JPS6270331A - 2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸化方法 - Google Patents
2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸化方法Info
- Publication number
- JPS6270331A JPS6270331A JP20927885A JP20927885A JPS6270331A JP S6270331 A JPS6270331 A JP S6270331A JP 20927885 A JP20927885 A JP 20927885A JP 20927885 A JP20927885 A JP 20927885A JP S6270331 A JPS6270331 A JP S6270331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diisopropylnaphthalene
- reaction
- oxidation
- raw material
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸化方
法に関する。
法に関する。
(従来の技術)
2.6−ジイツプロピルナフタ□レンを酸化して2,6
−ジイソプロピルナフタレンジヒドロペルオキシドとし
、これを酸性触媒にて酸分解することによって2,6−
シヒドロキシナフタレンを得ることができる。この2,
6−シヒドロキシナフタレンは、例えば、合成樹脂、合
成繊維、医薬品、農薬、染料等の原料として産業上有用
である。
−ジイソプロピルナフタレンジヒドロペルオキシドとし
、これを酸性触媒にて酸分解することによって2,6−
シヒドロキシナフタレンを得ることができる。この2,
6−シヒドロキシナフタレンは、例えば、合成樹脂、合
成繊維、医薬品、農薬、染料等の原料として産業上有用
である。
米国特許第4,503,262号明細書には、2,6−
ジイソプロピルナフタレンを有機溶剤に溶解し、重金属
塩触媒、例えば、有機酸コバルトの存在下に分子状酸素
にて酸化して、2,6−ジイツプロビルナフタレンジヒ
ドロベルオキシドを製造する方法において、特に、上記
有機溶剤として炭素数5〜14の脂肪族炭化水素溶剤、
例えば、n−へブタンを用いることによって、反応速度
、目的とするジヒドロペルオキシドの収率及び純度を向
上させ得ることが記載されている。
ジイソプロピルナフタレンを有機溶剤に溶解し、重金属
塩触媒、例えば、有機酸コバルトの存在下に分子状酸素
にて酸化して、2,6−ジイツプロビルナフタレンジヒ
ドロベルオキシドを製造する方法において、特に、上記
有機溶剤として炭素数5〜14の脂肪族炭化水素溶剤、
例えば、n−へブタンを用いることによって、反応速度
、目的とするジヒドロペルオキシドの収率及び純度を向
上させ得ることが記載されている。
しかし、従来、塩基水溶液の存在下に2,6−ジイツプ
ロビルナフタレンを分子状酸素によって酸化してジヒド
ロペルオキシドとし、これを酸性触媒の存在下に酸分解
することによって2,6−シヒドロキシナフタレンを得
るための工業的な方法は知られておらず、その類縁化合
物の酸化反応について、先行技術が幾つかみられるにす
ぎない。例えば、特開昭51−34138号公報、特公
昭58−8391号公報や、英国特許第654,035
号には、β−イソプロピルナフタレンを塩基水溶液の存
在下に分子状酸素にて酸化してβ−イソプロピルナフタ
レンヒドロペルオキシドを製造する方法が記載されてい
る。
ロビルナフタレンを分子状酸素によって酸化してジヒド
ロペルオキシドとし、これを酸性触媒の存在下に酸分解
することによって2,6−シヒドロキシナフタレンを得
るための工業的な方法は知られておらず、その類縁化合
物の酸化反応について、先行技術が幾つかみられるにす
ぎない。例えば、特開昭51−34138号公報、特公
昭58−8391号公報や、英国特許第654,035
号には、β−イソプロピルナフタレンを塩基水溶液の存
在下に分子状酸素にて酸化してβ−イソプロピルナフタ
レンヒドロペルオキシドを製造する方法が記載されてい
る。
これらの先行技術のなかで、特公昭58−8391号公
報には、副生物の生成を抑制するために、酸化原料にお
けるβ−イソプロピルナフタレンの割合を規定し、β−
イソプロピルナフタレンを低い反応率の領域にて酸化反
