JPS6237613B2 - - Google Patents
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- JPS6237613B2 JPS6237613B2 JP54055045A JP5504579A JPS6237613B2 JP S6237613 B2 JPS6237613 B2 JP S6237613B2 JP 54055045 A JP54055045 A JP 54055045A JP 5504579 A JP5504579 A JP 5504579A JP S6237613 B2 JPS6237613 B2 JP S6237613B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- srs
- sulfatase
- arylsulfatase
- allyl
- asthma
- Prior art date
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明はヒト由来のアリルスルフアターゼBを
主成分とするアレルギー性疾患治療剤に関する。 気管支喘息、血清病、自己免疫疾患など抗原抗
体反応の関与するアレルギー性疾患の治療には多
くの問題が残されており、本疾患を治療すべく、
多大な努力がはらわれている。 アレルギー性疾患はその症状、あるいは成因か
ら4つの型に分類される。すなわち、組織固着性
抗体により引きおこされ、血管透過性亢進と平滑
筋収縮を特徴とする型アレルギー(アナフイラ
キシー型)、補体の存在下に引きおこされ、細胞
障害を特徴とする型アレルギー(細胞溶解
型)、抗原−抗体複合体が血管壁に蓄積し、補体
と多形核白血球の関与で引きおこされ、炎症反応
を特徴とする型アレルギー(アルツス型)、細
胞性免疫により引きおこされ、ツベルクリン反応
の如く、過敏症反応が出現する事を特徴とする
型アレルギーに分類される。 ヒトのアレルギー性疾患のうち、例えば、気管
支喘息には型、型、型が関与しており、そ
のおのおのが独立にあるいは組みあわされて、喘
息発作を誘発するものと考えられる。また、これ
らのアレルギー性疾患の発症機転について、次の
ように考えられる。 生体に侵入した抗原はマクロフアージにより処
理され、T細胞−B細胞系に情報が伝達される。
情報を受けたB細胞は免疫グロブリン(型アレ
ルギーでは主としてIgE,型および型アレル
ギーでは主としてIgG)を産生し、この内IgE抗
体は流血中の好塩基球あるいは組織中の肥満細胞
に固着して、感作状態が成立する。その後、ふた
たび侵入した抗原は細胞に固着した抗体と結合し
て、これらの細胞から、ヒスタミン、Slow
reacting substance of anaphylaxis(SRS−A)
などのケミカルメデイエーターを遊離させる。遊
離したケミカルメデイエーターは平滑筋の攣縮や
毛細血管の透過性亢進による紅斑、浮腫、あるい
は、腺細胞分泌亢進などを生ぜしめてアレルギー
症状を惹起する。一方、IgG抗体は多核白血球と
結合して感作が成立し、ケミカルメデイエーター
としてSRS−Aの分泌も考えられている。 抗アレルギー剤はこれらの一連の過程のいずれ
かを抑制する事により治療目的を達成することが
できる。 たとえば、喘息の治療にはキサンチン系薬剤、
β受容体刺激剤またはステロイド剤などが使用さ
れているが、これらのものには好ましくない副作
用がしばしば認められている。たとえば、キサン
チン系薬剤およびβ受容体刺激剤では、心悸亢
進、頻脈などが報告されている。さらにステロイ
ド剤は消火管潰瘍の発生、あるいは細菌感染の合
併などの副作用を有している。また、抗ヒスタミ
ン剤は喘息発作に対して有効でなくかえつて、気
道分泌物の喀出を困難にするため、喘息を悪化さ
せることがある。 このようなことから、最近、肥満細胞や好塩基
球からのヒスタミン、SRS−Aなどのケミカルメ
デイエーターの遊離を抑制する薬剤としてDSCG
(クロモグリク酸ナトリウム)が開発され、喘息
等のアレルギー性疾患の治療に用いられるように
なつた。 しかし、DSCGはIgG関与の白血球からのケミ
カルメデイエーターの遊離を抑制しないので
(Japan.J.Pharmacol27巻、31頁、1977年A.
Koda),IgGが関与するタイプのアレルギー性疾
患には無効である。さらに、DSCGはケミカルメ
デイエーターの遊離を抑制するという機作から容
易に推定されるように、抗原抗体反応が起り、ケ
ミカルメデイエーターが遊離され、アレルギー症
状が発現した後には、アレルギー性疾患の治療剤
としては用いられていない。 従つて、抗原抗体反応が生じた後においても有
効な抗アレルギー剤の開発が必要とされる。さら
に、抗ヒスタミン剤は蕁麻疹等には有効である
が、一般的には、気管支喘息やその他のアレルギ
ー性疾患には無効である。 このことは、アレルギー性疾患において、ヒス
タミンは重要な役割を有さず、SRS−Aがより重
要であるとする報告によつても裏づけられている
(J.Immunology 112巻、897頁、1974年、J.A.
