JPS6246540B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6246540B2 JPS6246540B2 JP53116753A JP11675378A JPS6246540B2 JP S6246540 B2 JPS6246540 B2 JP S6246540B2 JP 53116753 A JP53116753 A JP 53116753A JP 11675378 A JP11675378 A JP 11675378A JP S6246540 B2 JPS6246540 B2 JP S6246540B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- isomer
- base
- solvent
- mixture
- carbon atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C255/00—Carboxylic acid nitriles
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は、ある種の立体異性体を有するエステ
ルの相当するジアステレオマーへの転換方法に関
するものである。更に、本発明は、特に(+)−
R−α−シアノ−フエノキシベンジル(+)−S
−α−イソプロピル−4−クロロフエニルアセテ
ート(異性体1)の(−)−S−α−シアノ−3
−フエノキシベンジル(+)−S−α−イソプロ
ピル−4−クロロフエニルアセテート(異性体
2)への転換に関するものである。 異性体1および2は、次の構造式Aを有する4
個の考え得る立体異性体のうちの2個である: 星印は4個の考え得る立体異性体を生じさせる
2個の不斎炭素原子を示す。 エステルAは、殺有害生物活性を有し、哺乳動
物に対する毒性が低く、ビレスロイド様の性質を
有するものとしてベルギー特許第801946号に記載
されている。エステルAの酸の部分が(+)−S
−型のものの製造法や回収法は、例えば日本特許
出願公開昭50−25544号および昭50−106935号に
より公知であり、また当該(+)−S−酸のピレ
スロイドエステルが、かかる酸の(+)−S−型
および(−)−R−型から誘導された相当するラ
セミ体に比べ、その殺虫活性が2倍強いことも公
知である。α−イソプロピル−4−クロロフエニ
ル酢酸の(+)−S−型から誘導された一対のα
−シアノ−3−フエノキシベンジルエステルジア
ステレオマーは、液体クロマトグラフイーのよう
な方法により、その少量が油状物となり得る(溶
解し得る)。 本発明者等は、異性体1と異性体2に転換する
方法、換言すれば殺虫活性の低い異性体を殺虫活
性の高い異性体へ転換するための有効な方法を新
たに見出した。 本発明は、(+)−R−α−シアノ−3−フエノ
キシベンジル(+)−S−α−イソプロピル−4
−クロロフエニルアセテート(異性体1)の
(−)−S−α−シアノ−3−フエノキシベンジル
(+)−S−α−イソプロピル−4−クロロフエニ
ルアセテート(異性体2)への転換方法におい
て、異性体2が異性体1より一層容易に結晶化す
る溶媒を用いて異性体1単独または異性体1と異
性体2との混合物を該溶媒中に溶解させた溶液を
調製し、この溶液を塩基で処理し、該塩基が存在
している異性体2を含むこの混合物からの結晶化
を異性体2の融点より低い温度で行なつて固体の
異性体2を得る、ことを特徴とする転換方法を提
供する。 本発明に係る方法は、塩基で処理した後生成し
た事実上等モル量の異性体1および2からなる混
合物から目的とする異性体2を単離することによ
り、事実上純粋な異性体1を異性体2へ転換する
のに使用することができる。 異性体2よりも異性体1をより多く含む異性体
1および2の混合物も、本発明の方法における出
発物質として使用することができる。更にまた塩
基で処理すると、事実上等モル量の異性体1およ
び2の混合物が生成するので、そこから目的とす
る異性体2を分離することができる。 本発明に係る方法において、等モル量の異性体
1および2を出発物質として使用する場合には、
