JPS6247324B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6247324B2 JPS6247324B2 JP55124894A JP12489480A JPS6247324B2 JP S6247324 B2 JPS6247324 B2 JP S6247324B2 JP 55124894 A JP55124894 A JP 55124894A JP 12489480 A JP12489480 A JP 12489480A JP S6247324 B2 JPS6247324 B2 JP S6247324B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silane
- weight
- olefin
- ethylene
- polyene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
本発明は架橋ポリオレフイン系ゴム絶縁電線の
製造法に関するものである。 従来より、ポリエチレンやEPDM等のポリオレ
フイン類を架橋させる方法として、該ポリオレフ
インに遊離ラジカル発生剤の存在下において有機
不飽和シランをグラフト反応させてシラングラフ
トポリオレフインを形成し、このシラングラフト
ポリオレフインをシラノール縮合触媒の存在下に
おいて水分と接触させて架橋させる所謂シラン架
橋方法が知られている。この方法によりゴム弾性
を有する架橋ポリオレフイン電線も製造されてい
るが、以下のような不都合があつた。すなわち、
従来のエチレン―プロピレン―ジエン共重合体
(EPDM、例えばデユポン社製ノーデル1040な
ど)等のゴム弾性を有するポリオレフインの場合
には、シラングラフトポリオレフインの常温にお
ける機械的強度が低いため、架橋が完了する以前
に外力が加わると簡単に永久変形が生じてしま
う。このため、シラングラフトポリオレフインを
形成した後架橋が完了するで変形を生じさせない
ように保持しておく必要があり、作業能率が低下
する。また、ゴム弾性を有するシラン架橋ポリオ
レフイン絶縁電線を製造する場合には、押出直後
のシラングラフトポリオレフインの架橋度が低い
ため、従来のポリオレフインゴムを使用するとガ
イドやコロや巻取装置等により変形が生じ、その
まま架橋されて永久変形してしまう。それを防止
するためにはシラングラフトポリオレフインを変
形しにくいものにすることが必要で、例えばポリ
エチレンを混合しなければならない。ポリエチレ
ン等を混合するとシラングラフトポリオレフイン
の機械的強度は高くなる反面、ゴム弾性が失わ
れ、所期のものを製造することができない。 本発明者等は上記事情に鑑みて鋭意研究を行つ
た結果、特定のエチレン―α―オレフイン、ポリ
エン系共重合体をシラン架橋により架橋して架橋
ポリオレフイン系ゴム絶縁電線を製造すると、上
記従来法の欠点が解消され、良好なゴム弾性を有
するシラン架橋ポリオレフイン系ゴム絶縁電線が
得られることを知見した。本発明はこの知見に基
づいて完成されたもので、その特徴はエチレン
C4〜C10のα―オレフインと非共役ジエンである
ポリエンとからなり、エチレンとα―オレフイン
のモル比が50/50〜95/5、分子量が極限粘度
(135℃、デカリン)で1〜6、メルトインデツク
スが0.1〜20、ポリエン量がヨウ素価で5〜50、
残存灰分が0.1重量%以下、揮発分が0.6重量%以
下であるエチレン―α―オレフイン―ポリエン共
重合体を有機不飽和シランと遊離ラジカル発生剤
とを反応させて得られたシラングラフトポリオレ
フイン共重合体を絶縁体とする電線を製造するこ
とにある。 以下、本発明を詳細に説明する。 先ず、本発明で用いるエチレン―α―オレフイ
ン―ポリエン系共重合体は、α―オレフインが
C3〜C10、ポリエンが非共役ジエン、エチレンと
α―オレフインのモル比が50/50〜95/5の、分
子量が極限粘度(135℃デカリン)で1〜6、メ
ルトインデツクスが0.1〜20、ポリエン量がヨウ
素価で5〜50、残存灰分が最大値で0.1重量%、
揮発分が最大値で0.6重量%のものである。上記
α―オレフインとしては、1―ブテン、2―ブテ
