JPS6320474Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6320474Y2 JPS6320474Y2 JP1752784U JP1752784U JPS6320474Y2 JP S6320474 Y2 JPS6320474 Y2 JP S6320474Y2 JP 1752784 U JP1752784 U JP 1752784U JP 1752784 U JP1752784 U JP 1752784U JP S6320474 Y2 JPS6320474 Y2 JP S6320474Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flux
- electrode
- welding
- strip electrode
- strip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Arc Welding In General (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は、肉厚圧力容器内面にステンレス鋼等
をオーバレイを施す場合、あるいは、肉盛圧延ク
リツド鋼製造に際し、軟鋼スラブ材にステンレス
鋼等を肉盛溶接を行う場合の水平エレクトロスラ
グ帯状電極肉盛溶接装置に関するものである。 (従来技術) 水平エレクトロスラグ帯状電極肉盛溶接法は、
例えば「水平エレクトロスラグ溶接法による異種
金属溶肉盛法」(特開昭50−17349号公報)など
種々の刊行物で公知である。水平エレクトロスラ
グ帯状電極肉盛溶接法が行われるようになる以前
は、サブマージアーク方式による帯状電極肉盛溶
接法が行われていた。 水平エレクトロスラグ方式とサブマージアーク
方式とは、全く同じ溶接機を使用して溶接するこ
とができ、非常に類似性があるが、第1図aに示
すように、水平エレクトロスラグ方式は、帯状電
極2の後方で(電極2の両端を除き)散布された
フラツクス1が、すべてジユール熱で溶解し溶融
スラグ3となるが、第1図bのサブマージアーク
方式は、アーク4がフラツクス1で覆われている
必要があり、この点が大きく異なる。 即ち、水平エレクトロスラグ方式での帯状電極
肉盛溶接法では、フラツクスが過不足なく散布さ
れている必要があり、フラツクスの散布不足は、
アークの発生を生じ、水平エレクトロスラグ方式
ではなくなり、また、過大散布は、熱量不足によ
るフラツクスの未溶融と肉盛金属の未溶着部を生
じることになる。 このように、水平エレクトロスラグ帯状電極肉
盛溶接法では、散布フラツクス高さを、一定に保
つように心掛けながら溶接を行うことが溶接作業
者のこつの一つとなつている。しかし、該溶接法
は自動溶接法であることから、できる限り溶接作
業者の気配りに頼ることなく、溶接できる工夫を
施す必要があり、「帯状電極肉盛溶接フラツクス
デイストリビユータ」(実開昭58−128787号公報)
などの方法も行われているが、この方法は、帯状
電極の両端から溶融スラグに流れ込む散布フラツ
クス量を調整するものであつて、溶接中に徐々に
電極前方に堆積してくるフラツクス散布高さを一
定に保つものではない。 (考案の技術的背景) 本考案者らは、このような人情に鑑み、水平エ
レクトロスラグ帯状電極肉盛溶接を行うに当り、
溶接作業者の気配りに頼ることなく安定した溶接
が行えるよう検討を加えた結果、フラツクスの選
定や磁気制御の採用もさることながら、該溶接法
を成功させるには、フラツクスデイストリビユー
タと帯状電極との間に堆積してくるフラツクスを
自動的に取り除くことが重要であることが分つ
た。 特に帯状電極幅が、従来の75mmから150mmある
いは300mmと広幅化してくるにつれ、僅かな散布
フラツクスの高さの違いでも影響が出てくるよう
になる。 第2図に示すように、帯状電極2自身が挫屈防
止のために、溶接方向Wに対して凹型に湾曲させ
られており、溶融しきれなかつたフラツクス1は
結果的に電極2の中央に集まつてくる。 帯状電極肉盛は、前述したようにサブマージア
ーク方式で行われていたが、電極を広幅化して高
