JPS6334157B2 - - Google Patents

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JPS6334157B2
JPS6334157B2 JP56101162A JP10116281A JPS6334157B2 JP S6334157 B2 JPS6334157 B2 JP S6334157B2 JP 56101162 A JP56101162 A JP 56101162A JP 10116281 A JP10116281 A JP 10116281A JP S6334157 B2 JPS6334157 B2 JP S6334157B2
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JP
Japan
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antibiotic
formula
culture
medium
ester
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Expired
Application number
JP56101162A
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English (en)
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JPS584782A (ja
Inventor
Mitsuyasu Okabe
Takeo Yoshioka
Yasuo Fukagawa
Rokuro Okamoto
Kageaki Kono
Tomoyuki Ishikura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANRAKU CO Ltd
Original Assignee
SANRAKU CO Ltd
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Publication date
Application filed by SANRAKU CO Ltd filed Critical SANRAKU CO Ltd
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Priority to DE8282105732T priority patent/DE3277622D1/de
Priority to EP82105732A priority patent/EP0068485B1/en
Priority to US06/394,166 priority patent/US4451401A/en
Publication of JPS584782A publication Critical patent/JPS584782A/ja
Publication of JPS6334157B2 publication Critical patent/JPS6334157B2/ja
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な抗生物質に関し、さらに詳しく
は、下記式 で示される化合物並びにその塩及びエステル並び
に該化合物の製造方法に関する。 下記式 で示される7−オキソ−1−アザビシクロ
〔3.2.0〕ヘプト−2−エン−2−カルボン酸骨格
を有する抗生物質(以下カルバペネム系抗生物質
という)は、一般に高い抗菌力とβ−ラクタマー
ゼ阻害活性を有しており、従来から発酵法、半合
成法、全合成法により各種の7−オキソ−1−ア
ザビシクロ〔3.2.0〕ヘプト−2−エン−2−カ
ルボン酸誘導体が製造されている〔例えば、チエ
ナマイシン(ジヤーナル・オブ・アンテイビオテ
イクス、32巻(1979年)、1〜12頁)、エピチエナ
マイシン類(第17回インターサイエンス・コンフ
アランス・オン・アンテイミクロビアル・エイゼ
ンツ・アンド・ケモテラビー、要旨第80および第
81号(1977年))、N−アセチルチエナマイシン
(西ドイツ特許2652681号(1977年))、オリバニン
酸類(ジヤーナル・オブ・アンテイビオテイク
ス、32巻(1979年)、287〜304頁)、PS−5(ジヤ
ーナル・オブ・アンテイビオテイクス、32巻
(1979年)、262〜286頁)、PS−6及びPS−7(ジ
ヤーナル・オブ・アンテイビオテイクス、33巻
(1980年)、1128〜1137頁)、No.17927A、物質及び
No.17927A2物質(特開昭53−103401号公報及び特
開昭53−109997号公報)など〕。 上記最後に記載したNo.17927A1物質及びNo.
17927A2物質はそれぞれ下記式 で示される抗生物質であるが、最近、これら物質
の生産菌の培養条件の検討により、該物質に構造
的に類似する物質として下記式 で示されるNo.17927D物質(2,3−ジヒドロ体)
が生産されることが発見され提案された(特開昭
55−24129号公報)。 他方、本発明者らは先に下記式 で示される抗生物質OA−6129Bを新規に見い出
し提案した(特願昭55−144507号)。 本発明者らは、前記No.17927A、物質に対する
No.17927D物質の関係と同様に、上記抗生物質OA
−6129Bに対しても2,3−ジヒドロ体が存在す
る可能性があると考え、該抗生物質OA−6129B
