JPS626742B2 - - Google Patents
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- JPS626742B2 JPS626742B2 JP6770683A JP6770683A JPS626742B2 JP S626742 B2 JPS626742 B2 JP S626742B2 JP 6770683 A JP6770683 A JP 6770683A JP 6770683 A JP6770683 A JP 6770683A JP S626742 B2 JPS626742 B2 JP S626742B2
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は、液体急冷法によつて得た高い体積抵
抗率を有するFe−Cr−Al−Si系合金に関する。 (従来技術) 公知の電熱・抵抗体に用いる合金としては、
JISC2520に規定されているNi−Cr系合金及びFe
−Cr−Al系合金がある。 このうち、Fe−Cr−Al系合金は、体積抵抗率
が高く、耐高温酸化性に優れており、しかも高価
なNiを使用しないので、工業用加熱炉や一般家
庭用電気器具の発熱体として広く使用されてい
る。 発熱体としては、体積抵抗率が高い程有利であ
るが、高い体積抵抗率を得るには、Cr、Alの添
加量を高めることが必要である。しかし、Cr、
Alの添加量を高めると製造上の問題点が発生
し、特に、伸線等の冷間加工が困難となるので、
通常、Cr28%、Al 8%が限界と考えられ、公知
の合金では、体積抵抗率は最高160μΩ・cm程度
であつた。 一方、近年、固体状態でも結晶構造をもたない
液体状態に類似した原子構造を有するアモルフア
ス合金(非結晶質合金)の研究が進んでいる。そ
の製造方法としては、溶融金属を、直接、回転し
ているロールに噴射する圧延急冷法(双ロール法
及び単ロール法)、回転円筒内面を利用する遠心
急冷法等がある。(これらを一括して「液体急冷
法」と呼ぶ。)また、ある種の金属面に薄膜を形
成する真空蒸着法、スパツタリング法及びメツキ
法等も知られている。 そして、このようなアモルフアス合金の製造方
法を従来の結晶質合金に適用して、添加元素の固
溶量を増大すると共に、結晶粒を微細化する研究
も、一部始められている。 (発明の目的) 本発明は、このような知見に基づいてなされた
もので、液体急冷法を用いて製造工程を簡略化
し、しかも従来の電熱・抵抗合金よりも体積抵抗
率が遥かに高い新規な合金を提供するものであ
る。 (発明の構成) 本発明の合金は、液体急冷法で製造した合金で
あつて、重量%で、(以下、%はすべて重量%を
示す)Cr10〜40%、Al 7〜20%(但し7を含ま
ず)、Si0.01〜10%、Cr+1.927Al≧30%、残部Fe
よりなり、170μΩ・cm以上の体積抵抗率を有す
る合金である。 本発明の合金は、公知の電熱・抵抗合金に比
し、遥かに高い体積抵抗率を有するものである。
本発明において、Cr、Al及びSiの量を限定した
理由は、実験の結果、その範囲の合金が、電熱・
抵抗体として使用可能な靭性と高い体積抵抗率を
有していたからである。 Crが10%未満では、耐酸化性、耐食性が低下
する傾向がある。Crが40%を超えると、靭性が
劣化し、加工が困難となる。Alが7%以下で
は、体積抵抗率の向上がはかれず、さらに耐酸化
性も低下する傾向にある。Alが20%を超える
と、靭性が著しく低下し、加工が困難となる。Si
が0.01%未満では体積抵抗率が向上しない。Siが
10%を超えると、靭性が著しく劣化し、加工が困
難となる。Cr+1.927Alの量が30%未満では、
170μΩ・cm以上の体積抵抗率を得ることができ
ない。 なお、本発明の合金に、市販のFe−Cr−Al系
電熱材料に常識的に添加されている、1%程度以
下のTi、Zr:Y、La、Ceなどの希土類元素及び
3%程度以下のCo等を添加することもできる。 次に、本発明合金の製法の一例を説明する。 Fe、Cr、Al及びSiを所定の組成に配合した原
料を、下方先端にノズルを有する容器中に装入
し、不活性ガス雰囲気中で高周波溶解する。次い
で、モーターにより高速度、例えば2000r.p.m.で
回転するロールに、上下に移動するエアピストン
によりこの容器を下降接近させ、溶融金属をガス
圧(不活性ガス)によつて回転ロール表面に噴射
する。ロール表面に噴射された溶融金属は、高速
回転するロールの冷却効果によりリボン状合金と
なる。この合金は、鉄中へのCr、Al、Siの固容
量が拡大されており、更に、結晶粒が微細化して
いる。 次に、本発明の実施例を示す。 液体急冷法により、第1表に示す組成の合金か
らなるリボン状試料(厚さ0.05mm、幅1mm)を
得、その体積抵抗率を測定し、更に靭性について
確認した。その結果を第2表に示す。なお、比較
のため、JISC2520に規定されているFe−Cr−Al
合金(FCHW1;Cr25%、Al 5%、FCHW2;
Cr20%、Al 3%)の体積抵抗率をNo.20、No.21
として併記した。 また、靭性は、曲げ試験(180゜密着曲げ)で
評価し、◎印は180゜密着曲げ可能で、元に戻し
ても破断しないもの、〇印は180゜密着曲げ可能
であるが、元に戻すと破断するもの、△印は180
゜密着曲げに耐えないものである。 第2表から明らかなように、本発明合金は、従
来のFe−Cr−Al合金に比し、体積抵抗率が極め
て高く、また、Cr、Al及びSiの添加量が多いも
の程、体積抵抗率の増加が大きことが分る。 (発明の効果) 本発明の合金は、従来品より極めて高い体積抵
抗率を有するから、発熱体をより小型、軽量化で
きると共に、精密抵抗体の製造にも利用でき優れ
た工業的効果を有するものである。
抗率を有するFe−Cr−Al−Si系合金に関する。 (従来技術) 公知の電熱・抵抗体に用いる合金としては、
JISC2520に規定されているNi−Cr系合金及びFe
−Cr−Al系合金がある。 このうち、Fe−Cr−Al系合金は、体積抵抗率
が高く、耐高温酸化性に優れており、しかも高価
なNiを使用しないので、工業用加熱炉や一般家
庭用電気器具の発熱体として広く使用されてい
る。 発熱体としては、体積抵抗率が高い程有利であ
るが、高い体積抵抗率を得るには、Cr、Alの添
加量を高めることが必要である。しかし、Cr、
Alの添加量を高めると製造上の問題点が発生
し、特に、伸線等の冷間加工が困難となるので、
通常、Cr28%、Al 8%が限界と考えられ、公知
の合金では、体積抵抗率は最高160μΩ・cm程度
であつた。 一方、近年、固体状態でも結晶構造をもたない
液体状態に類似した原子構造を有するアモルフア
ス合金(非結晶質合金)の研究が進んでいる。そ
の製造方法としては、溶融金属を、直接、回転し
ているロールに噴射する圧延急冷法(双ロール法
及び単ロール法)、回転円筒内面を利用する遠心
急冷法等がある。(これらを一括して「液体急冷
法」と呼ぶ。)また、ある種の金属面に薄膜を形
成する真空蒸着法、スパツタリング法及びメツキ
法等も知られている。 そして、このようなアモルフアス合金の製造方
法を従来の結晶質合金に適用して、添加元素の固
溶量を増大すると共に、結晶粒を微細化する研究
も、一部始められている。 (発明の目的) 本発明は、このような知見に基づいてなされた
もので、液体急冷法を用いて製造工程を簡略化
し、しかも従来の電熱・抵抗合金よりも体積抵抗
率が遥かに高い新規な合金を提供するものであ
る。 (発明の構成) 本発明の合金は、液体急冷法で製造した合金で
あつて、重量%で、(以下、%はすべて重量%を
示す)Cr10〜40%、Al 7〜20%(但し7を含ま
ず)、Si0.01〜10%、Cr+1.927Al≧30%、残部Fe
よりなり、170μΩ・cm以上の体積抵抗率を有す
る合金である。 本発明の合金は、公知の電熱・抵抗合金に比
し、遥かに高い体積抵抗率を有するものである。
本発明において、Cr、Al及びSiの量を限定した
理由は、実験の結果、その範囲の合金が、電熱・
抵抗体として使用可能な靭性と高い体積抵抗率を
有していたからである。 Crが10%未満では、耐酸化性、耐食性が低下
する傾向がある。Crが40%を超えると、靭性が
劣化し、加工が困難となる。Alが7%以下で
は、体積抵抗率の向上がはかれず、さらに耐酸化
性も低下する傾向にある。Alが20%を超える
と、靭性が著しく低下し、加工が困難となる。Si
が0.01%未満では体積抵抗率が向上しない。Siが
10%を超えると、靭性が著しく劣化し、加工が困
難となる。Cr+1.927Alの量が30%未満では、
170μΩ・cm以上の体積抵抗率を得ることができ
ない。 なお、本発明の合金に、市販のFe−Cr−Al系
電熱材料に常識的に添加されている、1%程度以
下のTi、Zr:Y、La、Ceなどの希土類元素及び
3%程度以下のCo等を添加することもできる。 次に、本発明合金の製法の一例を説明する。 Fe、Cr、Al及びSiを所定の組成に配合した原
料を、下方先端にノズルを有する容器中に装入
し、不活性ガス雰囲気中で高周波溶解する。次い
で、モーターにより高速度、例えば2000r.p.m.で
回転するロールに、上下に移動するエアピストン
によりこの容器を下降接近させ、溶融金属をガス
圧(不活性ガス)によつて回転ロール表面に噴射
する。ロール表面に噴射された溶融金属は、高速
回転するロールの冷却効果によりリボン状合金と
なる。この合金は、鉄中へのCr、Al、Siの固容
量が拡大されており、更に、結晶粒が微細化して
いる。 次に、本発明の実施例を示す。 液体急冷法により、第1表に示す組成の合金か
らなるリボン状試料(厚さ0.05mm、幅1mm)を
得、その体積抵抗率を測定し、更に靭性について
確認した。その結果を第2表に示す。なお、比較
のため、JISC2520に規定されているFe−Cr−Al
合金(FCHW1;Cr25%、Al 5%、FCHW2;
Cr20%、Al 3%)の体積抵抗率をNo.20、No.21
として併記した。 また、靭性は、曲げ試験(180゜密着曲げ)で
評価し、◎印は180゜密着曲げ可能で、元に戻し
ても破断しないもの、〇印は180゜密着曲げ可能
であるが、元に戻すと破断するもの、△印は180
゜密着曲げに耐えないものである。 第2表から明らかなように、本発明合金は、従
来のFe−Cr−Al合金に比し、体積抵抗率が極め
て高く、また、Cr、Al及びSiの添加量が多いも
の程、体積抵抗率の増加が大きことが分る。 (発明の効果) 本発明の合金は、従来品より極めて高い体積抵
抗率を有するから、発熱体をより小型、軽量化で
きると共に、精密抵抗体の製造にも利用でき優れ
た工業的効果を有するものである。
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 液体急冷法で製造した合金であつて、重量%
で、Cr10〜40%、Al 7〜20%(但し7を含ま
ず)、Si0.01〜10%、Cr+1.927Al≧30%、残部Fe
よりなり、170μΩ・cm以上の体積抵抗率を有す
る合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6770683A JPS59193247A (ja) | 1983-04-19 | 1983-04-19 | 高い体積抵抗率を有するFe−Cr−Al−Si系合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6770683A JPS59193247A (ja) | 1983-04-19 | 1983-04-19 | 高い体積抵抗率を有するFe−Cr−Al−Si系合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59193247A JPS59193247A (ja) | 1984-11-01 |
| JPS626742B2 true JPS626742B2 (ja) | 1987-02-13 |
Family
ID=13352668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6770683A Granted JPS59193247A (ja) | 1983-04-19 | 1983-04-19 | 高い体積抵抗率を有するFe−Cr−Al−Si系合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59193247A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SI3748026T1 (sl) * | 2018-01-30 | 2025-07-31 | Jfe Steel Corporation | Postopek za izdelavo pločevine iz zlitine fa-cr z obdelavo s silikonizacijo |
| JP7663921B1 (ja) * | 2024-10-17 | 2025-04-17 | 壽幸 三好 | 抵抗体合金でなる薄膜素材とその製造方法 |
-
1983
- 1983-04-19 JP JP6770683A patent/JPS59193247A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59193247A (ja) | 1984-11-01 |
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