JPS6243370B2 - - Google Patents

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JPS6243370B2
JPS6243370B2 JP52109368A JP10936877A JPS6243370B2 JP S6243370 B2 JPS6243370 B2 JP S6243370B2 JP 52109368 A JP52109368 A JP 52109368A JP 10936877 A JP10936877 A JP 10936877A JP S6243370 B2 JPS6243370 B2 JP S6243370B2
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time
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JP52109368A
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Kyuichi Haruyama
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to US05/941,353 priority patent/US4268820A/en
Publication of JPS5442969A publication Critical patent/JPS5442969A/ja
Publication of JPS6243370B2 publication Critical patent/JPS6243370B2/ja
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    • H—ELECTRICITY
    • H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06—Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/0617—Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence
    • H03M1/0634—Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale
    • H03M1/0656—Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale in the time domain, e.g. using intended jitter as a dither signal
    • H03M1/0658—Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale in the time domain, e.g. using intended jitter as a dither signal by calculating a running average of a number of subsequent samples
    • H—ELECTRICITY
    • H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12—Analogue/digital converters
    • H03M1/50—Analogue/digital converters with intermediate conversion to time interval
    • H03M1/52—Input signal integrated with linear return to datum

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアナログ―デジタル(以下A/Dと略
す)変換装置に関し、特に積分方式を用いたA/
D変換装置に関するものである。
積分形A/D変換器(Integrating Anglog―to
―Digital Converter)の従来例としてはステフ
アンケ―アマン(Stephan K.Ammann)氏発明
の米国特許3316547号が知られている。この変換
方式は所謂2重積分(Dual Slope Integrating)
A/D変換方式として知られている。第1図およ
び第2図を参照してこのA/D変換技術について
説明する。
第1図に示す如く、この技術によるA/D変換
装置においては、入力抵抗R、積分コンデンサ
C、および演算増巾器4から構成される積分器1
にスイツチ18によつてアナログ信号源2の電圧
V1または基準電圧源3の電圧V2が選択されて入
力され、この積分器1の出力14はスレツシヨル
ド電圧VTとともに比較器5に入力されVTと比較
される。この比較器5の出力15は、パルス発生
器6からのパルス信号を他の入力とするANDゲ
ート13に入力され、ANDゲート13の出力1
7はカウンタ7に導かれる。さらに制御回路8が
設けられて、フリツプフロツプ9をリセツトおよ
びセツトしてスイツチ11の閉開を行なうと共
に、カウンタ7をリセツトしてカウント開始状態
とせしめ、かつフリツプフロツプ10のリセツト
してスイツチ18の切りかえを行なう。次に第2
図をも参照してこのA/D変換装置の動作につい
て説明する。ここで第2図における( )を付し
た符号で示される各波形は第1図の同じ参照符号
で示される部位での波形を示すものである。まず
時点tRにおいてリセツト・スタート回路8から
発せられる信号によつてフリツプフロツプ9およ
び10がリセツトされ、フリツプフロツプ9から
の信号S0によりスイツチ11は閉状態に設定され
ることにより積分器1の出力はゼロ状態にリセツ
トされる。またフリツプフロツプ10の信号S1に
よつてスイツチ18は積分器入力12にアナログ
信号源を接続する。次いで時点t0で回路8からの
信号によりフリツプフロツプ9のリセツトが解除
されスイツチ11が開く。この時点t0から積分器
1は変換処理すべきアナログ信号源2の電圧―
V1について積分を開始する。積分器1の積分出
力14は比較器5によつてスレツシヨールド電圧
VTと比較され、出力14がこのスレツシヨール
ド電圧VTを越えた時点(t1)から比較器出力15
が発生し、ANDゲート13を開いてパルス発生
器6からのパルスをカウンタ7に入力させる。積
分器1はこのように積分をつづけ、したがつてカ
ウンタ7もカウントをつづけるが、カウンタのカ
ウント数がフルスケールに達すると(時点t2)、
カウンタ7はフルスケール出力16′を出してフ
リツプフロツプ10をセツトし、スイツチ18を
基準電圧源3の方へ切り替えるとともにカウンタ
7の出力カウント数はゼロに復帰する。積分出力
14が基準値VTをこえてカウンタがカウントを
開始してから(t1)フルカウントに達する(t2)ま
での時間をT1とする。スイツチ18の切りかえ
によつて積分器は基準電圧源3の電圧V2を入力
