JPS627312B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS627312B2 JPS627312B2 JP53041591A JP4159178A JPS627312B2 JP S627312 B2 JPS627312 B2 JP S627312B2 JP 53041591 A JP53041591 A JP 53041591A JP 4159178 A JP4159178 A JP 4159178A JP S627312 B2 JPS627312 B2 JP S627312B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive resin
- lacquer
- dyeing
- mold
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Coloring (AREA)
Description
本発明は捺染用の新規染型に関するものであ
る。 捺染は衣服、寝具、毛布、タオルなどの染色に
おいて欠かせぬ技術であり、それに用いる染型に
ついては古くから研究され改善されて来た。 染型には伝統工芸的な型染めに用いる型紙と、
手捺染から機械による自動染色まで広い範囲に用
いる枠付スクリーン型とがあり、染色するものや
染色量に応じて使い分けられている。型紙は友禅
染めなど伝統的染色技術において古くから用いら
れ着物などの高級染色に生かされている。しかし
型紙は、原画から原紙にトレースしこれを手で切
り抜いて製作されており、その作業は長年の熟練
を必要とするのみならず複雑繊細な図柄になると
1枚の製作に数日を要し非常に高価なものとなつ
ている。一方枠付スクリーン型は写真型とも呼ば
れ枠に張つた紗に感光液を塗布し乾燥しこれにホ
トマスクを密着させ感光させて後現像して図柄付
きの染型とするものであるが、感光膜が弱く通常
補強を必要とする。また厚膜のものを得ることが
困難であり、捺染に用いた際型紙の場合のように
シヤープで濃い染色をすることがむつかしい。そ
こで染型そのものについても、染型作製方法につ
いても改良が望まれており多くの提案が既になさ
れている。 例えば、無溶剤型液状又は固体状感光性樹脂層
中に紗を介在せしめ、これにホトマスクを密着さ
せ、感光させて現像して染型を得る方法、剥離性
フイルムの上に液状又は固体状感光性樹脂で光成
形した図柄に接着剤で紗を貼りつけた後に、剥離
性フイルムをはがして染型を得る方法等が提案さ
れている。これらの方法は、確かに作業工程を簡
略化できること、厚膜の染型を得ることができる
点等で従来の技術をかなり改良するものである。
しかしながら、特に型紙に代用できる性能を有す
る染型という点では、未だ満足なものが得られて
いない。 現行の彫刻した型紙は次に示すような優れた特
長を有している。 適度な水濡れ性があり、かつ耐水性である。 湿潤状態において、フクレ、シワが全くな
く、地台にピタリとフイツトする。 湿潤状態において適度な剛度、強度を有して
おり、染色のり置き操作がしやすい。 紗とともにうるしで裏面が被覆されているた
め染色耐久性が優れている。 これらの性質は、いわゆる紙に特長的な優れた
性質であり、これを樹脂で置きかえる試みがいろ
いろなされてきたが、これらの性能を満足するも
のが未だ得られていないのが実情である。 本発明者らは、これらの点に鑑み、型紙代用と
しても用いうる染型について検討を重ねた結果、
感光性樹脂と漆又はカシユー塗料を組合せたもの
が、極めて優れており、実用性もあることを見い
出し、本発明を完成するに到つた。 本発明の新規染型は感光性樹脂を主原料として
光成形法により作成した抜き模様入りの図柄部、
漆またはカシユー塗料よりなる被覆接着部、およ
びスクリーン材料よりなる補強部から構成され
る。図柄部と補強部とが漆またはカシユー塗料よ
りなる被覆接着部により結合した構成が特徴であ
る。 本発明に用いる感光性樹脂としては液状のもの
でも固形シート状のものでもどちらを用いてもよ
い。液状品は得られる図柄部の厚みやサイズの選
