JPS6239978B2 - - Google Patents
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- JPS6239978B2 JPS6239978B2 JP54134739A JP13473979A JPS6239978B2 JP S6239978 B2 JPS6239978 B2 JP S6239978B2 JP 54134739 A JP54134739 A JP 54134739A JP 13473979 A JP13473979 A JP 13473979A JP S6239978 B2 JPS6239978 B2 JP S6239978B2
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- Japan
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- potassium chloride
- salt
- sodium chloride
- miso
- soy sauce
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PREPARATION OR TREATMENT THEREOF
- A23L27/00—Spices; Flavouring agents or condiments; Artificial sweetening agents; Table salts; Dietetic salt substitutes; Preparation or treatment thereof
- A23L27/50—Soya sauce
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PREPARATION OR TREATMENT THEREOF
- A23L11/00—Pulses, i.e. fruits of leguminous plants, for production of food; Products from legumes; Preparation or treatment thereof
- A23L11/50—Fermented pulses or legumes; Fermentation of pulses or legumes based on the addition of microorganisms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PREPARATION OR TREATMENT THEREOF
- A23L27/00—Spices; Flavouring agents or condiments; Artificial sweetening agents; Table salts; Dietetic salt substitutes; Preparation or treatment thereof
- A23L27/20—Synthetic spices, flavouring agents or condiments
- A23L27/24—Synthetic spices, flavouring agents or condiments prepared by fermentation
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Agronomy & Crop Science (AREA)
- Botany (AREA)
- Soy Sauces And Products Related Thereto (AREA)
- Seasonings (AREA)
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
Description
