JPS6320811B2 - - Google Patents
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- JPS6320811B2 JPS6320811B2 JP9863479A JP9863479A JPS6320811B2 JP S6320811 B2 JPS6320811 B2 JP S6320811B2 JP 9863479 A JP9863479 A JP 9863479A JP 9863479 A JP9863479 A JP 9863479A JP S6320811 B2 JPS6320811 B2 JP S6320811B2
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- Japan
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- ammonia
- reaction
- halogeno
- alanine
- mineral acid
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、α−ハロゲノ−β−アラニンまたは
その鉱酸塩の新規製造法に関するものである。さ
らに詳しくは、α,β−ジハロゲノプロピオニト
リルとアンモニアとを反応させてα−ハロゲノ−
β−アミノプロピオニトリルを生成させたのち、
該生成物を反応系より単離することなく、引きつ
づき反応系に鉱酸を加えるか、または反応混合物
を鉱酸中に加え、鉱酸酸性下に加水分離させてα
−ハロゲノ−β−アラニンまたはその鉱酸塩を製
造する方法を提供するものである。
その鉱酸塩の新規製造法に関するものである。さ
らに詳しくは、α,β−ジハロゲノプロピオニト
リルとアンモニアとを反応させてα−ハロゲノ−
β−アミノプロピオニトリルを生成させたのち、
該生成物を反応系より単離することなく、引きつ
づき反応系に鉱酸を加えるか、または反応混合物
を鉱酸中に加え、鉱酸酸性下に加水分離させてα
−ハロゲノ−β−アラニンまたはその鉱酸塩を製
造する方法を提供するものである。
本発明の方法によつて製造されるα−ハロゲノ
−β−アラニンまたはその鉱酸塩は、α−アミノ
酸または医薬品等の中間体として有用な化合物で
ある。例えば、α−クロロ−β−アラニンを水溶
液中PH5〜6に保つて加熱処理すると下記の反応
式に示すようにα−アミノ酸の一種であるセリン
が製造できる。
−β−アラニンまたはその鉱酸塩は、α−アミノ
酸または医薬品等の中間体として有用な化合物で
ある。例えば、α−クロロ−β−アラニンを水溶
液中PH5〜6に保つて加熱処理すると下記の反応
式に示すようにα−アミノ酸の一種であるセリン
が製造できる。
従来、α−ハロゲノ−β−アラニンまたはその
鉱酸塩の製造法として、α−クロロ−β−アラニ
ン塩酸塩に関して(イ)アンモニア水とα−クロロア
クリロニトリルとを反応せしめた後、反応混合物
を塩化ベンゾイルで処理してα−クロロ−β−ベ
ンゾイルアミノプロピオニトリルを得、これを塩
酸中で加水分離して製造する方法(特公昭39−
30152)、(ロ)α−クロロ−β−(2−カルボメトキ
シベンゾイルアミノ)プロピオニトリルを塩酸中
で加水分解して製造する方法(K.D.
Gundermann、Chem.Ber.、91巻、160頁
(1958))が公知である。しかしながら、これらの
公知方法はいずれもアミノ基をアシル基で保護し
て加水分解反応を行なうので、その加水分解時に
副生する安息香酸またはフタル酸と目的物である
α−クロロ−β−アラニン塩酸塩とを分離するこ
とが必要であること、中間体のα−クロロ−β−
ベンゾイルアミノプロピオニトリルまたはα−ク
ロロ−β−(2−カルボメトキシベンゾイルアミ
ノ)プロピオニトリルを製造するのに収率等の点
で問題があること等、工業的には必ずしも満足し
得る製法ではない。
鉱酸塩の製造法として、α−クロロ−β−アラニ
ン塩酸塩に関して(イ)アンモニア水とα−クロロア
クリロニトリルとを反応せしめた後、反応混合物
を塩化ベンゾイルで処理してα−クロロ−β−ベ
ンゾイルアミノプロピオニトリルを得、これを塩
酸中で加水分離して製造する方法(特公昭39−
30152)、(ロ)α−クロロ−β−(2−カルボメトキ
シベンゾイルアミノ)プロピオニトリルを塩酸中
で加水分解して製造する方法(K.D.
