JPS6284176A - 高分子錯体膜及びエレクトロクロミツク表示素子 - Google Patents

高分子錯体膜及びエレクトロクロミツク表示素子

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JPS6284176A
JPS6284176A JP60201665A JP20166585A JPS6284176A JP S6284176 A JPS6284176 A JP S6284176A JP 60201665 A JP60201665 A JP 60201665A JP 20166585 A JP20166585 A JP 20166585A JP S6284176 A JPS6284176 A JP S6284176A
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polymer
polymer electrolyte
high polymer
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Kenji Honda
憲治 本田
Atsushi Kuwano
敦司 桑野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多核金属錯体を含有する高分子錯体膜及び該錯
体膜と電極基板とを接合してなるエレクトロクロミック
表示素子に関する。
は、酩気化学的な作用により色素、金属錯体などのレド
ツクス剤が酸化及び還元されることによシ可逆的に色変
化を起すことを利用した表示素子を指す。表示素子には
大別して発光型と非発光型のもあがめる。前者にはCR
T(ブラウン管)をはじめ、IJD (発光ダイオード
)、FDP(プラズマ表く2 示)、ELD(エレクトロミネツセンス表示)などがあ
り、後者にはLCD(液晶表示)、ECD などが知ら
れている。上記の表示素子はいずれもそれぞれの特徴が
あって、用途によシ使い分けられているのが現状である
が、LCDJf−ECDは大面積状72ツトパネル形に
できる点で注目されており、低いこと、(3)表示メモ
リー性があること、(4)使用温度範囲が広いこと、(
5)表示の視角依存性が少ないこと、(6)多色化が比
較的容易なこと。問題点としては、素子寿命が他のもの
とくらべて短かいことが挙げられている。
これまで作製されてき九ECDには、表示物質(以下E
C剤と言う)が無機化合物であるものと有機化合物であ
るものの2種類に大別され、前者の方が安定性の点で優
れているため開発がよυ進んでいる。具体例としては、
前者には酸化タングステン、酸化イリジウムなどの金属
酸化物が、後者の例としてはビオローゲン誘導体が一般
に使われてき九が、最近では、ポリピロール、ポリチオ
フェンなどの電解重合膜が盛んに利用されている。
素子全体を構成するに当りては、電解液を使うか固体電
解質を使うかで深型セルと固体セルの2種類があるが、
上記EC剤が無機化合物の場合は主として固体型セルが
作られてお6、gc剤が有機化合物の場合は深型セルが
多い。前者の代衣例として、VIOs/Ta205/I
rOxの構成の全固体素子が報告されている。深型セル
には希硫酸などの酸性水溶液、或いは過塩素酸塩をとか
したプロピレンカーボネートなどの有機溶媒が一般に用
いられている。
ところで、深型セルではEC剤の電極からのけく雌・溶
出等の問題があるうえ、漏液による周辺部品への弊害な
ど、いくつかの欠点が指摘されている。然るに、素子形
態としては全固体型が望ましいのであるが、例えば、上
記のWO3/Ta□05/I rOxセルを構成するに
は電極基板上に各成分を真空蒸着又はスパッタリングで
逐次積層化する訳で真空状態で素子を製造するため大量
生産の際の作業能率に大きな難点を残している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上述の問題点を鑑みて、生産性の高い
全固体薄膜型ECD$子を開発することにある。即ち、
高分子電解質を含む背景体に、′EC剤でめる金属錯体
を固相重合法により該膜内で多核化・析出せしめる新し
いプロセヌを用いテ得うれる高分子錯体膜及び該錯体膜
を利用した表示コントラストに着れた全固体薄膜ECD
素A供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の不透明背景体(以下背景体という)との製造法
