JPS6261016B2 - - Google Patents

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JPS6261016B2
JPS6261016B2 JP11955480A JP11955480A JPS6261016B2 JP S6261016 B2 JPS6261016 B2 JP S6261016B2 JP 11955480 A JP11955480 A JP 11955480A JP 11955480 A JP11955480 A JP 11955480A JP S6261016 B2 JPS6261016 B2 JP S6261016B2
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JP
Japan
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reaction
compound
methyl
bicyclo
mol
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JP11955480A
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Kikumasa Sato
Osamu Myamoto
Seiichi Inoe
Kyoshi Pponda
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6261016B2 publication Critical patent/JPS6261016B2/ja
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  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なビシクロ〔2・2・1〕ヘプタ
ン誘導体およびその製造方法に関する。さらに詳
しくは、本発明は、一般式() (式中R1はアルキルカルボニル基を表わし、
R2は低級アルキル基を表わす)で示されるビシ
クロ〔2・2・1〕ヘプタン誘導体およびその製
造方法に関する。
本発明により提供される一般式()で示され
る化合物は東洋調の香りに欠くことのできない東
インド産白檀油の主成分であるβ−サンタロール
を合成するために有用である。
白檀油に他の天然香料同様に供給不足の状況下
にあり、その主成分であるβ−サンタロールの合
成が望まれているが、これまでに提案されている
合成法は一般に工程数が多くかつ収率も低いため
に実用化されるには至つていない。
本発明者らは、β−サンタロールの有利な合成
法を確立するために鋭意研究した結果、一般式
() (式中R2は低級アルキル基を表わす)で示さ
れる2−メチル−3−アルコキシカルボニル−ビ
シクロ〔2・2・1〕ヘプト−2−エンをアニオ
ン化剤の存在下に一般式() (式中Xは臭素または塩素原子を表わし、R1
はアルキルカルボニル基を表わす)で示される
〔2Z〕−1−アルキルカルボニルオキシ−5−ハ
ロ−2−メチル−2−ペンテンと反応させること
により、前記の一般式()で示されるビシクロ
〔2・2・1〕ヘプタン誘導体が好収率で得られ
ることおよび該ビシクロ〔2・2・1〕ヘプタン
誘導体は容易にβ−サンタロールに導きうること
を見出し、本発明を完成するに至つた。
本発明の方法は次式で表わすことができる。
上式においてR1,R2およびXはそれぞれ前記
の意味を有する。好ましいR1はアセチル、プロ
ピオニル、ブチリルなどの炭素数4以下のアルキ
ルカルボニル基であり、R2としてはメチル、エ
チル、プロピル、ブチルなどの基が例示される。
XはBrまたはClであるが、好ましくはBrであ
る。
本発明に従い、一般式()で示される2−メ
チル−3−アルコキシカルボニル−ビシクロ
〔2・2・1〕ヘプト−2−エン(以下、化合物
()と記すことがある)にアニオン化剤を作用
させ、生ずるカルバニオンに一般式()で示さ
れる〔2Z〕−1−アルキルカルボニルオキシ−5
−ハロ−2−メチル−2−ペンテン(以下、化合
物()と記すことがある)を反応させることに
より、一般式()で示されるビシクロ〔2・
2・1〕ヘプタン誘導体が得られる。この反応に
おいて、アニオン化剤としては化合物()をア
ニオン化するに必要な活性を有する塩基性物質た
とえばナトリウムアミド、リチウムジアルキル
(またはシクロアルキル)アミド(たとえばリチ
ウムジイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘ
キシルアミド)などのアルカリ金属アミドを用い
ることができる。この反応は、通常、溶媒たとえ
ばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオ
キサンなどのエーテル系溶媒の存在下に、約−90
℃〜約50℃の温度で行われる。アニオン化剤の使