択が容易である。一方固形シート状品は光成形が
容易である。感光性樹脂の化学組成は被覆接着部
の漆またはカシユー塗料との接着結合性が高く、
かつ成形図柄部の強度が大きく柔軟性のあるもの
が得られるように選ぶと一層良い結果が得られ
る。 本発明者らは多くの感光性樹脂の組成を検討し
たところ親水性基を含む組成が有利なことを見出
した。親水性基として水酸基、アミノ基、イミノ
基、アミド基、カルボキシル基、スルホン酸基、
ポリエチレングリコール基などを含むものがよ
い。これら親水性基は光反応性化合物に結合して
いる方が好ましいが、充填補強材としてブレンド
される化合物に親水性基がついていてもよい。 親水性基を含む光反応性化合物としては、例え
ばアクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、フ
マール酸等のα、β―不飽和カルボン酸、
る。 捺染は衣服、寝具、毛布、タオルなどの染色に
おいて欠かせぬ技術であり、それに用いる染型に
ついては古くから研究され改善されて来た。 染型には伝統工芸的な型染めに用いる型紙と、
手捺染から機械による自動染色まで広い範囲に用
いる枠付スクリーン型とがあり、染色するものや
染色量に応じて使い分けられている。型紙は友禅
染めなど伝統的染色技術において古くから用いら
れ着物などの高級染色に生かされている。しかし
型紙は、原画から原紙にトレースしこれを手で切
り抜いて製作されており、その作業は長年の熟練
を必要とするのみならず複雑繊細な図柄になると
1枚の製作に数日を要し非常に高価なものとなつ
ている。一方枠付スクリーン型は写真型とも呼ば
れ枠に張つた紗に感光液を塗布し乾燥しこれにホ
トマスクを密着させ感光させて後現像して図柄付
きの染型とするものであるが、感光膜が弱く通常
補強を必要とする。また厚膜のものを得ることが
困難であり、捺染に用いた際型紙の場合のように
シヤープで濃い染色をすることがむつかしい。そ
こで染型そのものについても、染型作製方法につ
いても改良が望まれており多くの提案が既になさ
れている。 例えば、無溶剤型液状又は固体状感光性樹脂層
中に紗を介在せしめ、これにホトマスクを密着さ
せ、感光させて現像して染型を得る方法、剥離性
フイルムの上に液状又は固体状感光性樹脂で光成
形した図柄に接着剤で紗を貼りつけた後に、剥離
性フイルムをはがして染型を得る方法等が提案さ
れている。これらの方法は、確かに作業工程を簡
略化できること、厚膜の染型を得ることができる
点等で従来の技術をかなり改良するものである。
しかしながら、特に型紙に代用できる性能を有す
る染型という点では、未だ満足なものが得られて
いない。 現行の彫刻した型紙は次に示すような優れた特
長を有している。 適度な水濡れ性があり、かつ耐水性である。 湿潤状態において、フクレ、シワが全くな
く、地台にピタリとフイツトする。 湿潤状態において適度な剛度、強度を有して
おり、染色のり置き操作がしやすい。 紗とともにうるしで裏面が被覆されているた
め染色耐久性が優れている。 これらの性質は、いわゆる紙に特長的な優れた
性質であり、これを樹脂で置きかえる試みがいろ
いろなされてきたが、これらの性能を満足するも
のが未だ得られていないのが実情である。 本発明者らは、これらの点に鑑み、型紙代用と
しても用いうる染型について検討を重ねた結果、
感光性樹脂と漆又はカシユー塗料を組合せたもの
が、極めて優れており、実用性もあることを見い
出し、本発明を完成するに到つた。 本発明の新規染型は感光性樹脂を主原料として
光成形法により作成した抜き模様入りの図柄部、
漆またはカシユー塗料よりなる被覆接着部、およ
びスクリーン材料よりなる補強部から構成され
る。図柄部と補強部とが漆またはカシユー塗料よ
りなる被覆接着部により結合した構成が特徴であ
る。 本発明に用いる感光性樹脂としては液状のもの
でも固形シート状のものでもどちらを用いてもよ
い。液状品は得られる図柄部の厚みやサイズの選
択が容易である。一方固形シート状品は光成形が
容易である。感光性樹脂の化学組成は被覆接着部
の漆またはカシユー塗料との接着結合性が高く、
