JPS6247686B2 - - Google Patents
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- JPS6247686B2 JPS6247686B2 JP56104890A JP10489081A JPS6247686B2 JP S6247686 B2 JPS6247686 B2 JP S6247686B2 JP 56104890 A JP56104890 A JP 56104890A JP 10489081 A JP10489081 A JP 10489081A JP S6247686 B2 JPS6247686 B2 JP S6247686B2
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- JP
- Japan
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- wood
- acid
- treated
- pressing
- decorative
- Prior art date
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は特に装飾性に優れた化粧材の製造方法
に関し、更に詳しくは木材薄板をエステル化剤、
エーテル化剤など、木材成分の水酸基と反応し得
る反応体でセルロース結晶が非晶化されるまで化
学的に処理した後加熱圧締することからなる、特
に装飾性に優れた化粧材の製造方法に関する。
に関し、更に詳しくは木材薄板をエステル化剤、
エーテル化剤など、木材成分の水酸基と反応し得
る反応体でセルロース結晶が非晶化されるまで化
学的に処理した後加熱圧締することからなる、特
に装飾性に優れた化粧材の製造方法に関する。
従来から木材薄板を強化しその装飾性を向上さ
せる方法として、木材薄板表面に合成樹脂塗料を
塗布して透明被膜を形成させる方法、および木材
薄板の導管等の空隙部に合成樹脂を充填硬化して
化粧材に形成する方法が知られている。しかしな
がら前者の方法では、木材薄板表面を保護強化
し、また合成樹脂塗料の一部含浸により若干の透
明性を付与して装飾性を向上させることは可能で
あるが、春材部と秋材部とに顕著なコントラスト
をつける程の透明性を付与することは困難であ
り、又木材薄板の細胞組織自体は元のままである
ため、元の木材薄板の木目を変化させて新たな木
目外観に形成することは不可能であつた。
せる方法として、木材薄板表面に合成樹脂塗料を
塗布して透明被膜を形成させる方法、および木材
薄板の導管等の空隙部に合成樹脂を充填硬化して
化粧材に形成する方法が知られている。しかしな
がら前者の方法では、木材薄板表面を保護強化
し、また合成樹脂塗料の一部含浸により若干の透
明性を付与して装飾性を向上させることは可能で
あるが、春材部と秋材部とに顕著なコントラスト
をつける程の透明性を付与することは困難であ
り、又木材薄板の細胞組織自体は元のままである
ため、元の木材薄板の木目を変化させて新たな木
目外観に形成することは不可能であつた。
他方後者の方法においては、木材薄板の導管等
の空隙、特に春材部の空隙に合成樹脂が充填硬化
されるため、透明度が高く、春材部と秋材部とに
顕著なコントラストのついた深みのある外観に形
成できるのであるが、木材薄板自体千差万別の組
織構造を有しているため合成樹脂の充填ムラを生
じ易いという問題を有しており、更には前者と同
様元の木材薄板の木目を変化させて新たな木目外
観に形成することは不可能であつた。
の空隙、特に春材部の空隙に合成樹脂が充填硬化
されるため、透明度が高く、春材部と秋材部とに
顕著なコントラストのついた深みのある外観に形
成できるのであるが、木材薄板自体千差万別の組
織構造を有しているため合成樹脂の充填ムラを生
じ易いという問題を有しており、更には前者と同
様元の木材薄板の木目を変化させて新たな木目外
観に形成することは不可能であつた。
本発明者らは、木材薄板をエステル化剤、エー
テル化剤など、木材成分中の水酸基と反応し得る
反応体(以下、単に反応体という)で化学的に処
理し、主として木材成分のセルロースを非晶化し
た後加熱圧締すれば、従来技術では達成し得なか
つた効果が得られることを見い出し本発明を完成
するに至つた。即ち、本発明方法によれば、透明
性が高く深みのある外観を木材に付与し得るとと
もに、元の木目模様に変化を与えて新しい木目模
様を形成させることができ、かくして装飾性が著
しく向上した化粧材を得ることができる。さら
に、本発明方法で得られる化粧材は、これを曲面
状等の立体形状に成形することが可能であるな
ど、物理的性質にも優れたものである。
テル化剤など、木材成分中の水酸基と反応し得る
反応体(以下、単に反応体という)で化学的に処
理し、主として木材成分のセルロースを非晶化し
た後加熱圧締すれば、従来技術では達成し得なか
つた効果が得られることを見い出し本発明を完成
するに至つた。即ち、本発明方法によれば、透明
性が高く深みのある外観を木材に付与し得るとと
もに、元の木目模様に変化を与えて新しい木目模
様を形成させることができ、かくして装飾性が著
しく向上した化粧材を得ることができる。さら
に、本発明方法で得られる化粧材は、これを曲面
状等の立体形状に成形することが可能であるな
ど、物理的性質にも優れたものである。
既述した如く、本発明方法は反応体で木材薄板
を化学的に処理する段階(第1段階およびこの様
に処理した木材を加熱圧締する段階(第2段階)
からなる。各段階につき、以下に詳細に説明す
る。
を化学的に処理する段階(第1段階およびこの様
に処理した木材を加熱圧締する段階(第2段階)
からなる。各段階につき、以下に詳細に説明す
る。
第1段階では、木材薄板を適当な手段で反応体
と接触せしめることにより、該木材成分、特にセ
ルロースの水酸基を化学的に修飾し、セルロース
の結晶構造を非晶化する。
と接触せしめることにより、該木材成分、特にセ
ルロースの水酸基を化学的に修飾し、セルロース
の結晶構造を非晶化する。
使用し得る木材の樹種や形状には特に制限はな
い。しかし形状に関しては、反応体による処理の
し易さ、高い生産性、完成品としての化粧材の利
用価値の高さ、などの点で約0.3〜10mmの薄板で
あることが望ましい。
い。しかし形状に関しては、反応体による処理の
し易さ、高い生産性、完成品としての化粧材の利
用価値の高さ、などの点で約0.3〜10mmの薄板で
あることが望ましい。
既述した如く、反応体とは木材成分、特にセル
ロースの水酸基と化学的に反応する物質を意味
し、その代表的なものとしてエステル化剤および
エーテル化剤を挙げることができる。
ロースの水酸基と化学的に反応する物質を意味
し、その代表的なものとしてエステル化剤および
エーテル化剤を挙げることができる。
エステル化剤としては有機酸無水物(例えば酢
酸、プロピオン酸、酪酸などの酸無水物)、有機
酸ハロゲン化物(例えば上記の酸の他カプロン
酸、ラウリン酸、ステアリン酸およびメタクリル
酸などの酸ハロゲン化物、特に酸塩化物)、およ
び有機無水物と脂肪酸の混合物(例えば無水トリ
フルオル酢酸または無水クロル酢酸と酢酸、プロ
ピオン酸、カプロン酸またはラウリン酸等との混
合物)などを挙げることができる。これらのエス
テル化剤は単独で、あるいは2種以上混合して使
用することができる。
酸、プロピオン酸、酪酸などの酸無水物)、有機
酸ハロゲン化物(例えば上記の酸の他カプロン
酸、ラウリン酸、ステアリン酸およびメタクリル
酸などの酸ハロゲン化物、特に酸塩化物)、およ
び有機無水物と脂肪酸の混合物(例えば無水トリ
フルオル酢酸または無水クロル酢酸と酢酸、プロ
ピオン酸、カプロン酸またはラウリン酸等との混
合物)などを挙げることができる。これらのエス
テル化剤は単独で、あるいは2種以上混合して使
用することができる。
上記エステル化剤には、木材成分との反応を促
進するための触媒および/または、エステル化剤
の木材細胞膜内への浸透を促進するための溶剤を
添加しておくことができる。この様な触媒として
は硫酸、過塩素酸、尿素―硫安、塩化亜鉛および
ピリジンなどが、溶剤としては酢酸、ベンゼン、
トルエン、ジメチルホルムアミドおよび四酸化二
窒素―ジメチルホルムアミドなどが挙げられ、ま
た各々2種またはそれ以上の混合物として用いて
もよい。
進するための触媒および/または、エステル化剤
の木材細胞膜内への浸透を促進するための溶剤を
添加しておくことができる。この様な触媒として
は硫酸、過塩素酸、尿素―硫安、塩化亜鉛および
ピリジンなどが、溶剤としては酢酸、ベンゼン、
トルエン、ジメチルホルムアミドおよび四酸化二
窒素―ジメチルホルムアミドなどが挙げられ、ま
た各々2種またはそれ以上の混合物として用いて
もよい。
これらの触媒および/または溶剤は、エステル
化剤に添加する代りに、あるいは添加すると共
に、該エステル化剤で処理する前の木材に予め含
浸させておいてもよい。
化剤に添加する代りに、あるいは添加すると共
に、該エステル化剤で処理する前の木材に予め含
浸させておいてもよい。
次に、エーテル化剤としては、例えばエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド等の1・2エ
ポキシド、塩化メチル、塩化エチル等のハロゲン
化アルキル、塩化ベンジル等の芳香族ハロゲン化
物、ジメチル硫酸等のジアルキル硫酸、モノクロ
ル酢酸等のα―ハロゲン酸、シアン化ビニル等の
陰性基で活性化されたビニル化合物、ホルムアル
デヒド等のアルデヒドなどを用いることができ
る。
オキサイド、プロピレンオキサイド等の1・2エ
ポキシド、塩化メチル、塩化エチル等のハロゲン
化アルキル、塩化ベンジル等の芳香族ハロゲン化
物、ジメチル硫酸等のジアルキル硫酸、モノクロ
ル酢酸等のα―ハロゲン酸、シアン化ビニル等の
陰性基で活性化されたビニル化合物、ホルムアル
デヒド等のアルデヒドなどを用いることができ
る。
エーテル化剤の場合も、エステル化剤の場合と
同様、触媒(例えば水酸化ナトリウムの如きアル
カリ触媒)や溶剤(例えばエステル化剤の場合に
使用されるものと同様の溶剤)を適宜添加するこ
とができ、またエーテル化剤で処理する前の木材
に予めこれらを含浸させておくこともできるが、
触媒の場合は特に後者によるのが好ましい。
同様、触媒(例えば水酸化ナトリウムの如きアル
カリ触媒)や溶剤(例えばエステル化剤の場合に
使用されるものと同様の溶剤)を適宜添加するこ
とができ、またエーテル化剤で処理する前の木材
に予めこれらを含浸させておくこともできるが、
触媒の場合は特に後者によるのが好ましい。
水酸基と反応し得る反応体としては、上記のエ
ステル化剤およびエーテル化剤のほか、イソシア
ネート類(例えばメチルイソシアネート、エチル
イソシアネートなど)を挙げることができる。
ステル化剤およびエーテル化剤のほか、イソシア
ネート類(例えばメチルイソシアネート、エチル
イソシアネートなど)を挙げることができる。
反応体を木材薄板と接触させるには、例えば木
材を反応体中に浸漬するか、あるいは反応体を気
化せしめ、これに木材を晒らせばよい。また、こ
の様な方法を減圧下、加圧下あるいは減圧加圧法
により行ない木材への反応体の含浸を促進させる
ことができる。反応体と木材との接触時間は上記
の処理条件に応じて異なるが、常温、常圧で処理
する場合は通常1〜10時間程度で十分である。
材を反応体中に浸漬するか、あるいは反応体を気
化せしめ、これに木材を晒らせばよい。また、こ
の様な方法を減圧下、加圧下あるいは減圧加圧法
により行ない木材への反応体の含浸を促進させる
ことができる。反応体と木材との接触時間は上記
の処理条件に応じて異なるが、常温、常圧で処理
する場合は通常1〜10時間程度で十分である。
この様な反応体による化学的処理により、木材
成分、特にセルロースの水酸基がエステル化、エ
ーテル化などの化学的修飾を受けてセルロースの
結晶構造が非晶化され、かくして膨潤化された状
態の木材(以下、処理木材という)が得られる。
この際、セルロースとともに木材の主成分をなす
ヘミセルロースおよびリグニンの水酸基も同様の
化学変化を受けることがあり、この場合は木材成
分間の結合が弱まり、木材の膨潤化の程度が一層
著しくなる。
成分、特にセルロースの水酸基がエステル化、エ
ーテル化などの化学的修飾を受けてセルロースの
結晶構造が非晶化され、かくして膨潤化された状
態の木材(以下、処理木材という)が得られる。
この際、セルロースとともに木材の主成分をなす
ヘミセルロースおよびリグニンの水酸基も同様の
化学変化を受けることがあり、この場合は木材成
分間の結合が弱まり、木材の膨潤化の程度が一層
著しくなる。
尚、非晶化および膨潤化の程度は反応体の種類
および処理時間等により適宜調節することができ
るものであるが、一般に、導管、仮導管などの大
きな空隙を有する組織が多くかつ細胞膜の薄い春
材部は、秋材部に較べて反応体が含浸し易く、従
つて非晶化、膨潤化が秋材部に較べて顕著であ
り、このことが、後述する如く、新しい木目を形
成する一因となつていると推定される。
および処理時間等により適宜調節することができ
るものであるが、一般に、導管、仮導管などの大
きな空隙を有する組織が多くかつ細胞膜の薄い春
材部は、秋材部に較べて反応体が含浸し易く、従
つて非晶化、膨潤化が秋材部に較べて顕著であ
り、このことが、後述する如く、新しい木目を形
成する一因となつていると推定される。
以上の第1段階で化学的に処理した木材薄板を
第2段階の加熱圧締処理に付す。
第2段階の加熱圧締処理に付す。
加熱圧締条件は、用いた反応体の種類、非晶化
および膨潤化の程度などに応じて適宜設定され特
に限定されるものではないが、例えば、80〜250
℃の温度、10Kg〜200Kg/cm2の圧力下で30分以内
の範囲において木材の熱劣化を生じることなく、
良好に本発明の目的を達することがきる。
および膨潤化の程度などに応じて適宜設定され特
に限定されるものではないが、例えば、80〜250
℃の温度、10Kg〜200Kg/cm2の圧力下で30分以内
の範囲において木材の熱劣化を生じることなく、
良好に本発明の目的を達することがきる。
この加熱圧締により、処理木材は破損劣化を生
じることなく緻密化されて透明性が付与されると
ともに、特に春材部において年輪巾の拡大等の変
化を生じて元の木材とは微妙に異つた木目が形成
され、上記付与された透明性と、新たに形成され
た木目とが相俟つて深みのある装飾性に富んだ新
しい木目外観を有する化粧材に形成される。
じることなく緻密化されて透明性が付与されると
ともに、特に春材部において年輪巾の拡大等の変
化を生じて元の木材とは微妙に異つた木目が形成
され、上記付与された透明性と、新たに形成され
た木目とが相俟つて深みのある装飾性に富んだ新
しい木目外観を有する化粧材に形成される。
又得られた化粧材は、木材自体の劣化を生じる
ことなく緻密化されているため、耐摩耗性が高く
柔軟性に富む等の物性にも優れたものであり、用
いる木材にこぶ等があり薄板の木目に乱れが生じ
ていたり、木口模様を表面に配する場合等におい
ても付与された柔軟性により割れ等の破損を生じ
にくく、耐クラツク性に優れたものである。
ことなく緻密化されているため、耐摩耗性が高く
柔軟性に富む等の物性にも優れたものであり、用
いる木材にこぶ等があり薄板の木目に乱れが生じ
ていたり、木口模様を表面に配する場合等におい
ても付与された柔軟性により割れ等の破損を生じ
にくく、耐クラツク性に優れたものである。
尚、加熱圧締する前に、処理木材を予め螢光着
色剤、その他任意の着色剤で着色しておいてもよ
い。この場合には、処理木材が非晶化、膨潤化さ
れているために、着色液の浸透が容易且つ均一に
行なわれ、加熱圧締後においては、付与された透
明性と相俟つて一層深みのある雅趣に富んだ木目
外観に仕上げることができ、その装飾的価値を更
に向上させることができる。
色剤、その他任意の着色剤で着色しておいてもよ
い。この場合には、処理木材が非晶化、膨潤化さ
れているために、着色液の浸透が容易且つ均一に
行なわれ、加熱圧締後においては、付与された透
明性と相俟つて一層深みのある雅趣に富んだ木目
外観に仕上げることができ、その装飾的価値を更
に向上させることができる。
又、加熱圧締の際、複数の処理木材を積層した
り、あるいは合板等の台板と処理木材を積層して
加熱圧締することにより、これらを一体化して積
層体に形成することもできる。
り、あるいは合板等の台板と処理木材を積層して
加熱圧締することにより、これらを一体化して積
層体に形成することもできる。
尚、上述の新しい木目模様を木材に付与できる
理由を、添付の図面を参照しながら以下にやや詳
しく考察する。
理由を、添付の図面を参照しながら以下にやや詳
しく考察する。
第1図は本発明方法の第1段階で化学的に処理
された木材、即ち処理木材aおよびそれを加熱圧
縮して得た化粧材bの摸式的断面図である。処理
木材aは反応体による化学的処理の結果、化学的
変化(水酸基のエステル化、エーテル化などによ
る非晶化)および構造的変化(膨潤化)を受けお
り、元の木材に較べて熱可塑性に富んでいる。従
つて、木材は損傷劣化を生じることなく空隙部A
において圧縮偏平化される。かくして緻密化され
た処理木材は空隙部Aで散乱される光が減少し、
従つて光の透過性が増大する。
された木材、即ち処理木材aおよびそれを加熱圧
縮して得た化粧材bの摸式的断面図である。処理
木材aは反応体による化学的処理の結果、化学的
変化(水酸基のエステル化、エーテル化などによ
る非晶化)および構造的変化(膨潤化)を受けお
り、元の木材に較べて熱可塑性に富んでいる。従
つて、木材は損傷劣化を生じることなく空隙部A
において圧縮偏平化される。かくして緻密化され
た処理木材は空隙部Aで散乱される光が減少し、
従つて光の透過性が増大する。
第2図は第1図と同様、処理木材aと加熱圧縮
して得られる化粧材bの模式的断面図であるが、
春材部と秋材部を比較し得る様に、より巨視的に
描いてある。導管、仮導管などによる空隙の多い
春材部は非晶化、膨潤化の程度が高く、圧縮緻密
化による変形が大きいために処理木材aの年輪巾
W1は、加熱圧縮後得られる化粧材bではW2に拡
大されている。この様な年輪巾の変化により、新
しい木目外観が得られるのである。
して得られる化粧材bの模式的断面図であるが、
春材部と秋材部を比較し得る様に、より巨視的に
描いてある。導管、仮導管などによる空隙の多い
春材部は非晶化、膨潤化の程度が高く、圧縮緻密
化による変形が大きいために処理木材aの年輪巾
W1は、加熱圧縮後得られる化粧材bではW2に拡
大されている。この様な年輪巾の変化により、新
しい木目外観が得られるのである。
尚上記加熱圧締に際しては、処理溶液による木
材の処理条件、ならびに加熱圧締条件を適宜設定
することにより、処理木材を溶融、ないしは一部
溶融せしめることもできる。
材の処理条件、ならびに加熱圧締条件を適宜設定
することにより、処理木材を溶融、ないしは一部
溶融せしめることもできる。
この溶融を生じせしめた場合には、一層緻密性
は向上し、高い透明性とさらに変化に富んだ木目
外観とを有し、耐摩耗性、耐クラツク性等の物性
にも優れた化粧材を得ることができる。
は向上し、高い透明性とさらに変化に富んだ木目
外観とを有し、耐摩耗性、耐クラツク性等の物性
にも優れた化粧材を得ることができる。
又、加熱圧締に際して、曲面状、U字状等の適
宜形状の押圧面を有する型材を用いてもよい。こ
の場合には、処理木材に熱可塑的性質が付与され
ているので、曲面状、折曲状等の立体形状に成形
された化粧材を割れ等の欠点部を生じることな
く、成形性よく形成することができるものであ
る。
宜形状の押圧面を有する型材を用いてもよい。こ
の場合には、処理木材に熱可塑的性質が付与され
ているので、曲面状、折曲状等の立体形状に成形
された化粧材を割れ等の欠点部を生じることな
く、成形性よく形成することができるものであ
る。
同様に導管構造模様等の適宜エンボス模様が刻
設された型材を用いて加熱圧締した際にも、極め
て容易かつ良好にエンボス模様付けを行うことが
できるものであり、更には、上記のような型材を
用いずとも、クツシヨン材を介して加熱圧締する
ことにより秋材部が凸で春材部が凹に形成された
凹状エンボス模様を形成させることができる。
設された型材を用いて加熱圧締した際にも、極め
て容易かつ良好にエンボス模様付けを行うことが
できるものであり、更には、上記のような型材を
用いずとも、クツシヨン材を介して加熱圧締する
ことにより秋材部が凸で春材部が凹に形成された
凹状エンボス模様を形成させることができる。
以上述べた様に、本発明方法で得られる化粧材
は装飾性に著しく優れていると同時に、耐摩耗
性、耐クラツク性などの物性にも優れており、曲
面状、折曲状などの成型体に容易に形成すること
ができるので、建築用材料、家具材料などの表面
化粧材として使用されるばかりではなく、更に広
範な用途に用いることができる。
は装飾性に著しく優れていると同時に、耐摩耗
性、耐クラツク性などの物性にも優れており、曲
面状、折曲状などの成型体に容易に形成すること
ができるので、建築用材料、家具材料などの表面
化粧材として使用されるばかりではなく、更に広
範な用途に用いることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。
する。
実施例 1
厚さ1mmで10cm×10cmサイズのスプルース材単
板を、無水酢酸4mlと氷酢酸30mlの混合液中に2
時間浸漬して前処理したのち、無水酢酸20ml,氷
酢酸6ml、トルエン7ml、過塩素酸0.1mlからな
る30℃に保たれた処理溶液中に4時間浸漬してエ
ステル化(アセチル化)反応を行なわせたのち、
氷酢酸50ml,酢酸カリウム0.3gからなる溶液に
20分間浸漬し、トルエンにて洗浄して、アセチル
化処理単板を得た。アセチル化による重量増加
率:40%。
板を、無水酢酸4mlと氷酢酸30mlの混合液中に2
時間浸漬して前処理したのち、無水酢酸20ml,氷
酢酸6ml、トルエン7ml、過塩素酸0.1mlからな
る30℃に保たれた処理溶液中に4時間浸漬してエ
ステル化(アセチル化)反応を行なわせたのち、
氷酢酸50ml,酢酸カリウム0.3gからなる溶液に
20分間浸漬し、トルエンにて洗浄して、アセチル
化処理単板を得た。アセチル化による重量増加
率:40%。
次いでこの処理単板を180℃、30Kg/cm2で10分
間加熱圧縮して化粧材を得た。
間加熱圧縮して化粧材を得た。
得られた化粧材は処理前の単板に較べると春材
部の木目巾が広がり、秋材部の木目巾が狭まつて
おり、これによつて新しい木目柄を呈する。一
方、JISK―6714に基いて光の透過性を測定した
ところ、透過率30%であつた。
部の木目巾が広がり、秋材部の木目巾が狭まつて
おり、これによつて新しい木目柄を呈する。一
方、JISK―6714に基いて光の透過性を測定した
ところ、透過率30%であつた。
比較例として上記と同一のスプルース材単板
を、処理溶液による処理を行なわずにそのまま上
記と同一の条件下で加熱圧締を行つて得た単板は
木目に変化は見られずJISK―6714に基く光の透
過率は3%であつた。
を、処理溶液による処理を行なわずにそのまま上
記と同一の条件下で加熱圧締を行つて得た単板は
木目に変化は見られずJISK―6714に基く光の透
過率は3%であつた。
実施例 2
実施例1で得られたアセチル化処理単板を、60
℃に加温された酸性染料をアシツドオレンジの
1%水溶液からなる着色液中に3時間浸漬し、着
色したのち180℃、30Kg/cm2で10分間加熱圧締を
行つた。得られた化粧材は、春材部が透明感のあ
る橙色を呈し木材組織内部まで均一に着色されて
装飾性に優れた外観を有していた。
℃に加温された酸性染料をアシツドオレンジの
1%水溶液からなる着色液中に3時間浸漬し、着
色したのち180℃、30Kg/cm2で10分間加熱圧締を
行つた。得られた化粧材は、春材部が透明感のあ
る橙色を呈し木材組織内部まで均一に着色されて
装飾性に優れた外観を有していた。
又比較例として、実施例1で用いた無処理単板
を、上記の着色液中に同一条件下で浸漬し着色し
たのち、上記と同一条件下で加熱圧締を行つた。
得られた単板は、表層のみが着色されているだけ
で透明感もなく装飾性に劣つていた。
を、上記の着色液中に同一条件下で浸漬し着色し
たのち、上記と同一条件下で加熱圧締を行つた。
得られた単板は、表層のみが着色されているだけ
で透明感もなく装飾性に劣つていた。
実施例 3
アシツドオレンジの代りにWhite×B.K.
CONC(住友化学(株)社製)を用いるほかは実施例
2と同様の操作を行なつた。
CONC(住友化学(株)社製)を用いるほかは実施例
2と同様の操作を行なつた。
得られた化粧材は、透明性に富み、木目柄に変
化を生じているのは勿論のこと、雅趣に富んだ螢
光を発した外観を有していた。
化を生じているのは勿論のこと、雅趣に富んだ螢
光を発した外観を有していた。
実施例 4
実施例1で得られたアセチル化処理単板を角部
が10Rの曲率半径の〓状の成形部を有する雌雄の
成形型間に挿入して180℃、30Kg/cm2で10分間加
熱圧締して〓状の化粧材を得た。この化粧材は割
れ等の欠点はなく、又、透明性に富み木目外観の
変化した美麗な化粧面を有していた。
が10Rの曲率半径の〓状の成形部を有する雌雄の
成形型間に挿入して180℃、30Kg/cm2で10分間加
熱圧締して〓状の化粧材を得た。この化粧材は割
れ等の欠点はなく、又、透明性に富み木目外観の
変化した美麗な化粧面を有していた。
第1図および第2図はともに処理木材aと化粧
材bの模式的断面図である。 A……空隙部、L……光、W1およびW2……年
輪巾、α1およびα2……年輪傾角、F……秋材
部、S……春材部。
材bの模式的断面図である。 A……空隙部、L……光、W1およびW2……年
輪巾、α1およびα2……年輪傾角、F……秋材
部、S……春材部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 木材薄板中のセルロース結晶が非晶化される
まで、木材成分の水酸基と反応し得る反応体で該
木材薄板を処理し、得られた処理薄板を加熱圧締
することからなる化粧材の製造方法。 2 反応体がエステル化剤またはエーテル化剤で
ある特許請求の範囲第1項に記載の化粧剤の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10489081A JPS587309A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 化粧材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10489081A JPS587309A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 化粧材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS587309A JPS587309A (ja) | 1983-01-17 |
| JPS6247686B2 true JPS6247686B2 (ja) | 1987-10-09 |
Family
ID=14392759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10489081A Granted JPS587309A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 化粧材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS587309A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04113682U (ja) * | 1991-03-22 | 1992-10-05 | 松下電工株式会社 | 出窓受け部の構造 |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5825904A (ja) * | 1981-08-08 | 1983-02-16 | 大建工業株式会社 | 木質材の改質法 |
| JPS59139321U (ja) * | 1983-03-08 | 1984-09-18 | 大建工業株式会社 | 木質積層体 |
| JPS59164701U (ja) * | 1983-04-19 | 1984-11-05 | 大建工業株式会社 | 木質成形体 |
| JPS60229702A (ja) * | 1984-04-28 | 1985-11-15 | 永大産業株式会社 | 強化単板の製造方法 |
| JPS6221505A (ja) * | 1985-07-23 | 1987-01-29 | 永大産業株式会社 | 強化単板の製造方法 |
| JPH01200903A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-14 | Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd | 木材の改質方法 |
| SE502967C2 (sv) * | 1994-08-22 | 1996-03-04 | Stora Kopparbergs Bergslags Ab | Granulat avsett för framställning av formade artiklar, förfarande för framställning av ett sådant granulat, samt förfarande för framställning av formade artiklar av trä eller annat cellulosahaltigt material |
| JP5362226B2 (ja) | 2008-01-17 | 2013-12-11 | 矢崎総業株式会社 | 電線 |
| JP5172767B2 (ja) * | 2009-04-02 | 2013-03-27 | 株式会社日立産機システム | 変圧器用複数線多段コイルの巻線装置 |
| JP5934911B2 (ja) * | 2012-04-09 | 2016-06-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 木質材の製造方法 |
| JP6558673B2 (ja) * | 2015-01-15 | 2019-08-14 | 国立大学法人愛媛大学 | 光透過性を有する植物系材料の製造方法、およびそれにより得られる光透過性を有する植物系材料 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2229953B1 (de) * | 1972-06-20 | 1973-07-05 | Dr C Otto & Co GmbH, 4630 Bochum | Koksofentuer mit umlaufender dichtungsschneide |
-
1981
- 1981-07-03 JP JP10489081A patent/JPS587309A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04113682U (ja) * | 1991-03-22 | 1992-10-05 | 松下電工株式会社 | 出窓受け部の構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS587309A (ja) | 1983-01-17 |
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