用量は化合物()1モルあたり約1〜2モル程
度が適しているが、この範囲外でも反応の実施は
可能である。化合物()は好ましくは化合物
()に対するモル比約0.8/1〜1.3/1の範囲
内で用いられる。
化合物()はたとえば下記の合成ルートで製
造することができる(参考例1参照のこと)。
なお、NBSはN−ブロモコハク酸イミド、
DBUは1,8−ジアザビシクロ〔5・4・0〕
ウンデカー7−エンを意味する。
化合物()は文献未載の化合物であるが、本
発明者らの研究によれば下記の合成ルートで容易
に製造することができる(参考例2参照のこ
と)。
上記の式においてRはアリール基、Mはアルカ
リ金属を表わし、R1およびXは前記定義のとお
りである。一般式()で示される本発明のビシ
クロ〔2・2・1〕ヘプタン誘導体はこれにジア
ルキルアルミニウムハイドライド好ましくはジイ
ソブチルアルミニウムハイドライドを作用させる
ことによりアルコキシカルボニル基を還元してヒ
ドロキシメチル基に転化し、次にこのヒドロキシ
メチル基をハロゲン化剤(たとえば三臭化リン)
によりハロゲノメチル基(たとえばブロモメチル
基)に導き、ハイドライド還元によりメチル基に
変換することにより容易にβ−サンタロールに誘
導しうることがわかつた。
化合物()から化合物()を得るための上
記の反応は、通常、ジアルキルアルミニウムハイ
ドライドを還元剤とし、ヘキサン、ベンゼン、ト
ルエンなどのハイドロカーボン系の溶媒を用い約
−78℃〜室温(約25℃まで)で行われる。還元剤
は化合物()1モル当り約1.8〜2.5モル程度用
いられ、とくに好ましくは、化合物()に対し
て還元剤のモル比として2.0/1〜2.2/1の間で
用いられる。
上記化合物()のハロゲン化により化合物
()を得るには、通常、テトラヒドロフラン、
ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル系溶
媒を用い、ハロゲン化剤(臭素化剤又は塩素化
剤)としては、五臭化リン、三臭化リン、五塩化
リン、三塩化リン、塩化チオニル等が用いられ
る。ハロゲン化剤は化合物()1モルあたり約
1.0〜2.0モル程度用いられ、とくに好ましくは化
合物()に対してモル比1/1〜1.5/1の範
囲で用いられる。反応温度としては、用いるハロ
ゲン化剤に応じ、それをハロゲン化剤とするハロ
ゲン化反応において通常一般に用いられている反
応温度を用いることができる。
化合物()からβ−サンタロールへ導くため
の、ハロゲン基を還元分解する反応は、通常、溶
媒としてヘキサン、ベンゼン、トルエン、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン等
ハイドロカーボン系又はエーテル系溶媒を用い、
還元剤として水素化リチウムアルミニウム、ソジ
ウムボロハイドライド又はアルミニウムハイドラ
イド等を用いて行われる。還元剤は化合物()
1モルあたり約1.8〜3.0モル程度用いられ、とく
に好ましくは化合物()に対してモル比約
2.0/1〜2.5/1の範囲内で用いられる。反応温
度としては、約−80゜〜約50℃の範囲の温度が用
いられる。
参考例 1 (i) クロトン酸エチル44.8g(0.393モル)、
NBS70g(0.393モル)、四塩化炭素200mlおよ
び過酸化ベンゾイル0.1g(触媒量)を内容積
500mlのナス型フラスコに入れ、塩化カルシウ
ム管のついた還流コンデンサーを付け、沸石を
入れ、10時間還流した。反応後、内容物を過
し、液を濃縮して蒸留した。これにより、γ
−ブロモクロトン酸エチル(b.p.66−67℃/
0.3mmHg、n25 1.5114)が収率66%で得られ
た。
(ii) γ−ブロモクロトン酸エチル7.2g(0.0375
モル)、シクロペンタジエン24.1g(0.36モ
ル)、ハイドロキノン約0.3gおよびベンゼン約
3c.c.を反応管に入れ、チツ素置換して封管後、
145℃で3時間反応を行なつた。反応後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフイーにより反応液
から炭化水素を除去し、ヘキサン:ベンゼン=
1:1の展開溶媒で生成付加体エステルをexo
endo体混合物として得た。これを蒸留精製し
エチル3−ブロモメチルビシクロ〔2・2・
1〕ヘプト−5−エン2−カルボキシレート
(b.p.100〜103℃/0.2mmHg、n201.5065)を収
率71%で得た。
(iii) 上記(ii)の方法で得た付加体エステル4g
(0.0155モル)、無水エタノール100c.c.、および
炭素に担持したPd触媒(Pd担持量5重量%)
0.25gをマーゲンスラスコに入れ、常圧常温で
水素を347c.c.反応させた。反応後、Pd/C廃触
媒を別し、液からエバポレーターでエタノ
ールを除去し、残留物を減圧蒸留した。これに
より、エチル3−ブロモメチルビシクロ〔2・
2・1〕ヘプタン2−カルボキシレート(b.
