JPS6261699B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6261699B2
JPS6261699B2 JP8020378A JP8020378A JPS6261699B2 JP S6261699 B2 JPS6261699 B2 JP S6261699B2 JP 8020378 A JP8020378 A JP 8020378A JP 8020378 A JP8020378 A JP 8020378A JP S6261699 B2 JPS6261699 B2 JP S6261699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knitting
cam
needle
carriage
butt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8020378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5512804A (en
Inventor
Yoshimori Sugita
Hiroshi Kitazawa
Nobuo Oonuma
Soichi Takeuchi
Takashi Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP8020378A priority Critical patent/JPS5512804A/ja
Publication of JPS5512804A publication Critical patent/JPS5512804A/ja
Publication of JPS6261699B2 publication Critical patent/JPS6261699B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knitting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は手編機のキヤリツジに係り、特に下
面には、左右一対の編成主カムと、引返し通路を
開閉可能な開閉カムやタツクカム等の複数種類の
切替えカムと、タツク編等の模様編の際に編針の
バツトを異なる二つのグループに選別する選針カ
ム機構と、その選針カム機構に対して編針のバツ
トを誘導し若しくは誘導しない二位置に切替え可
能な誘導カムとを設けるとともに、上面には、手
動操作にて通常の原位置から他の移動位置に変位
されることにより前記各種の切替えカムを前記模
様編に適した位置にそれぞれ移動配置させる複数
の手動操作部材と、その各手動操作部材を変位さ
れた移動位置に保持する保持位置及び手動操作部
材を釈放する解放位置の間に移動可能な保持部材
と、手動操作にて所定往復移動範囲内で特定の一
方の移動位置から他方の移動配置に移動されるこ
とにより前記誘導カムを誘導不作用位置から誘導
作用位置に移動位置させる補助操作部材とを備え
たキヤリツジに関するものである。
前記補助操作部材と保持部材との間に解除部材
を、その一側部及び他側部がそれらの部材とそれ
ぞれ対応するように配置し、補助操作部材を前記
他方の移動位置から一方の移動位置に移動させた
時、前記解除部材を介して保持部材が前記保持位
置から解放位置に移動されるように構成すること
により、例えば、前記タツク編等の模様編の状態
から平編の状態に切替えるために補助操作部材を
手動操作した時、前記誘導カムが誘導作用位置か
ら誘導不作用位置に切替えられると同時に、手動
操作部材が操作保持状態から自動的に解除され
て、前記切替えカムが模様編に適した移動位置か
ら平編に適した位置に移動され、前記手動操作部
材を補助操作部材とは別操作にて解除させるとい
う煩雑な操作を必要とせず、簡単な切替え操作で
直ちに編成を開始することができ、しかも手動操
作部材の解除操作をしわすれて誤つた編成を行う
おそれも確実に防止することができる新規な手編
機のキヤリツジを提供することにある。
以下、この発明を具体化した手編機の構成を図
面に従つて説明すると、図面中1は細長い針床で
あつて、その長手方向に渡つて多数の編針2と櫛
歯3とが交互に等ピツチで列設配置されている。
そして、各編針2は第2図に示すようにそのバツ
ト2aを前記針床1に形成された針溝1aから上
方に突出させた状態で、上下及び前後に移動し得
るようになつており、常には弾性部材1bによつ
てほぼ水平状態の上方位置に配置されている。4
は前記編針2の後方において針床1に設けられた
上方支持部材であつて、ノツクオーバー位置を含
んでその後方の休止位置に移動されている編針2
の後端下面を受けて、その編針2を上方位置に配
置するようになつている。5は上端縁に多数の編
針係止片5aを備えた複数枚の柄板であつて、第
3図において実線で示すようにその係止片5aが
所定の編針2の下方に位置してその編針2を下降
状態に係止保持する作用位置と、同図において鎖
線で示すように係止片5aが隣り合つた編針2の
間に位置して所定の編針に作用しない不作用位置
との間で、列設編針の半ピツチ分各別に移動でき
るようになつている。
次に、前記柄板5を不作用位置から作用位置に
移動制御するための構成を、第1図〜第5図に基
づいて説明すると、6は前記針床1の後部に設け
られた本体カバーであつて、その右側上面には横
長のカード挿入孔7が形成されている。8はその
カード挿入孔7の下方において針床1の後部に設
けられた支持枠であつて、第4図及び第5図に示
すようにその上面には一対の軸支板8aが立設さ
れている。9はその両軸支板8a間に回動可能に
支持された送り軸であつて、その右端部には爪車
10、その爪車と同歯数の平歯車11及び傘歯車
12を一体に形成した管体13が嵌合固定され、
中央部には一対のスプロケツトホイール14及び
カード送り胴15が嵌合固定されている。16は
前記カード挿入孔7からカード送り胴15の外周
に挿入される選針カードであつて、その両端には
前記スプロケツトホイール14の歯に係合する多
数の送り孔16aが形成され、中央部には単位模
様を構成するための信号孔部と無孔部とからなる
編針配列信号16bが、前記各送り孔16aに対
応し多段にわたつて設けられている。
17は前記カード送り胴15の下方において支
持枠8に上下動及び揺動可能に支持された複数本
の側面形ほぼU字状の信号読取り部材であつて、
第2図及び第4図に示すように読取り突部17
a、接触突部17b及び連結部17cを備え、各
読取り突部17aにおいて対応する選針カード1
6上の一段分の編針配列信号16bにそれぞれ作
用し、その配列信号16bが信号孔部である場合
には板ばね18の弾性力によつて上方位置に移動
配置され、配列信号16bが無孔部である場合に
は前記板ばね18の弾性力に抗して下方位置に配
置されるようになつている。19は前記送り軸9
の下方において支持枠8の両軸支板8a間に回転
可能に支持された回転カム体であつて、前記の上
方位置に移動された信号読取り部材17の接触突
部17bに係合し、その突部17bを読取り突部
17aを回動中心として揺動させるようになつて
いる。20は前記各信号読取り部材17の接触突
部17bを所定の柄板5と各別に連結するように
前記支持枠8を支点として水平揺動可能に支持さ
れた作動杆であつて、第2図の上方位置に移動さ
れた信号読取り部材17が回転カム体19の回転
にともなつて揺動された時、所定の柄板5を第3
図の実線で示す作用位置に移動させるようになつ
ている。
次に、前記針床1上に装架されたキヤリツジの
左右摺動にともなつて選針カード16をその編針
配列信号16bの一段分ずつ移送するための構成
を、第1図及び第4図〜第10図に従つて説明す
ると、21は前記送り軸9の下方において支持枠
8に上下動可能に支持された摺動板であつて、第
5図及び第9図に示すようにその後面には支持枠
8の後方に突出する平面形ほぼU字状の支持板2
1a及び係合ピン22が固定され、その下端と前
記支持枠8との間に設けられた圧縮ばね23によ
り下方に向かつて付勢されている。24は前記爪
車10の軸線と平行な軸線を中心にして回動し得
るように、支軸25により前記支持板21aに回
動可能に支持された送り片であつて、第5図及び
第10図に示すようにその上端には爪車10の歯
と対応する送り作用端24a及びその側部で上方
に延びる案内片24bが形成されている。26は
前記支軸25に巻装された巻ばねであつて、前記
送り作用端24aを爪車10の軸線に接近させる
ように送り片24を第6図の反時計方向に回動付
勢している。
27は前記送り軸9と同一軸線上において右方
の軸支板8aの側面に回動可能に支持された切替
え部材であつて、第6図及び第10図に示すよう
にその下部外周には前記送り片24の前面に当接
する衝合片27aが折曲形成され、上部には前記
本体カバー6の開口から上方に突出する操作つま
み27bが設けられている。28は前記切替部材
27の一部に嵌挿支持され、板ばね29により前
記右方の軸支板8aに向かつて押付けられた係合
球であつて、切替部材27の回動操作にともなつ
て軸支板8aに形成された2個の係合孔30のい
ずれかに係合し、その切替部材27を後方又は前
方の回動位置に保持するようになつている。そし
て、第6図及び第7図に示すように前記切替部材
27が後方の回動位置に保持された場合には、前
記送り片24がその切替部材27の衝合片27a