には、例えば以下に示すいくつかの方法がある。即ち、
囚背景体が多孔質膜であるもの、及び(均背景体が着色
粒子の2種類について、各背景体と複合化する高分子電
解質の種類により、次に示すいくつかの方法を例示する
ことができる。
これらの方法において重要なことは、該複合高分子1解
質a<Jが含有する高分子電解質を水中において膜から
溶出させないよう工夫することである。
(A−1)高分子電解質自体が水には不溶で有機溶媒に
可溶なる溶解特性を有する高分子でちって、このような
高分子電解質の溶液を多孔質膜上に塗布・乾燥する。
(人−2)高分子電解質自体は水溶性であるめ工、これ
と水に不mで、有機者媒に可溶なる溶4fS特性を有す
る高分子とを混ぜ合わせ、これら両者をともKとかず溶
媒に溶解したのち多孔質膜上に塗布・乾燥する。
(人−3)高分子電解質自体は水溶性であるが、これと
架橋性基を有する第二の水溶性高分子とを混ぜ合わせ、
このような高分子組成物をとかした水溶液を多孔質膜上
に塗布後、加熱蒸射線照射または化学試剤によシ架橋す
る。
(A−4)高分子電解質が解離基を持つモノマー及び架
橋剤からなる高分子でありて、このような低分子組成物
をとかした溶液を多孔質膜上に塗布後、重合・架橋する
(A−5)高分子電解質が解離基を導入しうる或いは解
離基に変換しうる官能基を有するモノマー及び架橋剤か
らなる高分子であって、このような低分子組成物をとか
しな溶液を多孔質膜上に塗布後、重合・架橋し、次いで
解離基の導入或いは変換反応を施す。
(B−1)高分子電解質が(人−1)に記載のものと同
一で、このような高分子をとかし々溶液に着色粒子を分
散した後、基板上に流延して溶媒を蒸発させる。
(B−2)高分子電解質が(A−2)に記載のものと同
一で、このような高分子組成物をとかした溶液に着色粒
子を分散した後、基板上に流延して溶媒を蒸発させる。
(B−3)高分子電解質が(A−3)に記載のものと同
一で、このような高分子組成物をとかした溶液に着色粒
子を分散した後、基板上に流延後加熱、放射線照射また
は化学試剤により架橋する。
(B−4)高分子wlc解質が(A−4)に記載のもの
と同一で、このような低分子組成物をとかした溶液に着
色粒子を分散し基板上に流延後、重合・架橋する。
(B−5)高分子電解質が(A−5)に記載のものと同
一で、このような低分子組成物をとかした溶液に着色粒
子を分散し基板上に流延後、重合・架橋する。
上記の(A−1)に記載の水に不溶で有機溶媒に可溶な
る溶解特性を有する高分子電解質としては、市販品とし
てはパーフルオロポリエチレン系の可溶性ナフィオン(
商標)などがある。一般には、解離基を持つモノマー、
例えば、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸、アクリル酸、メタクリル
酸、アリルアミン、N、N−ジメチルアミノプロビルア
クリルアミド、4−ビニルピリジンなどと疎水性モノマ
ー、例えば、スチレン、メチルメタクリレート、エチレ
ン、プロピレン、塩化ビニルなどとの共重合体を合成し
て、これに用いることができる。この際、解離基を持つ
モノマーと疎水性モノマーの共重合体中の含有率を制御
することにょシ、水に不溶の高分子とすることができる
。上記のようなどニルポリマー以外の重合体についても
、疎水基と解離基の含有率を制御することにより、幽該
高分子電解質を合成することができる。
上記の(A−2)に記載の水溶性高分子電解質としては
、ポリスチレンスルホン酸、ポリアクリル酸、ポリエチ
レンスルホン酸、ポリリン酸、ポリビニルピリジン、ポ
リビニルアミン、ポリエチレンイミンなどを例示するこ
とができる。ま六、水に不溶で有機溶媒に可溶なる溶解
特性を有する高分子としては、通常の疎水性線状高分子
、例えば、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニドとア
クリロニトリルと塩化ビニルの共重合体などを挙げるこ
とができる。
上記の(A−3)K記載の架橋性基を有する水溶性高分
子としては、ポリビニルアルコール、ポリアリルアミン
、ポリアクリル酸、ポリエチレンイミン、ポリ(N−メ
チロール)アクリルアミドなどを例示することができる
。架橋反応に用いる化学試剤としては、ゲルタールアル
デヒド、ホルムアルデヒド、ヒドラジン、塩化シアヌル
などを例示することかできる。
上記の(A−4)に記載の解離基を持つモノマートシて