ン、1―ペンテン、1―ヘキセンなどが好適であ
る。また、エチレンとα―オレフインとのモル比
が上記範囲外であると目的とする特性のシラング
ラフトポリマーが得られず、分子量を示す極限粘
度が1未満で、メルトインデツクスが0.1未満で
あると分子量が過大となつて押出加工性、成形性
が悪化、極限粘度が6を越え、メルトインデツク
スが20を越えると伸び等の物性が低下する。ポリ
エン量がヨウ素価で5未満であると、有機過酸化
物以外の遊離ラジカル発生剤を用いた場合に架橋
が不十分となり、50を越えると架橋が進みすぎ
て、伸び、可撓性が不足する、残存灰分および揮
発分は絶縁電線としたときの絶縁体の電気的特性
の点から定められ、残存灰分が0.1重量%を越え
ると、重合触媒等の無機分が多くなり、揮発分が
0.6重量%を越えると水分や低分子量分が増加し
て電気的特性が低下して不都合である。そしてこ
のような特性を有するエチレン―α―オレフイン
―ポリエン系共重合体は、加水分解し得る有機不
飽和シランと遊離ラジカル発生剤とを反応させて
シラングラフトポリオレフイン共重合体として導
体上に押出被覆される。その後、シラノール縮合
触媒の存在下において水分と接触させて架橋さ
せ、ゴム弾性を有するシラン架橋ポリオレフイン
系ゴム絶縁電線となる。なお、架橋するのに使用
されるシラノール縮合触媒は、シラングラフトポ
リオレフイン共重合体を導体上に押出被覆する際
に所謂マスターバツチとして混練したもので適用
しても良いし、或いは押出被覆後水に分散させた
ものを接触させて適用しても良い。 ところで、上記の有機不飽和シランとしては、
次式RR′SiY2(但し、Rは例えばビニル、アリ
ル、ブテニル、シクロヘキセニル、シクロペンタ
ジエニル、シクロヘキサジエニル、CH2=C
(CH3)COO(CH2)3−、CH2=C(CH3)
COOOH2CH2O(OH2)3−、CH2=C(CH3)
COOCH2CH2(OH)CH2O(CH2)3−などの一価
のオレフイン性不飽和炭化水素基またはヒドロカ
ルボキシル基、Yは例えばメトキシ、エトキシ、
ブトキシ基のようなアルコキシ基、ホルミルオキ
シ、アセトキシ基のようなアシルオキシ基または
プロピオンオキシ基、−ON=C(CH3)2−ON=
C(CH3)C2H5−ON=C(C6H5)2のようなオキ
シモ基、−NHC2H5のようなアルキルアミノ基、−
NH(C6H5)のようなアリールアミノ基などの加
水分解し得る有機基、R′は例えばメチル、エチ
ル、プロピル、テトラデシル、オクタデシル、フ
エニル、ベンジル、トリル基などの脂肪族不飽和
炭化水素基以外の一価の炭化水素基或いはYと同
じもの)で表わされる化合物が使用される。
R′がYと同一で、RSiY3で表わされる有機不飽和
シランを使用するのが望ましく、例えばビニルト
リメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等
を使用するのが好ましい。有機不飽和シランの使
用量は、ポリオレフイン100重量部当たり0.1〜5
重量部、望ましくは1〜4重量部である。0.1重
量部未満の場合には十分なグラフト化が起こら
ず、一方5重量部より多い場合には成形が困難と
なることがある。また、遊離ラジカル発生剤とし
ては、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ジクロル
ベンゾイル、ジクミルバーオキサイド、ジ―t―
ブチルパーオキサイド、2,5―ジ(パーオキシ
ベンゾエート)ヘキシン―3、1,3―ビス(t
―ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ラ
ウロイルパーオキサイド、t―ブチルパーアセテ
ート、2,5―ジメチル―2,5―ジ(t―ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン―3,2,5―ジメチル
―2,5―ジ(t―ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、t−ブチルパーベンゾエートなどの有機過酸
化物もしくはパーエステル、またはアゾビスイソ
ブチロニトリル、ジメチルアゾジイソブチレート
