JPS6234030B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6234030B2 JPS6234030B2 JP16858181A JP16858181A JPS6234030B2 JP S6234030 B2 JPS6234030 B2 JP S6234030B2 JP 16858181 A JP16858181 A JP 16858181A JP 16858181 A JP16858181 A JP 16858181A JP S6234030 B2 JPS6234030 B2 JP S6234030B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon monoxide
- reaction
- formaldehyde
- copper
- catalyst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C69/00—Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
- C07C69/66—Esters of carboxylic acids having esterified carboxylic groups bound to acyclic carbon atoms and having any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, acyloxy, groups, groups, or in the acid moiety
- C07C69/67—Esters of carboxylic acids having esterified carboxylic groups bound to acyclic carbon atoms and having any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, acyloxy, groups, groups, or in the acid moiety of saturated acids
- C07C69/708—Ethers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明はメトキシ酢酸メチルの製造方法に関
し、より詳しくはホルムアルデヒド、一酸化炭素
およびメタノールからメトキシ酢酸メチルを選択
的に製造する方法に関する。 メトキシ酢酸メチルは、水添・加水分解によつ
てエチレングリコールとなり、エチレングリコー
ル製造のための前駆体となるばかりでなく有機溶
剤としても有用な物質である。 ホルムアルデヒドからのエチレングリコールの
製法は硫酸を触媒としてホルムアルデヒドと一酸
化炭素を反応させてグリコール酸を製造し、それ
をメタノールによりエステル化してグリコール酸
メチルにし、さらに水添してエチレングリコール
を得る方法が工業的に実施されてきている。この
製法で中間体のグリコール酸の製造は200℃、700
気圧のような高温・高圧下で行われている。従つ
て、このような腐食性の酸の存在下における高
温・高圧の非常に厳しい反応条件では耐腐食性の
材料から作られた高価な装置を必要とし、また高
温・高圧を発生させるために多大のエネルギーを
消費する。さらにホルムアルデヒドからエチレン
グリコールを得るには多くの反応段階を経由する
ため複雑なプロセスを必要としていた。 先行技術 ホルムアルデヒドからエチレングリコールの中
間体の製造法における上記問題点を解消すること
を目的として、以前からいくつかの試みがなされ
ている。 例えばフツ化水素を触媒としてホルムアルデヒ
ドと一酸化炭素をより低温低圧で反応させてグリ
コール酸を製造する方法(特開昭51−13719号公
報、特開昭56−103135号公報)、濃硫酸中Cu
()又はAgの化合物を基礎とする触媒の存在下
ホルムアルデヒドと一酸化炭素を反応させてグリ
コール酸を製造する方法(特開昭51−41327号公
報)、硫酸またはBF3−H2O中銅()又は銀カ
ルボニル化合物の存在下、ホルムアルデヒドと一
酸化炭素を反応させ、さらにメタノールを加えて
グリコール酸エステルを合成する方法〔触媒、23
(1)、48、(1981)〕等が知られている。これらの反
応は従来法のように高温・高圧を必要とせずホル
ムアルデヒドと一酸化炭素からグリコール酸を製