当該出発物質から異性体2の一部を除くことが必
要であり、塩基を加えて異性体1を異性体2へ転
換し、再度等モル量の2個の異性体を共存させ
る。 異性体1および2は、不斎炭素原子を含む酸と
同様に不斎炭素原子を含むアルコールとのエステ
ルであり、また異性体1および2は、エステルの
アルコール部にある不斎炭素原子から生じる2個
の異性体である。異性体1および異性体2は、い
ずれも酸の部分の立体配置が同じであり、また驚
くべきことに、かかる酸の部分の立体配置は、本
発明に係る方法によつては変化しないが、アルコ
ールの部分の立体配置は、速やかに変化する。 本発明に係る方法は、異性体1よりも異性体2
が一層容易に結晶化する溶媒を使用する。かかる
方法では、連続的に混合物から異性体2を除き、
同時に塩基の作用下で異性体1を異性体2へ転換
させることが可能である。従つて、また本発明
は、異性体1の異性体2への転換方法において、
異性体2が選択的に結晶化する溶媒に異性体1を
単独でまたは異性体2との混合物として溶解させ
た溶液を、異性体2の融点より低い温度において
塩基で処理し、異性体2を固相として得る転換方
法を提供する。 広義には、本発明に係る方法は、出発物質が反
応温度で溶解する不活性物質を溶媒として行なう
方法と云える。塩基と反応する酸性物質は、溶媒
として不適当である。 適当な溶媒すなわち異性体1より異性体2が一
層容易に結晶化する溶媒には、水酸基を有する溶
媒例えば炭素数1〜4、好ましくは1または2の
低級アルカノール、例えばイソプロパノール、ブ
タノール、エタノールおよび殊にメタノール;な
らびに炭素数1〜8のアルカンがある。最良の結
果を得るには、選択した溶媒中における異性体1
および2の溶解性の差をできるだけ高くすべきで
ある。 それ自体では、α−シアノ−3−フエノキシベ
ンジルα−イソプロピル−4−クロロフエニルア
セテートと安定な反応生成物を形成しない塩基で
も、本発明に係る方法では使用することができ
る。好ましい塩基は、反応溶媒中でのpKbが5よ
り低いものであり、本質的には有機のものでも無
機のものでも差し支えない。適当な無機塩基の例
には、アルカリおよびアルカリ土類金属の水酸化
物、炭酸塩およびシアン化物、例えばシアン化ナ
トリウム、水酸化バリウム、水酸化カリウム、炭
酸カルシウムおよび炭酸ナトリウムがある。 適当な有機塩基には、弱有機酸のアルカリまた
はアルカリ土類金属塩例えば酢酸ナトリウムおよ
び蟻酸マグネシウム、ならびに窒素を含む有機塩
基例えば窒素を含むアルキル、アリールまたは複
素環式塩基があり、この中にはモノー、ジ−また
はポリアミンがある。窒素を含む有機塩基は、好
ましくはアルキル基が炭素数1〜10のもので、ア
リールまたはアルアルキル基が炭素数6〜10で、
炭化水素環が1または2であるアミンである。複
素環式アミンとしては、必要があれば硫黄もしく
は酸素原子または他の窒素原子を含む5−または
6−員の複素環式環中に少なくとも1個の環窒素
原子を含むものであればよい。窒素を含む適当な
有機塩基には、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、ピペリジン、イソアミルアミン、ベンジル
アミン、ジエチルアミン、トリーn−プロピルア
ミン、tert.−ブチルアミン、エタノールアミ
ン、テトラメチレンジアミン、ピリジンおよびモ
ルホリンがある。窒素を含む最も好ましい有機塩
基は、第二アミンおよび殊に第三アミンである。
アミンが第三アミンの場合には、炭素数1〜4の
アルキル基を3個有するもの例えばトリメチルア
ミン、トリ−n−プロピルアミンおよび殊にトリ
エチルアミンが好ましい。 本発明に係る方法で使用した塩基の濃度には、
臨界がない。当該濃度は、例えば出発物質(異性
体1または異性体1+2)の量に対し0.01〜50モ
ル%と変えることができ、好ましくは0.05〜20モ
ル%、更に好ましくは0.1〜15モル%である。通
常使用するのは、約10モル%である。 反応は、異性体1または異性体1と異性体2と
の混合物を適当な溶媒に溶解させた溶液を調製
し、所望量の塩基を溶液に加えて行なうことがで
きる。当該反応は、通常数日以下の期間にわたつ
