JPS6240696B2 - - Google Patents
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- JPS6240696B2 JPS6240696B2 JP53085337A JP8533778A JPS6240696B2 JP S6240696 B2 JPS6240696 B2 JP S6240696B2 JP 53085337 A JP53085337 A JP 53085337A JP 8533778 A JP8533778 A JP 8533778A JP S6240696 B2 JPS6240696 B2 JP S6240696B2
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- Japan
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- fabric
- cartridge
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- Elimination Of Static Electricity (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
本発明は遮光性、引出し性に優れ、しかもフイ
ルム充填時及び写真撮影時の静電気による画像の
鮮明性の低下などのトラブルを防止した写真フイ
ルム用マガジンまたはパトローネに関する。 現在大量に市販、消費されている写真用フイル
ムは高感度フイルムの出現、ポリエステルフイル
ムベースによる機械的強度及び寸法安定性の向上
などにより、該フイルムの生産性の向上が図られ
ると同時に高速写真又は瞬間写真撮影用として要
求される諸性能を容易に満足することが可能にな
つたと云える。しかしながら上記生産性の向上並
びに撮影の高速化が進むにつれて静電気によるト
ラブルが新たに大きな問題として注目されるに到
つている。たとえば、高速写真撮影時にはその撮
影速度は通常1秒間当り少くとも60駒以上、場合
によつては、600駒以上もあり、フイルムの移動
速度は少くとも30cm/秒以上、場合によつては2
〜3m/秒以上の高速に達すると云われている
が、このような高速度でフイルムがそのマガジン
(カートリツジ)又はパトローネから引出される
と機械的摩擦によりフイルムには少なかざる静電
気が帯電するに到り、この静電気の帯電によつ
て、得られる写真の画像の鮮明性が低下したり、
場合によつては静電気の蓄積放電によりフイルム
が部分的感光を起し、事実上使用出来ない問題が
ある。 本発明者らは上記写真フイルム用マガジン又は
パトローネの問題点について鋭意研究を行ない本
発明を見出すに到つたものである。 すなわち、本発明は写真フイルム用マガジン又
はパトローネの遮光性、引出し性などの機能を全
く損うことなく、フイルムとマガジンまたはパト
ローネに充填する場合、特に写真撮影時のフイル
ムの移動に伴う静電気障害を解消したマガジン
(カートリツジ)又はパトローネを提供するもの
である。 本発明は写真フイルム用マガジンまたはパトロ
ーネの少くともフイルム取出し部(撮影後フイル
ムを巻戻す際及び生産工程におけるフイルム充填
時はフイルム入口部になる)に遮光布として電気
比抵抗が108Ω・cm以下、好ましくは102〜106Ω
−cmの無機導電性物質を含有する線状重合体が繊
維形成重合体内に筋状に分散された有機導電性繊
維を含む立毛を有する布帛を設けることにより上
記目的を達成するものである。 ここで本発明に用いられる有機導電性繊維とし
ては繊維を構成する成分が実質的に有機重合体、
たとえばポリアクリロニトリル系、ポリアミド
系、ポリエステル系重合体などのような公知の繊
維形成性ポリマ中にカーボンブラツクのような導
電性物質を均一に分散配合せしめた重合体組成物
を混合紡糸し、該導電性物質含有重合体組成物を
筋状に繊維軸方向に配列分散せしめてなる繊維で
ある。 ここで重要なことは該導電性繊維はその電気抵
抗値が108Ω・cm以下の導電性を示すことであ
る。すなわち、該マガジン又はパトローネのフイ
ルム取出し部に遮光布として設けられる布帛には
マガジン(カートリツジ)やパトローネ内部に光
が浸入するのを防ぐ機能(遮光性)、フイルムの
取出し及び巻戻しなどにおけるフイルムの損傷を
防ぐ機能(引出し抵抗)、フイルム引出し部にお