とする積分を開始することになるが、基準電圧源
3の電圧の極性をアナログ信号源2に対し逆極性
にしてあるので、積分器1は逆積分すなわち時点
t2の積分値の絶対値からの減算を開始する。積分
器出力14はかくして減少してゆき、VTをこえ
ると比較器出力15がとまり、したがつてパルス
出力17もとまつてカウンタ7のカウントも停止
する。このときのカウンタ7のカウント出力16
は積分器1の出力14が再び比較器5のスレツシ
ヨールド電圧VTに到達する時点t3までのt2からの
期間T2のパルスカウント数Nを示している。ア
ナログ信号源の電圧―V1による期間T1の積分に
より積分器1の出力14は△Vだけ変化するか
ら、 △V=V1T1/RCと表わせる。
ここでパルス発生器6の周波数を0、期間
T1のカウンターによるパルスカウント数をFと
すると、T1=F/0であるから △V=V1F/RC 0と表わせる。
同様に期間T2における積分器1の出力変化も
△Vであり、この期間におけるパルスカウント数
Nに対してT2=N/0とすると △V=V2T2/RC=V2N/RC 0と表せ
る。
よつてN=V1/V2F又は、T2=V1/V2T1……
(1) が得られる。従つてたとえばNを2N(n=
0,1,2…)に選ぶことによつて入力アナログ
電圧V1はカウンタ7のカウント出力数Nによつ
て一義的にデイジタル量として表わすことができ
る。
このような従来の積分形A/D変換器では変換
時間は少くともT1+T2必要であり、T2の最大値
T2maxはアナログ入力電圧の最大値V1maxによ
り決まり、 T2max=V1max/V2T1となる。
仮りにV1max=V2とするとT2max=T1とな
り、変換時間は2T1となる。
又積分器の出力振幅の最大値△V(max)は △V(max)=V1maxF/RC 0=V1m
ax/RCT1 であり変換精度を上げるためには△V(max)
を比較的大きな電圧とする必要があり、積分器等
の各構成部分を耐圧の大きなものとしなければな
らないという欠点がある。
本発明の目的は変換時間をより短くする事が出
来、又積分器出力の振幅をより小さくする事の出
来るすなわち耐圧が小さい積分器等の構成部を以
つて実現できる新たな積分形A/D変換器を提供
することにある。
本発明によるアナログ―デジタル変換装置は、
アナログ入力電源の積分を第一の期間にわたつて
行ないつつこの第一の期間において選択的に、好
ましくは積分値が設定値を越えたときに、アナロ
グ入力電源の積分値を絶対値を減じるように基準
電源をアナログ入力電源に重畳し、次いで第一の
期間の終了時の積分値を基準電源(他の基準電源
または好ましくは先の基準電源と同じもの)によ
つて逆積分し、第一の期間内で基準電源の重畳さ
れている期間と第一の期間後逆積分の開始から積
分値が所定値に至るまでの期間(第二の期間)と
を用いてデジタル出力を得るようにしたことを特
徴とする。本発明によれば、第一の期間内に逆積
分が行なわれるので第一の期間終了時の積分値の
絶対値が小さくなり、したがつて第二の期間が短
縮されて変換時間が短くなるとともに、積分器出
力の低下も達成される効果がある。
なお、以下の説明においては重畳用基準電源と
逆積分用基準電源とに同一のものとを用いた場合
について説明する場合が多いが、この2つの基準
電源は別のものを用い別の電流又は電圧値のもの
としてもよいことは云うまでもない。アナログ入
力電源および基準電源は電圧源であつても電流源
であつても良い。また基準電源は入力電源と逆極
性にするが、その絶対値はアナログ入力電源の最
大値より小さくても、大きくても、または同じで
もよい。
本発明によるA/D変換方式の一態様において
は任意時点t0以後、K個の連続した期間(T1,
T2,……T1,…Tk)が設定され、この各期間
(T1…Ti…Tk)がそれぞれ終了する各時点を順
次t1,…ti,…tkとして設定し、任意時点t0か
らアナログ入力電源の積分を開始し、各期間
(T1,T2…Ti)がそれぞれ終了する時点t1,t2,
…ti毎にその時点の積分値と所定値とを比較
し、積分値が所定値以上のときは、次の時点
(t2,t3,…ti+1)迄の期間(T2,T3,…Ti+1)
アナログ入力電源に積分値の絶対値を減じるよう
に第2の基準電源を重畳した積分を継続して行な
い、各期間終了する時点における積分値が所定値
未満のときは次の期間を引続きアナログ入力電源
のみを積分する。このようにして時点tk迄の積
分を行ない、時点tkからは第1の基準電源のみ
を印加して積分を継続して積分値が時点t0におけ
る初期値へ戻る時点tx迄この積分を行なつて
A/D変換動作を終了し、時点t0から時点tk迄
の第2の基準電源を含む積分期間の総和と第1の
基準電源の印加期間とをもつてアナログ入力電源
に比例したデジタル量を表わすようにする。な
お、先にも述べたように時点tk迄に用いる第2
の基準電源と時点tk以後用いる第1の基準電源
とは極性が入力値に対して共に逆極性となるよう
に印加すれば良く、その値は異なつていても良
い。この場合どちらか一方の基準電源に対して他
方のものに両者の値の比に対応して定数を乗じて
換算してやる必要がある。
また本発明は、その別の態様においては、所定
数の一定期間を連続して設定する手段と、積分器
と、積分の開始に先立つて積分器の出力を所定の
初期値に設定する入力手段と、積分器にアナログ
入力電源と、このアナログ入力電流と逆極性の基
準電流とを選択的に印加する手段と、各一定期間
経過時に積分器の出力が所定値以上か未満かを判
別する手段と、この判別する手段の判別が所定値
以上であるときは続いての一定期間アナログ入力
電流と基準電流とを積分器の入力とし、判別する
手段の判別が所定値未満のときは続いての一定期
間アナログ入力電流のみを積分器の入力として印
加せしめるように入力手段を制御する手段と、所
定数の一定期間が経過した時点以降基準電流のみ
を積分器の入力に印加する手段と、積分器の出力
が所定の初期値に回帰する時点を検出する手段
と、基準電流の総印加期間を検出する手段とを含
み、基準電流の総印加時間を以つてアナログ入力
電流値を表わすアナログ―デジタル変換装置を提
供する。
また本発明の他の一態様による積分形アナログ
デジタル変換装置はアナログ入力電流(IX)と
該アナログ入力電流と逆極性の基準電流(−I
R)を選択的に積分する積分器と、該積分器の出
力を第1のバイアス電位(VT1)へリセツトする
手段(リセツト装置F/F1)と、アナログ入力
電流(IX)を選択的に積分器へ印加するための
手段(スイツチ(S11))と、基準電流(−IR)を
選択的に積分器へ印加する手段(スイツチ
(S12))と、積分器の出力と第2のバイアス電位
(VT2)との大小を判定する手段(第2の比較器
(CMP2)と、一定周波数(0)のクロツクパ
ルスをN(Nは正の整数)個計数して一定期間
(TC)を定めると共にフルカウントパルスを出力
する操作を継続して行なう第1のカウンタ
(CNT1)と、該第1のカウンタのフルカウント
パルスをK回(但しKはK≧2なる正の整数)計
数するとフルカウントパルスを発生する第2のカ