かつ成形図柄部の強度が大きく柔軟性のあるもの
が得られるように選ぶと一層良い結果が得られ
る。 本発明者らは多くの感光性樹脂の組成を検討し
たところ親水性基を含む組成が有利なことを見出
した。親水性基として水酸基、アミノ基、イミノ
基、アミド基、カルボキシル基、スルホン酸基、
ポリエチレングリコール基などを含むものがよ
い。これら親水性基は光反応性化合物に結合して
いる方が好ましいが、充填補強材としてブレンド
される化合物に親水性基がついていてもよい。 親水性基を含む光反応性化合物としては、例え
ばアクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、フ
マール酸等のα、β―不飽和カルボン酸、
【式】(R,R′はH
又はCH3,nは1〜10の整数)で示される化合
物、
物、
【式】(R,
R′はH又はCH3,nは1〜10の整数)で示される
化合物、グリセリンモノアクリレート、グリセリ
ンモノメタアクリレート、グリセリンジアクリレ
ート、グリセリンジメタアクリレート、ペンタエ
リスリトールジアクリレート、ペンタエリスリト
ールジメタアクリレート、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメ
タアクリレート等の多価アルコール類のアクリレ
ートあるいはメタアクリレート誘導体、アクリル
アミド、メタアクリルアミド、メチロールアクリ
ルアミド等のα,β―不飽和カルボン酸アミドの
誘導体、ビニルピロリドン、ジメチルアミノメチ
ルアクリレート、ジメチルアミノチルメタアクリ
レート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジ
エチルアミノエチルメタアクリレート等のアミノ
基含有アルキル(メタ)アクリレート類およびエ
ポキシ(メタ)アクリレート類等をあげることが
できる。 これらは適当に組合せて用いられる。又種々の
ポリマーとも組合せることができる。ポリマーと
しては光反応性を有するものが特に好ましい。光
反応性を有するポリマーとしては例えば不飽和ポ
リエステル、不飽和ポリウレタン、不飽和ポリア
ミド等をあげることができる。 親水性基を含まない光反応性化合物を用いる場
合は、充填補強剤としてブレンドされる化合物に
親水性基を有するものをもちいる。 このような親水性基を有する充填補強剤として
は、例えばポリビニルアルコール、ポリアクリル
アミド、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルメチルエーテル、ポリスチレンス
ルホン酸およびこれらの共重合体等の付加重合
物、グリコール成分としてポリエチレングリコー
ルを用いた不飽和ポリエステル、飽和又は不飽和
ポリアミド等の縮合重合物、セルロース誘導体、
プルランおよびその誘導体、アルギン酸等の天然
物又はその誘導体等をあげることができる。 これらの中でも不飽和ポリエステルと水酸基含
有のアルキルアクリレート又はメタアクリレート
誘導体とを主成分とする感光性樹脂組成物は漆ま
たはカシユ塗料との接着性に優れ、柔軟な硬化物
を与えるので型紙代用として特に優れている。 光成形は、感光性樹脂が露光によつて非露光部
と溶解性が変る性質を利用して露光後、溶剤溶出
等の現像により画像を形成する方法で、既によく
知られている。固形シート状感光性樹脂の場合は
そのまま、液状感光性樹脂の場合はシート状に整
形して後、図柄に応じたホトマスクを通して活性
光線を照射し、光重合や光架橋反応により不溶化
または硬化させて後、溶剤現像すれば抜き模様入
りの図柄部を作製できる。 光源は感光性樹脂の感光波長域を考慮して選ば
れるが、通常紫外線光源が用いられる。高圧水銀
灯や紫外線蛍光ランプなどが用いられる。シート
の厚みは光が充分透過でき且つ取扱い可能な厚み
であることが必要で、実用上は5mm以下0.01mm以
上がよい。なかでも1mm以下0.05mm以上が扱いや
すい。またホトマスクの最小線巾はシート厚みと
感光性樹脂の解像度によつて選定されるが抜き模
様が形成できる充分な巾が必要である。シート厚
みが1mm以下の場合は、厚みの半分位に定めると