本発明は含塩調味料の製造法に関する。
含塩調味料のうち、醤油、味噌等は東洋に独得
な伝統食品であるが、近年世界中に普及しつつあ
り、その風味の良さが認識されつつある。 従来、該食品は、蒸煮変性、加熱殺菌等の加熱
処理を行なつた大豆、脱脂大豆、小麦、米等の穀
類に、麹菌を生育、増殖させて麹を製造し、この
ようにして製造された麹をそのままか、もしくは
これに蒸煮変性、加熱殺菌等の加熱処理を行なつ
た穀類を配合し、ついで食塩水と共に仕込みを行
なつたのち、発酵、熟成させて製造されている。 そして、前記食品の製造工程中における醤油諸
味、味噌等は、そのままでは腐敗してしまうた
め、常に10〜20%程度の食塩の存在において腐敗
を防止して発酵、熟成が行なわれている。 しかしながら、このような高濃度食塩の存在下
では、防腐等の目的は達成されても、発酵、熟成
に関与する耐塩性乳酸菌および耐塩性酵母等の生
育、増殖は抑制され、したがつて芳醇な風味も醸
成され難く、さらに麹菌の生産した酵素類も阻害
され、物料中の有用成分の分解および溶出等が不
充分となる欠点がある。 一方、醤油諸味もしくは味噌等の食塩濃度が比
較的低濃度の場合には、有害な腐敗菌等が生育、
増植するため、順調な発酵、熟成は行なわれ難い
欠点がある。 そこで、本発明者等は、上記欠点を解消すべく
種々検討した結果、醸造法による含塩調味料の製
造に際し、塩化カリウムと塩化ナトリウムの存在
下に、仕込みを行なうか、または発酵、熟成を行
なえば、塩化カリウムおよび塩化ナトリウムの総
濃度が従来の塩濃度と変りがなく、物料中の有用
成分の分解および溶出等も良好となり、芳醇な風
味も醸成されること等の知見を得、本発明を完成
した。 すなわち、本発明は、醸造法による含塩調味料
の製造に際し、塩化カリウムおよび塩化ナトリウ
ムの総濃度が7〜20%(W/V)で、かつそのう
ち塩化カリウムの量が塩化カリウムおよび塩化ナ
トリウムの総重量の5〜50%であるような量の塩
化カリウムと塩化ナトリウムの存在下に、仕込み
を行なうか、または発酵、熟成を行なうことを特
徴とする含塩調味料の製造法である。 以下、本発明を詳細に説明する。 先ず、本発明にいう含塩調味料としては、例え
ば通常の醤油醸造法に従つて製造される濃口醤
油、淡口醤油、白醤油、溜醤油、新式2号醤油
(半化学半酸造醤油)等の醤油;澱粉質原料およ
び蛋白質原料を酵素剤または酸で加水分解したの
ち、発酵、熟成させて得られる醤油様調味液;ま
たは通常の味噌醸造法に従つて製造される白味
噌、江戸味噌、仙台味噌、信州味噌、麦味噌、豆
味噌等の味噌等が挙げられる。 本発明に使用される含塩調味料の原料として
は、如何なるものでも良く、例えば大豆、脱脂大
豆、これらの混合物、グルテン、およびフイツシ
ユミール等の蛋白質原料並びに小麦、大麦、米、
〓等の澱粉質原料等が用いられる。 次に、上記した含塩調味料原料の変性もしくは
α化処理手段としては、例えば、蒸煮変性処理、
含水エタノール変性処理、飽和水蒸気もしくは過
熱水蒸気による加熱膨化変性処理等の変性処理、
また例えば、蒸煮変性処理、炒熬処理、飽和水蒸
気もしくは過熱水蒸気による加熱膨化変性処理等
のα化処理が挙げられ、これらの処理は適宜選択
して使用することができる。 このようにして得られた変性もしくはα化した
含塩調味料原料は、そのまま、もしくは常法によ
り製麹処理する。 そして本発明においては、上述の如くして得ら
れた変性もしくはα化処理した含塩調味料原料に
例えばプロテアーゼ、ペプチダーゼ、アミラー
ゼ、ペクチナーゼ等の酵素剤もしくは塩酸等の酸
類を添加し、常法により加水分解を行なう際、ま
たは上記原料より麹をつくり、この麹を用いて仕
込みを行なう際、塩化カリウムと塩化ナトリウム
の存在下に仕込みを行なうか、または仕込みを行
なつた諸味、諸味様物、味噌などを塩化カリウム
と塩化ナトリウムの存在下に、発酵、熟成させ
る。なお、この場合、塩化カリウムと塩化ナトリ