により支持されて、その送り作用端24aが爪車
10の歯と対応した送り位置に配置され、又第8
図に示すように前記切替部材27が前方の回動位
置に保持された場合には、前記衝合片27aによ
り送り片24が巻ばね26の作用に抗して時計方
向に回動され、その送り作用端24aが爪車10
の歯と係合しない非送り位置に変位されるように
なつている。31は前記右方軸支板8aの後端折
曲部の前面に取付けられた傾斜状の仕切り規制片
であつて、前記送り片24の案内片24bが第6
図及び第7図の送り位置において摺動板21とと
もに往復運動された時に描く軌跡と、第8図の非
送り位置において同様に往復運動された時に描く
軌跡との間に固定的に配置されるようになつてい
る。
32は前記支持枠8の上面に立設された支持
筒、33はその支持筒32の外周に回転可能に支
持された回転円板であつて、第4図に示すように
その上部には平歯車34が形成されるとともに下
部には前記回転カム体19に動力を伝達するため
の傘歯車35が形成され、前記平歯車34と針床
1の左端後部に設けられた平歯車(図示しない)
との間には無端ベルト36が掛装されていて、模
様編の場合等においてキヤリツジの左右摺動にと
もない無端ベルト36が往復走行される時、この
回転円板33が往復回転されるようになつてい
る。37は前記支持筒32を貫通して支持枠8に
回転可能に支持された往復回転軸であつて、その
下端部には2個のフエイスカム38,39が固定
され、その上端部と前記回転円板33の上面との
間に設けられた伝達機構40により、前記キヤリ
ツジの摺動方向切替え毎に回転円板33と同方向
へ約360度回転されるようになつている。
41は右端部において支軸42により前記支持
枠8の後面に回動可能に支持された作動レバーで
あつて、第4図〜第6図に示すようにその左端上
面において前記摺動板21後面の係合ピン22に
係合するとともに、ほぼ中央部には前記上方フエ
イスカム38に接触する従動子41aが回転自在
に取着され、前記往復回転軸37の回転にともな
い上方フエイスカム38によりこの作動レバー4
1が往復回動されて、前記送り片24に往復運動
を付与するようになつている。43は前記送り軸
9の右端下方において支持枠8に上下動可能に支
持された妄動防止片であつて、圧縮ばね44の作
用により上方に移動付勢されて常には前記送り軸
10上の平歯車11の歯間に係合し、その送り軸
10の妄動を防止するようになつている。
45は前記支持枠8の下部に回動可能に支持さ
れた回動軸であつて、第2図及び第4図に示すよ
うにその後方に突設された3個のアーム46の先
端部間には前記各信号読取り部材17の連結部1
7cに係合する押圧杆47が架設されるととも
に、右側アーム46には前記下方フエイスカム3
9に係合する従動子46aが突設され、前記往復
回転軸37の往復回転にともない送り片24を介
して送り軸9が爪車10の一歯分ずつ間歇送りさ
れる時、その間歇送り動作に先立つて前記下方フ
エイスカム39により押圧杆47が下動され、上
方位置にある信号読取り部材17を押圧下降させ
てすべての信号読取り部材17を下方位置に配置
させるようになつている。48は前記送り軸9の
右端近傍において支持枠8に回動及び上下動可能
に支持された操作軸であつて、第1図及び第4図
に示すようにその上端部には前記本体カバー6の
上方に突出する操作つまみ49及び前記送り軸9
上の傘歯車12に係脱する傘歯車50が固定さ
れ、下端には前記押圧杆47に係合する係合片5
1が相対回動可能に取着されている。そして、こ
の操作軸48は前記信号読取り部材17に付与さ
れた板ばね18の作用及び押圧杆47に付与され
た引張ばね(図示しない)の作用により常には第
4図に実線で示す上方位置に保持されており、前
記操作つまみ49によりこの操作軸48を同図に
鎖線で示す下方位置に押圧して回動操作した時に
は、前記係合片51により押圧杆47を介して信
号読取り部材17が下方位置に配置された後、両
傘歯車50,12を介して送り軸9が回動され、
前記選針カード16の挿入等を行い得るようにな
つている。
従つて前記操作軸48の押圧及び回動操作によ
り選針カード16をカード送り胴15の外周に挿
入した後、前記操作つまみ27bにより切替部材
27を第6図の後方回動位置に切替え配置して、
模様編等の編成を行うと、キヤリツジの摺動方向
切替え毎に信号読取り部材17が下方位置に整列
配置され、その後作動レバー41の往復回動によ
り送り片24が往復動されて、第7図に示すよう
に送り軸9が爪車10の一歯分ずつ間歇回動さ
れ、選針カード16はその編針配列信号16bの
一段分ずつ移送される。又、前記切替部材27を
第8図の前方回動位置に切替え配置した場合に
は、作動レバー41の往復回動により送り片24
が往復回動されても、その送り片24が切替部材
27の衝合片27aに導かれて、爪車10に係合
することなく仕切り規制片31の後方に逃げるた
め、送り軸9が回動されず選針カード16は静止
状態に維持される。
次に、前記針床1上に左右摺動可能に装架され
たキヤリツジについて説明すると、60はキヤリ
ツジの台板であつて、第1図及び第11図に示す
ようにその上部にはキヤリツジカバー61が取付
けられるとともに、前部には前後一対の給糸口6
2a,62b等を備えた編地押え62が装着され
ている。そこで、まず第12図〜第16図に基づ
き前記台板60の下面に左右対称的に配設された
カム機構について詳述すると、63は台板60下
面の前方寄りに横設されその前側に前側休針バツ
ト通路を形成する前方カム体、64は同じく後方
寄りに横設された後方カム体であつて、その後側
には休止位置に配置された編針2のバツト2aを
通すための休針バツト通路65が形成されてい
る。66は前記前方カム体63と後方カム体64
との間に配設された左右一対の編成主カムであつ
て、その両編成主カム66間には後方カム体64
の前縁に沿つて引返し通路67が形成されるとと
もに、両編成主カム66の左右両側にはその編成
主カムによりノツクオーバー位置の少しく後方ま
で後退された編成に関与する編針2のバツト2a
を案内するための基準バツト通路68が後方カム
体64の前縁に沿つて形成されている。
そして、前記両編成主カム66の近傍には複数
種類の切替えカムが配設されている。すなわち、
69は各編成主カム66の後端において引返し通
路67を開閉するように、第12図の鎖線位置と
実線位置とに切替え配置可能に設けられた左右一
対の開閉カム、70は両編成主カム66間におい
て前記引返し通路67を開閉するように、同図の
実線位置と鎖線位置とに切替え配置可能に設けら
れた左右一対のタツクカム、71,72は編成に
関与する稼動編針2のバツト2aを前後の二位置
にして異なつた二つの編成バツト通路73,74
に誘導し得るように、各編成主カム66の外方及
び内方において同図の鎖線位置と実線位置とに切
替え配置可能に設けられた二色同時編込み編用の
左右各一対の切替えカム及び補助下げカムであ
る。
又、前記各編成主カム66の外側には、二色同
時編込み編、タツク編等の模様編の際に編針2の
バツト2aを異なつた前後の二位置に選別するた
めの選針カム機構が設けられている。すなわち、
75は前記基準バツト通路68の前方においてそ
のバツト通路と平行に延びるように横設配置され
た選針部材としてのほぼ逆山形状の圧下カムであ
つて、前記編成主カム66の後端から基準バツト
通路68の前方へ所要量前進された編針2のバツ
ト2aを、第3図に示すようにこの圧下カム75
により順次下方へ一定期間圧下移動させた後に釈
放し、各編針2を弾性部材1bの弾性力に抗して
一時的に下方位置へ下降させるようになつてい
る。従つて、これらの下降された編針2の内、第
3図において実線で示すように作用位置に移動さ
れた柄板5の編針係止片5aと対応するものにつ
いてはその係止片5aに係止されて、キヤリツジ
の摺動にともない圧下カム75の圧下作用から釈
放された後でもその下方位置に係止保持され、
又、同図において鎖線で示すように不作用位置に
配置された柄板5の編針係止片5aと対応するも
のについてはその係止片5aに係止されず、圧下
カム75の圧下作用から釈放された後、前記弾性
部材1bの弾性力によつて上方位置へ復帰移動さ
れる。
76は前記各圧下カム75の両側方に配設され
た選別カムであつて、第3図及び第12図に示す
ようにそのほぼ中央部にはV字状に交差する一対
の傾斜カム部76a,76bが形成され、内側の
傾斜カム部76aの下端縁には前記下方位置に係
止保持された編針2のバツト2aをそのまま下方
に潜らせて通過させるための切欠部76cが形成
されている。従つて、キヤリツジの摺動にともな
い前記の上方位置に配置された編針2について
は、そのバツト2aが前記切欠部76cを通過す
ることなく、内側の傾斜カム部76aに沿つて後
方へ移動された後にキヤリツジの下面から横方向
に脱出して、後方位置に選別され、又前記の下方
位置に係止保持された編針2については、そのバ
ツト2aが切欠部76cを通過した直後におい
て、対応する信号読取り部材17が回転カム体1
9の作用から解放されて、柄板5が作用位置から
不作用位置に復帰移動され、その編針係止片5a
が編針2を係止状態から解放するため、その編針
2は弾性部材1bの弾性力で上方位置に復帰さ
れ、そのバツト2aが外側の傾斜カム部76bに
沿つて前方へ移動さた後にキヤリツジの下面から
横方向に脱出して、前方位置に選別される。
