JPS6283898A - 抗ヒト肺腺癌特異的単クロ−ン性抗体 - Google Patents

抗ヒト肺腺癌特異的単クロ−ン性抗体

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JPS6283898A
JPS6283898A JP60225327A JP22532785A JPS6283898A JP S6283898 A JPS6283898 A JP S6283898A JP 60225327 A JP60225327 A JP 60225327A JP 22532785 A JP22532785 A JP 22532785A JP S6283898 A JPS6283898 A JP S6283898A
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好田 肇
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ヒト肺癌、特にヒト肺腺癌に特異性を有し、
その認識する抗原(エピトープ)がシアル酸化された糖
タンパクあるいは糖脂質であることを特徴とする単クロ
ーン性抗体およびその肺腺癌の病理診断ならびに血清診
断・モニタリングへの利用に関するものである。
従来技術 最近、免疫動物からの抗体産生細胞と骨髄腫細胞とを融
合させて得られるハイブリドーマを培養して特異的に腫
瘍と反応する単クローン性抗体を1尋る方法が報告され
ている。ヒト肺癌に対する単クローン性抗体をこのよう
な手法で得ることもすでに報告されている〔キャンサー
・リサーチ(CancerRes、) 42.150(
1982)、  キャンサー・1Jt−チ(Cance
r Res、) 42.3187(19g2>、  ジ
ャーナル、オブ・サージカル・リサーチ(J、Surg
ical Res、)、30゜403(1981)、 
)ランスプランテーション・プロシイ−ディング(Tr
ansplantation Proceed、)、 
 XII[(4)。
1942 (1981) 、  ジャーナル・オブ・イ
ムノロシイ(J。
[mmunol、)、 131  (1) 497 (
1983)、免疫学会要旨P、212(演題番号107
番) (1983)京泉誠之〕。しかし、それらの単ク
ローン性抗体の多くは、肺癌以外の癌や、ヒト正常細胞
とも反応するものがほとんどで肺癌特異的といえるもの
は少ない。また、比較的肺癌に特異的といえるもの〔ジ
ャーナル・オブ・イムノロシイ(J、 Immunol
、) 131 (1) 497(1983)でも、小細
胞癌と非小細胞癌を識別することができるのみで扁平上
皮癌、腺癌などの組織型を判別することはできない。ま
た、肺癌の血清診断へ応用できる単クローン性抗体につ
いての報告はない。
最近、抗ヒト消化器癌(胃癌、膵癌、大腸癌)単クロー
ン性抗体を用いる消化器癌の血清診断が報告されている
。これらの単クローン性抗体はいずれも、血清中抗原と
してシアル酸化された糖タンパクをS忍識しているもの
である〔ジャーナル・オブ・クリニカル・イムノロシイ
(J、 CI in、 Immunol。
2、135(1982)、  フェデレーション・ブロ
シイーデインダス(Federation Proc、
)、 41.898 (1982) 。
キャンサー・リサーチ(Cancer Res、)、 
 42.601(1982)、  バイブリド−?  