よい。 本発明では被覆接着部の塗料として、漆または
カシユー塗料を用いる。漆又はカシユー塗料は、
耐水性、耐薬品性、耐久性に極めてすぐれてお
り、これを感光性樹脂で光成形した図柄部に被覆
すると両者の相互作用により耐水性、物理的強
度、染色耐久性、寸法安定性などを著しく向上す
ることができる。なかでも漆は抜群によい。親水
性基を含む感光性樹脂を用いた場合は、漆又はカ
シユー塗料の被覆接着性が特によく、特に漆の場
合は硬化性もすぐれている。また、漆又はカシユ
ー塗料の硬化塗膜は黒褐色であり感光性樹脂の光
劣化や光変質が防止できる。また、漆又カシユー
塗料はローラー塗布で容易に被覆接着部をつくる
ことができる。補強部のスクリーン材料としては
紗がよく、材質は絹、ポリエステル、ナイロン、
ステンレススチールなどが用いられる。目的によ
つてはメタルスクリーンを用いてもよい。 スクリーン材料の目開きは10メツシユから500
メツシユ程度が適当である。本発明の場合強い厚
膜が容易に得られるので繊維径が細くて粗い目の
紗が使え染型として有利な構成にできるのも利点
と云える。 本発明の新規染型の作成にはいろんな工程が考
えられるが次の方法が有利である。 まず感光性樹脂を主原料として光成形法により
抜き模様入りの平面シートを作成する。その際離
型性平面上に作成するとあとの工程がやりやす
い。次にその片面に塗料を塗布する。ローラーな
どを用いて適量を塗布する。多すぎると抜き模様
を閉塞させるので注意する。塗料が硬化しないう
ちにその上にスクリーン材料を展張し接着する。
このときローラーで押えるか離形性の平面で押圧
するとよい。予めスクリーン材料にも塗料を塗布
しておくか、スクリーン材料を展張して後塗料を
塗り重ねるとさらによい結果が得られる。 本発明の新規染型の特長は次のように要約され
る。 親水性で水濡れ性がありかつ耐水性である。 湿潤伸びが極めて少なく、寸法安定性にすぐ
れ、湿潤状態においてフクレ、シワがなく、地
台にピタリとフイツトする。 湿潤状態において強度が大きく、染色耐久性
が型紙より高い。 型紙代用の用途に用いる場合、漆による紗張
り工程がそのまま使えるため、設備投資が少な
くてすみ、製作コストも安くできる。 型紙代用以外の用途に用いる場合、感光性樹
脂組成をかえて硬度や柔軟性を最適化できる。 以上のような特長を有する本発明の染型は、型
紙にかわる染型として用いうるのみならず、一般
的な捺染型、スクリーン印刷型としてその特長を
生かして種々の用途に応用できるものである。次
に実施例をあげて具体的に説明するが、本発明
は、もちろんこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。 実施例 1 無水マレイン酸、イソフタル酸、トリエチレン
グリコールを2:1:3のモル比で縮合反応させ
た不飽和ポリエステル60部、2―ヒドロキシエチ
ルメタアクリレート40部、ベンゾインイソブチル
エーテル1部、2,6―ジ―t―ブチル―p―ク
レゾール0.1部を混合溶解して感光性樹脂組成物
を調製した。この感光性樹脂を用い、常法により
厚さ12μのポリエステルフイルム上に厚さ200μ
に花柄抜き模様を有する感光性樹脂層を成形し
た。ついで感光性樹脂層表面にローラーにより漆
を塗布した。この上から、あらかじめ漆をうすく
塗布した厚さ60μ、目開き30メツシユの紗を張り
ながら重ね、上から平面性を有する厚紙を重ねて
押え、密着させた。これを一夜放置し漆を乾燥さ
せた。漆の乾燥後、感光性樹脂層裏面のポリエス
テルフイルムを剥離した。かくして感光性樹脂層
図柄部、漆層部、紗が一体化された型が得られ
た。 この型は、のり置き操作に対するこしも充分
で、型紙に近い感触を有していた、又この型を用
いて布帛への捺染テストを行つたところ、湿潤状
態で型の密着性、強度が良好であり、原因に忠実
な厚手捺染ができた。又、繰返しののりのスケー
ジに対しても型の破損、変形なく用いうるもので
あつた。 実施例 2 実施例1において漆をカシユー塗料にかえて型
の作製を行つた。この型を用いて捺染テストを行
つたところ、こし、密着性、強度が良好であり原
