JPS6242957B2 - - Google Patents
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- JPS6242957B2 JPS6242957B2 JP58113000A JP11300083A JPS6242957B2 JP S6242957 B2 JPS6242957 B2 JP S6242957B2 JP 58113000 A JP58113000 A JP 58113000A JP 11300083 A JP11300083 A JP 11300083A JP S6242957 B2 JPS6242957 B2 JP S6242957B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkaline earth
- glycol
- earth metal
- metal base
- alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10M—LUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
- C10M159/00—Lubricating compositions characterised by the additive being of unknown or incompletely defined constitution
- C10M159/12—Reaction products
- C10M159/20—Reaction mixtures having an excess of neutralising base, e.g. so-called overbasic or highly basic products
- C10M159/22—Reaction mixtures having an excess of neutralising base, e.g. so-called overbasic or highly basic products containing phenol radicals
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
本発明は、高アルカリ度を持つアルカリ土金
属、特にカルシウムの硫化アルキルフエナートの
新製造方法並びに潤滑油用清浄分散剤としての該
硫化アルキルフエナートの応用を目的とする。 高アルカリ度を持つカルシウムの硫化アルキル
フエナートを、 a 油及びグリコールの存在下にドデシルフエノ
ールを硫黄及び石灰によつて硫化―中和し(又
は油及びグリコールの存在下に硫化アルキルフ
エノールを石灰によつて中和し)、 b 炭酸化し、次いで c グリコールを蒸留した後にカルシウムの硫化
アルキルフエナートの油状溶液を過する ことによつて製造することが知られている。 しかし、この方法を実施するためには、多量の
グリコールが必要である。なぜならば、これは希
釈用溶媒の役割及び炭酸カルシウムを媒質中に分
散させる役割を同時に果すからである。 しかして、用いたグリコールの約50%が最終生
成物中に残存し、これはエンジンにとつて有害で
あること、 特に硫化―中和終了時における媒質の粘度が高
くなること、 硫黄とグリコールとの間で酸化―還元反応が生
じ、これは最終生成物の性能(特にその酸化防止
性)に対して有害であること、 アルキルフエノールを硫化させるのに大過剰の
硫黄が必要であり、これはH2Sの強い発生及びグ
リコールとの大きな酸化―還元現象を生じさせる
こと がわかつた。 本発明者は、 a 特に硫化―中和後の媒質の粘度を低下させ、
かくして希釈油の量を減少させ、 b 残留グリコールの量が減少させ、 c H2Sの発生を減少させ、 d 硫黄とグリコールとの酸化―還元反応の程度
を減少させる という利点を提供するような、グリコールの使用
量を減少させる方法を見出した。 本発明によれば、次の工程、即ち 硫化アルキルフエノールを希釈油及びエチレン
グリコールのようなアルキレングリコールの存在
下にアルカリ土金属塩基によつて中和し、 水及びグリコールの蒸留後に過し、 液を炭酸化し、続いて水及びグリコールを蒸
留し、次いで過して沈降物を除去する 工程からなる高アルカリ度を持つアルカリ土金
属の硫化アルキルフエナートの製造方法におい
て、 グリコールが150℃以上の沸点を持つアルコー
ルとの混合物状で存在し、このアルコールの使用
量は0.4以上、一般には0.4〜10程度のアルコー
ル/グリコールのモル比に相当し、 モル数で表わしたアルカリ土金属塩基の使用量
対アルキルフエノールのモル数で表わした硫化ア
ルキルフエノールの量の比が0.4〜3、好ましく
は0.6〜2.5であり、 グリコールの使用量が2.6〜8、好ましくは2.7
〜6のアルカリ土金属塩基/グリコールのモル比
に相当し、 中和及び炭酸化操作がハロゲン化物イオンの存
在下に、0.01〜0.15、好ましくは0.015〜0.09のハ
ロゲンのグラム原子数/アルカリ土金属塩基のモ
ル数の比に相当し、 CO2の使用量が0.25〜0.75のCO2/アルカリ土
金属のモル比に相当する ことを特徴とするアルカリ土金属の硫化アルキル
フエナートの製造方法が提供される。 ここで、「硫化アルキルフエノール」とは、ア
ルキルフエノールを硫黄又は塩化硫黄によつて硫
化させることによつて得られる混合物をいい、こ
の混合物は未硫化のアルキルフエノールと次式 (ここでRはC9―C30、好ましくはC9―C22の
アルキル基を表わし、 xは1〜3であり、 yは0〜6である) で表わすことができる硫化されたアルキルフエノ
ールとから主としてなつている。 硫化アルキルフエノールをなす上記混合物の代
表例は、次の平均式 (ここでx′は1〜3、一般に1.4〜2.5である)
で表わされる。 アルカリ土金属塩基としては酸化カルシウム、
バリウム若しくはストロンチウム又は水酸化カル
シウム、バリウム若しくはストロンチウム、特に
石灰があげられる。 用いることのできる希釈油としては、好ましく
は、ニユートラル100オイルのようなパラフイン
系の油があげられるが、ナフテン系又は混合系の
油も好適である。希釈油の使用量は、最終生成物
中に含まれる油の量がその生成物の25〜65重量
%、好ましくは30〜50重量%を占めるような量で
ある。 150℃以上の沸点を持つアルコールとしては、
エチルヘキサノール、オキソ法アルコール、デシ
ルアルコール、トリデシルアルコールのような
C6―C14アルコール;2―ブトキシエタノール、
2―ブトキシプロパノール、ジプロピレングリコ
ールメチルエーテルのようなアルコキシアルカノ
ールをあげることができる。 ハロゲン化物イオンは好ましくはCl-イオンで
ある。これは、塩化アンモニウム又は塩化カルシ
ウム、塩化亜鉛などのような金属塩化物を介して
用いることができる。 中和操作は、望ましくは、120〜180℃、好まし
くは130〜170℃の温度で、大気圧よりもわずかに
低い圧力(930・102Pa〜960・102Pa:0.917〜
0.946atm)下に行なわれる。 また、中和操作は、酢酸の存在下に、0.2まで
に、好ましくは0.1までになり得る酢酸/アルカ
リ土金属塩基のモル比に相当する量でもつて実施
される。 中和操作及び場合により行う炭酸化操作に続い
て行われる蒸留操作は、水、グリコール及びアル
カノールを除去するように実施される。 炭酸化操作は、145〜180℃の温度で大気圧下の
圧力(930・102〜1010・102Pa:0.917〜
0.995atm)下に実施される。 また、本発明は、硫化アルキルフエノールを中
和媒体中のその場所でアルキルフエノールと硫黄
から製造することからなる前記の方法の変法を目
的とする。 用いられる硫黄の量は、0.8〜2の硫黄/アル
キルフエノールのモル比に相当する。 硫化―中和操作は、望ましくは、145〜175℃、
好ましくは155〜170℃の温度で、場合によつては
一般中和工程について上で示したようなアミンの
存在下に実施される。 次いで炭酸化操作は、155〜180℃、好ましくは
165〜175℃の温度で、場合によつては上述したよ
うなハロゲン化物イオンの存在下に実施される。 また、本発明は、前記の製造方法で得られた生
成物並びに潤滑油の清浄分散性を向上させるため
の添加剤としてのこれらの応用を目的とする。 使用すべき添加剤の量は、潤滑油の将来の使用
に左右される。しかして、ガソリンエンジン用オ
イルとしては、添加剤の添加量は一般に1〜2.5