Gundermann、Chem.Ber.、91巻、160頁
(1958))が公知である。しかしながら、これらの
公知方法はいずれもアミノ基をアシル基で保護し
て加水分解反応を行なうので、その加水分解時に
副生する安息香酸またはフタル酸と目的物である
α−クロロ−β−アラニン塩酸塩とを分離するこ
とが必要であること、中間体のα−クロロ−β−
ベンゾイルアミノプロピオニトリルまたはα−ク
ロロ−β−(2−カルボメトキシベンゾイルアミ
ノ)プロピオニトリルを製造するのに収率等の点
で問題があること等、工業的には必ずしも満足し
得る製法ではない。
本発明者らは、α,β−ジハロゲノプロピオニ
トリルを原料とし、これとアンモニアとの反応を
検討の結果、水または/および有機溶媒中でα−
ハロゲノ−β−アミノプロピオニトリルを生成
し、さらに該反応生成物を反応系より単離するこ
となく、引きつづき鉱酸中で加水分解することに
より、高収率でα−ハロゲノ−β−アラニンまた
はその鉱酸塩が得られることを見い出し本発明を
完成するに至つた。
トリルを原料とし、これとアンモニアとの反応を
検討の結果、水または/および有機溶媒中でα−
ハロゲノ−β−アミノプロピオニトリルを生成
し、さらに該反応生成物を反応系より単離するこ
となく、引きつづき鉱酸中で加水分解することに
より、高収率でα−ハロゲノ−β−アラニンまた
はその鉱酸塩が得られることを見い出し本発明を
完成するに至つた。
すなわち、本発明の方法は、まずα,β−ジハ
ロゲノプロピオニトリルとアンモニアとを水また
は/および有機溶媒中にて反応させてα−ハロゲ
ノ−β−アミノプロピオニトリルを生成させる。
ついで、この生成物を反応系から単離することな
く、引きつづき前記の反応終了後、必要に応じて
過剰のアンモニアを除去した反応混合物を鉱酸中
で加水分解させてα−ハロゲノ−β−アラニンま
たはその鉱酸塩を製造するものである。
ロゲノプロピオニトリルとアンモニアとを水また
は/および有機溶媒中にて反応させてα−ハロゲ
ノ−β−アミノプロピオニトリルを生成させる。
ついで、この生成物を反応系から単離することな
く、引きつづき前記の反応終了後、必要に応じて
過剰のアンモニアを除去した反応混合物を鉱酸中
で加水分解させてα−ハロゲノ−β−アラニンま
たはその鉱酸塩を製造するものである。
このような本発明の方法によるα−ハロゲノ−
β−アラニンまたはその鉱酸塩の製造法は、従
来、全く知られていない新規製造法であつて、前
記公知製造法に比較して、工程が著しく短縮で
き、且つ副生物との分離の必要がない等の利点を
有し、さらに高収率でα−ハロゲノ−β−アラニ
ンまたはその鉱酸塩が得られ、工業的に極めて有
利な製造法である。
β−アラニンまたはその鉱酸塩の製造法は、従
来、全く知られていない新規製造法であつて、前
記公知製造法に比較して、工程が著しく短縮で
き、且つ副生物との分離の必要がない等の利点を
有し、さらに高収率でα−ハロゲノ−β−アラニ
ンまたはその鉱酸塩が得られ、工業的に極めて有
利な製造法である。
本発明の方法では、まずα,β−ジハロゲノプ
ロピオニトリルとアンモニアとを反応させる。
ロピオニトリルとアンモニアとを反応させる。
使用される原料のα,β−ジハロゲノプロピオ
ニトリルとしては塩素、臭素、沃素または弗素誘
導体かいずれでもよいが、通常α,β−ジクロロ
プロピオニトリルまたはα,β−ジブロムプロピ
オニトリルが多用される。これらの原料はいずれ
もアクリロニトリルの塩素化または臭素化によつ
て容易に製造できる。特に工業的にはα,β−ジ
クロロプロピオニトリルが好ましい。
ニトリルとしては塩素、臭素、沃素または弗素誘
導体かいずれでもよいが、通常α,β−ジクロロ
プロピオニトリルまたはα,β−ジブロムプロピ
オニトリルが多用される。これらの原料はいずれ
もアクリロニトリルの塩素化または臭素化によつ
て容易に製造できる。特に工業的にはα,β−ジ
クロロプロピオニトリルが好ましい。
またアンモニアとしては、通常、アンモニア水
が使用されるが、アンモニアガスまたはアンモニ
ア水を有機溶剤に溶解して使用することもでき