さらに、前記基準バツト通路68と圧下カム7
5との間には編針2のバツト2aの進路を切替え
るための誘導カム等がそれぞれ配設されている。
すなわち、77は前記圧下カム75の後部に一体
的に形成された支持ブロツクであつて、第16図
に示すようにその下面内側寄りには位置決めピン
77aが突設されるとともに、外側寄りには貫通
孔77bが形成されている。78は前記貫通孔7
7bを通してキヤリツジの台板60に螺合された
固定ねじ79により前記支持ブロツク77の下面
及び後面に当接固定された取付板であつて、その
内側寄りには前記位置決めピン77aと係合する
位置決め孔78aが形成されるとともに、内側端
には水平な保持片78bが突設され、外側端には
垂直な軸支片78cが形成されている。
80は前記台板60の下面に突設された支持ボ
ス81に支持ピン80aを嵌挿し、その支持ボス
81と前記取付板78の保持片78bとの間で回
動可能に挾持された誘導カムであつて、第16図
から明らかなようにその上方アーム部の上面には
連係ピン80bが突設され、第12図において実
線で示すように開放端部が前記基準バツト通路6
8の前側部に臨み、かつその基準バツト通路68
から少しく前進された編針2のバツト2aに係合
してそのバツト2aを前記圧下カム75の下部に
誘導させる誘導作用位置と、同図において鎖線で
示すように開放端部が圧下カム75の始端部すな
わち内端部側に位置し、前記編針2のバツト2a
に係合してそのバツトを圧下カム75の下部に誘
導させることなく基準バツト通路68内に導入さ
せる誘導不作用位置との間で切替え配置さるよう
になつている。82は第12図及び第15図に示
すように前記各誘導カム80の後方において後方
カム体64に形成された切欠部の下面に固着され
た固定カム板であつて、その内側前面には傾斜カ
ム面82aが形成されている。
83は前記誘導カム80に近接して基準バツト
通路68の始端部近傍に位置するように、前記固
定カム板82の上面に回動可能に支持された一方
向案内カムであつて、第15図及び第17図に示
すようにその上方突出片83aには台板60上面
の線ばね84が掛止され、常にはその前端部が前
記誘導作用位置にある誘導カム80の開放端部の
少しく前方に配置されるように、第12図におい
て実線で示す突出位置に保持されている。そし
て、この突出位置におかれた一方向案内カム83
は、前記基準バツト通路68の内側にて誘導カム
80の開放端部の内方から同端部に向かつて案内
される編針2のバツト2aとの係合に堪えて、そ
のバツト2aを前記誘導カム80上に前進誘導さ
せるとともに、誘導カム80の基端部側から開放
端部側に案内される編針2のバツト2aとの係合
により、第12図において鎖線で示すように前記
固定カム板82上面の回避位置に回避回動され
て、そのバツト2aの通過を許容するようになつ
ている。又、この一方向案内カム83は二色同時
編込み編等の模様編の状態から平編の状態に切替
えられた時、前記線ばね84の作用に抗して第1
2図の突出位置から第14図の回避位置に回動さ
れて、その位置に保持されるようになつている。
85は第12図及び第16図から明らかなよう
に前記各取付板78の外側においてキヤリツジの
台板60下面に突設された支持ピン86に軸支筒
部85aを嵌挿し、その支持ピン86の下端に嵌
合される取付板78の軸支片78cにより支持ピ
ン86の周りで回動可能に支持された補助案内カ
ムであつて、第17図に示すようにその上方突出
片85bと台板60上面との間には引張ばね87
が設らけれ、第12図に示すように常には前記選
別カム76の内側傾斜カム部76aに沿つて圧下
カム75の下部から基準バツト通路68に至るバ
ツト通路を閉鎖した位置に保持されている。そし
て、この閉鎖位置におかれた補助案内カム85
は、基準バツト通路68の外側から内側に案内さ
れる編針2のバツト2aが編成振動等により前記
選別カム76の内側傾斜カム部76aの後端付近
から圧下カム75の下部に侵入するおそれを防止
し、又、圧下カム75側から内側傾斜カム部76
aに沿つて基準バツト通路68内に誘導される編
針2のバツト2aとの係合により前記閉鎖位置か
ら開放位置に回動され、そのバツト2aの通過を
許容するようになつている。
次に、前記各種の切替えカム69〜72、誘導
カム80等を切替え配置するために、キヤリツジ
の台板60上面に設けられた手動操作機構の構成
を、第17図〜第21図に従つて説明すると、9
0は台板60の上面中央部に固定された取付板、
91はその取付板90の下面に前後方向へ移動可
能に支持された5個の手動操作部材として操作杆
であつて、第17図及び第21図に示すようにそ
の前端寄りの一側には掛止凹部91aがそれぞれ
形成されるともに、前端部には前記キヤリツジカ
バー61の前方に突出する押釦91bがそれぞれ
取着され、それらの押釦91bと前記取付板90
との間に介装された圧縮ばね92により常には第
19図に示す前方位置に付勢保持されている。9
3は前記各操作杆91と交差するように取付板9
0の下面に左右方向へ移動可能に支持された保持
部材であつて、その後端縁には前記各掛止凹部9
1aに係合し得る掛止突片93aが突出形成さ
れ、その一側部と取付板90との間に介装された
圧縮ばね94により常には第21図に示す一方の
移動位置に付勢保持され、前記操作杆91が押釦
91bの選択操作により前方位置から後方に押圧
移動された時、前記掛止凹部91aと掛止突片9
3aとの係合によりその操作杆91を第17図に
示す後方の移動位置に保持するようになつてい
る。
そして、この実施例においては、第1図、第1
1図及び第21図に示す右側(第17図及び第1
9図においては左側)の2個のすべり目編用の押
釦91bを押圧操作して、その操作杆91が後方
の移動位置に保持された場合には、前記取付板9
0の下面に回動可能に支持された連係レバー95
を介して台板60下面の開閉カム69が第12図
の実線位置から鎖線位置に切替え配置され、同じ
く第1図、第11図及び第21図に示す左側(第
17図及び第19図において右側)の2個のタツ
ク編用の押釦91bを押圧操作した場合には、前
記連係レバー95等を介して前記開閉カム69及
びタツクカム70が第12図の実線位置から鎖線
位置に切替え配置され、さらに中央の1個の二色
同時編込み編用の押釦91bを押圧操作した場合
には、前記取付板90の下面に前後動可能に支持
された作動レバー96を介して台板60下面の切
替えカム71及び補助げ下カム72が第12図の
鎖線位置から実線位置に切替え配置されるように
なつている。
97は前記キヤリツジ台板60の上面後端部に
前後動可能に支持された掛止板であつて、第17
図及び第20図に示すようにその前端両側には傾
斜面98aを有した操作片98が突出形成され、
後方の掛止位置に移動された時、第1図及び第2
図に示すようにその後端縁において針床1の全長
に渡つて設けられたレール部99に係合して、キ
ヤリツジの浮き上がりを防止するようになつてい
る。100は台板60の下面後端部の左右におい
て前後動可能に設けられた一対の係合板であつ
て、その前端上面には操作ピン100aが台板6
0の長孔を通つて上方に突出され、後方の係合位
置に移動された時、第2図に示すようにその後端
部において前記無端ベルト36の係合孔に係合す
るようになつている。なお、前記レール部99の
起立部の上下中間には、前記係合板100の横移
動に支障を来たさないようにする樋状の逃げ溝9
9aが設けられ、その逃げ溝99aの上下両側前
面部には前記無端ベルト36との接触面積を少な
くして、そのベルト36の走行を円滑かつ軽快に
させるための打ち出し部99bが長手方向に所定
間隔で多数設けられている。
101は前記掛止板97上において台板60の
上面左右に植立した一対の軸ピン102に長孔1
01aを遊嵌して左右動可能に支持され補助操作
部材としての摺動板であつて、第17図に示す平
編、模様編、ワンポイント模様編(部分模様編)
及びキヤリツジ取外しの四位置、、、に
移動配置できるように、その前端縁には前記取付
板90の後面に取着された弾性掛止板103に係
合する複数個の掛止凹部101bが形成されてい
る。104は前記キヤリツジカバー61の上面に
突出するように、一方の軸ピン102に回動可能
に支持された操作つまみであつて、その下部には
前記摺動板101の一側上面に固定されたラツク
板105に噛合うピニオン106が設けられ、こ
の操作つまみ104を回動操作することにより摺
動板101を前記の四位置〜に切替え配置し
て、前記誘導カム80、一方向案内カム83、保
持部材93、掛止板97、係合板100等の関連
動作を制御するようになつている。
すなわち、107は前記誘導カム80を切替え
動作させるために、摺動板101の中央部前縁に
形成された左右一対のほぼ山形状の端面カム、1
08は後述する針床1上の作動カムと前記誘導カ
ム80との間に設けられた作動切替え機構を接離
動作させるために、摺動板101の後端部に形成
された左右一対のほぼ山形状のカム溝、109は
前記一方向案内カム83及び後述する端針選択装
置の感知部材を切替え動作させるために、前記各
長孔101aの前方において摺動板101の前端
部に形成された左右一対のカム溝である。又、1
10は前記各長孔101aの後方において摺動板
101の後端部に形成された左右一対のほぼ山形
状のカム孔であつて、その後端縁に前記係合板1
00の操作ピン100aが線ばね111の作用で
