JPS6297933A - 漁網編成用原糸 - Google Patents

漁網編成用原糸

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JPS6297933A
JPS6297933A JP60235008A JP23500885A JPS6297933A JP S6297933 A JPS6297933 A JP S6297933A JP 60235008 A JP60235008 A JP 60235008A JP 23500885 A JP23500885 A JP 23500885A JP S6297933 A JPS6297933 A JP S6297933A
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synthetic
synthetic fiber
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小室 徳太郎
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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は漁網編成のための原糸−に係り、更に詳しくは
定置漁網や養殖漁網等海中に長期に亘って展張される網
地に発生する硅藻類、海草類或いは貝類等の付着且生長
を抑制しえる網地を編成するための原糸に関するもので
ある。
(ロ)従来技術 定置漁網や養殖漁網等の網地は長期間海中に展張される
ものであるから、その使用経過とともに硅藻類を初め海
草類や貝類等が付着し、且これらが短詩に生長肥大して
網目を閉塞する結果、定置網においては潮流抵抗が増大
されて吹かれが発生し漁獲不能を招来し、更には破網や
定置網施設全体のズレや流失事故の原因ともなり、また
養殖網においては潮通し不良による育成阻害や破網或い
は養殖網施設全体の流失事故を招来し、更には餌料残滓
物の滞留による病気発生並びに該病気に伴う斃死等が発
生することから、これら網地類には硅藻類や海草類或い
は貝類の付着や生長の抑制防止を図ることが特に要求さ
れるものである。
これがため従来においては錫、銅、カドミウム、亜鉛、
水銀等の重金属類を薬殺成分として、これを添着剤とと
もにトルエンやキシレン等の溶剤に溶解させてなる所謂
防藻剤或いは防汚剤中に網地を浸漬し塗着させ、その薬
殺力を以って硅藻類や海草類或いは貝類の付着且生長防
止を図っていたものであるが、塗着された重金属類の溶
出に伴い魚介類や海草類の稚魚や胞子若しくは幼芽等が
薬殺枯死されるばかりか、養殖魚介類の奇形化や育成不
良も招来され而もこれら養殖魚介類に摂取蓄積されるた
め、食品として極めて有害危険なものとなりうろこと等
から新たな海洋公害の原因と指摘されており、更には浸
漬塗着作業者がその作業中に吸気卒倒や重金属成分の飛
散接触により、皮膚や粘膜炎症等の身体事故が頻繁に招
来されていること等が相俟って、養殖漁業においては近
時その使用が禁止されるに至っている。
発明者は防藻剤或いは防汚剤のかかる事態を早くから想
定し、無公害で且取扱いも安全で而も防藻性防汚性を具
備した網地の開発に鋭意研究を重ねた結果、海中に展張
される網地に硅藻類や海草類或いは貝類が付着し且生長
肥大化する生態的側面を解明し、これをもとに合成繊維
を撚製若しくは組編してなる芯体の外表部を、ポリ塩化
ビニリデン樹脂、軟質ポリ塩化ビニル樹脂或いはポリエ
チレン系樹脂よりなる筒状被覆層で被覆した原糸を用い
て網地を編成することにより、網地を構成する網糸(原
糸)外表部に露出されるヤーン撚り目やストランド撚合
間隙等を被覆隠蔽し平滑化することにより、硅藻類、海
草類或いは貝類等が仮令付着しても容易に滑落させ、ま
た付着したものでもその根拡生長或いは肥大化するため
の着床場所の隠蔽化により生長肥大が抑制され、以って
無公害で且取扱いも安全な防藻性或いは防汚性を保持す
る網地を得ることに成功し、これらは特許公報昭58−
32569号公報を初め公開実用新案公報昭58=88
873号公報や同公開実用新案公報昭58−10056
6号公報でその内容を開示している。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 ところでこれら技術構成よりなる原糸で編成した網地は
無公害で且取扱いも安全で十分なる防藻性或いは防汚性
が期待できるが、網地の使用性能上特に要求される強靭
性を満足させるためには、芯体の素材としても十分に強
靭性を具備したものが要求され、従ってポリエステル系
、ポリアミド系或いはポリオレフィン系合成繊維が必然
的に選択されることとなり、また筒状被覆層はその使用
性能上耐候性、耐水性、柔軟性が要求されるとともに、
該筒状被覆層は均質な厚みを以って且その外表面が平滑
状に被覆形成される必要上、その素材にはポリ塩化ビニ
IJデン、軟質ポリ塩化ビニル、或いはポリエチレン樹
脂等が選択され、而も安価且簡便に被覆形成するために
熔融押出成形加工が用いられる。
また筒状被覆層の形成で外表面が平滑化される結果、そ
の外表面に芯体の撚合凹凸或いは組編凹凸を緩かに現出
させて編成後の網地の結節性を保持させる必要上から、
芯体もロープ状の物ではそのピッチ間隔をなるべく粗く
例えばピッチ間隔を直径の25〜3.0倍にしたり、ま
たブレード状の物では組編を8ツ打や16打に構成させ
ることが要求されている。
然るに芯体に選択される合成繊維素材と筒状被覆層に選
択される合成樹脂素材とは素材相互間に化学的相溶性が
全くなく、且溶融点や熔融粘性等も全く異質であるため
物理的溶着性もなく、従って使用に際し沖張力を初め摩
擦力や屈曲変形応力等が繰返し付加されると、芯体と筒
状被覆層とが容易に剥離し且この剥離した筒状被覆層は
極めて薄く脆弱なため破裂損傷し、網地の価値を著るし
く滅失させるばかりか該破裂損傷部分が却って硅藻類や
海草類或いは貝類の付着且生長を増長する結果となり、
また筒状被覆層の素材は耐候性、耐水性、柔軟性を保持
しうる反面耐摩耗性に劣るため、漁祷時の揚網機による
揚網力の付加や浮子及びロープ類等他の漁具或いは鉛末
等との接触摩擦、或いは組替作業時等における岩礁面や
堤防、港岸面との接解摩擦によりその外表面が容易に摩
耗し滑性が滅失し、これにより硅藻類、海草類或いは貝
類の付着滑落が阻害されて汚れ易くなり、また芯体も特
定のピッチ間隔や組編構成による必要があり、而も従来
の網地が単に合成繊維素材を撚製した網糸で編成されえ
るのに比べ、コスト的に割高となり初期投資が大きくな
って普及化が阻害されている等の問題を抱えている。
に)問題を解決するための手段 本発明はかかる問題を解決した漁網編成用原糸の提供を
目的とするもので栃って、この目的達成のための技術的
手段は、破断伸度が少なくとも20%以上の合成繊維フ
ィラメントを所要本数引揃え且その断面が円形状になる
よう集束させ、合成ゴム系プライマーをこの集束された
合成繊維フィラメント単糸相互の間隙内に浸漬拡散せし
め、該間隙内に包含された空気を排出させ且浸漬拡散さ
れた合成ゴム系プライマーの溶媒分を蒸散或いは揮散さ
せて所謂キュアすることにより、その溶質分たる合成ゴ
ム系物質で集束間隙内を充填させ且合成繊維フィラメン
ト単糸相互を一体的に包被させながら集束固着させて芯
体を形成させるとともに、該芯体の外周面に芯体を集束
固着させてなる合成ゴム系物質と相溶性を有し、且屈撓
性とゴム弾性を保持する合成ゴム系素材よりなる塗着液
で内被覆層を塗着形成するとともに、この内被覆層の外
周面には、非極性で而も滑性、撥水性を具備したシリコ
ン系樹脂若しくは弗素系樹脂よりなる塗着液を用いて内
被覆層に比べ硬度が高く且肉薄の外被覆層が塗着形成さ
れた構成よりなる漁網編成用原糸に存する。
(ホ)作 用 かかる技術構成による本発明は次の如きに作用する。即
ち芯体の構成において、破断伸度が少なくとも20%以
上の合成繊維フィラメントの所要本数を引揃え、且その
断面が円形状に集束されてなるため撚製に伴う合成繊維
フィラメント自体の性能低下が全くなく強力利用率が非
常に高まり同一強力の芯体形成に際しては、合成繊維フ
ィラメント使用量が著るしく削減されるとともに、網地
編成用原糸に心安な伸度も合成繊維フィラメント自体の
伸度がそのまま利用でき原糸性能の設計が容易になしえ
る。そして集束された合成繊維フィラメントは合成ゴム
系プライマーに浸漬され且キュアされてその合成ゴム物
質により集束固着されるものであるため、比較的111
ffl繊度の合成繊維フィラメントが多数集束されてそ
の単糸間隙が緻密な状態の場合でも、合成ゴム系プライ
マーが極めて低粘度なため該単糸相互間隙内に容易に且
十分に浸透拡散して金色された空気を排除するため、該
合成ゴム系プライマーの溶媒の蒸散或いは揮散所謂キュ
アに伴って溶質所謂合成ゴム系物質が単糸相互間隙内を
充填し且合成繊維フィラメント単糸相互を包被して全体
を一体的に集束固着するため芯体自体に保形性が付与さ
れるとともに該芯体の集束固着が合成ゴム物質でなされ
るから、柔軟性や屈撓性が全く損われることがない。そ
してこの芯体の外周面には合成ゴム系素材よりなる塗着
液で所要の厚さに内被覆層が塗着形成されるものである
から、芯体を集束固着する合成ゴム系物質と相溶性を示
し、且芯体内には空気の金色がないから内被覆層の形成
に際しても塗着後のキュア時に気泡が発生せず、内被覆
層全体が均質な厚みと強靭に形成されること等が相俟っ
て強固な塗着接合がなされる。そしてこの内被覆層の外
周面にはシリコン系樹脂若しくは弗素樹脂素材よりなる
塗着液で、内被覆層に比べ硬度が高く且薄肉な外被覆層
が塗着形成されてなるため、該素材の非極性及び滑性、
撥水性とにより珪藻類や海草類或いは貝類等の胞子や幼
芽若しくは稚仔等は化学的に付着しにくく、且仮令付着
してもその滑性や撥水性により容易に滑落せしめられ、
また着床場所も全くなく磯波生長や肥大化も抑制されて
防藻性或いは防汚性が著るしく発揮される。
(へ)実施例 以下に本発明実施例を図面に基づき詳細に説明すれば、
芯体(1)の形成に際して使用する合成繊維フイラメン
) (LA)は、使用性能上から要求される特性、特に
は強度や伸度、柔軟性或いは比重等を満足するものであ
ればいかなるものでも使用できるが、本発明においては
合成繊維フィラメントを撚製してヤーンを形成し更にこ
れを撚合してストランドとなしたるうえ網糸(原糸)と
せずに、合成繊維フィラメントCIA)を所要本数引揃
え且集束した状態で使用されるものであるから、撚製或
いは撚合に係る撚り減りに対応した見掛けの伸びも発生
せず、従って合成繊維フイラメン) (LA)自体の伸
度が直接作用するものでおるから、少なくともその破断
伸度が20係以上好ましくは3ト5(l程度の物を使用
することが肝要となる。更に該合成繊維フィラメント(
LA)の単糸繊度としては使用性能上より要求される柔
軟性や腰等を損なわぬ限りは、出来る限り単糸繊度の太
い物を少数本で集束させることが単糸相互の集束間隙(
IB)も粗く形成されて合成ゴム系プライマー(2)の
浸透拡散が容易となりキュア後の集束固着性が高められ
るため、望ましくは1()−80デニ一ル程度の単糸繊
度のものを使用することが好適である。そして芯体α)
の形成に際して、合成繊維フィラメント(IA)をその
所望の分径の芯体(1)を形成するに足る本数分引揃え
且その断面形状を円形状に集束化させるには、一般的に
ボビン(a)より引出された合成繊維フイラメン) (
LA)の所要本数を弧形状に凹陥させたガイドロール(
ト))を一段若しくは数段に亘って経由させることでな
しえ、且その集束固着はこの集束化された合成繊維フイ
ラメン)(LA)を合成ゴム系プライマ一槽(c)内に
浸漬し、合成ゴム系プライマー12)をその内部の間隙
(IB)内まで十分浸透拡散せしめたるうえ、芯体α)
の直径と略等しい挿通孔を有するボイス(d)を挿通さ
せて余剰に塗着された合成ゴム系プライマー(2)を除
去し、引続いて溶媒の蒸散或いは揮散のための加熱装置
(、)を経由させキュアすることで簡便になしえる。
合成ゴム系プライマー(2)の合成ゴム系m質にはクロ
ロプレンゴム、ニトリルゴム、ブタジェンゴム或いはス
チレン−ブタジェンゴム等が選択され、またプライマー
としては水を溶媒としたエマルジョン型所謂ラテックス
でも、また有機溶剤例えばトルエン、メチルエチルケト
ン、ヘキサン、酢酸エチル等を溶媒とした所謂溶剤型で
も使用できるが、連続的にこれらを行う場合には合成ゴ
ム系プライマー(2)を浸透拡散後速かにキュアする必
要上溶剤型が好都合である。
また集束される合成繊維フィラメン) (IA)の単糸
繊度が10−80デニ一ル程度の比較的繊度が太く且引
揃え本数も少ない場合では合成繊維フイラメン) (I
A)相互間の間隙(IB)も粗くなり、合成ゴム系プラ
イマー(2)の浸透拡散も容易と々るからその粘度も2
c?−50cp(センチポアズ)程度の物を使用出来る
が、合成繊維フィラメン) CIA)の単糸繊度が1〜
5デニ一ル程度と非常に細く且多数本が引揃えられて集
束される場合には、更に低粘度の1〜20cp(センチ
ポアズ)程度の物を用いるのが間隙(IB)内に十分浸
透拡散され且含包する空気を排出せしめて、均質強固に
集束固着された芯体(1)ヲ得るうえで望まれる。また
芯体(1)の分径は、養殖漁網や定置漁網における囲網
や昇網或いは箱網等の網地編成に用いるものではせいぜ
い0.5−2vaφ程度と細く、従ってその体積に対す
る表面積率の割合が比較的大きいため合成ゴムプライマ
ー(2)の浸透拡散後のキュアに際しても、その内部と
外表部とのキュア速度に極端な相違が発生せぬため特段
に問題はないが、定置網の垣網編成のための原糸の如く
芯体(1)の分径も3〜8薫φ程度と極めて太い物が要
求される場合には、内部のキュアが著るしく遅滞し而も
キュアのための加熱処理も大きく付加されるため、内部
の合成ゴム系プライマー(2)の溶媒の蒸散或いは揮散
に係るガスが外部に放出されずに多量に気泡化して混在
する結果、集束固着力の低下とともに保形性も損われる
危険がある。従って芯体(1)の分径の太い物において
は、合成繊維フィラメント(IA)の所要本数を引揃え
て一旦細分径に集束し、これを合成ゴム系プライマー(
2)に浸漬し且キュ了して集束固着させだるうえ、その
所要本数を更に引揃え集束して再び合成ゴム系プライマ
ー(2)に浸漬後キユアを行って所要分径の芯体(1)
を得ることが得策である。
かくして形成された芯体(1)の外周面には、合成ゴム
系素材よりなる内被覆層(3)が塗着形成されてなるも
ので、該内被覆層(3)は芯体(1)の保護はもとより
その外周面に更に塗着形成される外被覆層(3)が、使
用に際して付加される外部摩擦や付加力或いは衝撃等を
緩衝させてこれの保護を図るほか、網地の使用性能に適
合するように種々の機能調整が付与される部分でもあっ
て、例えば高比重性が要求される場合には適宜量の鉛粉
が、また特定の色相が要求される場合には顔料が、更に
は剛性や強靭性が要求される場合には適宜にフィラー等
が混入され、或いは外被覆層(3)との接着性を高める
ためには接着助剤等が混入される部分でもあるから、こ
れらと十分な混合性を有し而も網地編成に際しての柔軟
性や屈撓性並びに芯体(1)の合成ゴム系物質との相溶
性による強固な塗着形成を図ること等から合成ゴム系素
材が選択されるものであって、既に合成ゴム系プライマ
ー(2で処理された芯体(1)の外周面に比較的厚く塗
着形成せしめるため合成ゴム系プライマー(2)K比べ
より高粘度の、好ましくは5O−1000cp (セン
チポアズ)程度の粘度で塗着形成することが好都合であ
る。そしてこの内被覆層(3)の実質的厚さは編成され