は、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸、アクリル酸、メタクリル酸、
アリルアミン、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミド、4−ビニルピリジン表とを例示しうる。架橋
剤としてはジビニルベンゼン、メチレンビスアクリルア
ミドなどが一般に用いられるが、これ以外に重合可能な
官能基を分子内に2つまたはそれ以上含む化合物ならは
とくにその構造を限定するものではない。
上記の(A−5)に記載の解離基を導入しうるモノマー
としては、スチレン、2.4−ジメチルフェノールなど
スルホン化の可能なフェニル基ヲ持つモノマー、ビニル
ピリジン、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリルア
ミドな曾三級アミノ基を持つモノマーなどを例示するこ
とができる。また、解離基に変換しうるモノマーとして
は、ビニルスルホン酸ブチルエステル、メチルメタクリ
レートなどのエステル基を持つモノマーを例示すること
ができる。
多孔質背景膜としては、含フツ素ポリマー系の7C10
ポア(商標)、ボアテックス(商標)或いはポリオレフ
ィン系のハイボア(商標)などの市販の白色多孔質膜を
用いることができる。また、次のような方法で製造する
ことも可能である。例えば、水に不溶な高分子を水と混
り合う有機溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、テトラヒドロ7ランなどにとかした
溶液を基板上に塗布後、水中に浸漬することにより多孔
質膜を作ることができる。本発明で用いる多孔質膜の孔
径としてはo、o i〜10μmの範囲のものを用いる
ことができるが、該膜に高分子電解質を含有してなる複
合高分子電解質[K多核金属錯体を含有せしめる際の膜
と錯体の接着性、錯体形成速度等から考えると、孔径が
0.1〜5μm程度であることが好ましい。
るが、色彩学的にみて表示コントラストを最も明瞭にで
きるのは一般に白色背景の場合であるので、亜鉛華、リ
トポン(硫化亜鉛と硫酸バリウムの混合物)、チタン白
、鉛白などの白色顔料或いは高分子ラテックスのような
架橋高分子微粒子を用いることが望ましい。
複合高分子電解質膜に含有さ囁ヘ一般式MIで表わされ
る遷移金属イオンと一般式Mn (CN ) sLで表
わされる金属イオンとから形成される多核金属錯体にお
いて、MXA及びMYBで表わされる金属イオンとして
は2価ないし3価の遷移金属イオンを例示しうるが、特
KFe  %Fe  、Ni  。
Co  、Co  、Ru  、Ru  、Os  お
よびo SM +などの第■属に属する2価ないし3価
の遷移金属イオンが好適である。Lで表わされる配位子
としては、CN 、 80.”、AaO□、NH,、H
2O、。
H2N−NH2およびCOなどを例示しうる。このよシ
 ! うなMysおよびLを含む一般式Mn(CQ)hLで表
わされる金属錯イオンとしては、例えば、(re(CN
)6)  、(Fe(CN)6)  、CFe(CN)
s。
H2O)  、(Pg(CN)5・Co)  および(
Ru (CN ) 6]  などが挙げられる。
次に1複合高分子電解質内に上記の多核金属錯体を含有
せしめる方法としては、次に示す固相重合法が有効であ
る。即ち、複合高分子電解質膜がアニオン性解離基を有
する場合には、MXAで表わを浸漬し、イオン交換反応
によりMXAで表わされる金属イオンを含有せしめた後
、一般式M B (CN ) s L  で表わされる
金属錯イオンの供給物質、例えば、Ks (B’e (
CN) 6 )、Cs 5(1’ e (CN ) 6
 ]、Ka (k e (CN )b )、K2(Fe
(CN)5−H2O)、K2 (B”e (ON ) 
s 。
Co)又はKa (シ(CN) b )などの水溶液に
浸漬させることにより、多核金属錯体を上記複合高分子
電解質膜に好適に含有せしめることができる。
上記のMXで表わされる金属イオンを含む水溶液及び一
般式MA(CN)5L”で表わされる金属錯イオンを含
む水溶液は任意の濃度でよいが、濃度が低くすぎると反
応に時間を要するので、0.5mM〜50mMの濃度が
好ましい。多核金属錯体を含有した腹合高分子電解質膜
内に残留する未反応の金属イオンを除去するため、例え
ば、KCI、RbC[、CsC1又はNH2O1などの
