JPS63192550A - 流体透過性製品の製造方法 - Google Patents

流体透過性製品の製造方法

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JPS63192550A
JPS63192550A JP2495587A JP2495587A JPS63192550A JP S63192550 A JPS63192550 A JP S63192550A JP 2495587 A JP2495587 A JP 2495587A JP 2495587 A JP2495587 A JP 2495587A JP S63192550 A JPS63192550 A JP S63192550A
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Takao Horie
孝男 堀江
Shoichi Sakai
正一 酒井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、流体透過性製品の製造方法に係り、特に、内
部に形成された連続気孔を通じて、流体を透過し得る特
性を有する鋳造品や注型品等の製品であって、その流体
透過゛特性がより一層向上された製品を、冶金的乃至は
機械的な処理を加えることなく、有利に製造することの
できる方法に関するものである。
(背景技術) 連続気孔を備えて、流体を透過し得る特性を有する鋳造
品等の製品として、本願出願人は、先に、特願昭61−
246360号、特願昭61−281467号及び特願
昭61−304744号等において、多孔m織を形成す
る骨格自体が中空とされて、全体として連続した空孔が
該骨格内に形成されたセラミックス多孔体を用い、その
多孔構造の間隙内に所定のマトリックス材料を入り込ま
せて一体的な構造と為すことにより、該セラミックス多
孔体の多孔構造の骨格内に形成された空孔を利用して、
流体を透過せしめ得るようにした新規な製品、例えば鋳
造品や注型品、更にはその焼結体等を明らかにした。
ところで、このような流体透過性製品にあっては、例え
ば、多孔構造の骨格内に空孔を有するセラミックス多孔
体を、適当な成形型によって形成された製品キャビティ
内の所定位置に配置せしめた状態下において、該製品キ
ャビティ内に所定のマトリックス材料を供給せしめるこ
とにより、かかるセラミックス多孔体が製品の一部分に
埋設されて、そこに流体を透過し得る連続した空孔が形
成されてなる構造をもって製造することができるのであ
り、従ってそのような製品の内部に形成された空孔に連
通ずる流体供給孔乃至は排出孔を、後加工等によって形
成せしめることにより、エアーフロートベースやエアー
吸着テーブル、軸受部材、或いは熱交換部材やフィルタ
、触媒などを、困難な冶金的乃至は機械的な処理を加え
ることなく、単体構造をもって極めて有利に製造するこ
とが可能となるのである。
ところが、このようにセラミックス多孔体が内部に埋設
されると共に、その空孔に連通ずる流体供給乃至は排出
孔が形成されてなる流体透過性製品にあっては、その流
体供給乃至は排出孔を介して空孔内に作用される流体圧
に対して、該流体供給乃至は排出孔からの距離に応じた
圧力損失が惹起されることとなり、そのために流体供給
孔乃至は排出孔の形態によって、空孔内における流通流
体の圧力および流量の分布が、不均一となる恐れがある
のである。
それ故、例えば内部に埋設されたセラミックス多孔体の
空孔が製品の一面において開口されて、流体噴出面が構
成されていると共に、その空孔に連通ずる流体供給孔が
、製品の壁部に形成されてなる構造とされた静圧流体軸
受やエアーフロートベース等にあっては、かかる流体噴
出面における流体噴出圧乃至は噴出量が、流体供給口か
ら離れる程小さくなることとなり、そのために特にこの
ような流体噴出量の均一性が重要視される製品において
は、充分なる性能乃至は特性が得られないといった問題
を有していたのである。
ところで、このような製品の内部に形成された空孔を介
して作用せしめられる流体圧の均一化を図る一手法とし
て、かかる製品中に埋設されたセラミックス多孔体の背
部に、流体供給乃至は排出孔が連通される流体溜りとし
ての空間を形成すると共に、セラミックス多孔体の該空
間に面する全ての空孔を、流体噴出面と平行な面上にお
いて開口させて、この空間に連通せしめることにより、
かかる空孔における流体供給口から噴出口までの距離を
全体に亘って均一化せしめるようにすることが考えられ
るが、そのような空間を機械的な加工によって形成する
に際しては、かかる製品を少なくとも二分割構造としな
ければならないために、加工工程の増加等によってコス
トの上昇が避けられ得す、また形状的に極めて困難な場
合もあり、効果的な手法と言い得るものではないのであ
る。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として
為されたものであって、その目的とするところは、製品
内に埋設されたセラミックス多孔体の骨格内に形成され
た空孔によって、流体透過性が付与される製品において
、その流体透過特性を向上せしめるべく、かかるセラミ
ックス多孔体の所定の面の少なくとも一部における空孔
開口部に対して連通される流体溜りが、製品の内部に形
成されてなる流体透過性製品を、冶金的乃至は機械的な
処理を加えることなく、有利に製造することのできる方
法を提供することにある。
そして、かかる目的を達成するために、本発明の特徴と
するところは、多孔組織を形成する骨格自体が中空とさ
れて、全体として連続した空孔が該骨格内に形成された
セラミックス多孔体を用い、その多孔構造の間隙内に所
定のマトリックス材料を入り込ませて一体的な構造と為
すことにより、該セラミックス多孔体の多孔構造の骨格
内に形成された空孔を利用して、流体を透過せしめ得る
ようにした製品を製造するに際して、三次元的に連続し
た骨格構造を有する、焼失性材料にて形成された骨格形
成部材の所定の面における少なくとも一部に、焼失性材
料からなる所定大きさの空間形成部材を一体的に設けて
なる可燃性構造体に対して、その骨格形成部材における
骨格の周りおよび空間形成部材の表面に所定のセラミッ
クス材料を付着させ、そしてそれを焼成して焼結せしめ
て、かかる可燃性構造体を焼失させることによって得ら
れる、前記骨格形成部材に付着せしめられたセラミック
ス材料によって形成された、その内部に全体として連続
した空孔を有する骨格部分と、前記空間形成部材に付着
せしめられたセラミックス材料によって形成された、そ
れら骨格部分に形成された空孔が開口せしめられる所定
容積の空間を内部に有する空間形成部分とを備えたセラ
ミックス構造体を、前記セラミックス多孔体として使用
し、得られる製品の内部に、前記セラミックス多孔体の
骨格内に形成された空孔に連通ずる流体溜りを形成せし
めるようにしたことにある。
(具体的構成・実施例) ところで、かくの如き本発明手法に従って、例えば流体
透過性鋳造品を製造する場合にあっては、第1図に示さ
れているように、鋳型内の所定位置に、第2図に示され
ている如き特定構造のセラミックス多孔体を配置せしめ
た状態下において、所定の金属溶湯を注湯することによ
り、第3図に示されている如く、内部に埋設されたセラ
ミックス多孔体(構造体)の所定の面における少なくと
も一部の空孔開口部に対して連通される流体溜りが、製
品の内部に形成されてなる、目的とする流体透過性の鋳
造品が製造されることとなる。
なお、かかる第1図において、10は、上型12と下型
14とから構成された鋳型であり、一般に生型砂または
樹脂を硬化媒体に用いた自硬性鋳型砂取いはパーマネン
ト鋳型(金型)等によって製作されたものである。また
、かかる鋳型10内には、受湯口16、湯道18および
所定形状の鋳造キャビティ20が形成されており、所定
の金属溶湯17が、取鍋19より受湯口16、湯道18
を通じて、鋳造キャビティ20内に導かれるようになっ
ている。そして、この鋳造キャビティ20内の所定位置
において、特定構造のセラミックス多孔体22がセント
されているのである。
また、かかる第1図においては、第5図に示されている
如き、その内部に形成された空孔が製品の一面(表面)
において開口されることによって、そこに露出面が構成
されてなる構造とされた、エアーフロートベースやエア
ー吸着テーブル等の鋳造製品を得るべく、セラミックス
多孔体22がその一面において鋳造キャビティ20の内
面に接する状態で、ケレン等の止め金具24を用いてセ
ットされているが、その鋳造品におけるセラミックス多
孔体22の配置位置及びその形状は何等限定されるもの
ではなく、目的とする製品に応じて適宜に決定されるも
のである。即ち、本発明手法は、例えば、第6図及び第
7図に示されているように、セラミックス多孔体22が
円筒状内周面において露呈されることによって、そこに
摺動面が構成されてなる構造とされた、軸受部材の如き
製品や、或いは第8図に示されているように、セラミッ
クス多孔体22が鋳造金属内に完全に埋設されることに
よって、製品内部に連続した空孔が形成されてなる構造
とされた、触媒やフィルターの如き製品等、種々なる鋳
造製品に対して適用され得るものであり、そしてそのよ
うな製品に応じて、セラミックス多孔体22の形状が決
定され、且つ鋳造キャビティ20内の適当な位置に対し
て、ケレンや中子等を用いて配設されることとなるので
ある。
ここにおいて、この鋳造キャビティ20内に配置、固定
される、本発明に従う多孔構造を有するセラミックス多
孔体22にあっては、三次元的に連続した骨格構造を有
する、焼失性材料にて形成された骨格形成部材の所定の
面における少なくとも一部に、焼失性材料からなる所定
大きさの空間形成部材を一体的に設けてなる可燃性構造
体に対して、その骨格形成部材における骨格の周りおよ
び空間形成部材の表面に所定のセラミックス材料を付着
させ、そしてそれを焼成して焼結せしめて、かかる可燃
性構造体を焼失させることにより、得られるものであっ
て、前記骨格形成部材に付着せしめられたセラミックス
材料によって形成された、その内部に全体として連続し
た空孔を有する骨格部分と、前記空間形成部材に付着せ
しめられたセラミックス材料によって形成された、それ
ら骨格形成部分に形成された空間が開口せしめられる所
定容積の空間を内部に有する空間形成部分とを、備えて
なるものである。
より具体的には、かかる骨格形成部材としては、熱分解
温度の低い材料にて、三次元的に連続した多孔骨格構造
をもって形成されたものであって、例えば、第4図に示
されている如く、エステル系ウレタン等の樹脂を発泡さ
せた後、その骨格の周りに残った膜状物質(発泡膜)を
圧縮空気等を用いて除去することにより得られた三次元
網目構造の骨格組織を有する合成樹脂発泡体26等が好
適に用いられる。一方、空間形成部材としては、熱分解
温度の低い材料にて、中実構造をもって形成されたもの
であって、例えば、第4図に示されている如く、エステ
ル系ウレタン等の樹脂プレート28等が好適に用いられ
る。そして、かかる樹脂プレート28は、合成樹脂発泡
体26の、後述する、目的とする鋳造製品において流体
溜りを形成゛ すべき部位に対応する外表面に対して、
熱分解温度の低い焼失性接着剤30を用いて、該合成樹
脂発泡体26の表面の骨格間隙を覆蓋するように、一体
的に固着せしめられるのであり、それによって可燃性構
造体としての焼失性成形型32が形成されることとなる
そして、このように骨格形成部材としての合成樹脂発泡
体26と、空間形成部材としての樹脂プレート28とに
よって構成された焼失性成形型32に対して、公知の手
法に従って、所定のセラミックス材料のコーティング操
作が施され、かかる焼失性成形型32を構成する合成樹
脂発泡体26の骨格の周りおよび樹脂プレート28の表
面に、所定厚さのセラミックス層が形成されることとな
る。なお、このような焼失性成形型32に対して付着せ
しめられるセラミックス材料としては、目的とする製品
に要求される特性に応じて、コージェライト、アルミナ
、SiC、ムライト或いはジルコニア等が適宜に選択、
採用されるものである。
そして、かかる所定のセラミックス材料は、例えば、ス
ラリー状態において付着せしめられ、また余剰のスラリ
ーの除去、更には乾燥が施された後、付着セラミックス
材料に応じた焼成操作が施されることにより、該セラミ
ックス材料の焼結と同時に、かかる焼失性成形型32が
焼失せしめられることとなる。
すなわち、かかるセラミックス材料の焼成操作によって
、合成樹脂発泡体26、樹脂プレート28及びそれらの
間に介在された接着材30が、それぞれ焼失せしめられ
るのであり、それによって、第2図に示されているよう
に、その内部に互いに連続した空孔34を有する、三次
元網目構造の骨格36にて構成された骨格部分38と、
該骨格部分38の所定位置の外表面において、そこに位
置する空孔34が開口されて連通せしめられ、且つ外部
空間に対して密閉された所定容積の空間40が内部に形
成されてなる、箱体状の空間形成部分42とを備えたセ
ラミックス多孔体22が得られるのである。
なお、かかる空間形成部分42において、その内部の空
間40が、大きな面積乃至は容積をもって形成される場
合にあっては、第4図に示されているように、樹脂プレ
ート28に対して貫通孔45を適数個設けて、それらの
貫通孔45内にセラミックス材料を充填せしめることに
よって、第2図に示されている如く、空間形成部分42
に対して、その空間40内に補強片46を形成せしめる
ようにすることが望ましい。
著して、このような構造とされたセラミックス多孔体2
2が、鋳造キャビティ20内に配置された状態下におい
て、その鋳造品に求められる物理特性に応じて管理され
た化学成分を有する金属溶湯17が注湯せしめられる。
なお、かかる金属溶湯17としては、鋳鉄や鋳鋼が一般
に用いられるものであるが、その他、銅合金やアルミニ
ウム合金等の種々なる金属製品の鋳造にも、本発明は有
利に適用され得るものであり、それ故、かかる金属溶湯
17としては、そのような製品原料に応じて適宜に選定
されるものであることは、言うまでもないところである
また、このように注湯される金属溶湯17は、一般に、
第1図に示されている如く、受湯口16、湯道18を通
じて鋳造キャビティ20内に導かれ、セラミックス多孔
体22における三次元網目構造の骨格36間の間隙を充
満しつつ、該鋳造キャビティ20内に充填され、それに
よって注湯作業が完了する。
なお、この金属溶湯17としては、上述の如く、1 ζ 非鉄、鉄系の限定はないが、鋳造キャビティ20内に導
入される際、鋳型10内壁面との接触による温度降下は
避けられ得ず、更にセラミックス多孔体22の設置によ
り、なおその傾向が助長されることとなるところから、
薄肉コーナー等へのセメンタイト組織の発生もあり得る
ために、注湯時の溶湯温度としては、通常のものより高
めに設定することが望ましい。また、かかる金属溶湯1
7をセラミックス多孔体22の骨格組織間(セル内)に
均等に侵入させ、凝固させるために、押し湯等を設定し
、適当な溶湯ヘッドを与えるようにすることが望ましい
かくして得られた凝固の完了した鋳造品48にあっては
、第3図に示されているように、セラミックス多孔体2
2の三次元網目構造を有する骨格36にて形成された骨
格部分38のセル内に、鋳造金属50が入り込んで、該
鋳造金属50がセラミックス多孔体22に対するマトリ
ックスを構成してなる一体的な構造とされる一方、かか
る鋳込まれたセラミックス多孔体22における骨格36
内の空孔34に対する金属溶湯17の侵入は、該空孔3
4の表面における開口部が閉塞状態にあることなどから
防止され、その空孔34は連通状態に維持されることと
なる。
そして、特にかかる鋳造品48にあっては、そのセラミ
ックス多孔体22の空間形成部分42の内部に形成され
た空間40が、前述の如く、密閉空間として形成されて
いることから、該空間40内への金属溶湯17の侵入が
防止され得るのであり、それによってかかる鋳造品48
内において、上記セラミックス多孔体22の骨格36内
に形成された空孔34に連通した所定容積の流体溜り5
2が形成されることとなるのである。
なお、このような鋳造品48は、凝固の完了した後、通
常の鋳造作業と同様な解枠、冷却、ショツトブラスト等
による清掃、グラインダー仕上げ等の工程を経て、仕上
げ加工が施されることとなるが、特に本発明における鋳
造品にあっては、前述の如き、その内部に埋設されたセ
ラミックス多孔体22の一面が製品の一表面に露出され
て、該■b 露出面が流体吸入乃至は排出面とされてなる製品、例え
ば、第5図に示されている如きエアーフロトベース等や
或いは第6図及び第7図に示されている如き軸受は部材
等においては、かかるセラミックス多孔体22の骨格3
6の露出面における空孔34の開口が、セラミックスや
鋳造金属50によって閉塞されている状態にあるために
、かかる露出面に対して切削加工や研磨加工が施される
ことによって、その空孔34が外部に開口せしめられる
こととなり、それによって目的とする流体透過性鋳造製
品が得られるのである。
従って、上述の如き手法に従えば、鋳造金属中に埋設さ
れるセラミックス多孔体22の空間形成部分42によっ
て、その骨格部分38の骨格36内に形成された空孔3
4が、該骨格部分38の所定の面において開口、連通さ
れる流体溜り52を、鋳造と同時に、冶金的乃至は機械
的な処理を加えることなく、任意の形状をもって且つ任
意の位置において形成せしめることができるのである。
それ故、例えば、第4図に示されている如く、セラミッ
クス多孔体22が、その−面において露出せしめられる
ことにより、流体噴出面56が構成されてなるエアーフ
ロートベース54において、該セラミックス多孔体22
の背部に流体溜り52を形成せしめて、その空孔(34
)を流体噴出面56と平行な面上において該流体溜り5
2に開口、連通させると共に、流体供給孔57を、流体
溜り52に連通ずる形態をもって穿設せしめて、かかる
空孔に対する流体の供給を、該流体溜り52を介して行
なうようにすることによって、それら空孔の背面開口部
に対して作用される流体圧を、全面に亘って均一化する
ことができるのであり、以てその流体噴出面56に位置
する空孔の開口部から噴出される流体の流量及び圧力を
、全面に亘って均一化することが可能となるのである。
また、第5図及び第6図に示されている如く、筒状のセ
ラミックス多孔体22が、その内周面において露出せし
められることにより、流体噴出面60が形成された静圧
流体軸受58において、該セラミックス多孔体22の外
周面に周方向に延びる流体溜り52を形成すると共に、
流体供給孔62を、該流体溜り52に連通ずる形態をも
って穿設せしめることにより、流体噴出面60から噴出
せしめられる流体の流量及び圧力を、周方向に均一化す
ることが可能となるのである。
更にまた、第7図に示されているように、セラミックス
多孔体22が内部に完全に埋設されることにより形成さ
れたフィルター64にあっては、かかるセラミックス多
孔体22にて形成された空孔(34)に対する流体供給
側及び流体排出側に相当する面上に、それぞれ流体溜り
52を形成すると共に、流体供給孔66及び流体排出孔
68を、それら流体溜り52に対して連通ずる形態をも
って穿設せしめることにより、その流体透過特性が向上
せしめられ、性能が有利に向上され得ることとなるので
ある。
すなわち、本発明手法に従えば、優れた流体透過特性を
備えた鋳造製品を、冶金的乃至は機械的な加工を特に加
えることなく、容易に且つ低コストにて製造することが
できるのであり、更にまた前記実施例に示されている如
き、三次元網目構造のセラミックス多孔体22を用いる
ことによって、鋳造製品中に形成される空孔34の分布
を、全体に亘って均一に設定することが極めて容易とな
り、それ故製品において、優れた性能が安定して得られ
るといった利点をも有しているのである。
以上、流体透過性鋳造品を製造する具体例に基づいて、
本発明の詳細な説明してきたが、本発明は、そのような
具体例及びそれに関連する具体的な構成の説明にのみ限
定して解釈されるものではなく、例えば例示の鋳造品の
製造以外にも、マトリックス材料として、プラスチック
材料、ガラス材料、更にはセラミックス材料を用い、そ
れらを所定のセラミックス多孔体の骨格を為す組織間隙
内に充填せしめ、またセラミックス材料にあっては、そ
のような充填材料を焼結して、セラミックス多孔体と一
体的な構造と為すことにより、目的とする流体透過性製
品を製造することも可能である。
また、本発明手法において用いられる焼失性成21  
 ′ 彫型32における骨格形成部材としては、例示の如き三
次元網目構造を有する樹脂発泡体26の他、焼失性材料
にて形成された櫛状体若しくは剣山状製品や、更には少
なくとも一成分の糸が焼失性材料にて形成された、複数
成分の糸を用いて織成された織物などが、何れも良好に
採用され得るものである。
さらに、本実施例にあっては、そのような骨格形成部材
を用いて形成される骨格部分における骨格内の空孔が、
空間形成部材によって形成される流体溜りにおいて、相
互に連通せしめられるところから、それらの空孔が、骨
格部分自体において三次元的に連続している必要はない
のである。
加えて、前記実施例における焼失性成形型32は、骨格
形成部材としての合成樹脂発泡体26と、空間形成部材
としての樹脂プレート28とを、接着材30によって一
体的に固着せしめることによって形成されていたが、そ
の他、例えば骨格形成部材の形成と同時に空間形成部材
を形成するようにすることも考えられる。
その他、−々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識
に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様
において実施され得るものであり、またそのような実施
態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れ
も本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うま
でもないところである。
(発明の効果) このような本発明に従えば、製品中に埋設されるセラミ
ックス多孔体の空間形成部分によって、その骨格部分の
骨格内に形成された空孔が、該骨格部分の所定の面にお
いて開口、連通される流体溜りを、かかる製品の造型操
作と同時に、冶金的乃至は機械的な処理を加えることな
く、任意の形状をもって且つ任意の位置において形成せ
しめることができることとなるところから、そのような
流体溜りを備えた流体透過性製品を、良好なる製造性を
もって有利に製造することができるのである。
そして、かくの如き本発明手法に従って得られた流体透
過性製品においては、流体供給乃至は排出孔を、その流
体溜りに連通ずる形態をもって設けることにより、該流
体溜りに開口する全ての空孔に対して、均一な流体圧を
作用せしめることができるのであり、それによってかか
る流体透過性製品における流体透過特性が極めて効果的
に向上され得るのである。
従って、例えば、その内部に埋設されたセラミックス多
孔体の骨格部分における空孔が製品の一面において開口
されて、流体噴出面が構成されてなる製品にあっては、
かかる骨格部分の背部における空孔開口部が、該流体噴
出面と平行な面上において連通される流体溜りを形成せ
しめることにより、かかる空孔における流体供給口から
噴出口までの距離を、実質上全体に亘って略均−化せし
めるようにすることができるのであり、それによって噴
出面における流体の噴出圧及び噴出量の、全面に亘って
の均一化が極めて効果的に図られ得ることとなるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明手法の一実施例における一工程を示す断
面説明図であり、第2図はそこにおいて用いられるセラ
ミックス多孔体の一例を示す要部拡大断面図であり、第
3図はかかる製造法にて得られる鋳造品を示す要部拡大
断面図であり、第4図は第2図に示されているセラミッ
クス多孔体を形成する際に用いられる可燃性構造体を示
す断面拡大説明図である。また、第5図乃至第8図は、
それぞれ、本発明手法にて得られる鋳造製品の具体例を
示す断面説明図であって、第5図はエアーフロートベー
スを、第6図は静圧流体軸受を、第7図は第6図におけ
る■−■断面を、また第8図はフィルターを示す図であ
る。 10:鋳型      17:金属溶湯20:鋳造キャ
ビティ 22:セラミックス多孔体 26:合成樹脂発泡体 28:樹脂プレート32:焼失
性成形型  34:空孔 36:骨格      38:骨格部分40:空間  
    42:空間形成部分48:鋳造品     5
0:鋳造金属52:流体溜り 54:エアーフロートペース

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 多孔組織を形成する骨格自体が中空とされて、全体とし
    て連続した空孔が該骨格内に形成されたセラミックス多
    孔体を用い、その多孔構造の間隙内に所定のマトリック
    ス材料を入り込ませて一体的な構造と為すことにより、
    該セラミックス多孔体の多孔構造の骨格内に形成された
    空孔を利用して、流体を透過せしめ得るようにした製品
    を製造するに際して、 三次元的に連続した骨格構造を有する、焼失性材料にて
    形成された骨格形成部材の所定の面における少なくとも
    一部に、焼失性材料からなる所定大きさの空間形成部材
    を一体的に設けてなる可燃性構造体に対して、その骨格
    形成部材における骨格の周りおよび空間形成部材の表面
    に所定のセラミックス材料を付着させ、そしてそれを焼
    成して焼結せしめて、かかる可燃性構造体を焼失させる
    ことによって得られる、前記骨格形成部材に付着せしめ
    られたセラミックス材料によって形成された、その内部
    に全体として連続した空孔を有する骨格部分と、前記空
    間形成部材に付着せしめられたセラミックス材料によっ
    て形成された、それら骨格部分に形成された空孔が開口
    せしめられる所定容積の空間を内部に有する空間形成部
    分とを備えたセラミックス構造体を、前記セラミックス
    多孔体として使用し、得られる製品の内部に、前記セラ
    ミックス多孔体の骨格内に形成された空孔に連通する流
    体溜りを形成せしめるようにしたことを特徴とする流体
    透過性製品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5394930A (en) * 1990-09-17 1995-03-07 Kennerknecht; Steven Casting method for metal matrix composite castings

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