ける摩耗或いは発熱に耐える機能(耐摩耗・耐熱
性)などが要求され、これらの要求特性を満足す
るためには前記導電性繊維は108Ω・cm以下の導
電性を有し、かつ従来公知の紡編織用の非導電性
繊維と実質的に同一の繊維性能を有することが望
ましく、金属繊維のような無機質の導電性繊維は
好ましくないのである。 このような有機質導電性繊維の例示としては少
くとも2種の重合体からなる混合紡糸或いは複合
紡糸繊維であつて該繊維を構成する1つの重合体
成分にカーボンブラツクや金属などの導電性物質
を均一に混合分散せしめてなる繊維などを挙げる
ことができる。しかしながら、前述したようにマ
ガジン(カートリツジ)やパトローネの遮光布と
して要求される繊維特性を考えると、立毛布帛を
形成するのに紡編織し易く、特に非導電性繊維と
の混紡交編繊維にすぐれており、フイルムとの接
触による導電性繊維の低下、フイルムの汚染もな
い前記混合紡糸繊維もしくは複合繊維が本発明に
は特に有用である。これらの中でも特開昭52−
103525号公報に提案されているアクリロニトリル
系重合体とカーボンブラツクを含有するポリエー
テル系重合体から得られる混合紡糸繊維は耐久性
のよい導電性のみならず、すぐれた遮光性と紡編
織を有しており、後述するように本発明に最高の
性能を与える。このような導電性繊維はその電気
比抵抗が108Ω・cm以下好ましくは102〜106Ω・
cmの導電性を示すことが必要であり、電気比抵抗
が108Ω・cmを越えるとマガジン(カートリツ
ジ)やパトローネの遮光布として十分な帯電防止
並びに除電効果を示さなくなるのである。 該マガジン(カートリツジ)やパトローネの遮
光布として用いる布帛としては光の進入を防止す
るに足る立毛を有するものであればよく、特に限
定されるものではないが、具体的にはベルベツ
ト、スエード、電気植毛品、不織布、編物または
織物の起毛品などからなる布帛の少くとも1表面
に立毛密度が少くとも5000本/cm2また少くてもナ
ツプが0.05mmあるものを挙げることができる。も
ちろん、これらの立毛布帛はマガジン(カートリ
ツジ)やパトローネのフイルム出入口部に直接貼
布してもよいし、別の基布、通常裏面に接着剤層
を有する基布と積層したものであつてもよい。さ
らにフイルムの出入口部のみならず、マガジン
(カートリツジ)やパトローネの内部全体に設け
てもよい。 また、該立毛布帛の遮光布としての特性、特に
フイルムの引出し性、耐摩耗性或いは機械的強度
を向上させるためには公知の非導電性繊維たとえ
ばポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルなど
の各種合成繊維、レーヨン、綿などと混用すれば
よいが、この場合得られる立毛布帛がフイルムの
帯電防止及び除電性能を十分発揮するためには該
導電性繊維の電気比抵抗にもよるが少くとも0.05
重量%、好ましくは0.2〜40%混用するのがよ
い。もちろん、布帛の編織構造を変えて立毛布帛
の1端部に導電性繊維をパネル状に編込んだり織
り込み、フイルムと直接接触する部分は非導電性
繊維で構成することによつて、帯電防止、除電性
能或いは遮光性を与えることができる。 なお非導電性繊維で混用する場合は導電性繊維
の存在は布帛の表裏を問わぬが、好ましくはフイ
ルムの帯電防止或いは除電効果上、導電性繊維の
先端が布帛表面に露出するように編織するのがよ
い。 なお、本発明で使用する導電繊維の単繊維デニ
ールは、フイルム面に擦過傷を与えないために、
また遮光性に影響を与えないために20デニール以
下にする必要があり、好ましくは混用する非導電
繊維の単繊維デニールと同程度か、それ以下にす
るのがよい。 以下図面により本発明をさらに具体的に説明す
る。第1図は本発明の1実施態様を示すパトロー
ネ筒の部分切開断面図であり、図において1はパ
トローネ筒、3はフイルム引出し部、2は該引出
し部に設けた立毛布帛を示す。また第2図は第1
図のフイルム引出部に設けた立毛布帛の横断面図
であつて、図において4は基布、2は立毛を示
し、2―Aは非導電性繊維、2―Bは導電性繊維
である。第1図及び第2図から判るように本発明
のパトローネにおいては、フイルム引出し部の遮
光用布帛の表面は導電性繊維と非導電性繊維とか
らなる立毛で覆われており、フイルムが引出され
る前に帯電している場合はもちろん、該引出し部
を通過することによつて帯電した場合も、該引出