(Hybridoma)、  2. 110(1983
) )。一方、肺癌に対する単クローン性抗体で、シア
ル酸化された糖蛋白質あるいは糖脂質を認識するものは
これまで全く報告がない。
発明が解決すべき問題点および解決方法肺癌に特異的に
反応する単クローン性抗体が得られれば、肺癌の診断に
有用である。肺癌の単クローン性抗体は知られているけ
れども、さらに優れた抗体の開発が望まれている。本発
明者はヒト肺腺癌組織膜成分で免疫した抗体産生マウス
の牌〕 細胞とマウス骨髄腫細胞とが融合したハイブリ
ドーマが生産するモノクローナル抗体が、肺腺癌に対し
て特に優れた反応性を有し、肺癌の血清診断に応用でき
ることを見出し本発明を完成した。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明は、ヒト肺腺癌組織膜成分で免疫したマウスの肺
細胞とマウス骨髄腫細胞とを融合させてハイブリドーマ
を作製し、ヒト肺腺癌に特異性を有する単クローン性抗
体を選択し、該ハイブリドーマを培地中に培養するかマ
ウスに投与して該マ)、 ウスで腹水化し、該培養物ま
たは腹水より採取することにより得られ、かつシアル酸
化された糖蛋白質または糖脂質を抗原として認識する抗
ヒト肺腺癌特異的単クローン性抗体を提供する。
本発明の単クローン性抗体は、IgMクラスに属し、肺
腺癌細胞に対して特異的に反応し、シアル酸化された糖
蛋白質または糖脂質を抗原として言忍識する。
本発明単クローン性抗体の具体例としては、ハイブリド
ーマ細胞株ALC−186(NCACC8508290
3)が生産するALC−186があげられる。
以下に本発明単クローン性抗体の製造法を詳細に説明す
る。
(1)動物の免疫と抗体産生細胞の調製3〜10週令、
望ましくは8週令のマウスに、ヒト肺腺癌の細胞1組織
あるいはそれらの膜成分を免疫して、その動物の牌、リ
ンパ節、末梢血中の抗体産生細胞を調製する。免疫する
マウスはヒト正常肺細胞で前処理して免疫寛容にしたマ
ウスを用いるのが好ましい。免疫の方法は、動物の皮下
あるいは静脈内あるいは腹腔内に、適当なアジュバント
〔例えば、フロイントの完全アジュバント(Compl
ete Freund’s Adjuvant)または
、水酸化アルミニウムゲルと百日咳菌ワクチンなど〕と
ともにヒト肺腺癌細胞(106〜107細胞/匹)、ヒ
ト肺腺癌組織もしくはそれらの膜成分(膜断片)(10
〜500μg/匹)を投与する。以後、1〜2週問おき
に、抗原を2〜5回投与する。各免疫後3〜7日目に眼
底静脈叢より採血し、その血清がヒト肺腺癌と反応する
ことを以下に示す酵素免疫測定法〔酵素免疫測定法(E
LISA):医学書腕利1976年〕などで調べる。
酵素免疫測定法: 96穴のEIA用プレート〔フロー・ラボラトリーズ(
Flow Laboratories)社製〕に、正常
あるいはlli瘍細胞1組織の膜成分(蛋白量として1
0〜1.000μg 7ml含有する膜断片)を100
〜200μl/穴ずつ分注し、4℃で1〜2晩放置して
、牛血清アルブミンをプレート穴底面にコートし、上清
を抜き去った後、レジン水あるいは、PBS (リン酸
二ナトリウム1、83 g 、リン酸−カリウム0.2
1g、食塩7.65g、蒸溜水1β、pH7,2)でよ
く洗浄後、第1抗体として、1%BSA、(牛血清アル
ブミン)−PBSを100〜200μl/穴分注し、4
℃で1〜2晩放置して、プレート上に残った蛋白質との
結合残基をブロック(ブロッキング)した。その後、B
SΔ−PBSを檜て、レジン水あるいはPBSでよく洗
浄した後、第1抗体として、BSA−PBSで希釈した
試料(マウス血清、ハイプリドーマ培養上清、粗精製モ
ノクローナル抗体)を100μβ/穴分注し、4℃で1
晩放置する。レジン水で1回、2M  NaCj!溶液
で6回洗浄した後、第2抗体としてウサギの抗マウスイ
