JPS6323954A - ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 - Google Patents

ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物

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JPS6323954A
JPS6323954A JP16553786A JP16553786A JPS6323954A JP S6323954 A JPS6323954 A JP S6323954A JP 16553786 A JP16553786 A JP 16553786A JP 16553786 A JP16553786 A JP 16553786A JP S6323954 A JPS6323954 A JP S6323954A
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本郷 雅文
Hideyuki Shigemitsu
英之 重光
Naoki Yamamoto
山本 直己
Akira Yanagase
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐候性、耐熱安定性および低温耐衝γ性に優
ねたポリカーボネート樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
芳香族ポリカーボネート樹脂と芳香族ポリエステル樹脂
の機械的性質、熱的性質等を改良する方法については従
来から種々の方法が提案されており、両者の組合せのみ
では耐衝撃性等が劣ることから、その改良として、例え
ば特公昭55−9435号公報には芳香族ポリエステル
樹脂、芳香族ポリカーボネート樹脂およびブタジェン系
グラフト共重合体からなる樹脂組成物が提案されている
。かかる樹脂組成物は耐衝り性の改良にはある程度成功
しているものの、木質的に耐候性に劣る欠点を有してい
る。また特開昭53−129246号公報には、芳香族
ポリカーボネート樹脂および芳香族ポリエステル樹脂に
アクリレート系共重合体を配合することによって耐候性
、耐衝撃性に優れた成形品が得られることが開示されて
いるが、低温における耐衝撃性が劣るという欠点を有し
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、芳香族ポリカーボネート樹脂、ポリエステ
ル樹脂の改質について種々の提案がなされているが、耐
衝撃性を改良したものは耐候性を低下させ、耐候性の良
いものは耐衝撃性が不充分であったりして、物性全般に
バランスのとれた改良はなされていない。
一方、自動車、電子電気分野での有機材料への期待は大
きく、より高度な機能、種々の異なる機能を有する有機
材料が求められている。特に自動車外装材料等従来金属
が多用されていた用途では、耐衝撃性、耐候性、耐熱性
等を満足する樹脂が求められているが、充分な対応がで
きていないため、厳しい環境下で高い物性を要求される
用途についてはその使用が制限されているのが現状であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記問題点を解決すべく鋭意検討した結果
、ポリオルガノシロキサンゴムにビニル系単量体をグラ
フト重合させたグラフト共重合体と、ポリカーボネート
樹脂および飽和ポリエステル樹脂および/またはポリエ
ステル系エラストマーとを配合することにより、耐熱安
定性、耐衝撃性特に低温術1に優れると共に、耐候性、
耐薬゛品性にも極めて優れた熱可塑性樹脂組成物が得ら
れることを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、ポ
リカーボネート樹脂(A)、飽和ポリエステル樹脂およ
び/またはポリエステル系エラストマー(B)、および
トルエン中で測定した膨程度が3〜30で、グラフト交
叉剤に由来する構造単位を有し、かつ平均粒子径が0.
08〜0.8μmであるポリオルガノシロキサンゴム5
〜90重量%に、少なくとも一種のビニル系単量体95
〜10重量%をグラフト重合して得られるシロキサン系
グラフト共重合体または該シロキサン系グラフト共重合
体とビニル系重合体との混合物(C)とからなり、成分
(A)1〜99重量部および成分(B) 99〜II量
部に、成分(C)を、ポリオルガノシロキサンゴム成分
が全樹脂組成物の0.5〜60重量%となる量で配合し
たことを特徴とする。
本発明に用いるポリカーボネート樹脂(A)は、ジヒド
ロキシジアリールアルカンを主原料として用いて製造さ
れたもので、任意に枝分れ鎖を有していてもよい。かか
るポリカーボネート樹脂は公知の方法により製造される
ものであり、一般にジヒドロキシおよび/またはポリヒ
ドロキシ化合物を、ホスゲンまたは炭酸のジエステルと
反応させることにより製造される。適当なジヒドロキシ
ジアリールアルカンは、ヒドロキシ基に関してオルト位
にアルキル基、塩素原子または臭素原子を有するものも
含む。ジヒドロキシジアリールアルカンの好ましい具体
例としては、4.4’−ジヒドロキシ−2,2−ジフェ
ニルプロパン(ビスフェノールA)、テトラメチルビス
フェノールA、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p
−ジイソプロピルベンゼン等が挙げられる。また分岐し
たポリカーボネート樹脂は、例えばジヒドロキシ化合物
の一部、例えば0.2〜2モル%をポリヒドロキシ化合
物で置換することにより製造される。ポリヒドロキシ化
合物の具体例としては1.4−ビス−(4′。
4.2′−ジヒドロキシトリフェニルメチル)−ベンイ
ン、フロログルシノール、4,6−シメチルー2゜4.
