JPS6262358B2 - - Google Patents
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- JPS6262358B2 JPS6262358B2 JP55057715A JP5771580A JPS6262358B2 JP S6262358 B2 JPS6262358 B2 JP S6262358B2 JP 55057715 A JP55057715 A JP 55057715A JP 5771580 A JP5771580 A JP 5771580A JP S6262358 B2 JPS6262358 B2 JP S6262358B2
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- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/18—Selecting circuits
- G10H1/183—Channel-assigning means for polyphonic instruments
- G10H1/187—Channel-assigning means for polyphonic instruments using multiplexed channel processors
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Description
この発明は、楽音発生チヤンネルの楽音発生態
様を演奏モードに応じて変更することにより楽音
発生チヤンネルを有効利用し得るようにした電子
楽器において、特定の楽音発生態様で(例えばメ
ロデイ演奏として)演奏される楽音の中の所定の
音(例えば最高音あるいは最低音)を検出し、検
出した音に対応する楽音を別の楽音発生態様で更
に発音するようにしたことに関し、特に、演奏モ
ードの変更に対応して前記所定の音の検出を有効
に行い得るようにしたことに関する。 一般にメロデイ演奏に使用されることが多い上
鍵盤と、一般に伴奏演奏に使用されることが多い
下鍵盤とを具える電子楽器にあつては、上鍵盤音
と下鍵盤音の音色を異ならせるのが普通であり、
そのために上鍵盤用の複数の楽音発生チヤンネル
と下鍵盤用の複数の楽音発生チヤンネルとを夫々
独立に構成しなければならない。そのようなタイ
プの電子楽器としては、例えば特願昭52−93992
号(特開昭54−28614号)に開示されたものが知
られている。上鍵盤用及び下鍵盤用の楽音発生チ
ヤンネル数は同時最大発音数(例えば10前後)に
見合つた数だけ夫々設けなければならない。これ
は、上鍵盤のみを両手で演奏したり、あるいは下
鍵盤のみを両手で演奏したりすることがあるため
である。しかし、上鍵盤と下鍵盤を使用した一般
的な演奏形態においては、上鍵盤を用いて一方の
手(右手)でメロデイ演奏を行い、下鍵盤を用い
て他方の手(左手)で伴奏演奏を行うものであ
る。その場合、上鍵盤用楽音発生チヤンネル及び
下鍵盤用楽音発生チヤンネル共、実際に利用され
る楽音発生チヤンネル数は全チヤンネル数よりも
かなり少なくなり(夫々1乃至3チヤンネル程
度)、多くの利用されない発音チヤンネルが無駄
となる。 他方、鍵盤を一段しか持たない電子楽器におい
ても鍵域分割によつて高音側鍵域でメロデイを演
奏し低音側鍵域で伴奏を演奏し、夫々を異なる音
色で発音することが実施されている。その種の電
子楽器においては、メロデイ及び伴奏に夫々対応
して複数の楽音発生チヤンネルを夫々独立に設け
ているが、各々のチヤンネル数はそれほど多くな
いのが普通である。これは、利用されない楽音発
生チヤンネルが生じる無駄を防ぐためである。し
かし、予定された演奏態様(例えばメロデイは1
音、伴奏は同時に3音)の枠を外れて、自由な演
奏(例えばメロデイ音色で同時に多数の音を演奏
する)を行おうとする場合、限られた少数のメロ
デイ用楽音発生チヤンネルしかない電子楽器にお
いては演奏が不可能となるという不都合が生じ
る。 上述の点に鑑みて、楽音発生チヤンネルと鍵域
(あるいは鍵盤)との関係を固定せずに、その関
係を演奏モードに応じて変更し得るようにし、楽
音発生チヤンネルすべてを全鍵域によつてメロデ
イ音発生のために利用したりあるいは楽音発生チ
ヤンネルをメロデイ音(特定鍵域音)と伴奏音
(別の鍵域の音)とで分けて利用する等の変更が
できるようにした電子楽器が先行出願(特願昭54
−112580号あるいは特願昭55−8607号)において
提案されている。この先行出願に示された電子楽
器によれば、楽音発生チヤンネルを有効利用する
ことができるという優れた利点があるが、メロデ
イ音の中の所定の1音(例えば最高音)を検出し
て主たる楽音発生チヤンネルとは別の特殊楽音発
生系で本来のメロデイ音色とは異なつた音色で発
音させることによりメロデイ演奏を強調する機能
を追加する場合において次のような問題を考慮し
なければならない。 特殊楽音発生系においてメロデイ音の中の所定
の1音(例えば最高音)を検出する場合、メロデ
イ用の楽音発生チヤンネルに割当てられている音
(すなわちメロデイ音)を示す情報を取り入れて
その中から所定の1音(最高音)を検出しなけれ
ばならないのであるが、上述のように演奏モード
によつてメロデイ用の楽音発生チヤンネルの範囲
が変更されるので、常に演奏モードを考慮して上
述の検出動作を行わなければならない。この点を
考慮せずに、常に一定のチヤンネル範囲から(例
えば全チヤンネルの中から)所定の1音を検出す
るようにしたとすると、メロデイ音ではない音
(例えば伴奏音)が検出されてしまうことがあ
り、不自然な音が特殊楽音発生系から発音されて
しまう。 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
特殊楽音発生系で発音すべき音を検出する対象と
なる特定の楽音発生態様(例えばメロデイ演奏)
に対応する楽音発生チヤンネルの範囲が演奏モー
ドに応じて変更される電子楽器において、いかな
る演奏モードが選択されている場合でも常に上記
特定の楽音発生態様に対応する楽音発生チヤンネ
ルのみから上記特殊楽音発生系で発音すべき音を
検出し得るようにすることを目的とする。この目
的の達成のために、この発明においては、選択さ
れている演奏モードに応じて特定の楽音発生態様
(例えばメロデイ演奏)に対応するチヤンネルと
その他の楽音発生態様(例えば伴奏演奏)に対応
するチヤンネルとを区別し、この区別にもとづい
て、各チヤンネルに割当てられた音を示す鍵情報
の中から特定の楽音発生態様に対応するチヤンネ
ルの鍵情報のみを選択し、他のチヤンネルの鍵情
報をキヤンセル(除外)するキヤンセル手段を設
けたことを特徴としており、このキヤンセル手段
によつて選択された鍵情報の中から所定の条件に
該当する鍵情報を検出し、検出された鍵情報に対
応する楽音を特殊楽音発生系で発音するようにし
ている。すなわち、この発明の電子楽器は、N個
の鍵と、任意の鍵に対応する楽音の発生を割当て
ることが可能であり、割当てられた任意の鍵に対
応する任意の音高の楽音信号を発生することが可
能なM個(但しM<N)の楽音発生チヤンネルを
具えるメイン楽音発生手段と、前記鍵をn個(但
し0<n≦N)の鍵からなる第1の鍵グループと
k個(但し0≦k≦N−n)の鍵からなる第2の
鍵グループとにグループ化する鍵グループ設定手
段と、前記楽音発生チヤンネルをh個(但し0<
h≦M)の楽音発生チヤンネルからなる第1のチ
ヤンネルグループとj個(但し0≦j≦M−h)
の楽音発生チヤンネルからなる第2のチヤンネル
グループの少なくとも2つのチヤンネルグループ
とにグループ化し、前記h及びjは演奏モードに
応じて変更されるものであり、それにより演奏モ
ードに応じて異なる態様でチヤンネルグループを
設定するチヤンネルグループ設定手段と、演奏モ
ードを選択し、選択した演奏モードに応じて少な
くとも前記h及びjを変更することを前記チヤン
ネルグループ設定手段に指示する演奏モード選択
手段と、前記鍵グループ設定手段で設定された第
1の鍵グループの押圧鍵に基づく楽音の発生を前
記チヤンネルグループ設定手段で設定された第1
のチヤンネルグループ内のいずれかの楽音発生チ
ヤンネルに割当て、前記鍵グループ設定手段で設
定された第2の鍵グループの押圧鍵に基づく楽音
の発生を前記チヤンネルグループ設定手段で設定
された前記第2のチヤンネルグループ内のいずれ
かの楽音発生チヤンネルに割当てる割当て手段
と、前記演奏モード選択手段で選択された演奏モ
ードに応じて前記第1のチヤンネルグループに属
する楽音発生チヤンネルとそれ以外の楽音発生チ
ヤンネルとを区別し、この区別に応じて、前記割
当て手段によつて前記各楽音発生チヤンネルに割
当てられた楽音を示す鍵情報の中から、前記第1
のチヤンネルグループに属する楽音発生チヤンネ
ルに割当てられた楽音を示す鍵情報を選択し、他
の楽音発生チヤンネルの鍵情報を除外するキヤン
セル手段と、前記キヤンセル手段によつて選択さ
れた鍵情報の中から所定の条件に該当する鍵情報
を検出し出力する検出手段と、前記検出手段から
出力された鍵情報に対応する楽音を発生する特殊
楽音発生手段とを具えたものである。 M個の楽音発生チヤンネルは、チヤンネルグル
ープ設定手段により第1のチヤンネルグループと
第2のチヤンネルグループにグループ化される。
第1のチヤンネルグループのチヤンネル数はh
個、第2のチヤンネルグループのチヤンネル数は
j個であり、このh及びjは演奏モード選択手段
によつて選択された演奏モードに応じて変更され
る。割当て手段では、第1の鍵グループの押圧鍵
に基づく楽音の発生を第1のチヤンネルグループ
内のいずれかの楽音発生チヤンネルに割当て、第
2の鍵グループの押圧鍵に基づく楽音の発生を第
2のチヤンネルグループ内のいずれかの楽音発生
チヤンネルに割当てる。これにより、楽音発生チ
ヤンネルとそこに割当てる対象となる鍵との関係
が、固定されずに、演奏モードに応じて変更され
ることになる。すなわち、演奏モードに応じて第
1のチヤンネルグループと第2のチヤンネルグル
ープのグループ化の態様が変更され、第1の鍵グ
ループによつて利用可能なチヤンネル数と第2の
鍵グループによつて利用可能なチヤンネル数とが
夫々変更される。 キヤンセル手段では、演奏モード選択手段で選
択された演奏モードに応じて前記第1のチヤンネ
ルグループに属する楽音発生チヤンネルとそれ以
外の楽音発生チヤンネルとを区別し、この区別に
応じて、前記割当て手段によつて前記各楽音発生
チヤンネルに割当てられた楽音を示す鍵情報の中
から、前記第1のチヤンネルグループに属する楽
音発生チヤンネルに割当てられた楽音を示す鍵情
報を選択し、他の楽音発生チヤンネルの鍵情報を
除外する。このキヤンセル手段によつて選択され
た鍵情報の中から所定の条件に該当する鍵情報が
検出手段で検出される。この検出手段から出力さ
れた鍵情報に対応する楽音が特殊楽音発生手段で
発生される。 このように、この発明によれば、第1のチヤン
ネルグループと第2のチヤンネルグループのグル
ープ化の態様が演奏モードに応じて変更されるの
で、楽音発生チヤンネルを有効利用することがで
きると共に、この演奏モードに応じて前記第1の
チヤンネルグループに属する楽音発生チヤンネル
とそれ以外の楽音発生チヤンネルとを区別し、こ
の区別に応じて、前記第1のチヤンネルグループ
に属する楽音発生チヤンネルに割当てられた楽音
を示す鍵情報を選択し、他の楽音発生チヤンネル
の鍵情報を除外するようにしたので、演奏モード
に応じてチヤンネルグループ化の態様が変更され
ても確実に第1のチヤンネルグループに属する楽
音発生チヤンネルに割当てられた楽音を示す鍵情
報を選択するようにすることができ、選択した鍵
情報に基づき特殊楽音発生手段から不自然さを感
じさせることなく適切に特殊楽音を発生すること
ができる。 なお、キヤンセル手段で選択された鍵情報を検
出する「所定の条件」としては任意の条件を定め
てよい。実施例では、キヤンセル手段で選択され
た鍵情報の最高音(または最低音)を検出するも
のとしている。また別の例として、キヤンセル手
段で選択された鍵情報の最高音(または最低音)
を検出すると共に、新たに検出した最高音(また
は最低音)の鍵情報がその直前に検出された最高
音(または最低音)の鍵情報より所定音程以上離
れている場合はその新たな最高音に対応する楽音
が特殊楽音発生系で発音されることを禁止するよ
うにしている。しかし、最高音(または最低音)
に限らず、キヤンセル手段で選択された鍵情報の
中の所望の音高順位の音(例えば2番目に高い音
等)を検出するようにすることもできる。その場
合、キヤンセル手段で選択される鍵情報の数には
限りがあるので(例えば1音だけの場合もあり得
る)、所望の音高順位に達するまで同じ鍵情報を
繰返し数える等の工夫をするものとする。また、
検出する鍵情報は1音に限らず、複数音であつて
もよい。その場合は、特殊楽音発生系で複数の特
殊楽音が発音されることになる。 以下添付図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明しよう。 全体構成の概略説明 第1図はこの発明に係る電子楽器の一実施例を
示す全体構成ブロツク図であり、この例において
鍵盤部10は一段鍵盤から成るものとしている。
押鍵検出回路11では鍵盤部10における鍵の押
圧、離鍵を検出し、押圧鍵を示す情報を発音割当
て回路部12に供給する。発音割当て回路部12
では、押圧鍵の発音を複数の楽音発生チヤンネル
のいずれかに割当て、その割当てに対応して押圧
鍵を特定する複数ビツトのキーコードKCとその
鍵の押鍵または離鍵を示す1ビツトのキーオン信
号KON(押鍵のとき“1”、離鍵のとき“0”)
を出力する。発音割当て回路12において、押圧
鍵とその鍵の発音を割当てるべき楽音発生チヤン
ネルとの関係は常に固定されてはいず、演奏モー
ドに応じて適宜変更される。 この実施例において、鍵盤部10の各鍵とそれ
らの鍵の発音を割当てるべき楽音発生チヤンネル
(グループ)との関係を変更制御する演奏モード
は2つのモードから成る。その第1のモードは、
鍵盤及び楽音発生チヤンネルの全部を第1の楽音
発生態様(例えばメロデイ演奏)に対応させるモ
ードであり、その第2のモードは、鍵盤及び楽音
発生チヤンネルの所定の一部分から成るグループ
を第1の楽音発生態様(メロデイ演奏)に対応さ
せ、残余のグループを第2の楽音発生態様(例え
ば伴奏演奏)に対応させるモードである。この実
施例では、上述の演奏モードは自動ベースコード
演奏の選択に連動して切換えられるようになつて
いる。従つて、上述の第1のモードあるいは第2
のモードのどちらかを選択する専用の選択手段は
この実施例においては特別には設けられていず、
自動ベースコード演奏用の選択スイツチFC−
SW,SF−SWが事実上の上記第1あるいは第2
のモード選択手段として機能する。 第1図の電子楽器において、自動ベースコード
演奏が選択されていない状態を「ノーマルモー
ド」といい、これが上記第1のモードに相当す
る。すなわち、自動ベースコード演奏が選択され
ていない場合は鍵盤部10の全鍵を第1の楽音発
生態様(メロデイ演奏)で発音するよう全楽音発
生チヤンネルを全鍵共通に利用する。自動ベース
コード演奏が選択されている状態を「自動ベース
コードモード」といい、これが上記第2のモード
に相当する。すなわち、自動ベースコードモード
においては、鍵盤部10の一部の鍵域と楽音発生
チヤンネルの一部を第2の楽音発生態様(伴奏演
奏、詳しくは自動ベースコード演奏及び自動アル
ペジヨ演奏)に対応させ、残りの鍵域と楽音発生
チヤンネルを第1の楽音発生態様(メロデイ演
奏)に対応させるようにしている。第2の楽音発
生態様に対応する鍵域を伴奏用鍵域(LK)、第1
の楽音発生態様に対応する鍵域をメロデイ用鍵域
(UK)ということにする。 メイン楽音発生回路13は、10個の楽音発生チ
ヤンネルch1〜ch10を含んでいる。これらの
楽音発生チヤンネルch1〜ch10は前記演奏モ
ードに応じてグループ化され、第1の楽音発生態
様(メロデイ演奏)あるいは第2の楽音発生態様
(伴奏演奏)に見合つた楽音形成を行う。発音割
当て回路部12では、メイン楽音発生回路部13
内のいずれかのチヤンネルch1〜ch10に押圧
鍵にもとづく音の発音を割当てる処理を、上記演
奏モードに応じて行う。そのために、発音割当て
回路部12には演奏モードを示す信号ABC(更
にはFC、SF)が入力される。 演奏モードを示す信号ABCは、自動ベースコ
ード演奏のフインガードコードモードを選択する
スイツチFC−SWあるいはシングルフインガモー
ドを選択するスイツチSF−SWの操作にもとづい
て得られる。フインガードコードモード選択スイ
ツチFC−SWあるいはシングルフインガモード選
択スイツチSF−SWがオンされているとき、両ス
イツチFC−SW,SF−SWの出力が入力されたオ
ア回路14の出力が“1”となり、該オア回路1
4から得られる信号(自動ベースコードモード信
号)ABCが“1”となる。これは、前述のよう
に、鍵盤部10と楽音発生チヤンネルch1〜ch
10を分割利用すべきことを意味する。尚、スイ
ツチFC−SWの出力“1”はインバータ15で反
転されアンド回路16に加わり、スイツチSF−
SWの出力を阻止するようになつており、フイン
ガードコードモード(FC)の方がシングルフイ
ンガモード(SF)に優先する。 両スイツチFC−SW,SF−SWが共にオフのと
きはオア回路14から出力される自動ベースコー
ドモード信号ABCは“0”であり、自動ベース
コード演奏が選択されていないこと、すなわちノ
ーマルモードであること、を意味する。 鍵盤部10及び楽音発生チヤンネルch1〜ch
10の演奏モードに応じた使い分けの具体例を第
1表に示す。鍵盤部10では、最低鍵C2から最
高鍵C7までの61鍵を具えているものとしてい
る。
様を演奏モードに応じて変更することにより楽音
発生チヤンネルを有効利用し得るようにした電子
楽器において、特定の楽音発生態様で(例えばメ
ロデイ演奏として)演奏される楽音の中の所定の
音(例えば最高音あるいは最低音)を検出し、検
出した音に対応する楽音を別の楽音発生態様で更
に発音するようにしたことに関し、特に、演奏モ
ードの変更に対応して前記所定の音の検出を有効
に行い得るようにしたことに関する。 一般にメロデイ演奏に使用されることが多い上
鍵盤と、一般に伴奏演奏に使用されることが多い
下鍵盤とを具える電子楽器にあつては、上鍵盤音
と下鍵盤音の音色を異ならせるのが普通であり、
そのために上鍵盤用の複数の楽音発生チヤンネル
と下鍵盤用の複数の楽音発生チヤンネルとを夫々
独立に構成しなければならない。そのようなタイ
プの電子楽器としては、例えば特願昭52−93992
号(特開昭54−28614号)に開示されたものが知
られている。上鍵盤用及び下鍵盤用の楽音発生チ
ヤンネル数は同時最大発音数(例えば10前後)に
見合つた数だけ夫々設けなければならない。これ
は、上鍵盤のみを両手で演奏したり、あるいは下
鍵盤のみを両手で演奏したりすることがあるため
である。しかし、上鍵盤と下鍵盤を使用した一般
的な演奏形態においては、上鍵盤を用いて一方の
手(右手)でメロデイ演奏を行い、下鍵盤を用い
て他方の手(左手)で伴奏演奏を行うものであ
る。その場合、上鍵盤用楽音発生チヤンネル及び
下鍵盤用楽音発生チヤンネル共、実際に利用され
る楽音発生チヤンネル数は全チヤンネル数よりも
かなり少なくなり(夫々1乃至3チヤンネル程
度)、多くの利用されない発音チヤンネルが無駄
となる。 他方、鍵盤を一段しか持たない電子楽器におい
ても鍵域分割によつて高音側鍵域でメロデイを演
奏し低音側鍵域で伴奏を演奏し、夫々を異なる音
色で発音することが実施されている。その種の電
子楽器においては、メロデイ及び伴奏に夫々対応
して複数の楽音発生チヤンネルを夫々独立に設け
ているが、各々のチヤンネル数はそれほど多くな
いのが普通である。これは、利用されない楽音発
生チヤンネルが生じる無駄を防ぐためである。し
かし、予定された演奏態様(例えばメロデイは1
音、伴奏は同時に3音)の枠を外れて、自由な演
奏(例えばメロデイ音色で同時に多数の音を演奏
する)を行おうとする場合、限られた少数のメロ
デイ用楽音発生チヤンネルしかない電子楽器にお
いては演奏が不可能となるという不都合が生じ
る。 上述の点に鑑みて、楽音発生チヤンネルと鍵域
(あるいは鍵盤)との関係を固定せずに、その関
係を演奏モードに応じて変更し得るようにし、楽
音発生チヤンネルすべてを全鍵域によつてメロデ
イ音発生のために利用したりあるいは楽音発生チ
ヤンネルをメロデイ音(特定鍵域音)と伴奏音
(別の鍵域の音)とで分けて利用する等の変更が
できるようにした電子楽器が先行出願(特願昭54
−112580号あるいは特願昭55−8607号)において
提案されている。この先行出願に示された電子楽
器によれば、楽音発生チヤンネルを有効利用する
ことができるという優れた利点があるが、メロデ
イ音の中の所定の1音(例えば最高音)を検出し
て主たる楽音発生チヤンネルとは別の特殊楽音発
生系で本来のメロデイ音色とは異なつた音色で発
音させることによりメロデイ演奏を強調する機能
を追加する場合において次のような問題を考慮し
なければならない。 特殊楽音発生系においてメロデイ音の中の所定
の1音(例えば最高音)を検出する場合、メロデ
イ用の楽音発生チヤンネルに割当てられている音
(すなわちメロデイ音)を示す情報を取り入れて
その中から所定の1音(最高音)を検出しなけれ
ばならないのであるが、上述のように演奏モード
によつてメロデイ用の楽音発生チヤンネルの範囲
が変更されるので、常に演奏モードを考慮して上
述の検出動作を行わなければならない。この点を
考慮せずに、常に一定のチヤンネル範囲から(例
えば全チヤンネルの中から)所定の1音を検出す
るようにしたとすると、メロデイ音ではない音
(例えば伴奏音)が検出されてしまうことがあ
り、不自然な音が特殊楽音発生系から発音されて
しまう。 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
特殊楽音発生系で発音すべき音を検出する対象と
なる特定の楽音発生態様(例えばメロデイ演奏)
に対応する楽音発生チヤンネルの範囲が演奏モー
ドに応じて変更される電子楽器において、いかな
る演奏モードが選択されている場合でも常に上記
特定の楽音発生態様に対応する楽音発生チヤンネ
ルのみから上記特殊楽音発生系で発音すべき音を
検出し得るようにすることを目的とする。この目
的の達成のために、この発明においては、選択さ
れている演奏モードに応じて特定の楽音発生態様
(例えばメロデイ演奏)に対応するチヤンネルと
その他の楽音発生態様(例えば伴奏演奏)に対応
するチヤンネルとを区別し、この区別にもとづい
て、各チヤンネルに割当てられた音を示す鍵情報
の中から特定の楽音発生態様に対応するチヤンネ
ルの鍵情報のみを選択し、他のチヤンネルの鍵情
報をキヤンセル(除外)するキヤンセル手段を設
けたことを特徴としており、このキヤンセル手段
によつて選択された鍵情報の中から所定の条件に
該当する鍵情報を検出し、検出された鍵情報に対
応する楽音を特殊楽音発生系で発音するようにし
ている。すなわち、この発明の電子楽器は、N個
の鍵と、任意の鍵に対応する楽音の発生を割当て
ることが可能であり、割当てられた任意の鍵に対
応する任意の音高の楽音信号を発生することが可
能なM個(但しM<N)の楽音発生チヤンネルを
具えるメイン楽音発生手段と、前記鍵をn個(但
し0<n≦N)の鍵からなる第1の鍵グループと
k個(但し0≦k≦N−n)の鍵からなる第2の
鍵グループとにグループ化する鍵グループ設定手
段と、前記楽音発生チヤンネルをh個(但し0<
h≦M)の楽音発生チヤンネルからなる第1のチ
ヤンネルグループとj個(但し0≦j≦M−h)
の楽音発生チヤンネルからなる第2のチヤンネル
グループの少なくとも2つのチヤンネルグループ
とにグループ化し、前記h及びjは演奏モードに
応じて変更されるものであり、それにより演奏モ
ードに応じて異なる態様でチヤンネルグループを
設定するチヤンネルグループ設定手段と、演奏モ
ードを選択し、選択した演奏モードに応じて少な
くとも前記h及びjを変更することを前記チヤン
ネルグループ設定手段に指示する演奏モード選択
手段と、前記鍵グループ設定手段で設定された第
1の鍵グループの押圧鍵に基づく楽音の発生を前
記チヤンネルグループ設定手段で設定された第1
のチヤンネルグループ内のいずれかの楽音発生チ
ヤンネルに割当て、前記鍵グループ設定手段で設
定された第2の鍵グループの押圧鍵に基づく楽音
の発生を前記チヤンネルグループ設定手段で設定
された前記第2のチヤンネルグループ内のいずれ
かの楽音発生チヤンネルに割当てる割当て手段
と、前記演奏モード選択手段で選択された演奏モ
ードに応じて前記第1のチヤンネルグループに属
する楽音発生チヤンネルとそれ以外の楽音発生チ
ヤンネルとを区別し、この区別に応じて、前記割
当て手段によつて前記各楽音発生チヤンネルに割
当てられた楽音を示す鍵情報の中から、前記第1
のチヤンネルグループに属する楽音発生チヤンネ
ルに割当てられた楽音を示す鍵情報を選択し、他
の楽音発生チヤンネルの鍵情報を除外するキヤン
セル手段と、前記キヤンセル手段によつて選択さ
れた鍵情報の中から所定の条件に該当する鍵情報
を検出し出力する検出手段と、前記検出手段から
出力された鍵情報に対応する楽音を発生する特殊
楽音発生手段とを具えたものである。 M個の楽音発生チヤンネルは、チヤンネルグル
ープ設定手段により第1のチヤンネルグループと
第2のチヤンネルグループにグループ化される。
第1のチヤンネルグループのチヤンネル数はh
個、第2のチヤンネルグループのチヤンネル数は
j個であり、このh及びjは演奏モード選択手段
によつて選択された演奏モードに応じて変更され
る。割当て手段では、第1の鍵グループの押圧鍵
に基づく楽音の発生を第1のチヤンネルグループ
内のいずれかの楽音発生チヤンネルに割当て、第
2の鍵グループの押圧鍵に基づく楽音の発生を第
2のチヤンネルグループ内のいずれかの楽音発生
チヤンネルに割当てる。これにより、楽音発生チ
ヤンネルとそこに割当てる対象となる鍵との関係
が、固定されずに、演奏モードに応じて変更され
ることになる。すなわち、演奏モードに応じて第
1のチヤンネルグループと第2のチヤンネルグル
ープのグループ化の態様が変更され、第1の鍵グ
ループによつて利用可能なチヤンネル数と第2の
鍵グループによつて利用可能なチヤンネル数とが
夫々変更される。 キヤンセル手段では、演奏モード選択手段で選
択された演奏モードに応じて前記第1のチヤンネ
ルグループに属する楽音発生チヤンネルとそれ以
外の楽音発生チヤンネルとを区別し、この区別に
応じて、前記割当て手段によつて前記各楽音発生
チヤンネルに割当てられた楽音を示す鍵情報の中
から、前記第1のチヤンネルグループに属する楽
音発生チヤンネルに割当てられた楽音を示す鍵情
報を選択し、他の楽音発生チヤンネルの鍵情報を
除外する。このキヤンセル手段によつて選択され
た鍵情報の中から所定の条件に該当する鍵情報が
検出手段で検出される。この検出手段から出力さ
れた鍵情報に対応する楽音が特殊楽音発生手段で
発生される。 このように、この発明によれば、第1のチヤン
ネルグループと第2のチヤンネルグループのグル
ープ化の態様が演奏モードに応じて変更されるの
で、楽音発生チヤンネルを有効利用することがで
きると共に、この演奏モードに応じて前記第1の
チヤンネルグループに属する楽音発生チヤンネル
とそれ以外の楽音発生チヤンネルとを区別し、こ
の区別に応じて、前記第1のチヤンネルグループ
に属する楽音発生チヤンネルに割当てられた楽音
を示す鍵情報を選択し、他の楽音発生チヤンネル
の鍵情報を除外するようにしたので、演奏モード
に応じてチヤンネルグループ化の態様が変更され
ても確実に第1のチヤンネルグループに属する楽
音発生チヤンネルに割当てられた楽音を示す鍵情
報を選択するようにすることができ、選択した鍵
情報に基づき特殊楽音発生手段から不自然さを感
じさせることなく適切に特殊楽音を発生すること
ができる。 なお、キヤンセル手段で選択された鍵情報を検
出する「所定の条件」としては任意の条件を定め
てよい。実施例では、キヤンセル手段で選択され
た鍵情報の最高音(または最低音)を検出するも
のとしている。また別の例として、キヤンセル手
段で選択された鍵情報の最高音(または最低音)
を検出すると共に、新たに検出した最高音(また
は最低音)の鍵情報がその直前に検出された最高
音(または最低音)の鍵情報より所定音程以上離
れている場合はその新たな最高音に対応する楽音
が特殊楽音発生系で発音されることを禁止するよ
うにしている。しかし、最高音(または最低音)
に限らず、キヤンセル手段で選択された鍵情報の
中の所望の音高順位の音(例えば2番目に高い音
等)を検出するようにすることもできる。その場
合、キヤンセル手段で選択される鍵情報の数には
限りがあるので(例えば1音だけの場合もあり得
る)、所望の音高順位に達するまで同じ鍵情報を
繰返し数える等の工夫をするものとする。また、
検出する鍵情報は1音に限らず、複数音であつて
もよい。その場合は、特殊楽音発生系で複数の特
殊楽音が発音されることになる。 以下添付図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明しよう。 全体構成の概略説明 第1図はこの発明に係る電子楽器の一実施例を
示す全体構成ブロツク図であり、この例において
鍵盤部10は一段鍵盤から成るものとしている。
押鍵検出回路11では鍵盤部10における鍵の押
圧、離鍵を検出し、押圧鍵を示す情報を発音割当
て回路部12に供給する。発音割当て回路部12
では、押圧鍵の発音を複数の楽音発生チヤンネル
のいずれかに割当て、その割当てに対応して押圧
鍵を特定する複数ビツトのキーコードKCとその
鍵の押鍵または離鍵を示す1ビツトのキーオン信
号KON(押鍵のとき“1”、離鍵のとき“0”)
を出力する。発音割当て回路12において、押圧
鍵とその鍵の発音を割当てるべき楽音発生チヤン
ネルとの関係は常に固定されてはいず、演奏モー
ドに応じて適宜変更される。 この実施例において、鍵盤部10の各鍵とそれ
らの鍵の発音を割当てるべき楽音発生チヤンネル
(グループ)との関係を変更制御する演奏モード
は2つのモードから成る。その第1のモードは、
鍵盤及び楽音発生チヤンネルの全部を第1の楽音
発生態様(例えばメロデイ演奏)に対応させるモ
ードであり、その第2のモードは、鍵盤及び楽音
発生チヤンネルの所定の一部分から成るグループ
を第1の楽音発生態様(メロデイ演奏)に対応さ
せ、残余のグループを第2の楽音発生態様(例え
ば伴奏演奏)に対応させるモードである。この実
施例では、上述の演奏モードは自動ベースコード
演奏の選択に連動して切換えられるようになつて
いる。従つて、上述の第1のモードあるいは第2
のモードのどちらかを選択する専用の選択手段は
この実施例においては特別には設けられていず、
自動ベースコード演奏用の選択スイツチFC−
SW,SF−SWが事実上の上記第1あるいは第2
のモード選択手段として機能する。 第1図の電子楽器において、自動ベースコード
演奏が選択されていない状態を「ノーマルモー
ド」といい、これが上記第1のモードに相当す
る。すなわち、自動ベースコード演奏が選択され
ていない場合は鍵盤部10の全鍵を第1の楽音発
生態様(メロデイ演奏)で発音するよう全楽音発
生チヤンネルを全鍵共通に利用する。自動ベース
コード演奏が選択されている状態を「自動ベース
コードモード」といい、これが上記第2のモード
に相当する。すなわち、自動ベースコードモード
においては、鍵盤部10の一部の鍵域と楽音発生
チヤンネルの一部を第2の楽音発生態様(伴奏演
奏、詳しくは自動ベースコード演奏及び自動アル
ペジヨ演奏)に対応させ、残りの鍵域と楽音発生
チヤンネルを第1の楽音発生態様(メロデイ演
奏)に対応させるようにしている。第2の楽音発
生態様に対応する鍵域を伴奏用鍵域(LK)、第1
の楽音発生態様に対応する鍵域をメロデイ用鍵域
(UK)ということにする。 メイン楽音発生回路13は、10個の楽音発生チ
ヤンネルch1〜ch10を含んでいる。これらの
楽音発生チヤンネルch1〜ch10は前記演奏モ
ードに応じてグループ化され、第1の楽音発生態
様(メロデイ演奏)あるいは第2の楽音発生態様
(伴奏演奏)に見合つた楽音形成を行う。発音割
当て回路部12では、メイン楽音発生回路部13
内のいずれかのチヤンネルch1〜ch10に押圧
鍵にもとづく音の発音を割当てる処理を、上記演
奏モードに応じて行う。そのために、発音割当て
回路部12には演奏モードを示す信号ABC(更
にはFC、SF)が入力される。 演奏モードを示す信号ABCは、自動ベースコ
ード演奏のフインガードコードモードを選択する
スイツチFC−SWあるいはシングルフインガモー
ドを選択するスイツチSF−SWの操作にもとづい
て得られる。フインガードコードモード選択スイ
ツチFC−SWあるいはシングルフインガモード選
択スイツチSF−SWがオンされているとき、両ス
イツチFC−SW,SF−SWの出力が入力されたオ
ア回路14の出力が“1”となり、該オア回路1
4から得られる信号(自動ベースコードモード信
号)ABCが“1”となる。これは、前述のよう
に、鍵盤部10と楽音発生チヤンネルch1〜ch
10を分割利用すべきことを意味する。尚、スイ
ツチFC−SWの出力“1”はインバータ15で反
転されアンド回路16に加わり、スイツチSF−
SWの出力を阻止するようになつており、フイン
ガードコードモード(FC)の方がシングルフイ
ンガモード(SF)に優先する。 両スイツチFC−SW,SF−SWが共にオフのと
きはオア回路14から出力される自動ベースコー
ドモード信号ABCは“0”であり、自動ベース
コード演奏が選択されていないこと、すなわちノ
ーマルモードであること、を意味する。 鍵盤部10及び楽音発生チヤンネルch1〜ch
10の演奏モードに応じた使い分けの具体例を第
