JPS6321472B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6321472B2 JPS6321472B2 JP58179836A JP17983683A JPS6321472B2 JP S6321472 B2 JPS6321472 B2 JP S6321472B2 JP 58179836 A JP58179836 A JP 58179836A JP 17983683 A JP17983683 A JP 17983683A JP S6321472 B2 JPS6321472 B2 JP S6321472B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- germanium
- medium
- panax ginseng
- culture
- ppm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明はオタネニンジンの培養法、特に、薬効
成分に重要なかかわりを有するゲルマニウムを任
意の濃度で含有しうるオタネニンジンの培養法に
関する。
成分に重要なかかわりを有するゲルマニウムを任
意の濃度で含有しうるオタネニンジンの培養法に
関する。
従来技術
オタネニンジン(通称、朝鮮ニンジン;Panax
ginseng)は有用漢方薬として珍重され広く利用
されている。薬効としては、強壮、長生、鎮静、
興奮、利尿作用などが明らかにされている。現
在、野生のオタネニンジンはほとんど存在せず、
栽培が行なわれている。栽培は大変むづかしく夏
季冷涼な高地で排水のよい土地を用い日覆その他
特別な配慮を必要とする。いつたん栽培すると20
〜50年は同じ場所で連作不能であり、その上、収
穫までに4〜7年かかる。この様な理由により非
常に高価なものになつている。
ginseng)は有用漢方薬として珍重され広く利用
されている。薬効としては、強壮、長生、鎮静、
興奮、利尿作用などが明らかにされている。現
在、野生のオタネニンジンはほとんど存在せず、
栽培が行なわれている。栽培は大変むづかしく夏
季冷涼な高地で排水のよい土地を用い日覆その他
特別な配慮を必要とする。いつたん栽培すると20
〜50年は同じ場所で連作不能であり、その上、収
穫までに4〜7年かかる。この様な理由により非
常に高価なものになつている。
近年、このオタネニンジンの薬効成分にゲルマ
ニウムが大きく関与していることが知られ注目さ
れている。オタネニンジンの薬効をより効果的に
するうえでこれにゲルマニウムを多量含有させる
ことが好ましい。特公昭57−36号公報には、オタ
ネニンジンの胚芽または苗をゲルマニウム含有培
地で生育させることが開示されている。胚芽や苗
は、種から収穫されねばならない。オタネニンジ
ンの栽培が既述のように技術的のみならず外的環
境上から著しく困難である以上、該公報の開示技
術は薬用ニンジンを多量かつ安価に収穫させうる
ものではない。しかも、この胚芽や菌の生育は固
体培地で静的になされねばならない。このような
固体培養においては生育速度および成分の取り込
み速度が共に液体培養に比較して1/2以下である。
その結果、該公報の開示技術によれば、オタネニ
ンジンの収穫に長時間を要ししかも折角培地に含
有させたゲルマニウム成分もオタネニンジンに有
効に取り込まれない。
ニウムが大きく関与していることが知られ注目さ
れている。オタネニンジンの薬効をより効果的に
するうえでこれにゲルマニウムを多量含有させる
ことが好ましい。特公昭57−36号公報には、オタ
ネニンジンの胚芽または苗をゲルマニウム含有培
地で生育させることが開示されている。胚芽や苗
は、種から収穫されねばならない。オタネニンジ
ンの栽培が既述のように技術的のみならず外的環
境上から著しく困難である以上、該公報の開示技
術は薬用ニンジンを多量かつ安価に収穫させうる
ものではない。しかも、この胚芽や菌の生育は固
体培地で静的になされねばならない。このような
固体培養においては生育速度および成分の取り込
み速度が共に液体培養に比較して1/2以下である。
その結果、該公報の開示技術によれば、オタネニ
ンジンの収穫に長時間を要ししかも折角培地に含
有させたゲルマニウム成分もオタネニンジンに有
効に取り込まれない。
発明の目的
本発明の目的は、オタネニンジンの組織培養物
をゲルマニウム存在下で液体培養することにより
任意の濃度のゲルマニウムを含有するオタネニン
ジンを得る方法を提供することにある。本発明の
他の目的は、オタネニンジンの組織培養物を用い
て平易かつ多量にゲルマニウム含有オタネニンジ
ンを得る方法を提供することにある。
をゲルマニウム存在下で液体培養することにより
任意の濃度のゲルマニウムを含有するオタネニン
ジンを得る方法を提供することにある。本発明の
他の目的は、オタネニンジンの組織培養物を用い
て平易かつ多量にゲルマニウム含有オタネニンジ
ンを得る方法を提供することにある。
発明の要旨
本発明のオタネニンジン培養法は、オタネニン
ジンの組織培養物をゲルマニウムオキサイドもし
くは有機酸ゲルマニウムを含有する培地で培養
し、そのことにより上記目的が達成される。