る。使用される有機溶媒としては、アンモニアを
溶解する能力のある有機溶媒であり、一般には、
メタノール、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノー
ルまたは第3級ブタノール、メチルセロソルブま
たはセロソルブ等の低級アルコールでありこれら
は単独または2種以上を混合して使用する。また
さらにこれらの有機溶剤は水との混合物で使用す
ることもできる。
が使用されるが、アンモニアガスまたはアンモニ
ア水を有機溶剤に溶解して使用することもでき
る。使用される有機溶媒としては、アンモニアを
溶解する能力のある有機溶媒であり、一般には、
メタノール、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノー
ルまたは第3級ブタノール、メチルセロソルブま
たはセロソルブ等の低級アルコールでありこれら
は単独または2種以上を混合して使用する。また
さらにこれらの有機溶剤は水との混合物で使用す
ることもできる。
アンモニアの濃度は、アンモニア水を使用する
場合には5〜30重量%、またアンモニアガス(ま
たはアンモニア水)を低級アルコールに溶解して
使用する場合には2〜25重量%の範囲で選ぶこと
ができる。
場合には5〜30重量%、またアンモニアガス(ま
たはアンモニア水)を低級アルコールに溶解して
使用する場合には2〜25重量%の範囲で選ぶこと
ができる。
前記の原料であるα,β−ジハロゲノプロピオ
ニトリルおよびアンモニアの使用量はα,β−ジ
ハロゲノプロピオニトリル1モルに対してアンモ
ニア2モル比以上、好ましくは2.2モル比以上で
ある。
ニトリルおよびアンモニアの使用量はα,β−ジ
ハロゲノプロピオニトリル1モルに対してアンモ
ニア2モル比以上、好ましくは2.2モル比以上で
ある。
本発明の方法においてα−ハロゲノ−β−アミ
ノプロピオニトリルを生成させる反応は反応原
料、溶媒の添加方法、順序等にとくに制限はない
が、通常、アンモニア水中、あるいはアンモニア
ガスまたはアンモニア水を低級アルコールに溶解
した液中にα,β−ジハロゲノプロピオニトリル
を徐々に滴下する方法が好適であり、この際、窒
素雰囲気または窒素気流下に反応を行なうことに
よつて生成したα−ハロゲノ−β−アミノプロピ
オニトリルの分解等の副反応を著しく抑制するこ
とができる。α,β−ジハロゲノプロピオニトリ
ルとアンモニアとの反応において、反応温度およ
び反応時間は−40〜30℃、0.5〜20時間、好まし
くは−20〜20℃、1〜15時間である。
ノプロピオニトリルを生成させる反応は反応原
料、溶媒の添加方法、順序等にとくに制限はない
が、通常、アンモニア水中、あるいはアンモニア
ガスまたはアンモニア水を低級アルコールに溶解
した液中にα,β−ジハロゲノプロピオニトリル
を徐々に滴下する方法が好適であり、この際、窒
素雰囲気または窒素気流下に反応を行なうことに
よつて生成したα−ハロゲノ−β−アミノプロピ
オニトリルの分解等の副反応を著しく抑制するこ
とができる。α,β−ジハロゲノプロピオニトリ
ルとアンモニアとの反応において、反応温度およ
び反応時間は−40〜30℃、0.5〜20時間、好まし
くは−20〜20℃、1〜15時間である。
α,β−ジハロゲノプロピオニトリルとアンモ
ニアとの反応の終点は、例えば、ガスクロマトグ
ラフイー、高速液体クロマトグラフイーまたは薄
層クロマトグラフイー等の手段を用いて速やかに
且つ、簡単に定めることができる。
ニアとの反応の終点は、例えば、ガスクロマトグ
ラフイー、高速液体クロマトグラフイーまたは薄
層クロマトグラフイー等の手段を用いて速やかに
且つ、簡単に定めることができる。
ついで、本発明の方法は、上記のようにα,β
−ジハロゲノプロピオニトリルとアンモニアとの
反応によつて生成する。α−ハロゲノ−β−アミ
ノプロピオニトリルを反応系より単離することな
く、引きつづき反応混合物中に鉱酸を加えるか、
または反応混合物を鉱酸中に加えることによつて
反応系を鉱酸酸性とし、これを加熱して加水分解