の生産菌の培養条件等を検討した結果、前記式
で示される物質が見い出され、本発明を完成する
に至つた。 前記式で示される化合物は、抗生物質OA−
6129Bよりも抗菌活性は弱いが、β−ラクタム高
感受性ビオアツセイ菌、例えばコマモナス・テリ
ゲナB−996(Comamonas terrigena B−996)
に対して馬血清含有のアツセイ板上で抗菌活性を
示すので、本発明者らは該化合物を「抗生物質
OA−6129D」と命名することとした。 この抗生物質OA−6129Dは、3−位のパンテ
テイニル基を離脱させることなく、適当な条件下
に脱水素することにより、抗菌力価の高い抗生物
質OA−6129Bに変換することができる。例えば、
抗生物質OA−6129B生産菌或いはその処理物、
細胞破砕液又はその部分もしくは完全精製酵素溶
液を、抗生物質OA−6129Dに作用させることに
より、抗生物質OA−6129Bに変換することがで
き、また抗生物質OA−6129Dの側鎖中の水酸基
を必要により保護した後、それ自体既知の方法、
例えば特開昭54−76593号公報に記載の如くして
脱水素して抗生物質OA−6129Dの3−位の側鎖
中のパントテイニル基を予め化学的又は生物学的
方法で離脱せしめて下記式 で示される化合物を生成せしめ、3−位の側鎖中
のアミノ基を所望に応じて保護又は修飾した後、
上記と同様にして脱水素し、カルバペネム系抗生
物質に誘導することも可能である。 本発明により提供される上記式で示される化
合物は2−位にカルボキシル基を有しているの
で、塩又はエステルの形態をとることもできる。
かかる塩の例には、ナトリウム塩、カリウム塩、
リチウム塩の如きアルカリ金属塩;カルシウム
塩、マグネシウム塩の如きアルカリ土類金属塩;
アルミニウム塩の如きその他の金属塩;アンモニ
ウム塩;モノエチルアミン、ジメチルアミン、ト
リメチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミンの如き第一級、第二級又は第三級ア
ミンによる塩;ベンザチン塩、プロカイン塩など
の有機塩基による塩等が含まれ、中でも製薬学的
に許容しうる塩が好ましく、特に、ナトリウム
塩、カルウム塩などのアルカリ金属塩が好適であ
る。 また、式の化合物のエステルとしては、例え
ば、ベンジルエステル、p−ニトロベンジルエス
テル、p−メトキシベンジル、p−プロモベンジ
ルエステル、ベンズヒドリルエステル、トリチル
エステル、フエナシルエステル、フタリジルエス
テル、フタルイミドメチルエステル、ピバロイル
オキシメチルエステル、メトキシメチルエステ
ル、メチルチオメチルエステル、2,2,2−ト
リクロロエチルエステル等が挙げられる。 本発明に従えば、前記式の抗生物質OA−
6129Dは、該抗生物質OA−6129D生産性微生物
を栄養培地中で培養し、その培養物から抗生物質
OA−6129Dを採取することからなる方法により
製造することができる。 本発明で使用する抗生物質OA−6129D生産菌
は、前述した化学構造をもつ抗生物質OA−
6129Dを生産する能力を有するものである限り、
どのような属に属する菌でも使用でき、広範囲の
微生物から選ぶことができる。本発明の目的に適
する菌株の検索はそれ自体公知の方法で行なうこ
とができ、これにより当業者であれば、本発明で
用いる抗生物質OA−6129D生産菌を容易に取得
することができる。 抗生物質OA−6129D生産菌の代表的なものに
は、ストレプトミセス属に属する抗生物質OA−
6129D生産菌が包含され、その好適な一例として
は、福岡県福岡市の住吉神社の近くで採取した土
壌から分離した放線菌で、本発明者らがOA−
6129菌株の番号を付した菌株が挙げられる。 このOA−6129菌株の菌学的性質は次の通りで
ある。 1 形態 顕微鏡下でよく分枝した基中菌糸より、直状〜
曲状(Straight〜flexuous)の気菌糸を伸長し、
輪生枝はみとめられない。成熟した胞子鎖は10個
以上の楕円〜円筒形をした胞子から成り、胞子の
うは認められない。胞子の大きさは0.6〜1.0×0.7
〜2.5ミクロン位で、胞子の表面は平滑である。
鞭毛胞子はみとめられない。 2 各種培地における生育状態 培養は特記しないかぎり28゜〜30℃で行つた。
また色調の記載は主としてエツチ・デイ・トレス
ナーとイー・ジエー・バカス(H.D.Tresner
and E.J.Backus)著、ジヤーナル・オブ・アブ
ライド・ミクロビオロジイー(Journal of
Applied Microbiology)11巻、4号、(1963年)
335〜338頁の方法に従い、〔 〕内に示す符号
〔CHMコード(code)〕はコンテイナー・コーポ
レーシヨン・オブ・アメリカのカラー・ハーモニ
ー・マニユアル(Container Corporation of
AmericaのColor Harmony Manual)を用い
た。 (1) シユークロース・硝酸塩寒天培地: 黄灰〔2dc〕〜明るい灰黄茶〔3ge〕の中等度
生育上に、黄灰〔2dc〕〜灰黄ピンク〔5dc〕の
気菌糸を着生し、溶解性色素はみとめられない。 (2) グルコース・アスパラギン寒天培地: うす黄〔2db〕〜明るいオリーブ茶〔2ge〕の
良好な生育上に、明るい灰〔d〕の気菌糸を着生
する。尚この気菌糸はおくれて灰黄ピンク
〔5dc〕となる。溶解性色素はみとめられない。 (3) グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP培