Grantら)。 SRS−Aの放出はIgEあるいはIgGを吸着した
肥満細胞、好塩基球や多核白血球が再度抗原の刺
激を受けた時に生じることが知られている
(Immunology51巻、813頁、1976年TurnbullらJ.
Immunology 114巻、645頁、1976年Wasseman
ら)。試験管内ではSRS−Aはアリルスルフアタ
ーゼによつて水解され不活性化することが知られ
ている。肥満細胞からはSRS−Aの他、好酸球遊
走因子なども分泌され、好酸球をアレルギー局所
にひきつけアレルギー反応を制御しているものと
考えられている。すなわち、アリルスルフアター
ゼ産生細胞は抗原抗体反応部位に集り、肥満細胞
や好塩基球から放出されたSRS−Aを不活性化せ
しめる作用をする。 このように本来、生体はホメオスタシスを維持
するための機構を有しているが、病的状態にあつ
ては、肥満細胞や好塩基球から放出されたSRS−
Aを不活性化せしめるに充分なアリルスルフアタ
ーゼが供給されず、種々のアレルギー症状が発現
するものと推定される。従つて、ヒトにおけるア
レルギー性疾患の重要な因子と考えられるSRS−
Aの拮抗剤やそれを不活性化する薬剤の開発もま
た期待される。 本発明者らは、これらの点に注目して、研究を
進めた結果、ヒト胎盤より精製したアリルスルフ
アターゼBが優れた抗アレルギー作用を有するこ
とを見出し、本発明を完成した。 以下に本物質の取得方法および物性について簡
単に述べる。 アリルスルフアターゼには等電点、分子量を異
にする3種のタイプが報告されている。 すなわち、等電点が酸性のアリルスルフアター
ゼA、塩基性のアリルスルフアターゼB、さら
に、ミクロゾーム由来のアリルスルフアターゼC
である。 ヒトの胎盤からアリルスルフアターゼBを得る
には公知の方法を用いて精製することができる
(Acta Biochmica Polonica 19巻、181頁、1972
年 Szulzycka)。例えば、ヒト胎盤をホモジエ
ナイズし、アリルスルフアターゼ分画を適当な溶
媒で抽出し、硫安分画、イオン交換クロマトグラ
フイー(CM−セルロース、DEAE−セルロース
等)、ゲルクロマトグラフイー(セフアデツクス
G−100等)を行なつて、精製されたアリルスル
フアターゼBを得ることができる。アリルスルフ
アターゼBは公知の物質であり、等電点は7.6−
9.2、分子量は48000−72000であり、合成基質パ
ラニトロカテコールサルフエイトを水解する作用
を有している(Biochimi et Biophysica Acta、
317巻、164頁、1973年 W.S Bleszynski等、
Clin.Chim.Acta 9巻、334頁、1964年 J.Gniot
等Biochem.J.134巻、183頁、1973年M.
Workwood等)。 アリルスルフアターゼBの臨床投与方法は吸収
可能な方法、例えば、静脈内、皮下、筋肉内、経
気道、鼻腔内から、あるいは坐剤の形で投与する
ことができる。 また臨床投与量は、通常好ましくは1日あた
り、100−100万単位であるが、症状の軽重、年
令、性別、投与方法に応じて増減されるべきもの
であり、必ずしも上記の投与量に限定されるもの
ではない。 アリルスルフアターゼBはミリポアフイルター
などを用いて、除菌し、バイアルまたは、アンプ
ルなどの適当な容器に充填して使用することがで
きる。このとき、1mlあたり、1−10000単位の
濃度で使用でき、容器は1−100mlのものが使用
できる。アリルスルフアターゼBを溶解せしめる
溶媒は通常、人体に注射用のものとして用いられ
る塩類、糖類など、およびそれらの混合物を用い
ることができる。 またアリルスルフアターゼBはバイアルまたは
アンプル中で凍結乾燥して、提供することもで
き、ゼラチン、アルビミン、マンニトールなどの
適当な賦形剤を用いることができる。 容器あたりの含量は10−100000単位の範囲で使
用されうるが、臨床投与量に応じて変更されるべ
きものであり、必ずしも、上記の範囲に限定され
るものではない。 以下に実施例を示すが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。 実施例 1 生産後、ただちに−20℃に凍結保存したヒト胎
盤40Kgをホモジエナイズした。これに20の純水
を加え、16N酢酸でPH5.0に調整後、氷冷下に、
エタノール15、クロロホルム3を加えた。撹
拌後、遠心分離して上清50を得た。この上清