1表に示す。鍵盤部10では、最低鍵C2から最
高鍵C7までの61鍵を具えているものとしてい
る。
【表】
【表】
発音割当て回路部12では、オア回路14から
与えられるモード信号ABCの状態(“1”または
“0”)に応じて、押鍵検出回路11から与えられ
る押圧鍵情報に示された押圧鍵の属する鍵域(伴
奏用鍵域LKかあるいはメロデイ用鍵域UKか)を
判別し、かつ楽音発生チヤンネルch1〜ch10
を第1表に示すようにグループ分けし、メロデイ
用鍵域(UK)の押圧鍵はメロデイ用チヤンネル
のいずれかに割当て、伴奏用鍵域(LK)の押圧
鍵にもとづく音(和音、ベース音、自動アルペジ
ヨ音)は伴奏用チヤンネルのいずれかに割当て
る。発音割当て回路部12内には自動伴奏音の鍵
情報を形成する回路を含んでいる。フインガード
コードモード選択スイツチFC−SWの出力(フイ
ンガードコードモード信号FC)及びアンド回路
16を経由したシングルフインガモード選択スイ
ツチSF−SWの出力(シングルフインガモード信
号SF)が発音割当て回路部12に加えられるよ
うになつており、これらのスイツチ出力(FCま
たはSF)に応じてフインガードコードモード
(FC)における自動伴奏音の鍵情報あるいはシン
グルフインガモード(SF)における自動伴奏音
の鍵情報が形成される。 フインガードコードモード(FCが“1”)のと
きは、伴奏用鍵域(LK)で押鍵されている1乃
至複数の鍵に対応する鍵情報がそのまま和音構成
音の鍵情報となり、この和音に対応して自動ベー
ス音の鍵情報が形成され、かつこの和音にもとづ
いて自動アルペジヨ音の鍵情報が形成される。シ
ングルフインガモード(SFが“1”)のときは、
伴奏用鍵域(LK)で押鍵された単一の根音指定
鍵にもとづいて(更に和音種類指定情報にもとづ
いて)複数の和音構成音の鍵情報が自動的に形成
され、かつ自動ベース音及び自動アルペジヨ音の
鍵情報が夫々形成される。前記第1表に示すよう
に、和音構成音の鍵情報は和音用チヤンネルch
1〜ch4のいずれかに割当てられ、自動アルペ
ジヨ音の鍵情報はアルペジヨ用チヤンネルch5
に割当てられ、自動ベース音の鍵情報はベース音
用チヤンネルch6に割当てられる。 尚、自動伴奏音(特に自動ベース音とシングル
フインガモードのときの和音)の鍵情報を形成す
る回路を、押鍵検出回路11に含ませるようにし
てもよい。その場合は、点線に示すように信号
FCとGFは押鍵検出回路11に入力される。 発音割当て回路部12においては各チヤンネル
ch1〜ch10に対応するタイミングが時分割的
に形成されるようになつており、各チヤンネル
ch1〜ch10に割当てられた音を示す鍵情報
(キーコードKCとオーオン信号KON)が各チヤ
ンネルタイミングに同期して時分割的に出力され
る。キーコードKCは音名を示す4ビツトのノー
トコードNCと、オクターブ音域を示す3ビツト
のオクターブコードOCとから成る。従つて、1
つのチヤンネルに関する鍵情報は7ビツトのキー
コードKCと1ビツトのキーオン信号KONから成
る8ビツトのデータである。 データ多重回路17は、発音割当て回路部12
から時分割的に供給される8ビツトの各チヤンネ
ルのデータ(キーコードKCとキーオン信号
KON)を4ビツトのデータKD1〜KD4に多重化
する。更に、演奏モードを示す信号ABCが発音
割当て回路部12を経由してデータ多重回路17
に与えられるようになつており、このモード信号
ABCもキーコードKC及びキーオン信号KONと共
に多重化されてデータKD1〜KD4として出力され
る。 データ多重回路17から出力された多重化デー
タKD1〜KD4はメイン楽音発生回路部13に入力
される。メイン楽音発生回路部13では、多重化
データKD1〜KD4から各チヤンネルのキーコード
KC及びキーオン信号KONを復調し、更に自動ベ
ースコードモード信号ABCを復調する。そし
て、復調した各チヤンネルのキーコードKC及び
キーオン信号KONを各々に対応する楽音発生チ
ヤンネルch1〜ch10に分配する。メイン楽音
発生回路部13内の各楽音発生チヤンネルch1
〜ch10では、各々に分配された(すなわち割
当てられた)キーコードKC及びキーオン信号
KONにもとづいて、該キーコードKCに対応する
音高の楽音信号を形成し、該キーオン信号KON
が“1”のときに該楽音信号にエンベロープを付
与して出力する。その際、自動ベースコードモー
ド信号ABCが“1”の場合はチヤンネルch1〜
ch4では和音用の楽音形成(音色形成)、チヤン
ネルch5ではアルペジヨ音用の楽音形成(音色
形成)、チヤンネルch6ではベース音用の楽音形
成(音色形成)、チヤンネルch7乃至ch10では
メロデイ音用の楽音形成(音色形成)、を夫々行
い、該モード信号ABCが“0”の場合は全チヤ
ンネルch1乃至ch10でメロデイ音用の楽音形
成(音色形成)を行う。各チヤンネルch1〜ch
10で発生された楽音信号は混合されて、サウン
ドシステム18に与えられ、発音される。 データ多重回路17から出力された多重化デー
タKD1〜KD4は、特殊楽音発生部19にも入力さ
れる。この特殊楽音発生部19においては、メイ
ン楽音発生回路部13において第1の楽音発生態
様(メロデイ系)で発生されている音(すなわち
メロデイ音)の最端音(最高音または最低音のど
ちらか、この実施例では最高温とする)を検出
し、この最端音(最高音)を第1の楽音発生態様
(メロデイ系)とは異なる第3の楽音発生態様で
(すなわちメロデイ音色とは異なる音色で)楽音
形成する。特殊楽音発生部19で形成された楽音
信号は、可変ミキシング抵抗20を介してメイン
楽音発生回路部13の出力楽音信号と混合されて
サウンドシステム18に加えられる。これによ
り、メロデイ演奏(第1の楽音発生態様によるも
の)の最端音(最高音)の旋律と同じ旋律の楽音
が、本来のメロデイ音色とは異なる音色で、メロ
デイ演奏と同時に自動演奏され、メロデイ感を強
調することができる。 特殊楽音発生部19はメロデイ最高音検出部2
1と特殊楽音形成回路22を含んでいる。メロデ
イ最高音検出部21は、データ復調回路23、伴
奏者キヤンセル回路24、最高音検出回路25、
最高音キーコードメモリ26、キーオン信号形成
回路27、及び発音制御モード選択スイツチ28
を含んでいる。データ復調回路23は、多重化デ
ータKD1〜KD4から各チヤンネルのキーコード
KC及びキーオン信号KONを復調し、更に自動ベ
ースコードモード信号ABCを復調する。伴奏音
キヤンセル回路24は、データ多重回路23から
与えられる各チヤンネルのキーコードKC及びキ
ーオン信号KONのうち伴奏用チヤンネルのもの
をキヤンセルし、メロデイ用チヤンネルのものの
みを通過する。前述のように、この発明では演奏
モードに応じてチヤンネルの利用態様が変化す
る。そこで、伴奏音キヤンセル回路24では、モ
ード信号ABCが“1”のとき(自動ベースコー
ドモードのとき)は伴奏用チヤンネルであるチヤ
ンネルch1乃至ch6に関するキーコードKC及び
キーオン信号KONをキヤンセルし、メロデイ用
チヤンネルであるチヤンネルch7乃至ch10に
関するキーコードKC及びキーオン信号KONを選
択出力する。他方、モード信号ABCが“0”の
とき(ノーマルモードのとき)は全チヤンネルが
メロデイ用チヤンネルとなるため全チヤンネル
ch1〜ch10に関するキーコードKC及びキーオ
ン信号KONを選択出力する。 最高音検出回路25では、伴奏音キヤンセル回
路24を通過してきたメロデイ用チヤンネルのキ
ーコードKCのうち最高音のキーコードを検出す
る。検出された最高音キーコード(MKC)は最
高音キーコードメモリ26に記憶される。最高音
検出回路25内には発音制御部29が含まれてい
る。発音制御部29は、今回検出した最高音が前
回検出した最高音より所定音程以上低音側に隔つ
ている場合に今回検出した最高音キーコードを禁
止し、その最高音に対応する特殊楽音の発音を禁
止するものである。発音制御モード選択スイツチ
28がオンされたとき、発音制御モード信号PC
が“1”となり、上記発音制御部29が動作可能
となる。該スイツチ28がオフのときは発音制御
モード信号PCが“0”であり、上記発音制御部
29は動作しない。 伴奏音キヤンセル回路24は、演奏モードが自
動ベースコードモード(ABCが“1”)のとき、
すなわちチヤンネルch1〜ch10が伴奏用チヤ
ンネルch1〜ch6とメロデイ用チヤンネルch7
〜ch10に分割され伴奏演奏とメロデイ演奏が
別々の楽音発生態様で明確に区別されて演奏され
るときに、伴奏音をキヤンセルし、メロデイ音の
中の最高音を最高音検出回路25で検出させるの
に有効である。 他方、発音制御部29は、演奏モードがノーマ
ルモード(ABCが“0”)のとき、すなわち全鍵
及び全チヤンネルch1〜ch10がメロデイ用の
楽音発生態様に対応するものであるときに、高鍵
域でメロデイのための鍵演奏操作を行ないかつ低
鍵域で伴奏のための鍵演奏操作を行つてメロデイ
と伴奏を同音色(メロデイ音色)で発音するよう
な場合に、メロデイ音色の伴奏音を事実上キヤン
セルし、真のメロデイ音の中の最高音のみを特殊
楽音として発音させるために有効である。このよ
うな場合(ノーマルモードの場合)、演奏者が伴
奏音のつもりで押鍵操作した鍵のキーコードKC
もメロデイ用チヤンネルに割当てられるので伴奏
音キヤンセル回路24ではキヤンセルされずに最
高音検出回路25に供給される。従つて、最高音
検出回路25では、真のメロデイ音のみならずメ
ロデイ音色の伴奏者も含めて最高音検出を行うこ
とになる。真のメロデイ音の押鍵操作が行われて
いるときは必らず真のメロデイ音の中の最高音の
キーコードが最高音検出回路25で検出される。
これはメロデイ演奏には鍵盤部10の高鍵域が使
用されるためである。しかし、真のメロデイ押鍵
演奏操作が一瞬とぎれて伴奏のための押鍵演奏操
作のみが行われているときは、最高音検出回路2
5では伴奏音のつもりで押鍵操作されている鍵の
最高音が検出されてしまう。もしこの伴奏音の最
高音が特殊楽音発生部19からそのまま発生され
たとすると、真のメロデイ演奏の最高音の旋律に
従つて(ほぼメロデイと同じ旋律で)自動演奏さ
れていた特殊楽音の旋律が乱されることになり、
音楽上好ましくない。最高音検出回路25で検出
する最高音が、高鍵域で押鍵操作される真のメロ
デイ音の最高音から低鍵域で押鍵操作される伴奏
音の最高音に変わつたときは、最高音の音程があ
る程度大きく低音側に移行することになる。そこ
で、発音制御部29では、今回検出した最高音が
前回検出した最高音よりも所定音程以上低音側に
隔つている場合は、上述のように伴奏音の最高音
が検出されたと見なし、この伴奏音の最高音にも
とづく特殊楽音の発音を禁止し、特殊楽音の旋律
が乱されないようにする。尚、この実施例では、
発音制御部29で判断する所定音程を短3度
(300セント)としている。すなわち、今回検出し
た最高音が前回検出した最高音よりも短3度以上
低音側に隔つている場合に発音を禁止するように
している。しかし、この音程は短3度(300セン
ト)に限らず、適宜定めてよい。ところで、発音
制御部29における制御は常に適正であるとは限
らないことは勿論である。すなわち、曲によつて
はメロデイの音程が大き飛ぶ(例えば短3度以上
低くなる)ものもある。そのような場合に備えて
隔通性をもたせるために、発音制御部29を常に
動作するのではなく、選択スイツチ28の操作に
応じて所望に応じて選択的に動作し得るようにし
ているのである。 キーオン信号形成回路27は、最高音キーコー
ドメモリ26に記憶された最高音キーコード
MKCに対応するキーオン信号SKONを形成する
ためのものである。最高音キーコードメモリ26
に新たなキーコードが記憶されたとき、所定の時
間遅れをもつて(待ち時間を設定して)キーオン
信号SKONを“1”に立上らせ、次に最高音キー
コードメモリ26に新たなキーコードが記憶され
たとき直ちにキーオン信号SKONを“0”に立下
らせる。キーオン信号SKONが立上るまでの待ち
時間は、押鍵操作のバラツキを考慮して、真の最
高音キーコードがメモリ26に確実に記憶される
まで待つためのものである。 最高音キーコードメモリ26に記憶された最高
音キーコードMKCとキーオン信号形成回路27
で形成されたキーオン信号SKONは特殊楽音形成
回路22に供給される。特殊楽音形成回路22で
は、最高音キーコードMKCが示す音高の楽音を
第1の楽音発生態様(メロデイ音色)あるいは第
2の楽音発生態様(伴奏音色)とも異なる第3の
楽音発生態様(特殊楽音のための音色)で形成
し、キーオン信号SKONに従つてエンベロープ付
与して出力する。 発音割当て回路周辺の詳細例の説明 この発明の発音割当て回路部12のように、演
奏モードに応じて鍵(鍵グループ)と楽音発生チ
ヤンネル(チヤンネルグループ)との関係を変更
するものは、特願昭54−112580号あるいは特願昭
55−8607号明細書においても示されている。発音
割当て回路部12及びその周辺回路はこれら先行
出願に示されたものを用いることができる。発音
割当て回路部12及びその周辺回路の詳細例を第
2図に示す。 第2図において、第1図の押鍵検出回路11に
相当するのはキー走査回路48と走査カウンタ4
9であり、キースイツチマトリクス47には鍵盤
部10(第1図)の各鍵に対応するキースイツチ
がマトリクス状に配列されている。第2図におい
て、キースイツチマトリクス47、キー走査回路
48、走査カウンタ49、データ多重回路17及
びリズムパターン発生回路71を除く部分が第1
図の発音割当て回路部12に相当する。 キー走査回路48はキースイツチマトリクス4
7の各キースイツチを順次走査し、各鍵に対応す
るタイムスロツトにおけるパルスの有無(“1”
か“0”)によつて当該鍵のオン・オフを示す時
分割多重化されたキーデータKTDMを単一の出
力ラインに出力する。キー走査回路48における
走査は走査カウンタ49によつて制御される。走
査カウンタ49はタイミング信号発生回路50か
ら与えられるクロツクパルスφAを計数するもの
で、該クロツクパルスφAをカウントパルスとす
るノートカウンタ部49Aとこのノートカウンタ
部49Aのキヤリイアウト信号をカウントパルス
とするオクターブカウンタ部49Bとから成る。
キー走査回路48では高音側の鍵から順に走査を
行うようになつている。すなわち、走査カウンタ
49では最高鍵C7から最低鍵C2まで高音順に
キーコードKCを出力し、キー走査回路48では
この走査カウンタ49から与えられるキーコード
KCに対応して最高鍵C7から最低鍵C2まで順
に各キースイツチを走査する。 キーコードKCはノートカウンタ部49Aから
出力される4ビツトのノートコードNCとオクタ
ーブカウンタ部49Bから出力される3ビツトの
オクターブコードOCとの組合せから成る。ノー
トカウンタ部49Aから出力されるノートコード
NCの内容は、第3図bに示すように、クロツク
パルスφAが与えられる毎に最高音名Cから最低
音名C#まで高音順に変化する。このノートコー
ドNCの音名に対応するキースイツチがキースイ
ツチマトリクス47で走査される。ノートカウン
タ部49Aで12カウントする毎にオクターブカウ
ンタ部49Bは1カウントされる。すなわち、ノ
ートカウンタ部49Aの内容が最低音名C#から
最高音名Cに変わるときにオクターブカウンタ部
49Bの内容が変化する。第3図cに示すよう
に、始め、オクターブカウンタ部49Bから出力
されるオクターブコードOCが示すオクターブ音
域は鍵C7からC#6までの最高オクターブ
(OC5)であり、このとき信号BT0が“1”とな
る。以下、第3図cに示すように、ノートカウン
タ部49Aで音名CからC#までの12のノートコ
ードNCをカウントし終える毎にオクターブカウ
ンタ部49BのオクターブコードOCの内容は1
オクターブ下のものへと順次変化していき(OC4
〜OC0)、それに伴つて信号BT1乃至BT7が順
次“1”となる。信号BT0乃至BT7はオクター
ブカウンタ部49Bの内容に対応して走査カウン
タ49から出力される。 走査カウンタ49には自動ベースコードモード
信号ABCが入力されており、このモード信号
ABCとオクターブカウンタ部49Bの状態に応
じてメロデイ用鍵域走査タイミング信号UKT及
び伴奏用鍵域走査タイミング信号LKTが該走査
カウンタ49から出力される。ノーマルモード
(ABCが“0”)の場合は、全鍵C7〜C2がメ
ロデイ用鍵域となるので(第1表参照)、この全
鍵C7〜C2が走査される期間(信号BT0乃至
BT5が発生する期間)に対応してメロデイ用鍵
域走査タイミング信号UKTが発生され、伴奏用
鍵域走査タイミング信号LKTは発生されない
(第3図cの,UKT参照)。自動ベースコー
ドモード(ABCが“1”)の場合は、前記第1表
に示すように鍵C7〜C#3がメロデイ用鍵域と
なり、鍵C3〜C2が伴奏用鍵域となる。従つて
自動ベースコードモードの場合は、第3図cの
ABC,UKT及びLKTに示すように、鍵C7〜C
#3が走査される期間(信号BT0乃至BT3が発
生する期間)に対応してメロデイ用鍵域走査タイ
ミング信号UKTが発生され、鍵C3〜C2が走
査される期間(信号BT4及びBT5の発生期間)
に対応して伴奏用鍵域走査タイミング信号LKT
が発生される。 最低鍵C2の走査タイミング以後、すなわち信
号BT5の発生時における音名Bのノートタイミ
ングから信号BT7の終わりまで、は鍵に対応し
ていず、キーデータKTDMは発生されない。信
号BT7の次には再び信号BT0が発生する。 ノートカウンタ部49Aから出力されるノート
コードNCの各ビツトN4、N3、N2、N1の値と音
名の関係の一例を第2表に示し、オクターブカウ
ンタ部49Bから出力されるオクターブコード
OCの各ビツトB3、B2、B1の値とオクターブ音域
との関係の一例を第3表に示す。
与えられるモード信号ABCの状態(“1”または
“0”)に応じて、押鍵検出回路11から与えられ
る押圧鍵情報に示された押圧鍵の属する鍵域(伴
奏用鍵域LKかあるいはメロデイ用鍵域UKか)を
判別し、かつ楽音発生チヤンネルch1〜ch10
を第1表に示すようにグループ分けし、メロデイ
用鍵域(UK)の押圧鍵はメロデイ用チヤンネル
のいずれかに割当て、伴奏用鍵域(LK)の押圧
鍵にもとづく音(和音、ベース音、自動アルペジ
ヨ音)は伴奏用チヤンネルのいずれかに割当て
る。発音割当て回路部12内には自動伴奏音の鍵
情報を形成する回路を含んでいる。フインガード
コードモード選択スイツチFC−SWの出力(フイ
ンガードコードモード信号FC)及びアンド回路
16を経由したシングルフインガモード選択スイ
ツチSF−SWの出力(シングルフインガモード信
号SF)が発音割当て回路部12に加えられるよ
うになつており、これらのスイツチ出力(FCま
たはSF)に応じてフインガードコードモード
(FC)における自動伴奏音の鍵情報あるいはシン
グルフインガモード(SF)における自動伴奏音
の鍵情報が形成される。 フインガードコードモード(FCが“1”)のと
きは、伴奏用鍵域(LK)で押鍵されている1乃
至複数の鍵に対応する鍵情報がそのまま和音構成
音の鍵情報となり、この和音に対応して自動ベー
ス音の鍵情報が形成され、かつこの和音にもとづ
いて自動アルペジヨ音の鍵情報が形成される。シ
ングルフインガモード(SFが“1”)のときは、
伴奏用鍵域(LK)で押鍵された単一の根音指定
鍵にもとづいて(更に和音種類指定情報にもとづ
いて)複数の和音構成音の鍵情報が自動的に形成
され、かつ自動ベース音及び自動アルペジヨ音の
鍵情報が夫々形成される。前記第1表に示すよう
に、和音構成音の鍵情報は和音用チヤンネルch
1〜ch4のいずれかに割当てられ、自動アルペ
ジヨ音の鍵情報はアルペジヨ用チヤンネルch5
に割当てられ、自動ベース音の鍵情報はベース音
用チヤンネルch6に割当てられる。 尚、自動伴奏音(特に自動ベース音とシングル
フインガモードのときの和音)の鍵情報を形成す
る回路を、押鍵検出回路11に含ませるようにし
てもよい。その場合は、点線に示すように信号
FCとGFは押鍵検出回路11に入力される。 発音割当て回路部12においては各チヤンネル
ch1〜ch10に対応するタイミングが時分割的
に形成されるようになつており、各チヤンネル
ch1〜ch10に割当てられた音を示す鍵情報
(キーコードKCとオーオン信号KON)が各チヤ
ンネルタイミングに同期して時分割的に出力され
る。キーコードKCは音名を示す4ビツトのノー
トコードNCと、オクターブ音域を示す3ビツト
のオクターブコードOCとから成る。従つて、1
つのチヤンネルに関する鍵情報は7ビツトのキー
コードKCと1ビツトのキーオン信号KONから成
る8ビツトのデータである。 データ多重回路17は、発音割当て回路部12
から時分割的に供給される8ビツトの各チヤンネ
ルのデータ(キーコードKCとキーオン信号
KON)を4ビツトのデータKD1〜KD4に多重化
する。更に、演奏モードを示す信号ABCが発音
割当て回路部12を経由してデータ多重回路17
に与えられるようになつており、このモード信号
ABCもキーコードKC及びキーオン信号KONと共
に多重化されてデータKD1〜KD4として出力され
る。 データ多重回路17から出力された多重化デー
タKD1〜KD4はメイン楽音発生回路部13に入力
される。メイン楽音発生回路部13では、多重化
データKD1〜KD4から各チヤンネルのキーコード
KC及びキーオン信号KONを復調し、更に自動ベ
ースコードモード信号ABCを復調する。そし
て、復調した各チヤンネルのキーコードKC及び
キーオン信号KONを各々に対応する楽音発生チ
ヤンネルch1〜ch10に分配する。メイン楽音
発生回路部13内の各楽音発生チヤンネルch1
〜ch10では、各々に分配された(すなわち割
当てられた)キーコードKC及びキーオン信号
KONにもとづいて、該キーコードKCに対応する
音高の楽音信号を形成し、該キーオン信号KON
が“1”のときに該楽音信号にエンベロープを付
与して出力する。その際、自動ベースコードモー
ド信号ABCが“1”の場合はチヤンネルch1〜
ch4では和音用の楽音形成(音色形成)、チヤン
ネルch5ではアルペジヨ音用の楽音形成(音色
形成)、チヤンネルch6ではベース音用の楽音形
成(音色形成)、チヤンネルch7乃至ch10では
メロデイ音用の楽音形成(音色形成)、を夫々行
い、該モード信号ABCが“0”の場合は全チヤ
ンネルch1乃至ch10でメロデイ音用の楽音形
成(音色形成)を行う。各チヤンネルch1〜ch
10で発生された楽音信号は混合されて、サウン
ドシステム18に与えられ、発音される。 データ多重回路17から出力された多重化デー
タKD1〜KD4は、特殊楽音発生部19にも入力さ
れる。この特殊楽音発生部19においては、メイ
ン楽音発生回路部13において第1の楽音発生態
様(メロデイ系)で発生されている音(すなわち
メロデイ音)の最端音(最高音または最低音のど
ちらか、この実施例では最高温とする)を検出
し、この最端音(最高音)を第1の楽音発生態様
(メロデイ系)とは異なる第3の楽音発生態様で
(すなわちメロデイ音色とは異なる音色で)楽音
形成する。特殊楽音発生部19で形成された楽音
信号は、可変ミキシング抵抗20を介してメイン
楽音発生回路部13の出力楽音信号と混合されて
サウンドシステム18に加えられる。これによ
り、メロデイ演奏(第1の楽音発生態様によるも
の)の最端音(最高音)の旋律と同じ旋律の楽音
が、本来のメロデイ音色とは異なる音色で、メロ
デイ演奏と同時に自動演奏され、メロデイ感を強
調することができる。 特殊楽音発生部19はメロデイ最高音検出部2
1と特殊楽音形成回路22を含んでいる。メロデ
イ最高音検出部21は、データ復調回路23、伴
奏者キヤンセル回路24、最高音検出回路25、
最高音キーコードメモリ26、キーオン信号形成
回路27、及び発音制御モード選択スイツチ28
を含んでいる。データ復調回路23は、多重化デ
ータKD1〜KD4から各チヤンネルのキーコード
KC及びキーオン信号KONを復調し、更に自動ベ
ースコードモード信号ABCを復調する。伴奏音
キヤンセル回路24は、データ多重回路23から
与えられる各チヤンネルのキーコードKC及びキ
ーオン信号KONのうち伴奏用チヤンネルのもの
をキヤンセルし、メロデイ用チヤンネルのものの
みを通過する。前述のように、この発明では演奏
モードに応じてチヤンネルの利用態様が変化す
る。そこで、伴奏音キヤンセル回路24では、モ
ード信号ABCが“1”のとき(自動ベースコー
ドモードのとき)は伴奏用チヤンネルであるチヤ
ンネルch1乃至ch6に関するキーコードKC及び
キーオン信号KONをキヤンセルし、メロデイ用
チヤンネルであるチヤンネルch7乃至ch10に
関するキーコードKC及びキーオン信号KONを選
択出力する。他方、モード信号ABCが“0”の
とき(ノーマルモードのとき)は全チヤンネルが
メロデイ用チヤンネルとなるため全チヤンネル
ch1〜ch10に関するキーコードKC及びキーオ
ン信号KONを選択出力する。 最高音検出回路25では、伴奏音キヤンセル回
路24を通過してきたメロデイ用チヤンネルのキ
ーコードKCのうち最高音のキーコードを検出す
る。検出された最高音キーコード(MKC)は最
高音キーコードメモリ26に記憶される。最高音
検出回路25内には発音制御部29が含まれてい
る。発音制御部29は、今回検出した最高音が前
回検出した最高音より所定音程以上低音側に隔つ
ている場合に今回検出した最高音キーコードを禁
止し、その最高音に対応する特殊楽音の発音を禁
止するものである。発音制御モード選択スイツチ
28がオンされたとき、発音制御モード信号PC
が“1”となり、上記発音制御部29が動作可能
となる。該スイツチ28がオフのときは発音制御
モード信号PCが“0”であり、上記発音制御部
29は動作しない。 伴奏音キヤンセル回路24は、演奏モードが自
動ベースコードモード(ABCが“1”)のとき、
すなわちチヤンネルch1〜ch10が伴奏用チヤ
ンネルch1〜ch6とメロデイ用チヤンネルch7
〜ch10に分割され伴奏演奏とメロデイ演奏が
別々の楽音発生態様で明確に区別されて演奏され
るときに、伴奏音をキヤンセルし、メロデイ音の
中の最高音を最高音検出回路25で検出させるの
に有効である。 他方、発音制御部29は、演奏モードがノーマ
ルモード(ABCが“0”)のとき、すなわち全鍵
及び全チヤンネルch1〜ch10がメロデイ用の
楽音発生態様に対応するものであるときに、高鍵
域でメロデイのための鍵演奏操作を行ないかつ低
鍵域で伴奏のための鍵演奏操作を行つてメロデイ
と伴奏を同音色(メロデイ音色)で発音するよう
な場合に、メロデイ音色の伴奏音を事実上キヤン
セルし、真のメロデイ音の中の最高音のみを特殊
楽音として発音させるために有効である。このよ
うな場合(ノーマルモードの場合)、演奏者が伴
奏音のつもりで押鍵操作した鍵のキーコードKC
もメロデイ用チヤンネルに割当てられるので伴奏
音キヤンセル回路24ではキヤンセルされずに最
高音検出回路25に供給される。従つて、最高音
検出回路25では、真のメロデイ音のみならずメ
ロデイ音色の伴奏者も含めて最高音検出を行うこ
とになる。真のメロデイ音の押鍵操作が行われて
いるときは必らず真のメロデイ音の中の最高音の
キーコードが最高音検出回路25で検出される。
これはメロデイ演奏には鍵盤部10の高鍵域が使
用されるためである。しかし、真のメロデイ押鍵
演奏操作が一瞬とぎれて伴奏のための押鍵演奏操
作のみが行われているときは、最高音検出回路2
5では伴奏音のつもりで押鍵操作されている鍵の
最高音が検出されてしまう。もしこの伴奏音の最
高音が特殊楽音発生部19からそのまま発生され
たとすると、真のメロデイ演奏の最高音の旋律に
従つて(ほぼメロデイと同じ旋律で)自動演奏さ
れていた特殊楽音の旋律が乱されることになり、
音楽上好ましくない。最高音検出回路25で検出
する最高音が、高鍵域で押鍵操作される真のメロ
デイ音の最高音から低鍵域で押鍵操作される伴奏
音の最高音に変わつたときは、最高音の音程があ
る程度大きく低音側に移行することになる。そこ
で、発音制御部29では、今回検出した最高音が
前回検出した最高音よりも所定音程以上低音側に
隔つている場合は、上述のように伴奏音の最高音
が検出されたと見なし、この伴奏音の最高音にも
とづく特殊楽音の発音を禁止し、特殊楽音の旋律
が乱されないようにする。尚、この実施例では、
発音制御部29で判断する所定音程を短3度
(300セント)としている。すなわち、今回検出し
た最高音が前回検出した最高音よりも短3度以上
低音側に隔つている場合に発音を禁止するように
している。しかし、この音程は短3度(300セン
ト)に限らず、適宜定めてよい。ところで、発音
制御部29における制御は常に適正であるとは限
らないことは勿論である。すなわち、曲によつて
はメロデイの音程が大き飛ぶ(例えば短3度以上
低くなる)ものもある。そのような場合に備えて
隔通性をもたせるために、発音制御部29を常に
動作するのではなく、選択スイツチ28の操作に
応じて所望に応じて選択的に動作し得るようにし
ているのである。 キーオン信号形成回路27は、最高音キーコー
ドメモリ26に記憶された最高音キーコード
MKCに対応するキーオン信号SKONを形成する
ためのものである。最高音キーコードメモリ26
に新たなキーコードが記憶されたとき、所定の時
間遅れをもつて(待ち時間を設定して)キーオン
信号SKONを“1”に立上らせ、次に最高音キー
コードメモリ26に新たなキーコードが記憶され
たとき直ちにキーオン信号SKONを“0”に立下
らせる。キーオン信号SKONが立上るまでの待ち
時間は、押鍵操作のバラツキを考慮して、真の最
高音キーコードがメモリ26に確実に記憶される
まで待つためのものである。 最高音キーコードメモリ26に記憶された最高
音キーコードMKCとキーオン信号形成回路27
で形成されたキーオン信号SKONは特殊楽音形成
回路22に供給される。特殊楽音形成回路22で
は、最高音キーコードMKCが示す音高の楽音を
第1の楽音発生態様(メロデイ音色)あるいは第
2の楽音発生態様(伴奏音色)とも異なる第3の
楽音発生態様(特殊楽音のための音色)で形成
し、キーオン信号SKONに従つてエンベロープ付
与して出力する。 発音割当て回路周辺の詳細例の説明 この発明の発音割当て回路部12のように、演
奏モードに応じて鍵(鍵グループ)と楽音発生チ
ヤンネル(チヤンネルグループ)との関係を変更
するものは、特願昭54−112580号あるいは特願昭
55−8607号明細書においても示されている。発音
割当て回路部12及びその周辺回路はこれら先行
出願に示されたものを用いることができる。発音
割当て回路部12及びその周辺回路の詳細例を第
2図に示す。 第2図において、第1図の押鍵検出回路11に
相当するのはキー走査回路48と走査カウンタ4
9であり、キースイツチマトリクス47には鍵盤
部10(第1図)の各鍵に対応するキースイツチ
がマトリクス状に配列されている。第2図におい
て、キースイツチマトリクス47、キー走査回路
48、走査カウンタ49、データ多重回路17及
びリズムパターン発生回路71を除く部分が第1
図の発音割当て回路部12に相当する。 キー走査回路48はキースイツチマトリクス4
7の各キースイツチを順次走査し、各鍵に対応す
るタイムスロツトにおけるパルスの有無(“1”
か“0”)によつて当該鍵のオン・オフを示す時
分割多重化されたキーデータKTDMを単一の出
力ラインに出力する。キー走査回路48における
走査は走査カウンタ49によつて制御される。走
査カウンタ49はタイミング信号発生回路50か
ら与えられるクロツクパルスφAを計数するもの
で、該クロツクパルスφAをカウントパルスとす
るノートカウンタ部49Aとこのノートカウンタ
部49Aのキヤリイアウト信号をカウントパルス
とするオクターブカウンタ部49Bとから成る。
キー走査回路48では高音側の鍵から順に走査を
行うようになつている。すなわち、走査カウンタ
49では最高鍵C7から最低鍵C2まで高音順に
キーコードKCを出力し、キー走査回路48では
この走査カウンタ49から与えられるキーコード
KCに対応して最高鍵C7から最低鍵C2まで順
に各キースイツチを走査する。 キーコードKCはノートカウンタ部49Aから
出力される4ビツトのノートコードNCとオクタ
ーブカウンタ部49Bから出力される3ビツトの
オクターブコードOCとの組合せから成る。ノー
トカウンタ部49Aから出力されるノートコード
NCの内容は、第3図bに示すように、クロツク
パルスφAが与えられる毎に最高音名Cから最低
音名C#まで高音順に変化する。このノートコー
ドNCの音名に対応するキースイツチがキースイ
ツチマトリクス47で走査される。ノートカウン
タ部49Aで12カウントする毎にオクターブカウ
ンタ部49Bは1カウントされる。すなわち、ノ
ートカウンタ部49Aの内容が最低音名C#から
最高音名Cに変わるときにオクターブカウンタ部
49Bの内容が変化する。第3図cに示すよう
に、始め、オクターブカウンタ部49Bから出力
されるオクターブコードOCが示すオクターブ音
域は鍵C7からC#6までの最高オクターブ
(OC5)であり、このとき信号BT0が“1”とな
る。以下、第3図cに示すように、ノートカウン
タ部49Aで音名CからC#までの12のノートコ
ードNCをカウントし終える毎にオクターブカウ
ンタ部49BのオクターブコードOCの内容は1
オクターブ下のものへと順次変化していき(OC4
〜OC0)、それに伴つて信号BT1乃至BT7が順
次“1”となる。信号BT0乃至BT7はオクター
ブカウンタ部49Bの内容に対応して走査カウン
タ49から出力される。 走査カウンタ49には自動ベースコードモード
信号ABCが入力されており、このモード信号
ABCとオクターブカウンタ部49Bの状態に応
じてメロデイ用鍵域走査タイミング信号UKT及
び伴奏用鍵域走査タイミング信号LKTが該走査
カウンタ49から出力される。ノーマルモード
(ABCが“0”)の場合は、全鍵C7〜C2がメ
ロデイ用鍵域となるので(第1表参照)、この全
鍵C7〜C2が走査される期間(信号BT0乃至
BT5が発生する期間)に対応してメロデイ用鍵
域走査タイミング信号UKTが発生され、伴奏用
鍵域走査タイミング信号LKTは発生されない
(第3図cの,UKT参照)。自動ベースコー
ドモード(ABCが“1”)の場合は、前記第1表
に示すように鍵C7〜C#3がメロデイ用鍵域と
なり、鍵C3〜C2が伴奏用鍵域となる。従つて
自動ベースコードモードの場合は、第3図cの
ABC,UKT及びLKTに示すように、鍵C7〜C
#3が走査される期間(信号BT0乃至BT3が発
生する期間)に対応してメロデイ用鍵域走査タイ
ミング信号UKTが発生され、鍵C3〜C2が走
査される期間(信号BT4及びBT5の発生期間)
に対応して伴奏用鍵域走査タイミング信号LKT
が発生される。 最低鍵C2の走査タイミング以後、すなわち信
号BT5の発生時における音名Bのノートタイミ
ングから信号BT7の終わりまで、は鍵に対応し
ていず、キーデータKTDMは発生されない。信
号BT7の次には再び信号BT0が発生する。 ノートカウンタ部49Aから出力されるノート
コードNCの各ビツトN4、N3、N2、N1の値と音
名の関係の一例を第2表に示し、オクターブカウ
ンタ部49Bから出力されるオクターブコード
OCの各ビツトB3、B2、B1の値とオクターブ音域
との関係の一例を第3表に示す。
【表】
【表】
オクターブコードOC B3〜B1はノートコー
ドNC N4〜N1の上位の重みをもつ。第2表、
第3表の例では、オクターブコードOCとノート
コードNCとから成るキーコードKCの値が大きい
ものほど音高が高くなる。しかし、キー走査は高
音側から行うものとしているので、ノートカウン
タ部49A及びオクターブカウンタ部49Bでは
減算カウントを行う。すなわち、キー走査の始め
において、ノートカウンタ部49Aの内容は音名
Cを示す“1110”であり、オクターブカウンタ部
49Bの内容は音域C7〜C#6を示す“110”
であり、最高鍵C7が走査される。以後、順次減
算カウントが行われる。尚、オクターブコード
OC B3,B2,B1は“001”の次に“000”と
“111”という値をとるが、これは鍵盤には対応し
ていず、信号BT6及びBT7の発生タイミングに
対応している。 また、前記第2表に示すようにノートコード
NCは10進数の「3」、「7」、「11」及び「15」に
対応する値をとらないようになつている。そのた
め、ノートカウンタ部49Aでは10進数の
「3」、「7」、「11」及び「15」を飛越してカウン
ト動作を行うものとしている。すなわち、10進数
「12」の次は「10」、「8」の次は「6」、「4」の
次は「2」、「0」の次は「14」を夫々カウントす
るようになつており、第2表に示すような12通り
のノートコードNCを順次カウントするモジユロ
12のカウンタとなつている。 ウインドウ回路52は、キー走査回路48から
与えられた多重化キーデータKTDMを演奏モー
ドに応じて第1あるいは第2の楽音発生態様の一
方に振分けるためのものである。ノーマルモード
の場合はナンド回路53に与えられるモード信号
ABCが“0”であり、該ナンド回路53の出力
が“1”となり、アンド回路59が常に動作可能
となる。従つて、アンド回路59の他の入力に加
えられる多重化キーデータKTDMが常に該アン
ド回路59で選択され、メロデイキーデータKU
として割当て回路51に入力される。こうして、
ノーマルモードの場合は、全鍵C7〜C2に関す
る多重化キーデータKTDMがメロデイキーデー
タKUとなる。 自動ベースコードモードの場合はナンド回路5
3に与えられるモード信号ABCが“1”であ
る。ナンド回路53の他の入力には伴奏用鍵域走
査タイミング信号LKTが入力されている。第3
図cのABC,LKTに示すように、自動ベースコ
ードモードの場合は伴奏用鍵域(鍵C3〜C2)
の走査タイミングにおいて信号LKTが“1”と
なる。従つて、伴奏用鍵域の鍵C3〜C2のキー
データKTDMが出力されているときナンド回路
53の出力は“0”であり、それ以外のときすな
わちメロデイ用鍵域の鍵C7〜C#3のキーデー
タKTDMが出力されているとき該ナンド回路5
3の出力が“1”となる。従つて、自動ベースコ
ードモードの場合は、鍵C7〜C#3に関する多
重化キーデータKTDMがアンド回路59で選択
され、メロデイキーデータKUとなる。自動ベー
スコードモードの場合は、伴奏用鍵域の鍵C3〜
C2の多重化キーデータKTDMにもとづいて、
後述のように、和音キーデータKL、ベース音キ
ーデータKP、アルペジヨ音キーデータKAが求め
られ、割当て回路51に入力される。 割当て回路51では、各キーデータKU、KL、
KP、KAに対応するキーコードKCを、演奏モー
ドに応じていずれかのチヤンネルch1〜ch10
に割当てる制御を行う。ノーマルモードの場合は
メロデイキーデータKUに対応するキーコード
KCをチヤンネルch1〜ch10のいずれかに割当
てる。自動ベースコードモードの場合は、メロデ
イキーデータKUに対応するキーコードKCをチ
ヤンネルch7〜ch10のいずれかに割当て、和
音キーデータKLに対応するキーコードKCをチヤ
ンネルch1〜ch4のいずれかに割当て、ベース
音キーデータKPに対応するキーコードKCをチヤ
ンネルch6に割当て、アルペジヨ音キーデータ
KAに対応するキーコードKCをチヤンネルch5
に割当てる。 割当て回路51では、各楽音発生チヤンネル
ch1〜ch10に対応するデータが時分割で処理
されるようになつている。第3図aに示すよう
に、時分割的なチヤンネルタイミングは「1」か
ら「11」まで有り、システムクロツクパルスφに
同期して各チヤンネルタイミング「1」〜「11」
が繰返し形成される。楽音発生チヤンネルch1
〜ch10とチヤンネルタイミング「1」〜
「11」との対応を示すと、タイミング「3」、
「5」、「7」、「9」がチヤンネルch1,ch2,ch
3,ch4(自動ベースコードモードのときの和
音用チヤンネル)に対応し、タイミング「11」が
チヤンネルch5(自動ベースコードモードのと
きのアルペジヨ音用チヤンネル)に対応し、タイ
ミング「2」がチヤンネルch6(自動ベースコ
ードモードのときのベース音用チヤンネル)に対
応し、タイミング「4」、「6」、「8」、「10」がチ
ヤンネルch7,ch8,ch9,ch10に対応し、
タイミング「1」は実際の楽音発生チヤンネルに
対応していない。割当て回路51には、楽音発生
態様別のチヤンネルタイミング信号UchT,
LchT,AchT,PchTがタイミング信号発生回路
50から供給される。これらのチヤンネルタイミ
ング信号UchT,LchT,AchT,PchTは演奏モ
ードに応じて異なる態様で所定のチヤンネルタイ
ミングに対応して発生される。メロデイチヤンネ
ルタイミング信号UchT、和音チヤンネルタイミ
ング信号LchT、ベース音チヤンネルタイミング
信号PchT、及びアルペジヨ音チヤンネルタイミ
ング信号AchTは、メロデイキーデータKU、和
音キーデータKL、ベース音キーデータKP、及び
アルペジヨ音キーデータKAの各々に対応するキ
ーコードKCを割当てるべきチヤンネルを夫々示
している。 タイミング信号発生回路50では、ノーマルモ
ードのとき(信号ABCが“0”のとき)、第3図
aの,UchTに示すように、全チヤンネルch
1〜ch10に対応するチヤンネルタイミング
「2」〜「11」に対応してメロデイチヤンネルタ
イミング信号UchTのみを発生し、他の信号
LchT,AchT,PchTは発生しない。自動ベース
コードモードのとき(信号ABCが“1”のと
き)は、第3図aのABCのUchT,LchT,
AchT,PchTに示すように、夫々所定のチヤン
ネルタイミングに対応して各チヤンネルタイミン
グ信号Ucht,LchT,AchT,PchTを発生する。
更に、タイミング信号発生回路50では、クロツ
クパルスφAとこのパルスφAと逆相のクロツクパ
ルスφBを第3図aに示すように発生する。クロ
ツクパルスφAの1周期はシステムクロツクパル
スφの22周期分(22ビツトタイム)であり、11個
のチヤンネルタイミング「1」〜「11」が1巡す
る11ビツトタイムの間は“1”、2巡目の11ビツ
トの間は“0”である。 1走査サイクル(信号BT0の立上りタイミン
グから信号BT7の立下りタイミングまで)にお
ける各種処理の時間関係の概略が第3図cの
,FC,SFの欄に示されている。の欄
にはノーマルモードのときの処理の概要が示され
ている。ノーマルモードの場合は全鍵C7〜C2
がメロデイ用鍵域(UK)となり、全鍵C7〜C
2の走査タイミンダ(信号BT0〜BT5のタイミ
ング)において、キーデータKTDMによつて示
される押圧鍵を全チヤンネルch1〜ch10のい
ずれかに割当てる処理が実行される(第3図cの
の「UK割当て」参照)。第3図cのFCの欄
には、自動演奏モードとして「フインガードコー
ドモード」が選択された場合の処理の概要が示さ
れている。SFの欄には「シングルフインガモー
ド」が選択された場合の処理の概要が示されてい
る。フインガードコードモード(FC)あるいは
シングルフインガモード(SF)のいずれの場合
でも、メロデイ用鍵域(UK)の鍵C7〜C#3
の走査タイミング(信号BT0〜BT3のタイミン
ダ)においては、キーデータKTDMによつて示
されるメロデイ用鍵域(UK)の押圧鍵をメロデ
イ用楽音発生チヤンネルch7〜ch10に割当て
る処理が実行される(第3図cのFC,SFの
「UK割当て」参照)。 フインガードコードモード(FC)においては
伴奏用鍵域(LK)の押鍵音をそのまま和音構成
音とするので、伴奏用鍵域(LK)の鍵C3〜C
2の走査タイミング(信号BT4とBT5のタイミ
ング)においては、キーデータKTDMによつて
示される伴奏用鍵域(LK)の押圧鍵を和音用楽
音発生チヤンネルch1〜ch4に割当てる処理が
行われる(第3図cの「LK割当て」参照)。この
とき、伴奏用鍵域(LK)の鍵C3〜C2のキー
データKTDMをシフトレジスタ54に記憶して
おく。そして、信号BT6及びBT7のタイミング
において、シフトレジスタ54に記憶した伴奏用
鍵域キーデータにもとづいて和音の根音を検出す
る(第3図cの「根音検出」参照)。次の走査サ
イクルの信号BT0のタイミングにおいては、検
出された根音を利用して形成したベース音データ
をベース音用楽音発生チヤンネルch6に割当て
る処理を実行する(第3図cの「PK割当て」参
照)。また、自動アルペジヨ音のデータをチヤン
ネルch5に割当てる処理を行う(第3図cの
「AK割当て」参照)。 シングルフインガモード(SF)においては伴
奏用鍵域(LK)は和音構成音そのものを指定す
るのではなく和音の根音を指定するために使用さ
れるので、伴奏用鍵域(LK)の走査タイミング
(信号BT4とBT5のタイミング)において、発
音割当て処理は行われず、伴奏用鍵域(LK)の
最高押圧鍵を根音指定盤として検出する処理が実
行される(第3図cの「LK最高音検出」参照)。
尚、この例ではシングルフインガモードの場合は
根音指定盤を伴奏用鍵域の最高押圧鍵として押圧
するものとしている。信号BT7のタイミングで
は、検出された最高押圧鍵の音名すなわち根音名
にもとづいて自動的に形成した和音構成音を和音
用楽音発生チヤンネルch1〜ch4に割当てる処
理が実行される(第3図cの「SF和音割当て」
参照)。次の走査サイクルの信号BT0のタイミン
グではフインガードコードモード(FC)の場合
と同様にベース音割当て処理(PK割当て)とア
ルペジヨ音割当て処理(AK割当て)が実行され
る。 発音割当て処理に関連する回路は、割当て回路
51、ウインドウ回路52、トランケート回路5
5、キーコードメモリ56、比較回路57、オク
ターブコード変換回路58等である。キーコード
メモリ56は、チヤンネルタイミング数11に対応
する11ステージの循環型シフトレジスタ(図示せ
ず)を含み、各チヤンネルch1〜ch10に割当
てられた音のキーコードKC*を夫々記憶し、シ
ステムクロツクパルスφに従つて時分割的に出力
する。走査カウンタ49から出力されるキーコー
ドKCのうちノートコードNCはキーコードメモリ
56にそのまま入力され、オクターブコードOC
はオクターブコード変換回路58を経由してキー
コードメモリ56に入力される。オクターブコー
ド変換回路58はシングルフインガモード
(SF)のときの和音構成音のオクターブコード
(OC′)あるいはベース音のオクターブコード
(OC″)あるいはアルペジヨ音のオクターブコー
ド(OC)を形成するための回路である。 走査カウンタ49の出力キーコードKCは現在
走査中の鍵すなわち時分割多重キーデータ
KTDMに対応する鍵を表わしている。比較回路
57は、キーコードメモリ56から時分割的に出
力される各チヤンネルに割当て済みのキーコード
KC*と、キーコードメモリ56の入力側に与え
られるキーコードKCとを比較し、両者が一致し
たとき一致信号EQを出力する。 割当て回路51では、1つのキーデータ
KTDMが発生するクロツクパルスφAの1周期分
の期間(22ビツトタイム)に1回の割当て処理を
行う。従つて、1回の割当て処理期間においては
各チヤンネルタイミングが2巡する(第3図a参
照)。1回の割当て処理期間の前半の11ビツトタ
イムにおいてクロツクパルスφAが“1”とな
り、後半の11ビツトタイムにおいてクロツクパル
スφBが“1”となる。割当て回路51では、こ
のクロツクパルスφA,φBとチヤンネルタイミン
グ信号UchT,LchT,AchT,PchT(第3図a
参照)によつて処理動作が制御される。 まず、メロデイ用鍵域(UK)における押圧鍵
の割当て処理について説明する。キー走査回路4
8から出力された時分割多重キーデータKTDM
はアンド回路59,60,61に夫々入力され
る。アンド回路59の他の入力には前述のように
ナンド回路53の出力が加えられ、アンド回路6
0及び61の他の入力には伴奏用鍵域走査タイミ
ング信号LKT(第3図c参照)が加えられる。
従つて、メロデイ用鍵域(UK)のキーデータ
KTDMが出力されているときアンド回路59の
みが動作可能となり、他のアンド回路60,61
は動作不能となる。これにより、アンド回路59
からはメロデイ用鍵域のキーデータ(これをKU
で示す)のみが選択出力される。メロデイ用鍵域
のキーデータKUは割当て回路51に入力され
る。 割当て回路51では、メロデイ用鍵域のキーデ
ータKUにもとづいてメロデイ用楽音発生チヤン
ネル(自動ベースコードモードのときはch7〜
ch10、ノーマルモードのときはch1〜ch1
0)に対する割当て処理を行う。割当て回路51
では、クロツクパルスφAが“1”のとき(前半
の割当て処理期間)に比較回路57から出力され
る一致信号EQを記憶し、この記憶を後半の割当
て処理期間(クロツクパルスφBが“1”となる
11ビツトタイム)の間だけ保持する。記憶保持さ
れ一致信号EQを符号EQMで示す。EQMは一致
信号EQが発生したとき“1”であり、発生しな
かつたとき(一致しなかつたとき)“0”であ
る。また、割当て回路51にはトランケート回路
55からトランケートチヤンネル指定信号
TRU,TRLが入力される。トランケート回路5
5は、メロデイ用チヤンネル(自動ベースコード
モードのときはch7〜ch10、ノーマルモード
のときはch1〜ch10)において最も古く離鍵
状態となつた1つのチヤンネルを検出してそのチ
ヤンネルのタイミングに対応してメロデイ用トラ
ンケートチヤンネル指定信号TRUを発生すると
共に、和音用チヤンネル(自動ベースコードモー
ドのときのch1〜ch4)において最も古く離鍵
状態となつた1つのチヤンネルを検出してそのチ
ヤンネルのタイミングに対応して和音用トランケ
ートチヤンネル指定信号TRLを発生する。ま
た、割当て回路51内にはキーオンメモリ62を
含んでおり、各チヤンネルch1〜ch10)に割
当てられているキーコードKC*に対応する鍵が
現在押鍵されているかあるいは離鍵されたかを示
すキーオン信号KONを時分割的に出力する。キ
ーオン信号KONは押鍵中のとき“1”、離鍵され
ている場合は“0”である。 割当て回路51では、メロデイキーデータKU
に関連して下記の論理条件が満たされたとき
(KU,,φB,,TRU,UchTがすべて
“1”のとき)ロード信号LDを発生する。 LD=KU・・φB・・TRU・UchT
……(1) メロデイキーデータKUが“1”であること
は、該キーデータKUに同期して走査カウンタ4
9からキーコードメモリ56の入力側に与えられ
ているキーコードKCが押圧鍵に対応するもので
あることを意味する。一致記憶信号EQMを反転
した信号が“1”であることは、一致信号
EQが発生しなかつたことすなわち上記キーデー
タKUに対応する押鍵中のキーコードKCが未だ
どのチヤンネルにも割当てられていないこと、従
つてメロデイ用チヤンネルのいずれかに新たに割
当てるべきこと、を意味する。クロツクパルスφ
Bが“1”であることは、後半の割当て処理時間
であること、すなわち上記信号が正しいも
のであること、を示している。キーオン信号
KONの反転信号が“1”であることは、離
鍵状態となつているチヤンネルのタイミングであ
ることを示す。メロデイ用トランケートチヤンネ
ル指定信号TRUが“1”であることは、最も古
く離鍵状態となつたチヤンネルのタイミングであ
ること、すなわちそのチヤンネルの古い発音割当
てを消去した新たな割当てを行つてもよいチヤン
ネルであること、を意味する。メロデイ用チヤン
ネルタイミング信号UchTが“1”であること
は、メロデイ用チヤンネルのタイミング(第3図
a参照)であることを示す。 上記第(1)式の条件が満たされたとき、メロデイ
用チヤンネルの1つのチヤンネルタイミングに対
応して1度だけロード信号LDが発生される。こ
のロード信号LDはキーコードメモリ56のロー
ド制御入力Lに加えられる。キーコードメモリ5
6ではロード信号LDが発生したチヤンネルに記
憶している古いキーコードKC*に替えて走査カ
ウンタ49から与えられているキーコードKCを
取込み記憶する。また、キーオンメモリ62にお
いては、ロード信号LDが発生したチヤンネルに
対応するキーオン信号KONを“1”にセツトす
る。 キーオンメモリ62に記憶されたメロデイ用チ
ヤンネルのキーオン信号KONは次の論理条件が
満たされたとき“0”にリセツトされる。 ・EQ・UchT・KON→KONリセツト ……(2) メロデイキーデータKUの反転信号が
“1”であることは、走査カウンタ49から与え
られているキーコードKCに対応する鍵が離鍵さ
れたことを示す。一致信号EQと信号UchTが
“1”であることは、離鍵された上記キーコード
KCと同じキーコードKC*がメロデイ用チヤンネ
ルに割当てられていることを示す。キーオン信号
KONが“1”であることは、上記一致信号EQが
発生したメロデイ用チヤンネルに割当てられてい
る鍵が直前まで押圧されていたことを示す。上記
第(2)式の条件が満たされたチヤンネルタイミング
に対応するキーオン信号KONが“0”にリセツ
トされる。 次に、自動ベースコードモードのフインガード
コードモード(FC)における和音用チヤンネル
ch1〜ch4への割当て処理について説明する。
フインガードコードモード(FC)が選択された
場合、フインガードコードモード信号FCが
“1”となり、シングルフインガモード信号SFは
“0”となる。フインガードコードモード信号FC
はアンド回路60に加えられている。従つて、フ
インガードコードモード(FC)のときは、伴奏
用鍵域走査タイミング信号LKT(第3図c参
照)にもとづいて伴奏用鍵域の鍵C3〜C2のキ
ーデータKTDMがアンド回路60で選択され、
オア回路63を介して和音キーデータKLとして
割当て回路51に供給される。尚、オア回路63
の他の入力に与えられるアンド回路64の出力
は、シングルフインガモード信号SFの“0”に
より、“0”となつている。 割当て回路51では、和音キーデータKLに関
連して下記の論理条件が満たされたとき(KL,
,φB,,TRL,LchTがすべて“1”
のとき)ロード信号LDを発生する。 LD=KL・・φB・・TRL・LchT
……(3) 上記第(3)式が前記第(1)式と異なる点は、和音キ
ーデータKLに関連して和音用トランケートチヤ
ンネル指定信号TRLと和音用チヤンネルタイミ
ング信号LchT(第3図a参照)が使用される点
であり、式の意味は前述の第(1)式とほぼ同様であ
る。ロード信号LDが発生したときの処理(キー
コードメモリ56へのキーコードKCの取込みと
キーオン信号KONの記憶)も前述と同様であ
る。 また、和音用チヤンネルch1〜ch4のキーオ
ン信号KONを“0”にリセツトするときの条件
は次の通りである。 ・EQ・LchT・KON→KONリセツト ……(4) この第(4)式の意味は前述の第(2)式とほぼ同様で
ある。 次に、フインガードコードモード(FC)にお
けるベース用チヤンネルch6への発音割当てに
ついて説明する。アンド回路61では、伴奏用鍵
域走査タイミング信号LKT(第3図c)にもと
づいて時分割多重キーデータKTDMのうち伴奏
用鍵域(鍵C3〜C2)のキーデータLKTDMの
みが選択される。この伴奏用鍵域キーデータ
LKTDMは12ステージ/1ビツトのシフトレジス
タ54に取込まれる。シフトレジスタ54はクロ
ツクパルスφAによつてキー走査タイミングに同
期してシフト制御されるものであり、その12ステ
ージ目(Q12)の出力が1ステージ目(Q1)に
戻されて循環する。シフトレジスタ54の各ステ
ージの出力は根音検出ROM(リードオンリイメ
モリの略、以下同様)65に並列的に入力され
る。 シフトレジスタ54の各ステージに伴奏用鍵域
の鍵C3〜C#2に対応する12個のキーデータ
LKTDMが取込まれたとき、12ステージ目
(Q12)からは伴奏用鍵域の最高鍵C3のキーデ
ータ(該鍵C3が押鍵されているときは“1”で
押鍵されていないときは“0”)が出力され、11
ステージ目(Q11)乃至1ステージ目(Q1)か
らは鍵B2乃至C#2のキーデータが出力され
る。このとき、アンド回路61からは最低鍵C2
のキーデータLKTDMが選択出力され、シフトレ
ジスタ54の1ステージ目(Q1)に与えられ
る。同時にシフトレジスタ54の1ステージ目
(Q1)には12ステージ目(Q12)から鍵C3のキ
ーデータが与えられている。次のシフトタイミン
グにおいて各ステージのデータが次のステージに
シフトされたとき、1ステージ目(Q1)には鍵
C2またはC3のキーデータ(要するに音名Cの
押鍵データ)が取込まれる。こうして、伴奏用鍵
域における各鍵C3〜C2のキーデータLKTDM
がそれらの音名C、B、A……C#に対応する12
のノートデータに変換されて、シフトレジスタ5
4で循環保持される。シフトレジスタ54の12ス
テージ目(Q12)から出力されるノートデータの
音名は、ノートカウンタ部49Aから出力される
ノートコードNCの音名に対応している。これ
は、同じノートタイミング(第3図b参照)がク
ロツクパルスφAの12周期毎に繰返されるためで
ある。従つて、キーデータLKTDMをクロツクパ
ルスφAの12周期分遅延した12ステージ目
(Q12)の出力は、キー走査のノートタイミング
に一致する。 根音検出ROM65はシフトレジスタ54の各
ステージから与えられる12個のノートデータをア
ドレス入力として、これらのノートデータの値
(“1”と“0”)の組合せから和音が成立してい
るか否かを判断し、和音が成立したときはその成
立タイミングで“1””を出力し、和音が成立し
なかつた場合は最高音のタイミングで“1”を出
力する。勿論、押圧鍵に対応するノートデータが
“1”であり、鍵が押圧されていないノートデー
タは“0”である。根音検出ROM65ではシフ
トレジスタ54の12ステージ目(Q12)から出力
されるノートデータを1度音(1)と見なし、1ステ
ージ目乃至11ステージ目を短2度音(2b乃至長
7度音(7)と見なして、所定の和音成立条件を満た
す音程関係でシフトレジスタ54内のノートデー
タが“1”または“0”となつているかを判断す
る。シフトレジスタ54内のノートデータは順次
シフトされるので、根音検出ROM65では1度
音(1)の音名を順次変えて和音成立の可否を調べる
ことになる。 伴奏用鍵域の鍵C3〜C2のノートデータをシ
フトレジスタ54に取込み終えるのは信号BT5
のタイミング(第3図c参照)であり、その次の
信号NT6のタイミングでは伴奏用鍵域の全押圧
鍵のノートデータがシフトレジスタ54に確実に
保持されている。また、信号BT6が発生する12
個のノートタイミングにおいてシフトレジスタ5
4内の12のノートデータが1巡するので、根音検
出ROM65における和音成立可否判断が確実に
完了する。従つて、根音検出ROM65では信号
BT6の発生時に和音成立が検出されなかつた場
合はその次の信号BT7の発生時に伴奏用鍵域に
おける最高押圧鍵のノートタイミングに対応して
“1”を出力し、この最高押圧鍵を仮根音とする
ようにしている。ノートデータはシフトレジスタ
54内を高音順に(C、B、A#……C#の順
に)循環するので、信号BT7のタイミングにお
いて、シフトレジスタ54の12ステージ目
(Q12)に最初に“1”が到来したときが最高押
圧鍵のノートタイミングであり、そのときに根音
検出ROM65から“1”を出力するようにして
いる。勿論、信号BT6のタイミングにおいて和
音が成立し、その和音の根音を示すノートタイミ
ングでROM65から“1”が出力された場合
は、信号BT7のタイミングにおいて上述のよう
な仮根音選択処理は行われない。 信号BT6あるいはBT7のタイミングで根音検
出ROM65から出力された根音のノートタイミ
ングに対応する信号“1”はアンド回路66に入
力される。アンド回路66の他の入力には、フイ
ンガードコードモード信号FC及び信号BT6と
BT7とをオア合成した信号BT6+BT7が加え
られる。従つてフインガードコードモード(FC
が“1”)のときに信号BT6あるいはBT7のタ
イミング(BT6+BT7が“1”)で根音検出
ROM65から出力された根音のノートタイミン
グに対応するデータ“1”はアンド回路66を通
過し、オア回路67を介して根音シフトレジスタ
68に入力される。尚、シフトレジスタ54に保
持されたノートデータは次の走査サイクルにおけ
る伴奏用鍵域走査タイミングの直前に信号BT3
によつてすべてクリアされる。 根音シフトレジスタ68は12ステージ/1ビツ
トの循環型シフトレジスタであり、クロツクパル
スφAによつてシフト制御される。この根音シフ
トレジスタ68では、根音(または仮根音)のノ
ートタイミングで取込まれた単一の信号“1”が
順次シフトされ、循環保持される。従つて、根音
シフトレジスタ68の1ステージ目(Q1)から
は根音の半音下(長7度音)のノートタイミング
で“1”が出力され、2ステージ目(Q2)から
は根音の2半音下(短7度音)のノートタイミン
グで“1”が出力され、以下3ステージ目乃至12
ステージ目(Q12)からは長6度音乃至1度音根
音)のノートタイミングで“1”が出力される。
従つて、根音シフトレジスタ68の各ステージは
音程度数に対応している。尚、根音シフトレジス
タ68はオア回路67から“1”が与えられたと
きに該レジスタ68内に記憶されている“1”
(古い根音データ)をクリアするようになつてい
る。 根音シフトレジスタ68の各ステージの出力は
ベース音キーデータ形成回路69及びSF和音キ
ーデータ形成回路70に並列的に入力される。リ
ズムパターン発生回路71から発生されたベース
パターンデータBPがデコーダ72でデコードさ
れ、ベース音キーデータ形成回路69に入力され
る。ベースパターンデータBPは、ベース音を発
音すべきタイミングにおいて発生されるもので、
発音すべきベース音の音程度数(1度あるいは3
度等、根音に対する音程)を示すコード信号であ
る。ベース音キーデータ形成回路69では、根音
シフトレジスタ68の各ステージ出力のうち、デ
コーダ72でデコードされたベース音度数に対応
するステージの出力を選択し、アンド回路73に
供給する。アンド回路73の他の入力には信号
BT0が加えられている。根音シフトレジスタ6
8に根音データが取込まれるのは信号BT6また
はBT7のタイミングであるので、その次の信号
BT0のタイミングにおいては根音シフトレジス
タ68内をデータ“1”が確実に1巡する。従つ
て、信号BT0のタイミングでアンド回路73を
動作可能とすることにより正しいデータをベース
音キーデータ形成回路69から取り出すことがで
きる。アンド回路73の出力はベース音キーデー
タKPとして割当て回路51に入力される。この
ベース音キーデータKPは、ベースパターンデー
タBPによつて指示された音程度数に相当する音
名のノートタイミングで“1”となるものであ
る。 ベース音キーデータKPが“1”となるとき、
ノートカウンタ部49Aから出力されるノートコ
ードNCが該ベース音キーデータKPによつて指示
されたベース音の音名を示している。このときオ
クターブコード変換回路58からは、ベース音用
発音チヤンネルのタイミングに対応してベース音
用のオクターブコードOC″が出力される。アンド
回路74には信号BT0とベース音チヤンネルタ
イミング信号PchT(第3図a参照)とが入力さ
れており、ベース音キーデータKPが発生される
信号BT0の発生時において、ベース音用のチヤ
ンネルタイミングにおいて該アンド回路74の出
力が“1”となる。オクターブ変換回路58で
は、アンド回路74の出力が“1”のとき、オク
ターブコードOCの値をベース音用のオクターブ
音域を示すオクターブコードOC″に変換して出力
する。従つて、キーコードメモリ56及び比較回
路57に入力されるキーコードKCはノートコー
ドNCとオクターブコードOC″との組合せから成
るものとなり、ベース音キーデータKPに対応す
るベース音を表わすものとなる。 割当て回路51では、ベース音キーデータKP
に関して次の論理条件が満たされたときロード信
号LDを発生する。 LD=KP・φB・PchT ……(5) すなわち、ベース音キーデータKPが“1”と
なると、後半の割当て処理期間(φBが“1”)の
ベース音用のチヤンネルタイミング(PchTが
“1”)においてロード信号LDを発生する。この
ロード信号LDにもとづいて、ノートコードNCと
オクターブコードOC″とから成るベース音のキー
コードがキーコードメモリ56に取込まれ、かつ
キーオンメモリ62にキーオン信号KONが記憶
される。 次に、シングルフインガモード(SF)におけ
る処理について説明する。シングルフインガモー
ドが選択されている場合は、フインガードコード
モード信号FCは“0”であり、シングルフイン
ガモード信号SFが“1”となる。従つて、信号
FCの“0”によりアンド回路60が動作不能と
なり、伴奏用鍵域で実際に押鍵されているキーデ
ータKTDMは和音キーデータKLとして使用され
ない。また、信号FCの“0”によりアンド回路
66も動作不能となり、根音検出ROM65の出
力も利用されない。 アンド回路61で選択された伴奏用鍵域のキー
データLKTDMはSF最高音検出回路75に入力
される。SF最高音検出回路75では、伴奏用鍵
域の最高押圧鍵をシングルフインガモード
(SF)における根音指定鍵として検出する。時分
割多重化された伴奏用鍵域キーデータLKTDMに
おいては、信号BT4及びBT5のタイミングにお
いて高音順に各鍵C3〜C2のデータが現われる
ので、最初に“1”が現われたときが伴奏用鍵域
の最高押圧鍵の走査タイミングに相当する。そこ
で、SF最高音検出回路75では、時分割多重化
されたキーデータLKTDMのうちで一番先に到来
した“1”を優先選択し、根音指定キーデータ
SFRTとしてアンド回路76に形成する。また、
SF最高音検出回路75では根音指定キーデータ
SFRTが優先選択されたことを記憶し、この記憶
にもとづいて以後の(最高音よりも低音側の)キ
ーデータLKTDMを阻止する。この記憶は次の走
査サイクルにおける信号BT3のタイミングでク
リアされる。 アンド回路76の他の入力には信号BT4とBT
5をオア合成した信号BT4+BT5とシングルフ
インガモード信号SFが加えられ、その出力はオ
ア回路67を経由して根音シフトレジスタ68に
入力される。従つて、シングルフインガモード
(SFが“1”)のときは根音指定キーデータ
SFRTが“1”となるタイミングで根音シフトレ
ジスタ68に“1”が取込まれる。前述と同様
に、根音シフトレジスタ68では単一の“1”が
循環し、度数(7)(7b)…(2b)、(1)に対応する
各ステージから順番に“1”が出力される。各度
数(7)〜(1)に対応する各ステージから“1”が出力
されるタイミングは根音指定データSFRTによつ
て定まる。例えば根音指定データSFRTが音名C
のノートタイミングで“1”となつた場合は長7
度(7)に対応するシフトレジスタ68の1ステージ
目(Q1)からは音名Bのノートタイミングで
“1”が出力される。 SF和音キーデータ形成回路70では、マイナ
和音選択信号min及びセブンス和音選択信号7th
の内容に応じて根音シフトレジスタ68の所定の
ステージの出力を選択してアンド回路64に加え
る。和音選択信号min,7thはシングルフインガ
モードのときの和音種類を選択指定する信号であ
り、両信号min及び7thが共に“0”のときはメ
ジヤ和音、信号minが“1”のときはマイナ和
音、信号7thが“1”のときはセブンス和音を示
す。この和音選択信号min,7thは専用の和音種
類選択スイツチ(図示せず)の選択操作にもとづ
いて発生するようにしてもよいし、鍵盤の白鍵、
黒鍵を利用した選択操作にもとづいて発生するよ
うにしてもよい。SF和音キーデータ形成回路7
0では、メジヤ和音(min,7thが共に“0”)
の場合は1度、長3度、完全5度に対応する根音
シフトレジスタ68の12ステージ目及び8ステー
ジ目及び5ステージ目の出力を夫々選択し多重化
してアンド回路64に供給する。また、マイナ和
音(minが“1”)の場合は前記長3度に対応す
る8ステージに替えて短3度に対応する9ステー
ジ目の出力を選択する。また、セブンス和音(7
thが“1”)の場合は前記完全5度に対応する5
ステージ目に替えて短7度に対応する2ステージ
目の出力を選択する。 アンド回路64の他の入力には信号BT7とシ
ングルフインガモード信号SFが入力される。従
つて、SF和音キーデータ形成回路70から出力
されたシングルフインガモード用の各和音構成音
の多重化キーデータは、シングルフインガモード
(SFが“1”)のときの信号BT7のタイミング
(第3図c参照)においてアンド回路64を通過
し、オア回路63を介して和音キーデータKLと
して割当て回路51に供給される。 割当て回路51における和音キーデータKLに
関する割当て条件は前記第(3)式に示した通りであ
る。ところで、シングルフインガモードの場合は
上述のように和音キーデータKLは信号BT7のタ
イミングで発生されるので、そのときオクターブ
カウンタ部49Bから出力されるオクターブコー
ドOCの内容は実際の鍵盤音域には対応していな
い値となつている。そのため、オクターブコード
変換回路58においてこのオクターブコードOC
を和音用の所定のオクターブ音域を示すオクター
ブコードOC′に変換するようにしている。すなわ
ち、シングルフインガモード信号SFと信号BT7
がアンド回路77に入力されており、このアンド
回路77の出力が“1”のとき(すなわちアンド
回路64の条件が成立してシングルフインガモー
ド用の和音キーデータKLが発生するとき)オク
ターブコード変換回路58ではオクターブコード
OCを和音用オクターブコードOC′に変換して出
力する。従つて、或るノートタイミングで発生し
たキーデータKLに関して割当て条件が成立して
ロード信号LDが発生されたとき、そのキーデー
タKLの音名を示すノートコードNCと和音用オク
ターブコードOC′との組合せから成るキーコード
KCがキーコードメモリ56に取込まれる。尚、
シングルフインガモードにおける和音用チヤンネ
ルのキーオン信号KONのリセツトに関しては前
記第(4)式は適用されず、伴奏用鍵域で押圧鍵が存
在しなくなつたときに和音用チヤンネルのキーオ
ン信号KONがリセツトされる。 シングルフインガモード(SF)におけるベー
ス音キーデータ形成及びその和音割当て処理は前
述のフインガードコードモード(FC)の場合と
同様である。 アルペジヨ音キーデータ形成回路78において
は、フインガードコードモード(FC)あるいは
シングルフインガモード(SF)による伴奏和音
の構成音の各キーデータのノートタイミングを記
憶するシフトレジスタ(図示せず)を含んでお
り、記憶した和音構成音のキーデータ(ノートデ
ータ)の中からアルペジヨパターンデータARP
によつて指定された音高順位の音を探し出し、探
し出した音名のノートタイミングに対応してアン
ド回路79に“1”を出力する。アンド回路79
の他の入力には信号BT0が加えられており、ア
ルペジヨ音キーデータ形成回路78の出力が信号
BT0のタイミングでアンド回路79を通過し、
アルペジヨ音キーデータKAとして割当て回路5
1に入力される。このアルペジヨ音キーデータ
KAはアルペジヨ音のノートタイミングに対応し
て“1”となる。オクターブコード変換回路58
に関連するアンド回路80には信号BT0とアル
ペジヨ音チヤンネルタイミング信号AchT(第3
図a参照)が入力されており、信号BT0の発生
時のアルペジヨ音用のチヤンネルタイミングにお
いて該アンド回路80の出力が“1”となる。オ
クターブコード変換回路58では、アンド回路8
0の出力が“1”のとき、オクターブコードOC
の代わりにアルペジヨ音用のオクターブ音域を示
すオクターブコードOCを出力する。従つて、
アルペジヨ音キーデータKAの発生時にアルペジ
ヨ音チヤンネルタイミングにおいてキーコードメ
モリ56に入力されるキーコードKCはノートコ
ードNCとオクターブコードOCの組合せから成
るものとなり、該キーデータKAに対応するアル
ペジヨ音の音高を表わしている。 割当て回路51では、アルペジヨ音キーデータ
KAに関して次の論理条件が満たされたときロー
ド信号LDを発生する。 LD=KA・φB・AchT ……(6) すなわち、アルペジヨ音キーデータKAが
“1”となると、後半の割当て処理期間(φBが
“1”)のアルペジヨ音用のチヤンネルタイミング
(AchTが“1”)においてロード信号LDが発生さ
れる。このロード信号LDにもとづいて、ノート
コードNCとオクターブコードOCから成るアル
ペジヨ音のキーコードKCがキーコードメモリ5
6に取込まれ、かつキーオンメモリ62にキーオ
ン信号KONが記憶される。 以上のようにして、キーコードメモリ56には
各チヤンネルch1〜ch10に割当てられたキー
コードKC*が記憶され、かつキーオンメモリ6
2には各チヤンネルに対応してキーオン信号
KONが記憶される。キーコードメモリ56及び
キーオンメモリ62から第3図aに示すチヤンネ
ルタイミングに従つて時分割的に出力される各チ
ヤンネルのキーコードKC*及びキーオン信号
KONはデータ多重回路17に加えられ、4ビツ
トのデータKD1〜KD4に多重化される。このほか
にデータ多重回路17には和音チヤンネルタイミ
ング信号LchTとリズムパターン発生回路71か
ら発生された和音発音タイミングパターンパルス
CT及び自動ベースコードモード信号ABCが入力
されており、和音チヤンネルタイミング信号
LchTに対応して発生されるキーオン信号KON
(すなわち和音のキーオン信号KON)を和音発音
タイミングパターンパルスCTのパルス幅と同じ
時間幅に整形する(和音チヤンネルのキーオン信
号KONをパルスCTによつてきざむ)。 データ多重回路17から出力される多重化デー
タKD1〜KD4の状態の一例を第4図に示す。多重
化データKD1〜KD4は1サイクルが22タイムスロ
ツトから成るもので、第4図の「タイムスロツ
ト」の欄には各タイムスロツトの発生順に「1」
〜「22」の番号が付けられている。1タイムスロ
ツトの時間幅はシステムクロツクパルスφの1ビ
ツトタイムである。従つて、データKD1〜KD4の
1繰返しサイクルは1回の発音割当て処理期間と
同じ22ビツトタイムである。第4図の「チヤンネ
ルタイミング」の欄には割当て回路51及びキー
コードメモリ56等における時分割チヤンネルタ
イミング「2」〜「11」(第3図a参照)を示し
た。これは、これらのチヤンネルタイミング
「2」〜「11」においてデータ多重回路17に入
力されたキーコードKC*(ノートコードN1〜
N4及びオクターブコードB1〜B3)とキーオ
ン信号KONがデータKD1〜KD4として多重化出
力されるタイムスロツトを理解させるために示し
たものである。「チヤンネル」の欄には、これら
のチヤンネルタイミングに対応する楽音発生チヤ
ンネルch1〜ch10を示した。また、「」の
欄にはノーマルモードの場合は上記全チヤンネル
ch1〜ch10がメロデイ音用チヤンネルUとな
ることを示しており、「ABC」の欄には自動ベー
スコードモードの場合は上記各チヤンネルch1
〜ch10が和音用チヤンネルLあるいはアルペ
ジヨ音用チヤンネルAあるいはベース音用チヤン
ネルPあるいはメロデイ音用チヤンネルUのどれ
に相当するかを示している。 楽音発生チヤンネルに対応していないタイムス
ロツト「1」においてはデータKD1〜KD4がすべ
て“1”となる。これはデータKD1〜KD4の基準
タイミングすなわちタイムスロツト「1」を示す
ためである。タイムスロツト「2」においては自
動ベースコードモード信号ABCの状態(“1”あ
るいは“0”)がデータKD2として送出される。
楽音発生チヤンネルch1〜ch10に対応するタ
イムスロツト「3」〜「22」においては1チヤン
ネルにつき2つのタイムスロツトが割当てられ
る。各チヤンネルの最初のタイムスロツト
「3」、「5」、…「21」においてはそのチヤンネル
に割当てられた音のオクターブコードB1〜B3
とキーオン信号KONがデータKD1〜KD4として
送出され、次のタイムスロツト「4」、「6」、…
「22」においてはそのチヤンネルに割当てられた
音のノートコードN1〜N4がデータKD1〜KD4
として送出される。 メロデイ最高音検出部の詳細例の説明 メロデイ最高音検出部21におけるデータ復調
回路23及び伴奏音キヤンセル回路24の詳細例
を第5図に示し、最高音検出回路25の詳細例を
第6図に示し、最高音キーコードメモリ26及び
キーオン信号形成回路27の詳細例を第7図に示
す。 第5図において、4ビツトの多重化データKD1
〜KD4はデータ復調回路23のラツチ回路81の
ラツチ位置L1〜L4に入力されると共に遅延フリ
ツプフロツプ82,83,84,85で1ビツト
タイム遅延されて同ラツチ回路81のラツチ位置
L5〜L8に入力される。また、データKD1〜KD4
の全ビツトがアンド回路87に入力される。タイ
ムスロツト「1」(第4図参照)においてデータ
KD1〜KD4がすべて“1”となると、アンド回路
87の出力が“1”となる。このアンド回路87
の出力“1”はタイムスロツト「1」を示す基準
パルスSYとしてオア回路88に加えられると共
に遅延フリツプフロツプ86に加えられる。 オア回路88の出力は遅延フリツプフロツプ8
9に加わり、該遅延フリツプフロツプ89の出力
がインバータ90で反転されてオア回路88に戻
される。遅延フリツプフロツプ89はシステムク
ロツクパルスφによつて制御される。基準パルス
SYが発生する1ビツトタイム(タイムスロツト
「1」)の間オア回路88の出力は“1”となり、
その次の1ビツトタイム(タイムスロツト
「2」)においては遅延フリツプフロツプ89の出
力が“1”でオア回路88の出力が“0”とな
り、更にその次の1ビツトタイム(タイムスロツ
ト「3」)においては遅延フリツプフロツプ89
の出力が“0”でオア回路88の出力が“1”と
なる。こうしてオア回路88と遅延フリツプフロ
ツプ89から1ビツトタイム毎に交互に“1”が
出力される。オア回路88の出力はアンド回路9
1に、遅延フリツプフロツプ89の出力はアンド
回路92に、夫々入力される。アンド回路91及
び92の他の入力には1ビツトタイムの前半で
“1”に立上るシステムクロツクパルスφと同じ
周期のクロツクパルスφ2が入力される。尚、シ
ステムクロツクパルスφは実際は2相クロツクパ
ルスであり、その1つがクロツクパルスφ2であ
る。従つて、アンド回路91及び92から夫々出
力されるタイミングパルスφA′及びφB′は第8図
に示すように発生する。第8図にはデータKD1〜
KD4のタイムスロツト「1」〜「22」(第4図参
照)と基準パルスSYも示されている。 遅延フリツプフロツプ86からは基準パルス
SYを1ビツトタイム遅延したパルスT1Sが得ら
れる。このパルスT1Sは第8図に示すようにデー
タKD1〜KD4のタイムスロツト「2」に対応して
“1”となる。このパルスT1Sはラツチ回路81
のラツチ位置L9に入力される。 ラツチ回路81の制御入力(L)にはアンド回路9
2から出力されるタイミングパルスφB′が加えら
れる。従つて、ラツチ回路81は偶数のタイムス
ロツト「2」、「4」、「6」…「22」毎に入力デー
タを取込み、ラツチする。タイムスロツト「2」
のときにラツチ回路81のラツチ位置L1、L3、
L4に取込まれるデータKD1、KD3、KD4は
“0”であり、ラツチ位置L2に取込まれるデータ
KD2はモード信号ABCである(第4図参照)。ま
た、タイムスロツト「2」のときにラツチ回路8
1のラツチ位置L5〜L8に取込まれるデータはタ
イムスロツト「1」のときのデータKD1〜KD4
(すなわち“1111”)である。また、ラツチ位置
L9にはパルスT1S(すなわち“1”)がタイムス
ロツト「2」のときに取込まれる。タイムスロツ
ト「2」のときにラツチ位置L1、L3、L4、L5、
L6、L7、L8に取込まれたデータは無意味なデー
タであり、全く利用されないままに、次のラツチ
タイミング(タイムスロツト「4」)のときに消
去される。他方、タイムスロツト「2」のときに
ラツチ位置L2及びL9に取込まれたモード信号
ABC及びパルスT1S(すなわち“1”)は、次の
ラツチタイミング(タイムスロツト「4」)にお
いて消去されるまで、すなわちタイムスロツト
「2」と「3」の間、保持され、この間に伴奏音
キヤンセル回路24等で利用される。ラツチ回路
81のラツチ位置L9から出力されるタイミング
信号T1は、第8図に示すように、タイムスロツ
ト「2」と「3」の間だけ“1”となる。 タイムスロツト「4」以降におけるラツチ回路
81のラツチ動作は次の通りである。すなわち、
偶数のタイムスロツト「4」、「6」、…「22」毎
にラツチすることにより、そのときにデータKD1
〜KD4として送出されているノートコードN1〜
N4と、遅延フリツプフロツプ82〜85で遅延
された1タイムスロツト前の同じチヤンネルのオ
クターブコードB1〜B3とキーオン信号KON
がラツチ位置L1〜L8に同時にラツチされる。2
ビツトタイム毎にラツチ回路81のラツチ内容が
書替えられるので、該ラツチ回路81のラツチ位
置L1〜L8から出力される同じチヤンネルのデー
タN1〜N4、B1〜B3、KONの時間幅は2ビツトタ
イムであり、2ビツトタイム毎にデータN1〜
N4、B1〜B3、KONのチヤンネルが切換わる。ラ
ツチ回路81のラツチ位置L1〜L8から出力され
るデータN1〜N4、B1〜B3、KONのチヤンネルを
第8図の「ラツチ81」に示す。尚、ラツチ位置
L2からは前述のようにタイムスロツト「2」と
「3」の間モード信号ABCが出力される。 伴奏音キヤンセル回路24においては、伴奏音
のキーコード(ノートコードN1〜N4とオクタ
ーブコードB1〜B3)をキヤンセルするための
アンド回路93乃至99を含んでいる。各アンド
回路93乃至99の一方入力にはラツチ回路81
のラツチ位置L1乃至L7の出力(すなわちキーコ
ードの各ビツトN1〜B3)夫々入力されており、
他の入力にはイネーブル信号ENBがノア回路1
00から与えられる。ノア回路100には、ラツ
チ位置L9から出力されるタイミング信号T1とシ
フトレジスタ101の全ステージの出力が入力さ
れている。タイムスロツト「2」及び「3」にお
いては、タイミング信号T1が“1”となるの
で、ノア回路100から出力されるイネーブル信
号ENBは“0”となり、アンド回路93乃至9
9を動作不能にする。これにより、タイムスロツ
ト「2」及び「3」のときにラツチ回路81のラ
ツチ位置L1〜L7から出力される無意味なデータ
が阻止される。 ラツチ回路81のラツチ位置L2とL9の出力は
アンド回路102に入力される。ラツチ位置L9
から出力されるタイミング信号T1が“1”のと
き、すなわちタイムスロツト「2」と「3」のと
き、のみ該アンド回路102が動作可能となる。
このときラツチ位置L2からはモード信号ABCが
出力される。従つて、モード信号ABCが“1”
のときすなわち自動ベースコードモードのとき、
タイムスロツト「2」及び「3」においてアンド
回路102の条件が成立し、その出力が“1”と
なる。アンド回路102の出力“1”はシフトレ
ジスタ101に入力され、タイミングパルスφ
A′,φB′に従つて2ビツトタイム毎にシフトされ
る。シフトレジスタ101は6ステージであり、
タイムスロツト「2」及び「3」において取込ん
だ“1”をタイムスロツト「4」及び「5」にお
いて第1ステージから出力し、更にこの“1”を
2ビツトタイム(2タイムスロツト)毎に順送り
にシフトする。従つて、最後の第6ステージから
“1”が出力されるのはタイムスロツト「14」及
び「15」のときである。シフトレジスタ101の
全ステージがノア回路100に入力されるので、
各ステージから順送りに“1”が出力されるタイ
ムスロツト「4」から「15」までの間、該ノア回
路100から出力されるイネーブル信号ENBが
“0”となる。前述のように、タイムスロツト
「2」及び「3」においてもイネーブル信号ENB
は“0”となるので、自動ベースコードモード
(ABCが“1”)の場合は、第8図のABC,ENB
に示すように、タイムスロツト「2」から「15」
までの間、イネーブル信号ENBが“0”とな
る。 シフトレジスタ101のステージ数6は、自動
ベースコードモードのときの伴奏用チヤンネル
ch1〜ch6の数に対応している。シフトレジス
タ101の各ステージから順送りに“1”が出力
されてイネーブル信号ENBが“0”となるタイ
ムスロツト「4」から「15」までの間において
は、第8図の「ラツチ81」に示すようにラツチ
回路81のラツチ位置L1〜L8からは伴奏用チヤ
ンネルch1〜ch6のキーコードN1〜B3及び
キーオン信号KONが出力される。従つて、信号
ENBの“0”により動作不能となつたアンド回
路93乃至99において伴奏用チヤンネルch1
〜ch6のキーコードN1〜B3がすべて阻止さ
れる。メロデイ用チヤンネルch7〜ch10のキ
ーコードN1〜B3及びキーオン信号KONがラ
ツチ回路81から出力されるタイムスロツト
「16」以降においてはイネーブル信号ENBが
“1”に立上り、アンド回路93乃至99が動作
可能となる。従つて、メロデイ用チヤンネルch
7〜ch10のキーコードN1〜B3のみがアン
ド回路93乃至99で選択される。 ノーマルモードの場合は、モード信号ABCが
“0”であるのでタイミング信号T1が“1”とな
るタイムスロツト「2」及び「3」においてアン
ド回路102の条件は成立しない。従つてシフト
レジスタ101に“1”は取込まれず、各ステー
ジから“1”は出力されない。従つて、第8図の
,ENBに示すように、イネーブル信号ENB
はタイムスロツト「2」と「3」のときのみ
“0”であり、タイムスロツト「4」以降は
“1”となる。ノーマルモードの場合は全チヤン
ネルch1〜ch10がメロデイ用チヤンネルであ
り、タイムスロツト「4」以降にラツチ回路81
から出力される全チヤンネルch1〜ch10のキ
ーコードN1〜B3がアンド回路93乃至99で
選択される。 アンド回路93乃至99で選択されたメロデイ
用チヤンネルのキーコード(これをN1*〜B3
*で示す)は第6図に示す最高音検出回路25に
供給され、ラツチ回路103に入力されると共に
セレクタ104のA入力に加えられる。また、ラ
ツチ回路81のラツチ位置L8から出力されたキ
ーオン信号KONは第6図のオア回路105に入
力され、ラツチ位置L9から出力されたタイミン
グ信号T1は第6図のオア回路105及び106
及びアンド回路107及び108に夫々入力され
る。 第6図に示す最高音検出回路25において、メ
ロデイ音の最高音を検出するために関与する回路
はラツチ回路103、ラツチ回路109、セレク
タ104、及び比較器110である。セレクタ1
04と比較器110は発音制御部29に属するよ
うに示されているが、メロデイ最高音検出及び前
回の最高音と今回の最高音の音程検出の両方に共
用されるようになつている。比較器110が、前
回の最高音と今回の最高音の音程検出に使用され
るのはタイミング信号T1が発生するタイムスロ
ツト「2」及び「3」のとき(詳しくはタイムス
ロツト「2」のとき)であり、メロデイ最高音検
出に使用されるのはタイムスロツト「4」以降で
ある。 まず最高音検出動作について説明する。 最高音検出は、ラツチ回路103にラツチされ
ているキーコードと伴奏音キヤンセル回路24
(第5図)から時分割的に供給されるメロデイ用
チヤンネル(チヤンネルタイミングは第8図のラ
ツチ81参照)のキーコードN1*〜B3*を比
較器110において比較し、より大きい値の(よ
り高音側の)キーコードをラツチ回路103にラ
ツチすることにより行なわれる。タイムスロツト
「2」及び「3」において“1”となるタイミン
グ信号T1がオア回路106を介してアンド回路
115に加わり、タイミングパルスφA′(第8図
参照)が“1”となるタイムスロツト「3」にお
いて該アンド回路115から“1”が出力され
る。このアンド回路115の出力“1”はラツチ
回路103のロード制御入力(L)に与えられる。こ
のタイムスロツト「3」においては、前述のよう
に、伴奏音キヤンセル回路24のアンド回路93
乃至99(第5図)は動作せず、ラツチ回路10
3に入力されるデータ(N1*〜B3*)はすべて
“0”である。従つて、タイムスロツト「3」に
おいてラツチ回路103に強制的にオール“0”
が取込まれ、該ラツチ回路103の内容がクリア
される。その次のタイムスロツト「4」から次の
サイクルのタイムスロツト「1」までの間、タイ
ミング信号T1は“0”であり、この間に最高音
検出処理が行われる。 タイミング信号T1はアンド回路107に加え
られており、該信号T1が“0”のとき、アンド
回路107の出力が“0”となり、インバータ1
11の出力が“1”となる。インバータ111の
出力はセレクタ104のAセレクト制御入力
(SA)に与えられる。セレクタ104はAセレク
ト制御入力(SA)に与えられる信号が“1”の
ときはA入力に与えられているキーコードN1*
〜B3*を選択して比較器110のA入力に加え
る。比較器110のB入力には加算器112の出
力(S)が加えられる。加算器112のA入力に
はラツチ回路103の出力が加わり、B入力には
アンド回路108の出力と信号“0”を合成した
7ビツトのデータが加わる。このB入力に加わる
7ビツトのデータは下から3ビツト目のデータが
アンド回路108の出力であり、他のビツトはす
べて“0”である。タイミング信号T1が“0”
のとき、すなわちタイムスロツト「4」から次の
サイクルのタイムスロツト「1」までの間、アン
ド回路108の出力は“0”であり、加算器11
2のB入力に加わる7ビツトのデータはすべて
“0”である。従つて、タイミング信号T1が
“0”のときはラツチ回路103からA入力に与
えられるデータがそのまま加算器112から出力
されて比較器110のB入力に与えられる。 比較器110はA入力とB入力の関係がA≧B
のとき“1”を出力し、アンド回路113に入力
する。アンド回路113の他の入力はオア回路1
05の出力と加算器112のキヤリイアウト信号
C0をインバータ114で反転した信号が加えら
れる。最高音検出動作の場合は前述のように加算
器112は実質的な加算動作を行なわないため、
キヤリイアウト信号C0は発生せず、インバータ
114の出力は“1”である。オア回路105に
はキーオン信号KONとタイミング信号T1が加え
られるが、最高音検出動作はタイミング信号T1
が“0”のときに行われるので、この場合はタイ
ミング信号T1は問題とならず、結局、キーオン
信号KONが“1”のときにアンド回路113が
動作可能となる。 キーオン信号KONが“1”であることは、該
キーオン信号KONと同時に与えられるメロデイ
音のキーコードN1*〜B3*に対応する鍵が押
圧中であることを意味している。従つて、セレク
タ104のA入力を介して比較器110のA入力
に与えられるキーコードN1*〜B3*がラツチ
回路103にラツチされているキーコードよりも
大きい(より高音である)かあるいは等しい場合
は比較器110の出力(A≧B)が“1”とな
り、しかもそのキーコードN1*〜B3*に対応
する鍵が押鍵中である場合に限りアンド回路11
3の出力が“1”となる。アンド回路113の出
力はオア回路106を介してアンド回路115に
加わる。アンド回路115の他の入力にはタイミ
ングパルスφA′(第8図参照)が加えられる。ア
ンド回路115の出力はラツチ回路103のロー
ド制御入力(L)に与えられる。従つて、上述のよう
に比較器110の出力(A≧B)にもとづいてア
ンド回路113の出力が“1”となつたとき、タ
イミングパルスφA′のタイミングでアンド回路1
15から“1”が出力され、該比較器110の条
件(A≧B)を成立させたキーコードN1*〜B
3*がラツチ回路103にラツチされる。 以上のようにして、メロデイ用チヤンネル(ノ
ーマルモードのときはch1〜ch10、自動ベー
スコードモードのときはch7〜ch10)のキー
コードN1*〜B3*が順次比較され、より大き
な値の(すなわちより高音側の)キーコードがラ
ツチ回路103にラツチされる。尚、前述のよう
に、ノーマルモードの場合はタイムスロツト
「4」から次のサイクルのタイムスロツト「1」
までの間(第8図参照)においてメロデイ用チヤ
ンネルch1〜ch10のキーコードN1*〜B3
*が伴奏音キヤンセル回路24(第5図)から順
次出力される。また、自動ベースコードモードの
場合はタイムスロツト「16」から次のサイクルの
タイムスロツト「1」までの間においてメロデイ
用チヤンネルch7〜ch10のキーコードN1*
〜B3*が順次出力される。一番最後のチヤンネ
ルch10のキーコードN1*〜B3*とラツチ
回路103の内容との比較を終えるタイムスロツ
ト「1」の次のタイムスロツト「2」において
は、真のメロデイ最高音のキーコードがラツチ回
路103に確実にラツチされている。 ラツチ回路103の出力はラツチ回路109に
入力される。ラツチ回路109のロード制御入力
(L)には、タイムスロツト「2」において“1”と
なるパルスT1S(第8図参照)が第5図の遅延フ
リツプフロツプ86から供給される。従つて、タ
イムスロツト「2」においてラツチ回路103に
ラツチされている真の最高音キーコードがラツチ
回路109に取込まれる。他方、タイムスロツト
「2」及び「3」において“1”となるタイミン
グ信号T1にもとづいて、前述のように、タイム
スロツト「3」においてアンド回路115の出力
が“1”となり、ラツチ回路103がクリアされ
る。従つて、前のサイクルのタイムスロツト
「4」からタイムスロツト「1」までの処理にお
いて検出された最高音のキーコードがタイムスロ
ツト「2」においてラツチ回路109に取込まれ
た直後に、ラツチ回路103における該最高音キ
ーコードの記憶がクリアされる。 以上のような最高音検出動作が、多重化データ
KD1〜KD4の1サイクル(22タイムスロツト)毎
に繰返される。各サイクルにおいて検出された最
高音キーコードはパルスT1Sのタイミング(タイ
ムスロツト「2」)でラツチ回路109にラツチ
され、その都度、ラツチ回路109の記憶が書替
えられる。ラツチ回路109にラツチされた最高
音キーコードは遅延回路116に入力され、2相
のタイミングパルスφA′,φB′(第8図)に従つ
て2ビツトタイム遅延されて出力される。遅延回
路116から出力された最高音キーコードはゲー
ト回路117に加わる。ゲート回路117は発音
制御部29から与えられる発音制御信号SEによ
つて制御される。 発音制御部29は、発音制御モード選択スイツ
チ28(第1図)がオフのとき(発音制御モード
信号PCが“0”のとき)は発音制御信号SEを常
に“1”にし、ゲート回路117を常に動作可能
とする。発音制御モード選択スイツチ28がオン
(信号PCが“1”)のときは、前回検出した最高
音キーコードと今回検出した最高音キーコードを
パルスT1Sのタイミング(第8図参照)で比較
し、この比較結果にもとづいて発音制御信号SE
を“1”または“0”としてゲート回路117を
制御する。 まず、発音制御モード信号PCが“1”の場合
について説明する。この信号PCはアンド回路1
07に加えられる。アンド回路107の他の入力
にはタイミング信号T1(第8図)が加えられて
おり、該信号T1が“1”となるタイムスロツト
「2」及び「3」において該アンド回路107の
出力が“1”となる。アンド回路107の出力
“1”はセレクタ104のBセレクト制御入力
(SB)に与えられる。セレクタ104のB入力に
は遅延回路116から出力される最高音キーコー
ドが入力される。Bセレクト制御入力(SB)に
“1”が与えられるタイムスロツト「2」及び
「3」において、セレクタ104では遅延回路1
16からB入力に与えられる最高音キーコードを
選択して比較器110のA入力に加える。 前述のように、タイムスロツト「2」(パルス
T1Sのタイミング)においては今回検出した最高
音キーコードがラツチ回路103に記憶されてお
り、この最高音キーコードがラツチ回路103か
らラツチ回路109に取込まれて、該ラツチ回路
109に記憶する最高音キーコードの内容が新た
な(今回検出した)最高音キーコードに書替えら
れる。このとき遅延回路116からは2ビツトタ
イム前にラツチ回路109に記憶されていた最高
音キーコード、すなわち前回検出した最高音キー
コードが出力される。従つて、タイムスロツト
「2」(パルスT1Sのタイミング)においてセレク
タ104のB入力を介して比較器110のA入力
に加えられるデータは前回検出された最高音キー
コードであり、そのときラツチ回路103から加
算器112のA入力に加わるデータは今回検出し
た最高音キーコードである。 他方、タイミング信号T1が“1”となるタイ
ムスロツト「2」及び「3」においてアンド回路
108が動作可能となる。アンド回路108の他
の入力には発音制御信号SEが加えられている。
この発音制御信号SEが“1”であれば、タイム
スロツト「2」及び「3」においてアンド回路1
08の出力が“1”となり、加算器112のB入
力に加わるデータが“0000100”(10進数の4)と
なる。発音制御信号SEが“1”であることは、
ゲート回路117が動作可能となつており、前回
検出された(遅延回路116から出力されてい
る)最高音キーコードの発音を許可していること
を意味している(すなわち前回検出された最高音
にもとづく特殊楽音が発音されている)。説明の
便宜上、信号SEが“1”であるものとして説明
を進める。 タイムスロツト「2」において、ラツチ回路1
03からA入力に与えられる今回検出した最高音
キーコードとB入力に与えられるデータ
“0000100”が加算器112で加算され、その加算
出力(S)が比較器110のB入力に与えられ
る。加算器112のB入力に与えられるデータ
“0000100”は300セントの音程に対応している。
従つて、加算器112において、今回検出した最
高音キーコード(A入力)に対して“0000100”
を加算することにより、今回検出した最高音キー
コードの300セント上のキーコードが加算出力
(S)から得られる。すなわち、前記第2表及び
第3表を参照すれば明らかなように、あるキーコ
ードB3〜B1,N4〜N1に対して
“0000100”(10進数の「4」)を加算すると、その
結果得られるキーコードは元のキーコードに対し
て常に3半音分すなわち300セント音高が高い音
を表わすものとなる。 従つて、タイムスロツト「2」において加算器
112から比較器110のB入力に与えられるキ
ーコードは、今回検出した最高音キーコードの
300セント上の音を示すキーコードである。比較
器110のA入力に与えられる前回検出した最高
音キーコードが今回検出した最高音キーコードの
300セント上のキーコードと同じかそれよりも大
きい場合、すなわち今回検出した最高音キーコー
ドが前回検出した最高音キーコードよりも300セ
ント(短3度)以上低音側に隔つている場合、比
較器110の条件(A≧B)が成立し、その出力
(A≧B)が“1”となる。逆に、前回検出した
最高音キーコード(A入力)が今回検出した最高
音キーコードの300セント上のキーコード(B入
力)よりも小さい場合、すなわち今回検出した最
高音キーコードが前回検出した最高音キーコード
の低音側200セント以内の場合(今回のものが前
回のものよりも高い場合も含む)、比較器110
の出力(A≧B)は“0”である。 タイムスロツト「2」及び「3」においては、
タイミング信号T1にもとづく信号“1”がオア
回路105からアンド回路113に入力される。
また、加算器112のキヤリイアウト信号C0を
インバータ114で反転した信号もアンド回路1
13に入力される。従つて、タイムスロツト
「2」及び「3」においては、キヤリイアウト信
号C0が発生されない限りアンド回路113は常
に動作可能となり、比較器110の出力(A≧
B)を導出する。加算器112の加算結果がオバ
ーフローしたときキヤリイアウト信号C0は
“1”となり、インバータ114の出力が“0”
となつて、アンド回路113が動作不能となる。
この場合は、加算器112のオバーフローによつ
て比較器110で正しい比較動作が行えなくなる
ため、アンド回路113において比較器110の
出力信号を阻止するのである。 アンド回路113の出力信号はインバータ11
8で反転されてアンド回路119に加わる。アン
ド回路119の他の入力には発音制御モード信号
PCが加えられる。発音制御モード信号PCが
“1”のときにアンド回路119が動作可能とな
り、インバータ118の出力が該アンド回路11
9及びオア回路120を経由してラツチ回路12
1に入力される。ラツチ回路121の制御入力(L)
にはパルスT1Sが入力されており、タイムスロツ
ト「2」のときに比較器110で実行された前述
の比較結果にもとづく信号(アンド回路113、
インバータ118、アンド回路119、オア回路
120を経由してきた信号)をラツチする。比較
器110の出力(A≧B)はインバータ118で
反転されるので、今回検出した最高音キーコード
が前回検出した最高音キーコードよりも300セン
ト(短3度)以上低音側に隔つている場合はラツ
チ回路121に“0”がラツチされ、今回検出し
た最高音キーコードが前回検出した最高音キーコ
ードの低音側200セント内の場合は(今回のもの
が前回のものより高い場合も含む)ラツチ回路1
21に“1”がラツチされる。ラツチ回路121
の出力信号SE1が“1”のときは、今回検出し
た最高音キーコードを発音すべきことを示し、
“0”のときは今回検出した最高音キーコードの
発音を禁止すべきことを示す。 ラツチ回路121の出力信号SE1はアンド回
路122に入力される。アンド回路122の他の
入力には比較器123の一致検出信号EQをイン
バータ124で反転した信号が与えられる。比較
器123のA入力にはラツチ回路109の出力が
与えられ、B入力には遅延回路116の出力が与
えられる。比較器123はA入力とB入力が一致
したとき(A=Bのとき)一致検出信号EQを出
力する)(EQを“1”にする)。今回検出した最
高音キーコードがパルスT1Sのタイミングでラツ
チ回路103からラツチ回路109に取込まれる
ことにより、タイムスロツト「2」及び「3」に
おいて該ラツチ回路109からは取込んだばかり
の新たな(今回検出した)最高音キーコードが出
力されるが、遅延回路116からはその直前まで
該ラツチ回路109にラツチされていた古い(前
回検出した)最高音キーコードが出力される。こ
のとき、新たな最高音キーコードを古い最高音キ
ーコードが異なつていれば(最高音が変化する
と)比較器123から出力される一致検出信号
EQは“0”となり、同じであれば(最高音が変
化していないとすると)一致検出信号EQは
“1”である。従つて、最高音が変化したときの
みインバータ124の出力が“1”となり、アン
ド回路122が動作可能となつて、ラツチ回路1
21の出力信号SE1が該アンド回路122及び
オア回路125を介して遅延フリツプフロツプ1
26に取込まれる。遅延フリツプフロツプ126
に取込まれた信号SE1はタイミングパルスφ
A′,φB′(第8図)に従つて2ビツトタイム遅延
されて該フリツプフロツプ126から出力され、
アンン回路127に加えられる。アンド回路12
7の他の入力には比較器123から出力される一
致検出信号EQが加えられている。 タイムスロツト「4」以降になるとラツチ回路
109の出力と遅延回路116の出力は同じ値
(今回検出した最高音キーコード)となるので、
一致検出信号EQが“1”となる。従つて、最高
音が変化したときのタイムスロツト「2」及び
「3」において、一致検出信号EQの“0”にもと
づいて遅延フリツプフロツプ126に取込まれた
ラツチ回路121の出力信号SE1は、アンド回
路127及びオア回路125を介して該遅延フリ
ツプフロツプ126で自己保持される。この遅延
フリツプフロツプ126の出力が発音制御信号
SEとしてゲート回路117に供給される。 従つて、発音制御信号SEは、ラツチ回路12
1の出力信号SE1と同様に、今回検出した最高
音キーコードが前回検出した最高音キーコードよ
りも300セント以上低音側に隔つている場合は
“0”であり、今回検出した最高音キーコードが
前回検出した最高音キーコードの低音側200セン
ト以内(今回のものが前回のものよりも高い場合
も含む)の場合は“1”である。発音制御信号
SEが“0”のときはゲート回路117が動作不
能となり、ラツチ回路109にラツチされている
最高音キーコードは該ゲート回路117で阻止さ
れ、最高音キーコードメモリ26(第7図)には
供給されない。すなわち、ゲート回路117から
最高音キーコードメモリ26(第7図)に供給さ
れる最高音キーコードMKC*がオール“0”と
なる。これにより、前回の最高音よりも300セン
ト以上低音側に隔つている今回の最高音にもとづ
く特殊楽音の発音が禁止される。発音制御信号
SEが“1”のときは、ラツチ回路109にラツ
チされている最高音キーコードが遅延回路116
及びゲート回路117を通過して最高音キーコー
ドMKC*として最高音キーコードメモリ26
(第7図)に供給される。 次に、発音制御信号SEが“0”となつて発音
が禁止されているときの処理について説明する。
発音制御信号SEが“0”になるとアンド回路1
08が動作不能となり、該アンド回路108の出
力は常に“0”となる。従つて、タイミング信号
T1が発生するタイムスロツト「2」及び「3」
においても加算器112のB入力に加わるデータ
は“0000000”(10進数の「0」)のままであり、
タイムスロツト「2」においてラツチ回路103
から加算器112のA入力に加えられた新たな
(今回検出した)最高音キーコードが該加算器1
12からそのまま出力される。従つてこの場合
は、比較器110のB入力に加えられる今回検出
した最高音キーコードが、遅延回路116からセ
レクタ104を介して比較器110のA入力に加
えられる前回検出された最高音キーコード(この
発音は信号SEの“0”によつて禁止されてい
る)と同音かあるいはそれよりも低音である場合
に比較器110の出力(A≧B)が“1”とな
り、発音禁止を示す信号“0”がラツチ回路12
1にラツチされる。今回検出した最高音キーコー
ドが前回検出された最高音キーコードよりも高音
である場合は比較器110の出力(A≧B)は
“0”であり、発音許可を示す信号“1”がラツ
チ回路121にラツチされる。前述と同様に、ラ
ツチ回路121の出力信号SE1の“1”または
“0”に対応して発音制御信号SEが“1”または
“0”となり、これに応じて新たな最高音キーコ
ードの発音が制御される。このように、前回の最
高音キーコードの発音が禁止された場合は、新た
な最高音キーコードが前回の最高音キーコードに
対して低音側に300セント以上離れているかどう
かを調べるかわりに、新たな最高音キーコードが
前回の最高音キーコードよりも音高が高いか否か
を調べるようにすることにより、音高が低いため
に発音が禁止された前回の最高音よりも更に音高
の低い最高音が発音されてしまう不自然さを防止
するようにしている。 ところで、発音制御モード信号PCが“0”の
場合は、アンド回路107及び119が動作不能
となり、パルスT1Sのタイミング(タイムスロツ
ト「2」)における上述の発音制御処理は実行さ
れない。そのかわりに、この信号PCをインバー
タ128で反転した信号“1”がオア回路120
を介してラツチ回路121に持続的に入力され、
ラツチ回路121の出力信号SE1は常に“1”
となる。従つて発音制御信号SEが常に“1”と
なり、ラツチ回路109にラツチされた最高音キ
ーコードが常にゲート回路117を通過し、最高
音キーコードMKC*として最高音キーコードメ
モリ26(第7図)に供給される。 尚、ラツチ回路121の出力信号SE1と発音
制御信号SEはほぼ同じ信号であるが、比較器1
23の出力EQが“0”のとき、すなわち最高音
が変化したときに同期して信号SE1を遅延フリ
ツプフロツプ126に取込む(発音制御信号SE
を書替える)ことにより次のような利点がある。
発音制御信号SEが“0”となり、最高音の発音
が禁止されているときに、発音制御モード選択ス
イツチ28(第1図)をオンからオフに切換える
と、パルスT1Sのタイミングでラツチ回路121
の出力信号SE1は“0”から“1”に立上る。
このとき、もし信号SE1に対応して発音制御信
号SEを直ちに“1”に立上らせたとすると、そ
れまで発音が禁止されていた最高音が途中から発
音されてしまい、不自然な感じを与える。この
点、実施例のように最高音変化の同期して発音制
御信号SEを書替えるようにすれば、上述のよう
な不自然さは生じない。 しかし、発音制御モード選択スイツチ28(第
1図)が切換えられたときに直ちに発音許可状態
となつてもさしつかえないとするならば、比較器
123は不要である。比較器123を省略する場
合、発音制御信号SEに関連する回路を第9図a
あるいはbに示すように変更することができる。
第9図aの例においては、ラツチ回路121(第
6図)から出力される信号SE1を遅延フリツプ
フロツプ126Aに直接入力するようにし、該遅
延フリツプフロツプ126Aにおいてタイミング
パルスφA′,φB′に従つて該信号SE1を2ビツ
トタイム遅延した信号を発音制御信号SEとして
いる。尚、この遅延フリツプフロツプ126Aに
よる2ビツトタイム遅延は今回検出された最高音
キーコードが遅延回路116(第6図)から出力
されてゲート回路117に供給されるタイミング
に合わせて発音制御信号SEを発生させるために
必要である。第9図bは比較器123とラツチ回
路121(第6図)を省略した例を示すもので、
オア回路120(第6図)から出力された信号が
パルスT1Sのタイミング(タイムスロツト
「2」)においてアンド回路129、オア回路13
0を介して遅延フリツプフロツプ126Bに取込
まれ、取込まれた信号はパルスT1Sの発生タイミ
ング以外のタイミングでアンド回路131を介し
て該遅延フリツプフロツプ126Bに自己保持さ
れる。この遅延フリツプフロツプ26Bの出力が
発音制御信号SEとなる。 ゲート回路117を通過した最高音キーコード
MKC*は第7図に示す最高音キーコードメモリ
26に供給される。最高音キーコードメモリ26
はキーコードMKC*の各ビツト(N1〜B3)に対
応する記憶回路26−1乃至26−7から成る。
1つの記憶回路26−1のみ詳細を示したが他の
記憶回路26−2乃至26−7も同一構成であ
る。記憶回路26−1は、入力された最高音キー
コードMKC*のうちの所定の1ビツトを取込む
アンド回路132と、該アンド回路132の出力
信号をオア回路135を介してタイミングパルス
φA′(第8図)のタイミングで取込み、タイミン
グパルスφB′(第8図)のタイミングで出力する
遅延フリツプフロツプ134と、該遅延フリツプ
フロツプ134の出力信号をオア回路133を介
して入力側に戻すための自己保持用アンド回路1
35とを含み、アンド回路132の他の入力には
書込み信号Wがキーオン信号形成回路27のアン
ド回路136から与えられ、アンド135の他の
入力には保持信号Mがインバータ137から与え
られる。また、記憶回路26−1は、入力キーコ
ードMKC*のうちの所定の1ビツト(アンド回
路132に入力されるものと同じもの)と遅延フ
リツプフロツプ134の出力信号が入力される排
他オア回路138を含んでいる。 各記憶回路26−1乃至26−7内の排他オア
回路138の出力はキーオン信号形成回路27内
のオア回路139に入力される。また、オア回路
140には最高音キーコードMKC*の各ビツト
が入力される。オア回路140の出力は、キーコ
ードMKC*のいずれかのビツトが“1”のと
き、すなわち最高音を示す何らかのキーコード
MKC*が供給されたとき、“1”となる。オア回
路140の出力信号“1”はエニイキーコード信
号AKCとしてアンド回路136及び141に入
力される。因に、発音制御信号SEの“0”によ
つてゲート回路117(第6図)が動作不能とな
つたとき、すなわち最高音の発音を禁止すると
き、キーコードMKC*の値はオール“0”であ
り、エニイキーコード信号AKCは発生されない
(“0”である)。アンド回路141の他の入力に
はオア回路139の出力が加えられ、その出力は
待ち時間設定用タイマ回路142に入力されてい
る。 待ち時間設定用タイマ回路142はアンド回路
141から入力される信号が“1”に立上つたと
きタイマ動作を開始して所定の待ち時間(WT)
を計時し、その間、出力信号を“0”にする。こ
のタイマ回路142の出力信号はアンド回路13
6の他の入力に加えられると共に、遅延回路14
3において所定時間遅延されてキーオン信号
SKONとして出力される。 タイマ回路142が待ち時間(WT)の計時を
行なつていないとき、その出力信号は“1”であ
り、このときエニイキーコード信号AKCが
“1”であることを条件にアンド回路136の出
力が“1”となる。これが通常の状態であり、ア
ンド回路136の出力である書込み信号Wが
“1”で、該信号Wをインバータ137で反転し
た保持信号Mが“0”となつている。この通常状
態においては、最高音検出回路25のゲート回路
117(第6図)から供給された最高音キーコー
ドMKC*の各ビツトが各記憶回路26−1乃至
26−7内のアンド回路132を経由して遅延フ
リツプフロツプ134で2ビツトタイム遅延さ
れ、最高音キーコードMKCとして出力される。
従つて、各記憶回路26−1乃至26−7内の排
他オア回路138では、現在入力されている最高
音キーコードMKC*とその2ビツトタイム前の
該キーコードMKC*の内容を示す最高音キーコ
ードMKCとが各ビツト(N1〜B3)毎に比較され
る。最高音キーコードMKC*が変化していない
場合は、キーコードMKC*とMKCが同一であ
り、各記憶回路26−1乃至26−7内のすべて
の排他オア回路138の出力が“0”である。最
高音キーコードMKC*が変化すると、その2ビ
ツトタイム前の内容であるキーコードMKCとは
一致せず、いずれかの記憶回路26−1乃至26
−7内の排他オア回路138の出力が“1”とな
り、オア回路139の出力が“1”となる。 オア回路139の出力“1”は最高音変化検出
信号△MKCとしてアンド回路141に加えられ
る。変化後の新しいキーコードMKC*がオール
“0”でないこと(エニイキーコード信号AKCが
“1”であること)を条件に、最高音変化検出信
号△MKCに対応する信号“1”がアンド回路1
41から出力され、待ち時間設定用タイマ回路1
42に入力される。最高音変化検出信号△MKC
にもとづいてアンド回路141の出力が“1”に
立上つたときから所定の待ち時間(WT)の間だ
けタイマ回路142の出力が“0”となる。この
タイマ回路142の出力が“0”となつている
間、アンド回路136が動作不能となり、書込み
信号Wが“0”で、保持信号Mが“1”となる。
これにより、変化後の新しいキーコードMKC*
が各記憶回路26−1乃至26−7のアンド回路
132で阻止され、変化前の古い最高音キーコー
ドMKCが各記憶回路26−1乃至26−7のア
ンド回路135及び遅延フリツプフロツプ134
を介して記憶保持される。 従つて、最高音キーコードMKC*が変化して
も最高音キーコードメモリ26から出力される最
高音キーコードMKCは直ちには変化せず、所定
の待ち時間(WT)の間古い最高音キーコード
MKCが保持される。このとき、遅延回路143
から出力されるキーオン信号SKONは、タイマ回
路142が出力が“0”に立下つたときから所定
時間遅れて“0”に立下り、待ち時間(WT)の
期間に対応して“0”となる。 タイマ回路142において待ち時間(WT)の
計時が終了すると、該タイマ回路142の出力が
“1”に立上る。このときエニイキーコード信号
AKCが“1”であることを条件にアンド回路1
36の出力が“1”となり、書込み信号Wが
“1”、保持信号Mが“0”となる。従つて、待ち
時間(WT)が終了したときに古い最高音キーコ
ードMKCがクリアされて新しい最高音キーコー
ドMKC*が各記憶回路26−1乃至26−7の
遅延フリツプフロツプ134に取込まれる。遅延
フリツプフロツプ134において2ビツトタイム
の遅延時間が設けられるため、タイマ回路142
の出力が“1”に立上つたときから2ビツトタイ
ム後にキーコードMKCの内容は新たな最高音キ
ーコードとなる。また、タイマ回路142の出力
“1”は遅延回路143で所定時間遅延されてキ
ーオン信号SKONとなるので、このキーオン信号
SKONは新たな最高音キーコードMKCの立上り
に対応して“1”に立上る。 最高音キーコードメモリ26から出力された最
高音キーコードMKCと遅延回路143から出力
されたキーオン信号SKONは第1図に示す特殊楽
音形成回路22に供給される。特殊楽音形成回路
22では、キーオン信号SKONの立上りに応答し
てエンベロープ波形信号を発生し、最高音キーコ
ードMKCに対応する音高の特殊楽音信号の振幅
を該エンベロープ波形信号によつて制御すること
により、メロデイ最高音に対応する特殊楽音を発
音させる。 キーオン信号形成回路27において待ち時間設
定用タイマ回路142を設けた理由は2つある。
その一つは、鍵盤部10(第1図)における押鍵
操作のばらつきを考慮するためである。例えば、
複数のメロデイ用鍵を同時に押圧する場合、デイ
ジタルシステムの精度(マイクロ秒単位)に匹敵
する精度で同時に押鍵することは不可能であり、
同時に押鍵したつもりでも微視的にみると各鍵の
押鍵タイミングにはばらつきがある。従つて、同
時に押鍵演奏されたメロデイ音の中の真の最高音
ではない鍵の押鍵タイミングが早かつた場合は、
その鍵に対応するキーコードが最高音キーコード
MKC*として最高音検出回路25(第6図)で
一時的に検出されることがある。しかし、同時押
鍵されたすべてのメロデイ音のキーコードN1*
〜B3*(第6図参照)が出揃うようになると、
真の最高音キーコードMKC*が最高音検出回路
25(第6図)から出力されるようになるため、
上述の偽の最高音キーコードMKC*は極く短い
間しか出力されない。上述のような偽の最高音キ
ーコードMKC*を最高音キーコードメモリ26
(第7図)に取込まないようにするために、待ち
時間(WT)の間は新しい最高音キーコード
MKC*の取込みを禁止しているのである。その
ため、待ち時間(WT)は同時押鍵(また離鍵)
操作における各鍵操作タイミングのばらつきを吸
収し得る時間(例えば数ミリ秒)に設定される。
従つて、待ち時間(WT)が終了する頃には真の
最高音のキーコードMKC*が最高音検出回路2
5(第6図)から確実に出力されており、真の最
高音キーコードMKC*だけが最高音キーコード
メモリ26に取込まれてキーコードMKCとして
出力される。また、複数の鍵が完全に同時に押圧
されたとしても、押鍵検出及び発音割当て処理は
全押圧鍵同時には行われず、キー走査時間及び発
音割当て処理時間相当に時間遅れが生じる。この
ためにも待ち時間(WT)を設定する必要があ
る。 待ち時間(WT)を設定するもう一つの理由
は、最高音変化検出時(信号△MKCが“1”に
立上つたとき)にキーオン信号SKONを一旦
“0”にクリアし、一定時間(待ち時間WT)後
に再び“1”に立上らせるためである。これによ
り、最高音が変化したときにキーオン信号SKON
を“1”に立上らせることができるようになり、
特殊楽音形成回路22(第1図)ではこのキーオ
ン信号SKONの立上りに応答して新たな最高音の
発音のためのエンベロープ波形信号を立上らせる
ことができる。 変更例の説明 上記実施例では、データ多重回路17(第2
図)から出力される多重化データKD1〜KD4を4
ビツトとし、タイムスロツト「2」においてデー
タKD2としてモード信号ABCを送出し、伴奏音
キヤンセル回路24(第5図)ではこのモード信
号ABCにもとづいて伴奏音のキーコードN1〜
B3を阻止するようにしている。このため、第5
図の伴奏音キヤンセル回路24ではシフトレジス
タ101を設け、このシフトレジスタ101の出
力を利用して伴奏用チヤンネルのタイミングを検
出するようにしている。この伴奏音キヤンセル回
路24を第10図に示すように簡略化することも
できる。 伴奏音キヤンセル回路24を第10図のように
簡略化するには次のような条件が付される。それ
は、多重化データKD1〜KD4に対して各チヤンネ
ルch1〜ch10の楽音発生態様(メロデイ用で
あるか伴奏用であるか)を示すデータKD5を追加
することである。このデータKD5は、データKD1
〜KD4と同様、データ多重回路17(第1図、第
2図)で形成されるものとする。多重化データを
5ビツト(KD1〜KD5)とした場合でも、データ
KD1〜KD4の構成は第4図に示したものとほぼ同
一である。唯一つ異なる点は第4図ではタイムス
ロツト「2」においてデータKD2としてモード信
号ABCを送出するようになつているが、データ
KD5を追加する場合はこのタイムスロツト「2」
においてデータKD2としてモード信号ABCを送
出しないものとする。 データKD5は、ノーマルモード(信号ABCが
“0”)のときはメロデイ用のチヤンネル(第4図
のの欄にUで示すチヤンネル)ch1〜ch1
0の多重化データ送出タイミングの前半のタイム
スロツト、すなわち奇数のタイムスロツト
「3」、「5」、「7」、「9」、「11」、「13」、「
15」、
「17」、「19」、「21」において夫々“1”とされ、
その他のタイムスロツトでは“0”とされる。ま
た、自動ベースコードモード(信号ABCが
“1”)のときは、メロデイ用のチヤンネル(第4
図のABCの欄にUで示すチヤンネル)ch7〜ch
10の多重化データ送出タイミングの前半のタイ
ムスロツト、すなわちタイムスロツト「15」、
「17」、「19」、「21」においてのみ“1”とされ、
その他のタイムスロツトでは“0”とされる。こ
のように演奏モードに応じて異なる態様でデータ
KD5を形成することは、モード信号ABCの
“1”または“0”に応じてデータ多重回路17
(第2図)において容易に行うことができる。結
局、データKD5の“1”、“0”はメロデイ用チヤ
ンネルであるか否かを示している。 データKD5は第10図のデータ復調回路23
の遅延フリツプフロツプ144で1ビツトタイム
遅延され、ラツチ回路81′のラツチ位置L10に
入力される。このラツチ回路81′は第5図のラ
ツチ回路81に相当するもので、ラツチ回路81
が9個のラツチ位置L1〜L9をもつのに対してラ
ツチ回路81′は10個のラツチ位置L1〜L10をも
つ点だけが異なる。データKD5において、有効な
データは上述のように奇数のタイムスロツトにお
いて送出されるので、同じく奇数のタイムスロツ
トにおいてデータKD1〜KD4として送出されるオ
クターブコードB1〜B3及びキーオン信号
KON(第4図参照)が遅延フリツプフロツプ8
2〜85によつて1ビツトタイム遅延されるのと
同じ理由により遅延フリツプフロツプ144で1
ビツトタイム遅延される。従つて、ラツチ回路8
1′のラツチ位置L1〜L8にあるチヤンネルに関す
るキーコードN1〜N4,B1〜B3及びキーオ
ン信号KONが取込まれるとき、ラツチ位置L10に
は当該チヤンネルに関するデータKD5の内容
(“1”または“0”)が取込まれる。 ラツチ回路81′のラツチ位置L10の出力はイ
ネーブル信号ENB′として伴奏音キヤンセル回路
24のアンド回路93〜99に入力される。この
イネーブル信号ENB′は、ラツチ回路81′のラツ
チ位置L1〜L7からアンド回路93〜99に入力
されるキーコードN1〜B3がメロデイ用チヤン
ネルのものである場合は“1”であり、伴奏用チ
ヤンネルのものである場合は“0”である。従つ
て、メロデイ用チヤンネルのキーコードN1*〜
B3*のみが伴奏音キヤンセル回路24から出力
され、伴奏用チヤンネルのキーコードN1〜B3
はキヤンセルされる。 尚、第10図のようにデータKD5を使用せず
に、ラツチ回路81′から出力されるイネーブル
信号ENB′と全く同じタイミング信号(メロデイ
用チヤンネルのタイミングで“1”となり、伴奏
用チヤンネルのタイミングで“0”となる信号)
を別途に形成し、このタイミング信号によつて伴
奏音キヤンセル回路24のアンド回路93乃至9
9を制御するようにしてもよい。 ところで、第5図あるいは第10図に示す伴奏
音キヤンセル回路24では、イネーブル信号
ENBあるいはENB′にもとづいてメロデイ音のキ
ーコードN1〜B3を選択出力し、伴奏音のキー
コードN1〜B3を除外する(阻止する)ように
しているが、キーコードN1〜B3ではなくラツ
チ回路81または81′のラツチ位置L8から出力
されるキーオン信号KONの方を選択あるいは除
外するようにしてもよい。その場合、キーコード
N1〜B3の各ビツトに対応するアンド回路93
〜99は不要であり、そのかわりにラツチ位置
L8から出力されるキーオン信号KONの選択また
は除外を制御する1個のアンド回路を設けるだけ
でよい。このようにした場合、伴奏音のキーコー
ドN1〜B3が伴奏音キヤンセル回路24を通過
して最高音検出回路25(第6図)に入力され、
この伴奏音のキーコードとラツチ回路103(第
6図)にラツチされているキーコードとの比較が
比較器110で行われるが、その伴奏音に対応す
るキーオン信号KONは伴奏音キヤンセル回路2
4で阻止されることによりオア回路105(第6
図)の出力が“0”となつてアンド回路113
(第6図)が動作不能となるので、伴奏音の(伴
奏用チヤンネルの)キーコードに関する比較出力
(A≧B)は必らず無効とされる。 上述のように、伴奏音キヤンセル手段24にお
ける選択あるいは除外の対象となる鍵情報は、キ
ーコードN1〜B3に限定されるのではなく、キ
ーオン信号KON等であつてもよい。 上記実施例では、第2の楽音発生態様すなわち
伴奏演奏には和音演奏とベース演奏及びアルペジ
ヨ演奏が含まれているが、これらすべてを具えて
いなくてもよい。例えば和音演奏のみであつても
よく、その場合は伴奏用のチヤンネルch1〜ch
6はすべて和音用チヤンネルLとなる。 また、上記実施例では演奏モードの一方(第2
のモード)を自動ベースコードモードとしている
が、自動ベースコード機能を具備することがこの
発明の必須の要件ではない。従つて、第2のモー
ドにおける第2の楽音発生態様は自動ベースコー
ド演奏(及びアルペジヨ演奏)である必要はな
く、単純な伴奏用音色に対応しているだけでもよ
い。すなわち、第2のモードにおいて鍵盤をメロ
デイ用鍵域と伴奏用鍵域に分割利用する場合、メ
ロデイ用鍵域をメロデイ音色に対応させ、伴奏用
鍵域を単純に伴奏用音色に対応させるだけでもよ
い。更に付け加えれば、第2のモードにおいて鍵
盤及び楽音発生チヤンネルを分割利用する場合、
一方を「メロデイ」、他方を「伴奏」というよう
に限定する必要もなく、要するに、分割された2
つの鍵域(鍵グループ)を分割された2つのチヤ
ンネルグループに夫々対応させ、夫々のグループ
において異なる楽音発生態様(代表的には音色)
で楽音を形成するようになつていればよい。 また、上記実施例では一段鍵盤式の電子楽器に
この発明を適用した例が示されているが、複数鍵
盤を具える電子楽器にも適用することができる。
例えば、実施例におけるメロデイ用鍵域を上鍵盤
に置換え、伴奏用鍵域を下鍵盤に置換えれば実施
例とほぼ同様に実施することができる。その場
合、第1のモード(ノーマルモード)における全
チヤンネル(第1の楽音発生態様)に対応する鍵
域(鍵グループ)を上鍵盤と下鍵盤を含めた全鍵
盤としてもよいが、特にそうせずに上鍵盤のみと
してもよい。そして、第2のモード(自動ベース
コードモード)においては上鍵盤を第1の楽音発
生態様に対応する一部のチヤンネルグループに対
応させ、下鍵盤を第2の楽音発生態様に対応する
残余のチヤンネルグループに対応させる。従つ
て、第1の楽音発生態様(その中の最高音を特殊
楽音として発音する対象となる態様)に対応する
鍵域(鍵グループ)は、上記実施例のメロデイ用
鍵域のように第1のモード(ノーマルモード)の
ときと第2のモード(自動ベースコードモード)
のときとで異なるものとなることも有り得るし、
また上述の上鍵盤のように第1のモードのときと
第2のモードのときとで同じものとなることも有
り得る。 以上説明したようにこの発明によれば、選択さ
れている演奏モードに応じて特定の楽音発生態様
(例えばメロデイ演奏)に対応するチヤンネルと
その他の楽音発生態様(例えば伴奏演奏)に対応
するチヤンネルとを区別し、この区別にもとづい
て特定の楽音発生態様以外のチヤンネルの鍵情報
を除外し、特定の楽音発生態様のみの鍵情報にも
とづいて特殊楽音用の音を検出するようにしてい
るので、特殊楽音の旋律進行に不自然な要素(他
の楽音発生態様例えば伴奏演奏にもとづく音)が
混入することを確実に防ぐことができるという優
れた効果がある。
ドNC N4〜N1の上位の重みをもつ。第2表、
第3表の例では、オクターブコードOCとノート
コードNCとから成るキーコードKCの値が大きい
ものほど音高が高くなる。しかし、キー走査は高
音側から行うものとしているので、ノートカウン
タ部49A及びオクターブカウンタ部49Bでは
減算カウントを行う。すなわち、キー走査の始め
において、ノートカウンタ部49Aの内容は音名
Cを示す“1110”であり、オクターブカウンタ部
49Bの内容は音域C7〜C#6を示す“110”
であり、最高鍵C7が走査される。以後、順次減
算カウントが行われる。尚、オクターブコード
OC B3,B2,B1は“001”の次に“000”と
“111”という値をとるが、これは鍵盤には対応し
ていず、信号BT6及びBT7の発生タイミングに
対応している。 また、前記第2表に示すようにノートコード
NCは10進数の「3」、「7」、「11」及び「15」に
対応する値をとらないようになつている。そのた
め、ノートカウンタ部49Aでは10進数の
「3」、「7」、「11」及び「15」を飛越してカウン
ト動作を行うものとしている。すなわち、10進数
「12」の次は「10」、「8」の次は「6」、「4」の
次は「2」、「0」の次は「14」を夫々カウントす
るようになつており、第2表に示すような12通り
のノートコードNCを順次カウントするモジユロ
12のカウンタとなつている。 ウインドウ回路52は、キー走査回路48から
与えられた多重化キーデータKTDMを演奏モー
ドに応じて第1あるいは第2の楽音発生態様の一
方に振分けるためのものである。ノーマルモード
の場合はナンド回路53に与えられるモード信号
ABCが“0”であり、該ナンド回路53の出力
が“1”となり、アンド回路59が常に動作可能
となる。従つて、アンド回路59の他の入力に加
えられる多重化キーデータKTDMが常に該アン
ド回路59で選択され、メロデイキーデータKU
として割当て回路51に入力される。こうして、
ノーマルモードの場合は、全鍵C7〜C2に関す
る多重化キーデータKTDMがメロデイキーデー
タKUとなる。 自動ベースコードモードの場合はナンド回路5
3に与えられるモード信号ABCが“1”であ
る。ナンド回路53の他の入力には伴奏用鍵域走
査タイミング信号LKTが入力されている。第3
図cのABC,LKTに示すように、自動ベースコ
ードモードの場合は伴奏用鍵域(鍵C3〜C2)
の走査タイミングにおいて信号LKTが“1”と
なる。従つて、伴奏用鍵域の鍵C3〜C2のキー
データKTDMが出力されているときナンド回路
53の出力は“0”であり、それ以外のときすな
わちメロデイ用鍵域の鍵C7〜C#3のキーデー
タKTDMが出力されているとき該ナンド回路5
3の出力が“1”となる。従つて、自動ベースコ
ードモードの場合は、鍵C7〜C#3に関する多
重化キーデータKTDMがアンド回路59で選択
され、メロデイキーデータKUとなる。自動ベー
スコードモードの場合は、伴奏用鍵域の鍵C3〜
C2の多重化キーデータKTDMにもとづいて、
後述のように、和音キーデータKL、ベース音キ
ーデータKP、アルペジヨ音キーデータKAが求め
られ、割当て回路51に入力される。 割当て回路51では、各キーデータKU、KL、
KP、KAに対応するキーコードKCを、演奏モー
ドに応じていずれかのチヤンネルch1〜ch10
に割当てる制御を行う。ノーマルモードの場合は
メロデイキーデータKUに対応するキーコード
KCをチヤンネルch1〜ch10のいずれかに割当
てる。自動ベースコードモードの場合は、メロデ
イキーデータKUに対応するキーコードKCをチ
ヤンネルch7〜ch10のいずれかに割当て、和
音キーデータKLに対応するキーコードKCをチヤ
ンネルch1〜ch4のいずれかに割当て、ベース
音キーデータKPに対応するキーコードKCをチヤ
ンネルch6に割当て、アルペジヨ音キーデータ
KAに対応するキーコードKCをチヤンネルch5
に割当てる。 割当て回路51では、各楽音発生チヤンネル
ch1〜ch10に対応するデータが時分割で処理
されるようになつている。第3図aに示すよう
に、時分割的なチヤンネルタイミングは「1」か
ら「11」まで有り、システムクロツクパルスφに
同期して各チヤンネルタイミング「1」〜「11」
が繰返し形成される。楽音発生チヤンネルch1
〜ch10とチヤンネルタイミング「1」〜
「11」との対応を示すと、タイミング「3」、
「5」、「7」、「9」がチヤンネルch1,ch2,ch
3,ch4(自動ベースコードモードのときの和
音用チヤンネル)に対応し、タイミング「11」が
チヤンネルch5(自動ベースコードモードのと
きのアルペジヨ音用チヤンネル)に対応し、タイ
ミング「2」がチヤンネルch6(自動ベースコ
ードモードのときのベース音用チヤンネル)に対
応し、タイミング「4」、「6」、「8」、「10」がチ
ヤンネルch7,ch8,ch9,ch10に対応し、
タイミング「1」は実際の楽音発生チヤンネルに
対応していない。割当て回路51には、楽音発生
態様別のチヤンネルタイミング信号UchT,
LchT,AchT,PchTがタイミング信号発生回路
50から供給される。これらのチヤンネルタイミ
ング信号UchT,LchT,AchT,PchTは演奏モ
ードに応じて異なる態様で所定のチヤンネルタイ
ミングに対応して発生される。メロデイチヤンネ
ルタイミング信号UchT、和音チヤンネルタイミ
ング信号LchT、ベース音チヤンネルタイミング
信号PchT、及びアルペジヨ音チヤンネルタイミ
ング信号AchTは、メロデイキーデータKU、和
音キーデータKL、ベース音キーデータKP、及び
アルペジヨ音キーデータKAの各々に対応するキ
ーコードKCを割当てるべきチヤンネルを夫々示
している。 タイミング信号発生回路50では、ノーマルモ
ードのとき(信号ABCが“0”のとき)、第3図
aの,UchTに示すように、全チヤンネルch
1〜ch10に対応するチヤンネルタイミング
「2」〜「11」に対応してメロデイチヤンネルタ
イミング信号UchTのみを発生し、他の信号
LchT,AchT,PchTは発生しない。自動ベース
コードモードのとき(信号ABCが“1”のと
き)は、第3図aのABCのUchT,LchT,
AchT,PchTに示すように、夫々所定のチヤン
ネルタイミングに対応して各チヤンネルタイミン
グ信号Ucht,LchT,AchT,PchTを発生する。
更に、タイミング信号発生回路50では、クロツ
クパルスφAとこのパルスφAと逆相のクロツクパ
ルスφBを第3図aに示すように発生する。クロ
ツクパルスφAの1周期はシステムクロツクパル
スφの22周期分(22ビツトタイム)であり、11個
のチヤンネルタイミング「1」〜「11」が1巡す
る11ビツトタイムの間は“1”、2巡目の11ビツ
トの間は“0”である。 1走査サイクル(信号BT0の立上りタイミン
グから信号BT7の立下りタイミングまで)にお
ける各種処理の時間関係の概略が第3図cの
,FC,SFの欄に示されている。の欄
にはノーマルモードのときの処理の概要が示され
ている。ノーマルモードの場合は全鍵C7〜C2
がメロデイ用鍵域(UK)となり、全鍵C7〜C
2の走査タイミンダ(信号BT0〜BT5のタイミ
ング)において、キーデータKTDMによつて示
される押圧鍵を全チヤンネルch1〜ch10のい
ずれかに割当てる処理が実行される(第3図cの
の「UK割当て」参照)。第3図cのFCの欄
には、自動演奏モードとして「フインガードコー
ドモード」が選択された場合の処理の概要が示さ
れている。SFの欄には「シングルフインガモー
ド」が選択された場合の処理の概要が示されてい
る。フインガードコードモード(FC)あるいは
シングルフインガモード(SF)のいずれの場合
でも、メロデイ用鍵域(UK)の鍵C7〜C#3
の走査タイミング(信号BT0〜BT3のタイミン
ダ)においては、キーデータKTDMによつて示
されるメロデイ用鍵域(UK)の押圧鍵をメロデ
イ用楽音発生チヤンネルch7〜ch10に割当て
る処理が実行される(第3図cのFC,SFの
「UK割当て」参照)。 フインガードコードモード(FC)においては
伴奏用鍵域(LK)の押鍵音をそのまま和音構成
音とするので、伴奏用鍵域(LK)の鍵C3〜C
2の走査タイミング(信号BT4とBT5のタイミ
ング)においては、キーデータKTDMによつて
示される伴奏用鍵域(LK)の押圧鍵を和音用楽
音発生チヤンネルch1〜ch4に割当てる処理が
行われる(第3図cの「LK割当て」参照)。この
とき、伴奏用鍵域(LK)の鍵C3〜C2のキー
データKTDMをシフトレジスタ54に記憶して
おく。そして、信号BT6及びBT7のタイミング
において、シフトレジスタ54に記憶した伴奏用
鍵域キーデータにもとづいて和音の根音を検出す
る(第3図cの「根音検出」参照)。次の走査サ
イクルの信号BT0のタイミングにおいては、検
出された根音を利用して形成したベース音データ
をベース音用楽音発生チヤンネルch6に割当て
る処理を実行する(第3図cの「PK割当て」参
照)。また、自動アルペジヨ音のデータをチヤン
ネルch5に割当てる処理を行う(第3図cの
「AK割当て」参照)。 シングルフインガモード(SF)においては伴
奏用鍵域(LK)は和音構成音そのものを指定す
るのではなく和音の根音を指定するために使用さ
れるので、伴奏用鍵域(LK)の走査タイミング
(信号BT4とBT5のタイミング)において、発
音割当て処理は行われず、伴奏用鍵域(LK)の
最高押圧鍵を根音指定盤として検出する処理が実
行される(第3図cの「LK最高音検出」参照)。
尚、この例ではシングルフインガモードの場合は
根音指定盤を伴奏用鍵域の最高押圧鍵として押圧
するものとしている。信号BT7のタイミングで
は、検出された最高押圧鍵の音名すなわち根音名
にもとづいて自動的に形成した和音構成音を和音
用楽音発生チヤンネルch1〜ch4に割当てる処
理が実行される(第3図cの「SF和音割当て」
参照)。次の走査サイクルの信号BT0のタイミン
グではフインガードコードモード(FC)の場合
と同様にベース音割当て処理(PK割当て)とア
ルペジヨ音割当て処理(AK割当て)が実行され
る。 発音割当て処理に関連する回路は、割当て回路
51、ウインドウ回路52、トランケート回路5
5、キーコードメモリ56、比較回路57、オク
ターブコード変換回路58等である。キーコード
メモリ56は、チヤンネルタイミング数11に対応
する11ステージの循環型シフトレジスタ(図示せ
ず)を含み、各チヤンネルch1〜ch10に割当
てられた音のキーコードKC*を夫々記憶し、シ
ステムクロツクパルスφに従つて時分割的に出力
する。走査カウンタ49から出力されるキーコー
ドKCのうちノートコードNCはキーコードメモリ
56にそのまま入力され、オクターブコードOC
はオクターブコード変換回路58を経由してキー
コードメモリ56に入力される。オクターブコー
ド変換回路58はシングルフインガモード
(SF)のときの和音構成音のオクターブコード
(OC′)あるいはベース音のオクターブコード
(OC″)あるいはアルペジヨ音のオクターブコー
ド(OC)を形成するための回路である。 走査カウンタ49の出力キーコードKCは現在
走査中の鍵すなわち時分割多重キーデータ
KTDMに対応する鍵を表わしている。比較回路
57は、キーコードメモリ56から時分割的に出
力される各チヤンネルに割当て済みのキーコード
KC*と、キーコードメモリ56の入力側に与え
られるキーコードKCとを比較し、両者が一致し
たとき一致信号EQを出力する。 割当て回路51では、1つのキーデータ
KTDMが発生するクロツクパルスφAの1周期分
の期間(22ビツトタイム)に1回の割当て処理を
行う。従つて、1回の割当て処理期間においては
各チヤンネルタイミングが2巡する(第3図a参
照)。1回の割当て処理期間の前半の11ビツトタ
イムにおいてクロツクパルスφAが“1”とな
り、後半の11ビツトタイムにおいてクロツクパル
スφBが“1”となる。割当て回路51では、こ
のクロツクパルスφA,φBとチヤンネルタイミン
グ信号UchT,LchT,AchT,PchT(第3図a
参照)によつて処理動作が制御される。 まず、メロデイ用鍵域(UK)における押圧鍵
の割当て処理について説明する。キー走査回路4
8から出力された時分割多重キーデータKTDM
はアンド回路59,60,61に夫々入力され
る。アンド回路59の他の入力には前述のように
ナンド回路53の出力が加えられ、アンド回路6
0及び61の他の入力には伴奏用鍵域走査タイミ
ング信号LKT(第3図c参照)が加えられる。
従つて、メロデイ用鍵域(UK)のキーデータ
KTDMが出力されているときアンド回路59の
みが動作可能となり、他のアンド回路60,61
は動作不能となる。これにより、アンド回路59
からはメロデイ用鍵域のキーデータ(これをKU
で示す)のみが選択出力される。メロデイ用鍵域
のキーデータKUは割当て回路51に入力され
る。 割当て回路51では、メロデイ用鍵域のキーデ
ータKUにもとづいてメロデイ用楽音発生チヤン
ネル(自動ベースコードモードのときはch7〜
ch10、ノーマルモードのときはch1〜ch1
0)に対する割当て処理を行う。割当て回路51
では、クロツクパルスφAが“1”のとき(前半
の割当て処理期間)に比較回路57から出力され
る一致信号EQを記憶し、この記憶を後半の割当
て処理期間(クロツクパルスφBが“1”となる
11ビツトタイム)の間だけ保持する。記憶保持さ
れ一致信号EQを符号EQMで示す。EQMは一致
信号EQが発生したとき“1”であり、発生しな
かつたとき(一致しなかつたとき)“0”であ
る。また、割当て回路51にはトランケート回路
55からトランケートチヤンネル指定信号
TRU,TRLが入力される。トランケート回路5
5は、メロデイ用チヤンネル(自動ベースコード
モードのときはch7〜ch10、ノーマルモード
のときはch1〜ch10)において最も古く離鍵
状態となつた1つのチヤンネルを検出してそのチ
ヤンネルのタイミングに対応してメロデイ用トラ
ンケートチヤンネル指定信号TRUを発生すると
共に、和音用チヤンネル(自動ベースコードモー
ドのときのch1〜ch4)において最も古く離鍵
状態となつた1つのチヤンネルを検出してそのチ
ヤンネルのタイミングに対応して和音用トランケ
ートチヤンネル指定信号TRLを発生する。ま
た、割当て回路51内にはキーオンメモリ62を
含んでおり、各チヤンネルch1〜ch10)に割
当てられているキーコードKC*に対応する鍵が
現在押鍵されているかあるいは離鍵されたかを示
すキーオン信号KONを時分割的に出力する。キ
ーオン信号KONは押鍵中のとき“1”、離鍵され
ている場合は“0”である。 割当て回路51では、メロデイキーデータKU
に関連して下記の論理条件が満たされたとき
(KU,,φB,,TRU,UchTがすべて
“1”のとき)ロード信号LDを発生する。 LD=KU・・φB・・TRU・UchT
……(1) メロデイキーデータKUが“1”であること
は、該キーデータKUに同期して走査カウンタ4
9からキーコードメモリ56の入力側に与えられ
ているキーコードKCが押圧鍵に対応するもので
あることを意味する。一致記憶信号EQMを反転
した信号が“1”であることは、一致信号
EQが発生しなかつたことすなわち上記キーデー
タKUに対応する押鍵中のキーコードKCが未だ
どのチヤンネルにも割当てられていないこと、従
つてメロデイ用チヤンネルのいずれかに新たに割
当てるべきこと、を意味する。クロツクパルスφ
Bが“1”であることは、後半の割当て処理時間
であること、すなわち上記信号が正しいも
のであること、を示している。キーオン信号
KONの反転信号が“1”であることは、離
鍵状態となつているチヤンネルのタイミングであ
ることを示す。メロデイ用トランケートチヤンネ
ル指定信号TRUが“1”であることは、最も古
く離鍵状態となつたチヤンネルのタイミングであ
ること、すなわちそのチヤンネルの古い発音割当
てを消去した新たな割当てを行つてもよいチヤン
ネルであること、を意味する。メロデイ用チヤン
ネルタイミング信号UchTが“1”であること
は、メロデイ用チヤンネルのタイミング(第3図
a参照)であることを示す。 上記第(1)式の条件が満たされたとき、メロデイ
用チヤンネルの1つのチヤンネルタイミングに対
応して1度だけロード信号LDが発生される。こ
のロード信号LDはキーコードメモリ56のロー
ド制御入力Lに加えられる。キーコードメモリ5
6ではロード信号LDが発生したチヤンネルに記
憶している古いキーコードKC*に替えて走査カ
ウンタ49から与えられているキーコードKCを
取込み記憶する。また、キーオンメモリ62にお
いては、ロード信号LDが発生したチヤンネルに
対応するキーオン信号KONを“1”にセツトす
る。 キーオンメモリ62に記憶されたメロデイ用チ
ヤンネルのキーオン信号KONは次の論理条件が
満たされたとき“0”にリセツトされる。 ・EQ・UchT・KON→KONリセツト ……(2) メロデイキーデータKUの反転信号が
“1”であることは、走査カウンタ49から与え
られているキーコードKCに対応する鍵が離鍵さ
れたことを示す。一致信号EQと信号UchTが
“1”であることは、離鍵された上記キーコード
KCと同じキーコードKC*がメロデイ用チヤンネ
ルに割当てられていることを示す。キーオン信号
KONが“1”であることは、上記一致信号EQが
発生したメロデイ用チヤンネルに割当てられてい
る鍵が直前まで押圧されていたことを示す。上記
第(2)式の条件が満たされたチヤンネルタイミング
に対応するキーオン信号KONが“0”にリセツ
トされる。 次に、自動ベースコードモードのフインガード
コードモード(FC)における和音用チヤンネル
ch1〜ch4への割当て処理について説明する。
フインガードコードモード(FC)が選択された
場合、フインガードコードモード信号FCが
“1”となり、シングルフインガモード信号SFは
“0”となる。フインガードコードモード信号FC
はアンド回路60に加えられている。従つて、フ
インガードコードモード(FC)のときは、伴奏
用鍵域走査タイミング信号LKT(第3図c参
照)にもとづいて伴奏用鍵域の鍵C3〜C2のキ
ーデータKTDMがアンド回路60で選択され、
オア回路63を介して和音キーデータKLとして
割当て回路51に供給される。尚、オア回路63
の他の入力に与えられるアンド回路64の出力
は、シングルフインガモード信号SFの“0”に
より、“0”となつている。 割当て回路51では、和音キーデータKLに関
連して下記の論理条件が満たされたとき(KL,
,φB,,TRL,LchTがすべて“1”
のとき)ロード信号LDを発生する。 LD=KL・・φB・・TRL・LchT
……(3) 上記第(3)式が前記第(1)式と異なる点は、和音キ
ーデータKLに関連して和音用トランケートチヤ
ンネル指定信号TRLと和音用チヤンネルタイミ
ング信号LchT(第3図a参照)が使用される点
であり、式の意味は前述の第(1)式とほぼ同様であ
る。ロード信号LDが発生したときの処理(キー
コードメモリ56へのキーコードKCの取込みと
キーオン信号KONの記憶)も前述と同様であ
る。 また、和音用チヤンネルch1〜ch4のキーオ
ン信号KONを“0”にリセツトするときの条件
は次の通りである。 ・EQ・LchT・KON→KONリセツト ……(4) この第(4)式の意味は前述の第(2)式とほぼ同様で
ある。 次に、フインガードコードモード(FC)にお
けるベース用チヤンネルch6への発音割当てに
ついて説明する。アンド回路61では、伴奏用鍵
域走査タイミング信号LKT(第3図c)にもと
づいて時分割多重キーデータKTDMのうち伴奏
用鍵域(鍵C3〜C2)のキーデータLKTDMの
みが選択される。この伴奏用鍵域キーデータ
LKTDMは12ステージ/1ビツトのシフトレジス
タ54に取込まれる。シフトレジスタ54はクロ
ツクパルスφAによつてキー走査タイミングに同
期してシフト制御されるものであり、その12ステ
ージ目(Q12)の出力が1ステージ目(Q1)に
戻されて循環する。シフトレジスタ54の各ステ
ージの出力は根音検出ROM(リードオンリイメ
モリの略、以下同様)65に並列的に入力され
る。 シフトレジスタ54の各ステージに伴奏用鍵域
の鍵C3〜C#2に対応する12個のキーデータ
LKTDMが取込まれたとき、12ステージ目
(Q12)からは伴奏用鍵域の最高鍵C3のキーデ
ータ(該鍵C3が押鍵されているときは“1”で
押鍵されていないときは“0”)が出力され、11
ステージ目(Q11)乃至1ステージ目(Q1)か
らは鍵B2乃至C#2のキーデータが出力され
る。このとき、アンド回路61からは最低鍵C2
のキーデータLKTDMが選択出力され、シフトレ
ジスタ54の1ステージ目(Q1)に与えられ
る。同時にシフトレジスタ54の1ステージ目
(Q1)には12ステージ目(Q12)から鍵C3のキ
ーデータが与えられている。次のシフトタイミン
グにおいて各ステージのデータが次のステージに
シフトされたとき、1ステージ目(Q1)には鍵
C2またはC3のキーデータ(要するに音名Cの
押鍵データ)が取込まれる。こうして、伴奏用鍵
域における各鍵C3〜C2のキーデータLKTDM
がそれらの音名C、B、A……C#に対応する12
のノートデータに変換されて、シフトレジスタ5
4で循環保持される。シフトレジスタ54の12ス
テージ目(Q12)から出力されるノートデータの
音名は、ノートカウンタ部49Aから出力される
ノートコードNCの音名に対応している。これ
は、同じノートタイミング(第3図b参照)がク
ロツクパルスφAの12周期毎に繰返されるためで
ある。従つて、キーデータLKTDMをクロツクパ
ルスφAの12周期分遅延した12ステージ目
(Q12)の出力は、キー走査のノートタイミング
に一致する。 根音検出ROM65はシフトレジスタ54の各
ステージから与えられる12個のノートデータをア
ドレス入力として、これらのノートデータの値
(“1”と“0”)の組合せから和音が成立してい
るか否かを判断し、和音が成立したときはその成
立タイミングで“1””を出力し、和音が成立し
なかつた場合は最高音のタイミングで“1”を出
力する。勿論、押圧鍵に対応するノートデータが
“1”であり、鍵が押圧されていないノートデー
タは“0”である。根音検出ROM65ではシフ
トレジスタ54の12ステージ目(Q12)から出力
されるノートデータを1度音(1)と見なし、1ステ
ージ目乃至11ステージ目を短2度音(2b乃至長
7度音(7)と見なして、所定の和音成立条件を満た
す音程関係でシフトレジスタ54内のノートデー
タが“1”または“0”となつているかを判断す
る。シフトレジスタ54内のノートデータは順次
シフトされるので、根音検出ROM65では1度
音(1)の音名を順次変えて和音成立の可否を調べる
ことになる。 伴奏用鍵域の鍵C3〜C2のノートデータをシ
フトレジスタ54に取込み終えるのは信号BT5
のタイミング(第3図c参照)であり、その次の
信号NT6のタイミングでは伴奏用鍵域の全押圧
鍵のノートデータがシフトレジスタ54に確実に
保持されている。また、信号BT6が発生する12
個のノートタイミングにおいてシフトレジスタ5
4内の12のノートデータが1巡するので、根音検
出ROM65における和音成立可否判断が確実に
完了する。従つて、根音検出ROM65では信号
BT6の発生時に和音成立が検出されなかつた場
合はその次の信号BT7の発生時に伴奏用鍵域に
おける最高押圧鍵のノートタイミングに対応して
“1”を出力し、この最高押圧鍵を仮根音とする
ようにしている。ノートデータはシフトレジスタ
54内を高音順に(C、B、A#……C#の順
に)循環するので、信号BT7のタイミングにお
いて、シフトレジスタ54の12ステージ目
(Q12)に最初に“1”が到来したときが最高押
圧鍵のノートタイミングであり、そのときに根音
検出ROM65から“1”を出力するようにして
いる。勿論、信号BT6のタイミングにおいて和
音が成立し、その和音の根音を示すノートタイミ
ングでROM65から“1”が出力された場合
は、信号BT7のタイミングにおいて上述のよう
な仮根音選択処理は行われない。 信号BT6あるいはBT7のタイミングで根音検
出ROM65から出力された根音のノートタイミ
ングに対応する信号“1”はアンド回路66に入
力される。アンド回路66の他の入力には、フイ
ンガードコードモード信号FC及び信号BT6と
BT7とをオア合成した信号BT6+BT7が加え
られる。従つてフインガードコードモード(FC
が“1”)のときに信号BT6あるいはBT7のタ
イミング(BT6+BT7が“1”)で根音検出
ROM65から出力された根音のノートタイミン
グに対応するデータ“1”はアンド回路66を通
過し、オア回路67を介して根音シフトレジスタ
68に入力される。尚、シフトレジスタ54に保
持されたノートデータは次の走査サイクルにおけ
る伴奏用鍵域走査タイミングの直前に信号BT3
によつてすべてクリアされる。 根音シフトレジスタ68は12ステージ/1ビツ
トの循環型シフトレジスタであり、クロツクパル
スφAによつてシフト制御される。この根音シフ
トレジスタ68では、根音(または仮根音)のノ
ートタイミングで取込まれた単一の信号“1”が
順次シフトされ、循環保持される。従つて、根音
シフトレジスタ68の1ステージ目(Q1)から
は根音の半音下(長7度音)のノートタイミング
で“1”が出力され、2ステージ目(Q2)から
は根音の2半音下(短7度音)のノートタイミン
グで“1”が出力され、以下3ステージ目乃至12
ステージ目(Q12)からは長6度音乃至1度音根
音)のノートタイミングで“1”が出力される。
従つて、根音シフトレジスタ68の各ステージは
音程度数に対応している。尚、根音シフトレジス
タ68はオア回路67から“1”が与えられたと
きに該レジスタ68内に記憶されている“1”
(古い根音データ)をクリアするようになつてい
る。 根音シフトレジスタ68の各ステージの出力は
ベース音キーデータ形成回路69及びSF和音キ
ーデータ形成回路70に並列的に入力される。リ
ズムパターン発生回路71から発生されたベース
パターンデータBPがデコーダ72でデコードさ
れ、ベース音キーデータ形成回路69に入力され
る。ベースパターンデータBPは、ベース音を発
音すべきタイミングにおいて発生されるもので、
発音すべきベース音の音程度数(1度あるいは3
度等、根音に対する音程)を示すコード信号であ
る。ベース音キーデータ形成回路69では、根音
シフトレジスタ68の各ステージ出力のうち、デ
コーダ72でデコードされたベース音度数に対応
するステージの出力を選択し、アンド回路73に
供給する。アンド回路73の他の入力には信号
BT0が加えられている。根音シフトレジスタ6
8に根音データが取込まれるのは信号BT6また
はBT7のタイミングであるので、その次の信号
BT0のタイミングにおいては根音シフトレジス
タ68内をデータ“1”が確実に1巡する。従つ
て、信号BT0のタイミングでアンド回路73を
動作可能とすることにより正しいデータをベース
音キーデータ形成回路69から取り出すことがで
きる。アンド回路73の出力はベース音キーデー
タKPとして割当て回路51に入力される。この
ベース音キーデータKPは、ベースパターンデー
タBPによつて指示された音程度数に相当する音
名のノートタイミングで“1”となるものであ
る。 ベース音キーデータKPが“1”となるとき、
ノートカウンタ部49Aから出力されるノートコ
ードNCが該ベース音キーデータKPによつて指示
されたベース音の音名を示している。このときオ
クターブコード変換回路58からは、ベース音用
発音チヤンネルのタイミングに対応してベース音
用のオクターブコードOC″が出力される。アンド
回路74には信号BT0とベース音チヤンネルタ
イミング信号PchT(第3図a参照)とが入力さ
れており、ベース音キーデータKPが発生される
信号BT0の発生時において、ベース音用のチヤ
ンネルタイミングにおいて該アンド回路74の出
力が“1”となる。オクターブ変換回路58で
は、アンド回路74の出力が“1”のとき、オク
ターブコードOCの値をベース音用のオクターブ
音域を示すオクターブコードOC″に変換して出力
する。従つて、キーコードメモリ56及び比較回
路57に入力されるキーコードKCはノートコー
ドNCとオクターブコードOC″との組合せから成
るものとなり、ベース音キーデータKPに対応す
るベース音を表わすものとなる。 割当て回路51では、ベース音キーデータKP
に関して次の論理条件が満たされたときロード信
号LDを発生する。 LD=KP・φB・PchT ……(5) すなわち、ベース音キーデータKPが“1”と
なると、後半の割当て処理期間(φBが“1”)の
ベース音用のチヤンネルタイミング(PchTが
“1”)においてロード信号LDを発生する。この
ロード信号LDにもとづいて、ノートコードNCと
オクターブコードOC″とから成るベース音のキー
コードがキーコードメモリ56に取込まれ、かつ
キーオンメモリ62にキーオン信号KONが記憶
される。 次に、シングルフインガモード(SF)におけ
る処理について説明する。シングルフインガモー
ドが選択されている場合は、フインガードコード
モード信号FCは“0”であり、シングルフイン
ガモード信号SFが“1”となる。従つて、信号
FCの“0”によりアンド回路60が動作不能と
なり、伴奏用鍵域で実際に押鍵されているキーデ
ータKTDMは和音キーデータKLとして使用され
ない。また、信号FCの“0”によりアンド回路
66も動作不能となり、根音検出ROM65の出
力も利用されない。 アンド回路61で選択された伴奏用鍵域のキー
データLKTDMはSF最高音検出回路75に入力
される。SF最高音検出回路75では、伴奏用鍵
域の最高押圧鍵をシングルフインガモード
(SF)における根音指定鍵として検出する。時分
割多重化された伴奏用鍵域キーデータLKTDMに
おいては、信号BT4及びBT5のタイミングにお
いて高音順に各鍵C3〜C2のデータが現われる
ので、最初に“1”が現われたときが伴奏用鍵域
の最高押圧鍵の走査タイミングに相当する。そこ
で、SF最高音検出回路75では、時分割多重化
されたキーデータLKTDMのうちで一番先に到来
した“1”を優先選択し、根音指定キーデータ
SFRTとしてアンド回路76に形成する。また、
SF最高音検出回路75では根音指定キーデータ
SFRTが優先選択されたことを記憶し、この記憶
にもとづいて以後の(最高音よりも低音側の)キ
ーデータLKTDMを阻止する。この記憶は次の走
査サイクルにおける信号BT3のタイミングでク
リアされる。 アンド回路76の他の入力には信号BT4とBT
5をオア合成した信号BT4+BT5とシングルフ
インガモード信号SFが加えられ、その出力はオ
ア回路67を経由して根音シフトレジスタ68に
入力される。従つて、シングルフインガモード
(SFが“1”)のときは根音指定キーデータ
SFRTが“1”となるタイミングで根音シフトレ
ジスタ68に“1”が取込まれる。前述と同様
に、根音シフトレジスタ68では単一の“1”が
循環し、度数(7)(7b)…(2b)、(1)に対応する
各ステージから順番に“1”が出力される。各度
数(7)〜(1)に対応する各ステージから“1”が出力
されるタイミングは根音指定データSFRTによつ
て定まる。例えば根音指定データSFRTが音名C
のノートタイミングで“1”となつた場合は長7
度(7)に対応するシフトレジスタ68の1ステージ
目(Q1)からは音名Bのノートタイミングで
“1”が出力される。 SF和音キーデータ形成回路70では、マイナ
和音選択信号min及びセブンス和音選択信号7th
の内容に応じて根音シフトレジスタ68の所定の
ステージの出力を選択してアンド回路64に加え
る。和音選択信号min,7thはシングルフインガ
モードのときの和音種類を選択指定する信号であ
り、両信号min及び7thが共に“0”のときはメ
ジヤ和音、信号minが“1”のときはマイナ和
音、信号7thが“1”のときはセブンス和音を示
す。この和音選択信号min,7thは専用の和音種
類選択スイツチ(図示せず)の選択操作にもとづ
いて発生するようにしてもよいし、鍵盤の白鍵、
黒鍵を利用した選択操作にもとづいて発生するよ
うにしてもよい。SF和音キーデータ形成回路7
0では、メジヤ和音(min,7thが共に“0”)
の場合は1度、長3度、完全5度に対応する根音
シフトレジスタ68の12ステージ目及び8ステー
ジ目及び5ステージ目の出力を夫々選択し多重化
してアンド回路64に供給する。また、マイナ和
音(minが“1”)の場合は前記長3度に対応す
る8ステージに替えて短3度に対応する9ステー
ジ目の出力を選択する。また、セブンス和音(7
thが“1”)の場合は前記完全5度に対応する5
ステージ目に替えて短7度に対応する2ステージ
目の出力を選択する。 アンド回路64の他の入力には信号BT7とシ
ングルフインガモード信号SFが入力される。従
つて、SF和音キーデータ形成回路70から出力
されたシングルフインガモード用の各和音構成音
の多重化キーデータは、シングルフインガモード
(SFが“1”)のときの信号BT7のタイミング
(第3図c参照)においてアンド回路64を通過
し、オア回路63を介して和音キーデータKLと
して割当て回路51に供給される。 割当て回路51における和音キーデータKLに
関する割当て条件は前記第(3)式に示した通りであ
る。ところで、シングルフインガモードの場合は
上述のように和音キーデータKLは信号BT7のタ
イミングで発生されるので、そのときオクターブ
カウンタ部49Bから出力されるオクターブコー
ドOCの内容は実際の鍵盤音域には対応していな
い値となつている。そのため、オクターブコード
変換回路58においてこのオクターブコードOC
を和音用の所定のオクターブ音域を示すオクター
ブコードOC′に変換するようにしている。すなわ
ち、シングルフインガモード信号SFと信号BT7
がアンド回路77に入力されており、このアンド
回路77の出力が“1”のとき(すなわちアンド
回路64の条件が成立してシングルフインガモー
ド用の和音キーデータKLが発生するとき)オク
ターブコード変換回路58ではオクターブコード
OCを和音用オクターブコードOC′に変換して出
力する。従つて、或るノートタイミングで発生し
たキーデータKLに関して割当て条件が成立して
ロード信号LDが発生されたとき、そのキーデー
タKLの音名を示すノートコードNCと和音用オク
ターブコードOC′との組合せから成るキーコード
KCがキーコードメモリ56に取込まれる。尚、
シングルフインガモードにおける和音用チヤンネ
ルのキーオン信号KONのリセツトに関しては前
記第(4)式は適用されず、伴奏用鍵域で押圧鍵が存
在しなくなつたときに和音用チヤンネルのキーオ
ン信号KONがリセツトされる。 シングルフインガモード(SF)におけるベー
ス音キーデータ形成及びその和音割当て処理は前
述のフインガードコードモード(FC)の場合と
同様である。 アルペジヨ音キーデータ形成回路78において
は、フインガードコードモード(FC)あるいは
シングルフインガモード(SF)による伴奏和音
の構成音の各キーデータのノートタイミングを記
憶するシフトレジスタ(図示せず)を含んでお
り、記憶した和音構成音のキーデータ(ノートデ
ータ)の中からアルペジヨパターンデータARP
によつて指定された音高順位の音を探し出し、探
し出した音名のノートタイミングに対応してアン
ド回路79に“1”を出力する。アンド回路79
の他の入力には信号BT0が加えられており、ア
ルペジヨ音キーデータ形成回路78の出力が信号
BT0のタイミングでアンド回路79を通過し、
アルペジヨ音キーデータKAとして割当て回路5
1に入力される。このアルペジヨ音キーデータ
KAはアルペジヨ音のノートタイミングに対応し
て“1”となる。オクターブコード変換回路58
に関連するアンド回路80には信号BT0とアル
ペジヨ音チヤンネルタイミング信号AchT(第3
図a参照)が入力されており、信号BT0の発生
時のアルペジヨ音用のチヤンネルタイミングにお
いて該アンド回路80の出力が“1”となる。オ
クターブコード変換回路58では、アンド回路8
0の出力が“1”のとき、オクターブコードOC
の代わりにアルペジヨ音用のオクターブ音域を示
すオクターブコードOCを出力する。従つて、
アルペジヨ音キーデータKAの発生時にアルペジ
ヨ音チヤンネルタイミングにおいてキーコードメ
モリ56に入力されるキーコードKCはノートコ
ードNCとオクターブコードOCの組合せから成
るものとなり、該キーデータKAに対応するアル
ペジヨ音の音高を表わしている。 割当て回路51では、アルペジヨ音キーデータ
KAに関して次の論理条件が満たされたときロー
ド信号LDを発生する。 LD=KA・φB・AchT ……(6) すなわち、アルペジヨ音キーデータKAが
“1”となると、後半の割当て処理期間(φBが
“1”)のアルペジヨ音用のチヤンネルタイミング
(AchTが“1”)においてロード信号LDが発生さ
れる。このロード信号LDにもとづいて、ノート
コードNCとオクターブコードOCから成るアル
ペジヨ音のキーコードKCがキーコードメモリ5
6に取込まれ、かつキーオンメモリ62にキーオ
ン信号KONが記憶される。 以上のようにして、キーコードメモリ56には
各チヤンネルch1〜ch10に割当てられたキー
コードKC*が記憶され、かつキーオンメモリ6
2には各チヤンネルに対応してキーオン信号
KONが記憶される。キーコードメモリ56及び
キーオンメモリ62から第3図aに示すチヤンネ
ルタイミングに従つて時分割的に出力される各チ
ヤンネルのキーコードKC*及びキーオン信号
KONはデータ多重回路17に加えられ、4ビツ
トのデータKD1〜KD4に多重化される。このほか
にデータ多重回路17には和音チヤンネルタイミ
ング信号LchTとリズムパターン発生回路71か
ら発生された和音発音タイミングパターンパルス
CT及び自動ベースコードモード信号ABCが入力
されており、和音チヤンネルタイミング信号
LchTに対応して発生されるキーオン信号KON
(すなわち和音のキーオン信号KON)を和音発音
タイミングパターンパルスCTのパルス幅と同じ
時間幅に整形する(和音チヤンネルのキーオン信
号KONをパルスCTによつてきざむ)。 データ多重回路17から出力される多重化デー
タKD1〜KD4の状態の一例を第4図に示す。多重
化データKD1〜KD4は1サイクルが22タイムスロ
ツトから成るもので、第4図の「タイムスロツ
ト」の欄には各タイムスロツトの発生順に「1」
〜「22」の番号が付けられている。1タイムスロ
ツトの時間幅はシステムクロツクパルスφの1ビ
ツトタイムである。従つて、データKD1〜KD4の
1繰返しサイクルは1回の発音割当て処理期間と
同じ22ビツトタイムである。第4図の「チヤンネ
ルタイミング」の欄には割当て回路51及びキー
コードメモリ56等における時分割チヤンネルタ
イミング「2」〜「11」(第3図a参照)を示し
た。これは、これらのチヤンネルタイミング
「2」〜「11」においてデータ多重回路17に入
力されたキーコードKC*(ノートコードN1〜
N4及びオクターブコードB1〜B3)とキーオ
ン信号KONがデータKD1〜KD4として多重化出
力されるタイムスロツトを理解させるために示し
たものである。「チヤンネル」の欄には、これら
のチヤンネルタイミングに対応する楽音発生チヤ
ンネルch1〜ch10を示した。また、「」の
欄にはノーマルモードの場合は上記全チヤンネル
ch1〜ch10がメロデイ音用チヤンネルUとな
ることを示しており、「ABC」の欄には自動ベー
スコードモードの場合は上記各チヤンネルch1
〜ch10が和音用チヤンネルLあるいはアルペ
ジヨ音用チヤンネルAあるいはベース音用チヤン
ネルPあるいはメロデイ音用チヤンネルUのどれ
に相当するかを示している。 楽音発生チヤンネルに対応していないタイムス
ロツト「1」においてはデータKD1〜KD4がすべ
て“1”となる。これはデータKD1〜KD4の基準
タイミングすなわちタイムスロツト「1」を示す
ためである。タイムスロツト「2」においては自
動ベースコードモード信号ABCの状態(“1”あ
るいは“0”)がデータKD2として送出される。
楽音発生チヤンネルch1〜ch10に対応するタ
イムスロツト「3」〜「22」においては1チヤン
ネルにつき2つのタイムスロツトが割当てられ
る。各チヤンネルの最初のタイムスロツト
「3」、「5」、…「21」においてはそのチヤンネル
に割当てられた音のオクターブコードB1〜B3
とキーオン信号KONがデータKD1〜KD4として
送出され、次のタイムスロツト「4」、「6」、…
「22」においてはそのチヤンネルに割当てられた
音のノートコードN1〜N4がデータKD1〜KD4
として送出される。 メロデイ最高音検出部の詳細例の説明 メロデイ最高音検出部21におけるデータ復調
回路23及び伴奏音キヤンセル回路24の詳細例
を第5図に示し、最高音検出回路25の詳細例を
第6図に示し、最高音キーコードメモリ26及び
キーオン信号形成回路27の詳細例を第7図に示
す。 第5図において、4ビツトの多重化データKD1
〜KD4はデータ復調回路23のラツチ回路81の
ラツチ位置L1〜L4に入力されると共に遅延フリ
ツプフロツプ82,83,84,85で1ビツト
タイム遅延されて同ラツチ回路81のラツチ位置
L5〜L8に入力される。また、データKD1〜KD4
の全ビツトがアンド回路87に入力される。タイ
ムスロツト「1」(第4図参照)においてデータ
KD1〜KD4がすべて“1”となると、アンド回路
87の出力が“1”となる。このアンド回路87
の出力“1”はタイムスロツト「1」を示す基準
パルスSYとしてオア回路88に加えられると共
に遅延フリツプフロツプ86に加えられる。 オア回路88の出力は遅延フリツプフロツプ8
9に加わり、該遅延フリツプフロツプ89の出力
がインバータ90で反転されてオア回路88に戻
される。遅延フリツプフロツプ89はシステムク
ロツクパルスφによつて制御される。基準パルス
SYが発生する1ビツトタイム(タイムスロツト
「1」)の間オア回路88の出力は“1”となり、
その次の1ビツトタイム(タイムスロツト
「2」)においては遅延フリツプフロツプ89の出
力が“1”でオア回路88の出力が“0”とな
り、更にその次の1ビツトタイム(タイムスロツ
ト「3」)においては遅延フリツプフロツプ89
の出力が“0”でオア回路88の出力が“1”と
なる。こうしてオア回路88と遅延フリツプフロ
ツプ89から1ビツトタイム毎に交互に“1”が
出力される。オア回路88の出力はアンド回路9
1に、遅延フリツプフロツプ89の出力はアンド
回路92に、夫々入力される。アンド回路91及
び92の他の入力には1ビツトタイムの前半で
“1”に立上るシステムクロツクパルスφと同じ
周期のクロツクパルスφ2が入力される。尚、シ
ステムクロツクパルスφは実際は2相クロツクパ
ルスであり、その1つがクロツクパルスφ2であ
る。従つて、アンド回路91及び92から夫々出
力されるタイミングパルスφA′及びφB′は第8図
に示すように発生する。第8図にはデータKD1〜
KD4のタイムスロツト「1」〜「22」(第4図参
照)と基準パルスSYも示されている。 遅延フリツプフロツプ86からは基準パルス
SYを1ビツトタイム遅延したパルスT1Sが得ら
れる。このパルスT1Sは第8図に示すようにデー
タKD1〜KD4のタイムスロツト「2」に対応して
“1”となる。このパルスT1Sはラツチ回路81
のラツチ位置L9に入力される。 ラツチ回路81の制御入力(L)にはアンド回路9
2から出力されるタイミングパルスφB′が加えら
れる。従つて、ラツチ回路81は偶数のタイムス
ロツト「2」、「4」、「6」…「22」毎に入力デー
タを取込み、ラツチする。タイムスロツト「2」
のときにラツチ回路81のラツチ位置L1、L3、
L4に取込まれるデータKD1、KD3、KD4は
“0”であり、ラツチ位置L2に取込まれるデータ
KD2はモード信号ABCである(第4図参照)。ま
た、タイムスロツト「2」のときにラツチ回路8
1のラツチ位置L5〜L8に取込まれるデータはタ
イムスロツト「1」のときのデータKD1〜KD4
(すなわち“1111”)である。また、ラツチ位置
L9にはパルスT1S(すなわち“1”)がタイムス
ロツト「2」のときに取込まれる。タイムスロツ
ト「2」のときにラツチ位置L1、L3、L4、L5、
L6、L7、L8に取込まれたデータは無意味なデー
タであり、全く利用されないままに、次のラツチ
タイミング(タイムスロツト「4」)のときに消
去される。他方、タイムスロツト「2」のときに
ラツチ位置L2及びL9に取込まれたモード信号
ABC及びパルスT1S(すなわち“1”)は、次の
ラツチタイミング(タイムスロツト「4」)にお
いて消去されるまで、すなわちタイムスロツト
「2」と「3」の間、保持され、この間に伴奏音
キヤンセル回路24等で利用される。ラツチ回路
81のラツチ位置L9から出力されるタイミング
信号T1は、第8図に示すように、タイムスロツ
ト「2」と「3」の間だけ“1”となる。 タイムスロツト「4」以降におけるラツチ回路
81のラツチ動作は次の通りである。すなわち、
偶数のタイムスロツト「4」、「6」、…「22」毎
にラツチすることにより、そのときにデータKD1
〜KD4として送出されているノートコードN1〜
N4と、遅延フリツプフロツプ82〜85で遅延
された1タイムスロツト前の同じチヤンネルのオ
クターブコードB1〜B3とキーオン信号KON
がラツチ位置L1〜L8に同時にラツチされる。2
ビツトタイム毎にラツチ回路81のラツチ内容が
書替えられるので、該ラツチ回路81のラツチ位
置L1〜L8から出力される同じチヤンネルのデー
タN1〜N4、B1〜B3、KONの時間幅は2ビツトタ
イムであり、2ビツトタイム毎にデータN1〜
N4、B1〜B3、KONのチヤンネルが切換わる。ラ
ツチ回路81のラツチ位置L1〜L8から出力され
るデータN1〜N4、B1〜B3、KONのチヤンネルを
第8図の「ラツチ81」に示す。尚、ラツチ位置
L2からは前述のようにタイムスロツト「2」と
「3」の間モード信号ABCが出力される。 伴奏音キヤンセル回路24においては、伴奏音
のキーコード(ノートコードN1〜N4とオクタ
ーブコードB1〜B3)をキヤンセルするための
アンド回路93乃至99を含んでいる。各アンド
回路93乃至99の一方入力にはラツチ回路81
のラツチ位置L1乃至L7の出力(すなわちキーコ
ードの各ビツトN1〜B3)夫々入力されており、
他の入力にはイネーブル信号ENBがノア回路1
00から与えられる。ノア回路100には、ラツ
チ位置L9から出力されるタイミング信号T1とシ
フトレジスタ101の全ステージの出力が入力さ
れている。タイムスロツト「2」及び「3」にお
いては、タイミング信号T1が“1”となるの
で、ノア回路100から出力されるイネーブル信
号ENBは“0”となり、アンド回路93乃至9
9を動作不能にする。これにより、タイムスロツ
ト「2」及び「3」のときにラツチ回路81のラ
ツチ位置L1〜L7から出力される無意味なデータ
が阻止される。 ラツチ回路81のラツチ位置L2とL9の出力は
アンド回路102に入力される。ラツチ位置L9
から出力されるタイミング信号T1が“1”のと
き、すなわちタイムスロツト「2」と「3」のと
き、のみ該アンド回路102が動作可能となる。
このときラツチ位置L2からはモード信号ABCが
出力される。従つて、モード信号ABCが“1”
のときすなわち自動ベースコードモードのとき、
タイムスロツト「2」及び「3」においてアンド
回路102の条件が成立し、その出力が“1”と
なる。アンド回路102の出力“1”はシフトレ
ジスタ101に入力され、タイミングパルスφ
A′,φB′に従つて2ビツトタイム毎にシフトされ
る。シフトレジスタ101は6ステージであり、
タイムスロツト「2」及び「3」において取込ん
だ“1”をタイムスロツト「4」及び「5」にお
いて第1ステージから出力し、更にこの“1”を
2ビツトタイム(2タイムスロツト)毎に順送り
にシフトする。従つて、最後の第6ステージから
“1”が出力されるのはタイムスロツト「14」及
び「15」のときである。シフトレジスタ101の
全ステージがノア回路100に入力されるので、
各ステージから順送りに“1”が出力されるタイ
ムスロツト「4」から「15」までの間、該ノア回
路100から出力されるイネーブル信号ENBが
“0”となる。前述のように、タイムスロツト
「2」及び「3」においてもイネーブル信号ENB
は“0”となるので、自動ベースコードモード
(ABCが“1”)の場合は、第8図のABC,ENB
に示すように、タイムスロツト「2」から「15」
までの間、イネーブル信号ENBが“0”とな
る。 シフトレジスタ101のステージ数6は、自動
ベースコードモードのときの伴奏用チヤンネル
ch1〜ch6の数に対応している。シフトレジス
タ101の各ステージから順送りに“1”が出力
されてイネーブル信号ENBが“0”となるタイ
ムスロツト「4」から「15」までの間において
は、第8図の「ラツチ81」に示すようにラツチ
回路81のラツチ位置L1〜L8からは伴奏用チヤ
ンネルch1〜ch6のキーコードN1〜B3及び
キーオン信号KONが出力される。従つて、信号
ENBの“0”により動作不能となつたアンド回
路93乃至99において伴奏用チヤンネルch1
〜ch6のキーコードN1〜B3がすべて阻止さ
れる。メロデイ用チヤンネルch7〜ch10のキ
ーコードN1〜B3及びキーオン信号KONがラ
ツチ回路81から出力されるタイムスロツト
「16」以降においてはイネーブル信号ENBが
“1”に立上り、アンド回路93乃至99が動作
可能となる。従つて、メロデイ用チヤンネルch
7〜ch10のキーコードN1〜B3のみがアン
ド回路93乃至99で選択される。 ノーマルモードの場合は、モード信号ABCが
“0”であるのでタイミング信号T1が“1”とな
るタイムスロツト「2」及び「3」においてアン
ド回路102の条件は成立しない。従つてシフト
レジスタ101に“1”は取込まれず、各ステー
ジから“1”は出力されない。従つて、第8図の
,ENBに示すように、イネーブル信号ENB
はタイムスロツト「2」と「3」のときのみ
“0”であり、タイムスロツト「4」以降は
“1”となる。ノーマルモードの場合は全チヤン
ネルch1〜ch10がメロデイ用チヤンネルであ
り、タイムスロツト「4」以降にラツチ回路81
から出力される全チヤンネルch1〜ch10のキ
ーコードN1〜B3がアンド回路93乃至99で
選択される。 アンド回路93乃至99で選択されたメロデイ
用チヤンネルのキーコード(これをN1*〜B3
*で示す)は第6図に示す最高音検出回路25に
供給され、ラツチ回路103に入力されると共に
セレクタ104のA入力に加えられる。また、ラ
ツチ回路81のラツチ位置L8から出力されたキ
ーオン信号KONは第6図のオア回路105に入
力され、ラツチ位置L9から出力されたタイミン
グ信号T1は第6図のオア回路105及び106
及びアンド回路107及び108に夫々入力され
る。 第6図に示す最高音検出回路25において、メ
ロデイ音の最高音を検出するために関与する回路
はラツチ回路103、ラツチ回路109、セレク
タ104、及び比較器110である。セレクタ1
04と比較器110は発音制御部29に属するよ
うに示されているが、メロデイ最高音検出及び前
回の最高音と今回の最高音の音程検出の両方に共
用されるようになつている。比較器110が、前
回の最高音と今回の最高音の音程検出に使用され
るのはタイミング信号T1が発生するタイムスロ
ツト「2」及び「3」のとき(詳しくはタイムス
ロツト「2」のとき)であり、メロデイ最高音検
出に使用されるのはタイムスロツト「4」以降で
ある。 まず最高音検出動作について説明する。 最高音検出は、ラツチ回路103にラツチされ
ているキーコードと伴奏音キヤンセル回路24
(第5図)から時分割的に供給されるメロデイ用
チヤンネル(チヤンネルタイミングは第8図のラ
ツチ81参照)のキーコードN1*〜B3*を比
較器110において比較し、より大きい値の(よ
り高音側の)キーコードをラツチ回路103にラ
ツチすることにより行なわれる。タイムスロツト
「2」及び「3」において“1”となるタイミン
グ信号T1がオア回路106を介してアンド回路
115に加わり、タイミングパルスφA′(第8図
参照)が“1”となるタイムスロツト「3」にお
いて該アンド回路115から“1”が出力され
る。このアンド回路115の出力“1”はラツチ
回路103のロード制御入力(L)に与えられる。こ
のタイムスロツト「3」においては、前述のよう
に、伴奏音キヤンセル回路24のアンド回路93
乃至99(第5図)は動作せず、ラツチ回路10
3に入力されるデータ(N1*〜B3*)はすべて
“0”である。従つて、タイムスロツト「3」に
おいてラツチ回路103に強制的にオール“0”
が取込まれ、該ラツチ回路103の内容がクリア
される。その次のタイムスロツト「4」から次の
サイクルのタイムスロツト「1」までの間、タイ
ミング信号T1は“0”であり、この間に最高音
検出処理が行われる。 タイミング信号T1はアンド回路107に加え
られており、該信号T1が“0”のとき、アンド
回路107の出力が“0”となり、インバータ1
11の出力が“1”となる。インバータ111の
出力はセレクタ104のAセレクト制御入力
(SA)に与えられる。セレクタ104はAセレク
ト制御入力(SA)に与えられる信号が“1”の
ときはA入力に与えられているキーコードN1*
〜B3*を選択して比較器110のA入力に加え
る。比較器110のB入力には加算器112の出
力(S)が加えられる。加算器112のA入力に
はラツチ回路103の出力が加わり、B入力には
アンド回路108の出力と信号“0”を合成した
7ビツトのデータが加わる。このB入力に加わる
7ビツトのデータは下から3ビツト目のデータが
アンド回路108の出力であり、他のビツトはす
べて“0”である。タイミング信号T1が“0”
のとき、すなわちタイムスロツト「4」から次の
サイクルのタイムスロツト「1」までの間、アン
ド回路108の出力は“0”であり、加算器11
2のB入力に加わる7ビツトのデータはすべて
“0”である。従つて、タイミング信号T1が
“0”のときはラツチ回路103からA入力に与
えられるデータがそのまま加算器112から出力
されて比較器110のB入力に与えられる。 比較器110はA入力とB入力の関係がA≧B
のとき“1”を出力し、アンド回路113に入力
する。アンド回路113の他の入力はオア回路1
05の出力と加算器112のキヤリイアウト信号
C0をインバータ114で反転した信号が加えら
れる。最高音検出動作の場合は前述のように加算
器112は実質的な加算動作を行なわないため、
キヤリイアウト信号C0は発生せず、インバータ
114の出力は“1”である。オア回路105に
はキーオン信号KONとタイミング信号T1が加え
られるが、最高音検出動作はタイミング信号T1
が“0”のときに行われるので、この場合はタイ
ミング信号T1は問題とならず、結局、キーオン
信号KONが“1”のときにアンド回路113が
動作可能となる。 キーオン信号KONが“1”であることは、該
キーオン信号KONと同時に与えられるメロデイ
音のキーコードN1*〜B3*に対応する鍵が押
圧中であることを意味している。従つて、セレク
タ104のA入力を介して比較器110のA入力
に与えられるキーコードN1*〜B3*がラツチ
回路103にラツチされているキーコードよりも
大きい(より高音である)かあるいは等しい場合
は比較器110の出力(A≧B)が“1”とな
り、しかもそのキーコードN1*〜B3*に対応
する鍵が押鍵中である場合に限りアンド回路11
3の出力が“1”となる。アンド回路113の出
力はオア回路106を介してアンド回路115に
加わる。アンド回路115の他の入力にはタイミ
ングパルスφA′(第8図参照)が加えられる。ア
ンド回路115の出力はラツチ回路103のロー
ド制御入力(L)に与えられる。従つて、上述のよう
に比較器110の出力(A≧B)にもとづいてア
ンド回路113の出力が“1”となつたとき、タ
イミングパルスφA′のタイミングでアンド回路1
15から“1”が出力され、該比較器110の条
件(A≧B)を成立させたキーコードN1*〜B
3*がラツチ回路103にラツチされる。 以上のようにして、メロデイ用チヤンネル(ノ
ーマルモードのときはch1〜ch10、自動ベー
スコードモードのときはch7〜ch10)のキー
コードN1*〜B3*が順次比較され、より大き
な値の(すなわちより高音側の)キーコードがラ
ツチ回路103にラツチされる。尚、前述のよう
に、ノーマルモードの場合はタイムスロツト
「4」から次のサイクルのタイムスロツト「1」
までの間(第8図参照)においてメロデイ用チヤ
ンネルch1〜ch10のキーコードN1*〜B3
*が伴奏音キヤンセル回路24(第5図)から順
次出力される。また、自動ベースコードモードの
場合はタイムスロツト「16」から次のサイクルの
タイムスロツト「1」までの間においてメロデイ
用チヤンネルch7〜ch10のキーコードN1*
〜B3*が順次出力される。一番最後のチヤンネ
ルch10のキーコードN1*〜B3*とラツチ
回路103の内容との比較を終えるタイムスロツ
ト「1」の次のタイムスロツト「2」において
は、真のメロデイ最高音のキーコードがラツチ回
路103に確実にラツチされている。 ラツチ回路103の出力はラツチ回路109に
入力される。ラツチ回路109のロード制御入力
(L)には、タイムスロツト「2」において“1”と
なるパルスT1S(第8図参照)が第5図の遅延フ
リツプフロツプ86から供給される。従つて、タ
イムスロツト「2」においてラツチ回路103に
ラツチされている真の最高音キーコードがラツチ
回路109に取込まれる。他方、タイムスロツト
「2」及び「3」において“1”となるタイミン
グ信号T1にもとづいて、前述のように、タイム
スロツト「3」においてアンド回路115の出力
が“1”となり、ラツチ回路103がクリアされ
る。従つて、前のサイクルのタイムスロツト
「4」からタイムスロツト「1」までの処理にお
いて検出された最高音のキーコードがタイムスロ
ツト「2」においてラツチ回路109に取込まれ
た直後に、ラツチ回路103における該最高音キ
ーコードの記憶がクリアされる。 以上のような最高音検出動作が、多重化データ
KD1〜KD4の1サイクル(22タイムスロツト)毎
に繰返される。各サイクルにおいて検出された最
高音キーコードはパルスT1Sのタイミング(タイ
ムスロツト「2」)でラツチ回路109にラツチ
され、その都度、ラツチ回路109の記憶が書替
えられる。ラツチ回路109にラツチされた最高
音キーコードは遅延回路116に入力され、2相
のタイミングパルスφA′,φB′(第8図)に従つ
て2ビツトタイム遅延されて出力される。遅延回
路116から出力された最高音キーコードはゲー
ト回路117に加わる。ゲート回路117は発音
制御部29から与えられる発音制御信号SEによ
つて制御される。 発音制御部29は、発音制御モード選択スイツ
チ28(第1図)がオフのとき(発音制御モード
信号PCが“0”のとき)は発音制御信号SEを常
に“1”にし、ゲート回路117を常に動作可能
とする。発音制御モード選択スイツチ28がオン
(信号PCが“1”)のときは、前回検出した最高
音キーコードと今回検出した最高音キーコードを
パルスT1Sのタイミング(第8図参照)で比較
し、この比較結果にもとづいて発音制御信号SE
を“1”または“0”としてゲート回路117を
制御する。 まず、発音制御モード信号PCが“1”の場合
について説明する。この信号PCはアンド回路1
07に加えられる。アンド回路107の他の入力
にはタイミング信号T1(第8図)が加えられて
おり、該信号T1が“1”となるタイムスロツト
「2」及び「3」において該アンド回路107の
出力が“1”となる。アンド回路107の出力
“1”はセレクタ104のBセレクト制御入力
(SB)に与えられる。セレクタ104のB入力に
は遅延回路116から出力される最高音キーコー
ドが入力される。Bセレクト制御入力(SB)に
“1”が与えられるタイムスロツト「2」及び
「3」において、セレクタ104では遅延回路1
16からB入力に与えられる最高音キーコードを
選択して比較器110のA入力に加える。 前述のように、タイムスロツト「2」(パルス
T1Sのタイミング)においては今回検出した最高
音キーコードがラツチ回路103に記憶されてお
り、この最高音キーコードがラツチ回路103か
らラツチ回路109に取込まれて、該ラツチ回路
109に記憶する最高音キーコードの内容が新た
な(今回検出した)最高音キーコードに書替えら
れる。このとき遅延回路116からは2ビツトタ
イム前にラツチ回路109に記憶されていた最高
音キーコード、すなわち前回検出した最高音キー
コードが出力される。従つて、タイムスロツト
「2」(パルスT1Sのタイミング)においてセレク
タ104のB入力を介して比較器110のA入力
に加えられるデータは前回検出された最高音キー
コードであり、そのときラツチ回路103から加
算器112のA入力に加わるデータは今回検出し
た最高音キーコードである。 他方、タイミング信号T1が“1”となるタイ
ムスロツト「2」及び「3」においてアンド回路
108が動作可能となる。アンド回路108の他
の入力には発音制御信号SEが加えられている。
この発音制御信号SEが“1”であれば、タイム
スロツト「2」及び「3」においてアンド回路1
08の出力が“1”となり、加算器112のB入
力に加わるデータが“0000100”(10進数の4)と
なる。発音制御信号SEが“1”であることは、
ゲート回路117が動作可能となつており、前回
検出された(遅延回路116から出力されてい
る)最高音キーコードの発音を許可していること
を意味している(すなわち前回検出された最高音
にもとづく特殊楽音が発音されている)。説明の
便宜上、信号SEが“1”であるものとして説明
を進める。 タイムスロツト「2」において、ラツチ回路1
03からA入力に与えられる今回検出した最高音
キーコードとB入力に与えられるデータ
“0000100”が加算器112で加算され、その加算
出力(S)が比較器110のB入力に与えられ
る。加算器112のB入力に与えられるデータ
“0000100”は300セントの音程に対応している。
従つて、加算器112において、今回検出した最
高音キーコード(A入力)に対して“0000100”
を加算することにより、今回検出した最高音キー
コードの300セント上のキーコードが加算出力
(S)から得られる。すなわち、前記第2表及び
第3表を参照すれば明らかなように、あるキーコ
ードB3〜B1,N4〜N1に対して
“0000100”(10進数の「4」)を加算すると、その
結果得られるキーコードは元のキーコードに対し
て常に3半音分すなわち300セント音高が高い音
を表わすものとなる。 従つて、タイムスロツト「2」において加算器
112から比較器110のB入力に与えられるキ
ーコードは、今回検出した最高音キーコードの
300セント上の音を示すキーコードである。比較
器110のA入力に与えられる前回検出した最高
音キーコードが今回検出した最高音キーコードの
300セント上のキーコードと同じかそれよりも大
きい場合、すなわち今回検出した最高音キーコー
ドが前回検出した最高音キーコードよりも300セ
ント(短3度)以上低音側に隔つている場合、比
較器110の条件(A≧B)が成立し、その出力
(A≧B)が“1”となる。逆に、前回検出した
最高音キーコード(A入力)が今回検出した最高
音キーコードの300セント上のキーコード(B入
力)よりも小さい場合、すなわち今回検出した最
高音キーコードが前回検出した最高音キーコード
の低音側200セント以内の場合(今回のものが前
回のものよりも高い場合も含む)、比較器110
の出力(A≧B)は“0”である。 タイムスロツト「2」及び「3」においては、
タイミング信号T1にもとづく信号“1”がオア
回路105からアンド回路113に入力される。
また、加算器112のキヤリイアウト信号C0を
インバータ114で反転した信号もアンド回路1
13に入力される。従つて、タイムスロツト
「2」及び「3」においては、キヤリイアウト信
号C0が発生されない限りアンド回路113は常
に動作可能となり、比較器110の出力(A≧
B)を導出する。加算器112の加算結果がオバ
ーフローしたときキヤリイアウト信号C0は
“1”となり、インバータ114の出力が“0”
となつて、アンド回路113が動作不能となる。
この場合は、加算器112のオバーフローによつ
て比較器110で正しい比較動作が行えなくなる
ため、アンド回路113において比較器110の
出力信号を阻止するのである。 アンド回路113の出力信号はインバータ11
8で反転されてアンド回路119に加わる。アン
ド回路119の他の入力には発音制御モード信号
PCが加えられる。発音制御モード信号PCが
“1”のときにアンド回路119が動作可能とな
り、インバータ118の出力が該アンド回路11
9及びオア回路120を経由してラツチ回路12
1に入力される。ラツチ回路121の制御入力(L)
にはパルスT1Sが入力されており、タイムスロツ
ト「2」のときに比較器110で実行された前述
の比較結果にもとづく信号(アンド回路113、
インバータ118、アンド回路119、オア回路
120を経由してきた信号)をラツチする。比較
器110の出力(A≧B)はインバータ118で
反転されるので、今回検出した最高音キーコード
が前回検出した最高音キーコードよりも300セン
ト(短3度)以上低音側に隔つている場合はラツ
チ回路121に“0”がラツチされ、今回検出し
た最高音キーコードが前回検出した最高音キーコ
ードの低音側200セント内の場合は(今回のもの
が前回のものより高い場合も含む)ラツチ回路1
21に“1”がラツチされる。ラツチ回路121
の出力信号SE1が“1”のときは、今回検出し
た最高音キーコードを発音すべきことを示し、
“0”のときは今回検出した最高音キーコードの
発音を禁止すべきことを示す。 ラツチ回路121の出力信号SE1はアンド回
路122に入力される。アンド回路122の他の
入力には比較器123の一致検出信号EQをイン
バータ124で反転した信号が与えられる。比較
器123のA入力にはラツチ回路109の出力が
与えられ、B入力には遅延回路116の出力が与
えられる。比較器123はA入力とB入力が一致
したとき(A=Bのとき)一致検出信号EQを出
力する)(EQを“1”にする)。今回検出した最
高音キーコードがパルスT1Sのタイミングでラツ
チ回路103からラツチ回路109に取込まれる
ことにより、タイムスロツト「2」及び「3」に
おいて該ラツチ回路109からは取込んだばかり
の新たな(今回検出した)最高音キーコードが出
力されるが、遅延回路116からはその直前まで
該ラツチ回路109にラツチされていた古い(前
回検出した)最高音キーコードが出力される。こ
のとき、新たな最高音キーコードを古い最高音キ
ーコードが異なつていれば(最高音が変化する
と)比較器123から出力される一致検出信号
EQは“0”となり、同じであれば(最高音が変
化していないとすると)一致検出信号EQは
“1”である。従つて、最高音が変化したときの
みインバータ124の出力が“1”となり、アン
ド回路122が動作可能となつて、ラツチ回路1
21の出力信号SE1が該アンド回路122及び
オア回路125を介して遅延フリツプフロツプ1
26に取込まれる。遅延フリツプフロツプ126
に取込まれた信号SE1はタイミングパルスφ
A′,φB′(第8図)に従つて2ビツトタイム遅延
されて該フリツプフロツプ126から出力され、
アンン回路127に加えられる。アンド回路12
7の他の入力には比較器123から出力される一
致検出信号EQが加えられている。 タイムスロツト「4」以降になるとラツチ回路
109の出力と遅延回路116の出力は同じ値
(今回検出した最高音キーコード)となるので、
一致検出信号EQが“1”となる。従つて、最高
音が変化したときのタイムスロツト「2」及び
「3」において、一致検出信号EQの“0”にもと
づいて遅延フリツプフロツプ126に取込まれた
ラツチ回路121の出力信号SE1は、アンド回
路127及びオア回路125を介して該遅延フリ
ツプフロツプ126で自己保持される。この遅延
フリツプフロツプ126の出力が発音制御信号
SEとしてゲート回路117に供給される。 従つて、発音制御信号SEは、ラツチ回路12
1の出力信号SE1と同様に、今回検出した最高
音キーコードが前回検出した最高音キーコードよ
りも300セント以上低音側に隔つている場合は
“0”であり、今回検出した最高音キーコードが
前回検出した最高音キーコードの低音側200セン
ト以内(今回のものが前回のものよりも高い場合
も含む)の場合は“1”である。発音制御信号
SEが“0”のときはゲート回路117が動作不
能となり、ラツチ回路109にラツチされている
最高音キーコードは該ゲート回路117で阻止さ
れ、最高音キーコードメモリ26(第7図)には
供給されない。すなわち、ゲート回路117から
最高音キーコードメモリ26(第7図)に供給さ
れる最高音キーコードMKC*がオール“0”と
なる。これにより、前回の最高音よりも300セン
ト以上低音側に隔つている今回の最高音にもとづ
く特殊楽音の発音が禁止される。発音制御信号
SEが“1”のときは、ラツチ回路109にラツ
チされている最高音キーコードが遅延回路116
及びゲート回路117を通過して最高音キーコー
ドMKC*として最高音キーコードメモリ26
(第7図)に供給される。 次に、発音制御信号SEが“0”となつて発音
が禁止されているときの処理について説明する。
発音制御信号SEが“0”になるとアンド回路1
08が動作不能となり、該アンド回路108の出
力は常に“0”となる。従つて、タイミング信号
T1が発生するタイムスロツト「2」及び「3」
においても加算器112のB入力に加わるデータ
は“0000000”(10進数の「0」)のままであり、
タイムスロツト「2」においてラツチ回路103
から加算器112のA入力に加えられた新たな
(今回検出した)最高音キーコードが該加算器1
12からそのまま出力される。従つてこの場合
は、比較器110のB入力に加えられる今回検出
した最高音キーコードが、遅延回路116からセ
レクタ104を介して比較器110のA入力に加
えられる前回検出された最高音キーコード(この
発音は信号SEの“0”によつて禁止されてい
る)と同音かあるいはそれよりも低音である場合
に比較器110の出力(A≧B)が“1”とな
り、発音禁止を示す信号“0”がラツチ回路12
1にラツチされる。今回検出した最高音キーコー
ドが前回検出された最高音キーコードよりも高音
である場合は比較器110の出力(A≧B)は
“0”であり、発音許可を示す信号“1”がラツ
チ回路121にラツチされる。前述と同様に、ラ
ツチ回路121の出力信号SE1の“1”または
“0”に対応して発音制御信号SEが“1”または
“0”となり、これに応じて新たな最高音キーコ
ードの発音が制御される。このように、前回の最
高音キーコードの発音が禁止された場合は、新た
な最高音キーコードが前回の最高音キーコードに
対して低音側に300セント以上離れているかどう
かを調べるかわりに、新たな最高音キーコードが
前回の最高音キーコードよりも音高が高いか否か
を調べるようにすることにより、音高が低いため
に発音が禁止された前回の最高音よりも更に音高
の低い最高音が発音されてしまう不自然さを防止
するようにしている。 ところで、発音制御モード信号PCが“0”の
場合は、アンド回路107及び119が動作不能
となり、パルスT1Sのタイミング(タイムスロツ
ト「2」)における上述の発音制御処理は実行さ
れない。そのかわりに、この信号PCをインバー
タ128で反転した信号“1”がオア回路120
を介してラツチ回路121に持続的に入力され、
ラツチ回路121の出力信号SE1は常に“1”
となる。従つて発音制御信号SEが常に“1”と
なり、ラツチ回路109にラツチされた最高音キ
ーコードが常にゲート回路117を通過し、最高
音キーコードMKC*として最高音キーコードメ
モリ26(第7図)に供給される。 尚、ラツチ回路121の出力信号SE1と発音
制御信号SEはほぼ同じ信号であるが、比較器1
23の出力EQが“0”のとき、すなわち最高音
が変化したときに同期して信号SE1を遅延フリ
ツプフロツプ126に取込む(発音制御信号SE
を書替える)ことにより次のような利点がある。
発音制御信号SEが“0”となり、最高音の発音
が禁止されているときに、発音制御モード選択ス
イツチ28(第1図)をオンからオフに切換える
と、パルスT1Sのタイミングでラツチ回路121
の出力信号SE1は“0”から“1”に立上る。
このとき、もし信号SE1に対応して発音制御信
号SEを直ちに“1”に立上らせたとすると、そ
れまで発音が禁止されていた最高音が途中から発
音されてしまい、不自然な感じを与える。この
点、実施例のように最高音変化の同期して発音制
御信号SEを書替えるようにすれば、上述のよう
な不自然さは生じない。 しかし、発音制御モード選択スイツチ28(第
1図)が切換えられたときに直ちに発音許可状態
となつてもさしつかえないとするならば、比較器
123は不要である。比較器123を省略する場
合、発音制御信号SEに関連する回路を第9図a
あるいはbに示すように変更することができる。
第9図aの例においては、ラツチ回路121(第
6図)から出力される信号SE1を遅延フリツプ
フロツプ126Aに直接入力するようにし、該遅
延フリツプフロツプ126Aにおいてタイミング
パルスφA′,φB′に従つて該信号SE1を2ビツ
トタイム遅延した信号を発音制御信号SEとして
いる。尚、この遅延フリツプフロツプ126Aに
よる2ビツトタイム遅延は今回検出された最高音
キーコードが遅延回路116(第6図)から出力
されてゲート回路117に供給されるタイミング
に合わせて発音制御信号SEを発生させるために
必要である。第9図bは比較器123とラツチ回
路121(第6図)を省略した例を示すもので、
オア回路120(第6図)から出力された信号が
パルスT1Sのタイミング(タイムスロツト
「2」)においてアンド回路129、オア回路13
0を介して遅延フリツプフロツプ126Bに取込
まれ、取込まれた信号はパルスT1Sの発生タイミ
ング以外のタイミングでアンド回路131を介し
て該遅延フリツプフロツプ126Bに自己保持さ
れる。この遅延フリツプフロツプ26Bの出力が
発音制御信号SEとなる。 ゲート回路117を通過した最高音キーコード
MKC*は第7図に示す最高音キーコードメモリ
26に供給される。最高音キーコードメモリ26
はキーコードMKC*の各ビツト(N1〜B3)に対
応する記憶回路26−1乃至26−7から成る。
1つの記憶回路26−1のみ詳細を示したが他の
記憶回路26−2乃至26−7も同一構成であ
る。記憶回路26−1は、入力された最高音キー
コードMKC*のうちの所定の1ビツトを取込む
アンド回路132と、該アンド回路132の出力
信号をオア回路135を介してタイミングパルス
φA′(第8図)のタイミングで取込み、タイミン
グパルスφB′(第8図)のタイミングで出力する
遅延フリツプフロツプ134と、該遅延フリツプ
フロツプ134の出力信号をオア回路133を介
して入力側に戻すための自己保持用アンド回路1
35とを含み、アンド回路132の他の入力には
書込み信号Wがキーオン信号形成回路27のアン
ド回路136から与えられ、アンド135の他の
入力には保持信号Mがインバータ137から与え
られる。また、記憶回路26−1は、入力キーコ
ードMKC*のうちの所定の1ビツト(アンド回
路132に入力されるものと同じもの)と遅延フ
リツプフロツプ134の出力信号が入力される排
他オア回路138を含んでいる。 各記憶回路26−1乃至26−7内の排他オア
回路138の出力はキーオン信号形成回路27内
のオア回路139に入力される。また、オア回路
140には最高音キーコードMKC*の各ビツト
が入力される。オア回路140の出力は、キーコ
ードMKC*のいずれかのビツトが“1”のと
き、すなわち最高音を示す何らかのキーコード
MKC*が供給されたとき、“1”となる。オア回
路140の出力信号“1”はエニイキーコード信
号AKCとしてアンド回路136及び141に入
力される。因に、発音制御信号SEの“0”によ
つてゲート回路117(第6図)が動作不能とな
つたとき、すなわち最高音の発音を禁止すると
き、キーコードMKC*の値はオール“0”であ
り、エニイキーコード信号AKCは発生されない
(“0”である)。アンド回路141の他の入力に
はオア回路139の出力が加えられ、その出力は
待ち時間設定用タイマ回路142に入力されてい
る。 待ち時間設定用タイマ回路142はアンド回路
141から入力される信号が“1”に立上つたと
きタイマ動作を開始して所定の待ち時間(WT)
を計時し、その間、出力信号を“0”にする。こ
のタイマ回路142の出力信号はアンド回路13
6の他の入力に加えられると共に、遅延回路14
3において所定時間遅延されてキーオン信号
SKONとして出力される。 タイマ回路142が待ち時間(WT)の計時を
行なつていないとき、その出力信号は“1”であ
り、このときエニイキーコード信号AKCが
“1”であることを条件にアンド回路136の出
力が“1”となる。これが通常の状態であり、ア
ンド回路136の出力である書込み信号Wが
“1”で、該信号Wをインバータ137で反転し
た保持信号Mが“0”となつている。この通常状
態においては、最高音検出回路25のゲート回路
117(第6図)から供給された最高音キーコー
ドMKC*の各ビツトが各記憶回路26−1乃至
26−7内のアンド回路132を経由して遅延フ
リツプフロツプ134で2ビツトタイム遅延さ
れ、最高音キーコードMKCとして出力される。
従つて、各記憶回路26−1乃至26−7内の排
他オア回路138では、現在入力されている最高
音キーコードMKC*とその2ビツトタイム前の
該キーコードMKC*の内容を示す最高音キーコ
ードMKCとが各ビツト(N1〜B3)毎に比較され
る。最高音キーコードMKC*が変化していない
場合は、キーコードMKC*とMKCが同一であ
り、各記憶回路26−1乃至26−7内のすべて
の排他オア回路138の出力が“0”である。最
高音キーコードMKC*が変化すると、その2ビ
ツトタイム前の内容であるキーコードMKCとは
一致せず、いずれかの記憶回路26−1乃至26
−7内の排他オア回路138の出力が“1”とな
り、オア回路139の出力が“1”となる。 オア回路139の出力“1”は最高音変化検出
信号△MKCとしてアンド回路141に加えられ
る。変化後の新しいキーコードMKC*がオール
“0”でないこと(エニイキーコード信号AKCが
“1”であること)を条件に、最高音変化検出信
号△MKCに対応する信号“1”がアンド回路1
41から出力され、待ち時間設定用タイマ回路1
42に入力される。最高音変化検出信号△MKC
にもとづいてアンド回路141の出力が“1”に
立上つたときから所定の待ち時間(WT)の間だ
けタイマ回路142の出力が“0”となる。この
タイマ回路142の出力が“0”となつている
間、アンド回路136が動作不能となり、書込み
信号Wが“0”で、保持信号Mが“1”となる。
これにより、変化後の新しいキーコードMKC*
が各記憶回路26−1乃至26−7のアンド回路
132で阻止され、変化前の古い最高音キーコー
ドMKCが各記憶回路26−1乃至26−7のア
ンド回路135及び遅延フリツプフロツプ134
を介して記憶保持される。 従つて、最高音キーコードMKC*が変化して
も最高音キーコードメモリ26から出力される最
高音キーコードMKCは直ちには変化せず、所定
の待ち時間(WT)の間古い最高音キーコード
MKCが保持される。このとき、遅延回路143
から出力されるキーオン信号SKONは、タイマ回
路142が出力が“0”に立下つたときから所定
時間遅れて“0”に立下り、待ち時間(WT)の
期間に対応して“0”となる。 タイマ回路142において待ち時間(WT)の
計時が終了すると、該タイマ回路142の出力が
“1”に立上る。このときエニイキーコード信号
AKCが“1”であることを条件にアンド回路1
36の出力が“1”となり、書込み信号Wが
“1”、保持信号Mが“0”となる。従つて、待ち
時間(WT)が終了したときに古い最高音キーコ
ードMKCがクリアされて新しい最高音キーコー
ドMKC*が各記憶回路26−1乃至26−7の
遅延フリツプフロツプ134に取込まれる。遅延
フリツプフロツプ134において2ビツトタイム
の遅延時間が設けられるため、タイマ回路142
の出力が“1”に立上つたときから2ビツトタイ
ム後にキーコードMKCの内容は新たな最高音キ
ーコードとなる。また、タイマ回路142の出力
“1”は遅延回路143で所定時間遅延されてキ
ーオン信号SKONとなるので、このキーオン信号
SKONは新たな最高音キーコードMKCの立上り
に対応して“1”に立上る。 最高音キーコードメモリ26から出力された最
高音キーコードMKCと遅延回路143から出力
されたキーオン信号SKONは第1図に示す特殊楽
音形成回路22に供給される。特殊楽音形成回路
22では、キーオン信号SKONの立上りに応答し
てエンベロープ波形信号を発生し、最高音キーコ
ードMKCに対応する音高の特殊楽音信号の振幅
を該エンベロープ波形信号によつて制御すること
により、メロデイ最高音に対応する特殊楽音を発
音させる。 キーオン信号形成回路27において待ち時間設
定用タイマ回路142を設けた理由は2つある。
その一つは、鍵盤部10(第1図)における押鍵
操作のばらつきを考慮するためである。例えば、
複数のメロデイ用鍵を同時に押圧する場合、デイ
ジタルシステムの精度(マイクロ秒単位)に匹敵
する精度で同時に押鍵することは不可能であり、
同時に押鍵したつもりでも微視的にみると各鍵の
押鍵タイミングにはばらつきがある。従つて、同
時に押鍵演奏されたメロデイ音の中の真の最高音
ではない鍵の押鍵タイミングが早かつた場合は、
その鍵に対応するキーコードが最高音キーコード
MKC*として最高音検出回路25(第6図)で
一時的に検出されることがある。しかし、同時押
鍵されたすべてのメロデイ音のキーコードN1*
〜B3*(第6図参照)が出揃うようになると、
真の最高音キーコードMKC*が最高音検出回路
25(第6図)から出力されるようになるため、
上述の偽の最高音キーコードMKC*は極く短い
間しか出力されない。上述のような偽の最高音キ
ーコードMKC*を最高音キーコードメモリ26
(第7図)に取込まないようにするために、待ち
時間(WT)の間は新しい最高音キーコード
MKC*の取込みを禁止しているのである。その
ため、待ち時間(WT)は同時押鍵(また離鍵)
操作における各鍵操作タイミングのばらつきを吸
収し得る時間(例えば数ミリ秒)に設定される。
従つて、待ち時間(WT)が終了する頃には真の
最高音のキーコードMKC*が最高音検出回路2
5(第6図)から確実に出力されており、真の最
高音キーコードMKC*だけが最高音キーコード
メモリ26に取込まれてキーコードMKCとして
出力される。また、複数の鍵が完全に同時に押圧
されたとしても、押鍵検出及び発音割当て処理は
全押圧鍵同時には行われず、キー走査時間及び発
音割当て処理時間相当に時間遅れが生じる。この
ためにも待ち時間(WT)を設定する必要があ
る。 待ち時間(WT)を設定するもう一つの理由
は、最高音変化検出時(信号△MKCが“1”に
立上つたとき)にキーオン信号SKONを一旦
“0”にクリアし、一定時間(待ち時間WT)後
に再び“1”に立上らせるためである。これによ
り、最高音が変化したときにキーオン信号SKON
を“1”に立上らせることができるようになり、
特殊楽音形成回路22(第1図)ではこのキーオ
ン信号SKONの立上りに応答して新たな最高音の
発音のためのエンベロープ波形信号を立上らせる
ことができる。 変更例の説明 上記実施例では、データ多重回路17(第2
図)から出力される多重化データKD1〜KD4を4
ビツトとし、タイムスロツト「2」においてデー
タKD2としてモード信号ABCを送出し、伴奏音
キヤンセル回路24(第5図)ではこのモード信
号ABCにもとづいて伴奏音のキーコードN1〜
B3を阻止するようにしている。このため、第5
図の伴奏音キヤンセル回路24ではシフトレジス
タ101を設け、このシフトレジスタ101の出
力を利用して伴奏用チヤンネルのタイミングを検
出するようにしている。この伴奏音キヤンセル回
路24を第10図に示すように簡略化することも
できる。 伴奏音キヤンセル回路24を第10図のように
簡略化するには次のような条件が付される。それ
は、多重化データKD1〜KD4に対して各チヤンネ
ルch1〜ch10の楽音発生態様(メロデイ用で
あるか伴奏用であるか)を示すデータKD5を追加
することである。このデータKD5は、データKD1
〜KD4と同様、データ多重回路17(第1図、第
2図)で形成されるものとする。多重化データを
5ビツト(KD1〜KD5)とした場合でも、データ
KD1〜KD4の構成は第4図に示したものとほぼ同
一である。唯一つ異なる点は第4図ではタイムス
ロツト「2」においてデータKD2としてモード信
号ABCを送出するようになつているが、データ
KD5を追加する場合はこのタイムスロツト「2」
においてデータKD2としてモード信号ABCを送
出しないものとする。 データKD5は、ノーマルモード(信号ABCが
“0”)のときはメロデイ用のチヤンネル(第4図
のの欄にUで示すチヤンネル)ch1〜ch1
0の多重化データ送出タイミングの前半のタイム
スロツト、すなわち奇数のタイムスロツト
「3」、「5」、「7」、「9」、「11」、「13」、「
15」、
「17」、「19」、「21」において夫々“1”とされ、
その他のタイムスロツトでは“0”とされる。ま
た、自動ベースコードモード(信号ABCが
“1”)のときは、メロデイ用のチヤンネル(第4
図のABCの欄にUで示すチヤンネル)ch7〜ch
10の多重化データ送出タイミングの前半のタイ
ムスロツト、すなわちタイムスロツト「15」、
「17」、「19」、「21」においてのみ“1”とされ、
その他のタイムスロツトでは“0”とされる。こ
のように演奏モードに応じて異なる態様でデータ
KD5を形成することは、モード信号ABCの
“1”または“0”に応じてデータ多重回路17
(第2図)において容易に行うことができる。結
局、データKD5の“1”、“0”はメロデイ用チヤ
ンネルであるか否かを示している。 データKD5は第10図のデータ復調回路23
の遅延フリツプフロツプ144で1ビツトタイム
遅延され、ラツチ回路81′のラツチ位置L10に
入力される。このラツチ回路81′は第5図のラ
ツチ回路81に相当するもので、ラツチ回路81
が9個のラツチ位置L1〜L9をもつのに対してラ
ツチ回路81′は10個のラツチ位置L1〜L10をも
つ点だけが異なる。データKD5において、有効な
データは上述のように奇数のタイムスロツトにお
いて送出されるので、同じく奇数のタイムスロツ
トにおいてデータKD1〜KD4として送出されるオ
クターブコードB1〜B3及びキーオン信号
KON(第4図参照)が遅延フリツプフロツプ8
2〜85によつて1ビツトタイム遅延されるのと
同じ理由により遅延フリツプフロツプ144で1
ビツトタイム遅延される。従つて、ラツチ回路8
1′のラツチ位置L1〜L8にあるチヤンネルに関す
るキーコードN1〜N4,B1〜B3及びキーオ
ン信号KONが取込まれるとき、ラツチ位置L10に
は当該チヤンネルに関するデータKD5の内容
(“1”または“0”)が取込まれる。 ラツチ回路81′のラツチ位置L10の出力はイ
ネーブル信号ENB′として伴奏音キヤンセル回路
24のアンド回路93〜99に入力される。この
イネーブル信号ENB′は、ラツチ回路81′のラツ
チ位置L1〜L7からアンド回路93〜99に入力
されるキーコードN1〜B3がメロデイ用チヤン
ネルのものである場合は“1”であり、伴奏用チ
ヤンネルのものである場合は“0”である。従つ
て、メロデイ用チヤンネルのキーコードN1*〜
B3*のみが伴奏音キヤンセル回路24から出力
され、伴奏用チヤンネルのキーコードN1〜B3
はキヤンセルされる。 尚、第10図のようにデータKD5を使用せず
に、ラツチ回路81′から出力されるイネーブル
信号ENB′と全く同じタイミング信号(メロデイ
用チヤンネルのタイミングで“1”となり、伴奏
用チヤンネルのタイミングで“0”となる信号)
を別途に形成し、このタイミング信号によつて伴
奏音キヤンセル回路24のアンド回路93乃至9
9を制御するようにしてもよい。 ところで、第5図あるいは第10図に示す伴奏
音キヤンセル回路24では、イネーブル信号
ENBあるいはENB′にもとづいてメロデイ音のキ
ーコードN1〜B3を選択出力し、伴奏音のキー
コードN1〜B3を除外する(阻止する)ように
しているが、キーコードN1〜B3ではなくラツ
チ回路81または81′のラツチ位置L8から出力
されるキーオン信号KONの方を選択あるいは除
外するようにしてもよい。その場合、キーコード
N1〜B3の各ビツトに対応するアンド回路93
〜99は不要であり、そのかわりにラツチ位置
L8から出力されるキーオン信号KONの選択また
は除外を制御する1個のアンド回路を設けるだけ
でよい。このようにした場合、伴奏音のキーコー
ドN1〜B3が伴奏音キヤンセル回路24を通過
して最高音検出回路25(第6図)に入力され、
この伴奏音のキーコードとラツチ回路103(第
6図)にラツチされているキーコードとの比較が
比較器110で行われるが、その伴奏音に対応す
るキーオン信号KONは伴奏音キヤンセル回路2
4で阻止されることによりオア回路105(第6
図)の出力が“0”となつてアンド回路113
(第6図)が動作不能となるので、伴奏音の(伴
奏用チヤンネルの)キーコードに関する比較出力
(A≧B)は必らず無効とされる。 上述のように、伴奏音キヤンセル手段24にお
ける選択あるいは除外の対象となる鍵情報は、キ
ーコードN1〜B3に限定されるのではなく、キ
ーオン信号KON等であつてもよい。 上記実施例では、第2の楽音発生態様すなわち
伴奏演奏には和音演奏とベース演奏及びアルペジ
ヨ演奏が含まれているが、これらすべてを具えて
いなくてもよい。例えば和音演奏のみであつても
よく、その場合は伴奏用のチヤンネルch1〜ch
6はすべて和音用チヤンネルLとなる。 また、上記実施例では演奏モードの一方(第2
のモード)を自動ベースコードモードとしている
が、自動ベースコード機能を具備することがこの
発明の必須の要件ではない。従つて、第2のモー
ドにおける第2の楽音発生態様は自動ベースコー
ド演奏(及びアルペジヨ演奏)である必要はな
く、単純な伴奏用音色に対応しているだけでもよ
い。すなわち、第2のモードにおいて鍵盤をメロ
デイ用鍵域と伴奏用鍵域に分割利用する場合、メ
ロデイ用鍵域をメロデイ音色に対応させ、伴奏用
鍵域を単純に伴奏用音色に対応させるだけでもよ
い。更に付け加えれば、第2のモードにおいて鍵
盤及び楽音発生チヤンネルを分割利用する場合、
一方を「メロデイ」、他方を「伴奏」というよう
に限定する必要もなく、要するに、分割された2
つの鍵域(鍵グループ)を分割された2つのチヤ
ンネルグループに夫々対応させ、夫々のグループ
において異なる楽音発生態様(代表的には音色)
で楽音を形成するようになつていればよい。 また、上記実施例では一段鍵盤式の電子楽器に
この発明を適用した例が示されているが、複数鍵
盤を具える電子楽器にも適用することができる。
例えば、実施例におけるメロデイ用鍵域を上鍵盤
に置換え、伴奏用鍵域を下鍵盤に置換えれば実施
例とほぼ同様に実施することができる。その場
合、第1のモード(ノーマルモード)における全
チヤンネル(第1の楽音発生態様)に対応する鍵
域(鍵グループ)を上鍵盤と下鍵盤を含めた全鍵
盤としてもよいが、特にそうせずに上鍵盤のみと
してもよい。そして、第2のモード(自動ベース
コードモード)においては上鍵盤を第1の楽音発
生態様に対応する一部のチヤンネルグループに対
応させ、下鍵盤を第2の楽音発生態様に対応する
残余のチヤンネルグループに対応させる。従つ
て、第1の楽音発生態様(その中の最高音を特殊
楽音として発音する対象となる態様)に対応する
鍵域(鍵グループ)は、上記実施例のメロデイ用
鍵域のように第1のモード(ノーマルモード)の
ときと第2のモード(自動ベースコードモード)
のときとで異なるものとなることも有り得るし、
また上述の上鍵盤のように第1のモードのときと
第2のモードのときとで同じものとなることも有
り得る。 以上説明したようにこの発明によれば、選択さ
れている演奏モードに応じて特定の楽音発生態様
(例えばメロデイ演奏)に対応するチヤンネルと
その他の楽音発生態様(例えば伴奏演奏)に対応
するチヤンネルとを区別し、この区別にもとづい
て特定の楽音発生態様以外のチヤンネルの鍵情報
を除外し、特定の楽音発生態様のみの鍵情報にも
とづいて特殊楽音用の音を検出するようにしてい
るので、特殊楽音の旋律進行に不自然な要素(他
の楽音発生態様例えば伴奏演奏にもとづく音)が
混入することを確実に防ぐことができるという優
れた効果がある。
第1図はこの発明に係る電子楽器の一実施例を
示す全体構成ブロツク図、第2図は第1図におけ
る発音割当て回路部と周辺回路の詳細な実施例を
示すブロツク図、第3図a,b,cは第2図に示
す回路の動作時間関係を説明するためのタイミン
グチヤートで、同図aはbよりもタイムスケール
を拡大して示してあり、bはcよりもタイムスケ
ールを拡大して示したもの、第4図は第2図のデ
ータ多重回路から出力される多重化データの多時
分割タイムスロツト毎の内容を1サイクルにつき
示す図、第5図は第1図におけるデータ復調回路
と伴奏音キヤンセル回路の一例を示す回路図、第
6図は第1図における最高音検出回路の一例を示
す回路図、第7図は第1図における最高音キーコ
ードメモリとキーオン信号形成回路の一例を示す
回路図、第8図は第5図各部の出力信号の発生例
を示すタイミングチヤート、第9図a,bは第6
図の発音制御部内の変更例を抽出して夫々示す
図、第10図は第5図に示すデータ復調回路と伴
奏音キヤンセル回路の別の実施例を示す回路図、
である。 10……鍵盤部、11……押鍵検出回路、12
……発音割当て回路部、13……メイン楽音発生
回路部、FC−SW,SF−SW……モード選択用の
スイツチ、17……データ多重回路、19……特
殊楽音発生部、21……メロデイ最高音検出部、
22……特殊楽音形成回路、23……データ復調
回路、24……伴奏音キヤンセル回路、25……
最高音検出回路、28……発音制御モード選択ス
イツチ、29……発音制御部、101……シフト
レジスタ。
示す全体構成ブロツク図、第2図は第1図におけ
る発音割当て回路部と周辺回路の詳細な実施例を
示すブロツク図、第3図a,b,cは第2図に示
す回路の動作時間関係を説明するためのタイミン
グチヤートで、同図aはbよりもタイムスケール
を拡大して示してあり、bはcよりもタイムスケ
ールを拡大して示したもの、第4図は第2図のデ
ータ多重回路から出力される多重化データの多時
分割タイムスロツト毎の内容を1サイクルにつき
示す図、第5図は第1図におけるデータ復調回路
と伴奏音キヤンセル回路の一例を示す回路図、第
6図は第1図における最高音検出回路の一例を示
す回路図、第7図は第1図における最高音キーコ
ードメモリとキーオン信号形成回路の一例を示す
回路図、第8図は第5図各部の出力信号の発生例
を示すタイミングチヤート、第9図a,bは第6
図の発音制御部内の変更例を抽出して夫々示す
図、第10図は第5図に示すデータ復調回路と伴
奏音キヤンセル回路の別の実施例を示す回路図、
である。 10……鍵盤部、11……押鍵検出回路、12
……発音割当て回路部、13……メイン楽音発生
回路部、FC−SW,SF−SW……モード選択用の
スイツチ、17……データ多重回路、19……特
殊楽音発生部、21……メロデイ最高音検出部、
22……特殊楽音形成回路、23……データ復調
回路、24……伴奏音キヤンセル回路、25……
最高音検出回路、28……発音制御モード選択ス
イツチ、29……発音制御部、101……シフト
レジスタ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 N個の鍵と、 任意の鍵に対応する楽音の発生を割当てること
が可能であり、割当てられた任意の鍵に対応する
任意の音高の楽音信号を発生することが可能なM
個(但しM<N)の楽音発生チヤンネルを具える
メイン楽音発生手段と、 前記鍵をn個(但し0<n≦N)の鍵からなる
第1の鍵グループとk個(但し0≦k≦N−n)
の鍵からなる第2の鍵グループとにグループ化す
る鍵グループ設定手段と、 前記楽音発生チヤンネルをh個(但し0<h≦
M)の楽音発生チヤンネルからなる第1のチヤン
ネルグループとj個(但し0≦j≦M−h)の楽
音発生チヤンネルからなる第2のチヤンネルグル
ープの少なくとも2つのチヤンネルグループとに
グループ化し、前記h及びjは演奏モードに応じ
て変更されるものであり、それにより演奏モード
に応じて異なる態様でチヤンネルグループを設定
するチヤンネルグループ設定手段と、 演奏モードを選択し、選択した演奏モードに応
じて少なくとも前記h及びjを変更することを前
記チヤンネルグループ設定手段に指示する演奏モ
ード選択手段と、 前記鍵グループ設定手段で設定された第1の鍵
グループの押圧鍵に基づく楽音の発生を前記チヤ
ンネルグループ設定手段で設定された第1のチヤ
ンネルグループ内のいずれかの楽音発生チヤンネ
ルに割当て、前記鍵グループ設定手段で設定され
た第2の鍵グループの押圧鍵に基づく楽音の発生
を前記チヤンネルグループ設定手段で設定された
前記第2のチヤンネルグループ内のいずれかの楽
音発生チヤンネルに割当てる割当て手段と、 前記演奏モード選択手段で選択された演奏モー
ドに応じて前記第1のチヤンネルグループに属す
る楽音発生チヤンネルとそれ以外の楽音発生チヤ
ンネルとを区別し、この区別に応じて、前記割当
て手段によつて前記各楽音発生チヤンネルに割当
てられた楽音を示す鍵情報の中から、前記第1の
チヤンネルグループに属する楽音発生チヤンネル
に割当てられた楽音を示す鍵情報を選択し、他の
楽音発生チヤンネルの鍵情報を除外するキヤンセ
ル手段と、 前記キヤンセル手段によつて選択された鍵情報
の中から所定の条件に該当する鍵情報を検出し出
力する検出手段と、 前記検出手段から出力された鍵情報に対応する
楽音を発生する特殊楽音発生手段と を具えた電子楽器。 2 前記検出手段は、前記キヤンセル手段によつ
て選択された鍵情報の中から最高音(または最低
音)に相当する鍵情報を検出し出力する最高音
(または最低音)検出手段である特許請求の範囲
第1項記載の電子楽器。 3 N個の鍵と、 任意の鍵に対応する楽音の発生を割当てること
が可能であり、割当てられた任意の鍵に対応する
任意の音高の楽音信号を発生することが可能なM
個(但しM<N)の楽音発生チヤンネルを具える
メイン楽音発生手段と、 前記鍵をn個(但し0<n≦N)の鍵からなる
第1の鍵グループとk個(但し0≦k≦N−n)
の鍵からなる第2の鍵グループとにグループ化す
る鍵グループ設定手段と、 前記楽音発生チヤンネルをh個(但し0<h≦
M)の楽音発生チヤンネルからなる第1のチヤン
ネルグループとj個(但し0≦j≦M−h)の楽
音発生チヤンネルからなる第2のチヤンネルグル
ープの少なくとも2つのチヤンネルグループとに
グループ化し、前記h及びjは演奏モードに応じ
て変更されるものであり、それにより演奏モード
に応じて異なる態様でチヤンネルグループを設定
するチヤンネルグループ設定手段と、 演奏モードを選択し、選択した演奏モードに応
じて少なくとも前記h及びjを変更することを前
記チヤンネルグループ設定手段に指示する演奏モ
ード選択手段と、 前記鍵グループ設定手段で設定された第1の鍵
グループの押圧鍵に基づく楽音の発生を前記チヤ
ンネルグループ設定手段で設定された第1のチヤ
ンネルグループ内のいずれかの楽音発生チヤンネ
ルに割当て、前記鍵グループ設定手段で設定され
た第2の鍵グループの押圧鍵に基づく楽音の発生
を前記チヤンネルグループ設定手段で設定された
前記第1のチヤンネルグループを除く少なくとも
前記第2のチヤンネルグループ内のいずれかの楽
音発生チヤンネルに割当てる割当て手段と、 前記演奏モード選択手段で選択された演奏モー
ドに応じて前記第1のチヤンネルグループに属す
る楽音発生チヤンネルとそれ以外の楽音発生チヤ
ンネルとを区別し、この区別に応じて、前記割当
て手段によつて前記各楽音発生チヤンネルに割当
てられた楽音を示す鍵情報の中から、前記第1の
チヤンネルグループに属する楽音発生チヤンネル
に割当てられた楽音を示す鍵情報を選択し、他の
楽音発生チヤンネルの鍵情報を除外するキヤンセ
ル手段と、 前記キヤンセル手段によつて選択された鍵情報
の中から所定の条件に該当する鍵情報を検出し出
力する検出手段と、 前記検出手段から出力された鍵情報に対応する
楽音を発生する特殊楽音発生手段と、 前記検出手段で新たに検出された鍵情報がその
直前に検出された鍵情報より所定音程以上離れて
いる場合その新たに検出された鍵情報に対応する
楽音が前記特殊楽音発生手段で発生されることを
禁止する発音禁止手段と を具えた電子楽器。 4 前記検出手段は、前記キヤンセル手段によつ
て選択された鍵情報の中から最高音(または最低
音)に相当する鍵情報を検出し出力する最高音
(または最低音)検出手段である特許請求の範囲
第3項記載の電子楽器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5771580A JPS56154798A (en) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | Electronic musical instrument |
| US06/256,824 US4402245A (en) | 1980-04-30 | 1981-04-23 | Electronic musical instrument with special tone generator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5771580A JPS56154798A (en) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | Electronic musical instrument |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56154798A JPS56154798A (en) | 1981-11-30 |
| JPS6262358B2 true JPS6262358B2 (ja) | 1987-12-25 |
Family
ID=13063638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5771580A Granted JPS56154798A (en) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | Electronic musical instrument |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4402245A (ja) |
| JP (1) | JPS56154798A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4495847A (en) * | 1983-06-21 | 1985-01-29 | Kawai Musical Instrument Mfg. Co., Ltd. | Combined tone generation on a single keyboard for an electronic musical instrument |
| JPS61294499A (ja) * | 1985-06-21 | 1986-12-25 | ヤマハ株式会社 | 楽音信号発生装置 |
| JPH0634169B2 (ja) * | 1985-12-10 | 1994-05-02 | ヤマハ株式会社 | 発音割当て機能付電子楽器 |
| JPH067063U (ja) * | 1993-04-07 | 1994-01-28 | 株式会社島津製作所 | 自動分析装置の試料分注装置 |
| JPH1165567A (ja) * | 1997-08-22 | 1999-03-09 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | アサイン方法、電子楽器及び記憶媒体 |
| JP3620396B2 (ja) * | 2000-03-24 | 2005-02-16 | ヤマハ株式会社 | 情報修正装置及び情報修正プログラムを記録した媒体 |
| JP6149354B2 (ja) * | 2012-06-27 | 2017-06-21 | カシオ計算機株式会社 | 電子鍵盤楽器、方法及びプログラム |
| US12154534B2 (en) * | 2023-01-23 | 2024-11-26 | Gary Groeber | Harmonious audio generation |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5930275B2 (ja) * | 1977-02-26 | 1984-07-26 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
| US4214500A (en) * | 1977-06-10 | 1980-07-29 | Nippon Gakki Seizo Kabushiki Kaisha | Electronic musical instruments |
| US4192211A (en) * | 1977-08-05 | 1980-03-11 | Nippon Gakki Seizo Kabushiki Kaisha | Electronic musical instrument |
| US4217804A (en) * | 1977-10-18 | 1980-08-19 | Nippon Gakki Seizo Kabushiki Kaisha | Electronic musical instrument with automatic arpeggio performance device |
| JPS5489720A (en) * | 1977-12-27 | 1979-07-17 | Nippon Gakki Seizo Kk | Electronic musical instrument |
| JPS6033279B2 (ja) * | 1978-01-12 | 1985-08-01 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
| JPS54151435A (en) * | 1978-05-19 | 1979-11-28 | Nippon Gakki Seizo Kk | Electronic musical instrument |
| JPS5565994A (en) * | 1978-11-10 | 1980-05-17 | Nippon Musical Instruments Mfg | Electronic musical instrument |
| US4350068A (en) * | 1980-01-28 | 1982-09-21 | Nippon Gakki Seizo Kabushiki Kaisha | Electronic musical instrument with tone production channel groups |
| JPS56106286A (en) * | 1980-01-28 | 1981-08-24 | Nippon Musical Instruments Mfg | Electronic musical instrument |
-
1980
- 1980-04-30 JP JP5771580A patent/JPS56154798A/ja active Granted
-
1981
- 1981-04-23 US US06/256,824 patent/US4402245A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56154798A (en) | 1981-11-30 |
| US4402245A (en) | 1983-09-06 |
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