させる。
−ジハロゲノプロピオニトリルとアンモニアとの
反応によつて生成する。α−ハロゲノ−β−アミ
ノプロピオニトリルを反応系より単離することな
く、引きつづき反応混合物中に鉱酸を加えるか、
または反応混合物を鉱酸中に加えることによつて
反応系を鉱酸酸性とし、これを加熱して加水分解
させる。
α−ハロゲノ−β−アミノプロピオニトリルの
加水分解に使用する鉱酸としては塩酸、硫酸、硝
酸または燐酸等が挙げられるが、工業的には塩酸
または硫酸が好適である。加水分解時の反応系の
鉱酸濃度は3〜80重量%の範囲で適当に選ぶこと
ができるが、好ましくは塩酸の場合には8〜30重
量%、また硫酸の場合には、15〜60重量%であ
る。したがつて、α,β−ジハロゲノプロピオニ
トリルとアンモニアとの反応後、鉱酸を加えて鉱
酸酸性とする際、反応系に残存する水および過剰
のアンモニア分を考慮して反応系の鉱酸濃度が上
記濃度範囲になるようにする。反応系に残存する
過剰のアンモニアは窒素ガスを吹き込む等の操作
であらかじめ除去しておいてもよく、このような
処理を行なうと鉱酸濃度の調整が容易である。
加水分解に使用する鉱酸としては塩酸、硫酸、硝
酸または燐酸等が挙げられるが、工業的には塩酸
または硫酸が好適である。加水分解時の反応系の
鉱酸濃度は3〜80重量%の範囲で適当に選ぶこと
ができるが、好ましくは塩酸の場合には8〜30重
量%、また硫酸の場合には、15〜60重量%であ
る。したがつて、α,β−ジハロゲノプロピオニ
トリルとアンモニアとの反応後、鉱酸を加えて鉱
酸酸性とする際、反応系に残存する水および過剰
のアンモニア分を考慮して反応系の鉱酸濃度が上
記濃度範囲になるようにする。反応系に残存する
過剰のアンモニアは窒素ガスを吹き込む等の操作
であらかじめ除去しておいてもよく、このような
処理を行なうと鉱酸濃度の調整が容易である。
また、使用する鉱酸の量は、鉱酸濃度によつて
異なるが、通常は生成したα−ハロゲノ−β−ア
ミノプロピオニトリル1重量部に対して2重量部
以上、好ましくは3重量部以上になるようにする
のが反応操作上有利である。
異なるが、通常は生成したα−ハロゲノ−β−ア
ミノプロピオニトリル1重量部に対して2重量部
以上、好ましくは3重量部以上になるようにする
のが反応操作上有利である。
α,β−ジハロゲノプロピオニトリルとアンモ
ニアとの反応によつてα−ハロゲノ−β−アミノ
プロピオニトリルを生成させた後の反応混合物
は、反応混合物を鉱酸中に加えるかまたは反応混
合物中に鉱酸を加えるか、いずれかの方法で反応
混合物を鉱酸酸性とし、これをかきまぜながら昇
温し、50〜150℃で0.5〜10時間、好ましくは80〜
120℃で1〜6時間保持して加水分解を行なう。
ニアとの反応によつてα−ハロゲノ−β−アミノ
プロピオニトリルを生成させた後の反応混合物
は、反応混合物を鉱酸中に加えるかまたは反応混
合物中に鉱酸を加えるか、いずれかの方法で反応
混合物を鉱酸酸性とし、これをかきまぜながら昇
温し、50〜150℃で0.5〜10時間、好ましくは80〜
120℃で1〜6時間保持して加水分解を行なう。
この加水分解の際にメタノール、エタノール、
n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、イソブタノールまたは第3級ブタノー
ル、メチルセロソルブまたはセロソルブ等の有機
溶剤を併用することは何ら差支えなく、したがつ
て、α,β−ジハロゲノプロピオニトリルとアン
モニアとの反応を低級アルコール溶媒中で行なう
場合には、その後引きつづいて行なう加水分解の
際、アルコールは蒸留によつて留去しても、また
は反応系内にとどめてもいずれでもよい。
n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、イソブタノールまたは第3級ブタノー
ル、メチルセロソルブまたはセロソルブ等の有機
溶剤を併用することは何ら差支えなく、したがつ
て、α,β−ジハロゲノプロピオニトリルとアン
モニアとの反応を低級アルコール溶媒中で行なう
場合には、その後引きつづいて行なう加水分解の