などのアゾ化合物が使用される。遊離ラジカル発
生剤として100℃以上の温度でポリオレフインに
遊離ラジカル部位を発生させる化合物、例えばジ
クミルバーオキサイド、1,3―ビス(t―ブチ
ルパーオキシイソプロピル)ベンゼンを使用する
のが好ましい。遊離ラジカル発生剤の使用量は、
ポリオレフイン100重量部当たり、0.01〜4重量
部、望ましくは0.02〜1.0重量部である。余りに
多いと押出特性が悪くなると共に表面肌が悪くな
り、一方余りに少ないとグラフト反応が不十分と
なる。さらに、シラノール縮合触媒として、ジブ
チル錫ジラウリレート、酢酸第一錫、ジブチル錫
ジアセテート、ジブチル錫オクトエート、ナフテ
ン酸鉛、カプリル酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、
チタン酸テトラブチルエステル、チタン酸テトラ
ノニルエステル、ステアリン酸鉛、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸バ
リウム、ステアリン酸カルシウムなどの有機金属
化合物が使用される。その使用量は、ポリオレフ
イン100重量部当たり0.03〜0.5重量部である。余
りに少ないと架橋度が低くなり、一方余りに多い
と表面肌が荒れてしまうからである。 以上説明したように、本発明においては、特定
のエチレン―α―オレフイン―ポリエン系共重合
体と有機不飽和シランと遊離ラジカル発生剤とを
反応させて得られたシラングラフトポリオレフイ
ン共重合体を導体上に押出被覆し、シラノール縮
合触媒の存在下において水分と接触させて架橋す
るものである。このように上記のエチレン―α―
オレフイン―ポリエン系共重合体から形成された
シラングラフトポリオレフイン共重合体は、高温
における機械的強度が高いため、架橋が完了する
以前に外力が加わつても簡単には永久変形は生じ
ない。このため、シラングラフトポリオレフイン
共重合体を形成した後架橋が完了するまでの変形
を生じないように従来法の如く保持する必要はな
く、作業能率は向上する。また、上記のエチレン
―α―オレフイン―ポリエン共重合体から形成さ
れたシラングラフトポリオレフイン共重合体は充
分にグラフト反応されていると共に水と接触する
と迅速かつ高度に架橋されるため、ガイドやコロ
や巻取装置によつて永久変形が生ずるような不都
合は惹起せず、真円度の高い架橋ポリオレフイン
ゴム電線が得られる。さらに、得られる架橋ポリ
オレフイン電線は充分な硬度やゴム弾性を有する
と共に良好な表面肌を有している。 以下、実施例を示して本発明を具体的に説明す
る。 〔実施例〕 α―オレフインが1―ブテン、ポリエンがジシ
クロペンタジエン、エチレンとα―オレフインと
のモル比が90/10、分子量が極限粘度で2.1、メ
ルトインデツクスが5.0、ポリエン量がヨウ素価
で9.5、残存灰分が0.07重量%、揮発分が0.3重量
%である前記共重合体100重量部とビニルトリメ
トキシシラン5重量部とジクミルパーオキサイド
1重量部とを混合した後、L/D=20、D=50mm
の押出機を使用して押出設定温度170〜220℃、滞
留時間3分の条件下において押出し、シラングラ
フトポリオレフインを形成した。 次いで、上記シラングラフトポリオレフインを
L/D=22、D=40mmの押出機を使用して押出設
定温度150〜180℃において2.0mmφの導体上に肉
厚0.8mmに押出被覆した。得られたものは外観肌
も良く、絶縁体の外周は真円であつた。この被覆
電線をジブチル錫ジラウレート1%を分散させた
80℃水溶液中に24時間浸漬して架橋させた。
製造法に関するものである。 従来より、ポリエチレンやEPDM等のポリオレ
フイン類を架橋させる方法として、該ポリオレフ
インに遊離ラジカル発生剤の存在下において有機
不飽和シランをグラフト反応させてシラングラフ
トポリオレフインを形成し、このシラングラフト
ポリオレフインをシラノール縮合触媒の存在下に
おいて水分と接触させて架橋させる所謂シラン架
橋方法が知られている。この方法によりゴム弾性
を有する架橋ポリオレフイン電線も製造されてい
るが、以下のような不都合があつた。すなわち、
従来のエチレン―プロピレン―ジエン共重合体