押圧係合され、その係合板100を摺動板101
の位置,で前進させ、位置,で後退させ
るようになつている。112は摺動板101の左
右両側縁に形成された一対の作動片であつて、そ
れらの縦溝112aに前記掛止板97の操作片9
8が嵌挿され、その掛止板97を摺動板101の
位置,,で後退させ、位置で前進させる
ようになつている。
次に、前記摺動板101の端面カム107、カ
ム溝108及び針床1上の作動カムと前記誘導カ
ム80との連係構成を、第22図〜第27図に従
つて詳細に説明すると、120は前記両端面カム
107の近傍において台板60に貫通固定された
支持ピン121に長孔120aを嵌挿して、台板
60の上面に回動及び摺動可能に支持された左右
一対の第1作動部材であつて、その外端部上面に
は係合ピン120bが突設されるとともに、下面
には作動ピン120cが前記係合ピン120bと
同一軸線上で台板60の透孔を通つて前記休針バ
ツト通路65の後方位置に突出されている。12
2は台板60の下面において前記支持ピン121
に回動可能に支持された左右一対の第2作動部材
であつて、その一端部には前記誘導カム80の連
係ピン80bと係合する長孔122aが形成され
るとともに、他端部上面には台板60の透孔を通
つて上方に延びる操作ピン122bが突設され、
この操作ピン122bにおいて引張ばね123の
作用により前記摺動板101の端面カム107に
押圧係合されている。そして前記誘導カム80
は、摺動板101の位置,,で引張ばね1
23の作用により第23図に示す誘導不作用位置
に保持され、位置で前記端面カム107により
第2作動部材122を介して第22図に示す誘導
作用位置に切替え配置されるようになつている。
124は前記第1及び第2作動部材120,1
22を接合、解離させるために、第2作動部材1
22のほぼ中央部において第1作動部材120の
作動ピン120cが嵌挿するように形成された接
離用透孔であつて、作動ピン120cと係脱し得
る係合部124a及び解放部124bを備え、第
22図に示すように第1作動部材120が一方の
位置に移動された時には、作動ピン120cが解
放部124bに位置して前記両部材120,12
2の連結を解離し、第23図に示すように第1作
動部材120が他方の位置に移動された時には、
作動ピン120cが係合部124aに係合して両
部材120,122を互いに接合させるようにな
つている。125は前記各第1作動部材120の
上方において支持ピン126により台板60の上
面に回動可能に支持された左右一対の切替え作動
板であつて、その中央部上面には前記摺動板10
1のカム溝108に係合する操作ピン125aが
突設されるとともに、前端部には前記第1作動部
材120の係合ピン120bと係合する屈曲状の
長孔125bが形成され、前記摺動板101の位
置,,においては第1作動部材120を第
22図に示す一方の位置に移動配置し、位置に
おいては第1作動部材120を第23図に示す他
方の位置に移動配置するようになつている。又、
前記切替え作動板125の長孔125bは、第2
3図に示すように第1及び第2作動部材120,
122が互いに接合された状態で後記作動カムに
より一体的に回動される時、第1作動部材120
の係合ピン120bの回動を許容し得るように、
その屈曲部よりも基端部側が若干幅広に形成され
ている。
127は針床1の上面後端寄りに着脱可能に装
着される作動カムであつて、前記摺動板101を
位置すなわちワンポイント模様編(部分模様
編)の位置に選択配置し、第23図に示すように
誘導カム80が誘導不作用位置に切替えられると
ともに、第1及び第2作動部材120,122が
互いに接合された状態において、キヤリツジの摺
動にともない編成に関与する連続した所要本数の
編針群の範囲に対応して、前記誘導カム80を誘
導不作用位置から誘導作用位置に回動させるよう
になつている。
そこで、この作動カム127の構成を第24図
及び第25図に従つて詳細に説明すると、128
は作動カム127の下面前端縁に突出形成された
複数個の掛止突起であつて、前記針床1の針溝1
a後端に嵌合して、作動カム127を左右方向及
び後方へ移動不能に位置決めするようになつてい
る。129,130は作動カム127の下面後端
縁に形成された横方向に延びる凹溝及び規制突片
であつて、作動カム127の装着状態でその凹溝
129内には針床1の上面に突出した複数個のカ
シメピン131の頭部が位置し、その頭部と規制
突片130との係合により作動カム127の前方
への移動を規制するようになつている。132は
作動カム127の上面後端寄りに形成された平面
形ほぼ山形状のカム溝であつて、第27図a,b
に示すようにキヤリツジの摺動にともない、前記
第1作動部材120の作動ピン120cに係合し
て第1及び第2作動部材120,122を一体的
に回動させ、前記誘導カム80を誘導不作用位置
から誘導作用位置に切替え配置するようになつて
いる。従つて、このカム溝132に対応した連続
する所要本数の編針群のバツト2aは、誘導カム
80により圧下カム75の下部に誘導案内され、
その編針群についてのみ前記選針カード16上の
編針配列信号16に基づく選針の型が付与され
る。
なお、133は前記カム溝132の左右両端位
置に対応して作動カム127の上面前端に形成さ
れた一対の凹状の指示線であつて、前記選針の型
が付与される編針群の範囲の左右各端部の編針を
指示するようになつている。134,135は作
動カムの上面前端のほぼ中央部に形成された凹状
の表示マーク及び表示符号であつて、星形の表示
マーク134がワンポイント模様編の使用態様を
示し、「24」の表示符号135が前記カム溝13
2に対応した編針2の本数を示している。
次に、前記摺動板101のカム溝109と一方
向案内カム83との連係構成を第17図〜第20
図に従つて説明すると、136はカム溝109の
近傍において支軸137により台板60の上面に
回動可能に支持された左右一対の作動レバーであ
つて、それらの内端部には前記一方向案内カム8
3の上方突出片83aと係合し得る作用部136
aが形成されるとともに、外端部上面には前記カ
ム溝109に係合する操作ピン136bが突設さ
れ、前記摺動板101の位置,,において
は一方向案内カム83を第12図中実線で示す突
出位置に配置させ、位置においては一方向案内
カム83を第14図中破線で示す回避位置に切替
え配置するようになつている。
従つて、前記摺動板101が位置又はに選
択配置され、二色同時編込み編等の模様編若しく
はワンポイント模様編を行う場合には、第12図
及び第26図に示すように誘導作用位置に配置さ
れた誘導カム80の開放端部の内方から同端部の
方向に案内される編針2のバツト2aが、その開
放端部に衝突したり基準バツト通路68内に導入
さたりすることもなく、前記突出位置の一方向案
内カム83に沿つて誘導カム80上に前進誘導さ
れた後、圧下カム75の下部へ円滑に誘導され
る。又、前記摺動板101が位置に選択配置さ
れて平編を行う場合には、第14図に示すように
一方向案内カム83が回避位置に切替え配置され
るため、その編出し時に先端フツクに対して糸が
供給掛止され、編成主カム66によりノツクオー
バー位置の少しく後方まで後退された後、基準バ
ツト通路68内に誘導される編針2が、前記一方
向案内カム83により再び前進されてそのフツク
が櫛歯3の前方に若干突出し、前記の掛止された
糸がフツクから外れるという不都合もなく、容易
かつ確実に編出しを行うことができ、しかも平編
の編成中には、編成主カム66によりノツクオー
バー位置の少しく後方まで後退されて新しい編目
が形成された後、基準バツト通路68内に誘導さ
れる編針2が、一方向案内カム83により再び前
進されてそのフツクが櫛歯3の前方に若干突出
し、前記の新しく形成された所定の大きさの編目
が緩んでその糸量が同一コースの他の編目に吸収
され、編目の大きさが不揃いになるという不具合
もなく、編目の大きさが均一な編地を得ることが
できる。
次に、二色同時編込み編等の模様編に際して前
記台板60下面の圧下カム75の圧下作用を受け
る稼動編針群の両端部の端編針2を、その端編針
に隣接する休針バツト通路65の休止編針2の感
知に基づいつ、圧下カム75の外端部付近で前方
に移動させ、その端編針の進路を変更させるため
の端針選択装置の構成を、第28図〜第33図に
従つて説明する。
140は前記両圧下カム75の外端部付近で後
方カム体64を貫通して台板60の下面に前後方
向へ移動可能に支持された左右一対の作動板であ
つて、その前端外側には台板60の透孔を通つて
上方に延びる上方突出片140aが折曲形成さ
れ、その上方突出片140aの上端と前記作動レ
バー136の外端との間に掛装された引張ばね1
41により、常には第12図及び第28図に示す
後方位置に付勢保持されている。142は前記両
作動板140の後端下面にそれぞれ固定された感
知部材であつて、その後面にほぼ山形状の係合面
142aが形成さ、常には第12図及び第28図
に示すように後方カム体64の後端縁から休針バ
ツト通路65内へ突出した状態に配置され、前記
係合面142aにおいて休針バツト通路65に誘
導さる休止編針2のバツト2aに係合してその存
在を感知した時には、第32図a及び第33図b
に示すように後方カム体64内に没入して前記作
動板140を前方位置まで移動させるようになつ
ている。
143は前記両作動板140の前端内側下部に
それぞれ折曲形成された端針選択部材であつて、
第28図、第29図及び第31図に示すようにそ
の前端縁には前記圧下カム75の外端部後方にお
いて選別カム76の切欠部76cの下端縁よりも
若干下方に位置するように、ほぼ山形状のバツト
作用部143aが形成され、前記感知部材142
による休止編針2の感知動作にともなつて作動板
140が前進された時、この端針選択部材143
のバツト作用部143aが第28図に示す後方の
不作用位置から第32図a及び第33図bに示す
前方の作用位置へ移動されるようになつている。
従つて、キヤリツジの摺動にともない、前記感知
部材142が圧下カム75の圧下作用を受ける編
針群の両端部の端編針2に隣接した休針バツト通
路65の休止編針2を感知して、前記端針選択部
材143のバツト作用部143aが前方の作用位
置に移動された時には、第32図a及び第33図
bに示すように前記圧下カム75で現に圧下され
ている端編針2のバツト2aがそのバツト作用部
143aによつて前方に移動され、前方位置に選
択される。そして、特に稼働編針群の内の最初の
端編針2のバツト2aが前方へ選択移動された後
は、第32図a,bから明らかなように前記端針
選択部材143及び感知部材142が、作動板1
40に付与された引張ばね141の作用及び前記
圧下カム75下部のバツト通路に案内される稼動
編針群の最初の端編針に隣接した2番目の編針2
のバツト2aとバツト作用部143aとの係合に
より、後方位置に復帰移動される。
144は前記端針選択部材143のバツト作用
部143aと対応し、圧下カム75下部のバツト
通路の内少なくとも前記稼働編針群の端編針2の
バツト2aが横切るバツト通路の前縁部におい
て、そのバツト通路とほぼ平行に延びるように、
前記選別カム76の内端部に一体的に形成された
壁状の障壁片であつて、第28図〜第30図に示
すようにその下端縁が、前記バツト通路に案内さ
れて圧下カム75により圧下される編針2のバツ
ト2a上端よりも下方へわずかに突出配置され、
その前面下端縁に沿つてテーパー部144aが形
成されている。従つて、前記端針選択部材143
の前方移動にともなつて圧下カム75下部のバツ
ト通路から前進される端編針2のバツト2aは、
第29図に示すようにこの障壁片144の下方を
潜り抜けるとともに前記テーパー部144aに沿
つて前方位置へ確実に選別される。又、キヤリツ
ジを高速摺動させた場合に、稼働編針群の最初の
端編針2のバツト2aが前方へ選択移動された
後、前記端針選択部材143が直ちに後方位置へ
復帰移動されないで、前記最初の端編針に隣接し
た2番目の編針2のバツト2aが作用位置にある
復帰前の端針選択部材143のバツト作用部14
3aに係合して、その反作用で前方への移動力を
付与されても、前記障壁片144によりその2番
目の編針2のバツト2aの前方移動が阻止され、
そのバツトが誤つて前方位置へ選別されるおそれ
が確実に防止される。
さらに、この実施例においては前記感知部材1
42及び端針選択部材143を備えた各作動板1
40が、台板60の上面にて前記引張ばね141
を介して作動レバー136にそれぞれ連係されて
いる。そして、前記摺動板101が位置,,
に選択移動されて作動レバー136が第17
図、第18図及び第20図に示す一方の回動位置
に置かれている場合には、作動板140が後方位
置に配置されてその感知部材142が休針バツト
通路65内へ突出した状態に保持され、摺動板1
01が位置すなわち平編位置に選択移動されて
作動レバー136が第19図に示す他方の回動位
置に回動された場合には、引張ばね141が圧縮
され、その引張ばね141を介して作動板140
が前方位置に移動されて、感知部材142が休針
バツト通路65から後方カム体64内へ没入した
状態に保持されるようになつている。
次に、前記操作つまみ104の回動操作により
摺動板101を位置又はに移動配置させると
ともに、前記押釦91bの選択操作により切替え
カム71等を切替え配置させて、二色同時編込み
編等の模様編若しくはワンポイント模様編を行つ
ている状態から、前記操作つまみ104により摺
動板101を位置に移動させて、前記誘導カム
80等を平編の状態に切替え配置する場合、その
摺動板101のの移動に基づき押釦91bの操作
杆91を保持部材93による押圧保持位置から解
除するための構成について、特に第34図〜第3
8図に従つて説明する。
150は中間部において支持ピン151により
前記取付板90の一側上面に回動可能にかつ軸線
方向への変位可能に支持された解除部材としての
回動レバーであつて、その一脚150aが前記弾
性掛止板103の基端部上方を越えて摺動板10
1の後端上方付近まで延長され、他脚150bが
前記保持部材93の一側端近傍まで延長されて、
その保持部材93の端部と係合可能に対応してい
る。152は前記回動レバー150の上面におい
て支持ピン151に巻装された巻ばねであつて、
その両端部が回動レバー150の一脚150a及
び取付板90にそれぞれ掛止され、その回動レバ
ー150を第34図の時計方向に回動付勢して常
には前記弾性掛止板103の基端部上縁に突設さ
れたストツパ153と係合する原位置に保持する
とともに、同回動レバー150を軸線に沿つて下
方に押圧付勢して常には取付板90の上面と当接
した状態に保持するようになつている。
154は前記回動レバー150の一脚150a
後端と係合し得るように、前記摺動板101の後
端上部に形成されたほぼ山形の駆動突片であつ
て、摺動板101が位置,,に配置されて
いる場合には回動レバー150の一脚150aに
係合せず、摺動板101が位置に切替え移動さ
れた場合には第37図a及び第38図aに示すよ
うにその移動初期において回動レバー150の一
脚150aに係合し、その回動レバー150を前
記巻ばね152の作用に抗して反時計方向へ回動
させるようになつている。従つて、この回動レバ
ー150の回動にともない、その他脚150bに
より前記保持部材93が圧縮ばね94の作用に抗
して第34図の状態から左方に移動され、第37
図aに示すようにその掛止突片93aが押圧保持
位置にある操作杆91の掛止凹部91aから離脱
して、その操作杆91及び押釦91bは押圧状態か
ら解除された後圧縮ばね92の作用で前方位置に
復帰される。それにより、模様編等に適した状態
に配置されている切替えカム71等は、すべて平
編に適した状態に自動的に切替えられる。
155は前記回動レバー150の一脚150a
の回動軌跡内に位置してその一脚150aと係合
し得るように、前記弾性掛止板103の基端上部
に突出形成された作用突片であつて、第36図に
示すように回動レバー150の一脚150aと対
応する側縁には傾斜面155aが形成され、前記
回動レバー150が保持部材93を所定量解除移
動させるのに必要な量だけ回動された直後に、こ
の作用突片155が回動レバー150の一脚15
0aに係合し、第35図及び第38図bに示すよ
うにその一脚150aを傾斜面155aに沿つて
巻ばね152の作用に抗し上方へ変位させ、その
一脚150aと駆動突片154との係合を解除さ
せるようになつている。従つて、この両者150
a,154の係合が解除された後は、第37図b
及び第38図bに示すように回動レバー150が
その一脚150aを駆動突片154の上端に乗り
上げた状態で巻ばね152の作用により原位置に
復帰回動され、摺動板101のみが位置に向か
つてさらに移動されて、キヤリツジ下面の誘導カ
ム80等が平編に適した状態に切替えられる。
次に、この手編機を使用して模様編等の編成を
行う場合において、針床1側に設けられた選針カ
ード送り機構における操作つまみ27b,49
や、キヤリツジ側に設けられた切替えカム等の操
作機構における押釦91b、操作つまみ104等
の操作順序を指示するための構成について、第1
図及び第11図に基づき説明する。
160は前記操作つまみ104上の指線161
による回動指示位置及び複数個の押釦91bの後
方位置に対応して、模様編、平編等の切替え態様
の表示及び模様編の種類の表示とともに、前記キ
ヤリツジカバー61の上面にそれぞれ付された表
示マークであつて、第11図から明らかなように
白丸のマークが平編、黒丸のマークが模様編、星
形のマークがワンポイント模様編(部分模様編)
の使用態様を示し、特に星形のマークは第24図
に示す作動カム127上の表示マーク134と一
致するようになつている。162は着色変化によ
り前記キヤリツジカバー61の上面に区画表示さ
れた2本の指示ラインであつて、その一方のライ
ン162内には前記操作つまみ104近傍の平編
の表示マーク160のみが設けられ、他方のライ
ン162内には操作つまみ104近傍及び押釦9
1b近傍の模様編とワンポイント模様編の表示マ
ーク160がそれぞれ設けられている。従つて、
例えば二色同時編込みの模様編若しくはワンポイ
ント模様編を行う場合には、操作つまみ104を
指線161と表示マーク160との指示に基づい
て模様編又はワンポイント模様編に切替え操作す
るとともに、その操作つまみ104近傍の表示マ
ーク160と同一指示ライン162内に付された
押釦91b近傍の同一表示マーク160に従つ
て、中央の二色同時編込み編用の押釦91bを押
圧操作すればよいことは明らかであり、所望の編
成態様に応じて操作つまみ104及び押釦91b
を誤りなく容易に選択操作することができる。
163は前記表示マーク160内及び針床1側
の操作つまみ27b近傍の本体カバー6上にそれ
ぞれ付された操作順序を指示するための指示符号
であつて、この「1」〜「4」の指示符号163
に従つて針床1側の操作つまみ27b、キヤリツ
ジ側の操作つまみ104及び押釦91bを順次操
作できるようになつている。従つて、例えば二色
同時編込みの模様編を行う場合には、最初に、編
成に関与する稼働編針群上にてキヤリツジ往復摺
動させて、数段ないし十段ほどの平編による捨て
編を行い、次に、針床1上の操作つまみ49を押
圧及び回動操作してカード挿入孔7からカード送
り胴15の外周に選針カード16を挿入し、その
カード上の所定段、例えば最初段の編針配列信号
16bを信号読取り部材17と対応させる。その
後、前記指示符号163の「1」に従つてまず操
作つまみ27bを前方のカード停止位置に切替え
配置し、次に指示符号163の「2」に従つてキ
ヤリツジ側の操作つまみ104の模様編位置に回
動操作し、続いてキヤリツジを一段摺動操作して
平編を行いつつ前記最初段のカード信号に基づく
選針を行い、次に指示符号163の「3」に従つ
て二色同時編込み編用の押釦91bを押圧操作す
るとともに、指示符号163の「4」に従つて操
作つまみ27bを後方のカード送り位置に切替え
配置し、この状態で両給糸口62a,62bに編
糸を挿通したキヤリツジを折り返し摺動させて、
その初期で選針カード16を一段送り、そして前
記選針した前後両位置の稼動編針群に対し前記両
給糸口62a,62bから編糸を供給して二色同
時編込み編を行いつつ、その編成終了後の編針2
を二段目のカード信号に従つて選針し、以後はキ
ヤリツジを単に往復摺動させることにより二色同
時編込み編を進めることができる。又、タツク
編、すべり目編、ワンポイント模様編について
も、前記と同様の操作順序によつて行われる。た
だし、ワンポイント模様編の場合は、操作つまみ
104の操作の時に、その指線161を「ワンポ
イント」の位置に合わせる操作とともに、作動カ
ム127を稼働編針群の範囲の所定位置に配置し
ておく。
なお、第1図に示す164は前記操作つまみ4
9の上面に付された指線、165,166はその
指線と対応するように本体カバー6上に付された
第1及び第2マークであつて、操作つまみ49を
回動させてその指線164が第1マーク165と
対応した位置から、その操作つまみ49を押圧し
ながら前記指線164が第2マーク166と対応
する位置までカード戻し方向へ180度回動させる
ことにより、現に信号読取り部材17と対応して
いる選針カード16上の編針配列信号16bの段
がカード挿入孔7の開口縁に表われ、その信号段
を容易に確認できるようになつている。
前記のように構成された手編機について、次に
作用を説明する。
まず、この手編機により例えば二色同時編込み
の模様編を行う場合には、前記の順序操作に従つ
て行うものであるが、以下特にこの発明に関連し
たところを説明すれば、第17図に示すようにキ
ヤリツジ上面の操作つまみ104を回動操作して
摺動板101を位置に移動配置するとともに、
二色同時編込み編用の中央の押釦91bを押圧操
作すると、第12図に示すように前記摺動板10
1の移動にともない誘導カム80が誘導作用位置
に、一方向案内カム83が突出位置に、感知部材
142及び端針選択部材143が後方位置に、掛
止板97が後方のキヤリツジ掛止位置に、係合板
100が後方のベルト係合位置にそれぞれ配置さ
れるとともに、第12図及び第22図に示すよう
に第1及び第2作動部材120,122間の連結
部が解離状態となり、又前記押釦91bの押圧に
ともない切替えカム71及び補助下げカム72が
第12図の実線位置に切替え配置されて、前後二
位置の異なつた編成バツト通路73,74が形成
される。
この状態で第12図の左方にキヤリツジを摺動
させると、編成に関与しない休止位置の編針2の
バツト2aは休針バツト通路65内に案内誘導さ
れ、予め所定の選針配列で前後の二位置に選別さ
れた編成に関与する所要範囲の編針2のバツト2
aは前記編成バツト通路73,74内に区別して
導入され、その先端フツクに対して前後二位置の
給糸口62a,62bから給糸を受けた後、右側
の編成主カム66により整列誘導されてノツクオ
ーバー位置の少しく後方まで後退され、二色同時
編込みの編成が行われる。そして、この編成動作
終了後に、前記の編成に関与する編針2のバツト
2aは固定カム板82の傾斜カム面82a及び突
出位置にある一方向案内カム83の前端部に沿つ
て前進され、誘導作用位置にある誘導カム80の
開放端部先端に衝突したり、基準バツト通路68
内に導入されたりすることなく、誘導カム80上
に確実に案内され、その誘導カム80に沿つて圧
下カム75の下部に整列誘導される。その後、各
編針2のバツト2aは、前記圧下カム75と選別
カム76との協働作用により、選針カード16上
の所定段の編針配列信号16bに基づく柄板5の
移動にともなつて前後の二位置に選別され、キヤ
リツジの下面から右方に脱出する。
一方、前記キヤリツジの摺動時において、編成
に関与する所要範囲の編針群の両端部の端編針2
と隣接した休針バツト通路65内の休止編針2の
バツト2aが感知部材142の係合面142aに
係合すると、第32図a及び第33図bに示すよ
うに感知部材142がその休止編針2の存在を感
知して後方カム体64内に没入され、作動板14
0を介して端針選択部材143のバツト作用部1
43aが後方の不作用位置から前方の作用位置に
移動される。従つて、前記圧下カム75で現に圧
下されている端編針2のバツト2aは、端針選択
部材143のバツト作用部143aによつて圧下
カム75下部のバツト通路から前進され、第29
図に示すように障壁片144の下方を潜り抜けて
前方位置に選別され、キヤリツジの下面から脱出
する。そのため、キヤリツジの往復摺動にともな
い編成に関与する所要範囲の編針群の両端部の端
編針2は常に前方位置に選針され、前記二色同時
編込み編の場合、この両端編針2には後方位置の
給糸口62bから供給される糸の折り返し部が掛
止されて、前方位置の給糸口62aからフツクに
供給される糸により編成が行われ、編地端部が縦
割れしないはぎ目の美麗な編地を得ることができ
る。
又、キヤリツジを高速摺動させた場合には、前
記の編成に関与する所要範囲の編針群の最初の端
編針2のバツト2aが前方位置に選別された後、
前記端針選択部材143が引張ばね141等の作
用により直ちに後方位置へ復帰移動されないこと
があり、前記最初の端編針に隣接した2番目の編
針2のバツト2aが作用位置にある復帰前の端針
選択部材143のバツト作用部143aに係合し
て、その反作用により2番目の編針2のバツト2
aに前方への移動力が付与されることがある。と
ころが、この実施例においては前記圧下カム75
の前縁部に障壁片144が設けられているため、
前記2番目の編針2のバツト2aの前方移動がこ
の障壁片144によつて阻止され、そのバツトが
誤つて前方位置へ選別されるおそれが確実に防止
されるとともに、前記端針選択部材143がその
バツト作用部143aと2番目の編針2のバツト
2aとの係合及び前記引張ばね141の作用によ
り、前方の作用位置から後方の不作用位置へ確実
に復帰される。
さらに、その手編機によりタツク又はすべり目
の模様編を行う場合には、前記の順序操作に従つ
て行うものであるが、以下特にこの発明に関連し
たところを説明すれば、キヤリツジ上面の操作つ
まみ104により摺動板101を位置に配置す
るとともに、タツク編若しくはすべり目編用の押
釦91bを押圧操作すると、誘導カム80、一方
向案内カム83及び感知部材142が前記二色同
時編込み編の場合と同様の位置に配置され、開閉
カム69及びタツクカム70が前記の模様編に適
した位置にそれぞれ配置される。従つて、この状
態でキヤリツジを往復摺動させれば、前記二色同
時編込み編の場合と同様に、キヤリツジの摺動方
向前半部において所望の模様編の編成動作が行わ
れるとともに、後半部において選針動作が行われ
る。
次に、この手編機により例えば二色同時編込み
のワンポイント模様編(部分模様編)を行う場合
には、前記の順序操作に従つて行うものである
が、以下特にこの発明に関連したところを説明す
れば、第25図及び第26図に示すように針床1
上の所望位置に作動カム127を装着する一方、
第18図に示すようにキヤリツジ上面の操作つま
み104により摺動板101を位置に移動配置
するとともに、二色同時編込み編用の中央の押釦
91bを押圧操作すると、前記の場合と同様にキ
ヤリツジ下面には前後二位置の異なつた編成バツ
ト通路73,74が形成される。一方、前記摺動
板101の移動にともないその端面カム107に
より、第2作動部材122を介してキヤリツジ下
面の誘導カム80が第12図及び第22図に示す
誘導作用位置から第13図及び第23図に示す誘
導不作用位置に切替え配置される。又前記摺動板
101のカム溝108により切替え作動板125
が第22図の状態から時計方向に回動されて、第
1作動部材120が右方に移動され、第23図に
示すようにその作動ピン120cが第2作動部材
122に形成された接離用透孔124の係合部1
24aに嵌合して、両作動部材120,122が
互いに接合される。
この状態において第13図の左方にキヤリツジ
を摺動させると、編成に関与する編針2のバツト
2aが編成動作終了後に右側の固定カム板82の
傾斜カム面82a及び一方向案内カム83の前端
部に沿つて前進され、基準バツト通路68と圧下
カム75下部のバツト通路との分岐部に順次整列
誘導される。この時、前記針床1上の作動カム1
27のカム溝132と対応しない編針2について
は、誘導カム80が第13図に示すように誘導不
作用位置に配置されているため、それらの編針2
のバツト2aは誘導カム80に沿つて後方の基準
バツト通路68に導入され、圧下カム75及び選
別カム76の作用を受けることなくそのまま横方
向へ導かれて、キヤリツジの下面から脱出する。
又、前記作用カム127のカム溝132と対応
する連続した所要本数の編針群については、その
バツト2aが前記分岐部に誘導される時、第27
図aに示すように第1作動部材120の作動ピン
120cが作動カム127のカム溝132内に侵
入し、その後カム溝132により第1及び第2作
動部材120,122が一体的に時計方向へ回動
されて、第26図及び第27図bに示すように前
記誘導カム80が誘導不作用位置から誘導作用位
置に切替え配置されるため、それらの編針2のバ
ツト2aはその誘導カム80により圧下カム75
下部のバツト通路に導入され、その圧下カム75
と選別カム76との協働作用により、選針カード
16上の所定段の編針配列信号16bに基づく柄
板5の移動にともなつて前後の二位置に選別さ
れ、キヤリツジの下面から脱出する。
従つて、キヤリツジを前記と逆方向に摺動させ
た時、各編針2のバツト2aがキヤリツジ下面の
編成バツト通路73,74のいずれかに導入さ
れ、前記作動カム127のカム溝132と対応し
ない編針群については後方位置の給糸口62bか
らの給糸にともなつて平編の編成が行われ、作動
カム127のカム溝132と対応する編針群につ
いては前後二位置の給糸口62a,62bからの
給糸にともなつて二色同時編込みの編成が行われ
る。
次に、この手編機により平編の編成を行う場合
には、第19図に示すようにキヤリツジ上面の操
作つまみ104により摺動板101を位置に移
動配置すると、第14図に示すようにその摺動板
101の端面カム107により第2作動部材12
2を介して誘導カム80が誘導不作用位置に、カ
ム溝108により切替え作動板125を介して第
1及び第2作動部材120,122が解離状態
に、カム溝109により作動レバー136を介し
て一方向案内カム83及び感知部材142が回避
位置及び前方の不作用位置に、カム孔110によ
り係合板100が無端ベルト36から離脱した前
方位置にそれぞれ切替え配置される。
一方、前記摺動板101の移動にともない第3
7図a及び第38図aに示すようにその後端縁の
駆動突片154が回動レバー150の一脚150
aに係合し、その回動レバー150が巻ばね15
2の作用に抗して反時計方向に回動される。そし
て、この回動レバー150の回動にともないその
他脚150bにより保持部材93が圧縮ばね94
に抗して第34図の状態から左方に移動され、同
図に示すように押釦91bの操作によつて操作杆
91が押圧位置に保持されている場合には、その
操作杆91の掛止凹部91aが前記保持部材93
の掛止突片93aから解除されて、その操作杆9
1及び押釦91bは圧縮ばね92の作用で前方位
置に復帰される。従つて、前記操作つまみ104
とは別操作で押圧位置にある押釦91bを復帰操
作する必要がなく、キヤリツジ下面の各種切替え
カム69〜72は、第14図に示すように模様編
に適した位置から平編に適した位置に自動的に切
替え配置される。
又、前記のように回動レバー150が保持部材
93を所定量解除移動させるのに必要な量だけ回
動された直後にその一脚150aが作用突片15
5に係合し、第35図及び第38図bに示すよう
にその傾斜面155aにより回動レバー150の
一脚150aが巻ばね152の作用に抗して上方
へ変位され、前記駆動突片154との係合から解
除される。従つて、この両者150a,154の
係合が解除された後は、第37図b及び第38図
bに示すように回動レバー150がその一脚15
0aを駆動突片154の上端に乗り上げた状態で
巻ばね152の作用により原位置に復帰回動さ
れ、摺動板101のみが位置に向かつてさらに
移動されて、前記のようにキヤリツジ下面の誘導
カム80等が平編に適した位置に切替えられる。
この状態でキヤリツジを左右に摺動させると、
編成に関与する編針2のバツト2aが第14図に
おいて鎖線で示すバツト通路を案内誘導されて、
平編の編成が行われる。又、この平編状態におい
ては、前記のように一方向案内カム83が固定カ
ム板82上方の回避位置に移動配置されているた
め、その編出し時に先端フツクに対して糸が供給
掛止され、編成主カム66によりノツクオーバー
位置の少しく後方まで後退された後、基準バツト
通路68内に誘導される編針2が、前記一方向案
内カム83により再び前進されてそのフツクが櫛
歯3の前方に若干突出し、前記の掛止された糸が
フツクから外れるという不都合もなく、容易かつ
確実に編出しを行うことができ、しかも平編の編
成動作中には、編成主カム66によりノツクオー
バー位置の少しく後方まで後退されて新しい編目
が形成された後、基準バツト通路68内に誘導さ
れる編針2が、一方向案内カム83により再び前
進されてそのフツクが櫛歯3の前方に若干突出
し、前記の新しく形成された所定の大きさの編目
が緩んでその糸量が同一コースの他の編目に吸収
され、編目の大きさが不揃いになるという不具合
もなく、編目の大きさが均一な編地を得ることが
できる。
さらに、この平編状態においては、前記端針選
択装置における感知部材142が後方カム体64
内に没入した前方位置に配置されているため、休
針バツト通路65内に誘導される休止位置の編針
2のバツト2aがその感知部材142に係合する
ことなく、両者2a,142の損耗を防止するこ
とができるとともに、キヤリツジを円滑に摺動さ
せることができる。
又、前記模様編状態及びこの平編状態において
は、第12図、第14図及び第22図に示すよう
に前記第1作動部材120上の作動ピン120c
が第2作動部材122に形成された接離用透孔1
24の解放部124b内に位置して、第1及び第
2作動部材120,122間の連結が解離されて
いるため、この模様編若しくは平編の編成時に、
誤つて前記作動カム127が針床1上に配置され
たままの状態でキヤリツジを摺動させることがあ
つても、その作動カム127により第1作動部材
120が回動されるのみで前記誘導カム80には
作動力が伝達されず、作動カム127により誤つ
た編成が行われたり、誘導カム80、第1、第2
作動部材120,122、作動カム127等の諸
部材に無理な力が作用して、それらの部材を破損
したりあるいは編成動作に支障を来たしたりする
おそれは全くない。
次に、キヤリツジを針床1上から取外す場合に
は、第20図に示すようにキヤリツジ上面の操作
つまみ104により摺動板101を位置に移動
配置すると、その摺動板101のカム孔110に
より係合板100が無端ベルト36から離脱した
前方位置に移動配置されるとともに、摺動板10
1両側の作動片112の縦溝112aが掛止板9
7両側の操作片98の傾斜面98aに係合し、そ
の掛止板97は針床1のレール部99から離脱し
た前方位置に移動配置される。従つて、この状態
でキヤリツジを針床1から上方へ容易に取外すこ
とができる。
なお、この発明は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、例えば複数種類の切替えカムの
配置構成、選針カム機構、誘導カム、手動操作部
材、保持部材、補助操作部材、解除部材等の構成
を、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で任意に
変更して具体化することもできる。
以上詳述したようにこの発明は、下面に、左右
一対の編成主カムと、引返し通路を開閉可能な開
閉カムやタツクカム等の複数種類の切替えカム
と、タツク編等の模様編の際に編針のバツトを異
なる二つのグループに選別する選針カム機構と、
その選針カム機構に対して編針のバツトを誘導し
若しくは誘導しない二位置に切替え可能な誘導カ
ムとを設けるとともに、上面には、手動操作にて
通常の原位置から他の移動位置に変位させること
により前記各種の切替えカムを前記模様編に適し
た位置にそれぞれ移動配置させる複数の手動操作
部材と、その各手動操作部材を変位された移動位
置に保持する保持位置及び手動操作部材を釈放す
る解放位置の間に移動可能な保持部材と、手動操
作にて所定往復移動範囲内で特定の一方の移動位
置から他方の移動位置に移動されることにより前
記誘導カムを誘導不作用位置から誘導作用位置に
移動配置させる補助操作部材とを備えたキヤリツ
ジに於いて、前記補助操作部材と保持部材との間
に解除部材をその一側部及び他側部がそれらの部
材とそれぞれ対応するように配置し、補助操作部
材を前記他方の移動位置から一方の移動位置に移
動させた時、前記解除部材を介して保持部材が前
記保持位置から解放位置に移動されるように構成
したことにより、例えば、前記タツク編等の模様
編の状態から平編の状態に切替えるために補助操
作部材を手動操作した時、前記誘導カムが誘導作
用位置から誘導不作用位置に切替えられると同時
に、手動操作部材が操作保持状態から自動的に解
除されて、前記切替えカムが模様編に適した移動
位置から平編に適した位置に移動され、前記手動
操作部材を補助操作部材とは別操作にて解除させ
るという煩雑な操作を必要とせず、簡単な切替え
操作で直ちに編成を開始することができ、しかも
手動操作部材の解除操作をしわすれて誤つた編成
を行うおそれも確実に防止することができる優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した手編機の要部平
面図、第2図はその部分拡大縦断面図、第3図は
キヤリツジ下面の圧下カムと編針及び柄板との関
係を示す部分正断面図である。第4図〜第10図
は選針カードの送り機構を示すものであつて、第
4図は要部正断面図、第5図は第4図とは異なつ
た部分における要部正断面図、第6図は爪車部分
の側断面図、第7図及び第8図は第6図の動作状
態を示す側断面図、第9図は摺動板を背面側から
見た部分破断斜視図、第10図は送り片及び切替
部材を示す分解斜視図である。第11図はキヤリ
ツジを拡大して示す平面図である。第12図〜第
14図は同じくキヤリツジの底面図であつて、第
12図は二色同時編込み編の状態、第13図はワ
ンポイント模様編の状態、第14図は平編の状態
をそれぞれ示すものである。第15図は一方向案
内カムの取付構成を示すキヤリツジの部分断面
図、第16図は誘導カム及び補助案内カムの取付
構成を示す拡大分解斜視図である。第17図〜第
20図はキヤリツジ台板上面の操作機構を示す平
面図であつて、第17図は二色同時編込み編の状
態、第18図はワンポイント模様編の状態、第1
9図は平編の状態、第20図はキヤリツジの取外
し状態をそれぞれ示すものである。第21図はキ
ヤリツジ台板上面の取付板90に対する操作杆及
び保持部材の取付状態を示す底面図である。第2
2図〜第27図はワンポイント模様編に関する構
成を示すものであつて、第22図は模様編の切替
え状態におけるキヤリツジの部分拡大底面図、第
23図は同じくワンポイント模様編の切替え状態
におけるキヤリツジの部分拡大底面図、第24図
は作動カムの拡大斜視図、第25図は針床及びキ
ヤリツジの部分拡大縦断面図、第26図は編針の
選針状態を示すキヤリツジの部分底面図、第27
図a及び第27図bは第23図の動作状態を示す
キヤリツジの部分拡大底面図である。第28図〜
第33図は端針選択装置に関する構成を示すもの
であつて、第28図はキヤリツジの部分拡大底面
図、第29図は針床及びキヤリツジの部分拡大縦
断面図、第30図は障壁片部分を示すキヤリツジ
の部分正断面図、第31図は作動板、感知部材及
び端針選択部材を拡大して示す下方から見た斜視
図、第32図a,b及び第33図a,bは端編選
択動作を説明するためのキヤリツジの部分底面図
である。第34図〜第38図は模様選択用の押釦
の解除構成を示すものであつて、第34図はキヤ
リツジの部分平面図、第35図は第34図の要部
側断面図、第36図は第34図の部分背面図、第
37図a及び第37図bは第34図の動作状態を
示す部分平面図、第38図a及び第38図bは第
36図の動作状態を示す部分背面図である。 針床……1、編針……2、バツト……2a、柄
板……5、選針カード……16、キヤリツジ台板
……60、編成主カム……66、開閉カム……6
9、タツクカム……70、圧下カム……75、選
別カム……76、誘導カム……80、取付板……
90、操作杆……91、保持部材……93、摺動
板……101、操作つまみ……104、回動レバ
ー……150、駆動突片……154。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 針床1に左右摺動可能に装架されたキヤリツ
    ジ(60等)の下面に、左右一対の編成主カム6
    6と、その各編成主カム66の後端に於いて引返
    し通路67を開閉可能な開閉カム69、前記両編
    成主カム66の間に於いて前記引返し通路67を
    開閉可能なタツクカム70等の複数種類の切替え
    カムと、タツク編等の模様編の際に前記各編成主
    カム66の外側に於いて編針2のバツト2aを異
    なる二つのグループに選別する選針カム機構(7
    5,76等)と、その選針カム機構(75,76
    等)に対して編針2のバツト2aを誘導し若しく
    は誘導しない二位置に切替え可能な誘導カム80
    とを設け、前記キヤリツジ(60等)の上面に
    は、それぞれ前記各種の模様編に対応して1及至
    複数の前記切替えカム(69,70等)に連結さ
    れ、かつそれぞれ手動操作によつて通常の原位置
    から他の移動位置に変位されると共にその移動位
    置に変位されることにより対応する切替えカム
    (69,70等)を模様編に適した位置に移動配
    置させる複数の手動操作部材91と、その各手動
    操作部材91に連動可能に連結され、かつ前記移
    動位置に変位された手動操作部材91をその移動
    位置に保持する保持位置及び移動位置の手動操作
    部材91を釈放して原位置への復帰を許容させる
    解放位置の間に移動可能な保持部材93と、手動
    操作により所定範囲内で往復移動可能とされると
    共に前記誘導カム80に作動的に連結され、かつ
    その特定の一方の移動位置から他方の移動位置に
    移動されることにより前記誘導カム80を誘導不
    作用位置から誘導作用位置に移動配置させる補助
    操作部材101とを備えたキヤリツジに於いて、 一側部が前記補助操作部材101に、他側部が
    前記保持部材93にそれぞれ対応配置され、かつ
    前記補助操作部材101が前記他方の移動位置か
    ら一方の移動位置へ移動される動作に連動して前
    記保持部材93を前記保持位置から解放位置に移
    動させる解除部材150を備えたことを特徴とす
    る手編機用キヤリツジ。
JP8020378A 1978-07-01 1978-07-01 Carriage of hand knitting machine Granted JPS5512804A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8020378A JPS5512804A (en) 1978-07-01 1978-07-01 Carriage of hand knitting machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8020378A JPS5512804A (en) 1978-07-01 1978-07-01 Carriage of hand knitting machine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5512804A JPS5512804A (en) 1980-01-29
JPS6261699B2 true JPS6261699B2 (ja) 1987-12-23

Family

ID=13711817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8020378A Granted JPS5512804A (en) 1978-07-01 1978-07-01 Carriage of hand knitting machine

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5512804A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61282452A (ja) * 1985-05-31 1986-12-12 カネボウ株式会社 成型性織物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5512804A (en) 1980-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4448044A (en) Slider needle
KR860000108B1 (ko) 매듭 러그(Kontted rug) 제조방법 및 장치
JPS6261699B2 (ja)
US4400952A (en) Stitch transfer device for a knitting machine
JPS636664B2 (ja)
JPH0121988Y2 (ja)
JPS6233031Y2 (ja)
JPS6183360A (ja) 手編機における端針作動装置
JPS641981Y2 (ja)
US4358938A (en) Hand knitting machine
JPS6225774B2 (ja)
JPS5942097B2 (ja) 編機に於ける選針装置
JPH0414472Y2 (ja)
JPS5842472Y2 (ja) 手編機の選針装置
JPS6333987Y2 (ja)
JPS6018454Y2 (ja) 手編機用キヤリジの給糸装置
US4292821A (en) Needle selection mechanism in a hand-operated knitting machine
JPS641980Y2 (ja)
JPS636229Y2 (ja)
JPS638226B2 (ja)
JPH0248472Y2 (ja)
JPH02307945A (ja) 編機
JPS63788Y2 (ja)
JPS636665B2 (ja)
JPS5938478Y2 (ja) 編機に於けるレ−ス編用キヤリジ