て行なう。温度は−50℃〜+50℃、−50℃〜20℃
が適当であり、好ましくは−15℃〜5℃である。 反応混合物からの固体生成物の分離および回収
は、母液のデカンテーシヨン、過または遠心分
離のような方法で行なうことができる。次いで母
液に新たな異性体1または必要があれば異性体1
+2を加え、この混合物を再び本発明に係る方法
に使用する。 反応混合物から異性体2を回収するのに必要な
時間を短縮するには、反応混合物を冷却し、沈澱
した異性体2の結晶を例えば過し、母液を約50
℃に加温した後、速やかに混合物を冷却して分離
するのが有効である。この操作は、数回繰り返え
すことができる。比較的純粋な異性体2の結晶を
少量加えて、反応混合物をシーデイング
(seeding)させると、結晶化は容易となるが、必
須要件ではない。 本発明に係る方法の好ましい態様によれば、比
較的純粋な形で異性体2が結晶化する。かかる化
合物は、これまでに単離されてはいない。 塩基の存在は、固体または溶液中で異性体2を
異性体1へ一部エピ化させ得るという事実に鑑
み、少量の酸を存在させて異性体2を貯蔵するこ
とが望ましい。例えば固体の異性体2は、固体の
酸性クレーを存在させて安定化することができ、
また異性体2の溶液は、少量の酢酸を加えて安定
化することができる。 本発明に係る方法は、キラル試薬(chiral
reagent)例えばキラル触媒を存在させる必要が
ないことに注意すべきである。かかる事実は、例
えば異性体1および2の混合物を異性体2へ転換
させるのを、経済的に容易にさせる。最も驚くべ
きことは、本方法がエステルの酸の部分の(+)
−S−立体配置に影響を及ぼすことなく行なうこ
とができるということである。 次の実施例により、本発明を説明する。 実施例 1 事実上等モル量の異性体1および2の10.0g
(すなわち、10.0gの一対のジアステレオマー、
(+)−R,S−α−シアノ−3−フエノキシベン
ジル(+)−S−α−イソプロピル−4−クロロ
フエニルアセテート)とトリエチルアミン0.1ml
とをメタノール40mlに溶解させた溶液を−10℃に
冷却し、異性体2の少量の結晶を加えてシーデイ
ングさせた。混合物を5日間冷却し続けると、溶
液中の混合物から一層多くの結晶が形成した。混
合物を過し、固体の異性体2(m.p.60℃)8.2
gを回収した。 実施例 2 実施例1に記載した方法と同様の方法で、下記
第1表に掲げる種々の塩基と溶媒を用い、等モル
量の異性体1および2の混合物から異性体2が得
られた:
ルの相当するジアステレオマーへの転換方法に関
するものである。更に、本発明は、特に(+)−
R−α−シアノ−フエノキシベンジル(+)−S
−α−イソプロピル−4−クロロフエニルアセテ
ート(異性体1)の(−)−S−α−シアノ−3
−フエノキシベンジル(+)−S−α−イソプロ
ピル−4−クロロフエニルアセテート(異性体
2)への転換に関するものである。 異性体1および2は、次の構造式Aを有する4
個の考え得る立体異性体のうちの2個である: 星印は4個の考え得る立体異性体を生じさせる
2個の不斎炭素原子を示す。 エステルAは、殺有害生物活性を有し、哺乳動
物に対する毒性が低く、ビレスロイド様の性質を
有するものとしてベルギー特許第801946号に記載
されている。エステルAの酸の部分が(+)−S
−型のものの製造法や回収法は、例えば日本特許
出願公開昭50−25544号および昭50−106935号に
より公知であり、また当該(+)−S−酸のピレ
スロイドエステルが、かかる酸の(+)−S−型
および(−)−R−型から誘導された相当するラ
セミ体に比べ、その殺虫活性が2倍強いことも公
知である。α−イソプロピル−4−クロロフエニ
ル酢酸の(+)−S−型から誘導された一対のα
−シアノ−3−フエノキシベンジルエステルジア
ステレオマーは、液体クロマトグラフイーのよう
な方法により、その少量が油状物となり得る(溶
解し得る)。 本発明者等は、異性体1と異性体2に転換する
方法、換言すれば殺虫活性の低い異性体を殺虫活
性の高い異性体へ転換するための有効な方法を新
たに見出した。 本発明は、(+)−R−α−シアノ−3−フエノ