ムノグロブリンIgG−ペルオキシダーゼ結合物〔ダコ
(DAKO)社製、販売元協和メデックス〕の100倍
希釈液を100m/大分注し、室温で2時間放置する。
PBSでよく洗浄後、ABTS基質液〔2゜2′−アジ
ノビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸
)ニアンモニウム550■を0、1 Mクエン酸緩衝液
(pH4,2)ilに溶かした溶液に、使用直前に過酸
化水素1m/mlを加えた溶液〕を用い、発色をOD、
、s工の吸光度で測定する。このとき、肺腺癌細胞、組
織あるいはそれらの膜成分に対して強く反応するマウス
をヒト肺腺癌免疫マウスとしてハイブリドーマ作製のた
めの抗体産生細胞の供給源として用いる。
酵素免疫測定法を行うにあたって、抗原として、細胞そ
のものを用いる場合は、ファルコン(Falcon) 
3072プレート中で、標的細胞を培養し、0.25%
ゲルタールアルデヒド−PBSを加え、室温に1〜2時
間放置し、PBSでよく洗浄後、1%BSA−PBS 
100〜200AI!を加え、2時間放置し、レジン水
またはPBSでよく洗浄し、そのプレートを用いて、一
般の抗原コートプレートを用いるのと同様の方法にて、
抗体価の測定を行った。
細胞融合に供するにあたって、免疫化マウスに融合処理
の3〜4日前に、ヒト肺腺癌細胞。
組織あるいはその膜成分を2〜5X10’細胞/匹ある
いは2.0〜400μg/匹復腔内に投与し、膵臓細胞
を摘出し、肺細胞を調製する。
膵臓をMEM (日永製薬社製)中で細断し、ピンセッ
トでほぐし、120Orpm、5分間遠心分離にかけ、
上清を捨て、トリス−塩化アンモニウム緩衝液(pH7
,65)で1〜2分間処理し赤血球を除去し、MEMで
3回洗浄して融合用肺細胞として提供する。
(2)骨髄腫細胞の調製 骨髄腫細胞としては、マウスから得られた株化細胞を使
用する。たとえば、8−アザグアニン耐性マウス(BA
LB/c由来)骨髄腫細胞株P3−X63Ag8−Ul
 (P3−Ul)〔カレント・トピックス・イン・ミク
ロバイオロジイ・アンド・イムノロシイ−1(Curr
entTopics in Microbiology
 and Immunology −1) 〕〔ヨーロ
ピアン・ジャーナルφオブ・イムノロシイ(Europ
ean J、  Immunology)  6 51
1−519(1976)) 、SP210−Ag 14
 (SP−2)〔ネイチ−? −(Nature) 2
76、269−270 (1978))、P3−X63
−Ag8653 (653) Cジャーナル・オブ・イ
ムノロシイ(J、 Immunology) 123.
1548−1550 (1979) ) 、P3−X6
3−Ag3 (X63)〔ネイチ+ −(Nature
) 256. 495−497(1975) ’]など
が用いられる。これらの細胞株は、8−アザグアニン培
地〔RPMI−1640培地にグルタミン(1,5mM
)、2メルカプトエタノール(5X 10−’M) 、
ジェンクマイシン(10μg/ml)および牛胎児血清
(FC3)(C3L社製)(10%)を加えた正常培地
に、さらに8−アザグアニン(15μg /ml )を
加えた培地〕で継代するが、細胞融合の3〜4日前に正
常培地に継代し、融合当日2X10’以上の細胞数を確
保する。
(3)細胞融合 (1)で免疫した抗体産生細胞と(2)で得られた骨髄
腫細胞をM E M培地またはPBSでよく洗浄し、細
胞数が、抗体産生細胞:骨髄腫細胞=5〜10:1にな
るよう混合し、遠心分離(1,20Orpm 5分)し
た後、上清を捨て、沈殿した細胞群をよくほぐした後、
攪拌しながら、37℃で、ポリエチレングライコール1
.000 (PEG−1,000)2g、MEM2ml
およびジメチルスルホキシド0.7mlの混液0.2〜
1ml/ 10’抗体産生細胞を加え、1〜2分間毎に
