) Σd;レンズ系の全長 νk;第k群のレンズのアツベ数(k=1、2、
………、7) なる各条件を同時に満足せしめ得たところに特徴
を有するレトロフオーカス型の広角レンズにし
て、以下本発明の技術的背景、あるいは上記設定
諸条件のもつ技術的意義について詳述することと
する。 先ず、(1)なる条件は、レンズ系をコンパクトに
するためには欠くことのできない前提条件で、後
述の諸条件との関係において、レンズ系の全長を
できるだけ短く保つための条件にして、この条件
の上限を越えると、レンズ系の全長のみならず、
前玉径が大きくなり、本発明の目的とするコンパ
クト化が達成し得なくなる。 この(1)なる条件の下限を越えてレンズ系の全長
を短くすると、所望のバツクフオーカスfBを保
つ上にどうしても前群における発散系の屈折力が
強くなりすぎ、ここで生ずる諸収差、特に3%を
越える負の歪曲収差、および過大な負のコマ収差
が発生し、後続のレンズ群によつても、これを良
好に補正することが不可能となる。 (2)なる条件は、上記条件(1)の範囲内にレンズ系
の全長を抑えた上で、バツクフオーカスfBを
1.25f以上とし、かつ前群における発散系による
歪曲収差やコマ収差等を主とする諸収差の発生を
極力抑えるための条件である。 この条件(2)における(イ)項の上限を限えて発散系
の屈折力を弱めた場合には、歪曲収差等が悪化す
る。一般に、発散系の屈折力を弱めることは、一
見歪曲収差等を小さく抑えられるように思われが
ちだが、本発明のように1.25f以上のバツクフオ
ーカスfBを確保しようとするために、どうして
も発散系に続くレンズ面間隔d4を大きくとり、か
つ絞りSを配置する空間d8を狭くする必要がある
ので、結果的に歪曲収差等を悪化させることにな
るのである。 これとは逆に、下限を越えると、上記発散系の
屈折力が強くなりすぎ、歪曲収差やコマ収差等が
極めて悪化することとなり、後述する諸条件によ
つても、これらの諸収差を良好に補正することが
困難となる。 また、この条件(2)における(ロ)項は、上記(イ)項と
の関係において、発散系で生ずる上記歪曲収差や
コマ収差等を極力抑え、かつ画面周辺部の倍率色
収差を中心部と等量となるようにバランスさせる
ための補助的条件である。 すなわち、第2群の負のメニスカス単レンズ
L2に対して、その前方に配した第1群の負のメ
ニスカス単レンズL1の屈折力を充分強め、かつ
本発明の実施例の如く、前記レンズL1の物界側
の面の曲率半径r1を前記レンズL2の物界側の面の
曲率半径r3より大きくしたので、負の歪曲収差や
コマ収差等の発生に多大な影響を与える前記レン
ズL1,L2の出射面側の曲率半径を緩くすること
ができ、その結果、上記諸収差の発生を最小限に
止めることができると共に、画面周辺部の倍率色
収差を良好にバランスさせるための必要かつ適正
な色分散をも与えることができることとなつた。 要するに、この(ロ)項は、これらを満足させるた
めに設定された限界を表わすものである。 さて、本発明では、これら(イ)項と(ロ)項とで発散
系の屈折力を過不足なく与えて、諸収差の発生を
極力避けてはいるものの、これらの発散作用に基
いた諸収差が必然的に残存してしまう。そこで、
これらの残存収差の補正に対しては、補正効果の
ある収歛系およびこれに続いて絞りSを配置する
空間のレンズ面間隔に、条件(2)における(ハ)項と(ニ)
項の如き条件を与えた。 すなわち、これは、収歛系のレンズ合成厚さd5
+d6+d7に対して絞りSを配置するレンズ面間隔
d8を通常の場合より大きくとることによつて、前
述の残存収差の補正作用を強めるためのものであ
る。しかしながら、レンズ面間隔d8を大きくとる
ことは、通常ペツツバール和が大きくなり易く、
非点収差、特にメリデイオナル像面が画面周辺部
で補正不足となりがちであるから、これをも補正
したい場合には、収歛系の第3群と第4群の正の
単レンズL3,L4および発散レンズである第5群
の両凹の負の単レンズL5にそれぞれnd=1.60以下
の低屈折率を用いて上記諸収差の悪化をみずに歪
曲収差およびコマ収差等の補正を行なうことがで
きた。特に、第5群L5により低い屈折率の素材
を用いるときは、その効果が著しくなる。 要するに、この(ハ)項の下限および(ニ)項の上限
は、上述の効果を得るための限界値である。 一方、(ハ)項の上限を越えると、収歛系が厚くな
りすぎてバツクフオーカスfBの確保、ならびに
周辺光量の確保が困難となる。また、(ニ)項の下限
を越え、絞りSの設置空間であるレンズ面間隔d8
を狭くすると、収歛系による歪曲収差等の補正作
用が鈍り、発散作用をもつ第5群単レンズL5の
負の作用、すなわち発散作用の影響が加わつて歪
曲収差の補正をより一層困難なものとする。 したがつて、この(2)なる条件における(ハ)項と(ニ)
項は、互に関連して歪曲収差およびコマ収差等を
主として良好に保つための働きをなさしめたもの
である。 これらに続く(3)なる条件は、発散系で生じた補
正過剰の色収差を全画面にわたつて良好に補正す
るためのもので、この条件を満足せしめ得ない場
合は、その補正が著しく困難となる。 最後に、(4)なる条件は、前記条件(2)による歪曲
収差、コマ収差等の補正作用をより一層助長させ
ると共に、発散系で生じた補正過剰の球面収差を
併せて補正するために設定したものである。 すなわち、第4群として配した両凸の単レンズ
L4の像界側の面の曲率半径r8の値を条件(4)の上限
を越えて緩くすると、あたかもレンズ面間隔d8を
小としたときと同様に、有効な収差補正が行なえ
なくなる。 一方、(4)なる条件の下限を越えて曲率半径r8の
曲率を強くすると、球面収差補正には有利となる
が、歪曲収差に対する補正過剰となり、コマフレ
アが悪化する。特に、後方に配置した各レンズ
L5,L6,L7の周辺部を通過する光束で発生する
負のコマフレアに対しては、発散系の第5群の負
の単レンズL5における像界側の面の曲率半径を
強め、さらにレンズ面間隔d10を大きくして補正
しようとしても良好な補正は望めない。しかも、
この収差補正の過程で、第5群の負の単レンズ
L5以降の合成厚さを厚くすることは、非点収
差、特にアンダー傾向のメリデイオナル像面を良
好に補正し難くなり、好ましくない。 以上述べたところから明らかなように、本発明
は(1)から(4)までの諸条件を設定したので、レンズ
系の小型化に成功し、安価でコンパクトながら、
良好な性能を備えたレンズ系の提供を可能ならし