際、アルコールは蒸留によつて留去しても、また
は反応系内にとどめてもいずれでもよい。
加水分解反応の終点は薄層クロマトグラフイー
または高速液体クロマトグラフイー等の手段を用
いて速やかに且つ容易に定めることができる。
または高速液体クロマトグラフイー等の手段を用
いて速やかに且つ容易に定めることができる。
本発明の方法によつて得られる目的物は、加水
分解後の処理方法によつてα−ハロゲノ−β−ア
ラニン鉱酸塩または遊離α−ハロゲノ−β−アラ
ニンのいずれの形態でも取り出すことができる。
例えば、α,β−ジクロロプロピオニトリルとア
ンモニア水とからα−クロロ−β−アミノプロピ
オニトリルを生成せしめ、引きつづき塩酸中で加
水分解したのち、反応液を減圧下に濃縮乾固す
る。ついで残留物を低級アルコールで抽出し、抽
出液にエーテルを添加すればα−クロロ−β−ア
ラニン塩酸塩が得られる。また硫酸中で加水分解
を行なつたのち、水酸化カルシウムまたは水酸化
バリウムで中和し生成した硫酸カルシウムまたは
硫酸バリウムを別除去した水溶液を減圧下に濃
縮乾固するか、あるいは濃縮後メタノール、エタ
ノール、n−プロパノールまたはイソプロパノー
ル等の低級アルコールを添加すれば、遊離α−ク
ロロ−β−アラニンが得られる。
分解後の処理方法によつてα−ハロゲノ−β−ア
ラニン鉱酸塩または遊離α−ハロゲノ−β−アラ
ニンのいずれの形態でも取り出すことができる。
例えば、α,β−ジクロロプロピオニトリルとア
ンモニア水とからα−クロロ−β−アミノプロピ
オニトリルを生成せしめ、引きつづき塩酸中で加
水分解したのち、反応液を減圧下に濃縮乾固す
る。ついで残留物を低級アルコールで抽出し、抽
出液にエーテルを添加すればα−クロロ−β−ア
ラニン塩酸塩が得られる。また硫酸中で加水分解
を行なつたのち、水酸化カルシウムまたは水酸化
バリウムで中和し生成した硫酸カルシウムまたは
硫酸バリウムを別除去した水溶液を減圧下に濃
縮乾固するか、あるいは濃縮後メタノール、エタ
ノール、n−プロパノールまたはイソプロパノー
ル等の低級アルコールを添加すれば、遊離α−ク
ロロ−β−アラニンが得られる。
以下、本発明を実施例によつて説明する。
実施例 1
濃アンモニア水(アンモニア濃度28重量%)
60.8gを0℃に保ち、穏やかな窒素気流下に撹拌
しながら、α,β−ジクロロプロピオニトリル
24.8gをおよそ2時間要して滴下する。その後、
さらに3時間0〜5℃で反応させたのち、この反
応混合物に窒素を吹き込んで過剰のアンモニアを
除去する。ついで、反応液に10℃以下で20%塩酸
184gを滴下装入し2時間加熱還流する。反応液
は減圧下に濃縮乾固したのち、残留物を熱イソプ
ロパノール250mlで抽出する。得られた抽出液は
濃縮後エーテルを添加すると白色の結晶が析出す
る。析出した結晶を別しエーテルで洗浄後40℃
で乾燥して26.6g(収率83.1%対α,β−ジクロ
ロプロピオニトリル)のα−クロロ−β−アラニ
ン塩酸塩を得る。融点133〜134.5℃ 元素分析値(%):C3H6ClNO2・HClとして C H N Cl 計算値 22.52 4.41 8.75 44.31 実測値 22.42 4.43 8.80 44.05 実施例 2 アンモニア濃度5.36重量%のイソプロパノール
溶液300gを一5℃に保ち、穏やかな窒素気流下、
撹拌下にα,β−ジクロロプロピオニトリル24.8
gをおよそ2時間要して滴下する。その後−5〜
0℃で2時間反応させたのち窒素を吹き込んで未
反応のアンモニアを除去する。ついで反応液に20
%塩酸184gを10℃以下で滴下装入し、徐々に昇
温し、液温が106℃になるまでイソプロパノール
を留去したのち、同温度で2時間反応する。反応
液は実施例1と同様に処理することによつて27.8
g(収率87%対α,β−ジクロロプロピオニトリ
ル)のα−クロロ−β−アラニン塩酸塩を得る。
融点133.5〜134.5℃ 実施例 3 メタノール250g中に濃アンモニア水(アンモ
ニア濃度28重量%)60.8gを加え−5℃で撹拌し