MEM1〜2mlを数回加えた後、MEMを加えて全量
が5Qmlになるようにする。遠心分離(900rp5
分)後、上清を捨て、ゆるやかに細胞をほぐした後、正
常培地(RPM I 1640.、 FC310%)1
00mlを加え、メスピペットによる吸込み、吹出しで
ゆるやかに細胞を懸濁する。
この懸濁液を24穴培養用プレートに1m1/穴ずつ分
注し、5%CO2インキユベーター中、37℃で24時
間培養する。培養プレートに1ml/穴のHAT培地〔
正常培地にヒポキサンチン(10−’M)、チミジン(
1,5X 10−’M)およびアミノプテリン(4X1
0−’M)を加えた培地〕を加え、さらに24時間培養
する。以後2日間、24時間毎に、培養上清1mlを捨
て、新たに同量のHAT培地を加え、CO2インキュベ
ーター中、37℃で10〜14日間培養する。
コロニー状に生育してきた融合細胞の認められる穴につ
いて、上清1mlを揄で、HT培地(HAT培地からア
ミノプテリンを除いた培地)を同量加え、以後2日間2
4時間毎にHT培地への変換を行う。
HT培地で3〜4日間培養後、培養上清の一部をとり上
記の酵素免疫測定法により、ヒト肺腺癌に対する抗体価
を測定する。このとき、同様の方法で、ヒト正常網胞1
組織あるいはその膜成分などとの反応性も測定し、ヒト
肺腺癌細胞組織あるいはその膜成分に特異的に反応する
ものを選択する。ヒト肺腺癌細胞1祖織あるいはその膜
成分に強(反応し、ヒト正常細胞1組礒あるいはその膜
成分などに反応しない穴について、限界希釈法によりク
ローニングを2回繰 。
り返し、安定してヒト肺腺癌綿胞9組織あるいはその膜
成分に強い抗体価の認められたものを抗ヒト肺腺癌単り
ローン性抗体産生ハイブリドーマ株として選択する。
(4)単クローン性抗体の調製 ブリスタン処理C2,6,10,14−テトラメチルペ
ンタデカン(Pristane) 0.5mlを腹腔内
投与し、2M間飼育する〕した8〜10週令のBALB
/c雌マウスに、(3)で得られた抗ヒト肺腺癌単りロ
ーン性抗体産生ハイブリドーマ細胞2〜4X106細胞
/匹を腹腔内注射する。10〜21日でハイブリドーマ
は腹水癌化する。このマウスから腹水を採取し、遠心分
離(3,000rpm 5分)して固形分を除去後、5
0%硫酸アンモニウムにて塩析し、PBSにNaCj2
0.5Mを加えた液で透析し、セファクリル5300(
ファルマシア・ファイン・ケミカル社Iり(ペットポリ
ニーム750m1 )のカラムに流速15m1 /hr
で通塔し、IgM画分を集め、精製単クローン性抗体と
する。
抗体のインタイブの決定は、オクタロニイ(Oucht
erlony)法(二重免疫拡散法)(免疫学実験入門
、生物化学実験法15、学会出版センター刊、 P、 
741981年)によって行う。
蛋白量の定量は、フォーリン法および280nmでの吸
光度(1,4(ODzso ) ’iイムノグロブリン
lug/ml)より算出する。
得られた単クローン性抗体の特異性の決定は複数の検体
から得られたヒトの各種の臓器由来の正常あるいは腫瘍
組織あるいはその膜成分との反応性、各種ヒト正常ある
いは腫瘍細胞培養株またはヒト胎児細胞培養株もしくは
それらの膜成分との反応性、従来から知られている癌胎
児性抗原(例えばCEA)との反応性、正常。
患者ヒト血清との反応性などを、酵素免疫測定法、螢光
抗体法、免疫組織学的判定法(PAP法)などにより行
い、いずれの測定法においてもヒト肺腺癌以外とは、反
応しないものを選択する。
また、このようにして得られた、ヒト肺腺癌に特異的に
反応する単クローン性抗体は、血清検査1組織診断、イ
メージーングなどによる肺癌の診断、さらには、抗体そ
のものを、あるいは、抗体に制癌剤や毒素を結合させた
、いわゆるイムノトキシンを癌患者に投与することによ
り肺癌の治療を行うことができるものと期待される。さ