ウムを存在させる以外は、仕込み、発酵、熟成の
手段は常法によつて行なうことができる。 前記塩化カリウムと塩化ナトリウムの総濃度
は、従来用いられている塩化ナトリウム濃度例え
ば7〜20%(W/V)であれば良く、醤油の場合
は例えば諸味中の含有量として15〜20%(W/
V)が好ましく、また醤油様調味料の場合は例え
ば15〜20%(W/V)が好ましく、さらに味噌の
場合は例えば7〜15%(W/V)が好ましい。 そして、塩化カリウムの量は、塩化カリウムお
よび塩化ナトリウムの総重量の5〜50%、好まし
くは10〜30%であり、塩化カリウムの量が総重量
の5%未満の場合には、有用成分の分解および溶
出等が不充分となり、芳醇な風味も醸成され難
く、一方総重量の50%を越える場合には、苦みが
感じられる等のため、好ましくない。 塩化カリウムと塩化ナトリウムを共存させる方
法としては、例えば醤油、味噌等の場合、塩化カ
リウムおよび塩化ナトリウムを加えて仕込みを行
なうか、塩化カリウムを加えて仕込みを行なつた
のち、さらに諸味もしくは味噌等中に塩化ナトリ
ウムを単独で、もしくは塩化カリウムおよび塩化
ナトリウムの両者を添加するか、塩化ナトリウム
を加えて仕込みを行なつたのち、さらに諸味もし
くは味噌等中に塩化カリウムを単独で、もしくは
塩化カリウムおよび塩化ナトリウムの両者を添加
するか、塩化カリウムおよび塩化ナトリウムを加
えて仕込みを行なつたのち、諸味もしくは味噌等
中に塩化カリウムおよび/または塩化ナトリウム
を添加するか、または諸味もしくは味噌等中に塩
化カリウムおよび塩化ナトリウムを添加するか等
の方法が挙げられ、なかでも塩化カリウムおよび
塩化ナトリウムを添加して仕込みを行なうか、さ
らにこの仕込を行なつた諸味もしくは味噌等中に
塩化カリウムおよび/または塩化ナトリウムを添
加する方法は好適な方法である。 そして、前記塩化カリウムおよび塩化ナトリウ
ムの使用形態としては、該塩化物の固体、該塩化
物の水溶液もしくは懸濁液等が挙げられる。 次いで、このようにして得られた熟成諸味、熟
成諸味様物もしくは熟成味噌等は、そのままもし
くは常法により圧搾、火入れ、製成等の処理を行
なつて製品を得る。 本発明によれば、塩化カリウムおよび塩化ナト
リウムの総濃度が従来の塩濃度と変りがなく、ま
た熟成に開与する耐塩性乳酸菌および耐塩性酵母
等の生育、増殖を抑制することがないので、芳醇
な風味が醸成され、さらに物料中の有用成分の分
解および溶出等も良好となり、したがつて高品質
な含塩調味料を得ることが出来る。 また、本発明で得られる含塩調味料は、通常の
含塩調味料に比べナトリウム含量が著しく少ない
ため、特にナトリウム制限食を必要とする心臓
病、血管疾患または腎炎等の患者に好適に用いる
ことが出来る。 以下、実施例を挙げ本発明を詳細に説明する。 実施例 1 脱脂大豆3500gに、80℃の温水470mlを添加し
て加水させた脱脂大豆に、圧力2Kg/cm2(ゲージ
圧力)で温度133℃の飽和水蒸気を10分間作用さ
せて加圧、加熱蒸煮処理したものに、別に小麦
3500gを温度180℃で40秒間炒熬し、さらに割砕
して得た炒熬割砕小麦を混合して得た配合物に、
アスペルギンス・オリーゼ(ATCC No.14895)
の〓種麹(有効胞子数:1×109個/g)0.5gを
接種し、温度30℃に調整した恒温恒湿室中で45時
間常法により製麹して醤油麹を得た。 ついで、このようにして得られた1区あたり
800gの麹9区分を、夫々第1表記載の配合比の
塩化カリウムおよび塩化ナトリウムを22%(W/
V)となる如く溶解した水溶液1300mlと混合して
仕込みを行なつたのち、温度30℃で150日間常法
により諸味管理を行ない、さらに圧搾を行なつて
1600mlの醤油諸味液汁(製品1〜6および対照1
〜3)を夫々得た。 前記醤油諸味液汁について各成分分析値および
窒素利用率の測定を行なつたのち官能検査を行な