た網地の使用特性を考慮して決定されるが、概ね芯体(
1)の直径が0.5mxφの場合で5 ()−200μ
m程度に、芯体(1)の直径が3龍φの場合では300
〜600μm程度に塗着形成されることが望まれる。そ
して該内被覆層(3)の塗着形成に際しても特にその厚
さが500 pm以上の厚い形成をなす場合には、塗着
後のキュアに際し塗着内面所謂芯体(1)との接着面の
溶媒の蒸散や揮散が遅滞して気泡発生を招来する危険が
あるため、好ましくは100〜200μm程度の厚さを
以って第四図に示す如く数次の塗着乾燥を繰返して多層
状に内被覆層(3)を形成させることが望まれる。無論
この内被覆層(3)の塗着形成に係る合成ゴム系素材と
してはクロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブタジェンゴ
ム、或いはスチレン−ブタジェンゴム等が使用でき、且
その塗着に際してはこれら合成ゴム素材を水を溶媒とし
たエマルジョン型所謂ラテックスでも、また有機溶剤を
溶媒とした所謂溶剤型塗着液(f)で塗着形成させても
良い。そしてこの塗着形成された内被覆層(3)は芯体
(1)及びその外周面に塗着形成される外被覆層(4)
をその衝撃緩和作用を以って保護し而も網地編成後に網
地結節部分がその加圧力に対応して容易に弾性凹陥変形
(5)シて結節性を発揮しえるよう、柔軟且ゴム弾性を
保持させるうえで、好ましくはその硬度もJIS−A値
で40〜70程度に配慮されることが望ましい。
かくして塗着形成された内被覆層0)の外周面には、海
中の珪藻類を初め海草類或いは貝類等が化学的に付着で
きえぬような非極性で且物理的にも付着できえぬような
滑性並びに撥水性を保持したシリコン系樹脂若しくは弗
素系樹脂よりなる外被覆層(4)が塗着形成されてなる
もので、該外被覆層(4)の素材たるシリコン系樹脂や
弗素系樹脂は非極性で滑性や撥水性を保持する反面接着
性に劣るため、使用に際しては特に合成ゴム系と相溶性
を有する化学基を共重合させ或いは付加結合させた所謂
変性化シリコン樹脂若しくは変性化弗素樹脂を用いるこ
とが望まれ、シリコン系樹脂素材としては変性化シリコ
ンゴム等を、まだ弗素系樹脂としては変性化四弗化エチ
レン、ペルフルオロアルキシ弗1四弗化エチレン六弗化
プロピレン共重合体、エチレン四弗化エチレン共重合体
、弗化ビニリデン、ポリクロロ三弗化エチレン或いは弗
化ビニル等を有機溶剤で溶解させて所謂溶剤型の塗着液
(g)となし、これを内被覆層(3)の外周面に塗着し
且キュアさせて外被覆層(4)の形成を図るものである
が、この場合に素材が非極性で且滑性や撥水性?保持す
るため、塗着に際して展性が悪く塗着斑が発生し易いこ
とから、一度に塗着形成をなさず塗着を薄くして数次に
亘って塗着且キュアを繰返し乍ら多層状に所要の厚さの
外被覆層(4)の塗着形成全なすことが、外表面を平滑
に而も内被覆層(3)とより強固な塗着接合させるうえ
で配慮されるべきである。
従ってかかる場合の塗着粘度もやや低粘度で行うことが
望まれ、略30〜700cp(センチポアズ)程度が好
適である。
そしてこの外被覆層(4)は、その素材的非極性や滑性
並びに撥水性により硅藻類、海草類或いは貝類等の付着
を抑制を図ることの他に、漁傍作業に際しての揚網機械
との摩擦や他の漁具との接触摩擦、組替作業時等におけ
る鉛末や堤防、港岸等との擦れ、或いは流漂物との衝突
等に対抗しえる強靭性を保持させるうえで、内被覆層(
3)に比べ硬度や剛性を付与させる必要があり、反面柔
軟性が阻害される結果となること等からなるべく薄く形
成することに配慮すべきであって、好ましくはその硬度
がJIS−A値で60〜80程度に且その厚さは略10
−70μm程度で形成されることが望まれる。
かかる如き構成を以って本発明漁網編成用原糸(6)が
作成される。
(ト)発明の効果 本発明は上述の如き構成よりなり、芯体がその破断1!