らに、この腫瘍特異抗原クローン性抗体を用いるアフィ
ニティーカラムにより、腫瘍特異抗原を精製し、その抗
原の解析ひいては、肺癌ワクチンの開発にも使用できる
ものと期待される。
(5)肺癌血清診断法 血清診断は次の通り行う 96穴EIA用プレートに、第一抗体10〜100x/
mlを50〜200g/穴ずつ分注し、4℃で1〜2晩
あるいは、室温で2〜4時間放置する。PBSで洗浄後
、BSA−PES200d/穴を加え、さらに4℃で1
晩あるいは室温で2時間放置する。このプレートをPB
Sでよく洗浄後、各穴に血清検体を1〜100倍希釈で
、50〜1004を加える。4℃で1晩あるいは室温で
2時間放置後、PBSでよく洗浄する。次に、ビオチン
化した第二抗体あるいは、ペルオキシダーゼ標識した第
二抗体(10〜100g/l1i)を50〜100Jj
Jl/穴加え、さらに4℃で1晩あるいは室温で2〜4
時間放置する。第二抗体として、ビオチン化抗体を使用
した場合には、プレートをPBSでよく洗浄後、アビジ
ン−ビオチン−ペルオキシダーゼ(10x/mりを50
〜100d/穴加え、室温で30分間放置後PBSでよ
く洗浄する。次に基質液として、ABTS基質液を50
〜100d/穴加え、室温で10〜30分間放置し、5
%SDS溶液50〜100d/穴を加え反応を停止する
。各穴のOD、、、値を測定し、その発色度より、血清
検体中の抗原量を算出する。このようにして得られた健
常人血清中の抗原量と肺癌患者血清中の抗原量を比較す
ることにより、正常値を決定し、その正常値を超えるも
のを肺癌陽性とした。
(6)抗原解析 前述の酵素免疫抗体法、免疫組繊化学的染色法あるいは
血清診断法の実施に際して、抗原(肺腺癌膜成分、肺癌
培養細胞株、肺癌組織)をノイラミニダーゼ(neur
aminidase)、 プロテアーゼ(protea
se)などの酵素や過ヨウ素酸などの試薬で前処理した
後、単クローン性抗体と反応させ、それらの処理をして
いない元の抗原と単クローン性抗体の反応性との差より
、抗原の化学的性状(単クローン性抗体のrtする抗原
部位の化学的性状)を明らかにした。すなわち、ノイラ
ミニダーゼ処理によ°り抗原性が消失すれば、シアル酸
が、プロテアーゼ処理により消失すれば蛋白質が、また
過ヨウ素酸処理により消失すれば糖鎖が、抗原決定基に
関与してい −ると推定される。
以下本発明の実施例を示す。
実施例1゜ 〔1〕  抗体産生細胞の調製 ヒト正常肺組織膜成分(100,q蛋白質7匹)を、生
後24時間以内の新生仔BALB/cマウスに静脈内投
与した。8週間経過後のマウスにヒト肺腺隔膜断片10
0■(蛋白質換算)7匹を水酸化アルミニウムゲル2m
g/匹、百日咳菌死菌ワクチンlXl0’/匹とともに
腹腔内投与した。以後1〜2週おきに、同一抗原100
μg(蛋白質換算)7匹で3〜5回免疫した。
これら免疫処理したマウスのうち、その抗血清が、ヒト
肺腺癌細胞または組織あるいはそれらの膜断片と強く反
応したマウスを免疫マウスとして、そのマウスより、肺
細胞を調製して、細胞融合に供した。
(2)マウス骨髄腫細胞の調製 8−アザグアニン耐性マウス骨髄腫細胞株P3−Ulを
正常培地で培養し、細胞融合時に2×107以上の細胞
を得、細胞融合に親株として供した。
(3)ハイブリドーマの作製 (1)と(2)で得られた肺細胞と骨髄腫細胞とを5=
1の割合で用い、前述した方式で融合させ、HAT培地
で37℃、14日間CO25%下で培養して、融合細胞
を選択し、HT培地に変えてさらに培養し、抗ヒト肺腺
癌に対する抗体価の測定をして、活性な穴を選び、さら
に正常培地に変え、2回クローニングを繰り返して、種
々の測定法により、ヒト正常細胞や組織あるいは他の癌
に全く反応せず、ヒト肺腺癌に特異的に反応する単クロ
ーン性抗体を産生ずるハイプリドーマ株ΔLC−186
を選択した。
(4)単クローン性抗体の精製 プリスタン処理した8週令BALB/c雌マウスに(3
)で得られたハイプリドーマ株ALC−186を4X1
0”細胞/匹腹腔内注射した。
10〜21日後に、ハイブリドーマは腹水癌化する。腹
水のたまったマウスから、腹水を採取(5〜10m1/
匹)し、遠心分離(3,00Orpm。
5分)して固形分を除去した。50%硫酸アンモニウム
ニテ塩析し、PBSにNa(J!  0.5Mを加えた
液で透析し、セファクリル300(ファルマシア・ファ
イン・ケミカル社製)(ベット・ポリニーム?5011
11)のカラムに流速15ml /hrで通塔しIgM
画分を集めM製抗体として用いた。
(5)ALC−186の特異性 このようにして得られた抗腫腺癌特異釣車クローン性抗
体ALC−186の反応特異性を第1表に示した。
第1表 実施例2゜ 実施例1で得られた単クローン性抗体ACL−186を
用いて、肺腺癌組織の免疫組織化学的染色を行った。1
0例の肺腺癌患者摘出肺腺癌パラフィン包埋ブロック切
片について検討した結果、8例で癌細胞が強く染まった
。以上の結果より、ALC−186を用いる免疫組織化
学染色により、肺腺癌の病理診断が可能であった。
実施例3゜ 96穴EIA用プレート〔フロー・ラボラトリーズ(F
low Laboratories)社製〕に、ALC
−186(10x/ml)を50I/穴加え、4℃で1
晩放闇後、PBSで洗浄し、1%BSA−PBS200
s/穴加え1晩放置し、PBSでよ(洗浄したプレート
に、健常人血清(77検体)および肺癌患者血清(92
検体)を4倍希釈して40d/穴加え、4℃で1晩放置
後、PBSでよく洗浄した。次に、第二抗体として、ビ
オチン化抗腫癌%/クローfル抗体ALC−186(1
0u/ml)を100d/穴加え、4℃で1晩放置し、
PBSでよく洗浄した後、アビジン−ビオチン−ペルオ
キシダーゼ〔ベクトール(VBCTOR)社製〕(10
■/n+1) 100jI!!/穴加え、室温で1時間
放置し −た後、PBSで洗浄した。次にABTS基質
液を100d/穴加え、室温で30分間反応させ、5%
SDS溶液100d/穴を加え反応を停止した。
各穴の発色を吸光度計(OD 415 )で測定した。
その結果、第1図に示した様に、健常人血清では、OD
 41 sが0.35をこえる陽性例は77例ウニ例し
かなかったが、肺腺癌患者血清では、OD4+sが0.
35をこえる陽性例が33例ウニ6例あった。
このことより、本抗体を用いる血清診断法により、48
%の確率で肺腺癌患者を見出すことが可能であることが
わかる。肺扁平上皮癌患者血清では、OD 415が0
.35をこえる陽性例が、33例ウニ例(3%)、肺小
細胞癌患者血清では、22例ウニ例(0%)、肺小細胞
癌患者血清では、4ウニ0例(0%)であったが、肺腺
癌患者血清では16例ウニ例(0%)と全く陽性例はな
かった。
また、肺腺癌患者血清をプロットすると、第2図に示す
ごとく、ステージ■では65%(20例ウニ3例)で陽
性となった。この結果は、本抗体による血清診断が、肺
腺癌のモニタリングに有効であることを示している。
実施例4゜ 単クローン性抗体ALC−135が認識する抗原を解析
するために、肺腺癌組織の膜成分を下記各種酵素および
試薬で処理した後ALC−186との反応性を調べた。
酵素および試薬 トリプシン(GIBCO社製 2.5%溶液)PBS中
 0.25% ノイラミニダーゼ(ベーリンガー・マンハイム社製) 0.1M酢酸バッファー(pH4,5) −3+nMC
a Cj! 2中Q、ILI/ml α−L−7コシダーゼ(ベーリンガー・マイハイム社製
) 0.1Mリン酸バッファー(pH6,3)中0、IU/
ml プロテアーゼ(シグマ社製) 0.1Mリン酸バッファー(pH7,2)中10U/m
1 NaIO*(和光純薬社製) PBS中50mM 肺腺癌組織の膜成分(蛋白量100■/ml )を50