ウンタ(CNT2)と、基準電流(−IR)が積分
器へ印加されている期間中だけクロツクパルスを
計数する第3のカウンタと(CNT3)、積分器の
出力が第1の一定バイアス電位(VT1)へ再び到
達した時点(tx)を検出する手段(第1の比較
器)(CMP1)とを含み、積分器の出力を第1の
バイアス電位(VT1)に設定操作終了時点(t0)
以後第1のスイツチ(S11)だけを閉じて積分器に
アナログ入力電流(IX)のみを印加し第1の計
数器がN個のクロツクパルスを計数する第1の一
定時間(T1)において積分器はアナログ入力電流
(IX)を積分し、該T1期間終了時点(t1)に於い
て積分器の出力の第2の一定バイアス電位(VT
2)に対する大小を第2の比較器(CMP2)に
より判定し、積分器出力が第2のバイアス電位
(VT2)へ到達している場合にはスイツチ(S2)を
閉じ、アナログ入力電流(IX)に加えて基準電
流(−IR)も積分器の入力に印加し、第1のカ
ウンタが再びN個のクロツクパルスを計数する第
2の一定期間(T2)積分器はアナログ入力電流
(IX)と基準電流(−IR)の和の電流を積分す
る。一方積分器の出力が第2のバイアス電位(V
T2)へ到達していない場合にはスイツチ(S12)は
開いたままとし、第2の一定期間(T2)積分器は
アナログ入力電流(IX)のみを継続して積分す
る動作を行なう。この操作は第2のカウンタがフ
ルカウント信号を送出した時点(tk)までの期
間(K・Tc=T1+T2+……+Tk)に於いて第
1のカウンタがフルカウント信号を送出した各時
点のうちt1,t2,…,tk-1において第2の比較器
が同様の判定動作を繰り返し、該判定結果に従つ
てスイツチ(S12)は開閉動作を繰り返し、K・T
c期間積分器にはアナログ入力電流が継続して印
加される。続いて時点tkに於いてスイツチ
(S11)は開き、積分器へのアナログ入力電流(T
X)の印加は停止され、時点tk以後積分器出力の
第2のバイアス電圧(VT2)に対する大小に関わ
らずスイツチ(S12)が閉じ積分器は基準電流(−
IR)のみを積分し、積分器出力が再び第1のバ
イアス電位(VT1)へ到達した時点(tX)を第
1の比較器で検出し、時点tkからtkまでの期間
(TXとT1からTkまでの期間のうち基準電流(−
IR)が積分器に印加されている全ての期間第3
のカウンタはクロツクパルスを計数し、時点tX
での該第3のカウンタ(CNT3)の計数値がア
ナログ入力電流値に対応したデジタル量である事
を特徴とする。ここで第1と第2のバイアス電位
VT1,VT2は、積分器の積分容量をCとした時1
<Aなる定数Aを用いて |VT2−VT1|=A/2・IR/C・TC となるように定める事が好ましい。
さらに好ましくはこの定数Aは A>2(K−1)/K によつて定められる。
また前述の期間TXのみ第1のカウンタで計数
し、又期間KTC(=T1+T2+……+Tk)のうち
基準電流(−IR)印加期間の回数を第4のカウ
ンタによつて計数し、時点tXまでの第4のカウ
ンタと、期間TXにおける第1のカウンタとの計
数値をアナログ入力電流値に対応したデジタル出
力とするように、前述の第3のカウンタを省略し
てもよい。
さらに、時点t0から時点tM−n(nは正の整
数)から時点tM-1までの各時点で積分器の出力
がVT2に到達していない場合には時点TM以後時
点tkまで第2の比較器の判定結果にかかわらず
積分器にはアナログ入力電流(IX)のみを印加
させる手段(ラツチ回路)を設けてもよい。この
場合好ましくはMはKが偶数の時はM=K/2、Kが 奇数の時はM=(K−1)/2又はM=(K+
1)/2と定めるのが良い。
さらに、時点t0から時点tMまでの期間のうち
カウンタがフルカウントパルスを出力した全ての
各時点に於て積分器出力が第2のバイアス電位
(VT2)以上である場合には時点tM以後時点tk
まで第2の比較器の判定結果にかかわらず、積分
器にはアナログ入力電流(TX)及び基準電流
(−IR)を共に印加させる手段(ラツチ回路)を
設けることも好ましい。
さらに、第2のカウンタのフルカウント数を制
御する制御回路を設け、該制御回路への外部から
の制御信号によりKの数値に設定し、変換分解能
を逐次可変出来るようにするのも好ましい態様で
ある。
次に本発明の原理について第3図および第4図
の実施例を参照して説明する。
第3図に示すように、本発明においては積分器
101の出力114は初期値VT1を比較入力とし
た第1の比較器(CMP1)105のほかに所定
値VT2を比較入力とした第2の比較器(CMP
2)106にも導かれる。この第1および第2の
比較器の出力105′,106′はデジタル制御部
120に制御入力として与えられる。このデジタ
ル制御部は以下に述べる動作機能を有するもので
あるが、デジタル出力116を有する。一方、積
分器101の入力112にはアナログ入力電流I
X102と基準電流−IR103(それぞれ電圧で
もよい)とがそれぞれデジタル制御部120から
の信号S11′,S12′によつて入力部a,bに
選択的に接続される。本発明においては、従来法
のようなアナログ入力源102と基準電源103
のいずれか一方のみが積分器101に供給されう
る構成ではなく、一方のみが供給されることも、
両方が同時に供給されることもできるようになつ
ている。
次に第4図を参照して動作を説明する。
時点t0以前にデジタル制御部120は指令信号
101′によつて積分器101の出力を初期値VT
1にセツトし、時点t0にスイツチ制御信号S12′によ
つて積分器に入力としてアナログ入力電流IX1
02を印加させる。したがつて積分器101は時
点t0からt1迄の期間T1の間アナログ入力の積分を
行なう。積分器101の出力114は第2の比較
器106によつて所定値VT2以上か否か判別され
ており、VT2をこえると比較器出力106′が出
るようになつている。制御部120は時点t1にお
いて比較器出力106′を検知するが、t1では積
分器出力114はVT2未満なので比較器出力は1
06′はないため制御部120はスイツチ制御信
号S11′を出さない。したがつて積分器101は次
の時点t2までのT2の期間アナログ入力電流IX1
02の積分を継続する。時点t2においては、積分
器出力114は所定値VT2以上に達しているので
比較器106の出力106′が発生しており、デ
ジタル制御部120はこれを検知してスイツチ制
御信号S11′を送つてスイツチbを閉じる。したが
つて積分器入力112にはアナログ入力電流IX
102に加えてこれと逆極性で絶対値の大きい基
準電流−IR103が印加されてt2からt3までの期
間T3の間積分を行なう。この際両電流の重畳さ
れた入力の極性は積分器出力の逆極性となるか
ら、積分器出力114の絶対値は減少してゆく。
次に時点t3においては積分器出力114はまだ所
定値VT2以上であるので積分器101はアナログ
入力電流IXと基準電流−IRとの和についての積
分を時点t4迄の期間T4の間継続する。時点t4では
積分器の出力114は所定値VT2以下であるので
比較器106の出力106′は消失してアナログ
制御部120は時点t5迄の期間T5の間アナログ入