地−5): 穏やかな黄ピンク〔4gc〕〜明るい茶〔4ie〕の
良好な生育上に、明るい灰〔d〕〜明るい灰赤茶
〔5fe〕の気菌糸を着生する。溶解性色素はみとめ
られない。 (4) スターチ無機塩寒天培地(ISP培地−4): うす黄〔2db〕〜灰色〔2fe〕の良好な生育上に
明るい灰〔d〕の気菌糸を着生する。溶解性色素
は生成しない。 (5) チロシン寒天培地(ISP培地−7): 灰黄〔3ec〕〜明るい茶〔4ie〕の生育上に、明
るい灰〔d〕〜明るい茶灰〔3fe〕の気菌糸を着
生する。培地は極く僅かに茶色を帯びる。 (6) 栄養寒天培地: うす黄〔2db〕または明るい黄〔2fb〕〜明る
いオリーブ茶〔2ge〕の良好な生育上に、明るい
灰赤茶〔5fe〕の気菌糸を着生する。溶解性色素
はみとめられない。 (7) イーストエキス・麦芽エキス寒天培地(ISP
培地−2): 穏やかな黄ピンク〔4gc〕〜明るい茶〔4ie〕の
良好な生育上に、灰黄ピンク〔5dc〕或いはやや
おくれて明るい灰〔d〕の気菌糸を着生する。溶
解性色素はみとめられない。 (8) オートミール寒天培地(ISP培地−3): 灰黄〔3ec〕〜明るいオレンジ黄〔3ea〕、或る
いは明るい灰黄茶〔3ge〕の良好な生育上に、明
るい茶灰〔3fe〕〜明るい灰赤茶〔5fe〕の気菌糸
を着生し、菌集落の周辺の培地は僅かに褐色を呈
す。 (9) リンゴ酸石灰寒天培地: 暗色〜黄灰〔2dc〕の中等度の生育上に、明る
い灰〔d〕〜明るい灰赤茶〔5fe〕の気菌糸を着
生し、溶解性色素はみとめられない。生育菌集落
の周辺にカルシウム塩の溶解帯が見られる。 (10) グルコース・ペプトン・ゲラチン培地(20℃
培養) うす黄〔2db〕〜茶色の良好な生育上に白色
〔b〕〜灰黄ピンク〔5cb〕の気菌糸を着生する。
培養長期(約3週間以上)にわたると褐色の溶解
性色素を生成した。 3 生理的性質 (1) 生育温度範囲 イーストエキス・麦芽エキス寒天培地(ISP培
地−2)を用いて10゜,20゜,25゜,30゜,34゜,37゜

40゜,45゜,50℃の各温度で実験の結果、37℃では
殆んど発育出来ない。40℃以上では全く発育しな
い。その他の各温度では生育がみとめられた。最
適生育温度範囲は20〜30℃と思われる。 (2) ゲラチンの液化:液化する。 (3) スターチの加水分解:分解する。 (4) 脱脂牛乳の凝固、ペプトン化:凝固はしない
が、ペプトン化する。 (5) メラニン様色素の生成: ペプトン・イースト・鉄寒天培地(ISP培地−
5)及びトリプトン・イーストエキス・プロス培
地(ISP培地−11)ではメラニン様色素の生成は
認められなかつた。チロシン寒天培地で極く僅か
に茶色を呈するも、メラニンの生成は痕跡程度で
ある。 4 各種炭素源の同化性(プリドハム・ゴトリー
ブ寒天培地使用) (1) L−アラビノース + (2) D−キシロース + (3) D−グルコース + (4) D−フラクトース + (5) シユークロース 疑わしい (6) イノシトール − (7) L−ラムノース + (8) ラフイノース − (9) L−マンニツト + +は同化する、−は同化しない。 以上の菌学的性質よりOA−6129菌株は
Streptomyces属に属する菌株であつて、気菌糸
の形状はセクシヨンRF(Section
Rectiflexibiles)と考えられ、胞子表面平滑であ
つた。気菌糸の色調は大多数の培地、即ちオート
ミール寒天、グリセリン・アスパラギン寒天、ス
ターチ・無機塩寒天等の培地では明るい灰色
〔d〕で、灰色系(Gray series)の菌株である。
しかしシユークロース・硝酸塩寒天、イーストエ
キス・麦芽エキス寒天、及びグルコース・アスパ
ラギン寒天培地では培養時期に依つては灰黄ピン
ク〔5dc〕の赤色系(Red series)を呈する事が
ある。また、基中菌糸の色は培養初期はいずれの
培地でもうす黄〜灰黄で、培養を続けると黄茶〜
灰黄茶或いは茶色の色調を示す様になる。メラニ
ン色素はペプトン・イーストエキス・鉄寒天培地
中及びトリプトン・イーストエキス・プロス中に
みとめられず、またその他の水溶性色素も多くの
培地で生成しなかつた。しかしチロシン寒天培
地、グルコース・ペプトン・ゲラチン培地及びオ
ートミール寒天培地中に僅かに茶色の色素をみと
めた。 本発明者等は本菌をストレプトミセス・エスビ
−OA−6129(Streptomyces sp.OA−6129)とし
て、工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌
寄第5714号として寄託されており、そして本菌は
昭和56年5月1日に微工研条寄第11号として特許
手続上の微生物の寄託の国際的承認に関するブダ
ペスト条約に基づく国際寄託に移管された。 本発明の抗生物質OA−6129Dは、抗生物質OA
−6129D生産菌、例えば、上記ストレプトミセス
sp.OA−6129の胞子または菌糸を栄養源含有培
地に接種して、好気的に増殖させることによつて
生産される。 その栄養源としては、放線菌の栄養源として通
常使用されるもの、例えば炭水化物、窒素源、無
機塩などの同化できる栄養源を使用できる。例え
ば、ぶどう糖、グリセリン、麦芽糖、蔗糖、糖
蜜、デキストリン、デンプンなどの炭水化物や、
大豆油、落花生油、ラードなどの油脂、脂肪類の
如き炭素源;ペプトン、肉エキス、大豆粉、綿実
粉、乾燥酵母、コーンスチープリカー、酵母エキ
ス、脱脂乳、カゼイン、硝酸ナトリウム、硝酸ア
ンモニウム、硫酸アンモニウムなどの窒素源;燐