ながら、α,β−ジクロロプロピオニトリル24.8
gをおよそ2時間要して滴下する。その後−5〜
0℃で3時間反応させたのち窒素を吹き込んで未
反応のアンモニアを除去する。ついで反応液に10
℃以下で25%塩酸146gを滴下装入し、実施例2
と同様に反応させる。加水分解終了後液は実施例
1と同様に処理することによつて26.6g(収率83
%対α,β−ジクロロプロピオニトリル)のα−
クロロ−β−アラニン塩酸塩を得る。融点 133
〜134.5% 実施例 4 濃アンモニア水(アンモニア濃度28重量%)
60.8gを0℃に保ち、穏やかな窒素気流下に撹拌
しながらα,β−ジクロロプロピオニトリル24.8
gをおよそ2時間要して滴下する。その後さらに
0〜5℃で3時間反応させたのち、この反応混合
物に窒素を吹き込んで未反応のアンモニアを除去
する。ついで反応液に10℃以下で60%硫酸200g
を滴下装入し、徐々に昇温し、100〜105℃で5時
間加水分解する。加水分解終了液は20℃以下で水
酸化カルシウムを少しづつ添加してPH=6.5まで
中和する。生成した硫酸カルシウムの沈澱を
別、水洗する。洗液は合して減圧下に液量がお
よそ100mlになるまで濃縮し、ついでこの濃縮液
にエタノールを添加してα−クロロ−β−アラニ
ンを析出させる。別し、エタノール洗浄後、減
圧乾燥することによつて白色の遊離α−クロロ−
β−アラニン18.5g(収率75%対α,β−ジクロ
ロプロピオニトリル)を得る。
60.8gを0℃に保ち、穏やかな窒素気流下に撹拌
しながら、α,β−ジクロロプロピオニトリル
24.8gをおよそ2時間要して滴下する。その後、
さらに3時間0〜5℃で反応させたのち、この反
応混合物に窒素を吹き込んで過剰のアンモニアを
除去する。ついで、反応液に10℃以下で20%塩酸
184gを滴下装入し2時間加熱還流する。反応液
は減圧下に濃縮乾固したのち、残留物を熱イソプ
ロパノール250mlで抽出する。得られた抽出液は
濃縮後エーテルを添加すると白色の結晶が析出す
る。析出した結晶を別しエーテルで洗浄後40℃
で乾燥して26.6g(収率83.1%対α,β−ジクロ
ロプロピオニトリル)のα−クロロ−β−アラニ
ン塩酸塩を得る。融点133〜134.5℃ 元素分析値(%):C3H6ClNO2・HClとして C H N Cl 計算値 22.52 4.41 8.75 44.31 実測値 22.42 4.43 8.80 44.05 実施例 2 アンモニア濃度5.36重量%のイソプロパノール
溶液300gを一5℃に保ち、穏やかな窒素気流下、
撹拌下にα,β−ジクロロプロピオニトリル24.8
gをおよそ2時間要して滴下する。その後−5〜
0℃で2時間反応させたのち窒素を吹き込んで未
反応のアンモニアを除去する。ついで反応液に20
%塩酸184gを10℃以下で滴下装入し、徐々に昇
温し、液温が106℃になるまでイソプロパノール
を留去したのち、同温度で2時間反応する。反応
液は実施例1と同様に処理することによつて27.8
g(収率87%対α,β−ジクロロプロピオニトリ
ル)のα−クロロ−β−アラニン塩酸塩を得る。
融点133.5〜134.5℃ 実施例 3 メタノール250g中に濃アンモニア水(アンモ
ニア濃度28重量%)60.8gを加え−5℃で撹拌し
ながら、α,β−ジクロロプロピオニトリル24.8
gをおよそ2時間要して滴下する。その後−5〜
0℃で3時間反応させたのち窒素を吹き込んで未
反応のアンモニアを除去する。ついで反応液に10
℃以下で25%塩酸146gを滴下装入し、実施例2
と同様に反応させる。加水分解終了後液は実施例
1と同様に処理することによつて26.6g(収率83
%対α,β−ジクロロプロピオニトリル)のα−
クロロ−β−アラニン塩酸塩を得る。融点 133
〜134.5% 実施例 4 濃アンモニア水(アンモニア濃度28重量%)
60.8gを0℃に保ち、穏やかな窒素気流下に撹拌
しながらα,β−ジクロロプロピオニトリル24.8
gをおよそ2時間要して滴下する。その後さらに
0〜5℃で3時間反応させたのち、この反応混合
物に窒素を吹き込んで未反応のアンモニアを除去