図に忠実な厚手捺染ができた。又くりかえしの使
用に対しても型の破損、変形なく実用に充分な耐
久性を有していた。 実施例 3 ナイロンCM―4000(東レ製)10部、N,N′―
メチレンビスアクリルアミド2部、ベンゾフエノ
ン0.5部、ハイドロキノンモノメチルエーテル
0.02部をメタノール50部に溶解、均一混合後、メ
タノールを蒸発し、得られた組成物塊を100μの
ポリエステルフイルム上でプレス成形し厚さ300
μのシートを得た。 このシートを用い、光成形により花柄の抜き模
様を成形した。この抜き模様を有するシートに実
施例1と同様の方法で、漆塗布厚さ60μ、目開き
30メツシユの紗を密着させた。得られた型を用い
て捺染テストを行つたところ、こし、密着性、強
度が良好であり原図に忠実な厚手捺染ができた。 又、くりかえしの使用に対しても型の破損、変
形なく実用に充分な耐久性を有していた。
化合物、グリセリンモノアクリレート、グリセリ
ンモノメタアクリレート、グリセリンジアクリレ
ート、グリセリンジメタアクリレート、ペンタエ
リスリトールジアクリレート、ペンタエリスリト
ールジメタアクリレート、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメ
タアクリレート等の多価アルコール類のアクリレ
ートあるいはメタアクリレート誘導体、アクリル
アミド、メタアクリルアミド、メチロールアクリ
ルアミド等のα,β―不飽和カルボン酸アミドの
誘導体、ビニルピロリドン、ジメチルアミノメチ
ルアクリレート、ジメチルアミノチルメタアクリ
レート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジ
エチルアミノエチルメタアクリレート等のアミノ
基含有アルキル(メタ)アクリレート類およびエ
ポキシ(メタ)アクリレート類等をあげることが
できる。 これらは適当に組合せて用いられる。又種々の
ポリマーとも組合せることができる。ポリマーと
しては光反応性を有するものが特に好ましい。光
反応性を有するポリマーとしては例えば不飽和ポ
リエステル、不飽和ポリウレタン、不飽和ポリア
ミド等をあげることができる。 親水性基を含まない光反応性化合物を用いる場
合は、充填補強剤としてブレンドされる化合物に
親水性基を有するものをもちいる。 このような親水性基を有する充填補強剤として
は、例えばポリビニルアルコール、ポリアクリル
アミド、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルメチルエーテル、ポリスチレンス
ルホン酸およびこれらの共重合体等の付加重合
物、グリコール成分としてポリエチレングリコー
ルを用いた不飽和ポリエステル、飽和又は不飽和
ポリアミド等の縮合重合物、セルロース誘導体、
プルランおよびその誘導体、アルギン酸等の天然
物又はその誘導体等をあげることができる。 これらの中でも不飽和ポリエステルと水酸基含
有のアルキルアクリレート又はメタアクリレート
誘導体とを主成分とする感光性樹脂組成物は漆ま
たはカシユ塗料との接着性に優れ、柔軟な硬化物
を与えるので型紙代用として特に優れている。 光成形は、感光性樹脂が露光によつて非露光部
と溶解性が変る性質を利用して露光後、溶剤溶出
等の現像により画像を形成する方法で、既によく
知られている。固形シート状感光性樹脂の場合は
そのまま、液状感光性樹脂の場合はシート状に整
形して後、図柄に応じたホトマスクを通して活性
光線を照射し、光重合や光架橋反応により不溶化
または硬化させて後、溶剤現像すれば抜き模様入
りの図柄部を作製できる。 光源は感光性樹脂の感光波長域を考慮して選ば
れるが、通常紫外線光源が用いられる。高圧水銀
灯や紫外線蛍光ランプなどが用いられる。シート
の厚みは光が充分透過でき且つ取扱い可能な厚み
であることが必要で、実用上は5mm以下0.01mm以
上がよい。なかでも1mm以下0.05mm以上が扱いや
すい。またホトマスクの最小線巾はシート厚みと
感光性樹脂の解像度によつて選定されるが抜き模
様が形成できる充分な巾が必要である。シート厚
みが1mm以下の場合は、厚みの半分位に定めると
よい。 本発明では被覆接着部の塗料として、漆または
カシユー塗料を用いる。漆又はカシユー塗料は、
耐水性、耐薬品性、耐久性に極めてすぐれてお
り、これを感光性樹脂で光成形した図柄部に被覆
すると両者の相互作用により耐水性、物理的強
度、染色耐久性、寸法安定性などを著しく向上す
ることができる。なかでも漆は抜群によい。親水
性基を含む感光性樹脂を用いた場合は、漆又はカ
シユー塗料の被覆接着性が特によく、特に漆の場
合は硬化性もすぐれている。また、漆又はカシユ
ー塗料の硬化塗膜は黒褐色であり感光性樹脂の光
劣化や光変質が防止できる。また、漆又カシユー
塗料はローラー塗布で容易に被覆接着部をつくる
ことができる。補強部のスクリーン材料としては
紗がよく、材質は絹、ポリエステル、ナイロン、
ステンレススチールなどが用いられる。目的によ
つてはメタルスクリーンを用いてもよい。 スクリーン材料の目開きは10メツシユから500
メツシユ程度が適当である。本発明の場合強い厚
膜が容易に得られるので繊維径が細くて粗い目の
紗が使え染型として有利な構成にできるのも利点
と云える。 本発明の新規染型の作成にはいろんな工程が考
えられるが次の方法が有利である。 まず感光性樹脂を主原料として光成形法により
抜き模様入りの平面シートを作成する。その際離
型性平面上に作成するとあとの工程がやりやす
い。次にその片面に塗料を塗布する。ローラーな
どを用いて適量を塗布する。多すぎると抜き模様
を閉塞させるので注意する。塗料が硬化しないう
ちにその上にスクリーン材料を展張し接着する。
このときローラーで押えるか離形性の平面で押圧
するとよい。予めスクリーン材料にも塗料を塗布
しておくか、スクリーン材料を展張して後塗料を
塗り重ねるとさらによい結果が得られる。 本発明の新規染型の特長は次のように要約され
る。 親水性で水濡れ性がありかつ耐水性である。 湿潤伸びが極めて少なく、寸法安定性にすぐ
れ、湿潤状態においてフクレ、シワがなく、地
台にピタリとフイツトする。 湿潤状態において強度が大きく、染色耐久性
が型紙より高い。 型紙代用の用途に用いる場合、漆による紗張
り工程がそのまま使えるため、設備投資が少な
くてすみ、製作コストも安くできる。 型紙代用以外の用途に用いる場合、感光性樹
脂組成をかえて硬度や柔軟性を最適化できる。 以上のような特長を有する本発明の染型は、型
紙にかわる染型として用いうるのみならず、一般
的な捺染型、スクリーン印刷型としてその特長を
生かして種々の用途に応用できるものである。次
に実施例をあげて具体的に説明するが、本発明
は、もちろんこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。 実施例 1 無水マレイン酸、イソフタル酸、トリエチレン
グリコールを2:1:3のモル比で縮合反応させ
た不飽和ポリエステル60部、2―ヒドロキシエチ
ルメタアクリレート40部、ベンゾインイソブチル
エーテル1部、2,6―ジ―t―ブチル―p―ク
レゾール0.1部を混合溶解して感光性樹脂組成物
を調製した。この感光性樹脂を用い、常法により
厚さ12μのポリエステルフイルム上に厚さ200μ
に花柄抜き模様を有する感光性樹脂層を成形し
た。ついで感光性樹脂層表面にローラーにより漆
を塗布した。この上から、あらかじめ漆をうすく
塗布した厚さ60μ、目開き30メツシユの紗を張り
ながら重ね、上から平面性を有する厚紙を重ねて
押え、密着させた。これを一夜放置し漆を乾燥さ
せた。漆の乾燥後、感光性樹脂層裏面のポリエス
テルフイルムを剥離した。かくして感光性樹脂層
図柄部、漆層部、紗が一体化された型が得られ
た。 この型は、のり置き操作に対するこしも充分
で、型紙に近い感触を有していた、又この型を用
いて布帛への捺染テストを行つたところ、湿潤状
態で型の密着性、強度が良好であり、原因に忠実
な厚手捺染ができた。又、繰返しののりのスケー
ジに対しても型の破損、変形なく用いうるもので
あつた。 実施例 2 実施例1において漆をカシユー塗料にかえて型
の作製を行つた。この型を用いて捺染テストを行
つたところ、こし、密着性、強度が良好であり原
図に忠実な厚手捺染ができた。又くりかえしの使
用に対しても型の破損、変形なく実用に充分な耐
久性を有していた。 実施例 3 ナイロンCM―4000(東レ製)10部、N,N′―
メチレンビスアクリルアミド2部、ベンゾフエノ
ン0.5部、ハイドロキノンモノメチルエーテル
0.02部をメタノール50部に溶解、均一混合後、メ
タノールを蒸発し、得られた組成物塊を100μの
ポリエステルフイルム上でプレス成形し厚さ300
μのシートを得た。 このシートを用い、光成形により花柄の抜き模
様を成形した。この抜き模様を有するシートに実
施例1と同様の方法で、漆塗布厚さ60μ、目開き
30メツシユの紗を密着させた。得られた型を用い
て捺染テストを行つたところ、こし、密着性、強
度が良好であり原図に忠実な厚手捺染ができた。 又、くりかえしの使用に対しても型の破損、変
形なく実用に充分な耐久性を有していた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 感光性樹脂を主原料として光成形法により作
成した抜き模様入りの図柄部、漆又はカシユー塗
料よりなる被覆接着部およびスクリーン材料より
なる補強部から構成された新規染型。 2 感光性樹脂が親水性基を含むものであること
を特徴とする特許請求の範囲1記載の新規染型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4159178A JPS54133906A (en) | 1978-04-07 | 1978-04-07 | Novel dyeing pattern |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4159178A JPS54133906A (en) | 1978-04-07 | 1978-04-07 | Novel dyeing pattern |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54133906A JPS54133906A (en) | 1979-10-18 |
| JPS627312B2 true JPS627312B2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=12612654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4159178A Granted JPS54133906A (en) | 1978-04-07 | 1978-04-07 | Novel dyeing pattern |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54133906A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04370282A (ja) * | 1991-06-12 | 1992-12-22 | Kyoto Yuuzen Gazou Kaihatsu Kyodo Kumiai | 友禅染め型紙の製造方法 |
| JPH09277487A (ja) * | 1996-02-16 | 1997-10-28 | Riso Kagaku Corp | 感熱孔版原紙の製版方法並びにそれに用いる感熱孔版原紙及び組成物 |
| JP2017003911A (ja) * | 2015-06-15 | 2017-01-05 | 株式会社ムラカミ | 感光性樹脂組成物、感光性フィルム、スクリーン印刷用版材および感光性レジストフィルム |
-
1978
- 1978-04-07 JP JP4159178A patent/JPS54133906A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54133906A (en) | 1979-10-18 |
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