酸二カリウム、食塩、炭酸カルシウム、硫酸マグ
ネシウムなどの無機塩が使用でき、必要により微
量金属例えばコバルト、マンガンなどを添加する
ことができる。栄養源としては、その他、抗生物
質OA−6129D生産菌を利用して抗生物質OA−
6129Dを生産するものであれば、いずれの栄養源
でも使用でき、公知の放線菌の培養材料はいずれ
も使用できる。また、加熱殺菌時及び培養中にお
ける発泡を抑えるため、シリコン、植物油などの
消泡剤を添加することもできる。 上記の如き栄養源の配合割合は特に制約される
ものではなく、広範囲に亘つて変えることがで
き、使用する抗生物質OA−6129D生産菌にとつ
て最適の栄養源の組成及び配合割合は、当業者で
あれば簡単な小規模実験により容易に決定するこ
とができる。 また栄養培地は培養に先立ち殺菌することがで
き、この殺菌の前又は後で、培地のPHを4〜9の
範囲、特にPH6〜8の範囲に調節するのが有利で
ある。 かかる栄養培地での抗生物質OA−6129D生産
菌の培養は原則的には、一般の放線菌による抗生
物質の製造において通常使用されている方法に準
じて行なうことができる。通常好気的条件下に培
養するのが好適であり、通常撹拌しながら及び/
又は通気しながら行なうことができる。また、培
養方法としては静置培養、振盪培養、通気撹拌を
ともなう液内培養のいずれも使用可能であるが、
液内培養が有利である。 使用しうる培養温度は抗生物質OA−6129D生
産菌の発育が実質的に阻害されず抗生物質OA−
6129Dを生産し得る範囲であれば特に制限される
ものではなく、使用する生産菌株に応じて変える
ことができるが、一般に20〜40℃、好ましくは25
〜35℃の範囲内の温度が好適である。 また、培養を好適に行なうため、必要に応じ
て、培養中に培養物のPHを4〜9、特に6〜8の
範囲に調節することができる。 大規模な大量培養の場合、適宜種母培養を行な
い、これを栄養培地に接種し、液体培養するのが
有利である。 培養は通常抗生物質OA−6129Dが充分に蓄積
するまで継続することができる。その培養時間
は、培地の組成や培養温度、使用生産株等により
異なるが、通常30〜90時間の範囲である。 なお、使用する培養条件は、使用する生産菌株
の特性に応じて、当業者であれば簡単な実験によ
り、最適条件を容易に決定することができる。 培養物中の抗生物質OA−6129Dの蓄積量はβ
−ラクタム高感受性ビオアツセイ菌、例えばコマ
モナス・テリゲナB−996を用いたビオアツセイ
法及びビオオートグラフイーにより定量すること
ができ、それにより最適蓄積量を容易に知ること
ができる。 かくして、培養物中に蓄積された抗生物質OA
−6129Dは水溶性であり、主として菌体外に存在
するので、有利には、培養後、過、遠心分離、
抽出などのそれ自体公知の分離法によつて菌体を
除去し、その液、上澄液、抽出液などより回収
される。 回収はそれ自体公知の種々の方法で行なうこと
ができ、特にカルボン酸型抗生物質の回収のため
に屡々利用される方法が有利に適用される。例え
ば、低PHにおける酢酸エチル等での溶媒抽出及び
その溶媒層から高PH水層への転溶;活性炭、アン
バーライトXAD(ローム・アンド・ハース社製)、
ダイヤイオンHP−20(三菱化成社製)等による
吸着と、メタノール水、アセトン水等による溶
出;ダウエツクス1×2(ダウ・ケミカル社製)、
QAE−セフアデツクスA−25(フアルマシア社
製)、DEAL−セルローズ・ワツトマンDE−32
(ワツトマン社製)、DEAL−セフアデツクスA−
25(フアルマシア社製)等のイオン交換樹脂によ
る吸着及び溶出;セフアデツクスG−10(フアル
マシア社製)、バイオ・ゲルP−2(バイオ・ラツ
ド社製)、等によるゲル過;セルローズ、アビ
セルSF(アメリカン・ビスコース社製)等のカラ
ムクロマトグラフイー;アセトン等の溶剤添加に
よる強制沈殿法;凍結乾燥法、等をそれぞれ単独
で或いは適宜組合せて、さらに場合によつては反
復して使用される。 かくして、前記した特性を有する抗生物質OA
−6129Dが得られる。 上記発酵法により製造される抗生物質OA−
6129D、すなわち前記式の化合物は、一般に5
−及び6−位の炭素原子に結合する水素原子が互
にトランス又はシス−立体配置を有しており、前
記式には5,6−トランス体、5,6−シス体
又はこれらの混合物のいずれもが包含される。ま
た、2−位及び3−位の炭素原子、3−位の側鎖
中のバンドイル基の第二級水酸基の付け根の炭素
原子及び6−位の1−ヒドロキシエチル側鎖中の
水酸基が結合している炭素原子はそれぞれ不斉炭
素原子であるので、該抗生物質OA−6129DはS
−型及びR−型のいずれか、又はラセミ型で存在
し得る。 本抗生物質OA−6129Dは、一般に遊離形のも
のよりも塩又はエステルの形の方がより安定であ
るから、誘導体に転換する場合の中間体として使
用したり、或いは前記した精製工程に付する場合
等においては、塩又はエステルの形で処理するこ
とが好適である。 抗生物質OA−6129Dのその塩又はエステル形
への転化はそれ自体公知の方法に従つて行なうこ
とができる。例えば、該抗生物質OA−6129Dの
塩は遊離の抗生物質OA−6129Dを無機又は有機
の塩基で処理することにより製造することができ
る。この造塩反応に使用し得る無機又は有機の塩
基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウムの如きアルカリ金属の