(EPDM、例えばデユポン社製ノーデル1040な
ど)等のゴム弾性を有するポリオレフインの場合
には、シラングラフトポリオレフインの常温にお
ける機械的強度が低いため、架橋が完了する以前
に外力が加わると簡単に永久変形が生じてしま
う。このため、シラングラフトポリオレフインを
形成した後架橋が完了するで変形を生じさせない
ように保持しておく必要があり、作業能率が低下
する。また、ゴム弾性を有するシラン架橋ポリオ
レフイン絶縁電線を製造する場合には、押出直後
のシラングラフトポリオレフインの架橋度が低い
ため、従来のポリオレフインゴムを使用するとガ
イドやコロや巻取装置等により変形が生じ、その
まま架橋されて永久変形してしまう。それを防止
するためにはシラングラフトポリオレフインを変
形しにくいものにすることが必要で、例えばポリ
エチレンを混合しなければならない。ポリエチレ
ン等を混合するとシラングラフトポリオレフイン
の機械的強度は高くなる反面、ゴム弾性が失わ
れ、所期のものを製造することができない。 本発明者等は上記事情に鑑みて鋭意研究を行つ
た結果、特定のエチレン―α―オレフイン、ポリ
エン系共重合体をシラン架橋により架橋して架橋
ポリオレフイン系ゴム絶縁電線を製造すると、上
記従来法の欠点が解消され、良好なゴム弾性を有
するシラン架橋ポリオレフイン系ゴム絶縁電線が
得られることを知見した。本発明はこの知見に基
づいて完成されたもので、その特徴はエチレン
C4〜C10のα―オレフインと非共役ジエンである
ポリエンとからなり、エチレンとα―オレフイン
のモル比が50/50〜95/5、分子量が極限粘度
(135℃、デカリン)で1〜6、メルトインデツク
スが0.1〜20、ポリエン量がヨウ素価で5〜50、
残存灰分が0.1重量%以下、揮発分が0.6重量%以
下であるエチレン―α―オレフイン―ポリエン共
重合体を有機不飽和シランと遊離ラジカル発生剤
とを反応させて得られたシラングラフトポリオレ
フイン共重合体を絶縁体とする電線を製造するこ
とにある。 以下、本発明を詳細に説明する。 先ず、本発明で用いるエチレン―α―オレフイ
ン―ポリエン系共重合体は、α―オレフインが
C3〜C10、ポリエンが非共役ジエン、エチレンと
α―オレフインのモル比が50/50〜95/5の、分
子量が極限粘度(135℃デカリン)で1〜6、メ
ルトインデツクスが0.1〜20、ポリエン量がヨウ
素価で5〜50、残存灰分が最大値で0.1重量%、
揮発分が最大値で0.6重量%のものである。上記
α―オレフインとしては、1―ブテン、2―ブテ
ン、1―ペンテン、1―ヘキセンなどが好適であ
る。また、エチレンとα―オレフインとのモル比
が上記範囲外であると目的とする特性のシラング
ラフトポリマーが得られず、分子量を示す極限粘
度が1未満で、メルトインデツクスが0.1未満で
あると分子量が過大となつて押出加工性、成形性
が悪化、極限粘度が6を越え、メルトインデツク
スが20を越えると伸び等の物性が低下する。ポリ
エン量がヨウ素価で5未満であると、有機過酸化
物以外の遊離ラジカル発生剤を用いた場合に架橋
が不十分となり、50を越えると架橋が進みすぎ
て、伸び、可撓性が不足する、残存灰分および揮
発分は絶縁電線としたときの絶縁体の電気的特性
の点から定められ、残存灰分が0.1重量%を越え
ると、重合触媒等の無機分が多くなり、揮発分が
0.6重量%を越えると水分や低分子量分が増加し
て電気的特性が低下して不都合である。そしてこ
のような特性を有するエチレン―α―オレフイン
―ポリエン系共重合体は、加水分解し得る有機不
飽和シランと遊離ラジカル発生剤とを反応させて
シラングラフトポリオレフイン共重合体として導
体上に押出被覆される。その後、シラノール縮合
触媒の存在下において水分と接触させて架橋さ
せ、ゴム弾性を有するシラン架橋ポリオレフイン
系ゴム絶縁電線となる。なお、架橋するのに使用
されるシラノール縮合触媒は、シラングラフトポ
リオレフイン共重合体を導体上に押出被覆する際
に所謂マスターバツチとして混練したもので適用
しても良いし、或いは押出被覆後水に分散させた
ものを接触させて適用しても良い。 ところで、上記の有機不飽和シランとしては、
次式RR′SiY2(但し、Rは例えばビニル、アリ
