JPS6323640Y2 - - Google Patents

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JPS6323640Y2
JPS6323640Y2 JP1982005220U JP522082U JPS6323640Y2 JP S6323640 Y2 JPS6323640 Y2 JP S6323640Y2 JP 1982005220 U JP1982005220 U JP 1982005220U JP 522082 U JP522082 U JP 522082U JP S6323640 Y2 JPS6323640 Y2 JP S6323640Y2
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clutch
transmission
speed
gear
engine
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複数のクラツチを有する複合クラツ
チ式多段歯車変速機の変速制御装置に関する。
自動車用の多段歯車変速機として最も普遍的な
ものは、カウンターシヤフト型変速機に分類され
る同期噛合式変速機である。この形式の変速機
は、クラツチを介してエンジン駆動軸に連結され
る入力軸と、該入力軸を出力軸に連結するための
複数段の変速歯車群とからなるものであるが、変
速比を変更するために歯車の噛合いを変える場合
には、クラツチの接続をその都度断つて入力軸を
エンジン駆動軸から切離す操作が必要であり、か
つクラツチが断たれる度に、アクセルペダルを放
してエンジン絞り弁を閉じねばならない。このこ
とは、手動変速の場合の操作を煩雑にするだけで
なく、この形式の変速機を自動変速装置に適用す
る場合の障害ともなつている。自動変速装置に適
した歯車変速機としては、常時噛合関係にある複
数の歯車列を設け、この歯車列の任意の一つをク
ラツチ又はブレーキ等の操作により選択するよう
にした形式のものがあり、遊星歯車機構を用いた
この種変速機は、広く自動変速装置に用いられて
いる。しかし、遊星歯車機構は、重量及び効率の
面で不利であり、かつ自動変速装置に用いるに
は、トルクコンバータを併用する必要がある。
カウンターシヤフト型変速機において、噛合い
の変更の度ごとにエンジン絞り弁を閉じる必要の
ないようにした形式の変速機も知られている。こ
の形式の変速機は、例えば雑誌「AUTOCAR」
1980年3月29日号の第14頁に記載されているよう
に、大きく分けて2つの動力伝達系で構成されて
おり、これら2つの動力伝達系は、それぞれ入力
軸と、この入力軸をエンジン駆動軸に接続するた
めのクラツチと、上記入力軸に設けられた第1速
および第3速の変速歯車あるいは第2速および第
4速の変速歯車とを備えたものが知られている。
このような変速機においては、上記2つの動力伝
達系を交互に用いることによつて、変速を効率良
く行つている。ところが、この種の変速機にあつ
ては、動力伝達に寄与しない動力伝達系を出力軸
から截る手段を備えないのが一般的であるので、
動力伝達に寄与していない動力伝達系は、逆に出
力軸によつて回動され、その分エネルギロスとな
り、エンジンの出力不足を生じる。
また、一般に内燃機関すなわちエンジンにおい
ては、非ガス中に含有される有害物質の量が、高
回転運転時より低回転運転時の方が多く、また高
温運転時より低温運転時の方が多いことが知られ
ている。また、エンジンの低温運転時には燃焼状
態が悪く低速運転すると所定のエンジン出力が得
られず、いわゆるエンストを起こしやすい。しか
しながら、このエンジンを用いる自動車等の自動
変速機のドライブ段における変速車速では、通常
スロツトル開度が小さい程低速で、その開度が大
きい程高速で、高速ギア側に移行変速するような
機構になつており、エンジン自体の温度が低温で
あるか、高温であるかには一切無関係である。従
つて従来は、エンジンが低温の場合には、有害成
分の排出量が増加したり、エンジンの出力不足を
起こしたりすることが避け難かつた。
そこで、実公昭48−27324号においては、エン
ジンの低温時には、低速歯車と高速歯車との間の
切換え、スロツトル開度とは無関係に比較的高い
一定の車速に達してから行なうようになし、これ
によつてエンジンの高回転を維持することにより
排ガス中の未然有害成分を減少させる一方、エン
ジンが高温化した際にはスロツトル開度により変
速車速が得られるように切換えることのできる自
動変速機を提案している。この実公昭48−27324
号で提案された変速機は、具体的には内燃機関に
直結したサーモスイツチに連結するソレノイドに
よつてコントロールバルブのスプールを進退両位
置に制御することによつて、内燃機関の低温時に
は車速のみを検出して変速して、高温時には通常
のシフトパターンに切換変速すべく構成したもの
である。しかし、この変速機では、エンジン低温
時の走行にあたつて、比較的低速の歯車が使用さ
れるので、この期間中の燃料消費量が多くなると
いう問題がある。
更にまた、機関温度が低い場合に変速線を高速
側にシフトする場合、複合クラツチ式の場合には
次の問題がある。
即ち、複合クラツチ式の場合、変速制御は一方
のクラツチ側で駆動しているときに他方のクラツ
チ側の変速歯車の掛け換えを行なうが、このと
き、この掛け換え点をあらかじめ車速と負荷の関
係から設定しておくと、低温時に変速線をシフト
する際掛け換え点と変速線がラツプしないように
する必要があり、設定が難しく、自由度もなくな
る。
そこで、本考案は、エンジン温度が低いときに
も、スロツトル開度と車速とに応じて変速の制御
を行ない、しかも排気中の有害成分の増加を抑制
でき、また、エンジンの出力不足を解消できるよ
うな変速制御装置を提供することを目的とするも
のである。
本考案は、複数の入力軸と、該入力軸の各々を
エンジン出力軸に連結するための複数のクラツチ
と、該入力軸の各々を出力軸に駆動連結する1組
以上の変速歯車とからなり、各組の変速歯車が変
速段において互に隣り合つていない変速歯車によ
り構成された複合クラツチ式多段変速機であつ
て、各入力軸と組合わされた変速歯車を選択して
トルク伝達径路1切換える流体式変速アクチユエ
ータと、前記クラツチの各々の断続操作を行なう
複数の流体式クラツチアクチユエータと、各アク
チユエータへの流体圧の供給を制御する電磁弁手
段と、少なくとも車速信号およびエンジン負荷信
号が入力され、発進段用変速歯車と接続関係のク
ラツチを入・切操作する自動発進、停止制御を実
行するとともに、車速とエンジン負荷により予め
設定記憶された変速点にしたがつて両クラツチの
接続を切換操作し、更にエンジン温度信号が入力
され、この信号に基づき、エンジン温度が低いと
き上記変速点を高速側に移すように補正するとと
もに、シフトアツプ時は前記クラツチの切換操作
の完了から所定時間の経過後切断されたクラツチ
側の変速ギヤを高速側に掛け変えるよう前記流体
式変速アクチユエータを操作し、シフトダウン時
は、変速指令後接続しようとするクラツチ側の変
速ギヤを低速側に掛け変えた後に前記クラツチを
切換操作する自動変速制御を実行するように上記
各電磁手段を制御する操作信号を発するコントロ
ールユニツトとを備えたことを特徴とするもので
ある。
クラツチアクチユエータとしては、油圧式のも
のを用いればよく、その供給油圧またはドレン側
の圧力の制御によりクラツチの断続を行なう。ま
た、コントローラとしてはマイクロコンピユータ
を用いればよく、このマイクロコンピユータによ
つて所用の情報を入力しつつエンジンが高温時の
通常運転のためのクラツチ操作信号を発するのみ
ならず、エンジンが低温時においては変速の生じ
る領域を高速側に移すように補正することができ
る。
本考案の複合クラツチ式多段歯車変速機の変速
制御装置においては、上記したように、特にシフ
トアツプ時には、クラツチ切り換え即ち変速から
所定時間経過後変速歯車を高速側に掛け換えるよ
うにしているので、非接続側のクラツチに接続さ
れる変速歯車を常に高速側のものと掛け換えてお
くことができ、出力軸により非接続クラツチ側の
動力伝達系が回転させられることにより生じる負
荷を低減できる。これは、高速側の変速歯車の方
が出力軸側から回転させられる場合には、ギア比
が大きく負荷を小さくできるからである。この負
荷の低減は、特に冷間時には潤滑油の粘度が高い
ためより効果的である。
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図は変速機の全体を示す概略図で、エンジン
1のクラツチ軸1aから延びる出力軸1b上には
第1入力軸2及び第2入力軸3が回転自在に配置
されており、これら入力軸2,3に平行に出力軸
4が設けられる。第1入力軸2は第1クラツチ5
により、また第2入力軸3は第2クラツチ6によ
りそれぞれ駆動軸1bに結合されるようになつて
いる。第1クラツチ5はトルク伝達容量の大きい
乾式クラツチからなることが好ましく、この第1
クラツチ5の接続及び切断を制御するために、第
1クラツチ操作レバー7が設けられる。操作レバ
ー7は流体式の第1クラツチアクチユエータ8に
より作動させられ、該クラツチアクチユエータ8
に流体圧力が供給されたとき、該操作レバー7が
第1クラツチ5を接続方向に作動させる。第2ク
ラツチ6は比較的小型の湿式クラツチであること
が好ましく、このクラツチ6の断続を制御するた
めに第2クラツチ操作レバー9が設けられる。操
作レバー9は、流体式の第2のアクチユエータ1
0により作動させられ、アクチユエータ10に流
体圧力が供給されたとき、該操作レバー9が第2
クラツチ6を接続方向に作動させる。
第1入力軸2上には、第1速用の駆動歯車11
a及び第3速用の駆動歯車12aが、それぞれ回
転自在に配置され、これら駆動歯車11a,12
aは、出力軸4に固定関係に設けられた第1速及
び第3速の被動歯車11b,12bにそれぞれ噛
合つている。さらに、第1入力軸2上には、後進
用の駆動歯車13aが回転自在に配置され、この
歯車13aは中間歯車13cを介して出力軸4上
の後進用被動歯車13bに噛合つている。第2入
力軸3上には、第2速用の駆動歯車14a及び第
4速用の駆動歯車15aがそれぞれ回転自在に配
置され、これら歯車14a,15aは、出力軸4
上の第2速用被動歯車14b及び第4速用被動歯
車15bにそれぞれ噛合つている。
第1入力軸2上には、歯車11a,12aの間
に変速用ハブ16が設けられる。このハブ16
は、第1入力軸2にスプライン係合しており、該
第1入力軸2と一体に回転するが、軸方向には可
動なように配置される。ハブ16の両端には、そ
れぞれ歯車11a,12aのハブ部に形成された
噛合歯17a,18bに噛合係合する噛合歯17
b,18bが形成されており、ハブ16を第1入
力軸2に沿つて動かすことにより該ハブ16を歯
車11a,12aのいずれかに係合させ、第1入
力軸2を歯車11a,12aの一方に結合するこ
とができる。変速用ハブ16を操作するために、
シフトフオーク19が設けられ、このシフトフオ
ーク19は第1変速用シリンダ20のピストン2
0aに結合されている。同様に、第2入力軸3上
には、歯車14a,15a間に上記変速用ハブ1
6と同構成の変速用ハブ21が配置され、このハ
ブ21は、シフトフオーク22を介して第2変速
用シリンダ23のピストン23aにより作動させ
られる。第1入力軸2上には、さらに後進用歯車
13aのための変速用ハブ24が設けられ、この
ハブ24はシフトフオーク25を介して第3変速
用シリンダ26のピストン26aにより操作され
る。
出力軸4上には、さらに出力歯車27が設けら
れ、この出力歯車27は、差動歯車28の入力歯
車28aに係合している。駆動軸1bの末端には
オイルポンプ29が設けられ、該オイルポンプ2
9から吐出された作動油は圧力レギユレータ30
を経て圧力ライン31に送られる。
第2図は、変速制御用の油圧回路を示すもので
第1変速用シリンダ20への油圧の供給を制御す
るために第1変速用電磁弁32が、第2変速用シ
リンダ23への油圧の供給を制御するために第2
変速用電磁弁33が設けられる。第1変速用電磁
弁32は弁孔32aと該弁孔32a内を摺動する
プランジヤ32bとからなり、弁孔32aの側部
中央付近には前進用圧力ライン34に接続される
ポート32cが形成され、該ポート32cの両側
には、ピストン20aの両側においてシリンダ2
0にそれぞれ連通するポート32d,32eが形
成されている。プランジヤ32bは、軸方向に移
動することにより、ポート32cをポート32d
又は32eの一方に接続する。プランジヤ32b
は、バネ32fにより一方向に押されており、そ
の位置ではポート32cはポート32dに接続さ
れ、ピストン20aは第1速の歯車11aを第1
入力軸2に結合する位置に保持される。電磁弁3
2に耐磁電流が与えられたとき、プランジヤ32
bはバネ32fに抗して動かされ、ポート32c
をポート32eを接続する。この位置では、ピス
トン20aは逆方向に動かされ、第3速の歯車1
2aが第1入力軸2に結合される。第2変速用電
磁弁33は、第1変速弁32と同一の構成であ
り、対応する部分は同一の添字を付して示してあ
る。電磁弁33が励磁されていないときは、ポー
ト33cはポート33dに連通し、第4速の歯車
15aが第2入力軸3に結合される。電磁弁33
が励磁されると、ポート33cはポート33eに
連通し、第2速の歯車14aが第2入力軸3に結
合される。
クラツチ5,6の断続を制御するために、第1
制御用電磁弁35及び第2制御用電磁弁36が設
けられる。第1制御用電磁弁35は、弁孔35a
及びプランジヤ35bからなり、弁孔35aの側
部には、圧力調整弁として作用するカツト弁37
に通じるポート35cが形成されている。このカ
ツト弁37については、後に詳細に説明する。さ
らに、弁孔35aにはポート35dが形成され、
このポート35dは通路38により第1クラツチ
作動用の第1アクチユエータ8の一方の受圧面8
a側に連通している。プランジヤ35bの一端に
はバネ35eが配置され、このバネ35eにより
プランジヤ35bは一端に向けて押されポート3
5c,35dの連通を断つ。電磁弁35が励磁さ
れると、プランジヤ35bがバネ35eに抗して
動かされ、ポート35c,35dが連通させられ
る。
第2制御用電磁弁36は第1制御用電磁弁35
と同一の構成であり、同一部分は同一の添字を付
して示してある。ポート36cは上記カツト弁3
7に接続され、ポート36dは通路38aにより
第2クラツチ作動用の第2アクチユエータ10の
一方の受圧面10aに接続されている。
カツト弁37は、弁孔37aおよびプランジヤ
37bからなり、弁孔37aの側部には、圧力ラ
イン34aに通じるポート37cが形成されてい
る。さらに、弁孔37aにはポート37dが形成
され、このポート37は第1制御用電磁弁35の
弁孔35aのポート35cおよび第2制御用電磁
弁36の弁孔36aのポート36cに連通してい
る。プランジヤ37bの一端には、バネ37eが
配置され、このバネ37eによつてプランジヤ3
7bは他端に向けてポート37cおよび37dを
連通させている。カツト弁37が励磁されると、
プランジヤ37bがバネ37eに抗して動かさ
れ、ポート37cと37dの連通が断たれる。
後進制御のための第3変速用シリンダ26には
後進用圧力ライン39が接続され、このライン3
9にはオリフイス付逆止弁40が設けられてい
る。この逆止弁40は、シリンダ26への油圧供
給に際しては閉じられ、油圧はそのオリフイスを
介して導びかれるが、シリンダ26から油圧を抜
くときは開かれる。オイルポンプ29からの圧力
ライン31は、シフトバルブ41を介してライン
34,39に接続されており、シフトバルブ41
がD,3,2のいずれかの位置にあるとき、ライ
ン31がライン34に接続され、R位置にあると
きライン31がライン39に接続されるようにな
つている。
符号42はたとえばマイクロコンピユータによ
り構成されるコントローラを示し、このコントロ
ーラ42には、シフトバルブ位置検出器43、車
速センサ44およびエンジン負荷センサ45が接
続されている。コントローラ42は、シフトバル
ブ位置検出器43からのシフトバルブ位置信号S
1、車速センサ44からの車速信号S2、エンジ
ン負荷センサ45からのエンジン負荷信号S3、
およびエンジン温度センサ46からのエンジン温
度信号S4が入力される。また、このコントロー
ラ42には、エンジン負荷と車速とにより決定さ
れる変速情報を予め記憶したメモリMが接続され
ている。このメモリM内には、第2図aに実線で
示す通常運転時の変速情報I1が予め記憶されてい
る。コントローラ42は、信号S1,S2,S
3,S4および変速情報I1に従い、第5図および
第6図で示すような手順で、電磁弁32,33,
35,36およびカツト弁37のソレノイドへの
電流の供給を制御する。
第3図は、以上説明した変速機のシフトアツプ
制御の一例を示すチヤート図であり、第1、第2
制御用電磁弁32,33への電流はQ1,Q4で、
また第1、第2変速用電磁弁35,36への電流
はQ2,Q3でそれぞれ示されている。また、カツ
ト弁37への電流はQ5で示されている。
シフトバルブ41がD,2,3のいずれかの位
置にあるときは、ライン34および34aに油圧
が与えられる。しかしながら、停車状態でアクセ
ルペダルが踏み込まれていないときは、カツト弁
37にはe1に示すように励磁電流Q5が与えられ、
該弁37が閉じている。したがつて、電磁弁3
5,36に連通する通路には、圧力流体が供給さ
れていない。また、電磁弁35に与えられる励磁
電流Q1は第3図にa1で示すようにゼロであり、
クラツチアクチユエータ8の受圧面8aには圧力
が与えられず、第1クラツチ5は切断状態にあ
る。同様に、電磁弁36の励磁電流Q4もd1で示
すようにゼロであり、第2クラツチ6も切断状態
にある。第1変速用電磁弁32は励磁電流Q2
与えられ、励磁されており、したがつて第1速の
駆動歯車11aが第1入力軸2に結合されてい
る。第2変速用電磁弁33には励磁電流Q3が与
えられ、第2速の駆動歯車14aが第2入力軸3
に結合されている。
車輌の停止中、コントローラ42が起動される
と、第5図に示すように、まずコントローラ42
は、ステツプAにおいて車輌の発進操作が行なわ
れるか否かの判別を行ない、車速がゼロのときは
発進のための次段階としてステツプBに移る。こ
こでは、シフトバルブ41がR位置にあるかどう
かを判別する。ステツプCにおいて、シフトバル
ブ41がR位置以外のところにあれば、第1速お
よび第2速の歯車がそれぞれ入力軸に接続され
る。次に、シフトバルブ41の位置がステツプD
において再び判別され、D,3,2位置のいずれ
かにあるときは、ステツプEにおいてアクセルペ
ダルの踏み込みが判別される。発進のため、アク
セルペダルが踏み込まれると、電磁弁35に励磁
電流Q1がa2で示すように与えられ、ポート35
cと35dが連通する。同時に、カツト弁37の
励磁電流がe2で示すように断たれるため、ライン
34aがこのカツト弁37および電磁弁35を介
して通路38に接続される。従つて、第1クラツ
チアクチユエータ8は、その受圧面8aに油圧が
与えられ、接続方向に動かされる。第1クラツチ
5の接続ストロークの途中で、カツト弁37に励
磁電流Q5が第3図にe3で示されているように一
時的に与えられる。従つて、クラツチアクチユエ
ータ8に与えられる圧力は、第1クラツチ5が半
クラツチ状態において一旦断たれ、従つて第1ク
ラツチ5の接続動作が一時中断される。その後カ
ツト弁27の励磁電流Q5が断たれると、再びク
ラツチアクチユエータ8が作動して、第1クラツ
チ5の接続が完了される。このクラツチ接続操作
により、衝撃のないスムーズな発進を行なうこと
ができる。発進後、停止のため車速が一定速度以
下、例えば10Km/h以下になると、停止信号が発
せられて、第1、第2クラツチが断たれる(第5
図)。
走行中の変速機のシフト操作は、シフトバルブ
の位置に応じて第5図に示す判別および制御が行
なわれる。すなわち、メモリM中に記憶された変
速情報に基づきシフト制御が行なわれる。例え
ば、第1速での走行中、ステツプFで冷却水の温
度が所定の温度t℃以下か否かを判定し、以上の
ときはステツプGに示すように車速をそのままメ
モリMのアドレスに変換し、次いでステツプHで
このアドレスに対応した記憶値すなわちアクセル
開度を読み込む。そしてこの読み込まれた記憶値
を現在のアクセル開度とをステツプ1で比較し、
アクセル開度が記憶値より小さいとき、電磁弁3
6にd2で示されているように励磁電流Q4が与え
られ、アクチユエータ10の受圧面10aに油圧
が与えられるので、このアクチユエータ10は接
続方向に動かされて、第2クラツチ6を第1接続
スピードで接続し始める。このように第2クラツ
チ6の接続動作が開始してから時間t0後に、カツ
ト弁37に励磁電流Q5がe4で示すように間欠的
に時間t1だけ与えられる。この時間t0は、第2ク
ラツチ6が半接続状態になり、エンジンに対し第
2クラツチ6を介して負荷が加わるようになる時
間を予め定めておけばよく、あるいは他の方法と
しては、エンジン回転数を検知しながら、シフト
アツプ時にエンジン回転数に低下が生じたときを
時間t0の経過としてもよい。
一方、ステツプFにおけるエンジン冷却水温度
の判定がYESのときは、車速をそのままアドレ
スに変換することなく、ステツプJに示すように
車速から所定数kを引算し、この(車速−k)の
値をアドレスに変換し(ステツプK)、このアド
レスに基づき以下のステツプを行なう。すなわち
低温運転時に、上記ステツプJにおいて(車速−
k)を計算し、この計算値に基づいてアドレスを
決定することによつて、第2図aに破線で示した
ような、通常運転時の変速情報I、より高速側に
シフトした低温運転時のための変速情報I2を仮想
的に作り出し、この変速情報I2により変速制御を
行なう。従つて、低温運転時には、十分にエンジ
ン回転数がアツプしてから高速段側への歯車の切
換えが行なわれるので、有害成分の排出が減少さ
れ、また、エンジンの出力不足が解消される。
上記時間t0の経過後、第2クラツチアクチユエ
ータ10は、上記時間t1の間第2クラツチ6の上
記第1接続スピードより遅い第2接続スピードで
接続する。一方、第2クラツチ6の接続動作が開
始してから時間t0後に、すなわち第2クラツチ6
の接続動作が第1接続スピードから第2接続スピ
ードに変つた時点で、電磁弁35に与えられる電
流Q1がa3で示すように切られる。従つて、第1
クラツチアクチユエータ8は、油圧の供給が断た
れ、スプリングの作用により第1クラツチ5の切
動作を行なう。この第1クラツチ5の切動作は、
上記時間t1内、すなわち第2クラツチ6の接続動
作が比較的遅い第2接続スピードで行なわれてい
る間に行なう。この第1クラツチ5の切動作の完
了後、すなわち時間t1の後第2クラツチアクチユ
エータ10は、再び第1接続スピードで第2クラ
ツチ6を入動作する。以上により第1クラツチ5
の切断と第2クラツチ6の接続をスムーズに行な
うことができる。この制御過程のチヤートを第6
図に示す。かくして第2速での走行が行なわれ、
その途中の適当な時点(第2クラツチアクチユエ
ータ10の接続スピードを第1接続スピードに復
帰したときから時間t2の経過後)で電磁弁32へ
の励磁電流Q2をb2で示すように切ることにより、
第1入力軸2上の第3速駆動歯車12aを該軸に
結合する。そして、以下同様にして、第2クラツ
チ6を断ち(Q4→d3)、第1クラツチを接続し
(Q1→a4)、あるいは第1クラツチ5を断ち(Q1
→a5)、第2クラツチ6を接続する(Q4→d4)こ
とによつて、第2速から第3速への、あるいは第
3速から第4速への切り換えが行なれる。このシ
フトアツプの変速制御の駆動側のクラツチと非駆
動側のクラツチの接続タイミングはt0,t1で示す
ように第1速から第2速へのシフトアツプのとき
と同様である。
次に、第4図、第5図および第6図bを参照し
ながら、上記構成の変速機におけるシフトダウン
制御を簡単に説明する。
第4速での走行中、第4図に示すように、電磁
弁35に与えられる励磁電流Q1はゼロであり、
第1クラツチアクチユエータ8の受圧面8aには
圧力が与えられず、第1クラツチ5は切断状態に
ある。一方、電磁弁36は励磁電流Q4が与えら
れ励磁状態にあり、従つて第2クラツチアクチユ
エータ10の受圧面10aに油圧が与えられてい
るので、第2クラツチ6は接続状態にある。第1
および第2変速用電磁弁32,33には、励磁電
流Q2,Q3が与えられておらず、従つて第1入力
軸2には第3速の駆動歯車12aが結合されてお
り、第2入力軸には第4速の駆動歯車15aが結
合されている。
第4速から第3速へのシフトダウンにあたつ
て、まずコントローラ42は、ステツプF′,G′,
H′,I′,J′,K′において、通常運転時におけるス
テツプF,G,H,I,J,Kと同様の動作を行
ない、すなわち通常運転時の変速制御を行なう
か、低温運転時の変速制御を行なうかを決定し、
次いで、第6図bに示すように第4速から第3速
へのシフトダウンが行なわれるか否かの判別を行
ない、YESの場合は、第2クラツチ切指令を発
する。これによつて、電磁弁36への励磁電流
Q4は切られ、従つて第2クラツチアクチユエー
タ10へは油圧が供給されなくなるので、第2ク
ラツチ6の切動作が行なわれる。この第2クラツ
チ6の切動作中、制御回路42は、シフトダウン
分だけエンジン回転数が上昇したかを検知し、エ
ンジン回転数が設定値に達したとき、始めて第1
クラツチ接続指令を発する。これによつて、電磁
弁35に励磁電流Q1が与えられ、第1クラツチ
アクチユエータ8の受圧面8aに圧力が与えら
れ、第1クラツチ5の入動作が行なわれる。以上
の方法によれば、動力伝達側のクラツチが切ら
れ、エンジンが無負荷状態となることによつて、
エンジン回転数がシフトダウン分に相当するだけ
の回転数上昇を生じたとき、非動力伝達側のクラ
ツチを接続するようにしているので、この切換時
において、エンジン回転数が異常に低下すること
がなく、かつ正確な切換えが行なえる。以下、第
3速から第2速等のシフトダウンも上記と同様に
して行なわれる。なお、第4速から第3速へのシ
フトダウン時は、第4速が最高速段であるため、
第1速、第3速用の非接続側の第1クラツチは第
3速の変速歯車を選択した状態であり、そのまま
クラツチを切り換えればよいが、第3速から第2
速、第4速から第1速、第2速から第1速へのシ
フトダウン時は、非接続クラツチ側の変速歯車が
それぞれ第4速、第3速、第3速の状態となつて
いるので、変速指令後、クラツチの切り換えを行
なう前に、変速歯車の切り換えを行なう必要があ
る。このようにシフトダウン操作においても、低
温運転時には、エンジン回転数の高い領域でシフ
ト制御を行なうようにし、これによつて排ガス中
の有害成分の量を減少し、また、エンジンの出力
不足を解消するようにしている。
なお、上記実施例において、メモリMは変速情
報I1としてアクセル開度を記憶しそのアドレスを
車速に応じて指定するものとしたが、車速を記憶
し、そのアドレスをアクセル開度に応じて指定す
るようにしてもよい。この場合、エンジン温度が
t℃以下のときのアドレス変換はアクセル開度に
所定定数kθを加算した値をアドレスに変換すれ
ばよい。また、メモリに予め両変速情報I1,I2
記憶し、エンジン温度に応じていずれか一方を選
択するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す変速機の概略
図、第2図は、変速制御のための油圧回路の系統
図、第2図aは、車速表の一例を示すプラグ、第
3図は、シフトアツプ変速制御の操作を示す図
表、第4図は、シフトダウン変速制御の操作を示
す図表、第5図は、第2図の油圧回路による変速
動作を示すフローチヤート、第6図aは、シフト
アツプ変速制御時における第5図のフローチヤー
トのギヤコントロールサブフロー部の詳細を示す
フローチヤート、第6図bは、シフトダウン変速
制御時における第5図のフローチヤートのギヤコ
ントロールサブフロー部の詳細を示すフローチヤ
ートである。 2……第1入力軸、3……第2入力軸、4……
出力軸、5……第1クラツチ、6……第2クラツ
チ、8……第1クラツチアクチユエータ、10…
…第2クラツチアクチユエータ、32……第1変
速用電磁弁、33……第2変速用電磁弁、35…
…第1制御用電磁弁、36……第2制御用電磁
弁、37……カツト弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の入力軸と、該入力軸の各々をエンジン出
    力軸に連結するための複数のクラツチと、該入力
    軸の各々を出力軸に駆動連結する1組以上の変速
    歯車とからなり、各組の変速歯車が変速段におい
    て互に隣り合つていない変速歯車により構成され
    た複合クラツチ式多段変速機であつて、各入力軸
    と組合わされた変速歯車を選択してトルク伝達径
    路1切換える流体式変速アクチユエータと、前記
    クラツチの各々の断続操作を行なう複数の流体式
    クラツチアクチユエータと、各アクチユエータへ
    の流体圧の供給を制御する電磁弁手段と、少なく
    とも車速信号およびエンジン負荷信号が入力さ
    れ、発進段用変速歯車と接続関係のクラツチを
    入・切操作する自動発進、停止制御を実行すると
    ともに、車速とエンジン負荷により予め設定記憶
    された変速点にしたがつて両クラツチの接続を切
    換操作し、更にエンジン温度信号が入力され、こ
    の信号に基づき、エンジン温度が低いとき上記変
    速点を高速側に移すように補正するとともに、シ
    フトアツプ時は前記クラツチの切換操作の完了か
    ら所定時間の経過後切断されたクラツチ側の変速
    ギヤを高速側に掛け変えるよう前記流体式変速ア
    クチユエータを操作し、シフトダウン時は、変速
    指令後接続しようとするクラツチ側の変速ギヤを
    低速側に掛け変えた後に前記クラツチを切換操作
    する自動変速制御を実行するように上記各電磁手
    段を制御する操作信号を発するコントロールユニ
    ツトとを備えたことを特徴とする複合クラツチ式
    多段歯車変速機の変速制御装置。
JP522082U 1982-01-19 1982-01-19 複合クラツチ式多段歯車変速機の変速制御装置 Granted JPS58108644U (ja)

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JPS5216538A (en) * 1975-07-31 1977-02-07 Fuji Photo Film Co Ltd Method for peeling off a flexible film
JPS5827420B2 (ja) * 1978-06-06 1983-06-09 株式会社デンソー 自動車用自動変速制御方法および装置

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