に、終濃度40%になるように冷アセトンを添加
し、遠心分離して沈殿を得、0.02Mトリス塩酸緩
衝液(PH8.0)に溶解して、一夜、同緩衝液で充
分透析した。同緩衝液で平衡化したCM−セフア
デツクスカラム(10×38cm)にアリルスルフアタ
ーゼBを吸着させ、0.125M食塩含有の同緩衝液
で溶出し、活性画分を限外濃縮した。この時、ア
リルスルフアターゼAは非吸着画分として得ら
れ、アリルスルフアターゼBと分離した。 ついで、0.9%食塩水を展開溶媒に用いたセフ
アデツクスG−100ゲル(10×86cm)でゲル過
を行ない、活性画分を濃縮後、0.02Mトリス塩酸
緩衝液(PH8.0)に対して充分透析した。同緩衝
液で平衡化したCM−セフアデツクスカラム(2.6
×21cm)にアリルスルフアターゼBを吸着させ、
同緩衝液に食塩を0−0.2M加えたグラジエント
溶出をし、活性画分を得た。再度、セフアデツク
スG−100によるゲル過を行ない、30mgのアリ
ルスルフアターゼBを得た。 比活性は8970U/mgであつた。また、アリルス
ルフアターゼAは、0.02M酢酸緩衝液(PH5.5)
で平衡化したDEAE−セフアデツクスカラムにて
吸着後、同緩衝液に0−0.2Mの食塩を加えたグ
ラジエント溶出して、得られた。さらにセフアデ
ツクスG−100ゲルを用いたゲル過により、400
mgのアリルスルフアターゼAを得た。この比活性
は2050U/mgであつた。 アリルスルフアターゼの活性測定はパラニトロ
カテコールサルフエイトを基質とし、パウムの方
法を用いて行なつた(Chin Chin.Acta 4巻、
453頁、1959年 Baum等)。 公知のように、天然物の薬理作用を調べる場
合、発熱性物質が含まれていると、薬理作用の効
果に大きな影響を与えることがしられているの
で、発熱性物質の混入について充分な注意を払つ
て精製を行なつた上、さらに、実施例−1に示す
ようなゲル過等の発熱性物質を除去する工程を
行ない、日本薬局方に基づく、発熱性物質試験の
結果、30万U/Kgを家兎に投与しても発熱を示さ
ないことを確認したアリルスルフアターゼBを使
用した。 実施例 2 実施例−1で得たアリルスルフアターゼBを濃
度が3mg/mlになるように調製して、孔径0.25μ
mのミリポアフイルター(ミリポア社製)を用い
て、無菌的に過した後、1mlずつアンプルに充
填した。 実施例 3 実施例−2で得たアリルスルフアターゼBにヒ
ト血清アルブミンを0.5%になるように添加後、
1mlずつ分注し、凍結乾燥した。 以下に、実施例−2で得られたアリルスルフア
ターゼBを用いて、毒性実験、各薬理実験を実施
した。 実験例 1 アリルスルフアターゼBの急性毒性実験 アリルスルフアターゼBを3000000単位/Kgの
割合で、体重20−25gのddY系雄性マウス10匹に
静脈内投与し、1週間観察した。その結果、体
重、症状、剖検所見に何ら異常は認められず、本
酵素は極めて毒性の低いものであることが判明し
た。さらに重要なことは、本発明の酵素が次の利
点を有していることである。即ち、ヒト由来の蛋
白質であるため、ヒトに非経口的に投与されても
抗原性にもとづく副作用は全く認められないとい
う点である。現在、臨床に多くの酵素が用いられ
ているが、異種蛋白製剤を非経口的に投与する時
には、種々のアレルギーシヨツクが起こり、時に
は致命的でさえある。ところが本発明のアリルス
ルフアターゼBは、毒性が低く、かつ抗原性によ
る副作用のない、すぐれたものである。 実験例 2 アリルスルフアターゼBのSRS−A不活性化作
用 ラツトの腹腔からオレンジ(R.P.Orange)の
方法(J Immunology 113巻、316頁 1974年
R.P.Orange)に従い、SRS−Aを取得し、モ
ルモツトの回腸の収縮高を測定し、その生物学的
活性を定量した。SRS−A溶液(1000U/ml)と
アリルスルフアターゼB溶液を37℃でインキユベ
ーシヨンし、上記方法にて、30分、90分後の残存
するSRS−A活性を測定した。 結果を第1図に示した。第1図に示すように、
SRS−AはアリルスルフアターゼBによつて、用
量依存的に、また、時間的に不活性化された。し
かしながら、同じくヒト胎盤から取得できるアリ
ルスルフアターゼAにはこのようなSRS−Aを不
活性化する作用を認めなかつた。 従来、笠貝、カタツムリから得られるアリルス
ルフアターゼが試験管内においてSRS−Aを不活
性化させることは知られていたが、ヒト胎盤由来
のアリルスルフアターゼBがSRS−Aを不活性化
することを見いだしたのは本発明者らがはじめて
である。 実験例 3 多形核白血球からのSRS−A不活性化作用 ラツトの腹腔内から採取した多形核白血球浮遊
液(108個/ml)0.4mlに抗卵白アルブミン抗体
0.2mlを加え、4分間、37℃にてインキユベーシ
ヨンした。ついで、これに第1表に示した薬物を
加えて1分間インキユベーシヨンした後、卵白ア
ルブミン(2.5mg/ml)を0.2ml加えさらに30分間
インキユベーシヨンした。反応終了後、遠心分離
して、上清を得、モルモツトの回腸を用いたマグ
ヌス法にて上清に含まれるSRS−A活性を測定し
た。本系に、抗ヒスタミン剤(マレイン酸メピラ
ミン)を加え、ヒスタミン300μg/mlの濃度ま
で、収縮しない事を確認した。結果は、対照の収
縮高を100として示した。 第1表に示すように、アリルスルフアターゼB
添加により回腸収縮は完全に抑制され、SRS−A
が不活性化されたことを示している。一方、
DSCGによつても、収縮の若干の抑制が認められ
るが、その程度は僅かであつた。本系は大部分、
IgG関与の抗原抗体反応であり、DSCGが、本タ
イプのケミカルメデイエーターの遊離を抑制しな
いとする諸家の報告と一致するものである。
主成分とするアレルギー性疾患治療剤に関する。 気管支喘息、血清病、自己免疫疾患など抗原抗
体反応の関与するアレルギー性疾患の治療には多
くの問題が残されており、本疾患を治療すべく、
多大な努力がはらわれている。 アレルギー性疾患はその症状、あるいは成因か
ら4つの型に分類される。すなわち、組織固着性
抗体により引きおこされ、血管透過性亢進と平滑
筋収縮を特徴とする型アレルギー(アナフイラ
キシー型)、補体の存在下に引きおこされ、細胞
障害を特徴とする型アレルギー(細胞溶解
型)、抗原−抗体複合体が血管壁に蓄積し、補体
と多形核白血球の関与で引きおこされ、炎症反応
を特徴とする型アレルギー(アルツス型)、細
胞性免疫により引きおこされ、ツベルクリン反応
の如く、過敏症反応が出現する事を特徴とする
型アレルギーに分類される。 ヒトのアレルギー性疾患のうち、例えば、気管
支喘息には型、型、型が関与しており、そ
のおのおのが独立にあるいは組みあわされて、喘
息発作を誘発するものと考えられる。また、これ
らのアレルギー性疾患の発症機転について、次の
ように考えられる。 生体に侵入した抗原はマクロフアージにより処
理され、T細胞−B細胞系に情報が伝達される。
情報を受けたB細胞は免疫グロブリン(型アレ
ルギーでは主としてIgE,型および型アレル
ギーでは主としてIgG)を産生し、この内IgE抗
体は流血中の好塩基球あるいは組織中の肥満細胞
に固着して、感作状態が成立する。その後、ふた
たび侵入した抗原は細胞に固着した抗体と結合し
て、これらの細胞から、ヒスタミン、Slow
reacting substance of anaphylaxis(SRS−A)
などのケミカルメデイエーターを遊離させる。遊
離したケミカルメデイエーターは平滑筋の攣縮や
毛細血管の透過性亢進による紅斑、浮腫、あるい
は、腺細胞分泌亢進などを生ぜしめてアレルギー
症状を惹起する。一方、IgG抗体は多核白血球と
結合して感作が成立し、ケミカルメデイエーター
としてSRS−Aの分泌も考えられている。 抗アレルギー剤はこれらの一連の過程のいずれ
かを抑制する事により治療目的を達成することが
できる。 たとえば、喘息の治療にはキサンチン系薬剤、
β受容体刺激剤またはステロイド剤などが使用さ
れているが、これらのものには好ましくない副作
用がしばしば認められている。たとえば、キサン
チン系薬剤およびβ受容体刺激剤では、心悸亢
進、頻脈などが報告されている。さらにステロイ
ド剤は消火管潰瘍の発生、あるいは細菌感染の合
併などの副作用を有している。また、抗ヒスタミ
ン剤は喘息発作に対して有効でなくかえつて、気
道分泌物の喀出を困難にするため、喘息を悪化さ
せることがある。 このようなことから、最近、肥満細胞や好塩基
球からのヒスタミン、SRS−Aなどのケミカルメ
デイエーターの遊離を抑制する薬剤としてDSCG
(クロモグリク酸ナトリウム)が開発され、喘息
等のアレルギー性疾患の治療に用いられるように
なつた。 しかし、DSCGはIgG関与の白血球からのケミ
カルメデイエーターの遊離を抑制しないので
(Japan.J.Pharmacol27巻、31頁、1977年A.
Koda),IgGが関与するタイプのアレルギー性疾
患には無効である。さらに、DSCGはケミカルメ
デイエーターの遊離を抑制するという機作から容
易に推定されるように、抗原抗体反応が起り、ケ
ミカルメデイエーターが遊離され、アレルギー症
状が発現した後には、アレルギー性疾患の治療剤
としては用いられていない。 従つて、抗原抗体反応が生じた後においても有
効な抗アレルギー剤の開発が必要とされる。さら
に、抗ヒスタミン剤は蕁麻疹等には有効である
が、一般的には、気管支喘息やその他のアレルギ
ー性疾患には無効である。 このことは、アレルギー性疾患において、ヒス
タミンは重要な役割を有さず、SRS−Aがより重
要であるとする報告によつても裏づけられている
(J.Immunology 112巻、897頁、1974年、J.A.
Grantら)。 SRS−Aの放出はIgEあるいはIgGを吸着した
肥満細胞、好塩基球や多核白血球が再度抗原の刺
激を受けた時に生じることが知られている
(Immunology51巻、813頁、1976年TurnbullらJ.
Immunology 114巻、645頁、1976年Wasseman
ら)。試験管内ではSRS−Aはアリルスルフアタ
ーゼによつて水解され不活性化することが知られ
ている。肥満細胞からはSRS−Aの他、好酸球遊
走因子なども分泌され、好酸球をアレルギー局所
にひきつけアレルギー反応を制御しているものと
考えられている。すなわち、アリルスルフアター
ゼ産生細胞は抗原抗体反応部位に集り、肥満細胞
や好塩基球から放出されたSRS−Aを不活性化せ
しめる作用をする。 このように本来、生体はホメオスタシスを維持
するための機構を有しているが、病的状態にあつ
ては、肥満細胞や好塩基球から放出されたSRS−
Aを不活性化せしめるに充分なアリルスルフアタ
ーゼが供給されず、種々のアレルギー症状が発現
するものと推定される。従つて、ヒトにおけるア
レルギー性疾患の重要な因子と考えられるSRS−
Aの拮抗剤やそれを不活性化する薬剤の開発もま
た期待される。 本発明者らは、これらの点に注目して、研究を
進めた結果、ヒト胎盤より精製したアリルスルフ
アターゼBが優れた抗アレルギー作用を有するこ
とを見出し、本発明を完成した。 以下に本物質の取得方法および物性について簡
単に述べる。 アリルスルフアターゼには等電点、分子量を異
にする3種のタイプが報告されている。 すなわち、等電点が酸性のアリルスルフアター
ゼA、塩基性のアリルスルフアターゼB、さら
に、ミクロゾーム由来のアリルスルフアターゼC
である。 ヒトの胎盤からアリルスルフアターゼBを得る
には公知の方法を用いて精製することができる
(Acta Biochmica Polonica 19巻、181頁、1972
年 Szulzycka)。例えば、ヒト胎盤をホモジエ
ナイズし、アリルスルフアターゼ分画を適当な溶
媒で抽出し、硫安分画、イオン交換クロマトグラ
フイー(CM−セルロース、DEAE−セルロース
等)、ゲルクロマトグラフイー(セフアデツクス
G−100等)を行なつて、精製されたアリルスル
フアターゼBを得ることができる。アリルスルフ
アターゼBは公知の物質であり、等電点は7.6−
9.2、分子量は48000−72000であり、合成基質パ
ラニトロカテコールサルフエイトを水解する作用
を有している(Biochimi et Biophysica Acta、
317巻、164頁、1973年 W.S Bleszynski等、
Clin.Chim.Acta 9巻、334頁、1964年 J.Gniot
等Biochem.J.134巻、183頁、1973年M.
Workwood等)。 アリルスルフアターゼBの臨床投与方法は吸収
可能な方法、例えば、静脈内、皮下、筋肉内、経
気道、鼻腔内から、あるいは坐剤の形で投与する
ことができる。 また臨床投与量は、通常好ましくは1日あた
り、100−100万単位であるが、症状の軽重、年
令、性別、投与方法に応じて増減されるべきもの
であり、必ずしも上記の投与量に限定されるもの
ではない。 アリルスルフアターゼBはミリポアフイルター
などを用いて、除菌し、バイアルまたは、アンプ
ルなどの適当な容器に充填して使用することがで
きる。このとき、1mlあたり、1−10000単位の
濃度で使用でき、容器は1−100mlのものが使用
できる。アリルスルフアターゼBを溶解せしめる
溶媒は通常、人体に注射用のものとして用いられ
る塩類、糖類など、およびそれらの混合物を用い
ることができる。 またアリルスルフアターゼBはバイアルまたは
アンプル中で凍結乾燥して、提供することもで
き、ゼラチン、アルビミン、マンニトールなどの
適当な賦形剤を用いることができる。 容器あたりの含量は10−100000単位の範囲で使
用されうるが、臨床投与量に応じて変更されるべ
きものであり、必ずしも、上記の範囲に限定され
るものではない。 以下に実施例を示すが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。 実施例 1 生産後、ただちに−20℃に凍結保存したヒト胎
盤40Kgをホモジエナイズした。これに20の純水
を加え、16N酢酸でPH5.0に調整後、氷冷下に、
エタノール15、クロロホルム3を加えた。撹
拌後、遠心分離して上清50を得た。この上清
に、終濃度40%になるように冷アセトンを添加
し、遠心分離して沈殿を得、0.02Mトリス塩酸緩
衝液(PH8.0)に溶解して、一夜、同緩衝液で充
分透析した。同緩衝液で平衡化したCM−セフア
デツクスカラム(10×38cm)にアリルスルフアタ
ーゼBを吸着させ、0.125M食塩含有の同緩衝液
で溶出し、活性画分を限外濃縮した。この時、ア
リルスルフアターゼAは非吸着画分として得ら
れ、アリルスルフアターゼBと分離した。 ついで、0.9%食塩水を展開溶媒に用いたセフ
アデツクスG−100ゲル(10×86cm)でゲル過
を行ない、活性画分を濃縮後、0.02Mトリス塩酸
緩衝液(PH8.0)に対して充分透析した。同緩衝
液で平衡化したCM−セフアデツクスカラム(2.6
×21cm)にアリルスルフアターゼBを吸着させ、
同緩衝液に食塩を0−0.2M加えたグラジエント
溶出をし、活性画分を得た。再度、セフアデツク
スG−100によるゲル過を行ない、30mgのアリ
ルスルフアターゼBを得た。 比活性は8970U/mgであつた。また、アリルス
ルフアターゼAは、0.02M酢酸緩衝液(PH5.5)
で平衡化したDEAE−セフアデツクスカラムにて
吸着後、同緩衝液に0−0.2Mの食塩を加えたグ
ラジエント溶出して、得られた。さらにセフアデ
ツクスG−100ゲルを用いたゲル過により、400
mgのアリルスルフアターゼAを得た。この比活性
は2050U/mgであつた。 アリルスルフアターゼの活性測定はパラニトロ
カテコールサルフエイトを基質とし、パウムの方
法を用いて行なつた(Chin Chin.Acta 4巻、
453頁、1959年 Baum等)。 公知のように、天然物の薬理作用を調べる場
合、発熱性物質が含まれていると、薬理作用の効
果に大きな影響を与えることがしられているの
で、発熱性物質の混入について充分な注意を払つ
て精製を行なつた上、さらに、実施例−1に示す
ようなゲル過等の発熱性物質を除去する工程を
行ない、日本薬局方に基づく、発熱性物質試験の
結果、30万U/Kgを家兎に投与しても発熱を示さ
ないことを確認したアリルスルフアターゼBを使
用した。 実施例 2 実施例−1で得たアリルスルフアターゼBを濃
度が3mg/mlになるように調製して、孔径0.25μ
mのミリポアフイルター(ミリポア社製)を用い
て、無菌的に過した後、1mlずつアンプルに充
填した。 実施例 3 実施例−2で得たアリルスルフアターゼBにヒ
ト血清アルブミンを0.5%になるように添加後、
1mlずつ分注し、凍結乾燥した。 以下に、実施例−2で得られたアリルスルフア
ターゼBを用いて、毒性実験、各薬理実験を実施
した。 実験例 1 アリルスルフアターゼBの急性毒性実験 アリルスルフアターゼBを3000000単位/Kgの
割合で、体重20−25gのddY系雄性マウス10匹に
静脈内投与し、1週間観察した。その結果、体
重、症状、剖検所見に何ら異常は認められず、本
酵素は極めて毒性の低いものであることが判明し
た。さらに重要なことは、本発明の酵素が次の利
点を有していることである。即ち、ヒト由来の蛋
白質であるため、ヒトに非経口的に投与されても
抗原性にもとづく副作用は全く認められないとい
う点である。現在、臨床に多くの酵素が用いられ
ているが、異種蛋白製剤を非経口的に投与する時
には、種々のアレルギーシヨツクが起こり、時に
は致命的でさえある。ところが本発明のアリルス
ルフアターゼBは、毒性が低く、かつ抗原性によ
る副作用のない、すぐれたものである。 実験例 2 アリルスルフアターゼBのSRS−A不活性化作
用 ラツトの腹腔からオレンジ(R.P.Orange)の
方法(J Immunology 113巻、316頁 1974年
R.P.Orange)に従い、SRS−Aを取得し、モ
ルモツトの回腸の収縮高を測定し、その生物学的
活性を定量した。SRS−A溶液(1000U/ml)と
アリルスルフアターゼB溶液を37℃でインキユベ
ーシヨンし、上記方法にて、30分、90分後の残存
するSRS−A活性を測定した。 結果を第1図に示した。第1図に示すように、
SRS−AはアリルスルフアターゼBによつて、用
量依存的に、また、時間的に不活性化された。し
かしながら、同じくヒト胎盤から取得できるアリ
ルスルフアターゼAにはこのようなSRS−Aを不
活性化する作用を認めなかつた。 従来、笠貝、カタツムリから得られるアリルス
ルフアターゼが試験管内においてSRS−Aを不活
性化させることは知られていたが、ヒト胎盤由来
のアリルスルフアターゼBがSRS−Aを不活性化
することを見いだしたのは本発明者らがはじめて
である。 実験例 3 多形核白血球からのSRS−A不活性化作用 ラツトの腹腔内から採取した多形核白血球浮遊
液(108個/ml)0.4mlに抗卵白アルブミン抗体
0.2mlを加え、4分間、37℃にてインキユベーシ
ヨンした。ついで、これに第1表に示した薬物を
加えて1分間インキユベーシヨンした後、卵白ア
ルブミン(2.5mg/ml)を0.2ml加えさらに30分間
インキユベーシヨンした。反応終了後、遠心分離
して、上清を得、モルモツトの回腸を用いたマグ
ヌス法にて上清に含まれるSRS−A活性を測定し
た。本系に、抗ヒスタミン剤(マレイン酸メピラ
ミン)を加え、ヒスタミン300μg/mlの濃度ま
で、収縮しない事を確認した。結果は、対照の収
縮高を100として示した。 第1表に示すように、アリルスルフアターゼB
添加により回腸収縮は完全に抑制され、SRS−A
が不活性化されたことを示している。一方、
DSCGによつても、収縮の若干の抑制が認められ
るが、その程度は僅かであつた。本系は大部分、
IgG関与の抗原抗体反応であり、DSCGが、本タ
イプのケミカルメデイエーターの遊離を抑制しな
いとする諸家の報告と一致するものである。
【表】
実験例 4
皮膚アナフイラキシー(PCA反応)に対する
アリルスルフアターゼBの作用 丸山らの方法(日本薬理学雑誌、74巻、179頁
1978年 丸山ら)に従い、ラツトの背部皮内
に、抗卵白アルブミン抗体0.1mlを投与し、48時
間後に卵白アルブミン25mg/Kgおよびエバンスブ
ルー12.5mg/Kgを静脈内に投与した。さらに60分
後、断頭し、皮内色素漏出量を測定した。 対照群の色素漏出量を100とし、結果を第2表
に示した。アリルスルフアターゼBは抗原投与直
前に静脈内に投与した。
アリルスルフアターゼBの作用 丸山らの方法(日本薬理学雑誌、74巻、179頁
1978年 丸山ら)に従い、ラツトの背部皮内
に、抗卵白アルブミン抗体0.1mlを投与し、48時
間後に卵白アルブミン25mg/Kgおよびエバンスブ
ルー12.5mg/Kgを静脈内に投与した。さらに60分
後、断頭し、皮内色素漏出量を測定した。 対照群の色素漏出量を100とし、結果を第2表
に示した。アリルスルフアターゼBは抗原投与直
前に静脈内に投与した。
【表】
第2表に示すように、本酵素はヒスタミン関与
のPCA反応に対しては、強い抑制作用を認めな
かつた。 また、本酵素は、ヒスタミン、セロトニン、ブ
ラジキニン、アセチルコリン、プロスタグランジ
ンF2αなどの周知のケミカルメデイエーターを
分解する作用を試験管内で有しないことも、発明
者は確認した。 従つて、本酵素はSRS−Aの不活性化に特異的
であることを示すものである。 実験例 5 実験的喘息に対するアリルスルフアターゼBの
作用 ラツトで実験的に作製した喘息モデルに対する
アリルスルフアターゼBの有効性を第3表に示し
た。方法は以下の通りである。 Wistar系雄性ラツト、体重180−200gを1群
10匹とし、卵白アルブミン0.5mg/Kgを足蹠に投
与し、さらに、3種混合ワクチン(武田薬品)1
ml/Kgを腹腔内に投与した。12−14日後に卵白ア
ルブミン5mg/Kgを静脈内投与し、実験的喘息を
誘発した。アリルスルフアターゼBは、卵白アル
ブミン投与1分前に静脈内投与した。アナフイラ
キシーによつて生じる気道抵抗の上昇を、コンツ
エツトとレスラーの方法(Arch.Exptl.Path
Pharmakol 195巻 71頁 1940年)に準じて測定
し、完全に気道が閉塞した場合を100%とし、得
られた気道収縮率を、対照のそれを100として示
した。第3表で示したように、アリルスルフアタ
ーゼBは用量依存的に本反応を抑制した。
のPCA反応に対しては、強い抑制作用を認めな
かつた。 また、本酵素は、ヒスタミン、セロトニン、ブ
ラジキニン、アセチルコリン、プロスタグランジ
ンF2αなどの周知のケミカルメデイエーターを
分解する作用を試験管内で有しないことも、発明
者は確認した。 従つて、本酵素はSRS−Aの不活性化に特異的
であることを示すものである。 実験例 5 実験的喘息に対するアリルスルフアターゼBの
作用 ラツトで実験的に作製した喘息モデルに対する
アリルスルフアターゼBの有効性を第3表に示し
た。方法は以下の通りである。 Wistar系雄性ラツト、体重180−200gを1群
10匹とし、卵白アルブミン0.5mg/Kgを足蹠に投
与し、さらに、3種混合ワクチン(武田薬品)1
ml/Kgを腹腔内に投与した。12−14日後に卵白ア
ルブミン5mg/Kgを静脈内投与し、実験的喘息を
誘発した。アリルスルフアターゼBは、卵白アル
ブミン投与1分前に静脈内投与した。アナフイラ
キシーによつて生じる気道抵抗の上昇を、コンツ
エツトとレスラーの方法(Arch.Exptl.Path
Pharmakol 195巻 71頁 1940年)に準じて測定
し、完全に気道が閉塞した場合を100%とし、得
られた気道収縮率を、対照のそれを100として示
した。第3表で示したように、アリルスルフアタ
ーゼBは用量依存的に本反応を抑制した。
【表】
さらに、興味深いことに、アリルスルフアター
ゼBは、抗原刺激後に投与しても、抗喘息作用を
示すことである。たとえば、前記と同方法にて作
製した喘息モデルにおいて、抗原刺激1分後に静
脈内投与しても喘息を抑制した。これに反して
DSCG1mg/Kgでは本喘息モデルに全く有効であ
つた。結果を第4表に示した。
ゼBは、抗原刺激後に投与しても、抗喘息作用を
示すことである。たとえば、前記と同方法にて作
製した喘息モデルにおいて、抗原刺激1分後に静
脈内投与しても喘息を抑制した。これに反して
DSCG1mg/Kgでは本喘息モデルに全く有効であ
つた。結果を第4表に示した。
【表】
実験例 6
アリルスルフアターゼBの経気道投与による抗
喘息作用 実験例−5と同一の方法で作製した実験的アレ
ルギー性喘息発作のとき、アリルスルフアターゼ
Bを、抗原刺激1分前に気道内に、3000U/Kgの
割合で投与したところ、喘息を抑制した。 結果を第5表に示した。
喘息作用 実験例−5と同一の方法で作製した実験的アレ
ルギー性喘息発作のとき、アリルスルフアターゼ
Bを、抗原刺激1分前に気道内に、3000U/Kgの
割合で投与したところ、喘息を抑制した。 結果を第5表に示した。
【表】
このように、アリルスルフアターゼBは、
SRG−Aを試験管内において用量依存的に不活
性化し、動作実験においても、抗原抗体反応によ
る気道抵抗の上昇を強く抑制する。 このように、アリルスルフアターゼBが実験的
喘息に対して、抑制作用を有することを証明した
のは本発明者らによつてはじめてなされたもので
ある。
SRG−Aを試験管内において用量依存的に不活
性化し、動作実験においても、抗原抗体反応によ
る気道抵抗の上昇を強く抑制する。 このように、アリルスルフアターゼBが実験的
喘息に対して、抑制作用を有することを証明した
のは本発明者らによつてはじめてなされたもので
ある。
第1図は実験例−2の結果を示すグラフを表わ
す。
す。
Claims (1)
- 1 ヒト由来のアリルスルフアターゼBを主成分
とするアレルギー性疾患治療剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5504579A JPS55147225A (en) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | Remedy for allergic disease |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5504579A JPS55147225A (en) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | Remedy for allergic disease |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55147225A JPS55147225A (en) | 1980-11-17 |
| JPS6237613B2 true JPS6237613B2 (ja) | 1987-08-13 |
Family
ID=12987690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5504579A Granted JPS55147225A (en) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | Remedy for allergic disease |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55147225A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0317412U (ja) * | 1989-07-03 | 1991-02-21 |
-
1979
- 1979-05-04 JP JP5504579A patent/JPS55147225A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0317412U (ja) * | 1989-07-03 | 1991-02-21 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55147225A (en) | 1980-11-17 |
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