JPS6310104B2 - - Google Patents
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- JPS6310104B2 JPS6310104B2 JP6826783A JP6826783A JPS6310104B2 JP S6310104 B2 JPS6310104 B2 JP S6310104B2 JP 6826783 A JP6826783 A JP 6826783A JP 6826783 A JP6826783 A JP 6826783A JP S6310104 B2 JPS6310104 B2 JP S6310104B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- glass
- coating
- baking
- ruo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C8/00—Enamels; Glazes; Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions
- C03C8/24—Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions, i.e. for use as seals between dissimilar materials, e.g. glass and metal; Glass solders
- C03C8/245—Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions, i.e. for use as seals between dissimilar materials, e.g. glass and metal; Glass solders containing more than 50% lead oxide, by weight
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は被覆用ガラス組成物及び被覆用ガラス
ペーストに関するものであり、更に詳しくはセラ
ミツク基板上のRuO2、Ag−Pd等の厚膜回路を
被覆しこれらを保護するためのガラス組成物及び
保護被膜を形成するために材料として用いるガラ
スペーストに関するものである。 [従来例の構成とその問題点] アルミナ等のセラミツク基板上の厚膜回路は、
導電体部をAg−Pd、Ag等の導電ペーストを印刷
後焼き付けし、抵抗体、コンデンサ、コイルなど
電子部品をハンダ付けして作られている。従来の
被覆用ガラスは、この導電体部だけを保護するた
めに用いられて来た。しかしながら近年、回路の
高密度化を図るために、Ag−Pd、Ag等の導電体
部と同じように、基板上にRuO2を印刷後焼き付
けして抵抗体が形成されるようになり、この抵抗
体をも含めて保護被膜を形成することが望まれて
いる。しかし、従来の被覆用ガラスでは、これを
印刷、焼き付けした場合、この抵抗体の抵抗値が
大きく変化してしまい回路の形成が不能となつて
しまうので、RuO2抵抗体を含む厚膜回路の被覆
保護には使用出来なかつた。 被覆用ガラスはレーザートリミング時、被覆膜
下の回路の位置を正確に確認できなければなら
ず、また、ある程度の美観を呈する必要もあるの
で、焼き付け後の透明性をも満足するものでなけ
ればならない。 [発明の目的] 本発明の目的は、アルミナ等のセラミツク基板
上に形成されたRuO2抵抗体を含む厚膜回路中の
RuO2抵抗体の抵抗値変化が少なく、透明性を有
し美しい外観を呈するガラス被膜を提供すること
により、この種の厚膜回路の被覆保護を可能にす
ることである。 [発明の構成] 本発明の被覆用ガラス組成物は、上記の目的を
達成するために、SiO2を3〜7重量%、B2O3を
18〜25重量%、Al2O3を3〜8重量%、PbOを65
〜75重量%、Cr2O3を5重量%以下の組成範囲に
することを特徴とする。 また、本発明の被覆用ガラスペーストは上記範
囲の組成よりなる粉末状ガラス組成物を、有機溶
剤と有機結合剤にて練り合せたことを特徴として
いる。 上記範囲内の組成であれば、焼き付け後の
RuO2抵抗体の抵抗値変化が少なく、被覆ガラス
膜に亀裂を生じないと共に、透明性の良好な被覆
ガラス膜が形成され、且つ目的に応じて被覆ガラ
ス膜の熱膨張係数値を65×10-7〜85×10-7℃-1の
