JPS6328226Y2 - - Google Patents

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JPS6328226Y2
JPS6328226Y2 JP16799285U JP16799285U JPS6328226Y2 JP S6328226 Y2 JPS6328226 Y2 JP S6328226Y2 JP 16799285 U JP16799285 U JP 16799285U JP 16799285 U JP16799285 U JP 16799285U JP S6328226 Y2 JPS6328226 Y2 JP S6328226Y2
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pile
yarn
double
fibers
filament
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JP16799285U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、敷物、毛布、敷布、肩掛け等に使用
する両面有毛布帛に関するものである。
従来の技術 二枚の基布を上下二重に編成しつつ、その間を
パイル糸で連結して編成して後、上布と下布間を
連結しているパイル糸をセンターカツトしパイル
面を向き合わせて二枚重ねに製造される二重経編
パイル布帛は、敷物(カツトパイル)や椅子張地
(シート地)等に使用されている。
その編成過程においてパイル糸18は、ビーム
から引き出され、筬孔19を通つて上布用ニード
ル20と下布用ニードル20′を交互に連結する
様に供給され、基布を形成する鎖地編目21の地
糸22、及び鎖地編目21のウエール間をラツピ
ングして連結する接ぎ編目23の連糸24と共に
編み込まれる。
その間パイル糸18は、筬孔19が上布針床2
0と下布針床20′間を高速に往復して激しい振
動と張力変化を受け、又、上下動又は左右動する
筬孔19、ニードル20、及び、シンカー25を
曲折して通過する際に強く擦られ、そして又、先
に形成された編目26をくぐり抜けて新しい編目
を形成する際に編目26と強く擦れ合う。
従つてパイル糸18は、かかる編成過程で摩耗
し毛羽立つて目詰まりを起こし、ひいては糸切れ
を惹き起こす。
このためパイル糸18には摩耗しにくいフイラ
メント糸又は強撚紡績双糸が用いられ、強撚紡績
糸以外の一般の紡績糸はテンシヨン斑が生じ易い
と言う点からもパイル糸には用いられない。
紡績糸の原綿(ステープルフアイバー)の繊維
長は15cm未満で通常10cm前後である。
考案が解決しようとする問題点 紡績糸は数ロツトの原綿を混綿して紡績するの
で、ロツト間の色差やロツト内の色斑は平均化さ
れ、パイル面のウエール方向に長く続く色斑経筋
は出来ず、又、ロツト間に極端な色差があつても
杢模様を顕現するか又は数色混合によりパイル面
全体の色相が深みを帯びて却つて好結果を生み、
かかる原綿の色差や色斑がパイル面に外観疵をつ
くることは殆どない。
又、紡績糸中の原綿各短繊維は、カツトパイル
を形成する際のセンターカツトにおいて、U字状
を成すカツトパイルの一端27から他端28まで
の長さL、即ちパイル長Hの2倍の長さ(L=
2H)になる短繊維の中間部分29と、パイル長
いHの2倍以下の長さ(L′<2H)になる短繊維
の端末部分30とに切断され、その短い端末部分
30は先端31がパイル面13の下に隠れるウブ
毛様になり、他方、中間部分29の先端32はそ
のままカツトパイル11の先端となつてパイル面
13にサシ毛様に現われ、この様に一個のカツト
パイル11の中の繊維に長短差が生じるので、パ
イル面13はウブ毛とサシ毛から成る天然毛皮様
の好風合を呈する。
その反面、パイル長Hの2倍以下の長さになる
短繊維の端末部分30の中には、更に短くパイル
長H以下の長さ(L″<H)に切断されるもの3
3も存在する。その様に極く短い端末部分33
は、鎖地編目21によつて基布に係止されず、た
だカツトパイルの中に挾在しているにすぎず、パ
イル面を擦れば浮き出して抜き取られる遊び毛
(屑毛・無駄毛)になつてしまう。
従つてセンターカツト後にブラツシングを十分
に施して遊び毛33を除去しなければならないの
であるが、パイル糸に使用される紡績糸は強撚さ
れたものであるから何回も何回もブラツシング工
程を通さなければならず、編成後の仕上を非能率
にし、第一、遊び毛はパイル糸のロスであるか
ら、遊び毛が多く出ると言うことは不経済なこと
である。
又、強撚紡績糸では短繊維が撚セツトされてし
まつているので嵩高に開毛しにくく、好風合のパ
イル布帛が得られない。
この点でフイラメント糸を構成するフイラメン
ト繊維は、フイラメント糸と同じ長さのもので途
切れずに長く連続し、編成過程での糸切れもあり
得ず、又、加撚を要せずただ相互に絡まり合つて
一本のフイラメント糸を構成しているものである
から、センターカツトされカツトパイル11とな
つたフイラメント繊維の長さは全てパイル長の2
倍(2H)の一定に揃い、従つて遊び毛33を発
生せず、センターカツトにより直ちに開毛するの
でブラツシング工程もパイルを整毛する程度に簡
単に行うことが出来る。
その反面、カツトパイルに含まれる全ての繊維
の長さが一定なので、パイル面はウブ毛30とサ
シ毛29と長短毛羽のある天然毛布様の風合に仕
上がらず、又、数種のロツトを混ぜ合わせて一本
のフイラメント糸をつくると言うこともないの
で、紡糸ロツト内に色斑があるときは、ウエール
方向に途切れずに何処までも続く色斑経筋欠点を
つくることになり、従つて、色斑のあるロツトは
パイル糸に使えず、編成後にそれを発見した場合
にはそのロツトのパイル布帛全部が不良品になつ
てしまう。その上、フイラメント繊維は、途中で
切れない様に、そして、紡糸斑や延伸斑ができな
い様に注意深く何処までも長く連続するように紡
糸し延伸しなければならないので、短繊維に切断
してもよい紡績原綿に比して製造コストが割高に
なると言う点でも問題がある。
考案の目的 本考案は、従来フイラメント糸に成る二重経編
パイル布帛と強撚紡績糸に成る二重経編パイル布
帛のそれぞれの長所を具備し、それらの欠点を解
消し、色斑経筋疵がなく、天然毛皮様に嵩高に好
風合に開毛し、而も、バツクステツチ面も毛皮様
の手触りを有し、毛抜けの少ない両面有毛布帛を
二重経編方式で効率的に得ることを目的とする。
考案の構成 本考案に係る両面有毛布帛15は、センターカ
ツトしてカツトパイル11を形成した二重経編パ
イル原反12のパイル面13を開毛し、バツクス
テツチ面14を起毛したものであつて、そのパイ
ル糸18が、50重量%以上の短繊維の繊維長が20
〜100cmであるスライバー16にフイラメント繊
維17を回撚し締束した糸条であつて、その糸条
18の総デニールに占めるフイラメント繊維17
のデニール比率が5%以下であり、スライバー1
6に対するフイラメント繊維17の回撚数が2
回/cm以下であることを特徴とするものである。
スライバー16は、繊維長20〜100cmのステー
プルフアイバーを50重量%以上混綿し、紡績カー
ドを通して引き揃え、ドラフト工程を経て得られ
る繊維束であり、混綿に際しては繊維長20〜35cm
の1デニールのものと、繊維長25〜40の5デニー
ルのものと、繊維長30〜45cmの20デニールのもの
と、繊維長35〜50cmの30デニールのものと言う様
に繊維長が20〜50cmで太さが1〜30デニールの範
囲で異なる数種(少なくとも3種類以上)の原綿
を混合し、これを締束するフイラメント繊維17
には、原綿と同じ素材で太さが上記原綿の何れか
の太さのものを用い、総デニールが20デニール前
後になる様に一本又は数本揃えて使用するとよ
く、更に好ましくは、そのスライバーに対する回
撚数を1回/cm以下にするとよい。その様に繊維
長の異なる数種のロツトを混綿することは、紡績
カードを出たラツプ(繊維束)のドラフト性を良
くするうえでも必要である。
パイル面13の開毛はブラシローラ34で、
又、バツクステツチ面14の起毛は針布を巻き付
けた起毛ローラ35で行い、その場合開毛処理を
してから起毛処理をしてもよいし、その逆に起毛
処理をしてから開毛処理をしてもよく、又、必要
に応じてセンターカツト前の原反表裏のバツクス
テツチ面に予備的に起毛処理をすることもでき、
或は又、起毛ローラでパイル面の開毛処理(所謂
毛割処理)をしてもよい。
センターカツトには、原反12の耳端から他の
耳端までエンドレスに回動するベルトカツター3
6が使用され、そのセンターカツトは、経編機の
原反引出口で行つてもよいし、原反を経編機から
取り出してから別個に行つてもよい。
考案の効果 本考案によると、従来フイラメント糸に成る二
重経編パイル布帛と強撚紡績糸に成る二重経編パ
イル布帛とのそれぞれの短所がなく長所を具備
し、色斑経筋疵がなく、天然毛皮の様に嵩高に開
毛した好風合のもので、而も、バツクステツチ面
も毛皮様の手触りを有し、毛抜けや遊び毛のない
両面有毛布帛が二重経編方式で効率的に得られ
る。即ち; (1) パイル糸18を構成するスライバー16中の
大半の短繊維は繊維長が20〜100cmと従来パイ
ル糸に用いている紡績糸の原綿のそれに比して
著しく長く、それがパイル糸18の総デニール
に占めるデニール比率5%以下の僅かなフイラ
メント繊維17によつて軽く締束されているだ
けで強撚セツトされておらず、センターカツト
によりフイラメント繊維17による締束から解
かれて直ちに開毛し、その後行う開毛処理によ
つてカツトパイル11中の繊維は一本一本解き
ほぐされて嵩高に開毛し、恰もフイラメント糸
に成るカツトパイルかの如き好風合のパイル1
3が形成される。他方; (2) パイル糸18の大半を占める短繊維は混綿さ
れているから、原綿に紡糸ロツト斑その他の色
斑があつても平均化され、従来フイラメント糸
に成るパイル面に見られた色斑経筋欠点は生ぜ
ず、パイル糸ロツト全部のパイル布帛が全て不
良品になると言う不都合も起きない。又; (3) センターカツトによりスライバー16中の短
繊維はパイル長Hの2倍の長さ(L=2H)に
なる中間部分29と、それ以下の長さ(L′<
2H)になる端末部分30とに切断され、又、
スライバー16は繊維長と太さの異なる種々の
短繊維で構成されるから、カツトパイル11は
長繊維のある種々の繊維片に構成されることに
なり、その結果、ウブ毛30とサシ毛29との
混在した天然毛皮に近いふんわりとした手触り
のパイル面13が形成される。そして; (4) スライバー16中の短繊維は従来の紡績糸の
それに比して著しく長く、ために個々の短繊維
は両端末の短い2本の端末部分30と、多数本
の中間部分29とに切断され、一本の短繊維で
つくられるパイル繊維片の総数に占める中間部
分29の比率が従来の紡績糸のそれに比して多
くなり、従つて、相対的に遊び毛33の発生度
合も少なく、パイル糸がロスなく有効に使用さ
れ、而も; (5) センターカツトにより端末部分30となる短
繊維の先端31は、単にパイル面13にだけ突
き出ているだけでなく、バツクステツチ面14
にも毛羽状に存在し、パイル糸18が無撚のも
のでスライバーを締束するフイラメント繊維1
7の回撚数も僅かな1〜2回/cmであるから、
バツクステツチ面14の起毛処理も容易にな
り、その上更に; (6) パイル糸18は編成過程で筬孔19により激
しく振動され、ニードル20、シンカー25等
と強く擦られ、編目26をくぐり抜けて編み込
まれるのであるが、その短繊維の大半が筬孔1
9からトリツクバー37(基布)までの距離よ
りも遥かに長い20cm以上のものであるから、フ
イラメント糸と同様に目詰まりを起こさずにこ
れらを連続して通過し、糸切れを起こさず効率
的に編成される。
(7) バツクステツチ面14は起毛により嵩高に毛
羽立ち、その毛羽38が相互に絡まり合うので
カツトパイル11は根元で鎖地編目21や接ぎ
編目23と一体的に接合しパイル抜糸抵抗も高
まり、従つてラテツクス等によるバツキング裏
打接着仕上を施さずに仕上がつた本案両面有毛
布帛15をそのままカーペツトとして使用する
ことも出来、この様に裏打接着加工が不要であ
るから可撓・曲折自在で包装し易く押し入れ等
に収納し易いカーペツトが得られる。
(8) パイル糸18は短繊維に成るため、途切れず
に何処までも長く連続させて斑なく紡糸・延伸
するフイラメント糸に比して製造コストが安
く、従来の紡績糸に比してパイル面13の開毛
処理とバツクステツチ面14の起毛処理が簡略
化され、而も、、フイラメント糸と同様に糸切
れを起こさず高速に編み込むことが出来るの
で、本案両面有毛布帛15は効率的且つ経済的
に得られ、又、上記の通り遊び毛が発生せず可
撓で天然毛皮様の好風合のものであり、 よつて本考案は極めて実用的で好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る両面有毛布帛の部分拡大
断面図、第2図は本考案に係る両面有毛布帛の製
造装置の断面側面を部分的に連ねて示す工程図で
ある。 11……カツトパイル、12……原反、13…
…パイル、14……バツクステツチ、15……両
面有毛布帛、16……スライバー、17……フイ
ラメント繊維、18……パイル糸、19……筬
孔、20……ニードル、21……鎖地編目、22
……地糸、23……接ぎ編目、24……連糸、2
5……シンカー、26……編目、27……一端、
28……他端、29……中間部分、30……端末
部分、31……端末部分の先端、32……中間部
分の先端、33……遊び毛、34……ブラシロー
ラ、35……起毛ローラ、36……ベルトカツタ
ー、37……トリツクバー、38……毛羽。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 センターカツトしてカツトパイル11を形成し
    た二重経編パイル原反12のパイル面13を開毛
    し、バツクステツチ面14を起毛した両面有毛布
    帛15において、そのパイル糸18が; (1) 50重量%以上の短繊維の繊維長が20〜100cm
    であるスライバー16にフイラメント繊維17
    を回撚し締束したものであり、 (2) パイル糸18の総デニールに占めるフイラメ
    ント繊維17のデニール比率が5%以下であ
    り、 (3) スライバー16に対するフイラメント繊維1
    7の回撚数が2回/cm以下であること を特徴とする両面有毛布帛。
JP16799285U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPS6328226Y2 (ja)

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JPS6275089U JPS6275089U (ja) 1987-05-14
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