任意の濃度の水溶液に錯体含有膜を浸漬させることによ
シ、未反応金属イオンをK 、 Rh 、Ca 、 N
H4などの陽イオンと交換することができる。複合高分
子電解質膜がカチオン性解離基を有する場合には、上記
とは逆の順序でM B(CN ) s L  及びMX
Aを逐次膜内に含有させることにより、多核金属錯体を
複合高分子・区解質膜内に含有させることができる。
このようにして形成される多核金属錯体は、例えば、(
k’s )5Ck″e  (CN)6)2(ターンプル
プルー)、(1’e  )4(Fe (CN)6)3 
(不溶性プル77yブルー)、xI−゛ (Fe )4(Ru (CN)6)、 (ル?=ウムパ
ープル)、(Fe )4(Os (CT’J)613 
(オスミウムパープル)、re (re (CN)5−
H2O)、FeCFC(G+r)5・闇、〕、   x Fe (Be (CT4)s・co)、Pe(Fe (
CN)6)  、   x Co (Fe (CN)6)  などの組成式で表わさ
れaCイオンを架橋配位子として原子価状態の異なる同
種又は異種の金属イオンが三次元的に複数個連結してい
るものと思われる。しかし、必らずしも上記のような錯
体組成に限定されず、高分子電解質中に存在する解離基
及び/又はイオンが関与した錯体組成も考えることがで
きる。
伺、多核金属錯体がイオンの場合には、高分子電解質中
で1価の陽イオンを対イオンとして、電荷が中性な塩と
して存在するが、このような塩としテハ、例えば、KF
e (Fe (CN)6)(可溶プに’/ア/ブルー)
又はKCo (Fe (cN)6)  などが挙げられ
る。同、対イオンである1価の陽イオンとしては、K 
以外にRb 、 Ca  又は■) なども例示できる
。これらの1価の階イオンは、上記の一般式MYB (
CN )sL  で表わされる金属錯イオンの供給物質
、例えば、K3〔Fe(cN)6〕、Ca s (k’
 e (cN) 6 )、Ka (F e (CN )
 6 )、K2(Fe(ON)s−H2O)、K2 (
1’ e (CN ) s ・Go )、K4 (’B
−u (CN ) b )など、又は、未反応のMXA
で表わされる金属イオンの除去のために使用したKCI
、RbC1、CaC1、■。CIなどの物質から供給さ
れるものである。
以上のようにして得られた多核金属錯体を含む複合高分
子電解質膜(以下高分子錯体膜と言う、)は、電極基板
と接合することにより、全固体型薄膜のエレクトロクロ
ミツソ表示素子を構成することができる。該高分子錯体
膜と電極基板の接合方法としては、該高分子一体膜の両
面に真空蒸着法、スパッタリング法、無心解メツ午法な
どによシ金、白金などの電気化学的に不活性な金属の半
透明薄St−コーティングして、これを電極基板とする
ことも可能であるし、或いは、2枚の透明電極基板、例
えば、ネサガラス、導電性透明プラスチックフィルムな
どを電極基板として該高分子錯体膜に圧着することもで
きる。
以上のようにして得られた全固体エレクトロタ10ミツ
ク表示素子の作動原理を簡単に説明する。
上記の高分子錯体膜において、膜断面のX線解析及び顕
微鏡観察より、多核金属錯体が複合高分子電解質膜の外
層部にのみ析出し、EC剤/固体電解質/EC剤という
ミクロ不均一な積層構造を有することが確認されている
。従って、該膜を2枚の支持電極に接合した全固体セル
においては、陽極上では多核金属錯体が高原子価状態に
酸化される一方、陰極上では同錯体が低原子価状態に還
元される。その際、錯体の酸化及び還元にともない色が
可逆的に変化するので、該薄膜セルの両面で異なる色変
化を示すことができる。更に、酸化側及び還元側の各E
C剤が上記のように直接接していないため、相互間の色
調干渉を起さないばかりか、各EC剤間の逆電子移動反
応が抑制され表示のメモリー性が発現される。
〔発明の効果〕
全固体型薄膜表示素子を作ることがこの分野において一
つの目標とされているが、これに利用できる製造技術と
しては従来蒸着法しかなかった〇本発明の高分子錯体膜
並びにこれを用いた表示素子の製造技術は、従来法より
も生産性の高い新しいプロセスを提供するものであって
、以下のような特徴を有する: (1) ″錯体固相型合法7という新規な湿式法により
、EC剤と高分子固体電解質をきわめて簡便、経済的か
つ能率的に薄膜積層化することが可能である。
(2)素子全体をフレキシブルな簿mJこできるため、
従来困難であった曲面画素を構成することが可能である