キシベンジル(+)−S−α−イソプロピル−4
−クロロフエニルアセテート(異性体1)の
(−)−S−α−シアノ−3−フエノキシベンジル
(+)−S−α−イソプロピル−4−クロロフエニ
ルアセテート(異性体2)への転換方法におい
て、異性体2が異性体1より一層容易に結晶化す
る溶媒を用いて異性体1単独または異性体1と異
性体2との混合物を該溶媒中に溶解させた溶液を
調製し、この溶液を塩基で処理し、該塩基が存在
している異性体2を含むこの混合物からの結晶化
を異性体2の融点より低い温度で行なつて固体の
異性体2を得る、ことを特徴とする転換方法を提
供する。 本発明に係る方法は、塩基で処理した後生成し
た事実上等モル量の異性体1および2からなる混
合物から目的とする異性体2を単離することによ
り、事実上純粋な異性体1を異性体2へ転換する
のに使用することができる。 異性体2よりも異性体1をより多く含む異性体
1および2の混合物も、本発明の方法における出
発物質として使用することができる。更にまた塩
基で処理すると、事実上等モル量の異性体1およ
び2の混合物が生成するので、そこから目的とす
る異性体2を分離することができる。 本発明に係る方法において、等モル量の異性体
1および2を出発物質として使用する場合には、
当該出発物質から異性体2の一部を除くことが必
要であり、塩基を加えて異性体1を異性体2へ転
換し、再度等モル量の2個の異性体を共存させ
る。 異性体1および2は、不斎炭素原子を含む酸と
同様に不斎炭素原子を含むアルコールとのエステ
ルであり、また異性体1および2は、エステルの
アルコール部にある不斎炭素原子から生じる2個
の異性体である。異性体1および異性体2は、い
ずれも酸の部分の立体配置が同じであり、また驚
くべきことに、かかる酸の部分の立体配置は、本
発明に係る方法によつては変化しないが、アルコ
ールの部分の立体配置は、速やかに変化する。 本発明に係る方法は、異性体1よりも異性体2
が一層容易に結晶化する溶媒を使用する。かかる
方法では、連続的に混合物から異性体2を除き、
同時に塩基の作用下で異性体1を異性体2へ転換
させることが可能である。従つて、また本発明
は、異性体1の異性体2への転換方法において、
異性体2が選択的に結晶化する溶媒に異性体1を
単独でまたは異性体2との混合物として溶解させ
た溶液を、異性体2の融点より低い温度において
塩基で処理し、異性体2を固相として得る転換方
法を提供する。 広義には、本発明に係る方法は、出発物質が反
応温度で溶解する不活性物質を溶媒として行なう
方法と云える。塩基と反応する酸性物質は、溶媒
として不適当である。 適当な溶媒すなわち異性体1より異性体2が一
層容易に結晶化する溶媒には、水酸基を有する溶
媒例えば炭素数1〜4、好ましくは1または2の
低級アルカノール、例えばイソプロパノール、ブ
タノール、エタノールおよび殊にメタノール;な
らびに炭素数1〜8のアルカンがある。最良の結
果を得るには、選択した溶媒中における異性体1
および2の溶解性の差をできるだけ高くすべきで
ある。 それ自体では、α−シアノ−3−フエノキシベ
ンジルα−イソプロピル−4−クロロフエニルア
セテートと安定な反応生成物を形成しない塩基で
も、本発明に係る方法では使用することができ
る。好ましい塩基は、反応溶媒中でのpKbが5よ
り低いものであり、本質的には有機のものでも無
機のものでも差し支えない。適当な無機塩基の例
には、アルカリおよびアルカリ土類金属の水酸化
物、炭酸塩およびシアン化物、例えばシアン化ナ
トリウム、水酸化バリウム、水酸化カリウム、炭
酸カルシウムおよび炭酸ナトリウムがある。 適当な有機塩基には、弱有機酸のアルカリまた
はアルカリ土類金属塩例えば酢酸ナトリウムおよ
び蟻酸マグネシウム、ならびに窒素を含む有機塩
基例えば窒素を含むアルキル、アリールまたは複
素環式塩基があり、この中にはモノー、ジ−また
はポリアミンがある。窒素を含む有機塩基は、好
ましくはアルキル基が炭素数1〜10のもので、ア
リールまたはアルアルキル基が炭素数6〜10で、
炭化水素環が1または2であるアミンである。複
素環式アミンとしては、必要があれば硫黄もしく