水酸化物;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウ
ムの如きアルカリ土類金属の水酸化物;モノエチ
ルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ベ
ンザチン、ブロカインの如き第一級、第二級又は
第三級の有機アミン等が挙げられる。 また、抗生物質OA−6129Dのエステル化は抗
生物質PS−5等のエステル化と同様の方法、例
えば特開昭54−84589号公報に記載の方法で行な
うことができる。具体的には、抗生物質OA−
6129Dの有機塩基との塩又はアルカリ金属もしく
はアルカリ金属塩を、ジメチルホルムアミド、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ヘキサメチルホ
スホトリアミド、アセトニトリル、アセトン等の
不活性溶媒中で約−50℃乃至50℃、好ましくは約
−10℃乃至30℃の温度にて、1.0乃至10当量のRX
(式中、Xはハロゲン原子を表わし、Rはエステ
ル残基を表わす)と数分乃至数時間撹拌反応させ
ることにより容易に製造することができる。 本発明により提供される抗生物質OA−6129D
又はその塩もしくはエステルは、各種のカルバペ
ネム系抗生物質の合成中間体として有用であり
(後記参考例1〜5参照)、また、該抗生物質はデ
ヒドロジペプチターゼの阻害剤として或いはカル
バペネム系抗生物質のブロドラツクとしての有用
性が考えられる。 次に実施例を挙げて本発明をさらに説明する。 実施例 1: 6−(1−ヒドロキシエチル)−3−パンテテイ
ニル−7−オキソ−1−アザビシクロ〔3.2.0〕
ヘプタン−2−カルボン酸ナトリウム(抗生物
質OA−6129D)の発酵法による製造 (A) 500ml容エルレンマイヤーフラスコに100mlの
下記組成の種母培地(S−1)を入れ、常法に
より、120℃で15分間殺菌した。一方、ストレ
プトミセス・エスピーOA−6129(Streptmyces
sp.OA−6129)菌株(微工研菌寄第5714号)の
胞子を充分着生させ、この一白金耳を上記種母
培地に接種し、28℃で48時間ロータリーシエー
カー(200rpm、振輻7cm)で振とう培養した。
この種母培養液1を、下記組成の生産培地
(GM−1)1000を入れた2000容醗酵槽に
接種し、28℃、150rpmで撹拌及び500/min
通気の条件下に90時間通気撹拌培養を行つた。
消泡剤としてシリコンKM−75〔信越化学(株)製〕
を0.07%使用した。経時的に培養液をサンプリ
ングし、遠心分離した上澄液について抗菌力の
測定をおこなつた。各時間における測定結果は
下表に示す通りであつた。 培養時間(時間) 抗菌力価(μg/ml) 48 0.5 72 4.2 90 12.5 種母培地(S−1)の組成: ミート 1.5%(W/V) 酵母エキストラクト 0.5 〃 ポテトスターチ 2.0 〃 CaCO3 0.2 〃 PH(殺菌前) 7.0 生産培地(GM−1)の組成: グリセリン 8.0%(W/V) 魚粉 1.0 〃 ミート 3.0 〃 CaCO3 0.3 〃 K2HPO4 0.2 〃 MgSO4 0.2 〃 NaOHでPHを7.2に調整 別にPH5.5の0.01Mリン酸緩衝液中に溶解し、
且つオートクレーブで1Kg/cm2G、5分間殺菌
したビタミンB12を0.0005%(W/V)添加。 (B) 上記(A)で得られた90時間培養後の醗酵液950
に5%(W/V)量のトプコパーライトNo.34
〔東興パーライト(株)製〕を添加し、バスケツト
型遠心分離機で菌体を分離し、900の培養
液を得た。 これをダイヤイオンHP−20〔三菱化成(株)製〕
充填カラム(30×300cm)に吸着させ、蒸留水
10で洗浄後、30%(V/V)アセトン水で溶
出した。 1区分を1とし、その溶出液を分画した。
画分6から画分18まで合計13の溶出液を集
め、これをダイヤイオンPA306S〔三菱化成(株)
製〕充填カラム(10×100cm)に吸着させ、蒸
留水10で洗浄後、3.0%食塩を含む0.01Mリ
ン酸緩衝液(PH8.4)で溶出した。1ずつ溶
出液を分画し、画分7から画分21までの合計15
の溶出液を集めた。 この溶出液をダイヤイオンHP−20充填カラ
ム(10×100cm)に吸着させ、これを濃度が0
から30%まで直線的に増加するアセトン水合計
40で溶出した。1区分を200mlとし、その溶
出液を分画した。各区分をビオアツセイするこ
とにより、画分52から画分59までの活性区分
1600mlを得た。この活性区分のうち400mlずつ
4回予め0.01Mリン酸緩衝液(PH8.4)で平衡
化したバイオゲルP−2(バイオラツド社製)
充填カラム(8×100cm)に導き、上記緩衝液
で展開し、ビオアツセイにより活性区分7.4
を集めた。この活性区分を予め上記緩衝液で平
衡化したQAEセフアデツクスA−25(フアルマ
シア社製)充填カラム(8×100cm)に吸着さ
せ、この溶出液を10%NaOHで注意深くPHを
8.4に調整したのち、0.01Mリン酸緩衝液(PH
8.4)で予め平衡化したダイヤイオンHP−20充
填カラム(4×100cm)に吸着させ、濃度が0
から30%まで直線的に増加するアセトン水(合
計6.0)で溶出した。1区分を15mlとし、そ
の溶出液を分画し、区分45から区分64までの抗
生物質OA−6129B及びD区分を集め300mlを得
た。これを凍結乾燥し、2.2gの淡黄色粉末を
得た。 得られた2.2gのOA−6129B及びD区分の粉