(3)全回体製であるので、漏液がなく接続部品の腐蝕
等の問題が発生しない。
(4)  大面積化が容易なため、例えば大盤フラット
パネル表示に応用可能である0 次に、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 可溶性ナフィオン(商標:デュポン社、5wt%水−ア
ルコール溶液)20μ!を、ポリテトラフルオロエチレ
ン多孔質膜フロロポア(商標:住友電工(株)、孔径1
 、Op/lL、膜厚100 μ+)の膜片(表面積Z
 ct! )上に塗布し室温で風乾後40”Oにて一晩
減圧乾燥した。このようにして得た複合高分子電解質膜
をアルゴン気流下で10mM塩化第一鉄水溶液に約1時
間浸漬し水洗後、アルゴン気流下で0.5mMフェリシ
アン化カリウム水溶液に約15時間浸漬した。この際膜
内において多核金属錯体が析出するのにともない、膜は
ターンプルブルー特有の青色に均一着色した。次に得ら
れた青色膜を1M塩化カリウム水溶液に数時間浸漬する
ことにより、膜内に残存する喚饅応Fe 2 + <オ
ントイオΣ ンと交換することによって膜中からFe2+イオンを除
去した。
このようにして作製した高分子錯体膜を2枚の透明なI
TO電極(インジウム−スズ酸化物コートガラス:松崎
真空(株)、表ホ約ioΩ/口)の間に圧着し、これら
2枚の電極の一方を作用極とし、もう一方を対極として
参照極のない2極全固体セルとしてポルタッグラムを求
めた。そのときの電圧−電流曲線を第1図に示した。こ
の図は、上記の青色錯体が異なる複数の酸化還元状態を
有していることを示すものである◇尚、この曲線は電圧
の掃引速度を10mV/Sとしたときのものであるが、
この値を変えることによって電圧−電流曲線の波形は多
少変化した。更に、この波形<−t’9’を中心として
正側及び負側に対称的にピークが出現することを示して
おり、電池活物質である高分子錯体の電気化学的に正負
対称であることを示すものである。また、¥Vのピーク
と±0.68Vの両端ピークの高さの比は試料並び番こ
t位印加の仕方により多少の変動が認められた。ところ
で、当該素子は高分子錯体の酸化還元にともなって可逆
的に色変化した0即ち、1.5Vの電圧を印加する゛と
、膜の片方では青色から黄緑色に、反対面では青色から
白色にそれぞれ変化しゃ(消色過程)、両端子を短絡す
ると膜の両面とも元の青色に戻った。
(着色過程)。このときの応答速度は、第2図1ζ示す
ように、初期電流値の半減期から求めると着消色いずれ
の過程も約0.5秒であった◇肉限的Cζは2〜3秒で
画面の色がほぼ完全に変化することが認められた。尚、
着消色を少なくとも50回繰り返した後でも、該エレク
トロクロミック表示素子の特性は何ら変化しなかった。
実施例2 実施例1で用いた可溶性ナフイ、オン30μlを、ポリ
エチレン多孔質膜ハイボア300(商標:旭化成(株)
、孔径0.5μ蝋、膜厚50741)の膜片(表面積2
cIL)c7)上に塗布し富温で風乾後、40℃にて一
晩減圧乾燥した。このようにして得た複合高分子電解質
膜をアルゴン気流下で10mM塩化第一鉄水溶液に約1
時間浸漬し水洗後、アルゴン気流下で10mM シアン
化第二鉄カルボニルカリウム(K2(re(CN)5−
Co))水溶液に約15時間浸漬し化Fe2+イオンの
除去を行なった。
このようにして作製した高分子錯体膜を実施例1で示し
たのと同様の方法でエレクト・り・9′・り表示特性を
調べた結果、色調変化、応答速度、繰り返し安定性等に
おいて実施例1に示したものとほぼ同様の成績が得られ
た。
実施例3 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(PS8Na。
分子量20,000)とポリビニルアルコール(PVA
分子量22,000)をエタノール/水(1/1容積比
)の混合溶媒に溶解(重量比PVA/PS8Na=3/
2)L/、ポリマー濃度5wtチのキャスト溶液を調製
した。この溶液40μlに10%ゲルタールアルデヒド
−′のエタノール/水溶液(エタノール/水5,1省比
1/1)40μlを加え、これをポリエチレン多孔質膜
ハイボアの膜片(表面積4cm2)上に塗布し、両面を
テフロン膜でおおい60℃にて数時間加熱した。
このようにして得られた複合高分子電解質膜に1実施例
1に示した方法に準じてFe  とFe(CN)ニーか
ら成る多核金属錯体を含有させた。得られた高分子錯体