6− )リー(4−ヒドロキシフェニル)−へブテン−
2,4,6−シメチルー2.4.6−トリー(4−ヒド
ロキシフェニル)−へブタン、1.3.5−トリー(4
−ヒドロキシフェニル)−ベンゼン、1゜1.1−トリ
ー(4−ヒドロキシフェニル)−エタン、2,2−ビス
(4,4−(4,4’−ジヒドロキシフェニル)−シク
ロヘキシルツープロパン等が挙げられる。
本発明に用いる成分(B)の飽和ポリエステル樹脂は、
芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体と
アルキレングリコールとを主成分として用いて縮合反応
させて得られる樹脂で、例えばテレフタル酸、インフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸と、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチ
レングリコール、ヘキサメチレングリコール等のグリコ
ールとを反応させて得られ、必要に応じ他のジカルボン
酸やグリコールを少量共重合してもよい。好ましい飽和
ポリエステル樹脂は、ポリテトラメチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレートおよびその混合物であ
る。
また、本発明に用いる成分(B)のポリエステル系エラ
ストマーは、高融点ポリニスデルセグメントと分子■4
00〜20000の低融点重合体セグメントとから成る
ブロック共重合体である。ここで高融点ポリエステルセ
グメントは、芳香族ジカルボン酸とアルキレングリコー
ルとを縮合反応させて得られるポリエステルであり、具
体例としては上記の飽和ポリエステルの場合と同様であ
る。−方、低融点重合体セグメントは、ポリアルキレン
エーテルグリコール、例えばポリ(エチレンオキシド)
グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコー
ル、ポリ(プロピレンオキシド)グリコールおよびこれ
らの混合物並びに脂肪族ポリエステル、例えば炭素数2
〜12の脂肪族ジカルボン酸と炭素数2〜10の脂肪族
グリコールとがら得られるポリエステル、より具体的に
はポリエチレンアジペート、ポリテトラメチレンアジペ
ート、ポリエチレンセバケート、ポリネオペンチルセバ
ケート、ポリへキサメチレンアゼレート、ポリ−6−カ
プロラクトン等である。これらの低融点重合体セグメン
トのポリエステル系エラストマー中の割合としては2〜
80重量%が好ましい。
本発明に用いる成分(C)のシロキサン系グラフト共重
合体は、ポリオルガノシロキサンゴム5〜90重量%と
少なくとも一種のビニル系単量体95〜lO重量%とか
らなるグラフト共重合体である。本発明に用いるポリオ
ルガノシロキサンゴムは、オルガノシロキサン、グラフ
ト交叉剤および架橋剤の三成分を重合、好ましくは乳化
重合させて得られるもので、オルガノシロキサンとして
は、R35iO(R3は、メチル基、エチル基、プロピ
ル基またはフェニル基を表わす)で表わされるシロキサ
ン単位を存する化合物、例えばヘキサメチルトリシクロ
シロキサン、オクタメチルテトラシクロシロキサン、デ
カメチルペンタシクロシロキサン、ドデカメチルへキサ
シクロシロキサン、トリメチルフェニルトリシクロシロ
キサン、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロ
キサン、オクタフェニルシクロテトラシロキサン等が用
いられ、その使用割合はポリオルガノシロキサンゴムの
60〜99.8用量%の範囲である。
グラフト交叉剤としては、一般式(I)、(II )お
よび(III) CH2〜c−coo4cH2敢5iR1Q(、□17□
・・・・・・(I)H5+CTo駁SiR,!IO+3