造することができるが、濃硫酸を用いる場合は粘
度が大きいため十分な撹拌が困難であり、一酸化
炭素の反応系への溶解度が律速となる問題があ
り、BF3−H2Oを用いる場合はBF3−H2Oが比較
的不安定でBF3気体を放出しやすい問題があり、
さらにフツ化水素系触媒を用いる場合は腐食性が
大きいため著しく高価な装置を必要とする等の問
題がある。さらにこれらの反応を経由してエチレ
ングリコールを製造するにはグリコール酸をエス
テル化する工程を必要とし複雑なプロセスをとら
ざるを得ないという問題点がある。 発明の開示 本発明者らはホルムアルデヒドからエチレング
リコールの工業化につながる製造法を提供すべく
鋭意研究を続けた結果、銅()化合物および/
または銀化合物を含む三弗化ホウ素−メタノール
錯体系触媒を用いることによつて、ホルムアルデ
ヒドを一酸化炭素と反応させ、一段でエチレング
リコール製造の前駆物質として有用なメトキシ酢
酸メチルを低温、低圧で直接製造する方法を見出
し本発明を完成した。 発明の要旨 すなわち、本発明はホルムアルデヒド又はその
誘導体と一酸化炭素を三フツ化ホウ素−メタノー
ル錯体並びに銅()化合物および/または銀化
合物の存在下に反応させることを特徴とするメト
キシ酢酸メチルの製造方法を要旨とするものであ
る。 ホルムアルデヒド 本発明で用いられるホルムアルデヒド又はその
誘導体としてはホルムアルデヒドのメタノール溶
液、環状もしくは鎖状重合体、例えばトリオキサ
ン、パラホルムアルデヒドまたはアセタール、例
えば、メチラール等を用いることができる。 触 媒 本発明で用いられる酸触媒は、BF3・xCH3OH
(1x2)の分子式で表わされる三弗化ホウ
素−メタノール錯体で、メタノール溶液に三弗化
ホウ素ガスを吹込んで合成することができる。 本触媒中で用いられる銅()化合物および/
または銀化合物は反応系中で銅()カルボニル
および/または銀カルボニルを生じるものであれ
ばどんな化合物を用いても良いが、銅()化合
物の中では酸化銅が、銀化合物としては酸化銀お
よびホウフツ化銀が好ましく用いられる。また銅
()化合物の代りに金属銅と銅()化合物の
等量混合物、例えば銅粉と酸化第二銅を用いるこ
とも可能である。 銅()カルボニルおよび/または銀カルボニ
ルと酸触媒のモル比は特に厳密ではないがBF3・
xCH3OH1モル当り0.001〜0.1の範囲で用いるの
が好ましい。 反 応 本発明の方法はホルムアルデヒドをCOの存在
下前記の触媒と接触させることによつて達成され
る。 反応温度は−10〜+100℃の範囲が好ましい。
この温度範囲内では助触媒として用いる銅()
化合物、銀化合物は反応系内で、Cu(CO)n+
(n=1〜4)、Ag(CO)m+(m=1〜2)の
形で存在する。この温度範囲内の高温側ではn、
mは1に近い値となり低温側ではそれぞれ4、2
に近い値となる。従つて高温では反応速度が早く
なり、低温ではn、mの値が大きくなることによ
つて反応を有利に進めることができる。 反応圧力は特に限定されないが、反応速度と製
造コストのバランスから一般に0.1〜200気圧が用
いられる。高温の場合、あるいは比較的弱い酸触
媒の場合には助触媒のカルボニルが生成しにくい
から、圧力をかけた方がよいが、通常は常圧附近
の低圧で十分に反応が進行する。 本発明によれば、一酸化炭素雰囲気中に銅
()カルボニルおよび/または銀カルボニル/
BF3・メタノール錯体(予め別途調製しておいて
も、反応器中で調製してもどちらでもよい)を入
れ、所定温度で十分に撹拌しながら、所定量のホ
ルムアルデヒドを少しずつ加える。反応は速やか
に進行し、やがて反応溶液へのCO吸収がほとん
ど停止する。反応終了後、反応溶液にメタノール
を加えて希釈してから、生成したメトキシ酢酸メ
チルをメタノールと共に蒸留によつて触媒から分
離する。このとき予めNaFのような塩を加えて
BF3・メタノール錯体を分解してから生成物を蒸
留してもよく、この場合は分離されたNaBF4は別
途分解してBF3を回収し再使用に供する。メトキ
シ酢酸メチルは更に分留によつて精製する。エチ
レングリコールを最終生成物として所望する場合
はメトキシ酢酸メチルを加水分解してグリコール
酸メチルとし、更に公知の触媒を用いて水素化し
てエチレングリコールとすることができる。 反応形式はバツチ方式、セミバツチ方式あるい
は連続方式のいずれによつても実施することがで
き、触媒との接触効率を良くするため、および気
相の一酸化炭素の反応系への溶解を促進するため
撹拌等の手段を用いるのが好ましい。 発明の効果 本発明に基づく方法はいくつかの利点を有する
が、主な効果は特に穏かな低温、低圧下で反応を
行うことができ、選択的にエチレングリコールの
前駆体であるメトキシ酢酸メチルを直接製造する
ことができ、製造コストの低減、装置腐食の低
減、プロセスの簡略化を行い得ることである。ま
た先行技術ではグリコール酸重合物の生成によつ
て収率低下が避けられないが、本法によれば実質
的に重合物は生成しない。 以下本発明を実施例により詳細に説明する。 実施例 1 撹拌機を付けた200ml四口フラスコに酸化第一
銅0.715g(0.005モル)を入れ、フラスコ内を一
酸化炭素で置換したのちBF3・CH3OH錯体50ml
を注射器で導入した。撹拌を開始すると直ちに一
酸化炭素の吸収が始まり、3分後に吸収された一
酸化炭素と銅()のモル比が約3.2になつた。
この溶液を激しく撹拌しながらメチラール7.96g
(0.105モル)を9分間で滴下し、一酸化炭素分圧
を1気圧に保つて室温(約27℃)で3時間撹拌を
続けたところ1.928の一酸化炭素が吸収され、
さらに4時間後には0.214の一酸化炭素が追加
吸収された。その後反応液を氷水で冷却しながら
40mlのメタノールを加えガスクロマトグラフおよ
びNMRで分析したところメトキシ酢酸メチル
10.32g(メチラール基準収率94.8%)が認めら
れた。 実施例 2 実施例1と同様の方法で銅カルボニルを調製し
た後、メチラールの代りにパラホルムアルデヒド
3.00g(0.100モル)を約3分間でフラスコ中に
加えた。一酸化炭素は25分間で1.918吸収され
た。反応液を分析したところメトキシ酢酸メチル
7.75g(パラホルムアルデヒド基準収率74.5%)
およびグリコール酸メチル1.13g(収率12.5%)
が得られた。 実施例 3 実施例1と同様の方法で酸化第1銅の代りに酸
化銀1.159g(0.005モル)を用いて反応を行つ
た。銀()によつて吸収された一酸化炭素と銀
()のモル比は約1.3であつた。フラスコにメチ
ラール7.68g(0.101モル)を滴下した後4時間
撹拌を行つたところ、2.107の一酸化炭素を吸
収した。更に5.5時間かかつて0.234の一酸化炭
素を追加吸収した。反応後反応液を分析したとこ
ろ、メトキシ酢酸メチル9.78g(メチラール基準
収率93.1%)が得られた。 実施例 4 内容積300mlの電磁撹拌式ガラスライニングオ
ートクレーブ中にBF3・1.5CH3OH100ml、酸化第
一銅1.43g(0.01モル)、パラホルムアルデヒド
6.00g(0.200モル)を入れ、オートクレーブ内
を一酸化炭素で置換した後、60℃に昇温した。こ
の温度で一酸化炭素を圧入して75Kg/cm2として、
この圧力を保ちながら1000rpmで1時間撹拌し反
応を行つた。反応後反応液をとり出して分析した
ところ、メトキシ酢酸メチル19.24g(パラホル
ムアルデヒド基準収率92.5%)、グリコール酸メ
チル0.45g(パラホルムアルデヒド基準収率2.5
%)が得られた。
し、より詳しくはホルムアルデヒド、一酸化炭素
およびメタノールからメトキシ酢酸メチルを選択
的に製造する方法に関する。 メトキシ酢酸メチルは、水添・加水分解によつ
てエチレングリコールとなり、エチレングリコー
ル製造のための前駆体となるばかりでなく有機溶
剤としても有用な物質である。 ホルムアルデヒドからのエチレングリコールの
製法は硫酸を触媒としてホルムアルデヒドと一酸
化炭素を反応させてグリコール酸を製造し、それ
をメタノールによりエステル化してグリコール酸
メチルにし、さらに水添してエチレングリコール
を得る方法が工業的に実施されてきている。この
製法で中間体のグリコール酸の製造は200℃、700
気圧のような高温・高圧下で行われている。従つ
て、このような腐食性の酸の存在下における高
温・高圧の非常に厳しい反応条件では耐腐食性の
材料から作られた高価な装置を必要とし、また高
温・高圧を発生させるために多大のエネルギーを
消費する。さらにホルムアルデヒドからエチレン
グリコールを得るには多くの反応段階を経由する
ため複雑なプロセスを必要としていた。 先行技術 ホルムアルデヒドからエチレングリコールの中
間体の製造法における上記問題点を解消すること
を目的として、以前からいくつかの試みがなされ
ている。 例えばフツ化水素を触媒としてホルムアルデヒ
ドと一酸化炭素をより低温低圧で反応させてグリ
コール酸を製造する方法(特開昭51−13719号公
報、特開昭56−103135号公報)、濃硫酸中Cu
()又はAgの化合物を基礎とする触媒の存在下
ホルムアルデヒドと一酸化炭素を反応させてグリ
コール酸を製造する方法(特開昭51−41327号公
報)、硫酸またはBF3−H2O中銅()又は銀カ
ルボニル化合物の存在下、ホルムアルデヒドと一
酸化炭素を反応させ、さらにメタノールを加えて
グリコール酸エステルを合成する方法〔触媒、23
(1)、48、(1981)〕等が知られている。これらの反
応は従来法のように高温・高圧を必要とせずホル
ムアルデヒドと一酸化炭素からグリコール酸を製
造することができるが、濃硫酸を用いる場合は粘
度が大きいため十分な撹拌が困難であり、一酸化
炭素の反応系への溶解度が律速となる問題があ
り、BF3−H2Oを用いる場合はBF3−H2Oが比較
的不安定でBF3気体を放出しやすい問題があり、
さらにフツ化水素系触媒を用いる場合は腐食性が
大きいため著しく高価な装置を必要とする等の問
題がある。さらにこれらの反応を経由してエチレ
ングリコールを製造するにはグリコール酸をエス
テル化する工程を必要とし複雑なプロセスをとら
ざるを得ないという問題点がある。 発明の開示 本発明者らはホルムアルデヒドからエチレング
リコールの工業化につながる製造法を提供すべく
鋭意研究を続けた結果、銅()化合物および/
または銀化合物を含む三弗化ホウ素−メタノール
錯体系触媒を用いることによつて、ホルムアルデ
ヒドを一酸化炭素と反応させ、一段でエチレング
リコール製造の前駆物質として有用なメトキシ酢
酸メチルを低温、低圧で直接製造する方法を見出
し本発明を完成した。 発明の要旨 すなわち、本発明はホルムアルデヒド又はその
誘導体と一酸化炭素を三フツ化ホウ素−メタノー
ル錯体並びに銅()化合物および/または銀化
合物の存在下に反応させることを特徴とするメト
キシ酢酸メチルの製造方法を要旨とするものであ
る。 ホルムアルデヒド 本発明で用いられるホルムアルデヒド又はその
誘導体としてはホルムアルデヒドのメタノール溶
液、環状もしくは鎖状重合体、例えばトリオキサ
ン、パラホルムアルデヒドまたはアセタール、例
えば、メチラール等を用いることができる。 触 媒 本発明で用いられる酸触媒は、BF3・xCH3OH
(1x2)の分子式で表わされる三弗化ホウ
素−メタノール錯体で、メタノール溶液に三弗化
ホウ素ガスを吹込んで合成することができる。 本触媒中で用いられる銅()化合物および/
または銀化合物は反応系中で銅()カルボニル
および/または銀カルボニルを生じるものであれ
ばどんな化合物を用いても良いが、銅()化合
物の中では酸化銅が、銀化合物としては酸化銀お
よびホウフツ化銀が好ましく用いられる。また銅
()化合物の代りに金属銅と銅()化合物の
等量混合物、例えば銅粉と酸化第二銅を用いるこ
とも可能である。 銅()カルボニルおよび/または銀カルボニ
ルと酸触媒のモル比は特に厳密ではないがBF3・
xCH3OH1モル当り0.001〜0.1の範囲で用いるの
が好ましい。 反 応 本発明の方法はホルムアルデヒドをCOの存在
下前記の触媒と接触させることによつて達成され
る。 反応温度は−10〜+100℃の範囲が好ましい。
この温度範囲内では助触媒として用いる銅()
化合物、銀化合物は反応系内で、Cu(CO)n+
(n=1〜4)、Ag(CO)m+(m=1〜2)の
形で存在する。この温度範囲内の高温側ではn、
mは1に近い値となり低温側ではそれぞれ4、2
に近い値となる。従つて高温では反応速度が早く
なり、低温ではn、mの値が大きくなることによ
つて反応を有利に進めることができる。 反応圧力は特に限定されないが、反応速度と製
造コストのバランスから一般に0.1〜200気圧が用
いられる。高温の場合、あるいは比較的弱い酸触
媒の場合には助触媒のカルボニルが生成しにくい
から、圧力をかけた方がよいが、通常は常圧附近
の低圧で十分に反応が進行する。 本発明によれば、一酸化炭素雰囲気中に銅
()カルボニルおよび/または銀カルボニル/
BF3・メタノール錯体(予め別途調製しておいて
も、反応器中で調製してもどちらでもよい)を入
れ、所定温度で十分に撹拌しながら、所定量のホ
ルムアルデヒドを少しずつ加える。反応は速やか
に進行し、やがて反応溶液へのCO吸収がほとん
ど停止する。反応終了後、反応溶液にメタノール
を加えて希釈してから、生成したメトキシ酢酸メ
チルをメタノールと共に蒸留によつて触媒から分
離する。このとき予めNaFのような塩を加えて
BF3・メタノール錯体を分解してから生成物を蒸
留してもよく、この場合は分離されたNaBF4は別
途分解してBF3を回収し再使用に供する。メトキ
シ酢酸メチルは更に分留によつて精製する。エチ
レングリコールを最終生成物として所望する場合
はメトキシ酢酸メチルを加水分解してグリコール
酸メチルとし、更に公知の触媒を用いて水素化し
てエチレングリコールとすることができる。 反応形式はバツチ方式、セミバツチ方式あるい
は連続方式のいずれによつても実施することがで
き、触媒との接触効率を良くするため、および気
相の一酸化炭素の反応系への溶解を促進するため
撹拌等の手段を用いるのが好ましい。 発明の効果 本発明に基づく方法はいくつかの利点を有する
が、主な効果は特に穏かな低温、低圧下で反応を
行うことができ、選択的にエチレングリコールの
前駆体であるメトキシ酢酸メチルを直接製造する
ことができ、製造コストの低減、装置腐食の低
減、プロセスの簡略化を行い得ることである。ま
た先行技術ではグリコール酸重合物の生成によつ
て収率低下が避けられないが、本法によれば実質
的に重合物は生成しない。 以下本発明を実施例により詳細に説明する。 実施例 1 撹拌機を付けた200ml四口フラスコに酸化第一
銅0.715g(0.005モル)を入れ、フラスコ内を一
酸化炭素で置換したのちBF3・CH3OH錯体50ml
を注射器で導入した。撹拌を開始すると直ちに一
酸化炭素の吸収が始まり、3分後に吸収された一
酸化炭素と銅()のモル比が約3.2になつた。
この溶液を激しく撹拌しながらメチラール7.96g
(0.105モル)を9分間で滴下し、一酸化炭素分圧
を1気圧に保つて室温(約27℃)で3時間撹拌を
続けたところ1.928の一酸化炭素が吸収され、
さらに4時間後には0.214の一酸化炭素が追加
吸収された。その後反応液を氷水で冷却しながら
40mlのメタノールを加えガスクロマトグラフおよ
びNMRで分析したところメトキシ酢酸メチル
10.32g(メチラール基準収率94.8%)が認めら
れた。 実施例 2 実施例1と同様の方法で銅カルボニルを調製し
た後、メチラールの代りにパラホルムアルデヒド
3.00g(0.100モル)を約3分間でフラスコ中に
加えた。一酸化炭素は25分間で1.918吸収され
た。反応液を分析したところメトキシ酢酸メチル
7.75g(パラホルムアルデヒド基準収率74.5%)
およびグリコール酸メチル1.13g(収率12.5%)
が得られた。 実施例 3 実施例1と同様の方法で酸化第1銅の代りに酸
化銀1.159g(0.005モル)を用いて反応を行つ
た。銀()によつて吸収された一酸化炭素と銀
()のモル比は約1.3であつた。フラスコにメチ
ラール7.68g(0.101モル)を滴下した後4時間
撹拌を行つたところ、2.107の一酸化炭素を吸
収した。更に5.5時間かかつて0.234の一酸化炭
素を追加吸収した。反応後反応液を分析したとこ
ろ、メトキシ酢酸メチル9.78g(メチラール基準
収率93.1%)が得られた。 実施例 4 内容積300mlの電磁撹拌式ガラスライニングオ
ートクレーブ中にBF3・1.5CH3OH100ml、酸化第
一銅1.43g(0.01モル)、パラホルムアルデヒド
6.00g(0.200モル)を入れ、オートクレーブ内
を一酸化炭素で置換した後、60℃に昇温した。こ
の温度で一酸化炭素を圧入して75Kg/cm2として、
この圧力を保ちながら1000rpmで1時間撹拌し反
応を行つた。反応後反応液をとり出して分析した
ところ、メトキシ酢酸メチル19.24g(パラホル
ムアルデヒド基準収率92.5%)、グリコール酸メ
チル0.45g(パラホルムアルデヒド基準収率2.5
%)が得られた。
Claims (1)
- 1 三弗化ホウ素−メタノール錯体並びに銅
()化合物および/または銀化合物の存在下に
ホルムアルデヒド又はその誘導体と一酸化炭素を
反応させることを特徴とするメトキシ酢酸メチル
の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16858181A JPS5869834A (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | メトキシ酢酸メチルの製造方法 |
| EP82305617A EP0078162A1 (en) | 1981-10-23 | 1982-10-21 | Process for producing methyl methoxyacetate |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16858181A JPS5869834A (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | メトキシ酢酸メチルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5869834A JPS5869834A (ja) | 1983-04-26 |
| JPS6234030B2 true JPS6234030B2 (ja) | 1987-07-24 |
Family
ID=15870703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16858181A Granted JPS5869834A (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | メトキシ酢酸メチルの製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0078162A1 (ja) |
| JP (1) | JPS5869834A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102701977A (zh) * | 2012-06-21 | 2012-10-03 | 东莞市同舟化工有限公司 | 一种甲氧基乙酸甲酯的连续合成方法 |
| WO2015095997A1 (zh) * | 2013-12-23 | 2015-07-02 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 制备聚甲氧基二甲醚羰化物及甲氧基乙酸甲酯的方法 |
| CN105481693B (zh) * | 2014-09-16 | 2017-08-25 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种生产甲氧基乙酸甲酯的方法 |
| CN106582833B (zh) * | 2015-10-14 | 2019-02-19 | 中国石油化工股份有限公司 | 甲氧基乙酸甲酯催化剂 |
| CN106518676B (zh) * | 2016-09-05 | 2019-04-23 | 沈阳化工大学 | 利用工业含水原料甲缩醛制备甲氧基乙酸甲酯的方法 |
| CN111097516B (zh) * | 2018-10-25 | 2023-04-07 | 中国石油化工股份有限公司 | 合成甲氧基乙酸甲酯的催化剂及其制备方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB397852A (en) * | 1931-02-28 | 1933-08-29 | Du Pont | Improvements in or relating to the carrying out of chemical reactions with carbon monoxide |
| US2273269A (en) * | 1939-01-11 | 1942-02-17 | Du Pont | Preparation of organic esters |
| GB669952A (en) * | 1948-10-08 | 1952-04-09 | Lonza Electric & Chem Works | Process for the production of organic acids and the esters thereof |
-
1981
- 1981-10-23 JP JP16858181A patent/JPS5869834A/ja active Granted
-
1982
- 1982-10-21 EP EP82305617A patent/EP0078162A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5869834A (ja) | 1983-04-26 |
| EP0078162A1 (en) | 1983-05-04 |
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