膜を2枚のITO電極間に圧着してエレクトロクロミッ
ク表示特性を調べたところ、実施例1に示した結果とほ
ぼ同じであった。
実施例4 ポリビニルアルコール(PVA、分子量22.000 
)とポリスチレンスルホン酸ナトリウム(P88ANa
分子fjk20,000)をエタノール/水(1/l 
 容積比)の混合溶媒に溶解(重量比PVA/P8SN
a = 3/2 )し、ポリマー濃度IQwt%のキャ
スト溶液を調製した。これにチタン白粉末を1wt%に
なるように添加し超音波を数十秒間照射し、チタン白を
均一に分散させた。得られた分散液をテフロン板上に流
延し、30℃で士時間加温後、120℃で2時間加熱処
理した。その後、基板ごと水中に浸漬して膜をはがした
このようにして作製した複合高分子電解質膜に実施例1
に示した方法に準じてFe  とFC(cN)ニーから
成る多核金属錯体を含有させた。得られた高分子錯体膜
を2枚のITOt極間に圧着してエレクトロクロミック
表示特性を調べた結果、実施例1に示したものとほぼ同
様の成績が得られた。
実施例5 t−ブチルアクリルアミドスルホン酸(TBA8゜日東
化学(株))2IとN、N−メチレンビスアクリルアミ
ド0.3.9及びα、α′−アゾビスイソブチロニトリ
ル0.15Fをジメチルホルムアミド7.2Ilこ溶解
した。この溶液1OOfilをポリエチレン多孔質膜ハ
イボア300の膜片(表面積4J)に塗布し膜の両面を
テフロン膜でおおい、アルゴン雰囲気下50℃で30時
間加熱重合した。
このようにして得られた複合高分子電解質に、実施例2
に示した方法番ζ準じてFe  とFe(CN)ニーか
ら成る多核金属錯体を含有させた。得られた高分子錯体
膜を2枚のITO電極間に圧着してエレクトロクロミッ
ク表示特性を調べた結果、実施例1で示したものと同程
度の結果を得た。
実施例6 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(P88Na。
分子量20,000)及びアクリロニトリル−スチレン
共重合体(PAS t 、共重合体中のスチレン組成4
4モルS)をジメチルスルホキシドに溶解(重量比 P
S8Na/PA8t=l/l)L、ポリマー濃度□5w
t%のキャスト溶液を調製した。この溶液60μlをポ
リエチレン多孔質膜ハイボアの膜片(表面積2 cn*
2)上に塗布し、50”Oにて一日減圧乾燥した。
このようにして得られた複合高分子電解質膜に実施例1
に示した方法に準じてFe  とFe(CN)七から成
る多核金属錯体を含有させた。得られた高分子錯体膜を
2枚のITO電極間に圧着してエレクトロクロミック表
示特性を調べた結果、応答速度及び繰り返し安定性は実
施例1に示した膜と同程度であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のエレクトロクロミック表示素子のポル
タッグラムの1例を示す。 第2図は本発明のエレクトロクロミック表示素子の着消
色過程の応答速度の1例を示す。 第1図 成 圧(V) 第  2 図 5.補正の内容 手続補正書(自発) 昭和61年10月 22日 特許庁長官  黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第 201665  号2、発明の名
称 高分子錯体膜及びエレクトロクロミンク表示素子 3、補正をする者 「発明の詳細な説明」の欄 ら膚る各眩金鳳七体を金言させた。得られた高(1)本
願明細書29頁12行〜13行の間に下記挿入する。 記 実施例7 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(PSSN a %
分子量20.000)とポリビニルアルコール(PVA
、分子量22.000)をイオン交換蒸留水に溶解(重
量比P V A / P S S N a = 3 /
 2 )し、ポリマー4度15wt%のキャスト溶液を
調整した。この溶液40μlに25%ゲルタールアルデ
ヒド160μlを加え、これを多孔質ポリエステル不織
布(日本バイリーン類)の膜片(表面積4ctJ)上に
塗布し、両面をテフロン膜でおおい45℃にて数十時間
加熱した。このようにして得られた複合高分子電解質膜
に、実例1に示した方法に準じてFe”とFe (CN
 )”6か分子錯体膜を2枚にITO電極に圧着してエ
レクトロクロミック表示特性を調べたところ、実施例1
に示した結果とほぼ同じであった。 実施例8 ポリビニルアルコール(PVA、 分子量22.000
)をポリスチレンスルホン酸ナトリウム(PSSNa、
分子量20.000)をイオン交換蒸留水に溶解(重量
比PVA/PSSNa−3/2)L、ポリマー濃度15
wt%のキャスト溶液を調整した。これに25%ゲルタ
ールアルデヒド3Qwt%また、チタン白粉末を1wt
%になるように添加し、超音波数十秒間照射し、チタン
白を均一に分散させた。得られた。 分散液をテフロン板上に流延し、45℃にて数時間加温
後、基板ごと水中に浸漬して膜をはがした。このよにし
て作製した複合高分子電解質膜に実施例1に示した方法
に準してFe”とFe(CN)1.−から成る多核金属
錯体を含有させた。 得られた高分子錯体膜を2枚にITO電極間に圧着して
エレクトロクロミック表示特性を調べたところ、実施例
1に示したものとほぼ同様の成績が得られた。 実施例9 t−ブチルアクリルアミドスルホン酸 (TBAS、日東化学■)0.5gとN、N−メチレン
ビスアクリルアミド0.5g及び過硫酸アンモニウム0
.013gを60℃に加温したイオン交換蒸留水4gに
溶解した。この溶液2.6gをガラス皿(面積18cd
)上に流延し70℃で2時間加熱重合した。このように
して得られた複合高分子電解質に、実施例2に示した方
法に準じてFe”とFe(CN)’iから成る多核金属
錯体を含有させた。得られた高分子錯体膜を2枚にIT
O電極に圧着してニレクロミック表示特性を調べた結果
、実施例1で示したものと同程度の結果を得た。 以上 手続補正書(自発) 昭和61年)o月31日 特許庁長官  黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第 201665  号2、発明の名
称 高分子錯体膜及びエレクトロクロミック表示素子 3、補正をする者 [発明の詳細な説明Jの欄 5、補正の内容 (1)  昭和61年lθ月22日付提出の手続補正書
第2頁12行の「調整」を’ !11 HJに訂正する
。 (2)  同第2頁12行ノ「コノ溶液40ulに25
%ゲルタールアルデヒド160μlを加え、」を「この
溶液40μlに25%ゲルタールアルデヒド160μl
を加え、jに訂正する。 (3)同第2頁17行〜最下行の「実施1」を「実施例
IJに訂正する。 (4)  同第3頁2行の「2枚に」を22枚の」に訂
る。 (6)  同第3頁11行の「調整」をr調製jに訂正
する。 (7)  同第3頁11行〜12行の「ゲルタールアル
デヒド13Qwt%また」を「グルタールアルデヒトを
9Qwt%に」に訂正する。 (8)同第3頁13行〜14行の「超音波数十秒間照射
し、」をr超音波を数十秒間照射して」に訂正する。 (9)  同第3頁il1行の「得られ?、:#J(7
)’*Jt−削除する。 α0 同第3頁15行〜16行の「数時間」をr数十時
間jに訂正する。 αυ 同第4頁3行の「2枚に」を12枚の1に訂正す
る。 (ロ)同第4頁最下行の「2枚に」を12枚の1に訂正
する。 以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不透明背景体と高分子電解質とからなる複合高分
    子電解質膜に多核金属錯体を含有してなる高分子錯体膜
  2. (2)多核金属錯体が一般式M^X_Aで表わされる遷
    移金属イオンと一般式M^Y_B(CN)_5L^Zで
    表わされる金属錯アニオンとから形成される特許請求の
    範囲第1項記載の高分子錯体膜(ただし、M^X_A及
    びM^Y_BはそれぞれX価及びY価の遷移金属イオン
    を表わし、L^ZはZ価の配位子を表わす。)。
  3. (3)不透明背景体と高分子電解質とからなる複合高分
    子電解質膜に多核金属錯体を含有してなる高分子錯体膜
    と電極基板とを接合してなるエレクトロクロミック表示
    素子。
  4. (4)多核金属錯体が一般式M^X_Aで表わされる遷
    移金属イオンと一般式M^Y_B(CN)_5L^Zで
    表わされる金属錯アニオンとから形成される特許請求の
    範囲第3項記載のエレクトロクロミック表示素子(ただ
    し、M^X_A及びM^Y_BはそれぞれX価及びY価
    の遷移金属イオンを表わし、L^ZはZ価の配位子を表
    わす。)。
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