度が少なくとも20チ以上の合成繊維フィラメントの所
要本数を引揃え、且その断面形状が円形状に集束され而
もこの集束された合成繊維フィラメント相互の間隙内に
、合成ゴム系グライマーを浸透拡散し金色された空気を
排出させ且合成ゴム系物質で充填させ而も合成繊維フィ
ラメント相互を包被して一体的に集束固着されて形成さ
れるため、強力利用率が極めて高まり同一強力の芯体形
成に際しては合成繊維フィラメント使用量が著るしく削
減されるばかりか、ヤーンやストランドの撚製工程も全
く不用となり生産性が向上し芯体が極めて安価となり、
また網地編成用原糸として要求される伸度も合成繊維フ
ィラメントの伸度如何でそのまま発揮しえるため、原糸
としての性能設計が極めて容易になしえる。そして集束
された合成繊維フィラメント相互は合成ゴム系物質で一
体的に包被固着されてなるから、柔軟性や屈撓性も全く
損われることなく且断面円形状に保形保持される。そし
て該芯体の外周面に塗着形成される内被覆層は合成ゴム
系素材よりなるため、芯体を包被固着する合成ゴム系物
質と相溶性を有し、而も芯体内の間隙は合成ゴム系プラ
イマーの合成ゴム系物質で予め充填されて金色空気がな
いため内被覆層形成時に気泡の発生も防止され均質且強
靭な内被覆層の形成がなしえることとが相俟って、芯体
と内被覆層とが強固に塗着接合される。セして該内被覆
層の外周面には内被覆層に比べ硬度が高く肉薄で且シリ
コン系樹脂若しくは弗素系樹脂素材よりなる外被覆層が
形成されてなるものであるから、本発明品を用いて編成
した網地は海中においてその外被覆層を形成する素材の
非極性と滑性及び撥水性とにより硅藻類や海草類或いは
貝類の付着が著るしく抑制され、且着床場所も隠蔽され
てなるから磯波生長や肥大化も防止され長期に亘って良
好な網成りや潮流しを維持しえる。そして本発明の外被
覆層は比較的硬度が高く且肉薄に形成され且その内側に
はゴム弾性を保持する内被覆層が形成されてなるため、
漁携作業時の衝撃や流原物の衝突等に際しても衝撃緩和
作業が働き外表面の損傷が防止され、防汚効果とともに
製品価値も長期に維持しえ、更に本発明においては網地
編成に伴う結節部分の原糸の結節締縮力に対応した部分
の内被覆層が実質的に加圧されて弾性凹陥変形するため
、結節ズレを防止する効果を発揮する等極めて多くの特
徴を具備した漁網編成用原糸である。
【図面の簡単な説明】
第一図は合成繊維フィラメントの断面説明図、第二図は
芯体の形成方法の説明図、第三図は芯体の断面説明図、
第四図は内被種層及外被覆層の形成方法説明図、工区は
本発明品による無結節編成網地の結節部分の拡大説明図
、第六図は本発明の詳細説明図である。 符号の説明

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 破断伸度が少なくとも20%以上の合成繊維フィラメン
    トを所要本数引揃え、且その断面が円形状に集束したる
    うえ合成ゴム系プライマーで集束固着した芯体の外周面
    に、合成ゴム系素材よりなる内被覆層が塗着形成されて
    おり、且該内被覆層の外周面には内被覆層に比べ硬度が
    高く且肉薄なシリコン系樹脂若しくは弗素系樹脂素材よ
    りなる外被覆層が塗着形成されてなることを特徴とする
    漁網編成用原糸。
JP60235008A 1985-10-21 1985-10-21 漁網編成用原糸 Granted JPS6297933A (ja)

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JP (1) JPS6297933A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01147276U (ja) * 1988-03-26 1989-10-11
JPH01147277U (ja) * 1988-03-26 1989-10-11
JP2001295255A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Asahi Kasei Corp 撥水効果のある汚濁防止シート
EP3287563A4 (en) * 2016-06-21 2018-08-01 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology Rope and manufacturing method therefor

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