つた結果を第1表に示す。 なお第1表中、醤油諸味液汁の分析値の欄にお
けるT.N.、Glu.、R.S.、Alc.およびL.A.は、夫々
全窒素、グルタミン酸、還元糖、アルコールおよ
び乳酸を表し、分析法はT.N.、Glu.、R.S.および
Alc.についての分析法は、「醸造分析法」〔山田正
一著、産業図書(株)出版〕記載の方法に準拠し、ま
た乳酸は、カルボン酸分析計〔盛進製膜(株)製〕を
使用して測定したものであり、さらに窒素利用率
は、醤油原料中の全窒素に対する溶解窒素の割合
を%で表したものである。 また、官能検査は、評点法によつて行ない、前
記麹を22%(W/V)の塩化ナトリウム水溶液で
仕込む以外は、前記と同様にして得た醤油諸味液
汁(対照1)と夫々比較し、差なしを0、差有り
を1、大きな差有りを2、極めて大きな差有りを
3と評価し、対照1よりも優れた風味を有してい
る場合には「+」、反対に劣つている場合には
「−」の符号を付して示した。 そしてまた、第1表中の評点は、識別能力を有
する訓練されたパネル20名の平均値を示す。そし
てまた、検定の欄における記号は、※:5%危険
率で有意差有り、※※:1%危険率で有意差有
り、−:有意差なしを夫々意味する。 さらに、第1表中の苦みの程度は、下記基準に
従つて、識別能力を有する訓練されたパネル20名
により判定を行なつて得た平均値を示す。 0:苦み無し +2:苦み有り +1:僅かに苦み有り +3:著しく苦み有り
な伝統食品であるが、近年世界中に普及しつつあ
り、その風味の良さが認識されつつある。 従来、該食品は、蒸煮変性、加熱殺菌等の加熱
処理を行なつた大豆、脱脂大豆、小麦、米等の穀
類に、麹菌を生育、増殖させて麹を製造し、この
ようにして製造された麹をそのままか、もしくは
これに蒸煮変性、加熱殺菌等の加熱処理を行なつ
た穀類を配合し、ついで食塩水と共に仕込みを行
なつたのち、発酵、熟成させて製造されている。 そして、前記食品の製造工程中における醤油諸
味、味噌等は、そのままでは腐敗してしまうた
め、常に10〜20%程度の食塩の存在において腐敗
を防止して発酵、熟成が行なわれている。 しかしながら、このような高濃度食塩の存在下
では、防腐等の目的は達成されても、発酵、熟成
に関与する耐塩性乳酸菌および耐塩性酵母等の生
育、増殖は抑制され、したがつて芳醇な風味も醸
成され難く、さらに麹菌の生産した酵素類も阻害
され、物料中の有用成分の分解および溶出等が不
充分となる欠点がある。 一方、醤油諸味もしくは味噌等の食塩濃度が比
較的低濃度の場合には、有害な腐敗菌等が生育、
増植するため、順調な発酵、熟成は行なわれ難い
欠点がある。 そこで、本発明者等は、上記欠点を解消すべく
種々検討した結果、醸造法による含塩調味料の製
造に際し、塩化カリウムと塩化ナトリウムの存在
下に、仕込みを行なうか、または発酵、熟成を行
なえば、塩化カリウムおよび塩化ナトリウムの総
濃度が従来の塩濃度と変りがなく、物料中の有用
成分の分解および溶出等も良好となり、芳醇な風
味も醸成されること等の知見を得、本発明を完成
した。 すなわち、本発明は、醸造法による含塩調味料
の製造に際し、塩化カリウムおよび塩化ナトリウ
ムの総濃度が7〜20%(W/V)で、かつそのう
ち塩化カリウムの量が塩化カリウムおよび塩化ナ
トリウムの総重量の5〜50%であるような量の塩
化カリウムと塩化ナトリウムの存在下に、仕込み
を行なうか、または発酵、熟成を行なうことを特
徴とする含塩調味料の製造法である。 以下、本発明を詳細に説明する。 先ず、本発明にいう含塩調味料としては、例え
ば通常の醤油醸造法に従つて製造される濃口醤
油、淡口醤油、白醤油、溜醤油、新式2号醤油
(半化学半酸造醤油)等の醤油;澱粉質原料およ
び蛋白質原料を酵素剤または酸で加水分解したの
ち、発酵、熟成させて得られる醤油様調味液;ま
たは通常の味噌醸造法に従つて製造される白味
噌、江戸味噌、仙台味噌、信州味噌、麦味噌、豆
味噌等の味噌等が挙げられる。 本発明に使用される含塩調味料の原料として
は、如何なるものでも良く、例えば大豆、脱脂大
豆、これらの混合物、グルテン、およびフイツシ
ユミール等の蛋白質原料並びに小麦、大麦、米、
〓等の澱粉質原料等が用いられる。 次に、上記した含塩調味料原料の変性もしくは
α化処理手段としては、例えば、蒸煮変性処理、
含水エタノール変性処理、飽和水蒸気もしくは過
熱水蒸気による加熱膨化変性処理等の変性処理、
また例えば、蒸煮変性処理、炒熬処理、飽和水蒸
気もしくは過熱水蒸気による加熱膨化変性処理等
のα化処理が挙げられ、これらの処理は適宜選択
して使用することができる。 このようにして得られた変性もしくはα化した
含塩調味料原料は、そのまま、もしくは常法によ
り製麹処理する。 そして本発明においては、上述の如くして得ら
れた変性もしくはα化処理した含塩調味料原料に
例えばプロテアーゼ、ペプチダーゼ、アミラー
ゼ、ペクチナーゼ等の酵素剤もしくは塩酸等の酸
類を添加し、常法により加水分解を行なう際、ま
たは上記原料より麹をつくり、この麹を用いて仕
込みを行なう際、塩化カリウムと塩化ナトリウム
の存在下に仕込みを行なうか、または仕込みを行
なつた諸味、諸味様物、味噌などを塩化カリウム
と塩化ナトリウムの存在下に、発酵、熟成させ
る。なお、この場合、塩化カリウムと塩化ナトリ
ウムを存在させる以外は、仕込み、発酵、熟成の
手段は常法によつて行なうことができる。 前記塩化カリウムと塩化ナトリウムの総濃度
は、従来用いられている塩化ナトリウム濃度例え
ば7〜20%(W/V)であれば良く、醤油の場合
は例えば諸味中の含有量として15〜20%(W/
V)が好ましく、また醤油様調味料の場合は例え
ば15〜20%(W/V)が好ましく、さらに味噌の
場合は例えば7〜15%(W/V)が好ましい。 そして、塩化カリウムの量は、塩化カリウムお
よび塩化ナトリウムの総重量の5〜50%、好まし
くは10〜30%であり、塩化カリウムの量が総重量
の5%未満の場合には、有用成分の分解および溶
出等が不充分となり、芳醇な風味も醸成され難
く、一方総重量の50%を越える場合には、苦みが
感じられる等のため、好ましくない。 塩化カリウムと塩化ナトリウムを共存させる方
法としては、例えば醤油、味噌等の場合、塩化カ
リウムおよび塩化ナトリウムを加えて仕込みを行
なうか、塩化カリウムを加えて仕込みを行なつた
のち、さらに諸味もしくは味噌等中に塩化ナトリ
ウムを単独で、もしくは塩化カリウムおよび塩化
ナトリウムの両者を添加するか、塩化ナトリウム
を加えて仕込みを行なつたのち、さらに諸味もし
くは味噌等中に塩化カリウムを単独で、もしくは
塩化カリウムおよび塩化ナトリウムの両者を添加
するか、塩化カリウムおよび塩化ナトリウムを加
えて仕込みを行なつたのち、諸味もしくは味噌等
中に塩化カリウムおよび/または塩化ナトリウム
を添加するか、または諸味もしくは味噌等中に塩
化カリウムおよび塩化ナトリウムを添加するか等
の方法が挙げられ、なかでも塩化カリウムおよび
塩化ナトリウムを添加して仕込みを行なうか、さ
らにこの仕込を行なつた諸味もしくは味噌等中に
塩化カリウムおよび/または塩化ナトリウムを添
加する方法は好適な方法である。 そして、前記塩化カリウムおよび塩化ナトリウ
ムの使用形態としては、該塩化物の固体、該塩化
物の水溶液もしくは懸濁液等が挙げられる。 次いで、このようにして得られた熟成諸味、熟
成諸味様物もしくは熟成味噌等は、そのままもし
くは常法により圧搾、火入れ、製成等の処理を行
なつて製品を得る。 本発明によれば、塩化カリウムおよび塩化ナト
リウムの総濃度が従来の塩濃度と変りがなく、ま
た熟成に開与する耐塩性乳酸菌および耐塩性酵母
等の生育、増殖を抑制することがないので、芳醇
な風味が醸成され、さらに物料中の有用成分の分
解および溶出等も良好となり、したがつて高品質
な含塩調味料を得ることが出来る。 また、本発明で得られる含塩調味料は、通常の