力電流IX102のみを積分器101に入力させ
る。このようにして以下時点t8迄の各時点t5,
t6,t7においてそれぞれ積分器101の出力11
4を所定値VT2と比較させて出力114がVT2以
上であればアナログ入力電流と基準電流とを、V
T2未満であればアナログ入力電流のみを入力とし
て次の時点までの期間積分を行なう。時点t8にお
いてデジタル制御部120はスイツチ制御信号
S11′を出し、S12′を止める。したがつてt8以降は
積分器101は基準電流−IRのみを入力として
積分を継続し(この際の積分は逆積分動作とな
る。)、その出力が減少して初期値VT1に達したと
き(この時点をtXとし、時点t8かのtXまでの期
間をTXとする)比較器105から出力105′が
出てデジタル制御部120へ送られ、デジタル制
御部120は変換動作を終了させる。ここで基準
電流−IRが積分器101の入力112に印加さ
れた期間の総和、すなわちT3+T4+T6+T7+T8
+TXをもつて入力アナログ電流に対応させる。
特にこの総和の期間におけるクロツクパルス数等
をもつてデジタル量への変換を行なうことができ
る。ここで比較のため第4図に前述した従来の
A/D変換装置による変換動作を併せ示す。波形
14′は従来のA/D変換器を用いた場合の積分
器の出力を示し、第1の期間T0にアナログ入力
電流IXのみの積分を行なつており、しかる後基
準入力電流−IRのみによつて積分器の出力が初
期値VT1になるまでの期間TXを求め、この期間
TXをアナログ入力電流値に対応させている。こ
れに対し本発明では第1の期間T0内に基準電流
を重畳させるので、積分器出力114は第1の期
間T0の終了時点で従来例よりはるかに小さく、
このため基準電流のみを印加させる期間TXを従
来の期間TXより大巾に減少する。
従つて本発明による積分形A/D変換器はモノ
リシツク集積回路によつて容易に構成する事が出
来、又特に低電圧が動作させることが可能なため
モノリシツク集積回路で高精度のA/D変換器を
構成する事が出来るという著しい効果がある。
次に本発明の一実施例によるA/D変換装置を
第5図および第6図を参照して説明する。
積分器31は演算増巾器34の入出力間に積分
コンデンサCを接続し、演算増巾器35の入力に
電圧―電流変換抵抗R1,R2の一端をそれぞれ
接続して構成されている。この抵抗R1およびR
2の他端a,bがスイツチS11,S12をそれぞれ介
してアナログ入力信号源32、基準電源33にそ
れぞれ接続されている。また積分器31の出力4
4は、初期値(第1のバイパス電位)VT1を比較
入力としている第1の比較器(CMP1)45と
所定値(第2のバイアス電位)VT2を比較入力と
している第2の比較器(CMP2)46に導かれ
ている。この第1および第2の比較器の出力4
5′,46′はそれぞれゲート47、ゲート53お
よび57に導かれている。他方スタート回路38
はスタート信号50をスイツチS13に与えて積分
期を初期値に設定すると共に第1、第2および第
3のカウンタ42,48,43にもスタート信号
50を加えてこれらのカウンタのカウント内容を
クリアする。またこのスタート信号50の反転信
号は第一のフリツプフロツプ(F/F1)39の
セツト(S)入力に与えられる。第一のフリツプ
フロツプの出力39′はスイツチS11とゲート47
に与えられると共にクロツクパルス発生器36か
らのパルス出力と共にゲート41に入力される。
このゲート41の出力は第1のカウンタ(CNT
1)42に与えられている。第1のカウンタ42
は所定数(N)のクロツクパルスをカウントする
とフルカウントパルス出力51を発生するもの
で、この出力51は第2のカウンタ(CNT2)
48のカウント入力として印加されると共にゲー
ト53,57に入力として印加されている。第2
のカウンタ48は、フルカウントパルス51を所
定数Kを計数すると出力49を発生し、この出力
49はフリツプフロツプ39のリセツト入力
(R)と、ANDゲート57の出力を他の入力とし
たORゲート56とにそれぞれ与えられる。ゲー
ト56の出力は第二のフリツプフロツプ(F/
F2)40のセツト入力(S)に与えられる。こ
のフリツプフロツプ40の出力40′はスイツチ
S12をオンすると共に、クロツクパルス発生器3
6からのクロツクパルスを他の入力とした二入力
ANDゲート52に一入力として与えられ、この
ゲート52は第3のカウンタ(CNT3)43に
カウント入力を与えている。従つてこの第3のカ
ウンタ43はスイツチS12が閉じられているとき
にクロツクパルス発生器36からのクロツクパル
スを計数するものでこのカウント内容はデジタル
出力216となされる。また第二のフリツプフロ
ツプ40のリセツト入力(R)にはゲート47の
出力とゲート53の出力とを入力としたORゲー
ト54の出力が与えられている。これらの各構成
部分は以下の如く制御されA/D変換動作を行な
う(第5図、第6図参照)。
まずスタート回路38の端子38′にスタート
パルスが印加されるとこのスタート回路38は出
力50によつてスイツチS13を閉じて積分器31
の出力44を第1のバイアス電位VT1に初期値と
して設定するとともに各カウンタ42,43,4
8の内容をクリアする。次にこの出力信号50が
時点t0で消滅するとスイツチS13は開放し、第一
のフリツプフロツプ39がセツトされてその出力
39′によつてスイツチS11が閉じることによつて
アナログ入力信号源32を積分器31の入力aに
接続すると共にANDゲート41を介して第1の
カウンタ42にクロツクパルスの計数を開始させ
る。続いて第1のカウンタ42がN個のクロツク
パルスをカウントした時、すなわち時点t1に第1
のカウンタはフルカウントパルス51を発生す
る。このとき積分器31の出力44は第2のバイ
アス電位VT2未満であるので第2の比較器46の
出力46′は発生しない(低レベル)。従つてゲー
ト57は開かないために第二のフリツプフロツプ
40の状態は変らず、t1時点以後再びカウントを
開始した第1のカウンタ42が次のフルカウント
パルス51を時点t2で発生するまで積分器31に
はアナログ入力信号源32のみが入力aを通して
引き続き印加される。時点t2においては積分器の
出力44は第2のバイアス電位VT2を越えている
ので第2の比較器46の出力46′は高レベルと
なつており、ゲート57を開けて第1のカウンタ
42のフルカウントパルス51を第二のフリツプ
フロツプ40に加えてこれをセツトして出力4
0′を発生させる。この出力40′はスイツチS12
を閉じて積分器の入力bに基準電圧源33を印加
せしめると共に、ゲート52を開いて第3のカウ
ンタ43にクロツクパルスを印加せしめる。この
状態で積分器31はアナログ入力信号源32によ
る電流IXと基準電圧源33による電流−IRとを
入力として積分を継続し、時点t3においても積分
器の出力44は第2のバイアス電位VT2以上であ
るので、この状態の積分は時点t4迄引き続き行な
われる。時点t4においては積分器の出力44は第
二のバイアス電位VT2より低くなつているので信
