JPS6322318B2 - - Google Patents
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- JPS6322318B2 JPS6322318B2 JP56059207A JP5920781A JPS6322318B2 JP S6322318 B2 JPS6322318 B2 JP S6322318B2 JP 56059207 A JP56059207 A JP 56059207A JP 5920781 A JP5920781 A JP 5920781A JP S6322318 B2 JPS6322318 B2 JP S6322318B2
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
この発明は鍵盤を使用して所望の和音の根音と
和音種類とを夫々指定するようにした電子楽器に
関する。 根音と和音種類との組合せにより所望の和音を
指定することは、自動ベースコード演奏のシング
ルフインガモードにおける和音指定法として従来
の電子楽器において一般に知られている。その場
合の和音指定方法として次の2つが従来から実施
されている。その一つは、上鍵盤、下鍵盤、ペダ
ル鍵盤の少くとも三段鍵盤を具える電子楽器にお
いて、下鍵盤において所望の根音に対応する鍵を
押圧し、ペダル鍵盤の黒鍵または白鍵を押圧する
(または押圧しない)ことによりマイナ、セブン
ス、メジヤ等の和音種類を指定する方法である。
もう一つは、鍵盤(下鍵盤)において所望の根音
に対応する鍵を押圧し、鍵盤とは別途に設けられ
た特別の和音種類指定用スイツチ(例えばタツチ
バー式のスイツチ)の操作によつてメジヤ、マイ
ナ、セブンス等の和音種類を指定する方法であ
る。前者の場合は、一般鍵盤あるいは二段鍵盤し
か具備しない(ペダル鍵盤を具備しない)電子楽
器には適用することができないという致命的な欠
点が有り、更に三段鍵盤式の電子楽器においても
和音種類指定の時はペダル鍵盤は本来のベース音
手動演奏には使用できなくなるという欠点が生じ
る。後者の場合は、和音種類指定専用の特別のス
イツチ装置を設けねばならないためコスト及び取
付けスペース等の問題が生じるのは勿論のこと、
何よりも、鍵盤(根音指定のため)とその鍵盤と
は別のスイツチ装置(和音種類指定のため)とを
一緒に演奏操作しなければならないため演奏しに
くいという欠点がある。 また、本願の出願時は未公開であつたが、特開
昭55−113094号明細書には、同じ鍵盤を用いて根
音指定鍵のほかに白鍵を押圧することによりセブ
ンスコードを選択し、黒鍵を押圧することにより
マイナーコードを選択し、根音指定鍵のほかには
何も押圧しないことによりメジヤーコードを選択
することが開示されている。しかし、この先願発
明の場合、選択可能な和音種類は、メジヤー、マ
イナー、セブンスの3種類でしかなく、もし根音
指定鍵のほかに白鍵と黒鍵を同時に押圧したとす
ると、セブンスコード音とマイナーコード音が同
時に重複して発音されてしまう構成となつてい
た。 従つて、上述の先願においては、根音及び和音
種類指定のために複数の鍵盤を必要としたり、格
別の和音種類指定専用スイツチ類を必要としたり
することはないが、その反面、選択若しくは指定
可能な和音種類の数が3に限定されていたため、
音楽的に満足のゆく和音演奏を実現するのは困難
であつた。 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
和音指定(根音及び和音種類指定)のために複数
の鍵盤を必要としたり、格別の和音種類指定専用
スイツチ類を必要としたりすることなく、簡単な
構成によつて、従来に比べて多種類の和音指定を
容易に行うことができるようにした電子楽器を提
供しようとするものである。更に詳しくは、その
ような電子楽器において、根音指定と和音指定の
両方に使用される鍵盤部における効果的な構成鍵
数を提案することを目的とする。 すなわち、この発明に係る電子楽器は、少なく
とも14個の鍵を有する鍵盤部と、前記鍵盤部で押
圧されている鍵のうち所定の優先順位に従つて単
一の鍵を根音指定鍵として検出する根音検出手段
と、前記鍵盤部における鍵の押圧状態に基づき和
音の種類を指示するものであつて、 (a) 前記根音指定鍵以外の押圧鍵が存在していな
い、 (b) 前記根音指定鍵以外の白鍵が押圧されてい
る、 (c) 前記根音指定鍵以外の黒鍵が押圧されてい
る、 (d) 前記根音指定鍵以外の白鍵と黒鍵の両方が押
圧されている、 の4種類の鍵押圧状態のいずれであるかを検出
し、この検出に基づきメジヤ、マイナ、セブン
ス、マイナセブンス等のような4つの和音種類の
うちの1つを指示する和音種類指示手段と、前記
根音検出手段で検出された根音名と前記和音種類
指示手段で指示された和音種類とによつて定まる
和音に関連する楽音信号を形成する楽音形成手段
とを具えるものである。 また、第2の発明に係る電子楽器は、14以上の
鍵を含む伴奏用鍵域と複数の鍵を含むメロデイ用
鍵域とからなる1段鍵盤構成の鍵盤部を具備し、
該伴奏用鍵域で押圧されている鍵の中から所定の
優先順位に従つて単一の鍵を根音指定鍵として検
出する根音検出手段と、伴奏用鍵域における上記
(a)〜(d)の押圧状態に基づき和音の種類を検出し指
示する和音種類指示手段と、根音検出手段で検出
された根音名と前記和音種類指示手段で指示され
た和音種類とによつて定まる和音に関連する楽音
信号を形成する伴奏用楽音形成手段と、メロデイ
用鍵域で押圧された鍵に関連する楽音信号を形成
するメロデイ用楽音形成手段とを具えるものであ
る。 この発明によれば、鍵盤部は少なくとも14個の
鍵を有している。この鍵盤部で1又は複数鍵を押
圧すると、根音検出手段では、押圧されている鍵
のうち所定の優先順位に従つて単一の鍵を根音指
定鍵として検出する。和音種類指示手段では、鍵
盤部における鍵の押圧状態に基づき上記(a)〜(d)の
4種類の鍵押圧状態のいずれであるかを検出し、
メジヤ、マイナ、セブンス、マイナセブンス等の
ような4つの和音種類のうちの1つを指示する。
こうして、メジヤ、マイナ、セブンス、マイナセ
ブンス等のような4つの和音種類のうちの所望の
和音種類に対応する上記(a)〜(d)のいずれかの鍵押
圧状態となるように、鍵盤部において1又は複数
の鍵を押圧すれば、所望の根音及び和音種類を指
定することができる。従つて、この発明によれ
ば、14個の鍵を有する鍵盤部を用いて根音と和音
種類の両方を指定することができ、根音及び和音
種類指定のために複数の鍵盤を必要としたり、格
別の和音種類指定専用スイツチ類を必要としたり
することがない。また、4つの和音種類の指定が
可能であり、音楽的に満足のゆく自動和音演奏・
伴奏演奏を容易に行うことができる。 一例として、前記所定の単一鍵は前記鍵盤部に
おける最高押圧鍵または最低押圧鍵であり、前記
和音種類検出手段では該鍵盤部における最高また
は最低押圧鍵以外の押圧鍵が黒鍵であるか白鍵で
あるかに応じてマイナあるいはセブンス等の和音
種類を判定する。黒鍵も白鍵も押圧されていなけ
ればメジヤ和音であると判定する。しかし、これ
に限らずその他の基準(例えば押鍵数)によつて
和音種類を判定するようにしてもよい。 従来一般には、自動ベースコード演奏のシング
ルフインガモードにおける和音指定用の鍵盤(ま
たは鍵域)は1オクターブ分の鍵すなわち12鍵を
具えていれば十分であると考えられていた。これ
は、根音となり得る12音名のすべてを12鍵で確保
し得るからである。このような1オクターブ分
(12個)の鍵から成る和音指定用鍵盤(または鍵
域)を使用してこの発明で提案するような根音指
定及び和音種類指定の両方を行うとすると、演奏
不能(指定不能)な和音が出てくるという不都合
が生じる。例えば、根音を最高押圧鍵として押鍵
指定し、和音種類を根音指定鍵よりも低音側の白
鍵または黒鍵の押圧によつて指定する場合、1オ
クターブ分の鍵から成る和音指定用鍵盤(鍵域)
の最低鍵または2番目に低い鍵を根音指定鍵とす
るときそれよりも低い白鍵または黒鍵が存在しな
いことによりマイナあるいはセブンス等の和音種
類の指定が不可能となるのである。このような不
都合が生じないようにするためにこの発明では、
和音指定(根音指定及び和音種類指定)のための
鍵盤部が具備すべき鍵数を14以上としたのであ
る。すなわち、根音指定のために少なくとも12鍵
必要であり、和音種類指定のためには根音指定鍵
よりも低音側(または高音側)で黒鍵及び白鍵が
更に必要であるため、合計14鍵を少なくとも具備
することが要求される。 以下で図面を参照して説明する各実施例におい
ては、和音指定に使用する上述の鍵盤部は下鍵域
あるいは伴奏用鍵域という用語で表わされてい
る。これらの実施例では、1段鍵盤構成の鍵盤部
が14以上の鍵を含む伴奏用鍵域(または下鍵域)
と複数の鍵を含むメロデイ用鍵域(または上鍵
域)とに2分割されて利用される。 最初に説明する実施例においては、伴奏用鍵域
(下鍵域)の鍵数は鍵C2からF#3までの19鍵で
ある。この最初の実施例では鍵盤部の全鍵数が鍵
C2からC7までの61鍵であつて比較的余裕がある
ため、伴奏用鍵域の鍵数を14鍵丁度とせずにそれ
よりも幾分多めにして音域を広げ、一般的な伴奏
演奏(例えばフインガードコードモードによる自
動ベースコード演奏)の際に有利となるようにし
ている。フインガードコードモードとは伴奏用鍵
域で押圧されている1乃至複数鍵に対応する楽音
をそのまま和音として用いる演奏モードであり、
伴奏用鍵域の鍵数が多いほど和音演奏の自由度
(音域)が増す。しかし、このフインガードコー
ドモードはこの発明とは無関係の演奏モードであ
り、この発明に関連する和音指定のみに関してい
えば、伴奏用鍵域の19鍵中の14鍵によつて十分に
用が足りるのである。勿論、この発明を実施する
場合でも伴奏用鍵域が14鍵よりも多ければ多いほ
ど所望の根音指定鍵の選択が多少楽になるという
一利があることはいうまでもない。また、この最
初の実施例においては、キー走査回路によつて鍵
盤の各鍵のオン・オフ状態を検出走査し、各鍵の
押鍵データが時分割多重化されたキーデータとし
て与えられる。この場合、根音検出手段は、パル
ス発生時間順序が各鍵の音高順序に対応している
前記時分割多重キーデータにおいて走査サイクル
の先頭に表われるパルスを優先選択することによ
り最高(または最低)押圧鍵を検出する優先回路
によつて構成される。和音種類検出手段は、前記
優先回路によつて前記時分割多重キーデータの先
頭のパルスが選択されたときにこの時分割多重キ
ーデータから先頭パルスを除去し、先頭パルス以
外のキーデータを選択出力するアンド回路を含
み、選択されたキーデータにもとづいて和音種類
を検出する。 2番目に説明する実施例においては、伴奏用鍵
域の鍵数は鍵F2からF#3までの14鍵である。
この第2の実施例では鍵盤部の全鍵数が鍵F2か
らF5までの37鍵であつて比較的少数である。し
かし全鍵数が少数であつても、伴奏用鍵域を1オ
クターブ(12鍵)とせずに少なくとも14鍵として
この発明を実施しなければならないことがこの第
2の実施例で示されている。また、この第2の実
施例においては、鍵盤の各鍵のキースイツチ出力
が並列に与えられる。この場合は、根音検出手段
は、並列的な各キースイツチ出力を優先接続ある
いは優先論理に組み入れて最高(または最低)押
圧鍵を優先選択する優先回路によつて構成され
る。また、和音種類検出手段は、並列的な各キー
スイツチ出力のうち前記優先回路で優先選択され
た最高(または最低)押圧鍵を除外して所定の優
先選択を行う第2高音(または低音)優先回路に
よつて構成される。 和音指定に使用する鍵盤部は、和音指定(ある
いは伴奏)専用である必要はない。和音指定に利
用しない場合は、通常の鍵盤と同様、押圧鍵に対
応する楽音が発生されるものであつてよい。第1
の実施例では、自動ベースコード演奏のシングル
フインガモードが選択された場合に、一段鍵盤の
所定の一部の鍵域が根音指定と和音種類指定に兼
用される「鍵盤部」(伴奏用鍵域または下鍵域)
として機能するようになつている。この発明でい
う「鍵盤部」とは上述のように鍵盤の一部鍵域で
あつてもよいし、一段の鍵盤全部であつてもよ
い。 以下添付図面を参照してこの発明の実施例を詳
細に説明する。 実施例の全体構成の概略説明 第1図に示す電子楽器は一段鍵盤式のものであ
り、キースイツチマトリクス10には一段鍵盤の
各鍵に対応するキースイツチがマトリクス状に配
列されている。キー走査回路11はキースイツチ
マトリクス10を高音側から走査し、各キーに対
応するタイムスロツトにおけるパルスの有無
(“1”か“0”か)によつて当該キーのオン・オ
フを示す時分割多重化されたキーデータKDを単
一の出力ラインに発生する。尚、キー走査回路1
1は低音側のキーから走査するようにしてもよい
が、以下では高音側から走査するものとして説明
する。 キー走査回路11は、走査用のカウンタを含ん
でおり、現在走査中のキーを示す複数ビツトのキ
ーコード(ノートコードN1〜N4とオクターブ
コードB1〜B3とから成る)を該カウンタから
出力して走査キー表示ライン12に供給する。ま
た、キー走査回路11では、キースイツチマトリ
クス10の各キーには対応していない余分の走査
時間を形成するようになつており、その間キーデ
ータKDを送出しないことにより、後段の回路で
各種自動演奏用のキー情報類を形成するための時
間的余裕を確保している。更に、キー走査回路1
1では、キー走査に関連する様々なタイミング信
号を形成し、他の回路に供給するようになつてい
る。それらのキー走査関連タイミング信号の詳細
は後に明らかにする。 第1図に示す電子楽器は、自動ベースコード演
奏機能を具えており、自動ベースコード演奏が選
択されていない場合は鍵盤の全鍵を第1の楽音発
生態様(メロデイ演奏)で発音するよう全発音チ
ヤンネルを全鍵共通に利用し、自動ベースコード
演奏が選択された場合は鍵盤の一部の鍵域を第2
の楽音発生態様(自動ベースコード演奏及び自動
アルペジヨ演奏すなわち伴奏演奏)に対応させ、
残りの鍵域を第1の楽音発生態様(メロデイ演
奏)に対応させるようにしている。鍵盤を第1及
び第2の楽音発生態様のために分割利用する場合
は、全発音チヤンネルのうち所定の発音チヤンネ
ルグループが第2の楽音発生態様のために専用に
利用され、残りの発音チヤンネルグループが第1
の楽音発生態様のために専用に利用される。 第2の楽音発生態様のために使用される鍵域で
は、伴奏コード(和音)が押鍵指定される。自動
ベース音は、押鍵指定された伴奏和音とベースパ
ターンデータとにもとづいて自動的に形成され
る。第2の楽音発生態様のための発音チヤンネル
グループ(伴奏用チヤンネル)は、和音のための
所定の発音チヤンネルと、自動ベース音のための
専用の発音チヤンネルを含んでいる。 更に、第1図に示す電子楽器は、自動ベースコ
ード演奏に連動する自動アルペジヨ演奏機能を具
えている。自動ベースコード演奏が選択されたと
き、これに連動して自動アルペジヨ演奏も選択さ
れ、伴奏和音の構成音がアルペジヨ形式で自動的
に発音されるようになつている。そのため、第2
の楽音発生態様のための発音チヤンネルグループ
には、自動アルペジヨ音のための専用の発音チヤ
ンネルを更に含んでいる。 第1図に示す電子楽器の鍵盤及び発音チヤンネ
ルを、第1の楽音発生態様のみで利用するか、あ
るいは第1及び第2の楽音発生態様で分割利用す
るかは、モード選択回路13によつて選択され
る。モード選択回路13は、主として、自動ベー
スコード演奏のフインガードコードモードを選択
するスイツチFC−SWと、シングルフインガモー
ドを選択するスイツチSF−SWを具えており、そ
の他付随的な機能選択スイツチとしてメモリ機能
選択スイツチM−SWと、利用チヤンネル選択ス
イツチ10/7−SWとを具えている。更に、モ
ード選択回路13では、上記各スイツチのオン・
オフ状態を取込むラツチ装置14と、このラツチ
装置14に取込まれた各スイツチのオン・オフ状
態にもとづいて各種モード信号10/7,M,
FC,SF,ABCを発生すると共にモード切換時に
モード切換えを示すパルス△,△ABCを発生
するモード切換制御回路15とを具えている。 フインガードコードモード選択スイツチFC−
SWあるいはシングルフインガモード選択スイツ
チSF−SWがオンされているとき、自動ベースコ
ード演奏(更にそれに連動して自動アルペジヨ演
奏)が選択されていることを意味し、この電子楽
器の鍵盤と発音チヤンネルは第1及び第2の楽音
発生態様によつて分割利用される。このとき、自
動ベースコードモード信号ABCが“1”となり、
上述のように分割利用すべきことを指示する。
尚、スイツチFC−SWの出力“1”はインバータ
16で反転されてアンド回路17に加わり、スイ
ツチSF−SWの出力を阻止するようになつてお
り、フインガードコードモード(FC)の方がシ
ングルフインガモード(SF)に優先する。 両スイツチFC−SW,SF−SWが共にオフのと
きは自動ベースコード演奏が選択されていないこ
とを意味し、その場合はこの電子楽器の鍵盤と発
音チヤンネルは第1の楽音発生態様のみで利用さ
れる。自動ベースコード演奏が選択されていない
モードを、以下ではノーマルモードということに
する。ノーマルモードの場合、自動ベースコード
モード信号ABCは“0”である。 モード切換制御回路15では、自動ベースコー
ドモード(フインガードコードモードあるいはシ
ングルフインガモード)からノーマルモードに変
化した場合、あるいはその逆に変化した場合、モ
ード切換パルス△ABCを一定時間の間発生する。
このモード切換パルス△ABCは、第2の楽音発
生態様(自動ベースコード演奏)によつて利用さ
れる発音チヤンネルグループの発音割当てをクリ
アしたり各種回路の動作を一時的に禁止する働き
をする。この発音チヤンネルグループは、第1及
び第2の楽音発生態様の両方によつて使い分けら
れるため、モード切換時に古い発音データ(第1
あるいは第2の楽音発生態様の一方のための発音
データ)をこのモード切換パルス△ABCによつ
て一旦クリアし、新しい発音データ(第1あるい
は第2の楽音発生態様の他方のためのデータ)を
割当てる準備をするのである。特に、鍵盤演奏中
にモードを切換えた場合に、切換えによる過渡的
な不要な音の発生を禁止するためにこのモード切
換パルス△ABCは有効である。 メモリ機能選択スイツチM−SWは、自動ベー
スコード演奏時において押鍵データを離鍵後も記
憶して、離鍵後も自動ベース音、和音等を発生し
続けるメモリ機能を選択するスイツチである。利
用チヤンネル選択スイツチ10/7は、利用する
全発音チヤンネル数を選択するスイツチであり、
この実施例では10チヤンネルか7チヤンネルかの
一方を選択することができる。このスイツチ1
0/7がオフのときは10チヤンネルが選択され
る。 発音割当て回路18は、各タイムスロツトにお
けるパルスの有無によつて押圧鍵を示す時分割多
重化されたキーデータKDにもとづいて押圧鍵の
発音を発音チヤンネルのいずれかに割当てる働き
をする発音割当て制御部19を含んでいる。発音
チヤンネル数は最大で10個であり、上述のスイツ
チ10/7がオンされたときは最大発音チヤンネ
ル数が7個に縮減される。更に、発音割当て回路
18は、タイミング信号発生回路20とウインド
ウ回路21とを含んでいる。 タイミング信号発生回路20は、各発音チヤン
ネルの時分割タイミングに対応してチヤンネルタ
イミング信号UchT,LchT,PchT,AchTを発
生する。或るチヤンネルタイミングでどのチヤン
ネルタイミング信号UchT,LchT,PchT,
AchTが発生するかによつて、そのチヤンネルが
第1の楽音発生態様によつて利用されるかあるい
は第2の楽音発生態様によつて利用されるかを示
す。モード選択回路13から与えられる各種モー
ド信号10/7〜△ABCの状態に応じて各チヤ
ンネルタイミング信号UchT〜AchTが発生する
チヤンネルタイミングが切換えられる。この切換
えによつて、発音チヤンネルすべてを第1の楽音
発生態様のために利用するか、あるいは第1と第
2の楽音発生態様とで分割利用するかの切換え制
御が可能となる。 ウインドウ回路21は、キー走査回路11から
与えられたキーデータKDを、モード選択回路1
3から与えられる各種モード信号の状態に応じ
て、第1あるいは第2の楽音発生態様の一方に振
分けるためのものである。ノーマルモードの場合
は、すべての鍵のキーデータKDを第1の楽音発
生態様に振分けるが、自動ベースコードモードの
場合は、所定の鍵域のキーデータKDを第1の楽
音発生態様に振分け、他の鍵域のキーデータKD
を第2の楽音発生態様に振分ける。各楽音発生態
様に応じて振分けられたキーデータKDは発音割
当て制御部19に与えられ、タイミング信号発生
回路20から与えられるチヤンネルタイミング信
号UchT,LchTによつて指示されたチヤンネル
グループのいずれかに割当てられる。尚、タイミ
ング信号発生回路20から発生されるオフチヤン
ネルタイミング信号OFchTは、モード切換パル
ス△ABCにもとづいて発生されるもので、発音
割当てをクリアすべきチヤンネルを指示する。 発音割当て回路18に付随して設けられている
トランケート回路22は、最も古く離鍵されたチ
ヤンネル(トランケートすべきチヤンネル)を検
出する回路であり、最も古く離鍵されたチヤンネ
ルに対応してトランケートチヤンネル信号
TRUNを発生する。発音割当て制御部19では、
このトランケートチヤンネル信号TRUNによつ
て指定されたチヤンネルに対応して新たな押圧鍵
の発音を割当てる。 発音割当て制御部19では、キー走査回路11
から与えられたキーデータKDを新たに割当てる
べきことを決定したとき、割当てるべきチヤンネ
ルのタイミングに対応して1発のロード信号LD
(割当て命令)を発生する。同時に、発音割当て
制御部19では、ロード信号LDを発生したチヤ
ンネルに対応してキーオン信号KO1を記憶し、
出力する。 キー情報変換部23は、発音割当て回路18で
割当てたキーデータKDを複数ビツトのキーコー
ドに変換して記憶するものである。キー情報変換
部23は、各発音チヤンネルに割当てられた音の
キーコードを記憶するキーコードメモリ24を含
んでいる。キーコードメモリ24にはキー走査回
路11から走査キー表示ライン12を介してキー
コードN1〜N4,B1〜B3が与えられてお
り、発音割当て制御部19からロード信号LDが
与えられたとき、入力側に与えられているキーコ
ードN1〜B3をロード信号LDが発生したチヤ
ンネルに対応して記憶する。 また、キー情報変換部23は比較回路25を含
んでおり、走査キー表示ライン12に与えられた
走査キーを示すキーコードとキーコードメモリ2
4に記憶している割当て済みのキーコードとを比
較する。キーコードメモリ24は、発音割当て回
路18における各チヤンネルの時分割タイムスロ
ツトに同期して各チヤンネルに割当て済みのキー
コードを時分割的に出力する。この各チヤンネル
の時分割タイミングはキー走査タイミングに比べ
て高速であり、走査キー表示ライン12に1つの
キーコードN1〜B3が出力されている間に、キ
ーコードメモリ24からはすべてのチヤンネルの
キーコードが出力されるようになつている。比較
回路25は両入力のキーコードが一致すると一致
信号EQを出力し、発音割当て制御部19に供給
する。発音割当て制御部19では、この一致信号
EQの有無によつて、今、与えられているキーデ
ータKDが既に割当て済みのものであるか否かを
判断する。 キー情報変換部23において設けられているオ
クターブコード変換回路26,27は、自動ベー
スコード演奏あるいは自動アルペジヨ演奏のため
の処理の際に、キーコードのオクターブコードB
1〜B3の値を変更するためのものである。多重
化回路28はキーコードメモリ24から出力され
る各チヤンネルに割当てられたキーコードN1〜
N4,B1〜B3と、発音割当て制御部19から
出力されるキーオン信号KO1とを4ビツトのデ
ータKC1〜KC4に多重化するものである。多重
化する理由は、一点鎖線29で区切つた部分が
別々の集積回路から成るため、接続ピン数を節約
するようにしたのである。 尚、発音割当て回路18内のタイミング信号発
生回路20からは、キー走査時間を設定するクロ
ツクパルスφA,φBも発生され、キー走査回路1
1に供給される。 キー走査回路11から出力されるキーデータ
KDは和音検出制御回路30にも供給される。和
音検出制御回路30は、主に自動ベースコード演
奏における伴奏和音を検出するものであるが、多
機能を有している。和音検出制御回路30内の構
成を機能別に分けると、フインガードコードモー
ド用(FC)和音検出部31と、シングルフイン
ガモード用(SF)根音検出優先回路32と、シ
ングルフインガモード用(SF)和音種類検出部
33と、アルペジヨ用(ARP)キーデータ記憶
部34とを含む。下鍵域キーデータレジスタ35
が、FC和音検出部31、SF和音種類検出部3
3、及びARPキーデータ記憶部34によつて共
用されている。また、マイナ和音(min)メモリ
36とセブンス和音(7th)メモリ37がFC和音
検出部31とSF和音種類検出部33によつて共
用される。 FC和音検出部31は、キーデータKDのうち第
2の楽音発生態様に利用される鍵域(これを下鍵
域ということにする)における押圧キーデータの
組合せにもとづいて伴奏和音を検出し、検出した
和音の根音名を表わす根音データRTLDと、和
音種類を表わすデータminあるいは7thを出力す
る。マイナ和音のときデータminが“1”、セブ
ンス和音のときデータ7thが“1”、メジヤ和音の
ときは両データmin、7thが共に“0”である。
これらのデータmin、7thはメモリ36,37に
記憶される。 シングルフインガモード(SF)においては、
第2の楽音発生態様に利用される下鍵域(すなわ
ち伴奏用の鍵域)において、和音の根音を示す1
つの鍵を最高音(または最低音)として押圧し、
同じ鍵域のそれよりも低音側(または高音側)の
鍵の所定の押鍵(または押鍵しないこと)によつ
てメジヤ、マイナ、セブンスの和音種類を指定す
るものとしている。そのため、SF根音検出優先
回路32では、下鍵域のキーデータKDのうち最
高音(または最低音)の押圧キーデータを優先検
出し、根音データRTLDとして出力する。また、
SF和音種類検出部33では、回路32で優先検
出した最高音(または最低音)以外の押圧キーデ
ータから和音種類を検出し、メモリ36または3
7に記憶する。例えば、根音指定押圧鍵以外の白
鍵が押圧された場合はセブンス和音とし、黒鍵が
押圧された場合はマイナ和音とし、根音指定押圧
鍵以外は何も押圧されない場合はメジヤ和音とす
る。 和音検出制御回路30は、キーデータKDのう
ち下鍵域のキーデータを選択して下鍵域キーデー
タLKKDとして出力する。この下鍵域キーデー
タLKKDは下鍵域ニユーキーオン検出回路38
に供給され、下鍵域で何らかの鍵が新たに押圧さ
れたときに下鍵域ニユーキーオン信号LANKOが
該回路38から発生される。 また、和音検出制御回路30は、下鍵域キーデ
ータLKKDを記憶し、下鍵域で何らかの鍵が押
圧されているとき“1”となる下鍵域キーオン信
号LKOを発生する。この下鍵域キーオン信号
LKOは下鍵域キーオンメモリ39に記憶され、
下鍵域で何らかの鍵が押圧されているとき直流的
に“1”となる下鍵域エニーキーオン信号
LKAKOが該メモリ39から出力される。この信
号LKAKOはメモリモード(Mが“1”)のとき
は離鍵後も“1”を持続する。 自動ベースコード処理回路40は、和音検出制
御回路30で検出された根音データRTLDを記
憶しシフトする根音シフトレジスタ41と、ベー
ス音キーデータ形成回路42と、シングルフイン
ガモード用(SF)和音キーデータ形成回路43
とを含んでいる。根音シフトレジスタ41は、根
音名のタイミングに対応して発生する根音データ
RTLDを順次シフトし、各シフトステージから
根音に対する所定音程度数の音(従音)のタイミ
ングデータを出力する。ベース音キーデータ形成
回路42では、根音シフトレジスタ41の出力と
和音種類データmin、7th、及びベースパターン
データBassPTにもとづいて、ベースパターンデ
ータBassPTが示す音程度数に相当する音名のタ
イミングデータすなわちベース音キーデータKP
を発生すると共に、そのベース音のオクターブコ
ードB1′〜B3′を発生する。また、ベースパタ
ーンデータBassPTの発生タイミングに対応して
ベース音の発音タイミングを示すベースタイミン
グ信号BTを発生する。SF和音キーデータ形成回
路43では、根音シフトレジスタ41の出力と和
音種類データmin、7thにもとづいて、和音の根
音と従音(和音構成音)の音名を示すタイミング
データ(シングルフインガ和音キーデータ
SFKL)を発生する。 和音検出制御回路30内のアルペジヨ用
(ARP)キーデータ記憶部34は、フインガード
コードモード(FC)あるいはシングルフインガ
モード(SF)による伴奏和音の構成音の各キー
データを記憶し、このキーデータAKDをアルペ
ジヨ音キーデータ形成回路44に供給する。アル
ペジヨ音キーデータ形成回路44では、アルペジ
ヨパターンデータArpPTによつて指定された音
高順位の音を和音構成音キーデータAKDの中か
ら探し出し、探し出した音名のタイミングに対応
してアルペジヨ音キーデータKAを発生すると共
に、そのアルペジヨ音のオクターブコードB1″
〜B3″を出力する。また、アルペジヨパターン
データArpPTの発生タイミングに対応してアル
ペジヨ音の発音タイミングを示すアルペジヨタイ
ミング信号ATを出力する。また、アルペジヨパ
ターンデータArpPTによつて指定された音高順
位の音を探し出すために、キー情報変換部23の
比較回路25から出力される一致信号EQがアル
ペジヨ音キーデータ形成回路44で利用される。 シングルフインガ和音キーデータSFKL、ベー
ス音キーデータKP、アルペジヨ音キーデータ
KAにおける各音名のタイミングは、キー走査回
路11から出力されるキーデータKDのタイミン
グと一致している。自動的に形成されたこれらの
キーデータSFKL,KP,KAは発音割当て回路1
8に供給され、第2の楽音発生態様のための発音
チヤンネルグループに割当てられる。ベース音の
オクターブコードB1′〜B3′及びアルペジヨ音
のオクターブコードB1″〜B3″はオクターブコ
ード変換回路26に供給され、ライン12の走査
キーのオクターブコードB1〜B3に代わつてキ
ーコードメモリ24に供給される。また、シング
ルフインガモード(SF)の場合も、シングルフ
インガモード信号SFにもとづいてオクターブコ
ード変換回路26で独自のオクターブコードが形
成され、ライン12の走査キーのオクターブコー
ドに代わつてキーコードメモリ24に供給され
る。 ベースパターンデータBassPT及びアルペジヨ
パターンデータArpPTは、オートリズム装置4
5内のパターン発生回路46から発生される。オ
ートリズム装置45は、多数のリズム選択スイツ
チ(図示せず)とパターン選択スイツチ(図示せ
ず)を具えており、選択されたリズム及びパター
ンに応じて所定のベースパターンデータ
BassPT、アルペジヨパターンデータArpPT、
及びコード(和音)発音タイミングパターンパル
スCTをパターン発生回路46から発生する。ま
た、選択されたリズムに対応してリズム音信号
R.TONEを発生する。また、オートリズム装置
45は、リズムが動いているか否かを示すリズム
ラン信号RUNを発生する。RUNメモリ47に
“1”がセツトされているときオートリズム装置
45は動いており、リズム音信号R.TONEやパ
ターンデータBassPT,ArpPT,CTを発生し得
る状態となつている。このとき、RUNメモリ4
7から出力されるリズムラン信号RUNは“1”
である。RUNメモリ47がリセツトされると、
オートリズム装置45は止まり、リズム音信号
R.TONEやパターンデータBassPT,ArpPT,
CTは発生されない。RUNメモリ47は、リズム
スタートスイツチSTRTがオンされたとき、あ
るいはシンクロスタートスイツチSYNCがオンで
伴奏用の下鍵域で何らかの鍵が押されたとき、オ
ア回路48からの信号“1”によりセツトされ
る。シンクロスタートスイツチSYNCの出力はア
ンド回路49に加わり、このアンド回路49の他
の入力には下鍵域キーオンメモリ39からの下鍵
域エニーキーオン信号LKAKOが加わる。シンク
ロスタートとは、鍵の押し始に同期してリズムを
スタートさせることである。パターンデータ
BassPT,ArpPT,CTが発生されるには、単に
RUNメモリ47がセツトされているだけでは不
十分であり、何らかのリズムが選択されていなけ
ればならない。 RUNメモリ47は、モード切換パルス△ABC
によつて一旦リセツトされる。リズムスタートス
イツチSTRTがオンの場合は、パルス△ABCが
消去したとき再びセツトされるので、モード切換
パルス△ABCが発生している間だけリズム及び
自動演奏パターンが止まる。シンクロスタートス
イツチSYNCがオンの場合は、パルス△ABCの
消去後に下鍵域の鍵が最初に押圧されたときに再
びセツトされる。RUNメモリ47がリセツトさ
れているとき()あるいはリズムが全く選
択されていないときにリズムストツプ信号RSTP
がオートリズム装置45から発生される。このリ
ズムストツプ信号RSTPは、自動ベースコード演
奏制御のために利用される。 多重化回路28は、各チヤンネルに割当てられ
たキーコードN1〜B3及びキーオン信号KO1
のみならず、モード選択回路13から出力される
自動ベースコードモード信号ABC等、制御用の
信号類も多重化して出力する。 復調回路50は多重化回路28から送出された
多重化データKC1〜KC4からキーコードN1〜
B3、キーオン信号KO1、自動ベースコードモ
ード信号ABC等を別々に取出す回路である。復
調回路50から取出されたキーコードN1〜B3
は楽音発生回路51に供給される。楽音発生回路
51は、各チヤンネルに対応して楽音発生系列
ch1〜ch10を具えており、復調回路50から
与えられる各チヤンネルのキーコードN1〜B3
をそのチヤンネルに対応する楽音発生系列ch1
〜ch10に分配し、各楽音発生系列ch1〜ch1
0では分配されたキーコードN1〜B3に対応す
る音高の楽音信号を発生する。タイミング信号発
生部52は、復調回路50から与えられる基準パ
ルスSYにもとづいてタイミングパルスφA′,
φB′,FB0〜FB10を発生する。タイミングパ
ルスFB0〜FB10は復調回路50から出力され
る各チヤンネルのキーコードN1〜B3を楽音発
生回路51の各楽音発生系列ch1〜ch10に分
配するために該楽音発生回路51で利用される。
楽音制御回路53は、復調回路50から取出され
たキーオン信号KO1や自動ベースコードモード
信号ABC等にもとづいて、楽音振幅エンベロー
プ制御用のアタツク信号AT、デイケイ信号DC
や自動ベースコードモード信号ABC*あるいは
モード切換パルス△ABC*を発生し、更に音色
選択信号TCを発生する。楽音発生回路51では、
楽音制御回路53から発生された信号に従つて楽
音振幅エンベロープや音色を制御する。尚、モー
ド切換パルス△ABC*はモード切換制御回路1
5から発生されるモード切換パルス△ABCとほ
ぼ同様なパルスであり、配線数の節約のためにパ
ルス△ABCを楽音発生回路51まで持つて来ず
に、モード信号ABCにもとづいてモード切換パ
ルス△ABC*をあらためて作り直しているので
ある。 楽音制御回路53内にはキーオン立上りパルス
発生回路54を含んでおり、キーオン信号KO1
の立上り時に一定時間幅のキーオン立上りパルス
KO2を発生する。このキーオン立上りパルス
KO2にもとづいてアタツク信号ATを短時間だ
け発生させることにより楽音発生回路51におい
てパーカツシブ型の振幅エンベロープを付与した
楽音を発生させる。キーオン立上りパルス発生回
路54では、モード切換パルス△ABC*が発生
しているときはキーオン立上りパルスKO2の発
生を禁止するようにしている。これは、モードの
切換えによつて押鍵中の音が別の発音チヤンネル
に割当て変更されることにより、実際は鍵の押し
始めでないのに偽のキーオン立上りパルスKO2
が発生されることがあるため、この偽のキーオン
立上りパルスKO2を禁止して、パーカツシブ型
エンベロープの音が二重に発生されることのない
ようにするためである。 楽音発生回路51から発生された楽音信号及び
オートリズム装置45から発生されたリズム音信
号R.TONEはサウンドシステム55に供給され、
発音される。 尚、第1図においては、この実施例の電子楽器
の各部回路の大まかな配線のみが示されているだ
けであり、実際は更に多数の信号類が各部回路の
間で送受される。その詳細は第2図以降に示す各
部の詳細図において明らかになる。 クロツクパルスの説明 第1図の発音割当て回路18内のタイミング信
号発生回路20の詳細例は第2図に示されてい
る。このタイミング信号発生回路20はチヤンネ
ルタイミング信号UchT〜AchTのみならず、キ
ー走査用のクロツクパルスφA,φBも発生する。 第2図において、イニシヤルクリア信号ICは
遅延フリツプフロツプ56とアンド回路57に加
わり、遅延フリツプフロツプ56の出力がインバ
ータ58で反転されてアンド回路57の他の入力
に加わる。イニシヤルクリア信号ICは、電子楽
器の電源を投入したときに一定時間の間“1”に
立上る信号である。遅延フリツプフロツプ56は
システムクロツクパルスφによつて駆動される。
システムクロツクパルスφは第3図に示すように
2相クロツクパルスφ1,φ2から成るものであり、
データを取り込むタイミングはパルスφ1に従い、
取り込んだデータを出力するタイミングはパルス
φ2に従う。このシステムクロツクパルスφの1
周期分の時間を以下では1ビツトタイムという。
遅延フリツプフロツプ56、アンド回路57、イ
ンバータ58は微分回路を構成しており、イニシ
ヤルクリア信号ICの立上り(電源投入)に応答
して1ビツトタイム幅のパルスIC′をアンド回路
57から出力する(第3図参照)。 アンド回路57の出力パルスIC′はオア回路5
9を介して11ステージ/1ビツトのシフトレジス
タ60に入力されると共にフリツプフロツプ61
のセツト入力sに加わる。フリツプフロツプ61
はシステムクロツクパルスφに同期して駆動され
るもので、パルスφ1のタイミングでS入力ある
いはT入力の信号を取り込み、入力信号にもとづ
いて設定された状態を示す信号をパルスφ2のタ
イミングで出力する。フリツプフロツプ61の出
力Qはセツト入力sに加わるパルスIC′よりも1
ビツトタイム遅れて“1”に立上る(第3図の6
1−Q参照)。 シフトレジスタ60は1ビツトタイム幅のパル
スIC′をシステムクロツクパルスφに従つて順次
シフトする。第1ステージQ1から第10ステージ
Q10の出力はノア回路62に加わり、ノア回路
62の出力がオア回路59を介してシフトレジス
タ60に戻されると共にフリツプフロツプ61の
T入力に加わる。シフトレジスタ60の最終ステ
ージQ11に“1”がシフトされてきたとき、そ
の前のステージQ1〜Q10の出力は“0”であ
り、ノア回路62の出力が“1”となる。そのと
きノア回路62の出力“1”がシフトレジスタ6
0の第1ステージQ1に取り込まれ、その次のタ
イミングで第1ステージQ1の出力が“1”とな
る。従つて、シフトレジスタ60では単一の信号
“1”が常に循環し、順送りにシフトされる。
“1”が出力されるシフトレジスタ60のステー
ジQ1〜Q11の番号1〜11を第3図の60−
Qに示す。 フリツプフロツプ61はノア回路62から
“1”が出力される毎に状態を反転する。このフ
リツプフロツプ61の出力Q,61−Qが反転す
るのは、ノア回路62の出力“1”すなわちシフ
トレジスタ60の第11ステージQ11の出力
“1”の1ビツトタイム後である。従つて、フリ
ツプフロツプ61の出力Qは第3図の61−Qに
示すようにデユーテイ1/2の繰返しパルスとなる。
フリツプフロツプ61の出力Qはノア回路63に
加わり、この出力Qをインバータ64で反転した
信号がノア回路65に加わる。ノア回路63,6
5の他の入力にはシフトレジスタ60の第11ステ
ージQ11の出力が加わる。ノア回路63からは
第3図に示すような22ビツトタイム周期のクロツ
クパルスφBが出力され、ノア回路65からは第
3図に示すような22ビツトタイム周期のクロツク
パルスφAが出力される。この2相のクロツクパ
ルスφA,φBはキー走査用のクロツクパルスとし
て利用される。2層クロツクパルスとして対で利
用されるとき、これらのパルスφA,φBをφABと表
示する。クロツクパルスφBの立上りから次の立
上り直前までの22ビツトタイムを1キー時間とい
うことにする。 また、フリツプフロツプ61の出力Q,61−
Qは、後半期間信号H2としてタイミング信号発
生回路20から出力される。この後半期間信号H
2は1キー時間の後半の11ビツトタイムの間
“1”となる。更に、フリツプフロツプ61の出
力Qはアンド回路66に加わる。アンド回路66
の他の入力にはシフトレジスタ60の第11ステー
ジQ11の出力が加わる。従つて、第3図の61
−Qが“1”で、60−Qが「11」のタイミング
のときアンド回路66の条件が成立し、遅延フリ
ツプフロツプ67に“1”が入力される。遅延フ
リツプフロツプ67はシステムクロツクパルスφ
に従つて入力信号を1ビツトタイム遅延し、信号
S1として出力する。従つて、信号S1は、第3
図に示すように1キー時間の最初の1ビツトタイ
ムに対応して繰返し発生する。 モード選択回路13の詳細 第1図におけるモード選択回路13の詳細例は
第4図に示されている。第4図において、ラツチ
装置14は各スイツチ10/7−SW,M−SW,
FC−SW,SF−SWに対応するラツチ回路14−
1,14−2,14−3,14−4を具えてい
る。各ラツチ回路14−1乃至14−4の内部構
成はほぼ同一であるので、ラツチ回路14−1に
ついてのみ参照符号を付けて説明する。 ラツチ回路14−1において、スイツチ10/
7−SWの出力はアンド回路68に加わり、アン
ド回路68の出力はオア回路69を介して遅延フ
リツプフロツプ70に取り込まれる。アンド回路
68の他の入力には、比較的周期の長い走査サイ
クルパルス4.5Mが加えられる。後述するように、
このパルス4.5Mは、キー走査回路11(第1図)
から1走査サイクルに対応して発生されるもの
で、1キー時間のパルス幅をもち、パルス発生周
期は4.5ミリ秒である。遅延フリツプフロツプ7
0の出力はアンド回路71、オア回路69を介し
て自己保持される。アンド回路71の他の入力に
はノア回路72の出力が加わる。このノア回路7
2の出力はイニシヤルクリア信号ICが発生して
いるときあるいは走査サイクルパルス4.5Mが発
生したとき“0”となり、上記自己保持を禁止す
るが、それ以外のときは自己保持を可能にする。
従つて、走査サイクルパルス4.5Mが発生する毎
にスイツチ10/7−SWの状態が遅延フリツプ
フロツプ70に取り込まれ、次にパルス4.5Mが
発生するまで記憶保持される。このように、低速
の(4.5ms周期の)パルス4.5Mに従つてスイツ
チ出力をラツチするようにした理由は、スイツチ
のチヤタリングを除去するためである。 スイツチFC−SW及びSF−SWに対応するラツ
チ回路14−3及び14−4では、スイツチ出力
をラツチする遅延フリツプフロツプの入力信号と
出力信号とを入力した排他オア回路73,74を
夫々具えている。この排他オア回路73,74は
フインガードコードモード選択スイツチFC−SW
あるいはシングルフインガモード選択スイツチ
SF−SWが、オンからオフへ、あるいはオフから
オンへ、切換わつたことを検出するためのもので
ある。例えば、スイツチFC−SWがオフからオン
へ切換つた場合、オンを示すスイツチ出力“1”
を取込むパルス4.5Mの発生タイミングにおいて、
ラツチ回路14−3の遅延フリツプフロツプ75
の入力側には信号“1”が現われ、遅延フリツプ
フロツプ75の出力側には直前のオフ状態を示す
信号“0”が現われる。従つて、排他オア回路7
3の出力信号△FCが1キー時間の間だけ“1”
となる。その逆の場合も同様である。すなわちス
イツチFC−SWがオンからオフへ切換つた場合は
遅延フリツプフロツプ75の入力側が“0”、出
力側が“1”で、排他オア回路73の出力信号△
FCが“1”となる。同様に、スイツチSF−SW
がオンからオフ、あるいはオフからオンに切換つ
た場合は、パルス4.5Mの発生タイミングに対応
して排他オア回路74の出力△SFが1度だけ
“1”となる。 ラツチ回路14−1のラツチ出力は、利用チヤ
ンネル選択スイツチ10/7−SWのオン・オフ
状態を示すチヤンネルモード信号10/7として
出力される。このチヤンネルモード信号10/7
が“0”のときは10チヤンネル全部が楽音発生に
利用され、“1”のときは所定の7チヤンネルだ
けが楽音発生に利用される。 ラツチ回路14−3の遅延フリツプフロツプ7
5にラツチした信号は、自動ベースコード演奏の
フインガードコードモード(FC)が選択されて
いるか否かを示すフインガードコードモード信号
FCとして出力される。ラツチ回路14−4の遅
延フリツプフロツプにラツチした信号は、自動ベ
ースコード演奏のシングルフインガモード(SF)
が選択されているか否かを示すシングルフインガ
モード信号SFとして出力される。 ラツチ回路14−2の遅延フリツプフロツプに
ラツチした信号は、メモリ機能選択スイツチM−
SWのオン・オフ状態を示す信号としてモード切
換制御回路15のアンド回路76に加えられる。
このスイツチM−SWの出力を出す信号と自動ベ
ースコードモード信号ABC及びリズムラン信号
RUN及び下鍵域キーオン信号LKOにもとづいて
メモリモード信号Mが発生される。 モード切換制御回路15における回路77は、
変化検出信号△FCあるいは△SFが発生したとき
一定時間の間“0”となる信号△を発生する回
路である。前述のように、スイツチFC−SWある
いはSF−SWが切換つたとき、パルス4.5Mの発
生タイミングに対応して変化検出信号△FCある
いは△SFが“1”となる(第5図参照)。変化検
出信号△FCあるいは△SFが“1”となると、オ
ア回路78,79を介してフリツプフロツプ80
がリセツトされる。フリツプフロツプ80は、ク
ロツクパルスφAのタイミングで入力を取り込み、
クロツクパルスφBのタイミングで状態を決定す
る。従つて、フリツプフロツプ80の出力Qは第
5図の80−Qに示すように、信号△FCあるい
は△SFより1キー時間遅れて“0”に立下る。
同時に、フリツプフロツプ80の反転出力は
“1”に立上る。この反転出力はアンド回路8
1に加わる。アンド回路81の他入力には走査サ
イクルパルス4.5Mが加えられる。従つて、次の
走査サイクルパルス4.5Mの発生時に、フリツプ
フロツプ80のT入力に対してアンド回路81か
ら“1”が供給され、その1キー時間後にフリツ
プフロツプ80の状態が反転し、出力Q(第5図
の80−Q)が“1”に立上る。以後は、フリツ
プフロツプ80の反転出力は“0”となるので
アンド回路81は動作せず、信号△FCあるいは
△SFによつて再びリセツトされるまでフリツプ
フロツプ80の状態は変化しない。 フリツプフロツプ80の出力Qはアンド回路8
2に加わり、アンド回路82の出力はノア回路8
4に加わる。また、オア回路79の出力はインバ
ータ83で反転されてアンド回路82に加わる一
方、ノア回路85にも加わる。ノア回路84と8
5はフリツプフロツプになつており、ノア回路8
5の出力がSF/FCモード切換信号△として出
力される。信号△FCあるいは△SFが“1”に立
上る前はアンド回路82の条件が成立しており、
アンド回路82の出力“1”、ノア回路84の出
力“0”、オア回路79の出力“0”により、ノ
ア回路85の出力信号△は“1”となつてい
る。 信号△FCあるいは△SFが“1”となるとノア
回路85の入力が“1”となり、出力信号△が
“0”に立上る。信号△FCあるいは△SFが“0”
に立上ると同時にフリツプフロツプ80の出力Q
が“0”に立下るので、アンド回路82の出力は
“0”のままであり、ノア回路85の出力信号△
Fは“0”を維持する。次の走査サイクルパルス
4.5Mの到来によつてフリツプフロツプ80が反
転すると、アンド回路82の出力は“1”とな
り、ノア回路85の出力信号△は“1”に立上
る。従つて、第5図に示すように、信号△は
「4.5ms+α」但しαは1キー時間)の間だけ
“0”に立下る。 この信号△が「4.5ms+α」の間“0”に
立下るのは、変化検出信号△FCあるいは△SFが
発生したときであり、これは次の場合である。自
動ベースコードモードからノーマルモードに切換
わつた場合(スイツチFC−SW及びSF−SWが共
にオフになつた場合)、あるいは、その逆の場合
(スイツチFC−SWあるいはSF−SWがオンに切
換つた場合)、あるいは、自動ベースコードモー
ドにおいてフインガードコードモードからシング
ルフインガモードに切換つた場合あるいはその逆
の場合、である。この信号△は和音検出制御回
路30(第1図)において和音の記憶をクリアす
るために使用される。単に自動ベースコードモー
ドからノーマルモードに切換わつた場合(あるい
はその逆)に限らず、自動ベースコードモード内
でのモードの切換時(FCからSF、あるいはその
逆)にも信号△が“0”に立下るようにした理
由は、鍵押圧状態が同じでもフインガードコード
モードとシングルフインガモードとでは和音が異
なることがあるからである。 尚、ノア回路85の出力はインバータ86で反
転され、オア回路87に加わる。オア回路87の
出力はモード切換パルス△ABCとして利用され
る。従つて、信号△が“0”に立下つたとき、
この信号△と同じ時間幅(4.5ms+α)でモ
ード切換パルス△ABCが発生する。しかし、こ
の信号△に対応して発生するパルス△ABCは
本来のモード切換パルス△ABCよりもはるかに
短いパルスである。本来のモード切換パルス△
ABCは次のようにして発生される。 ラツチ回路14−3あるいは14−4から出力
されたフインガードコードモード信号FCあるい
はシングルフインガモード信号SFはオア回路8
8に入力される。オア回路88の出力は、自動ベ
ースコードモード(FCあるいはSFのどちらか一
方)のとき“1”、ノーマルモードのとき“0”
である。オア回路88の出力は遅延フリツプフロ
ツプ89で1キー時間遅延されて排他オア回路9
0に加わる。排他オア回路90の他の入力にはオ
ア回路88の出力が直接加わる。従つて、自動ベ
ースコードモードからノーマルモードに(あるい
はその逆に)変化したとき、排他オア回路90か
ら1キー時間幅の変化検出パルス△ABC′が発生
される。この変化検出パルス△ABC′の発生タイ
ミングは、第5図に示すように、走査サイクルパ
ルス4.5Mよりも1キー時間遅れている。これは、
ラツチ回路14−3,14−4内の遅延フリツプ
フロツプの存在により、パルス4.5Mのタイミン
グよりも1キー時間遅れて信号FCあるいはSFが
変化するからである。 排他オア回路90から出力された変化検出パル
ス△ABC′によつてフリツプフロツプ91がセツ
トされると共にカウンタ92がリセツトされる。
フリツプフロツプ91は前記フリツプフロツプ8
0と同様にクロツクパルスφABによつて制御され、
入力と出力との間に1キー時間の遅れがある。従
つて、フリツプフロツプ91の出力Qは第5図の
91−Qに示すように、セツト入力Sに加わる変
化検出パルス△ABC′の立上りから1キー時間遅
れて“1”に立上る。このフリツプフロツプ91
の出力Q,91−Qがオア回路87を経由し、モ
ード切換パルス△ABCとして出力される。 カウンタ92のカウント入力Tにはアンド回路
93を介して走査サイクルパルス4.5Mが加えら
れる。また、カウンタ92の制御クロツクパルス
として2相クロツクパルスφABが加えられている。
カウンタ92はクロツクパルスφAのタイミング
でカウント入力Tの信号を取り込み、取り込んだ
信号が“1”であれば1カウントアツプし、その
カウント結果をクロツクパルスφBのタイミング
で出力する。3ビツトバイナリカウンタ92の出
力Q1〜Q3はアンド回路94に入力される。ア
ンド回路94の残りの入力には変化検出パルス△
ABC′をインバータ95で反転した信号が加わ
る。アンド回路94の出力はフリツプフロツプ9
1のリセツト入力Rに加わると共にインバータ9
6で反転されてアンド回路93に加わる。 変化検出パルス△ABC′が発生したときカウン
タ92はリセツトされ、その計数値は第5図の9
2−Qに示すように0になる。以後、走査サイク
ルパルス4.5Mが発生する毎にカウンタ92はカ
ウントアツプされ、計数値が10進の「7」になる
と2進出力Q1〜Q3がすべて“1”となり、ア
ンド回路94の条件が成立する。これによりフリ
ツプフロツプ91がリセツトされると共に、アン
ド回路93が不動作となり、計数が停止される。
従つて、フリツプフロツプ91の出力Qは走査サ
イクルパルス4.5Mの7周期分の時間(4.5ms×
7=31.5ms)だけ“1”となる。従つて、フリ
ツプフロツプ91の出力Qに対応してオア回路8
7から出力されるモード切換パルス△ABCのパ
ルス幅は少くとも31.5msの幅をもつ。ところ
で、排他オア回路90から変化検出パルス△
ABC′が出力される直前には信号△FCあるいは△
SFが必らず発生するので、フリツプフロツプ9
1の出力Qが“1”に立上る2キー時間前に信号
△Fが“0”に立下り、この信号△をインバー
タ86で反転した信号にもとづいてオア回路87
の出力△ABCが“1”に立上る。従つて、第5
図に示すように、実際のモード切換パルス△
ABCはフリツプフロツプ91の出力Qよりも2
キー時間前に立上るので、そのパルス幅は31.5m
s+2α(αは1キー時間)である。 ノア回路97と98はフリツプフロツプを構成
しており、自動ベースコードモード信号ABCは
ノア回路97から出力される。カウンタ92の2
ビツト目と3ビツト目の出力Q2,Q3がオア回
路99を介してアンド回路100に加わり、アン
ド回路100の他の入力には変化検出パルス△
ABC′を反転するインバータ95の出力が加わ
る。アンド回路100の出力はアンド回路101
及び102に加わる。遅延フリツプフロツプ89
の出力は、フインガードコードモード(FC)あ
るいはシングルフインガモード(SF)のときす
なわち自動ベースコードモードのとき“1”であ
り、この出力がアンド回路102に加わると共に
インバータ103で反転されてアンド回路101
に加わる。 ノーマルモードから自動ベースコードモードに
切換つたとき、すなわちスイツチFC−SWとSF
−SWが共にオフであつた状態からどちらか一方
がオンに切換つたとき、排他オア回路90から変
化検出パルス△ABC′が発生され、その1キー時
間後に遅延フリツプフロツプ89の出力が“1”
に立上る。パルス△ABC′が“1”になつたとき
アンド回路100の出力(第5図の100参照)
は“0”に立下る。パルス△ABC′によつてカウ
ンタ92がリセツトされるとオア回路99の出力
は“0”になるので、アンド回路100の出力は
パルス△ABC′が消去した後も“0”のままであ
る。カウンタ92の計数値が2以上になると出力
Q2あるいはQ3が“1”となるので、アンド回
路100の出力は“1”に立上る。アンド回路1
00の出力が“0”となつている時間はパルス
4.5Mの2周期分の時間(4.5ms×2=9ms)
である。従つて、モードが切換つた時から9ms
の間アンド回路101,102が不動作となり、
フリツプフロツプ97,98の状態が変化するの
が抑止される。アンド回路100の出力が“1”
に立上ると、遅延フリツプフロツプ89からの信
号“1”によつてアンド回路102の条件が成立
し、ノア回路98に“1”が入力される。一方、
アンド回路101の条件は成立せず、ノア回路9
7には“0”が入力される。これによりノア回路
97の出力すなわち自動ベースコードモード信号
ABCは“1”に立上る(第5図参照)。自動ベー
スコードモードからノーマルモードに切換わる場
合も同様に、9msの遅延の後にフリツプフロツ
プ97,98の状態が反転し、実際の切換え時か
ら9ms遅れて信号ABCが“0”に立下る。 ラツチ回路14−2から出力されたメモリ機能
選択スイツチM−SWのオン・オフ状態を示す信
号は、アンド回路76,104,105、オア回
路106を介して遅延フリツプフロツプ107に
記憶される。アンド回路104は取り込み用であ
り、アンド回路105は自己保持用である。アン
ド回路76の他の入力にはノア回路97から出力
される自動ベースコードモード信号ABCが与え
られる。アンド回路104にはアンド回路76の
出力のほかに、オートリズム装置45(第1図)
から与えられるリズムラン信号RUNと和音検出
制御回路30(第1図)から与えられる下鍵域キ
ーオン信号LKOが入力される。アンド回路10
4の出力がオア回路106を介して遅延フリツプ
フロツプ107に取り込まれ、この遅延フリツプ
フロツプ107の出力がアンド回路105を介し
て自己保持される。遅延フリツプフロツプ107
の出力がメモリコード信号Mとなる。 自動ベースコード演奏が選択されているときに
(ABCが“1”)、メモリ機能選択スイツチM−
SWがオンするとアンド回路76の条件が成立す
る。このとき、オートリズムが動作中であり
(RUNが“1”)かつ所定の下鍵域で何らかの鍵
が押圧されると(LKOが“1”)、アンド回路1
04の条件が成立し、遅延フリツプフロツプ10
7に“1”が記憶される(メモリモード信号Mが
“1”となる)。 自己保持用のアンド回路105には、遅延フリ
ツプフロツプ107の出力のほかに、アンド回路
76の出力、リズムラン信号RUN、及びSF/
FCモード切換信号△が入力される。従つて、
スイツチM−SWがオフされたとき、あるいは自
動ベースコードモードがオフになつたとき
(ABCが“0”)、あるいはオートリズムが止つた
とき(RUNが“0”)、あるいはフインガードコ
ードモードまたはシングルフインガモードに変化
があつたとき(△が“0”)、アンド回路105
が動作不可能となり、メモリモード信号Mがクリ
アされる。 鍵盤及び発音チヤンネルの使い分けについて この実施例で使用する鍵盤は、鍵C2からC7ま
での61鍵が一列に(一段に)並んでいるものであ
る。この鍵盤における鍵域の使い分け方を第1表
に示す。
和音種類とを夫々指定するようにした電子楽器に
関する。 根音と和音種類との組合せにより所望の和音を
指定することは、自動ベースコード演奏のシング
ルフインガモードにおける和音指定法として従来
の電子楽器において一般に知られている。その場
合の和音指定方法として次の2つが従来から実施
されている。その一つは、上鍵盤、下鍵盤、ペダ
ル鍵盤の少くとも三段鍵盤を具える電子楽器にお
いて、下鍵盤において所望の根音に対応する鍵を
押圧し、ペダル鍵盤の黒鍵または白鍵を押圧する
(または押圧しない)ことによりマイナ、セブン
ス、メジヤ等の和音種類を指定する方法である。
もう一つは、鍵盤(下鍵盤)において所望の根音
に対応する鍵を押圧し、鍵盤とは別途に設けられ
た特別の和音種類指定用スイツチ(例えばタツチ
バー式のスイツチ)の操作によつてメジヤ、マイ
ナ、セブンス等の和音種類を指定する方法であ
る。前者の場合は、一般鍵盤あるいは二段鍵盤し
か具備しない(ペダル鍵盤を具備しない)電子楽
器には適用することができないという致命的な欠
点が有り、更に三段鍵盤式の電子楽器においても
和音種類指定の時はペダル鍵盤は本来のベース音
手動演奏には使用できなくなるという欠点が生じ
る。後者の場合は、和音種類指定専用の特別のス
イツチ装置を設けねばならないためコスト及び取
付けスペース等の問題が生じるのは勿論のこと、
何よりも、鍵盤(根音指定のため)とその鍵盤と
は別のスイツチ装置(和音種類指定のため)とを
一緒に演奏操作しなければならないため演奏しに
くいという欠点がある。 また、本願の出願時は未公開であつたが、特開
昭55−113094号明細書には、同じ鍵盤を用いて根
音指定鍵のほかに白鍵を押圧することによりセブ
ンスコードを選択し、黒鍵を押圧することにより
マイナーコードを選択し、根音指定鍵のほかには
何も押圧しないことによりメジヤーコードを選択
することが開示されている。しかし、この先願発
明の場合、選択可能な和音種類は、メジヤー、マ
イナー、セブンスの3種類でしかなく、もし根音
指定鍵のほかに白鍵と黒鍵を同時に押圧したとす
ると、セブンスコード音とマイナーコード音が同
時に重複して発音されてしまう構成となつてい
た。 従つて、上述の先願においては、根音及び和音
種類指定のために複数の鍵盤を必要としたり、格
別の和音種類指定専用スイツチ類を必要としたり
することはないが、その反面、選択若しくは指定
可能な和音種類の数が3に限定されていたため、
音楽的に満足のゆく和音演奏を実現するのは困難
であつた。 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
和音指定(根音及び和音種類指定)のために複数
の鍵盤を必要としたり、格別の和音種類指定専用
スイツチ類を必要としたりすることなく、簡単な
構成によつて、従来に比べて多種類の和音指定を
容易に行うことができるようにした電子楽器を提
供しようとするものである。更に詳しくは、その
ような電子楽器において、根音指定と和音指定の
両方に使用される鍵盤部における効果的な構成鍵
数を提案することを目的とする。 すなわち、この発明に係る電子楽器は、少なく
とも14個の鍵を有する鍵盤部と、前記鍵盤部で押
圧されている鍵のうち所定の優先順位に従つて単
一の鍵を根音指定鍵として検出する根音検出手段
と、前記鍵盤部における鍵の押圧状態に基づき和
音の種類を指示するものであつて、 (a) 前記根音指定鍵以外の押圧鍵が存在していな
い、 (b) 前記根音指定鍵以外の白鍵が押圧されてい
る、 (c) 前記根音指定鍵以外の黒鍵が押圧されてい
る、 (d) 前記根音指定鍵以外の白鍵と黒鍵の両方が押
圧されている、 の4種類の鍵押圧状態のいずれであるかを検出
し、この検出に基づきメジヤ、マイナ、セブン
ス、マイナセブンス等のような4つの和音種類の
うちの1つを指示する和音種類指示手段と、前記
根音検出手段で検出された根音名と前記和音種類
指示手段で指示された和音種類とによつて定まる
和音に関連する楽音信号を形成する楽音形成手段
とを具えるものである。 また、第2の発明に係る電子楽器は、14以上の
鍵を含む伴奏用鍵域と複数の鍵を含むメロデイ用
鍵域とからなる1段鍵盤構成の鍵盤部を具備し、
該伴奏用鍵域で押圧されている鍵の中から所定の
優先順位に従つて単一の鍵を根音指定鍵として検
出する根音検出手段と、伴奏用鍵域における上記
(a)〜(d)の押圧状態に基づき和音の種類を検出し指
示する和音種類指示手段と、根音検出手段で検出
された根音名と前記和音種類指示手段で指示され
た和音種類とによつて定まる和音に関連する楽音
信号を形成する伴奏用楽音形成手段と、メロデイ
用鍵域で押圧された鍵に関連する楽音信号を形成
するメロデイ用楽音形成手段とを具えるものであ
る。 この発明によれば、鍵盤部は少なくとも14個の
鍵を有している。この鍵盤部で1又は複数鍵を押
圧すると、根音検出手段では、押圧されている鍵
のうち所定の優先順位に従つて単一の鍵を根音指
定鍵として検出する。和音種類指示手段では、鍵
盤部における鍵の押圧状態に基づき上記(a)〜(d)の
4種類の鍵押圧状態のいずれであるかを検出し、
メジヤ、マイナ、セブンス、マイナセブンス等の
ような4つの和音種類のうちの1つを指示する。
こうして、メジヤ、マイナ、セブンス、マイナセ
ブンス等のような4つの和音種類のうちの所望の
和音種類に対応する上記(a)〜(d)のいずれかの鍵押
圧状態となるように、鍵盤部において1又は複数
の鍵を押圧すれば、所望の根音及び和音種類を指
定することができる。従つて、この発明によれ
ば、14個の鍵を有する鍵盤部を用いて根音と和音
種類の両方を指定することができ、根音及び和音
種類指定のために複数の鍵盤を必要としたり、格
別の和音種類指定専用スイツチ類を必要としたり
することがない。また、4つの和音種類の指定が
可能であり、音楽的に満足のゆく自動和音演奏・
伴奏演奏を容易に行うことができる。 一例として、前記所定の単一鍵は前記鍵盤部に
おける最高押圧鍵または最低押圧鍵であり、前記
和音種類検出手段では該鍵盤部における最高また
は最低押圧鍵以外の押圧鍵が黒鍵であるか白鍵で
あるかに応じてマイナあるいはセブンス等の和音
種類を判定する。黒鍵も白鍵も押圧されていなけ
ればメジヤ和音であると判定する。しかし、これ
に限らずその他の基準(例えば押鍵数)によつて
和音種類を判定するようにしてもよい。 従来一般には、自動ベースコード演奏のシング
ルフインガモードにおける和音指定用の鍵盤(ま
たは鍵域)は1オクターブ分の鍵すなわち12鍵を
具えていれば十分であると考えられていた。これ
は、根音となり得る12音名のすべてを12鍵で確保
し得るからである。このような1オクターブ分
(12個)の鍵から成る和音指定用鍵盤(または鍵
域)を使用してこの発明で提案するような根音指
定及び和音種類指定の両方を行うとすると、演奏
不能(指定不能)な和音が出てくるという不都合
が生じる。例えば、根音を最高押圧鍵として押鍵
指定し、和音種類を根音指定鍵よりも低音側の白
鍵または黒鍵の押圧によつて指定する場合、1オ
クターブ分の鍵から成る和音指定用鍵盤(鍵域)
の最低鍵または2番目に低い鍵を根音指定鍵とす
るときそれよりも低い白鍵または黒鍵が存在しな
いことによりマイナあるいはセブンス等の和音種
類の指定が不可能となるのである。このような不
都合が生じないようにするためにこの発明では、
和音指定(根音指定及び和音種類指定)のための
鍵盤部が具備すべき鍵数を14以上としたのであ
る。すなわち、根音指定のために少なくとも12鍵
必要であり、和音種類指定のためには根音指定鍵
よりも低音側(または高音側)で黒鍵及び白鍵が
更に必要であるため、合計14鍵を少なくとも具備
することが要求される。 以下で図面を参照して説明する各実施例におい
ては、和音指定に使用する上述の鍵盤部は下鍵域
あるいは伴奏用鍵域という用語で表わされてい
る。これらの実施例では、1段鍵盤構成の鍵盤部
が14以上の鍵を含む伴奏用鍵域(または下鍵域)
と複数の鍵を含むメロデイ用鍵域(または上鍵
域)とに2分割されて利用される。 最初に説明する実施例においては、伴奏用鍵域
(下鍵域)の鍵数は鍵C2からF#3までの19鍵で
ある。この最初の実施例では鍵盤部の全鍵数が鍵
C2からC7までの61鍵であつて比較的余裕がある
ため、伴奏用鍵域の鍵数を14鍵丁度とせずにそれ
よりも幾分多めにして音域を広げ、一般的な伴奏
演奏(例えばフインガードコードモードによる自
動ベースコード演奏)の際に有利となるようにし
ている。フインガードコードモードとは伴奏用鍵
域で押圧されている1乃至複数鍵に対応する楽音
をそのまま和音として用いる演奏モードであり、
伴奏用鍵域の鍵数が多いほど和音演奏の自由度
(音域)が増す。しかし、このフインガードコー
ドモードはこの発明とは無関係の演奏モードであ
り、この発明に関連する和音指定のみに関してい
えば、伴奏用鍵域の19鍵中の14鍵によつて十分に
用が足りるのである。勿論、この発明を実施する
場合でも伴奏用鍵域が14鍵よりも多ければ多いほ
ど所望の根音指定鍵の選択が多少楽になるという
一利があることはいうまでもない。また、この最
初の実施例においては、キー走査回路によつて鍵
盤の各鍵のオン・オフ状態を検出走査し、各鍵の
押鍵データが時分割多重化されたキーデータとし
て与えられる。この場合、根音検出手段は、パル
ス発生時間順序が各鍵の音高順序に対応している
前記時分割多重キーデータにおいて走査サイクル
の先頭に表われるパルスを優先選択することによ
り最高(または最低)押圧鍵を検出する優先回路
によつて構成される。和音種類検出手段は、前記
優先回路によつて前記時分割多重キーデータの先
頭のパルスが選択されたときにこの時分割多重キ
ーデータから先頭パルスを除去し、先頭パルス以
外のキーデータを選択出力するアンド回路を含
み、選択されたキーデータにもとづいて和音種類
を検出する。 2番目に説明する実施例においては、伴奏用鍵
域の鍵数は鍵F2からF#3までの14鍵である。
この第2の実施例では鍵盤部の全鍵数が鍵F2か
らF5までの37鍵であつて比較的少数である。し
かし全鍵数が少数であつても、伴奏用鍵域を1オ
クターブ(12鍵)とせずに少なくとも14鍵として
この発明を実施しなければならないことがこの第
2の実施例で示されている。また、この第2の実
施例においては、鍵盤の各鍵のキースイツチ出力
が並列に与えられる。この場合は、根音検出手段
は、並列的な各キースイツチ出力を優先接続ある
いは優先論理に組み入れて最高(または最低)押
圧鍵を優先選択する優先回路によつて構成され
る。また、和音種類検出手段は、並列的な各キー
スイツチ出力のうち前記優先回路で優先選択され
た最高(または最低)押圧鍵を除外して所定の優
先選択を行う第2高音(または低音)優先回路に
よつて構成される。 和音指定に使用する鍵盤部は、和音指定(ある
いは伴奏)専用である必要はない。和音指定に利
用しない場合は、通常の鍵盤と同様、押圧鍵に対
応する楽音が発生されるものであつてよい。第1
の実施例では、自動ベースコード演奏のシングル
フインガモードが選択された場合に、一段鍵盤の
所定の一部の鍵域が根音指定と和音種類指定に兼
用される「鍵盤部」(伴奏用鍵域または下鍵域)
として機能するようになつている。この発明でい
う「鍵盤部」とは上述のように鍵盤の一部鍵域で
あつてもよいし、一段の鍵盤全部であつてもよ
い。 以下添付図面を参照してこの発明の実施例を詳
細に説明する。 実施例の全体構成の概略説明 第1図に示す電子楽器は一段鍵盤式のものであ
り、キースイツチマトリクス10には一段鍵盤の
各鍵に対応するキースイツチがマトリクス状に配
列されている。キー走査回路11はキースイツチ
マトリクス10を高音側から走査し、各キーに対
応するタイムスロツトにおけるパルスの有無
(“1”か“0”か)によつて当該キーのオン・オ
フを示す時分割多重化されたキーデータKDを単
一の出力ラインに発生する。尚、キー走査回路1
1は低音側のキーから走査するようにしてもよい
が、以下では高音側から走査するものとして説明
する。 キー走査回路11は、走査用のカウンタを含ん
でおり、現在走査中のキーを示す複数ビツトのキ
ーコード(ノートコードN1〜N4とオクターブ
コードB1〜B3とから成る)を該カウンタから
出力して走査キー表示ライン12に供給する。ま
た、キー走査回路11では、キースイツチマトリ
クス10の各キーには対応していない余分の走査
時間を形成するようになつており、その間キーデ
ータKDを送出しないことにより、後段の回路で
各種自動演奏用のキー情報類を形成するための時
間的余裕を確保している。更に、キー走査回路1
1では、キー走査に関連する様々なタイミング信
号を形成し、他の回路に供給するようになつてい
る。それらのキー走査関連タイミング信号の詳細
は後に明らかにする。 第1図に示す電子楽器は、自動ベースコード演
奏機能を具えており、自動ベースコード演奏が選
択されていない場合は鍵盤の全鍵を第1の楽音発
生態様(メロデイ演奏)で発音するよう全発音チ
ヤンネルを全鍵共通に利用し、自動ベースコード
演奏が選択された場合は鍵盤の一部の鍵域を第2
の楽音発生態様(自動ベースコード演奏及び自動
アルペジヨ演奏すなわち伴奏演奏)に対応させ、
残りの鍵域を第1の楽音発生態様(メロデイ演
奏)に対応させるようにしている。鍵盤を第1及
び第2の楽音発生態様のために分割利用する場合
は、全発音チヤンネルのうち所定の発音チヤンネ
ルグループが第2の楽音発生態様のために専用に
利用され、残りの発音チヤンネルグループが第1
の楽音発生態様のために専用に利用される。 第2の楽音発生態様のために使用される鍵域で
は、伴奏コード(和音)が押鍵指定される。自動
ベース音は、押鍵指定された伴奏和音とベースパ
ターンデータとにもとづいて自動的に形成され
る。第2の楽音発生態様のための発音チヤンネル
グループ(伴奏用チヤンネル)は、和音のための
所定の発音チヤンネルと、自動ベース音のための
専用の発音チヤンネルを含んでいる。 更に、第1図に示す電子楽器は、自動ベースコ
ード演奏に連動する自動アルペジヨ演奏機能を具
えている。自動ベースコード演奏が選択されたと
き、これに連動して自動アルペジヨ演奏も選択さ
れ、伴奏和音の構成音がアルペジヨ形式で自動的
に発音されるようになつている。そのため、第2
の楽音発生態様のための発音チヤンネルグループ
には、自動アルペジヨ音のための専用の発音チヤ
ンネルを更に含んでいる。 第1図に示す電子楽器の鍵盤及び発音チヤンネ
ルを、第1の楽音発生態様のみで利用するか、あ
るいは第1及び第2の楽音発生態様で分割利用す
るかは、モード選択回路13によつて選択され
る。モード選択回路13は、主として、自動ベー
スコード演奏のフインガードコードモードを選択
するスイツチFC−SWと、シングルフインガモー
ドを選択するスイツチSF−SWを具えており、そ
の他付随的な機能選択スイツチとしてメモリ機能
選択スイツチM−SWと、利用チヤンネル選択ス
イツチ10/7−SWとを具えている。更に、モ
ード選択回路13では、上記各スイツチのオン・
オフ状態を取込むラツチ装置14と、このラツチ
装置14に取込まれた各スイツチのオン・オフ状
態にもとづいて各種モード信号10/7,M,
FC,SF,ABCを発生すると共にモード切換時に
モード切換えを示すパルス△,△ABCを発生
するモード切換制御回路15とを具えている。 フインガードコードモード選択スイツチFC−
SWあるいはシングルフインガモード選択スイツ
チSF−SWがオンされているとき、自動ベースコ
ード演奏(更にそれに連動して自動アルペジヨ演
奏)が選択されていることを意味し、この電子楽
器の鍵盤と発音チヤンネルは第1及び第2の楽音
発生態様によつて分割利用される。このとき、自
動ベースコードモード信号ABCが“1”となり、
上述のように分割利用すべきことを指示する。
尚、スイツチFC−SWの出力“1”はインバータ
16で反転されてアンド回路17に加わり、スイ
ツチSF−SWの出力を阻止するようになつてお
り、フインガードコードモード(FC)の方がシ
ングルフインガモード(SF)に優先する。 両スイツチFC−SW,SF−SWが共にオフのと
きは自動ベースコード演奏が選択されていないこ
とを意味し、その場合はこの電子楽器の鍵盤と発
音チヤンネルは第1の楽音発生態様のみで利用さ
れる。自動ベースコード演奏が選択されていない
モードを、以下ではノーマルモードということに
する。ノーマルモードの場合、自動ベースコード
モード信号ABCは“0”である。 モード切換制御回路15では、自動ベースコー
ドモード(フインガードコードモードあるいはシ
ングルフインガモード)からノーマルモードに変
化した場合、あるいはその逆に変化した場合、モ
ード切換パルス△ABCを一定時間の間発生する。
このモード切換パルス△ABCは、第2の楽音発
生態様(自動ベースコード演奏)によつて利用さ
れる発音チヤンネルグループの発音割当てをクリ
アしたり各種回路の動作を一時的に禁止する働き
をする。この発音チヤンネルグループは、第1及
び第2の楽音発生態様の両方によつて使い分けら
れるため、モード切換時に古い発音データ(第1
あるいは第2の楽音発生態様の一方のための発音
データ)をこのモード切換パルス△ABCによつ
て一旦クリアし、新しい発音データ(第1あるい
は第2の楽音発生態様の他方のためのデータ)を
割当てる準備をするのである。特に、鍵盤演奏中
にモードを切換えた場合に、切換えによる過渡的
な不要な音の発生を禁止するためにこのモード切
換パルス△ABCは有効である。 メモリ機能選択スイツチM−SWは、自動ベー
スコード演奏時において押鍵データを離鍵後も記
憶して、離鍵後も自動ベース音、和音等を発生し
続けるメモリ機能を選択するスイツチである。利
用チヤンネル選択スイツチ10/7は、利用する
全発音チヤンネル数を選択するスイツチであり、
この実施例では10チヤンネルか7チヤンネルかの
一方を選択することができる。このスイツチ1
0/7がオフのときは10チヤンネルが選択され
る。 発音割当て回路18は、各タイムスロツトにお
けるパルスの有無によつて押圧鍵を示す時分割多
重化されたキーデータKDにもとづいて押圧鍵の
発音を発音チヤンネルのいずれかに割当てる働き
をする発音割当て制御部19を含んでいる。発音
チヤンネル数は最大で10個であり、上述のスイツ
チ10/7がオンされたときは最大発音チヤンネ
ル数が7個に縮減される。更に、発音割当て回路
18は、タイミング信号発生回路20とウインド
ウ回路21とを含んでいる。 タイミング信号発生回路20は、各発音チヤン
ネルの時分割タイミングに対応してチヤンネルタ
イミング信号UchT,LchT,PchT,AchTを発
生する。或るチヤンネルタイミングでどのチヤン
ネルタイミング信号UchT,LchT,PchT,
AchTが発生するかによつて、そのチヤンネルが
第1の楽音発生態様によつて利用されるかあるい
は第2の楽音発生態様によつて利用されるかを示
す。モード選択回路13から与えられる各種モー
ド信号10/7〜△ABCの状態に応じて各チヤ
ンネルタイミング信号UchT〜AchTが発生する
チヤンネルタイミングが切換えられる。この切換
えによつて、発音チヤンネルすべてを第1の楽音
発生態様のために利用するか、あるいは第1と第
2の楽音発生態様とで分割利用するかの切換え制
御が可能となる。 ウインドウ回路21は、キー走査回路11から
与えられたキーデータKDを、モード選択回路1
3から与えられる各種モード信号の状態に応じ
て、第1あるいは第2の楽音発生態様の一方に振
分けるためのものである。ノーマルモードの場合
は、すべての鍵のキーデータKDを第1の楽音発
生態様に振分けるが、自動ベースコードモードの
場合は、所定の鍵域のキーデータKDを第1の楽
音発生態様に振分け、他の鍵域のキーデータKD
を第2の楽音発生態様に振分ける。各楽音発生態
様に応じて振分けられたキーデータKDは発音割
当て制御部19に与えられ、タイミング信号発生
回路20から与えられるチヤンネルタイミング信
号UchT,LchTによつて指示されたチヤンネル
グループのいずれかに割当てられる。尚、タイミ
ング信号発生回路20から発生されるオフチヤン
ネルタイミング信号OFchTは、モード切換パル
ス△ABCにもとづいて発生されるもので、発音
割当てをクリアすべきチヤンネルを指示する。 発音割当て回路18に付随して設けられている
トランケート回路22は、最も古く離鍵されたチ
ヤンネル(トランケートすべきチヤンネル)を検
出する回路であり、最も古く離鍵されたチヤンネ
ルに対応してトランケートチヤンネル信号
TRUNを発生する。発音割当て制御部19では、
このトランケートチヤンネル信号TRUNによつ
て指定されたチヤンネルに対応して新たな押圧鍵
の発音を割当てる。 発音割当て制御部19では、キー走査回路11
から与えられたキーデータKDを新たに割当てる
べきことを決定したとき、割当てるべきチヤンネ
ルのタイミングに対応して1発のロード信号LD
(割当て命令)を発生する。同時に、発音割当て
制御部19では、ロード信号LDを発生したチヤ
ンネルに対応してキーオン信号KO1を記憶し、
出力する。 キー情報変換部23は、発音割当て回路18で
割当てたキーデータKDを複数ビツトのキーコー
ドに変換して記憶するものである。キー情報変換
部23は、各発音チヤンネルに割当てられた音の
キーコードを記憶するキーコードメモリ24を含
んでいる。キーコードメモリ24にはキー走査回
路11から走査キー表示ライン12を介してキー
コードN1〜N4,B1〜B3が与えられてお
り、発音割当て制御部19からロード信号LDが
与えられたとき、入力側に与えられているキーコ
ードN1〜B3をロード信号LDが発生したチヤ
ンネルに対応して記憶する。 また、キー情報変換部23は比較回路25を含
んでおり、走査キー表示ライン12に与えられた
走査キーを示すキーコードとキーコードメモリ2
4に記憶している割当て済みのキーコードとを比
較する。キーコードメモリ24は、発音割当て回
路18における各チヤンネルの時分割タイムスロ
ツトに同期して各チヤンネルに割当て済みのキー
コードを時分割的に出力する。この各チヤンネル
の時分割タイミングはキー走査タイミングに比べ
て高速であり、走査キー表示ライン12に1つの
キーコードN1〜B3が出力されている間に、キ
ーコードメモリ24からはすべてのチヤンネルの
キーコードが出力されるようになつている。比較
回路25は両入力のキーコードが一致すると一致
信号EQを出力し、発音割当て制御部19に供給
する。発音割当て制御部19では、この一致信号
EQの有無によつて、今、与えられているキーデ
ータKDが既に割当て済みのものであるか否かを
判断する。 キー情報変換部23において設けられているオ
クターブコード変換回路26,27は、自動ベー
スコード演奏あるいは自動アルペジヨ演奏のため
の処理の際に、キーコードのオクターブコードB
1〜B3の値を変更するためのものである。多重
化回路28はキーコードメモリ24から出力され
る各チヤンネルに割当てられたキーコードN1〜
N4,B1〜B3と、発音割当て制御部19から
出力されるキーオン信号KO1とを4ビツトのデ
ータKC1〜KC4に多重化するものである。多重
化する理由は、一点鎖線29で区切つた部分が
別々の集積回路から成るため、接続ピン数を節約
するようにしたのである。 尚、発音割当て回路18内のタイミング信号発
生回路20からは、キー走査時間を設定するクロ
ツクパルスφA,φBも発生され、キー走査回路1
1に供給される。 キー走査回路11から出力されるキーデータ
KDは和音検出制御回路30にも供給される。和
音検出制御回路30は、主に自動ベースコード演
奏における伴奏和音を検出するものであるが、多
機能を有している。和音検出制御回路30内の構
成を機能別に分けると、フインガードコードモー
ド用(FC)和音検出部31と、シングルフイン
ガモード用(SF)根音検出優先回路32と、シ
ングルフインガモード用(SF)和音種類検出部
33と、アルペジヨ用(ARP)キーデータ記憶
部34とを含む。下鍵域キーデータレジスタ35
が、FC和音検出部31、SF和音種類検出部3
3、及びARPキーデータ記憶部34によつて共
用されている。また、マイナ和音(min)メモリ
36とセブンス和音(7th)メモリ37がFC和音
検出部31とSF和音種類検出部33によつて共
用される。 FC和音検出部31は、キーデータKDのうち第
2の楽音発生態様に利用される鍵域(これを下鍵
域ということにする)における押圧キーデータの
組合せにもとづいて伴奏和音を検出し、検出した
和音の根音名を表わす根音データRTLDと、和
音種類を表わすデータminあるいは7thを出力す
る。マイナ和音のときデータminが“1”、セブ
ンス和音のときデータ7thが“1”、メジヤ和音の
ときは両データmin、7thが共に“0”である。
これらのデータmin、7thはメモリ36,37に
記憶される。 シングルフインガモード(SF)においては、
第2の楽音発生態様に利用される下鍵域(すなわ
ち伴奏用の鍵域)において、和音の根音を示す1
つの鍵を最高音(または最低音)として押圧し、
同じ鍵域のそれよりも低音側(または高音側)の
鍵の所定の押鍵(または押鍵しないこと)によつ
てメジヤ、マイナ、セブンスの和音種類を指定す
るものとしている。そのため、SF根音検出優先
回路32では、下鍵域のキーデータKDのうち最
高音(または最低音)の押圧キーデータを優先検
出し、根音データRTLDとして出力する。また、
SF和音種類検出部33では、回路32で優先検
出した最高音(または最低音)以外の押圧キーデ
ータから和音種類を検出し、メモリ36または3
7に記憶する。例えば、根音指定押圧鍵以外の白
鍵が押圧された場合はセブンス和音とし、黒鍵が
押圧された場合はマイナ和音とし、根音指定押圧
鍵以外は何も押圧されない場合はメジヤ和音とす
る。 和音検出制御回路30は、キーデータKDのう
ち下鍵域のキーデータを選択して下鍵域キーデー
タLKKDとして出力する。この下鍵域キーデー
タLKKDは下鍵域ニユーキーオン検出回路38
に供給され、下鍵域で何らかの鍵が新たに押圧さ
れたときに下鍵域ニユーキーオン信号LANKOが
該回路38から発生される。 また、和音検出制御回路30は、下鍵域キーデ
ータLKKDを記憶し、下鍵域で何らかの鍵が押
圧されているとき“1”となる下鍵域キーオン信
号LKOを発生する。この下鍵域キーオン信号
LKOは下鍵域キーオンメモリ39に記憶され、
下鍵域で何らかの鍵が押圧されているとき直流的
に“1”となる下鍵域エニーキーオン信号
LKAKOが該メモリ39から出力される。この信
号LKAKOはメモリモード(Mが“1”)のとき
は離鍵後も“1”を持続する。 自動ベースコード処理回路40は、和音検出制
御回路30で検出された根音データRTLDを記
憶しシフトする根音シフトレジスタ41と、ベー
ス音キーデータ形成回路42と、シングルフイン
ガモード用(SF)和音キーデータ形成回路43
とを含んでいる。根音シフトレジスタ41は、根
音名のタイミングに対応して発生する根音データ
RTLDを順次シフトし、各シフトステージから
根音に対する所定音程度数の音(従音)のタイミ
ングデータを出力する。ベース音キーデータ形成
回路42では、根音シフトレジスタ41の出力と
和音種類データmin、7th、及びベースパターン
データBassPTにもとづいて、ベースパターンデ
ータBassPTが示す音程度数に相当する音名のタ
イミングデータすなわちベース音キーデータKP
を発生すると共に、そのベース音のオクターブコ
ードB1′〜B3′を発生する。また、ベースパタ
ーンデータBassPTの発生タイミングに対応して
ベース音の発音タイミングを示すベースタイミン
グ信号BTを発生する。SF和音キーデータ形成回
路43では、根音シフトレジスタ41の出力と和
音種類データmin、7thにもとづいて、和音の根
音と従音(和音構成音)の音名を示すタイミング
データ(シングルフインガ和音キーデータ
SFKL)を発生する。 和音検出制御回路30内のアルペジヨ用
(ARP)キーデータ記憶部34は、フインガード
コードモード(FC)あるいはシングルフインガ
モード(SF)による伴奏和音の構成音の各キー
データを記憶し、このキーデータAKDをアルペ
ジヨ音キーデータ形成回路44に供給する。アル
ペジヨ音キーデータ形成回路44では、アルペジ
ヨパターンデータArpPTによつて指定された音
高順位の音を和音構成音キーデータAKDの中か
ら探し出し、探し出した音名のタイミングに対応
してアルペジヨ音キーデータKAを発生すると共
に、そのアルペジヨ音のオクターブコードB1″
〜B3″を出力する。また、アルペジヨパターン
データArpPTの発生タイミングに対応してアル
ペジヨ音の発音タイミングを示すアルペジヨタイ
ミング信号ATを出力する。また、アルペジヨパ
ターンデータArpPTによつて指定された音高順
位の音を探し出すために、キー情報変換部23の
比較回路25から出力される一致信号EQがアル
ペジヨ音キーデータ形成回路44で利用される。 シングルフインガ和音キーデータSFKL、ベー
ス音キーデータKP、アルペジヨ音キーデータ
KAにおける各音名のタイミングは、キー走査回
路11から出力されるキーデータKDのタイミン
グと一致している。自動的に形成されたこれらの
キーデータSFKL,KP,KAは発音割当て回路1
8に供給され、第2の楽音発生態様のための発音
チヤンネルグループに割当てられる。ベース音の
オクターブコードB1′〜B3′及びアルペジヨ音
のオクターブコードB1″〜B3″はオクターブコ
ード変換回路26に供給され、ライン12の走査
キーのオクターブコードB1〜B3に代わつてキ
ーコードメモリ24に供給される。また、シング
ルフインガモード(SF)の場合も、シングルフ
インガモード信号SFにもとづいてオクターブコ
ード変換回路26で独自のオクターブコードが形
成され、ライン12の走査キーのオクターブコー
ドに代わつてキーコードメモリ24に供給され
る。 ベースパターンデータBassPT及びアルペジヨ
パターンデータArpPTは、オートリズム装置4
5内のパターン発生回路46から発生される。オ
ートリズム装置45は、多数のリズム選択スイツ
チ(図示せず)とパターン選択スイツチ(図示せ
ず)を具えており、選択されたリズム及びパター
ンに応じて所定のベースパターンデータ
BassPT、アルペジヨパターンデータArpPT、
及びコード(和音)発音タイミングパターンパル
スCTをパターン発生回路46から発生する。ま
た、選択されたリズムに対応してリズム音信号
R.TONEを発生する。また、オートリズム装置
45は、リズムが動いているか否かを示すリズム
ラン信号RUNを発生する。RUNメモリ47に
“1”がセツトされているときオートリズム装置
45は動いており、リズム音信号R.TONEやパ
ターンデータBassPT,ArpPT,CTを発生し得
る状態となつている。このとき、RUNメモリ4
7から出力されるリズムラン信号RUNは“1”
である。RUNメモリ47がリセツトされると、
オートリズム装置45は止まり、リズム音信号
R.TONEやパターンデータBassPT,ArpPT,
CTは発生されない。RUNメモリ47は、リズム
スタートスイツチSTRTがオンされたとき、あ
るいはシンクロスタートスイツチSYNCがオンで
伴奏用の下鍵域で何らかの鍵が押されたとき、オ
ア回路48からの信号“1”によりセツトされ
る。シンクロスタートスイツチSYNCの出力はア
ンド回路49に加わり、このアンド回路49の他
の入力には下鍵域キーオンメモリ39からの下鍵
域エニーキーオン信号LKAKOが加わる。シンク
ロスタートとは、鍵の押し始に同期してリズムを
スタートさせることである。パターンデータ
BassPT,ArpPT,CTが発生されるには、単に
RUNメモリ47がセツトされているだけでは不
十分であり、何らかのリズムが選択されていなけ
ればならない。 RUNメモリ47は、モード切換パルス△ABC
によつて一旦リセツトされる。リズムスタートス
イツチSTRTがオンの場合は、パルス△ABCが
消去したとき再びセツトされるので、モード切換
パルス△ABCが発生している間だけリズム及び
自動演奏パターンが止まる。シンクロスタートス
イツチSYNCがオンの場合は、パルス△ABCの
消去後に下鍵域の鍵が最初に押圧されたときに再
びセツトされる。RUNメモリ47がリセツトさ
れているとき()あるいはリズムが全く選
択されていないときにリズムストツプ信号RSTP
がオートリズム装置45から発生される。このリ
ズムストツプ信号RSTPは、自動ベースコード演
奏制御のために利用される。 多重化回路28は、各チヤンネルに割当てられ
たキーコードN1〜B3及びキーオン信号KO1
のみならず、モード選択回路13から出力される
自動ベースコードモード信号ABC等、制御用の
信号類も多重化して出力する。 復調回路50は多重化回路28から送出された
多重化データKC1〜KC4からキーコードN1〜
B3、キーオン信号KO1、自動ベースコードモ
ード信号ABC等を別々に取出す回路である。復
調回路50から取出されたキーコードN1〜B3
は楽音発生回路51に供給される。楽音発生回路
51は、各チヤンネルに対応して楽音発生系列
ch1〜ch10を具えており、復調回路50から
与えられる各チヤンネルのキーコードN1〜B3
をそのチヤンネルに対応する楽音発生系列ch1
〜ch10に分配し、各楽音発生系列ch1〜ch1
0では分配されたキーコードN1〜B3に対応す
る音高の楽音信号を発生する。タイミング信号発
生部52は、復調回路50から与えられる基準パ
ルスSYにもとづいてタイミングパルスφA′,
φB′,FB0〜FB10を発生する。タイミングパ
ルスFB0〜FB10は復調回路50から出力され
る各チヤンネルのキーコードN1〜B3を楽音発
生回路51の各楽音発生系列ch1〜ch10に分
配するために該楽音発生回路51で利用される。
楽音制御回路53は、復調回路50から取出され
たキーオン信号KO1や自動ベースコードモード
信号ABC等にもとづいて、楽音振幅エンベロー
プ制御用のアタツク信号AT、デイケイ信号DC
や自動ベースコードモード信号ABC*あるいは
モード切換パルス△ABC*を発生し、更に音色
選択信号TCを発生する。楽音発生回路51では、
楽音制御回路53から発生された信号に従つて楽
音振幅エンベロープや音色を制御する。尚、モー
ド切換パルス△ABC*はモード切換制御回路1
5から発生されるモード切換パルス△ABCとほ
ぼ同様なパルスであり、配線数の節約のためにパ
ルス△ABCを楽音発生回路51まで持つて来ず
に、モード信号ABCにもとづいてモード切換パ
ルス△ABC*をあらためて作り直しているので
ある。 楽音制御回路53内にはキーオン立上りパルス
発生回路54を含んでおり、キーオン信号KO1
の立上り時に一定時間幅のキーオン立上りパルス
KO2を発生する。このキーオン立上りパルス
KO2にもとづいてアタツク信号ATを短時間だ
け発生させることにより楽音発生回路51におい
てパーカツシブ型の振幅エンベロープを付与した
楽音を発生させる。キーオン立上りパルス発生回
路54では、モード切換パルス△ABC*が発生
しているときはキーオン立上りパルスKO2の発
生を禁止するようにしている。これは、モードの
切換えによつて押鍵中の音が別の発音チヤンネル
に割当て変更されることにより、実際は鍵の押し
始めでないのに偽のキーオン立上りパルスKO2
が発生されることがあるため、この偽のキーオン
立上りパルスKO2を禁止して、パーカツシブ型
エンベロープの音が二重に発生されることのない
ようにするためである。 楽音発生回路51から発生された楽音信号及び
オートリズム装置45から発生されたリズム音信
号R.TONEはサウンドシステム55に供給され、
発音される。 尚、第1図においては、この実施例の電子楽器
の各部回路の大まかな配線のみが示されているだ
けであり、実際は更に多数の信号類が各部回路の
間で送受される。その詳細は第2図以降に示す各
部の詳細図において明らかになる。 クロツクパルスの説明 第1図の発音割当て回路18内のタイミング信
号発生回路20の詳細例は第2図に示されてい
る。このタイミング信号発生回路20はチヤンネ
ルタイミング信号UchT〜AchTのみならず、キ
ー走査用のクロツクパルスφA,φBも発生する。 第2図において、イニシヤルクリア信号ICは
遅延フリツプフロツプ56とアンド回路57に加
わり、遅延フリツプフロツプ56の出力がインバ
ータ58で反転されてアンド回路57の他の入力
に加わる。イニシヤルクリア信号ICは、電子楽
器の電源を投入したときに一定時間の間“1”に
立上る信号である。遅延フリツプフロツプ56は
システムクロツクパルスφによつて駆動される。
システムクロツクパルスφは第3図に示すように
2相クロツクパルスφ1,φ2から成るものであり、
データを取り込むタイミングはパルスφ1に従い、
取り込んだデータを出力するタイミングはパルス
φ2に従う。このシステムクロツクパルスφの1
周期分の時間を以下では1ビツトタイムという。
遅延フリツプフロツプ56、アンド回路57、イ
ンバータ58は微分回路を構成しており、イニシ
ヤルクリア信号ICの立上り(電源投入)に応答
して1ビツトタイム幅のパルスIC′をアンド回路
57から出力する(第3図参照)。 アンド回路57の出力パルスIC′はオア回路5
9を介して11ステージ/1ビツトのシフトレジス
タ60に入力されると共にフリツプフロツプ61
のセツト入力sに加わる。フリツプフロツプ61
はシステムクロツクパルスφに同期して駆動され
るもので、パルスφ1のタイミングでS入力ある
いはT入力の信号を取り込み、入力信号にもとづ
いて設定された状態を示す信号をパルスφ2のタ
イミングで出力する。フリツプフロツプ61の出
力Qはセツト入力sに加わるパルスIC′よりも1
ビツトタイム遅れて“1”に立上る(第3図の6
1−Q参照)。 シフトレジスタ60は1ビツトタイム幅のパル
スIC′をシステムクロツクパルスφに従つて順次
シフトする。第1ステージQ1から第10ステージ
Q10の出力はノア回路62に加わり、ノア回路
62の出力がオア回路59を介してシフトレジス
タ60に戻されると共にフリツプフロツプ61の
T入力に加わる。シフトレジスタ60の最終ステ
ージQ11に“1”がシフトされてきたとき、そ
の前のステージQ1〜Q10の出力は“0”であ
り、ノア回路62の出力が“1”となる。そのと
きノア回路62の出力“1”がシフトレジスタ6
0の第1ステージQ1に取り込まれ、その次のタ
イミングで第1ステージQ1の出力が“1”とな
る。従つて、シフトレジスタ60では単一の信号
“1”が常に循環し、順送りにシフトされる。
“1”が出力されるシフトレジスタ60のステー
ジQ1〜Q11の番号1〜11を第3図の60−
Qに示す。 フリツプフロツプ61はノア回路62から
“1”が出力される毎に状態を反転する。このフ
リツプフロツプ61の出力Q,61−Qが反転す
るのは、ノア回路62の出力“1”すなわちシフ
トレジスタ60の第11ステージQ11の出力
“1”の1ビツトタイム後である。従つて、フリ
ツプフロツプ61の出力Qは第3図の61−Qに
示すようにデユーテイ1/2の繰返しパルスとなる。
フリツプフロツプ61の出力Qはノア回路63に
加わり、この出力Qをインバータ64で反転した
信号がノア回路65に加わる。ノア回路63,6
5の他の入力にはシフトレジスタ60の第11ステ
ージQ11の出力が加わる。ノア回路63からは
第3図に示すような22ビツトタイム周期のクロツ
クパルスφBが出力され、ノア回路65からは第
3図に示すような22ビツトタイム周期のクロツク
パルスφAが出力される。この2相のクロツクパ
ルスφA,φBはキー走査用のクロツクパルスとし
て利用される。2層クロツクパルスとして対で利
用されるとき、これらのパルスφA,φBをφABと表
示する。クロツクパルスφBの立上りから次の立
上り直前までの22ビツトタイムを1キー時間とい
うことにする。 また、フリツプフロツプ61の出力Q,61−
Qは、後半期間信号H2としてタイミング信号発
生回路20から出力される。この後半期間信号H
2は1キー時間の後半の11ビツトタイムの間
“1”となる。更に、フリツプフロツプ61の出
力Qはアンド回路66に加わる。アンド回路66
の他の入力にはシフトレジスタ60の第11ステー
ジQ11の出力が加わる。従つて、第3図の61
−Qが“1”で、60−Qが「11」のタイミング
のときアンド回路66の条件が成立し、遅延フリ
ツプフロツプ67に“1”が入力される。遅延フ
リツプフロツプ67はシステムクロツクパルスφ
に従つて入力信号を1ビツトタイム遅延し、信号
S1として出力する。従つて、信号S1は、第3
図に示すように1キー時間の最初の1ビツトタイ
ムに対応して繰返し発生する。 モード選択回路13の詳細 第1図におけるモード選択回路13の詳細例は
第4図に示されている。第4図において、ラツチ
装置14は各スイツチ10/7−SW,M−SW,
FC−SW,SF−SWに対応するラツチ回路14−
1,14−2,14−3,14−4を具えてい
る。各ラツチ回路14−1乃至14−4の内部構
成はほぼ同一であるので、ラツチ回路14−1に
ついてのみ参照符号を付けて説明する。 ラツチ回路14−1において、スイツチ10/
7−SWの出力はアンド回路68に加わり、アン
ド回路68の出力はオア回路69を介して遅延フ
リツプフロツプ70に取り込まれる。アンド回路
68の他の入力には、比較的周期の長い走査サイ
クルパルス4.5Mが加えられる。後述するように、
このパルス4.5Mは、キー走査回路11(第1図)
から1走査サイクルに対応して発生されるもの
で、1キー時間のパルス幅をもち、パルス発生周
期は4.5ミリ秒である。遅延フリツプフロツプ7
0の出力はアンド回路71、オア回路69を介し
て自己保持される。アンド回路71の他の入力に
はノア回路72の出力が加わる。このノア回路7
2の出力はイニシヤルクリア信号ICが発生して
いるときあるいは走査サイクルパルス4.5Mが発
生したとき“0”となり、上記自己保持を禁止す
るが、それ以外のときは自己保持を可能にする。
従つて、走査サイクルパルス4.5Mが発生する毎
にスイツチ10/7−SWの状態が遅延フリツプ
フロツプ70に取り込まれ、次にパルス4.5Mが
発生するまで記憶保持される。このように、低速
の(4.5ms周期の)パルス4.5Mに従つてスイツ
チ出力をラツチするようにした理由は、スイツチ
のチヤタリングを除去するためである。 スイツチFC−SW及びSF−SWに対応するラツ
チ回路14−3及び14−4では、スイツチ出力
をラツチする遅延フリツプフロツプの入力信号と
出力信号とを入力した排他オア回路73,74を
夫々具えている。この排他オア回路73,74は
フインガードコードモード選択スイツチFC−SW
あるいはシングルフインガモード選択スイツチ
SF−SWが、オンからオフへ、あるいはオフから
オンへ、切換わつたことを検出するためのもので
ある。例えば、スイツチFC−SWがオフからオン
へ切換つた場合、オンを示すスイツチ出力“1”
を取込むパルス4.5Mの発生タイミングにおいて、
ラツチ回路14−3の遅延フリツプフロツプ75
の入力側には信号“1”が現われ、遅延フリツプ
フロツプ75の出力側には直前のオフ状態を示す
信号“0”が現われる。従つて、排他オア回路7
3の出力信号△FCが1キー時間の間だけ“1”
となる。その逆の場合も同様である。すなわちス
イツチFC−SWがオンからオフへ切換つた場合は
遅延フリツプフロツプ75の入力側が“0”、出
力側が“1”で、排他オア回路73の出力信号△
FCが“1”となる。同様に、スイツチSF−SW
がオンからオフ、あるいはオフからオンに切換つ
た場合は、パルス4.5Mの発生タイミングに対応
して排他オア回路74の出力△SFが1度だけ
“1”となる。 ラツチ回路14−1のラツチ出力は、利用チヤ
ンネル選択スイツチ10/7−SWのオン・オフ
状態を示すチヤンネルモード信号10/7として
出力される。このチヤンネルモード信号10/7
が“0”のときは10チヤンネル全部が楽音発生に
利用され、“1”のときは所定の7チヤンネルだ
けが楽音発生に利用される。 ラツチ回路14−3の遅延フリツプフロツプ7
5にラツチした信号は、自動ベースコード演奏の
フインガードコードモード(FC)が選択されて
いるか否かを示すフインガードコードモード信号
FCとして出力される。ラツチ回路14−4の遅
延フリツプフロツプにラツチした信号は、自動ベ
ースコード演奏のシングルフインガモード(SF)
が選択されているか否かを示すシングルフインガ
モード信号SFとして出力される。 ラツチ回路14−2の遅延フリツプフロツプに
ラツチした信号は、メモリ機能選択スイツチM−
SWのオン・オフ状態を示す信号としてモード切
換制御回路15のアンド回路76に加えられる。
このスイツチM−SWの出力を出す信号と自動ベ
ースコードモード信号ABC及びリズムラン信号
RUN及び下鍵域キーオン信号LKOにもとづいて
メモリモード信号Mが発生される。 モード切換制御回路15における回路77は、
変化検出信号△FCあるいは△SFが発生したとき
一定時間の間“0”となる信号△を発生する回
路である。前述のように、スイツチFC−SWある
いはSF−SWが切換つたとき、パルス4.5Mの発
生タイミングに対応して変化検出信号△FCある
いは△SFが“1”となる(第5図参照)。変化検
出信号△FCあるいは△SFが“1”となると、オ
ア回路78,79を介してフリツプフロツプ80
がリセツトされる。フリツプフロツプ80は、ク
ロツクパルスφAのタイミングで入力を取り込み、
クロツクパルスφBのタイミングで状態を決定す
る。従つて、フリツプフロツプ80の出力Qは第
5図の80−Qに示すように、信号△FCあるい
は△SFより1キー時間遅れて“0”に立下る。
同時に、フリツプフロツプ80の反転出力は
“1”に立上る。この反転出力はアンド回路8
1に加わる。アンド回路81の他入力には走査サ
イクルパルス4.5Mが加えられる。従つて、次の
走査サイクルパルス4.5Mの発生時に、フリツプ
フロツプ80のT入力に対してアンド回路81か
ら“1”が供給され、その1キー時間後にフリツ
プフロツプ80の状態が反転し、出力Q(第5図
の80−Q)が“1”に立上る。以後は、フリツ
プフロツプ80の反転出力は“0”となるので
アンド回路81は動作せず、信号△FCあるいは
△SFによつて再びリセツトされるまでフリツプ
フロツプ80の状態は変化しない。 フリツプフロツプ80の出力Qはアンド回路8
2に加わり、アンド回路82の出力はノア回路8
4に加わる。また、オア回路79の出力はインバ
ータ83で反転されてアンド回路82に加わる一
方、ノア回路85にも加わる。ノア回路84と8
5はフリツプフロツプになつており、ノア回路8
5の出力がSF/FCモード切換信号△として出
力される。信号△FCあるいは△SFが“1”に立
上る前はアンド回路82の条件が成立しており、
アンド回路82の出力“1”、ノア回路84の出
力“0”、オア回路79の出力“0”により、ノ
ア回路85の出力信号△は“1”となつてい
る。 信号△FCあるいは△SFが“1”となるとノア
回路85の入力が“1”となり、出力信号△が
“0”に立上る。信号△FCあるいは△SFが“0”
に立上ると同時にフリツプフロツプ80の出力Q
が“0”に立下るので、アンド回路82の出力は
“0”のままであり、ノア回路85の出力信号△
Fは“0”を維持する。次の走査サイクルパルス
4.5Mの到来によつてフリツプフロツプ80が反
転すると、アンド回路82の出力は“1”とな
り、ノア回路85の出力信号△は“1”に立上
る。従つて、第5図に示すように、信号△は
「4.5ms+α」但しαは1キー時間)の間だけ
“0”に立下る。 この信号△が「4.5ms+α」の間“0”に
立下るのは、変化検出信号△FCあるいは△SFが
発生したときであり、これは次の場合である。自
動ベースコードモードからノーマルモードに切換
わつた場合(スイツチFC−SW及びSF−SWが共
にオフになつた場合)、あるいは、その逆の場合
(スイツチFC−SWあるいはSF−SWがオンに切
換つた場合)、あるいは、自動ベースコードモー
ドにおいてフインガードコードモードからシング
ルフインガモードに切換つた場合あるいはその逆
の場合、である。この信号△は和音検出制御回
路30(第1図)において和音の記憶をクリアす
るために使用される。単に自動ベースコードモー
ドからノーマルモードに切換わつた場合(あるい
はその逆)に限らず、自動ベースコードモード内
でのモードの切換時(FCからSF、あるいはその
逆)にも信号△が“0”に立下るようにした理
由は、鍵押圧状態が同じでもフインガードコード
モードとシングルフインガモードとでは和音が異
なることがあるからである。 尚、ノア回路85の出力はインバータ86で反
転され、オア回路87に加わる。オア回路87の
出力はモード切換パルス△ABCとして利用され
る。従つて、信号△が“0”に立下つたとき、
この信号△と同じ時間幅(4.5ms+α)でモ
ード切換パルス△ABCが発生する。しかし、こ
の信号△に対応して発生するパルス△ABCは
本来のモード切換パルス△ABCよりもはるかに
短いパルスである。本来のモード切換パルス△
ABCは次のようにして発生される。 ラツチ回路14−3あるいは14−4から出力
されたフインガードコードモード信号FCあるい
はシングルフインガモード信号SFはオア回路8
8に入力される。オア回路88の出力は、自動ベ
ースコードモード(FCあるいはSFのどちらか一
方)のとき“1”、ノーマルモードのとき“0”
である。オア回路88の出力は遅延フリツプフロ
ツプ89で1キー時間遅延されて排他オア回路9
0に加わる。排他オア回路90の他の入力にはオ
ア回路88の出力が直接加わる。従つて、自動ベ
ースコードモードからノーマルモードに(あるい
はその逆に)変化したとき、排他オア回路90か
ら1キー時間幅の変化検出パルス△ABC′が発生
される。この変化検出パルス△ABC′の発生タイ
ミングは、第5図に示すように、走査サイクルパ
ルス4.5Mよりも1キー時間遅れている。これは、
ラツチ回路14−3,14−4内の遅延フリツプ
フロツプの存在により、パルス4.5Mのタイミン
グよりも1キー時間遅れて信号FCあるいはSFが
変化するからである。 排他オア回路90から出力された変化検出パル
ス△ABC′によつてフリツプフロツプ91がセツ
トされると共にカウンタ92がリセツトされる。
フリツプフロツプ91は前記フリツプフロツプ8
0と同様にクロツクパルスφABによつて制御され、
入力と出力との間に1キー時間の遅れがある。従
つて、フリツプフロツプ91の出力Qは第5図の
91−Qに示すように、セツト入力Sに加わる変
化検出パルス△ABC′の立上りから1キー時間遅
れて“1”に立上る。このフリツプフロツプ91
の出力Q,91−Qがオア回路87を経由し、モ
ード切換パルス△ABCとして出力される。 カウンタ92のカウント入力Tにはアンド回路
93を介して走査サイクルパルス4.5Mが加えら
れる。また、カウンタ92の制御クロツクパルス
として2相クロツクパルスφABが加えられている。
カウンタ92はクロツクパルスφAのタイミング
でカウント入力Tの信号を取り込み、取り込んだ
信号が“1”であれば1カウントアツプし、その
カウント結果をクロツクパルスφBのタイミング
で出力する。3ビツトバイナリカウンタ92の出
力Q1〜Q3はアンド回路94に入力される。ア
ンド回路94の残りの入力には変化検出パルス△
ABC′をインバータ95で反転した信号が加わ
る。アンド回路94の出力はフリツプフロツプ9
1のリセツト入力Rに加わると共にインバータ9
6で反転されてアンド回路93に加わる。 変化検出パルス△ABC′が発生したときカウン
タ92はリセツトされ、その計数値は第5図の9
2−Qに示すように0になる。以後、走査サイク
ルパルス4.5Mが発生する毎にカウンタ92はカ
ウントアツプされ、計数値が10進の「7」になる
と2進出力Q1〜Q3がすべて“1”となり、ア
ンド回路94の条件が成立する。これによりフリ
ツプフロツプ91がリセツトされると共に、アン
ド回路93が不動作となり、計数が停止される。
従つて、フリツプフロツプ91の出力Qは走査サ
イクルパルス4.5Mの7周期分の時間(4.5ms×
7=31.5ms)だけ“1”となる。従つて、フリ
ツプフロツプ91の出力Qに対応してオア回路8
7から出力されるモード切換パルス△ABCのパ
ルス幅は少くとも31.5msの幅をもつ。ところ
で、排他オア回路90から変化検出パルス△
ABC′が出力される直前には信号△FCあるいは△
SFが必らず発生するので、フリツプフロツプ9
1の出力Qが“1”に立上る2キー時間前に信号
△Fが“0”に立下り、この信号△をインバー
タ86で反転した信号にもとづいてオア回路87
の出力△ABCが“1”に立上る。従つて、第5
図に示すように、実際のモード切換パルス△
ABCはフリツプフロツプ91の出力Qよりも2
キー時間前に立上るので、そのパルス幅は31.5m
s+2α(αは1キー時間)である。 ノア回路97と98はフリツプフロツプを構成
しており、自動ベースコードモード信号ABCは
ノア回路97から出力される。カウンタ92の2
ビツト目と3ビツト目の出力Q2,Q3がオア回
路99を介してアンド回路100に加わり、アン
ド回路100の他の入力には変化検出パルス△
ABC′を反転するインバータ95の出力が加わ
る。アンド回路100の出力はアンド回路101
及び102に加わる。遅延フリツプフロツプ89
の出力は、フインガードコードモード(FC)あ
るいはシングルフインガモード(SF)のときす
なわち自動ベースコードモードのとき“1”であ
り、この出力がアンド回路102に加わると共に
インバータ103で反転されてアンド回路101
に加わる。 ノーマルモードから自動ベースコードモードに
切換つたとき、すなわちスイツチFC−SWとSF
−SWが共にオフであつた状態からどちらか一方
がオンに切換つたとき、排他オア回路90から変
化検出パルス△ABC′が発生され、その1キー時
間後に遅延フリツプフロツプ89の出力が“1”
に立上る。パルス△ABC′が“1”になつたとき
アンド回路100の出力(第5図の100参照)
は“0”に立下る。パルス△ABC′によつてカウ
ンタ92がリセツトされるとオア回路99の出力
は“0”になるので、アンド回路100の出力は
パルス△ABC′が消去した後も“0”のままであ
る。カウンタ92の計数値が2以上になると出力
Q2あるいはQ3が“1”となるので、アンド回
路100の出力は“1”に立上る。アンド回路1
00の出力が“0”となつている時間はパルス
4.5Mの2周期分の時間(4.5ms×2=9ms)
である。従つて、モードが切換つた時から9ms
の間アンド回路101,102が不動作となり、
フリツプフロツプ97,98の状態が変化するの
が抑止される。アンド回路100の出力が“1”
に立上ると、遅延フリツプフロツプ89からの信
号“1”によつてアンド回路102の条件が成立
し、ノア回路98に“1”が入力される。一方、
アンド回路101の条件は成立せず、ノア回路9
7には“0”が入力される。これによりノア回路
97の出力すなわち自動ベースコードモード信号
ABCは“1”に立上る(第5図参照)。自動ベー
スコードモードからノーマルモードに切換わる場
合も同様に、9msの遅延の後にフリツプフロツ
プ97,98の状態が反転し、実際の切換え時か
ら9ms遅れて信号ABCが“0”に立下る。 ラツチ回路14−2から出力されたメモリ機能
選択スイツチM−SWのオン・オフ状態を示す信
号は、アンド回路76,104,105、オア回
路106を介して遅延フリツプフロツプ107に
記憶される。アンド回路104は取り込み用であ
り、アンド回路105は自己保持用である。アン
ド回路76の他の入力にはノア回路97から出力
される自動ベースコードモード信号ABCが与え
られる。アンド回路104にはアンド回路76の
出力のほかに、オートリズム装置45(第1図)
から与えられるリズムラン信号RUNと和音検出
制御回路30(第1図)から与えられる下鍵域キ
ーオン信号LKOが入力される。アンド回路10
4の出力がオア回路106を介して遅延フリツプ
フロツプ107に取り込まれ、この遅延フリツプ
フロツプ107の出力がアンド回路105を介し
て自己保持される。遅延フリツプフロツプ107
の出力がメモリコード信号Mとなる。 自動ベースコード演奏が選択されているときに
(ABCが“1”)、メモリ機能選択スイツチM−
SWがオンするとアンド回路76の条件が成立す
る。このとき、オートリズムが動作中であり
(RUNが“1”)かつ所定の下鍵域で何らかの鍵
が押圧されると(LKOが“1”)、アンド回路1
04の条件が成立し、遅延フリツプフロツプ10
7に“1”が記憶される(メモリモード信号Mが
“1”となる)。 自己保持用のアンド回路105には、遅延フリ
ツプフロツプ107の出力のほかに、アンド回路
76の出力、リズムラン信号RUN、及びSF/
FCモード切換信号△が入力される。従つて、
スイツチM−SWがオフされたとき、あるいは自
動ベースコードモードがオフになつたとき
(ABCが“0”)、あるいはオートリズムが止つた
とき(RUNが“0”)、あるいはフインガードコ
ードモードまたはシングルフインガモードに変化
があつたとき(△が“0”)、アンド回路105
が動作不可能となり、メモリモード信号Mがクリ
アされる。 鍵盤及び発音チヤンネルの使い分けについて この実施例で使用する鍵盤は、鍵C2からC7ま
での61鍵が一列に(一段に)並んでいるものであ
る。この鍵盤における鍵域の使い分け方を第1表
に示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも14個の鍵を有する鍵盤部と、 前記鍵盤部で押圧されている鍵のうち所定の優
先順位に従つて単一の鍵を根音指定鍵として検出
する根音検出手段と、 前記鍵盤部における鍵の押圧状態に基づき和音
の種類を指示するものであつて、 (a) 前記根音指定鍵以外の押圧鍵が存在していな
い、 (b) 前記根音指定鍵以外の白鍵が押圧されてい
る、 (c) 前記根音指定鍵以外の黒鍵が押圧されてい
る、 (d) 前記根音指定鍵以外の白鍵と黒鍵の両方が押
圧されている、 の4種類の鍵押圧状態のいずれであるかを検出
し、この検出に基づきメジヤ、マイナ、セブン
ス、マイナセブンス等のような4つの和音種類の
うちの1つを指示する和音種類指示手段と、 前記根音検出手段で検出された根音名と前記和
音種類指示手段で指示された和音種類とによつて
定まる和音に関連する楽音信号を形成する楽音形
成手段と を具える電子楽器。 2 14以上の鍵を含む伴奏用鍵域と複数の鍵を含
むメロデイ用鍵域とからなる1段鍵盤構成の鍵盤
部と、 前記伴奏用鍵域で押圧されている鍵のうち所定
の優先順位に従つて単一の鍵を根音指定鍵として
検出する根音検出手段と、 前記伴奏用鍵域における鍵の押圧状態に基づき
和音の種類を指示するものであつて、 (a) 前記根音指定鍵以外の押圧鍵が存在していな
い、 (b) 前記根音指定鍵以外の白鍵が押圧されてい
る、 (c) 前記根音指定鍵以外の黒鍵が押圧されてい
る、 (d) 前記根音指定鍵以外の白鍵と黒鍵の両方が押
圧されている、 の4種類の鍵押圧状態のいずれであるかを検出
し、この検出に基づきメジヤ、マイナ、セブン
ス、マイナセブンス等のような4つの和音種類の
うちの1つを指示する和音種類指示手段と、 前記根音検出手段で検出された根音名と前記和
音種類指示手段で指示された和音種類とによつて
定まる和音に関連する楽音信号を形成する伴奏用
楽音形成手段と、 前記メロデイ用鍵域で押圧された鍵に関連する
楽音信号を形成するメロデイ用楽音形成手段と を具える電子楽器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5920781A JPS57694A (en) | 1981-04-21 | 1981-04-21 | Electronic musical instrument |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5920781A JPS57694A (en) | 1981-04-21 | 1981-04-21 | Electronic musical instrument |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57694A JPS57694A (en) | 1982-01-05 |
| JPS6322318B2 true JPS6322318B2 (ja) | 1988-05-11 |
Family
ID=13106724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5920781A Granted JPS57694A (en) | 1981-04-21 | 1981-04-21 | Electronic musical instrument |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57694A (ja) |
-
1981
- 1981-04-21 JP JP5920781A patent/JPS57694A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57694A (en) | 1982-01-05 |
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