JPS629578B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS629578B2 JPS629578B2 JP55099599A JP9959980A JPS629578B2 JP S629578 B2 JPS629578 B2 JP S629578B2 JP 55099599 A JP55099599 A JP 55099599A JP 9959980 A JP9959980 A JP 9959980A JP S629578 B2 JPS629578 B2 JP S629578B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cis
- trans
- isomer
- acetate
- alkenyl ester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシス―アルケニルエステル化合物をト
ランス―アルケニルエステル化合物に異性化させ
る方法に関するものである。
ランス―アルケニルエステル化合物に異性化させ
る方法に関するものである。
チヨウやガ類などのリンシモク
(Lepidoptera)系害虫の性フエロモン物質は、
主に直鎖状で脂肪族二重結合を1つまたは2つも
つ化学構造のものであり、その二重結合はシス体
のものが多いが、シス体とトランス体との混合組
成になつているものも少なくない。
(Lepidoptera)系害虫の性フエロモン物質は、
主に直鎖状で脂肪族二重結合を1つまたは2つも
つ化学構造のものであり、その二重結合はシス体
のものが多いが、シス体とトランス体との混合組
成になつているものも少なくない。
たとえばナシヒメシンクイガの性フエロモン物
質は、シス―9―ドデセニルアセテートとトラン
ス―9―ドデセニルアセテートの比率が93:7と
なつており、またツヅリモンハマキのそれはシス
―11―テトラデセニルアセテートとトランス―11
―テトラデセニルアセテートの比率が1:1とな
つている。
質は、シス―9―ドデセニルアセテートとトラン
ス―9―ドデセニルアセテートの比率が93:7と
なつており、またツヅリモンハマキのそれはシス
―11―テトラデセニルアセテートとトランス―11
―テトラデセニルアセテートの比率が1:1とな
つている。
工業的に上記のようなシス体とトランス体の混
合組成をもつ性フエロモン物質を合成する場合、
シス体は三重結合を接触部分水添すれば得られる
という工業的合成法はあるが、その場合副生する
トランス体の組成を多くする条件で行つてもトラ
ンス体の比率はせいぜい2〜5%になるにすぎな
い。したがつて、トランス体の混合組成比をさら
に増す必要がある場合にはトランス体を単独に合
成し、シス体に混合しなければならないが、トラ
ンス体を得る工業的合成法はいまだ見出されてい
ない。
合組成をもつ性フエロモン物質を合成する場合、
シス体は三重結合を接触部分水添すれば得られる
という工業的合成法はあるが、その場合副生する
トランス体の組成を多くする条件で行つてもトラ
ンス体の比率はせいぜい2〜5%になるにすぎな
い。したがつて、トランス体の混合組成比をさら
に増す必要がある場合にはトランス体を単独に合
成し、シス体に混合しなければならないが、トラ
ンス体を得る工業的合成法はいまだ見出されてい
ない。
そこで、比較的容易に得られるシス体をトラン
ス体に異性化する簡単な方法が存在すれば、その
利用メリツトは非常に大である。
ス体に異性化する簡単な方法が存在すれば、その
利用メリツトは非常に大である。
本発明はかかる課題を解決すべく鋭意研究を重
ねた結果完成されたもので、これは一般式 CH3(CH2)n CH=CH(CH2)oOR ……() (式中のRはホルミル基、アセチル基などのア
シル基を示し、またmは1〜10、nは2〜10の整
数である)で表されるシス―アルケニルエステル
化合物を、セレン金属の存在下に加熱し、トラン
ス―アルケニルエステル化合物に異性化させるこ
とを特徴とする不飽和脂肪族エステルの異性化方
法を要旨とするものである。
ねた結果完成されたもので、これは一般式 CH3(CH2)n CH=CH(CH2)oOR ……() (式中のRはホルミル基、アセチル基などのア
シル基を示し、またmは1〜10、nは2〜10の整
数である)で表されるシス―アルケニルエステル
化合物を、セレン金属の存在下に加熱し、トラン
ス―アルケニルエステル化合物に異性化させるこ
とを特徴とする不飽和脂肪族エステルの異性化方
法を要旨とするものである。
これを説明すると、本発明で対象とされる一般
式()で表わされるシス―アルケニルエステル
化合物としては、シス―3―ヘキセニルアセテー
ト、シス―3―ヘキセニルホルメート、シス―3
―オクテニルアセテート、シス―6―ノネニルア
セテートなどが例示される。
式()で表わされるシス―アルケニルエステル
化合物としては、シス―3―ヘキセニルアセテー
ト、シス―3―ヘキセニルホルメート、シス―3
―オクテニルアセテート、シス―6―ノネニルア
セテートなどが例示される。
本発明の方法は、シス―アルケニルエステル化
合物をセレン金属の存在下に加熱することにより
行われるが、この際セレン金属は粉末状であるこ
とがよく、またその使用量はシス―アルケニルエ
ステル化合物に対しおおむね0.1〜5重量%の範
囲とすればよい。
合物をセレン金属の存在下に加熱することにより
行われるが、この際セレン金属は粉末状であるこ
とがよく、またその使用量はシス―アルケニルエ
ステル化合物に対しおおむね0.1〜5重量%の範
囲とすればよい。
反応温度は高い方が異性化反応の速度が大きく
なるが、通常は150〜200℃の温度に加熱して行う
ことがよい。異性化は反応時間に応じて進行し、
反応時間を長くすればそれに応じトランス体への
異性化率が高くなる。したがつて、本発明の方法
はシス体100%のものに対して実施する場合のほ
かシス体とトランス体との混合組成のものに対し
ても実施することができ、この後者の場合にはト
ランス体の混合比のより増加したものが得られ
る。また、反応温度、反応時間の調節により、シ
ス体とトランス体との混合比率を目的の値に調整
することも容易にできる。
なるが、通常は150〜200℃の温度に加熱して行う
ことがよい。異性化は反応時間に応じて進行し、
反応時間を長くすればそれに応じトランス体への
異性化率が高くなる。したがつて、本発明の方法
はシス体100%のものに対して実施する場合のほ
かシス体とトランス体との混合組成のものに対し
ても実施することができ、この後者の場合にはト
ランス体の混合比のより増加したものが得られ
る。また、反応温度、反応時間の調節により、シ
ス体とトランス体との混合比率を目的の値に調整
することも容易にできる。
つぎに、具体的実施例をあげる。
実施例 1
シス―3―ヘキセニルアセテート200g、セレ
ン粉末1gを500ml反応フラスコに入れ、反応温
度150℃にてかくはんし、60分間加熱反応させた
ところ、トランス体/シス体=1.48の混合物が得
られた。
ン粉末1gを500ml反応フラスコに入れ、反応温
度150℃にてかくはんし、60分間加熱反応させた
ところ、トランス体/シス体=1.48の混合物が得
られた。
なお、反応開始時のトランス体/シス体比は
0.02であつた。
0.02であつた。
実施例 2
シス―3―ヘキセニルアセテートの代りに、シ
ス―11―テトラデセニルアセテート(トランス
体/シス体=0.03)を使用し、反応温度を170℃
としたほかは前例と同様にして60分間加熱反応さ
せたところ、トランス体/シス体=2.04の混合物
が得られた。
ス―11―テトラデセニルアセテート(トランス
体/シス体=0.03)を使用し、反応温度を170℃
としたほかは前例と同様にして60分間加熱反応さ
せたところ、トランス体/シス体=2.04の混合物
が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 CH3(CH2)n CH=CH(CH2)oOR (式中のRはアシル基、mは1〜10、nは2〜
10の整数をそれぞれ示す)で表されるシス―アル
ケニルエステル化合物を、セレン金属の存在下に
加熱し、トランス―アルケニルエステル化合物に
異性化させることを特徴とする不飽和脂肪族エス
テルの異性化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9959980A JPS5724326A (en) | 1980-07-21 | 1980-07-21 | Isomerization of unsaturated aliphatic ester |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9959980A JPS5724326A (en) | 1980-07-21 | 1980-07-21 | Isomerization of unsaturated aliphatic ester |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5724326A JPS5724326A (en) | 1982-02-08 |
| JPS629578B2 true JPS629578B2 (ja) | 1987-02-28 |
Family
ID=14251553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9959980A Granted JPS5724326A (en) | 1980-07-21 | 1980-07-21 | Isomerization of unsaturated aliphatic ester |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5724326A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0263722U (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-14 | ||
| JPH0339583U (ja) * | 1989-08-29 | 1991-04-16 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5665833A (en) * | 1979-11-02 | 1981-06-03 | Nissan Chem Ind Ltd | Isomerization of beta-gamma unsaturated alcohol and its derivative |
-
1980
- 1980-07-21 JP JP9959980A patent/JPS5724326A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0263722U (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-14 | ||
| JPH0339583U (ja) * | 1989-08-29 | 1991-04-16 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5724326A (en) | 1982-02-08 |
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