号46′は低レベルであり、ゲート57は閉じて
53が開いているので、フルカウントパルス51
はゲート53,54を通つて第二のフリツプフロ
ツプ40のリセツト入力Rに印加される。そのた
めt4では第二のフリツプフロツプ出力40′は低
レベルとなり、スイツチS12が開くことにより基
準電圧源33の積分器31への印加はなくなり、
アナログ信号源32のみが積分器31の入力aに
印加される。同時にゲート52は閉じ第3のカウ
ンタ43へのクロツクパルスの印加は停止する。
この状態すなわちアナログ入力源32のみを入力
とする状態で積分器31は積分を行なうので、そ
の出力44は増加し、時点t5では積分器出力44
は第2のバイアス電位VT2以上になつているので
前述したと同様にして積分器にはアナログ入力源
32による電流IXと基準電圧源33による電流
―IRとが入力a,bに印加されるとともに第三
のカウンタ43にはクロツクパルスが印加され
る。同様にして時点t6,t7において積分器31の
出力44を第2のバイアス電位VT2と比較して出
力44がT2以上のときはアナログ入力信号源32
によるアナログ入力電流IXと基準電圧源33に
よる基準電流―IRとの和を入力とし、出力44
がVT2未満のときはアナログ入力電流IXのみを
入力としてそれぞれ続いての時点まで積分を行な
う。本例では時点t6,t7における積分器の出力4
4は共に第2のバイアス電位以上であるので時点
t8迄時点t5以降の状態で積分が継続されるととも
に第三のカウンタ43はクロツクパルスのカウン
トをつづける。次に時点t8において、8回目の第
1のカウンタ42のフルカウントパルス51によ
り、この例ではK=8に設定してあるため第2の
カウンタ48は出力49を発生する。この出力4
9は第1のフリツプフロツプ39をリセツトして
スイツチS11を開きゲート41を閉じるととも
に、ゲート56を経て第二のフリツプフロツプ4
0をセツトしてセツト出力40′によつてスイツ
チS12を閉じる。従つて時点t8以降積分器31は
基準電流−IRのみを入力として積分を継続して
行く。次に積分の継続に伴なつて積分器の出力4
4が第1のバイアス電位VT1以下になると(VT1
になる時点をtXと定める)第1の比較器45の
出力45′は低レベルとなり、ゲート47を開い
て第二のフリツプフロツプ40をリセツトしてス
イツチS12を開くと共に変換終了信号61を発生
する。ここでゲート47はアナログ入力電流IX
が積分器31に印加されている期間(t0〜tk)
中に、第1の比較器45の出力45′が低レベル
になつても、変換終了信号61の発生を禁止する
ためにも動作する。これは後述の第8図の波形4
a″が示した積分器の動作時のA/D変換動作の安
定化に寄与する。以上の動作において時点t0から
tXまでにおける第3のカウンタの総和カウント
数、すなわと期間T3,T4,T6,T7,T8およびT
Xにおける総クロツクパルス数をアナログ入力信
号源32の値に対応したデジタル出力216とし
て取り出す。
なお以上の実施例においては期間T3,T4,
T6,T7,T8において用いた基準電流−IRをその
ままの値で期間TXにおける積分器31への基準
入力として用いたが、かかるTXでの基準電流は
独自に別個の値例えば−2IRというように設け
て、期間TXにおけるクロツクパルス数に定数、
例えば2を乗じることもできる。こうすることに
よつてTXの期間を更に減少させることが可能と
なる。
次に本実施例のA/D変換器の動作例をまずK
=2、すなわち一定期間(TC)が2回(T1,
T2)有る場合について第7図を参照して説明す
る。
波形70aは比較的小さなアナログ入力信号に
対する積分器出力波形、波形70bは第1の一定
期間(T1)終了時点(t1)に於いて積分器の出力が
一定バイアス電位VT2と一致した場合の積分器出
力波形、波形70cは波形70bに対応するアナ
ログ入力信号より若干大きなアナログ入力信号に
対する積分器出力44波形、波形70dは大きな
アナログ入力信号(例えばフルスケールアナログ
入力)に対する積分器出力波形である。
以下簡単のため波形70dはフルスケールアナ
ログ入力(IX max)に対する波形であるとし
て説明する。又、基準電流(−IR)は、IX
maxと絶対値が等しいとして以下説明する。
K=2の場合、第1のカウンタ42は2回フル
カウント動作を行ないそれぞれ2つの一定期間
T1及びT2を設定する。T1期間には積分器31は
アナログ入力電流IXのみを積分する。T2期間に
は時点t1での第1の比較器45からの信号の有無
に制御されて積分器31はアナログ入力電流(I
X)のみか又はアナログ入力電流IX及び基準電流
−IRの和の電流を積分する。又時点t2以後時点
tXまでの期間(TX)には積分器は基準電流(−
IR)のみを積分する。
今T1=T2=TC=N/0 ……一定であり、 (Nはクロツクパルス数、0はクロツクパル
スの周波数) 2TC=(T1+T2)期間のIXによる積分と期間T
Xのみ又は期間(TX+T2)の−IRによる積分に
よつて積分器は初期値へもどる事から、TR=TX
+T2・L(但しLは0又は1)とおくと 2TC・IX+TR・(−IR)=0. ……(2) ここでTRは、基準電流印加期間の総和に対応
する期間でありTR=TX又はTR=TX+T2であ
る。
(2)式よりIX=TR/2TC・(IR)……(3) が得られる。
TR期間の第3のカウンタ43の計数値をNRカ
ウントとすると IX=NR/2NIR ……(4) となり、これがK=2とした場合の変換原理式と
なる。
この変換器では前述の通り比較的小さな例えば
波形70aの如きアナログ入力電流に対して、す
なわち具体的には期間T1終了時の積分器の出力
44が一定バイアス電位VT2に到達していない場
合には変換動作は従来例の2重積分と同様とな
り、期間TXの第3のカウンタ43の計数値をNX
とすればNR=NXとなる。
一方アナログ入力電流が波形70c,70dの
如く大きく、期間T1終了時の積分器の出力44
が一定バイアス電位(VT2)に到達している場合
には積分器の出力値は大きくなり、又変換時間も
長くなる。そこで期間T2にアナログ入力電流と
基準電流を同時に積分し、よつて積分器出力のダ
ナミツクレンヂの増大及び変要時間の増大を抑え
た変換動作をする点が本発明のA/D変換器の特
長である。この時にはNR=N+NXであり、従来
例に比してNの計数に要する期間だけ変換時間は
短かくなる。
次に本発明のA/D変換器の動作限界について
若干説明する。t1時点までの積分器出力変化△V
OUT(t1)は △VOUT(t1)=IX/C・TCである。
今、第7図の波形70bで示した様に△VOUT
(t1)が(VT2−VT1)と一致している場合のアナ
ログ入力電流IXをIX2とすると、この時の積分
器の時点t1以降のふるまいは波形70b′又は70
b″のいずれかに分かれ、IX2がこの変換動作が
切換わる境界入力となる。積分器の出力44が波
形70b′にそつて動作する場合の動作限界を考察
する。この場合には期間T2終了時点t2での積分器
出力44が初期値VT1バイアス電位VT2の間にあ
る事が安定動作条件となる。
すなわち、IX2・2TC+(−IR)・TC>0
……(5) ここでIX2・TC/C=VT2−VT1である。
VT2−VT1=VWとおけば 2・VW>IRTC/C よつて VW>IR/C・T〓 ……(6) (6)式はK=2の場合のこの変換器の安定動作の1
つの条件式である。(6)式から、基準電流(−I
R)による前記一定期間(TC)の積分による積分
器の出力変化の1/2以上の電位点にVT2を持つて来 る必要性が明らかとなつた。
一方、波形70b″にそつて、動作する場合に
時点t2に於いて積分器出力は最大変化をし、この
条件から積分器の出力の最大値が決まる。
時点t2までの積分器の出力の変化△VOUT(t2)
は △VOUT(t2) =IX2/C(T1+T2)=2VW ……(7) となる。VWをVW=A・IR/CT〓 ……(8) とおくと、(6),(8)式からA>1 ……(9) となる。又(8),(7)式から、最大振幅をする時のア
ナログ入力電流IX2が決まる。すなわち、 IX2/C・2TC=AIR/C・TC IX2=A/2・IRとなる。
又、(7)式で決まる最大積分器出力振幅から実際
のIXの最大値IX(max)が決まる。すなわち I′X(max)・2TC/C+(−IR)TC/C=
2VW =AIR/CTCI′X(max)=1+A/2IR…
…(10) (8)式で決まるIXが許容積分器出力までの可能な
アナログ入力の最大値であり、この時の積分器動
作波形は第7図の波形70で示される。
A>2の時は0<IX<IX(max)なるいかな
るIXに対しても時点t1の積分器出力はバイアス
電位VT2に到達せず、この変換器は従来例の2重
積分と同等の動作となり前述の本発明の効果が発
揮できない。すなわちK=2の時には、Aは本発
明では1<A<2……(11)なる範囲に有るべでであ
り、特に1に近い数値の時大きな効果がある。す
なわちIR/C・TC<2VW<2IR/C・TCとすると
有効で ある。実際のAの値は同業者間には公知のノーマ
ルモード信号による積分器出力のt1時点でのゆら
ぎ、第1の比較器33のオフセツト及びヒステリ
シス幅等に対する一定のマージンをもつて定める
のが適当である。
次にK=4の場合の各種のアナログ入力に対す
る積分器出力の動作波形を第8図を参照して説明
する。
なお、今迄の説明においては、積分器出力がV
T2と一致したときかそれ以上の時に第1の比較器
34は出力を生ずるものとして説明をしたが、実
際の回路においては積分器出力がVT2と一致した
ときは比較器34は出力が出る場合と、出ない場
合とに分れる場合が有り得る。以下の説明はかか
る場合をも考慮して行なう。波形4aはアナログ
入力が比較的小さく、時点t2で積分器出力がVT2
と一致した場合の動作波形である。時点t2以後は
第1の比較器34の判定結果に依存して4a′又は
4a″の波形で示すごとく動作する。4a″にそつて
動作した場合には時点t3で積分器出力は負とな
る。しかし時点t4では再びすなわちアナログ入力
電流のみの積分となるためVT1とVT2の間の電位
へもどるため変換動作自体は支障なく行なわれ
る。このことは第5図におけるゲート47により
アナログ入力電流印加期間中は積分器出力がVT1
以下となつても変換終了命令が発生されないため
である。一方、アナログ入力がさらに小さく時点
t3で積分器出力がVT2と一致したあるいは以下の
場合の動作波形を破線5aで示した。この波形が
t3時点以後波形5a″となつた場合には時点t4で積
分器出力は負となり変換動作ができない。この最
悪条件は一般にK≧2なるKに対してVWに到達
するアナログ入力IX(S)に対して生じる。こ
のIX(S)は TC(K−1)IX(S)/C=VW IX(S) =CVW/TC(K−1) ……(11) 時点tk-1からtkまでの積分期間積分器の出力変
化がVW以下であれば変換動作が可能となる。こ
の条件式は (IX(S)−IR)/CTC<VW ……(12) となる。(8),(11)式を(12)式に代入して整理すると A>2(K−1)/K (13) となりこれが安定動作条件の一般式となる。
K=2の場合にはA>1となり(9)式と一致す
る。又K=4の場合にはA>3/2となる。
又一般に積分器出力の最大振幅はアナログ入力
が大きく時点t1から時点tk-1の間基準電流−IR
がアナログ入力電流IXと共に印加され、時点tk
−1から時点tkまでアナログ入力電流のみを積分
する場合に発生し、これは第8図の波形6aで表
わされる。この状態をもたらすアナログ入力電流
IX(F)が一般式にt1時点からtk−1時点の間同時
積分し、tR−1時点での積分器の出力がVWと一
致した場合のふるまいは下記の式によつて表わさ
れる。
IX(F)/C(K−1)TC−IR/C(K−2)TC
=VW 従つて、 IX(F)=1/K−1(A/2+K−2)IR このアナログ入力電流IX(F)での変換動作によ
る積分器の最大振幅はtK時点で発生し となる。又この時、この変換器は最大変換時間△
T(max)で変換動作する。
実際のAの値は(13)式の条件を満足し、前述
のノーマルモードエラー等に対するマージンを持
つた値に定める必要がある。またこの時の△VOU
T(max)は(14)式で決まり、又ΔT(max)
は(15)式で決まり、この値によつて使用すべ
き、積分器のダイナミツクレンヂすなわち耐圧特
性が決まる。
次に本発明の第2の実施例を第9図を参照して
説明する。前述した第5図の実施例では、K=2
の場合には第1のカウンタ41からの2回のフル
カウントパルスを計数して第2のカウンタ48が
フルカウントパルスを発生すべく、第2のカウン
タ48は2ビツトの計数器が必要で、又K=4の
場合には3ビツトの、K=8のときは4ビツトの
計数器が必要であつたが本実施例では外部から、
第2のカウンタ48のフルカウントパルス取り出
しビツトを任意に選択して一定の期間TCの数K
を設定する事により、この変換器の分解能を自由
に選ぶ事を可能としたものである。第9図aにか
かる機能を実現するための部分回路図を示す。他
の部分は第5図の構成と同一でよく、第5図の第
2のカウンタ48を第9図に示した第2のカウン
タ部48′と置き換えることにより達成できる。
第9図でカウンタ148はそれぞれ1,2,4,
8の計数に対応したB1,B2,B3,B4の4ビツト
構成としα,βで示した外部からの論理入力によ
り分解能をすなわちKを設定している。すなわち
ゲート301はビツトB1とα,βとを入力と
し、Kが1のときを、ゲート302はビツト
B2、αおよびβの反転信号を入力としてKが2
のときを、ゲート303はビツトB3、αの反転
信号およびβを入力としてKが4のときを、ゲー
ト305はビツトB4およびα,βの反転信号を
入力としてKが8のときをORゲート304を介
して計数するものである。第1のカウンタ42が
Iビツトの2進カウンターとすれば第9図bに示
した通り4通りの分解能すなわちK=1,2,
4,8の設定がα,βにより可能となる。この機
能は、例えばマイクロプロセツサー等での種々の
アナログ系の時分割による制御時に各アナログ制
御に必要な分解能を容易に逐次自由に選ぶ事が出
来、又、不要な変換時間の増大を抑える事が出来
るという大きな効果がある。
なお一般に最大2n-1のKに対してカウンタ1
48をnビツトの構成とし、外部からの論理入力
端子をlog2n個設けることにより2n-1,2n-2,…
1の内の任意のKを選択することが可能となる。
次に本発明の第3の実施例を第5図、第10図
および第11図を参照して説明する。
本実施例は第8図の波形5a″に対応するアナロ
グ入力電流に対する動作不可能条件を取除く一手
段について例を説明するものである。K=4の場
合に於いて、時点t1及びt2での積分器出力が共に
VT2に達していない場合には時点t3に於いて第5
図の第2の比較器46の判定結果にかかわらず期
間T4において基準電流(−IR)の印加を禁止す
る事により前述の不可能条件を克服するものであ
る。このときの変換器の動作限界はKに依存する
(13)式には制限されず(9)式で決まる事になる。
この動作を実現するためのK=4の時の付加回路
の実施例を第10図に示す。すなわち第5図のゲ
ート57を第10図の論理部57′に置き替える
ことによつて本実施例は達成される。
この回路例では、1,2,4のそれぞれ計数に
対応するビツトB1,B2,B3の3ビツトで第2の
カウンタ48″を構成し、第5図のゲート57と
置き替えられるべき論理部57′はビツトB1の出
力St1とビツトB2の出力St2とを入力するもの
で、出力St1とSt2はゲート156に入力される
と共に第1のカウンタの出力51、第2の比較器
46の出力46′およびゲート156の出力を他
の入力とするゲート153および154とにそれ
ぞれ入力される。ゲート153の出力S153は
フリツプフロツプ152のセツト入力(S)に、
ゲート154の出力S154はフリツプフロツプ
151のセツト入力(S)にそれぞれ入力され
る。これらのフリツプフロツプ151,152の
出力はORゲート170を介して第2の比較器出
力46′および第1のカウンタ42の出力51と
共にANDゲート171に入力される。このゲー
ト171の出力はゲート56の入力に接続されて
構成されている。
この論理部57′は第2のカウンタ48″からの
時点t1,t2に出力されるパルス51に同期した第
2の比較器46からの出力がそれぞれない(低レ
ベル)場合フリツプフロツプ(F/F3)151
およびフリツプフロツプ(F/F4)152は共
にセツトされず、従つてフリツプフロツプ40は
時点t3での第2の比較器46の出力を無視してア
ナログ入力電流IXのみを積分器31に入力とし
て印加するように動作する。
以上の動作を第11図aのタイムチヤートに従
がつて説明する。時点t1,t2に第1のカウンタ4
2はそれぞれフルカウント信号51を出力する。
このフルカウント信号51は第2のカウンタ4
8″により計数され時点t1,t2でそれぞれ信号St
1,St2をビツトB1,B2から出力する。又ゲート
156は信号St1,St2が共に出力されている時
点t3にゲート154及びゲート153を閉じる様
動作する。
よつてゲート156及びゲート154は時点t1
及びt2での第2の比較器46の出力に依存してフ
リツプフロツプ151及び152へのセツトパル
スS156,S154を出力する。この時の論理
テーブルを第11図bに示す。時点t1では第2の
比較器46の出力“Q”に依存してゲート153
の出力は“Q”となり、時点t2ではこの時の第2
の比較器の出力46′“Q′”に依存してゲート1
54の出力S154は“Q′”となり、又時点t1の
ゲート154の出力S154及び時点t2でのゲー
ト153の出力S153及び時点t3でのゲート1
54及び153の出力S154,S153は比較
器46の出力に依存せず常にLOWレベルに保持
されている。
一般に本実施例はK=4以外の場合の任意のK
に対しても適用できるものである。例えば時点t0
から時点tM(ただしMはKが隅数の時にはM=
K/2、Kが奇数の時はM=K−1/2またはM=K+
1/2) までの間に積分器の出力が第2のバイアス電位V
T2に到達していない場合には時点tM以降時点tk
まで第2の比較器46の出力にかかわらず積分器
にはアナログ入力電流IXのみを印加するように
してもよく、この場合、第2のカウンタ48″の
Mをカウントして出力するビツトよりも下位の数
をカウントして出力するビツトについて第10図
と同様の方法によつて論理部57′を構成でき
る。あるいは本実施例は時点i迄の時点i―1,
i―2,…i―nという連続したn(nは正の整
数)の各時点において積分の出力がVT2に到達し
ない場合は時点t1以後時点tkまで第2の比較器
の出力にかかわらず積分器へはアナログ入力電流
IXのみを印加させるようにしても良く、この場
合第2のカウンタ48″のi―1〜i―nをカウ
ントするビツトについて同様にして論理部57′
を構成することができる。
次に本発明の第4の実施例を第5図、第12図
を参照して説明する。
本実施例は時点t1,t2で共に第2の比較器46
が出力状態(高レベル)にある時、例えば第8図
の波形2a又は6aで示される如き場合に、時点
t3で第2の比較器46の判定のいかんにかかわら
ず基準電流(−IR)の印加を継続する事により
不要な積分器の出力値の広がりを抑える事が出来
るようにしたものである。この目的を達成する回
路は第10図の回路に若干の回路を付加する事に
より達成出来、この回路例を第12図に示す。す
なわち本実施例は第5図の実施例におけるゲート
ブロツク部60を第12図における論理ブロツク
部60′によつて置き替えることにより達成され
るものである。この論理ブロツク部60′は、
1,2,4の桁に対応し、それぞれビツト出力S
t1,St2,St4を有するビツトB1,B2,B3を含む
第2のカウンタ48における出力St1,St2を
ゲート156′に入力させると共にそれぞれ第2
の比較器46の出力46′、第1のカウンタ42
の出力51およびゲート156′の出力を他の入
力としたANDゲート153′および154′に入
力接続される。ゲート153′,154′の出力は
それぞれフリツプフロツプ152′,151′にセ
ツト入力(S)として入力される。このフリツプ
フロツプ152′,151′の出力はANDゲート
180を介して比較器46の出力46′および第
1のカウンタの出力51を他の入力としたゲート
157に入力接続されると共に、他方ではORゲ
ート181を介して出力46′と出力51を他の
入力としたANDゲート182に入力接続され
る。ゲート157の出力はゲート54′に、ゲー
ト182の出力はゲート56にそれぞれ導かれて
構成されている。
この論理ブロツク部60′の動作は時点t1,t2で
第2の比較器46(CMP2)が共に出力(高レ
ベル)状態にあるとフリツプフロツプ151及び
152は共にセツトされ、この状態では第2のフ
リツプフロツプ40(F/F2)の時点t3でのリセ
ツトはゲート157により禁止され該第2のフリ
ツプフロツプ(F/F2)40は時点tXでの第1
の比較器45からの信号によつてのみリセツトさ
れる様動作し、時点t3での第2の比較器46の判