%である。ジーゼルエンジン用オイルに対して
は、一般に1.8〜4%であり、船舶エンジン用オ
イルに対しては30%までになろう。 本発明の添加剤で向上させることのできる潤滑
油は、非常に種々の潤滑油、例えばナフテン基、
パラフイン基及び混合基系の潤滑油、その他の炭
化水素系潤滑油、例えば石炭製品から誘導される
潤滑油、そして合成油、例えばアルキレン重合
体、アルキレンオキシド型重合体及びそれらの誘
導体(アルキレンオキシドを水又はエチルアルコ
ールのようなアルコールの存在下で重合させるこ
とによつて製造されるアルキレンオキシド重合体
も含む)、ジカルボン酸エステル、りんの酸の液
状エステル、アルキルベンゼン、ジアルキルベン
ゼン、ポリフエニル、アルキルジフエニルエーテ
ル、けい素系重合体のうちから選ぶことができ
る。 本発明の方法によつて得られた清浄分散剤の他
に補助添加剤を潤滑油に存在させることができ
る。例えば、酸化防止剤、腐蝕防止剤、無灰分の
分散剤などをあげることができる。 下記の例は、本発明を例示するもので、これを
何ら制限しない。 例 1〜8 A 硫化、脱水、中和 かきまぜながら ドデシルフエノール(DDP)、 硫黄、 石灰、 塩化カルシウム、塩化亜鉛又は塩化アンモニウ
ム、 油 を装入する。 160℃まで加熱し、次いでエチレングリコール
とエチルヘキサノールとの混合物をわずかな減圧
下に80分間でゆつくりと加える。 わずかな減圧(930・102Pa:0.917atm)下に
165℃に1時間放置する。 留出物D1を集める。 B 炭酸化 大気圧下に165〜175℃で100分間炭酸化し、次
いで希釈油の残りを加える。 C エチレングリコールの除去 66.5・102Pa(0.065atm)まで漸次真空を高め
る。190℃に1時間加熱し、次いで窒素によるス
トリツピングを190℃で1時間行う。 留出物D2を集める。 D 過 生成物の特性 沈降率の測定 沈降物の%は、アメリカ材料試験協会
(ASTM)D―2273―67に従い、ただし下記の修
正、即ち、 遠心機の回転速度6000rpm、 相対的遠心力10000、 分析すべき生成物はガソリンE(essence
E)により1/4まで希釈(25c.c.の被分析生成
物+75c.c.のガソリンE)、 遠心時間10分間 を適用して測定する。 ここで用いた「ガソリンE」は、芳香族化合物
が約10%未満の脂肪族系ガソリンをいう。
ASTMD―1078による揮発性は 初留 104℃ 終点 139℃ である。 相溶性試験 最終生成物をパラフイン系のSAE50オイルに
対して25%の添加剤を含有する溶液を得るように
添加する。 この溶液を24時間貯蔵し、次いで次の条件、 回転速度 6000rpm 相対的遠心力 10000 遠心時間 1時間 で遠心処理し、次いで沈降率を測定する。 各種の段階で用いた反応体の量を表〜に示
し、そして得られた結果を表及びに示す。 例7は、ハロゲン化物イオンが用いられない比
較例である。 例 9〜11 A 中和 約11%の硫黄を含む硫化ドデシルフエノール、 石灰、 希釈油 を装入する。 130℃まで加熱し、次いでエチレングリコール
をエチルヘキサノール又は2―ブトキシエタノー
ルとの混合物として加える。 145℃まで加熱し、次いで345・102Pa
(0.340atm)の真空下に30分間置く。 留出物D1を集める。 真空を解く。 B 炭酸化 大気圧下に100分間炭酸化する。炭酸化の開始
温度は145℃であり、次いで炭酸化の終了時に170
℃となるように加熱する。 希釈油の残りを添加する。 C エチレングリコールの除去 190℃まで加熱しながら66.5・102Pa
(0.065atm)まで漸次真空にする。190℃で1時
間放置し、次いで窒素によるストリツピングを
190℃で1時間行う。 留出物D2を集める。 D 過 各種の工程で用いた反応体の量を表及びに
示す。また、得られた結果を表に示す。 例 12〜23及び28 A 硫化、脱水、中和 ドデシルフエノール、 硫黄、 石灰、 塩化カルシウム又は塩化アンモニウム、 油 をかきまぜながら装入する。 わずかな減圧(930・102Pa:0.917atm)下に
155℃に加熱し、エチレングリコールとブトキシ
エタノール又はブトキシプロパノールとの混合物
からなる第一アルコール装入物を30分間で、次い
でブトキシエタノール又はブトキシプロパノール
単独の第二装入物を40分間でゆつくりと加える。 わずかな減圧(930・102Pa:0.917atm)下に
165℃で1時間放置する。 留出物D1を集める。 B 炭酸化 大気圧下に165℃で120分間炭酸化し、次いで希
釈油をゆつくりと加える。 C エチレングリコールの除去 66.5・102Pa(0.065atm)まで漸次真空を加え
る。190℃で1時間加熱し、次いで窒素によるス
トリツピングを190℃で1時間行う。 留出物D2を集める。 D 過 各種の工程で用いて反応体の量を表〜に示
す。また、得られた結果を表及びに示す。 例19は、ハロゲン化物イオンが用いられない比
較例である。また、例23は、アルコールを用いな
い比較例である。 例 21及び28 中和操作で1gの酢酸を導入する。 例 24 開始直後に(ただし温度が155℃にならないと
きに)10gのエチレングリコールと10gのブトキ
シエタノールとの混合物(第一装入物)を導入し
て例13に記載の操作を行う。 得られた結果は同じであつた。 例 25 最初に10gのエチレングリコール、次いで155
℃で10gのブトキシエタノールを導入することに
よつて例12に記載の操作を行う。 得られた結果は同じであつた。 例 26 約8%の硫黄を含む硫化ドデシルフエノールよ
り出発して例9〜11に記載の操作を行う。 各種の工程に用いた反応体の量を表及びに
示す。また得られた結果を表に示す。 例 27 7%の硫黄を含有する硫化ドデシルフエノール
及び追加量の硫黄を用いて例26の記載の操作を行
う。 用いた反応体の量を表及びに示す。また得
られた結果を表に示す。 例 29 石灰/グリコールのモル比を1.1として例6と
同様に実施する。 各種の工程で用いた反応体の量を表に示し、
また得られた結果を表Xに示す。
属、特にカルシウムの硫化アルキルフエナートの
新製造方法並びに潤滑油用清浄分散剤としての該
硫化アルキルフエナートの応用を目的とする。 高アルカリ度を持つカルシウムの硫化アルキル
フエナートを、 a 油及びグリコールの存在下にドデシルフエノ
ールを硫黄及び石灰によつて硫化―中和し(又
は油及びグリコールの存在下に硫化アルキルフ
エノールを石灰によつて中和し)、 b 炭酸化し、次いで c グリコールを蒸留した後にカルシウムの硫化
アルキルフエナートの油状溶液を過する ことによつて製造することが知られている。 しかし、この方法を実施するためには、多量の
グリコールが必要である。なぜならば、これは希
釈用溶媒の役割及び炭酸カルシウムを媒質中に分
散させる役割を同時に果すからである。 しかして、用いたグリコールの約50%が最終生
成物中に残存し、これはエンジンにとつて有害で
あること、 特に硫化―中和終了時における媒質の粘度が高
くなること、 硫黄とグリコールとの間で酸化―還元反応が生
じ、これは最終生成物の性能(特にその酸化防止
性)に対して有害であること、 アルキルフエノールを硫化させるのに大過剰の
硫黄が必要であり、これはH2Sの強い発生及びグ
リコールとの大きな酸化―還元現象を生じさせる
こと がわかつた。 本発明者は、 a 特に硫化―中和後の媒質の粘度を低下させ、
かくして希釈油の量を減少させ、 b 残留グリコールの量が減少させ、 c H2Sの発生を減少させ、 d 硫黄とグリコールとの酸化―還元反応の程度
を減少させる という利点を提供するような、グリコールの使用
量を減少させる方法を見出した。 本発明によれば、次の工程、即ち 硫化アルキルフエノールを希釈油及びエチレン
グリコールのようなアルキレングリコールの存在
下にアルカリ土金属塩基によつて中和し、 水及びグリコールの蒸留後に過し、 液を炭酸化し、続いて水及びグリコールを蒸
留し、次いで過して沈降物を除去する 工程からなる高アルカリ度を持つアルカリ土金
属の硫化アルキルフエナートの製造方法におい
て、 グリコールが150℃以上の沸点を持つアルコー
ルとの混合物状で存在し、このアルコールの使用
量は0.4以上、一般には0.4〜10程度のアルコー
ル/グリコールのモル比に相当し、 モル数で表わしたアルカリ土金属塩基の使用量
対アルキルフエノールのモル数で表わした硫化ア
ルキルフエノールの量の比が0.4〜3、好ましく
は0.6〜2.5であり、 グリコールの使用量が2.6〜8、好ましくは2.7
〜6のアルカリ土金属塩基/グリコールのモル比
に相当し、 中和及び炭酸化操作がハロゲン化物イオンの存
在下に、0.01〜0.15、好ましくは0.015〜0.09のハ
ロゲンのグラム原子数/アルカリ土金属塩基のモ
ル数の比に相当し、 CO2の使用量が0.25〜0.75のCO2/アルカリ土
金属のモル比に相当する ことを特徴とするアルカリ土金属の硫化アルキル
フエナートの製造方法が提供される。 ここで、「硫化アルキルフエノール」とは、ア
ルキルフエノールを硫黄又は塩化硫黄によつて硫
化させることによつて得られる混合物をいい、こ
の混合物は未硫化のアルキルフエノールと次式 (ここでRはC9―C30、好ましくはC9―C22の
アルキル基を表わし、 xは1〜3であり、 yは0〜6である) で表わすことができる硫化されたアルキルフエノ
ールとから主としてなつている。 硫化アルキルフエノールをなす上記混合物の代
表例は、次の平均式 (ここでx′は1〜3、一般に1.4〜2.5である)
で表わされる。 アルカリ土金属塩基としては酸化カルシウム、
バリウム若しくはストロンチウム又は水酸化カル
シウム、バリウム若しくはストロンチウム、特に
石灰があげられる。 用いることのできる希釈油としては、好ましく
は、ニユートラル100オイルのようなパラフイン
系の油があげられるが、ナフテン系又は混合系の
油も好適である。希釈油の使用量は、最終生成物
中に含まれる油の量がその生成物の25〜65重量
%、好ましくは30〜50重量%を占めるような量で
ある。 150℃以上の沸点を持つアルコールとしては、
エチルヘキサノール、オキソ法アルコール、デシ
ルアルコール、トリデシルアルコールのような
C6―C14アルコール;2―ブトキシエタノール、
2―ブトキシプロパノール、ジプロピレングリコ
ールメチルエーテルのようなアルコキシアルカノ
ールをあげることができる。 ハロゲン化物イオンは好ましくはCl-イオンで
ある。これは、塩化アンモニウム又は塩化カルシ
ウム、塩化亜鉛などのような金属塩化物を介して
用いることができる。 中和操作は、望ましくは、120〜180℃、好まし
くは130〜170℃の温度で、大気圧よりもわずかに
低い圧力(930・102Pa〜960・102Pa:0.917〜
0.946atm)下に行なわれる。 また、中和操作は、酢酸の存在下に、0.2まで
に、好ましくは0.1までになり得る酢酸/アルカ
リ土金属塩基のモル比に相当する量でもつて実施
される。 中和操作及び場合により行う炭酸化操作に続い
て行われる蒸留操作は、水、グリコール及びアル
カノールを除去するように実施される。 炭酸化操作は、145〜180℃の温度で大気圧下の
圧力(930・102〜1010・102Pa:0.917〜
0.995atm)下に実施される。 また、本発明は、硫化アルキルフエノールを中
和媒体中のその場所でアルキルフエノールと硫黄
から製造することからなる前記の方法の変法を目
的とする。 用いられる硫黄の量は、0.8〜2の硫黄/アル
キルフエノールのモル比に相当する。 硫化―中和操作は、望ましくは、145〜175℃、
好ましくは155〜170℃の温度で、場合によつては
一般中和工程について上で示したようなアミンの
存在下に実施される。 次いで炭酸化操作は、155〜180℃、好ましくは
165〜175℃の温度で、場合によつては上述したよ
うなハロゲン化物イオンの存在下に実施される。 また、本発明は、前記の製造方法で得られた生
成物並びに潤滑油の清浄分散性を向上させるため
の添加剤としてのこれらの応用を目的とする。 使用すべき添加剤の量は、潤滑油の将来の使用
に左右される。しかして、ガソリンエンジン用オ
イルとしては、添加剤の添加量は一般に1〜2.5
%である。ジーゼルエンジン用オイルに対して
は、一般に1.8〜4%であり、船舶エンジン用オ
イルに対しては30%までになろう。 本発明の添加剤で向上させることのできる潤滑
油は、非常に種々の潤滑油、例えばナフテン基、
パラフイン基及び混合基系の潤滑油、その他の炭
化水素系潤滑油、例えば石炭製品から誘導される
潤滑油、そして合成油、例えばアルキレン重合
体、アルキレンオキシド型重合体及びそれらの誘
導体(アルキレンオキシドを水又はエチルアルコ
ールのようなアルコールの存在下で重合させるこ
とによつて製造されるアルキレンオキシド重合体
も含む)、ジカルボン酸エステル、りんの酸の液
状エステル、アルキルベンゼン、ジアルキルベン
ゼン、ポリフエニル、アルキルジフエニルエーテ
ル、けい素系重合体のうちから選ぶことができ
る。 本発明の方法によつて得られた清浄分散剤の他
に補助添加剤を潤滑油に存在させることができ
る。例えば、酸化防止剤、腐蝕防止剤、無灰分の
分散剤などをあげることができる。 下記の例は、本発明を例示するもので、これを
何ら制限しない。 例 1〜8 A 硫化、脱水、中和 かきまぜながら ドデシルフエノール(DDP)、 硫黄、 石灰、 塩化カルシウム、塩化亜鉛又は塩化アンモニウ
ム、 油 を装入する。 160℃まで加熱し、次いでエチレングリコール
とエチルヘキサノールとの混合物をわずかな減圧
下に80分間でゆつくりと加える。 わずかな減圧(930・102Pa:0.917atm)下に
165℃に1時間放置する。 留出物D1を集める。 B 炭酸化 大気圧下に165〜175℃で100分間炭酸化し、次
いで希釈油の残りを加える。 C エチレングリコールの除去 66.5・102Pa(0.065atm)まで漸次真空を高め
る。190℃に1時間加熱し、次いで窒素によるス
トリツピングを190℃で1時間行う。 留出物D2を集める。 D 過 生成物の特性 沈降率の測定 沈降物の%は、アメリカ材料試験協会
(ASTM)D―2273―67に従い、ただし下記の修
正、即ち、 遠心機の回転速度6000rpm、 相対的遠心力10000、 分析すべき生成物はガソリンE(essence
E)により1/4まで希釈(25c.c.の被分析生成
物+75c.c.のガソリンE)、 遠心時間10分間 を適用して測定する。 ここで用いた「ガソリンE」は、芳香族化合物
が約10%未満の脂肪族系ガソリンをいう。
ASTMD―1078による揮発性は 初留 104℃ 終点 139℃ である。 相溶性試験 最終生成物をパラフイン系のSAE50オイルに
対して25%の添加剤を含有する溶液を得るように
添加する。 この溶液を24時間貯蔵し、次いで次の条件、 回転速度 6000rpm 相対的遠心力 10000 遠心時間 1時間 で遠心処理し、次いで沈降率を測定する。 各種の段階で用いた反応体の量を表〜に示
し、そして得られた結果を表及びに示す。 例7は、ハロゲン化物イオンが用いられない比
較例である。 例 9〜11 A 中和 約11%の硫黄を含む硫化ドデシルフエノール、 石灰、 希釈油 を装入する。 130℃まで加熱し、次いでエチレングリコール
をエチルヘキサノール又は2―ブトキシエタノー
ルとの混合物として加える。 145℃まで加熱し、次いで345・102Pa
(0.340atm)の真空下に30分間置く。 留出物D1を集める。 真空を解く。 B 炭酸化 大気圧下に100分間炭酸化する。炭酸化の開始
温度は145℃であり、次いで炭酸化の終了時に170
℃となるように加熱する。 希釈油の残りを添加する。 C エチレングリコールの除去 190℃まで加熱しながら66.5・102Pa
(0.065atm)まで漸次真空にする。190℃で1時
間放置し、次いで窒素によるストリツピングを
190℃で1時間行う。 留出物D2を集める。 D 過 各種の工程で用いた反応体の量を表及びに
示す。また、得られた結果を表に示す。 例 12〜23及び28 A 硫化、脱水、中和 ドデシルフエノール、 硫黄、 石灰、 塩化カルシウム又は塩化アンモニウム、 油 をかきまぜながら装入する。 わずかな減圧(930・102Pa:0.917atm)下に
155℃に加熱し、エチレングリコールとブトキシ
エタノール又はブトキシプロパノールとの混合物
からなる第一アルコール装入物を30分間で、次い
でブトキシエタノール又はブトキシプロパノール
単独の第二装入物を40分間でゆつくりと加える。 わずかな減圧(930・102Pa:0.917atm)下に
165℃で1時間放置する。 留出物D1を集める。 B 炭酸化 大気圧下に165℃で120分間炭酸化し、次いで希
釈油をゆつくりと加える。 C エチレングリコールの除去 66.5・102Pa(0.065atm)まで漸次真空を加え
る。190℃で1時間加熱し、次いで窒素によるス
トリツピングを190℃で1時間行う。 留出物D2を集める。 D 過 各種の工程で用いて反応体の量を表〜に示
す。また、得られた結果を表及びに示す。 例19は、ハロゲン化物イオンが用いられない比
較例である。また、例23は、アルコールを用いな
い比較例である。 例 21及び28 中和操作で1gの酢酸を導入する。 例 24 開始直後に(ただし温度が155℃にならないと
きに)10gのエチレングリコールと10gのブトキ
シエタノールとの混合物(第一装入物)を導入し
て例13に記載の操作を行う。 得られた結果は同じであつた。 例 25 最初に10gのエチレングリコール、次いで155
℃で10gのブトキシエタノールを導入することに
よつて例12に記載の操作を行う。 得られた結果は同じであつた。 例 26 約8%の硫黄を含む硫化ドデシルフエノールよ
り出発して例9〜11に記載の操作を行う。 各種の工程に用いた反応体の量を表及びに
示す。また得られた結果を表に示す。 例 27 7%の硫黄を含有する硫化ドデシルフエノール
及び追加量の硫黄を用いて例26の記載の操作を行
う。 用いた反応体の量を表及びに示す。また得
られた結果を表に示す。 例 29 石灰/グリコールのモル比を1.1として例6と
同様に実施する。 各種の工程で用いた反応体の量を表に示し、
また得られた結果を表Xに示す。
【表】
【表】
【表】
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【表】
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【表】
【表】
【表】
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Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 硫化アルキルフエノールを希釈油及びグリコ
ールの存在下にアルカリ土金属塩基によつて中和
し、 水及びグリコールの蒸留後に過し、 液を炭酸化し、続いて水及びグリコールを蒸
留し、次いで過して沈降物を除去する 工程からなる高アルカリ度を持つアルカリ土金
属の硫化アルキルフエナートの製造方法におい
て、 硫化アルキルフエノールが硫化アルキルフエノ
ールと未硫化のアルキルフエノールとの混合物で
あつて次の平均式 (ここでRはC9〜C30のアルキル基を表わし、
x′は1〜3である) で表わされるものであり、 グリコールが150℃以上の沸点を持つアルコー
ルと共存し、 中和及び炭酸化の操作をハロゲン化物イオンの
存在下に行い、 中和の操作を120〜180℃の温度で930・102Pa〜
960・102Pa(0.917〜0.946atm)の圧力下で行
い、 炭酸化の操作が145〜180℃の温度で930・102Pa
〜1010・102Pa(0.917〜0.995atm)の圧力下で行
い、そして 下記の反応体、即ち アルコール量が0.4以上のアルコール/グリ
コールのモル比に相当し、 アルカリ土金属塩基の量が0.4〜3のアルカ
リ土金属塩基/アルキルフエノールのモル比に
相当し、 グリコールの量が2.6〜8のアルカリ土金属
塩基/グリコールのモル比に相当し、 ハロゲン化物イオンの量が0.01〜0.015のハ
ロゲンのグラム原子数/アルカリ土金属塩基の
モル数の比に相当し、 CO2の量が0.25〜0.75のCO2/アルカリ土金
属のモル比に相当する ような量の反応体を用いることを特徴とするアル
カリ土金属の硫化アルキルフエナートの製造方
法。 2 アルコール/グリコールのモル比が0.4〜10
であり、 アルカリ土金属塩基/アルキルフエノールのモ
ル比が0.6〜2.5であり、 アルカリ土金属塩基/グリコールのモル比が
2.7〜6であり、 ハロゲンのグラム原子数/アルカリ土金属塩基
のモル数の比が0.015〜0.09であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 アルカリ土金属塩基が水酸化カルシウムであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1又は2項
記載の方法。 4 150℃以上の沸点を持つアルコールがC6―
C14アルコール又はアルコキシアルカノールであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1〜3項の
いずれかに記載の方法。 5 アルコールがエチルヘキサノール又は2―ブ
トキシエタノールであることを特徴とする特許請
求の範囲第4項記載の方法。 6 ハロゲン化物イオンが塩化物イオンであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1〜5項のいず
れかに記載の方法。 7 塩化物イオンがCaCl2、ZnCl2、NH4Clなどに
よつて導入されることを特徴とする特許請求の範
囲第6項記載の方法。 8 硫化アルキルフエノールがアルキルフエノー
ルと硫黄とから中和媒質中のその場所で製造され
ることを特徴とする特許請求の範囲第1〜7項の
いずれかに記載の方法。 9 硫化アルキルフエノールを希釈油及びグリコ
ールの存在下にアルカリ土金属塩基によつて中和
し、 水及びグリコールの蒸留後に過し、 液を炭酸化し、続いて水及びグリコールを蒸
留し、次いで過して沈降物を除去する 工程からなる高アルカリ度を持つアルカリ土金属
の硫化アルキルフエナートの製造方法において、 硫化アルキルフエノールが硫化アルキルフエノ
ールと未硫化のアルキルフエノールとの混合物で
あつて次の平均式 (ここでRはC9〜C30のアルキル基を表わし、
x′は1〜3である) で表わされるものであり、 グリコールが150℃以上の沸点を持つアルコー
ルと共存し、 中和の操作をハロゲン化物イオン及び酢酸の存
在下に行い、 炭酸化の操作をハロゲン化物イオンの存在下に
行い、 中和の操作を120〜180℃の温度で930・102Pa〜
960・102Pa(0.917〜0.946atm)の圧力下で行
い、 炭酸化の操作を145〜180℃の温度で930・102Pa
〜1010・102Pa(0.917〜0.995atm)の圧力下で行
い、そして 下記の量の反応体、即ち アルコール量が0.4以上のアルコール/グリ
コールのモル比に相当し、 アルカリ土金属塩基の量が0.4〜3のアルカ
リ土金属塩基/アルキルフエノールのモル比に
相当し、 グリコールの量が2.6〜8のアルカリ土金属
塩基/グリコールのモル比に相当し、 ハロゲン化物イオンの量が0.01〜0.15のハロ
ゲンのグラム原子数/アルカリ土金属塩基のモ
ル数の比に相当し、 CO2の量が0.25〜0.75のCO2/アルカリ土金
属のモル比に相当し、 酢酸の量が0.2までになり得る酢酸/アルカ
リ土金属塩基のモル比に相当する ような量の反応体を用いることを特徴とするアル
カリ土金属の硫化アルキルフエナートの製造方
法。 10 アルコール/グリコールのモル比が0.4〜
10であり、 アルカリ土金属塩基/アルキルフエノールのモ
ル比が0.6〜2.5であり、 アルカリ土金属塩基/グリコールのモル比が
2.7〜6であり、 ハロゲンのグラム原子数/アルカリ土金属塩基
のモル数の比が0.015〜0.09であり、 酢酸/アルカリ土金属塩基のモル比が0.1まで
であることを特徴とする特許請求の範囲第9項記
載の方法。 11 アルカリ土金属塩基が水酸化カルシウムで
あることを特徴とする特許請求の範囲第9又は1
0項記載の方法。 12 150℃以上の沸点を持つアルコールがC6―
C14アルコール又はアルコキシアルカノールであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第9〜11項
のいずれかに記載の方法。 13 アルコールがエチルヘキサノール又は2―
ブトキシエタノールであることを特徴とする特許
請求の範囲第12項記載の方法。 14 ハロゲン化物イオンが塩化物イオンである
ことを特徴とする特許請求の範囲第9〜13項の
いずれかに記載の方法。 15 塩化物イオンがCaCl2、ZnCl2、NH4Clなど
によつて導入されることを特徴とする特許請求の
範囲第14項記載の方法。 16 硫化アルキルフエノールがアルキルフエノ
ールと硫黄とから中和媒質中のその場所で製造さ
れることを特徴とする特許請求の範囲第9〜15
項のいずれかに記載の方法。
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