47穴ずつ、EIA用プレート〔リンプロ(Linbr
o)社製〕に分注し、4℃で1晩放置後、PBSで3回
洗浄し、1%BSA−PBSを200w1/穴分注し、
30分間〜2時間室温で放置し、PBSで3回洗浄後、
上記酵素液または試薬液を50d/大分注し、37℃で
1時間反応させた。
ついでPBSで5回洗浄し、単クローン性抗体ALC−
186(10x/ml>を50ρ/穴分注し、4℃71
晩放置した。
Tween−20−PBS (Tween ’IcJは
和光純薬工業社製)で5回洗浄後、パーオキシダーゼ標
識抗−マウスIgG(400倍希釈液)を50d/穴加
え、室温で2時間反応後、Tween−20−PBSで
5回洗浄し、ΔBTS基質100dを加え、30分間反
応後、415nmにおける吸光度を測定した。
抗原性は、第3図に示したとおり、過ヨウ素酸(Na 
IO4) 、ノイラミニダーゼ、パーオキシダーゼ処理
により完全に消失した。この結果より、単クローン性抗
体ALC−186はシアル酸化された糖蛋白質を認識し
ているものと推定された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、単クローン性抗体ALC−186による肺腺
癌の血清診断の結果を示す。 第2図は、単クローン性抗体ALC−186による肺腺
癌の血清診断におけるステージの影響を示す。 第3図は、肺腺癌組織の膜成分の各種酵素、試薬処理に
よる単クローン性抗体ALC−186との反応性の消長
を示す。 ・はノイラミニダーゼ0.1tJ/+++]、△はα−
L−フコシダーゼ0. I U /ml、口はトリプシ
ン0.25%、―はプロテアーゼl0LI/ml、○は
Na10450mMの処理を示す。×は無処理を示す。 特許出願人(102)協和醗酵工業株式会社”b l 
”5コ A LC−12ら1:工5IIi)I19こイ
1三nk 清舌彩i鉦(t[0D4Is、− OD 41りiい

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ヒト肺腺癌の細胞組織または組織膜成分で免疫した
    マウスの脾細胞とマウス骨髄腫細胞とを融合させてハイ
    ブリドーマを作製し、ヒト肺腺癌に特異性を有する単ク
    ローン性抗体を選択し、該ハイブリドーマを培地中に培
    養するかマウスに投与して該マウスで腹水化し、該培養
    物または腹水より採取することにより得られ、かつシア
    ル酸化された糖蛋白質または糖脂質を抗原として認識す
    る抗ヒト肺腺癌特異的単クローン性抗体。 2)該ハイブリドーマがALC−186(NCACC8
    5082903)である特許請求の範囲第1項記載の単
    クローン性抗体。 3)該単クローン性抗体がIgMクラスに属することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の単クローン性抗
    体。 4)ヒト肺腺癌細胞と反応し、ヒト正常肺組織とは反応
    せず、シアル酸化された糖蛋白質または糖脂質を抗原と
    して認識する抗ヒト肺腺癌特異的単クローン性抗体AL
    C−186を用いる免疫組織化学的染色法。 5)ヒト肺腺癌細胞と反応し、ヒト正常肺組織とは反応
    せず、シアル酸化された糖蛋白質または糖脂質を抗原と
    して認識する抗ヒト肺腺癌特異的単クローン性抗体AL
    C−186を用いるサンドイッチ方式による酵素免疫測
    定法またはラジオイムノアッセイにより肺腺癌の血清診
    断またはモニタリングを行う方法。
JP60225327A 1985-10-09 1985-10-09 抗ヒト肺腺癌特異的単クロ−ン性抗体 Granted JPS6283898A (ja)

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