末を少量の水に溶解し、予め0.01Mリン酸緩衝
液(PH8.4)で平衡化したセフアデツクスG−
10(フアルマシア社製)充填カラム(1.5×80
cm)に導き、上記緩衝液で展開し、ビオアツセ
イにより活性区分30mlを集めた。この活性区分
を予め上記緩衝液で平衡化しれQAEセフアデ
ツクスA−25(フアルマシア社製)充填カラム
(2.5×40cm)に吸着させる。180mlの上記緩衝
液で洗浄後、0%から2.0%まで直線的に増加
する食塩を含む上記緩衝液で溶出した。15mlず
つ溶出液を分画し、ビオアツセイにより活性区
分として画分20から画分36まで合計約250mlを
集めた。 この溶出液を、凍結乾燥後、少量の水に溶解
し、ダイヤイオンHP−20AG(三菱化成(株)製)
充填カラム(1.5×110cm)に吸着させ、約200
mlの蒸留水で洗浄後、0%から6%まで直線的
に増加するアセトン水(合計1.2)で溶出し
た。溶出液を10mlずつ分画し、ビオアツセイに
より活性区分を得た。該活性区分のうち、画分
25から画分69の合計450mlは抗生物質OA−
6129B及びD区分であり、画分70から画分79の
合計100mlは抗生物質OA−6129A区分であつ
た。 各区分を凍結乾燥することにより、OA−
6129B及びDのナトリウム塩(混合物)が410
mg、OA−6129Aのナトリウム塩が54mg得られ
た。 実施例 2: 6−(1−ヒドロキシエチル)−3−パンテテイ
ニル−7−オキソ−1−アザビシクロ〔3.2.0〕
ヘプタン−2−カルボン酸(抗生物質OA−
6129D)のp−ニトロベンジルエステルの製造 実施例1で得られた抗生物質OA−6129B及び
OA−6129Dのナトリウム塩からなる淡黄色粉末
600mgをジメチルホルムアミド30mlに溶解し、氷
冷下、トリエチルアミン2.0mlを加え、撹拌しな
がら、少量のジメチルホルムアミドに溶解したp
−ニトロベンジルブロマイド2.7gを加えた。同
じ温度で5分間反応させた後、室温で3時間反応
させた。反応液を100mlのメチレンクロライドに
注ぎ、食塩飽和の0.1Mリン酸緩衝液(PH6.8)30
mlで2回洗浄した。更に、水層60mlをメチレンク
ロライド100mlで2回再抽出を行つた。抽出液を
合わせ、硫酸ナトリウム(無水)で脱水後、減圧
留去した。残渣を少量のメチレンクロライドに溶
解し、ベンゼン/アセトン(1/1)で充填した
60gのシリカゲルに吸着させ、ベンゼン/アセト
ン混合溶媒(1/1)、ベンゼン/アセトン混合
溶媒(1/3)及びアセトンで順次展開した。ベ
ンゼン/アセトン混合溶媒(1/3)及びアセト
ンで溶出した区分を集め濃縮すると、ベンゼン/
アセトン混合溶媒(1:4)で展開したシリカゲ
ルTLCにて、Rf値0.52にUV吸収を呈し、さらに
馬血清入りアツセイ板で抗菌活性を示す抗生物質
OA−6129Dのp−ニトロベンジルエステルが240
mg得られた。なお、アセトンで溶出した区分を集
めて濃縮すると、ベンゼン/アセトン混合溶媒
(1:4)で展開したシリカゲルTLCにて、Rf値
0.23を示す抗生物質OA−6129Bのp−ニトロベ
ンジルエステルが250mg得られた。 上記の如くして得られた抗生物質OA−6129D
のp−ニトロベンジルエステルの物性は次のとお
りであつた。 旋光度 〔α〕24 D 11.7゜(C=1.0,CH2Cl2) IRスペクトル νCHCl3 naxcm-1:1750(β−ラクタム、エステル、
1660(アミド) UVスペクトル λCH2Cl2 nax nm(ε):268(5500) NMRスペクトル(CDCl3) δ:0.90(3H,s,
【式】) 0.98(3H,s,
【式】) 1.34(2H,d,J=6.5Hz,CH3−CH) 1.75〜2.20(3H,m,C−4H2,OH) 2.30〜2.80(5H,m,S−CH2−CH2−NH,
NH−CH2−CH2−CO,OH) 3.15〜4.50(12H,m,C−3H,C−5H,C
−6H,C−8H,NH−CH2−CH2−CO,S
−CH2−CH2−NH,
【式】,O −CH2−C,OH) 4.77(1H,d,J=7.0Hz,C−2H) 5.23(2H,s,CH2−Ar) 6.70(1H,br,NH) 7.30〜7.60(3H,m,Ar・,NH) 8.17(2H,d,J=8.0Hz,Ar・) Massスペクトル(FD) m/z 611(M+1) 参考例 1: 6−(1−ヒドロキシエチル)−3−イソプロピ
リデンパンテテイニル−7−オキソ−1−アザ
ビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン−2−カルボン酸
p−ニトロベンジルエステルの製造 抗生物質OA−6129Dのp−ニトロベンジルエ
ステル52mgをアセトン4.0ml、2,2−ジメトキ
シプロパン0.5ml、硫酸ナトリウム(無水)200mg
の混合溶媒に溶解させ、室温で撹拌しながら、p
−トルエンスルホン酸1.5mgを加える。30分間反
応させた後、反応液にトリエチルアミン20ulを加
え、5分間撹拌した。反応液を減圧留去し、残渣
に30mlのメチレンクロライドを加え、0.1Mリン
酸緩衝液(PH8.4)20ml、0.1Mリン酸緩衝液(PH
6.8)20mlで順次洗浄した。抽出層を硫酸ナトリ
ウム(無水)で脱水後、減圧留去した。残渣を少
量のメチレンクロライドに溶解し、ベンゼン/ア
セトン混合溶媒(10/1)で充填したシリカゲル
5gのカラムに吸着させた。ベンゼン/アセトン
混合溶媒(10/1),(5/1),(3/1),(1/
1)及び(1/3)で順次展開し、ベンゼン/ア
セトン混合溶媒(1/1)から(1/3)までで
溶出する区分を集めて濃縮すると、ベンゼン/ア
セトン混合溶媒(1:1)で展開したシリカゲル
TLCにて、Rf値0.35を示す表題物質が31mg得ら
れた。 この物質の物性値は次のとおりであつた。 旋光度 〔α〕24 D20.3゜(c=1.0,CH2Cl2) IRスペクトル υCHCl3 naxcm-1:1750(β−ラクタム、エステル)
1660(アミド) UVスペクトル λCH2Cl2 naxnm(ε):268(7500) NMRスペクトル(CDCl3) δ:0.96(3H,s,
【式】) 1.02(3H,s,
【式】) 1.36(3H,d,J=7.0Hz,CH3−CH) 1.42(3H,s,
【式】) 1.46(3H,s,
【式】) 1.60〜2.20(2H,m,C−4H2) 2.42(2H,t,J=6.5Hz,NH−CH2−CH2
−CO) 2.50〜2.70(2H,m,S−CH2−CH2−NH) 2.85(1H,d,J=5.0Hz,OH) 3.15〜3.85(8H,m,S−CH2−CH2−NH,
NH−CH2−CH2−CO,C−3H,C−6H,
O−CH2−C) 4.04(1H,s,
【式】) 3.90〜4.20(2H,m,C−5H,C−8H) 4.77(1H,d,J=7.5Hz,C−2H) 5.27(2H,s,CH2−Ar) 6.42(1H,br,NH) 6.97(1H,br,NH) 7.50(2H,d,J=8.5Hz,Ar・) 8.18(2H,d,J=8.5Hz,Ar・) Nassスペクトル(FD) m/z:651(M+1) 参考例 2 6−(1−アセトキシエチル)−3−イソプロピ
リデンパンテテイニル−7−オキソ−1−アザ
ビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン−2−カルボン酸
p−ニトロベンジルエステルの製造 参考例1で製造した化合物25mgを1.0mlのピリ
ジンに溶解し、氷冷下、撹拌しながら無水酢酸
0.32mlを加えた。同じ温度で5分間反応させた
後、室温で3時間反応させた。反応液に氷水を加
え、10分間撹拌した後、メチレンクロライド50ml
に注ぎ、0.1Mリン酸緩衝液(PH6.8)20ml、0.1M
リン酸緩衝液(PH8.4)40ml、更に0.1Mリン酸緩
衝液(PH6.8)20mlで順次洗浄した。抽出液を硫
酸ナトリウム(無水)で脱水後、減圧留去した。
残渣を少量のメチレンクロライドに溶解し、ベン
ゼンにて充填したシリカゲル5gのカラムに吸着
させ、ベンゼン及びベンゼン/アセトン混合溶媒
(10/1),(5/1),(3/1),(2/1),
(1/1)及び(1/5)で順次展開した。ベン
ゼン/アセトン混合溶媒(1/1)で溶出する区
分を集めて濃縮すると、ベンゼン/アセトン混合
溶媒(1/1)で展開したシリカゲルTLCにて、
Rf値0.61にUV吸収を示す表題物質を18mg得た。
この物質の物性値は次のとおりであつた。 旋光度 〔α〕24 D12.5゜(c=1.0,CH2Cl2) IRスペクトル νCHCl3 naxcm-1:1768(β−ラクタム) 1740(エステル) 1665(アミド) UVスペクトル λCH2Cl2 naxnm(ε):268(10100) NMRスペクトル(CDCl3) δ:0.97(3H,s,
【式】) 1.02(3H,s,
【式】) 1.30(3H,d,J=6.5Hz,CH3−CH) 1.40(3H,s,
【式】) 1.44(3H,s,
【式】) 2.05(3H,s,CH3CO) 1.80〜2.28(2H,m,C−4H2) 2.40(2H,t,J=6.5Hz,NH−CH2−CH2
−CO) 2.55〜2.90(2H,m,S−CH2−CH2−NH) 3.10〜3.80(8H,m,S−CH2−CH2−NH,
NH−CH2−CH2−CO,C−3H,C−6H,
O−CH2−C) 4.01(1H,3,
【式】) 4.00〜4.20(1H,m,C−5H) 4.72(1H,d,J=7.0Hz,C−2H) 4.98〜5.30(1H,m,C−8H) 5.23(2H,s,CH2−Ar) 6.34(1H,br,NH) 6.93(1H,br,NH) 7.48(2H,d,J=9.0Hz,Ar・) 8.17(2H,d,J=9.0Hz,Ar・) Massスペクトル FDm/z:693(M+1),IBm/z:692(M) 参考例 3: 6−(1−アセトキシエチル)−3−クロロ−3
−イソプロピリデンパンテテイニル−7−オキ
ソ−1−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン−2
−カルボン酸p−ニトロベンジルエステルS−
オキシドの製造 6−(1−アセトキシエチル)−3−イソプロピ
リデンパンテテイニル−7−オキソ−1−アザビ
シクロ〔3.2.0〕ヘプタン−2−カルボン酸p−
ニトロベンジルエステル31mgをベンゼン1ml、塩
化メチレン1mlに溶解後0℃に冷却し、ピリジン
16μおよびヨードベンゼンジクロリド24mgを加
えて2時間同温度で反応させた。反応液をシリカ
ゲル10mlのカラムに付し、ベンゼン:アセトン混
合溶媒(1:1)にて溶出し、同溶媒展開のシリ
カゲルTLCにてRf値0.44にUV吸収を有する区分
を減圧乾固すると表題化合物が15mg得られた。こ
の物質の物性値は次のとおりであつた。 IRスペクトル υCHCl3 naxcm-1:1782(β−ラクタム) 1740(エステル) 1665(アミド) UVスペクトル λCH2Cl2 naxnm(ε):267(10700) NMRスペクトル(CDCl3) δ:0.94(3H,s,
【式】) 1.01(3H,s,
【式】) 1.24(3H,d,J=7.0Hz,CH3−CH) 1.38(3H,s,
【式】) 1.41(3H,s,
【式】) 2.04(3H,s,CH3CO) 2.10〜2.50(3H,m,C−4H,NH−CH2
CH2−CO) 2.70〜3.90(10H,m,C−4H,C−6H,
NH−CH2−CH2−CO,S−CH2−CH2
NH,O−CH2−C) 4.00(1H,s,
【式】) 4.08〜4.45(1H,m,C−5H) 4.97(1H,s,C−2H) 5.18(2H,s,CH2−Ar) 5.28〜5.60(1H,m,C−8H) 6.48(1H,br,NH) 6.90(1H,br,NH) 7.49(2H,d,J=9.0Hz,Ar・) 8.15(2H,d,J=9.0Hz,Ar・) Massスペクトル(FD) m/z:743(M+1),707(M−Cl) 参考例 4: 6−(1−アセトキシエチル)−3−イソプロピ
リデンパンテテイニル−7−オキソ−1−アザ
ビシクロ〔3.2.0〕ヘプト−2−エン−2−カ
ルボン酸p−ニトロベンジルエステルS−オキ
シドの製造 6−(1−アセトキシエチル)−3−クロロ−3
−イソプロピリデンパンテテイニル−7−オキソ
−1−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン−2−カ
ルボン酸p−ニトロベンジルエステルS−オキシ
ド7.9mgをベンゼン1.5mlに溶解後、トリエチルア
ミン4μを加え室温で30分反応後シリカゲル5
mlのカラムに付しベンゼン:アセトン混合溶媒
(1:3)にて溶出し、ベンゼン:アセトン混合
溶媒(1:1)展開のシリカゲルTLCにてRf値
0.11にUV吸収を有する区分を減圧乾固し、表題
化合物を5.7mg得た。この物質の物性値は次のと
おりであつた。 IRスペクトル υCHCl3 naxcm-1:1785(β−ラクタム) 1735,1710(エステル) 1660(アミド) UVスペクトル λCH2Cl2 naxnm(ε):310(7200) 269(12600) NMRスペクトル(CDCl3) δ:0.93(3H,s,
【式】) 1.00(3H,s,
【式】) 1.37(3H,s,
【式】) 1.37(3H,d,J=7.0Hz,CH3−CH) 1.42(3H,s,
【式】) 2.02(3H,s,CH3CO) 2.41(2H,t,J=6.5Hz,NH−CH2−CH2
−CO) 2.80〜3.90(11H,m,C−4H2,C−6H,
NH−CH2−CH2−CO,S−CH2−CH2
NH,O−CH2−C) 4.02(1H,s,
【式】) 4.20〜4.55(1H,m,C−5H) 5.10〜5.40(3H,m,C−8H,CH2−Ar) 6.54(1H,br,NH) 6.93(1H,br,NH) 7.58(2H,d,J=8.5Hz,Ar・) 8.17(2H,d,J=8.5Hz,Ar・) 参考例 5: 6−(1−アセトキシエチル)−3−イソプロピ
リデンパンテテイニル−7−オキソ−1−アザ
ビシクロ〔3.2.0〕ヘプト−2−エン−2−カ
ルボン酸p−ニトロベンジルエステルの製造 6−(1−アセトキシエチル)−3−イソプロピ
リデンパンテテイニル−7−オキソ−1−アザビ
シクロ〔3.2.0〕ヘプト−2−エン−2−カルボ
ン酸p−ニトロベンジルエステルS−オキシド10
mgをベンゼン2mlの溶解しトリブチルホスフイン
4μを加え室温で30分間反応させた後溶媒を減
圧濃縮後シリカゲルカラム6mlに付し、ベンゼ
ン:アセトン混合溶媒(2:1)にて溶出し、ベ
ンゼン:アセトン混合溶媒(1:1)のシリカゲ
ルTLCにてRf値0.46にUV吸収を有する区分を減
圧乾固すると表題化合物が5.0mg得られた。この
物質の物性値は次のとおりである。 旋光度 〔α〕24 D35.4゜〔c=0.35,CH2Cl2) IRスペクトル υCHCl3 naxcm-1:1780(β−ラクタム) 1735,1700(エステル) 1660(アミド) UVスペクトル λCH2Cl2 naxnm(ε):317.5(14600) 270.5(12700) NMR(CDCl3) δ:0.95(3H,s,
【式】) 1.02(3H,s,
【式】) 1.37(3H,d,J=7.0Hz,CH3−CH) 1.39(3H,s,
【式】) 1.44(3H,s,
【式】) 2.03(3H,s,CH3CO) 2.42(2H,t,J=6.5Hz,NH−CH2−CH2
−CO) 2.70〜3.80(11H,m,C−4H2,C−6H,
S−CH2−CH2−NH,NH−CH2−CH2
CO,O−CH2−C) 4.00(1H,s,
【式】) 4.10〜4.45(1H,m,C−5E) 5.00〜5.40(2H,m,C−8H,CHH−Ar) 5.41(1H,d,J=14.0Hz,CHH−Ar) 6.50(1H,br,NH) 6.90(1H,br,NH) 7.57(2H,d,J=8.0Hz,Ar・) 8.13(2H,d,J=8.0Hz,Ar・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 で示される化合物並びにその塩及びエステル。 2 該塩がナトリウム塩である特許請求の範囲第
    1項記載の化合物。
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