応を行なって、多量の未反応のβ−イソプロピルナフタ
レンを反応後に回収し、循環使用する方法が記載されて
いるが、酸化原料の純度については何ら言及されていな
い。
報には、副生物の生成を抑制するために、酸化原料にお
けるβ−イソプロピルナフタレンの割合を規定し、β−
イソプロピルナフタレンを低い反応率の領域にて酸化反
応を行なって、多量の未反応のβ−イソプロピルナフタ
レンを反応後に回収し、循環使用する方法が記載されて
いるが、酸化原料の純度については何ら言及されていな
い。
また、ジイソプロピルヘンゼン類の酸化については、例
えば、特公昭51−44066号公報に、アルカリ水溶
液の存在下にこれを酸化する際に反応系内の水量を所定
の範囲に調整しつつ、所定の温度にて反応を行なって、
高濃度のヒドロペルオキシドを得る方法が記載されてい
る。
えば、特公昭51−44066号公報に、アルカリ水溶
液の存在下にこれを酸化する際に反応系内の水量を所定
の範囲に調整しつつ、所定の温度にて反応を行なって、
高濃度のヒドロペルオキシドを得る方法が記載されてい
る。
しかしながら、前述したように、塩基水溶液の存在下で
の分子状酸素による2、6−ジイソプロピルナフタレン
の酸化については、従来、殆ど知られていないうえに、
例えば、β−イソプロピルナフタレンに比較して、厳し
い酸化条件を必要とし、その結果、酸化反応を阻害する
ナフトキノン類の生成も増大するので、β−イソプロピ
ルナフタレンの酸化方法を2.6−ジイソプロピルナフ
タレンにそのまま適用することは困難である。
の分子状酸素による2、6−ジイソプロピルナフタレン
の酸化については、従来、殆ど知られていないうえに、
例えば、β−イソプロピルナフタレンに比較して、厳し
い酸化条件を必要とし、その結果、酸化反応を阻害する
ナフトキノン類の生成も増大するので、β−イソプロピ
ルナフタレンの酸化方法を2.6−ジイソプロピルナフ
タレンにそのまま適用することは困難である。
更に、2.6−ジイソプロピルナフタレンは、前記パラ
ジイソプロビルヘンゼンやメタジイソプロピルベンゼン
に比較しても、その反応性が異なるうえに、前記ジイソ
プロピルヘンゼンの酸化反応に関する先行技術も、酸化
原料については、何ら言及していない。
ジイソプロビルヘンゼンやメタジイソプロピルベンゼン
に比較しても、その反応性が異なるうえに、前記ジイソ
プロピルヘンゼンの酸化反応に関する先行技術も、酸化
原料については、何ら言及していない。
(発明の目的)
本発明者らは、2,6−ジイソプロピルナフタレンを塩
基水溶液の存在下に分子状酸素にて酸化して2.6−ジ
イソプロピルナフタレンのヒドロペルオキシド及び/又
はカルビノール類を製造する反応について、工業的に実
施し得る方法を確立すべく鋭意研究した結果、酸化原料
の純度によって、得られる酸化反応生成物、例えば、目
的生成物の一つであるジヒドロペルオキシドの収率が大
幅に変化し、特に、酸化原料として2,6−ジイソプロ
ピルナフタレンを85重量%以上含有するジイソプロピ
ルナフタレン混合物を用いるとき、ジイソプロピルナフ
タレンの酸化速度が著しく大きくなり、且つ、ジヒドロ
ペルオキシド(DHP)及び/又は過酸化水素によって
ジヒドロペルオキシドに変換することのできるモノヒド
ロキシモノカルビノール(HHP)及び/又はシカルビ
ノール(DCA)の総合収量を高くすることができるこ
とを見出して、本発明に至ったものである。
基水溶液の存在下に分子状酸素にて酸化して2.6−ジ
イソプロピルナフタレンのヒドロペルオキシド及び/又
はカルビノール類を製造する反応について、工業的に実
施し得る方法を確立すべく鋭意研究した結果、酸化原料
の純度によって、得られる酸化反応生成物、例えば、目
的生成物の一つであるジヒドロペルオキシドの収率が大
幅に変化し、特に、酸化原料として2,6−ジイソプロ
ピルナフタレンを85重量%以上含有するジイソプロピ
ルナフタレン混合物を用いるとき、ジイソプロピルナフ
タレンの酸化速度が著しく大きくなり、且つ、ジヒドロ
ペルオキシド(DHP)及び/又は過酸化水素によって
ジヒドロペルオキシドに変換することのできるモノヒド
ロキシモノカルビノール(HHP)及び/又はシカルビ
ノール(DCA)の総合収量を高くすることができるこ
とを見出して、本発明に至ったものである。
従って、本発明は、2,6−ジイソプロピルナフタレン
を酸化して、高収率にて2,6−ジイソプロピルナフタ
レンのヒドロペルオキシド及び/又はカルビノール類を