含塩調味料に比べナトリウム含量が著しく少ない
ため、特にナトリウム制限食を必要とする心臓
病、血管疾患または腎炎等の患者に好適に用いる
ことが出来る。 以下、実施例を挙げ本発明を詳細に説明する。 実施例 1 脱脂大豆3500gに、80℃の温水470mlを添加し
て加水させた脱脂大豆に、圧力2Kg/cm2(ゲージ
圧力)で温度133℃の飽和水蒸気を10分間作用さ
せて加圧、加熱蒸煮処理したものに、別に小麦
3500gを温度180℃で40秒間炒熬し、さらに割砕
して得た炒熬割砕小麦を混合して得た配合物に、
アスペルギンス・オリーゼ(ATCC No.14895)
の〓種麹(有効胞子数:1×109個/g)0.5gを
接種し、温度30℃に調整した恒温恒湿室中で45時
間常法により製麹して醤油麹を得た。 ついで、このようにして得られた1区あたり
800gの麹9区分を、夫々第1表記載の配合比の
塩化カリウムおよび塩化ナトリウムを22%(W/
V)となる如く溶解した水溶液1300mlと混合して
仕込みを行なつたのち、温度30℃で150日間常法
により諸味管理を行ない、さらに圧搾を行なつて
1600mlの醤油諸味液汁(製品1〜6および対照1
〜3)を夫々得た。 前記醤油諸味液汁について各成分分析値および
窒素利用率の測定を行なつたのち官能検査を行な
つた結果を第1表に示す。 なお第1表中、醤油諸味液汁の分析値の欄にお
けるT.N.、Glu.、R.S.、Alc.およびL.A.は、夫々
全窒素、グルタミン酸、還元糖、アルコールおよ
び乳酸を表し、分析法はT.N.、Glu.、R.S.および
Alc.についての分析法は、「醸造分析法」〔山田正
一著、産業図書(株)出版〕記載の方法に準拠し、ま
た乳酸は、カルボン酸分析計〔盛進製膜(株)製〕を
使用して測定したものであり、さらに窒素利用率
は、醤油原料中の全窒素に対する溶解窒素の割合
を%で表したものである。 また、官能検査は、評点法によつて行ない、前
記麹を22%(W/V)の塩化ナトリウム水溶液で
仕込む以外は、前記と同様にして得た醤油諸味液
汁(対照1)と夫々比較し、差なしを0、差有り
を1、大きな差有りを2、極めて大きな差有りを
3と評価し、対照1よりも優れた風味を有してい
る場合には「+」、反対に劣つている場合には
「−」の符号を付して示した。 そしてまた、第1表中の評点は、識別能力を有
する訓練されたパネル20名の平均値を示す。そし
てまた、検定の欄における記号は、※:5%危険
率で有意差有り、※※:1%危険率で有意差有
り、−:有意差なしを夫々意味する。 さらに、第1表中の苦みの程度は、下記基準に
従つて、識別能力を有する訓練されたパネル20名
により判定を行なつて得た平均値を示す。 0:苦み無し +2:苦み有り +1:僅かに苦み有り +3:著しく苦み有り
【表】
【表】
第1表より明らかな如く、塩組成において、諸
味中の塩化カリウム割合が、5〜50%(好ましく
は10〜30%)の範囲にあるとき、対照1に比し、
各成分分析値および窒素利用率は優れ、また、官
能検査においても著しく優れ、特に苦みが感じら
れないことが判明した。 実施例 2 精白度1割の白米800gを常法により洗米、浸
漬、水切りし、これを圧力2Kg/cm2(ゲージ圧
力)で温度133℃の飽和水蒸気を10分間作用させ
て加圧、加熱蒸煮処理したのち、室温迄放冷させ
たものに、アスペルギルス・オリーゼ(ATCC
No.11866)の〓種麹(有効胞子数:1×109個/
g)0.5gを接種し、温度30℃に調整した恒温恒
湿室中で60時間常法により製麹して米麹を得た。 ついで、このようにして得られた1区分あたり
1Kgの麹と前述と同様にして得た蒸煮大豆4Kgを
混合したものからなる9区分に、夫々第2表記載
の配合比の塩化カリウムおよび塩化ナトリウム
0.6Kg(塩化カリウムおよび塩化ナトリウムの総
重量)を夫々の区分に均一となるように添加して
仕込みを行なつたのち、温度25℃で90日間通常の