し部に設けた遮光用布帛の立毛を構成する導電性
繊維と接触して直ちに除電されるのでフイルムの
帯電によるトラブルはほぼ完全に防止することが
できる。 また第3図は本発明のパトローネ又はマガジン
のフイルム引出し部に設ける他の態様の遮光布の
断面拡大図であり、図において4は基布、2は立
毛、2―Aは非導電性繊維からなる立毛部分、2
―Bは導電性繊維を含む立毛部分を示す。図に示
すような遮光布をパトローネのフイルムとの接触
が最も多い狭穿のフイルム引出し部に該遮光布の
2―Aの立毛部分がくるように設け、2―Bの導
電性部分がパトローネの外に出るように設けるこ
とができ、引き出されるフイルムとの接触が最も
多い部分に機械的性質、耐熱性などにすぐれた非
導電性繊維を用い、導電性のみならず、通常濃色
に着色している導電性繊維を該引出し部外部に設
けることによつてフイルムの帯電並びに感光を防
止することができる。 以上詳述したように本発明になる写真用フイル
ムのパトローネ又はマガジンは該パトローネ又は
マガジンに要求される特性を全く損うことなく、
近年の高速撮影によつて問題になつてきたフイル
ムの帯電によるトラブルを解消すると云う卓越し
た効果を奏するのみならず、フイルムを収納する
際の静電気除去にも有効であり、フイルムの高速
収納化を可能とし、生産性も点での著しく有用で
ある。 以下実施例により本発明を具体的に説明する。 実施例 1 アクリロニトリル/アクリル酸メチル/メタリ
ルスルホン酸ソーダ(94.7/5.0/0.3)モル%か
らなるアクリル系共重合体のジメチルスルホキシ
ド(DMSO)溶液Aに35重量%のフアーネスブラ
ツク#40(三菱化成社製)を含有するポリエチレ
ンアジペート/ポリエチレングリコール(25/
75)重量%の組成を有するブロツクポリエーテル
ポリエステル(70部)にAN(30部)をグラフト
共重合させた重合体のDMSO溶液Bを、得られる
繊維中のカーボンブラツク量が7.5重量%になる
ように配合し、湿式紡糸法により、電気比抵抗が
2.2×103Ω・cm、強度2.5g/d、伸度2.1%単糸繊
度7dの導電性繊維を作成した。 この導電性繊維を繊維長51mmにカツトし、単糸
繊度3d、繊維長51mmのナイロンステープルと混
綿し20/2に紡績して、タテパイル2重織の混綿割
合の異なるカツトパイル織物を作成し、生機セツ
ト後、リラツクス精練した。パイル長は1.4mm、
パイル密度は約27000本/cm2であつた。該カツト
パイル織物を20℃、30%RHの大気中に24時間以
上放置した後、興亜商会(株)製ロータリースタテイ
ツクテスターの回転体にパイル面を摩擦するよう
にとりつけ、20℃、30%RH大気中で、フイルム
の感光面と摩擦した時の帯電圧を測定した。この
結果を第1表に示す。この際、カツトパイル織物
の摩擦面は2.5cm×4cmとなるように回転体にと
りつけ、また摩擦対象物であるフイルム(フジカ
ラーF―、未撮影)を2cm×15cmに切断し、両
端を把持して500gの張力を与え、カツトパイル
との接触高さ(接触圧)を2mmとした。更にロー
タリースタテイツクテスターの回転体の回転数は
400rpm.摩擦中のカツトパイルと集電管との距離
は1.2cmとした。 導電性繊維の混用によるカツトパイル織物の摩
擦帯電電圧の低下は顕著であり、0.2%程度の微
量混紡でもほぼ十分な制電性を有している。 これらの試作カツトパイルを支持体に貼りつけ
この支持体2本で未撮影フイルム(フジカラーF
―)をはさみ(はさみ間隔2mm)、20℃、30%
RH条件下の暗室内でフイルムを30cm/secの速度
で移動させた時の放電現象を観察し、ついで該フ
イルムを現像して感光程度を調べた。導電性繊維
混用カツトパイル織物は放電現象が認められず、
現像後も異常はなかつた。
ルム充填時及び写真撮影時の静電気による画像の
鮮明性の低下などのトラブルを防止した写真フイ
ルム用マガジンまたはパトローネに関する。 現在大量に市販、消費されている写真用フイル
ムは高感度フイルムの出現、ポリエステルフイル
ムベースによる機械的強度及び寸法安定性の向上
などにより、該フイルムの生産性の向上が図られ
ると同時に高速写真又は瞬間写真撮影用として要
求される諸性能を容易に満足することが可能にな
つたと云える。しかしながら上記生産性の向上並
びに撮影の高速化が進むにつれて静電気によるト
ラブルが新たに大きな問題として注目されるに到
つている。たとえば、高速写真撮影時にはその撮