能率化を図るため、水平エレクトロスラグ方式に
移行していつた経緯があり、溶接機あるいは磁気
制御方式も、サブマージアーク方式のままで、フ
ラツクス成分(溶融スラグの電気伝導度を高め
る)を変えて、水平エレクトロスラグ方式にして
使用しているのが現状である。 しかし、散布フラツクスの溶解状況は、第1図
でも示したとおり、水平エレクトロスラグ方式で
は、電極前方のフラツクスは全部溶解させ、電極
後方は溶融スラグが露出した状態に保たねばなら
ず、サブマージアーク方式と異なる。このように
異なつた状態を呈する現象に対して、水平エレク
トロスラグ方式については、未だ対策が検討され
ていないのが現状である。 また、サブマージアーク方式に用いられるフラ
ツクスは、ボンドフラツクスタイプわ主体で嵩密
度が低く、軽いので散布フラツクスが若干多くな
つて、電極前方に堆積していてもあまり問題な
く、堆積したフラツクスが、電極両端から廻り込
むように電極後方を覆うようになれば、逆に好都
合である。 それに対して、水平エレクトロスラグ方式で
は、ガス成分の多いボンドフラツクスではアーク
が生じやすくなるので、溶融フラツクスが主に用
いられる。溶融フラツクスはフラツクス粒度にも
よるが、嵩密度が大で重たく、溶接中に散布フラ
ツクスで未溶解のフラツクスは、電極の両端方向
に逃げるようには移動しにくく電極前方に堆積す
る。 このようになると、帯状電極は0.4mm程度の薄
肉のものであるので、堆積フラツクスの低抗力で
後方に曲がるようになり、電極直下の溶融スラグ
にフラツクスが強制的に送り込まれ、溶融スラグ
温度の低下をもたらすことになる。 溶融スラグ温度の低下は、部分的に電極の溶解
を遅らせ、不揃いの肉盛ビードを形成するばかり
か、フラツクスが溶解せず、電極をくぐり抜けて
電極後方の溶融池へ現われることすらある。この
ような状態になると溶融池の温度分布が乱され最
早、溶接にはならなくなる。 勿論、フラツクスの溶融点、比熱、電気伝導度
や粒度分布によつて、散布フラツクス高さに対す
る鋭敏度は異なることは言うまでもない。しか
し、水平エレクトロスラグ帯状電極肉盛溶接法を
広幅電極にして、より高能率に安心して長時間溶
接できるようにするには、散布フラツクス高さを
一定に保つ工夫が必要である。 (考案の目的) 本考案は、広幅の水平エレクトロスラグ帯状電
極肉盛溶接において、溶接中、散布フラツクスが
絶えず自動的に一定高さに保たれるような装置を
設け、より高能率で安定した肉盛を行えるように
することを目的とした。 (考案の構成と効果) 本考案の要旨は、フラツクスデイストリビユー
タと帯状電極との間に、帯状電極の幅方向に往復
運動する散布フラツクス高さ調整装置を設けたこ
とを特徴とする水平エレクトロスラグ帯状電極肉
盛溶接装置にある。 以下に本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。 第3図は、広幅帯状電極のうちでも、150〜200
mm程度の比較的中幅で、簡易な場合の本考案の例
である。 即ち、自動車のワイパー状に弧を描く往復運動
装置6と、そこから出ているアーム7と、アーム
7の先端に取り付けられた掻き均し部品8が、フ
ラツクスデイストリビユータ5と帯状電極2との
間にあり、溶接中絶えず弧状に往復運動をしてお
り、散布されたフラツクス1が、少しでも帯状電
極2の前方中央に集まると、掻き均し部8によつ
て電極2の左右に送られる。左右に移動されたフ
ラツクス1は、帯状電極2の両側へ溶融されたス
ラグ3の堰の役目になる。 第3図bは、第3図aの側面図であるが、往復
運動装置6、アーム7は溶接機の他の部品との関
係や、フラツクスの掻き具合から、第3図bに示
すように、電極2に対し斜めの位置に取り付ける
とよい。ただし、帯状電極の幅が250〜300mmと広
くなると、弧状運動では堆積してくるフラツクス
を、帯状電極の両側に排除しきれない場合があ
る。 そのような場合には第4図に示すように、往復
運動装置6を帯状電極2の幅の外側に出して、横
方向からアーム7及び掻き均し部品8を往復運動
させるとよい。フラツクスデイストリビユータ5
で散布したフラツクス1の量が僅かに多く溶融し