製造するための2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸
化方法を提供することを目的とする。
を酸化して、高収率にて2,6−ジイソプロピルナフタ
レンのヒドロペルオキシド及び/又はカルビノール類を
製造するための2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸
化方法を提供することを目的とする。
(発明の構成)
本発明による2、6−ジイソプロピルナフタレンの酸化
方法は、2,6−ジイソプロピルナフタレンを塩基水溶
液の存在下に分子状酸素によって酸化するに際して、酸
化原料として2.6−ジイソプロピルナフタレンを85
重量%以上含有するジイソプロピルナフタレン混合物を
用いることを特徴とする。
方法は、2,6−ジイソプロピルナフタレンを塩基水溶
液の存在下に分子状酸素によって酸化するに際して、酸
化原料として2.6−ジイソプロピルナフタレンを85
重量%以上含有するジイソプロピルナフタレン混合物を
用いることを特徴とする。
本発明においては、2.6−ジイソプロピルナフタレン
の酸化反応は、塩基水溶液中に2,6−ジイソプロピル
ナフタレンを含むジイソプロピルナフタレン混合物を加
え、機械的に混合して乳化状態とし、これに分子状酸素
を含む気体を吹き込むことによって行なわれる。また、
2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸化においては、
2つのイソプロピル基を酸化する必要があるので、例え
ば、前述したβ−イソプロピルナフタリンの場合と異な
って、2゜6−ジイソプロピルナフタレンの反応率を高
める必要がある。通常、反応率は80%以上、好ましく
は90%以上である。
の酸化反応は、塩基水溶液中に2,6−ジイソプロピル
ナフタレンを含むジイソプロピルナフタレン混合物を加
え、機械的に混合して乳化状態とし、これに分子状酸素
を含む気体を吹き込むことによって行なわれる。また、
2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸化においては、
2つのイソプロピル基を酸化する必要があるので、例え
ば、前述したβ−イソプロピルナフタリンの場合と異な
って、2゜6−ジイソプロピルナフタレンの反応率を高
める必要がある。通常、反応率は80%以上、好ましく
は90%以上である。
上記塩基としてはアルカリ金属化合物が好ましく用いら
れる。このアルカリ金属化合物としては、具体的には、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸すトリウム、
炭酸カリウム等を例示することができる。これらアルカ
リ金属化合物の水溶液における温度は20重量%以下が
好ましい。また、反応混合物における塩恭水溶液の使用
量は、通常、反応混合物の5〜80重足%を占めるのが
好ましく、特に、20〜70重V%の範囲にあることが
好ましい。塩基水溶液の使用量が反応混合物の5重量%
よりも少ないときは、油状の未反応のジイソプロピルナ
フタレン及びその酸化生成物と、塩基水溶液からなる反
応液の分散状態がよくなく、乳化状態が不十分となつ−
ζ、酸化反応に不利な影響を及ぼず。他方、塩基水溶液
の使用量を80重量%よりも多くする場合も、反応系の
乳化状態が悪くなるので、好ましくない。また、酸化反
応においては、塩基水溶液のpHば、通常、7〜12の
範囲に保持される。
れる。このアルカリ金属化合物としては、具体的には、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸すトリウム、
炭酸カリウム等を例示することができる。これらアルカ
リ金属化合物の水溶液における温度は20重量%以下が
好ましい。また、反応混合物における塩恭水溶液の使用
量は、通常、反応混合物の5〜80重足%を占めるのが
好ましく、特に、20〜70重V%の範囲にあることが
好ましい。塩基水溶液の使用量が反応混合物の5重量%
よりも少ないときは、油状の未反応のジイソプロピルナ
フタレン及びその酸化生成物と、塩基水溶液からなる反
応液の分散状態がよくなく、乳化状態が不十分となつ−
ζ、酸化反応に不利な影響を及ぼず。他方、塩基水溶液
の使用量を80重量%よりも多くする場合も、反応系の
乳化状態が悪くなるので、好ましくない。また、酸化反
応においては、塩基水溶液のpHば、通常、7〜12の
範囲に保持される。
尚、ジイソプロピルナフタレン及びその酸化生成物と、