定結果を無視する。
この実施例での動作限界は(9)又は(11)式で決まる
Aにより、積分器の出力の最大値は2VWとなる。
なお、本実施例も前述の第3の実施例と同様に定
めたM、又はiを用いて時点tM-1(又はti-1),
…時点t1(又はti-o)において積分器の出力44
がVT2を越えた場合について、時点tM(又はt
i)以降アナログ入力電源に基準電流を重畳する
ように構成することもできる。
次に本発明の第5の実施例を第5図、第13図
を用いて説明する。
本実施例では第5図に示した第1の実施例での
計数制御部200の変更例を示すものである。
本実施例によるアナログ―デジタル変換装置は
第5図における計数制御部200を第13図に示
した計数制御部200′と入れ換えることにより
達成される。本実施例では第1のカウンタ
(CNT1)42がデジタル出力の下位ビツトデー
タ46′―1を出力し、すなわちTX期間のクロツ
クパルス数を計数し、第4のカウンタ(CNT
4)203でもつてデジタル出力の上位ビツトデ
ータ46′―2を出力しすなわち時点tk迄のK回
の一定期間のうち基準電流−IRが積分器に印加
されていた一定期間の総数を計数して出力するも
のである。
本実施例による計数制御部200′は第4のカ
ウンタ(CNT4)203はゲート201によつ
て第1のカウンタ(CNT1)42のフルカウン
トパルス51とフリツプフロツプ(F/F2)4
0のセツト出力、すなわちスイツチS12を閉じて
積分器31の入力bに基準電源33が印加させる
出力との論理積を入力とした計数を行ない、この
計数結果―すなわち、時点tkまでにおける基準
電流−IRが積分器に入力された期間の総数−を
もつてデジタル出力のうちの上位ビツトデータ出
力46′―2とする。他方第1のカウンタ(CNT
1)42には期間TXにおけるクロツクパルス数
を計数させるために、フリツプフロツプ(F/
F2)40のセツト出力40′(スイツチS12を閉
じる信号出力)と、第2のカウンタ(CNT2)
48の出力49およびクロツクパルス発生器36
からのクロツクパルスとの論理積を出力するゲー
ト52′により期間TXのクロツクパルスをORゲ
ート202を介して第1のカウンタ(CNT1)
42に入力させて期間TXにおけるパルス数を下
位ビツトデータ出力46′―1を発生するもので
ある。ここで各一定期間(TC)におけるクロツ
クパルス数をN、上位ビツトデータ出力46′―
2がn、下位ビツトデータ出力46′―1の出力
をmとすると、n・N+mがデジタル出力とな
り、これは第5図の実施例にあつては第3のカウ
ンタ43の総出力数と入力、動作条件が同一なら
一致するものである。なお必要に応じて下位ビツ
トデータ出力46′―1と上位ビツトデータ出力
46′―2に対して上述の総和n・N+mを取り
出す手段を付すことは任意に行なうことができ
る。
以上説明した通り本発明のA/D変換装置は低
電圧で動作させる事ができ、また変換時間も短か
く、又変換分解能を逐次変化させる事が出来、特
にモノリシツク集積回路で構成しやすい。又、第
1の比較器による時点tX検出の精度、この比較
器のゲイン、ヒスラリシス幅オフセツト電圧によ
り一般に大きく影響されるが、この変換装置では
低電圧で見かけ上大振幅を得ておりTX期間の積
分器の出力の時間変化を大きく取る事が出来、該
第1の比較器に対する設計要求条件はゆるくな
り、又、第2の比較器は大きなゲインを必要とせ
ず、これらの点に於いても本発明の効果は大き
く、本発明は本分野での工業上の発展に大きく寄
与するものである。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるも
のではなく種々の変更や上述した各実施例の組み
合せ、回路の具体的構成など任意で良いものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の積分形A/D変換装置の構成を
示すブロツク図であり、第2図は従来の積分形
A/D変換装置の動作を説明する波形図である。
第3図は本発明のA/D変換装置の基本構成を示
すブロツク図であり、第4図はその積分器の出力
波形を従来のA/D変換装置のものと比較して示
した図である。第5図は本発明の第一の実施例に
よるA/D変換装置の構成を示すブロツク図であ
り、第6図はこの装置でのK=8のときの各部の
波形を示す図であり、第7図はこの装置でのK=
2のとき積分器の出力波形例を示す図であり、第
8図はこの装置でのK=4のときの積分器の出力
波形を示す図である。第9図a,bは本発明の第
2の実施例を示す装置の部分的構成示すブロツク
図および論理図である。第10図は本発明の第3
の実施例による装置の部分的構成を示すブロツク
図であり、第11図a,bはそれぞれこの実施例
での各部の波形を示す図および論理図である。第
12図および第13図はそれぞれ本発明の第4お
よび第5の実施例におけるA/D変換装置の部分
構成を示すブロツク図である。 図中の符号、1,101,31…積分器、7,
42,43,44…カウンタ、9,10,39,
40,111,151,152…フリツプフロツ
プ、5,105,106,45,46…比較器、
6,36…パルス発生器、116,216…デジ
タル出力、38…スタート回路、S1,S2,S3…ス
イツチ、2,102,32…アナログ入力源、
3,103,33…基準電圧源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アナログ入力信号の積分を第一の期間にわた
    つて行ない続いて該第一の期間の終了時の積分値
    の絶対値を第1の基準電源によつて減ずる如く積
    分して積分値が所定値になる迄の第二の期間を検
    出しこれを用いてデジタル信号を得るアナログ―
    デジタル変換装置であつて、前記第一の期間にお
    いて前記アナログ入力信号による積分値の絶対値
    を減じるように第二の基準電源を選択的に該アナ
    ログ信号に重畳して積分を行ない、前記第二の基
    準電源がアナログ信号に重畳された第三の期間を
    検出し、前記第二の期間と第三の期間とを用いて
    前記アナログ入力信号を得るアナログ―デジタル
    変換装置において、前記第一の期間においてK個
    の(Kは2以上の整数)時点を定め、このうちの
    M―n番目(MはKよりも小さい整数、nはM以
    下の整数)からM―1番目迄の各時点において積
    分値が設定値に至つていないときにはM番目の時
    点以降第二の基準電源の重畳を行なわないことを
    特徴とするアナログ―デジタル変換装置。 2 前記Kが外部から可変であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載のアナログ―デジ
    タル変換装置。 3 前記第1の基準電源と第二の基準電源とが同
    一であることを特徴とする特許請求の範囲第1に
    記載のアナログ―デジタル変換装置。
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