たスラグ3となりきらず、帯状電極2の前方に堆
積し始めるのを、掻き均し部品8で、散布フラツ
クス1の高さを一定にしようとすることは、第3
図の方法と同じであるが、より一層、散布フラツ
クス高さを一定に保つために、母材12の表面に
接したベアリング付き棒10を有する高さセンサ
(位相差トランス)と、モータからなる高さ維持
装置9が、往復運動装置6と一体化されており、
ラツクギヤ11で、上下運動できるようになつて
いる。 フラツクスデイストリビユータ5で、ほゞ目標
の散布フラツクス高さにするが、溶接機のレール
と母材表面とが、かならずしも平行でなく、フラ
ツクスの堆積現象が生じる原因となる。特に広幅
電極になる程、溶接入熱が大きく溶接パスを重ね
ていくにつれ、母材の熱歪が大きくなり、レール
と母材表面との平行度が損なわれてくる。したが
つて、帯状電極が広幅化する程、第3図より第4
図の方式が有効である。しかし、装置コスト面か
らは、第3図の方式が有利であるので、150〜200
mm程度は第3図の方式で十分である。往復運動の
サイクルは、散布フラツクスの堆積が急に生じる
ものではないため、早いサイクルは必要なく2〜
10C/Sで十分である。 また、掻き均し部品8の形状は、棒状のままで
もできないことはないが、第5図に示すようにa
板状のもの、b櫛状(あるいはブラシ状)のも
の、c熊手状のものがよい。第5図aの板状は最
も効率的に掻くが、掻き均し過ぎあるいは往復運
動の両端で、フラツクスの小山を生じることもあ
る。第5図bの櫛状は、掻き均し過ぎを防止で
き、往復運動の両端にフラツクスの小山ができる
ことはない。第5図c熊手状は櫛状を更に改良し
たもので、往復運動装置の振幅を減ずことが出来
る点が良い。 これらの掻き均し部品は、往復運動装置自身が
絶縁されておれば金属物質でもよいが、電極幅
150mmで約2500A、電極幅300mmで約5000Aの高電
流が帯状電極に流れるので、掻き均し部品全体、
若しくは先端部はアルミナなどの絶縁物質で作る
ことが望ましい。 (実施例) 本考案の散布フラツクス高さ調整装置を設けた
本考案溶接装置と、散布フラツクス高さ調整装置
が設けられていない従来溶接装置を用いて、溶接
した実施例について説明する。 供試材料としての母材及び帯状電極を第1表
に、フラツクスを第2表に示す。
をオーバレイを施す場合、あるいは、肉盛圧延ク
リツド鋼製造に際し、軟鋼スラブ材にステンレス
鋼等を肉盛溶接を行う場合の水平エレクトロスラ
グ帯状電極肉盛溶接装置に関するものである。 (従来技術) 水平エレクトロスラグ帯状電極肉盛溶接法は、
例えば「水平エレクトロスラグ溶接法による異種
金属溶肉盛法」(特開昭50−17349号公報)など
種々の刊行物で公知である。水平エレクトロスラ
グ帯状電極肉盛溶接法が行われるようになる以前
は、サブマージアーク方式による帯状電極肉盛溶
接法が行われていた。 水平エレクトロスラグ方式とサブマージアーク
方式とは、全く同じ溶接機を使用して溶接するこ
とができ、非常に類似性があるが、第1図aに示
すように、水平エレクトロスラグ方式は、帯状電
極2の後方で(電極2の両端を除き)散布された
フラツクス1が、すべてジユール熱で溶解し溶融
スラグ3となるが、第1図bのサブマージアーク
方式は、アーク4がフラツクス1で覆われている
必要があり、この点が大きく異なる。 即ち、水平エレクトロスラグ方式での帯状電極
肉盛溶接法では、フラツクスが過不足なく散布さ
れている必要があり、フラツクスの散布不足は、
アークの発生を生じ、水平エレクトロスラグ方式
ではなくなり、また、過大散布は、熱量不足によ
るフラツクスの未溶融と肉盛金属の未溶着部を生
じることになる。 このように、水平エレクトロスラグ帯状電極肉
盛溶接法では、散布フラツクス高さを、一定に保
つように心掛けながら溶接を行うことが溶接作業
者のこつの一つとなつている。しかし、該溶接法
は自動溶接法であることから、できる限り溶接作
業者の気配りに頼ることなく、溶接できる工夫を
施す必要があり、「帯状電極肉盛溶接フラツクス
デイストリビユータ」(実開昭58−128787号公報)
などの方法も行われているが、この方法は、帯状