塩基水溶液は、通常、機械的な攪拌によって十分に乳化
させることができるが、必要に応じて、例えば、ステア
リン酸等の従来より知られている乳化剤の存在下に攪拌
してもよい。
塩基水溶液は、通常、機械的な攪拌によって十分に乳化
させることができるが、必要に応じて、例えば、ステア
リン酸等の従来より知られている乳化剤の存在下に攪拌
してもよい。
前記塩基として、水酸化カルシウム、水酸化マグネジう
ム、水酸化ストロンチウム等のアルカリ土類金属水酸化
物も用いることができる。特に、水酸化カルシウムが好
ましい。これらアルカリ土類金属水酸化物は、単独で用
いてもよく、また、前記アルカリ金属化合物と併用して
もよい。
ム、水酸化ストロンチウム等のアルカリ土類金属水酸化
物も用いることができる。特に、水酸化カルシウムが好
ましい。これらアルカリ土類金属水酸化物は、単独で用
いてもよく、また、前記アルカリ金属化合物と併用して
もよい。
分子状酸素としては、酸素ガスを単独で用いてもよいが
、通常、空気で十分である。分子状酸素の所要量は、通
常、酸化反応のための仕込みジイソプロピルナフタレン
混合物100g当り、酸素ガス換算にて5〜15Nfl
/時の範囲であるが、特に、制限されるものではない。
、通常、空気で十分である。分子状酸素の所要量は、通
常、酸化反応のための仕込みジイソプロピルナフタレン
混合物100g当り、酸素ガス換算にて5〜15Nfl
/時の範囲であるが、特に、制限されるものではない。
反応温度は、通常、80〜150°C1好ましくは90
〜130℃であり、反応時間は反応温度等の条件によっ
ても異なるが、通常は6〜40時間である。かかる条件
下での酸化反応によって、ジイソプロピルナフタレンの
反応率を80%以上とすることができる。尚、反応は、
9通、常圧下に行なわれるが、必要に応して加圧下又は
減圧下に行なうこともできる。
〜130℃であり、反応時間は反応温度等の条件によっ
ても異なるが、通常は6〜40時間である。かかる条件
下での酸化反応によって、ジイソプロピルナフタレンの
反応率を80%以上とすることができる。尚、反応は、
9通、常圧下に行なわれるが、必要に応して加圧下又は
減圧下に行なうこともできる。
ジイソプロピルナフタレンの上記酸化反応乙こおいては
、好ましくは反応開始剤が用いられる。例えば、α、α
゛−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)
、後述するDHP、MHP等を反応開始剤として用いる
ことができる。これらを用いることによって、反応の誘
導期間を短縮することができる。その使用量は、通常、
原料ジイソプロピルナフタレン混合物を含む仕込み反応
混合物100重量部当たりO,OO5〜1重量部の範囲
である。
、好ましくは反応開始剤が用いられる。例えば、α、α
゛−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)
、後述するDHP、MHP等を反応開始剤として用いる
ことができる。これらを用いることによって、反応の誘
導期間を短縮することができる。その使用量は、通常、
原料ジイソプロピルナフタレン混合物を含む仕込み反応
混合物100重量部当たりO,OO5〜1重量部の範囲
である。
上に説明したようなジイソプロピルナフタレン混合物の
酸化反応によって、それぞれ対応するジイソプロピルナ
フタレンジヒドロベルオキシド(以下、DHPという。
酸化反応によって、それぞれ対応するジイソプロピルナ
フタレンジヒドロベルオキシド(以下、DHPという。
)のはかに、モノヒドロペルオキシモノカルビノール(
以下、HHPという。)、シカルビノール(以下DCA
という。)、モノカルビノール(以下、MCAという。
以下、HHPという。)、シカルビノール(以下DCA
という。)、モノカルビノール(以下、MCAという。
)のようなカルビノール類が生成し、また、モノヒドロ
ペルオキシド(以下、MHPという。)も生成する。
ペルオキシド(以下、MHPという。)も生成する。
尚、上記酸化反応による反応生成物の組成を求めるには
、反応後に有機相と水相とを分離し、この水相をエーテ
ル等で抽出し、有機相及びエーテル抽出液を液体クロマ
トグラフィーにて分析すれば、未反応ジイソプロピルナ
フタレンと酸化反応生成物であるDHP、HHP、DC
A、MHP。
、反応後に有機相と水相とを分離し、この水相をエーテ
ル等で抽出し、有機相及びエーテル抽出液を液体クロマ
トグラフィーにて分析すれば、未反応ジイソプロピルナ
フタレンと酸化反応生成物であるDHP、HHP、DC
A、MHP。
MCA等を定量することができる。
次に、本発明の方法において用いるジイソプロピルナフ
タレン混合物について説明する。ジイソプロピルナフタ
レン混合物は、2,6−ジイソプロピルナフタレン以外
にその異性体を含有する。2.6−ジイソプロピルナフ
タレンを製造する方法としては、従来、ナフタレンを例
えば塩化アルミニウム等の触媒の存在下にプロピレンと
反応させる方法が知られているが、現在、知られている
2、6−ジイソプロピルナフタレンの工業的製造方法に
よれば、2.6一体のみを選択的に得ることは困難であ
り、ジイソプロピルナフタレンの各種異性体を含有した
混合物が生成する。この混合物から2,6一体だけを高
純度に分離することは、通常は容易ではなく、また、費
用もかかる。しかし、2,6−ジイソプロピルナフタレ
ンを原料として反応を行なわせる場合、原料として高純
度のものを用いなくとも、反応が実用上、問題なく進行
すれば、産業上の意義は非常に大きい。
タレン混合物について説明する。ジイソプロピルナフタ
レン混合物は、2,6−ジイソプロピルナフタレン以外
にその異性体を含有する。2.6−ジイソプロピルナフ
タレンを製造する方法としては、従来、ナフタレンを例
えば塩化アルミニウム等の触媒の存在下にプロピレンと
反応させる方法が知られているが、現在、知られている
2、6−ジイソプロピルナフタレンの工業的製造方法に
よれば、2.6一体のみを選択的に得ることは困難であ
り、ジイソプロピルナフタレンの各種異性体を含有した
混合物が生成する。この混合物から2,6一体だけを高
純度に分離することは、通常は容易ではなく、また、費
用もかかる。しかし、2,6−ジイソプロピルナフタレ
ンを原料として反応を行なわせる場合、原料として高純
度のものを用いなくとも、反応が実用上、問題なく進行
すれば、産業上の意義は非常に大きい。
本発明者らは、かかる観点から、種々純度の異なる2、
6−ジイソプロピルナフタレンを酸化原料とし゛ζ前記
反応を検討したところ、2.6−ジイソプロピルナフタ
レンの純度が85重量%以上であるジイソプロピルナフ
タレン混合物を用いる場合には、予期しないことに、ジ
イソプロピルナフタレンの酸化反応の速度が大きく、且
つ、ヒドロペルオキシド及び/又はカルビノール類が高
収率にて得られることを見出して、本発明に至ったもの
である。
6−ジイソプロピルナフタレンを酸化原料とし゛ζ前記
反応を検討したところ、2.6−ジイソプロピルナフタ
レンの純度が85重量%以上であるジイソプロピルナフ
タレン混合物を用いる場合には、予期しないことに、ジ
イソプロピルナフタレンの酸化反応の速度が大きく、且
つ、ヒドロペルオキシド及び/又はカルビノール類が高
収率にて得られることを見出して、本発明に至ったもの
である。
更に、本発明の方法によれば、ジイソプロピルナフタレ
ンジヒドロベルオキシドのみならず、過酸化水素の共存
下で酸化反応混合物を酸分解した場合に、ジヒドロキシ
ナフタレンの生成に寄与ず1す るH HPやDCAをも高収量にて得ることができ、他
方、ジヒドロキシナフタレンの生成に寄与しないMHP
やMCAの生成を効果的に抑制することができるのであ
る。
ンジヒドロベルオキシドのみならず、過酸化水素の共存
下で酸化反応混合物を酸分解した場合に、ジヒドロキシ
ナフタレンの生成に寄与ず1す るH HPやDCAをも高収量にて得ることができ、他
方、ジヒドロキシナフタレンの生成に寄与しないMHP
やMCAの生成を効果的に抑制することができるのであ
る。
(発明の効果)
以上のように、本発明の方法によれば、2.6−ジイソ
プロピルナフタレンを85重量%以上含有するジイソプ
ロピルナフタレン混合物を酸化することによって、DH
P、HHPXDCA、MCA及び/又はMHPを製造す
ることができ、なかでも、DHP、HHP及び/又はD
CAを高い収率で製造することができる。
プロピルナフタレンを85重量%以上含有するジイソプ
ロピルナフタレン混合物を酸化することによって、DH
P、HHPXDCA、MCA及び/又はMHPを製造す
ることができ、なかでも、DHP、HHP及び/又はD
CAを高い収率で製造することができる。
(実施例)
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例によって何ら限定されるものではない。
れら実施例によって何ら限定されるものではない。
実施例
回転攪拌機、ガス吹き込み管、温度計及び還流冷却器を
備えた500m1容量オートクレーブ(SUS316L
製)に所定の濃度にて2,6−ジイソプロピルナフタ
レンを含むジイソプロピルナフタレン混合物50g、4
.5%水酸化ナトリウム水溶液100g及びα、α゛−
ビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)0.1g
を仕込み、反応温度100°C1圧力5 kg / c
J Gにて内容物を強力に攪拌しながら、空気を201
/時の割合で吹き込んで、9時間反応を行なった。
備えた500m1容量オートクレーブ(SUS316L
製)に所定の濃度にて2,6−ジイソプロピルナフタ
レンを含むジイソプロピルナフタレン混合物50g、4
.5%水酸化ナトリウム水溶液100g及びα、α゛−
ビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)0.1g
を仕込み、反応温度100°C1圧力5 kg / c
J Gにて内容物を強力に攪拌しながら、空気を201
/時の割合で吹き込んで、9時間反応を行なった。
得られた酸化反応混合物にメチルイソブチルケトン10
0gを加えた後、油相(メチルイソブチルケトン相)と
水相を分離し、水相をエーテルにて抽出した。これら有
機相及びエーテル抽出液を液体クロマトグラフィー分析
し、上記酸化反応の反応成績を求めた。結果を表に示す
。また、ジイソプロピルナフタレン反応率、反応生成物
合計収率、並びにDHP、HHP及びDCAの合計収率
と、酸化原料における2、6−ジイソプロピルナフタレ
ン純度との関係を図面に示す。
0gを加えた後、油相(メチルイソブチルケトン相)と
水相を分離し、水相をエーテルにて抽出した。これら有
機相及びエーテル抽出液を液体クロマトグラフィー分析
し、上記酸化反応の反応成績を求めた。結果を表に示す
。また、ジイソプロピルナフタレン反応率、反応生成物
合計収率、並びにDHP、HHP及びDCAの合計収率
と、酸化原料における2、6−ジイソプロピルナフタレ
ン純度との関係を図面に示す。
これらの結果から、酸化原料として用いるジイソプロピ
ルナフタレンにおける2、6−ジイソプロピルナフタレ
ンの純度が85重量%以上であるとき、ジイソプロピル
ナフタレンの酸化反応の速度が大きいことが明らかであ
る。
ルナフタレンにおける2、6−ジイソプロピルナフタレ
ンの純度が85重量%以上であるとき、ジイソプロピル
ナフタレンの酸化反応の速度が大きいことが明らかであ
る。
図面は、ジイソプロピルナフタレン反応率、反応生成物
合計収率、並びにDHP、Hl−7P及びDCAの合計
収率と、酸化原料における2、6−ジイソプロピルナフ
タレン純度との関係を示すグラフである。 特許出願人 モ井石油化学工業株式会社代理人 弁理士
牧 野 逸 部 遠檜ど原料純度(重量2)
合計収率、並びにDHP、Hl−7P及びDCAの合計
収率と、酸化原料における2、6−ジイソプロピルナフ
タレン純度との関係を示すグラフである。 特許出願人 モ井石油化学工業株式会社代理人 弁理士
牧 野 逸 部 遠檜ど原料純度(重量2)
Claims (1)
- (1)2,6−ジイソプロピルナフタレンを塩基水溶液
の存在下に分子状酸素によつて酸化するに際して、酸化
原料として2,6−ジイソプロピルナフタレンを85重
量%以上含有するジイソプロピルナフタレン混合物を用
いることを特徴とする2,6−ジイソプロピルナフタレ
ンの酸化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60209278A JPH07573B2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60209278A JPH07573B2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6270331A true JPS6270331A (ja) | 1987-03-31 |
| JPH07573B2 JPH07573B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=16570295