−n+ /2    ・= −(H)CH2=CH−5
iR110+3−n) /2      ・= −([
Il )(式中、R1はメチル基、エチル基、プロピル
基またはフェニル基を表わし、R2は水素原子またはメ
チル基を表わし、nは0、1または2、Pは1〜6の整
数を表わす。) で表わされる構造単位をポリオルガノシロキサンゴム中
に形成する化合物が用いられ、特に好ましくは一般式(
I)で表わされる構造01位を形成する(メタ)アクリ
ロキシシロキサンが用いられる。(メタ)アクリロキシ
シロキサンはグラフト効率が高いため、有効なグラフト
鎖を形成しゃすく、耐#7性発現の点で有利である。グ
ラフト交叉剤の添加量としては0.1〜20重量%が好
ましい。0.1重量%未満ではグラフト重合が不充分と
なり、グラフト共重合体の組成物中での均一分散性に劣
る傾向にあり、逆に20重量%を超えるとグラフト率は
増大するものの、得られるグラフト共重合体の重合度が
低下する傾向にあり好ましくない。
また、架橋剤としては、3官能性または4官能性のシラ
ン系架橋剤、例えばトリメトキシメチルシラン、トリエ
トキシフェニルシラン、メチルオルソシリケート、エチ
ルオルソシリケート、ブチルオルソシリケート等が用い
られる。架橋剤の使用量はポリオルガノシロキサンゴム
中0.1〜40重量%であり、ポリオルガノシロキサン
ゴムの膨潤度(ポリオルガノシロキサンゴムをトルエン
溶媒下で25℃で飽和したとき、ポリオルガノシロキサ
ンゴムが吸収しているトルエンの重量比)が3〜30、
好ましくは3〜25の範囲になるように調整することが
必要である。膨潤度が3未満では架橋剤量が多くなり過
ぎてゴム弾性が得られなくなる。
また膨潤度が30を超えると、樹脂中でドメイン構造を
保持できなくなり、耐衝7性能を付与できず、畦にポリ
ジメチルシロキサンを添加するのと同等の効果しか得ら
れない。
なお、3官能性シラン系架橋剤よりも4官能性シラン系
架橋剤の方が上記範囲の膨潤度に調整しやいので好まし
い。
ポリオルガノシロキサンゴムの膨潤度の測定は次のよう
にして行う。ポリオルガノシロキサンゴムラテックスを
約3〜5倍量のイソプロピルアルコール中に撹拌しなが
ら添加し、このエマルジョンを破壊し凝固することによ
りポリオルガノシロキサンゴムを得る。こうして得られ
たゴムを水洗した後、80℃で10時間減圧乾燥する。
乾燥後、約1gのゴムを精秤し、約30gのトルエン中
に浸漬し、25℃で100時間放置し、ゴムをトルエン
で膨潤させる。次いで残余のトルエンをデカンテーショ
ンにより分離除去し、精秤した後、80℃で16時間減
圧乾燥し、吸収されたトルエンを蒸発除去し、再び精秤
する。膨潤度は次式により算出され°る。
このポリオルガノシロキサンゴムラテックスの製造は、
例えば米国特許第2891920号、同第329472
5号明細書等に記載された方法を用いることができる。
例示すれば、オルガノシロキサンとグラフト交叉剤およ
び架橋剤の混合溶液を、乳化剤、例えばアルキルベンゼ
ンスルホン酸、アルキルスルホン酸等のスルホン酸系乳
化剤の存在下で水と剪断混合し、重合させて製造される
。アルキルベンゼンスルホン酸はポリオルガノシロキサ
ンの乳化剤として作用すると同時に重合開始剤ともなる
ので好適である。この際、アルキルベンゼンスルホン酸
金属塩、アルキルスルホン酸金属塩等を併用すると、グ
ラフト重合を行う際にポリマーを安定に維持するのに効
果があるの、−て好ましい。
このポリオルガノシロキサンゴムテックスのゴム粒子径
は、本発明の樹脂組成物の耐衝撃性能の発現性に重大な
影響をおよぼすものであり、0.08−〜0.8−の範
囲が好ましい。この範囲をはずれると耐衝撃性能が低下
するので好ましくない。
このポリオルガノシロキサンゴムにグラフト重合させる
ビニル系単量体としては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、メチルメタクリレート、2−エチルへキシルメタク
リレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、
アクリロニトリル、メタクリレートリル、エチレン、プ
ロピレン1、ブタジェン、イソプレン、クロロブレン、
酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アリルメタ
クリレート、トリアリルイソシアヌレート、エチレンジ
メタクリレート、メタクリル酸エステル、アクリル酸エ
ステル、共役ジオレフィン等の一種以上が用いられる。
上記ビニル系単量体とポリオルガノシロキサンゴムとの
割合は、ポリオルガノシロキサンゴム5〜90重量%に
対し、ビニル系単量体95〜10重量%とする。ポリオ
ルガノシロキサンゴム成分が5重量%未満では、本発明
の樹脂組成物の耐衝箪性改良の効果が充分でなく、また
90重量%より多いと、グラフトの効果が発揮できなく
なる。また該グラフト共重合体とビニル系重合体との混
合物を使用する場合には、混合物中のポリオルガノシロ
キサンゴム成分が5〜90重量%となるようビニル系重
合体を配合する必要がある。
かかるシロキサン系グラフト共重合体は、通常の乳化重
合法によって得たポリオルガノシロキサンゴムのラテッ
クスにビニル系単量体をラジカル重合させる技術によっ
て一段あるいは多段で重合させることにより得られる。
ここでグラフト率は10%以上であることが好ましい。
なお、グラフト車台の際に用いるビニル系単量体の内、
グラフトに関与したビニル系単量体の割合、即ちグラフ
ト効率はできるだけ100%に近い方が耐衝撃性能を発
揮するのに好運であり、この効率は使用されるグラフト
交叉剤の種類によって大きく変化する。
かかる点からしてグラフト交叉剤として、餌述の(I)
式で示される構造単位を形成する(メタ)アクリロキシ
シロキサンを用いたポリオルガノシロキサン系グラフト
共重合体が好ましい。
さらに、本発明の組成物において成分(C)として上記
シロキサン系グラフト共重合体とビニル系重合体との混
合物を用いる場合には、該ビニル系重合体としては、芳
香族ビニル単量体、シアン化″ ビニルQ’4L体およ
び(メタ)アクリル酸エステルtp−量体からなる群よ
り選ばれた一種以上の単量体70〜100重量%と、こ
れと共重合可能なビニル系単量体30〜0重量%とを重
合して得られるものが用いられる。イ列えばスチレン、
α−メチルスチレン、メチルメタクリレート、エチルア
クリレート、メチルアクリレート、ブチルアクリレート
、アクリロニトリル、メタクリレートリルからなる群よ
り選ばれた一種以上の筆量体の重合体または共重合体お
よびこれら単量体に30重量%以下の範囲でエチレン、
酢酸ビニル等の他のビニル系単量体を共重合させた共重
合体も用いられる。これらのビニル系重合体は二種以上
を併用してもよい。
ビニル系重合体の製造方法は、各種単量体をグラフトさ
せるのに容易な乳化重合法によることが好ましい。
本発明の樹脂組成物を構成するこわら各成分の配合割合
としては、ポリカーボネート樹脂(A)  ]〜99重
量部、および飽和ポリエステル樹脂および/またはポリ
エステル系エラストマー(B) 99〜1重量部に、シ
ロキサン系グラフト共重合体またはシロキサン系グラフ
ト共重合体とビニル系重合体との混合物(Cンを、ボッ
オルガノシロキサンゴム成分が全樹脂組成物の0.5〜
60重量%となる量で配合する。成分(A)あるいは成
分(B)が1重量部未満では添加効果が明瞭に現われず
、また成分(C)を成分(C)中のポリオルガノシロキ
サンゴム成分の量が全樹脂組成物の重量に基づいて0.
5重量%未満で配合しても本発明の改質効果、特に耐衝
撃性、耐薬品性の改良効果が充分てなく、逆に60重量
%を超えると成形加工性が低下するため好ましくない。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物の調整方法は特に
限定されるものではなく、公知の技術、例えばヘンシェ
ルミキサー、タンブラ−等で粉体、粒状物を混合し、こ
れを押圧機、ニーダ−、ミキサー等で溶融混合する方法
、あらかじめ溶融させた成分に他成分を逐次混合してい
く方法、さらには混合物を直接射出成形機で成形する方
法等各種の方法で製造することができる。
また、本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、熱ま
たは光に対する安定剤、例えばフェノール系、フォスフ
ァイト系安定剤、紫外線吸収剤、アミン系の光安定剤;
耐加水分解性等の改質剤、例えばエポキシ系のもの;公
知の難燃化剤;ガラス繊維、酸化チタン、タルク等の充
填剤;染顔料;可塑剤等を必要に応じ加えることができ
る。
(発明の実施例〕 以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。な
お、以下の記載中r部」およびr%」は各々「重量部」
 「重量%」を意味する。
製造例1 ポリオルガノシロキサンラテックス■の製造:エチルオ
ルソシリケート 3部、γ−メタクリロキシプロピルジ
メトキシメチルシラン 1部およびオクタメチルテトラ
シクロシロキサン96部を混合し、混合シロキサン 1
00部を得た。ドデシルベンゼンスルホン酸1部および
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ1部を溶解した蒸留
水300部に上記の混合シロキサン 100部を加え、
ホモミキサーにて110000rpで予備撹拌した後ホ
モジナイザーに300kg/cm2の圧力で2回通すこ
とにより乳化、分散させ、ポリオルガノシロキサンラテ
ックスを得た。このラテックスを、コンデンサーおよび
撹拌翼を備えたセパラブルフラスコに移し、撹拌混合し
ながら85℃で4時間加熱した後、 5℃で24時間冷
却した。次いで水酸化ナトリウム水溶液でこのラテック
スのpHを7.2に中和し、重合を完結した。得られた
ポリオルガノシロキサンゴムの重合率は91.2%、固
形分濃度は22.74%、膨潤度は7.4であり、ポリ
オルガノシロキサンゴムのゴム粒子径は0.15鱗であ
った。
製造例2 ポリオルガノシロキサンラテックスHの製造:エチルオ
ルソシリケート 3部、メルカプトプロピルジメトキシ
メチルシラン2部およびオクタメチルテトラシクロシロ
キサン95部を混合して混合シロキサン 100部を得
た。以下の乳化、分散および重合は製造例1と同様に行
い、水酸化ナトリウム水溶液で、pH6,8に中和した
。得られたポリオルガノシロキサンゴムの重合率は90
.8%、固形分濃度22.64%、膨溜度は7.0であ
り、ポリオルガノシロキサンゴムのゴム粒子径は0.1
56μmであった。
製造例3 ポリオルガノシロキサンラテックス■の製造:エチルオ
ルソシリケート 3部、テトラビニルテトラメチルテト
ラシクロシロキサン2部およびオクタメチルテトラシク
ロシロキサン95部を混合して混合シロキサン 100
部を得た。以下の乳化1分散および重合は製造例1と同
様に行い、水酸化ナトリウム水溶液により pH7,0
に中和した。
得られたポリオルガノシロキサンゴムの重合率は91.
6%、固形分濃度22.84%、膨潤度は7.3であり
、ポリオルガノシロキサンゴムのゴム粒子径は0.15
2鱗であった。
製造例4 シロキサン系グラフト共重合体S−1,S−2およびS
−3の製造: 製造例1〜3で得たポリオルガノシロキサンラテックス
エ〜■を、各々 263.9部(固形分濃度22.74
%)、265.0部(固形分濃度22.64%)、26
2.7部(固形分濃度22.84%)を撹拌器を備えた
別々のセパラブルフラスコに入れ、窒素置換した後70
℃に昇温し、その後アクリロニトリル10部、スチレン
30部およびt−ブチルハイドロパーオキサイド0.0
8部を各々のセパラブルフラスコに仕込み30分間撹拌
した。さらにロンガリット0.12部、硫酸第一鉄0.
0002部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0
.0006部を水10部に溶解した水溶液を投入しラジ
カル重合を開始した。 1時間撹拌混合を維持し重合発
熱がなくなった後4時間反応温度を維持し、その後冷却
し、重合を終了させた。得られたグラフト共重合体の重
合率は各々97%、98.4%および96.8%、グラ
フト率は48%、21%および18%、グラフト効率は
72%、31.5%および27%であった。得られたラ
テックスを、塩化カルシウム2水塩を5部溶解した熱水
中に滴下することにより重合体を凝固、分離し、乾燥し
て水分を除去し、シロキサン系グラフト共重合体の乾燥
粉末S−1、S−2およびS−3を得た。
実施例1〜3および比較例1〜3 分子量約25000のビスフェノールAタイプのポリカ
ーボネート、極限粘度〔η〕が0,98のポリテトラメ
チレンテレフタレート、アクリロニトリル/スチレンの
重量比が25775のA S 樹脂およびポリオルガノ
シロキサン系グラフト共重合体S−1およびS−2を表
1に示す割合でfVffiし、ヘンシェル。
ミキサーで4分間混合した後、30mmφの二軸押出機
にてシリンダー温度260℃で溶解混練し、ベレット状
に賦型して本発明の組成物を得た。これらのベレットを
用い各種物性を評価した結果を表1に併せて示した。
なお比較例1および2は、ポリオルガノシロキサン系グ
ラフト共重合体の代わりに、ポリブタジエン60部にア
クリロニトリル10部、スチレン30部をグラフト重合
した重合体へB5−1およびブチルアクリレート/スチ
レン/トリアリルイソシアヌレートの重量比が92/7
 /lのアクリル系ゴム60部にアクリロニトリル10
部、スチレン30部を重合したアクリル系重合体ASA
−1を用いた以外は実施例1と同様にして製造されたも
のである。
なお以下の表中、アイゾツト衝撃強度はASTMD25
6により厚さ%″■■ノツチ付のを測定した。また耐候
性はサンシャインウエザオメーター63℃、1000時
間加速曝露後の試片と未照射片との色差ΔEを、耐熱安
定性は 150℃ギヤオーブン中48時間加熱後の試片
と未加熱片との色差ΔEを評価した。また成形性はシリ
ンダー温度260℃の名機製作所製M」00射出成形機
で型温60℃、射出圧50kg/cm’ Gで、厚さ 
1mm、幅10a+mのキャビティを流動する長さをm
m単位で測定したものである。
表1から明らかなように、本発明の組成物から得られる
成形品は極めて良好な低温耐衝撃性を示し、比較例1の
ブタジェンゴム系のグラフト共重合体を配合した組成物
と比べ耐候性に優れ、比較例2のアクリルゴム系のグラ
フト共重合体を配合した組成物の耐候性と同等以上で、
かつ、低温衝撃性の問題もない。しかも本発明の組成物
はこれらの材料に比べ、成形加工性に優れており、大型
成形品等に好適なことがわかる。
実施例4〜7および比較例4〜5 本実施例は本発明の組成物の優れた他の特徴を例示する
。表2に示す割合で各成分を配合し、実施例1と同様に
して本発明の組成物を得た。これを1712″厚× 1
/2″幅× 5″長の試片に射出成形(シリンダー温度
260℃、全型温度60℃)し、耐薬品性をカンチレバ
ー試験に評価した。
薬品として、日本ペイント製自動車ウレタン系塗料用シ
ンナーを支点付近に塗布し、支点より85mmの部分に
150gの負荷をかけて破断までの時間(分)を測定し
た。結果を表2に併せて示す。
なお1表中、ポリカーボネート、ポリテトラメチレンテ
レフタレートおよびASI脂は、実施例1〜3と同一の
ものを使用し、シロキサン系グラフト共重合体としてS
−1,S−3を用いた。また、ポリエステル系エラスト
マーとして分′:f−ffi約1200のポリテトラメ
チレンオキシドセグメントを35重量%含むポリテトラ
メチレンテレフタレート−ポリテトラメチレンオキキシ
ドブロック共重合体および芳香族ポリエステル−脂肪族
ポリエステルブロック共重合体(ペルブレンS−200
0、商品名、東洋紡績■製)を使用した。
表2から明らかなように、本発明の組成物は極めて良好
な耐薬品性を示す。
実施例8〜14および比較例6 分子量約22000のポリカーボネート、極限粘度〔η
〕が1.08のポリテトラメチレンテレフタレート、極
限粘度(η〕が0.72のポリエチレンテレフタレート
、シロキサン系グラフト共重合体、実施例3で使用した
AS樹脂およびスチレン含有率が42%のメタクリル酸
メチル−スチレン共重合体(MS樹脂)を表3に示す割
合で秤量し、実施例1と同様にして本発明の組成物を製
造し、これを成形して評価用試片を得た。
表中、アイゾツト衝撃強度は、実施例1と同様にして測
定したものであり、ロックウェル硬度はASTM D7
85によりRスケールで測定したものである。本発明の
組成物は高い硬度、剛性の範囲で優れた特性を有してい
る。
〔発明の効果〕
本発明により、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル系
重合体およびシロキサン系グラフト共重合体を上述した
割合で配合した、従来にない耐衝撃性、耐奴性、耐熱安
定性、さらに耐桑品性、成形性にも優れた組成物が提供
された。自動車内装、外装材料等厳しい条件下で使用す
る場合に極めて有益な効果を奏する。また必要に応じて
ガラス繊維等の補強充填剤を配合することにより、さら
に耐熱性、剛性等を向上させることもできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ポリカーボネート樹脂(A)、飽和ポリエステル樹
    脂および/またはポリエステル系エラストマー(B)、
    およびトルエン中で測定した膨潤度が3〜30で、グラ
    フト交叉剤に由来する構造単位を有し、かつ平均粒子径
    が0.08〜0.8μmであるポリオルガノシロキサン
    ゴム5〜90重量%に、少なくとも一種のビニル系単量
    体95〜10重量%をグラフト重合して得られるシロキ
    サン系グラフト共重合体または該シロキサン系グラフト
    共重合体とビニル系重合体との混合物(C)とからなり
    、成分(A)1〜99重量部および成分(B)99〜1
    重量部に、成分(C)を、ポリオルガノシロキサンゴム
    成分が全樹脂組成物の0.5〜60重量%となる量で配
    合してなることを特徴とするポリカーボネート樹脂組成
    物。 2)前記ポリオルガノシロキサンゴムが、グラフト交叉
    剤に由来する構造単位として、下記一般式 I 〜III ▲数式、化学式、表等があります▼……( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼……(II) ▲数式、化学式、表等があります▼……(III) (式中、R^1はメチル基、エチル基、プロピル基また
    はフェニル基を表わし、R^2は水素原子またはメチル
    基を表わす。nは 0、1または2、pは1〜6の整数
    を表わす) で表わされる構造単位のいずれかを有するものである特
    許請求の範囲第1項記載の組成物。 3)前記ポリオルガノシロキサンゴムが、グラフト交叉
    剤に由来する構造単位として、前記一般式 I で表わさ
    れる構造単位を有する特許請求の範囲第2項記載の組成
    物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02251559A (ja) * 1988-11-14 1990-10-09 General Electric Co <Ge> ポリオルガノシロキサン/ポリビニルをベースとするグラフトメタクリレート又はアクリレートポリマーを含むポリエステル、ポリカーボネートおよび/またはポリフェニレンエーテル

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