ジンの組織培養物をゲルマニウムオキサイドもし
くは有機酸ゲルマニウムを含有する培地で培養
し、そのことにより上記目的が達成される。
本発明で用いられるオタネニンジンの組織培養
物は、オタネニンジンのカルスもしくはカルスか
ら分化した組織である。これら組織は液体培養に
より無限に増殖させることができ、しかも永久保
存が可能である。液体培養培地としてはゲルマニ
ウムを含有すること以外には何ら格別である必要
はなく、植物組織培養に通常用いられる
Murashige−Skoogの培地、Whiteの培地、
Linsmaier−Skoogの培地、Gantheretの培地、
Tuleckeの培地、Morelの培地などが用いられう
る。これに、必要であれば、カゼイン分解酵素、
大豆粉、コーンステイープリカー、ビタミン類な
どが添加されうる。ゲルマニウムは培地中に
150ppm以下の濃度で含有される。培養組織に吸
収されうるゲルマニウム量と組織の生長を考慮す
ると、培地中のゲルマニウム濃度は20〜100ppm
であることが好ましい。ゲルマニウムは、通常、
ゲルマニウムオキサイドおよび/もしくは有機酸
ゲルマニウムの形で培地に投与される。ゲルマニ
ウムオキサイドとしては、例えば二酸化ゲルマニ
ウムがある。有機酸ゲルマニウムとしては、例え
ば酢酸ゲルマニウムや酪酸ゲルマニウムがある。
物は、オタネニンジンのカルスもしくはカルスか
ら分化した組織である。これら組織は液体培養に
より無限に増殖させることができ、しかも永久保
存が可能である。液体培養培地としてはゲルマニ
ウムを含有すること以外には何ら格別である必要
はなく、植物組織培養に通常用いられる
Murashige−Skoogの培地、Whiteの培地、
Linsmaier−Skoogの培地、Gantheretの培地、
Tuleckeの培地、Morelの培地などが用いられう
る。これに、必要であれば、カゼイン分解酵素、
大豆粉、コーンステイープリカー、ビタミン類な
どが添加されうる。ゲルマニウムは培地中に
150ppm以下の濃度で含有される。培養組織に吸
収されうるゲルマニウム量と組織の生長を考慮す
ると、培地中のゲルマニウム濃度は20〜100ppm
であることが好ましい。ゲルマニウムは、通常、
ゲルマニウムオキサイドおよび/もしくは有機酸
ゲルマニウムの形で培地に投与される。ゲルマニ
ウムオキサイドとしては、例えば二酸化ゲルマニ
ウムがある。有機酸ゲルマニウムとしては、例え
ば酢酸ゲルマニウムや酪酸ゲルマニウムがある。
実施例
以下に本発明を実施例について説明する。
実施例 1
1のマイヤーフラスコ6個を準備し、これに
二酸化ゲルマニウム0、10、20、50、100そして
200ppmをそれぞれ含有する500mlのMurashige−
Swoogの培地をいれた。綿栓をしてのち、これ
らを120℃で高圧滅菌した。次いで、各培地にニ
ンジンの組織培養物を20gずつ接種し、25℃の恒
温室にて、毎分90ストロークの往復振とう培養機
で4週間培養した。得られたニンジン組織を50℃
の温風乾燥機で乾燥し、乾燥重量を求めた。その
結果を第1図に示す。二酸化ゲルマニウムの代り
に酢酸ゲルマニウムを用いても同様の傾向が認め
られた。第1図から明らかなように、ゲルマニウ
ム濃度が20ppmまではニンジン組織の生長にはほ
とんど影響がないが、20ppm以上になると徐々に
生長が悪化する。100ppmでは0〜20ppmのとき
の約70%の生長を示し、150ppmを越えると生長
は極端に低下する。
二酸化ゲルマニウム0、10、20、50、100そして
200ppmをそれぞれ含有する500mlのMurashige−
Swoogの培地をいれた。綿栓をしてのち、これ
らを120℃で高圧滅菌した。次いで、各培地にニ
ンジンの組織培養物を20gずつ接種し、25℃の恒
温室にて、毎分90ストロークの往復振とう培養機
で4週間培養した。得られたニンジン組織を50℃
の温風乾燥機で乾燥し、乾燥重量を求めた。その
結果を第1図に示す。二酸化ゲルマニウムの代り
に酢酸ゲルマニウムを用いても同様の傾向が認め
られた。第1図から明らかなように、ゲルマニウ
ム濃度が20ppmまではニンジン組織の生長にはほ
とんど影響がないが、20ppm以上になると徐々に
生長が悪化する。100ppmでは0〜20ppmのとき
の約70%の生長を示し、150ppmを越えると生長
は極端に低下する。
他方、上記培養により得られた培養ニンジンを
まず2M食塩水で洗浄してカルス表面に吸着した
ゲルマニウムを洗つた。次いで、50%エタノール
に48時間浸漬してニンジン成分を抽出した。抽出
液を減圧濃縮し、エキス固形分のゲルマニウム量
を原子吸光法により測定した。その結果を第2図
に示す。培地中のゲルマニウム量が100ppmまで
はエキス中のゲルマニウム量が増加した。二酸化
ゲルマニウムおよび酢酸ゲルマニウムは共に同様
の傾向を示す。
まず2M食塩水で洗浄してカルス表面に吸着した
ゲルマニウムを洗つた。次いで、50%エタノール
に48時間浸漬してニンジン成分を抽出した。抽出
液を減圧濃縮し、エキス固形分のゲルマニウム量
を原子吸光法により測定した。その結果を第2図
に示す。培地中のゲルマニウム量が100ppmまで
はエキス中のゲルマニウム量が増加した。二酸化
ゲルマニウムおよび酢酸ゲルマニウムは共に同様
の傾向を示す。
実施例 2
培養培地にWhiteの培地を用いたことおよび培
地中のゲルマニウム濃度を80ppmにしたこと以外
はすべて実施例1と同様にして培養ニンジンを得
た。エキス中のゲルマニウム量は2400ppbであつ
た。
地中のゲルマニウム濃度を80ppmにしたこと以外
はすべて実施例1と同様にして培養ニンジンを得
た。エキス中のゲルマニウム量は2400ppbであつ
た。
発明の効果
本発明のオタネニンジン培養法は、このよう
に、組織培養物を液体培養するものであるため、
培地中のゲルマニウムは有効かつ迅速に取り込ま
れると共に生長速度が従来の胚芽や苗の固体培養
に比較して著しく早い。しかも、無限に増殖させ
ることが可能である。また、組織培養物は永久保
存が可能であるため、これを培養することでいつ
でも必要なときにゲルマニウム含有オタネニンジ
ンを得ることができる。
に、組織培養物を液体培養するものであるため、
培地中のゲルマニウムは有効かつ迅速に取り込ま
れると共に生長速度が従来の胚芽や苗の固体培養
に比較して著しく早い。しかも、無限に増殖させ
ることが可能である。また、組織培養物は永久保
存が可能であるため、これを培養することでいつ
でも必要なときにゲルマニウム含有オタネニンジ
ンを得ることができる。
第1図および第2図は、それぞれ、本発明の培
養法の一実施例にもとづいて培地中のゲルマニウ
ム濃度のニンジン組織の生長におよぼす影響を示
すグラフ、および培地中のゲルマニウム濃度とニ
ンジン培養物エキス中のゲルマニウム濃度との関
係を示すグラフである。
養法の一実施例にもとづいて培地中のゲルマニウ
ム濃度のニンジン組織の生長におよぼす影響を示
すグラフ、および培地中のゲルマニウム濃度とニ
ンジン培養物エキス中のゲルマニウム濃度との関
係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 オタネニンジンの組織培養物をゲルマニウム
オキサイドもしくは有機酸ゲルマニウムを含有す
る培地で培養するオタネニンジンの培養法。 2 前記培地が150ppm以下のゲルマニウムを含
有する特許請求の範囲第1項に記載の培養法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58179836A JPS6070072A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | オタネニンジンの培養法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58179836A JPS6070072A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | オタネニンジンの培養法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6070072A JPS6070072A (ja) | 1985-04-20 |
| JPS6321472B2 true JPS6321472B2 (ja) | 1988-05-07 |
Family
ID=16072741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58179836A Granted JPS6070072A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | オタネニンジンの培養法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6070072A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6442408A (en) * | 1987-08-11 | 1989-02-14 | Dowa Mining Co | Quick culture of plant tissue utilizing organic germanium |
| JP2602692Y2 (ja) * | 1992-10-01 | 2000-01-24 | 矢崎総業株式会社 | 低挿入力端子 |
| KR100513267B1 (ko) * | 2002-07-05 | 2005-09-07 | 김판기 | 유기 게르마늄이 함유된 인삼음료의 제조방법 |
| KR100718720B1 (ko) | 2005-11-25 | 2007-05-15 | 주식회사 삼아벤처 | 무기 게르마늄 첨가 액체배양에 의한 유기 게르마늄을함유하는 인삼 또는 산삼 부정근의 생산방법 |
-
1983
- 1983-09-26 JP JP58179836A patent/JPS6070072A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6070072A (ja) | 1985-04-20 |
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