p.85−87℃/0.07mmHg、n20 1.5000)を収率90
%で得た。
(iv) 上記(iii)の方法で得たエチル3−ブロモメチル
ビシクロ〔2・2・1〕ヘプタン2−カルボキ
シレート9.2g(0.0354モル)と蒸留したDBU
(b.p.100℃/4mmHg)5.5g(0.0354モル)を
内容積100c.c.のナス型フラスコに入れ、溶媒と
してジメチルスルホキシド55c.c.を加えた。スタ
ーラーを入れ、80℃で6時間反応させた。反応
後、反応物を40c.c.の水にあけ、ジエチルエーテ
ルで抽出し、そのエーテル層を10%HClで中和
し、DBUを除去した。さらにエーテル層を飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を除去したのち減圧蒸留し2−メチル
−3−エトキシカルボニル−ビシクロ〔2・
2・1〕ヘプト−2−エン(b.p.101−101.5
℃/21mmHg)を収率40%で得た。この生成物
について測定したNMRスペクトルは下記のと
おりであつた。
n.m.r δ(CCl4): 1.25(m,2H(a)) 1.31(t,3H(b),J=6cps) 1.5−1.8(m,4H(c)) 2.07(s,3H(d)) 2.79(m,1H(e)) 3.22(m,1H(f)) 4.12(t,2H(g),J=6cps)ppm. なお、DBUのかわりにナトリウムエトキシド
またはカリウムtert.−ブトキシドを用いて脱HBr
反応を行なつた場合には、下記の化合物(b.p.96
−98℃/12mmHg,n20 1.4830)が収率60%で得ら
れた。
参考例 2 内容積200mlの四つ口フラスコにマグネチツク
スターラー、塩化カルシウム管付き冷却コンデン
サー、滴下ロートおよび温度計をとりつけ、この
フラスコにトリフエニルホスフイン6.8g(0.026
モル)と乾燥したアセトニトリル30c.c.を入れた。
マグネチツクスターラーでよく撹拌しながら、氷
浴で反応フラスコを0℃にした。滴下ロートから
臭素4.2g(0.026モル)をゆつくり適下し、温度
を10℃未満におさえた。滴下終了後30分撹拌し、
乾燥クロルベンゼン60c.c.を加え氷浴を油浴にか
え、還流温度まで徐々に昇温した。乾いた滴下ロ
ートを通して3−メチル−5,6−ジヒドロ−
2H−ピラン2.4g(0.024モル)とクロルベンゼン
10c.c.を混合しゆつくりと滴下した。20時間還流
し、反応容器を室温まで放冷した。ついで、まず
アセトニトリルとクロルベンゼンを減圧除去し、
結晶トリフエニルホスフインオキシドを吸引別
し、乾燥ペンタンで結晶を洗浄した。液と洗浄
液をあわせて、溶媒等低沸物を室温で減圧留去
し、粗1,5−ジブロモ−2−メチル−2−ペン
テン4g(収率69%)を得た。つぎにこの1,5
−ジブロモ−2−メチル−2−ペンテンを未精製
のままで内容積100c.c.の三角フラスコに入れ、さ
らに乾燥ジメチルホルムアミド40c.c.と無水酢酸ナ
トリウム2.1gを加え、密栓して室温で12時間撹
拌したのち20c.c.の水中にあけ、n−ヘキサン:ジ
エチルエーテル=1:1混合物で5回抽出し、有
機層(抽出液)を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムを加えて乾燥し、低沸点物を減圧除去
し、残留物を減圧蒸留した。これにより、〔2Z〕
−1−アセトキシ−5−ブロモ−2−メチル−2
−ペンテン2.3g(収率64%)を得た。この生成
物について測定したNMRスペクトルは次のとお
りであつた。
n.m.r(CCCl4)δ:1.90(s,3H)、2.00
(s,3H)、2.60(t,2H)、3.40(t,
2H)、4.60(t,2H)、6.20(m,1H)ppm. 実施例 1 内容積50c.c.の四つ口フラスコに滴下ロート、冷
却コンデンサー(水を通さない)、−100℃まで使
用できる温度計および窒素導入管をとりつけた。
この反応フラスコにジイソプロピルアミン0.18g
(0.0017モル)とテトラヒドロフラン2c.c.を入
れ、反応系内をマグネチツクスターラーで撹拌し
ながらメタノール−アセトン浴で−78℃まで冷や
した。n−ブチルリチウム0.0018モルを含むヘキ
サン溶液1.5c.c.をガスタイトシリンジにより反応
系に入れた。この温度のまま10分間撹拌し、つい
で室温にもどし、20分間撹拌すると反応溶液が黄
色になつた。ついで反応系内を−78℃にし、ヘキ
サメチルホスホリツクトリアミド(HMPT)0.35
g(0.002モル)を滴下ロートから滴下し、つい
で2−メチル−3−エトキシカルボニル−ビシク
ロ〔2・2・1〕ヘプト−2−エン0.3g
(0.0017モル)とテトラヒドロフラン1c.c.を同滴
下ロートを用いてゆつくりと滴下し、この温度で
30分間撹拌し、つぎに室温にもどし、2時間撹拌
し、さらに30℃に温度を上げて10分間撹拌した。
反応系内の温度を再度−78℃にもどし、〔2Z〕−
1−アセトキシ−5−ブロモ−2−メチル−2−
ペンテン0.5g(0.0023モル)とテトラヒドロフ
ラン1c.c.をゆつくり滴下した。この温度で2時間
反応させたのち室温にもどしつつ、8時間撹拌し
た。ついで反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液
にあけ、ジエチルエーテルで抽出し、飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムを加えて乾燥したの
ち、溶媒を減圧で除去し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフイーにより2−メチレン−3−エトキ
シカルボニル−3−(5′−アセトキシ−4′−メチ
ル−3′−ペンテニル)−ビシクロ〔2・2・1〕
ヘプタンを収率76%で得た。この際の適切な展開
溶媒としては、ヘキサン:酢酸エチルエステル=
9:1のものであつた。N.M.R.データは次の通
りであつた。
n.m.r.(CCl4)δ:1.20〜1.30(m,4H)、1.40
(t,3H)、1.60(s,3H)、1.70(m,
4H)、1.80(m,2H)、2.00(s,3H)、2.50
(s,1H)、2.60(s,1H)、4.00(q,
2H)、4.45(s,2H)、4.90(d,2H)、5.60
(m,1H)ppm. 実施例 2 アニオン化剤としてナトリウムアミドを使用し
て実施例1と同様の反応を行ない、2−メチレン
−3−エトキシカルボニル−3−(5′−アセトキ
シ−4′−メチル−3′−ペンテニル)−ビシクロ
〔2・2・1〕ヘプタンを収率54%で得た。
実施例 3 〔2Z〕−1−アセトキシ−5−ベロモ−2−メ
チル−2−ペンテンのかわりに〔2Z〕−1−アセ
トキシ−5−クロロ−2−メチル−2−ペンテン
を用いた以外は実施例1と同様にして反応を行な
い、2−メチレン−3−エトキシカルボニル−3
−(5′−アセトキシ−4′−メチル−3′−ペンテニ
ル)−ビシクロ〔2・2・1〕ヘプタンを収率38
%で得た。
実施例 4 2−メチル−3−エトキシカルボニル−ビシク