ル、ブテニル、シクロヘキセニル、シクロペンタ
ジエニル、シクロヘキサジエニル、CH2=C
(CH3)COO(CH2)3−、CH2=C(CH3)
COOOH2CH2O(OH2)3−、CH2=C(CH3)
COOCH2CH2(OH)CH2O(CH2)3−などの一価
のオレフイン性不飽和炭化水素基またはヒドロカ
ルボキシル基、Yは例えばメトキシ、エトキシ、
ブトキシ基のようなアルコキシ基、ホルミルオキ
シ、アセトキシ基のようなアシルオキシ基または
プロピオンオキシ基、−ON=C(CH3)2−ON=
C(CH3)C2H5−ON=C(C6H5)2のようなオキ
シモ基、−NHC2H5のようなアルキルアミノ基、−
NH(C6H5)のようなアリールアミノ基などの加
水分解し得る有機基、R′は例えばメチル、エチ
ル、プロピル、テトラデシル、オクタデシル、フ
エニル、ベンジル、トリル基などの脂肪族不飽和
炭化水素基以外の一価の炭化水素基或いはYと同
じもの)で表わされる化合物が使用される。
R′がYと同一で、RSiY3で表わされる有機不飽和
シランを使用するのが望ましく、例えばビニルト
リメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等
を使用するのが好ましい。有機不飽和シランの使
用量は、ポリオレフイン100重量部当たり0.1〜5
重量部、望ましくは1〜4重量部である。0.1重
量部未満の場合には十分なグラフト化が起こら
ず、一方5重量部より多い場合には成形が困難と
なることがある。また、遊離ラジカル発生剤とし
ては、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ジクロル
ベンゾイル、ジクミルバーオキサイド、ジ―t―
ブチルパーオキサイド、2,5―ジ(パーオキシ
ベンゾエート)ヘキシン―3、1,3―ビス(t
―ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ラ
ウロイルパーオキサイド、t―ブチルパーアセテ
ート、2,5―ジメチル―2,5―ジ(t―ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン―3,2,5―ジメチル
―2,5―ジ(t―ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、t−ブチルパーベンゾエートなどの有機過酸
化物もしくはパーエステル、またはアゾビスイソ
ブチロニトリル、ジメチルアゾジイソブチレート
などのアゾ化合物が使用される。遊離ラジカル発
生剤として100℃以上の温度でポリオレフインに
遊離ラジカル部位を発生させる化合物、例えばジ
クミルバーオキサイド、1,3―ビス(t―ブチ
ルパーオキシイソプロピル)ベンゼンを使用する
のが好ましい。遊離ラジカル発生剤の使用量は、
ポリオレフイン100重量部当たり、0.01〜4重量
部、望ましくは0.02〜1.0重量部である。余りに
多いと押出特性が悪くなると共に表面肌が悪くな
り、一方余りに少ないとグラフト反応が不十分と
なる。さらに、シラノール縮合触媒として、ジブ
チル錫ジラウリレート、酢酸第一錫、ジブチル錫
ジアセテート、ジブチル錫オクトエート、ナフテ
ン酸鉛、カプリル酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、
チタン酸テトラブチルエステル、チタン酸テトラ
ノニルエステル、ステアリン酸鉛、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸バ
リウム、ステアリン酸カルシウムなどの有機金属
化合物が使用される。その使用量は、ポリオレフ
イン100重量部当たり0.03〜0.5重量部である。余
りに少ないと架橋度が低くなり、一方余りに多い
と表面肌が荒れてしまうからである。 以上説明したように、本発明においては、特定
のエチレン―α―オレフイン―ポリエン系共重合
体と有機不飽和シランと遊離ラジカル発生剤とを
反応させて得られたシラングラフトポリオレフイ
ン共重合体を導体上に押出被覆し、シラノール縮
合触媒の存在下において水分と接触させて架橋す
るものである。このように上記のエチレン―α―
オレフイン―ポリエン系共重合体から形成された
シラングラフトポリオレフイン共重合体は、高温
における機械的強度が高いため、架橋が完了する
以前に外力が加わつても簡単には永久変形は生じ
ない。このため、シラングラフトポリオレフイン
共重合体を形成した後架橋が完了するまでの変形
を生じないように従来法の如く保持する必要はな
く、作業能率は向上する。また、上記のエチレン
―α―オレフイン―ポリエン共重合体から形成さ
れたシラングラフトポリオレフイン共重合体は充
分にグラフト反応されていると共に水と接触する
と迅速かつ高度に架橋されるため、ガイドやコロ
や巻取装置によつて永久変形が生ずるような不都
合は惹起せず、真円度の高い架橋ポリオレフイン
ゴム電線が得られる。さらに、得られる架橋ポリ
オレフイン電線は充分な硬度やゴム弾性を有する
と共に良好な表面肌を有している。 以下、実施例を示して本発明を具体的に説明す
る。 〔実施例〕 α―オレフインが1―ブテン、ポリエンがジシ
クロペンタジエン、エチレンとα―オレフインと
のモル比が90/10、分子量が極限粘度で2.1、メ
ルトインデツクスが5.0、ポリエン量がヨウ素価
で9.5、残存灰分が0.07重量%、揮発分が0.3重量
%である前記共重合体100重量部とビニルトリメ
トキシシラン5重量部とジクミルパーオキサイド
1重量部とを混合した後、L/D=20、D=50mm
の押出機を使用して押出設定温度170〜220℃、滞
留時間3分の条件下において押出し、シラングラ
フトポリオレフインを形成した。 次いで、上記シラングラフトポリオレフインを
L/D=22、D=40mmの押出機を使用して押出設
定温度150〜180℃において2.0mmφの導体上に肉
厚0.8mmに押出被覆した。得られたものは外観肌
も良く、絶縁体の外周は真円であつた。この被覆
電線をジブチル錫ジラウレート1%を分散させた
80℃水溶液中に24時間浸漬して架橋させた。
【表】
上記第1表に示す重量比でロール混練したリボ
ンを実施例と同一条件下で押出してシラングラフ
トポリオレフインを形成した。次いで、このシラ
ングラフトポリオレフインを実施例と同一条件下
で押出し導体上に被覆した後、実施例と同一条件
下で架橋させた。 上記実施例および比較例1〜3で製造された各
架橋ポリオレフインゴム電線について、真円度、
硬度(シヨアーA)、ゴム弾性を調べた。得られ
た結果を次の第2表に示す。
ンを実施例と同一条件下で押出してシラングラフ
トポリオレフインを形成した。次いで、このシラ
ングラフトポリオレフインを実施例と同一条件下
で押出し導体上に被覆した後、実施例と同一条件
下で架橋させた。 上記実施例および比較例1〜3で製造された各
架橋ポリオレフインゴム電線について、真円度、
硬度(シヨアーA)、ゴム弾性を調べた。得られ
た結果を次の第2表に示す。
【表】
【表】
上記第2表から、実施例で得られた本発明の架
橋ポリオレフイン系ゴム絶縁電線は比較例1〜3
で得られたものに比較して真円度が高いだけでは
なく、充分な硬度とゴム弾性を有していることが
わかる。これに対し、比較例1〜3のものは、真
円度、硬度、ゴム弾性のいずれかの点において問
題があることがわかる。
橋ポリオレフイン系ゴム絶縁電線は比較例1〜3
で得られたものに比較して真円度が高いだけでは
なく、充分な硬度とゴム弾性を有していることが
わかる。これに対し、比較例1〜3のものは、真
円度、硬度、ゴム弾性のいずれかの点において問
題があることがわかる。
Claims (1)
- 1 エチレンとC4〜C10のα―オレフインと非共
役ジエンであるポリエンとからなり、エチレンと
α―オレフインのモル比が50/50〜95/5、分子
量が極限粘度(135℃、デカリン)で1〜6、メ
ルトインデツクスが0.1〜20、ポリエン量がヨウ
素価で5〜50、残存灰分が0.1重量%以下、揮発
分が0.6重量%以下であるエチレン―α―オレフ
イン―ポリエン系共重合体と有機不飽和シランと
遊離ラジカル発生剤とを反応させて得られたシラ
ングラフトポリオレフイン共重合体を導体上に押
出被覆し、シラノール縮合触媒の存在下において
水分と接触させて架橋することを特徴とする架橋
ポリオレフイン系ゴム絶縁電線の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12489480A JPS5749109A (en) | 1980-09-09 | 1980-09-09 | Method of producing crosslinked polyolefin rubber insulated wire |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12489480A JPS5749109A (en) | 1980-09-09 | 1980-09-09 | Method of producing crosslinked polyolefin rubber insulated wire |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5749109A JPS5749109A (en) | 1982-03-20 |
| JPS6247324B2 true JPS6247324B2 (ja) | 1987-10-07 |
Family
ID=14896730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12489480A Granted JPS5749109A (en) | 1980-09-09 | 1980-09-09 | Method of producing crosslinked polyolefin rubber insulated wire |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5749109A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH081531Y2 (ja) * | 1991-09-09 | 1996-01-17 | タツタ電線株式会社 | 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボット用ケーブル |
| JP2996903B2 (ja) * | 1995-09-29 | 2000-01-11 | 住友ベークライト株式会社 | シラン架橋ポリオレフィンの製造方法 |
| JP4211410B2 (ja) | 2002-04-18 | 2009-01-21 | 東ソー株式会社 | シラン架橋発泡性ポリオレフィン樹脂組成物及び架橋発泡体 |
| CN104204048B (zh) * | 2012-03-30 | 2018-03-16 | 古河电气工业株式会社 | 耐热性树脂组合物的制造方法、以及通过该制造方法所制造的耐热性树脂组合物和使用了该耐热性树脂组合物的成型品 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5233989A (en) * | 1975-09-10 | 1977-03-15 | Dainichi Nippon Cables Ltd | Preparation of polymer curable with water |
| JPS5365345A (en) * | 1976-11-24 | 1978-06-10 | Hitachi Cable Ltd | Crosslinkin of polyolefing and preparation of crosslinked electric wire |
| JPS5365343A (en) * | 1976-11-24 | 1978-06-10 | Hitachi Cable Ltd | Crosslinking of polyolefin and preparation of crosslinked electric wire |
-
1980
- 1980-09-09 JP JP12489480A patent/JPS5749109A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5749109A (en) | 1982-03-20 |
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