影速度は通常1秒間当り少くとも60駒以上、場合
によつては、600駒以上もあり、フイルムの移動
速度は少くとも30cm/秒以上、場合によつては2
〜3m/秒以上の高速に達すると云われている
が、このような高速度でフイルムがそのマガジン
(カートリツジ)又はパトローネから引出される
と機械的摩擦によりフイルムには少なかざる静電
気が帯電するに到り、この静電気の帯電によつ
て、得られる写真の画像の鮮明性が低下したり、
場合によつては静電気の蓄積放電によりフイルム
が部分的感光を起し、事実上使用出来ない問題が
ある。 本発明者らは上記写真フイルム用マガジン又は
パトローネの問題点について鋭意研究を行ない本
発明を見出すに到つたものである。 すなわち、本発明は写真フイルム用マガジン又
はパトローネの遮光性、引出し性などの機能を全
く損うことなく、フイルムとマガジンまたはパト
ローネに充填する場合、特に写真撮影時のフイル
ムの移動に伴う静電気障害を解消したマガジン
(カートリツジ)又はパトローネを提供するもの
である。 本発明は写真フイルム用マガジンまたはパトロ
ーネの少くともフイルム取出し部(撮影後フイル
ムを巻戻す際及び生産工程におけるフイルム充填
時はフイルム入口部になる)に遮光布として電気
比抵抗が108Ω・cm以下、好ましくは102〜106Ω
−cmの無機導電性物質を含有する線状重合体が繊
維形成重合体内に筋状に分散された有機導電性繊
維を含む立毛を有する布帛を設けることにより上
記目的を達成するものである。 ここで本発明に用いられる有機導電性繊維とし
ては繊維を構成する成分が実質的に有機重合体、
たとえばポリアクリロニトリル系、ポリアミド
系、ポリエステル系重合体などのような公知の繊
維形成性ポリマ中にカーボンブラツクのような導
電性物質を均一に分散配合せしめた重合体組成物
を混合紡糸し、該導電性物質含有重合体組成物を
筋状に繊維軸方向に配列分散せしめてなる繊維で
ある。 ここで重要なことは該導電性繊維はその電気抵
抗値が108Ω・cm以下の導電性を示すことであ
る。すなわち、該マガジン又はパトローネのフイ
ルム取出し部に遮光布として設けられる布帛には
マガジン(カートリツジ)やパトローネ内部に光
が浸入するのを防ぐ機能(遮光性)、フイルムの
取出し及び巻戻しなどにおけるフイルムの損傷を
防ぐ機能(引出し抵抗)、フイルム引出し部にお
ける摩耗或いは発熱に耐える機能(耐摩耗・耐熱
性)などが要求され、これらの要求特性を満足す
るためには前記導電性繊維は108Ω・cm以下の導
電性を有し、かつ従来公知の紡編織用の非導電性
繊維と実質的に同一の繊維性能を有することが望
ましく、金属繊維のような無機質の導電性繊維は
好ましくないのである。 このような有機質導電性繊維の例示としては少
くとも2種の重合体からなる混合紡糸或いは複合
紡糸繊維であつて該繊維を構成する1つの重合体
成分にカーボンブラツクや金属などの導電性物質
を均一に混合分散せしめてなる繊維などを挙げる
ことができる。しかしながら、前述したようにマ
ガジン(カートリツジ)やパトローネの遮光布と
して要求される繊維特性を考えると、立毛布帛を
形成するのに紡編織し易く、特に非導電性繊維と
の混紡交編繊維にすぐれており、フイルムとの接
触による導電性繊維の低下、フイルムの汚染もな
い前記混合紡糸繊維もしくは複合繊維が本発明に
は特に有用である。これらの中でも特開昭52−
103525号公報に提案されているアクリロニトリル
系重合体とカーボンブラツクを含有するポリエー
テル系重合体から得られる混合紡糸繊維は耐久性
のよい導電性のみならず、すぐれた遮光性と紡編
織を有しており、後述するように本発明に最高の
性能を与える。このような導電性繊維はその電気
比抵抗が108Ω・cm以下好ましくは102〜106Ω・
cmの導電性を示すことが必要であり、電気比抵抗
が108Ω・cmを越えるとマガジン(カートリツ
ジ)やパトローネの遮光布として十分な帯電防止
並びに除電効果を示さなくなるのである。 該マガジン(カートリツジ)やパトローネの遮
光布として用いる布帛としては光の進入を防止す
るに足る立毛を有するものであればよく、特に限
定されるものではないが、具体的にはベルベツ
ト、スエード、電気植毛品、不織布、編物または
織物の起毛品などからなる布帛の少くとも1表面
に立毛密度が少くとも5000本/cm2また少くてもナ
ツプが0.05mmあるものを挙げることができる。も
ちろん、これらの立毛布帛はマガジン(カートリ
ツジ)やパトローネのフイルム出入口部に直接貼
布してもよいし、別の基布、通常裏面に接着剤層
を有する基布と積層したものであつてもよい。さ
らにフイルムの出入口部のみならず、マガジン
(カートリツジ)やパトローネの内部全体に設け
てもよい。 また、該立毛布帛の遮光布としての特性、特に
フイルムの引出し性、耐摩耗性或いは機械的強度
を向上させるためには公知の非導電性繊維たとえ
ばポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルなど
の各種合成繊維、レーヨン、綿などと混用すれば
よいが、この場合得られる立毛布帛がフイルムの
帯電防止及び除電性能を十分発揮するためには該
導電性繊維の電気比抵抗にもよるが少くとも0.05
重量%、好ましくは0.2〜40%混用するのがよ
い。もちろん、布帛の編織構造を変えて立毛布帛
の1端部に導電性繊維をパネル状に編込んだり織
り込み、フイルムと直接接触する部分は非導電性
繊維で構成することによつて、帯電防止、除電性
能或いは遮光性を与えることができる。 なお非導電性繊維で混用する場合は導電性繊維
の存在は布帛の表裏を問わぬが、好ましくはフイ
ルムの帯電防止或いは除電効果上、導電性繊維の
先端が布帛表面に露出するように編織するのがよ
い。 なお、本発明で使用する導電繊維の単繊維デニ
ールは、フイルム面に擦過傷を与えないために、
また遮光性に影響を与えないために20デニール以
下にする必要があり、好ましくは混用する非導電
繊維の単繊維デニールと同程度か、それ以下にす
るのがよい。 以下図面により本発明をさらに具体的に説明す
る。第1図は本発明の1実施態様を示すパトロー
ネ筒の部分切開断面図であり、図において1はパ
トローネ筒、3はフイルム引出し部、2は該引出
し部に設けた立毛布帛を示す。また第2図は第1
図のフイルム引出部に設けた立毛布帛の横断面図
であつて、図において4は基布、2は立毛を示
し、2―Aは非導電性繊維、2―Bは導電性繊維
である。第1図及び第2図から判るように本発明
のパトローネにおいては、フイルム引出し部の遮
光用布帛の表面は導電性繊維と非導電性繊維とか
らなる立毛で覆われており、フイルムが引出され
る前に帯電している場合はもちろん、該引出し部
を通過することによつて帯電した場合も、該引出
し部に設けた遮光用布帛の立毛を構成する導電性
繊維と接触して直ちに除電されるのでフイルムの
帯電によるトラブルはほぼ完全に防止することが
できる。 また第3図は本発明のパトローネ又はマガジン
のフイルム引出し部に設ける他の態様の遮光布の
断面拡大図であり、図において4は基布、2は立
毛、2―Aは非導電性繊維からなる立毛部分、2
―Bは導電性繊維を含む立毛部分を示す。図に示
すような遮光布をパトローネのフイルムとの接触
が最も多い狭穿のフイルム引出し部に該遮光布の
2―Aの立毛部分がくるように設け、2―Bの導
電性部分がパトローネの外に出るように設けるこ
とができ、引き出されるフイルムとの接触が最も
多い部分に機械的性質、耐熱性などにすぐれた非
導電性繊維を用い、導電性のみならず、通常濃色
に着色している導電性繊維を該引出し部外部に設
けることによつてフイルムの帯電並びに感光を防
止することができる。 以上詳述したように本発明になる写真用フイル
ムのパトローネ又はマガジンは該パトローネ又は
マガジンに要求される特性を全く損うことなく、
近年の高速撮影によつて問題になつてきたフイル
ムの帯電によるトラブルを解消すると云う卓越し
た効果を奏するのみならず、フイルムを収納する
際の静電気除去にも有効であり、フイルムの高速
収納化を可能とし、生産性も点での著しく有用で
ある。 以下実施例により本発明を具体的に説明する。 実施例 1 アクリロニトリル/アクリル酸メチル/メタリ
ルスルホン酸ソーダ(94.7/5.0/0.3)モル%か
らなるアクリル系共重合体のジメチルスルホキシ
ド(DMSO)溶液Aに35重量%のフアーネスブラ
ツク#40(三菱化成社製)を含有するポリエチレ
ンアジペート/ポリエチレングリコール(25/
75)重量%の組成を有するブロツクポリエーテル
ポリエステル(70部)にAN(30部)をグラフト
共重合させた重合体のDMSO溶液Bを、得られる
繊維中のカーボンブラツク量が7.5重量%になる
ように配合し、湿式紡糸法により、電気比抵抗が
2.2×103Ω・cm、強度2.5g/d、伸度2.1%単糸繊
度7dの導電性繊維を作成した。 この導電性繊維を繊維長51mmにカツトし、単糸
繊度3d、繊維長51mmのナイロンステープルと混
綿し20/2に紡績して、タテパイル2重織の混綿割
合の異なるカツトパイル織物を作成し、生機セツ
ト後、リラツクス精練した。パイル長は1.4mm、
パイル密度は約27000本/cm2であつた。該カツト
パイル織物を20℃、30%RHの大気中に24時間以
上放置した後、興亜商会(株)製ロータリースタテイ
ツクテスターの回転体にパイル面を摩擦するよう
にとりつけ、20℃、30%RH大気中で、フイルム
の感光面と摩擦した時の帯電圧を測定した。この
結果を第1表に示す。この際、カツトパイル織物
の摩擦面は2.5cm×4cmとなるように回転体にと
りつけ、また摩擦対象物であるフイルム(フジカ
ラーF―、未撮影)を2cm×15cmに切断し、両
端を把持して500gの張力を与え、カツトパイル
との接触高さ(接触圧)を2mmとした。更にロー
タリースタテイツクテスターの回転体の回転数は
400rpm.摩擦中のカツトパイルと集電管との距離
は1.2cmとした。 導電性繊維の混用によるカツトパイル織物の摩
擦帯電電圧の低下は顕著であり、0.2%程度の微
量混紡でもほぼ十分な制電性を有している。 これらの試作カツトパイルを支持体に貼りつけ
この支持体2本で未撮影フイルム(フジカラーF
―)をはさみ(はさみ間隔2mm)、20℃、30%
RH条件下の暗室内でフイルムを30cm/secの速度
で移動させた時の放電現象を観察し、ついで該フ
イルムを現像して感光程度を調べた。導電性繊維
混用カツトパイル織物は放電現象が認められず、
現像後も異常はなかつた。
【表】
実施例 2
実施例1と同じ方法により、実施例1と同じ電
気的性質を有する100D―30Fのマルチフイラメン
ト糸を試作した。該フイラメント糸の強度は
2.4g/d伸度は20%であつた。該導電性フイラメ
ント糸を、ナイロン糸110D―30Fのタテ2重パイ
ル織物のタテパイル糸に間欠的に打込むことによ
り、該導電性糸の混用率がパイル織物全重量の
0.5%になるように設計してカツトパイル織物を
作成し、生機セツト後、リラツクス精練した。該
パイル織物のパイル密度は約26000本/cm2であつ
た。 該カツトパイル織物を実施例1と同様にして測
定した結果、摩擦帯電圧は1.3kVであり、フイル
ム間との放電現象も認められず、現像後のフイル
ムにも異常はなかつた。
気的性質を有する100D―30Fのマルチフイラメン
ト糸を試作した。該フイラメント糸の強度は
2.4g/d伸度は20%であつた。該導電性フイラメ
ント糸を、ナイロン糸110D―30Fのタテ2重パイ
ル織物のタテパイル糸に間欠的に打込むことによ
り、該導電性糸の混用率がパイル織物全重量の
0.5%になるように設計してカツトパイル織物を
作成し、生機セツト後、リラツクス精練した。該
パイル織物のパイル密度は約26000本/cm2であつ
た。 該カツトパイル織物を実施例1と同様にして測
定した結果、摩擦帯電圧は1.3kVであり、フイル
ム間との放電現象も認められず、現像後のフイル
ムにも異常はなかつた。
第1図は本発明の1実施態様である写真フイル
メ用パトローネ筒の部分拡大切開断面図、第2図
及び第3図はそれぞれ上記パトローネに用いる遮
光布の斜視図である。 1:パトローネ筒、3:フイルム引出し部、2
―A:非導電性繊維、2―B:導電性繊維、2:
立毛布帛、4:基布。
メ用パトローネ筒の部分拡大切開断面図、第2図
及び第3図はそれぞれ上記パトローネに用いる遮
光布の斜視図である。 1:パトローネ筒、3:フイルム引出し部、2
―A:非導電性繊維、2―B:導電性繊維、2:
立毛布帛、4:基布。
Claims (1)
- 1 写真フイルム用マガジン又はパトローネの少
なくともフイルム引出し部分に遮光布として、無
機導電性物質を含有する線状重合体が繊維形成重
合体内に筋状に分散され、その電気比抵抗が108
Ω・cm以下である導電性繊維を0.05重量%以上含
む立毛を有する布帛を設けてなる写真フイルム用
マガジン又はパトローネ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8533778A JPS5512917A (en) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | Magazine or cartride for photograph film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8533778A JPS5512917A (en) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | Magazine or cartride for photograph film |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5512917A JPS5512917A (en) | 1980-01-29 |
| JPS6240696B2 true JPS6240696B2 (ja) | 1987-08-29 |
Family
ID=13855817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8533778A Granted JPS5512917A (en) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | Magazine or cartride for photograph film |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5512917A (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60208751A (ja) * | 1984-04-02 | 1985-10-21 | Kuraray Co Ltd | 感光フイルムボツクス用遮光布構造物 |
| JPS6227734A (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-05 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 写真フイルムマガジン |
| JPS6265036A (ja) * | 1985-09-17 | 1987-03-24 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 写真フイルムマガジン |
| JPS62201432A (ja) * | 1985-11-09 | 1987-09-05 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 写真フィルムマガジン |
| JPS6360148U (ja) * | 1986-10-07 | 1988-04-21 | ||
| JPS63155137U (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-12 | ||
| JP2750873B2 (ja) * | 1988-09-29 | 1998-05-13 | コニカ株式会社 | 写真感光材料用マガジン |
| JPH02161427A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-21 | Konica Corp | 写真感光材料用マガジン |
| JP3029761B2 (ja) * | 1993-09-08 | 2000-04-04 | 富士写真フイルム株式会社 | パイル傾斜付与方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52103525A (en) * | 1976-02-24 | 1977-08-30 | Toray Ind Inc | Antistatic polyacrylonitrile fiber with no humidity dependency |
| JPS5325893A (en) * | 1976-08-23 | 1978-03-10 | Toray Industries | Conductive fiber |
-
1978
- 1978-07-13 JP JP8533778A patent/JPS5512917A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5512917A (en) | 1980-01-29 |
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