ロ〔2・2・1〕ヘプト−2−エンのかわりに2
−メチル−3−メトキシカルボニル−ビシクロ
〔2・2・1〕ヘプト−2−エンを用いた以外は
実施例1と同様にして反応を行ない、2−メチレ
ン−3−メトキシカルボニル−3−(5′−アセト
キシ−4′−メチル−3′−ペンテニル)−ビシクロ
〔2・2・1〕ヘプタンを収率62%で得た。この
生成物について元素分析を行なつた結果、計算値
C:70.56 H:8.55 実測値 C:70.38 H:
8.41 実施例 5 〔2Z〕−1−アセトキシ−5−ブロモ−2−メ
チル−2−ペンテンのかわりに〔2Z〕−1−プロ
ピオニルオキシ−5−ブロモ−2−メチル−2−
ペンテンを用いて実施例1と同様の反応を行なつ
たところ、2−メチレン−3−エトキシカルボニ
ル−3−(5′−プロピオニルオキシ−4′−メチル
−3′−ペンテニル)−ビシクロ〔2・2・1〕ヘ
プタンを収率60%で得た。この生成物について元
素分析を行なつた結果は下記のとおりであつた。
元素分析:計算値 C:71.82、H:9.04 実測値 C:71.76、H:8.89 参考例 3 (i) −78℃まで測れる温度計、塩化カルシウム管を
つけてジムロートコンデンサーは水は流さない)
および滴下ロートをつけた30mlの三つ口フラスコ
にマグネチツクスターラーを取り付け、この反応
器に化合物(′)0.2g(0.00063モル)と乾燥
トルエン6c.c.を入れ、ドライアイス−メタノール
浴で反応系内を−78℃にした。ついてジイソブチ
ルアルミニウムハイドライド(86−87゜/0.5mm
Hg)0.2g(0.0014モル)とトルエン1c.c.からな
る溶液を完全に湿度から遮断したガスタイト注射
器でとり、反応系にゆつくりと10分間で滴下し
た。同温度(−78℃)のまま3時間撹拌したのち
室温にもどし、5%酢酸3c.c.を反応系に入れ、ま
ずトルエン層を分取した。水層をエーテル(10ml
×3回)で分液し、トルエン層とエーテル層を合
わせて飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、有機層を焼
マグ(硫酸マグネシウム)で乾燥した。ついでエ
ーテル、トルエン等低沸点物を減圧で留去し、化
合物(′)を粗生成物収率86%で得た。この化
合物(′)は未精製のままでも次の反応にさし
つかえない。
化合物(′)の物性値 i.r.(neat):1730、1360、1240、1090cm-1 n.m,r.(CCI4)δ:1.25(m,4H)、1.60
(s,3H)、1.70(m,4H)、1.80(m,
2H)、2.00(s,3H)、2.53(s,1H)、2.63
(s,1H)、3.23(s,1H)、3.83(s,
2H)、4.43および4.55(2s,2H)、4.60(s,
2H)、5,31(m,1H)ppm (ii) 温度計、塩化カルシウム管をつけたジムロート
コンデンサーおよび滴下ロートをつけた30mlの三
つ口フラスコにマグネチツクスターラーを取りつ
け、この反応器に化合物(′)0.25g(0.0011
モル)、乾燥ピリジン0.01gおよび乾燥ジエチル
エーテル10c.c.を入れた。反応系内を0℃にし(氷
−塩−水系浴を使用)、乾燥三臭化リン0.2gを滴
下した。同温度(0℃)で2時間撹拌したのち飽
和Na2CO3水溶液を入れエーテル分液した。エー
テル抽出部を飽和食塩水(5c.c.×2回)で洗い、
硫酸マグネシウムを加えて乾燥した。低沸点分を
減圧留去し、化合物(′)を粗生成物収率92%
で得た。これも後の反応には未精製のままで用い
てなんら支障がない。
化合物(′)の物性値 i.r.(neat):1730、1230、1020cm-1 n.m,r.(CCl4)δ:1.25(m,4H)、1.60
(s,3H)、1.70(m,4H)、1.80(m,
2H)、2.00(s,3H)、2.53(s,1H)、2.63
(s,1H)、4.05(s,2H)、4.40(s,
2H)、4.85および4.96(2s,2H)、5.32(m,
1H)、ppm (iii) 化合物(′)→B−サンタロール 温度計、塩化カルシウム管をつけたジムロート
コンデンサーおよび滴下ロートをつけた30mlの三
つ口フラスコにマグネチツクスターラーを取りつ
け、この反応器にリチウムアルミニウムハイドラ
イドによつて十分に乾燥したテトラヒドロフラン
7c.c.とリチウムアルミニウムハイドライド0.03g
(0.00079モル)を入れた。この反応系に化合物
(′)0.22g(0.00067モル)と前と同様に処理
した乾燥テトラヒドロフラン12c.c.の混合物を滴下
した。その間、発熱をおさえるため反応器を水浴
にひたしておいた。系内温度22℃で3時間反応さ
せたのち、5%HCl水溶液(2c.c.)をゆつくり滴
下し、塩析し、エーテル抽出した(10ml×5
回)。エーテル層を飽和食塩水で洗浄し、ほぼ中
性にし、硫酸マグネシウムを入れて乾燥した。低
沸点分を減圧留去し、カラムクロマトグラフイー
によりヘキサン:クロロホルム=1:1混合溶媒
で望むべきβ−サンタロールを得た。反応器に入
れた化合物(′)に対するβ−サンタロールの
収率は39%であつた。しかし、最初にカラムより
得られるものは未反応原料化合物(′)であ
り、これを差し引くと、反応した化合物(′)
に対してはほぼ定量的にβ−サンタロールが得ら
れた。なおこのβ−サンタロールの物性値は文献
値に完全に一致した。
i.r.:3350、1660cm-1 n.m,r.(CCl4)δ:1.05(s,3H)、1.25
(m,4H)、1.63(s,3H)、1.70(m,
4H)、1.80(m,2H)、1.93(s,1H)、2.50
(s,1H)、2.60(s,1H)、4.06(s,
2H)、4.40および4.60(2s,2H)、5.26(m,
1H)、ppm。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中R1はアルキルカルボニル基を表わし、
    R2は低級アルキル基を表わす)で示されるビシ
    クロ〔2・2・1〕ヘプタン誘導体。 2 一般式() (式中R2は低級アルキル基を表わす)で示さ
    れる2−メチル−3−アルコキシカルボニル−ビ
    シクロ〔2・2・1〕ヘプト−2−エンをアニオ
    ン化剤の存在下に一般式() (式中Xは臭素または塩素原子を表わし、R1
    はアルキルカルボニル基を表わす)で示される
    〔2Z〕−1−アルキルカルボニルオキシ−5−ハ
    ロ−2−メチル−2−ペンテンと反応させること
    を特徴とする一般式() (式中R1およびR2は上記の意味を有する)で
    示されるビシクロ〔2・2・1〕ヘプタン誘導体
    の製造方法。
JP11955480A 1980-08-28 1980-08-28 Bicyclo 2 2 1 heptane derivative and its preparation Granted JPS5742659A (en)

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