は酸素原子または他の窒素原子を含む5−または
6−員の複素環式環中に少なくとも1個の環窒素
原子を含むものであればよい。窒素を含む適当な
有機塩基には、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、ピペリジン、イソアミルアミン、ベンジル
アミン、ジエチルアミン、トリーn−プロピルア
ミン、tert.−ブチルアミン、エタノールアミ
ン、テトラメチレンジアミン、ピリジンおよびモ
ルホリンがある。窒素を含む最も好ましい有機塩
基は、第二アミンおよび殊に第三アミンである。
アミンが第三アミンの場合には、炭素数1〜4の
アルキル基を3個有するもの例えばトリメチルア
ミン、トリ−n−プロピルアミンおよび殊にトリ
エチルアミンが好ましい。 本発明に係る方法で使用した塩基の濃度には、
臨界がない。当該濃度は、例えば出発物質(異性
体1または異性体1+2)の量に対し0.01〜50モ
ル%と変えることができ、好ましくは0.05〜20モ
ル%、更に好ましくは0.1〜15モル%である。通
常使用するのは、約10モル%である。 反応は、異性体1または異性体1と異性体2と
の混合物を適当な溶媒に溶解させた溶液を調製
し、所望量の塩基を溶液に加えて行なうことがで
きる。当該反応は、通常数日以下の期間にわたつ
て行なう。温度は−50℃〜+50℃、−50℃〜20℃
が適当であり、好ましくは−15℃〜5℃である。 反応混合物からの固体生成物の分離および回収
は、母液のデカンテーシヨン、過または遠心分
離のような方法で行なうことができる。次いで母
液に新たな異性体1または必要があれば異性体1
+2を加え、この混合物を再び本発明に係る方法
に使用する。 反応混合物から異性体2を回収するのに必要な
時間を短縮するには、反応混合物を冷却し、沈澱
した異性体2の結晶を例えば過し、母液を約50
℃に加温した後、速やかに混合物を冷却して分離
するのが有効である。この操作は、数回繰り返え
すことができる。比較的純粋な異性体2の結晶を
少量加えて、反応混合物をシーデイング
(seeding)させると、結晶化は容易となるが、必
須要件ではない。 本発明に係る方法の好ましい態様によれば、比
較的純粋な形で異性体2が結晶化する。かかる化
合物は、これまでに単離されてはいない。 塩基の存在は、固体または溶液中で異性体2を
異性体1へ一部エピ化させ得るという事実に鑑
み、少量の酸を存在させて異性体2を貯蔵するこ
とが望ましい。例えば固体の異性体2は、固体の
酸性クレーを存在させて安定化することができ、
また異性体2の溶液は、少量の酢酸を加えて安定
化することができる。 本発明に係る方法は、キラル試薬(chiral
reagent)例えばキラル触媒を存在させる必要が
ないことに注意すべきである。かかる事実は、例
えば異性体1および2の混合物を異性体2へ転換
させるのを、経済的に容易にさせる。最も驚くべ
きことは、本方法がエステルの酸の部分の(+)
−S−立体配置に影響を及ぼすことなく行なうこ
とができるということである。 次の実施例により、本発明を説明する。 実施例 1 事実上等モル量の異性体1および2の10.0g
(すなわち、10.0gの一対のジアステレオマー、
(+)−R,S−α−シアノ−3−フエノキシベン
ジル(+)−S−α−イソプロピル−4−クロロ
フエニルアセテート)とトリエチルアミン0.1ml
とをメタノール40mlに溶解させた溶液を−10℃に
冷却し、異性体2の少量の結晶を加えてシーデイ
ングさせた。混合物を5日間冷却し続けると、溶
液中の混合物から一層多くの結晶が形成した。混
合物を過し、固体の異性体2(m.p.60℃)8.2
gを回収した。 実施例 2 実施例1に記載した方法と同様の方法で、下記
第1表に掲げる種々の塩基と溶媒を用い、等モル
量の異性体1および2の混合物から異性体2が得
られた:
【表】
例3 (比較例)
実施例1に記載の方法を、他の化学物質例えば
α−ブロモ−3−フエノキシベンジルα−イソプ
ロピル−4−クロロフエニルアセタートおよびα
−エチル−3−フエノキシベンジルα−イソプロ
ピル−4−クロロフエニルアセテートについて、
溶媒としてメタノール、ヘキサンおよびメチレン
