JPS6315561B2 - - Google Patents
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- JPS6315561B2 JPS6315561B2 JP55028814A JP2881480A JPS6315561B2 JP S6315561 B2 JPS6315561 B2 JP S6315561B2 JP 55028814 A JP55028814 A JP 55028814A JP 2881480 A JP2881480 A JP 2881480A JP S6315561 B2 JPS6315561 B2 JP S6315561B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- stretching
- polymer
- wavelength
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/08—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of polarising materials
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塩化ビニル系重合体を素材の一基本成
分とする1/4波長膜に関するものである。
分とする1/4波長膜に関するものである。
1/4波長膜とは、複屈折によつて生じる位相差
がπ/2になる様な移相子であり、円偏光と直線
偏光との相互変換の為に利用されている。
がπ/2になる様な移相子であり、円偏光と直線
偏光との相互変換の為に利用されている。
1/4波長膜を製造する為の有機高分子材料とし
ては、塩化ビニル系重合体(以下PVC系重合
体)、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体
(セルロースアセテート等)等が知られている。
これらのうち後2者を素材とする1/4波長膜は、
製造時の歩留りが悪い為一般に高価であり、又耐
水性、耐吸湿性が劣るという問題があつた。他方
PVC系重合体を基材とするものは、可塑剤を併
用する必要がある為に耐熱性が低下すると共に、
寸法安定性及び色安定性が経時的に低下するとい
う問題があつた。
ては、塩化ビニル系重合体(以下PVC系重合
体)、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体
(セルロースアセテート等)等が知られている。
これらのうち後2者を素材とする1/4波長膜は、
製造時の歩留りが悪い為一般に高価であり、又耐
水性、耐吸湿性が劣るという問題があつた。他方
PVC系重合体を基材とするものは、可塑剤を併
用する必要がある為に耐熱性が低下すると共に、
寸法安定性及び色安定性が経時的に低下するとい
う問題があつた。
本発明者等はこれらの事情を憂慮し、上記欠点
のない1/4波長膜を提供しようと考えたが、特に
耐水性が良好で安価に提供できるPVC系重合体
に着目した。そして本重合体の上記欠点が可塑剤
の併用に起因するとの認識の下に、可及的に可塑
剤を配合しないという目的を掲げ、これにとつて
代り得る他の配合成分を求めるところから研究を
開始した。また1/4波長膜としては、透明性、ク
リヤーカツト性、耐水性、成膜性は勿論のこと、
特に耐熱性が優れたものでなければならず、上記
配合成分はこれらの諸項目をいずれも満足するも
のであることが要求される。
のない1/4波長膜を提供しようと考えたが、特に
耐水性が良好で安価に提供できるPVC系重合体
に着目した。そして本重合体の上記欠点が可塑剤
の併用に起因するとの認識の下に、可及的に可塑
剤を配合しないという目的を掲げ、これにとつて
代り得る他の配合成分を求めるところから研究を
開始した。また1/4波長膜としては、透明性、ク
リヤーカツト性、耐水性、成膜性は勿論のこと、
特に耐熱性が優れたものでなければならず、上記
配合成分はこれらの諸項目をいずれも満足するも
のであることが要求される。
