JPS6323247B2 - - Google Patents
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- JPS6323247B2 JPS6323247B2 JP14365882A JP14365882A JPS6323247B2 JP S6323247 B2 JPS6323247 B2 JP S6323247B2 JP 14365882 A JP14365882 A JP 14365882A JP 14365882 A JP14365882 A JP 14365882A JP S6323247 B2 JPS6323247 B2 JP S6323247B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- amount
- enameling
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- annealing
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
- C21D8/04—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips to produce plates or strips for drawing, e.g. for deep-drawing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
本発明は、密着性の優れた超深絞りほうろう用
鋼板の製造方法に関し、とくに連続鋳造法を経て
安価に製造するのに有利な方法についての提案で
ある。 従来のほうろう用鋼板は、低炭素リムド鋼より
製造された冷延鋼板をオープンコイル焼鈍法によ
り脱炭焼鈍し、Cを0.008%以下とすることによ
り製造されてきた。リムド鋼を使う理由は、鋼中
に多量の酸素を含有するため、ほうろう焼成時に
ほうろう欠陥であるつまとびが発生し難いという
利点を有していること、脱炭焼鈍することにより
ほうろう焼成時に熱応力により生じる焼成歪が小
さくなるとともに鋼板の延性が向上し、優れた成
形性が得られるという利点のためである。 しかしかかる従来方法で製造されるほうろう用
鋼板は、 (1) オープン焼鈍における製造コストの上昇が避
け難い。 (2) リムド鋼とするために連続鋳造することがで
きない。 (3) リムド鋼であるために成分偏析による材質、
およびほうろう特性が不均一であり、そのため
製品の品質が安定しない。 しかも、上述の製造工程を経て得られるほうろ
う用鋼板の場合、前記ほうろう特性の他プレス成
形性所謂深絞り性にも優れたものが要求されるの
で、リムド鋼を使い脱炭焼鈍するのが普通である
から、もちろん連続鋳造ができない上にオーブン
焼鈍が不可欠で、そのため製造コストが上昇する
という欠点があつた。加えて、造塊材特有の介在
物欠陥、偏析による材質不均一、製品鋼帯となし
たときリム層及びリム層とコア層との境界線近傍
につまとびが発生しやすいという宿命的とも言え
る欠点があつた。 この発明は、上述した従来ほうろう用鋼板の欠
点を克服し、連鋳による製造が可能な品質に優れ
安価なほうろう用冷延鋼板を得ることを目的とす
るものである。かかる目的に対応して所期した効
果を達成するのに有効な本発明の要旨とするとこ
ろは、重量%で、C:0.003%以下、Mn:0.50%
以下、Al:0.030%以下含み、かつNbを酸化物と
して存在するものを除き上記C量の2倍以上0.04
%以下、Bを0.0020〜0.0070%およびNを0.0026
〜0.0100%の範囲で含有させた鋼を連続鋳造し、
その鋳造したスラブに、1000℃以上、1200℃以下
の低温加熱を施して熱間圧延し、その後冷間圧延
を経て予め冷延鋼板表面に0.01〜2.0g/m2厚の
Niめつきを施してから、再結晶温度以上1000℃
以下の温度で再結晶焼鈍を行うことを特徴とする
密着性の優れた超深絞りほうろう用鋼板の製造方
法に関する点の構成にある。以下その構成の詳細
を説明する。 溶製鋼の成分限定の理由は次のとおりである。 C重量%;Cは0.003%以下まで低くする必要が
ある。その理由は、ほうろう特性(焼成歪、
泡発生)の向上、材質向上、連鋳鋳込み時
のCOガス発生の防止、の3点から極低炭素鋼
にするのである。一般的なほうろう用鋼板はC
%が低くないとほうろう焼成時にCOガスが発
生して泡欠陥を招いたり、α−γ変態による焼
成歪のトラブルが発生するので、JISG3133に
定められているようにC量を0.008%以下の低
目に管理することが要求されている。 これに対し、本発明鋼は、伸び特性値や値
などの材質も同時に良好にし、かつ連鋳鋳込み
時のCOガス発生防止のために、C量の上限を
下げ0.003%以下とさらに低くすることとした。
それは、C含有量が0.003%超になると、再結
晶焼鈍前の固溶C量が増化し、値が劣化し、
C時効による材質劣化も大きくなる。また連鋳
鋳込み時COガスが発生し、良好な表面品質が
得られなくなるからである。 要するに、かかるC含有量こそほうろう用鋼
の連続鋳造を可能にしたのである。 Mn重量%;Mnは、通常Sによる熱間脆性割れ
の防止を目的にMn/S10となるよう添加す
る。キルド鋼の場合、Mn量が少ない方が伸び
(El)、絞り(値)などの材質特性が良好とな
るので、Mn添加量は少ない方が好ましい。
Mn添加量の上限は経済的理由によるものであ
り、本発明では0.50%以下とした。 Al重量%;Alは、溶鋼中の酸素を脱酸し、連続
鋳造を容易ならしめるために溶鋼中に添加され
る。このAlの役割は鋼中ではBと同様窒化物
を形成するが、AlNとなつた窒素はBNとなつ
たNと異なり、つまとびを抑制する効果が小さ
い。AlとBが共存した場合、BNとAlNが同時
に析出するため、B添加の効果が小さくなるこ
とからAlの上限を0.03%とした。 Nb重量%;一般に溶製時C40ppmの極低Cに
した鋳片を通常の工程で冷延鋼板にした場合
は、伸びEl、絞り値の面内異方性(特に圧延
方向と45゜(D)方向のEl、r値が劣化)が著しく
大きくなることが知られている。 また、連続焼鈍炉での再結晶過程で、固溶C
が残存しているので、上記値もよくならな
い。この欠点を改善するために、C固定元素で
あるNbを添加すると、これらの欠点が改善さ
れる。こうした要請に応えられるNbの添加量
については、当然のことながらC量との関係に
おいて決められ、それはC量の2倍以上で0.04
%以下にする必要がある。その理由はNb量が
C量の2倍未満の場合には、異方性が大きくな
り、El、r値のL(0゜),C(90゜),D(45゜)方
向
の平均値(,値)も劣化する。 一方、このNb添加量の上限は、Nbを多量に
添加すると、NbCなどの析出物が多くなりす
ぎ、焼鈍後の結晶粒径が小さくなり、El,値
が劣化する。また多量の添加は経済的でないの
で上限を0.04%とした。 なおNb量に関して、酸化物となつているも
のを除く理由は、Nb酸化物は、固溶Cの固定
に有効でないからである。 BおよびN重量%; B,Nの最少添加量は、つまとび発生防止の
点から決定され、最大添加量は材質劣化防止の
点から決定される。 まず、BおよびNの最少添加量の決定理由に
ついて述べる。本発明では、ほう素および窒素
を添加して、BNを析出させ、そのBN析出物
のまわりに水素をトラツプさせ、つまとびの発
生を防止することが主要件である。第1図は、
C:0.0018%、Mn:0.18%、Nb:0.10%、
N:0.0040%の成分で、B含有量が、10ppmか
ら85ppmまで変化した溶鋼を、1150℃でスラブ
加熱し、冷延鋼板に予め0.2g/m2のNiをめつ
きを施し、ついで820℃×40秒の連続焼鈍をし
た場合のB量と値、つまとび発生の有無の関
係を示したグラフであり、第2図は同じくB量
とBNの量、つまとび発生の有無の関係をした
グラフである。 第2図からつまとびの発生を防止するには、
BN析出物の量が0.0046%以上必要であること
が判る。すなわち、Bは0.0020%以上添加する
必要があり、Nは下式より0.0026%以上必要と
なる。 NN(原子量)/BN(原子量)×BN(%) =14/(14+10.8)×0.0046=0.0026% また第1図から、良好な絞り性(値)を得
るためにはB量は0.0070%以下にする必要があ
ることが判る。なお、N量は、あまり多すぎる
と材質が劣化するので、その添加量は0.0100%
以下にする。 以上の理由により、 B量は、0.0020%〜0.0070% N量は、0.0026%〜0.0100% にコントロールする必要がある。 次に、上記溶製鋼を連続鋳造して連続鋳造スラ
ブをつくる。 従来の脱炭リムド鋼タイプのホーロー用鋼板は
造塊材の溶鋼成分を高酸素(0≒450ppm)にす
ることにより、つまとびの発生を防止させていた
ので、鋳造時、溶鋼中のC,Oが反応をおこし、
COガスが発生し、所謂リミング反応が生じてい
たので、連続鋳造では製造できなかつた。 これに比べて、本発明鋼は、C,Oを非常に低
くして鋳造できるのでリミング反応は起こらず、
連続鋳造をすることが可能となつた。 次に、上記鋳造スラブに、1000℃以上、1200℃
以下の低温加熱を施したのち熱間圧延を行う。と
いうのは加熱温度が1200℃を超えると、熱間圧延
時のBN析出が害され、適量のBN析出量が得ら
れず、耐つまとび特性が劣化するからである。し
かしながら加熱温度があまりに低いと、周知のと
おり良好なプレス成形性を確保するのに必要な
Ar3点以上での熱間圧延が困難となつて成形性の
劣化を招くだけでなく、析出したBNが過度に粗
大化したり、BNの析出量が不充分となつてつま
とびの抑制力が不安定になるので、加熱温度の下
限はかかる心配のない1000℃に定めた。 次に、上記熱延鋼板は常法に従う冷間圧延を経
て連続焼鈍に付される。このとき本発明法は、そ
の処理に先立ち、予め冷延鋼板の表面にNiめつ
きを施すことを特色とする。以下にかような処理
工程を経る理由について述べる。 第2図は、C:0.0018%、Mn:0.18%、Nb:
0.10%、N:0.0030%〜0.0050%の成分で、B含
有量が10ppmの溶鋼と、25ppmの溶鋼を連続鋳造
して得られたスラブを1150℃に加熱し、通常の方
法で熱間圧延、酸洗、冷間圧延後、連続焼鈍炉に
入る前で0〜0.6gのNiをめつきを施し、再結晶
焼鈍の後ほうろう用鋼板とし、通常のほうろう焼
成後のつまとび発生状況を調査した結果である。
Bを25ppm含有している本発明鋼の場合は、0.1
g/m2のNiめつきをすると、つまとびの発生を
防止できることがわかる。しかし、B含有量が
10ppmの本発明範囲外の鋼板は、Niめつき量が
多くなつても、つまとびの発生は防止できない。
Niめつき量は、0.01g/m2以下では少なすぎて効
果がなく、また上限は経済性の点から2.0g/m2
に決めた。 かかるNiめつきのもう一つの効果は、ほうろ
う焼成時前処理を省略しても良好な密着性が得ら
れる点にある。通常ほうろう製品を製造する場合
密着性の向上、つまとび発生防止のため脱脂、硫
酸による酸洗、NiSO4水溶液へのNiデイツプ、
などの前処理を行う。このような前処理は廃酸処
理によるコストアツプや作業環境の悪化をきたし
ていた。ところが、本発明ほうろう用鋼板の製造
方法によれば、このような前処理を行わなくて
も、単に400〜600℃で数分の空焼きを行うだけ
で、密着性が著しく向上し、つまとびの発生も防
止できるので、このような作業環境の改善、前処
理の省略など非常に効果が大きい。 以下本発明の実施例について説明する。
鋼板の製造方法に関し、とくに連続鋳造法を経て
安価に製造するのに有利な方法についての提案で
ある。 従来のほうろう用鋼板は、低炭素リムド鋼より
製造された冷延鋼板をオープンコイル焼鈍法によ
り脱炭焼鈍し、Cを0.008%以下とすることによ
り製造されてきた。リムド鋼を使う理由は、鋼中
に多量の酸素を含有するため、ほうろう焼成時に
ほうろう欠陥であるつまとびが発生し難いという
利点を有していること、脱炭焼鈍することにより
ほうろう焼成時に熱応力により生じる焼成歪が小
さくなるとともに鋼板の延性が向上し、優れた成
形性が得られるという利点のためである。 しかしかかる従来方法で製造されるほうろう用
鋼板は、 (1) オープン焼鈍における製造コストの上昇が避
け難い。 (2) リムド鋼とするために連続鋳造することがで
きない。 (3) リムド鋼であるために成分偏析による材質、
およびほうろう特性が不均一であり、そのため
製品の品質が安定しない。 しかも、上述の製造工程を経て得られるほうろ
う用鋼板の場合、前記ほうろう特性の他プレス成
形性所謂深絞り性にも優れたものが要求されるの
で、リムド鋼を使い脱炭焼鈍するのが普通である
から、もちろん連続鋳造ができない上にオーブン
焼鈍が不可欠で、そのため製造コストが上昇する
という欠点があつた。加えて、造塊材特有の介在
物欠陥、偏析による材質不均一、製品鋼帯となし
たときリム層及びリム層とコア層との境界線近傍
につまとびが発生しやすいという宿命的とも言え
る欠点があつた。 この発明は、上述した従来ほうろう用鋼板の欠
点を克服し、連鋳による製造が可能な品質に優れ
安価なほうろう用冷延鋼板を得ることを目的とす
るものである。かかる目的に対応して所期した効
果を達成するのに有効な本発明の要旨とするとこ
ろは、重量%で、C:0.003%以下、Mn:0.50%
以下、Al:0.030%以下含み、かつNbを酸化物と
して存在するものを除き上記C量の2倍以上0.04
%以下、Bを0.0020〜0.0070%およびNを0.0026
〜0.0100%の範囲で含有させた鋼を連続鋳造し、
その鋳造したスラブに、1000℃以上、1200℃以下
の低温加熱を施して熱間圧延し、その後冷間圧延
を経て予め冷延鋼板表面に0.01〜2.0g/m2厚の
Niめつきを施してから、再結晶温度以上1000℃
以下の温度で再結晶焼鈍を行うことを特徴とする
密着性の優れた超深絞りほうろう用鋼板の製造方
法に関する点の構成にある。以下その構成の詳細
を説明する。 溶製鋼の成分限定の理由は次のとおりである。 C重量%;Cは0.003%以下まで低くする必要が
ある。その理由は、ほうろう特性(焼成歪、
泡発生)の向上、材質向上、連鋳鋳込み時
のCOガス発生の防止、の3点から極低炭素鋼
にするのである。一般的なほうろう用鋼板はC
%が低くないとほうろう焼成時にCOガスが発
生して泡欠陥を招いたり、α−γ変態による焼
成歪のトラブルが発生するので、JISG3133に
定められているようにC量を0.008%以下の低
目に管理することが要求されている。 これに対し、本発明鋼は、伸び特性値や値
などの材質も同時に良好にし、かつ連鋳鋳込み
時のCOガス発生防止のために、C量の上限を
下げ0.003%以下とさらに低くすることとした。
それは、C含有量が0.003%超になると、再結
晶焼鈍前の固溶C量が増化し、値が劣化し、
C時効による材質劣化も大きくなる。また連鋳
鋳込み時COガスが発生し、良好な表面品質が
得られなくなるからである。 要するに、かかるC含有量こそほうろう用鋼
の連続鋳造を可能にしたのである。 Mn重量%;Mnは、通常Sによる熱間脆性割れ
の防止を目的にMn/S10となるよう添加す
る。キルド鋼の場合、Mn量が少ない方が伸び
(El)、絞り(値)などの材質特性が良好とな
るので、Mn添加量は少ない方が好ましい。
Mn添加量の上限は経済的理由によるものであ
り、本発明では0.50%以下とした。 Al重量%;Alは、溶鋼中の酸素を脱酸し、連続
鋳造を容易ならしめるために溶鋼中に添加され
る。このAlの役割は鋼中ではBと同様窒化物
を形成するが、AlNとなつた窒素はBNとなつ
たNと異なり、つまとびを抑制する効果が小さ
い。AlとBが共存した場合、BNとAlNが同時
に析出するため、B添加の効果が小さくなるこ
とからAlの上限を0.03%とした。 Nb重量%;一般に溶製時C40ppmの極低Cに
した鋳片を通常の工程で冷延鋼板にした場合
は、伸びEl、絞り値の面内異方性(特に圧延
方向と45゜(D)方向のEl、r値が劣化)が著しく
大きくなることが知られている。 また、連続焼鈍炉での再結晶過程で、固溶C
が残存しているので、上記値もよくならな
い。この欠点を改善するために、C固定元素で
あるNbを添加すると、これらの欠点が改善さ
れる。こうした要請に応えられるNbの添加量
については、当然のことながらC量との関係に
おいて決められ、それはC量の2倍以上で0.04
%以下にする必要がある。その理由はNb量が
C量の2倍未満の場合には、異方性が大きくな
り、El、r値のL(0゜),C(90゜),D(45゜)方
向
の平均値(,値)も劣化する。 一方、このNb添加量の上限は、Nbを多量に
添加すると、NbCなどの析出物が多くなりす
ぎ、焼鈍後の結晶粒径が小さくなり、El,値
が劣化する。また多量の添加は経済的でないの
で上限を0.04%とした。 なおNb量に関して、酸化物となつているも
のを除く理由は、Nb酸化物は、固溶Cの固定
に有効でないからである。 BおよびN重量%; B,Nの最少添加量は、つまとび発生防止の
点から決定され、最大添加量は材質劣化防止の
点から決定される。 まず、BおよびNの最少添加量の決定理由に
ついて述べる。本発明では、ほう素および窒素
を添加して、BNを析出させ、そのBN析出物
のまわりに水素をトラツプさせ、つまとびの発
生を防止することが主要件である。第1図は、
C:0.0018%、Mn:0.18%、Nb:0.10%、
N:0.0040%の成分で、B含有量が、10ppmか
ら85ppmまで変化した溶鋼を、1150℃でスラブ
加熱し、冷延鋼板に予め0.2g/m2のNiをめつ
きを施し、ついで820℃×40秒の連続焼鈍をし
た場合のB量と値、つまとび発生の有無の関
係を示したグラフであり、第2図は同じくB量
とBNの量、つまとび発生の有無の関係をした
グラフである。 第2図からつまとびの発生を防止するには、
BN析出物の量が0.0046%以上必要であること
が判る。すなわち、Bは0.0020%以上添加する
必要があり、Nは下式より0.0026%以上必要と
なる。 NN(原子量)/BN(原子量)×BN(%) =14/(14+10.8)×0.0046=0.0026% また第1図から、良好な絞り性(値)を得
るためにはB量は0.0070%以下にする必要があ
ることが判る。なお、N量は、あまり多すぎる
と材質が劣化するので、その添加量は0.0100%
以下にする。 以上の理由により、 B量は、0.0020%〜0.0070% N量は、0.0026%〜0.0100% にコントロールする必要がある。 次に、上記溶製鋼を連続鋳造して連続鋳造スラ
ブをつくる。 従来の脱炭リムド鋼タイプのホーロー用鋼板は
造塊材の溶鋼成分を高酸素(0≒450ppm)にす
ることにより、つまとびの発生を防止させていた
ので、鋳造時、溶鋼中のC,Oが反応をおこし、
COガスが発生し、所謂リミング反応が生じてい
たので、連続鋳造では製造できなかつた。 これに比べて、本発明鋼は、C,Oを非常に低
くして鋳造できるのでリミング反応は起こらず、
連続鋳造をすることが可能となつた。 次に、上記鋳造スラブに、1000℃以上、1200℃
以下の低温加熱を施したのち熱間圧延を行う。と
いうのは加熱温度が1200℃を超えると、熱間圧延
時のBN析出が害され、適量のBN析出量が得ら
れず、耐つまとび特性が劣化するからである。し
かしながら加熱温度があまりに低いと、周知のと
おり良好なプレス成形性を確保するのに必要な
Ar3点以上での熱間圧延が困難となつて成形性の
劣化を招くだけでなく、析出したBNが過度に粗
大化したり、BNの析出量が不充分となつてつま
とびの抑制力が不安定になるので、加熱温度の下
限はかかる心配のない1000℃に定めた。 次に、上記熱延鋼板は常法に従う冷間圧延を経
て連続焼鈍に付される。このとき本発明法は、そ
の処理に先立ち、予め冷延鋼板の表面にNiめつ
きを施すことを特色とする。以下にかような処理
工程を経る理由について述べる。 第2図は、C:0.0018%、Mn:0.18%、Nb:
0.10%、N:0.0030%〜0.0050%の成分で、B含
有量が10ppmの溶鋼と、25ppmの溶鋼を連続鋳造
して得られたスラブを1150℃に加熱し、通常の方
法で熱間圧延、酸洗、冷間圧延後、連続焼鈍炉に
入る前で0〜0.6gのNiをめつきを施し、再結晶
焼鈍の後ほうろう用鋼板とし、通常のほうろう焼
成後のつまとび発生状況を調査した結果である。
Bを25ppm含有している本発明鋼の場合は、0.1
g/m2のNiめつきをすると、つまとびの発生を
防止できることがわかる。しかし、B含有量が
10ppmの本発明範囲外の鋼板は、Niめつき量が
多くなつても、つまとびの発生は防止できない。
Niめつき量は、0.01g/m2以下では少なすぎて効
果がなく、また上限は経済性の点から2.0g/m2
に決めた。 かかるNiめつきのもう一つの効果は、ほうろ
う焼成時前処理を省略しても良好な密着性が得ら
れる点にある。通常ほうろう製品を製造する場合
密着性の向上、つまとび発生防止のため脱脂、硫
酸による酸洗、NiSO4水溶液へのNiデイツプ、
などの前処理を行う。このような前処理は廃酸処
理によるコストアツプや作業環境の悪化をきたし
ていた。ところが、本発明ほうろう用鋼板の製造
方法によれば、このような前処理を行わなくて
も、単に400〜600℃で数分の空焼きを行うだけ
で、密着性が著しく向上し、つまとびの発生も防
止できるので、このような作業環境の改善、前処
理の省略など非常に効果が大きい。 以下本発明の実施例について説明する。
【表】
【表】
実施例
第1表に示すような、本発明範囲内の成分組成
の鋼、および比較材としてその範囲外の成分の鋼
を、スラブ加熱温度1150℃で加熱し、通常の方法
で熱間圧延後、3.2mmの熱延コイルにし、酸洗後
0.8mmの冷延コイルとした。次いで、A〜D鋼は
再結晶焼鈍の前に0.2g/m2の金属Niをめつきし、
E鋼はNiめつきを行なわなかつた。その後、た
だちに820℃×40秒の連続焼鈍を行い、0.4%のス
キンパス圧延後、機械的性質、つまとび試験、密
着試験を行つた。機械的試験は、圧延方向に対し
て0゜(L方向)、46゜(D方向)90゜(C方向)につ
い
てJIS5号試験片を作成し、引張試験を行い、それ
ぞれL,C,D方向の値を測定し、L+C+2D/4 で示される各々の平均値を計算し、、、
El、として求めた。またΔElはL,C,D方向
の最大値と最小値の差を示し、ΔrはΔr=・
rL+rC+2rD/2で求めた。また、つまとび試験は、 試料を脱脂後、9%H2SO4・70℃で20秒酸洗し、
ほうろうがけを行い、830℃×4.5分の焼成を行つ
た。その後、160℃×16Hrの促進処理を行い、つ
まとびの発生を認められなかつたサンプルを〇、
ツマトビが発生したサンプルを×で評価した。一
方、密着試験は、市販のPEI試験機を用い、密着
指数を測定した。第2表に示すごとく、本発明範
囲の鋼は材質、耐つまとび性、密着性ともに優れ
ているが、本発明範囲外の鋼は、いずれも材質や
耐つまとび性、あるいは密着性のいずれかが劣つ
ている。 実施例 第1表のA鋼、E鋼を用い、酸洗、Niデイプ
などの前処理をせず400℃×5分の空焼きを行い、
その後直接ほうろうがけし、830℃×4.5分焼成
後、160℃×16Hrの促進処理を行い、つまとび試
験を、またPEI試験機で密着試験を行つた。
の鋼、および比較材としてその範囲外の成分の鋼
を、スラブ加熱温度1150℃で加熱し、通常の方法
で熱間圧延後、3.2mmの熱延コイルにし、酸洗後
0.8mmの冷延コイルとした。次いで、A〜D鋼は
再結晶焼鈍の前に0.2g/m2の金属Niをめつきし、
E鋼はNiめつきを行なわなかつた。その後、た
だちに820℃×40秒の連続焼鈍を行い、0.4%のス
キンパス圧延後、機械的性質、つまとび試験、密
着試験を行つた。機械的試験は、圧延方向に対し
て0゜(L方向)、46゜(D方向)90゜(C方向)につ
い
てJIS5号試験片を作成し、引張試験を行い、それ
ぞれL,C,D方向の値を測定し、L+C+2D/4 で示される各々の平均値を計算し、、、
El、として求めた。またΔElはL,C,D方向
の最大値と最小値の差を示し、ΔrはΔr=・
rL+rC+2rD/2で求めた。また、つまとび試験は、 試料を脱脂後、9%H2SO4・70℃で20秒酸洗し、
ほうろうがけを行い、830℃×4.5分の焼成を行つ
た。その後、160℃×16Hrの促進処理を行い、つ
まとびの発生を認められなかつたサンプルを〇、
ツマトビが発生したサンプルを×で評価した。一
方、密着試験は、市販のPEI試験機を用い、密着
指数を測定した。第2表に示すごとく、本発明範
囲の鋼は材質、耐つまとび性、密着性ともに優れ
ているが、本発明範囲外の鋼は、いずれも材質や
耐つまとび性、あるいは密着性のいずれかが劣つ
ている。 実施例 第1表のA鋼、E鋼を用い、酸洗、Niデイプ
などの前処理をせず400℃×5分の空焼きを行い、
その後直接ほうろうがけし、830℃×4.5分焼成
後、160℃×16Hrの促進処理を行い、つまとび試
験を、またPEI試験機で密着試験を行つた。
【表】
その結果Niめつきを行わなかつたE鋼は、密
着性も非常に悪く、つまとびも発生したが、本発
明のA鋼は単に空焼きを行つただけであるのに、
つまとびも発生せず、密着性も著しくすぐれてい
た。 以上説明したように本発明のほうろう用冷延鋼
板製造方法によれば、ザギング、ブリスターに代
表されるほうろう特性に加え、伸びや絞りに代表
されるようなプレス成形性にも優れたものが得ら
れる。しかも、本発明にあつては、その製造に当
つては連続鋳造ができる他、オープン焼鈍による
脱炭が不要であるから、通常のタイト焼鈍や連続
焼鈍ができ安価に製造できるものである。
着性も非常に悪く、つまとびも発生したが、本発
明のA鋼は単に空焼きを行つただけであるのに、
つまとびも発生せず、密着性も著しくすぐれてい
た。 以上説明したように本発明のほうろう用冷延鋼
板製造方法によれば、ザギング、ブリスターに代
表されるほうろう特性に加え、伸びや絞りに代表
されるようなプレス成形性にも優れたものが得ら
れる。しかも、本発明にあつては、その製造に当
つては連続鋳造ができる他、オープン焼鈍による
脱炭が不要であるから、通常のタイト焼鈍や連続
焼鈍ができ安価に製造できるものである。
第1図は、B量と値およびつまとび発生の有
無の関係を示すグラフ、第2図はB量とBN量お
よびつまとび発生の有無の関係を示すグラフ、第
3図は、Niめつき量と耐つまとび性との関係を
示すグラフである。
無の関係を示すグラフ、第2図はB量とBN量お
よびつまとび発生の有無の関係を示すグラフ、第
3図は、Niめつき量と耐つまとび性との関係を
示すグラフである。
Claims (1)
- 1 重量%で、C:0.003%以下、Mn:0.50%以
下、Al:0.030%以下含み、かつNbを酸化物とし
て存在するものを除き上記C量の2倍以上0.04%
以下、Bを0.0020〜0.0070%およびNを0.0026〜
0.0100%の範囲で含有させた鋼を連続鋳造し、そ
の鋳造したスラブに、1000℃以上、1200℃以下の
低温加熱を施して熱間圧延し、その後冷間圧延を
経て予め冷延鋼板表面に0.01〜2.0g/m2厚のNi
めつきを施してから、再結晶温度以上1000℃以下
の温度で再結晶焼鈍を行うことを特徴とする密着
性の優れた超深絞りほうろう用鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14365882A JPS5935633A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 密着性の優れた超深絞りほうろう用鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14365882A JPS5935633A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 密着性の優れた超深絞りほうろう用鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5935633A JPS5935633A (ja) | 1984-02-27 |
| JPS6323247B2 true JPS6323247B2 (ja) | 1988-05-16 |
Family
ID=15343910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14365882A Granted JPS5935633A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 密着性の優れた超深絞りほうろう用鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935633A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0413849A (ja) * | 1990-05-02 | 1992-01-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ほうろう用冷延鋼板およびその製造法 |
| JP2500512B2 (ja) * | 1992-10-26 | 1996-05-29 | 株式会社精工舎 | 時計の振り子装置 |
-
1982
- 1982-08-19 JP JP14365882A patent/JPS5935633A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5935633A (ja) | 1984-02-27 |
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