範囲に自由に選択することができる。 SiO2を3〜7重量%且つAl2O3を3〜8重量%
添加しないと、RuO2抵抗体の抵抗値変化率が大
きくなる。 PbOが75重量%を越えると、熱膨張係数が85×
10-7℃-1を越えて亀裂が発生し、65重量%未満と
なると焼き付け不良を起こす。 B2O3が25重量%を越えると焼き付け不良を起
こし、15重量%未満となると相対的にPbOの重量
%が増して熱膨張係数が85×10-7℃-1を越えて亀
裂の発生を起こし、また、抵抗値の変化率を
SiO2とAl2O3の量で調整できなくなる。 PbOが65〜75重量%、B2O3が15〜25重量%の
範囲内にないと抵抗値の変化率をSiO2、Al2O3の
量で調整できなくなる。 Cr2O3は0〜5重量%の範囲で添加され、5重
量%を越えると透明性が悪くなる。 本発明の被覆用ガラス組成物は通常10〜50μm
の膜厚で用いられる。膜厚が50μmを越えると透
視できなくなり、10μmより薄い膜厚では保護被
膜の強度上問題がある。 本発明の被覆用ガラスペーストはセラミツク基
板上のRuO2、Ag−Pd等の厚膜回路上に印刷さ
れ、460〜560℃で焼き付けられて被覆ガラス膜を
形成する。これに用いる粉末状ガラス組成物の粉
末粒子の平均粒径は、表面の滑らかな保護被膜を
形成するために5〜30μmの範囲にすることが好
ましい。 有機溶剤及び有機結合剤はガラス組成物をペー
スト状態にするためのもので、いずれも空気中で
の焼き付け処理によつて飛散してしまうものであ
る。従つて、有機溶剤は焼き付け温度以下で飛散
し得るものでガラス組成物と反応しないものであ
れば特に限定されず、一般的にはαテルピネオー
ル、ブチルカルビトール及びカルビトールアセテ
ート等が用いられる。有機結合剤は、従来セルロ
ース系樹脂が用いられて来たが、セルロース系樹
脂は多量にガラスペーストに入れて用いると、融
着温度が560℃以下のガラスの場合、残炭を起こ
し透明性を低減すると共に色調の変化を起こし美
観を損なうという欠点を有している。また、セル
ロース系樹脂結合剤の量を減らすと、ガラスペー
ストの印刷性並びに印刷後の強度を著しく損うと
いう欠点を有している。そこで、種々の結合剤を
検討した結果、アクリル系樹脂結合剤、または、
アクリル系樹脂とセルロース系樹脂との混合結合
剤を用いた有機ビヒクルを使用することにより、
透明性の高い無色または緑色を呈する美しいガラ
ス被覆膜の形成が可能となつた。アクリル系樹脂
結合剤としてはポリメタクリル酸メチルエステ
ル、ポリメタクリル酸エチルエステル、ポリアク
リル酸メチルエステル、ポリアクリル酸エチルエ
ステル等を用いることができるがこのうち、ポリ
メタクリル酸メチルエステル、ポリアクリル酸メ
チルエステルが好ましい。セルロース系樹脂結合
剤としてはメチルセルロース、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース等を用いることができるが
このうち、エチルセルロースが好ましい。 [実施例の説明] 以下に本発明の一実施例を説明する。 実施例 1 試料の作成は先ず、工業用原料(純度99.9%以
上)であるSiO2、B2O3、PbO、Al2O3、Cr2O3
を、第1表に示す組成比になるように調合して、
アルミナポツトミルを用いて乾式混合を行なつ
た。これを白金るつぼに入れて電気炉中で800〜
1000℃の温度で溶融し、その後冷却ガラス化を行
なつた。これをクラツシヤーミルで破砕後、アル
ミナポツトミルで粉砕し、平均粒径を5〜30μm
にそろえた。次に、このガラス粉末50gに対し有
機溶剤としてαテルピネオールを10g、有機結合
剤としてポリメタアクリル酸メチルエステル及び
エチルセルロースを0.4gづつ加えて三本ローラ
ーミルで混合し、ガラスペーストとした。 試料番号1〜16までは本発明の実施例で、試料
番号17〜28までは比較例である。
ペーストに関するものであり、更に詳しくはセラ
ミツク基板上のRuO2、Ag−Pd等の厚膜回路を
被覆しこれらを保護するためのガラス組成物及び
保護被膜を形成するために材料として用いるガラ
スペーストに関するものである。 [従来例の構成とその問題点] アルミナ等のセラミツク基板上の厚膜回路は、
導電体部をAg−Pd、Ag等の導電ペーストを印刷
後焼き付けし、抵抗体、コンデンサ、コイルなど
電子部品をハンダ付けして作られている。従来の
被覆用ガラスは、この導電体部だけを保護するた
めに用いられて来た。しかしながら近年、回路の
高密度化を図るために、Ag−Pd、Ag等の導電体
部と同じように、基板上にRuO2を印刷後焼き付
けして抵抗体が形成されるようになり、この抵抗
体をも含めて保護被膜を形成することが望まれて
いる。しかし、従来の被覆用ガラスでは、これを
印刷、焼き付けした場合、この抵抗体の抵抗値が
大きく変化してしまい回路の形成が不能となつて
しまうので、RuO2抵抗体を含む厚膜回路の被覆
保護には使用出来なかつた。 被覆用ガラスはレーザートリミング時、被覆膜
下の回路の位置を正確に確認できなければなら
ず、また、ある程度の美観を呈する必要もあるの
で、焼き付け後の透明性をも満足するものでなけ
ればならない。 [発明の目的] 本発明の目的は、アルミナ等のセラミツク基板
上に形成されたRuO2抵抗体を含む厚膜回路中の
RuO2抵抗体の抵抗値変化が少なく、透明性を有
し美しい外観を呈するガラス被膜を提供すること
により、この種の厚膜回路の被覆保護を可能にす
ることである。 [発明の構成] 本発明の被覆用ガラス組成物は、上記の目的を
達成するために、SiO2を3〜7重量%、B2O3を
18〜25重量%、Al2O3を3〜8重量%、PbOを65
〜75重量%、Cr2O3を5重量%以下の組成範囲に
することを特徴とする。 また、本発明の被覆用ガラスペーストは上記範
囲の組成よりなる粉末状ガラス組成物を、有機溶
剤と有機結合剤にて練り合せたことを特徴として
いる。 上記範囲内の組成であれば、焼き付け後の
RuO2抵抗体の抵抗値変化が少なく、被覆ガラス
膜に亀裂を生じないと共に、透明性の良好な被覆
ガラス膜が形成され、且つ目的に応じて被覆ガラ
ス膜の熱膨張係数値を65×10-7〜85×10-7℃-1の
範囲に自由に選択することができる。 SiO2を3〜7重量%且つAl2O3を3〜8重量%
添加しないと、RuO2抵抗体の抵抗値変化率が大
きくなる。 PbOが75重量%を越えると、熱膨張係数が85×
10-7℃-1を越えて亀裂が発生し、65重量%未満と
なると焼き付け不良を起こす。 B2O3が25重量%を越えると焼き付け不良を起
こし、15重量%未満となると相対的にPbOの重量
%が増して熱膨張係数が85×10-7℃-1を越えて亀
裂の発生を起こし、また、抵抗値の変化率を
SiO2とAl2O3の量で調整できなくなる。 PbOが65〜75重量%、B2O3が15〜25重量%の
範囲内にないと抵抗値の変化率をSiO2、Al2O3の
量で調整できなくなる。 Cr2O3は0〜5重量%の範囲で添加され、5重
量%を越えると透明性が悪くなる。 本発明の被覆用ガラス組成物は通常10〜50μm
の膜厚で用いられる。膜厚が50μmを越えると透
視できなくなり、10μmより薄い膜厚では保護被
膜の強度上問題がある。 本発明の被覆用ガラスペーストはセラミツク基
板上のRuO2、Ag−Pd等の厚膜回路上に印刷さ
れ、460〜560℃で焼き付けられて被覆ガラス膜を
形成する。これに用いる粉末状ガラス組成物の粉
末粒子の平均粒径は、表面の滑らかな保護被膜を
形成するために5〜30μmの範囲にすることが好
ましい。 有機溶剤及び有機結合剤はガラス組成物をペー
スト状態にするためのもので、いずれも空気中で
の焼き付け処理によつて飛散してしまうものであ
る。従つて、有機溶剤は焼き付け温度以下で飛散
し得るものでガラス組成物と反応しないものであ
れば特に限定されず、一般的にはαテルピネオー
ル、ブチルカルビトール及びカルビトールアセテ
ート等が用いられる。有機結合剤は、従来セルロ
ース系樹脂が用いられて来たが、セルロース系樹
脂は多量にガラスペーストに入れて用いると、融
着温度が560℃以下のガラスの場合、残炭を起こ
し透明性を低減すると共に色調の変化を起こし美
観を損なうという欠点を有している。また、セル
ロース系樹脂結合剤の量を減らすと、ガラスペー
ストの印刷性並びに印刷後の強度を著しく損うと
いう欠点を有している。そこで、種々の結合剤を
検討した結果、アクリル系樹脂結合剤、または、
アクリル系樹脂とセルロース系樹脂との混合結合
剤を用いた有機ビヒクルを使用することにより、
透明性の高い無色または緑色を呈する美しいガラ
ス被覆膜の形成が可能となつた。アクリル系樹脂
結合剤としてはポリメタクリル酸メチルエステ
ル、ポリメタクリル酸エチルエステル、ポリアク
リル酸メチルエステル、ポリアクリル酸エチルエ
ステル等を用いることができるがこのうち、ポリ
メタクリル酸メチルエステル、ポリアクリル酸メ
チルエステルが好ましい。セルロース系樹脂結合
剤としてはメチルセルロース、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース等を用いることができるが
このうち、エチルセルロースが好ましい。 [実施例の説明] 以下に本発明の一実施例を説明する。 実施例 1 試料の作成は先ず、工業用原料(純度99.9%以
上)であるSiO2、B2O3、PbO、Al2O3、Cr2O3
を、第1表に示す組成比になるように調合して、
アルミナポツトミルを用いて乾式混合を行なつ
た。これを白金るつぼに入れて電気炉中で800〜
1000℃の温度で溶融し、その後冷却ガラス化を行
なつた。これをクラツシヤーミルで破砕後、アル
ミナポツトミルで粉砕し、平均粒径を5〜30μm
にそろえた。次に、このガラス粉末50gに対し有
機溶剤としてαテルピネオールを10g、有機結合
剤としてポリメタアクリル酸メチルエステル及び
エチルセルロースを0.4gづつ加えて三本ローラ
ーミルで混合し、ガラスペーストとした。 試料番号1〜16までは本発明の実施例で、試料
番号17〜28までは比較例である。
【表】
熱膨張係数は、ガラスを20mm×30mmφの円柱状
に形成し、熱膨張測定装置により測定した。 添付図面に示したようにアルミナ等のセラミツ
ク基板上に上記のガラスペーストを印刷し、460
〜560℃の範囲まで昇温しながら焼き付けを行な
つた。添付図面はセラミツク基板上にRuO2、Ag
−Pdにて回路形成を行なつた厚膜回路の平面図
で1はセラミツク基板、2はRuO2抵抗体、3は
ガラス被覆部、4はAg−Pd電極部である。 ガラス被膜に亀裂があるか否かは、光学顕微鏡
により、この基板を観察して行なつた。 RuO2抵抗値変化率の測定は、添付図面の回路
の各抵抗を4端子法により測定して、焼き付け前
の抵抗値と焼き付け後の抵抗値との差を、焼き付
け前の抵抗値で割つた値に100を乗じた値(%)
で示した。この値が0.3%以下であれば合格とし
た。 透明性の判断は、この焼き付けを行なつた基板
で、厚膜回路が50μmの厚さの被覆ガラス膜を通
してはつきりと見えるか否かで行なつた。 これらの結果を第2表に示す。第2表中の透明
性の欄で、(−)印のものは、焼き付け不良でガ
ラスが基板上に融着せず、透明性を判定するに値
しないことを意味する。第2表から明らかなよう
に、本発明の実施例である試料番号1〜16は、
460〜560℃の焼き付け温度範囲内で、被覆性も良
好で、焼き付け後の亀裂の発生がなく、透明性も
よく、熱膨張係数も65×10-7〜85×10-7℃-1の範
囲内にあり、抵抗値変化も少なく、諸特性におい
て優秀な特性を示している。 これに対して、比較例である試料番号17〜26
は、抵抗値の変化率が高いか、亀裂の発生が起こ
るか、若しくは、460〜560℃の焼き付け温度範囲
外で焼き付け不良を起こすかのいずれかの欠点を
有している。また、試料番号27、28の試料では、
被覆ガラス膜の色が濃厚になりすぎて、被覆ガラ
ス膜を通じて基板上の厚膜回路を透視できないと
いう欠点がある。
に形成し、熱膨張測定装置により測定した。 添付図面に示したようにアルミナ等のセラミツ
ク基板上に上記のガラスペーストを印刷し、460
〜560℃の範囲まで昇温しながら焼き付けを行な
つた。添付図面はセラミツク基板上にRuO2、Ag
−Pdにて回路形成を行なつた厚膜回路の平面図
で1はセラミツク基板、2はRuO2抵抗体、3は
ガラス被覆部、4はAg−Pd電極部である。 ガラス被膜に亀裂があるか否かは、光学顕微鏡
により、この基板を観察して行なつた。 RuO2抵抗値変化率の測定は、添付図面の回路
の各抵抗を4端子法により測定して、焼き付け前
の抵抗値と焼き付け後の抵抗値との差を、焼き付
け前の抵抗値で割つた値に100を乗じた値(%)
で示した。この値が0.3%以下であれば合格とし
た。 透明性の判断は、この焼き付けを行なつた基板
で、厚膜回路が50μmの厚さの被覆ガラス膜を通
してはつきりと見えるか否かで行なつた。 これらの結果を第2表に示す。第2表中の透明
性の欄で、(−)印のものは、焼き付け不良でガ
ラスが基板上に融着せず、透明性を判定するに値
しないことを意味する。第2表から明らかなよう
に、本発明の実施例である試料番号1〜16は、
460〜560℃の焼き付け温度範囲内で、被覆性も良
好で、焼き付け後の亀裂の発生がなく、透明性も
よく、熱膨張係数も65×10-7〜85×10-7℃-1の範
囲内にあり、抵抗値変化も少なく、諸特性におい
て優秀な特性を示している。 これに対して、比較例である試料番号17〜26
は、抵抗値の変化率が高いか、亀裂の発生が起こ
るか、若しくは、460〜560℃の焼き付け温度範囲
外で焼き付け不良を起こすかのいずれかの欠点を
有している。また、試料番号27、28の試料では、
被覆ガラス膜の色が濃厚になりすぎて、被覆ガラ
ス膜を通じて基板上の厚膜回路を透視できないと
いう欠点がある。
【表】
実施例 2
本発明の被覆用ガラスペーストに用いる有機結
合剤について検討した。実験条件は有機結合剤の
種類を除いて実施例1と同様である。セルロース
系樹脂としてエチルセルロースを用い、アクリル
系樹脂としてポリメタクリル酸メチルエステルを
用いて実験を行なつた。 その結果セルロース系樹脂の一部または全部を
アクリル系樹脂に代えることにより、これらを飛
散させるための保持時間を低減させることが可能
となり、また、残炭を起こさないで透明なガラス
被膜を形成することが可能となつた。 アクリル系樹脂とセルロース系樹脂との混合結
合剤を用いた場合は、セルロース系樹脂の重量を
アクリル系樹脂の重量の1.2倍以下にする必要が
あり、これ以上にセルロース系樹脂量を増やす
と、焼き付け時に、セルロース系樹脂を飛散させ
るため300〜400℃付近にて2時間以上の保持時間
が必要である。これでは、短時間に焼き付けを完
了させることが不可能であり、この飛散のための
保持時間を怠ると残炭を起こし、色調の変化を起
こすと共に透明性が著しく低減した。しかし、セ
ルロース系樹脂とアクリル系樹脂の重量の比を
1.2倍以下にすると、昇温、焼き付け、冷却の時
間を1時間以下で済ませることが可能となつた。
また、アクリル系樹脂のみの場合は約30分でこの
操作が完了した。 なお、これらの実施例では、B2O3を得る原料
として、無水ホウ酸を用いたが、H3BO3でも良
く、また、PbOの代用としてPb3O4でもよく、そ
の他の原料も、ガラスとして溶解する時に、酸化
して上記のSiO2、B2O3、PbO、Al2O3、Cr2O3と
なるようなシユウ酸塩、炭酸塩、硝酸塩等のもの
であつても良好な特性ならびに結果が得られた。 [発明の効果] 以上のように、本発明の被覆用ガラス及びガラ
スペーストを用いれば、RuO2抵抗体を含む厚膜
回路の被覆保護が、RuO2抵抗体の抵抗値の補正
もせずに可能になるので、回路の集積度を向上さ
せたこの種の厚膜回路の信頼性が維持、保障さ
れ、電子回路の小型化が促進されることとなり、
産業上、特に電子回路の分野で裨益するところ多
大である。
合剤について検討した。実験条件は有機結合剤の
種類を除いて実施例1と同様である。セルロース
系樹脂としてエチルセルロースを用い、アクリル
系樹脂としてポリメタクリル酸メチルエステルを
用いて実験を行なつた。 その結果セルロース系樹脂の一部または全部を
アクリル系樹脂に代えることにより、これらを飛
散させるための保持時間を低減させることが可能
となり、また、残炭を起こさないで透明なガラス
被膜を形成することが可能となつた。 アクリル系樹脂とセルロース系樹脂との混合結
合剤を用いた場合は、セルロース系樹脂の重量を
アクリル系樹脂の重量の1.2倍以下にする必要が
あり、これ以上にセルロース系樹脂量を増やす
と、焼き付け時に、セルロース系樹脂を飛散させ
るため300〜400℃付近にて2時間以上の保持時間
が必要である。これでは、短時間に焼き付けを完
了させることが不可能であり、この飛散のための
保持時間を怠ると残炭を起こし、色調の変化を起
こすと共に透明性が著しく低減した。しかし、セ
ルロース系樹脂とアクリル系樹脂の重量の比を
1.2倍以下にすると、昇温、焼き付け、冷却の時
間を1時間以下で済ませることが可能となつた。
また、アクリル系樹脂のみの場合は約30分でこの
操作が完了した。 なお、これらの実施例では、B2O3を得る原料
として、無水ホウ酸を用いたが、H3BO3でも良
く、また、PbOの代用としてPb3O4でもよく、そ
の他の原料も、ガラスとして溶解する時に、酸化
して上記のSiO2、B2O3、PbO、Al2O3、Cr2O3と
なるようなシユウ酸塩、炭酸塩、硝酸塩等のもの
であつても良好な特性ならびに結果が得られた。 [発明の効果] 以上のように、本発明の被覆用ガラス及びガラ
スペーストを用いれば、RuO2抵抗体を含む厚膜
回路の被覆保護が、RuO2抵抗体の抵抗値の補正
もせずに可能になるので、回路の集積度を向上さ
せたこの種の厚膜回路の信頼性が維持、保障さ
れ、電子回路の小型化が促進されることとなり、
産業上、特に電子回路の分野で裨益するところ多
大である。
添付図面はセラミツク基板上にRuO2、Ag−
Pdにて回路形成を行なつた厚膜回路の平面図で
ある。 1……セラミツク基板、2……RuO2抵抗体、
3……ガラス被覆部、4……Ag−Pd電極部。
Pdにて回路形成を行なつた厚膜回路の平面図で
ある。 1……セラミツク基板、2……RuO2抵抗体、
3……ガラス被覆部、4……Ag−Pd電極部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 SiO2を3〜7重量%、B2O3を15〜25重量%、
PbOを65〜75重量%、Al2O3を3〜8重量%、
Cr2O3を5重量%以下含む組成よりなる被覆用ガ
ラス組成物。 2 SiO2を3〜7重量%、B2O3を15〜25重量%、
PbOを65〜75重量%、Al2O3を3〜8重量%、
Cr2O3を5重量%以下含む組成よりなる粉末状ガ
ラス組成物を、有機溶剤と有機結合剤にて練り合
わせてなる被覆用ガラスペースト。 3 前記粉末状ガラス組成物の平均粒径が、5〜
30μmである特許請求の範囲第2項に記載の被覆
用ガラスペースト。 4 前記有機結合剤が、アクリル系樹脂のみ、ま
たは、アクリル系樹脂とセルロース系樹脂との混
合結合剤である特許請求の範囲第2項に記載の被
覆用ガラスペースト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58068267A JPS59195552A (ja) | 1983-04-20 | 1983-04-20 | 被覆用ガラス組成物及び被覆用ガラスペ−スト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58068267A JPS59195552A (ja) | 1983-04-20 | 1983-04-20 | 被覆用ガラス組成物及び被覆用ガラスペ−スト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59195552A JPS59195552A (ja) | 1984-11-06 |
| JPS6310104B2 true JPS6310104B2 (ja) | 1988-03-03 |
Family
ID=13368799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58068267A Granted JPS59195552A (ja) | 1983-04-20 | 1983-04-20 | 被覆用ガラス組成物及び被覆用ガラスペ−スト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59195552A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61227940A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-11 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | ガラスペ−スト |
| US4717690A (en) * | 1986-02-12 | 1988-01-05 | Heraeus, Inc. Cermalloy Division | Overglaze inks |
| US5224001A (en) * | 1989-11-29 | 1993-06-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic head |
| JP5404470B2 (ja) * | 2010-02-25 | 2014-01-29 | 京セラ株式会社 | ガラスセラミック配線基板 |
| JP2013189372A (ja) * | 2013-04-23 | 2013-09-26 | Central Glass Co Ltd | 導電性ペースト材料 |
| CN109093289A (zh) * | 2018-10-11 | 2018-12-28 | 南京恩瑞科技有限公司 | 一种低温真空封接焊料及其制备方法 |
-
1983
- 1983-04-20 JP JP58068267A patent/JPS59195552A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59195552A (ja) | 1984-11-06 |
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