本発明は上記目的を満足する1/4波長膜の提供
に成功したものであり、上記配合成分として、 PVC系重合体と良好な相溶性を有し 同上重合体よりもガラス転移温度が高く それ自身良好な透明性と成膜性を有する という3条件を満足する重合体を用いると共に、
これら混合物を基材として得られるフイルム又は
シートを、偏光顕微鏡によるレターデーシヨン
(Retardation)測定値(以下R値)が100〜
145mμになる様に少なくとも1方向に延伸してな
るフイルム又はシートとして提供される。
に成功したものであり、上記配合成分として、 PVC系重合体と良好な相溶性を有し 同上重合体よりもガラス転移温度が高く それ自身良好な透明性と成膜性を有する という3条件を満足する重合体を用いると共に、
これら混合物を基材として得られるフイルム又は
シートを、偏光顕微鏡によるレターデーシヨン
(Retardation)測定値(以下R値)が100〜
145mμになる様に少なくとも1方向に延伸してな
るフイルム又はシートとして提供される。
本発明で使用されるPVC系重合体とは、塩化
ビニル(以下VC)のホモポリマーの他、VC/酢
酸ビニル、VC/アクリロニトリル、VC/メタク
リル酸メチル、VC/塩化ビニリデン等の組成か
らなるブロツク又はランダム共重合体等を含むも
ので、VCを実質的に含有するものである限り制
限はない。
ビニル(以下VC)のホモポリマーの他、VC/酢
酸ビニル、VC/アクリロニトリル、VC/メタク
リル酸メチル、VC/塩化ビニリデン等の組成か
らなるブロツク又はランダム共重合体等を含むも
ので、VCを実質的に含有するものである限り制
限はない。
次に上記〜の各条件を満足する重合体とし
ては、特にPVC系重合体よりも580℃高いガラス
転移温度を有しているものが望ましく、具体的に
例示すると、メタクリル酸エステルのホモポリマ
ーやコポリマーが挙げられる。これらのうち更に
好ましいメタクリル酸エステル系ポリマーの具体
例を掲げると、メタクリル酸メチル(以下
MMA)やメタクリル酸イソボニル(以下
iBMA)等のメタクリル酸エステルからなるホモ
ポリマーや、MMA/酢酸ビニル、MMA/アク
リロニトリル、MMA/アクリル酸メチル、
MMA/アクリル酸エチル、MMA/メタクリル
酸エチル、MMA/iBMA、MMA/アクリル酸
イソボニル、MMA/エチレン、iBMA/酢酸ビ
ニル、iBMA/アクリロニトリル、iBMA/アク
リル酸メチル、iBMA/アクリル酸エチル、
iBMA/メタクリル酸メチル、iBMA/メタクリ
ル酸エチル、iBMA/エチレン等の組成からなる
ブロツク又はランダム共重合体等が例示される
が、勿論例示された様な2元ポリマーに限定され
ず、3元以上のコポリマーであつてもかまわず、
以下の説明では、便宜上これらを相溶ポリマーと
略記する。
ては、特にPVC系重合体よりも580℃高いガラス
転移温度を有しているものが望ましく、具体的に
例示すると、メタクリル酸エステルのホモポリマ
ーやコポリマーが挙げられる。これらのうち更に
好ましいメタクリル酸エステル系ポリマーの具体
例を掲げると、メタクリル酸メチル(以下
MMA)やメタクリル酸イソボニル(以下
iBMA)等のメタクリル酸エステルからなるホモ
ポリマーや、MMA/酢酸ビニル、MMA/アク
リロニトリル、MMA/アクリル酸メチル、
MMA/アクリル酸エチル、MMA/メタクリル
酸エチル、MMA/iBMA、MMA/アクリル酸
イソボニル、MMA/エチレン、iBMA/酢酸ビ
ニル、iBMA/アクリロニトリル、iBMA/アク
リル酸メチル、iBMA/アクリル酸エチル、
iBMA/メタクリル酸メチル、iBMA/メタクリ
ル酸エチル、iBMA/エチレン等の組成からなる
ブロツク又はランダム共重合体等が例示される
が、勿論例示された様な2元ポリマーに限定され
ず、3元以上のコポリマーであつてもかまわず、
以下の説明では、便宜上これらを相溶ポリマーと
略記する。
上記PVC系重合体と相溶ポリマーの配合比率
については特別の制限がない。しかし前者の性能
を改善し、混合液のガラス転移温度を、前者単独
の場合に比べて有意に(具体的には約5℃以上)
高いものとする為には、前者の配合率を90%以下
(相溶ポリマーとして10%以上)とすることが推
奨される。しかしPVC系重合体の配合量が少な
すぎると、その本質的な利点、例えば耐水性や耐
薬品性が十分に発揮され難くなるので、55%以上
配合することが望ましい。そしてVCの配合量を
維持することは上記耐水性等を発揮する上で好ま
しいことであり、この様な意味では、全混合物中
のVC換算比率は50%以上とすることが推奨され
る。
については特別の制限がない。しかし前者の性能
を改善し、混合液のガラス転移温度を、前者単独
の場合に比べて有意に(具体的には約5℃以上)
高いものとする為には、前者の配合率を90%以下
(相溶ポリマーとして10%以上)とすることが推
奨される。しかしPVC系重合体の配合量が少な
すぎると、その本質的な利点、例えば耐水性や耐
薬品性が十分に発揮され難くなるので、55%以上
配合することが望ましい。そしてVCの配合量を
維持することは上記耐水性等を発揮する上で好ま
しいことであり、この様な意味では、全混合物中
のVC換算比率は50%以上とすることが推奨され
る。
上記の配合においては、相溶ポリマーがPVC
系重合体に対して安定剤の役割りを果すと共にガ
ラス転移温度を向上し、耐熱性、寸法安定性、色
安定性が改善される。又相溶ポリマーの複屈折率
は一般に小さいので成膜条件や延伸条件の許容範
囲が広がり、広膜性の向上や歩留りの向上が期待
される。
系重合体に対して安定剤の役割りを果すと共にガ
ラス転移温度を向上し、耐熱性、寸法安定性、色
安定性が改善される。又相溶ポリマーの複屈折率
は一般に小さいので成膜条件や延伸条件の許容範
囲が広がり、広膜性の向上や歩留りの向上が期待
される。
こうして得られる混合ポリマーを用いて成膜す
る手段についても制限はなく、溶液流延法、カレ
ンダー法及び押出法のいずれを採用してもよい
が、透明性やクリヤーカツト性を特に高いものと
する為には溶液流延法が最適である。成膜された
フイルムやシートの厚みは、混合物の種類や比率
によつて異なるが10〜200μ程度であるのが好ま
しい。10プロペラ未満では作業上の問題があり、
200μ以上になると透明性やクリヤーカツト性に
問題を生じることがある。尚更に好ましい厚さは
20〜180μである。
る手段についても制限はなく、溶液流延法、カレ
ンダー法及び押出法のいずれを採用してもよい
が、透明性やクリヤーカツト性を特に高いものと
する為には溶液流延法が最適である。成膜された
フイルムやシートの厚みは、混合物の種類や比率
によつて異なるが10〜200μ程度であるのが好ま
しい。10プロペラ未満では作業上の問題があり、
200μ以上になると透明性やクリヤーカツト性に
問題を生じることがある。尚更に好ましい厚さは
20〜180μである。
得られたフイルム又はシートは、自由幅1軸延
伸、一定幅1軸延伸或は2軸延伸等で示される任
意の延伸に付されるが、特に2者の延伸を行なう
と、延伸方向に対して垂直な方向の強度が向上
し、以後の作業を行なう上で好都合と言える。延
伸温度は、ポリマー組成及び組成比によつて大き
く変化する為、一律に規定することはできない。
しかし一般的には、高温側で行なうほど膜表面の
クラツクが少なく、透明性やクリヤーカツト性を
高水準に発揮させることができる。又延伸倍率も
ポリマー組成、膜厚、延伸温度、延伸速度、延伸
方法等によつて大きな影響を受けるので、倍率と
して好適範囲を定めることはできない。しかし本
発明において重要なことは、主延伸方向のそれに
垂直な方向に対するレターデーシヨンの絶対値で
ある。レターデーシヨン値とは、前述の如くR値
で示されるが、R値は、フイルム又はシートの厚
さdと、該フイルム等に対して垂直な方向の2つ
の屈折率の差(n2−n1)との積で表わされる。
伸、一定幅1軸延伸或は2軸延伸等で示される任
意の延伸に付されるが、特に2者の延伸を行なう
と、延伸方向に対して垂直な方向の強度が向上
し、以後の作業を行なう上で好都合と言える。延
伸温度は、ポリマー組成及び組成比によつて大き
く変化する為、一律に規定することはできない。
しかし一般的には、高温側で行なうほど膜表面の
クラツクが少なく、透明性やクリヤーカツト性を
高水準に発揮させることができる。又延伸倍率も
ポリマー組成、膜厚、延伸温度、延伸速度、延伸
方法等によつて大きな影響を受けるので、倍率と
して好適範囲を定めることはできない。しかし本
発明において重要なことは、主延伸方向のそれに
垂直な方向に対するレターデーシヨンの絶対値で
ある。レターデーシヨン値とは、前述の如くR値
で示されるが、R値は、フイルム又はシートの厚
さdと、該フイルム等に対して垂直な方向の2つ
の屈折率の差(n2−n1)との積で表わされる。
R=d(n2−n1)
(但しn2は延伸軸方向の屈折率、n1は延伸方向
と直角方向の屈折率) 即ちRは、光がフイルム又はシート中を2つの
偏光に分れて進む間に、速いほうの光が遅いほう
の光よりどれだけ進むかを示す量であつて、一般
にコンペンセーターを装着した偏光顕微鏡で測定
する。そして本発明の目的を達成する上で要求さ
れるR値は100〜145mμであり、これらの範囲外
では、直線偏光円偏光の変換ができず、楕円偏
光になる。そして上記問題を生じない、より好適
な範囲は、110〜140mμである。
と直角方向の屈折率) 即ちRは、光がフイルム又はシート中を2つの
偏光に分れて進む間に、速いほうの光が遅いほう
の光よりどれだけ進むかを示す量であつて、一般
にコンペンセーターを装着した偏光顕微鏡で測定
する。そして本発明の目的を達成する上で要求さ
れるR値は100〜145mμであり、これらの範囲外
では、直線偏光円偏光の変換ができず、楕円偏
光になる。そして上記問題を生じない、より好適
な範囲は、110〜140mμである。
又R値は、前述した如くフイルム厚みと複屈折
との積であらわされるため、両者は適切にコント
ロールする必要がある。フイルム厚みが極端にう
すい場合は延伸倍率を高くしなければならず、必
要な複屈折を得るまでに破断する可能性が極めて
高い。他方フイルムが厚い場合は、均一な厚みの
膜が作れなかつたり、クリヤーカツト性が低下す
る欠点がある。従つてフイルムは、前述の如く10
〜200μ、好ましくは20〜18μの厚みに限定され
る。また延伸倍率は上記フイルムの厚みや延伸温
度に極めて大きく依存するが、少なくとも一方向
に1.1〜9倍、好ましくは1.2〜8倍に限定され
る。また延伸温度は、通常より若干高温の場合に
クリヤーカツト性の良好な1/4波長膜が得られる
が、温度が高すぎる場合には延伸時にフロー現象
を起こし、必要な複屈折が得られずR値が低下す
るので好ましくない。延伸温度はVCと共重合又
は混合するポリマーの種類により大きく変化する
が、少なくともPVCの延伸温度より高温にする
必要がある。以上より延伸温度範囲は85〜165℃、
好ましくは90〜160℃である。
との積であらわされるため、両者は適切にコント
ロールする必要がある。フイルム厚みが極端にう
すい場合は延伸倍率を高くしなければならず、必
要な複屈折を得るまでに破断する可能性が極めて
高い。他方フイルムが厚い場合は、均一な厚みの
膜が作れなかつたり、クリヤーカツト性が低下す
る欠点がある。従つてフイルムは、前述の如く10
〜200μ、好ましくは20〜18μの厚みに限定され
る。また延伸倍率は上記フイルムの厚みや延伸温
度に極めて大きく依存するが、少なくとも一方向
に1.1〜9倍、好ましくは1.2〜8倍に限定され
る。また延伸温度は、通常より若干高温の場合に
クリヤーカツト性の良好な1/4波長膜が得られる
が、温度が高すぎる場合には延伸時にフロー現象
を起こし、必要な複屈折が得られずR値が低下す
るので好ましくない。延伸温度はVCと共重合又
は混合するポリマーの種類により大きく変化する
が、少なくともPVCの延伸温度より高温にする
必要がある。以上より延伸温度範囲は85〜165℃、
好ましくは90〜160℃である。
上記各操作によつて1/4波長膜が得られるが、
耐光性や耐熱性を一層強化したいときは、紫外線
吸収剤や安定剤を予め配合しておくが、1/4波長
膜を例えば直線偏光膜等と積層して用いる場合に
おいてはこれらを粘着剤層や保護フイルム(又は
シート)中に添加しておくこともできる。この様
な紫外線吸収剤や安定剤は新規及び公知の如何を
問わず自由に使用できるが、代表例を掲げると、
前者には2―ヒドロキシ―4―メトキシベンゾフ
エノン、サリチル酸フエニル、Tinuvin P(商品
名:ガイギー社製)等が例示され、後者にはジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫ステアレート、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ストロン
チウム等が例示される。
耐光性や耐熱性を一層強化したいときは、紫外線
吸収剤や安定剤を予め配合しておくが、1/4波長
膜を例えば直線偏光膜等と積層して用いる場合に
おいてはこれらを粘着剤層や保護フイルム(又は
シート)中に添加しておくこともできる。この様
な紫外線吸収剤や安定剤は新規及び公知の如何を
問わず自由に使用できるが、代表例を掲げると、
前者には2―ヒドロキシ―4―メトキシベンゾフ
エノン、サリチル酸フエニル、Tinuvin P(商品
名:ガイギー社製)等が例示され、後者にはジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫ステアレート、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ストロン
チウム等が例示される。
こうして得られる1/4波長膜は、耐水性、透明
性、クリヤーカツト性、成膜性、耐熱性、膜強度
等が良好で、相当広幅のフイルム又はシートして
大量に且つ安価に作成することができる。従つて
そのまま、或は無配向の透明膜と貼り合わせ、更
には、主軸が偏光フイルムの吸収軸と45度になる
様に直線偏光フイルムと積層させて円偏光膜とし
て利用することもでき、光学機器への適用範囲は
極めて広い。
性、クリヤーカツト性、成膜性、耐熱性、膜強度
等が良好で、相当広幅のフイルム又はシートして
大量に且つ安価に作成することができる。従つて
そのまま、或は無配向の透明膜と貼り合わせ、更
には、主軸が偏光フイルムの吸収軸と45度になる
様に直線偏光フイルムと積層させて円偏光膜とし
て利用することもでき、光学機器への適用範囲は
極めて広い。
次に本発明の実施例を述べる。尚実施例におけ
るR値の測定に当つては、偏光顕微鏡に備え付け
たセナルコンペンセーター(日本地科学社製)を
使用し、光源にはナトリウムランプを用いた。又
第1,2図は、1/4波長膜を直線偏光膜と貼り合
わせて得た円偏光膜の性能を示すグラフで、測定
に当つては可視分光々度計(島津製作所製:
MPS―5000)を用いた。図中のAは1枚の円偏
光膜で測定した場合(第3図A)を示し、Bは2
枚の円偏光膜を第3図Bの様に配置して測定した
場合を示す。
るR値の測定に当つては、偏光顕微鏡に備え付け
たセナルコンペンセーター(日本地科学社製)を
使用し、光源にはナトリウムランプを用いた。又
第1,2図は、1/4波長膜を直線偏光膜と貼り合
わせて得た円偏光膜の性能を示すグラフで、測定
に当つては可視分光々度計(島津製作所製:
MPS―5000)を用いた。図中のAは1枚の円偏
光膜で測定した場合(第3図A)を示し、Bは2
枚の円偏光膜を第3図Bの様に配置して測定した
場合を示す。
実施例 1
テトラヒドロフラン(50ml)とジメチルホルム
アミド(50ml)からなる混合溶剤中に、ポリ塩化
ビニル(8g)、ポリメチルメタクリレート(2
g)及びジブチル錫ジラウレート(0.05g)を加
え、60℃で溶解させた。これをガラス板上で成膜
し、90℃で乾燥させて膜厚70μのフイルムを得
た。このフイルムを135℃の雰囲気温度の下で1
方向に5.7倍延伸した。得られた延伸フイルムの
R値は125mμであつた。これに市販の偏光フイル
ムを貼り合わせた(主軸の交差角:45度)。得ら
れた円偏光膜の透過特性は第1図に示す通りであ
り、AとBが平行であるところから、良好な円偏
光膜であるとの結論を得た。尚上記で得た1/4波
長膜と、塩化ビニルのみを用いた同一手順で得た
1/4波長膜を対比させつつ、75℃で1時間の耐熱
安定性試験を行なつたところ、本発明のものは全
く収縮しなかつたが、比較フイルムでは大きく収
縮し、1/4波長膜としての機能を失つた。
アミド(50ml)からなる混合溶剤中に、ポリ塩化
ビニル(8g)、ポリメチルメタクリレート(2
g)及びジブチル錫ジラウレート(0.05g)を加
え、60℃で溶解させた。これをガラス板上で成膜
し、90℃で乾燥させて膜厚70μのフイルムを得
た。このフイルムを135℃の雰囲気温度の下で1
方向に5.7倍延伸した。得られた延伸フイルムの
R値は125mμであつた。これに市販の偏光フイル
ムを貼り合わせた(主軸の交差角:45度)。得ら
れた円偏光膜の透過特性は第1図に示す通りであ
り、AとBが平行であるところから、良好な円偏
光膜であるとの結論を得た。尚上記で得た1/4波
長膜と、塩化ビニルのみを用いた同一手順で得た
1/4波長膜を対比させつつ、75℃で1時間の耐熱
安定性試験を行なつたところ、本発明のものは全
く収縮しなかつたが、比較フイルムでは大きく収
縮し、1/4波長膜としての機能を失つた。
実施例 2
テトラヒドロフラン(50ml)とジメチルホルム
アミド(50ml)からなる混合溶剤中に、塩化ビニ
ル(8g)、メタクリル酸メチル/メタクリル酸
イソボニル(80モル%:20モル%,2g)及びジ
ブチル錫ジラウレート(0.05g)を加え、70℃で
溶解させた。これをガラス板上で成膜し、80℃で
乾燥させて膜厚70μのフイルムを得た。このフイ
ルムを138℃の雰囲気温度の下で1方向に5.8倍延
伸した。得られた延伸フイルムのR値は130mμで
あつた。実施例1と同様にして同一の市販偏光フ
イルムと貼り合わせた。得られた円偏光膜の透過
特性は実施例1と同様であつた。
アミド(50ml)からなる混合溶剤中に、塩化ビニ
ル(8g)、メタクリル酸メチル/メタクリル酸
イソボニル(80モル%:20モル%,2g)及びジ
ブチル錫ジラウレート(0.05g)を加え、70℃で
溶解させた。これをガラス板上で成膜し、80℃で
乾燥させて膜厚70μのフイルムを得た。このフイ
ルムを138℃の雰囲気温度の下で1方向に5.8倍延
伸した。得られた延伸フイルムのR値は130mμで
あつた。実施例1と同様にして同一の市販偏光フ
イルムと貼り合わせた。得られた円偏光膜の透過
特性は実施例1と同様であつた。
比較例 1
実施例1と同様にして作製したフイルムを、
135℃の雰囲気温度で1方向に4.0倍延伸したとこ
ろ、R値は100mμであつた。同様にして円偏光膜
を作製し透過特性を調べたところ、第2図に示す
如く、A,Bの透過率曲線は平行にならなかつ
た。
135℃の雰囲気温度で1方向に4.0倍延伸したとこ
ろ、R値は100mμであつた。同様にして円偏光膜
を作製し透過特性を調べたところ、第2図に示す
如く、A,Bの透過率曲線は平行にならなかつ
た。
比較例 2
テトラヒドロフラン(100ml)中に、ポリ塩化
ビニル(10g)、ジブチル錫ジラウレート(0.05
g)を加えて60℃で溶解し、実施例1に準じて
55μのフイルムを作製した。これを105℃で1方
向に4.5倍延伸したところR値は120mμであり、
実施例1と同様の方法で円偏光性能を測定したと
ころ、満足すべき結果であつた。しかし実施例1
で得た1/4波長膜と比較する為、これらを75℃で
1時間保存して寸法収縮を調べた結果によると、
本例のフイルムでは大きな収縮が認められ、1/4
波長膜としての機能をそう失した。
ビニル(10g)、ジブチル錫ジラウレート(0.05
g)を加えて60℃で溶解し、実施例1に準じて
55μのフイルムを作製した。これを105℃で1方
向に4.5倍延伸したところR値は120mμであり、
実施例1と同様の方法で円偏光性能を測定したと
ころ、満足すべき結果であつた。しかし実施例1
で得た1/4波長膜と比較する為、これらを75℃で
1時間保存して寸法収縮を調べた結果によると、
本例のフイルムでは大きな収縮が認められ、1/4
波長膜としての機能をそう失した。
第1,2図は光線透過率の変動を示すグラフ、
第3図は第1,2図のA,Bにおけるフイルムの
組合せを示す斜視図である。 1,4…偏光膜、2,3…1/4波長膜、5,8
…偏光軸、6,7…主軸。
第3図は第1,2図のA,Bにおけるフイルムの
組合せを示す斜視図である。 1,4…偏光膜、2,3…1/4波長膜、5,8
…偏光軸、6,7…主軸。
Claims (1)
- 1 メタクリル酸エステル系ポリマーを塩化ビニ
ル系重合体に配合してなる混合物から形成される
フイルム又はシートを、偏光顕微鏡によるレター
デーシヨン測定値が100〜145mμになる様に少な
くとも1方向に延伸したものであることを特徴と
する1/4波長膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2881480A JPS56125702A (en) | 1980-03-06 | 1980-03-06 | 1/4 wavelength film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2881480A JPS56125702A (en) | 1980-03-06 | 1980-03-06 | 1/4 wavelength film |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56125702A JPS56125702A (en) | 1981-10-02 |
| JPS6315561B2 true JPS6315561B2 (ja) | 1988-04-05 |
Family
ID=12258869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2881480A Granted JPS56125702A (en) | 1980-03-06 | 1980-03-06 | 1/4 wavelength film |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56125702A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04123751A (ja) * | 1990-09-13 | 1992-04-23 | Futaba Corp | 蛍光プリンタヘッド及びその製造方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63167304A (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | 位相差板 |
| US5867239A (en) * | 1997-10-17 | 1999-02-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Wide angle optical retarder |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53123944A (en) * | 1977-04-05 | 1978-10-28 | Toyo Boseki | Light bending film |
-
1980
- 1980-03-06 JP JP2881480A patent/JPS56125702A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04123751A (ja) * | 1990-09-13 | 1992-04-23 | Futaba Corp | 蛍光プリンタヘッド及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56125702A (en) | 1981-10-02 |
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