する。ついで反応液に10℃以下で60%硫酸200g
を滴下装入し、徐々に昇温し、100〜105℃で5時
間加水分解する。加水分解終了液は20℃以下で水
酸化カルシウムを少しづつ添加してPH=6.5まで
中和する。生成した硫酸カルシウムの沈澱を
別、水洗する。洗液は合して減圧下に液量がお
よそ100mlになるまで濃縮し、ついでこの濃縮液
にエタノールを添加してα−クロロ−β−アラニ
ンを析出させる。別し、エタノール洗浄後、減
圧乾燥することによつて白色の遊離α−クロロ−
β−アラニン18.5g(収率75%対α,β−ジクロ
ロプロピオニトリル)を得る。
融点;166〜167.5℃(分解)
元素分析値(%);C3H6ClNO2として
C H N Cl
計算値 29.16 4.90 11.34 28.70
実測値 28.85 4.78 11.12 28.97
Claims (1)
- 1 α,β−ジハロゲノプロピオニトリルとアン
モニアを水または/および有機溶媒中で反応させ
て、α−ハロゲノ−β−アミノプロピオニトリル
を生成させた後、この化合物を反応系より単離す
ることなく、引きつづき鉱酸中で加水分解させて
α−ハロゲノ−β−アラニンまたはその鉱酸塩を
製造する方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9863479A JPS5622753A (en) | 1979-08-03 | 1979-08-03 | Preparation of alpha-halogeno-beta-alanine or its salt of mineral acid |
| DE8080301165T DE3060243D1 (en) | 1979-04-12 | 1980-04-11 | Process for producing alpha-halogeno-beta-alanines or the mineral acid salts thereof |
| EP19800301165 EP0018177B1 (en) | 1979-04-12 | 1980-04-11 | Process for producing alpha-halogeno-beta-alanines or the mineral acid salts thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9863479A JPS5622753A (en) | 1979-08-03 | 1979-08-03 | Preparation of alpha-halogeno-beta-alanine or its salt of mineral acid |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5622753A JPS5622753A (en) | 1981-03-03 |
| JPS6320811B2 true JPS6320811B2 (ja) | 1988-04-30 |
Family
ID=14224929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9863479A Granted JPS5622753A (en) | 1979-04-12 | 1979-08-03 | Preparation of alpha-halogeno-beta-alanine or its salt of mineral acid |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5622753A (ja) |
-
1979
- 1979-08-03 JP JP9863479A patent/JPS5622753A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5622753A (en) | 1981-03-03 |
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