電極の両端から溶融スラグに流れ込む散布フラツ
クス量を調整するものであつて、溶接中に徐々に
電極前方に堆積してくるフラツクス散布高さを一
定に保つものではない。 (考案の技術的背景) 本考案者らは、このような人情に鑑み、水平エ
レクトロスラグ帯状電極肉盛溶接を行うに当り、
溶接作業者の気配りに頼ることなく安定した溶接
が行えるよう検討を加えた結果、フラツクスの選
定や磁気制御の採用もさることながら、該溶接法
を成功させるには、フラツクスデイストリビユー
タと帯状電極との間に堆積してくるフラツクスを
自動的に取り除くことが重要であることが分つ
た。 特に帯状電極幅が、従来の75mmから150mmある
いは300mmと広幅化してくるにつれ、僅かな散布
フラツクスの高さの違いでも影響が出てくるよう
になる。 第2図に示すように、帯状電極2自身が挫屈防
止のために、溶接方向Wに対して凹型に湾曲させ
られており、溶融しきれなかつたフラツクス1は
結果的に電極2の中央に集まつてくる。 帯状電極肉盛は、前述したようにサブマージア
ーク方式で行われていたが、電極を広幅化して高
能率化を図るため、水平エレクトロスラグ方式に
移行していつた経緯があり、溶接機あるいは磁気
制御方式も、サブマージアーク方式のままで、フ
ラツクス成分(溶融スラグの電気伝導度を高め
る)を変えて、水平エレクトロスラグ方式にして
使用しているのが現状である。 しかし、散布フラツクスの溶解状況は、第1図
でも示したとおり、水平エレクトロスラグ方式で
は、電極前方のフラツクスは全部溶解させ、電極
後方は溶融スラグが露出した状態に保たねばなら
ず、サブマージアーク方式と異なる。このように
異なつた状態を呈する現象に対して、水平エレク
トロスラグ方式については、未だ対策が検討され
ていないのが現状である。 また、サブマージアーク方式に用いられるフラ
ツクスは、ボンドフラツクスタイプわ主体で嵩密
度が低く、軽いので散布フラツクスが若干多くな
つて、電極前方に堆積していてもあまり問題な
く、堆積したフラツクスが、電極両端から廻り込
むように電極後方を覆うようになれば、逆に好都
合である。 それに対して、水平エレクトロスラグ方式で
は、ガス成分の多いボンドフラツクスではアーク
が生じやすくなるので、溶融フラツクスが主に用
いられる。溶融フラツクスはフラツクス粒度にも
よるが、嵩密度が大で重たく、溶接中に散布フラ
ツクスで未溶解のフラツクスは、電極の両端方向
に逃げるようには移動しにくく電極前方に堆積す
る。 このようになると、帯状電極は0.4mm程度の薄
肉のものであるので、堆積フラツクスの低抗力で
後方に曲がるようになり、電極直下の溶融スラグ
にフラツクスが強制的に送り込まれ、溶融スラグ
温度の低下をもたらすことになる。 溶融スラグ温度の低下は、部分的に電極の溶解
を遅らせ、不揃いの肉盛ビードを形成するばかり
か、フラツクスが溶解せず、電極をくぐり抜けて
電極後方の溶融池へ現われることすらある。この
ような状態になると溶融池の温度分布が乱され最
早、溶接にはならなくなる。 勿論、フラツクスの溶融点、比熱、電気伝導度
や粒度分布によつて、散布フラツクス高さに対す
る鋭敏度は異なることは言うまでもない。しか
し、水平エレクトロスラグ帯状電極肉盛溶接法を
広幅電極にして、より高能率に安心して長時間溶
接できるようにするには、散布フラツクス高さを
一定に保つ工夫が必要である。 (考案の目的) 本考案は、広幅の水平エレクトロスラグ帯状電
極肉盛溶接において、溶接中、散布フラツクスが
絶えず自動的に一定高さに保たれるような装置を
設け、より高能率で安定した肉盛を行えるように
することを目的とした。 (考案の構成と効果) 本考案の要旨は、フラツクスデイストリビユー
タと帯状電極との間に、帯状電極の幅方向に往復
運動する散布フラツクス高さ調整装置を設けたこ
とを特徴とする水平エレクトロスラグ帯状電極肉
盛溶接装置にある。 以下に本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。 第3図は、広幅帯状電極のうちでも、150〜200
mm程度の比較的中幅で、簡易な場合の本考案の例
である。 即ち、自動車のワイパー状に弧を描く往復運動
装置6と、そこから出ているアーム7と、アーム
7の先端に取り付けられた掻き均し部品8が、フ
ラツクスデイストリビユータ5と帯状電極2との
間にあり、溶接中絶えず弧状に往復運動をしてお
り、散布されたフラツクス1が、少しでも帯状電
極2の前方中央に集まると、掻き均し部8によつ
て電極2の左右に送られる。左右に移動されたフ
ラツクス1は、帯状電極2の両側へ溶融されたス
ラグ3の堰の役目になる。 第3図bは、第3図aの側面図であるが、往復
運動装置6、アーム7は溶接機の他の部品との関
係や、フラツクスの掻き具合から、第3図bに示
すように、電極2に対し斜めの位置に取り付ける
とよい。ただし、帯状電極の幅が250〜300mmと広
くなると、弧状運動では堆積してくるフラツクス
を、帯状電極の両側に排除しきれない場合があ
る。 そのような場合には第4図に示すように、往復
運動装置6を帯状電極2の幅の外側に出して、横
方向からアーム7及び掻き均し部品8を往復運動
させるとよい。フラツクスデイストリビユータ5
で散布したフラツクス1の量が僅かに多く溶融し
たスラグ3となりきらず、帯状電極2の前方に堆
積し始めるのを、掻き均し部品8で、散布フラツ
クス1の高さを一定にしようとすることは、第3
図の方法と同じであるが、より一層、散布フラツ
クス高さを一定に保つために、母材12の表面に
接したベアリング付き棒10を有する高さセンサ
(位相差トランス)と、モータからなる高さ維持
装置9が、往復運動装置6と一体化されており、
ラツクギヤ11で、上下運動できるようになつて
いる。 フラツクスデイストリビユータ5で、ほゞ目標
の散布フラツクス高さにするが、溶接機のレール
と母材表面とが、かならずしも平行でなく、フラ
ツクスの堆積現象が生じる原因となる。特に広幅
電極になる程、溶接入熱が大きく溶接パスを重ね
ていくにつれ、母材の熱歪が大きくなり、レール
と母材表面との平行度が損なわれてくる。したが
つて、帯状電極が広幅化する程、第3図より第4
図の方式が有効である。しかし、装置コスト面か
らは、第3図の方式が有利であるので、150〜200
mm程度は第3図の方式で十分である。往復運動の
サイクルは、散布フラツクスの堆積が急に生じる
ものではないため、早いサイクルは必要なく2〜
10C/Sで十分である。 また、掻き均し部品8の形状は、棒状のままで
もできないことはないが、第5図に示すようにa
板状のもの、b櫛状(あるいはブラシ状)のも
の、c熊手状のものがよい。第5図aの板状は最
も効率的に掻くが、掻き均し過ぎあるいは往復運
動の両端で、フラツクスの小山を生じることもあ
る。第5図bの櫛状は、掻き均し過ぎを防止で
き、往復運動の両端にフラツクスの小山ができる
ことはない。第5図c熊手状は櫛状を更に改良し
たもので、往復運動装置の振幅を減ずことが出来
る点が良い。 これらの掻き均し部品は、往復運動装置自身が
絶縁されておれば金属物質でもよいが、電極幅
150mmで約2500A、電極幅300mmで約5000Aの高電
流が帯状電極に流れるので、掻き均し部品全体、
若しくは先端部はアルミナなどの絶縁物質で作る
ことが望ましい。 (実施例) 本考案の散布フラツクス高さ調整装置を設けた
本考案溶接装置と、散布フラツクス高さ調整装置
が設けられていない従来溶接装置を用いて、溶接
した実施例について説明する。 供試材料としての母材及び帯状電極を第1表
に、フラツクスを第2表に示す。
【表】
【表】
* 溶融フラツクス
溶接は第3表の溶接条件を用い、第6図に示す
ように、母材12に内盛ビード13を1層7パス
で溶接を行つた。
溶接は第3表の溶接条件を用い、第6図に示す
ように、母材12に内盛ビード13を1層7パス
で溶接を行つた。
【表】
その結果、第4表のとおりで、従来法では溶接
者が肉眼で観察しながら、溶接中電極手前に堆積
したフラツクスを、掻き除く手作業を各パス数回
行い、かろうじて溶接ができたのに引きかえ、本
考案によるワイパー状往復運動装置を取り付けた
場合は、溶接者は溶接中何等手を加えず良好な結
果を得ることができた。
者が肉眼で観察しながら、溶接中電極手前に堆積
したフラツクスを、掻き除く手作業を各パス数回