クロリドを用いて行なつたが、うまくゆかなかつ
た。
α−ブロモ−3−フエノキシベンジルα−イソプ
ロピル−4−クロロフエニルアセタートおよびα
−エチル−3−フエノキシベンジルα−イソプロ
ピル−4−クロロフエニルアセテートについて、
溶媒としてメタノール、ヘキサンおよびメチレン
クロリドを用いて行なつたが、うまくゆかなかつ
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (+)−R−α−シアノ−3−フエノキシベ
ンジル(+)−S−α−イソプロピル−4−クロ
ロフエニルアセテート(異性体1)の(−)−S
−α−シアノ−3−フエノキシベンジル(+)−
S−α−イソプロピル−4−クロロフエニルアセ
テート(異性体2)への転換方法において、異性
体2が異性体1より一層容易に結晶化する溶媒を
用いて異性体1単独または異性体1と異性体2と
の混合物を該溶媒中に溶解させた溶液を調製し、
この溶液を塩基で処理し、該塩基が存在している
異性体2を含むこの混合物からの結晶化を異性体
2の融点より低い温度で行なつて固体の異性体2
を得る、ことを特徴とする転換方法。 2 塩基がアルカリもしくはアルカリ土類金属の
水酸化物、炭酸塩もしくはシアン化物;弱有機酸
のアルカリもしくはアルカリ土類金属塩;または
窒素を含む有機塩基であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項に記載する方法。 3 塩基が窒素を含む有機塩基であることを特徴
とする特許請求の範囲第2項に記載する方法。 4 塩基が第三アミンであることを特徴とする特
許請求の範囲第3項に記載する方法。 5 塩基がトリエチルアミンであることを特徴と
する特許請求の範囲第4項に記載する方法。 6 溶媒が炭素数1〜8のアルカンまたは水酸基
を有する溶媒であることを特徴とする特許請求の
範囲第1〜5項のいずれか一項に記載する方法。 7 溶媒が炭素数1〜4のアルカノールであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第6項に記載する
方法。 8 最初に異性体1を当モル量の異性体2と共に
存在させることを特徴とする特許請求の範囲第1
〜7項のいずれか一項に記載する方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US83662877A | 1977-09-26 | 1977-09-26 | |
| US89177378A | 1978-03-30 | 1978-03-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5459248A JPS5459248A (en) | 1979-05-12 |
| JPS6246540B2 true JPS6246540B2 (ja) | 1987-10-02 |
Family
ID=27125883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11675378A Granted JPS5459248A (en) | 1977-09-26 | 1978-09-25 | Method for converting ester having stereoisomer to diastereomer |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0002289B1 (ja) |
| JP (1) | JPS5459248A (ja) |
| BR (1) | BR7806323A (ja) |
| CA (1) | CA1215717A (ja) |
| DE (1) | DE2861057D1 (ja) |
| IT (1) | IT1099148B (ja) |
| MX (1) | MX5608E (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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