発酵、熟成管理を行なつて5.5Kgの味噌(製品1
〜6および対照1〜3)を夫々得た。 この味噌について、各成分分析および官能検査
を行なつた結果を第2表に示す。 味噌の各分析値の分析法は、「酸造分析法」〔山
田正一著、産業図書(株)出版〕記載の方法に準拠
し、また官能検査は、実施例1記載の方法に準拠
して行なつたものである。
味中の塩化カリウム割合が、5〜50%(好ましく
は10〜30%)の範囲にあるとき、対照1に比し、
各成分分析値および窒素利用率は優れ、また、官
能検査においても著しく優れ、特に苦みが感じら
れないことが判明した。 実施例 2 精白度1割の白米800gを常法により洗米、浸
漬、水切りし、これを圧力2Kg/cm2(ゲージ圧
力)で温度133℃の飽和水蒸気を10分間作用させ
て加圧、加熱蒸煮処理したのち、室温迄放冷させ
たものに、アスペルギルス・オリーゼ(ATCC
No.11866)の〓種麹(有効胞子数:1×109個/
g)0.5gを接種し、温度30℃に調整した恒温恒
湿室中で60時間常法により製麹して米麹を得た。 ついで、このようにして得られた1区分あたり
1Kgの麹と前述と同様にして得た蒸煮大豆4Kgを
混合したものからなる9区分に、夫々第2表記載
の配合比の塩化カリウムおよび塩化ナトリウム
0.6Kg(塩化カリウムおよび塩化ナトリウムの総
重量)を夫々の区分に均一となるように添加して
仕込みを行なつたのち、温度25℃で90日間通常の
発酵、熟成管理を行なつて5.5Kgの味噌(製品1
〜6および対照1〜3)を夫々得た。 この味噌について、各成分分析および官能検査
を行なつた結果を第2表に示す。 味噌の各分析値の分析法は、「酸造分析法」〔山
田正一著、産業図書(株)出版〕記載の方法に準拠
し、また官能検査は、実施例1記載の方法に準拠
して行なつたものである。
【表】
第2表より明らかな如く、塩組成において諸味
中の塩化カリウム割合が、5〜50%(好ましくは
10〜30%)の範囲にあるとき、対照1に比し、各
成分分析値は同程度もしくはそれ以上であり、官
能検査においても著しく優れ、特に苦みが感じら
れないことが判明した。
中の塩化カリウム割合が、5〜50%(好ましくは
10〜30%)の範囲にあるとき、対照1に比し、各
成分分析値は同程度もしくはそれ以上であり、官
能検査においても著しく優れ、特に苦みが感じら
れないことが判明した。
Claims (1)
- 1 醸造法による含塩調味料の製造に際し、塩化
カリウムおよび塩化ナトリウムの総濃度が7〜20
%(W/V)で、かつそのうち塩化カリウムの量
が塩化カリウムおよび塩化ナトリウムの総重量の
5〜50%であるような量の塩化カリウムと塩化ナ
トリウムの存在下に、仕込みを行なうか、または
発酵、熟成を行なうことを特徴とする含塩調味料
の製造法。
Priority Applications (2)
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| JP13473979A JPS5668372A (en) | 1979-10-20 | 1979-10-20 | Preparation of seasoning containing salt |
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| JP13473979A JPS5668372A (en) | 1979-10-20 | 1979-10-20 | Preparation of seasoning containing salt |
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| JPS5668372A JPS5668372A (en) | 1981-06-09 |
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