行い、かろうじて溶接ができたのに引きかえ、本
考案によるワイパー状往復運動装置を取り付けた
場合は、溶接者は溶接中何等手を加えず良好な結
果を得ることができた。
第1図は帯状電極内盛溶接法の側面図で、aは
水平エレクトロスラグ方式、bはサブマージアー
ク方式、第2図は水平エレクトロスラグ帯状電極
肉盛溶接法の正面図、第3図a,b及び第4図は
本考案の散布フラツクス高さ調整装置を使用した
説明図、第5図a,b,cは本考案に係わる掻き
均し部品の斜視図、第6図は実施例に使用した試
験片の斜視図である。 1……フラツクス、2……帯状電極、3……溶
融スラグ、4……アーク、5……フラツクスデイ
ストリビユータ、6……往復運動装置、7……ア
ーム、8……掻き均し部品、9……高さ維持装
置、10……ベアリング付き棒、11……ラツク
ギヤ、12……母材、13……肉盛ビード。
水平エレクトロスラグ方式、bはサブマージアー
ク方式、第2図は水平エレクトロスラグ帯状電極
肉盛溶接法の正面図、第3図a,b及び第4図は
本考案の散布フラツクス高さ調整装置を使用した
説明図、第5図a,b,cは本考案に係わる掻き
均し部品の斜視図、第6図は実施例に使用した試
験片の斜視図である。 1……フラツクス、2……帯状電極、3……溶
融スラグ、4……アーク、5……フラツクスデイ
ストリビユータ、6……往復運動装置、7……ア
ーム、8……掻き均し部品、9……高さ維持装
置、10……ベアリング付き棒、11……ラツク
ギヤ、12……母材、13……肉盛ビード。
Claims (1)
- フラツクスデイストリビユータと帯状電極との
間に、帯状電極の幅方向の往復運動する散布フラ
ツクス高さ調整装置を設けたことを特徴とする水
平エレクトロスラグ帯状電極肉盛溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1752784U JPS60131287U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 水平エレクトロスラグ帯状電極肉盛溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1752784U JPS60131287U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 水平エレクトロスラグ帯状電極肉盛溶接装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60131287U JPS60131287U (ja) | 1985-09-03 |
| JPS6320474Y2 true JPS6320474Y2 (ja) | 1988-06-07 |
Family
ID=30505315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1752784U Granted JPS60131287U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 水平エレクトロスラグ帯状電極肉盛溶接装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60131287U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9555493B2 (en) * | 2008-07-09 | 2017-01-31 | Lincoln Global, Inc. | Apparatus for welding with curtain electrodes and strip electrodes |
-
1984
- 1984-02-13 JP JP1752784U patent/JPS60131287U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60131287U (ja) | 1985-09-03 |
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