めたものである。 次に、本発明に基いた具体的実施例を示す。 但し、実施例および実施例において、 ri;第i面の曲率半径(i=1、2、3、……
…、14) dj;第j面と第j+1面間の光軸上のレンズ面間
隔(j=1、2、3、………、13) nd;第d群のレンズの屈折率(d=1、2、
3、………、7) νk;第k群のレンズのアツベ数(k=1、2、
3、………7) f;レンズ全系の合成焦点距離 fB;バツクフオーカス f1.2;第1群と第2群のレンズの合成焦点距離 f1;第1群のレンズの焦点距離 f2;第2群のレンズの焦点距離 Σd;レンズ系の全長 実施例
【表】
実施例
【表】
第1図は本発明に係るレトロフオーカス型広角
レンズの基本的構成図にして、第2図は本発明に
基いた実施例の各収差曲線図であり、第3図は
実施例の各収差曲線図である。 L1,L2,………,L7;レンズ系の各群を構成
するレンズ、r1,r2,………,r14;各レンズL1,
L2,………,L7の曲率半径、d1,d2,………,
d13;各レンズL1,L2,………,L7の光軸上のレ
ンズ面間隔(各レンズの軸上厚み、または軸上空
気間隔)、S;絞り。
レンズの基本的構成図にして、第2図は本発明に
基いた実施例の各収差曲線図であり、第3図は
実施例の各収差曲線図である。 L1,L2,………,L7;レンズ系の各群を構成
するレンズ、r1,r2,………,r14;各レンズL1,
L2,………,L7の曲率半径、d1,d2,………,
d13;各レンズL1,L2,………,L7の光軸上のレ
ンズ面間隔(各レンズの軸上厚み、または軸上空
気間隔)、S;絞り。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 物界側より順にみて、第1群と第2群には物
界側に凸面を向けた負のメニスカス単レンズ、第
3群と第4群には両凸の単レンズを配し、第5群
には両凹の単レンズ、第6群には像界側に凸面を
向けた正のメニスカス単レンズ、第7群には正の
単レンズを配した7群7枚構成にして、 (1) 1.45fΣd1.60f (2)(イ) 0.74f|f1.2|0.85f f1.2<0 (ロ) |f1|0.5|f2| f1、f2<0 (ハ) 0.40fd5+d6+d70.53f (ニ) 0.15fd80.24f (3) (ν3+ν4)/255 (4) 0.9f|r8|1.3f r8<0 但し、 f;レンズ系全系の合成焦点距離 f1.2;第1群と第2群のレンズの合成焦点距離 f1;第1群のレンズの焦点距離 f2;第2群のレンズの焦点距離 ri;第i面の曲率半径(i=1、2、………、
14) dj;第j面と第j+1面間の光軸上のレンズ面間
隔(j=1、2、………、13) Σd;レンズ系の全長 νk;第k群のレンズのアツベ数(k=1、2、
………、7) なる各条件を同時に満足することを特徴とするレ
トロフオーカス型広角レンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11457478A JPS5541434A (en) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | Retrofocus type wide angle lens |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11457478A JPS5541434A (en) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | Retrofocus type wide angle lens |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5541434A JPS5541434A (en) | 1980-03-24 |
| JPS6232762B2 true JPS6232762B2 (ja) | 1987-07-16 |
Family
ID=14641235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11457478A Granted JPS5541434A (en) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | Retrofocus type wide angle lens |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5541434A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE54495T1 (de) * | 1981-05-25 | 1990-07-15 | Nocopi Int Inc | Verfahren zum herstellen von fotokopiersicheren dokumenten, sowie fotokopierresistentes papier. |
| JPS5862610A (ja) * | 1981-10-09 | 1983-04-14 | Asahi Optical Co Ltd | 広角写真レンズ |
| US4682863A (en) * | 1985-08-26 | 1987-07-28 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Ultra-wide angle micrographic lens |
| WO2012127550A1 (ja) | 2011-03-22 | 2012-09-27 | パナソニック株式会社 | プラスチックレンズ、その製造方法及びそれを用いた撮像装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS495329A (ja) * | 1972-05-01 | 1974-01-18 | ||
| JPS536853B2 (ja) * | 1972-06-07 | 1978-03-11 |
-
1978
- 1978-09-20 JP JP11457478A patent/JPS5541434A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5541434A (en) | 1980-03-24 |
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