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60209278A Expired - Fee Related JPH07573B2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07573B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4503262A (en) * | 1983-08-04 | 1985-03-05 | Virginia Chemicals, Inc. | Process for the production of 2,6-diisopropylnaphthalene dihydroperoxide |
-
1985
- 1985-09-20 JP JP60209278A patent/JPH07573B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4503262A (en) * | 1983-08-04 | 1985-03-05 | Virginia Chemicals, Inc. | Process for the production of 2,6-diisopropylnaphthalene dihydroperoxide |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07573B2 (ja) | 1995-01-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU2002217114B2 (en) | Process for preparing oxirane compounds | |
| AU2002217114A1 (en) | Process for preparing oxirane compounds | |
| JPS5852972B2 (ja) | 二価フエノ−ル類の製造方法 | |
| JP3492052B2 (ja) | ジヒドロキシベンゼン及びジイソプロピルベンゼンジカルビノールの製造方法 | |
| US4469899A (en) | Process for producing phloroglucin | |
| US2462103A (en) | Preparation of alpha-ketodihydronaphthalene | |
| JPS6270331A (ja) | 2,6−ジイソプロピルナフタレンの酸化方法 | |
| US6700005B2 (en) | Process for preparing organic hydroperoxide containing product | |
| US3974228A (en) | Preparation of hydroperoxides by autoxidation | |
| KR101563020B1 (ko) | 알킬벤젠 히드로과산화물의 제조 방법 | |
| US4568768A (en) | Process for producing m-hydroxyacetophenone | |
| JPS6335558A (ja) | ヒドロペルオキシド混合物の処理方法 | |
| US4487974A (en) | Oxidation of cyclohexylbenzene to 1-phenyl cyclohexylhydroperoxide | |
| US4962241A (en) | Process for producing dihydroxynaphthalenes | |
| JPH06211729A (ja) | フルオレノンの製造方法 | |
| JP2682134B2 (ja) | ヒドロペルオキシド混合物の処理方法 | |
| JPH0776188B2 (ja) | ジヒドロパーオキシドを分解してレゾルシノールを製造する方法 | |
| US4579978A (en) | Bibenzyl hydroperoxide synthesis | |
| JPS6270332A (ja) | 2,6−ジヒドロキシナフタレンの製造方法 | |
| CA1304755C (en) | Process for producing dihydroxynaphthalenes | |
| JPH0556344B2 (ja) | ||
| JPS61137835A (ja) | 芳香族ケトンの製造方法 | |
| GB743210A (ja) | ||
| JPH037649B2 (ja) | ||
| JPS62238225A (ja) | 2,6−ジヒドロキシナフタレンの製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |