JPS6325060B2 - - Google Patents
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- JPS6325060B2 JPS6325060B2 JP22221984A JP22221984A JPS6325060B2 JP S6325060 B2 JPS6325060 B2 JP S6325060B2 JP 22221984 A JP22221984 A JP 22221984A JP 22221984 A JP22221984 A JP 22221984A JP S6325060 B2 JPS6325060 B2 JP S6325060B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/56—Continuous furnaces for strip or wire
- C21D9/573—Continuous furnaces for strip or wire with cooling
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- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
鋼帯の連続熱処理又は類似のラインで鋼帯を冷
却水槽に通して最終冷却する鋼帯の冷却方法の改
良に関して、この明細書で述べる技術内容は、と
くに鋼帯の最終冷却に使用する冷却水槽の処理水
量の大巾な節減と、鋼帯の冷却に伴つて処理水が
得た鋼帯の熱量の有効利用を図りながら、有効な
鋼帯の最終冷却を行う方法についての開発成果を
提案するところにある。 (従来の技術) 鋼帯の連続熱処理ラインにおける最終冷却に関
しては、例えば特公昭57―11931号公報を挙げる
ことができ、ここに鋼帯を連続して浸漬通過させ
る冷却水槽として、前段水槽と後段水槽に分け、
各水槽に水温検出器と温度制御装置を配置して、
あらかじめ温度制御装置に設定した各水槽の処理
水温度の、鋼帯の浸漬通過に伴う上昇に基づき、
水温検出器の作動を介して温度制御装置により、
後段水槽については冷却水供給ポンプにて冷却水
を供給し、前段水槽については後段水槽の処理水
を各水槽の中間に備えた給水ポンプにて注湯し、
それぞれ温度調整を行うことが開示されている。 この場合、一般に後段水槽の処理水は、最終冷
却鋼帯の温度を50℃以下にするため、30〜50℃ま
での温度、また前段水槽の処理水は高温水として
再利用できるように80℃程度の温度にそれぞれ設
定される。 ここで後段水槽に供給した冷却水は、後段水槽
における処理水温の調整に役立つほか、前段水槽
への注湯の部分を占め、その処理水温の調整に利
用されるが、余水の発生が不可避で、後段水槽に
設置したドレン管から無駄に排出される不利があ
つた。 この排水は50℃以下で温度が低いため熱源とし
て回収、再利用をすることは困難であり、また鋼
帯の処理量の増大に応じ排出量も増加し、廃棄に
手間がかかる。 (発明が解決しようとする問題点) 前述したような低温排水の発生をなくし、後段
水槽に供給した全水量を、前段水槽に導いて熱交
換による熱エネルギーの回収の容易な高温処理水
として有効な利用を図りながら適切な鋼帯の最終
冷却を実現することがこの発明の目的である。 (問題を解決するための手段) この発明は、鋼帯の連続熱処理又は類似のライ
ンで複数段に分けた冷却水槽に順次鋼帯を通して
最終冷却する冷却方法において、 後段水槽直前に位置するラインの冷却帯に設置
した冷却装置によつて鋼帯を冷却すると共に、 冷却水槽の後段水槽へ、その水槽内処理水温に
応じた給水を行い、冷却水槽の前段水槽には後段
水槽の処理水をオーバフローによる注湯を行い、 この間に鋼帯の入側温度Tsと後段水槽の処理
水温度T2を下記式の関係に従い制御し、前段水
槽から高温処理水を回収する ことを特徴とする鋼帯の冷却方法である。 (70−T2)2/T2−Tw+70≦Ts ≦(100−T2)2/T2−Tw+100 Ts:前段水槽への鋼帯の入側温度(℃) T2:後段水槽の処理水温度(℃) Tw:冷却水温度(℃) 第1図において1は前段水槽、2は後段水槽、
3は鋼帯であり、4は鋼帯の温度検出器、5は鋼
帯の温度制御装置、6は熱処理ラインの未端で鋼
帯を冷却する冷却帯、7はその冷却装置であり、
8は後段水槽2の温度検出器、9は後段水槽2の
温度制御装置、また10は冷却水供給ポンプ、1
1は冷却水供給管、12は冷却水温度検出器、そ
して13は高温処理水の回収管である。 鋼帯の温度検出器4により鋼帯3の温度を検出
し、温度制御装置5に設定した鋼帯3の冷却水槽
へ向う入側温度Tsに応じて、冷却帯6における
冷却装置7の動作を制御する。 鋼帯3は引続き前段水槽1に導入されて、鋼帯
3のもつ熱エネルギーを処理水に伝熱し、ここに
前段水槽1の処理水温度をT1℃であらわす。 鋼帯3は前段水槽1から後段水槽2へ進んで最
終冷却温度を実現するため、後段水槽2に設置し
た温度検出器8により処理水温度を検出し、その
温度上昇に応じて温度制御装置9に設定した処理
水温度T2℃となるように、冷却水供給ポンプ1
0により、温度Tw℃の冷却水を供給し、前段水
槽1には後段水槽2からのオーバーフローした処
理水を供給することで前段水槽1の処理水温度
T1を再利用可能な温度として処理水回収管13
を経て熱交換器などに導くことができる。 ここで第1図に説明した鋼帯の最終冷却に際し
て、鋼帯の入側温度Tsと後段水槽2の処理水温
度T2の制御は、さらに第2図、第3図に示すよ
うな演算装置14の動作によつて制御される。 第2図における演算装置の動作は、後段水槽2
へ供給される冷却水の温度Tw℃と、後段水槽2
の処理水の温度変化に応じて、あらかじめ設定し
た前段水槽1の処理水温度T1に適合すべき鋼帯
の入側温度Tsを、演算装置14により算出し、
この算出結果と温度検出器4′により検出した鋼
帯の入側温度Ts′とを温度制御装置5にて比較
し、鋼帯の入側温度Tsとなるべき制御を行う。 この時、後段水槽2の処理水温度T2の制御は、
その水槽に設置した温度検出器8により処理水温
度を検出し、その温度上昇に応じて温度制御装置
9に設定した処理水温度T2℃となるように、冷
却水供給ポンプ10により温度Tw℃の冷却水を
供給する。 第3図における演算装置14の動作は、後段水
槽2へ供給される冷却水の温度Tw℃と、鋼帯の
入側温度Ts℃の変化に応じて、あらかじめ設定
した前段水槽1の処理水温度T1に適合すべき後
段水槽2の処理水温度T2を、演算装置14によ
り算出し、この算出結果と温度検出器9により検
出した後段水槽2の処理水温度T2′とを温度制御
装置9にて比較し、後段水槽2の処理水温度T2
となるべき制御を行う。 この時、鋼帯の入側温度Tsの制御は、冷却帯
7の出側に設置した温度検出器4により鋼帯の入
側温度Ts′を検出し、その温度上昇に応じて温度
制御装置5に設定した鋼帯の入側温度Tsとなる
ように制御するのである。 (作用) 鋼帯の最終冷却過程において、後段水槽2から
前段水槽1に供給される処理水の供給量W1と後
段水槽2へ供給される冷却水の供給量W2を下記
式として表わすことができる。 W1=Ts−T1/T1−T2×Ws×Cp …(1) W2=T1−T2/T2−Tw×Ws×Cp …(2) ここでW1:後段水槽2から前段水槽1へ供給
される処理水の供給量(トン/h) W2:後段水槽2へ供給される冷却水の供給量
(トン/h) W3:鋼帯処理量(トン/h) Ts:鋼帯の入側温度(℃) T1:前段水槽1の処理水温度(℃) T2:後段水槽2の処理水温度(℃) Tw:冷却水温度(℃) Cp:鋼帯の比熱(kcal/Kg℃)(Cp=0.12) 後段水槽2および前段水槽1へ供給される冷却
水、処理水の供給量は、式(1),(2)よりW1=W2で
あり、下記式で表わす。 Ts=(T1−T2)2/T2−Tw+T1 …(3) 式(3)において、前段水槽1の処理水を高温水と
して回収するためには、その水槽で得るべき処理
水の温度範囲を設定し、鋼帯の入側温度Tsと後
段水槽2の処理水温度T2を、その温度範囲に適
応するように制御すればよい。 そこで前段水槽1の処理水温度T1の温度範囲
は、以下に述べる条件とする。 前段水槽1に導入する鋼帯の入側温度Tsが高
く、その水槽への浸漬通過に伴う処理水の沸騰で
水蒸気が多量に発生すると、鋼帯の冷却にかかる
操業が困難となるばかりでなく、水蒸気による鋼
帯の酸化が懸念されるため、前段水槽1の処理水
温度T1を100℃以下とする。 式(3)に従い前段水槽1の処理水温度T1を100℃
以下とするためには、鋼帯の入側温度Ts、後段
水槽2の処理水温度T2および冷却水温度Twを、
下記式の関係について満足させる必要がある。 Ts≦(100−T2)2/T2−Tw+100 …(4) また、前段水槽1の処理水を再利用できる最低
温度としては、例えば連続焼鈍ラインに設置した
洗浄タンクに補給する場合など、通常70〜90℃に
設定するため、その水槽の処理水の最低温度は70
℃以上とする。式(3)において前段水槽1の処理水
温度T1を70℃以上とするためには、鋼帯の入側
温度Ts、後段水槽2の処理水温度T2および冷却
水温Twを、下記式の関係について満足させる必
要がある。 Ts≧(70−T2)2/T2−Tw+70 …(5) 式(4),(5)における鋼帯の入側温度Ts、後段水
槽2の処理水温度T2の温度範囲に関しては、以
下の条件とする。 後段水槽2の処理水温度T2については、通常
鋼帯の最終冷却温度を50℃以下にするため、処理
水温は30〜50℃に設定する。 鋼帯の入側温度Tsについては、鋼帯を前段水
槽1に導入する前に必要以上に冷却すると、水槽
の冷却水を高温水として回収できないばかりか、
第4図に示したように350℃の鋼帯を、110℃まで
冷却するのにガスジエツト冷却装置を用いて冷却
した場合、鋼帯の温度が150℃以下になると、必
要電力量が非常に大きくなり、冷却コストが増大
するという不具合がおこり、また、鋼帯の温度が
300℃以上を越えて最終冷却を終えると、鋼帯の
酸化皮膜が厚くなりテンパーカラーといわれる不
良が発生する。 よつて、鋼帯の入側温度Tsの下限を150℃、上
限を250℃とする。 第5図は、鋼帯の入側温度Tsと後段水槽2の
処理水温度T2との関係を、前段水槽1の処理水
温度T1をパラメータとして示したグラフである。 この図では、後段水槽2に供給される冷却水温
度Twが25℃の場合について示しており、前述し
たように鋼帯の入側温度Ts、後段水槽2の処理
水温度T2を設定し、鋼帯を冷却することで前段
水槽の処理水温度T1が、ある決まつた温度で安
定することがわかる。 また、図中に示す斜線部は、先に述べた鋼帯の
入側温度Ts、前段水槽1の処理水温度T1および
後段水槽2の処理水温度T2に対する各条件を示
した。 よつて、式(4),(5)より得られる下記式を満足す
る各条件を設定し、鋼帯の最終冷却を行えばよい
のである。 (70−T2)2/T2−Tw+70≦Ts ≦(100−T2)2/T2−Tw+100 …(6) (実施例) この発明による実施例について、鋼帯処理量
Ws=100トン/h、前段水槽1の処理温度T1=
85℃および後段水槽2へ供給される冷却水温度
Tw=25℃として、鋼帯の冷却を行つた。(ここで
鋼帯の比熱Cp=0.12kcal/Kg℃) 実施例 1 この発明に従う鋼帯の最終冷却に際し、後段水
槽2の処理水温度T2=40℃に設定し、冷却水温
度Tw=25℃と共に演算装置14へ入力し、式(6)
に基づく鋼帯の入側温度Ts=220℃を算出した。 上記条件による鋼帯の最終冷却で得られた結果
は、前段水槽1の処理水温度T1=85℃、冷却水
供給量W2=36トン/h、得られた処理水量W1=
36トン/hであつた。 実施例 2 この発明に従う鋼帯の最終冷却に際し、鋼帯の
入側温度Ts=200℃に設定し、冷却水温度Tw=25
℃と共に演算装置14へ入力し、式(6)に基づく後
段水槽2の処理水温度T2=41.5℃を算出した。 上記条件による鋼帯の最終冷却で得られた結果
は、前段水槽1の処理水温度T1=85℃、冷却水
供給量W2=31.2トン/h、得られた処理水量W1
=31.2トン/hであつた。 比較例 従来の冷却方法により、鋼帯の入側温度Ts=
200℃、後段水槽2の処理水温度T2=40℃と設定
し、式(1),(2)に基づく、各水槽の供給量を算出
し、この条件に従い鋼帯の最終冷却を行つた。 得られた結果は、前段水槽1の処理水温度T1
=85℃、冷却水供給量W2=36トン/h、前段水
槽1へ供給された処理水供給量W1=31.2トン/
h、後段水槽2から排出される処理水量(W2−
W1)=W3=4.8トン/hであつた。 表―1は以上の結果をまとめたものである。
却水槽に通して最終冷却する鋼帯の冷却方法の改
良に関して、この明細書で述べる技術内容は、と
くに鋼帯の最終冷却に使用する冷却水槽の処理水
量の大巾な節減と、鋼帯の冷却に伴つて処理水が
得た鋼帯の熱量の有効利用を図りながら、有効な
鋼帯の最終冷却を行う方法についての開発成果を
提案するところにある。 (従来の技術) 鋼帯の連続熱処理ラインにおける最終冷却に関
しては、例えば特公昭57―11931号公報を挙げる
ことができ、ここに鋼帯を連続して浸漬通過させ
る冷却水槽として、前段水槽と後段水槽に分け、
各水槽に水温検出器と温度制御装置を配置して、
あらかじめ温度制御装置に設定した各水槽の処理
水温度の、鋼帯の浸漬通過に伴う上昇に基づき、
水温検出器の作動を介して温度制御装置により、
後段水槽については冷却水供給ポンプにて冷却水
を供給し、前段水槽については後段水槽の処理水
を各水槽の中間に備えた給水ポンプにて注湯し、
それぞれ温度調整を行うことが開示されている。 この場合、一般に後段水槽の処理水は、最終冷
却鋼帯の温度を50℃以下にするため、30〜50℃ま
での温度、また前段水槽の処理水は高温水として
再利用できるように80℃程度の温度にそれぞれ設
定される。 ここで後段水槽に供給した冷却水は、後段水槽
における処理水温の調整に役立つほか、前段水槽
への注湯の部分を占め、その処理水温の調整に利
用されるが、余水の発生が不可避で、後段水槽に
設置したドレン管から無駄に排出される不利があ
つた。 この排水は50℃以下で温度が低いため熱源とし
て回収、再利用をすることは困難であり、また鋼
帯の処理量の増大に応じ排出量も増加し、廃棄に
手間がかかる。 (発明が解決しようとする問題点) 前述したような低温排水の発生をなくし、後段
水槽に供給した全水量を、前段水槽に導いて熱交
換による熱エネルギーの回収の容易な高温処理水
として有効な利用を図りながら適切な鋼帯の最終
冷却を実現することがこの発明の目的である。 (問題を解決するための手段) この発明は、鋼帯の連続熱処理又は類似のライ
ンで複数段に分けた冷却水槽に順次鋼帯を通して
最終冷却する冷却方法において、 後段水槽直前に位置するラインの冷却帯に設置
した冷却装置によつて鋼帯を冷却すると共に、 冷却水槽の後段水槽へ、その水槽内処理水温に
応じた給水を行い、冷却水槽の前段水槽には後段
水槽の処理水をオーバフローによる注湯を行い、 この間に鋼帯の入側温度Tsと後段水槽の処理
水温度T2を下記式の関係に従い制御し、前段水
槽から高温処理水を回収する ことを特徴とする鋼帯の冷却方法である。 (70−T2)2/T2−Tw+70≦Ts ≦(100−T2)2/T2−Tw+100 Ts:前段水槽への鋼帯の入側温度(℃) T2:後段水槽の処理水温度(℃) Tw:冷却水温度(℃) 第1図において1は前段水槽、2は後段水槽、
3は鋼帯であり、4は鋼帯の温度検出器、5は鋼
帯の温度制御装置、6は熱処理ラインの未端で鋼
帯を冷却する冷却帯、7はその冷却装置であり、
8は後段水槽2の温度検出器、9は後段水槽2の
温度制御装置、また10は冷却水供給ポンプ、1
1は冷却水供給管、12は冷却水温度検出器、そ
して13は高温処理水の回収管である。 鋼帯の温度検出器4により鋼帯3の温度を検出
し、温度制御装置5に設定した鋼帯3の冷却水槽
へ向う入側温度Tsに応じて、冷却帯6における
冷却装置7の動作を制御する。 鋼帯3は引続き前段水槽1に導入されて、鋼帯
3のもつ熱エネルギーを処理水に伝熱し、ここに
前段水槽1の処理水温度をT1℃であらわす。 鋼帯3は前段水槽1から後段水槽2へ進んで最
終冷却温度を実現するため、後段水槽2に設置し
た温度検出器8により処理水温度を検出し、その
温度上昇に応じて温度制御装置9に設定した処理
水温度T2℃となるように、冷却水供給ポンプ1
0により、温度Tw℃の冷却水を供給し、前段水
槽1には後段水槽2からのオーバーフローした処
理水を供給することで前段水槽1の処理水温度
T1を再利用可能な温度として処理水回収管13
を経て熱交換器などに導くことができる。 ここで第1図に説明した鋼帯の最終冷却に際し
て、鋼帯の入側温度Tsと後段水槽2の処理水温
度T2の制御は、さらに第2図、第3図に示すよ
うな演算装置14の動作によつて制御される。 第2図における演算装置の動作は、後段水槽2
へ供給される冷却水の温度Tw℃と、後段水槽2
の処理水の温度変化に応じて、あらかじめ設定し
た前段水槽1の処理水温度T1に適合すべき鋼帯
の入側温度Tsを、演算装置14により算出し、
この算出結果と温度検出器4′により検出した鋼
帯の入側温度Ts′とを温度制御装置5にて比較
し、鋼帯の入側温度Tsとなるべき制御を行う。 この時、後段水槽2の処理水温度T2の制御は、
その水槽に設置した温度検出器8により処理水温
度を検出し、その温度上昇に応じて温度制御装置
9に設定した処理水温度T2℃となるように、冷
却水供給ポンプ10により温度Tw℃の冷却水を
供給する。 第3図における演算装置14の動作は、後段水
槽2へ供給される冷却水の温度Tw℃と、鋼帯の
入側温度Ts℃の変化に応じて、あらかじめ設定
した前段水槽1の処理水温度T1に適合すべき後
段水槽2の処理水温度T2を、演算装置14によ
り算出し、この算出結果と温度検出器9により検
出した後段水槽2の処理水温度T2′とを温度制御
装置9にて比較し、後段水槽2の処理水温度T2
となるべき制御を行う。 この時、鋼帯の入側温度Tsの制御は、冷却帯
7の出側に設置した温度検出器4により鋼帯の入
側温度Ts′を検出し、その温度上昇に応じて温度
制御装置5に設定した鋼帯の入側温度Tsとなる
ように制御するのである。 (作用) 鋼帯の最終冷却過程において、後段水槽2から
前段水槽1に供給される処理水の供給量W1と後
段水槽2へ供給される冷却水の供給量W2を下記
式として表わすことができる。 W1=Ts−T1/T1−T2×Ws×Cp …(1) W2=T1−T2/T2−Tw×Ws×Cp …(2) ここでW1:後段水槽2から前段水槽1へ供給
される処理水の供給量(トン/h) W2:後段水槽2へ供給される冷却水の供給量
(トン/h) W3:鋼帯処理量(トン/h) Ts:鋼帯の入側温度(℃) T1:前段水槽1の処理水温度(℃) T2:後段水槽2の処理水温度(℃) Tw:冷却水温度(℃) Cp:鋼帯の比熱(kcal/Kg℃)(Cp=0.12) 後段水槽2および前段水槽1へ供給される冷却
水、処理水の供給量は、式(1),(2)よりW1=W2で
あり、下記式で表わす。 Ts=(T1−T2)2/T2−Tw+T1 …(3) 式(3)において、前段水槽1の処理水を高温水と
して回収するためには、その水槽で得るべき処理
水の温度範囲を設定し、鋼帯の入側温度Tsと後
段水槽2の処理水温度T2を、その温度範囲に適
応するように制御すればよい。 そこで前段水槽1の処理水温度T1の温度範囲
は、以下に述べる条件とする。 前段水槽1に導入する鋼帯の入側温度Tsが高
く、その水槽への浸漬通過に伴う処理水の沸騰で
水蒸気が多量に発生すると、鋼帯の冷却にかかる
操業が困難となるばかりでなく、水蒸気による鋼
帯の酸化が懸念されるため、前段水槽1の処理水
温度T1を100℃以下とする。 式(3)に従い前段水槽1の処理水温度T1を100℃
以下とするためには、鋼帯の入側温度Ts、後段
水槽2の処理水温度T2および冷却水温度Twを、
下記式の関係について満足させる必要がある。 Ts≦(100−T2)2/T2−Tw+100 …(4) また、前段水槽1の処理水を再利用できる最低
温度としては、例えば連続焼鈍ラインに設置した
洗浄タンクに補給する場合など、通常70〜90℃に
設定するため、その水槽の処理水の最低温度は70
℃以上とする。式(3)において前段水槽1の処理水
温度T1を70℃以上とするためには、鋼帯の入側
温度Ts、後段水槽2の処理水温度T2および冷却
水温Twを、下記式の関係について満足させる必
要がある。 Ts≧(70−T2)2/T2−Tw+70 …(5) 式(4),(5)における鋼帯の入側温度Ts、後段水
槽2の処理水温度T2の温度範囲に関しては、以
下の条件とする。 後段水槽2の処理水温度T2については、通常
鋼帯の最終冷却温度を50℃以下にするため、処理
水温は30〜50℃に設定する。 鋼帯の入側温度Tsについては、鋼帯を前段水
槽1に導入する前に必要以上に冷却すると、水槽
の冷却水を高温水として回収できないばかりか、
第4図に示したように350℃の鋼帯を、110℃まで
冷却するのにガスジエツト冷却装置を用いて冷却
した場合、鋼帯の温度が150℃以下になると、必
要電力量が非常に大きくなり、冷却コストが増大
するという不具合がおこり、また、鋼帯の温度が
300℃以上を越えて最終冷却を終えると、鋼帯の
酸化皮膜が厚くなりテンパーカラーといわれる不
良が発生する。 よつて、鋼帯の入側温度Tsの下限を150℃、上
限を250℃とする。 第5図は、鋼帯の入側温度Tsと後段水槽2の
処理水温度T2との関係を、前段水槽1の処理水
温度T1をパラメータとして示したグラフである。 この図では、後段水槽2に供給される冷却水温
度Twが25℃の場合について示しており、前述し
たように鋼帯の入側温度Ts、後段水槽2の処理
水温度T2を設定し、鋼帯を冷却することで前段
水槽の処理水温度T1が、ある決まつた温度で安
定することがわかる。 また、図中に示す斜線部は、先に述べた鋼帯の
入側温度Ts、前段水槽1の処理水温度T1および
後段水槽2の処理水温度T2に対する各条件を示
した。 よつて、式(4),(5)より得られる下記式を満足す
る各条件を設定し、鋼帯の最終冷却を行えばよい
のである。 (70−T2)2/T2−Tw+70≦Ts ≦(100−T2)2/T2−Tw+100 …(6) (実施例) この発明による実施例について、鋼帯処理量
Ws=100トン/h、前段水槽1の処理温度T1=
85℃および後段水槽2へ供給される冷却水温度
Tw=25℃として、鋼帯の冷却を行つた。(ここで
鋼帯の比熱Cp=0.12kcal/Kg℃) 実施例 1 この発明に従う鋼帯の最終冷却に際し、後段水
槽2の処理水温度T2=40℃に設定し、冷却水温
度Tw=25℃と共に演算装置14へ入力し、式(6)
に基づく鋼帯の入側温度Ts=220℃を算出した。 上記条件による鋼帯の最終冷却で得られた結果
は、前段水槽1の処理水温度T1=85℃、冷却水
供給量W2=36トン/h、得られた処理水量W1=
36トン/hであつた。 実施例 2 この発明に従う鋼帯の最終冷却に際し、鋼帯の
入側温度Ts=200℃に設定し、冷却水温度Tw=25
℃と共に演算装置14へ入力し、式(6)に基づく後
段水槽2の処理水温度T2=41.5℃を算出した。 上記条件による鋼帯の最終冷却で得られた結果
は、前段水槽1の処理水温度T1=85℃、冷却水
供給量W2=31.2トン/h、得られた処理水量W1
=31.2トン/hであつた。 比較例 従来の冷却方法により、鋼帯の入側温度Ts=
200℃、後段水槽2の処理水温度T2=40℃と設定
し、式(1),(2)に基づく、各水槽の供給量を算出
し、この条件に従い鋼帯の最終冷却を行つた。 得られた結果は、前段水槽1の処理水温度T1
=85℃、冷却水供給量W2=36トン/h、前段水
槽1へ供給された処理水供給量W1=31.2トン/
h、後段水槽2から排出される処理水量(W2−
W1)=W3=4.8トン/hであつた。 表―1は以上の結果をまとめたものである。
【表】
表―1に示したように、この発明による鋼帯の
最終冷却では、後段水槽2に供給される冷却水
が、オーバフローにより前段水槽1へ注湯される
ため、後段水槽2からの排水量W3=0であるの
に対し、従来の冷却方法では、後段水槽1と前段
水槽2との間に設置された冷却水供給ポンプによ
り処理水の供給を行う以外はドレン管より排出さ
れるため、この場合、冷却水供給量W2=36ト
ン/hに対し、85℃の処理水として回収された処
理水量W1=31.2トン/hであり、4.8トン/hの
処理水が無駄に排出されたことになる。 この発明による鋼帯の冷却方法により回収した
処理水W1は、従来の冷却方法に比較して、後段
水槽2に供給された冷却水量を、すべて高温水と
して回収することができ、飛躍的に改善されたこ
とがわかる。 (発明の効果) この発明によれば、鋼帯の最終冷却に使用する
冷却水槽の処理水量の大巾な節減と、処理水が得
た鋼帯のもつ熱量の有効利用を図りながら、すべ
て高温水として回収することができると共に、適
切な鋼帯の冷却を実施することができる。
最終冷却では、後段水槽2に供給される冷却水
が、オーバフローにより前段水槽1へ注湯される
ため、後段水槽2からの排水量W3=0であるの
に対し、従来の冷却方法では、後段水槽1と前段
水槽2との間に設置された冷却水供給ポンプによ
り処理水の供給を行う以外はドレン管より排出さ
れるため、この場合、冷却水供給量W2=36ト
ン/hに対し、85℃の処理水として回収された処
理水量W1=31.2トン/hであり、4.8トン/hの
処理水が無駄に排出されたことになる。 この発明による鋼帯の冷却方法により回収した
処理水W1は、従来の冷却方法に比較して、後段
水槽2に供給された冷却水量を、すべて高温水と
して回収することができ、飛躍的に改善されたこ
とがわかる。 (発明の効果) この発明によれば、鋼帯の最終冷却に使用する
冷却水槽の処理水量の大巾な節減と、処理水が得
た鋼帯のもつ熱量の有効利用を図りながら、すべ
て高温水として回収することができると共に、適
切な鋼帯の冷却を実施することができる。
第1図は、この発明に従う鋼帯の冷却方法を示
す図、第2図,3図は、本発明に係わる他の実施
例の演算装置14の動作による制御を示す図、第
4図は、鋼帯の入側温度Tsと、必要電力との関
係を表わすグラフ、第5図は、鋼帯の入側温度
T1と処理水温度T2との関係を処理水温度T1をパ
ラメータとして示したグラフである。 1…前段水槽、2…後段水槽、3…鋼帯、4…
温度検出器、5…温度制御装置、6…冷却帯、7
…冷却装置、8…温度検出器、9…温度制御装
置、10…冷却水供給ポンプ、11…冷却水供給
管、12…温度検出器、13…処理水回収管、1
4…演算装置。
す図、第2図,3図は、本発明に係わる他の実施
例の演算装置14の動作による制御を示す図、第
4図は、鋼帯の入側温度Tsと、必要電力との関
係を表わすグラフ、第5図は、鋼帯の入側温度
T1と処理水温度T2との関係を処理水温度T1をパ
ラメータとして示したグラフである。 1…前段水槽、2…後段水槽、3…鋼帯、4…
温度検出器、5…温度制御装置、6…冷却帯、7
…冷却装置、8…温度検出器、9…温度制御装
置、10…冷却水供給ポンプ、11…冷却水供給
管、12…温度検出器、13…処理水回収管、1
4…演算装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋼帯の連続処理又は類似のラインで複数段に
分けた冷却水槽に、順次鋼帯を通して最終冷却す
る冷却方法において、 冷却水槽直前に位置するラインの冷却帯に設置
した冷却装置によつて鋼帯を冷却すると共に、 冷却水槽の後段水槽へ、その水槽内処理水温度
に応じた給水を行い、冷却水槽の前段水槽には後
段水槽の処理水をオーバフローによる注湯を行
い、 この間に、鋼帯の入側温度Tsと後段水槽の処
理水温度T2を下記式の関係に従い制御し、前段
水槽から高温の処理水を回収することを特徴とす
る鋼帯の冷吸方法。 (70−T2)2/T2−Tw+70 ≦Ts≦(100−T2)2/T2−Tw+100 ここでTs:前段水槽への鋼帯の入側温度(℃) T2:後段水槽の処理水温度(℃) Tw:冷却水温度(℃)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22221984A JPS61104032A (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 | 鋼帯の冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22221984A JPS61104032A (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 | 鋼帯の冷却方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61104032A JPS61104032A (ja) | 1986-05-22 |
| JPS6325060B2 true JPS6325060B2 (ja) | 1988-05-24 |
Family
ID=16778989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22221984A Granted JPS61104032A (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 | 鋼帯の冷却方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61104032A (ja) |
-
1984
- 1984-10-24 JP JP22221984A patent/JPS61104032A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61104032A (ja) | 1986-05-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |